大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A. 技術は人を幸せにすることができるが、人を不幸に陥れることもできる。人を殺めることができる武器は簡単に作ることができる。ましてや興味本位で作るもんじゃない。そんなことがないように倫理観が求められる。 道徳観念や倫理観などと、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、必ずしも相関があるとは限らない。そのようなことを表現したことわざを調べた。「悪い奴ほどよく眠る」。成人式の飲み会で久しぶりに会った友達がマルチ勧誘していた。そいつと知り合ったのは高校の時で、ぴちぴちのシャツにぱつぱつのダメージジーンズをはいているようなDQNでオラオラしているような奴だった。そいつとは高校3年間だけの中だったが、知り合いをマルチに陥れる肝っ玉に引いた。 オウム真理教サリン事件について、人は危険な行為をするときは躊躇するものだ。この事件を踏まえて危険であると思ったのは、宗教団体である。私はたいていの人間には倫理観が備わっていると思う。しかし宗教に洗脳されることでタガが外れ、テロの正当化を信じてしまう。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。その優秀な頭脳の持ち主は麻原彰晃の教義を信じてしまった。殺人が正義だと信じてしまった。 不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があり、 サリンを作ることができた。 殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。このような無差別殺人事件が二度と起こらないためにも、こうして授業でこの事件を取り扱うことが重要である。
A. もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気があるか。それともお金をもらって、事故のリスクを黙認するか。過去にこの選択を迫られたチャレンジャー号事件という悲惨な事故が起こった。チャレンジャー号が爆発したのは、固体燃料ブースター・ロケットの胴体から漏れた超高温の燃焼ガスが、外部燃料タンクを貫き大量の液体燃料に引火したため、大爆発を起こしたのである。事故が起きた原因は、ブースター・ロケットの接合部分にあるゴム製のOリングというガス漏れを防ぐ役割を担っているものである。このOリングが、ゴムの性質であるゴム弾性とガラス転位点を見誤ったため、ゴムの機能を失ってしまい、Oリングがうまく作動してくれなかった。当時、技術者たちは寒い環境下でのOリングの異変に気付いており、温度特性に関するベンチ実験を行う一方、繰り返し社内上層部やNASAに対し、抜本的な対策の必要を訴え続けてきたが、無視されたり、抑え込まれたりの連続だった。NASA側はシャトル計画の予算削減の危機に直面していて、いち早くロケット打ち上げの成功をおさめたかった。最終的に経営的判断を下され、悲劇が起きてしまった。技術者であるボジョリーはこの事故の証言をしたために周囲から非難されたが技術者としての責務を貫いた。技術者としてボジョリーのように行動したい。 囚人のジレンマを選んだ。対応させる、身近な実際の例として、環境問題を選んだ。個人と社会全体が環境保護に取り組んだ場合は環境破壊を防ぐことができるが、一部の個人だけが開発による環境破壊すると、一部だけが利益を享受する。社会全体が開発による環境破壊が行われた場合、個人の環境保護も空しく破壊へと進んでしまう。個人と社会全体の開発が止まらない場合、自然の破滅へと進んでしまうだろう。 ボジョリーたちは、危険を避けるために技術者としての責務を全うしようとしていた。結局は経営的に考えて実行せざるを得なかった。だがロケットに人を乗せる以上、NASAの行動に疑問を抱いた。
A. 全員が自由気ままに生活したら、不満が募り喧嘩が勃発する可能性があるだろう。そのために、自由を少し法律に預けよう。今回の授業の内容に沿って取り上げるのは、ヴィクトル・ユーゴーが著した『レ・ミゼラブル』という小説である。主人公であるジャンバルジャンは、幼い家族のために、一切れのパンを盗み、投獄された。捨て鉢になり、泊めてもらったミリエル神父の教会から、銀の燭台を盗んでしまう。 警察に捕まったジャンバルジャンに、ミリエル神父は、「それはあなたに差し上げたものです」とにっこり笑う。しかし、法の番人ともいえるジャベール警部は、執拗にジャンバルジャンを追いかけ続ける。 そのジャベール警部が革命軍に捕らえられて処刑されそうになるところを、ジャンバルジャンが救出するが、ジャベール警部は、懊悩の末、セーヌ川に身を投げてしまう。フランス革命が起きて、絶対王政から民主主義へ移行するのに多くの血が流れた。絶対王政では、君主がすべての権利を持ち(専制政治)、法を取り締まる国家権力として、強い警察権が発動される。民主主義では、国民が主権を持ち、ほとんどは国民の倫理に委ねられ、「最低限度の規範」だけが、国民から信託を受けた国政が法として定められる。そのような背景があり、ジャベール警察がなぜ自殺したのか、その心情を想像し、法と倫理の関係について議論してみよう。まず法とは何か、価値とは何かを考えてみよう。「法は倫理の最低限度」。これは法学入門で習う、法と倫理の関係に関する基本原則である。要するに、社会におけるルールをすべて法で定めることはない。これだけは国家権力による強制力によって是非とも守らせなければならない「最低限度の規範」だけが、法として定められるという意味である。すべての倫理を法的なものにすることはできない、あるいはすべきではないということである。文章ですべてを再現することはできない。どんなに秀才な人が文章を書いても解釈の違いは発生するものである。それがすべての倫理を法にすべきではない理由である。 規制緩和を調べてみよう。2009年、医薬品販売の規制緩和によって、コンビニ等での一般医薬品の販売が認められた。誰でも簡単に薬を手に入れることが容易になった。一方で、消費者が自由にいろんな薬を手に入れることができるため、用途とは違った商品を買う恐れもあり、自己責任で適切な判断・選択をしていかなければならない。規制緩和によって、薬の消費量が上がり、医薬品会社に経済効果をもたらすだろう。消費者も薬局で幅広い薬を手に入れやすくなって利便性が向上するだろう。しかし、規制緩和によって法で縛っていた自由を開放することにより、民衆の倫理が問われることになるだろう。 ジャベール警部はなぜ自殺する結果になったのだろうか。ジャベールは正義に忠実な人であり、正義とは即ち法律である。国家の法よりも貴いものなどない、そう思って生きていた。一方で、ジャンバルジャンは犯罪者、つまり法を犯したものである。しかし自身はジャンバルジャンに命を救われ、更にはマリウスも助けようとしている。その姿を見る限り、ジャンバルジャンは間違いなく「いい人」である。犯罪者と正しい人。二つは同時に成り立たない筈なのに、犯罪者のジャンバルジャンは正しい人である。そこでジャベール警部の信念が崩れたのだろう。自分が信じて生きてきたことが、否定されるような気持になって自殺するに至ったのではないだろうか。
A. 人が生きていくためには、地球を少し汚さないといけない。みんなが信じた最新技術。最新技術と言っても、論文に出たばかりというわけではないし、パイロットプラントでも問題が起きた話はは聞いたことはなかった。量産プラントでも十分な試運転を繰り返した。まさか反応しないはずの触媒が反応して流れ出すなんて。しかも大海でほとんど無限に希釈されたはずの、その物質が生物によってそこまで濃縮されるなんて。四大公害の一つである水俣病は有機水銀を川に垂れ流していた。有機水銀は、グリニャール反応と同じように脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していた。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀を使っていた。触媒は反応速度を上げるが、自分自身は変化しない。しかし触媒が反応していた。無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、公害に至ったのである。排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められている。 また、その分析方法も法律で定められていて、JISで業界規格も定められている。 もし、さらに高精度の分析方法が見つかり、政府に対する働きかけがあれば、法改正されるだろう。 予見可能性と結果回避義務の議論の例として水俣病を選んだ。水俣病の原因物質は、メチル水銀化合物により汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べてきたために、集団発生した公害病である。住民に被害が出る前に、鳥や猫が不審死が多発していた。この時に調査を迅速に行えていれば被害を抑えることができたのではないのだろうか。しかし、当時は高度経済成長で、最新の肥料を製造する工場を停止すること拒んでいた。NMRやX線構造分析、ICP-MSによる分析で構造解明し、原因物質の有害さを予見できたのではないだろうか。 人間が生活するために、ごみは少なからず出てしまう。現状ごみの総排出量は減少することはなく、最終処分場の容量や数が減少傾向にある。いずれ処理しきれなくなるだろう。地球にやさしい生活をしていくには、3Rの徹底をするしかない。
A. ユニオンカーバイト社の『セビン』と呼ばれる殺虫剤(カーバメート系農薬、カルバリル)の原料である、 毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。アメリカはベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っていた。ドルの金交換に応じられなくなったアメリカは、米ドル紙幣と金の兌換を停止した。ニクソンショックだ。ドルは変動相場となり、世界に進出していたアメリカの企業は、とてつもなく厳しい経費節減が求められた。スマン・デイは、会社の予算削減のため、何か月も修理されないコントロールルームにいた。 バルブやパイプからの漏洩の報告は毎晩のことだった。 それでも自分が一時解雇されるよりましだった。 人員削減は保守作業員に向けられ、会社のバッテリー部門からきたまったく経験のないやつが担当していた。イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは、作業員の胸の焼けるかんじからだった。 ずっと故障したままのセンサーは機能せず、作業員の感覚だけが頼りだった。水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、 水といっしょに漏れていることに気づいたスマン・デイは、イソシアン酸メチルのタンクへ急いだ。 安全弁はすでに吹っ飛んでいた。足場のコンクリートには亀裂が入っていた。 バルブは全部壊れ、バルブというバルブからイソシアン酸メチルが噴出していた。スマン・デイは、コントロールルームに戻って、冷却装置を稼働させようとした。 予算削減のため、何週間も前に冷媒が抜かれていた冷却装置は動かなかった。 プラントのスクラバーを稼働させようとした。 流量計は0を示したまま動かなかった。 フレアタワーで焼却しようとしても、フレアタワーも動かなかった。スマン・デイは、最後の手段であるウォーターカーテンを稼働した。 そのウォーターカーテンは、タンク上部から漏れ出ているイソシアン酸メチルには全く無力だった。 自分が死にたくなければ、もう遠くまで逃げるしかなかった。スマン・デイは助かった。 しかし、スマン・デイが逃げるときに通ったバラックに住む人のうち、 2500人が目覚める前に死亡した。人間の力が遠く及ばないところに不思議な力が働いていることがある。インドボパールの事故がなかったら、日本で リチウムイオン二次電池は生まれなかったかもしれない) 。もちろん、これは事故を起こせと言っているわけではない。 事故は起こさないのが一番だ。 最大限の努力をしても起きてしまったときには、それをばねに前に進むしかない。とにかく安全第一。事故を起こしてケガをした人が最初に言う言葉。「すみません」事故はみんなが不幸になります。事故の原因の「知らなかった」をなくすためにも日ごろのコミニュケーションを大切にしよう。 まずいと思う事案として「リルク「ベーグル」 - 返金/回収」を選んだ。リコールの理由は、消費期限表示の誤表示である。消費者庁のリコール情報サイトを見たところ、食品表示法に反する件数が多かった。消費期限が切れた商品を食べると、人の健康を害するおそれがあり、非常に危険である。このリコールを未然に防ぐには、 ・印字検査機を使用する: 印字検査機を使用することで、人的ミスが起こりずらくなる。 ・印字検査を行う: 印字検査機による印字検査を行うことで、印字ミスや表示ミスを防ぐことができる。 ・ラベルの貼り間違えを防ぐ: 見た目が似ている製品のラベルを同じ時間帯に貼ると貼り間違えのリスクが高くなる。事前にラベルを貼る場所に印を付けると良いと思われる。 避難訓練開始時は外にいた。校内で非常サイレン・放送する音は聞こえたが、外にいるものは何を言っているのか分からなかった。震災時に外にいる人は揺れに気づきにくいと思われるため、外にも非常時のスピーカーを設置することを提案する。
A. 気候の急激な変動や人口の爆発は、食べものを減らし、住むところを奪う。すると貧困も増える。貧困から、食べものの奪いあいが起これば、警察権が強まり、民主政治は崩壊し、専制政治に逆戻りする。必要なのは、どうすればいいかを伝える教育である。教育にも二面性がある。劣悪な教育は不幸な結果を招く。とびきり質の高い教育が必要だ。次に、その教育を施すのは、あなただ。あなたとあなたの子どもたちに、残してやれる何かを大切にするために。 「あなたが昨日排出した二酸化炭素は何キログラムでしたか?」グループ内で昨日排出した二酸化炭素が何キログラムか、把握できていない人がいたら、将来技術者になる前提で、どうしていけばいいのか議論しよう。次に、二酸化炭素排出量を把握しやすいよう工夫された工業製品を選び、技術者として二酸化炭素排出を抑制するために、どんな製品を設計開発していけばいいか議論しよう。2050年までにカーボンニュートラルの取り組みを達成しなければいけないが、ひとりひとりが、二酸化炭素排出量を定量的に把握しないかぎり、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするのは無理がある。時計や温度計などの身近なものに二酸化炭素計測器を備えて数値化することで少しは排出量の抑制につながるかもしれない。 二酸化炭素の地球温暖化係数は1。エアコンは2090、最新のエアコンでも675と高い。これから寒くなってきて暖房を使う機会が増えてくる。私は去年、こたつを出すのを渋っていて結局1年間出すことはなかった。今年は環境と電気代のことも考えて、こたつを出したほうがいいかもしれない。
A. Winnyの前にNapstarがP2Pを使った。Napstarも学生が開発したものだった。そこにはmp3の普及があった。Winnyは、完全なP2P、PureP2Pを実現して見せた。LineではP2Pが使われたが、ZoomではP2Pは、見送られた。2ちゃんねるの創設者ひろゆき氏は、デジタル庁に不採用にされたが、アドバイザーになっている。 自分の良心に素直に従うというのは、なかなか骨の折れることだ。自分の良心に従うより、まわりからよく思われる方が気持ちいいし、何より楽だ。まして、自分の良心に従うことで、とばっちりをうけるなんてまっぴらごめんだ。だから、悪者を見つけて糾弾したがるし、それが、いじめとわかっても、見て見ぬふりをする。技術力を持つというのは、力を持つということだ。 高度な技術は、常に危険がつきまとう。 技術力を行使するということは、そういうことだ。技術力は、科学の知識に基づき論理的に設計する力だ。科学技術は魔法ではない。 科学が発展したところで、水素より原子量を小さい元素を作ることも、絶対零度より低い温度を作ることもできない。 モノをリサイクルするには、エネルギーを消費し、必ず熱が発生を伴う。一方、科学によれば、自動車もスマホも作れる。 フェイク動画も、ランサムウェアも、クローン人間も、原子爆弾でさえも作れる。技術力をもった自分が、自分の良心に素直に従えない場面を想像してみよう。 そして、その場面で、どんな行動が取りえるのか、みんなで話し合ってみよう。 もし脅されたときは、自分の良心に従えないだろう。その時にとれる行動は、悪いとはわかっているけど従わざるを得ない(犯罪に加担する)。もしくは正義を貫くかのどちらかだろう。 授業で取り扱ったwinny事件について 警察がパソコンに捜査資料を入れ、これが流出する事件があったため、逮捕・起訴に至った。当時の報道では、winnyが100%悪というようなニュースばかりで相乗して周りも完全な悪と決めつけていただろう。問題は当事者同士で解決する。悪者探しをしない。
A.(1) 予習報告書 (2) p.168 「三菱自動車欠陥車隠し」 2000年7月に内部告発で、大規模なリコール隠しが発覚した。社長、本部長からなる調査委員会が設けられたが、欠陥車問題は上層部にあげられず、隠蔽されたままだった。 2002年1月横浜市内で、走行中のトレーラーからタイヤが外れ、直撃した主婦が死亡する事故が起きた。また、2002年10月には大型冷凍車が壁に激突し運転手が死亡した。 度重なる虚偽報告の末、同月に社長、部長等が逮捕された。三菱自動車は度重なるクレーム隠し事件で、ブランドイメージが低下し、一時は会社存亡の危機に陥った。 工学倫理的には、専門技術者が10数年にわたる不具合を熟知しながら、漫然と放置していた責任が問われる。 最近ではビッグモーターが、書類の不備を口実に返金させる手口で客22人から約2,400万円をだまし取ったとして、社員が逮捕されたが、社長は逮捕されるまで不祥事があったことを知らなかった。会社は社員との意思疎通を図らないと現場の問題が分からない。会社の意志も社員に伝わらない。 意思疎通を図るためには、定期的に社員に話をし社員の話を聞くことが大事であり、報連相の重要性を示した事件である。 (3) 技術者倫理で使用した教科書は、社会に出た後も十分に活用できると思うため、捨てずにとっておきたい。
A.(1) 予習報告書 (2) p.27-30 「4 事故防止と安全作業の心構え」 1 事故防止や安全作業の基本は「きまり」を守ることである 安全に作業するには、きまりや作業方法を正しく理解し、守ることが基本である。 2 安全作業には、必ず作業に適した正しい服装をする 腕や足が露出せず、体にぴったり合ったものが良い。作業時には、実習坊や保護メガネを着用する。機械作業には安全靴が望ましく、踵を踏みつぶしてはかない。機械を操作するとき、巻き込まれる恐れのある場合は、手袋は使用しない。また、手ぬぐいをポケットにぶら下げない。実習服は常に清潔にする。 3 作業するにあたっては、気持ちを集中させ、真剣に取り組む。 あらかじめ作業手順を予習しておき、次の作業を把握しておく。疲労や睡眠不足を避けて、常に集中できるように体調を整えておく。作業中にはわき見をしない。無断で作業場を離れない。わからないときは必ず先生に尋ねあいまいな判断で作業をしない。 4 実験・実習室は常に清掃に心がけ、整理・整頓・点検に努める。 消火栓、消火器具や非常口のある場所を確認しておき、この付近には物を置かない。通路や出口付近にも物は置かない。使用する材料・工具・薬品を置く場所は常に整理整頓し、使用後は必ず決められた場所に戻す。機械や工具は、使う前に必ず点検し、不完全なものは絶対使用しない。材料や工具、作品などを置く場合は、安全な場所であることを確認しておく。 5 作業中における安全 機械の運転音の変調や異変に気づいたら、ただちに機械を停止して先生に報告する。工具や器具は大きさもいろいろあるので適した大きさのものを選択して使用する。引火性・発火性のある薬品や溶剤・塗料などを使用するときは火気に気を付ける。また刺激臭のガスを発生する物質を取り扱う場合は、排気を廃棄を十分に行う。使用した廃液や溶剤などは、実験室の流しに捨ててはいけない。水質汚濁や火災・爆発の原因となるので、決められた回収容器に必ず戻す。濡れた手などで電源スイッチなどに触れると、感電の恐れがある。切りくずを手で払ったりしない。必ず放棄を使用する。 6 共同作業では、ほかの作業者の安全にも配慮すること 電源スイッチやガスの元栓を開閉する場合は、大きな声で合図し、作業者全員に徹底し、安全を確認してから行う。一つの機械や装置などを、数人のグループで使用する場合は、一人ずつ使用する順番を決めて交代で行う。 7 万一、事故が発生したときの対処 どんな危険が伴うのかを理解しておくことが安全に作業するために大切なことである。事故が発生したときは、慌てずにその状況を正しく判断し、適切な措置をとる。その場合、先生から注意を受けることを恐れたり、大したことはないと自分勝手に考えたり、自分だけで判断せず、先生に必ず報告し、その指示に従うこと。 異常事態や事故が発生した場合 大声を出して周囲のものに状況を知らせる。機械の緊急停止装置を作動させたり、電源スイッチを切って機械の運転を停止させたりする。作業前に緊急停止装置ボタンや電源スイッチの位置を全員が指さし確認しておく。 負傷者が発生した場合 応急処置を行い、速やかに先生に連絡し、指示に従う。感電した場合は、まず電源を切ってから応急手当てをする。 火災が発生した場合 一人で消火しようとせず、直ちに非常事態を通報してから消火にあたる。煙に巻き込まれたら姿勢を低くして煙を吸い込まないことが大事である。鼻や口に濡れたハンカチなどを当てて、近くの出口や非常口から退避する。 薬品による事故が発生した場合 薬品が目に入ったら、すぐに多量の水道水でよく洗い流すこと。特に水酸化ナトリウムのようなアルカリ性の溶液は危険なので注意する。薬品を飲み込んでしまったら、すぐに吐き出させ医師に連絡して処置をしてもらう。 (3) 事故を未然に防ぐ、また安全に作業するには整理・整頓・清掃・清潔・躾の5s運動が大事だということを理解した。
A.(1) 課外授業 再話 (2) すべて物が、あるいは事象が、成熟し成就するには時が言える。成熟の時、成就の時というものがある。種子は大地の奥深く入って、他q立ちに眼を拭きはしない。それは、かすかでゆっくりとした、しかし確実な変化を内に秘めつつ自分を取り巻く大地がぬくもり微風や太陽の光線や雨のしずくによって養われてゆくのを待つ。きらめく無数の針で大地を突き刺していたきりと呼ばれるものが大地をいたわる滴りに代わり外界の色がかたくなに金属の冷たさからまろやかな工場を帯びた明るさに移ろい。枯葉とは似ても似つかぬ春の嵐が去年の朽葉を一掃して通ってゆき、いたるところがあtらしい芽吹きを帯び始める時まで土の暗闇の中で種子はおもむろに変化しつつ待つのである。時満ちて初めてをれははじけ飛ぶのである。そして趣旨の命の延長でありながら、しかし趣旨とは全く違う新しいものが出てくる。種子がそれまで生きた世界とは別のもっと広い天地の中に、その新しい違うものは伸び、伸びて出ていく。 旧約時代は、種子のたとえを借りれば、大地の懐の暗闇に最初の趣旨の置かれた時代だった。風のまにまに流されて所かまわず流されたのではなく、選ばれ吟味された特定の場に、特定の時間、神の趣旨はまかれたのであった。 特定の場とは、川と川の間の土地に生まれたアブラムと呼ばれた人の魂のなかであった。特定の時とは、彼アブラムが唯一絶対の神と存在を確信し、魂の奥深くささやきかけるその神の声を聴き、そのささやきに従おうと胃を着あ貯めた時であった。ささやきに促されて住み慣れた地を離れ、遊牧民らしくおびただしい家畜の群れを従え、草原の岩石砂漠地帯にあるいは棗の生い茂るオアシスのほとりに結ぶべき天幕を携えて、はるか遠くパレスチナの緑の三日月地帯に旅していったときである。西暦紀元前二千年頃と推察される。こうして彼は、唯一心を信じるハム・ア・ラブとなり、アブラハムと名を変えたのであった。 以来、歳月はおもむろに巡った。 アブラハムの子孫たちの身の上には、さまざまの出来事が起こっては消えた。「乳と父と蜜に満ち溢れる」喜びと安らぎの「約束の地」を目指し、モーセに導かれて荒野をさまよった四十年間。そのモーセに燃えるいばらの中から紙が自らの本性を語り、いかづちとどろくシナイ山上で十戒を授けたこと。若いヨシュアのもとに難攻不落のエリコの砦を破りヨルダンの川を渡って若草萌えるカナアンの地に足を踏み入れたこと。イスラエル十二族となってカナアンのちに住み着き、やがて十二族ちゅうの一族ユダの後裔から王を選びダビデ次いでソロモンの王国の栄華をエルサレムを首都にして誇った紀元前千年初頭。レバノン杉をふんだんにつかった美しい神殿がエルサレムに建てられたこと。が、栄華によって心おごり、王国分裂の運命をたどり、折しも東北のかなたに立ち現れた巨人のごときアッシリアに侵略された時代。次いでバビロンに破られ神殿は滅び、人々は囚人となってバビロンの遥かなる流れにとって代わり寛大な政策の下に囚人の一部がエルサレムに返された事件。 犬養道子作、新約聖書物語より (3) 聖書を初めて読んでみたが、読めば読むほど気持ち悪い気分になった。
A.(1) ヒヤリハット報告書 (2) 毎日使う階段で、何も考えずに利用していたが、よく考えてみれば危ない箇所を見つけたため、ヒヤリハット報告書を書かせていただいた。以下に報告書の内容を記す。 ヒヤリハット報告書 報告日:令和6年2月5日 所属:化学バイオ工学科 氏名:北見拓也 内容 発生時刻「17:00以降」 発生場所「波多野研近くの階段」 発生状況 「NMRをとった帰り、その階段を上ろうとするとき、電気が全くつかない。踊り場まで上ってようやく電気がついた。暗くて足元が全く見えないためいつだれが転んでもおかしくないと思う。」 再発防止策 「電気が自動でつくセンサーのメンテナンス、もしくは新調するべき。」 ヒヤリハットの場合教訓となったこと 「私はまったく気にしていなかったが、友達に言われて気づいた。ヒヤリハットは気づいていないだけでどこかに潜んでいる。この授業でヒヤリハットの気づきを得た。」 (3) 階段の電気は踊り場まで上がらないと電気がつかない階段のふもとか、中断の地点にも電気を取り付けるべきだと思われる。
A. はい。 私は、大学を卒業後、 高学歴者として、 ノブレス・オブリージュを体現し、 学んだ知識を 社会の形成者として文化や産業の発展ために正しく使います。 最後に、私は、履修の取り組みにに一切の偽りや不正のないことを誓います。 授業で取り上げた地下鉄サリン事件。高学歴者が集った宗教団体で簡単に殺傷能力のある危険物を作ることができてしまう。その人たちは少なからず倫理観は持っていたはずですが、宗教による一押しで、地下鉄サリン事件を実行してしまったのだと思いました。 本授業をきっかけにして、専門職(技術者・研究者)は倫理観が必要だということを理解しました。しかし、その倫理観は政治・宗教・野球など。他にも、「専門職(技術者・研究者)としての業績や名誉を獲得したい」「より上位のポストを獲得したい」「開発資金を獲得したい」等、欲求を満たそうとする力によって、人は簡単に善悪の境界線をあっさり踏み越えてしまうことも理解しました。 将来、社会人になって倫理が必要になってくる場面が多々あるかもしれません。その時々で本授業と、授業で取り扱った教科書を思い出して人の道を踏み外すことのないよう心がけます。
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A.オウム真理教が引き起こした地下鉄サリン事件に東京大学や大阪大学出身の高学歴な人物も関与し、自らサリン製造へ積極的に協力したという事実がある。このことから学力と人道的な判断を行う倫理観は関係ないことがわかる。知識や経験を有することで、実現可能な出来事が多くなり、社会に与える影響も大きくなる。しかし、実現可能であることを実現していいのかについてはその個人の価値観(倫理観)に依存するところが大きい。このため、特殊な知識や技能を有する医師や技術者などには一般的な倫理のほかに特殊倫理が必要である。 グループ名 「腐っても鯛」 僕たちのグループはまず各々が道徳観や倫理観と反することわざをさがし、共有した。腐っても鯛、出る杭は打たれる、覆水盆に返らず、敗軍の将は兵を語らず、正直者が馬鹿を見る以上のことわざが集まった。 僕はグループで収集したことわざの中から「正直者が馬鹿を見る」を選び、どうしてこのことわざが残っているのか考えた。学校教育では正直であることはいいことで嘘をつくことは悪いことと教えられ育つ。道徳でも正直に言って許してもらった子供の話が出てきた気がする。しかし、いじめやそれに至らない問題が起こったとき証拠の不足から正直に言うよりも言わないほうが自分の都合がいいときがあることを学ぶ者もいる。正直に言う事による信頼と嘘をつくことによる短期的な利益そのバランスが短い時間軸では逆転するため道徳観や倫理観に反することわざに感じられるのではないか。
A.前回の内容で倫理観による意思決定において環境要因の存在に少し触れた。今回は意思決定過程の問題によって重大な事故となったチャレンジャー事故について知った。チャレンジャー事故はゴムの性質とガラス転移点を理解している技術者と経営陣の間で意見の対立が起こり経営陣が意見を押し通したことで事件が起きた。これを考察するうえでゲーム理論を学習した。ゲーム理論は拡張性が高く個人と個人の間における利害関係だけでなく個人と組織、組織と組織における利害関係とそこでの意思決定を推測することができる。 僕たちはテストにおけるカンニングに囚人のジレンマを適用した。 講義中はテストを受ける二人の挙動について議論する場合に 勉強して知識をつけるという長期的な視点と テストを突破すればよいという短期的な視点があり 議論が難しいという意見があった。 講義終了後 テストを受ける二人の状況を設定する必要があることに気づいたため状況ごとに分けて一般的に用いられている学期の単位没収というペナルティーの有用性を考えたい。合格点はどの場合でも60点とし、勉強時間の節約とテスト合格を目的とする。例の場合(学生Aの期待得点が70?80点、勉強時間3時間 学生Bの期待得点が50?70点、勉強時間1時間) 学生Aの支配戦略はカンニングしない 学生Bの支配戦略はカンニングするであることがわかる。このため、学生間に勉強時間または期待得点に差がある場合それが短いあるいは低いほうにカンニングが有利に働くことが確かめられた。このため、学習の不均一化を是正するためにカンニングへのペナルティーは有効といえる。
A.レ・ミゼラブルの予告映像を鑑賞後、レ・ミゼラブルの舞台となったフランス革命が絶対王政から民主主義への転換点となったことをあげ、正義の意味と法律、倫理の関係について議論された。フランス革命でその当時の正義であった絶対王政がなくなり、新秩序として民主主義が起こったように、現在の正しさについても変わらない保証はない。その中で法律による強制力がどこまで及ぶべきで、どこには及ぼしてはならないか不断の議論が必要である。法律の基本的な役割は倫理的な判断の最小限度を明文化して定めることにある。しかし、法律の制定時期と状況がことなる場合にはその拘束力が産業の発展を阻害する場合があり、規制緩和が行われる場合もある。また、産業の発展を促す意図で規制緩和をすることもある。 私たちは規制緩和について調べ消防法の規制緩和を選びました。1994年の消防法の規制緩和によってガソリンのセルフサービスができるようになりました。これにより、人件費削減によってガソリン価格が下がりました。これはガソリンを扱う技術の向上によって安全基準が緩和できた例です。 内閣府ホームページに最適な規制を目指すべく、規制改革推進会議の議事録と要旨が提出されている。これを見ると、特に公共、スタートアップや投資、労働方式、保健医療、地域産業活性化の5項目について議論が積極的に行われている。このことからも政府として以上の5項目に対して発展しやすい環境づくりを進めるようだ。
A.水俣病を例に挙げ、公害発生の背景と技術的な限界を理解し、技術者の責任について議論した。水俣病はアセトアルデヒドを生産するために触媒として使用された塩化水銀が反応過程で変化した。塩化水銀の一部がメチル水銀に変化し、当時の検出精度では検出できなかったため企業の対応が遅れた。もちろん、工場の排水によって起こった公害であるため責任はその技術を採用した技術者とそれを承認した経営者にある。従って、技術者には技術を運用するにあたって予見可能性の検討と結果回避義務がある。 技術者が新しい技術を運用するにあたって 潜在的な危険に気づき、それを回避する義務があります。 我々の班では 具体的な例として「Air Tagの目的外使用」「ガスホルダーの転用による事故」について調べ、情報共有しました。Air Tagの不正利用は自由度を売りにした商品設計があだとなりストーカーが目的の位置を把握するために使われました。この問題の予見可能性はあったと考えます。ここで技術を実際に使う人が技術者ではなく一般の人であることがこの問題の結果回避をするための予見を難しくさせたと考えました。 この根拠として私は技術自体は既存のものでしたが、それをより普及させることで起こる問題で元々の運用意図とはずれたところに危険性があるため多くの人がこの技術をどう使うか予め調査しなければ、気づかない可能性があると感じました。専門技術が簡便に扱えようになる場合に起こる典型的な問題であるとも感じました。
A.マンネリ化防止の一環として前回の議題について思い出しながらやってみるという形式から授業を始めた。人が、ミスを起こすときには3つの状況にあることが多い。無知、未熟、慣れである。同じことを繰り返すうちにその作業を習得するがその過程で目的と手段が逆転したり、注意不足になる。前回の議論を思い出しながらマンネリ化防止の方法について意見を募り議論した。 前回、議論したテーマからApple社の「Air Tag」について再び予見可能性と結果回避義務への対応について議論した。予見可能性について議論するうえで Air Tagに用いられる技術と類似した位置情報把握技術はすでに普及していることに注目した。それをさらに簡便に利用できるように少し手を加えたため実際にはストーカーに悪用されることになった。 このことから、技術を利用する人とその技術の製作者が違う場合に、類似の技術で目立った問題がみられないことが技術者側の問題予見の盲点になりうることがわかった。結果回避義務は予見できなかったため果たされなかったが悪用に対する対策がはかられた。類似の技術と比較し、その技術の問題を推測することは技術者において一種の癖になっていると感じる。マンネリ化防止には全く背景の異なる人物による意見が必要であると考え、それを機能させるため流動的な人事異動が有効ではないかと考える。 マンネリ化防止は非常に難しい。なぜなら人は基本的に怠け者でありマンネリ化している状況がエネルギー消費的に一番理想的であるためだ。
A.持続可能な成長目標を立て、それを達成することは人類にとって必須の課題となっている。その中で技術者は製品の製造プロセスを設計するため、製造ラインから発生する二酸化炭素量を直接決定する。このため、技術者には持続可能な成長を目指す倫理的責任がある。しかし、製品は売れる、もしくは売るために製造されるという経済的な観点から持続可能な成長のために余剰な資金を割くよりもそのことを考えることなく製品を作るほうが安くできることが多い。これは現在サプライチェーンが国際化、複雑化する中で法律で規制できない倫理的な課題である。 二酸化炭素排出抑制の製品を調べた。我々のグループでは、エアコンとテレビの二酸化炭素排出抑制に注目してそれらについて調べました。 エアコンでは、設定温度ごとに変更前と比較して排出削減した二酸化炭素量を表示する機能がついているものもあります。テレビには自動調光機能と人感センサーによって自動消灯の機能を内蔵したものがあります。しかし、エアコンはともかくテレビの場合には利便性が向上するわけでもないため仮に使っている人がいても話題性はなく知名度と利用者増加による節電はあまり期待できないという意見がありました。 今回のグループディスカッションを経て高性能化と利便性、低価格を実現しながら持続可能な社会に貢献する製品設計をすることの難しさを実感した。そして、機能をよりシンプルにすることで低価格と二酸化炭素の排出を抑制できないか考えた。
A.Winny事件について学んだ。この事件は技術の開発者と利用者が異なるにもかかわらず開発者に有罪判決が下された事件である。ここで考えることはこの問題が技術倫理に反するかである。開発意図としてはインターネットでの情報伝達をサーバーを介することなく行うことでより便利にするという意図があった。このため、悪用目的による開発ではないため技術倫理に違反したとは言い切れない。 私たちのグループでは自分の良心に素直に従えない状況を想定し、それに対する対応について意見を出し合いました。 私は意見を言う事で自分の技術を活かせる環境と収入をいっぺんに失いかねないと感じたとき、良心に従うことをやめると考えました。 グループでは、どちらか一つがなくなるのは大丈夫であるとかんがえる人が多くみられました。また、自分がどれだけ仕事に対して誇りや関心があるかによって環境を変えるために転職を選ぶ人もいました。 自己の倫理観と環境の間にギャップが存在するときいかにすべきか考える。基本的に技術者としては倫理的にふるまうことが必ずしも自己の能力を最大限活かせるとは限らない。しかし、倫理的な行動というものは短期的な価値ではなく長期的な価値がある。それは職歴や価値観である。自分の倫理観というものはつながっていて不正をよしとする心構えであればそれが、自分のあらゆる意思決定に反映される。またそれは組織でも同様であり、いつか明るみになるため自分の良心に従えない環境からは離れることが望ましいと考えた。
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A.はい 私が本授業をきっかけとして新しく始めたことは日記をつけることと健康管理です。 この二つの取り組みは、自分の考えを客観視し人為的なミスを起こさないために始めました。私のこれまでの経験と本授業で行った事例研究から人が倫理違反を起こすときには自分の誤りに気づけない場合と追い詰められて自分の良心に従えない場合の2つがあると感じた。この二つの中で、追い詰められることには単純な対策法がある。余裕を持って生活できる環境を丁寧に整えることだ。育ちの良い人やうまく教育された人であれば無意識にその環境整備をできる。だが、そうでなくとも環境づくりを意識することで十分対処可能である。 マンネリ化や慣れなどの習熟過程や試行錯誤段階においては顕在化しない問題について気づくことには意識的に内省したり、他者からの指摘をうけたりすることが必要だからです。わかっている問題に対しては対策を立てたり、抜本的な問題解決を考えたりと時間をかけて対処することができます。しかし、気づくことすらない問題はそうはいかない。対策できないため短い時間で対処しなければ大きな被害を被ったり、もう手遅れであることが多いためである。 また、このマンネリ化や慣れは個人だけでなく組織でも起こるためそれに対する解決策を考える必要性を感じ、就職先での活動に活かしたい。 もちろん、技術者として最新の技術と既存の技術ならびにその周辺領域の勉強も日々学び続ける。
