表
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電子軌道(オービタル)とエネルギー準位
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電子軌道の種類
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対象
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軌道の数
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フェルミ準位
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原子軌道(AO)
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s,p,d,f
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原子に属する
電子の個数の半分程度
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分子軌道(MO)
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σ、π、δ
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分子に属する
原子の電子の個数の半分程度
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HOMO、LUMO
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バンド
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固体に属する原子の数(アボガドロ数)程度
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価電子帯、導電帯
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放電管に
水素をわずかに入れ(ガイスラー管程度、低真空=10−3 atm(100 Pa))放電すると、水素分子は、水素原子(プロトン)と電子に電離したプラズマとなり、
水素原子特有の光を発します。
これを分光器で分光すると、
赤と
シアンの
線スペクトルが観察されます。
これは、水素原子の中の電子が、とびとびのエネルギーしか許されないことを表しています。
このとびとびをエネルギー準位と言い、それぞれのエネルギー準位で電子が存在しうる場所を、原子軌道(AO)と言います。
ふたつの水素原子が結合すると(共有結合)、水素分子となります。原子軌道とは、別の軌道が新たに生まれます。その軌道を分子軌道(MO)と言います。
たとえば、s軌道から生まれた分子軌道はσ軌道と言い、p軌道から生まれた分子軌道はπ軌道と言います。
たくさんのナトリウム原子が結合すると(
金属結合)、ナトリウム金属(固体結晶)となります。
原子軌道とは、別に生まれた軌道は、たくさんあり、それらを総称してバンド(帯)と呼びます。
固体全体につながっているバンドにも電子が存在し、それらを自由電子と言います。
たくさんのナトリウムイオンと塩素イオンが結合すると(
イオン結合)、塩化ナトリウム(固体結晶)となります。
原子軌道とは、別に生まれた軌道は、たくさんあり、それらを総称してバンド(帯)と呼びます。
固体全体につながっているバンドには電子がは存在しません。
電子が存在するバンドと固体全体につながっているバンドのエネルギーの差をバンドギャップと言います。
✍ 234
共有結合の黒鉛が電気を流す理由を考えよう
✍ 184
量子化学計算ソフトを使って酸化還元電位を議論してみよう