語釈1.
時間 t 〔s〕を測定し、時刻を知る道具、測定装置1)。振り子時計はホイヘンスによって2)に発明されました3)。時計が発明されてから客観的な計測が可能になり近代科学が発達することになります4)。さらに正確な経度の計測はイギリスに海洋の覇権をもたらしました。
正確な時を知らせるために時計塔5)や時計台が作られました。日本最古のぜんまい時計は徳川家康が導入したみたいです6)。
最近は携帯電話を時計代わりに使う人もふえました。圧電振動子として水晶を使ったデジタル時計がおおいのですが、自動的に修正する電波時計も普及してきました。液晶ディスプレイを使ったデジタル表示も多くなりましたが、針を使ったアナログ表示もまだまだ健在です。
また自動車の現在位置を確認するGPS衛星などに使われるのは原子時計です。時は金なりといいますが、世界は時間と空間と物質からなります。また動物にはインターバルタイマー、概日時計、季節時計、寿命などの体内時計があるといわれています。アナログタイプのクォーツ時計にはステッピングモーターが使われます。液晶ディスプレイを使ったデジタル表示の時計が見受けられます。
時計用ローターの磁石には強力なネオジム磁石より耐食性のよいサマリウム磁石が使われます7)。
【関連講義】
お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪,自然を見る技(望遠鏡、顕微鏡、地震計、時計)8)
【関連書籍】10)
- (1) 泉 多恵子.
科学ゼミⅡ:目覚まし時計
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=2148. (参照2008-04-01). - (2) 伊藤智博、立花和宏、仁科辰夫.
電気化学の庵:17世紀
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=1037. (参照1800-01-01). - (3) 伊藤智博、立花和宏、仁科辰夫.
電気化学の庵:技術史
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=1038. (参照2006-11-12). - (4) 吉岡安之.
暦の雑学事典
. 日本実業出版社, 1999. . - (5) 立花 和宏.
お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪:明石市立天文科学館
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=2412. (参照2008-11-08). - (6) 立花 和宏.
お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪:久能山 東照宮
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=3097. (参照2010-01-30). - (7) 仁科 辰夫.
仁科先生の工場見学ルポ:株式会社エスアイアイ・マイクロパーツ
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=1268. (参照2007-03-22). - (8) 立花 和宏.
お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪:自然を見る技(望遠鏡、顕微鏡、地震計、時計)
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=2868. (参照2008-04-01). - (9) 立花 和宏.
お散歩の中にサイエンスを探し求めて♪:諏訪湖 時の科学館 儀象堂
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=687. (参照2005-11-14). - (10) 吉岡安之.
暦の雑学事典
. 日本実業出版社, 1999. .