大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
A. もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気があるか。それともお金をもらって、事故のリスクを黙認するか。過去にこの選択を迫られたチャレンジャー号事件という悲惨な事故が起こった。チャレンジャー号が爆発したのは、固体燃料ブースター・ロケットの胴体から漏れた超高温の燃焼ガスが、外部燃料タンクを貫き大量の液体燃料に引火したため、大爆発を起こしたのである。事故が起きた原因は、ブースター・ロケットの接合部分にあるゴム製のOリングというガス漏れを防ぐ役割を担っているものである。このOリングが、ゴムの性質であるゴム弾性とガラス転位点を見誤ったため、ゴムの機能を失ってしまい、Oリングがうまく作動してくれなかった。当時、技術者たちは寒い環境下でのOリングの異変に気付いており、温度特性に関するベンチ実験を行う一方、繰り返し社内上層部やNASAに対し、抜本的な対策の必要を訴え続けてきたが、無視されたり、抑え込まれたりの連続だった。NASA側はシャトル計画の予算削減の危機に直面していて、いち早くロケット打ち上げの成功をおさめたかった。最終的に経営的判断を下され、悲劇が起きてしまった。技術者であるボジョリーはこの事故の証言をしたために周囲から非難されたが技術者としての責務を貫いた。技術者としてボジョリーのように行動したい。 囚人のジレンマを選んだ。対応させる、身近な実際の例として、環境問題を選んだ。個人と社会全体が環境保護に取り組んだ場合は環境破壊を防ぐことができるが、一部の個人だけが開発による環境破壊すると、一部だけが利益を享受する。社会全体が開発による環境破壊が行われた場合、個人の環境保護も空しく破壊へと進んでしまう。個人と社会全体の開発が止まらない場合、自然の破滅へと進んでしまうだろう。 ボジョリーたちは、危険を避けるために技術者としての責務を全うしようとしていた。結局は経営的に考えて実行せざるを得なかった。だがロケットに人を乗せる以上、NASAの行動に疑問を抱いた。
A.前回の内容で倫理観による意思決定において環境要因の存在に少し触れた。今回は意思決定過程の問題によって重大な事故となったチャレンジャー事故について知った。チャレンジャー事故はゴムの性質とガラス転移点を理解している技術者と経営陣の間で意見の対立が起こり経営陣が意見を押し通したことで事件が起きた。これを考察するうえでゲーム理論を学習した。ゲーム理論は拡張性が高く個人と個人の間における利害関係だけでなく個人と組織、組織と組織における利害関係とそこでの意思決定を推測することができる。 僕たちはテストにおけるカンニングに囚人のジレンマを適用した。 講義中はテストを受ける二人の挙動について議論する場合に 勉強して知識をつけるという長期的な視点と テストを突破すればよいという短期的な視点があり 議論が難しいという意見があった。 講義終了後 テストを受ける二人の状況を設定する必要があることに気づいたため状況ごとに分けて一般的に用いられている学期の単位没収というペナルティーの有用性を考えたい。合格点はどの場合でも60点とし、勉強時間の節約とテスト合格を目的とする。例の場合(学生Aの期待得点が70?80点、勉強時間3時間 学生Bの期待得点が50?70点、勉強時間1時間) 学生Aの支配戦略はカンニングしない 学生Bの支配戦略はカンニングするであることがわかる。このため、学生間に勉強時間または期待得点に差がある場合それが短いあるいは低いほうにカンニングが有利に働くことが確かめられた。このため、学習の不均一化を是正するためにカンニングへのペナルティーは有効といえる。
