語釈1.
単体は耐食性に優れた金属で食塩電解のアノードに使われます。アノード酸化するとタンタル同様、皮膜が強い干渉色を示します。酸化物のチタニア酸化チタン(TiO2)は光触媒として知られています。四塩化チタンは着色性発煙剤にも使われます。紫外線をカットする日焼け止めクリームや化粧品などにも使われます。
語釈2.
軽金属1)。チタンはバルブメタルですがその酸化皮膜はイオン伝導性と電子伝導性の両方があります。
リチウムイオン二次電池では充電をするとき正極がアノードになります。
チタンを集電体に使うと、皮膜に電子伝導性があるとため電解液を分解してしまい、電池劣化の原因になります。
チタンとアルミニウムの合金は耐食性があり、軽く、丈夫です。また、ニッケルやマンガンとの合金は、形状記憶合金や水素吸蔵合金として知られています。
バイオミメティック材料としても使われますサイズに依存する材料の生体反応―マイクロ/ナノサイジング効果2)。
- (1) 田中和明.
図解入門 よくわかる最新金属の基本と仕組み
. 秀和システム, 2007. . - (2) サイズに依存する材料の生体反応―マイクロ/ナノサイジング効果
, ,0,1(2006).