HOME 教育状況公表 令和2年11月26日

学会発表タイトルを決めよう

卒業研究 WebClass Syllabus 54299 Files 研究テーマ 通年・金曜日 C1 3-3301へ入室

山形大学  工学部  化学・バイオ工学科  仁科辰夫・伊藤(智)研究室

やりたいことをやれ。と言われて、意気揚々と研究できるのは幸運です。

やりたいことをやってきたように思っていても、いざ自由に研究していいよと言われても、具体的に何から手をつけていいのかわからないというのが普通ではないでしょうか。

そんなときは先人の足跡を辿ってみるというのがひとつの方法です。

身近な先人として直近の卒業生の卒業論文を学会発表にしてみるというのはどうでしょうか。 これは、小説を映画化する作業に似ています。 文字で書かれた内容を、話し言葉と映像で表現するのです。 学会発表には発表時間に限りがありますから、まずは、卒業論文の内容を読み込み、どこを話題の中心にするか決めましょう。 そうしたら、その話題にふさわしい題目をつけます。 題目は、その内容の名前みたいなものですから、内容を端的に表すようにキーワードを選んで、長くなりすぎないようにつけましょう。

科学が今日のように発達して来ると、専門の分野が、非常に多岐に分れて、研究の方法も、千差万別の観を呈している。事実、使われている機械や、研究遂行のやり方を見ると、正まさに千差万別である。しかしそれらの研究方法を概観すると、二つの型に分類することができる。

その一つは、今日精密科学といわれている科学のほとんど全分野にわたって、用いられている研究の型である。問題を詳細に検討して、それを分類整理し、文献をよく調べて、未知の課題を見つける。 このいわゆる研究題目が決まると、それについて、まず理論的な考察をして、どういう実験をしたら、目的とする項目についての知識が得られるかを検討する。 そして実験を、そのとおりにやって、結果を論文として 報告する。

こういう種類の研究で、一番大切なことは、よい研究題目を見つけることである。それが見つかれば、あといろいろと工夫をして、その問題を解いて行けばよい。比較的簡単に解ける場合もあろうし、非常に困難な実験をしなくてはならない場合もあろう。しかしいずれにしても、犯人は分っていて、それを捕えるという場合に似ている。相手が鼠ねずみ小僧や石川五右衛門いしかわごえもんのような場合には、非常に複雑で困難な実験を必要とする。こそ泥くらいならば、ちょっとした実験ですぐ分る。いずれにしても、犯人が分っていて、それを捕えるのに難易があるのであるから、これは警視庁型といった方がよいであろう。

ところが、これに反して、犯人の名前が分らないばかりでなく、犯人がいるかいないかも分らない場合もある。アマゾンの上流、人跡未踏の土地へ分け入った生物学者の場合がそれである。どんな珍奇な生物がいるかもしれないし、またいないかもしれない。この場合も、探すのであるが、その探すという意味が、犯人を捜索する場合とは大分ちがっている。思いがけない新種の発見は、アマゾンの上流だけに限らず、物理の実験室の中にもある。そういう新種を探すようなやり方の研究を、アマゾン型の研究と呼ぶことにする。アマゾン型の研究の特徴は、いるかいないか分らない新しいものを探すのであるから、題目が与えられるのではなく、「地域」が与えられるのである。生物の新種発見の場合ならば、この「地域」は、アマゾンの上流であるが、物理学の場合は、それはどこでもよい。自然界にあるすべての物質と勢力とが対象であるから、自然界の全部が、その「地域」である。

中谷宇吉郎、比較科学論より

学会発表タイトル

日本化学会電気化学会、表面技術会、電池討論会

先輩たちの卒論をまとめたら、タイトルを決めます。 学会参加申し込み、タイトル申し込み、予稿提出、 発表の順番でいきます。 登壇に学会会員であることが求められる場合、先に会員になりましょう。最近は学会の登壇のためだけの大会会員というのもあるようです。

発表計画に先立って、共同研究などでは知的財産権の取り扱いについて検討する必要があります。

5月の連休が終わると、学会参加申し込み、タイトル申し込み、です。

予稿提出

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