電池やコンデンサを理想的な 電気抵抗 やコンデンサを組み合わせた回路を等価回路と言います。 分極曲線や インピーダンスを読み解くのに大切な考え方です。
電気抵抗R〔F〕は電圧Vと電流Iの比例定数。
静電容量C〔F〕は電圧と電気量の比例定数。 電気量は電流の積分。誘電率は電界電界の強さE〔V/m〕と電荷密度の比例定数。 誘電率はベクトル。 等方性物質ではすべてのベクトルは等しいが、異方性物質では誘電異方性を持ちます。 バルクの分極には静電誘導と誘電分極、界面の分極には二重層容量と配向分極があります。静電誘導は金属、誘電分極は主にイオン化合物、二重層容量は電極と主に電解液中のイオン、配向分極は主に界面での極性分子によって起こります。
現実問題として、異なる導電率の媒体の中を電流が通過すれば、その導電率の変化する箇所に必ず電荷がたまるので、 抵抗とコンデンサの並列というのはもっとも一般的な等価回路と言えます。
蓄電・蓄エネをインフラに頼らない自エネ組。エネルギーマネジメントも自分たちで。
准教授
伊藤智博山形大学 大学院 理工学研究科C1ラボラトリー 〒992-8510 山形県 米沢市 城南4丁目3-16 3号館(物質化学工学科) 3-3301 Tel: 0238-26-3753 URL: http://c1.yz.yamagata-u.ac.jp/ |