具体的な工業製品とメーカーをひとつ選び、もし品質管理部門がなかったらどうなるか考えてみよう
具体的なメーカーを選んだら、そのメーカーの組織図を調べてみましょう。 品質管理部門の有無、ガバナンスを確かめましょう。
その上で、もし、メーカーにに品質管理部門がなかったらどうなるか話し合ってみましょう。
具体的な工業製品としてサプリメント食品を選び、 具体的なメーカーとして小林製薬を選びました。
小林製薬 では、 製造本部の下に、開発・調達統括部があり、そのまた下に、 品質マネジメント部があって、そこが品質管理をしていたものと想像されます。 また、会社直轄の信頼性保証本部があって、そこで品質保証をしていたものと想像されます。
求人では、 品質マネジメント職 というのがあって、 QC検定2級以上とありました。
もし、品質管理部門が正しく機能していれば、サプリメント食品コレステヘルプの 健康被害が未然に防げたかもしれません。
品質管理は、消費者の安心安全を守る最後の砦であり、 品質管理なくして、大量生産を前提とする産業は成立しないと思い割れます。
種類 | 分野 | 調理との対比 | 学校との対比 |
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受入検査 | 素材の厳選 | 入学試験( アドミッションポリシー) | |
工程間検査 | 調理中の味見 | ( カリキュラム・ポリシー) | |
完成品検査 | 盛りつけなど外見 | 卒業研究発表会、公聴会 | |
出荷検査 | ( ディプロマ・ポリシー) |
PDCA のチェック(C)
大学におけるFDと品質管理
研究とは、そもそも自然界や社会の現象を理解しようと仮説を立て、実験や観察を傘ね、その結果を評価して仮説に修正をくわえていく、 まさに PDCAサイクルそのものだといえます。
……授業内容を改善することは学生におもねることではありません。……
2 )
大分類 | 小分類 | 説明 | 例 |
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認知ミス | 無知・無理解/誤認識 | 初心者に多い。 電磁気、放射能、ウイルス、二酸化炭素などのように、直接認知できないものは、 知識、感知スキル、想像力が要求されます。 |
事故例8(基本操作)
分液ロートを用いて抽出を行おうとしたが、ガス抜きをしなかったため、コックを開けたとたん内容物 が噴出し、近くにいた人にかかった。
pythonのライブラリよるstdevの意味の違いを取り違えた。
|
判断ミス | 未熟 | 初心者に多い | |
行動ミス | スリップ/故意/できない | ベテランにおおい。 マンネリ化 思い込み | 注目するべき成分だけに注目し、想定外の異物の混入に気づかなかった |
ヒューマンエラーは、 人的要因 です
無知・・・まさかこんなことになるなんて・・・
未熟・・・こんなつもりじゃなかったんだけど・・・
慣れ・・・いつも通りにやったのに・・・
無知と未知は違います。 組織に知っている人がいないときは未知です。 先生や先輩や上司が知っているとは限りません。 聞かれたときは、知ったかぶりをしないようにしましょう。 事故の原因のなかで、「知らなかった」「教わっていなかった」は、かなりの割合になります。
技術者の無知は倫理違反です。 もし医者が医学の知識なしに手術を行ったら、倫理違反に問われるだろう。 もし弁護士が法律の知識なしに裁判に立ち会ったら、倫理違反に問われるだろう。 同じように、技術者が工学の知識なしに技術を行使したら、倫理違反に問われるだろう。
4 )ワークショップを楽しみましょう 5 ) 。 グループ人数は、5〜6名とします。 7名を超えないようにしてください。
初対面の場合は、自己紹介をしましょう。 雑談をして、アイスブレイクしましょう。
リーダー(司会進行)を決めてください。 そのほかのメンバーの 役割(記録係、資料作成係、プレゼンター( 登壇者))を決めてください。
グループ名を決めてください。
記録係は、試験答案用紙表面の最上部に、授業科目名、グループ名を記入してください。 メンバーは、記録係に従い、学籍番号、氏名、役割を直筆署名してください。 その際、 筆頭著者を登壇者の氏名の前に〇をつけてください。