A. plasticは日本語に訳すと可塑性という意味になる。可塑性とは、物体に力を加えて変形させたとき、加えられた力を無くしても変形したまま元に戻らない性質のことだ。これの対義語が弾性(elastic)である。弾性による変形の大きさは応力に比例し、これはフックの法則によって定められている。一般的な流体の流速は応力に比例し、このような流体をニュートン流体と呼ぶ。そしてこの流速と応力のグラフの傾きが粘性である。応力が大きくなると流速が急激に上がるのがチクソトロピーである。一方応力が大きくなると流速が急激に下がるのがダイラタンシーである。ダイラタンシーの例として有名なのは片栗粉を分散させた水だが、より身近なものだと田んぼの泥が当てはまる。泥に脚がはまったときゆっくり引き抜かないと脚の上の泥が固まって引っかかるのだ。 ゴムはプラスチックと異なり、変形しても分子内の架橋構造が元に戻ろうとするため弾性を持つ。ただしガラス転移点の温度を下回ると物体がガラス状態になりゴムの弾性は失われる。これが原因で起こった事故がスペースシャトルチャレンジャー号の爆発事故だ。 この事故では打ち上げの中止による責任を負うことを関係者が嫌がり発射を止めることができなかった結果、事故による責任を全員で負う結果となった。このように全員が個人の利益を最大化しようとした結果全体の総合利益が損なわれる事象をナッシュ均衡という。 ゲーム理論の例について。グループ名、終末時計。共著者、我妻龍樹、合力健矢。役割、概念化Conceptualization、原稿作成Writing - Original Draft。 軍拡競争について考えた。仲の悪い二つの国がともに軍縮を行えば、双方ともに軍事費に回していた予算を社会保障費などの国民のために使うことができる。一方のみが軍縮を行いもう一方が軍拡を行うと、軍拡を行った方が軍事力による圧力で外交上優位に立てる。双方ともに軍縮を行わなかった場合、お互い軍事力で相手を上回る為に際限なく軍拡が行われ、国そのものの発展に使える予算は減り、緊張状態が高まり何かのきっかけで全面戦争に発展しかねない。 実際の所はもっと複雑であり、軍拡によって国際的に非難を受け、かえって外交上不利になる恐れもある。
A. チャレンジャー号爆発事故は、アメリカの宇宙船スペースシャトル・チャレンジャー号が1986 年1月28日に発生した悲劇的な出来事です。この事故は、NASAのスペースシャトル計画の一環として行われたミッション中に発生しました。この事故は機体の右側の固体燃料補助ロケットの Oリングシールの不具合が原因でした。気温が非常に低かったため、Oリングの材料であるゴムの温度がガラス転移点を下回り、弾性を失ってしまい、、Oリングが適切に機能せず、推進剤の漏れが起こりました。これが原因で燃料タンクに引火し、機体が爆発しました。技術者たちはOリングの問題について警告していましたが、その警告をNASAの首脳陣が適切に評価せず、結局悲劇が起きました。 今回のワークショップ課題 メンバー 合力健矢 河合敦 我妻 チーム名 終末時計 自分が担った役割 調査 Investigation このワークショップ課題では囚人のジレンマについて調べ、その具体的な例として、アメリカ合衆国とソビエト連邦の冷戦について調べた。 アメリカとソビエト連邦は お互いに核兵器を持ち、お互いに先制攻撃を恐れ、核軍拡競争が続いた。お互いに協力すれば共通の利益があるが、相互不信と緊張から 裏切りが生じ、軍拡競争が進行した。 チャレンジャー号の件とは少し異なるが、予習報告書でシティコープビルについて調べたことをおもいだした。こちらはルメジャーの英断によって悲劇的な事故が起こる前に対策をすることができたが、自分が同じような立場になったとき同じような判断が下せるかどうか、自問した。
A.(1)講義内容の再話 技術者倫理を守って使うことと、それによって生じるお金の損得というものは切り離して考えることは難しい。ここでチャレンジャー号の爆発事故という有名な例をあげる。これはアメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャー号が打ち上げ後に分解し、7人の乗組員が全員死亡したという事故である。機体にはガラス転移点が0℃のOリングが使われており、当日は最低気温が-8℃の予報が出ていた。技術者は大事故につながる可能性が十分にあると予測していたが、経営陣からの圧力により屈してしまい打ち上げが実行され悲劇は起きた。技術者だけでなく経営幹部にも責任がある事故ではあったが、技術を使うものはどんな状況でも、金銭より公共の福祉を優先しなければいけないということが重要であると学べる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題 : ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名 : 終末時計 共著者 : 河合、合力 役割 : Investigation 囚人のジレンマを選んだ。