語釈1.
土を焼いて作る瀬戸物。シリカ二酸化珪素(SiO2)、アルミナ酸化アルミニウム(Al2O3)、チタニア酸化チタン(TiO2)、ジルコニア酸化ジルコニウム(ZrO2)、フェライト四酸化三鉄(Fe3O4)など、無機材料の焼結体。
狭い意味では金属酸化物ですが、それ以外をさすこともあります。その振る舞いは、存在している欠陥の種類と濃度で決定されることが多い。
陶磁器、耐火物、ガラス、セメントなどのクラシックセラミックスと構造材料、電磁気材料、光学材料、熱関連材料、化学・生物関連材料などのニューセラミックスに分類することもあります。
アルミナ、チタン酸バリウム(BaTiO3)、フェライト、二酸化ケイ素、酸化亜鉛、ジルコニア、黒鉛、ダイヤモンド、炭化ケイ素、窒化ケイ素、などです1)。窯業の基礎となります2)3)。
電池の正極活物質、自動車のブレーキパッド、ライターの圧電素子などの材料として使われます。特に機能性材料としてのセラミックスをファインセラミックスと呼びます4)5)。
【関連講義】
無機工業化学,ケイ素製錬、ガラス、セメント、セラミックス(2010)7)
- (1) 堂山昌男・山本良一.
セラミック材料
. 東京大学出版会, 1986. . - (2) 野村正勝・鈴鹿輝男.
最新工業化学―持続的社会に向けて―
. 講談社サイエンティフィク, 2004. p.8. - (3) 山田保,尾藤忠旦著.
工業化学概論
. 朝倉書店, 196. . - (4) 仁科 辰夫.
仁科先生の工場見学ルポ:東芝セラミックス
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=670. (参照2004-09-10). - (5) 数研出版編集部.
視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録
. 数研出版, 1998. . - (6) 伊藤 智博.
無機工業化学:窯業・珪酸塩化学工業@無機工業化学
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=2803. (参照2007-04-01). - (7) 立花.
無機工業化学:ケイ素製錬、ガラス、セメント、セラミックス(2010)
. /amenity/Syllabus/@Lecture.asp?nLectureID=3215. (参照2010-05-24). - (8) 堂山昌男・山本良一.
セラミック材料
. 東京大学出版会, 1986. .
語釈2.
材料分析も踏まえた分析現場における問題の提起とそれを解決するための討論会「第1回分析科学技術者の集い1)」が開催されます。#材料