平衡電位からのずれを過電圧 η 〔V〕といいます。 電池には正極と負極がありますから、それぞれの反応過電圧、拡散過電圧と、電解液による抵抗過電圧があります。 このうち内部抵抗の原因となるのは抵抗過電圧で電解液の抵抗を下げる努力がされます。 具体的には導電率を上げる、電極面積を増やす、電極間距離を減らす、などの工夫がされます。
拡散過電圧は濃度過電圧とも呼ばれる。物質移動が支配的になって生じる。
【物理量】溶液抵抗 R 〔Ω〕電圧降下 VIR 〔V〕電極面積 A 〔m²〕電極間距離 d 〔m〕過電圧 η 〔V〕内部抵抗 R 〔Ω〕接触抵抗率 ρc 〔Ω·m²〕カットオフ電圧 V 〔V〕
電池から取り出せる最大電力は下記の通りです。
【講義ノート】電池の内部抵抗と過電圧(2011_H23)1)
【数値】:内部抵抗=0.35 Ω:内部抵抗=0.35 Ω
【数値】:内部抵抗=0.55 :内部抵抗=0.55 Ω
接触抵抗と溶液抵抗が存在する場合の内部抵抗です。
- (1) 立花和宏.
エネルギー化学特論:電池の内部抵抗と過電圧(2011_H23)
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=3263. (参照2011-06-01).