カラー原稿の 配色 は白黒コピーされても良いよう にしましょう。
卒業論文、修士論文、博士論文、学術論文、特許明細書などでは、 図面、図表、 図形 の表現が併用されます。 グラフ、 回路図、フローチャート、 写真、 イラスト(ロゴ、アイコン、アバター)、 地図などがあります。 3Dも図面です。 数式、 化学式、反応式などの 式も図面として、本文とは別に扱われます。
学術的な性質を有する 図面、 図表、 図形、音楽、 講演、 映画、 写真、建築、プログラムは、 著作権法 に定められた著作物です。 引用する場合は、慣例に従い、転載する場合は、転載許諾をとりましょう。 法令順守は研究 倫理 です。
分類 | |
---|---|
文芸 | 小説、脚本、 論文 、 講演 その他の言語の著作物。 編集の創作性がある場合、編集著作物として保護されます。新聞,雑誌,百科事典等。 講演 は、言語の著作物として保護され口述権が保護されます。 映画の著作物は、固定されることが求められますが、 講演は、口述のみで保護されます。 |
学術 | 地図 又は学術的な性質を有する図面、 図表、 模型その他の 図形の著作物 |
美術 | 絵画、版画、彫刻 |
写真 | 写真。 記録された画像は、著作物です。 |
建築 | 建築 |
音楽 | 楽譜、演奏。 記録された 音声は、著作物です。 |
舞踊又は無言劇の著作物 | 舞踊又は無言劇の著作物 |
映画 | 映画の著作物。 映画の著作物は、固定(記録)されることが求められます。 動画は、映画の著作物です。 |
プログラム | プログラム の著作物 |
著作権法より
(著作物の例示)
第十条 この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである。
- 一 小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
- 二 音楽の著作物
- 三 舞踊又は無言劇の著作物
- 四 絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物
- 五 建築の著作物
- 六 地図 又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物
- 七 映画の著作物
- 八 写真の著作物
- 九 プログラムの著作物
思想又は感情は含まれていますか? 単なるデータは、ダメです。 表現したモノです。考えているだけ、感じただけ、アイデアだけ、ではダメです。 創作的なので、模倣はだめです。もちろん 盗用は、もってのほかです。 工業製品等は、文芸、音楽、美術、学術ではないのでダメです。 工業製品等の知的財産権は、特許を申請して、政府の保護を受けます。
著作権は、 知的財産権 です。 著作権は、著作者に帰属します。 著作権のうち、著作財産権を、出版社に許諾することができます。 出版社が、 出版権 を設定した場合、出版社は、著作者を含む他の許諾に対する損害請求できます。 この場合、出版社による 排他的独占的著作財産権の占有となります。
表面技術協会の例高圧ガスの分類 | ガスの名称 | 性質 |
原料
/製法 |
🚂
製品
/用途 |
---|---|---|---|---|
🏞 酸素ガス | 酸素 | 🏞 空気 | 製鉄 | |
🏞 水素ガス | 水素 | 燃 | LNG | |
🏞 液化炭酸ガス | 二酸化炭素 | 消火 | ||
🏞 液化アンモニアガス | アンモニア | 燃 毒 | 🏞 空気 | |
🏞 液化塩素ガス | 塩素 | 毒 | 🏞 海水 /電解 | |
アセチレンガス | アセチレン | 燃 | 溶接 | |
可燃性ガス | プロパン | 燃 | 🏞 石油 | 🚂 燃料 |
可燃性・毒性ガス | 可燃性・毒性ガス | 燃 毒 | ||
毒性ガス | 毒性ガス | 毒 | ||
その他のガス | アルゴン |
事故が起きた後で調査をしてみると、「無理をした」「油断をした」「 知らなかった」「教わらなかった」など、安全に対する心構えの不備な事例が意外に多い 2 ) 📥 。
ボンベの 色 や文字の 色 は、高圧ガス保安法で定められています。 * 誤った色使いは、事故の原因になります。 *
可燃性ガスと不燃性ガスでは、ねじの切る向きが違います。 *
化学工業では、気体を 圧縮して高圧ガスとして使います。 冷蔵庫やエアコンの冷媒や燃料のLPガスも高圧ガスです 3 ) 。
🔷 高圧ガスの取り扱いカラー原稿の 配色 は白黒コピーされても良いよう にしましょう。
まず図面の寸法と縦横比を決めます。
縦横比 | |
---|---|
1:1 | 正方形、 コールコールプロット、アイコン、家紋など |
白銀比 √2:1(1.4) | ルート長方形、 A版、B版 ランドスケープ、ポートレートいずれも。 たとえば A4版は(210×297mm)です。 2段組みで75mm(2.9インチ)程度、 1段全幅で170(6.6インチ)mm程度です。 論文、要旨、 グラフ * 製図など。 |
4:3(1.3) | VGAディスプレイ(640px×480px)、 35mmフィルム powerpoint(25.4cm×19.05cm) |
