蓄電ゴムを作ったことがある。 材料の極性でくっつくのだ。 電解液に入れた途端にはらりとはがれる。これは電解液の極性の問題。 充電しはじめた途端にはらりとはがれる。これもクーロン力。 極性のPVdFは、活物質の極性に寄与して、極性のアルミニウム皮膜にクーロン力でくっついているに過ぎない。 活物質を使わずに炭素材料だけをPVdFでくっつけようとしても、ぺろりとはがれてします。
分類 | 材料 | 特徴 |
---|---|---|
電極材料 | 正極材料 (活物質) | 極性固体、 酸化物、 イオン結合、 絶縁体 |
負極材料 (活物質) | 極性固体(金属やグラファイト)/非極性固体(酸化物) | |
導電材 | 非極性固体 炭素材料 | |
分散剤 | 界面活性剤 | |
◇ バインダー | 界面活性剤 | |
CMC・増粘剤 | 極性材料 | |
集電体 (金属) | 非極性固体 | |
電解質 | 電解液、添加剤* | |
セパレータ | ||
その他 | 外包材・リードタブ |
界面は、 極性どうし、あるいは非極性どうし、だとなじみがいい。 異なる界面では、なじみが悪いので、界面活性剤などを検討する。
正極では、 正極合剤は、 正極活物質、 導電助剤、 バインダー( PVdF、NMP)を混錬したスラリーからなり、 正極集電体に塗布・ 乾燥されている。 電池 の放電時は、 正極活物質にチウムイオンと電子が吸収され(電荷移動過程)、それぞれ導電助剤と電解液を通る。
電池材料負極では、 負極合剤は、 負極活物質、 導電助剤、バインダー(SBR、CMC、水)を混錬したスラリーからなり、 負極集電体 に塗布・乾燥されている。 電池 の放電時は、負極活物質からリチウムイオンと電子が放出され、それぞれ導電助剤と電解液を通る。