熱機関は、 熱エネルギー(温度差)と運動エネルギー(動力)との エネルギー変換 をします。
向き | 熱サイクルの種類 | 性質や特色 | 応用例 | |
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温度差 ⇒ 力学 | カルノーサイクル 1 ) 2 ) | 理論・受験(完全気体を仮定するので、計算が容易) | ||
オットーサイクル | 火花点火式式容積型 内燃機関 (燃料=ガソリン、プロパン、水素) (作動流体=排気ガス=二酸化炭素、水) | 自動車(ガソリンエンジン) タクシー(プロパンガスエンジン)、水素自動車(水素エンジン) | ||
ディーゼルサイクル | 圧縮着火式容積型 内燃機関 (燃料=軽油) (作動流体=排気ガス= 二酸化炭素 、水) | バス・船(ディーゼルエンジン) | ||
ランキンサイクル | 実在流体サイクル (流体=水、 冷媒 ) | 蒸気機関・ 火力発電 3 ) ・原子力発電 | ||
ブレイトンサイクル | オープンサイクル:燃料=(灯油、軽油、化石燃料) クローズドサイクル:作動流体=(ヘリウム) | 火力発電、複合発電 (タービンエンジン)・ジェット機(ジェットエンジン) * | ||
アトキンソンサイクル | ||||
クラウドサイクル | ||||
スターリングサイクル | 外燃機関 | |||
力学 ⇒ 温度差 | 逆ランキンサイクル | 作動流体: 冷媒 (有機流体) | ヒートポンプ * ( 🚂 エアコン 4 ) 、冷蔵庫)・冷凍機 | |
リンデサイクル 5 ) | 液化、酸素の製造 |
熱サイクルにはいろいろな種類があります 6 ) 。 エアコンや冷蔵庫の作動流体である冷媒は、 温室効果ガスになります。
効率化のために燃料にアンチノック剤などを添加
バイオマス燃料などが使える。
運転時の環境への懸念
廃棄時の環境への懸念
kWh、 J | 関係式 | 示強性変数 | 示量性変数 | 物質量あたり マクロ |
粒子あたり ミクロ |
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🧪 化学エネルギーG | ⊿G=⊿H-T⊿S | 化学ポテンシャル | 物質量〔mol〕 | アボガドロ数
NA |
|
🔥 熱エネルギー |
🖱
Q=
TS
RT
|
温度 T 〔K〕 | エントロピー S 〔J/K〕 | 気体定数 R 〔J/K・mol〕 | ボルツマン定数 kB 〔J/K |
💪 力学的エネルギー E | 🖱 W=pV | 圧力 p 〔Pa〕 | 体積 V 〔m3〕 | 理想気体のモル体積 x 〔L/mol〕 | |
⚡ 電気エネルギー E |
🖱
E=VQ
E=nFE
|
電圧 V 〔V〕 | 電気量 Q 〔C〕 | ファラデー定数 F 〔C/mol〕 | 電気素量 e 〔C〕 |
🌟 光エネルギー E | E=hν | 振動数 ν 〔Hz〕 | プランク定数 h 〔J・s〕 |
エネルギーは、相互に エネルギー変換できます。 エネルギーは保存則でなくなりませんが、有効な仕事として利用できるエネルギー(エクセルギー)の割合は減っていき、廃熱(アネルギー)の割合が増えていきます。 その意味で、熱エネルギーはエネルギーの廃棄物と言えます。
状態量🧪 化学 | ⚡ 電力 | 💪 動力 | 🌟 光 | 🔥 熱 | |
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🧪 化学 | 化学反応 |
👨🏫
二酸化炭素センサー
湿度センサー
|
◇ 鉄砲 (火薬) | 👨🏫 化学発光 | ◇ 暖炉 ◇ 燃料 |
⚡電力
eV, FE |
◇ 蓄電池 (電解) | 変電、 インバータ |
◇
モーター
8
)
🔊スピーカー |
◇ LED |
◇
ヒーター
Q=I2R |
💪動力
pV |
◇ 高圧合成 |
👨🏫
発電機
🎤マイク |
リンク、カム | ◇応力発光 | 👨🏫 ヒートポンプ pV=nRT |
🌟光
hν |
◇ 光合成 銀塩写真 |
👨🏫
太陽電池 イメージセンサー |
◇蛍光 | ◇ 電子レンジ | |
🔥熱
RT |
◇ 加熱合成 | 👨🏫 熱電変換 温度センサー |
👨🏫
🚂
熱機関
pV=nRT |
◇
白熱電球
( 黒体放射) |