無いと困る思う化学工業の工業製品を具体的にひとつ選びましょう。 その工業製品について、 エピソード、歴史、構成材料の作り方について 発表しましょう。
モノは、大きくふたつ。 自然に生えてくるモノと、誰かが作ったモノです。
誰かが作ったモノは、大きくふたつ。 この世にひとつしかないモノと、そうでないモノです。
みんなのために、売ることを前提に、価値あるモノを安く大量に作るのが工業製品です。
モノは、カタチがなくても価値のある物質と、カタチに価値の物体があります。 化学工業で生産する工業製品は、物質です。 しかし、物体は、すべて物質からなります。 カタチに価値のある物体も、化学工業で生産した工業製品を原材料に使います。 つまり、化学工業は多くの工業製品を支えています。
工業製品が売れるということは、その工業製品が役に立つということです。
役に立った、あってよかったと思った化学工業の工業製品のエピソードをお互い紹介してみましょう。
その工業製品が、いつの時代に、どんな背景でどのように生まれたか、調べてみましょう。
その工業製品が、どんな部品や材料から作られたのか調べてみましょう。
スマホは、液晶ディスプレイや、半導体の部品で構成されます。 特に半導体のモールドには、プラスチックモールドとセラミックモールドがあります。 スマホがないと困るので、半導体のセラミックモールドに関連して、化学工業の工業製品であるセラミックをテーマに選びました。
半導体は、今から53年前のオイルショックから 35年前のバブル崩壊まで、日本の経済を支えました。 半導体は、寸法精度の精確なアルミナを焼結したIC基板に取りつけられます。 もともとアルミナは、122年前に碍子の材料として応用された歴史あるセラミックス材料です。 そのアルミナが電気炉による精密制御技術でファインセラミックスとしてIC基板に応用されました。
今ではあって当たり前のファインセラミックスですが、そのころは化学工業の工業製品として、ファインセラミックスの研究開発にしのぎをけずっていた様子が偲ばれます。もはやスマホも市場が飽和している状況ですが、当時研究開発にあたった技術者に敬意を表したいと思います。
| 自然物 | 人工物 | |||
|---|---|---|---|---|
| 工芸品 | 工業製品 | |||
| 例1:道具 | さえずる小鳥 | パイプオルガン | 🚂 ピアノ | |
| 例2:食べ物 | 魚 | 回らない寿司 | カップラーメン | |
| 例3: エネルギー | 柴 | 電気、ガス、 灯油 | ||
| 作り手 | なし | 職人、技能者、クリエータ |
労働者、作業者 (※設計は技術者) |
|
| 顧客 | なし | 王侯貴族、教会、富裕層 | 市民、庶民 | |
| 歴史 | なし | 産業革命 以降 | ||
| 形態 | 献上、寄進 | 販売 | ||
| 量 | ありのまま | 丹精込めてひとつ | 工場で大量生産 | |
| 品質(Q) | ありのまま | 丹精込めてひとつ | 同じ品質、 ばらつき なし | |
| コスト(C) | ただ? | 非売品? | 安く、低コスト 1 ) | |
| 納期(D) | 早く、即納(店売り) | |||
| 環境(E) | 持続可能 | 保護 | 廃棄物 | |
自然物は、人が作ったものではありません。 農産物は人の手がかかりますが、直接人の手で作ったものではありません。
人工物は、人が作ったものです。工芸品は、ひとつだけのものです。 工業製品は、量産されます。
量産の現場では、工場の生産管理部門が、 QCDを管理します。
| 状態 | 物質 | 物体 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 気体、 液体、 流体 | 塩素、 🏞 鉄、 🜠 銅、 アルミニウム、 酸素、 グラファイト、ダイヤモンド、硫黄 など | ||
| 固体 | 粉体、粒体、 繊維 | 0次元 | 砂 |
| 糸 縄 | 1次元 | ||
| テキスタイル | 2次元 | 紙、布(織物、編物)、箔 | |
| 3次元 | インゴット、スラブ | ||
| 3次元 | 衣服、ファブリック、 鋳物、 🚂 自動車 |
工業製品 には、 物体(object)として形や構造が 機能 するものと、形や構造に関係なく 物質 (substance,material,matter)として 機能 するものがあります。 資源から廃棄物までの サプライチェーンの流れで、物質が変わってゆきます。
気体や液体を原料、固体を 材料と区別することもあります。
応力によって変形する気体や液体は流体と言います。
物体の 寸法を表現するには、幅、高さ、奥行きや、直径、断面積などが使われます。 物体の量は 計数値として数えることができます。
🚂 汎用品 物体ワークショップを楽しみましょう 2 ) 。 グループ人数は、5〜6名とします。 4名以下にならず、7名を超えないようにしてください。
初対面の場合は、自己紹介をしましょう。 雑談をして、アイスブレイクしましょう。
リーダー(司会進行)を決めてください。 そのほかのメンバーの 役割(記録係、資料作成係、プレゼンター( 登壇者))を決めてください。
グループ名を決めてください。グループ名は任意です。メンバーの所属する組織の名前になります。 発表は、単著ではなく、共著となります。リーダーは、筆頭著者(ファーストオーサー)となります。
記録係は、試験答案用紙表面の最上部に、日付、授業科目名、グループ名を記入してください。 メンバーは、記録係に従い、役割、学籍番号、氏名を直筆署名してください。 その際、 筆頭著者を先頭に書き、登壇者の氏名の前には〇をつけてください。
