語釈1.
波長 λ 〔m〕650nmぐらいのの長い可視光線を反射または透過する色赤1)。光の三原色、加法混色の要素。減法混色のマゼンタのことを赤と呼びならわすこともあります赤色系2)。温かいかんじのする色です赤系統(暖色系)3)。
PDPやCRT、三波長型蛍光灯の赤の蛍光体にはユウロピウム(Ⅲ)イオンユウロピウム(Ⅲ)イオン(Eu3+)などで賦活したイットリウムなどの希土類化合物が使われます4)。
印刷や染色につかう無機顔料としてはバーミリアン硫化水銀(HgS)、ベンガラ酸化鉄(Ⅲ)(Fe2O3)、有機顔料としてはピグメント・レッド・122など。無機顔料は毒性が強いものが多いので、高価にもかかわらず有機顔料へ代替化が進んでいます5)。顔料、染料は減法混色となるのでマゼンタを使うことが多いです。
ガラスを赤く着色する場合には金、銅、コバルト、セリウム+カドミウムなどの金属を使います。
赤の天然染料としてはベニバナ色素、コチニール色素などが知られています。
信号、標識などではに危険を示すのに使います。高圧ボンベでは水素を表します。抵抗器のカラーコードでは2を表します。
ピカッとさいえんす「光と色(虹と夕焼け)」
【動画】「水で咲かそう春の花」~染料とペーパークロマトグラフィー~8)
四丁目サイエンス劇場「水で咲かそう春の花」
【関連書籍】9)
- (1) 赤, ●▼◆★▲■, FF0000, 色彩.
- (2) 伊藤智博、立花和宏、仁科辰夫.
電気化学の庵:赤色系
. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=1561. (参照2007-07-27). - (3) 伊藤智博、立花和宏、仁科辰夫.
電気化学の庵:赤系統(暖色系)
. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=1556. (参照2007-07-26). - (4) 野村正勝・鈴鹿輝男.
最新工業化学―持続的社会に向けて―
. 講談社サイエンティフィク, 2004. p.8. - (5) 野村正勝・鈴鹿輝男.
最新工業化学―持続的社会に向けて―
. 講談社サイエンティフィク, 2004. . - (6) リチウム, Lithium, Li, (元素).
- (7) 立花 和宏.
ピカッとさいえんす:光と色(虹と夕焼け)
. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=3110. (参照2010-08-10). - (8) 立花 和宏.
ピカッとさいえんす:「水で咲かそう春の花」~染料とペーパークロマトグラフィー~
. https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=1225. (参照2007-03-12). - (9) 中村英二、吉沢康和.
新訂物理図解
. 第一学習社, 1984. 62.