例として、A国とB国が軍拡競争を行った時をあげる。A国とB国が軍事費を減らして社会保障にお金をまわすと双方軍事費を減らせて国家を発展させることができる。片方のみ軍事費を増やすと、増やした側は他国に圧力をかけることができ有利になるが、減らした側は不利になる。双方が軍事費を増やすと財政が圧迫され国家の発展ができなくなる。このように個人の利益だけを最大化させようとすると結果として双方が損をするというケースがでてくる。 (3)復習の内容 チャレンジャー事故をどうすれば防げただろうと復習しつつ考えてみた。チャレンジャー号は多くの人、組織から期待されていたものであったようで、スケジュールが遅れている状況でNASAの責任者は焦っていた。このような時は些細な異変や事故の予想は無視されて圧力で推し進められてしまうのだろう。安全基準を余裕をもって設定する、圧力に屈しずに基準を守ろうとすることが事故を防ぐために重要であったと考える。
A.(1)チャレンジャー号の事故についての動画を閲覧しました。事故の概要としては技術者と上層部との事故の可能性への危機感のギャップがあり、上層部が強行突破したことにより、ゴムのガラス転移点が原因で事故が起きたということを学びました。 ガラス転移点とはゴムをある一定の温度まで下げることにより分子の運動が抑制され、硬質のガラス状態になります。この温度のことをガラス転移点と言い、これによりゴムの弾性率が非常に低くなるため割れやすくなり、チャレンジャー号の事故が起きました。またチャレンジャー号の事故より、実際に自分がNASAに就職したと仮定した場合に、技術的な観点から事故の可能性を掲示したところで「上層部より本当に事故が起きるのか?延期したことによる損害賠償ができるのか?」といった圧力をかけられた際にそれでもなお技術者としての主張を押し通せるのかについて考えました。それに伴う権威と権力についても考え、学びました。 (2)発表ではゲーム理論から見た損得と悪意について考えました。私たちのグループでは携帯キャリアの価格競争についてを例として挙げ、発表しました。 (3) 囚人のジレンマの対応させる例として、携帯キャリアの価格競争を選んだ。 A社とB社が存在する時、A社とB社の両方が話し合い価格を下げなければお互い通常の利益を得れる。 片方のみが価格を下げると片方が得する。 両社が下がると価格競争によりお互いが損をする。
A.(1)ファインマンの報告を読んで考えた結果、この若い学生が学んできた宗教によれば、道徳の規範は神の言葉にもとづいているはずだったため、彼は当然ながら、懐疑の矛先を倫理的問題に向けることになるはずだ。でも、神がいないのだとしたら、いったい神の言葉はどうなるんだろう? と考えた方もいると思うが、実に不思議なことに、人の道徳観は神の存在を疑おうか疑うまいが、究極的にはほとんど無傷で生き残るものなのである。 くだんの学生もはじめのうちこそ、いままでの道徳観に多少まちがっている点を見つけることになるだろう。 しかしたいていはあとで思い直し、結局、基本的には以前とさしたるちがいのない道徳観が残ることが多い。 してみるとこうした観念には、ある意味の独立性があるのではないでしょうか。 結果的にはキリストが神であるということを疑いながらも、同時に「何事もでも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」という信条を固く信じることが可能だ。要するに僕らの心のなかに、このような二つの異質な考えを共存させることが可能である。 無神論者であるはずの科学者が、社会ではけっこう道徳的な生きかたをしているなと、みなさんに感じていただくことを僕は願っている。 (2)ゲーム理論からみた損得と善悪 囚人のジレンマ 対応させる、身近な例として、環境問題を選んだ。 個人と社会全体が環境保護に取り組んだ場合は環境破壊を防ぐことができるが、一部の個人だけが開発による環境破壊をすると、一部だけが利益を享受する。社会全体が開発による環境破壊が行われた場合、個人の環境保護も空しく破壊へと進んでしまう。個人と社会全体の開発が止まらない場合、自然の破壊へと進んでしまうだろう。 (3)身近なもので交換価値、使用価値を考えた。今までの大学でのサークル活動を価値に換算してみた。いくら積まれても、サークルを優先すると思うので、交換価値はゼロで使用価値のみがある
A.