討論を開始したら、記録係は討論の内容(議事)を試験答案用紙裏面に記録してください。
討論がまとまったら、資料作成係は、試験答案用紙表面に グラフィカルアブストラクト に表現してください。グラフィカルアブストラクトは文章ではなく、 図版で表現した内容の概要図です。 グラフィカルアブストラクトは、板書しやすいように作図してください。 図は独立した著作物とみなされます。 図を描いた人は、図の下部に著作権のクレジット表示(©2026,氏名)を直筆署名してください。
学生証を配置し、役割、学籍番号、氏名を直筆署名して 答案用紙全体をを撮影してください。 撮影の際は、図の著作者の許諾をとってください。 撮影した画像は平常の学習成果物として、期末の 成績評価申請書の 平常点の申請に使います。 画像がない場合、平常点の申請はできません。 演題、グループ名、共著者名がわかるように撮影し、各回ごとの復習として画像をWebClassにアップロードしておくと便利です。
登壇者は、プレゼンテーションのイメージをしましょう 3 ) 。 メラビアンの法則を意識して、 非言語表現も工夫しましょう 4 ) 。
グループ名が指名された後で、じゃんけんなどで登壇者を決めるのは、授業進行の妨げとなりますので、 必ず、討論前に 登壇者を決めてください。
記名だけして、討論に参加しない場合、不正行為として扱うことがありますので、必ず討論に参加してください。 自分から参加できなそうな人には、積極的に声がけをお願いします。
無作為抽出で指名します。 指名された方が所属するグループで決めた登壇者に、 プレゼンテーションしてもらいます 5 ) 。
プレゼンテーションは、必ずグラフィカルアブストラクトを板書しながら、行ってください。 無言でお尻を聴衆に向けたまま、板書だけする時間をとることは避けてください。
質疑応答の際も、無作為抽出で指名しますので、指名された方が所属するグループのプレゼンターが質問、コメント、アドバイスをしてください。 ディベートとしての反対意見は、大歓迎です。
*平常演習の配点は、授業1回ごとに、一律加点です。 平常演習には、ワークショップ、意見交換、発表、質疑応答など授業時間内の学習活動を含みます。 そのほかに授業時間外の0.5時間の学習活動を含みます。 平常点は、学期末に WebClass の 成績評価申請書 に申告していただき集計します。
授業時間外の活動の一助としてWebClassへの提出を推奨します。〆切は講義後1週間です。 ただし平常点の加点は、授業時間内の学習活動も含みます。 WebClass への提出のみでの、平常点の申告はご遠慮ください。
WebClass への平常演習提出は、推奨しますが、必須ではありません。 提出されていなくとも、 成績評価申請書 に、各回の授業時間以外の0.5時間の取り組みが申告されれば十分です。未提出だからと心配することはありません。
成績評価申請書 では、それぞれの授業で何を学び身につけたかを申告してもらいます。 WebClass に提出したかどうかより、身につけることを優先してください。 授業で取り上げたトピックや、グループワークの意見交換の内容は、期末までノート 6 ) などに記録しておくことを推奨します。 逆に授業に参加していないのに、WebClassの出席や提出だけの場合は不正行為として扱うことがあります。 平常の取り組みだけで、「到達目標を最低限達成している。成績区分:C」となります。 評点が60点に満たない場合は、不合格となります。 欠席した場合、課外報告書へ取り組むことで挽回してください。 出席が60%に満たない場合、課外報告書を提出しても、単位認定できません。
授業はお互いの信用で成立します。
単位とは学習量のことをいいます。 授業科目では、2単位で30~60時間です。
学習量を信用することを、単位認定といいます。 この授業では、試験による単位認定は行わらず、平常と報告書で単位認定します。
授業時間中の内職等は、学習量に含まれません。 内職していたにも関わらず平常点の申請をした場合、不正行為です。 内部告発があった場合は、対応しますが、できるだけ自浄作用に期待します。 内部告発は最後の手段としてください。 内部告発があっても、一方的に不正扱いとはしません。事情をヒアリングした上で、適切に対応します。
課外報告書で40点の挽回ができます。 他の授業の報告書で忙しいときは、授業時間に内職をして不正扱いになるより、欠席してください。
何らかの事情で救済措置が必要な場合、補講期間に対応します。 救済措置での対応は原則60点です。
公欠は欠席です。公欠は、公認欠席の略で、欠席の理由が私的なものではないということです。
授業時間内に意見発表を求めます。 指名しても返事がなかった場合、欠席として扱います。その場合、平常点は申請できません。 登壇しても「わかりません」「発表できません」などと陳述した場合は、発表しなかったことになります。 もし、発表しなかったのに平常点を申請した場合、不正行為として扱います。
この授業は、テキストの所有し、持参することを前提とした対面授業です。 テキストを所有しない、持参しない、は、発表できない理由になりません。 またテキストは高価なものです。購入した人の権利を守るため、学生同士の貸し借りは、ご遠慮ください。
意見発表をしない場合や内職をしている場合は、授業不参で履修取り消しを求めることがあります。 そのような目論見がある場合は、最初から履修しないようお願いします。