語釈1.
簡単に言えば、酸化するとはものを燃やすこと、つまり水素(H2)などの燃料を燃焼させる反応です1)2)無機化学I3)酸化、アノード、化学吸着、半導体4)。あるいは金属の表面が酸化するとは、錆びる化学反応です。金属の溶接などのときは、酸化しないようにアルゴンを使ったりします。食品の酸化防止剤にはビタミンCなんかを使います。酸化の逆反応を還元と言います。
酸化するとは
水素を奪うこと。
電子を奪うこと。アルミニウム → アルミニウムイオン(Al3+)
酸化されるとは、
酸素が与えられること。
水素を奪われること。
電子を奪われること。LiMn2O4 → Li+ + e- + Mn2O4
還元するとは、
酸素を奪うこと。Al2O3 → Al
水素を与えること。
電子を与えること。Al^3+ → Al
BF4- → BF4 + e-
金属が表面酸化されると不働態となります。最近は酸化作用の強い活性酸素と老化の関係などが調べられています。
HOMO x 〔J〕からLUMO x 〔J〕へ電子を移動すること。
【関連書籍】5)
- (1) 数研出版編集部.
視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録
. 数研出版, 1998. . - (2) 実教出版.
サイエンスビュー化学総合資料
. 実教出版, 2005. . - (3)
無機化学I
,化学系(Aコース),etc,(旧)工学部学科,山形大学
,シラバス-山形大学, (2012). - (4) 立花和宏, 仁科辰夫.
エネルギー化学特論:酸化、アノード、化学吸着、半導体
. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=2616. (参照2009-04-01). - (5) 永井芳男[ほか]共著/永井芳男[ほか]編集.
工業有機化学実験
. 丸善, 1964. .