密度 d 〔kg/m³〕と抵抗率 ρ 〔Ω·m〕が小さい材料を使います。 アルミニウム、銅、ニッケル、チタン アルミニウム   2Al + 3H2O →   Al2O3 + 6H+ + 6e-(反応-477) 銅 金 1) 正極集電体アルミニウムの表面には酸化皮膜が存在している。そこに固体である炭素材料が導電助剤として点接触する。プレス工程などで物理的に圧着することで、接触店を増やし、接触抵抗を下げることができう。正極集電体に活物質が接触していると、活物質の表面電荷による誘電作用で接触抵抗が大きくなる。正極集電体に予め炭素材料をアンダーコートして活物質の直接接触を避ける方法がある。その場合、マンガン酸リチウムのように表面誘電率の高い活物質ほど接触抵抗低減の効果が大きい。反面予めアンダーコートの工程が増えることでコスト増のリスクもある。同様の理由で、表面官能基の多い炭素材料は、その表面電荷による誘電作用で接触抵抗が大きくなる。従って表面官能基の少ない炭素材料を使うのが好ましい。 2) リチウム電池正極用アルミ集電体の要求特性及びその表面加工技術3) (1) 伊藤 智博、仁科 辰夫. 卒業研究(C1-電気化学2004~):アルミニウム集電体. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=2603. (参照2009-02-04).(2) 伊藤 智博. 無機工業化学:無駄なく電気を運ぶ導電材料-銅とアルミ- . /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=4549. (参照2017-05-27).(3) リチウム電池正極用アルミ集電体の要求特性及びその表面加工技術,,etc,,立花 和宏,シラバス-山形大学, (2018).