電池の内部抵抗 が大きくなると、カットオフ電圧に到達する時間が短くなり、電池の容量が小さくなります。 電池の内部抵抗 は、溶液抵抗( 抵抗過電圧)と接触抵抗からなります。 接触抵抗は、オーミックコンタクトでは、固体間接触の集中抵抗からなり、 またショットキーコンタクトでは、反応抵抗( 活性化過電圧)や皮膜抵抗となります。 SOCの推定に使われます。
電源装置としての電池はバッテリーと言います。
ストリングの接続には、モノポーラとバイポーラがあります。
有機電解液は導電率が小さいため内部抵抗の増大の課題がありますが、 起電力の大きなリチウム電池では、同じ電圧を得るのに直列につなぐセルの数が少ないため、バッテリーとしては内部抵抗を下げるのに有利です。
項目 | 説明 | ||
---|---|---|---|
セルの過充電、過放電を防ぐ機能 | 電位検出 | ||
セルの過電流を防ぐ機能 | 短絡検出、発熱検出、過電流保護、過電圧保護 | ||
セルの温度管理を行う機能( BTMS) | 発熱検出、加熱、冷却 | ||
電池残量(SOC)・充電状態を算出する機能 | 積算電気量、電位 | ||
健康状態(SOH)を算出する機能 | サイクルごとの内部抵抗 | ||
セル電圧の均等化(セルバランス)を行う機能 |
リチウムイオン電池には、過充電および過放電を防止する保護回路が必要である。24 V系の電源では、リチウムイオン電池を7 セル直列に接続して、各セルの電圧を監視し、正常な電圧範囲を逸脱した場合、回路を遮断する保護装置が必要である 2 ) 。
* 経済産業省、蓄電池産業の競争力強化に向けて