電池は電気を流さなくても電圧があります。これを電池の起電力といいます。このときの内部抵抗は無限大とみなせます。電池から電流を取り出すと電圧が下がります。この見かけの抵抗を内部抵抗と呼びます。
全電池と半電池―参照電極を使った測定―
界面を表す特性とバルクを表す物性があります。等価回路ではときどき不明瞭なものがありますので、単位で確認しましょう。
インピーダンス Z 〔Ω〕=電気抵抗 R 〔Ω〕+虚数単位×リアクタンス X 〔Ω〕
偏角:位相角 φ 〔rad〕=リアクタンス X 〔Ω〕÷電気抵抗 R 〔Ω〕の逆正接
キャパシタンス=誘電率 ε 〔F/m〕÷セル定数 a 〔1/m〕
キャパシタンス=誘電率 ε 〔F/m〕×電極面積 A 〔m²〕÷電極間距離 d 〔m〕
反応抵抗 R 〔Ω·m²〕=活性化過電圧 ηa 〔V〕÷電流密度 J 〔A/m²〕
活性化過電圧 ηa 〔V〕は電流密度 J 〔A/m²〕の対数に依存するので(ターフェルの式)、上記は微小な過電圧でのみ。
- (1) 立花和宏, 仁科辰夫.
電気化学特論:電池の内部抵抗と過電圧
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=4298. (参照2015-01-05).