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関係者(共同研究者) | |
さらに集電体の耐食性を与え電解液の分解を保護する不働態皮膜の絶縁破壊という観点では、電解液の導電率が低いと絶縁破壊電圧が高くなることが古くから知られており、電解液の導電率の対数と絶縁破壊電圧はほぼ比例する。したがって電解液の導電率が電池の内部抵抗に及ぼす効果と集電体の電解液の分解を保護する効果は全く相反する。そして電解液の導電率の対数と絶縁破壊電圧はほぼ比例する。ここでもカチオン種や濃度の異なる電解液についてその導電率の対数と絶縁破壊電圧を比較するとBF4とPF6のどちらでも同一直線上にプロットでき、たとえばフッ化物イオンのアルミニウムの不働態皮膜に対する効果はBF4のデータからPF6のデータを予測することができる。