炭素材料を含んだ粘土分散液における集電体の作用の電気化学的評価(仮)1)
図1にSA2wt%分散液中でのOPEN-CNTのアルミニウムと真鍮のサイクリックボルタモグラムを載せた。アルミニウムは折り返した後、電流が増加した。これは腐食が進行していると考えられる。しかし、真鍮に比べると電流が流れていないことがわかった。このことから、アルミニウムのスラリーとの接触面に被膜が存在していると考えられる。 図2にHEC2wt%分散液中でのOPEN-CNTにおけるアルミニウムと真鍮のサイクリックボルタモグラムを載せた。アルミニウムではサイクルごとに電流が低下していることがわかった。このことからサイクルが進むごとに被膜が形成されていると考えられる。真鍮ではサイクルが進むごとの電流低下が小さく、被膜が形成されづらいと考える。 図3ではLCRメーターを使ったSA2wt%と水でのOPEN-CNTのインピーダンス測定によるアルミニウムと真鍮の比較を行った。真鍮はSA2wt%と水で低い周波数のときは抵抗値や位相角に差がなかったが、周波数が高くなるにつれSA2wt%の方が大きくなり水との差が生まれた。アルミニウムはSA2wt%が水よりも抵抗値が高いことがわかった。しかし、高周波数になるにつれSA2wt%の抵抗値は少し下がり、水は上がった。位相角ではSA2wt%は水よりも高い周波数にならないと上がらないことがわかった。このことからSA2wt%は水よりも安定していると考えられる。
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