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関係者(共同研究者) | |
二酸化マンガンを用いたレドックスキャパシタの特性改善
(山大工)立花和宏・○及川文成・佐藤和美・仁科辰夫・遠藤孝志・尾形健明
1、緒言
MnO2はRuO2に比べて導電性が低いため1)、導電助剤として炭素などが使われる。 内野らは大量に炭素を使うことによって内部抵抗を減らすことができると報告している1)。そこで超微粒炭素分散液(UFC)を用い導電助剤として、 MnO2のキャパシタとしての特性を検討した。
2、実験方法
超微粒炭素分散液(UFC)は、アセチレンブラックの濃度が12%になるように水を加え、それを三本ロールにかけ、濃度が3%になるようにさらに水を加えて作製する。粒径は約4.5μmになる。電極活物質にMnO2 、導電助剤に超微粒炭素分散液(UFC)と活性炭、バインダーにテフロン分散液用いて集電体であるNiメッシュに圧着し電極とした。電解液として、0.2M硫酸ナトリウム、 0.2M硫酸カリウム、 0.2M硫酸リチウム、9M水酸化カリウム、 9M水酸化ナトリウム、4M水酸化リチウムを使用し、掃引速度0.1mV/secでサイクリックボルタモメトリーを行った。
3、結果
活性炭のみのものと活性炭とMnO2を圧着させたものではMnO2を加えたものの方がカソード側での分極が平坦になっていることから、キャパシタとしての特性が改善されたことがわかった。超微粒炭素分散+液(UFC)を添加することにより内部抵抗をさらに減らすことがわかった。
4、参考文献
1)森本剛,電気化学,68,p.1013 (2000).
2)千原望,亀井聡,電気化学秋季大会,p.2K07 (2003).
3)立花和宏,内野理絵,仁科辰夫,松木健三,東北地方大会, p.158 (1998).
4)池田章一郎,増田進也,森陽一,前田益伸,小沢昭弥,p.2A11 (2002).
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平成16年度化学系9学協会連合東北地方大会@岩手県盛岡市2)
及川文成,立,二酸化マンガ,化学系9学協3)
西暦 | 令和 | 🔷 平成 | 🔷 昭和 | 🔷 大正 | 🔷 明治 |
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2001 | R-17 | H13 | S76 | T90 | M134 |
2002 | R-16 | H14 | S77 | T91 | M135 |
2003 | R-15 | H15 | S78 | T92 | M136 |
2004 | R-14 | H16 | S79 | T93 | M137 |
2005 | R-13 | H17 | S80 | T94 | M138 |
2006 | R-12 | H18 | S81 | T95 | M139 |
2007 | R-11 | H19 | S82 | T96 | M140 |
2008 | R-10 | H20 | S83 | T97 | M141 |
2009 | R-9 | H21 | S84 | T98 | M142 |
2010 | R-8 | H22 | S85 | T99 | M143 |
2011 | R-7 | H23 | S86 | T100 | M144 |