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A. 技術者倫理と技術倫理は意味が異なる。技術者倫理は技術者が判断する倫理であり、知識を持つ人間が対象となる。技術者倫理においては技術の開発そのものは倫理違反にあたらない。むしろ完成した技術の使用用途についての倫理観が問われる。一方、技術倫理は技術そのものへの倫理の問題であり、技術に対する専門的知識を持たない人も含む。 倫理において重要なのが、正義と倫理は全く異なるということである。正義は個々人が属する集団における思想や宗教によって変動するが、倫理はもっと広い人間社会全体で共有される価値観である。なおここでいう宗教には民族的文化や伝統も含む。 道徳観念と能力の相関がないことの例となる故事、ことわざについて。グループ名、チームWly。共著者、藁科孝太、駒林有哉、武井勇樹、田澤駿輔、合力健矢。役割、調査Investigation。 毒を食らわば皿までということわざについて調べた。一度悪いことをしたらとことんまでやった方が良いというたとえだが、このことわざは我々が従ってはいけないことわざである。またこのことわざは主題である能力と倫理観に相関関係がないことの例としても不適である。しかしこれ以外のより適したことわざを制限時間内に見つけることができなかった。その点で私は役割を果たしきれていない。 個人課題で、悪人には友多しということわざについて調べた。悪人は言葉巧みに人を集めるので仲間を集めやすいという意味である。つまり多数派が悪人に煽動されれば善が駆逐されてしまう恐れがある。
A. plasticは日本語に訳すと可塑性という意味になる。可塑性とは、物体に力を加えて変形させたとき、加えられた力を無くしても変形したまま元に戻らない性質のことだ。これの対義語が弾性(elastic)である。弾性による変形の大きさは応力に比例し、これはフックの法則によって定められている。一般的な流体の流速は応力に比例し、このような流体をニュートン流体と呼ぶ。そしてこの流速と応力のグラフの傾きが粘性である。応力が大きくなると流速が急激に上がるのがチクソトロピーである。一方応力が大きくなると流速が急激に下がるのがダイラタンシーである。ダイラタンシーの例として有名なのは片栗粉を分散させた水だが、より身近なものだと田んぼの泥が当てはまる。泥に脚がはまったときゆっくり引き抜かないと脚の上の泥が固まって引っかかるのだ。 ゴムはプラスチックと異なり、変形しても分子内の架橋構造が元に戻ろうとするため弾性を持つ。ただしガラス転移点の温度を下回ると物体がガラス状態になりゴムの弾性は失われる。これが原因で起こった事故がスペースシャトルチャレンジャー号の爆発事故だ。 この事故では打ち上げの中止による責任を負うことを関係者が嫌がり発射を止めることができなかった結果、事故による責任を全員で負う結果となった。このように全員が個人の利益を最大化しようとした結果全体の総合利益が損なわれる事象をナッシュ均衡という。 ゲーム理論の例について。グループ名、終末時計。共著者、我妻龍樹、合力健矢。役割、概念化Conceptualization、原稿作成Writing - Original Draft。 軍拡競争について考えた。仲の悪い二つの国がともに軍縮を行えば、双方ともに軍事費に回していた予算を社会保障費などの国民のために使うことができる。一方のみが軍縮を行いもう一方が軍拡を行うと、軍拡を行った方が軍事力による圧力で外交上優位に立てる。双方ともに軍縮を行わなかった場合、お互い軍事力で相手を上回る為に際限なく軍拡が行われ、国そのものの発展に使える予算は減り、緊張状態が高まり何かのきっかけで全面戦争に発展しかねない。 実際の所はもっと複雑であり、軍拡によって国際的に非難を受け、かえって外交上不利になる恐れもある。
A. 法律は人間の倫理観に基づいて定められる。しかし倫理観というものは人間社会が発展し知識ある個人が互いに価値観を共有できて初めて成り立つ。知識人の少ない時代に人道に基づいた法律を守らせるには、王のような権力者による命令か、神のような超越存在を代弁しなければならなかった。そしてそういった時代は法に疑問を持てる人間も疑問を持った上であらがえる人間も少ないので権力者にとって都合の良い法律を強制することも容易かった。だが知識が民衆に拡がっていくと従来の有識者層とは異なる価値観の知識人が増えて、法律の改定が必要となる。そうした時代の変遷に対応できないと革命が起き、従来の価値観が尊重されずに全て否定され、新しい倫理観に基づく法が生み出される。 法律は定められた時点で万人に適用される。それ故、知らなかったというのは通用しない。特に技術者は専門知識を持っているため、遵守はもちろん新技術に合わせて法規を更新するための意見をする必要もある。しかし何もかもを法規で制限しすぎると技術の進歩の妨げになる恐れもある。 規制緩和の例について。グループ名、(記入なし)。共著者、我妻龍樹、合力健矢。役割、原稿作成Writing - Original Draft。 医薬品の規制緩和について調べた。かつて医薬品の販売は薬局に薬剤師が駐在しているときにしか行えなかったが、2003年に薬事法が改正されたことで薬剤師がいない時でも登録販売者がいれば薬局での医薬品の販売が可能になった。またスーパーやコンビニでも登録販売者であれば副作用が比較的少ない第2、第3医薬品を販売できるようになった。
A. 人間の体表面は毒性の強い物質が体内に入らないように油膜で覆われている。アルカリは体表面の油膜と鹸化反応を起こし酸性の物質よりも体表を通り抜けやすいので、被ってしまったとき体内の奥深くまで浸透してしまう。また親油性の物質は体表面の油膜を透過してしまうため、人体にとってとても危険だ。 グリニャール試薬(R-MgX)はアルキル基が長いほど親油性になる。そしてその性質は分子構造が似ている有機水銀(R-HgX)でも同様である。四大公害病の一つである水俣病は海中に投棄されたメチル水銀(CH3HgX)が生物濃縮によって人体に蓄積されてしまったのが原因だ。ポリ塩化ビニルの製造過程でアセトアルデヒドが使われていたのだが、これの製造の際に水銀触媒が用いられ、これがメチル水銀となる。当時はまだメチル水銀の検出法がなく廃棄していた会社が原因だと確たる証拠を得られなかった。 水俣病含む公害病の発生を受け制定されたのがPRTR法(化学物質排出把握管理促進法)だ。この法律によって事業者は環境に排出した化学物質の量の記録や公開が義務づけられ、排出できる化学物質の量も定められた。 予測可能性と結果回避義務の事例。グループ名、(記入なし)。共著者、我妻龍樹、合力健矢。役割、データ収集Investigation。 過去の事例としてサリドマイド薬害について調べた。サリドマイドは1957年に西ドイツのグリュネンタール社が開発した睡眠薬である。しかし1961年、レンツ博士による疫学調査の結果胎児への催奇性が疑われ、グリュネンタール社へ警告が行われた。その後警告から11日後には同社から販売されたサリドマイドを使用した睡眠薬の販売中止と回収が決定された。これは事後対応としてはとても良い例なのではないだろうか。その反面日本ではグリュネンタール社から製品の回収の連絡が来た後も約10ヶ月もの間販売が継続されてしまった。 その後の研究によりサリドマイドのS体とR体のうち、R体には催眠作用、S体には催奇性があることが判明した。また、仮にR体のみを投与しても体内でラセミ化し、S体が形成されてしまうことも判明した。 復習時にもう少しサリドマイドについて調べたところ、アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)の薬理学者のケルシー博士がサリドマイドの妊娠動物を用いた胎児への安全性の確認が不十分であることを理由に販売承認の申請に待ったをかけ、調査中にドイツで販売中止が決定されたため被害が未然に防がれた事がわかった。
A. 動物は基本的にエネルギーを節約する。つまりはなるべくサボろうとする。人間なら日常的に行う動作を作業化してなるべく考える労力を減らそうとしてしまう。改善の見込みのなければ一歩間違えれば命に関わるような異常事態すらも日常として受け入れてしまう。その結果起こった事故事例の一つがインド・ボパールの殺虫剤工場の事故だ。この件では老朽化した工場の設備更新をユニオン・カーバイド本社が渋り、現場も改善の要求が通らないことから諦めて故障状態の機器をだましだまし使い続けた結果、複数あったはずの緊急時の安全装置が全て作動せず漏れ出すガスを食い止めることができなかった。 ハインリッヒの法則によれば、同じ作業を繰り返すことで油断が生じ事故が起こりやすくなる。最初から安全意識の徹底ができていないと油断から生じた少しのミスでも大事故に繋がりやすくなる。 リコール事案の研究。グループ名、バイク。共著者、我妻龍樹、合力健矢。役割、分析Formal analysis。 BNW製バイク、R125ORSのリコールについて調べた。原因はデイタイム・ランニング・ランプの不備。昼間での走行時対向車に気づいて貰いやすくする為の装置であり、点灯の為のソフトウェアが不適切だったためライトの明るさが基準を下回っているため、回収することとなった。デイタイム・ランニング・ランプは欧州では古くから設置が義務づけられているが、日本では未だに義務づけられてはいないのでその重要性をいまいち理解できなかった。が、制限時間の都合上他の事案への変更もできなかった。 復習時には、パナソニック製フードプロセッサーMK-K82、および同時期に発売された別売り部品のスライス・千切りカッターのリコールについて調べた。2022年3月?9月までに生産された製品において使用中に刃が折れて調理物に混入し、使用者がけがをする恐れがあるため、回収が決定された。選んだ理由はけがをする恐れがあるのが身体の部位の中でも治癒が大変そうな口内だったからだ。 原因は該当期間に刃の高さの誤差の許容範囲を従来より広げた結果だそうだ。予見できなかった理由は、設計上問題ないと判断したものの試験が足りておらず、規格外品を減らすために許容範囲を広げてしまった為だとおもわれる。
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A. 1995年3月20日の地下鉄サリン事件に関わったオウム真理教の幹部たちの中には、東京大学や旧帝国大学、早稲田大学や慶應義塾大学などの出身者で、さらには大学院まで修めた非常に高学歴で頭脳明晰な人物が多くいた。なぜそんな彼らがオウム真理教の教義を信じてあのような凶行を犯してしまったのか、なぜ殺人が正義だと信じてしまったのだろうか。現在の日本国では、日本国憲法第20条 にて信教の自由が保障されているが、これはあくまでも基本的人権の尊重に基づいている。そのためどんな教義や考えを信じたり、思ったりしても自由だが、それをもとに人を傷つけることは許されていないのである。 今回のワークショップ課題 メンバー 合力健矢 河合敦 駒林棚也 武井勇樹 田沢俊輔 自分が担った役割 方法論 Methodology 自分たちのグループは「毒を食らわば皿まで。」ということわざについて調べた。この言葉の意味は、1度悪いことをしたらとことん最後まで悪いことを貫き通した方が特になるという意味である。具体的な例を挙げると、人の物を盗んだ後、なけなしの良心で自首するよりも、その人に危害を加えてでも逃げた方が結果的には得をすることがある。ということがあげられる。 またほかにも「天衣無縫」や「情けが仇」などがあがった。 技術者倫理を学ぶに当たって重要なのが「技術者」とはなにかということである。じつは一口に技術者と言っても、知識を中核能力とするエンジニアと技能を中核能力とするテクニシャンなどさまざま。 このコマでふれたように多くの知識を持ったエンジニアは社会に多くの恩恵を与えることができる一方、多くの人間の権利を踏みにじることもできると言うことを肝に銘じようと思った。
A. チャレンジャー号爆発事故は、アメリカの宇宙船スペースシャトル・チャレンジャー号が1986 年1月28日に発生した悲劇的な出来事です。この事故は、NASAのスペースシャトル計画の一環として行われたミッション中に発生しました。この事故は機体の右側の固体燃料補助ロケットの Oリングシールの不具合が原因でした。気温が非常に低かったため、Oリングの材料であるゴムの温度がガラス転移点を下回り、弾性を失ってしまい、、Oリングが適切に機能せず、推進剤の漏れが起こりました。これが原因で燃料タンクに引火し、機体が爆発しました。技術者たちはOリングの問題について警告していましたが、その警告をNASAの首脳陣が適切に評価せず、結局悲劇が起きました。 今回のワークショップ課題 メンバー 合力健矢 河合敦 我妻 チーム名 終末時計 自分が担った役割 調査 Investigation このワークショップ課題では囚人のジレンマについて調べ、その具体的な例として、アメリカ合衆国とソビエト連邦の冷戦について調べた。 アメリカとソビエト連邦は お互いに核兵器を持ち、お互いに先制攻撃を恐れ、核軍拡競争が続いた。お互いに協力すれば共通の利益があるが、相互不信と緊張から 裏切りが生じ、軍拡競争が進行した。 チャレンジャー号の件とは少し異なるが、予習報告書でシティコープビルについて調べたことをおもいだした。こちらはルメジャーの英断によって悲劇的な事故が起こる前に対策をすることができたが、自分が同じような立場になったとき同じような判断が下せるかどうか、自問した。
A. あなたは『レ・ミゼラブル』という小説を知っているだろうか? 絶対王政から民主主義へ移行するフランス革命期の激動の社会に翻弄される市民と王政側であった警察権力の葛藤を描いた物語である。 物語の中で、ジャヴェール警部は法の執行者として徹底的に法と秩序を尊重し、ジャンヴァルジャンを犯罪者と見なして執拗に彼を追いかけ続ける。しかしながらジャベール警部が革命軍に捕らえられて処刑されそうになったところをジャンバルジャンによって救われ、自身の信じていた法の原則と、人間性や赦しの概念との矛盾に苦しむこととなり最終的にはセーヌ川に身を投げる。法律は社会の秩序を保つために必要なものだが、社会のあり方そのものが大きく変わってしまい、法律が機能しなくなったとき倫理観は最後の砦になるのかもしれない。 メンバー 合力健矢 河合敦 我妻龍樹 チーム名 なし 自分が担った役割 調査 Investigation ワークショップ課題 規制緩和の一例として医薬品の規制緩和について調べた。 2009年の薬事法改正で一部の医薬品が薬剤師ではなくとも販売が可能になりコンビニなどでも買えるようになった。 現代の日本では人は皆自由にお金を稼いだり、楽しく自由に生活できる。こういうふうに憲法や法律で定められている。しかしながらみんなが最大限自由を享受しようとすると、トラブルが発生したり極端な不平等が生まれたりする。そのため、ある程度、自由を国に預ける公共の福祉というものがある
A. 触媒は反応速度を上げるが、自分自身は変化しない、はずだった。 その触媒が反応して、公害を引き起こすと誰が想像出来ただろうか。 水俣病は、1950年代から1960年代初頭にかけて、熊本県水俣市周辺で発生した。チッソ株式会社はアセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していた。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒として金属水銀が使われていた。本来触媒である水銀は、反応しないはずだったのだが、製造過程で有機水銀化合物が生成されてしまい、工場排水に混ざって海に流れ出た。有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、水俣病がはっせいした。 今回のワークショップ課題 メンバー 合力健矢 河合敦 我妻 チーム名 あんみん 自分が担った役割 調査 Investigation サリドマイド薬害事件についてについて調べた。 サリドマイドは、1950年代にドイツの製薬会社で風邪や不眠症の治療薬として開発された。この薬は妊娠中の妊婦にも処方され、安全性が強調されていた。しかし、妊婦がサリドマイドを摂取したことで、胎児に深刻な奇形や障害が生じることが明らかになった。特に四肢の欠損や変形、神経系の障害などが報告された。 レンツ博士の警告を受けて、グリュネンタール社はサリドマイド剤の回収を決定たが、厚生省はレンツ博士の考えは科学的根拠に乏しいとの見解を示した。 復習としてイタイイタイ病の詳細についてしらべた。 イタイイタイ病は、富山県の神通川流域で起きた日本の四大公害病の一つで、神岡鉱山から流れ出たカドミウムが体内に入ることで引き起こった。主な症状として、骨軟化症や骨粗鬆症により、わずかな衝撃で骨折したり、激しい痛みを引き起こす。
A. もし、自分の職場が、事故のリスクを軽視していたら、仕事を失うことになってでも、事故を阻止するだろうか? それとも、自らの仕事のために、事故のリスクを黙認するだろうか? 1980年代、ベトナム戦争の影響でアメリカ合衆国は財政難に陥っていた。それに伴い、世界各地に工場をもつアメリカ企業も厳しい経費節減が求めれれた。ユニオンカーバイト社もその一つだった。 ユニオンカーバイト社のインド・ボバールにある工場では経費削減のため、安全のために必要な装置のメンテナンスが行われておらず、また、保守作業員も削減されていた。 そんなある日、イソシアン酸メチルが漏れていることに従業員が気づいた。長い間メンテナンスしていなかった安全装置は全く機能せず、漏出を阻止することはできなかった。スマンデイ命からがら逃げることができたが、周辺住民数千人が死亡した。 今回のワークショップ課題 メンバー 合力健矢 河合敦 我妻 チーム名 バイク 自分が担った役割 調査 Investigation BMWのバイクのりコールについて調べた。 BMWのR1250RSは、対向車に気づいてもらうための装置である、デイタイムランニングランプのソフトウェアに異常があり、リコールとなった。 復習としてマンネリについて調べた。 マンネリは、同じ行動やパターンを繰り返すことで発生する。 マンネリが起こると新しいアプローチや発想が生まれにくくなり、古い手法や慣習が続くことがある。
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A. 近頃の技術の進歩はすさまじい。スマートフォンやドローン、AIなど新しい技術は我々の暮らしを豊かにしてくれる。しかし残念なことに、SNSでの誹謗中傷、ディープフェイクなど、技術が悪用されることもある。 技術が悪用された場合、責任は何処にあるのか、悪用した側にあるのか、それとも技術を作り上げた人にあるのか。考えたことがあるだろうか? 「Winny」、かつて日本で使用されたファイル共有ソフトウェアの名前である。Winnyは、匿名かつ分散型のP2Pと呼ばれる技術を使ったファイル共有ソフトウェアであった。Winnyはその匿名性とファイル共有の仕組みから、著作権侵害や違法なファイル共有が横行し、最終的には開発者が著作権法違反の容疑で逮捕された。長い年月をかけ無罪を勝ち取ることができたが、その間に、P2Pを用いたインターネット技術の発展は停滞してしまった。 今回のワークショップ課題 メンバー 合力健矢 河合敦 我妻 チーム名 バイク 自分が担った役割 調査 Investigation 自分の良心に従えないときはどんなときか、また、そんなときはどうしたらいいかについて議論した。 自分、もしくは大切な人がの身が危ないときに自分の良心に従えなくなるのではないかと考えた。そんなときは、社会に技術についてアピールし、世論を味方につける事が大切だと結論に至った。 復習としてディープフェイクについて調べた。 ィープフェイクは、ディープラーニング技術を用いて生成された、人工的な合成映像や音声を指す。ディープフェイクの登場により、映像や音声が真実かどうかを判断するのが難しくなった。これにより、フェイク情報の拡散や誤解を生む可能性があり、社会的な混乱や懸念が広がっている。
A. もっとも手間暇をかけた課外報告、5S、赤札作戦 題目:年末の大掃除 著者:合力健矢 提出2/8 キーワード:5S 赤札作戦 12月の下旬-大学院試験が終わってから急いで始めた就活が一段落し、これまでの世界の終わりのような気分から一点、すがすがしい気分で新年を迎え実家に凱旋したい。そう思ったのもつかの間、それをするには一つ大きな問題があること気付いた。""汚い。""部屋が恐ろしく汚いのである。就活が忙しく、気がつかなかったが、おおよそ4ヶ月分の汚れが部屋を埋め尽くしていた。特にひどかったのがデスク代わりに使っていたこたつである。この男はいままでどうやって作業していたのだろうか、それとも作業をする気が無かったのだろうか。ともかく過去の自分を責めて現実逃避していても意味が無い。このまま新年を迎え、上杉神社にむかい初詣をしてもご利益があるどころか罰が当たりかねない。 この期に及んで怠けようとする愚か者にムチを打ち、大掃除を開始した。セイムスで購入したゴミ袋が”なぜか”すべてなくなるという不可解な現象が起こりつつ、半日にも及ぶゴミとの戦いを制し、デスク周りに散乱していた文房具たちもあるべき場所へと帰っていった。苛烈な戦いから一月あまり、ずぼらな性格故、部屋はそこそこ汚れてしまったが、デスク周りだけはなんとか死守し、現在、この単位認定書や卒論を執筆するに至る。 合格に値する根拠としては、なんといっても課題にかけた時間だろう清掃に半日、おおよそ9時間もかかった。
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A. 事例研究 シティコープ・ビル 著者:合力健矢 キーワード:すじかい 16年に一度の嵐 予習報告書にて技術者による実践的工学倫理のp71 シティコープ・ビルをピックアップして、事例研究を行った。 ウイリアム・ルメジャーは、強固なすじかいを入れる構造をしているため、柱をビル側面の中央に建てても問題ないと思っていた。しかし、ビル竣工後に、溶接を必要とするすじかい部分の接合が、施工業者によって施工期間の短縮とコスト低減により、ボルト接合に変更されていることが、判明した。そのため、当初の予定よりも強度が下がっており、16年に一度の嵐で倒壊する危険性があったが、ルメジャーの勇気ある告発によって事故が起こる前に、改修工事を行うことができた、と言う出来事だった。 この事例研究を受けて、多額の賠償請求や設計者としての信用低下のリスクがあったにもかかわらず危険性を訴え補強工事を実施することを決断したルメジャーと、新聞記者たちによるストライキが重なった事もあるが、過剰に騒ぎ立てず、冷静に改修工事を行ったシティコープビルの責任者に最大級の賛辞を送るとともに、技術者と顧客の関係性についても考えさせられることとなった。 合格に値する根拠として予習にかけた時間を上げる。 シティコープビルの出来事を調べるために、丸一日ほどかかり、休憩を挟んだものの、8時間は優に超えているだろうと判断したからである。 また、この予習で、技術者と世間の関わり方を考えることを通じて、ディプロマポリシーにある人間性の向上につながったであろうこともあげられる。
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A. はい、私は、大学を卒業後、 高学歴者として、 ノブレス・オブリージュを体現し、 学んだ知識を 社会の形成者として文化や産業の発展ために正しく使います。 技術者倫理を学んでゆく中で、オウム真理教の地下鉄サリン事件のように、高度な知識と技術を持っている者が、社会に害を与えたケースや、NASAのチャレンジャー号、ユニオンカーバイト社のボパール殺虫剤事件、世界各地で起こったサリドマイド薬害事件など、技術者が警告したにもかかわらずに、目先の利益のために上層部に見過ごされた結果、悲劇を招いてしまったケース、さらにはWinny事件のように、社会と大衆の無知によって貴重な才能がつぶされてしまったケースなど様々な悲しい出来事を学んでいくたびに、技術は、必ずしも社会をよくするわけでは無いのかもしれない、技術者は社会にあまり歓迎されないのでは無いかと暗い気持ちになることもあったが、その一方で、シティコープビルの事例のように、技術者が自分の良心に従い、責任をもって公衆の安全を第一に考えた行動をとり、ビルの責任者も、技術者を信用し、手を取り合い、適切な行動で、事故を未然に防いだケースもある。と知って、技術者と社会の正しい関係性について、考えることもできた。 技術者倫理の受講において、一度だけ、体調不良で早退してしまったことが心残りだが、技術者として就職して社会へ出て行くうえで、技術者として大切な心構えについて考える素晴らしい機会を与えてくださった先生方に謝辞を述べたいと思う。 最後に、私は、履修の取り組みにに一切の偽りや不正のないことを誓います。
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A.(1)講義内容の再話 技術者に求められるものは、高度な専門知識や技術だけではなく、倫理がある。技術者の倫理不足により引き起こされた事件としてオウム真理教による地下鉄サリン事件というものがある。信者たちの中には、一流の大学を卒業し、大学院まで修了した高学歴者もおり、幹部になっていた者もいる。彼らは教祖の殺人指示を正義だと信じ、地下鉄にアセチルコリン分解酵素阻害剤で猛毒のサリンをばらまき、事件を起こした。知識を持つものや技術者はその能力を正しいことに使うために、技術者倫理を学び、必要な倫理を身につけなければいけない。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題 : 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名 : ミスターCB 共著者 : 高村海斗、村岡崇弘、森谷僚介 役割 : Investigation 「正直者が馬鹿を見る」という言葉を選んだ。学校の試験を受けた後、先生の採点ミスにより間違えたところが正解扱いになっていた時にそれを自己申告し、テストの点数が下がってしまった。正直に採点ミスを指摘しなければ良い点数のままだっただろう。これはまさに「正直者が馬鹿を見る」をあらわしている状況である。 (3)復習の内容 オウム真理教の元幹部であった人の話がインターネット上にあった、どのような心理で犯行に及んでしまったのか学ぶために読んでみた。彼らの中には完全に洗脳されてしまい、殺人を正義だと盲信している人がいたが、これらの行為が悪であると認識しながら犯行を行った人もいたらしい。後者は技術者が持つべき倫理を正しく学び、正しく守ることができていれば事件を未然に防げたりしたのかもしれない。私は周りに流されないように、正しく、真摯に学び、将来技術職についた時に過ちを起こさない人間になりたいと思った。
A.(1)講義内容の再話 技術者倫理を守って使うことと、それによって生じるお金の損得というものは切り離して考えることは難しい。ここでチャレンジャー号の爆発事故という有名な例をあげる。これはアメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャー号が打ち上げ後に分解し、7人の乗組員が全員死亡したという事故である。機体にはガラス転移点が0℃のOリングが使われており、当日は最低気温が-8℃の予報が出ていた。技術者は大事故につながる可能性が十分にあると予測していたが、経営陣からの圧力により屈してしまい打ち上げが実行され悲劇は起きた。技術者だけでなく経営幹部にも責任がある事故ではあったが、技術を使うものはどんな状況でも、金銭より公共の福祉を優先しなければいけないということが重要であると学べる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題 : ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名 : 終末時計 共著者 : 河合、合力 役割 : Investigation 囚人のジレンマを選んだ。例として、A国とB国が軍拡競争を行った時をあげる。A国とB国が軍事費を減らして社会保障にお金をまわすと双方軍事費を減らせて国家を発展させることができる。片方のみ軍事費を増やすと、増やした側は他国に圧力をかけることができ有利になるが、減らした側は不利になる。双方が軍事費を増やすと財政が圧迫され国家の発展ができなくなる。このように個人の利益だけを最大化させようとすると結果として双方が損をするというケースがでてくる。 (3)復習の内容 チャレンジャー事故をどうすれば防げただろうと復習しつつ考えてみた。チャレンジャー号は多くの人、組織から期待されていたものであったようで、スケジュールが遅れている状況でNASAの責任者は焦っていた。このような時は些細な異変や事故の予想は無視されて圧力で推し進められてしまうのだろう。安全基準を余裕をもって設定する、圧力に屈しずに基準を守ろうとすることが事故を防ぐために重要であったと考える。
A.(1)講義内容の再話 フランスでは、フランス革命によって多くの犠牲とともに絶対王政から民主主義へと移行した。絶対王政では、君主が全ての権利を持つ専制政治が行われ、民主主義では国民が主権を持ち、ほとんどは国民の倫理にゆだねられ、最低限度の規範を守り、国政だけが法として定められる。すべての倫理を法にすべきではないため、ここが倫理を学び、それを守っていくことが大事である。また、現代の高度な社会ではルールが定められている。技術者が定めるルールとして、国際標準化機構(ISO)がある。また日本工業規格(JIS)、食品(HACCP)、品質(ISO9000)、環境(ISO14000)があり、いずれもメーカーと消費者が囚人のジレンマに陥らないようにするためのルールである。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題 : 新しい技術を運用するにあたって グループ名 : 終末時計 共著者 : 河合、合力 役割 : Investigation 規制緩和の例として、医薬品の規制緩和について調べた。2009年に薬事法の改正で一般用医薬品は薬剤師でなくとも販売が可能となり、コンビニやスーパーで販売が可能となった。それまでは薬剤師不足が問題となっていたが、規制緩和のおかげでより薬が入手しやすくなった。 (3)復習の内容 将来技術職に就くことがあったとき国際的なルールに知っておいた方がよいと思い、ISOについて復習してみた。International Organization for Standardization、ISO(国際標準化機構)はスイスのジュネーブに本部を置く非政府機関であり、参加国は日本も含め165か国ある。主な活動としては国際的な基準となる規格を制定することでありISO規格として知られている。よく知られるマネジメントシステム規格の種類として、顧客に提供する製品・サービスの品質を継続的に向上させていくことを目的とした規格であるISO9001(品質マネジメントシステム)やサステナビリティの考えのもと、環境リスクの低減および環境への貢献を目指すISO14001(環境マネジメントシステム)がある。
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A.(1)講義内容の再話 1984年、ユニオンカーバイド社ボパール化学工場で毒性のイソシアン酸メチルが漏出し、逃げ遅れた近隣住民2500人が死亡する悲劇の事故が起こった。原因は水と混ぜていけないイソシアン酸メチルが水といっしょに漏れたことによる。ベトナム戦争によるアメリカの財政難、それによる企業の厳しい経費節減、人員削減が起こり、施設の管理がずさんになっていたのだ。何か月も修理されないコントロールルームを担当していたスマン・デイはそれまで漏洩報告があったことは知っていたが解雇されないようにするためにはどうすることもできなかった。技術者が倫理を自分の利益より優先すること、技術者という職に対する尊敬、尊重を、上層部を含む全体が重視し、発現を受け入れることが事故を防ぐために重要であっただろう。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題 : リコールを未然に防ごう グループ名 : バイク 共著者 : 河合、合力 役割 : 発表 リコールの例としてバイク・BMW・R1250RSが挙げられた。対向車に気づいてもらうための装置である灯火装置の明るさが、不適切なソフトウェアのため、基準を下回っているものがあり、回収された。事故は起きていないが、重大な事故につながりかねない事案である。適切なソフトウェアに変える必要がある。 (3)復習の内容 安全衛生活動とマンネリ化について復習してみた。マンネリは安全衛生活動を阻害する大きな要因となり、危険予知を怠ってつい形だけ実行するようなことになるためあってはならないことである。初心者ではなく、特に装置の扱いや実験に慣れた熟練者に起こりやすい現象である。専門知識を腐らせないようにするため、マンネリ化の防止を呼びかける注意喚起を行うことが解決につながると考えた。
A.(1)講義内容の再話 今日、地球温暖化による気候の急激な変動や人口の爆発により、食料不足、住む家が無いことなど貧困が社会的な問題となっている。これに対する学校や社会の取り組みとして、SDGsや質の高い教育が挙げられる。実際に山形大学の研究活動でもSDGsが意識されている例がある。各ハウスメーカーの断熱性能を比べる実験がYouTubeの企画として行われており、結果は一条工務店と三井ホーム、住友林業の中で一条工務店が最も断熱性能が優れていた。この断熱性能の高さは環境問題に対する対策として意義があるものである。講義を受ける大学生も将来、社会人となり環境問題を意識していく必要がある。質の高い教育を子供たちに与え、次につなげなければいけない。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 グループ名 : 第25はん 共著者 : 高橋大喜、河合、出澤一馬 役割 : Investigation 二酸化炭素の個人の排出量は意識できておらず、報告することができなかった。本講義で学んだように、自分が環境に与える影響度を把握することはとても大切であるため、日ごろから意識していこうと反省した。二酸化炭素の除去例としてappleの製品がグループ内で挙げられた。2030年までにサプライチェーンの100%カーボンニュートラル達成を約束しているようである。世界中で森林やその他の自然の保護支援も行われていることが報告された。 (3)復習の内容 持続可能な社会を実現するために、自分が近い将来できることを考えてみた。まず自動車を電気自動車、またはハイブリッド車にしてみようと思う。今の時代、電気自動車の普及は現実的になっており、大学生が社会に出たときに取り組みやすい。
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A.(1)書誌情報 題目 : 予習報告書 著者 : 我妻 龍樹 提出日 : 2023.10.19 キーワード : 技術者倫理、品質管理、事故防止 (2)要旨 「技術者による実践的工学倫理第4版」からは「工学倫理をはじめるにあたって」を選んだ。最も根幹となることは、技術者は高い専門性のみではなく、それを適切に扱うための高い倫理性が求められているということである。つまり、使い方を誤れば大勢の人に損害が及んでしまうため、危険なものを安全に使いこなす仕事をしているという、明確な自覚を持つことが重要なのである。今までの日本の技術社会の歴史でも、倫理不足が引き起こした事故の例がいくつもあった。また、日本と米国では技術者の世間の評価や技術者倫理に対する意識の差も着目されており、日本ではまだ意識が低いことが指摘されている。実際、理系の研究室に配属され、実験を行っている中で試薬や機器を扱う際、意識がマンネリ化してしまいがちなため、倫理を真摯に学び、気を付けていけなければいけないと思った。次に、「イラスト図解 工場のしくみ」からは「品質管理部門の仕事」を選んだ。自動車メーカーの品質管理部門は異常があったときに関係部門にテスト結果を詳細に報告、新人検査員の教育訓練、検査内容に関する会議など高いチームワーク性やコミュニケーション能力が求められる仕事だった。難しい仕事で責任が重い仕事内容だった。最後に、「工業技術基礎」からは「事故防止と安全作業の心構え」を選んだ。実験を行う環境で事故を防止するために、実験台の整理整頓や周りへの配慮が重要であるとまとめられていた。自分が実験する中でも重大な事故を防ぐためによく勉強したい。 (3)合格に値する根拠 技術者倫理の授業を受けるにあたって基礎となる3冊の教科書の中からテーマを選び相当の時間をかけて読んだ内容をまとめることができたと思う。特に専門性を扱う技術者が倫理を学び、事故を防ぐ必要があること、実際に過去日本の企業で倫理不足で事故が発生したことは授業の内容とも一致しており、よい予習になっていたと思うため合格に値すると考える。
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A.(1)書誌情報 題目 : 倫理にかかわる説話・寓話・逸話を再話してみよう 著者 : 我妻 龍樹 提出日 : 2024.2.7 キーワード : 羅生門、正当化、倫理 (2)要旨 ある雨の日の暮れ方、下人がひとり羅生門の下で雨が止むのを待っていた。羅生門のある京都の街は災いにより荒れ果て、人は寄り付かなくなり羅生門の上には死体を棄てるものも現れ始めた。明日の生活のあてが無い下人は、自分の倫理に従い飢死するか、盗人になって生き延びるかという二択で迷っていた。だが盗人になることを正当化できず勇気が出ないでいた。羅生門の上に行くと死体の中で動く人影が見えた。よく見ると痩せ老いた老婆が死体から一本一本髪の毛を抜いているところだった。下人の中には目の前の老婆のみならず悪そのものに対する憎悪が徐々に激しく増してきた。このとき下人の中には先ほどの葛藤はなく、即答で飢死を選ぶほど倫理に忠実であった。聞くと老婆は死体から髪の毛を抜いてそれでかつらを作ろうとしていたようだ。生前悪いことを死んだ人間なのだからこのようなことをされても仕方ない、生きるためには悪に手を染めるのは許される、という主張であった。下人は失望し、答えを聞いた後に憎悪は冷めてしまっていた。自分が生きるためには倫理を破り悪に手を染める勇気を得たのだった。下人は老婆から着物を剥ぎとり、暗闇の中に姿を消した。 (3)合格に値する根拠 実際に山形大学工学部の図書館に行き、倫理に関する話を探して芥川龍之介全集を手に取り、羅生門の再話を行いました。本文を何度も読み返し、内容の理解を完璧にしました。所要時間は8時間以上かかりました。下人の中で倫理と悪がせめぎあっており、最後は老婆の言葉で倫理をすててしまう決断をしたことが読み取れました。以上の理由から合格に値すると考えます。
A.(1)書誌情報 題目 : 5S活動に取り組みましょう 著者 : 我妻 龍樹 提出日 : 2024.2.7 キーワード : 実験室、整理整頓 (2)要旨 年末に自分たちの実験室のドラフト内を整理整頓した。実施前はビンの位置がずれている、キムタオルがはがれかけている、器具の破片やゴミがあり清潔でない、などの問題があった。はがれかけたキムタオルやゴミがドラフトで吸い込まれたり、不便を感じたりしていた。そこでドラフト内の試薬と器具をすべて外に出してキムタオルを新しいものに張り替えた。散乱していたゴミも回収した。結果、実験で不便を感じなくなり、快適に実験を行えるようになった。1か月後の様子は、リバウンドしていなかった。理由は声掛けや、皆が倫理に従って綺麗に使っていたからだと考えた。今後も定期的に整理整頓をしていきたい。 (3)合格に値する根拠 自分たちの使う頻度が高いドラフト内を1時間30分かけて丁寧に整理整頓しました。活動を始める前の状況と活動終了直後の状況、活動終了から1か月後の状況を写真にとって記録し、報告しました。はじめは課外報告書として出題されていなかったら、大して汚れていないのだからわざわざやらなくていいと軽視していました。しかし5S活動を通じて、整理整頓することで実験が快適に行えるだけでなく、事故を減らすことができるということを学びました。時間はかかりましたが、やってよかったと思っています。現在もこの活動を継続中であり、実験室の事故防止に対する意識が高まったため、合格に値すると考えます。
