アセチレンブラックの大綱となる 材料は、カーボンブラックです。
アセチレンを燃焼したときのススです。不定形炭素を中心とした成分になっています。電池の導電材に使われます。
0.002Ω・mオームメートルのアセチレンブラックとマンガン酸リチウムを1:1で混合すると抵抗率は__。塗布厚みを__mとして電極面積を___とすると、電極材料の抵抗は___。電解液の電気抵抗が支配的になります。
たとえば、電極の厚さですが、携帯向けのリチウムイオン電池では、100マイクロメートル(μm)程度。これが、ハイブリッド向けリチウムイオンでは、20-30マイクロと、携帯に比べ1/4程度の極薄になります。
電気抵抗 R 〔Ω〕=抵抗率 ρ 〔Ω·m〕×電極間距離 d 〔m〕÷電極面積 A 〔m²〕
電気抵抗 R 〔Ω〕=電極間距離 d 〔m〕÷電極面積 A 〔m²〕×導電率 κ 〔S/m〕
粒径 r 〔m〕比表面積 S 〔m2/kg〕一次粒径 r 〔m〕比表面積 S 〔m2/kg〕
水分 灰分
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【表】
---以下引用---
36
36 23 48 35
比表面積 (m2/g) 68 65 65 133 39 69
ヨウ素吸着量 (mg/g) 92 88 88 180 52 93
<一般物性>
かさ密度 (g/ml) 0.04 0.08
0.13
0.05
0.15
0.25
塩酸吸液量 (ml/5g) 16.8 15.8 13.7 25.8 10.4 14.0
電気抵抗率 (Ω・cm) 0.21 0.20 0.20 0.25 0.14 0.19
灰分(%) 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01
水分(%) 0.04 0.04 0.04 0.08 0.04 0.03
粗粒分(ppm) <10 <10 <10 <10 <10 <1
ph 9~10 9~10 9~10 9~10 9~10 9~10
卒業研究(C1-電気化学2004~):導電助材(導電助剤). /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=1670. (参照2007-08-29).
エネルギー化学特論:リチウムイオン電池の構造. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=4511. (参照2016-11-14).
工業化学1. 実教出版, 2002. .
炭素・自問自答. 裳華房, 1997. .
リチウムイオン二次電池-材料と応用-第二版. 日刊工業新聞社, 1996. .
最新工業化学―持続的社会に向けて―. 講談社サイエンティフィク, 2004. .
id | 物理量 | 数値 |
---|---|---|
401 | 自由電子のランデg因子/・ | 2.0031 |
410 | 比表面積/m2/g | 100 |
484 | 粒径/nm | 35 |
485 | 比表面積/m2/kg | 68 |
511 | 粉体抵抗/Ω·cm | 0.21 |
514 | 粒径/nm | 35 |
材料は、寸法に自由度があります。 それを実際に容器につめたり、パッケージングしたりしたものが サンプルです。
物質は、 温度や圧力 によって、様々な状態をとります。 物質が固体、液体、気体、 超臨界流体のいずれの 状態を示した図を 状態図と言います。 分子結晶は、昇華しやすく、 イオン結晶は、融点や沸点が高いです。
高圧ガスの分類 | ガスの名称 | 性質 |
原料
/製法 |
🚂
製品
/用途 |
---|---|---|---|---|
🏞 酸素ガス | 酸素 | 🏞 空気 | 製鉄 | |
🏞 水素ガス | 水素 | 燃 | LNG | |
🏞 液化炭酸ガス | 二酸化炭素 | 消火 | ||
🏞 液化アンモニアガス | アンモニア | 燃 毒 | 🏞 空気 | |
🏞 液化塩素ガス | 塩素 | 毒 | 🏞 海水 /電解 | |
アセチレンガス | アセチレン | 燃 | 溶接 | |
可燃性ガス | プロパン | 燃 | 🏞 石油 | 🚂 燃料 |
可燃性・毒性ガス | 可燃性・毒性ガス | 燃 毒 | ||
毒性ガス | 毒性ガス | 毒 | ||
その他のガス | アルゴン |
事故が起きた後で調査をしてみると、「無理をした」「油断をした」「 知らなかった」「教わらなかった」など、安全に対する心構えの不備な事例が意外に多い 2 ) 📥 。
ボンベの 色 や文字の 色 は、高圧ガス保安法で定められています。 * 誤った色使いは、事故の原因になります。 *
可燃性ガスと不燃性ガスでは、ねじの切る向きが違います。 *
化学工業では、気体を 圧縮して高圧ガスとして使います。 冷蔵庫やエアコンの冷媒や燃料のLPガスも高圧ガスです 3 ) 。
🔷 高圧ガスの取り扱い金属材料 | 非金属材料 | 複合材料 | ||
---|---|---|---|---|
鉄鋼材料 | 非鉄金属材料 |
セラミックス ガラス |
高分子 🏞 ゴム |
|
炭素鋼
合金鋼
鋳鉄
鋳鋼
|
金・銀
・
銅
マグネシウム
ニッケル
チタン
亜鉛
|
🏞
石材
|
繊維強化プラスチック
繊維強化金属
鉄筋コンクリート
金属強化セラミックス
|
材料は、その材質の違いにより金属材料と非金属材料に分類されます 4 ) 。
狭い意味で、材料といったとき、常温常圧で固体の 状態の 物質を指すことがあります。
純物質としての 金属は、柔らかすぎるので、混合物の合金が使われます。広い意味での混合物の固体材料を複合材料と呼ぶことがあります。
用途 | ||||
---|---|---|---|---|
重金属 | 鉄鋼 | 鉄鋼 | ⚛ 鉄 | 鉄合金 モーター |
非鉄金属 |
🏞
非鉄金属 (狭義) |
⚛ 🏞 銅 | 🏞 銅合金 | |
鉛 | ||||
🏞 亜鉛 | ||||
スズ | ||||
貴金属 | ⚛ 🜚 金 | |||
⚛ 🜛 銀 | ||||
白金族 | ||||
軽金属 | 🜀 🏞 🧪 ⚛ アルミニウム | 🏞 ジュラルミン | ||
マグネシウム | ||||
チタン | ||||
希少金属 | リチウム | |||
ウラン |
鉄はもっとも身近な金属だ。 金属はカタチを自由に変えることができ、しかも強くしなやかだ。石斧で田んぼを耕すのがいかに困難かを想像すれば、鉄器が農耕を飛躍的に進歩させたことがうなずける。 日本では、 弥生時代 に鉄器が普及し、 稲作がはじまり、定住生活がはじまりした。
ニラコ