○森田 茉季, 立花 和宏, 仁科 辰夫, 米竹 孝一郎,
第38回炭素材料学会
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〒464-0813 名古屋市千種区仁座町(名古屋大学東山キャンパス内),
【学会】液晶場をプローブとしたリチウム二次電池炭素材料の評価とリーク電流の解析⇒#305@学会;
液晶場をプローブとしたリチウム二次電池炭素材料の評価とリーク電流の解析
○森田 茉季, 立花 和宏, 仁科 辰夫, 米竹 孝一郎,講演要旨集 (2011).
液晶場をプローブとしたリチウム二次電池炭素材料の評価とリーク電流の解析
まきは、2012年に、それまでの研究を液晶場をプローブとした電気化学(仮)というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した液晶場をプローブとしたリチウム二次電池粉体材料の評価と応用1)。
リチウム二次電池の負極は活物質をバインダーで粉体結着して構成される1)。負極材料として炭素材料が使われる。炭素材料の種類はたくさんあるが、その選択指標が十分議論されているとはいえない。そこで、液晶場をプローブとして炭素材料を評価し、指標としての可能性を検討することを目的とした。
2、実験方法
Table.1に示す7種類の炭素材料(人造黒鉛、ハードカーボンなど)を液晶ミクスチャZLI-2293(メルク製)に対して1wt%となるようにサンプルチューブに量り採り、超音波洗浄機(42kHz, 125W)に5分間混合し、試料を得た。得られた試料を、評価用ガラスセル(ITO電極, 電極面積1cm2, セルギャップd=20μm, 垂直配向用)に充填し1日エージングを行った。測定条件は、交流電圧V=0.5Vp-p、周波数f=1000Hz、掃引範囲0~10V、掃引速度v=200mV/sで、Fig.1のように0Vの位相差φ0を測定した。さらに、金線に上記炭素材料を打ち込み、炭素打ち込み電極を作成し、測定には参照極、対極にLiを用いた3電極機密セルを用いた。電解液には1M LiPF6 / EC+DEC(1:1vol%)を使用し、掃引速度v=50mV/s、掃引範囲0~3.5 V vs. Li/Li+でサイクリックボルタモグラム(CV)を作成した。得られたCVからFig.2のようにカソード側の内部抵抗rを求めた。
3、実験結果
Fig.3にZLI-2293+炭素材料の0Vの位相差φ0に対する内部抵抗rを示す。0Vの位相差φ0と内部抵抗rに比例関係が見られた。よって、0Vの位相差が低い炭素材料はLi二次電池に組んだとき放電の内部抵抗が低い炭素材料であると言え、炭素材料選択の指針の可能性が見出された。
【物理量】双極子モーメント μ 〔D〕
【学会】炭素材料学会@愛知県名古屋市【学会】炭素材料学会@愛知県名古屋市
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○森田 茉季, 立花 和宏, 仁科 辰夫, 米竹 孝一郎.
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液晶場をプローブとしたリチウム二次電池炭素材料の評価とリーク電流の解析
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第38回炭素材料学会, 〒464-0813 名古屋市千種区仁座町(名古屋大学東山キャンパス内).
2011.
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