導電率は、 物性値です。 ベクトル量なので、導電異方性があれば、方向依存性があります。
導電率は、電流密度を電界の強さの比です。 電界の強さは電位勾配であり、電位勾配を見るには位置に対して電位を示した電位プロファイルが便利です。
また 導電率は、 移動度 と電荷密度の積です。 移動度は粘度に反比例し、 電荷密度は、イオンの濃度に比例します。
横軸に距離、縦軸に電位をとったグラフを 電位プロファイルなどと言います。 グラフの傾きは、 電界の強さを表します。
電解液( 電解質) はイオン電導です。自由電子による 金属の電子伝導に較べて導電率は8桁ほど小さくなります。 電池の内部抵抗を減らすには、 電極面積を増やし、電極間距離を縮め、導電率の高い電解液を使います。
導電率は 物性値なので、材料の形状によりません。 かたや形状のない材料などありません。
電線ばかりでなく、 電池の集電体にも使われます。 リチウムイオン電池の 集電体には、銅とアルミニウムが使われます。
金属は、 電解液 に較べると8桁ほど 導電率が大きいです。
拡散と対流は、イオン移動だけでなく物質移動でも起こります。拡散はイオン移動だけでなく 熱移動でも起こります。
物質の電気に関する物性は、導電率、誘電率、透磁率です。 このうち電解質の導電率は、イオンの濃度が濃い方が大きく、 移動度が大きい方が大きくなります。 粘度が小さいと移動度は大きくなります。 イオンの濃度が大きすぎると電離できなくなり、かえって導電率が小さくなります。 電解液の溶液抵抗は、セル定数と導電率で決まります。
🏞 アルミニウムの 抵抗率 ρ は、 2.655×10-6 Ω·mです。
黒鉛 の抵抗率は、面内で10-3Ωcmです。
🏞 水の 三重点 Ttp は、 273.16 Kです。
バルクには、少なくとも物性が定まる程度の寸法が必要です。 たとえば、原子内部などに、 物性を議論するのは無意味です。
水 の三重点は、物理定数です。
インピーダンスから界面特性値や物性値を推定するには、 セルの寸法が必要です。
電池 の劣化は、形状変化による 接触抵抗の増大です。
電池の発熱は、電流の二乗×内部抵抗。 発熱は、無駄な発電負荷であり、無駄な二酸化炭素の排出。 大型電池ほど、放熱が不利になり、熱暴走のリスクが高まります 電池の内部抵抗を下げることが、脱炭素社会への道。
過電圧(電圧降下)=活性化過電圧+濃度過電圧+抵抗過電圧(溶液抵抗+接触抵抗)
書きかけです