A. メリットとデメリットの関係をゲーム理論という、プレーヤーと戦略の選択があって、どの選択を選べば、プレーヤーにとってメリットがあるかを計算する数学に適応させて整理する。 囚人のジレンマの考えた例としてトイレットペーパーの買い占め問題を挙げる。1人がトイレットペーパーを必要以上に買い占めることでその個人は在庫が余る。その影響で買えなかった人は周りにその話を拡散する。病買えないという噂を聞いた人が増えることでトイレットペーパーを変えない人が増える。これの繰り返しが囚人のジレンマと言えるのではないかと話した。 囚人のジレンマを選んだ。例として試験のカンニングの例を選んだ。 得られる試験の点数と、費やした時間を合計して利得とした。ただし試験は100点満点であり、試験時間は120分とする。このとき、1点と1分の価値は等しい。また、試験を受けるA、Bは確実に満点を取れる実力があり、試験監督の目を完全に欺いてそれぞれのカンニングができるとする。 ・A、B両者が120分を費やして100点を取った場合、両者の利得は-20 ・Aが120分を費やして100点を取り、BがAをカンニングして100点を取る場合、Aの利得は-20、Bの利得は100 ・Bが120分を費やして100点を取り、AがBをカンニングして100点を取る場合、Bの利得は-20、Aの利得は100 ・両者が問題を解かず、最後までお互いをカンニングする場合両者の利得は0 従って、今回の条件の場合は試験を解くよりもカンニングをする方が得であると分かった。
A.1)技術者が不可能または危険があると説明したにもかかわらず,経営者が利益を追求するがために起きてしまった悲惨な事故や事件について学んだ. 2)ゲーム理論から見た損得と善悪について,囚人のジレンマについて具体例で考えた. また,ここでバイトのゴミ捨てを対応させる身近な例とした.バイトA,Bがゴミ捨てをしてから帰宅してくれと店長に頼まれたとする.二人でやれば早く終わるし,店長に怒られることもないが,AまたはBがやらずにかえった場合,帰った方は早く帰ることができるが残った一人が倍の時間を費やすことになる.二人ともやらずに帰ると店長に怒られることになる.と言う状況がとても身近な例として当てはまると考えた. 3)チャレンジャー号事件のような人命に関わる大きな被害ではないが,最近,技術者側が事故の可能性を指摘したにもかかわらず経営者側が受け入れないといった類似した原因によると思われる事故があった.某百貨店のケーキが配達後に崩れていたというものである.本来であれば冷凍によって大きく崩れることはないよう設計されたケーキが,材料の入荷の遅れにより十分な冷凍ができないとわかりそれを製造工場側から打診したにもかかわらず,経営側が受け入れられず,多くのケーキが崩れてしまったと考えられると聞いた.経営していく以上利益は重要であるが,技術者や専門家の提言を無視されてはやるせないし,結局確かな利益にもつながらずむなしいことだと感じた.
