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液相にある物体。物質の相状態のひとつ。水1)や油みたいにちゃぷちゃぷした状態です。状態図で融解曲線と蒸発曲線に囲まれた領域の状態、つまり三重点の圧力以上臨界点の圧力以下で融点以上沸点以下の状態です。常温常圧で液体の物質として水のほかにエタノールや水銀などがあります。気体、固体とともに物質の三態のひとつでです。純物質の液体を特に融体ということもあります。液体の溶媒と混合して液体になったものを溶液といいます。液晶やガラスは結晶ではないのでちょっと取り扱いが複雑です。ガラスやプラスチックスのように融点がはっきりしないどろどろしたものは流体と呼ぶこともあります。固体から液体になることを融解、その逆に液体から固体になることを凝固といいます。また液体から気体になることを蒸発、その逆に気体から液体になることを凝縮といいます2)。普通は常圧で液体から気体になる温度を沸点(標準沸点)といいます。気体から液体になる温度も沸点です。純物質でない場合は沸点以下でも気体で存在したりします。
常温溶融塩のことをイオン性液体とも言い、電解質や反応溶媒として使います。
常温常圧で単体が液体の元素は水銀と臭素だけです。
【動画】3)
四丁目サイエンス劇場「氷とガラス」―前半―
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四丁目サイエンス劇場「氷とガラス」―後半―
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