同じ手順でもう1本作成する。2本の電極を飽和KCl溶液に浸漬し下記のような電池を作成し、電位差をデジタルテスターで確認する。電位差が5mV以内であることを確かめる。もし、2本の電極電位が5mV以上ある場合は、うまく出来ていないと思われる方を作成しなおし、電位差が5mV以内になるまで繰り返す。10mLビーカーを2個用いて塩橋で接続する。塩橋にはシリコンゴム管を用いる。煮溶かした電解質-寒天溶液を専用スポイトで吸い上げて固め、ゴム管の両端をカットする。
→参考書:電気化学測定法(上) 技報堂出版、p96「新しく作った電極の電位チェック」
→参考書:電気化学測定法(上) 技報堂出版、p94「塩橋の作り方」
Ag/AgCl/KCl//KCl/AgCl/Ag (※ //=塩橋)
【基礎】
[新訂物理図解
平衡定数と溶解度積
濃淡電池
実用電池
応用物理化学II(目次)直流回路(p.102)
電気抵抗の接続と合成抵抗、電池の起電力1)と内部抵抗2)、キルヒホッフの法則、メートルブリッジ、ポテンショメーター
出典:
直流回路
(中村英二、吉沢康和. 新訂物理図解. 第一学習社, . ) 3)目次
エネルギー論序章
気体の巨視的性質
エネルギーに関する基本法則1)
熱化学
エネルギー変換サイクル2)
溶体のエネルギー論
相平衡3)
化学平衡
電解質溶液
電池の起電力4)
田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三, 応用物理化学II, 培風館, (1990).
(2) エネルギー変換サイクル
田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三, 応用物理化学II, 培風館, (1990).
(3) 相平衡
田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三, 応用物理化学II, 培風館, (1990).
(4) 電池の起電力
田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三, 応用物理化学II, 培風館, (1990).
出典:
応用物理化学II(目次)
(田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三. 応用物理化学II. 培風館, . ) 1)
出典:
電池の起電力
(田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三. 応用物理化学II. 培風館, . ) 4)
【試薬】
銅6)/亜鉛7)/銀8)/塩酸/塩化カリウム9)/硫酸銅硫酸銅(Ⅱ)五水和物10)/硫酸亜鉛硫酸亜鉛七水和物11)
Ag+Cl(-)<->AgCl銀塩化銀:Ag+Cl(-)<->AgCl12)
【参考文献】
電気的仕事の意味
・自由エネルギー
電池の起電力と分解電圧
・ダニエル電池
電極、照合電極、塩橋、半電池、標準電極電位、標準水素電極電位
自由エネルギーと化学平衡1)
出典:
電池の起電力と分解電圧
(井上 勝也 著. 現代物理化学序説 改訂版. 培風館, . ) 13)
【関連講義】
無機・分析化学応用実験,銀/塩化銀電極(基準電極)の作成とエレクトロメータの較正銀|塩化銀電極(基準電極)の作成とエレクトロメータの較正1)
卒業研究(C1-電気化学2004~),第二種の電極(金属|難溶性塩|電解質)第二種の電極(金属|難溶性塩|電解質)2)
遠藤 昌敏,無機・分析化学応用実験, 講義ノート, (2006).
仁科 辰夫,卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, (2008).
立花 和宏,電気化学, 講義ノート, (2015).
出典:
電気化学セルの構成
(藤嶋昭, 相澤益男, 井上徹著. 電気化学測定法. 技報堂出版, . ) 14)
- (1) 遠藤 昌敏.
無機・分析化学基礎実験:電圧計の基本操作とアッテネータの作成
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=948. (参照2006-10-23). - (2) 遠藤 昌敏.
無機・分析化学応用実験:イオン化傾向と電位
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=1033. (参照2006-11-09). - (3) 中村英二、吉沢康和.
新訂物理図解
. 第一学習社, 1984. . - (4) 田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三.
応用物理化学II
. 培風館, 1990. . - (5) 遠藤 昌敏.
無機・分析化学基礎実験:電流と電圧の測定
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=946. (参照2006-10-23). - (6) 銅, Copper, Cu, = 63.546 g/mol, (化学種).
- (7) 亜鉛, Zinc, Zn, = 65.39 g/mol, (化学種).
- (8) 銀, Silver, Ag, = 107.868 g/mol, (化学種).
- (9) 塩化カリウム, , KCl, = 74.5513 g/mol, (化学種).
- (10) 硫酸銅(Ⅱ)五水和物, Copper(II) sulfate pentahydrate , CuSO4・5H2O, = 249.686 g/mol, (化学種).
- (11) 硫酸亜鉛七水和物, Zinc sulfate , ZnSO4・7H2O, = 179.46888 g/mol, (化学種).
- (12)   AgCl + e- ↔   Ag + Cl- Eº = 0.2223V, = 0.2223 V, (反応-14).
- (13) 井上 勝也 著.
現代物理化学序説 改訂版
. 培風館, 198. . - (14) 藤嶋昭, 相澤益男, 井上徹著.
電気化学測定法
. 技報堂出版, 1984. .