🏠 🔋C1 Laboratory
令和8年7月15日 (水)

液体

液体の水を加熱すると、沸点で水蒸気になります。

液体は、応力で変形する 流体です。 粘性の小さな液体は、すぐに重力で変形して容器の下に溜まります。


導電率の大きな電解液

  1 導電率 の大きな 電解液
材料 導電率 / S/m 抵抗率 / Ω・m
1M KCl aq 11.00 0.09
0.1M NaOH aq 1 ) 2.20 0.45
1M LiPF6/PC+DME(1:1mol) 2 ) 1.59 0.63
3.5wt%食塩水( 🏞 海水) 3 ) 4.00 0.25
水道水 4 ) 0.01 100.00

電解液( 電解質) は イオン 電導 です。自由電子による 金属電子 電導 に較べて導電率は8桁ほど小さくなります。 電池内部抵抗を減らすには、 電極面積 を増やし、電極間距離を縮め、導電率の高い電解液を使います。

導電率は 物性値なので、材料の形状によりません。 かたや形状のない材料などありません。

数式- 8

蒸留塔の理論段数

  1 蒸留塔の理論段数
© 2024 K.Tachibana * , C1 Lab.

原油の分留に使う 連続 蒸留 装置の理論段数は、階段作図(マッケーシーブ-シール法)で求めます 5 )


状態図

010020030040050060070080025002000150010005000 温度 T / K 圧力 p / Pa
  2 状態図
© 2023 K.Tachibana * , C1 Lab.

1成分系では、相律においてn=1であるから、F=3-pで、自由度の最大値は2となります。 F=2のときに変えられるのは、温度圧力です。 よって、1成分系では、 温度圧力によって、物質が 固体液体気体、超臨界流体のいずれの 状態を示した図を 状態図(Phase Diagram) と言います 6 ) 固体 に複数の結晶系があるとき、多形(Polymopism)と言います。

2成分系では、自由度の最大値は3となります。 鉄ー炭素系平衡状態図などは、よく使われます。

気体液体などを 流体と言います。


物質の状態

  2 物質状態
状態 密度 粘性/弾性 物質(材料)の例 コメント
超臨界流体 密度大 粘性 ボンベの中、火力発電の ボイラー、ハーバーボッシュ法の反応器
気体 密度小 粘性 🏞 空気 水素 アンモニア 蒸気
液体 密度大 粘性 水、海水 石油 スラリー
固体 密度大 弾性 金属材料 鉄鋼 非鉄金属(銅・ アルミニウム
石炭 セラミックス(ガラス、 陶磁器木材 プラスチック
材料として使う

気体や液体のような 流体は、備蓄や輸送にタンクやパイプの設備を必要とします。

レオロジー

液体を気体にしたり、気体を液体にするには、加熱や加圧と言った、 単位操作が必要です。 たとえば、水から温水や水蒸気を作る ボイラーで加熱します。

👨‍🏫 化学エネルギーから化学エネルギーへの変換

熱力学的状態量

  3 熱力学的状態量
物理量 / 単位 説明 応用例
質量 m 天秤計測 します。
物質量 n 物質量を直接計測するのは困難なので、 固体液体は、質量を 計測 し、式量から換算します。 液体や 気体は、体積を計測 します。
分率 ni
⚖️ 圧力 p,P 圧力計計測 します。
温度 T 温度計計測 します。
体積 V 液体は、液位を液位計計測 します。
熱量 q
比熱容量 CV CV= δq dT = ( E T ) V
エンタルピー H H=E+pV
エネルギー E,U
エントロピー S
⚖️ ギブス自由エネルギー G
G=H-TS
G= G T ,p ,ni

熱力学は、 平衡論です。

熱力学では、物質と 性質を関連させます。 状態量は、性質状態数量的な表現です。

p V = n R T
気体の状態方程式

工業化学の原料となる物質資源と工業製品

  4 工業化学 の原料となる物質 資源 と工業製品
分野 状態 🏞 原料 🚂 製品 環境
無機工業化学 気体 🏞 空気 ( 大気 ) アンモニア🚂 肥料・酸素 地球温暖化ガス
液体 🏞 水資源 ・ 🏞 海水 食塩・ 苛性ソーダ・ 塩素・ 水素 排水
固体 鉱物 金属( 🚂 鉄鋼
アルミニウム )・セラミックス 🏞 フロン *
有機工業化学 気体 LNG 水素エチレン フロン
液体 🏞 石油 水素エチレン ・酢酸ビニル
固体 石炭 水素鉄鋼 炭素材料

天然資源 には、物質資源、 エネルギー資源、情報資源があります。

工業化学のうち、 炭素資源化石燃料 )を原料とするものを有機工業化学と言います。


容器

  5 容器
材料 用途 特徴 スケール
セラミックス 土器
甕( 陶磁器 ろくろによる成型、焼成
木材 樽、 鋸、鉋による切削加工
鉄鋼 茶釜 レトルト釜 ステンレス槽 スチール缶 ガスボンベ
アルミニウム アルミ缶
ガラス びんガラス器具
プラスチック PETボトル
複合材料 FRPタンク 反応槽

気体液体流体粉体 といった形の定まらない物質を を保持するには 固体材料で成型された容器が必須です。

狩猟時代にどんぐりを火で煮た土器が容器の始まりと言えます。 平安時代には貯蔵に使われると発酵のための甕が使われます。 戦国時代には鋸で桶による量産ができるようになります。 近代では ステンレスのタンクが使われるようになります。 現在では、プラスチック容器も使われます。


参考文献

False
無機工業化学


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