避難訓練に参加し、改善点を提案しましょう。
まず、下記の総合防災訓練実施要項を読んでみましょう。 また、米沢キャンパス危機管理マニュアルを読んでみましょう。
12:03からの避難訓練は、全教職員・学生を対象の初動対応訓練ということになっています。
初動は次の通りです。 米沢キャンパス危機管理マニュアル
実施要領には、「※今回の訓練では、一斉避難訓練は行いません。」とありますが、 技術者倫理の履修者でこのテーマを選択する人は、実際に避難場所に移動して、 現場と現実を確認しましょう。 ( ※避難場所の現場で、現実を確認、 キャンパス長から講評を聴講することを求めています ) 研究室としての取り組みがある場合は、それに従っても構いません。
この避難訓練の問題点を挙げ、その改善点を提案してみましょう。 たとえば、強風、豪雨、猛吹雪の天候で、指定避難場所で想定される問題点、 あるいは、通路に地域住民があふれた場合の混雑、 火事泥棒のように見知らぬことにつけこんだ犯罪をどう防ぐか、なども考えてみましょう。
14:00からの消火器訓練では、訓練者は、事前連絡した希望者ということになっています。 実際の訓練に参加するのが理想ですが、 実際の訓練に参加せず、遠巻きの見学でも構いません。 可能であれば現場と現実を確認することを推奨します。 この消火器訓練の問題点を挙げ、その改善点を提案してみましょう。 安全ための消火器訓練より、授業や研究室を優先しなければならず、 安全第一が実行できていない場合は、その原因についても考察してみましょう。
百周年記念会館へ避難しましょう
下記は、上記容量からの抜粋です。
災害はいつ発生するかわかりません。大学、特に工学部などの理系学部に おいては深夜、休日であっても学生のみでの実験研究が行われている場合が 少なくありません。そういったことから、大学での防災訓練は小中高校で行 われている教職員による誘導形の一斉避難訓練では不十分と考えられます。 そこで今回の訓練においては、東日本大震災での経験を活かし、地震発生 及び連鎖災害の発生を具体的に想定することで、特に研究室所属学生を対象 に学生個々の自らの防災行動・判断力の醸成を促すこととし、また非常放送 など連絡通報の初動対応の構築・確認を目標とします。
実際に行っていないいないことの報告(ねつ造)、他人の報告書の 盗用などの不正行為は、絶対にしないでください。
課外 報告書 は、感想文ではありません。 データ の提示方法を工夫することで、 共著者の役割 の感情や思想を創作的に表現してください。 データ は、単なる実験事実や科学的数値です。 しかし、結果は、 著者による創作的な表現であり、 著作物です。
課外報告書は、学習保証時間8時間を要件とします。 期末にWebClassに提出する 成績評価申請書には、主題の決定から、脱稿までの、それぞれに要した時間も含めてください。 データは、三現主義(現場・現物・現実)にのっとって収集してください。
学校教育法第百十三条に、 「大学は、教育研究の成果の普及活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。」 とあります。
提出して終わり、ではもったいありません。 評価のための提出ではなく、誰かを笑顔にする取り組みにしてみませんか?
取り組んだ内容について、ぜひ、友人、知人、家族など広く伝えて役立てましょう。 また、意見やアドバイスを積極的に取り入れましょう。 査読された内容ではありませんが、 SNSなどで伝えていくこともいいでしょう。 ホームページで公表することも推奨します。 そのやり方は、 情報処理概論の演習を活用してください。 公表にあたっては、ネットストーキングの被害などから身を守る工夫をしましょう。
評価のために提出するだけでは、それを誰かが複製して利用することはありません。 複製して利用する価値があるとき、複製する権利は、著者にあり、それを著作権と言います。
評価を得るために他人の著作物を複製行為は、著者の著作権の侵害となります。 また評価をえなかったとしても、他人の著作物の剽窃行為は、倫理的にいかがなものかと思います。
課外報告書に取り組むにあたって、複数人で取り組むことはかまいません。コミュニケーションをとって、チームとしてプロジェクトに取り組んでください。
報告書は、個人の著作物です。 協働でテーマに取り組んでも、ひとりひとりが独立に報告書を作成し、提出してください。
複数人で取り組んだことを明らかにするため、共著者として、共同研究者を書いてください。執筆者(提出者)を筆頭著者としてください。 共著者の役割を明らかにしてください。
慣例にしたがう引用は、かまいませんが、自分が執筆した部分と、共同研究者の著作から引用した部分が、区別できるようにしてください。その部分を、実際に誰が執筆したのか、明らかでないような、引用の仕方(コピペされているのに、誰が書いたかわからないような状態)は、ご遠慮ください。
図や写真は、独立した著作物とみなされます。その場合は、引用ではなく転載となります。たとえば、写真は撮影者に著作権があります。許諾をとったうえで、自分以外の共同研究者が撮影した写真を掲載する場合は、著作権のクレジットを明記してください。もちろん、協働制作物を、それぞれが写真に撮影した場合は、それぞれが、それぞれの写真の著作権を持ちますので、クレジット表記は必要ありません。
著作物とは、著者の感情や思想を、創作的に表現したものです。それを踏まえて、報告書を作成してください。
項目 | 説明 | 事例 |
---|---|---|
捏造 (fabrication) | 実験していない データ を、でっちあげて、あたかも実験した データ のように表現してはいけません | ディオパン事件 5 ) 6 ) |
改ざん (falsification) | ||
盗用・剽窃 (plagiarism) | 他人の 論文 やアイディアなどを無断でコピペしてはいけません。 デジタル技術の発達で、コピペが簡単になった分、盗用も簡単になりました。 たとえ、自分の既発表 論文でも、 引用 7 ) ではなくそのまま流用すると「自己剽窃」です。 図表 は、引用ではなく、転載なので原則として、転載許諾が必要です。 | |
二重投稿 | 一度、公表した内容を使いまわしてはいけません。 | |
不適切な オーサシップ | 貢献していないのに、 著者として名を連ねてはいけません。 名義貸しです。名義借りはだめです。 他人の 論文や報告書を、代筆していけません。 * | |
査読不正 | 著者が、匿名査読者になりすまして査読してはいきません。 匿名査読者を特定し、査読に影響を与えてはいけません。 査読者が、査読中の論文の内容を、自分の内容として公表してはいけません。 ハゲタカジャーナル、ハゲタカ学会に投稿してはいけません。 | |
不正行為の証拠隠滅 | 不正行為があったことの証拠を隠滅したり、立証を妨害してはいけません。 |
課外報告書の配点は一律10点加点です。
単位数を2単位とすると、2×30時間が標準学習保証時間です。 最低学習保証時間のほかに、取り組んだ内容1件につき一律10点加点します。 2×30時間を100点満点とし、そこから最低学習保証時間を差し引いて、10点で割ると、 課外報告書の標準的な学習時間が計算できます。 つまり、課外報告書の学習保証時間は、8時間(約1日)です。 十分な時間をかけていない報告書の提出は、不正行為として扱うこともあります。 また課外報告書は、教室でやれない課外活動の報告です。 現場・現実・現物などの実態を伴っていない報告書の提出は、不正行為として扱うことがあります。
予習報告書は、課外報告書として申請できます。 設問ごとに別々の報告とすることはできません。その場合は、二重投稿(自己盗用)の不正行為として扱うことがあります。
成績評価申請書 では、書誌情報、課外報告書の要旨(アブストラクト)、費やした時間(学習保証時間)、かかったコスト、現場・現実・現物のエビデンスなど指定された要件を申告してもらいます。
2024年1月21日 松木健三名誉教授がご逝去されました。