A.1)人は技術というモノを、富やお金、価値、商品といったものと切り離して考えることはできない生き物である。この例としてチャレンジャー事故という出来事が挙げられる。これはクリスタ・マコーリフ先生による世界で初めての宇宙からの授業を行おうととした際に引き起こされた事故である。宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと隣り合わせであるということを忘れてはいけない。彼女はそれを忘れてはいなかった。 ロケットの結合部には樹脂製のわっかのようなものが使われており、これによりロケットの行装が結合されている。樹脂はゴム製であるので、当時の技術者はゴムのガラス転移点とゴム弾性についてよく知っていた。その日の気温が-5度と天気予報よりも低かったため、ガラス転移点の点から気温が0℃近くになるとゴムはガラスのように硬化し、その存在意義がなくなってしまう。このため、ロケット機器の内部にトラブルが発生し、正常に機能しなくなるのではないかという憶測が技術者の脳裏に走った。これを受け、技術者は経営陣にロケットの発射を取りやめるように伝えた。だがしかし、技術者の考えとNASAの経営陣の考え方は異なっていた。ロケットの打ち上げにはとてつもない予算が既に使用されており、もし技術者が予見した事態が起こらなかった場合、経営側としては甚大な損失を被ることになってしまうからだ。技術者は自身の発言とその責任に自信を持てなかったことからロケットの発射を許可してしまう。そして、悪天候の中、ロケットが発射されるがトラブル異常により、ロケットは墜落、クリスタ・マコーリフ先生は帰らぬ人となってしまった、という事件である。 技術というものは冒頭でも言ったように、お金や価値といったものと切り離すことはできない。だが、これらが個人または大衆の人々の幸せとどのような関係があるか考え、それらの優先順位を決めることは可能だ。一人の技術者として自身の専門知識と技術を人類の福祉の発展とその向上のために、最大限の努力を惜しまないこと、誠実な仕事のみ参画すること、人間が守るべき普遍的原則、及び専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得ること、金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させることを第一に考えるべきだ。 そして、技術を行使して工業製品を世に送り出す際には、コスト、アドバンテージ、リスク、この3点の相互作用についてよく話し合うことが重要である。 2)市場のニーズに応え、人々が幸せになるようにと、日夜研究した結果が、実用化され、運用される故余波技術者の冥利に尽きると言える。が、しかし、その技術を行使することによる潜在的な危険に気付くことは、技術者の限りある知識だけでは対応できない。ましてや組織内の専門分野に特化した業務に携わっていればなおさらである。予見可能性と結果回避義務を果たすため、技術者としてどんな姿勢で学べばよいか、水俣病、イタイイタイ病、第二水俣病、四日市ぜんそくなど具体的な例を一つ選び、議論せよ。 3) 予見可能性と結果回避義務の議論の例として、「アスベスト」を選んだ。 アスベストは主にバスマットとして使われることが多く、屋根や、内壁、接着剤としても使用されている。 この物質の危険性として、石綿などから排出されるアスベストは廃棄の際に吸い込んでしまうと、アスベストは体内で分解することが非常に難しく、吸引によって、肺組織内に長く滞留することになる。これにより様々な呼吸器系の病気を引き起こすことから、その危険性が示されている。 技術者として、アスベスト(技術者が使用する物質)についての危険性を理解し、適切な方法、用途を考えたうえで使用する姿勢が重要だと考えた。
A.(1)善悪と損得は、個人の利益と公共の福祉に関連する重要な概念である。善悪は倫理的な価値観に基づき、行動の正当性を判断する。損得は個人の利益や利得を指し、行動の結果を評価する。個人の利益と公共の福祉はしばしば対立することがある。個人が損得を重視する場合、公共の福祉が損なわれることがある。一方、倫理的な善悪の観点から、個人の利益を犠牲にしても公共の福祉を優先することが重要だと思う。社会的責任や共通の利益を考慮することで、個人と社会全体の調和が図られるのではないかと考えた。 (2)ワークショップでは囚人のジレンマで環境問題を選んだ。環境問題における囚人のジレンマは、個々の行動が共通のリソースや環境に影響を与える場合に現れる。たとえば、漁業業者が海の魚を漁獲する際に考えられるシナリオを考える。海にはある程度の漁獲可能な魚が存在し、各漁業業者はこの魚を捕獲することで利益を得ることができる。