A.はい。本講義で専門知識を持つ高学歴者、技術者はその知識を己の利益よりも公共の福祉のために高い倫理観を持って使わなければいけないと学んだ。高度な専門知識や技術は社会を発展させる武器になるが、一歩使い方を誤れば大きな損害を引き起こすことになる。特に私が怖いと思ったことがマンネリ化だ。研究室に配属されると、最初は実験を慎重に行っていたが、慣れてくると試薬や機器の扱いが雑になりがちだ。バイオ系の研究室の場合、実験動物の管理をごまかしたり、逃がしたりすることは許されることではない。しかしミスを犯したときに責任をとることへの恐怖から一瞬ちらりと無かったことにできないかとよぎってしまうことがあり、そのようなときは本講義で学んだことを思い出している。生き物を扱う研究者として何か技術的なことでミスしたりや違和感を抱いた時は必ず職員や教員に誠実に、かつ正確に報告するようになった。その後は必ずなぜそのようなことが起きてしまったか、似たようなことが今後起こらないようにするためには具体的に何ができるかを言語化し、まとめたものを定期的に見直すようにして対策している。これに限らず、そもそもの専門知識のアップデートも日々欠かさないように意識して研究活動に取り組んでいる。近年、AIの発達が加速度的に進んでおり、その法整備はまだまだ不十分である。このような法でカバーしきれない範囲はそれこそ技術者倫理で学んだことでカバーするべきだと思う。法と倫理で足りない部分をお互いに補完しあうことができる社会にしていきたいと思う。
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A.(1) サリンの化学構造式から実際に自分がそれを作れるのか、技術者としての技量があるのかを確認した上で、地下鉄サリン事件の映像を実際に閲覧して、事件の悲惨さについて学びました。またそれに伴い、サリンの製造コストの低さや半数致死量からいかに簡単に日本を壊滅に追い込めるほどの威力があるのかを学びました。技術を担うものはエンジニア、テクニシャン、テクノロジストの3つの職務に分けられることを学びました。またScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)のそれぞれの単語の頭文字をとった STEAM教育といった、広い範囲で学ぶことによる実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習の推進について知りました。動機とそれに対応する評価について学びました。具体的には内発的な動機なのか外発的動機なのかによって期待できる効果やそれぞれの支配状況に基づく本人のやらされている感について理解しました。 (2) 発表では故事ことわざを調べ、感性と能力についての相関を考えました。私たちのグループでは命あっての物種について発表しました。 (3) 命あっての物種 「命があった上ではじめて何かが生まれる」という意味の諺です。 技術系のメーカーでは安全性の確保がしっかりできておらず、事故により人が亡くなってるニュースをよく観るので命あっての物種だなと思い選びました
A.(1)チャレンジャー号の事故についての動画を閲覧しました。事故の概要としては技術者と上層部との事故の可能性への危機感のギャップがあり、上層部が強行突破したことにより、ゴムのガラス転移点が原因で事故が起きたということを学びました。 ガラス転移点とはゴムをある一定の温度まで下げることにより分子の運動が抑制され、硬質のガラス状態になります。この温度のことをガラス転移点と言い、これによりゴムの弾性率が非常に低くなるため割れやすくなり、チャレンジャー号の事故が起きました。またチャレンジャー号の事故より、実際に自分がNASAに就職したと仮定した場合に、技術的な観点から事故の可能性を掲示したところで「上層部より本当に事故が起きるのか?延期したことによる損害賠償ができるのか?」といった圧力をかけられた際にそれでもなお技術者としての主張を押し通せるのかについて考えました。それに伴う権威と権力についても考え、学びました。 (2)発表ではゲーム理論から見た損得と悪意について考えました。私たちのグループでは携帯キャリアの価格競争についてを例として挙げ、発表しました。 (3) 囚人のジレンマの対応させる例として、携帯キャリアの価格競争を選んだ。 A社とB社が存在する時、A社とB社の両方が話し合い価格を下げなければお互い通常の利益を得れる。 片方のみが価格を下げると片方が得する。 両社が下がると価格競争によりお互いが損をする。
A.(1)レ・ミゼラブルという映画におけるジャベール警部がなぜ自殺を図ったのかを考え、そこから導かれる方と倫理の関係について考えました。またゲーム理論より考えられる決められたルールの遵守について考えました。政府により定められたルールと個人間でのルールの制定を行うことにより囚人のジレンマを回避することを学びました。具体例としては、政府のルールとして製造物責任法(PL法)、個人間または会社間のルールとして国際標準化機構(ISO)が挙げられます。コンプライアンスが重要なのはさることながら、ルールを定めた意義を忘れないことの重要性について学びました。法律を責任逃れや悪者探しの道具に使わず、本来の目的から外れないような倫理観が個々人に求められます。またISOなどの個人間に効力のあるルールのみだと法的効力が薄いため、行政の介入余地としてPL法が存在します。 知的財産権について、アナーキーな状態における知的権利者と利用者の利得表を伊藤研と立花研の例を参考に学びました。特許権や著作権がどのように定義され、どこまでが引用であり、どこからがそれを逸脱した範囲になるのかを知りました。 (2)発表では囚人のジレンマに陥らないような、規制緩和によって幸せにつながった技術について考えました。私たちのグループでは電気の小売について話し合いました。 (3) 電力の小売は全国10の電力会社に独占されていたのが、2000年の 電気事業法改正により業務用として電気を使用するものに対して電力の小売が可能になりました。
A.(1)四大公害の水俣病から水銀を自然環境下に排出した際に、人体などにどのような影響があるのかを学びました。またそのような公害物質が生物濃縮によって少ない量でも影響があることなどを知りました。 また排水中の水銀の濃度については水質汚濁法などの法律で定められ、その分析方法も法律でやJISで業界規格も定められていることを学びました。これについては分析方法の技術が完全には完成していないこともあり、今後の技術発展に伴い法改正の可能性があることを知りました。生物濃縮についてはDDTを利用した殺虫剤が生物濃縮による害を人体に及ぼすため、日本国内で禁止されているが、亜熱帯や熱帯地域では依然として使用されていることによる倫理的なギャップを知りました。SDGsでどのような目標が掲げられているのかを細かく学びました。 (2)技術を行使することによる潜在的な危険について、技術者が予見可能性と結果回避義務を果たすためにはどうすれば良いかを話し合いました。私たちのグループでは福島の原発事故を例として話し合いを進めました。 (3) 私のグループでは原子力発電に伴う核分裂反応について考えました。 事故の経緯としては、津波による影響で電力の供給ができなくなり、そこから冷却装置も停止してしまい温度上昇により水位が低下、その時に発生した水蒸気が化学反応をし、水素を発生させ爆発につながったというものです。 日本はそもそも地震大国であり、津波による電力供給の停止は完全に予測することが不可能ということはなかったのではないかと思います。 技術者には議論の機会を増やし、一定の危険を伴う物を扱っているという自覚がもう少しだけ必要だったのではないかなと思いました。
A.(1)インド・ボパール殺虫剤事故を元にした祈りの雨からイソシアン酸メチルの流出事故について学びました。この事故があったからこそ結果的にリチウムイオン電池が生まれ、ヒューマンエラーが起きないように安全第一にするのは原則ですが、事故が起きてしまった以上、前向きに捉え前進していくことも大事だと学びました。安全第一にするため、コミュニーケーションを大事にし、ホウレンソウよりもザッソウを重要視することにより、細かい連携ミスによる事故の防止について学びました。 一般的に工業などでは私たちがイメージするよりも遥かに安全対策を講じ、生産活動を行っていることを知りました。具体的にはヒヤリハット活動、KY活動、指さし呼称、やりきり厳守などが挙げられます。ハインリッヒの1:29:300の法則より、事故の発生回数に対する重大事故の比率を知りました。 (2)リチウム電池のような重大な事故につながる可能性があるものも存在するため、リコールを未然に防ぐためにはどうすれば良いのかを考えました。私たちのグループでは自動車を例に話し合いを進めました。 (3) よくない事案として、自動車をあげました。 選んだ理由は、自動車のハンドル操作が効かなくなることや、ブレーキが効かなくなることによる事故のニュースを見たことがあるからです。 また、これは自分が死亡してしまうよりも他殺をしてしまう可能性がとても高いというのも問題だと思います。これから自動運転が主流になる可能性を秘めている中、技術的にこのような問題があると誰一人として安全に乗ることはできません。 このことは技術者同士によるコミュニケーションの不足が影響しているのではないかと思います。 上下関係のあるの社会はスムーズに情報が行きやすいのは利点ですが、上と下のコミュニケーションが上手く取れず、問題点として上がっていてもチャレンジャー号の事件のように流されてしまっているのではないかと考えました。 他に130学んだ専門知識を活かすには 前回私のグループでは原子力発電に伴う核分裂反応について、福島の原発事故をもとに考察しました。 事故の経緯として、津波による電力供給の停止が起き、そこから冷却装置の停止による温度上昇。温度が上がることにより水蒸気が発生し、水位が低下、水蒸気が化学反応をし水素を爆発させたと示しました。 具体的に水蒸気が何と化学反応をしたことにより、水素が発生したのかを書けていなかったので、そこについて深掘りしました。 原子炉の燃料棒の外側にジルコニウムがあり、ジルコニウムが水蒸気と反応することにより水素が発生しました。 高温のジルコニウムは酸化物となり水と反応します。 冷却装置の停止に伴い水蒸気の発生、また冷却ができないことにより、ジルコニウムが高温になっていました。 その時、Zr+2H2O → ZrO2+4Hのような反応が起こり水素が発生したというメカニズムです。 このような専門知識の陳腐化またはマンネリ化を防ぐためには複数人の専門家による掘り下げた議論が一番効率が良いと思います。 また専門家を除いたとしても、職員の中にある技術者がトップに対して気になる点を伝えやすい環境作りが必須です。 113. 避難訓練の改善点を提案しよう 去年も同様でしたが、参加者の少なさには疑問を感じます。 学生や職員を含めて危機感の不足を感じます。 基本的には強制参加にするか、普段から緊急時に備えて危機感を持ってもらえるような講習や貼り紙などをするのが良いのではないかと感じました。
A.(1)二酸化炭素などの温室効果ガスから地球温暖化について学びました。電気自動車の電池を自宅に応用したり、冷蔵庫の真空断熱材を住宅に応用することにより、少しでも二酸化炭素の排出を抑える方法を学びました。 また、質の高い教育とはなんなのかを学びました。地学などの履修者の少ない科目を受講せずにSDGsにも含まれる環境資源について考えることができるのかを考えました。 温室効果ガスの発生量を抑制するためにCAFE規制を行い、二酸化炭素排出量が95g/kmを超えたら、メーカーに罰金を課していることを学びました。二酸化炭素排出量の算出はWtWを使用し、車両がEVだったとしてもその電気が化石、石炭、天然ガスを使い発電するときにどれだけ二酸化炭素を排出しているかを考慮しています。 (2)講義で習ったことから実際に自分は昨日どれだけの二酸化炭素を排出したのかをグループワークしました。私たちのグループでは実際に昨日使用した温室効果ガスを排出する家電等をあげていき考えました。 (3) 私は暖房を長時間使用したため約4kgの二酸化炭素を排出していました。 私以外の二人は3kgと1.5kgでした。 直接的に二酸化炭素の排出量がわかるわけではないが、ワットチェッカーという製品がある ワットチェッカーはコンセントと家電製品の間に噛ませることにより、消費した電力を把握することができる。それを使い計算することにより二酸化炭素の排出量を把握できます。 二酸化炭素排出量を抑制するためには、ほとんどの家電に二酸化炭素がどのくらい出ているのかを、一目でわかるような機能をつけるべきだと思います。 また1日にどのくらいの二酸化炭素が排出され、具体的にそれがどのくらい環境に影響を及ぼしているのかがわかるように、講演会を行うのも重要かなと思います。
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A.はい。他に書ける欄がなかったためここにかきます。はじめに第7回についてはインフルエンザに罹患し、欠席したためポスターの作成ができていません。それ以外については全回出席しました。履修の意思はあります。 本講義を受講し、技術者としての倫理観とはなんなのか、また安全とは、SDGsとは、とさまざまなことについて改めて考えることができました。私自身、化学を学びたいがために大学に入学したため化学については専門知識を少しずつ入れるように努力してきましたが、倫理観については深く考えることがありませんでした。しかし、この講義を受講し、倫理観とはなんなのかを深く学ぶことにより将来自分自身が就職し、専門知識を利用する際に技術者としての倫理観の重要性を再認識することができました。そのため最近は新しく踏み出したこととして、SDGsを確認し、どのようなことが社会に必要されているのかを再認識することにより自分がどれだけ社会貢献できるのかを考えています。また、就職活動に伴い会社の説明会などに参加する際には安全対策がどのように行われており、本当に安全に業務を行えるのかを確認するようになりました。他にも、温室効果ガスの排出量を抑え、SDGsに掲げられているような未来を背負う子どもたちにどのような地球を残していけるのかを考えるようになりました。具体的には就職活動が終了すれば講習会へ参加してみようかと検討しています。 将来の抱負と致しましては、これまで書いたことをそのまま表現しますが、技術者として最低限の倫理観を持ち、将来の子ども達が安心して過ごせるような社会を作っていくことです。 具体的には周囲の意見にすぐ流されず、自分で一度考えてみるというのを繰り返し行っていこうと思います。 昨年度の仮配属ではお世話になりました。就職活動で忙しく課外活動は行えませんでしたが、受講していて大変学びがあり、楽しい講義でした。ありがとうございました。
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A.(1)どんな化学技術も二面性を持っている。優れた農薬は化学兵器になりえる。 例えば、オーム真理教の信者たちが地下鉄駅にばらまいたサリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。 アセチルコリンは加水分解が早いので、有髄神経で唯一機能するアミンであるためサリンはまさに猛毒なのです。 サリンの半数致死量は1立方メートル中100mg。これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒です。 サリン7トンを東京上空にまき散らせば、山手線の内側は4分間で壊滅状態となり、その威力は水爆に匹敵すると言われている。 しかもその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまう。 戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じて疑わないので、正義の御旗はは殺人すら正当化してしまう。 (2)倫理観と能力は必ず相関するとは限らない 悪いやつほどよく眠る 僕の周りには大嫌いな人がいる。 試験の時にバレずにカンニングをしたり、レポートの際に他人の意見やレポートをコピペして丸パクり。 一方、僕は、カンニングもコピペもしていないのに先生に疑われてしまう。本当に悪い人は怒られず、自分は真面目に努力するのが馬鹿馬鹿しくなる。悔しいが悪いやつほどよく眠るはこのことだ。 (3)”くに”(国家)というものは、どんな悪いことでも平気で強行してくるし、しかもそれを巧妙な世論操作を使ってやり通すものだということを痛感させられている。だまされないようにしよう。とあったので国や組織の法律や犯罪を調べて悪いことなのに強行していないかを確認してみた。結果、個人的には、韓国の兵役義務は少々強引に強行しているのではないかと感じた。
A.(1)ファインマンの報告を読んで考えた結果、この若い学生が学んできた宗教によれば、道徳の規範は神の言葉にもとづいているはずだったため、彼は当然ながら、懐疑の矛先を倫理的問題に向けることになるはずだ。でも、神がいないのだとしたら、いったい神の言葉はどうなるんだろう? と考えた方もいると思うが、実に不思議なことに、人の道徳観は神の存在を疑おうか疑うまいが、究極的にはほとんど無傷で生き残るものなのである。 くだんの学生もはじめのうちこそ、いままでの道徳観に多少まちがっている点を見つけることになるだろう。 しかしたいていはあとで思い直し、結局、基本的には以前とさしたるちがいのない道徳観が残ることが多い。 してみるとこうした観念には、ある意味の独立性があるのではないでしょうか。 結果的にはキリストが神であるということを疑いながらも、同時に「何事もでも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」という信条を固く信じることが可能だ。要するに僕らの心のなかに、このような二つの異質な考えを共存させることが可能である。 無神論者であるはずの科学者が、社会ではけっこう道徳的な生きかたをしているなと、みなさんに感じていただくことを僕は願っている。 (2)ゲーム理論からみた損得と善悪 囚人のジレンマ 対応させる、身近な例として、環境問題を選んだ。 個人と社会全体が環境保護に取り組んだ場合は環境破壊を防ぐことができるが、一部の個人だけが開発による環境破壊をすると、一部だけが利益を享受する。社会全体が開発による環境破壊が行われた場合、個人の環境保護も空しく破壊へと進んでしまう。個人と社会全体の開発が止まらない場合、自然の破壊へと進んでしまうだろう。 (3)身近なもので交換価値、使用価値を考えた。今までの大学でのサークル活動を価値に換算してみた。いくら積まれても、サークルを優先すると思うので、交換価値はゼロで使用価値のみがある
A.(1)文章ですべてを表現することはできない。それがすべての倫理を法にすべきではないというひとつの理由なのだろう。 法律やルールは文章にする必要がある。作文の名手がどんなにがんばったとしても文章の意味の解釈に違い出てくる。 たとえば、痛みを伴う障害の場合、ひとそれぞれの痛みを客観的に測定する方法はない。 だから「駐停車禁止除外指定」の認定に必要な身体の障害の基準は明文化が出来ない。 だから、どんなに痛くて歩けなくても、「駐停車禁止除外指定」の認定は受けられない。 また、囚人のジレンマ の解決方法としてプレーヤー同士が話し合いをしてルールを定める方法と政府がルールと罰則規定を定めて利得表そのものを変えてしまう方法があった。政府が定める方法としては製造物責任法、略してPL法というのがあり、またプレーヤー同士が定めるルールとしては国際標準化機構、頭文字をとってISOがあります。 コンプライアンスはもちろん大切なことである。 しかしルールを定める本来の目的を見失わないことが大切だ。 法律を責任逃れや悪者探しの道具に使っては、本来の目的から外れてしまうので、 そのようなことから、ついつい、政府が定めた法令が物議をかもすこともあったのも事実である。 人は過ちを犯すし、法を定めるのが人であり、文字による表現である以上、法にも限界があるため、 倫理観は最後の砦です。 (2)技術と倫理の関係 医薬品販売の規制緩和(2009年) 薬事法の改正により、コンビニ等での一般医薬品販売が認められる。 これによって薬の物質が簡単に入手できるようになった。 (3)課題を深堀して薬事法について調べた。結果、現在は薬機法という名前に改名しており、規制対象として医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品が該当しており、健康食品やサプリメント、健康・美容機器は該当しておらず、直接的な法律による制限は受けないことが分かったが、医薬品のような効果を訴求するなど、薬機法に抵触する表現をすることは禁じられていることも分かった。
A.(1)自分たちが信じた最新技術と言っても、論文に出たばかりというわけではないし、パイロットプラントでも問題が起きた話は聞いたことはなかったし、量産プラントでも十分な試運転を繰り返した。 例えば、反応しないはずの触媒が反応して流れ出し、しかも大海でほとんど無限に希釈されたはずの、その物質が生物によってそこまで濃縮されることとかだ。 私たちははその最新技術がもたらす危険を予見しなければならない。 実際に水俣病は、アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していた。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使っていたのだ。 アセチレンの付加反応をより収率で進めたいときにどんな触媒を使うのがいいか。 反応の収率上げるため、いろいろ調べて、触媒に金属水銀を選んだ。 触媒は、反応速度を上げるが、自分自身は変化しない、はずだった。 まさか、触媒が反応していたなんて思ってもいなっただろう。 無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出した。 排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められている。 また、その分析方法も法律で定められていて、JISで業界規格も定められている。 仮に、さらに高精度の分析方法が見つかり、政府に対する働きかけがあれば、法改正されるだろう。 (2)新しい技術を運用するにあたって 水俣病 メチル水銀化合物によって汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が発生した公害病 猫や鳥が理由不明な死を多発していたのに汚染水を流し続けたのは予見できたのではないか。 (3)課題の延長でイタイイタイ病について調べた。 イタイイタイ病は富山県神通川の上流にある神岡鉱山と呼ばれる鉱山から亜鉛や鉛を多く産出しており、その産生過程において、カドミウムを含む鉱石が神通川へと流出してそれを含んだ魚や水を摂取して腎臓や骨に障害が生じる公害病。これも水俣病のように人に症状が起きていたのに汚染水を流し続けたのは予見できたのではないかと思った。
A.(1)アメリカはベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っていた。ドルの金交換に応じられなくなったアメリカは、ニクソンショックという米ドル紙幣と金の兌換を停止した。そのため、ドルは変動相場となり、世界に進出していたアメリカの企業は、とてつもなく厳しい経費節減が求めれれた。 スマン・デイは、会社の予算削減のため、何か月も修理されないコントロールルームにいた。 バルブやパイプからの漏洩の報告は毎晩のことでイソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは、作業員の胸の焼けるかんじからだった。 ずっと故障したままのセンサーは機能しないため、、作業員の感覚だけが頼りだった。 水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、 水といっしょに漏れていることに気づいたスマン・デイは、イソシアン酸メチルのタンクへ急いだが、安全弁はすでに吹っ飛んでいた。足場のコンクリートには亀裂が入っていた。 バルブは全部壊れ、バルブというバルプからイソシアン酸メチルが噴出していた。 スマン・デイは、急いでいくつ対処したが、どれもうまく行かず、 自分が死にたくなければ、もう遠くまで逃げるしかなかった。 おかげでスマン・デイは、助かったが、スマン・デイが逃げるときに通ったバラックに住む人のうち、 2500人が目覚める前に死亡した。 しかし、このインドボパールの事故がなかったら、日本でリチウムイオン二次電池は生まれなかったかもしれない 。 この事故の経験から事故を起こせと言っているわけではないし、事故は起こさないのが一番だが、最大限の努力をしても起きてしまったときには、それをばねに前に進むしかない。 (2)学んだ専門知識を生かすには? 水俣病 メチル水銀化合物によって汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が発生した公害病 猫や鳥が理由不明な死を多発していたのに汚染水を流し続けたのは予見できたのではないか。 と前回の課題で答えが出た。専門知識が活用されていない。 専門知識を活用することを意識して再構築したところ、 アセトアルデヒド生成の副反応(触媒劣化反応)で反応器内で生ずるメチル水銀化合物によって汚染された海産物を住民が長期にわたり日常的に食べたことで水銀中毒が発生した公害病 アセトアルデヒド化合物のみを抽出したいのにメチル水銀化合物と反応器内で混ざってそのまま抽出してしまうのは予見できたのではないか。 と考えた。 また、専門知識や専門スキルが陳腐化やマンネリ化しないようにするための方策として単語に対する別の言い換えの単語や視点をいくつか持っておくことと考える。 リコールを未然に防ごう まずいと思う事案として自動車に使われるデンソー製ポンプを選んだ。 選んだ理由は、調べてみたところ、最悪の場合走行中にエンストに至るおそれがあるそうで事故が増える可能性があるからだ。 このことは他社の信頼だけに頼り過ぎず、試用運転や互いに細かいところまで調べて確認を行う必要があると考える。 避難訓練の改善点 避難訓練を実施すると言っているのだから予告を軽く流して終わるのではなく、キャンパス内にいる生徒、教員で実際に訓練を実施するべきだと感じた。 (3)グループワークでの発表内容を控えるのを忘れてしまったので演習課題を自分一人で考えたり調べたりして取り組んだ。 リコールを未然に防ごう まずいと思う事案として自動車に使われるデンソー製ポンプを選んだ。 選んだ理由は、調べてみたところ、最悪の場合走行中にエンストに至るおそれがあるそうで事故が増える可能性があるからだ。 このことは他社の信頼だけに頼り過ぎず、試用運転や互いに細かいところまで調べて確認を行う必要があると考える。 避難訓練の改善点 避難訓練を実施すると言っているのだから予告を軽く流して終わるのではなく、キャンパス内にいる生徒、教員で実際に訓練を実施するべきだと感じた。 と自分なりに調べた結果がこれとなった。
A.(1)食べるものがあって、帰って寝る家がある。こんな幸せなことはない。しかし、今後起こるであろう気候の急激な変動や人口の爆発は、食べものを減らし、住むところを奪う。すると貧困も増える。貧困から、食べものの奪いあいが起これば、警察権が強まり、民主政治は崩壊し、専制政治に逆戻りする。必要なのは、どうすればいいかを伝える教育だ。また、教育にも二面性がある。劣悪な教育は不幸な結果を招く。とびきり質の高い教育が必要だ。次に、その教育を施すのは、あなただ。あなたとあなたの子どもたちに、残してやれる何かを大切にするために。一つの事象として持続可能な社会へ向けて世界的な取り組みが進む中、資源、環境、大気、海と言った事柄を取り扱う学問分野である地学(アースサイエンス)が日本の高校教育で地学を履修する生徒は1.2%でさらに減少しています。地学の教員採用もなく、地学を開講しない高校が増えています。学校があっても地学の先生がおらず、地学の授業を受けられないのです。このような状況にあって、そこらへんの教員に兼用させたりなどはしてはいけないが、エネルギー資源や環境保全に対する姿勢を育む方法を考えていかなければならない。 (2)エアコンとそのリモコン。シャープ製 室内機に設置された二酸化炭素センサーにより換気の知らせを通知してくれる。課題はすぐには出てこなかった。 二酸化炭素の排出を抑制する製品としては、水素、水、電気で稼働する車やバイクを開発していけばいいと考えた。 (3)復習は授業中での課題がすぐに回答できなかったので自分で考えたので(2)と同じ回答になるが記載させていただきます。 エアコンとそのリモコン。シャープ製 室内機に設置された二酸化炭素センサーにより換気の知らせを通知してくれる。課題はすぐには出てこなかった。 二酸化炭素の排出を抑制する製品としては、水素、水、電気で稼働する車やバイクを開発していけばいいと考えた。
A.(1)最近は先端を走っているというよりは、いつもリスクを感じがある。特に最近は誰もがインターネット上で仕事をするようになって、インターネットはグローバルな空間で人類の財産であり、政府はコントロールできないということを忘れがちである。つくったときはそれが当たり前だったが、インターネット・ネイティヴな人たちが出てくるにつれて、これは警察が管理してるのかな、インフラだから国がやってるんだろうななんて言われたりしているので、正しい理解をつないでいかなきゃならない。 バイオテクノロジーと情報技術の共通点は、自己複製だ。 生物は、自分に勝手に増える化学物質の集合体だ。 情報も、自分で勝手に増える。 そして、ともに淘汰され、エネルギーがある限り、利己的なものが生き残る。 現代では、音楽や映画をディジタル化することで完全な複製ができるようになった。 また機械で簡単に複製できるようになった。 自由に音楽や映画を複製されたのではたまったものではないので、デジタル情報は、媒体を介して、コンピュータが、高速に、一字一句違わずに、コピーします。 デジタル情報として、表現できる知識は、一字一句違わずに、コピーできる。 デジタル情報によるインターネットでは、なりすましが簡単であるため、本人確認のための認証が工夫されている。 (2)脅されたとき 悪いとは分かっているけど従わざるをえない。(犯罪に加担する) もしくは、正義を貫く。 (3)復習として、身近にアカウントのなりすまし防止の工夫がされているものを考えてみた。その結果、iphone内でアプリを課金したりログインする際に指紋認証や顔認証を介してから次に進んでいるのでこれは、なりすまし防止の工夫がされているのではないかと感じた。
A.赤札作戦 (1)なし (2)脱ぎ捨てた服の整理整頓やお菓子や弁当のごみ、缶、ペットボトルなを指定のごみ袋にまとめ、処理をしていくなど自分のアパートの部屋の掃除をし、きれいになった状態を一ヶ月間維持していけるようにする。できなかった場合は原因や対策を突き詰めていく。結果として、掃除した日はとてもきれいにすることが出来たが、一か月維持することは出来なかった。原因としては、ごみを整理できなかったり、定期的に処理出来なかったからだ。自分はこの課題を実行し、失敗を得て、もっと定期的に物の整理しないといけないし、お金をかけることも必要だと感じた。何より長い期間きれいを維持することは難しいとやる前から分かっていたが、これをずっと維持出来たら、とても素晴らしいものになるんだろうなと失敗したこそより強く感じた。いきなりキレイにしようとしてあれもこれも手を出すと中途半端になってもっと汚くなりそうなので、まずはこれからゴミはこまめに捨てるのと、帰った後の服を脱ぎ捨てしないで上着はハンガーにかけたり、ズボンやシャツはすぐに洗濯機に入れていくことを意識しながら生活していきたい。 (3)最低でも一ヶ月は必要な課題で、自分は家の掃除を中々しなく、すぐに散らかしてしまう人なので、片付けた日から一か月維持していくのがとても手間暇かかったので選出した。また、上着掛けの画鋲なども購入したので金銭的な面でも選出理由の一つである。
A.ヒヤリハット報告書作成 (1)なし (2)発生日時 2023年12月1日 午前12時00分頃 該当者 布尾航誠 (学生) 所属 山形大学工学部化学バイオ工学科応用化学工学コース 所属 皆川研究室 学年 四年 発生場所 山形大学米沢キャンパス 負傷損害 なし 発生した状況 ガスクロマトグラフィーを壊しかけた。その時に電源や、空気を閉め忘れていた。また、使用日時や装置の状態をメモしていなかった。危うく大惨事になるところだった。 発生となった原因 自分の知識、管理不足 再発防止対策 もっと緊張感を持ちながら、周りに注意を払って実験、行動する。わからないことは先輩や先生に聞いたりして頼ってみる。何か記憶手がかりになるよなことを残しておく。 ヒヤリハットが起きた場合の教訓になったこと 人に頼る。使用したときの日時や装置の状況をしっかりメモしておく。片付けを中途半端にせず、しっかり行う。 (3)社会に役立てたい課外報告書に選んだ理由は、このミスを社会に出てからもしたくないからだ。ミスはいけないが、まだミスしても取り返しのつく大学生のうちにこういったミスをしたことによって、周りより注意深く行動することが意識付けられたと思うからだ。また、大丈夫だろうと思っていたメモ、報告の重要性を知れたからだ。今回のミスを絶対に無駄にしたくはないし、これを二度と起こさないためにもこの課外報告書をもっとも社会に役立てたいし、ポジティブなものになったので合格に値した。
A.地域の安全衛生と防災活動について調べよう (1)なし (2)通町町内会 米沢市通町で活動しており、おもに地域の清掃や道端に生えている雑草の除草、草刈、植栽、情報提供を行っている。 1年を通して5月か6月にかけて街路樹桝の開墾や追肥料施し、サルビアやあやめを植栽。その後草むしりや除草作業、土砂清掃を7月末に行い過度な水分補給をやる。10月末にはさらに草むしり、除草作業を行う。その結果、空き缶やゴミのポイ捨てなどが減った。 また、消火栓や米沢市の指定避難場所を探し、見つけて地震や災害が起きたときにどう対処、避難したらいいかや消防署の方達がどのようにして街や人を救っているのかなど少しでもイメージすることができた。指定避難場所は山形大学米沢キャンパスだった。今住んでるアパートから近いので短時間でスムーズに避難できそうだ。 (3)この課外報告書を最も感動を伝えたい部門に選んだ理由は、東日本大震災が起きてから10年近く経った後でも二度と被害、死者が増えないように対策していたからだ。新年に北陸の方で大きな地震が起きてこのような対策は必要なんだなと感じ、後日、この課外活動に取り組み、調べていく中で既にこのような対策をしていたのでより感動を感じた。また、町内会の話を聞いて、少しでも町を良くしようと木を植えたりして自然を増やしたり、町をきれいにしようと除草、清掃作業をしていると聞いて米沢市のためにボランティアで尽力していたのも選んだ点である。
A.予習報告書 教科書準備 (1)(社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人 松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版 小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版 (2)社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人に目を通した中でエキスポランドのジェットコースター事件を選んだ。読んでみて長年何事もなく利用できていてもそのうち不備が起きるかもしれないということを学び、様々な人達の定期的な確認は必要ということが分かった。 松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版に目を通し、品質管理の仕組みを選んだ。実際に読んでみて、シックスシグマの管理手法という単元を読んだときにDMAICの管理内容のところで日頃の研究室での実験やサークルで活かしていけばと思い、品質管理と実験等でのリスク管理は繋がっているのではないかと感じた。 小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版に目を通し、「2人と技術と環境」「3知的財産とアイデアの発送」「4事故防止と安全作業の心がまえ」から人と技術と環境を選んだ。なぜなら、特に循環型社会と省エネルギー型社会の実現に惹かれ、自分的には、どの場面でもそれ限りで終わりという瞬間を目の当たりにするのでこういった社会の実現、また、無駄のない世の中が将来的に起きてほしいと願っているから。 (3)卒論で忙しい中、教科書集めにお金と時間がかかったから。
A.はい 技術者倫理を履修して最後の講義となった倫理が問われるとき-バイオテクノロジーと情報技術が最も印象深かった単元、講義だった。何故なら、 現代では、音楽や映画をディジタル化することで完全な複製ができるようになった。 また機械で簡単に複製できるようになった。 デジタル情報は、媒体を介して、コンピュータが、高速に、一字一句違わずに、コピーします。 デジタル情報として、表現できる知識は、一字一句違わずに、コピーできる。 とあったので、これは、レポートでも同じことが言えてしまうので、今まで全てコピーしていたわけではないが、少し言い換えたり、付け足すくらいで提出していたので、これからの課題は何もない状態から自分で調べて自分の言葉でまとめて提出しようと思い、新しく踏み出すことができたからだ。 まだ技術者倫理の講義を全て受け終わったわけではないが、今回の講義で学んだことを活かしていきたいと思う。自分は3月で卒業出来れば4月からは大学院に進学するので、これからさらに専門的なことを学んでいくのでそこで倫理とうまくリンクしながら話を聞くようにしたいと思う。また、大学院を卒業すれば、技術職の仕事に就くので、今回の講義で知ったネガティブな事件や考えを思い出して常日頃から機械や装置の点検したり、新しいことを始めるにあたって、メリットやデメリット、起こりうるミスや事象など想定して考えていけるようにしていきたいと思うししていかなければならないと思う。
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A. この講義では、技術者としての道徳心について学びます。簡単な構造の有機物であっても、サリンの様に猛毒になる物質があります。サリンが使われた例として、地下鉄サリン事件では多くの人が殺害されました。しかし、この事件の犯人らは優秀な頭脳をもつ技術者達でした。優秀な頭脳を持つ技術者でも偏った思想、道徳心の欠如によって殺人を正義としたり、興味のために行ってしまいます。こういった事件を防止するために、知識としての倫理を学んで行きましょう。 ワークショップ課題では、グループの人のエピソードを聞いていくうちに、自分も似たような経験をしたことがあることに気づき、意見を出すことが出来ました。また、討論が円滑に進めるためにグループの方に意見を求めることもできました。 この単元の復習として、私は地下鉄サリン事件についてもう一度調べ直しました。事件経緯や犯人像を調べていくうちに、比較的高学歴な人物が起こした事件について興味を持ちました。更に、その他の犯罪について調べてみました。共通しているのは犯行動機が理不尽かつ理解できなかった点です。犯人達の多くは、私達と同じ様に社会のコミュニティに属し、日常生活を送っていました。しかし危険な思想に染まり、事件を起こしてしまった事例が多いことが判明しました。このような犯人らも知識としての倫理があれば思い留まれたかもしれないと思いました。また技術者を志す者として、倫理の大切さを感じました。
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A.
