カラー原稿の 配色 は白黒コピーされても良いよう にしましょう。
卒業論文、修士論文、博士論文、学術論文、特許明細書などでは、 図面、図表、 図形の表現が併用されます。 グラフ、 回路図、 フローチャート、 写真、 イラスト、 地図などがあります。 3Dも図面です。 数式、 化学式、反応式などの 式も図面として、本文とは別に扱われます。
分類 | |
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文芸 | 小説、脚本、 論文 、 講演 その他の言語の著作物。 編集の創作性がある場合、編集著作物として保護されます。新聞,雑誌,百科事典等。 講演 は、言語の著作物として保護され口述権が保護されます。 映画の著作物は、固定されることが求められますが、 講演は、口述のみで保護されます。 |
学術 | 地図 又は学術的な性質を有する図面、 図表、 模型その他の 図形の著作物 |
美術 | 絵画、版画、彫刻 |
写真 | 写真。 記録された画像は、著作物です。 |
建築 | 建築 |
音楽 | 楽譜、演奏。 記録された 音声は、著作物です。 |
舞踊又は無言劇の著作物 | 舞踊又は無言劇の著作物 |
映画 | 映画の著作物。 映画の著作物は、固定(記録)されることが求められます。 動画は、映画の著作物です。 |
プログラム | プログラムの著作物 |
思想又は感情は含まれていますか? 単なるデータは、ダメです。 表現したモノです。考えているだけ、感じただけ、アイデアだけ、ではダメです。 創作的なので、模倣はだめです。もちろん 盗用は、もってのほかです。 工業製品等は、文芸、音楽、美術、学術ではないのでダメです。 工業製品等の知的財産権は、特許を申請して、政府の保護を受けます。
著作権は、 知的財産権 です。 著作権は、著作者に帰属します。 著作権のうち、著作財産権を、出版社に許諾することができます。 出版社が、 出版権 を設定した場合、出版社は、著作者を含む他の許諾に対する損害請求できます。 この場合、出版社による 排他的独占的著作財産権の占有となります。
表面技術協会の例高圧ガスの分類 | ガスの名称 | 性質 | 原料/製法 | 用途 |
---|---|---|---|---|
◇ 酸素ガス | 酸素 |
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空気 | 製鉄 |
◇ 水素ガス | 水素 |
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LNG | |
◇ 液化炭酸ガス | 二酸化炭素 |
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消火 | |
◇ 液化アンモニアガス | アンモニア |
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空気 | |
◇ 液化塩素ガス | 塩素 |
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海水 /電解 | |
アセチレンガス | アセチレン | 燃 | 溶接 | |
可燃性ガス | プロパン | 燃 | 石油 | 燃料 |
可燃性・毒性ガス | 可燃性・毒性ガス | 燃 毒 | ||
毒性ガス | 毒性ガス | 毒 | ||
その他のガス | アルゴン |
可燃性ガスと不燃性ガスでは、ねじの切る向きが違います。 *
カラー原稿の 配色 は白黒コピーされても良いよう にしましょう。
まず図面の寸法と縦横比を決めます。
縦横比のオススメは、VGA(640×480=4:3)です。 縦横比のは、4:3(1.33:1)か16:9(1.78:1)が一般的です。 A版やB版は半分にしても縦横比が変わらないよう√2:1(1.33:1)です。 名刺などでは黄金比が使われます。 写真原稿などでは、広がりを表現するのに16:9を使うことがあります。
横位置(ランドスケープ)か縦位置(ポートレート)かを決めます。 スマホなどで表示する場合は、縦位置(ポートレート)の方が見やすいことがあります。 タテコミなどはその例です。 学術的なグラフは、横位置(ランドスケープ)が一般的です。
ポスターでは、A0版(841×1189mm)を、縦位置(ポートレート)で使います。
機械製図では、A3版(297×420mm)を横位置(ランドスケープ)で使います。 尺度を決めたら、 下書きをするときに、輪郭線、中心マークなどを描きます。
最近の論文は、A4版(210×297mm)が多いです。 A4版の論文の図面原稿は、2カラムで、1カラム幅か、2カラム幅です。 最近は印刷時に縮小しないカメラレディの原稿が多いので(昔は70%に縮小した)、 図版原稿は80mm程度の1カラム幅でそのまま作っていただいていいです。 フォントまでこだわる科学と技術のような出版社では、編集で図版原稿の文字打ち直しまでやりますが、 カメラレディ の場合は、こちらでフォントサイズを指定して文字を入れます。 あとから図面原稿を拡大縮小すると、線幅や文字サイズが想定する見栄え異なってしまうので、 文字も3.5mm幅(10ポイント)程度で書き込んでいただけるとありがたいです。
第三角法で描くのがいいでしょう。
1カラム、80mm幅で製図した場合です。 640pxで画像を作った場合、1カラムを80mmとすると 3.5mmは、28px、 0.7mmは、5.6pxとなります。 0.3mmは、2.4pxとなります。
上の図を拡大すると下の図のようになって、かなり太い線になります。 また、破線などの長さも違ってきます。 最初から、図版サイズを意識して図を書きましょう。
2カラム、160mm幅で製図した場合です。 640pxで画像を作った場合、2カラムで160mmとすると 3.5mmは、14px、 0.7mmは、2.8pxとなります。 0.3mmは、1.2pxとなります。
13.卒業研究 (スライド)
製図(drawing)は工学部の基本。 外形線は太く0.7mm≒2pt以上で書きます。 あいまいな線は描いてはいけません。 Z8317-1:2008 によると矢印の末端記号は30°塗りつぶし矢,30°白抜き矢,30° 開き矢,90°開き矢,斜線(45°傾斜)と規定されており, 寸法数字の記述スペースから90°開き矢に近似される矢印記号に修正をしました. また,寸法数字ですが,最近の機械製図の教科書や Z8317-1:2008 の例をみると,寸法数字はローマン体なので,斜体からローマン体 に修正しています.直径記号φは斜体のようです.
