電流規制する装置をガルバノスタット、電位規制する装置をポテンショスタットと言います。 たいていは両方の機能が備わっているのでポテンショスタット/ガルバノスタットのように言います。
ポテンショスタットでは、ファンクションジェネレータで三角波を発生させ、電流応答をXYレコーダで記録することで、 サイクリックボルタンメトリーを行えます。
ポテンショスタット・ガルバノスタットの動作原理と使用にあたり知っておきたいこと分解電圧を調べるときは、電圧を掃引して、電流を測定します。 これを LSV (リニアスイープボルタンメトリー)ということもあります。 電流電圧曲線から、溶液抵抗の傾きを外挿して、分解電圧を求めます。 理論分解電圧から分解電圧を引いて、 過電圧を求めます。 過電圧を電流密度の対数の関係をターフェルプロットと言います。
電池では、電流を掃引して、電圧を測定します。 求めた電流電圧曲線は、電池の放電の 内部抵抗 を求めるのに使われます。