A. この講義では環境保全と資源問題について取り上げます。例として、水俣病をあげます。水俣病の原因は環境に配慮しなかった技術者が、自分達だけの利益を求めて環境を汚染してしまったことに起因します。損得だけを見て、環境や健康被害へのリスクを考えなかった為に痛ましい事件が起こってしまったのです。このような過去の事件を教訓に、技術者としての責任やその物質の環境への影響を与えるかを考える必要があります。 ワークショップ課題では水俣病以外の環境問題について話し合いました。私たちのグループでは、足尾銅山の鉱毒事件について調べてみました。足尾銅山では鉱山から発生する煙が原因で、山林の環境が悪化していきました。その結果、渡瀬川が汚染され、沿岸の耕地に汚染などの影響が出てしまいました。このような事件が起こった背景としては、工業の発展しか気にしていなかった技術者が、環境への配慮なしに開発を進めていったためと言われています。この課題を通して、技術者としての責任が大切だなと再認識することができました。 この講義の復習として、私は四日市ぜんそくについても調査してみました。この四日市ぜんそくもまた、水俣病や足尾銅山の鉱毒事件と同じく、自分の利益しか考えない技術者によって引き起こされてしまった事件でした。このような事件を知識として学んでおくだけでも、今後同じような事件を起こさないための抑止力になると感じました。また、最悪の事態を想定して開発などを進めることが非常に大切だと感じました。
A. この講義では安全と品質管理について学びます。技術者として回避しなければいけないのが事故です。事故を避けるためには、「報告」「連絡」「相談」の3つがとても大切になっています。また、事故を引き起こす原因として多いのは、無知と未熟と慣れです。無知は知識を得ることで治すことができます。一方で未熟に関しては、経験値を積むしかありません。また慣れについても、ベテランであるが故に大切な操作をないがしろにしてしまう事などが原因です。未熟な新人とベテランが共に作業することは、お互いのマンネリを防ぐことができるので非常に有効だと考えます。 今回の講義のワークショップ課題ではリコール製品についてグループ内で話し合いました。リコール製品について、自分が全く気づかなかった問題点をグループの人に指摘してもらったことで、よりリコール製品への理解を深めることができました。今後も度々ニュースに取り上げられるであろうリコール製品に注目して日々生活してみたいと思います。 この講義の復習として私は自分がアルバイトや部活動などで過去に起こしたミスを思い出し、それが無知によるものか、未熟によるものか、慣れによるものかに分類してみました。すると、驚くべきことに1番多いミスは慣れによるものでした。ミスした当初は無知によるミスだなと反省することがあっても、よくよく考えると日頃から慣れているが故に、ミスを起こしかねないような行動をとってしまっていた事が分かりました。今後もこの3つの要因に気をつけて生活していきたいと思います。
A. この講義では地球温暖化と人口爆発について学びます。地球では人口が爆発的に増加しています。また、地球温暖化も進んできています。地球温暖化を防ぐためには二酸化炭素を減らす取り組みが必要になります。例えば、米沢市は車がないと不便な地域です。しかし、車を使ったがために地球温暖化が進み、米沢市近郊に熊などの害獣が多く出没するという事例が見られています。米沢市民が個人の利益を求めたせいで、米沢市全体としては大きな損失を生んでしまったのです。このような事態を減らすためにSDGsへの取り組み、温室効果ガスの影響についての学習が大切です。 今回のワークショップ課題では、自分が出した二酸化炭素についてグループの人と話し合いました。話し合うことで自分が気づかなかった行動に二酸化炭素が多く使われていることが判明しました。また、自分は他の人より多く二酸化炭素を排出してしまっていることも分かりました。その原因を考えたところ、車に乗る時間が多く、その時間で多くの二酸化炭素が排出されてしまっていたのでした。これけらは、必要最低限の二酸化炭素排出量になるように小さな事から心がけていきたいです。 この講義の復習として、私は別の日にも二酸化炭素をどのくらい排出しているかを考えながら生活してみました。すると、車の使用やシャワーの時間を短くするだけでも1人当たりの二酸化炭素排出を抑えられることに気がつきました。ひとりひとりは僅かな差かもしれませんが、地球全体で二酸化炭素排出を抑えようとする試みには大変意味があると感じました。
A. この講義では、バイオテクノロジーと情報技術について学びます。現代はサイバー犯罪が簡単にできてしまう時代となってしまいました。音楽や動画などの複製、転載が容易になり、そのための法律までできました。逆に飛躍的なサイバー技術の向上も起こりました。例えばウィリー問題では、当初犯罪とされていたシステムが後に世界的な発明であると認められました。また、このシステムは全世界のさまざまな箇所に応用されていきました。このように、倫理を持ち合わせているかどうかで技術は犯罪にも人類の財産にもなり得るのです。 ワークショップ課題では自作ポスターを作りました。簡潔でメッセージ性のあるポスターを作ることはすごく難しく感じました。また、他の人のポスターなども何枚か見せていただきましたが、それぞれ違った伝え方があり、違いを尊重できたのでいい体験となりました。今後、他人の著作物を見る機会があった際は、お互いに尊重し合えるようにしたいと思います。 この講義の復習として、私は様々なサイバー犯罪について調べてみました。なかでも1番印象に残っているのは、違法アップロードされた漫画をサイトにあげて何億円もの利益を得ていた管理人が逮捕されたと言うニュースです。これまでも違法なコピー、転売などは多くあったと思います。しかし、技術の進化と共にこういった不正も大規模化を果たしていく事も分かりました。今後は、これから増えていくサイバー犯罪にも気をつけながら生活していきたいと思います。
A.私は5S活動にもっとも手間暇を注いで取り組みました。この活動では元々整理整頓が成されていない自分の部屋を対象に行い、計画立てて片付けを行いました。特に大変だったのは、片付けをしている時間ではなく、片付いた状態を維持する事です。具体的には、リモコンや鍵などの小さなものの位置をなるべく決めて同じ状態をキープすることや、こまめに掃除を行う事で気づいたら散らかっている事のないように日々過ごしました。この活動を実行する期間は1ヶ月でしたが、現在に至るまで2ヶ月以上同じ状態を維持できているのは、この課外報告書のもとで整理整頓をする癖がついたからだと思います。今後は自分の家にとどまらず、研究室や職場のデスクなどでも整理整頓を行いたいと思います。また、整理整頓のおかげで思わぬ事故やミスを防げることも今回の活動を通して分かりました。特に、自分の家で使用しているヒーターはよく倒れて危険な状態でしたが、片付けを頻繁に行ううちに倒れることはなくなりました。これは、リスクや事故の予防という観点において非常に有益であると考えます。最後に今回の課題について合格に値する根拠を述べます。細かい整理整頓や片付けを含めると毎日40分以上は片付けの時間を設けることができました。また、その状態が2ヶ月続いているため、今回の課外報告書の合格には十分値すると考えます。この活動を通して学んだことを来年就職する職場でも活かして、少しでも技術者としての成長に繋げていきたいと考えています。
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A.はい 私はこの技術者倫理の講義を受けるまで、今まで国や生活を発展させる技術はどんどん推進すべきと思っていました。また、環境問題についても今すぐに異常が出るわけではないとどこか軽く考えていました。しかし、この授業を受けてから、自分にとって都合のいい利益や損得のみで技術を使うことは危険なことだと学びました。特に、危険な技術や物質を使う上では、環境問題や周囲へのリスクを考慮し、倫理を持つことが必要不可欠であると思いました。特に地球温暖化やサイバー犯罪など、全世界を通しての問題に関しては、各国の技術者の倫理が大変重要になってくると思いました。そんな中、この授業を受講できたことで、私は正しい倫理と技術を持った技術者に近づけたと感じました。また、自分にとって大変成長できる機会となりました。例えば、これまでは全く気にかけなかった二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量に気を使うようになりました。また、過去の災害がなぜ起こったのかに興味を持ち、自ら調べたりするようになりました。このように技術者倫理の授業を受けたことで自分の生活の見方も変わり、環境を悪くしてはならないと責任も感じてきました。これからは倫理を身につけた技術者として、より日本の生活を発展させていき、環境への負荷も無いような工業に携われるように努力していきたいと思います。そして、地球環境も持続可能なものとしていき、未来永劫人類が平和に暮らすことができる社会の実現を目指していきたいと思いました。
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A. 地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。 彼らは、麻原彰晃の教義を信じており、殺人が正義だと信じていた。また、彼らは化学の知識があり、サリンを作ることができた。 殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。この事件からは例え極めて専門的な知識を持っていたとしても、正しく活用できなければ全く評価されないという教訓が得られる。一人一人が正しい倫理観を有することが求められる。 「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。「朱」とは黄色みのある赤色のことであり、人が支配されやすいことをいう。中国の古いことわざの「近墨必シ、近朱必赤」(墨に近づけば必ず黒く、朱に近づけば赤くなる)に由来する。現代では良い友人を選ぶことは大切であるという教訓が含まれる。実際に私は中高の部活動で周りの環境に流されることが多かったことを思い出した。周りに流されないような意志の強さも必要であるが、周囲の環境が良い方が自分自身も努力がしやすいことは間違いない。 「鶏口牛後」ということわざを選んだ。 寧ろ鶏口となるも牛後となるなかれという言葉から由来し、現代では大きな集団や組織の末端にいるより、小さくとも長となって重んじられる方が良いということを意味している。身近な例としては、グループワークでの司会役などの小さいことからならば始めやすいと感じた。
A. メリットとデメリットの関係をゲーム理論という、プレーヤーと戦略の選択があって、どの選択を選べば、プレーヤーにとってメリットがあるかを計算する数学に適応させて整理する。 囚人のジレンマの考えた例としてトイレットペーパーの買い占め問題を挙げる。1人がトイレットペーパーを必要以上に買い占めることでその個人は在庫が余る。その影響で買えなかった人は周りにその話を拡散する。病買えないという噂を聞いた人が増えることでトイレットペーパーを変えない人が増える。これの繰り返しが囚人のジレンマと言えるのではないかと話した。 囚人のジレンマを選んだ。例として試験のカンニングの例を選んだ。 得られる試験の点数と、費やした時間を合計して利得とした。ただし試験は100点満点であり、試験時間は120分とする。このとき、1点と1分の価値は等しい。また、試験を受けるA、Bは確実に満点を取れる実力があり、試験監督の目を完全に欺いてそれぞれのカンニングができるとする。 ・A、B両者が120分を費やして100点を取った場合、両者の利得は-20 ・Aが120分を費やして100点を取り、BがAをカンニングして100点を取る場合、Aの利得は-20、Bの利得は100 ・Bが120分を費やして100点を取り、AがBをカンニングして100点を取る場合、Bの利得は-20、Aの利得は100 ・両者が問題を解かず、最後までお互いをカンニングする場合両者の利得は0 従って、今回の条件の場合は試験を解くよりもカンニングをする方が得であると分かった。
A. ゲーム理論によると個人の利益と全体の利益は共存できない場合があると明らかになった。したがって社会規範や法律で補助する必要がある。最近ではSDGsなどが注目されている。絶対王政による君主の専制政治から近代の民主主義国家への変化の例として映画「レ・ミゼラブル」を鑑賞する。その中では時代に翻弄された登場人物の心情や、時代背景を少しながら感じることができ、選挙権を持つという意味を再認識できる。 規制緩和の例として医薬品販売の規制緩和を挙げる。医薬品は医療用医薬品と一般用医薬品に大別され、一般用医薬品は第一類から第三類医薬品にさらに分類される。医療用・一般用共に薬剤師による対面販売と使用上の注意点などの情報を提供する義務があったが、ドラッグストアや薬局など医薬品を扱う小売業の慢性的な薬剤師不足に伴い、2009年の薬事法改正によって規制が緩和された。緩和後は医療用医薬品・第一類医薬品は薬剤師による処方と情報提供の努力義務になり、第二類・第三類医薬品は登録販売者がいればスーパーやコンビニでの販売が可能になった。 ガソリンスタンドのセルフサービスを例に挙げる。 1998年に「危険物の規則に関する政令」、「危険物の規制に関する規則」の改正による規制緩和で4月から従業員がタブレット端末を使用して遠隔で給油許可を出せるようになった。その結果、利用者が自分で給油することが可能になり、フルサービスに比べ人件費削減やガソリン単価が下がったことにつながった。
A. 水俣病とはアセトアルデヒドの製造に触媒として用いていた金属水銀が反応して生成された有機水銀化合物が食物連鎖を経て濃縮され多くの人が水銀中毒を発症した公害である。この公害が起こってしまったことは技術的な観点からも避けることは難しかったが、その後の対応は誠実さに欠けている。 例としてCFCを挙げる。以前はプラスチックの発泡剤や、スプレー缶の噴射剤、冷房ガスなど広く用いられていた。しかし、CFC由来の塩素がオゾン分解の触媒として働き、オゾンホールの原因であることが明らかになり使用・製造が一部を除いて禁止された。その結果、オゾンホールは改善する傾向にあるため、原因究明と正しい対処の良い例であると感じた。 例としてApple社から発売されたAirTagを挙げる。 本来の使い方の一例としては財布などにAirTagを入れておくことで、財布を落とした際にスマートフォンのアプリからAirTagの位置情報を確認することで落とした場所が分かる、といったものが考えられる。 しかし、位置情報を確認できるという機能を悪用し、ストーキングなどの犯罪に使用される可能性を考慮して、Apple社は自分の登録したAirTagだけではなく、自分のものでは無い他のAirTagの検出機能をアプリに加えた。 技術者としては悪用の可能性を考慮した機能を予め付けておくべきであると考えた。また、その後の迅速な対応も重要であると分かった。
A. 企業の利益と従業員の安全のバランスが著しく企業側に傾いてしまって例として「インド・ボパール殺虫剤事故」を挙げ、深く理解するために映画「祈りの雨」を鑑賞する。この事故の背景にはベトナム戦争によるアメリカの財政難があるが、この事故の影響によって日本でのリチウムイオン二次電池の開発の成功という側面もある。 前回のグループワークで例に挙げたApple社の「Air Tag」を予見可能性と結果回避義務の例として再度挙げる。予見可能性を推察するために「Air Tag」に用いられた技術を調べたところ、「Air Tag」と同様の位置情報をリアルタイムで感知する技術は既に広く用いられていたということが分かった。その技術を簡単に利用できるようにしたことで使用法は広がったが、結果としてストーキングなどに悪用されてしまったと考える。技術の利用者と開発者の視点の違いが予見可能性の死角を生み出し、このような悪用が生まれてしまった。結果回避義務を果たすためには予見可能性の死角を狭めることが重要であり、そのためには複数人を関わらせることで。開発者としての視野を広げることが必要である。 知識の陳腐化の例として地球温暖化を挙げる。 最近ではSDGsやそれを用いた商品の売り文句でもよく見かける情報である。地球温暖化が提唱された当初は専門知識であったが、知識が陳腐化し、常識になりつつあると考えた。また、まずいと思う事案として高所作業用のハーネスを選んだ。 選んだ理由はハーネスの不備が人命に直接関わるためである。防止するためには、製品を出荷する前に一つ一つ動作確認することが必要である。それによって単価が上がったとしても、それは避けてはならない必要経費であると考えた。
A. 「空気からパンを創る錬金術」と称された「ハーバー・ボッシュ法」の発明により、世界人口は爆発的に増加した。しかし、その大発明から一世紀が経過して、人類は再度人口問題へ直面している。その大きな要因となっているものが地球温暖化である。既に私たちの生活にも様々な変化が表れており、特に顕著であるものが気候変動である。実際に、本来豪雪地帯である米沢でも、雪がほとんど積もらない暖冬の割合がここ数年で多いことも明らかである。私たちはこの変化に順応しなければならない。 最近ではスマートハウスなどで、普段家で消費する電力を把握しやすくなっている。しかし、スマートハウスではない従来の家屋では統括して消費電力をリアルタイムで確認する方法がない。そのため地方ごとの電気代の単価や、それぞれの家電の消費電力をまとめた換算表が有効であると考えた。換算表アプリをスマートフォンなどに導入することで電気代の節約に関心が向けば、資源を大切に活用する意識が強くなると思う。 二酸化炭素排出量を抑制するためには自身が電化製品を使う上で消費した排出量を逐一確認できる機能が必要である考えました。 スマートハウスなど、統括的に確認できるだツールのみならず、それぞれの家電で確認できれば、より効果的であると考えました。消費電力、電気代などから火力発電所での大まかな二酸化炭素排出量を算出し、電化製品本体やリモコンの液晶などに表示することで高い頻度で使用者の目に留まると思う。
A. 技術と倫理が問われる例としてファイル交換ソフト「Winny(ウイニー)」を挙げる。ウイニーとは、インターネットで結ばれた個人のパソコン間で、管理されたサーバーを経ずに、大きなデータ・ファイルを自由に交換できるようにするソフトウェアである。開発者は技術的な可能性を示すために無料で配布したが、実際には違法コピーの温床になってしまった。技術そのものは優れたものであったが、多数の人間に配布する場合は悪用などされる可能性を考慮しなければならなかった。 技術者として企業に所属している場合を考えた。 仮に自分の良心を無視して仕事を続けること、自分の良心に従って仕事を失うことの2つから選ばなければならない状況では、私ならば自分の良心に素直に従えないと想像した。 その場面では自身での解決が難しいので、信頼する人や外部に頼る必要があると考えた。とくに、人を傷つけることができるものを扱う場合は、なおさら重視するべきであると思う。 空気中の窒素からアンモニアを合成したフリッツ・ハーバーは人口爆発の立役者という顔と毒ガスの父と呼ばれる顔の二面性を持っており、これはそのまま技術というものの中立性を表していると感じた。技術そのものに善悪という判断は付けず、その使い方にこそ判断は付けられるべきであると考えた。また、開発者も技術そのものの中立性を保護するためには、技術の使用には中立の立場であるべきだと思う。
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A.はい オーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主であり、麻原彰晃の教義を信じて殺人が正義だと信じていた彼らは化学の知識があり、サリンを作ることができたことで、殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた地下鉄サリン事件や、アセトアルデヒドの製造に触媒として用いていた金属水銀が反応して生成された有機水銀化合物が食物連鎖を経て濃縮され多くの人が水銀中毒を発症した公害である水俣病、以前はプラスチックの発泡剤や、スプレー缶の噴射剤、冷房ガスなど広く用いられていたCFC由来の塩素がオゾン分解の触媒として働き、オゾンホールの原因であることが明らかになり使用・製造が一部を除いて禁止されたCFC、企業の利益と従業員の安全のバランスが著しく企業側に傾いてしまったことによる杜撰な管理でユニオンカーバイド社の貯蔵タンクからイソシアン酸メチルが漏洩し、多くの人が死傷した世界最悪の産業災害とされるボパール化学工場事故、第一次世界大戦で初めて使用され、現在は非人道兵器として使用が禁止されているている毒ガス兵器の開発のために転用された、「空気からパンを創る錬金術」と称されたハーバー・ボッシュ法の技術、違法コピーの温床になってしまった「Winny(ウイニー)」など技術における悪側面が顕著に表れた事案を学んだ。今後は技術の二面性を念頭に置いて、化学を学んでいきたいと思いました。
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A.1) 化学を含む化学は,人類の進歩に大きく関与し,人々に多くの利益を与えてきた.しかしながら,これらの発見や発明は人々に大きな利益を与えるだけでなく使い方によっては,人々を恐怖に陥れる兵器や毒物となる可能性も併せ持っている. 実際に日本でも,秀でた化学技術を持った人間が己の思想により,自身の技術を用いて製造した毒物で多くの人々に意図して被害を加えたり,または全くの好奇心により人を害する実験を行うといった痛ましい事件が何件も起きている.技術者倫理とは,技術を有する人々が,その技術を好奇心や自身の利益のみに使うことなく,社会や他者への影響を鑑みた上で活用していくことだと考える. 2) ワークショップでの発表内容の要旨は次の通りである.故事として「水清ければ魚棲まず」と言うものを選んだ.選んだ理由としては,バイト先で,とても真面目だが真面目すぎてマニュアルを遵守することを重んじるばかりに臨機応変に動くことができず,ほかのバイトや社員との不和のみならず,お客さんからもクレームが入ってしまう人がいた.ルール(マニュアル)を守るのはもちろん大事だが,少し破ってしまったことを強く非難したり,逆に書いてないからやらなかったり,お客さんからの要望を断固として受け入れないのは少し違うのではないかと思い,この故事に当てはまると感じた. 3) 化学者の倫理観が揺らぐ状況として,授業でも触れられていたとおり戦争があると思い戦争に関連する技術者倫理に関して詳しく調べた.現代でも用いられるハーバー・ボッシュ法によってノーベル賞を受賞したフリッツ・ハーバーは,化学兵器の父としても知られている.ハーバーは『戦争を早く終わらせることで多くの人命を救うことができる』と考えていたとあり,これに対して自分ならなんと返すことができただろうと考えた.明確な返答を考えつかなかったが今後も考えることを忘れてはならないと感じた.
A.1)技術者が不可能または危険があると説明したにもかかわらず,経営者が利益を追求するがために起きてしまった悲惨な事故や事件について学んだ. 2)ゲーム理論から見た損得と善悪について,囚人のジレンマについて具体例で考えた. また,ここでバイトのゴミ捨てを対応させる身近な例とした.バイトA,Bがゴミ捨てをしてから帰宅してくれと店長に頼まれたとする.二人でやれば早く終わるし,店長に怒られることもないが,AまたはBがやらずにかえった場合,帰った方は早く帰ることができるが残った一人が倍の時間を費やすことになる.二人ともやらずに帰ると店長に怒られることになる.と言う状況がとても身近な例として当てはまると考えた. 3)チャレンジャー号事件のような人命に関わる大きな被害ではないが,最近,技術者側が事故の可能性を指摘したにもかかわらず経営者側が受け入れないといった類似した原因によると思われる事故があった.某百貨店のケーキが配達後に崩れていたというものである.本来であれば冷凍によって大きく崩れることはないよう設計されたケーキが,材料の入荷の遅れにより十分な冷凍ができないとわかりそれを製造工場側から打診したにもかかわらず,経営側が受け入れられず,多くのケーキが崩れてしまったと考えられると聞いた.経営していく以上利益は重要であるが,技術者や専門家の提言を無視されてはやるせないし,結局確かな利益にもつながらずむなしいことだと感じた.
A.1)個人の利益を最大限にしようとするとうまくゆかないことがあるため,社会規範やルール,法律を作ってそれぞれの利益を守りつつ,全体としての不都合が生じない社会を目指していく必要があることを学んだ. 2)薬事法の『医薬品販売の規制緩和』を選んだ.医薬品の販売は法的な規制がかかっており,薬剤師が在籍する薬局などでしか販売できなかったが,規制緩和により医薬部外品としての区分での扱いとなり,薬局以外での一般小売店である,スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗で販売することができるように改正された. これにより,より容易に医薬品を手に入れられるようになった. 3パテントトロールについて全く知らなかったため調べることにした.パテントトロールとは特許の怪物とも呼ばれ,第三者から買い集めた特許権などを行使し,自らは事業活動などをせずに,実際に製品の製造販売などを行うメーカーに対して多額のライセンス料の支払いを求めたり,巨額の賠償金目当てに特許権侵害訴訟を仕掛ける組織や企業のことである.最近も,動画サイトなどで多く配信されていたモチーフ等を含む者に対する特許出願が行われるといった騒動があった.パテントトロール自体は違法行為ではなく,訴えられる側としては,パテントトロールは事業をしておらず途挙で権利行使を仕返すこともできず,交渉がしにくく,製品を差し止められる弱みがあるにもかかわらず,パテントトロール側は差し止められる事業がないと言う状況になり,非常に困難な問題であるとのことだった.
A.1)かつて日本でも大きな問題となった公害病の一つである水俣病は,反応しないと考えられていた触媒により無処理のまま放出され河川から海に流れ出た有機水銀が,食物連鎖を経て濃縮されたことで甚大な被害をもたらした.講義ではいままでの研究や実地試験からわかっていない反応による被害について調べるとともに,それらがどうすれば予見できたのか,なぜ大きな被害に至ってしまったのかをグループで話し合った. 2)予見可能性と結果回避義務の議論の例として,サリドマイドを選択した.サリドマイドは,抗多発性骨髄腫薬,ハンセン病2型らい反応治療薬として知られ,現在でも条件付きで使用されている医薬品成分である. 日本では1958年に睡眠薬イソミン,1960年に胃腸薬プロバンMとして発売されたが,妊婦が使用すると新生児にサリドマイド胚芽症が見られるという,世界規模のサリドマイド禍が起き,1962年に日本でも該当薬が販売停止となった. その後,サリドマイド事件から40年後にハンセン病の処方薬として再度アメリカでも認証,翌年日本でも再認証された. このような悲劇に対して技術者としてできたことは,発売までに十分な臨床試験を行うことだったと考える. 3)授業の復習としてサリドマイド事件について詳しく調査した.催奇性は光学異性体のS体のみが持つ特性であり,当時はまだ光学異性体に対する研究が進んではいなかったために選択的な合成ができなかったことに加え,サリドマイドはR体のみを投与しても体内で速やかにラセミ化し,S体と1:1になるといった特徴もあることがわかった. しかもこれらのメカニズムの全貌が明らかになったのはなんと2010年とつい最近であったことがわかった.このことから,この事件に対する予見は難しかっただろうと感じた.
A.1)工場における事故は高温や爆発的な化学反応などによるものだけではない.安全の基本として,整理整頓の徹底・無知,未熟な状態で作業しない・一人でやらない・装置,器具,危険物,毒物,ガスの理解・慣れは禁物がある.各工場では,生産能率より安全を優先させながら生産活動に当たっている. 2)トヨタ自動車の『ノア』など14車種19万6984台について,衝突被害軽減ブレーキ及び駐車支援システムの不具合が生じていることでリコール対象となった.現在明確にこれらが原因となる事故は起こっていないものの,重大な事件・事故を引き起こす可能性があり危険である. 3)ボパール殺虫剤事故について復習として,再度調べてみることにした. ボパール殺虫剤事故は,ボパール化学工場事故とも呼ばれ,1984年にインドのマディヤ・プラデーシュ州ボパール施発生した化学工場からのガス漏れ事故であり,世界最悪の産業災害とされている.農薬製造プラントからイソシアン酸メチルのガスや他の化学物質が漏れ出し,強い毒性のガスがプラントのそばの貧民街を直撃し,500000人以上の曝露者が出たとされる.現場的な漏洩の原因はいくつか考えられる.しかし,ミスなどにくわえて安全装置や研修・教育といった管理体制の不備が原因に挙げられるとのことだった.装置が赤字だったことにより,親会社含め,一切の安全投資や安全教育,訓練が行われていなかった.これにより三種類の安全装置を保有していたにもかかわらずそれらが役に立たなかった可能性,適切な処置ができなかった可能性が指摘されていることがわかった. この事件から,経営や利益よりもまず先に安全に対する投資の必要性を改めて強く感じた.また,現場の人間であっても,言われたことをやるだけでなく,何をしているのか,間違うとどう悪いのかを認識する教育の重要性も実感できた.
A.1)気候の急激な変動や人口の爆発は食べ物を減らし,住むところを奪う.それに伴い,貧困が増加すると奪い合いが生じ,警察権が強まり,専制政治へとつながっていく.このときに必要となるのがどうすれば良いかを伝える教育である. 2)自分たちが出した二酸化炭素の計算は次のようである.電気使用量1ヶ月(10月)40kWhより二酸化炭素排出量26.4kg,プロパンガス使用量3.09m^3より二酸化炭素排出量18.5kg,水道11m^3より二酸化炭素排出量3.96kg.したがってひと月での二酸化炭素排出量は44.1kgであり,1日当たりでは1.42kgの排出であると考えられる. また,電子レンジ等で,強弱表記ではなく,ワット数が明記されているものは,電力使用量がわかるため二酸化炭素排出量も把握しやすくなると考える.1回での電力使用量をある程度わかるようにすることが設計の上で二酸化炭素排出量の抑制につながると考える. 3)復習としてブダペスト宣言について詳しく調べることにした. ブダペスト会議は1999年にユネスコと国際化学会議の共済により開催された世界科学界着のことである.科学技術の生み出した環境問題という負の側面を解決するための手段としての科学技術を,適時適切な利用によって用いることを目指し,そのためには,科学会だけでなく,産業界,政府,国民が同じ場に立つことが必要であるという認識で開催された.会議の成果としては宣言とフレームワークが採択された.宣言は,知識のための科学(進歩のための知識),平和のための科学,開発のための科学,社会における科学と社会のための科学の4つの柱から構成される「科学と科学的知識の利用に関する世界宣言」が採択された.フレームワークでは,「科学と化学的知識の利用に関する正解宣言」をより実践的にし,行動へと移すことを目的に「科学のアジェンダー行動のためのフレームワーク」が採択された.
A.1)バイオテクノロジーと情報技術の共通点は,自己複製である.生物は,勝手に増える化学物質の集合体である.一方で情報も勝手に増える.そして,いずれもともに淘汰され,エネルギーがある限り利己的なものが生き残るのである. 2)画像加工や操作,結果の偽装による研究成果の捏造がある.どれだけ巧妙に行ったところで偽造が露呈する可能性は高く,社会にとって不利益になるだけでなく,露呈すれば自分にとっても不利益以外になり得ないことが明白であるため,その後を考えた上で誠実に行動し,目先の利益にばかりとらわれないことが必要である. 3)復習として,改めて自分でもwinny事件について調べることにした. ウィニー事件とは,サーバーを介さずファイルを直接やりとりできるP2Pソフトであるウィニーを巡る事件である.ウィニーの匿名性の高い共通ファイルによる音楽や映像などの著作物の違法なコピー,ウィルスによる情報流出などで著作権団体に問題視されていた.これにより開発者である金子氏が著作権法違反幇助の疑いで逮捕されたが,最終的には「悪用される可能性を認識しているだけでは,幇助罪には足りず,もっぱら著作権侵害に使わせるように提供したとは認められない」として無罪が認められたと言うものであった。この事件について、いま現在自身が利用しているサーバーも個々の倫理観で簡単に犯罪に結びついてしまうのだと感じ、インターネットと倫理観の関わりについて考えることができた。
A.(1)新潮文庫 シェイクスピア あらし(テンペスト) 訳:福田恆存 ちくま文庫 シェイクスピア全集8 テンペスト 訳:松岡和子 新潮文庫 トルストイ 戦争と平和 訳:工藤精一郎 菊池善太「テンペストの一考察」日本大学総合社会情報研究科紀要No.6 417-426 丹羽佐紀「The Tempest における対立とは」鹿児島大学リポジトリ (2)『テンペスト』は,魔法の力と復讐,許しと和解,権力,自然など様々なテーマを含むシェイクスピアの戯曲である.プロスペローの復讐の計画と,かつての敵味方のみならずエアリアルやキャリバンといった人ならざるものとの関係性,許しと和解の過程によって心理的な変化が描かれた作品である.人間関係における倫理観だけでなく,自然の力と人間の影響,自然の尊厳と保護など自然に対する倫理観についても考えることができる作品であり,全体を通じて登場人物の変化から,観客や読者に倫理的な問題や価値観について考えさせる作品である.許しと和解の重要性,自然と人間のバランスを尊重する倫理的な考えのあり方に対するメッセージを含んでいると感じた。 (3)倫理観に対する逸話や物語として複数の西洋古典文学や西洋文学を検討したが、あえて一般的にロマンス劇として知られる作品を選ぶことで、より自身の倫理に対する理解を深めることができたように感じた。シェイクスピアのあらしについて,倫理の観点から自分なりに解釈するにあたり,本作に関する論文を参考にしたこと,訳者の異なる本を購入したことから,最も手間暇を掛けて,金銭的にも力を入れた課外活動であると考える.
A.最も社会に役立てたいと考える課外活動は地域の安全衛生と防災活動についての課外報告である. (1)令和5年度 中野市平岡地区第四部 金井区消防団計画 (2)今後大学を卒業してからより長く住む可能性が高く,加えて自身と関わりの深い人が多く住んでおり,少子化と高齢化が進んでいる地域でもあり,より若い人が支えていかなければならないと考えたため,今回は地元の防災について調査した. 町内会の名称は金井町内会である. 調査に際して,町内会の広報役員である自身の父親と消防団で団長を務める友人のお父様に話を伺った. 自主防災組織として,金井区消防団と金井町内会防災委員会があり,それぞれが連携するために町内会会議にて年に2回,消防団を交えた報告会があることがわかった。またお年寄りの一人暮らし家庭も多く,災害時や緊急避難時の逃げ遅れに備えると同時に,病気の発作や日常的な事故などによる孤独死といった危険性も考えられるため,日頃から町内会誌の配布の際に生存確認を行うなど,直接的な防災対策の他に住民同士の交流を促すといった活動もあると知った.消火栓の管理については,消防団での管理となっているものの,周辺住民の善意によって雪かきや草刈りが成されているとのことだった.それ自体はありがたいことだが,過疎化につれてそのような住民の行動も減少していくと考えられることが不安の一つであることもわかった.避難場所は,金井公民館,高社小学校,高社中学校の3カ所であった. (3)町内会や消防団関係者と実地へ赴いての消火栓確認や指定避難場所の確認をし,市の防災対策に定められているものに加えて地区独自の防災のための工夫について調査した.今後高齢化や少子化,過疎化が進んでいく中で,自分たちの大切な人や場所を守るためにできることを考えるきっかけとなった.
A.最も感動を伝えたい課外報告書は倫理に関する物語の再話である. (1)新潮文庫 シェイクスピア あらし(テンペスト) 訳:福田恆存 (2)自身の好きな戯曲であるテンペストについての再話を行った.テンペストはそれまでロマンス劇としての視点や最後の独白に重きを置いて読んでいたが,倫理について考えながら読み直すことで新たな視点が得られたように感じた. テンペストには3つの話題に対する倫理的,道徳的テーマがあると感じた. 一つ目は,権力と倫理である.プロスペローは魔法の力を得ることで島での圧倒的な権力を得るが,それによって他の人物に対する倫理的な判断の責任が生じた. 二つ目は,許しと和解に関わる倫理だ.プロスペローはかつての仲間で自分を見捨て裏切った相手に対して,憎しみの連鎖を断ち切り,子供たちに未来の希望を託す倫理的な善意の判断をした. 三つ目は,自然に対する倫理である.作中でプロスペロは自然を自在に操ることができ,原住民を支配できたが,それは自然環境のバランスを無視した行いであり,プロスペロは自然の尊重に努めることとなる. (3)何度も読んだ戯曲ではあれど,人物の関係だけでなく,自然に対してまで,人物の倫理観や考え方の変化が描かれた名作であることをあらためて実感できた.また,古典文学で,かつ戯曲という,登場人物の台詞がメインの作品であり,テーマが暗喩によって表現された作品のため,人によって解釈も異なると思うが,その分,様々な解説を参考にして多角的な視点を取り入れ,倫理について特に深く検討した課外報告書となったと考える.
A.私が最もほめてほしいのは5S活動に取り組んだ課外報告である. (1)厚生労働省のサイトに記された4S活動についての解説に加え,富士フイルムの記事など複数の企業HPを参考にして進めた. (2)5S活動とは,安全で,健康な職場作り,そして生産性の向上を目指す活動で,整理,整頓,清掃,清潔を行う4Sに,しつけを加えたものである.今回の報告では,自分の勉強環境にも直接関わってくる自室の本棚を対象にして取り組んだ.まず,整理として,過去の授業で扱った教科書類などを区別した.この際,研究室の先輩や知り合いの先輩などに今後必要か,使う機会があったかなどを聞き,必要か否かを判断した.続いて,整頓として,選別した教科書類のうち,いま使っているもの,よく使うもの,必要なときだけ使うものと分けて本棚の手前かえら奥へと配置した.続いて,本棚を清掃していったんの片付けは終了した.それから,5Sの残り二つである,しつけと清潔について,日頃から使いやすさ,清潔さを保つために,勉強した後など一日の中で本棚を利用した後は,本を元に戻すことと棚をティッシュなどで軽く拭くことを日課にした.結果として,1ヶ月経った後も,横積みになった本などがなく,使いやすい本棚として保つことができた. (3)今回の活動では,とくに整理の項目において,自分の判断のみで本を選別することなく人の意見を聞いて選ぶなど,自己判断のみによらない判断で取り組みをできた.また,実際に対策を考え,実行できたことで1ヶ月以上足っても使いやすい本棚を維持できたと考える.
