組織の継続的な改善のため、PDCAサイクル回していくことがやられています。
まずC:評価してみましょう。 ワークショップでは、参加していても意見を出さない人が出てくる問題点があります。 また、その場限りとなり、継続的な改善につながらないという問題点もあります。 前回のワークショップで、他のメンバーから聞いた内容を、どれくらい話せるかを、お互いに確認してみましょう。
A:処置してみましょう。 ワークショップの、このような問題点について、どのような改善アクションがあるか話し合ってみましょう。
P:計画してみましょう。 ワークショップで具体的な、目標を立て、計画してみましょう。
ここでは、学祭での模擬店出店を目標にしてみましょう。
商品の選択、材料の調達方法、予算、学校への届け出時期、食品であれば保健所にも届け出が必要です。
そのようなやること(todoリスト)を作り、メンバーに役割を割り振り、10月の学祭へ向けて アローダイアグラム (PERT図)や ガントチャート を描いてみましょう。
ビジネスでは、3か月(4半期)を単位に進めるので、 90日プランと言われて、3か月前にプランを立てるのが一般的です。
10月学祭での模擬店出店を目標に、ワークショップのメンバーででたてた90日プランを発表してください。
サイクル | 基本ステップ | 実施事項 | 例 |
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P:plan | 1⃣ テーマの設定 |
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ダイエットする! |
2⃣ 現状の把握と目標の設定 | 今どうなってるの? 今の体重は? 背景の調査、目的、 シラバス | ||
3⃣ 活動計画の作成 |
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これからどうするの?
誰が、いつ、何をするの?
ウォーキング15分 研究計画書、 年間授業計画 |
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4⃣ 要因の解析 |
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D:do | 5⃣ 対策の検討と実施 |
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C:check | 6⃣ 効果の確認 |
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検査 : 目標の体重になったか? |
A:action | 7⃣ 歯止め |
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食べている量が多かったか? 計画の見直し、マンネリ化防止 |
8⃣ 残された問題点へのフィードバック |
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手法 | 目的・特徴 | 例 | ||
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連関図法 | ||||
マトリックス図法 | ||||
親和図法 | ||||
アローダイアグラム法 | アローダイアグラム (PERT図) ガントチャート | |||
系統図法 | ||||
PDPC法 | ||||
マトリックス・データ解析法 |
新QC七つ道具では、言語情報を取りか使います。 テキストマイニングなどのWebアプリもあります。
ワークショップを楽しみましょう 5 ) 。 グループ人数は、5〜6名とします。 7名を超えないようにしてください。
初対面の場合は、自己紹介をしましょう。 雑談をして、アイスブレイクしましょう。
リーダー(司会進行)を決めてください。 そのほかのメンバーの 役割(記録係、資料作成係、プレゼンター( 登壇者))を決めてください。
グループ名を決めてください。
記録係は、試験答案用紙表面の最上部に、授業科目名、グループ名を記入してください。 メンバーは、記録係に従い、学籍番号、氏名、役割を直筆署名してください。 その際、 筆頭著者を登壇者の氏名の前に〇をつけてください。
討論を開始したら、記録係は討論の内容を裏面に記録してください。
討論がまとまったら、資料作成係は、試験答案用紙表面に グラフィカルアブストラクト に表現してください。
グラフィカルアブストラクトを撮影し、WebClassにアップロードしておくと復習に便利です。
登壇者は、プレゼンテーションのイメージをしましょう 6 ) 。 メラビアンの法則を意識して、 非言語表現も工夫しましょう 7 ) 。
グループ名が指名された後で、じゃんけんなどで登壇者を決めるのは、授業進行の妨げとなりますので、 必ず、討論前に 登壇者を決めてください。
記名だけして、討論に参加しない場合、不正行為として扱うことがありますので、必ず討論に参加してください。 自分から参加できなそうな人には、積極的に声がけをお願いします。 期末の 成績評価申請 時に、グループ名やメンバー、討論の内容を思い出せるよう、答案用紙を撮影することを推奨します。
ランダムにグループを指名し、壇上で、 プレゼンテーションしてもらいます 8 ) 。 質疑応答の際も、グループを指名しますので、指名されたグループのプレゼンターが質問、コメント、アドバイスをしてください。 ディベートとしての反対意見は、大歓迎です。
資料作成係は、討論の内容をポスターとして、試験答案用紙の裏面にまとめてください。 資料作成係に従って、他のメンバーが代筆してもかまいません。
*平常演習の配点は、授業1回ごとに、一律加点です。 平常演習には、ワークショップ、意見交換、発表、質疑応答など授業時間内の学習活動を含みます。 そのほかに授業時間外の0.5時間の学習活動を含みます。 平常点は、学期末に WebClass の 成績評価申請書 に申告していただき集計します。
授業時間外の活動の一助としてWebClassへの提出を推奨します。〆切は講義後1週間です。 ただし平常点の加点は、授業時間内の学習活動も含みます。 WebClass への提出のみでの、平常点の申告はご遠慮ください。
WebClass への平常演習提出は、推奨しますが、必須ではありません。 提出されていなくとも、 成績評価申請書 に、各回の授業時間以外の0.5時間の取り組みが申告されれば十分です。未提出だからと心配することはありません。
成績評価申請書 では、それぞれの授業で何を学び身につけたかを申告してもらいます。 WebClass に提出したかどうかより、身につけることを優先してください。 授業で取り上げたトピックや、グループワークの意見交換の内容は、期末までノート 9 ) などに記録しておくことを推奨します。 逆に授業に参加していないのに、WebClassの出席や提出だけの場合は不正行為として扱うことがあります。 平常の取り組みだけで、「到達目標を最低限達成している。成績区分:C」となります。 評点が60点に満たない場合は、不合格となります。 欠席した場合、課外報告書へ取り組むことで挽回してください。 出席が60%に満たない場合、課外報告書を提出しても、単位認定できません。
2024年1月21日 松木健三名誉教授がご逝去されました。