リチウムイオン二次電池の合材スラリーのゲル化に活物質の種類が及ぼす影響(仮)
交流インピーダンス測定によるリチウムイオン二次電池の合材スラリーの分散安定性モニタリング
リチウムイオン二次電池用炭素分散スラリーは後にバインダーや活物質などが添加され、合材スラリーとして集電体に塗工される。井町らは活物質が添加されてからの合材スラリーは分散安定性が悪くなり、集電体への塗工性、密着性に影響すると述べている1)。集電体への最適な塗工のため、活物質投入後の合材スラリーの分散状態のモニタリングが望まれている。しかし合材スラリーは黒いため目視での観察が難しい。よって本研究ではリチウムイオン二次電池の合材スラリーの分散安定性を交流インピーダンス法によるモニタリングの可能性を調べることを目的とした。
> リチウムイオン二次電池用炭素分散スラリーは後にバインダー、活物質などが
添加さ、合材スラリーとなり電極に塗工される。そこで、炭素分散スラリーを合
材スラリーにしたときの分散安定性を交流インピーダンス法で見ることを試み見
た。
> 合材スラリーの分散性が交流インピーダンス測定をすることによって解析でき
た。特にガラスセルを使用することによって分散していたものが沈殿していく様
子が確認できた。ポットライフ予測ができる。
【表】
【学会】○藤原翔, …らは、2012年にで開催された平成24年度 化学系学協会東北大会において交流インピーダンス法による炭素材料スラリーの分散安定性とゲル化の評価について報告している交流インピーダンス法による炭素材料スラリーの分散安定性とゲル化の評価1)。
- (1) 交流インピーダンス法による炭素材料スラリーの分散安定性とゲル化の評価
○藤原翔, 本田千秋, 立花和宏, 仁科辰夫,平成24年度 化学系学協会東北大会講演要旨集 (2012).