討論を開始したら、記録係は討論の内容を裏面に記録してください。
討論がまとまったら、資料作成係は、試験答案用紙表面に グラフィカルアブストラクト に表現してください。
グラフィカルアブストラクトを撮影し、WebClassにアップロードしておくと復習に便利です。
登壇者は、プレゼンテーションのイメージをしましょう 6 ) 。 メラビアンの法則を意識して、 非言語表現も工夫しましょう 7 ) 。
グループ名が指名された後で、じゃんけんなどで登壇者を決めるのは、授業進行の妨げとなりますので、 必ず、討論前に 登壇者を決めてください。
記名だけして、討論に参加しない場合、不正行為として扱うことがありますので、必ず討論に参加してください。 自分から参加できなそうな人には、積極的に声がけをお願いします。 期末の 成績評価申請 時に、グループ名やメンバー、討論の内容を思い出せるよう、答案用紙を撮影することを推奨します。
ランダムにグループを指名し、壇上で、 プレゼンテーションしてもらいます 8 ) 。 質疑応答の際も、グループを指名しますので、指名されたグループのプレゼンターが質問、コメント、アドバイスをしてください。 ディベートとしての反対意見は、大歓迎です。
資料作成係は、討論の内容をポスターとして、試験答案用紙の裏面にまとめてください。 資料作成係に従って、他のメンバーが代筆してもかまいません。
*平常演習の配点は、授業1回ごとに、一律加点です。 平常演習には、ワークショップ、意見交換、発表、質疑応答など授業時間内の学習活動を含みます。 そのほかに授業時間外の0.5時間の学習活動を含みます。 平常点は、学期末に WebClass の 成績評価申請書 に申告していただき集計します。
授業時間外の活動の一助としてWebClassへの提出を推奨します。〆切は講義後1週間です。 ただし平常点の加点は、授業時間内の学習活動も含みます。 WebClass への提出のみでの、平常点の申告はご遠慮ください。
WebClass への平常演習提出は、推奨しますが、必須ではありません。 提出されていなくとも、 成績評価申請書 に、各回の授業時間以外の0.5時間の取り組みが申告されれば十分です。未提出だからと心配することはありません。
成績評価申請書 では、それぞれの授業で何を学び身につけたかを申告してもらいます。 WebClass に提出したかどうかより、身につけることを優先してください。 授業で取り上げたトピックや、グループワークの意見交換の内容は、期末までノート 9 ) などに記録しておくことを推奨します。 逆に授業に参加していないのに、WebClassの出席や提出だけの場合は不正行為として扱うことがあります。 平常の取り組みだけで、「到達目標を最低限達成している。成績区分:C」となります。 評点が60点に満たない場合は、不合格となります。 欠席した場合、課外報告書へ取り組むことで挽回してください。 出席が60%に満たない場合、課外報告書を提出しても、単位認定できません。
授業はお互いの信用で成立します。
単位とは学習量のことをいいます。 授業科目では、2単位で30~60時間です。
学習量を信用することを、単位認定といいます。 この授業では、試験による単位認定は行わらず、平常と報告書で単位認定します。
授業時間中の内職等は、学習量に含まれません。 不正行為です。 内部告発があった場合は、対応しますが、できるだけ自浄作用に期待しまう。 内部告発は最後の手段としてください。 内部告発があっても、一方的に不正扱いとはしません。事情をヒアリングした上で、適切に対応します。
課外報告書で40点の挽回ができます。 他の授業の報告書で忙しいときは、授業時間に内職をして不正扱いになるより、欠席してください。
何らかの事情で救済措置が必要な場合、補講期間に対応します。 救済措置での対応は原則60点です。
公欠は公認欠席の略で、欠席です。
授業時間内に意見発表を求めます。 「わかりません」に類する意見発表をした場合、授業不参加とみなすことがありますので、 必ず自分の意見を発表してください。
意見発表をしない場合や内職をしている場合は、授業不参で履修取り消しを求めることがあります。 そのような目論見がある場合は、最初から履修しないようお願いします。