仮にお店に行って、ノートがふたつ売っていたと思ってください。 ひとつは、何も書いてない新品のノート。もうひとつは、使い古しの何かいっぱい書かれたノート。 あなたはどちらを買いますか?ふつうは、新しいノートを買いますね。
でも、使い古しの何かいっぱい書かれたノートには、とてつもなく素晴らしいことが書いてあるかもしれません。 とはいっても、忙しいあなたには、たくさんあるノートをじっくり吟味するひまはありません。 やっぱり新しいノートを買いますね。
でも、でも、ですよ。ノートの背表紙に何か素晴らしいことを連想させる題目が書いてあったらどうでしょう。 あなたは、新しいノートを買うかわりに、題目のついた何かいっぱい書かれたノートを買うかもしれません。
論文の題目、タイトルと言い換えても構いませんが、それはそういう役目を果たします。 だから論文の内容にふさわしい題目を吟味するのが良いのです。 あなたの論文の価値を読者に伝えるはじめの手がかりとするために。
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