分散

1.

光や電子線などが波長やエネルギーによって異なる方向へすすむことをいいます¹⁾。また粒子やコロイドが溶液に均一に混合することをいいます²⁾。乳化や懸濁の操作によって生じた状態。界面活性剤を使うと容易に乳濁液を作ることができます。顔料を塗料に分散させる場合など凝集した固体成分を液体中にほぐすこともいいます³⁾。

ピカッとさいえんす,光と色（虹と夕焼け）⁴⁾
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統計においては分散を国語辞典で調べると、一つのものがいくつかに分かれること、と説明している要するに、ばらついていることを意味する。品質管理は、一言で言うと「ばらつき」の管理であると言える。それほど、品質管理とばらつきは切っても切れない関係がある。そのばらつきの大きさを評価する指標（数値）として分散がある。分散を数学的に定義すると、次ぎの様になる。分散は記号でＶ（Ｖariance）と表し
個々のデータをＸ１、Ｘ２、Ｘ３・・・・Ｘｎとして、その平均値をmとし、データの数をn とすると
Ｓ＝（Ｘ１－ｍ）２＋（Ｘ２－ｍ）２＋（Ｘ３－ｍ）２＋・・・・＋（Ｘｎ－ｍ）２
分散Ｖ＝Ｓ／（ｎ－１）
となる。この数値の大小を基にして、ばらつきが大きいとか小さいとかを論議する⁵⁾⁶⁾。

【物理量】
誘電率 ⁷⁾

【関連書籍】
吸着過程⁸⁾
液体状態⁹⁾
有機ファインケミカルズ¹⁰⁾
吸着質 ¹¹⁾
セッケンと合成洗剤¹²⁾
よくわかる顔料分散（目次）¹³⁾
さらなる顔料分散性の向上¹⁴⁾
分散と標準偏差¹⁵⁾

ピカッと > 光と色（虹と夕焼け）,ピカッとさいえんす
立花　和宏,ピカッとさいえんす, 講義ノート, (2010).

(1)  > 波動
中村英二、吉沢康和, 新訂物理図解, 第一学習社, (1984).
(2)  > 顔料分散の３つのステップ
中道敏彦, 図解入門　よくわかる顔料分散, 日刊工業新聞社, (2009).
(3)  > 粉体の液中分散
小石真純, 角田光雄著, 粉体の表面化学, 日刊工業新聞社, (1975).
(4) ピカッと > 光と色（虹と夕焼け）,ピカッとさいえんす
立花　和宏,ピカッとさいえんす, 講義ノート, (2010).
(5) 数学B,山形大学進学コース高等科,etc,データベースアメニティ研究所,（高等学校）
仁科辰夫,シラバス-（高等学校）, (2006).
(6) 数学C,山形大学進学コース高等科,etc,データベースアメニティ研究所,（高等学校）
仁科辰夫,シラバス-（高等学校）, (2006).
(7) 誘電率 [F/m(ファラッド毎メートル)].
(8)  > 吸着過程
Henry H.Bauer[著]/玉虫伶太, 佐藤弦訳, 電極反応 : エレクトロディクス概説, 東京化学同人, (1976).
(9)  > 液体状態
井上勝也著, 現代物理化学序説改訂版, 培風館, (198).
(10)  > 有機ファインケミカルズ
野村正勝・鈴鹿輝男, 最新工業化学―持続的社会に向けて―, 講談社サイエンティフィク, (2004).
(11)  > 吸着質
竹内節, 吸着の化学―表面・界面制御のキーテクノロジー―, 産業図書, (1995).
(12)  > セッケンと合成洗剤
佐野博敏、花房昭静, 総合図説化学, 第一学習社, (1995).
(13)  > よくわかる顔料分散（目次）
中道敏彦, 図解入門　よくわかる顔料分散, 日刊工業新聞社, (2009).
(14)  > さらなる顔料分散性の向上
中道敏彦, 図解入門　よくわかる顔料分散, 日刊工業新聞社, (2009).
(15)  > 分散と標準偏差
縄田和満著, Excelによる統計入門, 朝倉書店, (1997).

2.

確率統計学／