16:9(1.7) | 4K ,8Kディスプレイ スライドなど。 powerpoint(33.867cm×19.05cm) ランドスケープで使うと臨場感がある。 |
黄金比
約5:8(1.6)
91mm×55mm
|
名刺、クレジットカードなど。 ランドスケープ、ポートレートいずれも。 mybridge |
python で、 matplotlib .pyplotでは、図のサイズやアスペクト比は、 インチで指定します。 * 1インチは72ptです。
#A4 plt.rcParams['figure.figsize'] = [8.35 ,5.91 ] #[21.21cm, 15.00cm] plt.rcParams['font.size'] = 24 plt.rcParams['lines.linewidth'] = 1.5
plt.rcParams['figure.figsize'] = [15, 10] fig, axes = plt.subplots(figsize=(7,4))*
縦横比のオススメは、VGA(640×480=4:3)です。 縦横比のは、4:3(1.33:1)か16:9(1.78:1)が一般的です。 A版やB版は半分にしても縦横比が変わらないよう√2:1(1.33:1)です。 名刺などでは黄金比が使われます。 写真原稿などでは、広がりを表現するのに16:9を使うことがあります。
横位置(ランドスケープ)か縦位置(ポートレート)かを決めます。 スマホなどで表示する場合は、縦位置(ポートレート)の方が見やすいことがあります。 タテコミなどはその例です。 学術的なグラフは、横位置(ランドスケープ)が一般的です。
ポスターでは、A0版(841×1189mm)を、縦位置(ポートレート)で使います。
ポスター は、A4版 用紙(210 × 297) スライド(12 枚以内)にまとめてください。会場開催の場合の A0 判(841 × 1189)ポスターに 代わり,このスライドをポスターとする場合があります。 スライドは,標準サイズ 4︓3 としてください。
第三角法で描くのがいいでしょう。
機械製図では、A3版(297×420mm)を横位置(ランドスケープ)で使います。 尺度を決めたら、 下書きをするときに、輪郭線、中心マークなどを描きます。
中心線、外形線、かくれ線 の順に正確な線の太さで描く。寸法線、寸法補助線、引き出し線、参照線を描く。 寸法、寸法補助記号などを記入する。 輪郭線、中心マーク、部品欄、表題欄を描く。 5 ) 。
創作された設計図は、 図形の 著作物です * 。 工業上利用することができる工業製品の意匠は、意匠権として 知的財産権に含まれます。著作権は、著作物の成立で発生しますが、 意匠権は、特許権と同じく、特許庁に申請しなければ発生しません。
最近の論文は、A4版(210×297mm)が多いです。 A4版の論文の図面原稿は、2カラムで、1カラム幅か、2カラム幅です。 最近は印刷時に縮小しないカメラレディの原稿が多いので(昔は70%に縮小した)、 図版原稿は80mm程度の1カラム幅でそのまま作っていただいていいです。 フォントまでこだわる科学と技術のような出版社では、編集で図版原稿の文字打ち直しまでやりますが、 カメラレディ の場合は、こちらでフォントサイズを指定して文字を入れます。 あとから図面原稿を拡大縮小すると、線幅や文字サイズが想定する見栄え異なってしまうので、 文字も3.5mm幅(10ポイント)程度で書き込んでいただけるとありがたいです。
1カラム、80mm幅で製図した場合です。 640pxで画像を作った場合、1カラムを80mmとすると 3.5mmは、28px、 0.7mmは、5.6pxとなります。 0.3mmは、2.4pxとなります。
上の図を拡大すると下の図のようになって、かなり太い線になります。 また、破線などの長さも違ってきます。 最初から、図版サイズを意識して図を書きましょう。
2カラム、160mm幅で製図した場合です。 640pxで画像を作った場合、2カラムで160mmとすると 3.5mmは、14px、 0.7mmは、2.8pxとなります。 0.3mmは、1.2pxとなります。
13.卒業研究 (スライド)
製図(drawing)は工学部の基本。 外形線は太く0.7mm≒2pt以上で書きます(1.5ptぐらい)。 あいまいな線は描いてはいけません。 ほかの線は、0.5ptぐらいです。 Z8317-1:2008 によると矢印の末端記号は30°塗りつぶし矢,30°白抜き矢,30° 開き矢,90°開き矢,斜線(45°傾斜)と規定されており, 寸法数字の記述スペースから90°開き矢に近似される矢印記号に修正をしました. また,寸法数字ですが,最近の機械製図の教科書 6 ) や Z8317-1:2008 の例をみると,寸法数字はローマン体なので,イタリック体(斜体)からローマン体(立体) に修正しています.直径記号φは斜体のようです. html で描くときには svgなどのベクター形式を使います。 (工業技術基礎)
html で ホームページに描くときには SVG などのベクター形式や canvas 例 を使います。
言語 | 形式 | |||
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java script | canvas | png | インタラクティブ、 アニメーションが可能。 Webアプリ向け。 3次ベジェ曲線 実装。 | |