A.はい。 私は、今期の技術者倫理の講義を経て、技術者として持つべき倫理観のみならず、技術的にも必要な能力について再認識することができたと考えます。来年度から本格的に研究室での卒業研究が始まるが、いままで私は、知識や技術的な面ばかりに意気込んでいたように思います。しかし、この講義を経て、ミスを起こさないように注意することはもちろん必要ですが、加えて、起きないための心理面以外の工夫が必要であると感じました。具体的には、不注意に気をつけるぞという意識ももちろん大事ですが、それだけでなく実験台の上をきちんと整理整頓して、不注意の事故が起きにくくするだとか、扱う試薬によって起こり得る危険性を十分に事前調査しておくといったことです。 一方で、講義を受けるまで知らなかった事故や事件も多く、自身の意識の低さを痛感しました。今後は技術に関する情勢や時事について自ら情報を収集することを心がけていきたいと思いました。このことから、技術系のニュースサイトやニュースサイトの技術タグから、科学技術に関する最新情報や、事件事故、話題についてのトピックスを週に1度は軽く確認する癖をつけることができました。引き続き関心を持つようにしたいです。 将来、技術系の職業に就くことができるかはわかりませんが、技術以外の仕事をしたとしても、化学を学び、技術に関わる専攻を修めた人間として、技術の進歩や常識に関する、日々アップデートされる情報を掴むことを心がけていきたいと思います。
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A.1)世の中には道徳観念や倫理観、共感性などを欠如した個性を持つ人間がいる。こうした個性を持つ人間はむしろ学校で優秀な成績を取りがちな傾向がみられる。こういった個性を持つ人間が事件を起こす原因として、自身のしたことに反省が見られなかったり、殺人自体を正義だと、誤った考え方をしてしまったサイコパスによるものが多い。その例として、地下鉄サリン事件がある。高学歴な学生が犯罪に手を付けてしまっていた現状からこういった点に目をつけるべきである。 したがって、自身に人を殺せるような危険性を持つような物質やモノを作れても、世のため、人のためを考えて、人類がよりよく生活できるようにその知識や技術を使うべきである。 2)道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力は必ずしも相関があるとは限らない、こういったことを表現した、故事やことわざについて調べ、そして、実際の事例などを挙げ、説明せよ。 3「悪い奴ほどよく眠る」ということわざを選んだ。 僕の周りには大嫌いな奴がいる。 試験の時、ばれずにカンニングしたり、レポートの際に他人の意見やレポートなどを丸パクリ。 一方僕は、カンニングもコピペもしないのに、先生にカンニングを疑われてしまう。本当に悪い奴は怒られず、自分は真面目に努力するのがばかばかしくなってくる。 悔しいが悪い奴ほどよく眠るとはこのことだ。
A.1)人は技術というモノを、富やお金、価値、商品といったものと切り離して考えることはできない生き物である。この例としてチャレンジャー事故という出来事が挙げられる。これはクリスタ・マコーリフ先生による世界で初めての宇宙からの授業を行おうととした際に引き起こされた事故である。宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと隣り合わせであるということを忘れてはいけない。彼女はそれを忘れてはいなかった。 ロケットの結合部には樹脂製のわっかのようなものが使われており、これによりロケットの行装が結合されている。樹脂はゴム製であるので、当時の技術者はゴムのガラス転移点とゴム弾性についてよく知っていた。その日の気温が-5度と天気予報よりも低かったため、ガラス転移点の点から気温が0℃近くになるとゴムはガラスのように硬化し、その存在意義がなくなってしまう。このため、ロケット機器の内部にトラブルが発生し、正常に機能しなくなるのではないかという憶測が技術者の脳裏に走った。これを受け、技術者は経営陣にロケットの発射を取りやめるように伝えた。だがしかし、技術者の考えとNASAの経営陣の考え方は異なっていた。ロケットの打ち上げにはとてつもない予算が既に使用されており、もし技術者が予見した事態が起こらなかった場合、経営側としては甚大な損失を被ることになってしまうからだ。技術者は自身の発言とその責任に自信を持てなかったことからロケットの発射を許可してしまう。そして、悪天候の中、ロケットが発射されるがトラブル異常により、ロケットは墜落、クリスタ・マコーリフ先生は帰らぬ人となってしまった、という事件である。 技術というものは冒頭でも言ったように、お金や価値といったものと切り離すことはできない。だが、これらが個人または大衆の人々の幸せとどのような関係があるか考え、それらの優先順位を決めることは可能だ。一人の技術者として自身の専門知識と技術を人類の福祉の発展とその向上のために、最大限の努力を惜しまないこと、誠実な仕事のみ参画すること、人間が守るべき普遍的原則、及び専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得ること、金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させることを第一に考えるべきだ。 そして、技術を行使して工業製品を世に送り出す際には、コスト、アドバンテージ、リスク、この3点の相互作用についてよく話し合うことが重要である。 2)市場のニーズに応え、人々が幸せになるようにと、日夜研究した結果が、実用化され、運用される故余波技術者の冥利に尽きると言える。が、しかし、その技術を行使することによる潜在的な危険に気付くことは、技術者の限りある知識だけでは対応できない。ましてや組織内の専門分野に特化した業務に携わっていればなおさらである。予見可能性と結果回避義務を果たすため、技術者としてどんな姿勢で学べばよいか、水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくなど具体的な例を一つ選び、議論せよ。 3) 予見可能性と結果回避義務の議論の例として、「アスベスト」を選んだ。 アスベストは主にバスマットとして使われることが多く、屋根や、内壁、接着剤としても使用されている。 この物質の危険性として、石綿などから排出されるアスベストは廃棄の際に吸い込んでしまうと、アスベストは体内で分解することが非常に難しく、吸引によって、肺組織内に長く滞留することになる。これにより様々な呼吸器系の病気を引き起こすことから、その危険性が示されている。 技術者として、アスベスト(技術者が使用する物質)についての危険性を理解し、適切な方法、用途を考えたうえで使用する姿勢が重要だと考えた。
A.1)みなは「レ・ミゼラブル」という作品を知っているだろうか。貧困のあまり家族のために一切れのパンを盗み、投獄されたジャンバルジャンは捨て鉢になり、泊めてもらった教会から銀の燭台を盗み出す。警察に捕まったジャンバルジャンに神父は「それはジャンバルジャンに差し上げたものです」という。法の番人と呼ばれるジャベール警部は執拗にジャンバルジャンが本当に銀の燭台をもらったのか、盗んだものなのか追いかけ続けた。そのジャンベール警部が革命軍に捕まり処刑されそうになった際にジャンバルジャンに助けられたことから、自身の正義について懊悩した末、セーヌ川へ身を投げた。 絶対王政においてジャンベール警部の立場は、これと同じ立場といえる。絶対王政とは君主がすべての権利を持ち、(専制政治)、法を取り締まる国家権力として強い警察権が発動される。これとは対照的に、民主主義では国民が主権を持ち、ほとんどは国民の倫理にゆだねられ、「最低限度の規範」だけが、国民から信託を受けた国政が法として定められている。つまり、ジャンベール警部の正義は、自身の警察権を行使して真実を解き明かそうとしたが、ジャンバルジャンに助けられたことによって、自身の警察権は国民の幸せのためにあるものであり、自分がジャンバルジャンを拘束しようとしたことは一国民の幸せを壊すことになると気づき、そう判断しつつも悩み悶え、苦悩の末自殺に至ったと考えられる。 これをきっかけに法とは何か、価値とは何かについて考えてみる。 法は倫理の最低限度であるべきものであり、すべ手の倫理を法的なものにすることはできない、あるいはすべきでない。このことから、法律やルールはこれらの制限を設け、人々を縛り付けるものではなく、人々が少しでも生活しやすいようになるようなものであるべきものであると考えられる。 2)規制緩和についての事例について調べよ。技術が危険なものを安全に使いこなす知恵だとしたら、その知恵は誰にとっての知恵なのだろうか。規制緩和によって幸せにつながった技術を選び、技術と法律の関係について議論せよ。 3)電気事業法の電力自由化について調べた。 従来、自然独占とされてきた電気事業において市場参入規制を緩和し、市場競争が導入されたことによって、電力の安定供給が確保され、電気料金の抑制、および、小売の自由化によって電気利用の選択肢や企業の事業の機会の拡大が可能となった。 電力自由化によるデメリットは特になく、自由に供給者を選ぶ選択肢ができたことから消費者のライフスタイルに合わせた電気料金プランを使うことがさらなる電気料金の抑制につながると期待できる。
A.1)四台公害病「水俣病」について講義した。 カルボニル化合物へのアルキル基の付加反応にはグリニャール反応に似た反応過程を経て、アルキル基が付加される。このとき、反応に触媒として、有機水銀が必要であった。 熊本県にある工場でアセチレンを原料にアセトアルデヒドを製造していた。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒として金属水銀や塩化水銀を使用していました。有機水銀を触媒に使用することでアセチレンの付加反応をより高収率で行えるようになることから、これが使用されていた。 触媒の定義として、触媒は反応速度を促進させるが、反応それ自体には関与しないとされている。だが、反応しないはずの触媒がアセチレンの付加反応に関与していたことから工場排水中から川や海へと有機水銀が流れ出てしまった。これにより、有機水銀に汚染されたプランクトンを魚が食べ、人間が食べ、と食物連鎖を通じて生物濃縮が起こり、甚大な健康被害が起きた。有機水銀は脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。これにより視力や聴力が低下したり、平衡感覚が機能しなくなったり、身体が麻痺したり、死亡したりする人が大勢いた。 また、農薬に関してP.H.ミュラー博士によって発明された殺虫剤は害虫や危険な虫を殺すのに非常に適しているが、DDTによる代謝生成物(DDA・DDE)が体内に蓄積され、この虫を食べた生物内で生物濃縮が起こることから環境への懸念から、我が国では1968年から農薬(製造販売)会社が自主的に生産を中止し、1971年には販売が中止された。世界的にも、先進国を中心に2000年までに40か国以上でのDDTの使用が禁止・制限されている。その一方でマラリアが猛威を振るう亜熱帯や熱帯地域の多くの国々では依然としてDDTが使用されている。 2)市場のニーズに応え、人々が幸せになるようにと日夜研究した成果が実用化され、運用されることは技術者冥利に尽きると言える。だがしかし、その技術を行使することによる、潜在的な危険に気付くことは技術者の限りある知識だけでは対応できない。ましてや組織内で、専門分野に特化した業務に携わっていればなおさらである。予見可能性と結果回避義務を果たすために、技術者としてどのような姿勢で学べばよいか、水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくなど具体的な例を挙げて議論せよ。 3)予見可能性と結果回避義務の議論の例として、「アスベスト」を選んだ。 アスベストは主にバスマットとして使われることが多く、屋根や、内壁、接着剤としても使用されている。 この物質の危険性として、石綿などから排出されるアスベストは廃棄の際に吸い込んでしまうと、アスベストは体内で分解することが非常に難しく、吸引によって、肺組織内に長く滞留することになる。これにより様々な呼吸器系の病気を引き起こすことから、その危険性が示されている。 技術者として、アスベスト(技術者が使用する物質)についての危険性を理解し、適切な方法、用途を考えたうえで使用する姿勢が重要だと考えた。
A.1)インドボパール殺虫剤事故を知っているだろうか。これはアメリカのベトナム戦争による戦費の財政難からニクソンショックが起こり、海外進出していたアメリカ企業のとてつもなく厳しい経費削減が行われたことをきっかけに、海外進出していたインドのボパールにあるアメリカ企業の予算削減が原因で起こってしまった事故であると言える。この予算削減は非常に厳しく、何か月もの備品の整備が行われず、交換もされないまま、毎晩バルブやパイプからは当たり前のように漏洩が起こっていた。ボパールの職員は整備不良に対する危険性を危惧していたが、自身が一時解雇されるくらいなら現状を黙認することのほうがましだった。人員削減は保守要員から削減され、いつ何がどこから漏洩してもおかしくなかった。 イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは従業員が、胸が焼ける感じがすると訴えてきたからだ。もちろん、イソシアン酸の漏洩を警告するセンサーは故障しており、作業員の感覚だけが頼りだった。イソシアン酸のにおいが感じられるようになるのは許容濃度の3倍からである。この物質は無色液体のため、水と一緒にすると判別が効かなくなり、毒性も非常に高く非常に危険である。そして、これが水とともに住宅街に漏洩していたことが分かり、漏洩を阻止しようと冷却や焼却、ウォーターカーテンでの阻止を試みたがどれも状況を改善することができなかった。そのためこの地域に住む2500人の人が目覚める前に死亡した。 研究開発現場や製造現場、輸送時や廃棄物と、安全は多岐にわたる。そういった各工場では「安全第一」を掲げ、生産性や利益ではなく、労働災害の防止を一番に考え、生産活動を行うという姿勢がとられている。 2) ●技術者の専門知識は時とともに陳腐化し、マンネリ化を引き起こす。このことから、前回議論したテーマから選び直し、専門知識が活用されているか検証、議論を行い、専門知識やスキルの陳腐化、マンネリ化を防ぐにはどうしたらいいか策を論じた。 ▲消費者庁のリコール情報をもとに、これはまずいと思うリコール製品を選べ。そしてそれがなぜまずいのか書け。そして、その商品がリコールに至ることをなぜ予見できなかったのか推測し、自分が技術者になったつもりで未然に防止するための工夫について考察せよ。 ■避難訓練に参加し、実際に避難場所に移動し、現場を見てこの避難訓練の問題点を挙げ、その改善点を提案せよ。 3) ●アスベストを取り挙げた。 これは丈夫なため細かく処理したりすることが難しく、もしこれを吸引してしまった場合、肺組織に長期間滞留し、組織を傷つけ、病気を起こす原因となる危険性がある。 マンネリ化対策として、実際にどれくらい加工処理が難しいのか、濃硫酸をかけたりして、アスベストの危険性を再確認する方法が考えられた。 ▲まずいと思う事案として「サーキュレーター」を選んだ。 理由としてサーキュレーターの配線コードの首振り時に引っ張られ、断線することでショートし、火災に至る事故が起きているからである。 改善点として、断線を防ぐためにコードを補強するような物質でコード全体を覆い、火災を防いだり、コードが断線したことを感知して自動で電力供給がストップする機能を付属すればいいと考えた。 ■避難の際、教育等や研究棟が地震によって倒壊する可能性があり、避難場所は空間が開けているため安全であると考えられるが、避難するまでの道が比較的狭まっているため、頭上にも注意が必要であると感じた。改善点として、地震が起こった際は校内の通路を通り抜けるのではなく、大学横の道路を通って避難場所である正門前に集合すべきであると感じた。
A.1)急激な気候変動や人口爆発は人々から食べ物や住む場所を奪う。そうすると貧困化が進み、人々は生きるために食べ物を奪い合う。これにより警察権が強まり、民主主義が崩壊、専制政治に逆戻りしてしまう。この状況において必要なものは、どうすればいいかを伝える教育である。とびきり質の良い教育を与え、あなたとあなたの子供たちに教育を通して、残してやれる何かを大切にするために。あなたは高等教育において地学を履修しただろうか。しなかったとすればなぜか。資源、環境、大気、海といった人類がこれからの10年後、100年後を生きるためには限りある資源をどのように使うのか知識を学び、それを生かさなければいけない。世界では持続可能な社会の実現のために取り組みが行われているが、日本の高等教育では地学を履修する生徒が1.2%でさらに減少傾向にある。地学を開講しようと思っても、地学の教員採用はなく、そもそもの人気がないことから地学を開講しない高校が増えているからである。このように、学校があっても地学の担当教員がいないことから地学の知識を学ぶことができない状況にある。これから先、エネルギー資源や環境保全に対する姿勢をはぐくむためにはどうした良いのだろうか。 山形大学ではSDGsをもとに、貧困や教育、気候変動、海、陸、エネルギー、環境問題といった点について目をむけながら教育・研究活動を行っている。 2)グループのみんなで、昨日一日で排出した二酸化炭素が何キログラムか把握し、把握できない人がいればなぜ把握できないのか、将来技術者になる前提でどうしていけばよいか議論せよ。そして、二酸化炭素排出量を把握しやすいように工夫された工業製品を一つ選び、その課題について議論せよ。そして、技術者として二酸化炭素排出を抑制するにはどんな製品を設計開発していけばいいか議論せよ。 3)先月の電気代料金から私が排出した二酸化炭素量は一日あたり1.36キロであることが分かった。 Aさんも先月の消費電力量から3.38kwhであったことから1.45㎏/dayと算出した。 Bさんも同様に、1.6キロ/dayであることが分かった。 二酸化炭素排出量を把握しやすいように工夫された工業製品として、自動車のアイドリングストップ技術が挙げられた。これは実際の走行距離から消費エネルギーを求めることができる。走行中の信号待ちなどでは、エンジンが自動で停止されることから環境に配慮された工業製品として、二酸化炭素排出の抑制に対し考えられた製品であると考えられる。 この製品の課題としては、バッテリーの持ちが悪いことである。つまり、技術者として、バッテリーに負荷がかからない仕組みを発明していけばよいと考えた。
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A.(1)132.5S活動に取り組みましょう 栗原大翔、2月6日提出、赤札作戦、清掃、整理、整頓 (2)2024年12月22日に自宅のキッチン下スペースに対し、赤札作戦を実施した。日ごろから自炊をよく行うため調味料を取り出したり、洗濯洗剤を取り出したりして取っ散らかっており、その都度、物をあさるようにして見つけ出していたことから、赤札作戦の決行に至った。 まず、全てのものを取り出し、賞味期限をもとに分別を行った。その後、キッチン下のスペースの清掃を行い、汚れの予防策として食器棚シートを設置した。そして、ボックスや台などの収納グッズを購入し設置した。これは以前までキッチン下のスペースの上部をうまく使いこなせておらず、台などがあればそのスペースを有効活用できると思い、購入に至った。その後、カテゴリー別に物をしまう場所を決め、たとえ散らかったとしてもだいたいの場所は把握できるように配慮した整理、整頓を行った。それから一か月後、テスト期間と実家からの仕送りでなかんか整理整頓が行えないまま物が増え、取りあえずキッチン下のスペースに突っ込んでおく、といった状況が続いたことから、リバウンドをしてしまったため、自分なりの5S活動のルールとして毎週金曜日に「お片付けタイム」を設定した。 (3)キッチン下のスペースから物を取り出し、要るものといらないものとで分別を行い、掃除をしたうえでそのスペースに合う収納グッズを検討し、購入。そして、実際に運用期間を経て結果を示したことから学習保証時間としての8時間は担保できていると考えている。 今回の5S活動ではキッチン下のスペースで行ったが、これが社会にでて、例えば品質管理の企業で取り入れられているとしたら、不要なものを捨てるといった点から人件費や作業時間の削減といったコストの削減が同じように考えられたり、定期的な清掃により常に清潔な環境が維持できれば作業や品質の向上及び、異常のいち早い発見につながるという学びが得られた。 このように基本的なことを淡々と日々こなすことが技術的にも品質的にも直接、間接的に影響を与えることを実感することができた。
A.(1)026.ヒヤリハット報告書を活用しよう 栗原大翔、2月6日、ヒヤリハット、分液、予防策、危機回避 (2)2月2日の15時過ぎ、所属する波多野研のドラフト内にて1,6-Dimethyl 2,5-dibromohexanedioateの分液を行っていたところ、分液ロートから溶液が複数回にわたって漏れ出てきたため直ちに手を洗ったが、患部の周囲は赤くなり、一部では黒く変色していた。自身の認識としても臭素が皮膚に触れたら化学やけどを負うことは分かっていたため、その危険性には注意を払っていたつもりだったが、結果的に痕が残りそうな傷となってしまったため、この経験を通して試薬を使用することへの危機感や理解をもっと高める必要があると感じた。2日間、経過観察を行い、現在も赤く、黒く変色しているが以前に比べ、赤みは緩和されているようにみえる。が、しかし、風を受けたり、水に触れたりすると強い痛みが生じてしまう。この事故を防ぐためには、先ほど述べたように、もっとちゃんど、自分は危険なことをやっているのだから、それを防ぐための下調べだったり、実験操作ミスが起きないように事前に練習したり、事態を予測したりする配慮が必要であったと考えた。この怪我を通して、実験をする前の心構えや対策は自分を守るために必要なことと学び、これからはこのような怪我を負わないように徹底した準備とそういった意識を常に持ちつつ、実験に励みたいと思った。 (3)実験操作で5時間、再度使用している試薬や実験方法で危険視すべき部分がないか確認に2時間、報告書作成に2.5時間ほどであることから8時間の学習時間は担保していると言える。また実際の経験を通して、ヒヤリハット体験をすることでいかに実験には危険が伴うものなのか、安全な実験を行うためにはどうしたらいいか、について再度よく考えさせられ、学びの深いものとなった。
A.(1)116.倫理に関わる説話・寓話・逸話を再話してみよう 栗原大翔、2月6日、旧約聖書、説話、教訓 (2)「デボラの歌」という説話を取り挙げた。ヨシュアの死後、イスラエルの長老たちは忠実に神に仕えてきたがその長老たちが死んでしまう頃にはイスラエルの民はカナン人の拝む偶像を礼拝するものがちらほらみられるようになった。当時イスラエル人はカナンの地を植民地化したが、先住民であるカナン人たちは根強くイスラエル人社会の中にまじっていた。彼らが信仰するのは男神と女神の神々や人の手によって作られた偶像であった。カナン人だけでなく、イスラエル人以外の周辺の民族はみなカナン人と同様の神へ礼拝をささげていた。イスラエル人は昔よりゼウスのみを神としてたたえてきたが一部の信仰心の弱い者がゼウスへの信仰心を棄てカナン人たちと同様に人間の手で作った木や石の像を拝するものが現れ始めた。やがてイスラエルは四方の敵に襲撃を受けるようになった。そのたびに士師と呼ばれる英雄が生まれた。デボラは唯一の女士師であり、彼女の熱い神への信仰心と熱情と歌によって、イスラエルの民を勇気づけた。彼女は一家庭の妻でありながらその枠だけには収まらず、一人の女として、社会のため、同胞のため、神のために日々献身した。彼女は男たちと同じように戦に赴き、迷いのない迅速な判断により、敵の大将を追い詰め、兵を勇気づける、たぐいまれなセンスがあり、彼女のカリスマ性が勇ましく、男性女性関係なく、みな平等に勇ましく進めばきっと良い結果もついてくるだろうし、まずなにより信仰心のようなすごく大きくて寛大なものに想いを馳せ、自分にとって大切なものがいざというときに守れるように日ごろから仲間には良くしてあげなさいという倫理観が感じられた。 (3)この説話を選ぶために数日間図書館で旧約聖書、新約聖書、聖書、孔子、孟子、韓非子などいろんな本に目を通し、ついに旧約聖書のなかからこの説話を見つけ出した。そして読んでは、分からないところを調べ、そして読み直し、そしては自分の言葉に置き換えて書き直したりと、何度も自分が書いた再話をより現代チックに書き上げるためにはどうしたら良いか考えながら書き上げた。
A.(1)00-01 教科書は準備しましたか? 栗原大翔、提出日、技術者倫理、品質管理、人、環境 (2)技術観点からのリスケの評価についてでは、ドアの扉が勢いよく閉まらないように油圧でドアが閉まるようにしたり、しっかりと扉を閉めないと洗濯機や電子レンジが稼働しないといったような本質安全設計やセイフライフ設計、ダメージトラレンス設計といった安全性に配慮した、設計思想についての紹介と、それらに対するリスクの評価方法の明示および実際の例を挙げることでそれを戒めとして安全性を担保することはとても大切であることに説得力を持たせられていた。 品質管理の目的についてでは、品質に対する考え方は年々変化しており、初めは製品の品質がいかに規格を満たしているかという考え方であった。そこから今では製品を含むあらゆるサービスの品質がいかに顧客のニーズに合っているか、というモノに変化した。したがって、よりよりモノをより安く、必要な量を必要な時に納品し、安全に使用できることが現代の顧客に必要とされている品質であることが分かる。品質管理をする中で製品と仕事のやり方を総合的に維持・改善する活動をするための活動が取り入れられており、これをPDCAサイクルという。これを活用し、日常業務の中で品質管理目標からずれないように維持管理する活動と顧客に対し、品質を保証し、満足度を向上させるための改善活動を繰り返すことが会社を進歩、発展させることに繋がっている。 現代の技術と人間と環境の関わり合いについてでは、持続的な社会のため3Rや現代人の第三次産業への偏りと、少子高齢化、科学技術の依存に対する副作用への問題視や問いかけがあった。 (3)指定された教科書のトピックから新たに自分に気づきを与えてくれるものや、自分の意見をもってこういった事例にはこういったことが絡んでいるのか、じゃあほかにどんな改善策があればうまくいくのだろうかと考えるきっかけを得られる題材が多く、その中でも技術観点からのリスケ評価では興味をそそられる部分が多く、予習の範囲を超えて自身で調べ学習をしたり、似たような本を手に取り理解を深めようとしたため合格ラインに達していると考えている。
A.はい 本授業を通して新しく踏み出したこととして、5S活動を積極的に行うようになった。テスト期間は散らかしてしまいがちだったが、「お片付けタイム」を導入してからは、整理整頓された状態をなるべく維持したいと思うようになったことで継続することができている。5S活動はキッチン下のスペースだけにとどまらず、研究室の机の上や、自宅の勉強机周り、玄関といったスペースの清掃とさらなる有効活用のためにSNSを通して常に整頓についての情報を集めるようになった。また清潔の維持のため、気づいたら部屋の床をコロコロを使ってきれいにするようになった。 一日ずつ、少しずつではあるが以前の状態から見違えるようにきれいに整理整頓されていく様をみて自分自身、5S活動にハマってしまったことを実感した。5S活動の実感として、勉強がしやすくなったような実感を得ている。周囲にモノが散らかっていたあの頃は歩くのも億劫で、なかなか勉強机に向かうのが難しいときもあったが、今ではとても過ごしやすく、勉強がはかどり、以前よりも勉強への意欲の向上が感じられるようになった。 まずは一か月整理整頓を継続させることを目標に、やがては常に5S活動が染みついているようになりたいと思った。 またヒヤリハット体験を通して、もうこんな怪我はしたくないと強く思った。自分が実験に使用する試薬の特性やその危険性についてもっと注意を払っていれば防ぐことができたかもしれない怪我だったのにとも強く思った。もうこんな後悔をしないようにするため、事前に実験方法を頭に入れた状態で、常に実験上の危険性に注意を払ったり、予期せぬ事態が起こり、負傷するような起こっても適切な処置で最小限の負傷に抑えるため、処置の仕方についても学んでおく必要があると考えた。
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A.(1) 技術者倫理の位置づけにおいて、哲学と思想は根本的な役割を果たしています。哲学は倫理的な価値観や原則を提供し、思想は技術が社会に及ぼす影響を探求します。これらの枠組みは技術者が倫理的な決断を下し、技術の進歩が社会全体に与える影響を予測する際に重要です。技術者は哲学的な視点から自らの責任や行動を考え、思想的な洞察を通じて技術の発展が社会に及ぼす深い影響を理解することが求められます。授業で扱ったオウム真理教は地下鉄にサリンをまくという極悪非道な行いをし、たくさんの一般人を殺害しました。自分たちの思想を通すために科学を利用し無関係な人に危害を加えることはあってはならないことです。 (2) ワークショップでは井の中の蛙大海を知らずを選びました。私は陸上部で地元の中学校では早く走れるほうだったのですが、県大会に出たときに全く競い合うことができなくまだまだ世間知らずだなと思いました。 (3) 倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らないかという問いについて考えました。 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らないと考えました。倫理観は個々の価値観や道徳観に基づくものであり、人の行動や判断に影響を与えるが、力は、特定のスキルや知識を持っているかどうかを示します。これらは異なる概念であり、相関する場合もあるが、必ずしも関連しない場合もあると考えました。ただし、倫理観と能力が相互に影響し合うこともあると思います。例えば、倫理観が高い人がその倫理観に基づいて努力し、訓練を重ねることで能力を向上させることがあると考えられます。
A.(1)善悪と損得は、個人の利益と公共の福祉に関連する重要な概念である。善悪は倫理的な価値観に基づき、行動の正当性を判断する。損得は個人の利益や利得を指し、行動の結果を評価する。個人の利益と公共の福祉はしばしば対立することがある。個人が損得を重視する場合、公共の福祉が損なわれることがある。一方、倫理的な善悪の観点から、個人の利益を犠牲にしても公共の福祉を優先することが重要だと思う。社会的責任や共通の利益を考慮することで、個人と社会全体の調和が図られるのではないかと考えた。 (2)ワークショップでは囚人のジレンマで環境問題を選んだ。環境問題における囚人のジレンマは、個々の行動が共通のリソースや環境に影響を与える場合に現れる。たとえば、漁業業者が海の魚を漁獲する際に考えられるシナリオを考える。海にはある程度の漁獲可能な魚が存在し、各漁業業者はこの魚を捕獲することで利益を得ることができる。しかし、個々の漁業業者が利益を最大化するために過剰な漁獲を行うと、海の魚の資源が枯渇し、全体としては漁獲量が減少し、業者全体の利益が損なわれる可能性がある。ここで囚人のジレンマが発生する。各漁業業者は、他の業者が漁獲を減らしても自分だけが過剰漁獲を行った場合、自分の利益が増加する可能性がある。しかし、すべての業者がこのような行動を取ると、結果として海の魚の資源が枯渇し、業者全体が被害を受けることになる。 (3)ゲーム理論では、プレイヤーは損得を最大化しようとするが、善悪の観点からの行動は異なる。損得は自己利益を基準にし、行動の選択に影響する。一方、善悪は倫理的価値観に基づき、社会的な規範を反映する。時には損得と善悪が一致する場合もあるが、対立することもある。個々の行動が社会全体の利益や価値観に適合するかどうかを考慮することが重要である。
A.(1)ルールの表現と形式化は、コンプライアンスと知的財産権の管理に重要である。コンプライアンスでは、法令や規則を明確かつ適切に表現し、組織内での遵守を促進する。これにはルールの文書化やガイドラインの策定、トレーニングの提供などが含まれる。知的財産権では、特許や著作権などの法的保護を得るために、ルールを形式化し、公的な登録や手続きを遵守する必要がある。このプロセスには法的文書の作成や申請手続きの実施が含まれる。ルールの適切な表現と形式化は、コンプライアンスと知的財産権の保護に不可欠であり、組織や個人の利益を守る上で重要な役割を果たす。 (2)携帯会社の参入規制の緩和は、競争を促進し、消費者にとってより選択肢の豊富なサービスをもたらす可能性がある。従来、参入障壁が高く、少数の大手企業が市場を独占していたが、規制の緩和により新規参入企業が参入しやすくなる。これにより価格競争が促進され、料金が低下し、サービスの品質が向上することが期待される。また、技術革新やサービスの多様化も進む可能性がある。しかし、緩和による競争激化は、既存の大手企業にとっては収益の減少や市場シェアの低下といったリスクをもたらす可能性がある。したがって、参入規制の緩和はバランスの取れた政策立案が求められ、消費者と企業の両方の利益を考慮する必要がある。 (3)技術と法律は密接に関連しており、技術の進化は法律の適用や制定に影響を与える。法律は技術の利用や発展を規制し、技術の変化に適応する必要がある。逆に、法律の枠組みは技術の発展を促進する役割も担っている。この相互作用は、デジタル技術やインターネットの普及など、現代の急速なテクノロジーの発展において特に重要であると考える。
A.(1)リサイクルは環境保全と資源問題の解決に不可欠だ。資源の再利用や廃棄物の削減を通じて、環境への負荷を軽減し、地球資源の持続可能な利用を促進する。リサイクルにより、廃棄物の発生量が削減され、埋立地の使用や焼却による環境汚染が抑制される。再生資源の活用は新たな原料の採掘や製造に比べてエネルギー消費が少なく、温室効果ガスの排出量も低減される。しかし、リサイクルの効果的な実施には適切な施設やインフラの整備、効率的な資源回収システム、そして市民の積極的な参加が必要だ。 (2)フロンガスは、主に冷蔵庫やエアコンなどの冷媒として使用される化学物質である。しかし、フロンガスは大気中のオゾン層を破壊し、地球に有害な紫外線を浴びせる可能性があるため、環境問題の一つとして重要視されている。特に、クロロフルオロカーボンやハロンなどのフロンガスは、オゾン層破壊の主要な原因物質となっている。今現在はフロンガスの排出量を削減し、代替技術の開発やエネルギー効率の向上が求められている。環境問題として、フロンガスの使用や管理に関する国際的な規制と技術開発が継続的に進められている。 (3)新しい技術を運用するにあたっては、以下のポイントを考慮する必要がある。まず、技術の理解とトレーニングが必要であると考えた。従業員が技術を正しく理解し、適切に操作できるようにすることが重要だ。また、リスク評価と管理が必要だ。新しい技術の導入に伴う潜在的なリスクを評価し、適切な管理策を実施することで安全性を確保する。さらに、システムやプロセスの適応性を確保し、柔軟に変化に対応できるようにすることが重要だと考えた。最後に、定期的なモニタリングと評価を行い、運用プロセスの改善や最適化を行うことで、技術の効果的な運用を実現していけばよいと思う。
A.(1)安全と品質管理は、事故と不良品の原因を特定し、予防するために不可欠だ。事故の原因は人的要因、機械的要因、環境要因などがあり、適切な訓練や手順が不足している場合に人的エラーが発生することがある。一方、品質管理は、製品やサービスの不良を減らし、顧客満足度を向上させるためのプロセスだ。不良品の原因には製造過程での欠陥、原材料の品質問題、人的ミス、設備の不具合などがある。これらの問題を事前に発見し、適切な品質管理システムを導入することで、不良品の発生を最小限に抑えることができる。安全と品質管理は、企業や組織が持続可能な成長と競争力を確保するために不可欠であり、定期的な監査や改善活動を通じて常に進化する必要があると考える。 (2)ワークショップの避難訓練についての議論では、百周年記念会館が普段使った時ないところで最初場所がわからなかった。もっとわかりやすくするために敷地も広い職員駐車場へ誘導した方がいいのではないかと思った。 (3)学んだ専門知識を活かすには、まず、関連する業界や分野での職務経験を積むことが重要であると考える。実践を通じて知識を深め、実際の問題解決能力を高める。また、積極的にコミュニケーションを取り、チームでのプロジェクトに参加することで、知識を共有し、新たな洞察を得ることができる。さらに、継続的な学習とスキルの更新を心がけ、最新のトレンドや技術に常に対応することが大事である。そして、自己啓発やキャリア目標を設定し、専門知識を活かすための機会を積極的に追求することが重要である。
A.(1)未来へ向けて、地球温暖化と人口爆発は深刻な課題である。地球温暖化は化石燃料の消費や森林伐採による温室効果ガスの排出が主な原因であり、極端な気候変動や海面上昇などの影響をもたらす。一方、人口爆発は食糧や水資源の不足、都市化の加速、生物多様性の喪失など多岐にわたる問題を引き起こす。これらの課題は、持続可能な未来を築くために取り組まねばならない。断定すれば、積極的な政策と国際的な協力により、地球温暖化を抑制し、再生可能エネルギーの普及を促進する必要があると考える。また、適切な家族計画や教育の普及により、人口爆発を抑制し、持続可能な人口と資源の管理を目指すべきだと思う。 (2)ワークショップでは自分が排出した二酸化炭素の量について考えた。結果的にグループでは詳細な二酸化炭素排出量を把握できている人は少なかった。技術者として自分が使っている二酸化炭素を排出するものを知り、二酸化炭素排出を抑えるためにセンサーなどを利用して排出しすぎたら機能を制限することができればいいなと思った。 (3)人が一日に排出する二酸化炭素の量について考えた。一般的には、食事や交通手段、家庭や仕事でのエネルギー使用などが大きな要因となる。たとえば、食品の生産や調理、輸送によるエネルギー消費や排出、自家用車の利用や公共交通機関の利用、家庭や職場での電力使用などが含まれる。平均的な数字としては、世界の一人あたりの一日の平均二酸化炭素排出量は約20キログラムから30キログラム程度と推定されていることが分かった。
A.(1)バイオテクノロジーと情報技術の進化により、倫理的な問題が浮上している。バイオテクノロジーでは、遺伝子編集や生命倫理に関連する倫理的な問題が発生し、遺伝子組み換え生物の作成やクローン技術の使用などが議論の焦点となっている。また、情報技術では、プライバシーの侵害や個人情報の安全性、人工知能の倫理的な使用などが懸念されている。これらの技術の進歩により、個人や社会全体の権利や価値観が問われることがある。例えば、遺伝子情報や個人のデータの保護、人工知能の自律性や倫理的な規範の確立などが求められる。そのため、倫理的な指針や規制の整備が重要であり、科学技術と倫理の両面を考慮した社会的な議論と合意形成が求められると考えた。 (2)グループワークでは自分の良心に素直に従えないときはどうすればよいかを考えた。まずその感情や考えを真剣に受け止め、なぜそう感じるのかを自問するはことが重要である。その後、状況や背景を客観的に分析し、自分の価値観や信念と照らし合わせ、その行動や選択が他者や社会にとって良い影響を与えるかどうかも考慮するべきであると考えた。 (3)共有価値の創造についてを考えました。共有価値の創造は、企業や組織が利益だけでなく、社会や環境にも価値を提供することであり、顧客のニーズに応えるだけでなく、持続可能なビジネスモデルを構築し、社会的責任を果たすことで、長期的な競争力を維持し、社会全体の発展に貢献することだと理解した。
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A.地域の安全衛生と防災活動について調べてみようです。 (1)これは私が実際に交通費や時間をかけて地元に帰り地元の防災意識や公衆衛生について調べたものです。 (2)山形県山形市小白川地区についての研究は、私にとって地域コミュニティとその防災施策に関心を持つきっかけとなりました。この地域の特異性を理解するために、地区の副組長である親の経験と知識を活用しました。その結果私も地域社会に貢献したいという思いが強まりました。調査の過程で明らかになった消防団の存在は、地域の安全を確保する上で不可欠な役割を果たしています。定期的な訓練や火災への注意喚起は、地域住民が災害に備えるための重要な手段であることが分かりました。地域のリーダーたちの努力と指導のもとで、地区全体が一体となって防災意識を高めていると思いました。また、避難場所としてのあこや公園の調査は、地域の防災計画の重要な要素を明らかにしました。公園が提供する広大なスペースと設備は、災害時に地域住民の安全を確保するのに役立つと感じました。 これらの調査結果を通じて、地域の防災意識を高めるためには、地域住民、地域のリーダー、関係機関が協力して取り組む必要があると思いました。私は、地域社会の一員として、地域の安全と発展に貢献するために、今後も積極的に行動していきたいと考えています。 (3)このように実際に地元に行き話を聞いて報告書を丁寧にまとめたので評価に値すると思います。
A.5S活動に取り組みましょうです。 (1)これは私が5S活動を行った理由と過程とその結果がまとめられているものです。 (2)12月18日から1月18日までの1か月間、私は身近な5S活動として、毎日使用している机の上を対象にしました。この活動では、机の上に散乱している教材や置き物などを見直し、必要なものと不要なものを判別しました。不要なものは処分し、整理整頓を行いました。最後には机の上のほこりなども掃除し、清潔な状態に保ちました。 この取り組みの改善効果として、机の整理整頓によって学習スペースを有効活用できるようになりました。物の配置が整理されたことで、勉強や作業の効率が向上し、集中力も高まったことを実感しました。整理整頓された環境の中で、心地よく作業を行うことができました。 一か月後の状態としては、きれいな状態を比較的キープすることができましたが、一部の物が増えた側面もありました。これは新たな教材や資料が増えたためであり、整理整頓を維持するためには定期的な見直しと処分が必要だと感じました。さらに、この活動を通じて、物の整理整頓だけでなく、日常の習慣や行動の見直しも重要だということを学びました。机の上の整理整頓だけでなく、時間の使い方や作業の計画立てにも改善の余地があることに気づきました。今後は、継続的な見直しと改善を行いながら、より効率的に作業を行っていきたいと思います。 (3)このように報告書をまとめて実際に5S活動を行ったので評価に値すると思います。
A.ヒヤリハット報告書を活用しようです。 (1)これは実際におきたヒヤリハットの状況についてまとめてどのようにしたら未然に防げたのかという再発防止策を考えた報告書です。 (2)2月1日、神戸研究室でYBCOのヨードメトリー実験中、スターラーの滴定を行う際に使用していた攪拌子を廃液と一緒に捨てそうになりました。通常、この作業ではマグネットで撹拌子を取り除く必要がありますが、時間が迫っており、急いでいたため、無意識のうちに廃液入れに捨てそうになりました。幸いにも、直前で班員に指摘され、事なきを得ました。この出来事から、再発防止策として、実験中はより集中し、ミスを防ぐために班員との間で2重のチェックを行うことが重要だと考えました。また、実験前には作業手順を再確認し、十分な準備を行うことが必要だと思いました。さらに、作業中には周囲の状況に十分な注意を払い、無意識のミスを防ぐための心がけを欠かさず行うべきだと感じました。加えて、この経験から、作業中の緊張や時間の制約がミスを引き起こす可能性があることを認識しました。したがって、実験を行う際には冷静さを保ち、焦らずに手順を守ることが重要であると思いました。このような経験を通じて、安全かつ効率的な実験を行うためには、単独ではなくチーム全体での意識と努力が不可欠であることを再確認しました。今後は、より慎重かつ確実な作業を心がけ、安全を最優先に行動していきます。 (3)このように報告書をまとめて再発防止策なども考えたので評価に値すると思います。
