✍ 抵抗器の電気抵抗を実測しよう

抵抗器の電気抵抗を回路計で測ってみましょう。

グループのリーダーが 表計算ソフト 1 ) google sheets にアクセスし、 クラウド上に新しい スプレッドシート を作成してください。 すでにスプレッドシートがある場合、シートを追加することもできます。 リーダーがスプレッドシートをメンバーと共有し、 全てのメンバーがスプレッドシートを閲覧できることを確認してください。

リーダーは、スプレッドシートに氏名、カラーコードから読み取った抵抗値、許容差などのカラムの設定をしていきましょう。 メンバーは、自分の氏名、自分の読み取ったコードなどを記入していきましょう。


抵抗器のカラーコード

  1 抵抗器のカラーコード
色名 数字 10のべき数 許容差 (%)
0 1
茶色 1 10 ±1
2 102 ±2
黄赤 3 103 ±0.05
4 104
5 105 ±0.5
6 106 ±0.25
7 107 ±0.1
灰色 8 108
9 109

JIS.C に定められた固定抵抗器の表示には、 数字 で表示する方法と色帯の組み合わせで表示する方法があります 。 2 )

*

回路計のスペック例

  2 回路計のスペック例 ( Linkman LDM81B )
項目
測定方法 重積分AD変換
寸法 145×75×36(D×W×H)
重量 約185g(電池含む)
直流電圧(DCV)
入力抵抗、 10MΩ 、40MΩ
交流電圧(ACV)
入力抵抗、 10MΩ 、40MΩ
直流電流(DCA)
測定最大電圧降下、 1.2V、100mV
交流電流(ACA)
測定最大電圧降下、 1.2V 、100mV
抵抗(Ω)
解放回路電圧 200mV以下 あらかじめ測定コードを短絡させ、down-lead時の抵抗を測ってください。 測定時には、表示される値からdown-lead時の抵抗を引いて計算してください。 それが正しい値になります。


表計算ソフト

  3 表計算ソフト
A B C D E
1 test test test test test
2
3
4
5

計算ソフトは、 データ の計算や グラフ化 に使います 3 ) 。 Microsoft®Excel®に代表される表計算ソフトはもっともよくつかわれる アプリ でしょう。 ほかにも kingsoftのSpreadsheetsや、 GoogleのGoogle スプレッドシートなどがあります。 中にはVBAまで動作する互換性の高いものも。でも インピーダンス の計算に使う複素数アドオンなどはやはりExcel®かも。 最近は クラウド で動作するオンラインが増えていますが、測定器などはまだまだオフライン。



ワークショップについて

ワークショップを楽しみましょう 4 ) 。 グループ人数は、5〜6名とします。 7名を超えないようにしてください。

初対面の場合は、自己紹介をしましょう。 雑談をして、アイスブレイクしましょう。

リーダー(司会進行)を決めてください。 そのほかのメンバーの 役割(記録係、資料作成係、プレゼンター( 登壇者))を決めてください。

グループ名を決めてください。

記録係は、試験答案用紙表面の最上部に、授業科目名、グループ名を記入してください。 メンバーは、記録係に従い、学籍番号、氏名、役割を直筆署名してください。 その際、 筆頭著者を登壇者の氏名の前に〇をつけてください。

討論を開始したら、記録係は討論の内容を裏面に記録してください。

討論がまとまったら、資料作成係は、試験答案用紙表面グラフィカルアブストラクト に表現してください。

グラフィカルアブストラクトを撮影し、WebClassにアップロードしておくと復習に便利です。

登壇者は、プレゼンテーションのイメージをしましょう 5 ) メラビアンの法則を意識して、 非言語表現も工夫しましょう 6 )

グループ名が指名された後で、じゃんけんなどで登壇者を決めるのは、授業進行の妨げとなりますので、 必ず、討論前に 登壇者を決めてください。

記名だけして、討論に参加しない場合、不正行為として扱うことがありますので、必ず討論に参加してください。 自分から参加できなそうな人には、積極的に声がけをお願いします。 期末の成績評価申請時に、グループ名やメンバー、討論の内容を思い出せるよう、答案用紙を撮影することを推奨します。

ランダムにグループを指名し、壇上で、 プレゼンテーションしてもらいます 7 ) 。 質疑応答の際も、グループを指名しますので、指名されたグループのプレゼンターが質問、コメント、アドバイスをしてください。 ディベートとしての反対意見は、大歓迎です。

資料作成係は、討論の内容をポスターとして、試験答案用紙の裏面にまとめてください。 資料作成係に従って、他のメンバーが代筆してもかまいません。

*

✍ 平常演習

平常演習の配点と取り扱いについて

平常演習の配点は、授業1回ごとに、一律加点です。 平常演習には、ワークショップ、意見交換、発表、質疑応答など授業時間内の学習活動を含みます。 そのほかに授業時間外の0.5時間の学習活動を含みます。 平常点は、期末にWebClassの成績評価申請書に申告していただき集計します。

授業時間外の活動の一助としてWebClassへの提出を推奨します。〆切は講義後1週間です。 ただし平常点の加点は、授業時間内の学習活動も含みますので、 WebClassへの提出のみでの、平常点の申告はご遠慮ください。

WebClassへの平常演習提出は、推奨しますが、必須ではありません。 提出されていなくとも、成績評価申請書に、各回の授業時間以外の0.5時間の取り組みが申告されれば十分です。未提出だからと心配することはありません。

成績評価申請書では、それぞれの授業で何を学び身につけたかを申告してもらいます。 WebClassに提出したかどうかより、身につけることを優先してください。 授業で取り上げたトピックや、グループワークの意見交換の内容は、期末までノート 8 ) などに記録しておくことを推奨します。 逆に授業に参加していないのに、WebClassの出席や提出だけの場合は不正行為として扱うことがあります。 平常の取り組みだけで、「到達目標を最低限達成している。成績区分:C」となります。 評点が60点に満たない場合は、不合格となります。 欠席した場合、課外報告書へ取り組むことで挽回してください。 出席が60%に満たない場合、課外報告書を提出しても、単位認定できません。


参考文献


QRコード
https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/Public/52255/_04/q_190.asp
名称: 教育用公開ウェブサービス
URL: 🔗 https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/
管理運用 山形大学 学術情報基盤センター

2024年1月21日 松木健三名誉教授がご逝去されました。

名称:C1ラボラトリー
URL:🔗 https://c1.yz.yamagata-u.ac.jp/
管理運用
山形大学 工学部 化学・バイオ工学科 応用化学・化学工学コース
C1ラボラトリー ( 伊藤智博立花和宏

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