html で ホームページに描くときには SVG などのベクター形式や canvas 例 を使います。
パースなどとも呼ばれます。三次元グラフィックス、3Dなどと呼ばれることもあります。
分子模型も三次元グラフィックスで実現できます。紙模型を作って写真に撮影するのとどちらが理解が進むか。
電気回路を電気用図記号で表した図を回路図(circuit diagram)と言います。 svgで表現した図の内部にリンクを貼るにはxlink:href属性を指定します。
2022年7月3日の CO2濃度は、 推定439ppm。 この100年間で、地球大気中の二酸化炭素の濃度は1.4倍になった。 前史時代の二酸化炭素濃度は、280ppmでほぼ一定だった。 石炭 を使い始めた産業革命から指数的に増加を始めた。 石油を使い始めてからは指数項が加わった。
今、地球がヤバい。 脱炭素社会 には 再生可能エネルギー の活用が必須。そのためには、電気を 備蓄 する電池が必須なのだ。
下のダウンロードは 関口理希氏のCAD作品です。方眼紙が著作権法で定めた「思想又は感情を創作的に表現したもの」であるかどうかは疑問です。
縦軸と横軸には量記号と 単位 を明記します。 svgで表現した図の内部にリンクを貼るにはxlink:href属性を指定します。 svgの中ではvarタグが使えないようです。 tspan font-style = "italic"を指定します。 html中では意味的にiタグを使うよりvarタグを使った方が良いでしょう。 Microsoft ExcelやGoogle Sheetを使ってグラフを作る場合、凡例や有効数字が 学術的な図面にならないことがあるので手動で設定しましょう。
Google Chartを使ってグラフを作る場合、凡例や有効数字が 学術的な図面にならないことがあるので手動で設定しましょう。
表計算ソフトとプレゼンテーションソフトを組み合わせて作図するのもいいでしょう。
写真は、 著作権法 に定められた著作物です。著作権は撮影者にあります。人物が写っているときの肖像権は被写体となった人にあります。 絵画などの著作物を撮影した場合、その著作物の著作権は移転しません。
日本写真家協会写真は表現力がある反面、伝えたい内容が不明瞭になることもあるので濫用は避け、本文中に説明を入れましょう。 顕微鏡写真ではスケールを入れましょう。原稿が拡大・縮小されることも多々あるので、倍率の表記だけでは不十分です。 縦横比を変えないようにしましょう。
カラー画像は、印刷物、ディスプレイによって色の表現が異なることに配慮しましょう。
原則、コピペはNGです。
学術的な性質を有する 図面、図表、 図形、音楽、講演、 映画、写真、建築、プログラムは、 著作権法 に定められた著作物です。 引用する場合は、慣例に従い、転載する場合は、転載許諾をとりましょう。 法令順守は研究 倫理 です。
著作権法より
(著作物の例示)
第十条 この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである。
- 一 小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
- 二 音楽の著作物
- 三 舞踊又は無言劇の著作物
- 四 絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物
- 五 建築の著作物
- 六 地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物
- 七 映画の著作物
- 八 写真の著作物
- 九 プログラムの著作物
准教授
伊藤智博山形大学 大学院 理工学研究科C1ラボラトリー ( 仁科・伊藤(智)研究室) 〒992-8510 山形県 米沢市 城南4丁目3-16 3号館(物質化学工学科棟) 3-3301 Tel: 0238-26-3753 URL: http://c1.yz.yamagata-u.ac.jp/ |