A.はい 技術者倫理は、技術を扱う者としての責任と倫理観を理解し、実践することが求められると思いました。まず、公正さと正確さが重要です。技術者は、情報やデータを公正かつ正確に提示し、利害関係者に対して真実を伝える責任があると学びました。よって誤った情報を発信せずに隠蔽を行わないことが大事だと考えました。 次に、安全性が重要だと学びました。技術者は、製品やシステムの安全性や健康への影響を常に考慮し、利用者や社会に対するリスクを最小限に抑えるための努力を行う必要があります。安全性に欠ける製品やサービスを提供することは、大きな倫理的責任を負うことになるので事前のテストなどをないがしろにせず責任のある行動をすることが大事だと考えました。また、環境への配慮も大事だと学びました。技術者は、環境への影響を最小限に抑える技術の開発や利用を推進し、地球環境の保全に貢献することが求められると思います。持続可能な技術の開発と利用は、現在の社会だけでなく、将来の世代にも責任を果たすことに繋がります。さらに、社会的責任も重要だと学びました。技術者は、自らの技術や知識を社会の発展や人々の利益に役立てることが期待されます。また、技術の利用が社会や個人に与える影響を広く考慮し、その責任を果たす必要があると思いました。 今回の技術者倫理で学んだことを生かして将来技術者になったときに安心で安全な商品を作っていきたいと思いました。また地下鉄サリン事件などの極悪非道な事件を二度と起こさないためにも社会的な責任を十分に意識し、正しい行いをしていきたいです。
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A.講義内容の再話 日本国憲法十三条に保障された幸福追求権は、国民みんなの基本的人権である。自分が幸せになるのに、他人を不幸に陥れるのはなしにしようということである。せっかくの身に着けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないようにするべきである。この授業では、地下鉄サリン事件について学んだ。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。アセチルコリンは加水分解が早いので、有髄神経で唯一機能するアミンである。サリンはまさに猛毒である。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgである。これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒である。 サリン7トンを東京上空にまき散らせば、山手線の内側は4分間で壊滅状態となり、その威力は水爆に匹敵すると言われている。しかもその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまう。オーム真理教の信者たちは、そのサリンを実際に製造し、地下鉄駅にばらまいたのだ。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じてしまった。不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があり、サリンを作ることができた。殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいいと信じた人は、殺人が正義だと信じて疑わない。正義の御旗は殺人すら正当化してしまう。技術を持つということはとても危険なことである。 ワークショップ課題の発表要旨 倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない?というテーマで議論を行った。チーム名は不明、グループのメンバーは、滝口裕也、?橋俊亮、吉田天音、島川真於である。私たちは、「虎の威を借る狐」ということわざを選んだ。小学生の頃いじめっ子がおり、その取り巻きはいじめっ子に便乗していじめを行ったが、当のいじめっ子がいないと何も出来なかったことをいう。 復習の内容 授業内で調べた「虎の威を借る狐」ということわざが気になり、調べた。強い者の権威を頼りにして威張ることであり、自分はそうならぬよう気をつけようと感じた。
A.講義内容の再話 もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気がありますか?それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認しますか?この文脈は、そのままコロナウイルスとの戦いでもある。もし、仕事を失うことになっても、感染拡大を阻止する勇気がありますか?それとも、お金をもらって、感染拡大のリスクを黙認しますか?クリスタ・マコーリフ先生の 世界初めての宇宙からの授業は実現しなかった。しかしそれを見ていた全米の子どもたちが、それを教訓にした。宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、彼女がそれを受け入れる勇気をもっていた。この授業では、チャレンジャー号爆破事件を通し、多くの教訓を得た。 ワークショップ課題の発表要旨 ゲームの理論からみた損得と善悪というテーマで議論を行った。チーム名は不明、メンバーは、吉田天音、島川真於、大堀颯斗、東尾朱理である。私達は、コロナ禍でのマスクの買い占めについて考えた。コロナ禍で自分の利益を最優先に考え、マスクを買えば他の人たちは買えなくて不利益をこうむる。他の人の利益を考えて自分は買わないことにすると自分は益を得損なう。自分も他の人も購入すれば店舗在庫はますます少なくなり不足状況に拍車がかかる。双方ともに買わなければ店頭在庫は確保される。 復習の内容 授業の復習として囚人のジレンマについて調べた。囚人のジレンマは、ゲーム理論におけるゲームの1つであり、お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである。
A.講義内容の再話 ヴィクトル・ユーゴーが著した『レ・ミゼラブル』という小説がある。幼い家族のために、一切れのパンを盗み、投獄されたジャンバルジャンは、捨て鉢になり、泊めてもらったミリエル神父の教会から、銀の燭台を盗み出す。警察に捕まったジャンバルジャンに、ミリエル神父は、「それはあなたに差し上げたものです」とにっこり笑う。法の番人ともいえるジャベール警部は、執拗にジャンバルジャンを追いかけ続ける。 そのジャベール警部が革命軍に捕らえられて処刑されそうになるところを、ジャンバルジャンが救う。ジャベール警部は、懊悩の末、セーヌ川に身を投げる。フランス革命。絶対王政から民主主義へ移行するのに多くの血が流れた。絶対王政では、君主がすべての権利を持ち(専制政治)、法を取り締まる国家権力として、強い警察権が発動された。民主主義では、国民が主権を持ち、ほとんどは国民の倫理に委ねられ、「最低限度の規範」だけが、国民から信託を受けた国政が法として定められた。そのような背景にあって、ジャベール警部がなぜ自殺したのか、その心情を想像し、主権在民における法と倫理の関係について議論した。 ワークショップ課題の発表要旨 技術と法律の関係について議論した。チーム名は企業の農業参入チーム、メンバーは、?橋俊亮、滝口裕也、吉田天音、島川真於である。私たちは、企業の農業参入を選んだ。企業の農業参入によって、産業の範囲が広がった。農業参入した企業の例として、アイリスオーヤマ、オリックスなどが挙げられる。 復習の内容 授業の復習として企業の農業参入のメリットを調べた。企業が本業として取り組んでいる事業や技術(領域)と農業を掛け合わせることで、これまでにない技術革新や価値を生み出す相乗効果が期待できる。飲食業界であれば、自社で農業生産を行うことで、既存商品の付加価値創出や年間通して安定した品質と農産物の確保が可能になる。
A.講義内容の再話 アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造し、そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使う。触媒は、反応速度を上げるが、自分自身は変化しない、はずだったが、触媒が反応していた。有機水銀は、グリニャール反応と同じように、脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出した。汚染魚を食べた人々は四大公害病の1つである水俣病に感染した。排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められている。また、その分析方法も法律で定められていて、JISで業界規格も定められている。 もし、さらに高精度の分析方法が見つかり、政府に対する働きかけがあれば、法改正されることだろう。 ワークショップ課題の発表要旨 新しい技術を運用するにあたってというテーマで議論した。チーム名はオゾンホール、メンバーは、?橋俊亮、滝口裕也、吉田天音、島川真於である。私たちは、フロンを選んだ。フロンは、分解しにくく、人体にも無害でアンモニアのように匂いもしない物質であり、主に冷蔵庫の冷媒として使用された。しかし、1984年、南極上空にオゾンホールが発見され、その結果、フロンにはオゾンを破壊する性質をもつことが世間に知られた。 復習の内容 授業の復習として、フロンについてより詳しく調べた。フロンは温室効果ガスの1つで、温室効果ガスとして一般的に知られている二酸化炭素の数百倍?数万倍の地球温暖化係数(GWP)があると言われており、地球温暖化の防止のためにも排出抑制・削減に積極的に取り組む必要がある。また、オゾン層を維持するために用いられるようになった代替フロンも温室効果が含まれており、ノンフロンへの切り替えが求められている。
A.講義内容の再話 アメリカはベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っていた。ドルの金交換に応じられなくなったアメリカは、米ドル紙幣と金の兌換を停止した。ニクソンショックだ。ドルは変動相場となり、世界に進出していたアメリカの企業は、とてつもなく厳しい経費節減が求められた。スマン・デイは、会社の予算削減のため、何か月も修理されないコントロールルームにいた。バルブやパイプからの漏洩の報告は毎晩のことだった。それでも自分が一時解雇されるよりましだった。人員削減は保守作業員に向けられ、会社のバッテリー部門からきたまったく経験のないやつが担当していた。イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは、作業員の胸の焼けるかんじからだった。ずっと故障したままのセンサーは機能せず、作業員の感覚だけが頼りだった。水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、水といっしょに漏れていることに気づいたスマン・デイは、イソシアン酸メチルのタンクへ急いだ。安全弁はすでに吹っ飛んでいた。足場のコンクリートには亀裂が入っていた。バルブは全部壊れ、バルブというバルプからイソシアン酸メチルが噴出していた。スマン・デイは、コントロールルームに戻って、冷却装置を稼働させようとした。予算削減のため、何週間も前に冷媒が抜かれていた冷却装置は動かなかった。プラントのスクラバーを稼働させようとした。 流量計は0を示したまま動かなかった。フレアタワーで焼却しようとしても、フレアタワーも動かなかった。スマン・デイは、最後の手段であるウォーターカーテンを稼働した。そのウォーターカーテンは、タンク上部から漏れ出ているイソシアン酸メチルには全く無力だった。 自分が死にたくなければ、もう遠くまで逃げるしかなかった。スマン・デイは、助かった。しかし、スマン・デイが逃げるときに通ったバラックに住む人のうち、2500人が目覚める前に死亡した。ンドボパールの事故がなかったら、日本でリチウムイオン二次電池は生まれなかったかもしれない。事故は起こさないのが一番だが、最大限の努力をしても起きてしまったときには、それをばねに前に進むしかない。 ワークショップ課題の発表要旨 リコールを未然に防ごうというテーマで議論した。チーム名は、そばinうどん、メンバーは、?橋俊亮、滝口裕也、吉田天音、島川真於である。私たちは、うどんの中にそばが混入していた事件を選んだ。そばにアレルギーのある人が気づかずに食した場合、体に害を及ぼす恐れがあり、下手したら死に至る可能性があるため、製造工程を見直し、レーン分けや、釜分けを行う必要がある。 復習の内容 授業の復習として、なぜリコールが起こってしまうのかについて調べた。原因はコストだと考えられた。基礎開発・設計からテスト、そして量産という世の中に出回る製品が辿る一連の流れは「コスト」と「時間」に縛り付けられており、どちらも無限ではないので、限られた予算と期間で知恵とデータを駆使して製品は作られている。近年では部品の共通化によってどちらもより厳しいものとなっているため、リコールのリスクが上がってしまっている。
A.講義内容の再話 気候の急激な変動や人口の爆発は、食べものを減らし、住むところを奪う。すると貧困も増える。貧困から、食べものの奪いあいが起これば、警察権が強まり、民主政治は崩壊し、専制政治に逆戻りする。必要なのは、どうすればいいかを伝える教育だ。教育にも二面性がある。劣悪な教育は不幸な結果を招く。とびきり質の高い教育が必要だ。日本の高校教育では、地学を履修する生徒は1.2%でさらに減少している。地学の教員採用もなく、地学を開講しない高校が増えている。学校があっても地学の先生がおらず、地学の授業を受けられないのだ。このような状況にあって、エネルギー資源や環境保全に対する姿勢を育むにはどうしたらよいか?また近年話題となっているSDGSについて考えた。 ワークショップ課題の発表要旨 あなたが昨日排出した二酸化炭素は何キログラムでしたか?というテーマで議論した。チーム名はリサイクル、メンバーは?橋俊亮、滝口裕也、吉田天音、島川真於である。二酸化炭素排出を抑制する技術として、カーボンリサイクルが挙げられる。カーボンリサイクルは、二酸化炭素を炭素資源として捉え、回収し、多様な炭素化合物として再利用する技術であり、デメリットとして、コストがかかることが挙げられる。 復習の内容 授業の復習として、カーボンリサイクルのメリットについて調べた。日本は、世界全体のCO2排出量の約3.4%を排出しており、中国、アメリカ、インド、ロシアに次いで世界で5番目に多くCO2を排出している国だ。温室効果ガスは、身近なところでは冷暖房や照明など、さまざまなものから排出される。そのため、排出量を急激に減少させることは困難である。そこで、排出されてしまった大気中のCO2を回収して再利用することで、実質的なCO2の排出量を抑える効果が期待されている。
A.講義内容の再話 バイオテクノロジーと情報技術の共通点は、自己複製だ。生物は、自分で勝手に増える化学物質の集合体だ。情報も、自分で勝手に増える。そして、エネルギーがある限りともに淘汰され、利己的なものが生き残る。サイバー犯罪やサイバー攻撃はもはや現実のものとなっている。たとえば、フォルクスワーゲン自動車のECUに、クルマが検査中であることを察知するソフトウエアを仕込み、検査をかいくぐる不正を行った。また、音楽や映画をディジタル化することで完全な複製ができるようになった。さらに、機械で簡単に複製できるようになった。自由に音楽や映画を複製されたのではたまったものではない。そこで著作者の権利を守るため法律が発達した。 ワークショップ課題の発表要旨 自分の良心に素直に従えない時は?というテーマで議論した。チーム名は同調圧力、メンバーは、高橋俊亮、滝口裕也、吉田天音、島川真於である。術力を持った自分が、自分の良心に素直に従えない場面として、自分と異なる意見が多数あった場面が挙げられた。例として、遺伝子組み換えについて、ルールを守れば安全であるにも関わらず、多くの人が遺伝子組み換えを用いることに反対しているために、自分の意見を出しづらくなることが考えられる。そのような場面では、周りの意見に流されることなく、自分の意見をしっかりと持ち、主張する勇気が大切であると感じた。 復習の内容 授業の復習として、自分の意見が周りの大多数の意見と異なった時、自分だったらどうするかを考えた。自分だったら、自分の意見に自信を無くし、周りに流されてしまうと感じた。そして、このような人は多いのではないかと考えた。今回の授業を通し、周りの意見を取り入れながら、自分の意見をしっかりと持ち、主張していくことの大切さを学んだ。
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A.(1)報告書の題目:「【予習報告書】00-01 教科書は準備しましたか?」 著者:島川真於 提出日:2023年10月17日 キーワード:技術者、倫理、環境問題、品質管理 (2)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理 第4版 , 化学同人に目を通し、トピックをひとつ選んで紹介し、感想を述べましょう。という課題で安全と安心は別物というトピックを選んだ。技術者が安全だと思うだけでは不十分だし、大衆が安心しているだけでも不十分だということだ。最近、安心安全という言葉が頻繁に使われるようになったが、安心した時から安全では無くなるという格言を技術者は意識しなければならないと感じた。また、技術者は社会が受け入れている既存の技術に縋らず、より安全なものを目指し、また、危険を内蔵しない新しい技術を開発するように努め続けることが大切であると感じた。 松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版に目を通し、「品質管理」、「安全」、「環境」などに関連するトピックをひとつ選んで紹介し、感想を述べましょう。という課題で、人と環境というトピックを選んだ。石炭・石油などの化石燃料の大量使用により、大気汚染とそれによる酸性雨、温室効果ガスの増加による地球温暖化が生じ、また、フロンガス放出によるオゾン層の破壊など、人間活動が原因となるさまざまな環境問題が地球規模で見られるようになった。このままでは、化石燃料が枯渇する恐れとともに、地球温暖化による海面上昇や気象への影響、生態系への影響などが生じる可能性がある。そこで国は、環境基本法に基づき、環境基本計画を策定し、政府や地方公共団体、事業者、国民が環境保全のために行うべきことや期待される役割を定めた。私たちは、自分たちの住む地球を守るために、一人一人が環境保全を意識し、自分たちが行うべきこと、役割を理解する必要があると感じた。また、自分たちが取り組める活動についても積極的に調べ、行動に移すことが大切であると感じた。 小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版に目を通し、「2人と技術と環境」「3知的財産とアイデアの発送」「4事故防止と安全作業の心がまえ」からトピックをひとつ選んで紹介し、感想を述べましょう。という課題で品質管理が目的とすることというトピックを選んだ。品質管理とは、製品を含むあらゆるサービスを、顧客の望む「良いものを、より安く、必要な時に、安全に使えるように」PDCAサイクルを回し、製品と仕事のやり方を総合的に維持・改善する活動である。品質管理活動には、日常業務の中で品質目標から外れないように維持・管理する活動、顧客に対し品質を保証し満足度を向上させるための改善活動の2種類がある。この2つの品質管理活動をうまく組み合わせて改善と維持を繰り返すことが、会社の進歩・発展において、大切であると感じた。 (3)技術者倫理の教科書を熟読し、内容を理解し、重要な点や、自分の興味が湧いた点などをまとめることで、技術者倫理に対しての、理解を深め、十分な学習時間を確保した。
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A.はい この授業を通し、技術を持つ者は、倫理観を持たなければならないことを学んだ。実際にあった多くの技術者達による事件を学び、優れた技術を持っていても、それを人々を危険に脅かすことに使ってしまっては元も子もないと感じた。授業で学んだ事件の中で特に印象に残っている事件はオウム真理教による地下鉄サリン事件だ。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。アセチルコリンは加水分解が早いので、有髄神経で唯一機能するアミンである。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgである。そのため、サリンは一滴手についたら死んでしまうぐらいの猛毒である。オウム真理教の信者たちは、そのサリンを実際に製造し、地下鉄駅にばらまいたのだ。地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じてしまった。不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があり、サリンを作ることができた。殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。技術の悪用は大量虐殺に繋がる。戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じて疑わない。正義の御旗は殺人すら正当化してしまう。技術を持つということはとても危険なことであり、それを規制し、倫理観を持たせてくれる法はとても重要なものであることを実感した。せっかくの身に着けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないようにするべきである。このような、授業で学んだ正しい判断をするための知識や、倫理観を社会に出た際には、活かしていきたい。
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A.(1)技術者倫理とはどのようなものか、技術を持った私たちが社会に出ていくうえで技術者の倫理とは何かということを考えました。 多くの犠牲者を出した地下鉄サリン事件は、技術者倫理を学ぶ上で避けては通れない事件です。サリンを作った化学者は優秀でしたが、その頭脳を人類の発展ではなく、人を殺めることに使用してしまいました。 また、サリンの元となった有機化合物も、もともとは肥料として作られ、人類の発展に大きく寄与しました。しかし、その技術は本来の農薬としての役割ではなく、化学兵器として使用されてしまいました。 私たちは、技術者として社会に出ます。一般の倫理ではなく、技術を持ったうえで、その技術をどう活かすかという点で、倫理に反していないか、慎重に考える必要があると考えます。 (2)倫理と能力は相関するとは限らないという考えの素、似たような事例の故事成語を調べ、その意味をグループで話し合いました。 私たちは、「水清ければ魚棲まず」という故事成語を選びました。この故事成語を実際の生活と照らし合わせて考え、倫理観と能力は必ずしも相関するわけではないということを考えました。 (3)私たちのグループは、水清ければ魚棲まずという故事成語を選びました。この故事成語は、あまりきれいな水には魚が住めないし、潔白すぎて、他人をとがめだてするような人は、仲間がなくなるという意味です、 実際に、どんなに優秀で正しくても、その場に合わなく、気の利かない発言をしてしまうと、悪く思われてしまうことがあると思いました。
A.(1)目の先の利益に飛びつくか、危険性を考え声を上げるかについて学びました。技術者として、自分がこの技術が危険であると分かっていても、上司に逆らえない状況であったら、たくさんのお金がもらえたら、ということを考えると正常な判断ができなくなってしまうことが考えられる。 (2)ゲーム理論について話し合いをし、その中でも、囚人のジレンマについて実際の生活に合わせて具体的な例を出し合った。私たちのグループは、会社の利益についての囚人のジレンマを選び、分かりやすいように表を描いた。 (3)囚人のジレンマに対応させる身近な実際の例として、会社の例を選んだ。会社AとBが冷蔵庫を売る価格を決める状況を考えました。国内で20万台が売れると仮定して、AとBの2つの会社があり、それぞれ10万円に価格を設定すると、お互いに10万台ずつ売ることになります。この場合、それぞれの会社の売り上げは100億円となり、これが最善の結果といえます。しかし、Aが9万円で販売し、Bがそのまま10万円で販売した時、Aの方が売れ、Bは利益を得ることができない。しかし、Aは180億円を売り上げることができるため、Aにとっては9万円で販売するのが最善といえます。もし、Bが9万円で売ったとしても、Aは9万円で販売する動機が生じる。したがって、Bが10万円で販売しようが、9万円で販売しようが、Aにとっては常に9万円の選択が妥当になる。両者が利己的に行動するとしたら、両者ともに9万円を選ぶこととなり、お互いに利益を手渡し合うことになる。
A.(1)この回では、法律について学びました。 倫理とは、個人の自律の問題ですが、法律は決められたもので、他律ということになります。法は倫理の最低限度であり、互いに補完しあって成り立っているだと考えます。 また、決められたルールの順守という点で、ゲーム理論や囚人のジレンマの例を使って理解を深めました。政府によるルールが法律、自主的なルールが倫理です。法律に書いていない抜け道を自分で律するのが倫理観であると考えます。 自由とはすばらしいことですが、それを律するものがないと、自由とは言えないし、世界は混沌としてしまいます。法律で律されてから自由は初めて自由になると考えます。 (2)技術と法律の関係について考え、法律が緩和された例を調べ、話し合いました。 私は、法律の緩和の例としてタクシーの規制緩和について調べました。米沢市では、高齢化が進んでいるのにも関わらず公共交通機関が発達していないため、この規制緩和はタクシーの営業の活発化も狙えるのではないかと思いました。また、人口が少なく、タクシーの運転手を志望する方も減ってきていて、この規制緩和で幅広くタクシー運転手へ応募できるのではないかと思いました。 (3)過疎地など公共交通機関が不便な地域の移動手段を確保するために国土交通省が法人タクシーの営業規制を緩和した。原則5台としている許可に必要な最低車両数を緩め、4台以下でも営業を可能とした。人口が一定以上の地域でしか認めていない個人タクシーの営業も容認した。また、マイカーを住民の送迎に使う、「自家用有償旅客運送」の料金制度を見直した。
A.(1)この回では、公害について学びました。四台公害である水俣病は有機水銀によって引き起こされた公害で、工場排水に混ざって海に排出され、生体内で濃縮されて人間の体内に入ってしまいました。この公害が起こった理由は、ひとえに技術者が製造に使用した排水がどういう影響をもたらすかを知らずに、排水してしまったことにあると考えました。触媒がどのように反応して最終的にどのような構造になるかを知っていれば、無処理で排水を海に流すことはなく、公害も起こらなかったのではないかと考えます。また、ここまで被害が拡大した原因に、生体濃縮があると思いました。食物連鎖によって魚にどんどん蓄積されていき。濃縮されてより毒性が高くなった状態で人間が食べてしまったために悲劇が起こったのではないかと思います。技術者はいろいろな可能性を確かめて起こり得る危険性をすべて排除して消費者に提供するのが大切であると思いました。 (2)リコールを未然に防ごうというテーマで話し合いをし、火災が起き、製品だけではなく、人命にも危険を及ぼす可能性のあるリコール製品を選びました。どうしたら事故を未然に防げるのかを技術者目線で考え、まとめました。 (3)私たちは、「お手入れがしやすい首振りサーキュレーター」を選びました。選んだ理由は、日常生活でよく使う家電で、重大な事故を引き起こす可能性が高いと思ったからです。リコール実施の理由は、当該製品の配線コードが首振り時に引っ張られ、断線することでショートし、火災に至る重大製品事故が発生したためである。このことは、製造過程で首振りの検証を十分に行うことで防げたのではないかと考えます。
A.(1)重大な事故が起こらないようにするためには、安全の基本をしっかりを身につけて、もしも起こってしまったときには、緊急時の対応をすべての人に周知させる必要があると考えました。一人が良く理解していても、もたつく人が一人でもいると、その人に気を取られてしまい、より多くの犠牲者を出すことになってしまうと思いました。 (2)学んだ専門知識を活かすには?に関して、私たちは、花王の製品である、「エコナ」について調べました。エコナにどのような問題があって、なぜ製造中止になったのかを調べ、その問題をどのようにしたら予見できたのかについて話し合いました。 (3)私たちは花王の製品である、「エコナ」について調べました。2009年にエコナ油にグリシドール脂肪酸エステルが一般の食用油に比べて多いことが分かりました。グリシドール脂肪酸エステルは発がん性を含めて安全性の懸念を示す報告はないものの、分解すると発がん性が懸念されるグリシドールが生成する可能性が指摘され。商品の販売停止に至った。これを予見するために、グリシドール脂肪酸エステルの体内における代謝、毒性等に関する試験の実施をする、グリシドール脂肪酸エステルが体内で分解して100パーセントグリシドールに変わったと想定した時のワーストケースでのリスクを暴露マージン(MoE)という指標で算出することが大切であると思いました。また、油脂の脱臭工程において意図せずにもグリシドール脂肪酸エステルが生成されてしまうことと、他の一般食用油についてもごく少量含まれてしまうことから、エコナについても、該当物質が含まれていないか調べることで予見できたのではないかと考える。
A.(1)地球温暖化を食い止めるために、いろいろな対策が講じられているが、そのどれも、デメリットが多くあると考える。例えば、ソーラーパネルは、太陽光を使って発電でき、節電や二酸化炭素排出を減らすために使用されているが、使用年数を超えた後の処分の方法が難しく、むしろ環境を汚す原因になってしまうのではないかと懸念している。また、現在電気自動車も推進されているが、坂道を上る馬力がなく、途中でエンストしてしまった事例を見たことがあるし、雪国では、バッテリーの減りが速く、立ち往生した時も電力を供給できる手段がないという問題もある。地球温暖化対策も大事だが、それに付随するデメリットも考えておけなければいけないと思った。 (2)二酸化炭素排出を減らす手段として、水素自動車を選びました。水素自動車のメリットとデメリットを調べ、二酸化炭素排出を減らすことに有効かどうかをグループで話し合いました。また、二酸化炭素を減らすためにまず自分たちができることを調べ、それについて話し合いました。 (3)二酸化炭素を減らすために、水素自動車を選びました。ガソリン車の代わりに水素を燃料として走行する水素自動車を使用することで、走行時の有害ガスの排出量を抑えることができます。しかし、デメリットとして、水素を製造する際に、白金を触媒として使用するために、製造コストや運搬コストがかかってしまうことがあります。また、自分が輩出した二酸化炭素を可視化できるものがあれば、意識改善につながると考えましたが、数字だけだとイメージがつきにくく、あまり効果がないのではないかと考えました。
A.(1)捏造や改ざんは倫理に従って、絶対にしてはいけないと考えます。実験結果を残さないといけないというプレッシャーや、周りからの圧力に負けて結果を捏造、改ざんをすることは、あってはならないことだと思います。実際の例だと、STAP細胞を見つけたという方が、実は改ざんや捏造、剽窃を繰り返していたことが判明した事件があります。たとえ勘違いであったとしても、周りからの期待や自分の名誉のために嘘に嘘を重ねてしまい、このような結果になってしまったのではないかと考えます。このようなことを防ぐために、間違いを間違いと認められる強さや、周りからのプレッシャーに打ち勝つ確固とした倫理観が大切であると思います。自分をよく見せようとするためにする不正は、いつか自分の首を絞めることになると思います。やはり、技術者にはNOといえる強さが必要であると思いました。 (2)自分の良心に従えないという事例として、「実験を行い、思い通りの結果が得られなかったとき、失敗原因が分かっていたのでデータを改ざんしてしまう可能性がある」と考えました。そうならないように、改ざんせずに表記し、原因を明らかにし、もう一度実験をやり直すことで対策できると話し合いました。 (3)もし私がクローン人間を作れる技術を持っていたとして、例えば、多額のお金を出すといわれてしまったら、倫理的に駄目であると分かっていてもお金に目がくらんでクローン人間を作ってしまうのではないかと考えました。
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A.はい。 技術者倫理を通して、技術者として社会に出ていく私たちが覚えておくべき考え方を学べました。一般の倫理ではなく、技術を持った私たちだからこそ、その技術をどのように使うかを慎重に考えるべきだと思いました。 授業の中で、さまざまなシチュエーションに応じた倫理の考え方を学べました。私は技術職に就職したいので、この授業を通して学んだことを活かしていきたいです。本授業をきっかけにして、一人暮らしをしてから気にしたことのなかった町内会のことや、その町内会で行っている避難訓練に意識を向けることができました。自分がどこの町内会に入っているか、その町内会ではどのようにして避難訓練をしているか調べることで、地域とのつながりもできるし、円滑なコミュニケーションにつながると思いました。 また、大学でも避難訓練があることを知らなかったため、いざ本番になった時に動けなかったのが、避難訓練について調べることでスムーズに行動でき、知ることで自分の命を守ることができると分かりました。 公害や、リコールの事案に対しても一般人の目線ではなく、技術を持って作ることができる私たちだからこそ意識すべき倫理観について考えることができました。 最悪の事態を起こさないためにもしっかりと知識をつけて検証し、安全性を確認して、最後まで責任を持つことが大切だと分かりました。 例えばお金を積まれたとしても、自分の良心に従って、間違った方向にいかないように自律した考えを持つようにしていきたいです。
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A.地下鉄サリン事件に代表されるように、技術は大きな影響力を持っている。当然、使い方次第でいい使い方も悪い使い方もできてしまう。だからこそ、技術者は技術の使い方に対する倫理観を持つ責任がある。優秀な技術者であるほど、できることの幅が広がり、影響力もおおきくなってしまう。しかし、技術者の倫理観と技術力は必ずしも伴うわけではない。だからこそ、地下鉄サリン事件のように、宗教によって、善悪の価値観が狂ってしまうこともある。日本では宗教の自由が保証されているが、具体的に宗教とはなにか、基本的人権とはなにか、などは定義されていない。これは倫理観は法で定義されている訳ではなく、個々人の判断に任せられていることを表している。これこそが倫理観というものなんかもしれない。よって、宗教などに関わらず、技術者本人が倫理観を持って行動しなくてはならない。また、いわゆるサイコパスのように、倫理観が初めから無いような人もいる。だが、そのような人に倫理観はどう対処していくのかの答えは無いため、これからも向き合って行かなければいけない倫理観の問題のひとつである。 技術の使い方を間違えてしまえば、オウム真理教のように死刑になってしまう。死んでしまってはどうにもならないので、倫理観を持って生きた方がいい。 チーム名 命 渋柿の長持ち なんの取り柄のないものが長生きすること 最近、ドラッグストアで態度の悪い老人がいたため。
A.技術者にはチャレンジャー事故や原爆のように、自らの立場や利益と、倫理観に挟まれてしまう瞬間が来る可能性がある。誰かを犠牲にして自分が得するのかなどの倫理観の問題と、技術者は付き合っていかなければいけない。しかし、チャレンジャー事故のように、戦争中に技術を求められた場合などは、それはつまり倫理観を捨てて技術を使うか、倫理観を捨てずに自分の命を捨てるかの選択になってしまうこともある。そのような場合に、自正直なところ自分だったら死にたくないので倫理観を捨ててしまうだろうとも思った。工業製品においては、リスクやコストと倫理観の天秤が付きまとうことになる。リスクやコストを数値にして、様々な角度から評価することになるが、技術者としての倫理観をその数値にどのように、どの程度当てはめていくのかが大事になってくる。 マスクの買い占め 皆が必要な量のマスクを買えばいいのに、自分が損しないように買い占めてしまうひとがいることで、周りも買い占めてしまう負のスパイラルになった。倫理観が人間全員にあれば起こらない問題ではある。 チーム名 もけい 囚人のジレンマ コロナ渦のマスクについて。AもBも必要な分だけ買えばどちらも損をせず、どの店舗でも好きな時間に買うことができる。どちらかが買い占めるともう片方が買えなくなったり、店舗をいくつも回る必要がある。どちらも買い占めようとすると互いに早起きしてマスクを買いに行く必要がある。
A.みんながみんな自由に生きられればそれがいいが、集団でいきていくにはルール・法律が必要になってくる。しかし、法で定められるのはどうしても最低限の内容になってしまう。法は倫理を語る上で外せないが、法=倫理ではない。法は最低限度の倫理でしかない。そのため、法だけでなく、その先にあるコンプライアンス・倫理をみんなが考え、自主的に守っていくしかない。法もコンプライアンスもどちらも大切にしていかなければいけない。 電力の自由化について もともとはどこから電力を買うのかを選べなかった。しかし、値段の高騰や、太陽光発電などによって個人で電力を生み出せるようになったことなどを原因に、個人がどこから電力を買うのか選べるようになった。 チーム名 D D アスベストについて 1950年代から建材等の素材として使用されていたが、浮遊しやすく吸入されやすいといった特徴があり、1960年代から健康被害が報告されはじめ、1975年から段階的に規制されるようになり、2012年には全面的に使用禁止された。 不燃、耐熱性、耐薬品性、絶縁性、耐久性などに優れ、加工しやすく安価であるといった理由で様々な場所で使われたが、結果から見るに安全性を十分に検証せずに大量に使用していたのは技術者倫理の意識が低かったのではないかといえる。 技術者として新しい材料や技術は、安全性は第一に意識しなければいけないと思うが、誰かがミスをするまでは蔑ろにされてしまうものなのかもしれない。
A.技術の進歩に伴って、地球環境への悪影響も増してしまっている。しかし、だからといって技術を使わないという選択をとることもできないし、問題が発生するまで気付かないということもある。日本で言うと、四大公害病が代表的である。水俣病は、アセトアルデヒドの生産の際に、工場排水に有機水銀化合物が混ざってしまっていた。しかし、当時はその危険性に気付かないまま長い時間がたってしまった、更に、水俣病が発覚し問題となった後も原因が工場排水だと判明するまでたれ流されており、被害が拡大してしまった。このように、技術の進歩によって環境に与える影響を管理しきれる訳ではない。常にこの技術が環境やその他にどう影響するのかを考え続けていく責任が技術者にはある。また、生物濃縮ということも起きてしまう。これは、人間の知らないところでどんどん毒などか自然のサイクルの中で濃縮されていってしまう。これによって、当初の想定よりも毒性が強まってしまうことがあるのである。 森永ヒ素ミルク事件 育児用粉乳の中に、乳質安定剤として大量のヒ素化合物が含まれていたという事件。これによって慢性ヒ素中毒になった赤ちゃんが大量に発生してしまった。 アスベスト 現在では、法改正により元請け業者・施行者どちらも報告が義務づけられ、除去方法も確立されている。集塵・排気・湿潤などの処置や粉塵飛散防止処理剤の散布など、適切な処置が業者で引き継がれている。
A.整備不良によって事故が起きてしまうことが、多々ある。例えば、ユニオンカーバイド社のセビンという殺虫剤がひとつの例としてある。この事故が起きた当時、アメリカではベトナム戦争の影響で財政難になっていた。その影響でアメリカの世界に進出していた企業の経営がとても苦しくなっていた。その結果、本来よりも整備などにかける資金を削ることになってしまった。また、作業員など、人にかける資金も削ったことによって、工場内でイソシアン酸メチルが水と共に漏れだし、その事態に対応することもできず、2500人が亡くなってしまった。 茶のしずく 景品表示法違反 賞味期限の印字がない商品を販売してしまっていた。また、この商品は過去にも、小麦粉を製品に使用していたにも関わらず、その情報を記し忘れたことによって2000人の小麦アレルギーを発症させてしまった過去があるため、似たような事故を再度起こしてしまったと言える。 調べてみて思ったのが、車のリコールが目立つことでした。(規模の大きさのも含めて) 最近では3日にトヨタから268万台のリコール。(デンソー製ポンプ)3月にもスズキから36万台のリコール。2020年には115万台のリコールがあるなど、車系は部品が多いためか、頻度も規模も大きいと思った。それだけの大企業でさえリコールを起こしてしまうため、技術者としてだけでなく消費者としてもアンテナを張らなくてはいけないと思った。
A.現在の地球では、人口が爆発的に増加し、環境も大きくかわりつつある。よく、人類の技術が進歩したことによって二酸化炭素などの、地球温暖化ガスの発生が深刻になっているという意見がある。実際それもひとつの要因ではあるのだが、結局のところ1990年代の文明開化を発端とした、人口爆発によって人間の吐き出す二酸化炭素が増えてしまったこともおおきな要因である。そこで、今の地球には再生可能エネルギーの使用や開発が求められている。先に人間の吐く二酸化炭素が地球温暖化の要因であるとかいたが、当然年々増えている石炭・石油の使用によっても地球温暖化ガスは間違いなく増えている。また、この問題を解決するのに必要なのば、根本的な質の高い教育を世界で広く行うことである。国や規制によっては、企業に対して、二酸化炭素の排出量を規制しているところもあるが、まだそれも足りていない。つまり、地球全体でひとつのチームとして、対処しなくてはならない。だからこそ広く質の高い教育が求められている。しかし、このような議論は20世紀から行われていることであり、今現在も解決していないため、これからも向き合っていかなければいけない問題である。 実際に参加していた学生は多くなかったため実際はどうかわからないが、百周年記念会館前に数百人が避難できるのか疑問だった。導線の観点からも、生協前のスペースなどを第二の避難場所にして混雑の解消を図ってみてもいいのではないかと思った。
