⇒#143@物理量;
⚖️
電池容量
【物理量】電池容量⇒#143@物理量;
電池容量 Q / mA・h
電池容量の大綱となる
物理量は、電気量です。
内部抵抗 R 〔Ω〕が大きいと電圧降下 VIR 〔V〕が起こりカットオフ電圧 V 〔V〕で電池容量が左右されることもあります。
充填された活物質の量によって決まります。
電気エネルギー E 〔J〕=起電力 E 〔V〕×電池容量 Q 〔mA・h〕
【関連書籍】【図解】電池のはなし(目次)目次
電池はこうして生まれてきた1)
電池といってもいろいろある
一次電池のしくみ
二次電池の代表選手たち…鉛蓄電池とニッカド蓄電池、ニッケル・水素蓄電池
リチウムイオン蓄電池とその他の二次電池2)
・ナトリウム・硫黄電池
・ナトリウム・金属塩化物電池
燃料電池のはなし
物理電池の世界…太陽電池、原子力電池、熱電池
付録
出典:
【図解】電池のはなし(目次)
(池田宏之助・武島源二・梅尾良之. 【図解】電池のはなし. 日本実業出版社, . ) 1)
https://edu.yz.y…
電池容量を求める計算式
電池容量の細目となる
物理量
材料
の電池容量
物理は自然を測る学問。物理を使えば、
いつでも、
どこでも、みんな同じように測れます。
その基本となるのが
量と
単位で、その比を数で表します。
量にならない
性状
も、序列で表すことができます。
物理量は単位の倍数であり、数値と
単位の積として表されます。
量と
量との関係は、
式で表すことができ、
数式で示されます。
単位が変わっても
量は変わりません。
自然科学では数式に
単位をつけません。
そのような数式では、数式の記号がそのまま物理量の量を表す方程式を量方程式と言います。
逆に数式の記号が数値を表す方程式を数値方程式と言います。
数値方程式では、記号の単位を示す必要があります。
SIの7つの定義定数と基本単位
表
2
.
基礎物理定数
物理量
|
|
記号
|
数値
|
単位
|
|
|
|
|
|
真空の透磁率
|
permeability of vacuum
|
|
4π
×10-2
|
NA-2
|
真空中の光速度
|
speed of light in vacuum
|
,
|
299792458
|
ms-1
|
真空の誘電率
|
permittivity of vacuum
|
ε
=
1/
μ
0
c
2
|
8.854187817...×10-12
|
Fm-1
|
電気素量
|
elementary charge
|
e
|
1.602176634×10-19
|
C
|
プランク定数
|
Planck constant
|
h
|
6.62607015×10-34
|
J·s
|
アボガドロ定数
|
Avogadro constant
|
|
6.02214086×1023
|
mol−1
|
ファラデー定数
|
Faraday constant
|
|
9.64853399(24)×104
|
C/mol |
ボーア半径
|
Bohr radius
|
|
5.2917720859(36)×10-11
|
m |
ボルツマン定数
|
Boltzmann constant
|
|
1.380649×10-23
|
J·K−1
|
水の三重点
|
triple point of water
|
|
273.15
|
K |
完全気体
(1bar,273.15K)のモル体積
|
molar volume ideal gas
(at 1bar and 273.15K)
|
|
22.710981(40)
|
L mol-1
|
カッコの中の数値は最後の桁につく標準不確かさを示す。
化学で使われる量・単位・記号
6
)
水
エネルギーとバルクの材料物性
バルクには、少なくとも物性が定まる程度の寸法が必要です。
たとえば、原子内部などに、
物性を議論するのは無意味です。
水
の三重点は、物理定数です。
物理量のテーブルを参照しています。
性状
量を単位と数の積であらわすことができたらラッキーです。
客観的な数を誰でも測定できるからです。
数を数字(文字)で表記したものが数値です。
数値は測定誤差ばかりでなく丸め誤差も含まれます。
だから0.1と表現されれば、
誰でも客観的な手段で、有効数字小数点以下1桁まで測定できることを意味します。
では、単位と数値を持たなければ量的な議論ができないのかと言えばそんなことはありません。
たとえば「イオン化傾向」というのがあります。
酸化還元電位ととても関係がありまが同じではありません。
酸化還元電位は単位と数の積で表現できます。
でもイオン化傾向、それぞれに数はありません。
でもイオン化傾向が主観的なのかといえば、そうではなくかなり客観的なものです。
数がわかっていなくても順位がわかっているという場合もあるのです。
こういう特性を序列と読んだりします。
イオン化傾向 や摩擦帯電列は序列なのです。
余談ですが、序列も最尤推定可能で、スピアマンの順位相関分析が有名です。
単位までとはいかなくても、その量の意味を表現することを次元と言います。
イオン化傾向と 酸化還元電位は同じ意味ではありませんが、
イオン化傾向の序列になっている次元と酸化還元電位の単位の次元が同じということはできそうです。
議論の途中で次元を意識することは、考察の助けになります。
そんなわけで仮に単位を定めてみることはとても大切です。
表
4
.
