鉄はもっとも身近な金属だ。 金属はカタチを自由に変えることができ、しかも強くしなやかだ。石斧で田んぼを耕すのがいかに困難かを想像すれば、鉄器が農耕を飛躍的に進歩させたことがうなずける。 日本では、 弥生時代 に鉄器が普及し、稲作がはじまり、定住生活がはじまりした。
1727年(享保12)年、盛岡藩の阿部友之進が釜石の西方(大橋)で磁鉄鉱を発見。しかし藩は採掘禁止としました。1856(安政3)年。水戸藩の要請で反射炉の操業に成功した大島高任が、その翌年、南部藩の許可を得て、釜石に洋式高炉を築造。大橋産の良質な磁鉄鉱を使って、日本で始めて鉄鋼の製造に成功しました。1857(安政4)年12月1日は日本における近代製鉄の幕開け。鉄の記念日として今に伝えられています。
出典:
鉄の歴史館 1)
いよいよ高炉を使います。転炉で酸素を吹き込みますが、その酸素はどうやって作るでしょうか?
- (1) Kamaishi City.
鉄の歴史館
. http://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/spot/detail/1191193_2452.html, (2020-04-03) - (2) 立花 和宏.
お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪:日本酸素記念館
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=4690. (参照2018-02-25). - (3) 野村正勝・鈴鹿輝男.
最新工業化学―持続的社会に向けて―
. 講談社サイエンティフィク, 2004. p.73. - (4) 立花和宏, 仁科辰夫.
エネルギー化学特論:製鉄の温度と電子の発見
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=4980. (参照2020-04-02).