◇ 機能界面設計工学特論 Web Class 📆 3-3308
種類 | 略号 | 樹脂名 | 用途 |
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熱可塑性樹脂 | PE | ポリエチレン | 包装材 |
PP | ポリプロピレン | ||
PVC | ポリ塩化ビニル | ||
PVdC | ポリ塩化ビニリデン | ||
PVdF | ポリフッ化ビニリデン 1 ) | LIB 正極 バインダー | |
熱硬化性樹脂 | FF | フェノール樹脂 | プリント基板 |
MF | メラミン樹脂 | 食卓用品 |
プラスチック材料は、 非金属材料です。 非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料、やセルロースやたんぱく質など天然高分子材料があります。 エンジニアリングプラスチックとして、導電性高分子などもあります。
導電性高分子。PEDOT/PSS。
PEDOTの分子の中は、ラージポラロン。だから分子をまたいで直流は流れません。 交流インピーダンス法で導電率を測定することになります。 導電率ってなんだ?って話になりますけど。
PSSこれがないとキャリアがドープできないので、ドーパントといいます。 有機溶媒は二次ドーパントと呼ばれますけどね。
PSSにはもうひとつ大切な機能があって、アルミニウム酸化皮膜の絶縁性向上ね。 アノード酸化でつけた皮膜なんてぐちゃぐちゃで、イオン結合って言っても名ばかりだから、 結構、電気流しちゃったりするのね。 そうはいってもホッピング伝導だから、外部からキャリア注入がなければ、そこそこ絶縁性が保たれる。 水を含む電解液の場合は、酸化物イオンがこの注入口を塞ぐので、絶縁性になるんだけど、 導電性高分子コンデンサでは、固体だからそうならない。 で、PSSが外部からのキャリア注入口を塞いでいるってわけ。
本講義では、界面・表面現象や光イメージングといった物理化学的な現象の工学分野における役割を学ぶ。そこでは、化粧品、医薬品および食品を開発する上で重要な、皮膚、毛髪および粘膜上で起こる界面現象から、電池やコンデンサなどのエネルギーデバイスを中心の機能を効率よく発現させるための界面設計、そして、粉体の分散・凝集に関する粉体表面の物性およびその測定法,さらに様々な表面処理方法等について論ずる。また、光学顕微鏡を用いた光イメージングについて、光学素子の役割、イメージの結像、光の回折限界と空間分解能などについて解説する。多重染色によりさまざまな物質を識別できる蛍光顕微鏡において重要となる蛍光色素および蛍光タンパク質などの蛍光プローブとその利用法について解説するとともに、レーザーマニピュレーション法や近年実用化されたナノメートルの空間分解能を持つ超解像蛍光顕微鏡等の応用例を紹介する。
本講義では、物質の有効活用の観点から、物質や生体が有する情報の取得・解析法に関する内容について解説する。そこでは、物質の分離法および機能発現に関するアプローチ他、呼吸,循環に関する生体情報の計測法や生体計測技術により運動中に得られた生体情報を応用生理学的解釈へ導くための解析法についても紹介する。また、工学分野で生産管理や品質管理で使用される分析機器について、ハードウェアおよびソフトウェア,AD変換などの計測技術について解説し、工場などで使われているライフサイクル管理システムにおける分析機器や分析化学の位置づけ,ラインモニタリング技術に対する理解を深める。小型・軽量化が進むセンサーやその周辺の電子回路,AD変換器,マイコン制御についても解説し,IoT(Internet of Things)やIoE(Internet of Everything)を目指した周辺技術など最近のトピックも紹介する。