🏠 🔋C1 Laboratory
令和6年11月21日 (木)

リチウムイオン電池の合材電極における電解液含侵に伴う電子導電経路切断とCNT添加の効果

impregnation
立花和宏 ( 山形大学  学術研究院 )
岡村陸矢 ( 山形大学  工学部 )
いぶ り
伊藤 智博
森下

実験方法


ラミネートセルの組み立て

  1 ラミネートセルの組み立て
© R.Okamura, C1

図にラミネートセルの外観 写真を示す。 1 ) slide


CNTの有無と電圧降下

  1 CNTの有無と電圧降下
©M.Morishita,C1
レート 10ms 100ms
CNT無し NCM811:AB:PVdF=92:4:4(wt%)
100C450mA 0.56 0.72
500C2250mA 2.02 2.50
CNT有り NCM811:AB:CNT:PVdF=92:3.8:0.2:4(wt%)
100C450mA 0.5 0.54
500C2250mA 1.89 2.13
files
392
ABのみの電極
©M.Morishita,C1
393
AB+CNTの電極
©M.Morishita,C1
394
AB+CNTの電極
©M.Morishita,C1
395
ラミネートセルのクロノポテンショグラム
©R.Okamura, C1

注液によるセルの抵抗率の変化

  2 注液によるセルの抵抗率の変化
© R.Okamura, C1

2 )


CNT添加による電解液注入後の抵抗率増加の抑制

  3 CNT添加による電解液注入後の抵抗率増加の抑制
©2023 R.Okamura, C1
岡村陸矢第64回電池討論会 科学と技術

3 )


寸断されたアセチレンブラックネットワーク

  4 寸断されたアセチレンブラックネットワーク
© K.Tachibana

4 )


結論

・電解液の注入は、アセチレンブラック導電助剤で形成される電子伝導経路に不可逆的な切断をもたらす。 ・CNTの添加は、不可逆的な切断による合材電子抵抗の増加を抑制する。 ・電子短絡セルによる評価は、合材電子抵抗の評価に効果的である。

参考文献

Union Press 科学・技術研究

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