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関係者(共同研究者) | |
工学部教職員各位
工学部運営会議
学術講演会の開催について(ご案内)
標記講演会を下記のとおり開催しますので,休日ではありますが,
多数の皆様の出席をよろしくお願いします。
記
日時:平成19年3月3日(土) 9時00分~10時25分
13時00分~14時25分
場所:3-2307室
[9時00分~9時40分]
講師:幅上茂樹 氏(山形大学工学部物質化学工学科助教授)
演題:「精密制御酸化カップリング反応」
概要: 酸化カップリング重合は,フェノール類などの重合法として
知られ,酸素雰囲気下あるいは空気中,非常に温和な条件下で
反応が進行し,また水のみが副生成物として排出される「環境
調和型」の重合系である。しかし,この重合はラジカル種同士
のカップリング反応により進行するため,その制御は非常に困
難であり,実用的にはエンジニアリングプラスチックの1つで
あるPPOの製造に応用されているのみである。我々はこの酸
化カップリング反応の制御法について検討を行なっており,新
規な触媒系の開発により反応の立体化学や位置選択性などの高
度な制御に成功した。
[9時45分~10時25分]
講師:坂口浩司 氏(静岡大学電子工学研究所助教授)
演題:「ナノスケール分析化学
-電気の眼で単一分子を視る,測る,創る-」
概要: ‘ナノスケール分析化学’とは様々なナノ技術,機器分析技
術等を組み合わせたナノメートルの微小空間における極限計測
に関する学問であり,極微領域の分析のみならず,新しい物質
創成技術としての応用も期待されています。我々が開発してき
た走査プローブ技術や電気化学を用いた1個の分子を電気的に
観測,計測する新しい方法論や基板表面上に極限の細さの分子
細線を形成させる新しい技術についてお話いたします。
[13時00分~13時40分]
講師:仁科辰夫 氏(山形大学大学院理工学研究科
生体センシング機能工学専攻所助教授)
演題:「電気化学エネルギー変換・貯蔵デバイスの
基礎研究と開発の接点」
概要: 大学における基礎研究と企業における実用化開発研究との間
には大きなギャップがある。工学を専門とする以上,この点を
どのように捉え,実用化に資する研究とはどのようなものかを
常に探り,研究を展開する必要がある。ここでは,演者がこれ
までに進めてきた電気化学エネルギー変換・貯蔵デバイスの研
究,具体的には溶融炭酸塩型燃料電池とリチウムイオン二次電
池に関する研究成果を例として,そのあり方について議論した
い。
[13時45分~14時25分]
講師:岡田達弘 氏(独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員)
演題:「エネルギー・環境研究と電気化学」
概要: 電気化学はリチウム電池,燃料電池を始めとするエネルギー
分野や,センサー材料などの分析分野,あるいは防食技術のよ
うな対環境分野等,広い産業分野において21世紀のエネルギ
ー・環境問題に対峙できる技術を提供する学問分野として期待
されている。本講演では,演者がこれまで関わってきた金属腐
食研究,イオンセンサー研究,及び燃料電池研究を例にとり,
電気化学という分野の意義と有用性について概要を述べる。
西暦 | 令和 | 🔷 平成 | 🔷 昭和 | 🔷 大正 | 🔷 明治 |
---|---|---|---|---|---|
2002 | R-16 | H14 | S77 | T91 | M135 |
2003 | R-15 | H15 | S78 | T92 | M136 |
2004 | R-14 | H16 | S79 | T93 | M137 |
2005 | R-13 | H17 | S80 | T94 | M138 |
2006 | R-12 | H18 | S81 | T95 | M139 |
2007 | R-11 | H19 | S82 | T96 | M140 |
2008 | R-10 | H20 | S83 | T97 | M141 |
2009 | R-9 | H21 | S84 | T98 | M142 |
2010 | R-8 | H22 | S85 | T99 | M143 |
2011 | R-7 | H23 | S86 | T100 | M144 |
2012 | R-6 | H24 | S87 | T101 | M145 |