HOME 教育状況公表 令和2年9月24日

06.未来へ向けて-地球温暖化と人口爆発-

山形大学  理工学研究科(工学系)  化学・バイオ工学科  會田忠弘・ 立花和宏

技術者倫理 WebClass syllabus 57420 C1 木曜日3・4( 中示範B)

SDGs(エスディージーズ)

ピコ太郎×外務省~PPAP~

地球規模の環境問題や資源問題については国境が存在しない。 政府による警察権を発動しようとすると、国際紛争になりかねない。 アナーキーな状態で、いかに囚人のジレンマと向き合うか。 まさに技術者としての倫理が求められる。

  • コラム12:国連の持続可能な開発目標(SDGs), p.142
    近畿化学協会・工学倫理研究会. 技術者による実践的工学倫理第4版 . 化学同人,2006-4-20 ( 参照 2020-9-18 ) .
  • なぜそれをとりつくさなければならなかったのか?

    石器でマンモスを絶滅に追いやった人類、石器による農耕で森林を減少させた人類。


    石器が発明されてマンモスが絶滅したことで、現在誰か損害を被った人はいるのか?

    p.138 環境問題の原点

    産業革命 で石炭と鉄を大量消費

    材料の変遷

    人類はさまざまな材料を使い、道具を作り、文明を発展させてきた。 産業革命 によって動力を手に入れたあと技術の発展はさらに急激になった。


    熱機関が発明されたことで、現在誰か損害を被った人はいるのか?

    p.140 人口爆発
    世界の人口(出展:地球村―人口爆発

    ◆途上国の人口増加の原因は

    自給自足をしている社会では、人口は安定しています。 食料の生産・供給量以上に人口が増えることはないからです。 人口増加を起こしている国々は先進国の植民地だったか、現在先進国に「資源」や「換金作物」を輸出している国です。 貨幣が入ってきて一時的に食糧の供給が増え、人口も増えたのです。

    ※換金作物とは? コーヒー、紅茶、バナナ、ナタデココ、ゴム、小麦、綿、木材、石油、鉄、ダイヤモンドなど

    なぜそれを作らなければならなかったのか?

    人口ピラミッド


    教科書(まずは工場見学)に紹介されている工業製品をひとつ取り上げ、なぜ資源を消費してまでそれを作らなければならなかったのか議論してみよう。

    作った結果ほんとうに役に立ったのか?

    アニメ「君の名は」と国からの助成金。


    ゲームは純然たる娯楽であって、顧客は最終消費であり、生産性はない。
    長く遊べるのがお得なゲームという状態から拘束時間は増える。 ゲームに取り組んだ時間分学力と体力は当然落ちる。


    ポケモンGo!などのスマホゲームが発明されたことで、現在誰か損害を被った人はいるのか?

    宇宙船地球号

    p.158
    表1 技術者倫理・技術倫理が問われる場合
    技術者倫理と技術倫理が問われる場合。 代表的事例
    技術者個人の判断が問われる場合。
    1. 故意に危害を加えようとして技術を行使した場合 オウム真理教サリン事件
    4. 危険があるとの情報を得ながら、無視して技術を行使し、危害を及ぼした場合 サリドマイド事件、薬害エイズ事件、 チャレンジャー事故
    5. 危険があるとの情報を得ながら、無視して技術を行使し、危害を及ぼした場合 水俣病 アスベスト、カネボウ化粧品による白斑発症事件
    9. 必要な安全対策をとらずに技術を行使し、危害を及ぼした場合 インド・ボパール殺虫剤事故、エクスポランド・ジェットコースター事故
    11. 不適切な技術を行使したために危害を及ぼした場合。 核燃料工場臨界事故
    12. 危害を及ぼすことはなかったかが、法令違反を隠したことが明らかになった場合 原子炉トラブル隠し
    技術者個人の判断で対応できない場合。
    25. リスクの評価の誤りが重大な事故をもたらした場合 原子力発電
    26. 社会的な合意が不十分なまま、技術が行使されるのではないかとの危惧がもたれている場合 遺伝子操作技術、クローン技術
    27. 人類の活動が拡大しすぎたために、技術が危機をもたらしている場合。 地球温暖化
    28. 非人道的軍事目的に技術が行使される場合 核兵器、 生物化学兵器、対人地雷
  • 2. 技術者倫理が問われる場合, p.15
    近畿化学協会・工学倫理研究会. 技術者による実践的工学倫理第4版 . 化学同人,2006-4-20 ( 参照 2020-9-18 ) .
    1. 中村 収三 編著, 技術者による実践的工学倫理第2版 , 化学同人 , p.137 (2013).
    2. 松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版 , p.13 (2013).
    ©2020 Kazuhiro Tachibana

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    山形大学 准教授

    伊藤智博

    山形大学 大学院 理工学研究科
    C1ラボラトリー
    992-8510 山形県 米沢市
    城南4丁目3-16
    3号館(物質化学工学科 3-3301
    Tel: 0238-26-3753
    URL: http://c1.yz.yamagata-u.ac.jp/