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令和7年3月7日 （金）

👨‍🏫 0004.  １５００℃が作る東京スカイツリー―鉄鋼―

無機工業化学 では、 「１５００℃が作る東京スカイツリー―鉄鋼―」について 述べられています ⇒#4454@講義;。

•  酸素と転炉
•  石炭と炭素材料
• 0004.0001. 鉄と生活・製鉄の歴史
• 0004.0002. 鉄の加工（鋳造、鍛造、砂型）―羽釜から自動車部品まで―
• 0004.0003. 鉄の製品（鉄パイプ・刀・鋤・桑・包丁・剃刀・釘・スチール缶）
• 0004.0004. 鉄と建材（スカイツリー・東京タワー・明石海峡大橋・タイヤのビード）
• 0004.0005. 鉄の合金（ステンレス・磁石・磁性材料）

鉄はもっとも身近な金属だ。 金属はカタチを自由に変えることができ、しかも強くしなやかだ。石斧で田んぼを耕すのがいかに困難かを想像すれば、鉄器が農耕を飛躍的に進歩させたことがうなずける。 日本では、 弥生時代 に鉄器が普及し、稲作がはじまり、定住生活がはじまりした。¹⁾

１５００℃が作る東京スカイツリー―鉄鋼―

日本酸素記念館＠山梨県²⁾

³⁾

日本においても、環境効率の高い製鉄技術の研究開発が進められています。新エネルギー・産業技術総合開発機構（以下 NEDO）は2008年より、製鉄過程で発生するCO2を削減する研究開発プロジェクト「環境調和型プロセス技術の開発／水素還元等プロセス技術の開発（COURSE50）」を進めています。

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出典：
CO2排出量ゼロ！製鉄の常識を覆すBoston Metalのイノベーションとは？ ⁴⁾

⁵⁾

【関連講義】電気化学の庵,先カンブリア時代⁶⁾

【物理量】温度 T 〔K〕

元素名の鉄とスカイツリーを作る鉄の違い－元素名、化合物名、材料名－⁷⁾

磁鉄鉱磁性材料

鉄⁸⁾

鉄(Fe)

鉄

近代製鉄の転炉で使う酸素は、空気を液化蒸留して作ります。

空気（液化＋蒸留）＝窒素＋酸素

コークス

ＪＩＳ．Ｇ―鉄鋼・ステンレス（ステンレス）

ＪＩＳ．Ｇ―鉄鋼・ステンレスの工業規格⁹⁾

ＪＩＳ．Ｅ―鉄道、線路

¹⁰⁾

日本の金属の使用は弥生時代¹¹⁾に始まる。稲作は鋤鍬の発明によって実現するのである。

イネ¹²⁾

石器と鉄器の作り方の違いを議論してみよう。

橋の科学館＠兵庫県神戸市¹³⁾

周期表のほとんどは金属ですが、金属は工業的には鉄鋼と非鉄金属に分類されます。

元素は、ものを構成する要素として現在までに１１８個が確認されています。これらは大別すると金属元素と非金属元素に二分されます。物質の最小の単位ではありませんが、構成要素として実用上はこれら元素の組み合わせによってあらゆるものが出来ていると言えます。地球上で発見もしくは人工的に合成されたものが下記の１１８からなる元素周期表ですが、原子番号１０４番以降は超重元素という天然にはほとんど存在しない放射性元素となります。

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出典：
元素周期表 ¹⁴⁾

家庭用、産業用を問わず、ステンレスを成分で分ければその種類は200を超えると言われます。こうした細分化した見方のほか、大きな分類でみれば、その成分はクロム系とクロムニッケル系の二種類になります。また金属組織から分類した場合、マルテンサイト、フェライト、オーステナイト、析出硬化系、二相系（オーステナイト・フェライト系）といった五分類もできます。

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出典：
ステンレスの種類 | 成分と金属組織、熱処理によって多様な性質を持つ ¹⁵⁾