svg | svg |
|
htmlに埋め込み可能。 ベクトルグラフィックスに関する機能が豊富。 3次ベジェ曲線 実装。 viewBox=を設定することで、ワールド座標系でグラフィクス可能。 一旦、svgファイルにしてpptにインポートすれば、pngに変換可能。 asp(Basic、サーバーサイド)で記述することも可能。 | |
python | matplotlib | png |
ワールド座標系でグラフィクス可能。ビュー座標系 / スクリーン座標系への煩わしい変換から解放されます。 ベジェ曲線とか、コーディングが必要かも。 縦軸、横軸にTeXが使えるので超便利。 |
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svg |
matplotlibから
svgに出力するには、
plt.savefig('fig1.SVG') files.download("fig1.SVG") plt.show()のようにする。 * |
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PIL | png | Colaboからでは、img.show()ではなく、IPython.display のdisplay(img)を使うなど、ちょっと変則的。 | ||
OpenCV | png | グラフィックスというより画像処理向け。 Colaboからは、 matplotlib を使った出力になるので、ベクトルグラフィックスならば、matplotlib.patchesを使うのとあまり変わらないかも。 |
パースなどとも呼ばれます。三次元グラフィックス、3Dなどと呼ばれることもあります。
3D 3D分子模型も三次元グラフィックスで実現できます。紙模型を作って写真に撮影するのとどちらが理解が進むか。
電気回路を電気用図記号で表した図を回路図(circuit diagram)と言います。 svgで表現した図の内部にリンクを貼るにはxlink:href属性を指定します。
2024年11月21日の CO2 濃度は、 推定447ppm。 この100年間で、地球大気中の二酸化炭素の 濃度は1.4倍になった。 前史時代の二酸化炭素濃度は、280ppmでほぼ一定だった。 石炭 を使い始めた産業革命から指数的に増加を始めた。 石油を使い始めてからは指数項が加わった。
今、地球がヤバい。 脱炭素社会 には 再生可能エネルギー の活用が必須。そのためには、 電気エネルギーを 備蓄 する電池が必須なのだ。
下のダウンロードは 関口理希氏のCAD作品です。方眼紙が著作権法で定めた「思想又は感情を創作的に表現したもの」であるかどうかは疑問です。
縦軸と横軸には量記号と 単位 を明記します。 svgで表現した図の内部にリンクを貼るにはxlink:href属性を指定します。 svgの中ではvarタグが使えないようです。 tspan font-style = "italic"を指定します。 html中では意味的にiタグを使うよりvarタグを使った方が良いでしょう。 Microsoft ExcelやGoogle Sheetを使ってグラフを作る場合、凡例や有効数字が 学術的な図面にならないことがあるので手動で設定しましょう。
Google Chartを使ってグラフを作る場合、凡例や有効数字が 学術的な図面にならないことがあるので手動で設定しましょう。
表計算ソフトとプレゼンテーションソフトを組み合わせて作図するのもいいでしょう。
グラフの表し方写真は、 著作権法 に定められた著作物です。著作権は撮影者にあります。人物が写っているときの肖像権は被写体となった人にあります。 絵画などの著作物を撮影した場合、その著作物の著作権は移転しません。
日本写真家協会写真は表現力がある反面、伝えたい内容が不明瞭になることもあるので濫用は避け、本文中に説明を入れましょう。 顕微鏡写真ではスケールを入れましょう。原稿が拡大・縮小されることも多々あるので、倍率の表記だけでは不十分です。 縦横比を変えないようにしましょう。
カラー画像は、印刷物、ディスプレイによって色の表現が異なることに配慮しましょう。
原則、コピペはNGです。
学術的な性質を有する 図面、図表、 図形、音楽、講演、 映画、写真、建築、プログラムは、 著作権法 に定められた著作物です。 引用する場合は、慣例に従い、転載する場合は、転載許諾をとりましょう。 法令順守は研究 倫理 です。
著作権法より
(著作物の例示)
第十条 この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである。
- 一 小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
- 二 音楽の著作物
- 三 舞踊又は無言劇の著作物
- 四 絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物
- 五 建築の著作物
- 六 地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物
- 七 映画の著作物
- 八 写真の著作物
- 九 プログラムの著作物