衣料品に主に使われている麻の繊維と言えば、亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)、大麻(ヘンプ)の三つです。麻は植物の茎のじん皮部から採取される植物繊維で、主成分はセルロースです。麻は吸湿性が高く、肌に触れたときに涼しく感じるので、春夏物衣料に多く使用されています。
高校の日本史教科書には、室町時代の農業の発達のあたりで、手工業の原料として桑・楮・漆・藍・茶などとともに、この「からむし」の栽培が盛んになった、などと書いてあります。16世紀以降国内で木綿栽培が盛んになり、広く木綿が着られるようになる以前は、「布」と言えば麻(大麻・からむしなどをはじめとする麻の仲間の総称)のことを指し、庶民には一般的な衣服の材料でした。律令の「庸」という税は、布で代納もできましたが、これも麻布です。このように古くから栽培されてきた麻を材料に、奈良晒・越後縮・近江麻などの特産品が各地に生まれました。
米沢産地は、日本国内の繊維産地の中で最北の産地です。織物の素材は、青苧に始まり、絹・人絹・化学繊維と推移してきました。現在は、天然繊維と化学繊維の総合産地となっています。
江戸時代の初め、米沢ではすでに漆・桑・からむし(苧麻)・紅花などが栽培されていました。上杉氏が米沢に入部した慶長6年(1601)、上杉景勝の重臣直江兼続は、城下町の整備を行う一方で、これらの特産物を引き続き奨励し、藩の買上制としました。後の藩の専売制の始まりとなりました。青苧(からむしから取りだした繊維)は、初め南部藩に売り出され、後に藩の主要な特産物として奈良晒や越後縮の原料として、織物産地に売られていきました。
無機工業化学:トイレットペーパーがなくなったら?-パルプ、紙、繊維―. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=4234. (参照2014-08-26).
無機工業化学:四大文明と衣服. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=4627. (参照2017-11-26).
材料は、寸法に自由度があります。 それを実際に容器につめたり、パッケージングしたりしたものが サンプルです。
物質は、 温度や圧力 によって、様々な状態をとります。 物質が固体、液体、気体、 超臨界流体のいずれの 状態を示した図を 状態図と言います。 分子結晶は、昇華しやすく、 イオン結晶は、融点や沸点が高いです。
高圧ガスの分類 | ガスの名称 | 性質 | 原料/製法 | 用途 |
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◇ 酸素ガス | 酸素 |
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空気 | 製鉄 |
◇ 水素ガス | 水素 |
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LNG | |
◇ 液化炭酸ガス | 二酸化炭素 |
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消火 | |
◇ 液化アンモニアガス | アンモニア |
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空気 | |
◇ 液化塩素ガス | 塩素 |
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海水 /電解 | |
アセチレンガス | アセチレン | 燃 | 溶接 | |
可燃性ガス | プロパン | 燃 | 石油 | 燃料 |
可燃性・毒性ガス | 可燃性・毒性ガス | 燃 毒 | ||
毒性ガス | 毒性ガス | 毒 | ||
その他のガス | アルゴン |
可燃性ガスと不燃性ガスでは、ねじの切る向きが違います。 *