成分にZn(亜鉛)とMg(マグネシウム)を添加したアルミ合金で、熱処理を行うことで現存するアルミ合金中、最も高い強度を得ることができます。この7000系の材料には、強度を高めたAl-Zn-Mg-Cu型の合金と、溶接構造用として用いられるAl-Zn-Mg型の合金があります。前者の代表的なものとしては、A7075(超々ジュラルミン)やA7N01(新幹線車両用)があり、この材料は600N/mm2もの強度を誇ります。溶接構造用の7000系材料は、Al-Zn-Mgの組成をもつ合金で、溶接に優れた材料として知られます。
出典:
アルミニウム 7000系(Al-Zn-Mg系:アルミ亜鉛マグネシウム合金)の種類と特性の一覧 1)