A.Winnyというものが昔あった。これは、当時日本で完全なp2p、を実現してみせたものである。しかし、それは世間で日の目を浴びる前に法律によって潰されてしまった。これは、インターネットというものが、グローバルで実体のないものであるがゆえに、政府もコントロールしきれているわけではないことをあらわしている。特に、ファーストペンギンはその風上におかれてしまうため、不必要な責任などにあってしまうリスクがある。時代の進歩に応じて、法律が変わっていくこともある。著作権法もAIによって規制が緩和された。AIの成長のために必要なら著作権が当てはまらない。デジタル化とは、文字かとも言い換えることが出来る。インターネットなどに対応させるためには、データにしなくてはならない。このために電子化されたデータ・文字が必要となる。だが、全ての情報が文字やデータに出来るわけではない。この例として、禅にも似たような意味を表す言葉がある。色を表すにも、様々な 方法があり、コンピュータを用いることで正確に、素早く処理することが出来るが、その分成りすましも簡単にできてしまう。そのため、本人確認の工夫もされている。 違法アップロード 利益をえる。グレーゾーン チーム名 冬ですわ 去年の10月のガス使用量は2.3m?だったため、環境家計簿を使って計算すると一日あたり0.46kgだった。電気、水道も計算したかったが、どちらも使用量がわからなかったため、計算できなかった。
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A.(1)技術者倫理は職業倫理とも言われており、優秀な人ほど技術に特化した倫理が求められる。そのきっかけとなったのがオウム真理教による地下鉄サリン事件である。 優秀な人々は彼らが持つ技術を、彼らが思う「正義」のために用いる。そのため「倫理」と「正義」は全くの別物である。「倫理」とは言葉で表すことが難しい、あるいはできないものである。 「法律」は最低限のことを文字に示したものであるため、その点においては「倫理」と「法律」は互いに補完できる存在にある。 「宗教」は「神を信じるか否か」だけでなく、どのような価値観を持つかということも含まれるため、それらは憲法で信条の自由として保証されているが、法律で強制することはできない。 (2)ワークショップでは、倫理と関係性があることわざや故事成語について調べた。そこで、「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。自分は周りの環境や人々に影響されやすく、仮にそれらが犯罪や倫理に背くようなことをしていた場合、その流れに諮らずとも乗ってしまうのではないかと考えたらゾッとする。そうならないように「朱に交われば赤くなる」ということわざを教訓として、自分の意思を明確にしながら日々の生活を送りたい。 (3)復習として、倫理と関係性がある故事成語について追加で調べてみた。その中で「水清ければ魚棲まず」と言おう故事成語は、清廉潔白であることは良いことである一方で、度が過ぎると他人のあらを見つけて咎め始めるため、しまいには友人を失い、孤立してしまう恐れがあるという意味である。このことから、清廉潔白であったとしても他人のあら探しではなくその人の良いところをきちんと見つけていこうと感じた。
A.(1)プラスチック(plastic)は日本語で可塑性といい形が自由に変わるこという。対義語として、弾性(elastic)が挙げられる。弾性の例として挙げられるのがフックの法則であり、伸びは応力に比例するというもので、この時の傾きが弾性にあたる。ゴムが引っ張られて戻るのは分子構造が乱雑しているほうが安定しているためである。一方で、ゴムがゴムとして機能するにはガラス転移点以上の温度であることが必要である。 このガラス転移点を巡って起きたのがチャレンジャー号の爆発事故である。チャレンジャー号打ち上げ直前の当時の気温が、燃料を密閉するためのOリングのガラス転移点を下回ると予報されたため、担当のエンジニアは打ち上げの延期を申請していたが、却下された。また、そのエンジニアが担当を外されたため、チャレンジャー号は1月28日に打ち上げられ空中分解した。 当時、宇宙産業は国際的な競争が発生していた。そのため、この事故は他国の宇宙産業よりも発展させたいというエゴによって引き起こされた事故だったのではないだろうか。 (2)ワークショップでは、ゲーム理論の「囚人のジレンマ」について考えた。真面目に働く社員とサボる同僚を対応させた。囚人のジレンマは、2人プレイヤーの1回ゲームである。 真面目に働く社員を社員A、誰かに手伝ってもらうまでサボる同僚を社員Bとし、この二人の「利得」を「楽に仕事が進捗すること」とする。 すると、社員Bは「働かない」、社員Aは「働く」という戦略が最も合理的であるということが分かった。 一方で、社員A、Bともに「働かない」という選択すると会社全体として仕事が進まなくなるため、ともに利得なしということが分かった。そうすると、社員Aが不利益を被ることが多くなる。この時、社員Bが「働いても働かなくても給料や評価が変わらないから働かない」という考えである可能性があるため、働く姿勢によって評価や給料を変動させる制度を導入すると有効であることが考えられる。 (3)復習としてゲーム理論の用語について調べた。すると、平常演習の内容は「ナッシュ均衡」と「囚人のジレンマ」とよばれるものであった。ナッシュ均衡とは、どのプレイヤーもほかのプレイヤーがナッシュ均衡の戦略を選んでいる時は、その戦略が一番利得が高くなるというもの。 一方で、「囚人のジレンマ」とは、プレイヤーにとって最も魅力的な選択を選んだ時、協力したときよりも悪い結果になるというもの。
A.(1)レ・ミゼラブルは1本のパンを盗み、19年の監獄生活を送ることとなったジャン・ヴァルジャンの生涯を描いた作品。作中の時間軸はナポレオン1世が没落した直後の1815年から、ルイ18世、シャルル18世の絶対王政の復活を経由し、7月革命後のルイ・フィリップ王の7月王政時代の1833年までとなっている。また作中では、フランス革命やナポレオンの第一帝政時代、七月革命後に勃発した六月暴動の回想などが随所に記されている。当時のフランスを取り巻く社会情勢や民衆の生活も、物語の背景として記されている。 レ・ミゼラブルの作中で登場する絶対王政と似た条例が埼玉県に提案されたことがある。それが児童虐待に関する条例である。内容の一部を抜粋すると、子どもが家で一人留守番するのは虐待とみなすというものである。この条例の主旨は子どもの安全を守るためであるが、文字に表し過ぎて自由権を侵害してしまう可能性がある。このようなことが続くと絶対王政に逆戻りしてしまう。 (2)ワークショップでは、規制緩和の実例について議論を交わした。具体的な例として自動運転の実証実験について調べた。 現在、道路運送車両の保安基準より自動運転の実証実験を行うためには基準緩和認定を受ける必要がある。保安基準とは車両の構造や重量、運転席の視界基準などの項目が存在している。自動運転の実証実験ではそれらの保安基準に抵触する場合があり、基準緩和等を受けてから公道での実証実験が可能となる。 (3)復習として、自動運転の実証実験がどの程度進捗しているのかを調べた。2023年5月の時点では、レベル4での自動運転が始まっている。自動運転のレベル4とは、事前に設定された環境下での完全自動運転のことである。2025年を目途に、高速道路での自動運転レベル4の実現を目指している。一方で、レベル5実現のための具体的な計画は公表されていない。
A.(1)Grignard試薬はクロスカップリング反応といった有機化合物の合成に用いられてる。一方で、この試薬は人体に有害という一面も持っている。このように有機物は無機物よりも危険性が大きいことが多いため、皮膚に触れた際は注意するべきである。例えば、硝酸は手についても問題はないが、酢酸は皮膚の奥まで侵しやすいという特徴がある。無機物で気を付けなければならないのはアルカリやフッ化水素酸が挙げられる。 有機物は人体への危険性が懸念されるため、廃棄処理するときも十分な注意のもと処理することが重要である。この処理を巡って起こったのが水俣病の公害である。 水俣病は、アセチレンからアセトアルデヒドに変化させる際に使用された水銀触媒が無処理で工業排水として海に排出された。プランクトンや魚介類を経由して水銀の生物濃縮が起こり、それを食べた地域の住民が中毒を発症したのが発端である。 (2)ワークショップでは新しい技術を運用するにあたり、その技術がもたらす危険性を予見することと、仮にその危険性が現実となった時に回避する義務について議論した。そのテーマとして、福島第一原子力発電所の爆発事故を選んだ。 福島第一原子力発電所は2011年の東日本大震災によって原子炉の炉心が冷却されず損傷し、圧力容器に注水ができなくなったことで、結果的に大量の水素と放射性物質が放出された。これにより、福島県の一部の地域では現在も立ち入りが制限されている区画がある。 福島第一原子力発電所を導入した技術者がこの事故を予見可能かどうかといえば、おそらく可能であったと考えられる。日本はその地形上4つのプレートをまたがるようにして成り立っている。そのため、地震やそれに付随した災害が多く発生しやすいのは火を見るよりも明らかであると考えられる。 事故が発生してしまった以上は、2次被害を出さないために最善を尽くすことが技術者の務めなのかもしれないということが分かった。 (3)復習のテーマとして学んだ専門知識を風化させず、活用するにはどうすればよいかというテーマのもとワークショップの内容を掘り下げた。 福島第一原発事故から得た教訓の風化を防ぐためには、事故が起きた時を想定したシミュレーターをつくり、そのシミュレーションにスコアをつけゲーム感覚で行うことでモチベーションを維持することができる。
A.(1)ボパール化学工場事故は、1984年のインドはマディヤ・プラデーシュ州のボパールで発生した化学工場から、殺虫剤の原料となるイソシアン酸メチルが漏出した事故である。この事故が起きた工場では、予算削減のため修理できるほどの予算がなく、バルブやパイプからの漏洩は日常茶飯事であった。イソシアン酸メチルは水と混ぜてはいけないが、その二つが一緒に漏れていることに気づいた作業員がイソシアン酸メチルのタンクに向かうと安全弁は吹っ飛び、バルブは全て壊れ、パイプのいたるところからイソシアン酸メチルが漏れていた。冷却装置も、予算削減のため冷媒が抜かれて動かず、その他非常時に使用する装置も諸々動かなかった。 現在、化学物質を扱う実験室や工場など、化学物質による事故が起きた時の対処方法は「安全マニュアル」に記載されている。 (2)ワークショップでは過去にリコールの対象となった製品について議論をした。リコール対象の製品としてタカタ製のエアバッグを選んだ。 このエアバッグが爆発したことにより破片が四散して負傷者が多発した。また、アメリカでは少なくとも18人もの死傷者が発生した。エアバッグが爆発した原因として、エアバッグを膨らませる際に用いられた硝酸アンモニウムが水分を吸収したことが挙げられる。 本来エアバッグは事故の際に人の命と安全を確保するという目的のために制作されたが、皮肉にもタカタ製のエアバッグは人の命と安全を奪うものとなってしまった。このことから、技術者は彼らが生産したものに対し、安全に使用できる機関や環境について深く研究する必要があると考えられる。 (3)復習として12月末に発覚したダイハツの不祥事について調べた。ダイハツは過度にタイトなスケジュールで車の開発により、最後の工程である認証試験に不正をしていたことが明らかになった。この不正によってダイハツ製の車の生産が停止し、現在も再開のめどはたっていない。今回のような事態の他にも、自動車会社による不正は度々起こっており、失墜した信頼をどう回復していくのかが今後の鍵となると考えられる。
A.(1)解像度が高く、尚且つフレームレートの大きいデータを扱うとなると、データ量もフレームレートに依存して大きくなるため、現在のような情報社会では高速度のデータ通信環境が求められる。山形大学のとある学生はアイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)のライブ映像を8Kで観ようとしたら別系統のLANケーブルを4本繋いでやっと観れたという。 アニメ業界には2種類のアニメーションがあり、一つはリミテッド・アニメーション。これは、別途で製作しておいた背景画にセル画を貼り付けて1本のアニメーションをつくること。もう一つは背景ごと一からすべて製作するフルアニメーションがある。最近のアニメ業界では3Dアニメーション技術が発達してきたため、背景を含めたアニメーションをより簡単に動かせるようになってきた。それに伴い、データ量が増大したことにより、消費電力が増加した。ウマ娘やアイドルマスターといったスマホゲームをプレイし続けるとスマホ自体に熱を持つのはデータ量に伴った消費電力の増加が関係している。。これらは環境問題につながるが、それを題材にしたコンテンツを製作しても消費者にはウケない。そのため、このような問題は無視されがちな傾向にある。 (2)ワークショップでは、環境問題に配慮した省エネ素材について議論を交わした。具体的な例として高性能断熱材の設計について調べた。 現在の家庭で使用されているエアコンの中にはインバーター運転を行っている機種がある。インバーター運転とは、運転開始時は最大火力で部屋を暖め(涼しく)、適温になったら必要最低限の力で運転することで消費電力を抑えるというもの。この機能に加えて、高性能の断熱材を導入することで、部屋の温度を長時間保てるのではないかと考えた。 (3)復習として、私が現在プレイしているソーシャルゲーム:アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(通称:デレステ)とウマ娘の解像度について調べてみた。デレステではゲームのシステムに標準画質と高画質の二種類が用意されており、一見違いはないように見えるが、高画質設定では輪郭がよりなめらかになっている。ウマ娘にも、同様のシステムが存在している。 また、この二つのゲームはスマホやタブレット端末のほかにPCでのプレイも可能で、解像度はどちらもPC版で1920×1080ピクセルであった。この二つのゲームを4Kモニターに出力した場合、フルスクリーンでプレイすることができない。そのピクセルをカスタマイズできるソフトがあり、3840×2160ピクセルにリサイズできるらしいのだが、そのソフトがチート行為に当たるかどうかは調査不足である。 追加として、フレームレートについて調べた。フレームレート(fps)は1秒間に表示される画像の枚数であり、フレームレートが高いほどなめらかできれいな映像を表現することが可能である。そこで気になったのがフレームレートとダンスの振り付けとの関係性である。デレステやウマ娘といったゲームでは、キャラクターが歌に合わせて踊るミュージックビデオが存在している。そのダンスの振り付けが簡素なものと激しいステップや細かい手の表情が複雑に組み合わさった本格的なものがあり、なめらかな動きを追求するならば後者のフレームレートが上がっていくのではないかと感じた。実際、デレステ稼働初期である2015年の「お願い!シンデレラ」という楽曲ではダンスの振り付けに激しいステップはない。一方で、2022年の秋に実装された「MOTTO!」という楽曲は激しいステップだったり、手の動きが複雑になってきたりとより本格的なダンスになってきている。そのため、後者を見るとより端末が熱くなる感じがする。ウマ娘においても同様にミュージックビデオを2,3回見ただけでスマホに熱を帯びる実感がある。2つのゲームの具体的なフレームレートは調べていないが、少なくともとてつもないほどの膨大なデータ量があることはスマホから発する熱で理解できる。 余談にはなるが、この二つのゲームのコラボが開催された時期があり、ウマ娘ではデレステの「お願い!シンデレラ」のサビを踊っている動画がYouTubeにアップされている。本家のモノと比較して見ると、ウマ娘の振り付けのほうがよりなめらかに見える。フレームレートが上がっているのではないだろうかと感じた。
A.(1)野菜を栽培すると、虫がついた際に殺虫剤を用いる。この時の殺虫剤は農薬と農薬以外の2種類に分類される。農薬は人体に対して無害であることを証明するため、非常に厳しい試験を通過している。しかし、農薬は一般の消費者から嫌悪されている。同様に、嫌悪されがちなのが遺伝子組み換え食品が挙げられる。ヒトに対する遺伝子組み換えは国際法上禁止されている。一方で、子どもの遺伝子を解析すると将来どのような病気になりやすいかがわかる。成人病(生活習慣病)は遺伝病の側面が強い。逆に生殖可能年齢未満で亡くなるような遺伝子のエラーは淘汰される傾向が大きい。 淘汰されるというと、情報の世界で淘汰されたソフトがある。それがWinnyである。当時東京大学の研究者であった金子勇はP2Pソフトを用いたファイル共有ソフトを開発した。P2Pは、サーバ端末を介さないコンピュータ同士の通信ができるため、通信の安定性やサーバー攻撃に対する耐性というメリットがあった。しかし、同時に映画といった著作物の違法アップロードが横行したため、金子氏は著作権法違反により逮捕された。結果的に、金子氏は無罪が確定したがその直後金子氏は亡くなってしまった。この事件によって日本の情報産業は世界と差が開いてしまった。もし、金子氏が無罪確定後も生きていたら、Winnyが世間に認められていたら今の日本の情報産業はどうなっていただろう。ここから考察できることは知識に乏しい人が安易に批判し騒ぎ立てることをしない、つまり出る杭を打ち過ぎないことが重要である。 (2)ワークショップでは、自分の良心に素直に従えない瞬間について議論を交わした。具体的なテーマとしてボパール化学工場事故を選んだ。 この事故が起きた当時の工場の作業員は、バルブやパイプが修理できず漏洩が常に発生していた状況を改善するために上司に申告していたが、家族を養うための仕事が欲しければ黙認しろと言いくるめられた。 この時の作業員は自分の良心と家族を養うための仕事を天秤にかけられて、自分の良心に素直に従えなかったのだと考えられる。 (3)復習として、情報漏洩について調べた。具体的な例として、NTT西日本子会社で顧客情報の漏洩について調べた。これは、60代の元派遣社員が会社のサーバーから顧客の個人情報を不正にダウンロード、複製し約3万2700人分の個人情報を東京都内の名簿業者に売りさばいて、不正に利益を得ようとして逮捕された。個人情報を売りさばいたことによる金額は1000万円を超えるという。 60代の元派遣社員は容疑を認めているため、この事件から考察できることはお金目当てという浅はかな考えでこの犯行に及んだのではないかと考えられる。
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A.(1)【書誌情報】新幹線の安全性と正確性、村松 希海、2月8日. (2)【要旨】 日本の新幹線は世界に比類のない定時運行と高速大量輸送を実現している。しかし、その裏では技術者の多くの失敗や教訓、努力がある。例えば、2004年の新潟中越沖地震では早期地震検知警報システム(通称:ユレダス)がうまく機能せず、上越新幹線の脱線事故が発生した。しかし、2011年の東日本大震災ではユレダスの効果を発揮し、地震発生時に走行していた全列車が無事に減速・停止した。そういった失敗を教訓として次に繋げることが今日の新幹線の人身事故ゼロの記録を更新し続ける秘訣と考えられる。 また新幹線は安全性だけでなく、時間通りに到着・出発するという驚異の正確性も持ち合わせている。仮に遅れが発生したとしても、回復運転によって最終的に定刻通りに駅に到着というのも珍しくない。しかし、根本的に列車の遅れが発生しないようにさまざまな努力があると考えられる。その一つが福島駅の新アプローチ線である。福島駅はその構造上、山形新幹線に遅れが生じると東北新幹線、最悪の場合上越新幹線にも影響が出る。そこで、現在福島駅で使用されていない11番線を新アプローチ線とつなげることで前述に挙げた問題を解決することができると考えられる。 (3)【合格に値する根拠】 福島駅の新アプローチ線の新設について、現在の福島駅は11番線?14番線の4つのホームと2本の通過線が用意されている。上りの山形新幹線(奥羽本線)は現アプローチ線から14番線に合流し、東北新幹線と連結する。この時、上りの東北新幹線が下り本線をまたぐ形で14番線に入線するため、上りの山形新幹線に遅れが生じると登りの東北新幹線はそれを待たざるをえない状況になる。すると下りの東北新幹線(はやぶさ)にも影響が発生し遅れが生じる。このことから福島駅はダイヤを乱す「ダイヤクラッシャー」と呼ばれることがある。そこで、新アプローチ線の新設である。現在福島駅の11番線は使用されておらず、11番線と新アプローチ線をつなげ、山形新幹線のホームを11番線と14番線の2本にすることで、従来の上りと下りのホームを分けることができる。 しかし、そこには新たな問題がある。「勾配」である。現アプローチ線はカーブしながら勾配を上ることで乗客の負担を軽減している。実際に上りの山形新幹線に乗ると福島駅の到着前は車体が傾いている感覚が確かにある。その時は重力に引っ張られる感覚(体が下に引っ張られるような感覚)は感じない。逆に勾配を直線のまま上がるのはジェットコースターや飛行機が挙げられる。あれらに乗っている時は重力に引っ張られる感覚、もしくは自分の胸やおなかが圧迫される感覚がある。正直に言って少し苦しい。その重力の感覚を軽減するのが「カーブ」なのではないかと考えられる。新アプローチ線も同様に勾配を上りながらカーブする方法をとると考えられる。このように、ダイヤを改善するだけでなく乗客が快適に新幹線に乗れるような細かな配慮がちりばめられていることが分かった。
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A.はい。 本授業で扱った内容では、過去に起こった事故や事件からそれを教訓に法律が作られることもあったが、法律やその上位の憲法は必要最低限のことしか書かれないため、それ以上のことを求めようとすると「倫理」をもって補完する必要があるということを学習した。しかし、その倫理が揺らぐ瞬間があることも学習した。例えば、ボパール化学工場事故では自分とその家族の生活を支える仕事と、身の回りの安全の保証が天秤にかけられた際にどちらを選択するか非常に悩ましい。このような瞬間に我々の倫理が揺らいでしまうのではないかと感じた。しかしこのような瞬間に遭遇した時こそ、本授業で学んだ倫理とは何かを思い出し、法律あるいは倫理の観点から何が最善の選択なのか、そしてそれを実行に移せるような人間になっていきたいと感じた。 また、本授業では情報社会における倫理についても学習した。現在の日本および世界でさまざまな情報が飛び交うなかで、著作物の不正なアップロードおよびそれらを拡散する行為、データの改ざんや捏造など個人にとって都合の良い(悪い)ことをした場合、それらは法律により罰せられるが、「なぜそれらの行為をしてはいけないのか」と考えるのが倫理の領域であることを学習した。その思考を拡張すると今日のSNS問題に通ずるものがある。SNSによる誹謗中傷である。この問題は、誹謗中傷の内容を発信した相手が匿名であるため、法律で罰することが難しく、まさに我々の倫理が問われる。こうした状況に陥らないためにも、自分の発言や行動を律することができる人間になっていきたいと感じた。
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A.講義内容の再話 オウム真理教が起こした日本で最も有名な「地下鉄サリン事件」の話がされた。この地下鉄サリン事件で使用された独であるサリンはアセチルコリンを分解してしまう酵素である。これを人間が吸ってしまうと、体内のアセチルコリンが分解されてしまい、有髄神経で唯一機能するアミンがなくなってしまい、ほんの数分で死に至る猛毒がまき散らされる事件だった。今回紹介されたサリンの構造式や機能については科学者なら理解してほしいと思う。今回の授業で初めて知ったなら絶対に覚えて帰ってほしいです。 このように得られた技術が他人を不幸に陥れてしまうことがあるので責任感を持ってほしい。 発表の要旨 チーム名:ウシガエル 高根沢颯太、北村京悟、鈴木朝陽、長岡泰助、斎藤滉平、居村風輝、上野智輝、佐藤智哉 役職:発表者 他のメンバーがネットなどで今回自分たちの班が取り上げることについて調べていました。 復習の内容 選んだことわざ「井の中の蛙大海を知らず」 意味:自分がいかに教養がない世間知らずであったか、思い上がった井の中の蛙であったかということを思い知らされるという意味です。 自分たちの班での使用例は「高校のときは上位で争っていたが、大学という広い場所に行くと中盤くらいの実力であり、のぼせ上っていた」です。勉強やスポーツに置き換えるとわかりやすく、大学という広いコミュニティに出るだけで自分が小さく見えて周りが大きく見えることをイメージしました。
A.講義内容の再話 ゲーム理論は、個人の利益を最大限にしようとするとうまくかないケースが出てくるということを学んだ。そのために社会規範、ルール、法律を作って、それらを守っていく必要があるということです。 囚人のジレンマの解決方法として、プレイヤー同士が話し合いをしてルールを決める方法と、政府がルールと罰則を定めて利得表その物を変えてしまうという方法があった。政府が定める方法としては生成物責任法、略してPL法というものがあります。また、プレイヤー同士が定めるルールとして国際基準化機構、ISOというものがあります。 コンプライアンスは大切なことであるが、ルールを定める本来の目的を見失わないことが大切です。法律を責任逃れや悪者探しの道具に使っては本来の目的から外れてしまいます。そのようなことから、政府が定めた放冷が物議を醸すことがあったのも事実であり、法にも限界があります。 発表要旨 チーム名「天然水」 高根沢颯太、山崎優月、松永凛、皆川文音、佐々木渉太 役職:発表者 他のメンバーがネットなどで今回の自分たちが取り上げる内容について調べていました。 復習の内容 日本ではかつて日本電信電話公社という特殊法人が国内の電気通信を一手に担っていた。公衆電気通信法により電電公社以外の企業が電話のビジネスに参入する方が規制された。その後、1985年に公衆電気通信法が電気通信事業法に化成されて、民営化された。
A.クリスタ・マコーリフは世界で初めて宇宙からの授業を達成することができなかった人です。しかし、これを目にした全米の子供たちはこれを教訓にしました。 プラスチック材料は、非金属材料です。非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料やセルロースなどやタンパク質などの天然高分子材料があります。エンジニアリングとして、導電性高分子などもあります。 権威と権力はそれぞれ違い、権威のある教授はいますが、教授には権力がありません。 発表要旨 チーム名:「右後ろ」 高根沢颯太、斎藤滉平、佐々木渉太、上野智輝、居村風輝 役職:調査役 ゲーム理論で取り上げられる一番簡単な例つぃて「囚人のジレンマ」について詳しく調査しました。 復習の内容 ゲーム理論とは、「利害関係を持つ相手がいる状況で、自分と相手の利益を考え、最適な行動を決める」ための思考法です。 自分だけが得をするような交渉は成立しにくく、相手が得をするような内容もこちら側が容認できない場合が多いです。関係者全員にとって利害のある方法を考え出すのが、ゲーム理論です。 「囚人のジレンマ」として私たちのグループでは戦争について例を挙げました。 A国とB国があって、どちらも戦争をする場合は、戦争が起こることでA、Bともに死者が出る。A国のみ戦争をする場合はB国に死者が出て結果的にA国が得をする。逆の場合はB国が得をする。どちらも戦争をしない場合は死者を出すことなく領地を半分にすることができる。
A.講義の再話 アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していました。そのアセチレンに水を付加する触媒に金属水銀が使われていたのです。無処理の工業廃水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出しました。DDTは学生の卒業研究で発見されました。殺虫剤として発明したのは、P.H.ミュラー博士で、1984年にノーベル医学・生理学を受賞しています。DDTの代謝生成物であるDDE、DDAなどは体内に蓄積され、生物濃縮を引き起こします。我が国では、1968年に農薬会社が自主的に製造を中止し、1971年には販売が禁止されました。世界的にも環境への懸念から先進国を中心に、2000年までには、40ヵ国以上でDDTの使用が禁止、制限されています。しかし、その一方で猛威を振るう亜熱帯や熱帯地域の多くの国々では依然としてDDTを必要としています。 排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められています。また、その分析方法も法律で定められていて、JISで業界規格も定められています。もし、さらに高精度の分析方法が見つかり、政府に対する働きかけがあれば、法改正されることでしょう。 発表要旨 高根沢颯太、斎藤滉平、小泉まい、菊池玲乃、川前勇斗、斎藤里奈 復習の内容 実際にあったこと:工場作業員 粉塵吸入→呼吸機能障害(肺) 工場側は粉塵による健康被害防止措置を講じなかった。→安全配慮義務違反 対応策:工場側からのマスクやゴーグルの支給、機械への深い理解をすることで不具合を出さない、デメリットがるなら徹底的に修復し対策する、会社側の社員への説明に責任をもって行う。国の基準をクリアしたものだけを使用する。
A.講義の再話 アメリカはベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っていた。ドルの金交換に応じられなくなったアメリカは、米ドル紙幣と金の交換を停止した。 これはニクソンショックである。ドルは変動相場になり、世界に進出していたアメリカの企業は、とてつもなく厳しい経費削減が求められた。 スマン・デイは会社の経費削減のために何か月も修理されていないコントロールルームにいた。バルブやパイプからの漏洩の報告は毎晩のことだった。それでも自分が一時解雇差sれるよりましだった。人員削減は保守作業員に向けられ、会社のバッテリー部門から全く経験の内やつが担当していた。イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは作業員の胸の焼ける感じからだった。ずっと故障したままのセンサーは機能せず、作業員の感覚だけが頼りだった。 水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが水と一緒に漏れていることに気づくと、タンクの足場のコンクリートには亀裂が入っていた。バルブが壊れ、いたるところからイソシアン酸メチルが噴出していた。 コントロールルームに戻って冷却装置を稼働させようとしたが、予算削減のために冷媒が抜かれていたため稼働しなかった。プラントのスクラバーを稼働させようとしたが流量計は宇賀かなかった。フレアタワーで償却しようとしても、フレアタワーも動かなかった 発表要旨 高根沢颯太、斎藤滉平、佐々木渉太 復習の内容 レギュラーガソリンについて調べた。 2019年に起こった事件です。車両のエンジンストップの原因として挙げられたのがレギュラーガソリンの地下タンクに水分が混入していたことがったそうです。
A.いくら優れた断熱材であってもすぐに建築現場で活用できるとは限りません。真空断熱材には「絶対に穴をあけてはならない」という大前提があります。真空断熱材は少しでも穴が空けば真空ではなくなり、断熱性能が一気に下がってしまうからです。 ところが、実際に建材として使ってみようとすると、工務店の大工さんたちが予想以上に無造作にくぎ打ちしているということが判明しました。そこで建築施工の現場を知ることが、真空断熱材の開発にとって急務となりました。 そこでNEDOプロジェクトでは、ハウスメーカーの協力の下、住宅部材・建材に適した形状の検証をしてきました。そうした工夫から生まれたのが、真空断熱材の未溶着部を熱溶着して10cm角の多分割気密構造にした「Chip-Vacua」です。これならば、たとえ一か所に穴が開いたとしても、他の部分は真空状態を保つことができ、形状によっては折り曲げたり丸めたりといったフレキシブルな形状が可能になります。これによって住宅用部材・建材としての使いやすさが一気に高まりました。 発表要旨 高根沢颯太、斎藤滉平 復習の内容 自分たちの班では二酸化炭素排出量を把握している人はいませんでした。その理由としては、あまり興味がなく確認方法も知らなかったことが大きな原因でした。今回の講義を通して、二酸化炭素の排出量にも目を向けていきたいと感じました。 二酸化炭素排出量を抑制するために、排出量の多いエアコンの使用を抑える事や、電源のオンオフを激しくせず、節約することも二酸化炭素排出量の抑制につながると考えました。
A.ディジタル化は文字化といっても構いません。印刷技術が宗教改革を起こしたようにディジタル技術が新しい社会へと誘っています。 印刷技術は、神の上の文字を大量に複製することができます。インターネッとは電子化された文字を一瞬にして複製することができます。 その結果、見たり聞いたりすることができるものは、センサーとAD変換でディジタル情報となり、加工され、アクチュエーターとDA変換で見たり、聞いたりすることができるようになりました。 しかし、全ての情報を文字にすることはできないし、すべきではありません。 このことは、例えば禅の言葉では不立文字といわれ、あるいは法曹界はでは解釈の問題といわれ、文字が普及して以来ずっと言われてきたことです。 今回の法改正によってAIによる深層学習(ディープラーニング)や翻訳機械の技術開発のためにバックエンドで行われる複製、セキュリティ対策のためのソフトウェアの調査解析など、著作物を鑑賞等する目的ではない利用が広く可能になります。 発表要旨 チームメンバー 高根沢颯太、斎藤滉平 復習の内容 工場や企業での技術開発の場面で欠陥品を発見したとき、上司にそれは黙認して無視しろと命令された。という場面を想定しました。良心ある行動として、無視せずに欠陥品を告発すること。このような行動をするために、告発してくれる仲間を作り、集団で立ち向かうか、その命令してきた上司よりも上の立場の人に相談して対処してもらう。このような行動が取り得ると考えた。
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A.はい この授業を通して、今まで得た知識や技術を人を不幸に察せてしまうような利用を絶対にしてはならないと思いました。
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A.(1)技術は使う人によって人の役に立つことも人を陥れる道具になることもある。場合によっては人を殺す道具になることもある。有機リン系農薬は元々はジャガイモの害虫駆除剤として開発されたが、毒性の強さにより科学へ一機として利用されサリン等が合成された。オウム真理教の信者たちは、このサリンを実際に合成し地下駅にばらまいた。優秀な頭脳をもっていて、化学の知識がある彼らは殺人を正義と信じてサリンをばらまいた。正義≠倫理であり技術者たちが皆それぞれ技術者倫理を考慮することが必要である。 (2)演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? 共著者名:高橋俊亮、?田天音、島川真於 道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、必ずしも相関があるとは限らないということを表現した故事ことわざを調べた。その中から、ひとつ選択し実際の事例と合わせて解説した。私たちのグループでは他のひとの力を後ろ盾にしていばることを表す「虎の威を借る狐」を選択した。小学校にいじめっ子がいた。いじめっ子には取り巻きがいて、その取り巻きも便乗していじめを行っていた。しかしその取り巻きはいじめっ子がいないと何もすることができなかった。 「虎の威を借る狐」とは、まさにこのことと思う。 (3)授業時間外では授業中に紹介があったサリンがどのようにしてアセチルコリンを阻害するのか調べた。また他の関連する故事ことわざについても調べてみた。
A.(1)温度が高いとゴム、低いとガラスになる。この境目をガラス転移点という。このこと技術者倫理が関わる例としてチャレンジャー事故が挙げられる。スペースシャトルに使われているゴムがガラス転移点を下回り、ガラスになったことで事故が起きた。この事故は起こる可能性が技術者によって指摘されていたにも関わらずそれを無視して打ち上げを強行したことによる事故である。経営者が利益を優先し倫理を無視したことが発端である。 囚人のジレンマとは二人の人が自分の利益を最大化しようとすると結果的に両方損することである。これの解決策としてペナルティの追加やインセンティブなどが挙げられる。 (2)演題: ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:店・店 共著者名:高橋俊亮 どの行動をとれば最も利益が出るかを合理的に計算するゲーム理論について考え、該当する例を身近なところで考えて一つ選び解説した。私たちのグループでは同じ商品を同じ値段で扱っている二つの店について考え、値下げを行うか否かによる利益の変化を考え図に示した。また両者が納得するにはどうすればよいかを考えた。 (3)ワークショップでの内容を以下のようにまとめた。 同じ商品を、同じ価格で取り扱っている店Aと店Bがある。 Aだけが値下げすれば、Aに客が集中することでAの利益は上がり、Bは下がる。 Bだけが値下げした場合は、Aの利益が下がり、Bの利益が上がる。 AとBが互いに値下げすれば、客数は変わらずお互いに利益が減ってしまう。 解決策としてはAとB同士で互いに協定を結び値段を設定することが挙げられる。
A.(1)ヴィクトル・ユーゴーが著した『レ・ミゼラブル』という小説ではフランス革命によって絶対王政から民主主義へと移行する話が書かれている。絶対王政では、君主がすべての権利を持ち(専制政治)、法を取り締まる国家権力として、強い警察権が発動される。 民主主義では、国民が主権を持ち、ほとんどは国民の倫理に委ねられ、「最低限度の規範」だけが、国民から信託を受けた国政が法として定める。 倫理は法と相反するものではないがすべての倫理を法的なものにすることはできない、あるいはすべきでないとされている。法律やルールは文章にする必要があるのに対して文章ですべてを表現することができないことが理由の一つである。また作文の名手がどれだけ工夫しても読み手によって文章の解釈に違いが出てしまう。例えば、痛みを伴う障害は人それぞれの痛みを測定し数値化することはできないので明文することができない。 (2).演題:技術と法律の関係 グループ名:企業の農業参入チーム 共同著者:高橋俊亮、?田天音、島川真於 規制緩和に互いの利益につながった例を探した。 (3).企業の農業分野への参入を調べた。 メリットは閑散期に人材の雇用や機材の維持に役立ち、起業が事業範囲を拡大できることである。また、起業によっては元の企業との相乗効果をもたらす場合もある。このように規制緩和により新規参入者を招き入れることによって停滞していた状況を動かすことができる。これによって両者が活発に活動することでさらなる利益が見込まれる。
A.(1)【講義の再話】 R-Mg-X この化学構造式をみてグリニャール試薬(R-Mg-X)と似ていると考えられない場合は化学を学びなおすか技術者以外の職業を選択するべきである。有機水銀は、グリニャール反応と同じようにグルタミン酸に作用することでグルタミン酸受容体の機能を阻害する。水俣市では工場排水にメチル水銀化合物が含まれていたことで水俣湾内の魚介類を汚染した。生物濃縮によって濃縮されたメチル水銀化合物を持つ魚介を住民が食べたことで水俣病が発症した。工場側が非を認めるまでに長い時間がかかり多くの住民が罹患する結果となった。 (2)【発表の要旨】 演題:新しい技術を運用するにあたって グループ名: 完璧じゃなかった冷媒 共同著者:高橋俊亮、?田天音、島川真於 冷媒として有用であることから広く利用されていたフロンが後にオゾンホールの原因となることがわかり禁止されたことについて調べた。 (3)【復習の内容】 フロンの性質が発見されていたにも関わらずオゾンホールの発見まではつかわれていたことについてまとめた。 分解しにくく人体にも無害、無臭の物質であり、冷媒として広く使用されていた。しかし1984年に南極上空にオゾンホールが発見されたことにより、フロンはオゾン層を破壊する性質を持つことが判明した。 南極のオゾンホールが発見される以前よりフロンの性質は発見されていたため予見できた事例であると言える。しかしフロンの利点が大きかったことから南極のオゾンホールという明確な問題が発見されるまで使用が続けられた。
A.(1)【講義の再話】 いきすぎた経費削減によって引き起こされたインド・ポパール殺虫剤事故を紹介する。この事故は殺虫剤の原料であるイソシアン酸メチルの漏出によって地域住民2500人の命を奪った非常に痛ましい事故である。財政難だったアメリカは企業に対してかなり厳しい経費削減を求めた。その弊害でユニオンカーバイト社では修理されていないコントロールルーム、日常的なパイプからの漏洩、冷媒の抜かれた冷却装置など極めて危険な状態となった。作業員は自分の感覚を頼りに作業を行っておりいつ事故が起こってもおかしくない状況であった。経営者は従業員の訴えに耳を貸さず状況が改善されることはなかった。ある日、水と混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが水と一緒に漏出し事故が起こった。 現代の日本では購入した商品に何かしらの不備があった場合はリコールによって修理、返品、交換、返金などの対応を受ける事ができる。消費者庁のリコール情報サイトではこれまでにリコールされた商品と原因を探ることができる。 (2)【発表の要旨】 演題:リコールを事前に防ごう グループ名:うどんの中にそばが混入 共同著者:高橋俊亮、?田天音、島川真於 消費者庁リコール情報サイトからリコールの例を探しまとめた。 (3)【復習の内容】 リコールの実例:うどんの中にそばが混入 アレルギーを持つ人が食した場合体調を崩すことや場合によっては死に至る可能性があるため危険性の高さからこれを選んだ。 未然に防ぐための案:製造工程の見直し・・・レーン分け、釜分け等
A.(1)【講義の再話】 気候の変動や人口爆発は食料を減らし、貧困が増えることとなる。これが食べ物の奪い合いに発展してしまうと警察権が強くなる結果となり専制政治に戻ってしまう。これらを防ぐために必要なのが教育である。教育によってどうすればいいかを伝え不測の事態に対処するのである。教育にも二面性があり良い教育はより良い人材を生み出すが劣悪な教育では不幸な人間を生み出すだけになってしまう。このため質の良い教育が必要とされる。次にその教育を施すのは我々であり次の世代に残すべきものを大切にする必要がある。 (2)【発表の要旨】 演題:あなたが、昨日排出した二酸化炭素は何キログラムでしたか? グループ名: リサイクル 共同著者:高橋俊亮、?田天音、島川真於 CO2削減のための技術について調べてまとめた。 (3)【復習の内容】 カーボンリサイクルについて調べた CO2を炭素資源として捉え、回収し他の炭素化合物に作り替える。 デメリットとして技術及びコストの問題がある。 CO2を変換するために必要なエネルギーが大きい。 必要なフリー水素を得るためにCO2を排出してしまう。 このようにCO2を削減する技術は技術面やコスト面などの問題をはらんでいることが多く、実際に運用するには厳しいのが現状である。また、CO2を排出させないための方法の材料の調達のためにCO2が発生してしまい本末転倒になってしまう場合もある。