製鉄　鉄鋼　石炭　コークス　炭素材料　冶金

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• (1) 雀部晶. 鉄のはなし. さ・え・ら書房, 1982. p,20.
• (2) 立花　和宏. お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪：日本酸素記念館＠山梨県. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=4690.  (参照2018-02-21).
• (3) 野村正勝・鈴鹿輝男. 最新工業化学―持続的社会に向けて―. 講談社サイエンティフィク, 2004. p.17.
• (4) 建設テックメディア CON-TECH. CO2排出量ゼロ！製鉄の常識を覆すBoston Metalのイノベーションとは？. https://contech.jp/bostonmetal/, (2025-02-28)
• (5) 松林光男、渡辺弘. イラスト図解　工場のしくみ. 日本実業出版社, 2004. p.26.
• (6) 伊藤智博、立花和宏、仁科辰夫. 電気化学の庵：先カンブリア時代. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=910.  (参照2006-10-22).
• (7) 立花 和宏、神戸 士郎. 無機化学基礎：元素名の鉄とスカイツリーを作る鉄の違い－元素名、化合物名、材料名－. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=4453.  (参照2016-02-20).
• (8) 鉄, Iron, Fe, (元素).
• (9) 伊藤智博、立花和宏、仁科辰夫. 電気化学の庵：ＪＩＳ．Ｇ―鉄鋼・ステンレスの工業規格. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=1056.  (参照2006-11-28).
• (10) 松林光男、渡辺弘. イラスト図解　工場のしくみ. 日本実業出版社, 2004. p.26.
• (11) 伊藤智博、立花和宏、仁科辰夫. 電気化学の庵：弥生時代. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=796.  (参照2006-07-26).
• (12) 伊藤智博、立花和宏、仁科辰夫. 電気化学の庵：イネ. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=4520.  (参照2017-04-08).
• (13) 立花　和宏. お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪：橋の科学館＠兵庫県神戸市. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=2415.  (参照2008-11-08).
• (14) toishi.info. 元素周期表. http://www.toishi.info/element/index.html, (2025-02-28)
• (15) susjis.info.. ステンレスの種類 | 成分と金属組織、熱処理によって多様な性質を持つ. http://www.susjis.info/prop/index.html, (2025-02-28)

関連の展示品

表

◇ 参考文献( 書籍 ・雑誌 ・URL )

