炭水化物

語釈1.

エネルギー産生栄養素のひとつ。

炭素に酸素と水素が１：２で結合した生体で活躍する化合物の総称です¹⁾。ごはんやおもちなど食品に含まれているデンプンをはじめとし、セルロース²⁾などいろいろな種類があります³⁾。

炭水化物は栄養成分の糖質と食物繊維に分類され、糖質にはおなじみの砂糖スクロース⁴⁾ばかりでなく最近よく食品に添加されるトレハロースやオリゴ糖類などがあります。分子構造からは単糖類、二糖類、多糖類、糖アルコールなどに分けられます。炭水化物の呼吸商は１．０です⁵⁾⁶⁾。

なお「トレハ」や「トレハオース」は林原の商標で、トレハロースのことです。

生物有機化学I⁷⁾

• (1) John McMurry [著]/伊東椒, 児玉三明訳. 有機化学概説. 東京化学同人, 2000. .
• (2) セルロース, , [C₆H₁₂O₆]_n-, = 180.15768 g/mol, (化学種).
• (3) Beter Barham、渡辺正、久村典子. 料理のわざを科学する　キッチンは実験室. 丸善株式会社, 2003. .
• (4) スクロース, , C₁₂H₂₂O₁₁, = 342.30008 g/mol, (化学種).
• (5) 鈴木孝仁. 視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録. 数研出版, 2000. .
• (6) 実教出版. サイエンスビュー生物総合資料. 実教出版, 2006. .
• (7) 生物有機化学I,化学系生物応用化学専修コース（Ａコース）,etc,（旧）工学部学科,山形大学
  大場 好弘,シラバス-山形大学, (2006).