A.(1)【講義の再話】 バイオテクノロジーと工学倫理について解説する。バイオテクノロジーの例として作物の遺伝子組み換えがある。農薬を使用しない栽培や病気や害虫、寒さ等に強い品種を遺伝子組み換えによって生み出すことができる。また工学倫理の問題の一つとしてデザイナーベイビーがある。生まれてくる子を親の都合で操作していいのかという倫理上の問題が発生する。 情報技術と工学倫理について現代ではインターネットを通じて無数の情報にアクセスできるようになった。ところが、これらの中にはフェイクニュースや誤報、誹謗中傷、根拠のない情報など真偽の分からない情報であふれている。これらの情報を取捨選択し、何を信用するのか判断する価値観と倫理観を持つことが大切である。 最も単純な倫理違反は嘘をつくことである。技術者の世界ではデータの捏造が最たるものとして挙げられる。2005年ごろから様々な分野で偽装が発覚することになり食品の原料、産地、賞味期限などが大きく報道され老舗企業の偽装が世間の注目を集めることとなった。2007年には世相を表す時に「偽」が選ばれるなど非常残念な事態になってしまった。 (2)【発表の要旨】 演題:自分の両親に素直に従えないときは? 共同著者:高橋俊亮、?田天音、島川真於 自分の倫理観に従えないときにどうすればよいのかを考えまとめた。 (3)【復習の内容】 周りの声が大きすぎる場面 遺伝子組み換えの食品などは安全であると証明されているのにも関わらず、批判の声が大きいために自分の意見が言いにくいなど。
A.(1)書誌情報 報告書の題目:5S活動に取り組みましょう 著者:滝口裕也 提出日:2024年2月8日 (2)要旨 シンク下の収納で5S活動に取り組み整頓を行った。シンク下の収納は利用頻度が高いがあまり整頓されておらず何がどこにあるのか不明瞭であり不要な物品も多かったので今回の趣旨の合致していると思いシンク下の収納を5S活動の対象として選択した。 12月15日に5S活動を開始した。 まず整頓のために赤札作戦を実行した。この際に何が入っているのかやどこにあるのかを確認した。物を取り出した際に一度中を清掃して清潔な状態にしてから次の作業に移った。 整頓のために収納ボックスを用意し分類を書いた紙を張った。これによりどこに何が入っているのかを明確にした。 躾として使用した後に戻す場合と新しいものを入れる場合に置く場所のルールを決めて守るようにした。また週1回は汚れが発生していないかを確認するようにしてちらかりや汚れがある場合は掃除するようにした。 年末に赤札作戦によって不要と判断したものを処分した。必要だが長期間使用しないものは場所を移した。この状態の写真を撮影しwebcalssにアップロードした。 2月1日までを1か月後として写真を撮影しwebclassにアップロードした。5S活動は継続できており1か月後も整頓された状態を維持することができていた。 5S活動によってどこになにを置いたか把握できるようになり物の出し入れがスムーズになった。また物の総量が減ったためスペースに余裕が生まれた。 (3)合格に値する根拠 5S活動に取り組むことで整理整頓された状態だと作業効率が良くなることを実感できた。
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A.はい (1)私は、大学を卒業後、高学歴者として、ノブレス・オブリージュを体現し、 学んだ知識を社会の形成者として文化や産業の発展ために正しく使います。 (2)最後に、私は、履修の取り組みに一切の偽りや不正のないことを誓います。 (1)について私は高学歴者としてノブレス・オブリージュを体現し、技術者として果たすべき義務を果たしたいと思っております。技術者倫理前半で学んだ倫理の意味や倫理があれば防ぐことのできた悲惨な事故などを念頭に起き同じようなことを起こすことが無いように自身が倫理違反をしない、または他者の倫理違反を止めることができるよう努力していこうと考えております。またこれまで及びこれから学ぶ知識や経験を文化や産業の発展に寄与することを誓います。 私が将来技術者として活動できているかはまだわかりませんが山形大学生として授業で学んだ知識や研究室活動での経験を生かせる職業に就きたいと考えております。 (2)について私は平常点に関して全ての授業に出席及び参加しワークショップ内でも活発に意見交換を行い授業時間外に0.5時間程度の復習時間を確保しました。また、大幅な遅刻や早退、ピ逃げ、代返、代筆、代理出席、内職など授業に参加していないといった不正をしていないことを誓います。また課外報告書について求められている条件及び8時間以上の取り組み時間を満たしており実態のあるものであることを誓います。
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A. 近年、家庭でよく使われる殺虫剤の毒性が再評価され、使用基準が厳しくなっています。有機リン系農薬は1930年代にバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、その後ナチスドイツで化学兵器としての利用も研究されました。その後、同様の化学構造を持つEPNやパラチオンが農業に大きな貢献をしましたが、その反面、二面性を持つ化学技術の典型です。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤であり、非常に強力な神経毒です。わずかな量でも致命的な影響をもたらすため、その半数致死量は極めて低いです。サリンの製造は比較的安価で容易であり、7トンのサリンを使用すれば大都市の壊滅が可能とされています。オーム真理教の信者たちは、サリンを実際に製造し、地下鉄にばらまきました。彼らは麻原彰晃の教義を信じ、殺人を正当化しました。これは、優れた頭脳を持つ者が化学の知識を悪用し、悲劇を引き起こす例です。彼らの信念は殺人を正当化し、正義の名の下に悪を犯すことを容易にしました。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 私たちは、医者の不養生を選びました。人に養生を勧める医者が、自分は健康に注意しないこと。 正しいとわかっていながら自分では実行しないことのたとえです。 高学歴の人が悪に染まりやすいと言っていましたが、私はそのようには感じませんでした。頭のいい人は、間違ったことを話しても話に説得力が生まれてしまうことが原因だともいます。まさに、これが声の大きい少数派なのでは無いかと感じました。
A. チャレンジャー号の事故は、損得勘定の観点から見ると、短期的な利益や政治的な要求が技術的な安全性やリスク管理を上回った結果として起こりました。当時、NASAはスペースシャトルの打ち上げを継続することで、政治的な目標を達成しようとしていました。打ち上げの頻度を増やし、プログラムの進行を加速することが望まれていましたが、この目標は技術的なリスクと相反するものでした。事故前、技術者たちは冷気によってOリングが失敗する可能性を警告していました。しかし、NASAの上層部はこの懸念を軽視し、打ち上げを続行することを決定しました。彼らは、打ち上げの延期が政治的な信頼や予算への影響を与える可能性があると判断しました。この判断は、打ち上げの成功に対する短期的な利益を重視することによって、長期的な安全性やリスク管理を犠牲にしたものでした。結果として、打ち上げからわずか73秒後に爆発が発生し、乗組員全員が犠牲になりました。この事故によって、NASAは大きな損失を被りました。技術的、組織的、そして人的な損失が発生し、組織の信頼性や評判も大きな打撃を受けました。この事例から、短期的な利益や政治的な要求が安全性やリスク管理を犠牲にしてはならないことが明確に示されました。損得勘定は重要ですが、安全性やリスク管理を犠牲にすることで将来的な損失が招かれる可能性があることを認識する必要があります。長期的な視野とリスク管理の重要性を理解し、必要な場合は一時的な損失を受け入れる覚悟が求められます。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 囚人のジレンマを選んだ。 2つの国が環境破壊を伴う技術の発展を行うことを想定する。 A国もB国も技術の発展をせずに環境破壊を行わない場合、両国とも現状の維持 どちらかの国が環境破壊を伴う技術の発展を選んだ場合、片方の国だけ技術は発展するが環境破壊の不利益を考えるとトータルで見てマイナス 両国とも環境破壊を伴う技術の発展を選んだ場合、環境破壊によるダメージが加速し、多大なダメージを受ける 短期の利益や政治的な要求に流されず、常に長期的な視野で行動することが重要である。安全性やリスク管理を優先し、必要に応じて一時的な損失を受け入れる覚悟が必要である。 この講義から、短期の利益や政治的な要求に流されず、常に長期的な視野で行動することが重要である。安全性やリスク管理を優先し、必要に応じて一時的な損失を受け入れる覚悟が必要であると学びました。
A. 映画『レ・ミゼラブル』は、19世紀のフランスを舞台に、貧困、不正義、そして人間の尊厳をテーマにした物語です。この映画は、コンプライアンスと法規、そして倫理の関係を探る際に興味深い視点を提供しています。物語の中心には、元囚人のジャン・ヴァルジャンと警官のジャヴェールの対立があります。ジャンは自己保存のために過去を隠し、偽名を使用します。彼は法の規制から逃れ、社会的地位を得ます。一方で、ジャヴェールは法の執行者としてジャンを追跡し、法の遵守を求めます。この対立は、法と倫理、そして個人の道徳的な責任の間の摩擦を浮き彫りにします。ジャンは法の規制に反することで自己を守り、ジャヴェールは法の執行を通じて正義を追求しますが、彼らの行動には常に倫理的な側面があります。また、映画は貧困や社会的不正も描きます。ファンティーヌやコゼットのような貧しい人々は、社会の底辺で生きることを余儀なくされ、法の保護の及ばない状況に置かれます。彼らは生きるために苦闘し、時には法の規制を犯すことを余儀なくされます。ここでも、法と倫理、そして社会的正義の間の関係が問われます。『レ・ミゼラブル』は、コンプライアンスと法規、そして倫理の複雑な関係を通じて、人間の葛藤や社会の不正を描き出しています。法律や規制は社会の秩序を維持する重要な手段であり、コンプライアンスは社会的な安定に貢献します。しかし、倫理や人間の尊厳を無視した法の適用は時に不正義を生み出すこともあります。したがって、法と倫理のバランスを保ちながら、社会の不正や不平等に真摯に向き合うことが必要です。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 セルフガソリンスタンドで従業員がタブレット端末を使って客の車に給油許可を出せるようになった。これにより人手不足の中の業務効率化できるようになった。 法は社会の規範や秩序を定めますが、倫理は個人の良心や道徳に基づきます。適切なバランスを取ることで、法の遵守と個人の良心の両方が尊重され、公正な社会が実現されます。しかし、時には法律と倫理の間には矛盾が生じることもあり、その解決には慎重な検討が必要ですあると感じました。
A. 水俣病は、日本の熊本県水俣市で発生した重大な公害事件です。この事件は、1950年代から1960年代にかけて、水俣湾で化学工場から排出された水銀化合物が原因で発症しました。水銀は有機水銀化合物に変換され、食物連鎖を通じて生物濃縮されました。結果として、魚介類を摂取した地域住民や漁業従事者が水俣病に罹患しました。生物濃縮は、環境中の毒性物質が生物体内で蓄積され、食物連鎖を通じて上位生物へと移行する現象です。水俣病の原因となった水銀も生物濃縮の一例です。化学工場から排出された水銀は、海洋生物に取り込まれました。最初に水銀を摂取した小さな生物が、その後大きな生物に捕食されることで、水銀は上位生物で濃縮されました。そして、人間が水銀を含む魚介類を摂取することで、水俣病が発症したのです。この事件は、生物濃縮が環境と人間の健康に与える影響を明確に示しました。生物濃縮によって、環境中の微量な毒素が生物体内で大量に蓄積され、人間の健康に深刻な影響を与える可能性があります。このような事件は、環境保護や健康管理の重要性を強調し、生物濃縮を引き起こす化学物質の適切な管理や排出規制が不可欠であることを示しています。結局のところ、生物濃縮は環境問題だけでなく、人間の健康にも深刻な影響を及ぼす可能性があるため、適切な対策が求められます。これには、毒性物質の使用を最小限に抑えることや、排出を管理する規制の強化、そして環境調査や健康監視の実施などが含まれます。生物濃縮現象を理解し、その影響を最小限に抑えるためには、緊密な国際的な協力が不可欠です。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 私たちはフロンガスを選びました。 フロンガスは冷媒として便利でしたが、オゾンホールの原因であることが判明し、生産及び消費が全廃されました。 環境保全と資源問題は、持続可能な未来を確保するために重要です。環境保全は自然環境の保護と持続可能な資源利用を目指し、地球温暖化や生物多様性の減少などの問題に対処します。一方、資源問題は地球上の有限な資源を持続可能に管理し、枯渇や過剰利用を防ぎます。両者の課題は密接に関連し、バランスの取れた資源利用が環境保全に貢献すると思いました。
A. 1984年のインドのボパールで発生した化学工場のガス漏れ事故は、人類史上最悪の産業災害の一つです。ユニオンカーバイド社の工場で使用されていたメチルイソシアナート (MIC) ガスが漏れ出し、周辺地域に広がりました。この事故はおよそ数千人の死者を出し、数十万人にもの長期的な健康被害をもたらしました。この事故は、安全対策の不備や技術的な不備、そして適切な緊急対応の欠如によって引き起こされました。MICガスの貯蔵や処理方法が不十分であり、設備の保守が不適切だったため、ガス漏れが発生しました。また、事故発生後も適切な緊急対応が行われず、地域住民への適切な警告や避難措置がとられなかったことも被害を拡大させました。この事故は不良品や品質管理の重要性を再確認させました。工場での安全対策や品質管理が怠れば、重大な事故や健康被害を引き起こす可能性があります。企業は製品の品質管理に十分な注意を払い、適切な安全対策を講じることが不可欠です。また、事故発生時には迅速な対応が不可欠であり、地域社会との適切なコミュニケーションや緊急対応計画の整備が必要です。ボパール殺虫剤事故は、事故と不良品が及ぼす深刻な影響を示す典型的な例です。安全性と品質管理への投資は、企業の責任として重要であり、これらの対策が不可欠な要素であることを改めて示しました。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 カタ製エアバッグを選んだ。 選んだ理由は、ニュースで見て衝撃的だったことと、多くの車種に設置されており身近だったためです。 リコールの要因としては、コスト削減のためにエアバッグの作動に適さないガスを使用していたため、異常膨張し破裂したためです。 防止策としては、安全に準拠したガスを使用することです。 安全と品質管理の不備が事故と不良品の主な原因です。不適切な製造プロセス、設備の不良、作業員の疎忽、あるいは品質管理の欠如が、製品の欠陥や事故を引き起こします。企業は安全な作業環境を確保し、製品の品質を保証するために十分な品質管理システムを実装する必要があります。また、徹底した監視と改善プロセスを通じて、問題を早期に発見し解決することが不可欠です。
A. 住宅の断熱材は、地球温暖化と密接に関連しています。断熱材を適切に利用することで、建物の熱損失を減少させ、エネルギー効率を向上させることができます。これにより、暖房や冷房に必要なエネルギー消費量が削減され、結果として温室効果ガスの排出量が減少します。SDGsの観点から見ると、断熱材の適切な利用は複数の目標に貢献します。まず、目標7である「クリーンなエネルギーの確保と持続可能な経済成長」に関連しています。断熱材によるエネルギー効率化は、エネルギーの持続可能な利用を促進し、持続可能な経済成長を支えます。さらに、目標11の「持続可能な都市とコミュニティの構築」にも関連しています。断熱材を適切に利用することで、住宅のエネルギー効率化が実現し、住宅の快適性や健康性が向上します。これは持続可能な都市の構築に向けた重要な一歩です。また、目標12の「責任ある消費と生産の確保」にも関連しています。断熱材の選択や製造プロセスにおいて、環境への配慮や資源の効率的な利用が求められます。また、廃棄された断熱材の処理方法も重要であり、循環型経済の推進に貢献します。総合的に言えば、断熱材の適切な利用は地球温暖化対策や持続可能な開発目標の達成に不可欠です。しかし、その選択と管理には環境への影響や資源の有効活用、労働者の安全などを十分に考慮する必要があります。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 私たちは、1ヶ月あたりの電力消費量から1日の二酸化炭素排出量を計算した。 昨年11月の電力消費量は183kwhで、1日の二酸化炭素排出量は3.3kg 今年2月の電力消費量は370kwhで、1日の二酸化炭素排出量は6.8kgであることがわかった。 二酸化炭素排出量を把握しやすい製品として、LED電球を選んだ。これは、使用した電力から二酸化炭素排出量を計算できるため、把握しやすいと考えた。 地球温暖化と人口爆発は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に大きな影響を与えます。人口爆発は資源の過剰消費や環境負荷を増大させ、地球温暖化を加速させます。SDGsの観点からは、人口の適切な管理や性教育の普及が重要です。地球温暖化に対抗するためにも、エネルギーの効率的な利用や再生可能エネルギーの普及が不可欠です。これらの課題への取り組みは、持続可能な社会の構築に不可欠である。
A. Winny事件は、2006年に日本で発覚した大規模な著作権侵害事件です。Winnyと呼ばれるP2Pファイル共有ソフトウェアを通じて、数百万人ものユーザーが違法に音楽、映画、ソフトウェアなどの著作物を共有していました。この事件は、インターネット上での著作権侵害が社会的、経済的な深刻な影響を与えることを示しました。この事件は倫理的な問題を浮き彫りにしました。情報やコンテンツの自由な共有は、ユーザーにとって便利で魅力的ですが、著作者の権利や創造性を尊重することなく、違法なコンテンツのダウンロードや共有は、倫理的な問題を引き起こします。著作権侵害は、クリエイターやコンテンツ制作者の労働や知的財産権を侵害するだけでなく、産業全体に損害を与える可能性があります。この事件は、倫理と法律のバランスを考える上で重要な教訓を提供します。インターネットの普及に伴い、情報の共有やアクセスが容易になりましたが、その利用には責任が伴います。個人の利益や便益だけでなく、他者の権利や利益を尊重することが重要です。また、法的な枠組みが整備される一方で、倫理的な観点からも適切な行動が求められます。クリエイティブな産業や知識の発展に貢献するためには、倫理的な意識を持ち、適切なルールや規範に従うことが不可欠です。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 ゲームの事前リークやチートコードの配布などをできる技術があるならば、デバック側になり、運営に報告する等と言ったことに技術を使うべきである。 バイオテクノロジーや情報技術は、社会や医療、環境などのさまざまな分野で革新をもたらしています。しかし、倫理的な問題も浮き彫りになっています。例えば、遺伝子編集技術の進歩により、倫理的な議論が活発化しています。また、個人情報の保護やデータのプライバシー、人工知能の倫理的な使用など、情報技術の進歩に伴う倫理的な問題も重要です。そのため、倫理的な観点からの検討や議論が必要だと思いました。
A.5S活動、赤札作戦 5S活動は、日本で生産現場の改善活動として始まり、その後世界中で広く採用されている手法です。5Sは、整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seiso)、清潔(Seiketsu)、躾(Shitsuke)の日本語の頭文字からなります。この手法は、効率的な作業環境を確保し、生産性を向上させることを目的としています。 赤紙作戦は、日本の労働環境改善の取り組みの一つで、赤い紙を使用して安全上の問題を指摘し、改善を促すことを意味します。労働者が危険な状況や安全でない行動を見つけた場合、赤い紙を使用してそれを指摘し、管理者や関係者に対処を求めることができます。これにより、安全意識の向上や労働環境の改善が図られます。 また、赤紙作戦のメリットとして以下が挙げられます。 安全意識の向上: 労働者が赤紙を使って安全上の問題を指摘することで、作業環境や安全対策に対する意識が高まります。 問題の早期発見と改善: 赤紙を使用することで、労働者が問題を早期に発見し、適切な改善措置を取ることができます。 透明性とコミュニケーションの促進: 赤紙を通じて、労働者と管理者の間でコミュニケーションが促進され、問題解決に向けた透明性が高まります。 赤札作戦 実施日時:12月20日から1ヶ月間 場所:自宅の机の上とその周辺 改善効果:机の上の使えるスペースが増えたことで、生産性は向上した。 赤札作戦実施直後と一ヶ月後の写真を見比べると、机の上にものが増えたことが分かるが、毎日使うものだけを机の上に並べているので、より生産性が向上したと言えます。 また、赤札作戦を実施した後から、ゴミはすぐに捨てる、ものを定位置に戻すことを意識して生活するようになり、リバウンドも無かったと言えます。
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A.はい 技術者倫理の講義を受けて、技術が社会に与える影響や責任について深く考えさせられました。技術の発展は、人々の生活を便利にする一方で、倫理的な問題や社会的影響をもたらす可能性があります。例えば、人工知能や大規模データの活用は効率化や新たなサービスの提供を可能にしますが、個人のプライバシーや労働市場への影響など、様々な倫理的懸念も浮上します。また、技術の導入によっては、デジタル格差の拡大や環境負荷の増大といった社会問題を引き起こすことも考えられます。このようなリスクを適切に管理し、技術の利益と倫理的配慮を両立させることが重要であると学びました。倫理と社会貢献は、個人や組織が行動する際に、社会全体の利益や価値観を尊重し、持続可能な社会の実現に向けて貢献することを指します。倫理的な行動は社会的な信頼や誠実さを生み出し、社会貢献は社会の健全な発展を促進すると解釈しました。 将来の抱負としては、倫理的な観点から技術を活用し、社会の持続可能な発展に貢献したいと思っています。具体的には、技術開発や導入の際には、利害関係者との対話や倫理的リスクの評価を行い、可能な限りポジティブな影響を最大化し、ネガティブな影響を最小化するよう努めます。また、倫理的な教育や啓発活動にも積極的に参加し、技術者としての責任と社会的影響を常に意識した行動を心掛けます。これにより、技術の持つ潜在能力を最大限に発揮し、より公正で持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。
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A.(1)講義内容の再話 「技術者倫理」はもともと道徳観念や倫理観、あるいは共感性の弱い人に、知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少し減らせることを目的としています。化学は二面性を持ち、社会貢献となる反面化学兵器にもなり得ます。講義では、オウム真理教サリン事件が挙げられました。信仰者の幹部には優秀な頭脳を持ち、化学の知識があった者もいます。殺人を正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのです。技術者は自分自身の正義や興味本位のために、他人の基本的人権を犯してはならないのです。しかし、経営者や医者、弁護士などの職業には道徳観念や倫理観、あるいは共感性の欠けた感情の薄っぺらい、そのような個性を持つ人が多いとされます。職業倫理として、医者ではトリアージという考え方があります。医療体制が十分に整ってない場合、患者に優先順位を決めて助けることをいいます。この時も、やはり後ろめたさを感じず、素早い判断を行うために道徳観念や倫理観、あるいは共感性が邪魔になるのでしょう。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループに属した人:皆川文音 山崎優月 私たちは「水清ければ魚棲まず」ということわざを選んだ。 このことわざの意味は、自らの身を正しくして清廉潔白なのは、良いことには違いないが、あまり度が過ぎると、他人のあらを見つけては咎めるようになり、しまいに友人を失い、孤立してしまうことになるという意味です。 このことわざから私は、自分の当たり前を人に押し付けず、許される範囲での寛大さを持って生活することが大切だと感じました。 (3)復習の内容 職業倫理という言葉調べるにあたって医者の職業倫理を詳しく知りました。日本医師会の定めた倫理綱領によると以下のような内容になっていました。 ・生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに、その進歩や発展に尽くす。 ・この職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける。 ・医療を受ける人々の人格を尊重し、優しい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。 ・互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。 ・医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範の尊守および法秩序の形成に努める。 ・医業にあたって営利を目的としない。 以上のことから、医者は利益を求めて過剰な治療や投薬を行ったり、患者の意思を無視して治療を行うことは、職業倫理に反する行動であること言えます。 医者という職業だけでなく様々な職業に対する倫理を学んでいこうと思いました。
A.(1)講義内容の再話 マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類出来ます。交換価値とは、「何と交換できるか」という観点で見た時の価値を指し、使用価値とは、「何に使えるか」という観点で見た時の価値です。技術は富やお金、価値そういったものと切り離すことはできません。技術を行使して、工業製品を社会に送り出す時は、享受できるメリットだけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスを考える必要があります。日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条ではプロフェッショナルエンジニアは、自分の持つ専門知識と技術を、人類の福祉の発展とその向上のために捧げることを目的として誓っています。以上のことから、講義では損得と善悪における動機付けと誘因と効果について考えました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループに属した人:皆川文音 山崎優月 世界各国が温室効果ガス排出量を協力して削減すれば地球温暖化を抑制することが可能だが、一部の国が自国の経済発展を優先して協力しなければ地球温暖化の進行を抑えきれなず、排出削減を行う国は取り組みに見合った利益が得られない。協力しない国が増加すれば、地球温暖化が加速して全ての国が不利益を被る。 温室効果ガス排出量の増加は経済成長率の高い新興国を中心に行われているが、同じ政策を取る方が関連産業において生産や部品の調達が容易になり、国際競争力が向上する。 (3)復習の内容 目先の利益と莫大リスクかどちらを優先するかを考えた時、結果を知っていれば莫大リスクを阻止するでしょう。しかし、仕事を失うこととなっても、事故を阻止する勇気があるか?、仕事を失うことになっても、感染拡大のリスクを黙認するか?と問われた時に躊躇うことなく答えることは出来ないと思います。しかし、他人の人権を侵害することは道徳観念に反することであるため、万一、今後遭遇した時はこのことを教訓にしたいと思いました。
A.(1)講義の再話 映画「レ・ミゼラブル」の予告編から法とは何か。価値とは何かについて考えました。「法は倫理の最低限度」。これは社会におけるルールをすべて法で定めることはなく、国家権力による強制力によって是非とも守らせなければならない「最低限度の規範」だけが、法として定められています。それは、個人で文章の意味の解釈に違いが生じるからです。政府による法律の他に、自主的なルールがあります。囚人のジレンマを解決方法としてルールを定める本来の目的を見失ってしまうことがあります。法律を責任逃れや悪者探しの道具して使用しては、本来の目的から外れてしまいます。人は過ちを犯しますが、これを罰する法は人がつくった文字である以上、法にも限界があるのです。そのため、倫理観は最後の砦となります。 (2)ワークショップ課題の発展要旨 演題:技術と法律の関係 グループに属した人:皆川文音 山崎優月 規制緩和によって幸せにつながった技術と法律の関係について、電話通信事業の民営化による変化を述べる。 日本ではかつて、日本電信電話公社という特殊法人が、国内の電気通信を一手に担っていた。これは、日本全国どこでも均質な電話通信サービスを提供するという考え方に基づいたもので、公衆電気通信法により、日本電信電話公社以外の企業が電話ビジネスに参入することが規制されていた。 しかし、1985年に公衆電気通信法が電気通信事業法に改正された。これにより、日本電信電話公社の民営化に伴う新規企業参入条件の緩和や電話機メーカーの指定が解除され、価格と性能の競争が生じ、電話料金が下がり、高性能な電話機が低価格で購入出来るようになった。 (3)復習の内容 倫理観とは何か。これを考えた時言語化するのが難しいと感じました。大まかなニュアンスを伝えることが出来ても個々で差が生じてきてしまうものでしょう。倫理観について考えた時に道徳観との違いは何か調べました。倫理観の類義語として最もよく間違えられる似た言葉です。道徳観とは、個人や小さな集団の基準に基づいて物事の善し悪しなどを判断する物の見方です。倫理観は、物事の善し悪しを判断する基準が大きな集団、社会などで定められたものです。つまり、同じ意味合いでも規模の大きなが異なってくるのです。
A.(1)講義内容の再話 リサイクルについて環境保全と資源問題を学びました。講義では、水俣病を例に挙げました。世界は発展し続け急速に最新技術を開発しています。メリットしかないと考えられたパイロットプラントにも大きなデメリットがありました。製造過程で反応しないはずの触媒が反応して無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出しました。排水中の水銀濃度は水質汚染法などの法律で定められています。また、その分布方法も法律で定められていて、JISで業界規格も定められています。もし、さらに高精度の分析方法が見つかり次第、政府に対する動きかけがあれば、今後も改正されていくでしょう。認知出来ないものはほったらかしのままではいけません。二酸化炭素、電磁気、ウイルス、放射線などはどれも人体に有害です。人の知覚によって認識できないは、予測し改善する必要があります。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:新しい技術を運用するにあたって チーム名:エコナ チームに属した人:佐藤きらり 神谷明里 加納和乃 山崎優月 新しい技術を運用するにあたってについて議論し、私たちは「エコナ油」を選んだ。 花王のエコナ油は世界に認められた安全性試験において、一般の食用油と比較して安全性に問題は認められていない。しかし、2009年6月になって花王独自の分析によりエコナ油にグリシドール脂肪酸エステルが一般食用油に比べて多いことが分かり、厚生労働省に報告した。グリシドール脂肪酸エステルとは、発がん性を含めて安全性の懸念を示す報告はないものの、分解すると発がん性が懸念されるグリシドールが生成される可能性が指摘されている。現時点では体内での吸収・代謝・排出などグリシドール脂肪酸エステルの体内動態に関して知見はほとんどないが、体内で100%グリシドールに変わった時を予測し、不純物として明らかになった以上、できるだけ早く低減すべきと考え、2009年9月 、エコナ関連製品の生産・販売を中止した。 (3)復習の内容 私の出身は新潟県です。小学生のことから郊外学習や社会で新潟水俣病について学んできました。高校の入り記憶が薄れてしまっていたため、技術者倫理を通して再度、公害について学べました。小学校で学んでいた当初は、化学構造式やグリニャール試薬などどのように触媒作用し何が生成され、脊椎動物中枢神経系の神経物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害することなど、当たり前ですが、知りませんでした。化学を学んだ身として、正しい知識を正しく応用する必要性を理解しました。
A.(1)講義内容の再話 映画「祈りの雨」予告編から安全と品質管理を学んだ。事故の原因の「知らなかった」をなくすためにも日頃のコミニュケーションが重要です。 各工場では、安全第一の標語を掲げ、生産効率より安全を優先させ、労働災害の防止に務めながら生産活動にあたっています。安全の基本は整理整頓、無知・未熟な状態で作業しない、1人で行わない、装置や器具・毒物や危険物、ガスの理解、慣れは禁物です。緊急時の対応や実験廃棄物の処理方法を十分に理解しておく必要があります。 (2)ワークショップ課題の発展要旨 演題: 学んだ専門知識を活かすには? グループ名:エコナ グループに属した人:佐藤きらり 神谷明里 加納和乃 武井茉央 皆川文音 山崎優月 「エコナ油」について専門知識が活用されているかについて述べる。 エコナ油に含まれるグリシドール脂肪酸エステルが発癌性のあるグリシドールに変わる危険性がある。これに対して、花王は安全性試験や愛用者の健康影響を調査し、その結果を論文として投稿した。また、評価内容を厚生労働省に提出し、健康影響はないものと再確認されている。花王はグリシドール脂肪酸エステルの研究を継続するとともに、社会に役立て今後の商品開発を行うとしている。なお、グリシドール脂肪酸エステルの大幅低減製法はすでに完成している。 演題:リコールを未然に防ごう グループ名:くびふり グループに属した人:佐藤きらり 神谷明里 加納和乃 武井茉央 皆川文音 山崎優月 まずいと思う事案として「お手入れがしやすい首振りサーキュレーター」を選んだ。 リコールされた理由は、配線コードが首振り時に引っ張られ、断線することでショートし火災に至る重大製品事故が発生しているからだ。これは人体に影響を及ぼす可能性がある。このことを未然に防ぐために、使用を想定した検証を十分に行うべきだと思った。 演題:避難訓練の改善点を提案しよう 段差が多く避難時を想定すると、大勢の人が一度に避難するには道幅が狭いと思った。また出入口に人々が集中してしまうと感じた。 (3)復習の内容 身近にあるヒヤリハットを考えて行動することが大切だ。ヒヤリハットの法則を定着させる方法を考えた時に、現状把握からハインリッヒの法則に対する研修を行うことや定期的なハインリッヒ法則に関するミーティングを行う、ヒヤリハットを感じた場合報告書作成を徹底することが挙げられた。1人ではなく集団で体験談を集めることや具体的な対策を立てることが防災意識向上に繋がります。
A.(1)講義内容の再話 気候の急激な変動や人口の爆発は、食べ物を減らし、住むところを奪います。すると、貧困も増えてしまいます。貧困から、食べ物の奪い合いが起これば、警察権が強まり、民主政治は崩壊し、専制政治に逆戻りです。このとき、必要となるのは、教育です。どうすればいいか伝える必要があります。しかし、教育にも二面生があり、劣悪な教育は不幸な結果を招いてしまいます。近年、地球温暖化について議論されています。地球温暖化を少しでも抑制するには、二酸化炭素の排出を抑制することが急務です。では、なぜそうしなくてはならないのか、何をすればいいのか理解するために資源、環境、大気、海といった事柄を取り扱う地学を学ぶ必要があるのです。持続可能な社会へ向けて世界的に取り組みが進む中で、エネルギー資源や環境保全に対する姿勢を育む必要があります。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:あなたが、きのう排出した二酸化炭素は何キログラムでしたか? チーム名:水素 チームに属した人:佐藤きらり 神谷明里 鹿間桜 皆川文音 武井茉央 二酸化炭素削減対策として「木造マンション」を挙げる。木材は鉄やコンクリートを同じ質量で比較した場合、圧縮強度や引張強度いずれも数倍高い強度があるというデータがあり、とても軽く強い素材である。また、成長過程において多くの二酸化炭素を吸収した機能は木材になってからも炭素固定をし続ける。そして、木材の寿命は長い。木材を劣化させる条件である水・酸素・湿気などの原因を解決させた環境下であれば腐食しない。また、木材はストレス緩和や集中力の向上、怪我の抑制効果などの報告から教育施設に利用される。音をバランスよく吸収するという点からコンサートホールで有効に活用されている。森林のリサイクルがうまく循環することで、国土保全、土砂災害の防止等の多様な機能が発揮される。結果的に、森林の保全を行っていることで地球温暖化防止、生物多様性の保全に繋がっている。 (3)復習の内容 二酸化炭素削減について「木造マンション」の他に何が考えられるか調べました。その結果、「水素自動車」を挙げます。ガソリン車の代わりに水素を燃料として走行する水素自動車は、走行時の有害ガスを抑えることが可能です。しかし、水素は宇宙全体では約90%ですが、地球上では、大気中に殆ど存在はせず、海水や鉱物また動植物の体内に化合物として存在しているため、水素を製造する際に使用する白金に莫大なコストがかかってしまいます。より一層の技術発達に期待します。
A.(1)講義内容の再話 情報技術と工学倫理について、サイバー犯罪やサイバー攻撃はもはや現実のものとなりました。例えば、フォルクスワーゲン自動車のECUに、クルマが検査中であることを察知するソフトウェアを仕込み、検査をかいくぐる不正が行われました。現代社会では、音楽や映画をディジタル化することで完全な複製が出来るようになりました。また、機械で簡単に複製できるようになったことで、自由に音楽や映画を複製される可能性があります。そこで著作者の権利を守るための法律かわ発達しました。また、印刷技術が宗教革命を起こしたようにディジタル技術が発展しています。印刷技術は、紙の上の文字を大量に複製でき、インターネットは電子化された文字を大量に一瞬で複製できます。その結果、見たり聞いたり出来るものは、センサーとAD変換でディジタル情報となり、加工され、アクチュエーターとDA変換で、見たり聞いたりすることができます。AI技術のために規制緩和された著作権法により、深層学習や機械翻訳の技術開発のためにバックエンドで行われる複製、セキュリティ対策のためのソフトウェアの調査解析など、著作物を鑑賞等する目的ではない利用が広く可能となりました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:自分の良心に素直に従えないときは? グループ名:天然水 グループに属した人:佐藤きらり 神谷明里 加納和乃 皆川文音 山崎優月 技術力を持った自分が、自分の良心に素直に従えない場面として、実験を行っているときを想像する。実験で思い通りの結果が得られなかったとき、失敗原因が分かっていたためデータを改ざんしてしまう可能性がある。その場面で、改ざんせずに表記し、原因を改めて明らかにすることが大切だ。そして、もう一度実験をやり直す必要がある。 (3)復習の内容 私の身近にもAIによるフェイクニュースが多く見られます。InstagramやTikTokなどのSNSでは現実の人と見間違う程の架空人物が画像だけでなく動画もあげられています。肌の質感やAIと思えない滑らかな動きに驚かされます。また、テロと思われる悪質なフェイクニュースや検出システムを黙せる画像などで被害が挙げられます。こういった被害を減らすために、要因に信じず、自分で調べる力が必要となってきます。
A.私は、予習報告書を選んだ。 (1)書誌情報 5S運動 5S運動とは工場の中にある作業場、工具、設備、部品などを対象とした活動であり、予防保全や品質管理の役に立っている。整理、整頓、清掃、清潔、躾を行いことで結果的に作業時間が短縮され、人件費の削減、品質向上や欠損などが一目瞭然となる。実際に私はピザ工場でアルバイトをしている。ここでは、毎日2時間清掃活動を行い、つねに作業場、機器、床や排水溝などが清潔に維持されている。ピザ生地を潰し伸ばす過程で、作業スピードの短縮に繋がっていると感じた。 また、消費者として5S運動は品質に疑いがないものとして信じる証拠となっている。 工場だけではなく、日常生活で5S運動を行い、身の回りを清潔に保ちたいと考える。 地球レベルで考える環境問題 地球レベルで考える環境問題として環境トリレンマ問題の構造をみると、人口増加や経済発展、資源・エネルギー、食糧、地球環境の関係から迫り来る人類の危機が生じている。貧富の差が生じ食料が公平に分布されず、自然災害や難民問題、地球温暖化が促進されオゾン層破壊、生物多様性の喪失が起こっている。環境破壊が起きていることで資源やエネルギー問題に視点を移すと、有限資源は枯渇問題に直面しているため現在、技術開発の発展で持続可能なエネルギー供給されている。また、食品資源は先進国が生活の豊かさを求めた結果、大量生産され大量消費を加速させ、大量の廃棄物を生んでいる。途上国では十分に食料が供給されない状況で、これは行動を見直させられる。廃棄物などを回収して浄化や再生し循環型の社会づくりが大切であると考えた。 ハインリッヒの法則 ハインリッヒの法則とは、過去の労働災害5000件以上を統計学的に調べ、その内訳として、「重傷」以上の災害が1件でもあったら、その背後には29件の「軽傷」をともなう災害が起こり、300件もの「ヒヤリ・ハット」(被害は発生しなくてもヒヤリとしたり、ハッとしたりする体験)が存在することを導き出した。 事故防止のためには、事故や災害の発生を予測し、危険を防止する態度を身につけることが大切だと思った。 仕事上、大型機械を取り扱う時は必ず2人以上であり、声を掛け合って行っている。ほかの作業者の安全にも配慮することで自身の安全を再確認することができる。作業をする時は、気持ちを集中させ、真剣に取り組むことが重要であると思った。 (2)要旨 (3)合格に値する根拠
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<li>
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/WebClass/WebClassEssayQuestionAnswer.asp?id=185'>
<q><cite>
■総まとめ(技術者倫理2023R05)
</q></cite>
</a>.
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Syllabus.asp?nSyllabusID=11211'>
技術者倫理
<a/a>・
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=6311'>
成績評価申請
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。