物理学の歴史
西暦 |
出来事 |
|
|
|
ものさし
(長さ)
|
|
1604
|
◇ ガリレイ(伊)落体の法則を発見、地動説を発表。
|
|
振り子時計
(
⏱
時間)
|
1687
|
◇
ニュートン
(英)、万有引力の法則を発見。
|
|
温度計
(
温度)
|
|
1760
|
ワット(英)、 蒸気機関🚂を発明
|
1788
|
クーロン
(仏)静電気に関するクーロンの法則を発見。
|
|
ボイルシャルルの法則
🔥⇒💪
|
|
|
1800
|
ボルタ(独)ボルタ電堆
|
1820
|
アンペール(仏)、電流の発見
|
1831
|
ヘンリー(米)モーターの発明。
|
1833
|
ファラデー(英)電気分解の法則を発見
|
|
発電機
💪⇒⚡
|
|
◇
20世紀
|
1905
|
アインシュタイン(独)特殊相対性理論
|
1924
|
ボーズ・アインシュタイン統計
|
1926
|
シュレーディンガー(独)波動力学の確立
|
1931
|
ウィルソン(英)半導体の理論
|
1940 |
ジュール
(英)電流の熱作用の法則を発見。 |
1948
|
トランジスタ
|
|
1960
|
レーザーの製作、マイマン(米)
|
1966
|
光ファイバーによる
通信、カオ(中)、ホッカム(英)
|
1970
|
CCDセンサーの発明、ボイル(加)、スミス(米)
|
◇ 1980 |
|
|
◇
物理量
ラテン文字(ローマ文字)
表
5
.
ラテン文字(ローマ文字)
日本語 |
html
|
|
|
|
|
A
、a
|
|
[数学]
a定数
[物理]
a加速度
[SI接頭語]
a
アト(atto)10-18
|
B
、b
|
|
[数学]
b定数
|
C
、c
|
|
[数学]
c定数
[物理]
c
光速度
|
D
、d
|
|
[数学]
d
微分
|
E
、e
|
|
[数学]
e
ネーピア数
[数学]
e
素電荷
(elementary charge)
|
F
、f
|
|
[数学]
f
関数(function)
[物理]
f
周波数(frequency)(例ω=2πf)
[物理]
F
力(force)
|
G
、g
|
|
|
H
、h
|
|
|
I
、i
|
|
[数学]
i
虚数単位(image)
[数学・情報]
i
序列番号(index)
[物理]
I
強度(intensity)、
電流
|
J
、j
|
|
[電気]
j
虚数単位(※iは電流と紛らわしいので)
[電気化学]
j
電流密度(※iは電流と紛らわしいので)
|
I
、i
|
|
[数学]
i
虚数単位(image)
[数学・情報]
i
序列番号(index)
[物理]
I
強度(intensity)、
電流
|
K
、k
|
|
[単位]
K
[物理]
kB
ボルツマン定数
|
*
物理量
の
記号
は,
ラテン文字
または
ギリシャ文字
の 1文字を用い,イタリック体(斜体)で印刷する。その内容を
さらに明確にしたいときには,上つき添字または下つき添字(あるいは両方)に固有の意味をもたせて用い,さらに
場合に応じて,記号の直後に説明をカッコに入れて加える。
単位
の記号はローマン体(立体)で印刷する。物理量の
記号にも
単位
の記号にも,終わりにはピリオドをつけない
7
)
8
)
。
*
ギリシャ文字
表
6
.
ギリシャ文字
日本語 |
html
|
|
|
|
|
Α
、α
|
Α
、α
|
α崩壊
|
Β
、β
|
Β
、β
|
β崩壊
|
Γ
、γ
|
Γ
、γ
|
Γ関数
、γ崩壊
、活量係数γ
|
Δ
、δ
(⊿)
|
Δ
、δ
|
差分Δ
|
Ε
、ε
|
Ε
、ε
|
[数学]微少量、ε-δ論法
|
Ζ
、ζ
|
Ζ
、ζ
|
[電気化学]ゼータ電位
|
Η
、η
|
Η
、η
|
[物理] 粘性係数
[電気] 電力効率・電源効率など
|
Θ
、θ
|
Θ
、θ
|
[数学] 角度
|
Ι
、ι
|
Ι
、ι
|
|
Κ
、κ
|
Κ
、κ
|
[数学] 曲率
[物理] 比熱比
|
Λ
、λ
|
Λ
、λ
|
[電気化学]
当量導電率
[数学] 固有値λ
[プログラミング] ラムダ式
|
Μ
、μ
|
Μ
、μ
|
[全般] 単位の接頭辞(マイクロ)
[化学]化学ポテンシャルμ
|
Ν
、ν
|
Ν
、ν
|
[電磁気] 周波数(振動数)
[物理] 動粘性係数
|
Ξ
、ξ
|
Ξ
、ξ
|
|
Ο
、ο
|
Ο
、ο
|
ο株
|
Π
、π
|
Π
、π
|
総乗(総積)Π
円周率π
、π軌道(結合)
|
Ρ
、ρ
|
Ρ
、ρ
|
抵抗率ρ
|
Σ
、σ
|
Σ
、σ
、ς
|
[化学]
σ軌道(結合)
[数学] 数列の和、総和Σ
[電気] 導電率
[物理] 応力・ポアソン比
|
Τ
、τ
|
Τ
、τ
|
|
Φ
、φ
|
Φ
、φ
|
位相角
φ
|
Χ
、χ
|
Χ
、χ
|
χ2分布
|
Ψ
、ψ
|
Ψ
、ψ
|
波動関数
ψ
|
Ω
、ω
|
Ω
、ω
|
電気抵抗の単位
Ω
、角周波数ω
|
*
物理量
の
記号
は,
ラテン文字
または
ギリシャ文字
の 1文字を用い,イタリック体(斜体)で印刷する。その内容を
さらに明確にしたいときには,上つき添字または下つき添字(あるいは両方)に固有の意味をもたせて用い,さらに
場合に応じて,記号の直後に説明をカッコに入れて加える。
単位
の記号はローマン体(立体)で印刷する。物理量の
記号にも
単位
の記号にも,終わりにはピリオドをつけない
9
)
10
)
。
*
数式の例