• (1) 山田保、尾藤忠旦. ヤ金. 工業化学概論. 朝倉書店, 1965/10/30.
• (2) 松田　治和、野村　正勝、池田　功、馬場　章夫、野村　良紀. 石炭化学工業. 有機工業化学 第2版. 丸善出版, 1990/09/01.
• (3) 宮崎正勝. 「鋼鉄」「内燃機関」「電気」の出現と「ビッグ・ビジネス」. モノの世界史. 原書房, 2002/07/31.
• (4) 堂山昌男・山本良一. セラミックス序論. セラミック材料. 東京大学出版会, 1986/04/25.
• (5) 馬場章夫、安田誠　ほか7名. 鉄鋼. 工業化学２. 実教出版, 2022/01/25.
• (6) . コークス. 最新工業化学―持続的社会に向けて―. , .
• (7) 山下省蔵、内藤善文、扇柳政則. 鋳造の方法. 工業技術基礎. 実教出版, 2021/04/01.
• (8) 松林光男、渡辺弘. 鉄のつくり方. イラスト図解　工場のしくみ. 日本実業出版社, 2004/08/01.
• (9) 野村正勝・鈴鹿輝男. 鉄. 最新工業化学―持続的社会に向けて―. 講談社サイエンティフィク, 2004/04/20.
• (10) 堂山昌男・山本良一. 電子伝導性. セラミック材料. 東京大学出版会, 1986/04/25.
• (11) 宮崎正勝. モノの世界史（目次）. モノの世界史. 原書房, 2002/07/31.
• (12) 新日鉄製鉄（株）. 鉄の未来が見える本（目次）. 鉄の未来が見える本. 日本実業出版社, 2007/01/20.
• (13) 堂山昌男・山本良一. 先端技術におけるセラミックス. セラミック材料. 東京大学出版会, 1986/04/25.
• (14) 野村正勝・鈴鹿輝男. 鉄. 最新工業化学―持続的社会に向けて―. 講談社サイエンティフィク, 2004/04/20.
• (15) 堂山昌男・山本良一. 複合系および接合系における電子伝導. セラミック材料. 東京大学出版会, 1986/04/25.
• (16) 堂山昌男・山本良一. 熱的物性. セラミック材料. 東京大学出版会, 1986/04/25.
• (17) 堂山昌男・山本良一. セラミック材料（目次）. セラミック材料. 東京大学出版会, 1986/04/25.
• (18) 田中和明. 図解入門　よくわかる最新金属の基本と仕組み（目次）. 図解入門　よくわかる最新金属の基本と仕組み. 秀和システム, 2007/10/02.
• (19) 堂山昌男・山本良一. 電気的物性. セラミック材料. 東京大学出版会, 1986/04/25.
• (20) . 光学的物性. セラミック材料. , .
• (21) . 誘電性. セラミック材料. , .
• (22) . イオン伝導性. セラミック材料. , .
• (23) . 機械的物性. セラミック材料. , .
• (24) . 圧電性と焦電性. セラミック材料. , .
• (25) . 強誘電性. セラミック材料. , .
• (26) . 材料物性とセラミックス. セラミック材料. , .
• (27) . 先端技術におけるセラミックス. セラミック材料. , .
• (28) . 電力輸送技術 送電. セラミック材料. , .
• (29) . 材料物性とセラミックス . セラミック材料. , .
• (30) . セラミック材料（目次）. セラミック材料. , .
• (31) . グループボード. . https://gb.yz.yamagata-u.ac.jp/c/l/3293/, (参照2009-5-1).
• (32) . 感染症情報センター. . http://idsc.nih.go.jp/index-j.html, (参照2009-5-1).
• (33) . インフルエンザＱ＆Ａ. . http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html, (参照2009-5-2).
• (34) . 新型インフルエンザ. . http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html, (参照2009-5-2).
• (35) . WebClass. . https://ecsylms1.kj.yamagata-u.ac.jp/webclass/login.php?group_id=135320253710, (参照2013-4-24).
• (36) . C1. . /amenity/~host/yz/c1/Education/Industry.htm, (参照2014-5-2).
• (37) . Edu. . https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/Public/53202/53202.asp, (参照2015-6-12).
• (38) Kawashima Selkon Textiles Co., Ltd.. 川島織物. 川島織物. http://www.kawashimaselkon.co.jp/index.html, (参照2015-6-12).
• (39) . 富岡製糸場. . http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html, (参照2015-6-12).
• (40) . トヨタ産業技術館. . http://www.tcmit.org/, (参照2015-6-12).
• (41) . グンゼ博物苑. . http://www.gunze.co.jp/gunzehakubutu/, (参照2015-6-12).
• (42) . 愛知県岡崎･八丁味噌. . https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_216/, (参照2017-10-18).
• (43) . 花火について. . http://www.san-en-fireworks.com/introductions/300introductions.html, (参照2017-10-18).
• (44) . 金融資料館. . https://www.77bank.co.jp/museum/okane/0813.htm, (参照2017-10-21).
• (45) Minobu-Town. 灰吹き法. . https://www.town.minobu.lg.jp/kinzan/tenji/haihuki.html, (参照2017-10-21).

• 04-01 石器と鉄器の違い

• Minobu-Town.１５００℃が作る東京スカイツリー―鉄鋼―. 山形大学,  無機工業化学 講義ノート, 2020. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=4454 ,  （参照 2025-3-7）.

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https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=4454

名称： 教育用公開ウェブサービス

URL： 🔗 https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/

管理運用 ： 山形大学 学術情報基盤センター

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名称： サイバーキャンパス「鷹山」

URL: 🔗 http://amenity.yz.yamagata-u.ac.jp/

管理運用 ： 山形大学 データベースアメニティ研究会

〒992-8510 山形県米沢市城南4丁目3-16