しかし、個々の漁業業者が利益を最大化するために過剰な漁獲を行うと、海の魚の資源が枯渇し、全体としては漁獲量が減少し、業者全体の利益が損なわれる可能性がある。ここで囚人のジレンマが発生する。各漁業業者は、他の業者が漁獲を減らしても自分だけが過剰漁獲を行った場合、自分の利益が増加する可能性がある。しかし、すべての業者がこのような行動を取ると、結果として海の魚の資源が枯渇し、業者全体が被害を受けることになる。 (3)ゲーム理論では、プレイヤーは損得を最大化しようとするが、善悪の観点からの行動は異なる。損得は自己利益を基準にし、行動の選択に影響する。一方、善悪は倫理的価値観に基づき、社会的な規範を反映する。時には損得と善悪が一致する場合もあるが、対立することもある。個々の行動が社会全体の利益や価値観に適合するかどうかを考慮することが重要である。
A.講義内容の再話 もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気がありますか?それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認しますか?この文脈は、そのままコロナウイルスとの戦いでもある。もし、仕事を失うことになっても、感染拡大を阻止する勇気がありますか?それとも、お金をもらって、感染拡大のリスクを黙認しますか?クリスタ・マコーリフ先生の 世界初めての宇宙からの授業は実現しなかった。しかしそれを見ていた全米の子どもたちが、それを教訓にした。宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、彼女がそれを受け入れる勇気をもっていた。この授業では、チャレンジャー号爆破事件を通し、多くの教訓を得た。 ワークショップ課題の発表要旨 ゲームの理論からみた損得と善悪というテーマで議論を行った。チーム名は不明、メンバーは、吉田天音、島川真於、大堀颯斗、東尾朱理である。私達は、コロナ禍でのマスクの買い占めについて考えた。コロナ禍で自分の利益を最優先に考え、マスクを買えば他の人たちは買えなくて不利益をこうむる。他の人の利益を考えて自分は買わないことにすると自分は益を得損なう。自分も他の人も購入すれば店舗在庫はますます少なくなり不足状況に拍車がかかる。双方ともに買わなければ店頭在庫は確保される。 復習の内容 授業の復習として囚人のジレンマについて調べた。囚人のジレンマは、ゲーム理論におけるゲームの1つであり、お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである。
A.(1)目の先の利益に飛びつくか、危険性を考え声を上げるかについて学びました。技術者として、自分がこの技術が危険であると分かっていても、上司に逆らえない状況であったら、たくさんのお金がもらえたら、ということを考えると正常な判断ができなくなってしまうことが考えられる。 (2)ゲーム理論について話し合いをし、その中でも、囚人のジレンマについて実際の生活に合わせて具体的な例を出し合った。私たちのグループは、会社の利益についての囚人のジレンマを選び、分かりやすいように表を描いた。 (3)囚人のジレンマに対応させる身近な実際の例として、会社の例を選んだ。会社AとBが冷蔵庫を売る価格を決める状況を考えました。国内で20万台が売れると仮定して、AとBの2つの会社があり、それぞれ10万円に価格を設定すると、お互いに10万台ずつ売ることになります。この場合、それぞれの会社の売り上げは100億円となり、これが最善の結果といえます。しかし、Aが9万円で販売し、Bがそのまま10万円で販売した時、Aの方が売れ、Bは利益を得ることができない。しかし、Aは180億円を売り上げることができるため、Aにとっては9万円で販売するのが最善といえます。もし、Bが9万円で売ったとしても、Aは9万円で販売する動機が生じる。したがって、Bが10万円で販売しようが、9万円で販売しようが、Aにとっては常に9万円の選択が妥当になる。両者が利己的に行動するとしたら、両者ともに9万円を選ぶこととなり、お互いに利益を手渡し合うことになる。
A.技術者にはチャレンジャー事故や原爆のように、自らの立場や利益と、倫理観に挟まれてしまう瞬間が来る可能性がある。誰かを犠牲にして自分が得するのかなどの倫理観の問題と、技術者は付き合っていかなければいけない。しかし、チャレンジャー事故のように、戦争中に技術を求められた場合などは、それはつまり倫理観を捨てて技術を使うか、倫理観を捨てずに自分の命を捨てるかの選択になってしまうこともある。そのような場合に、自正直なところ自分だったら死にたくないので倫理観を捨ててしまうだろうとも思った。工業製品においては、リスクやコストと倫理観の天秤が付きまとうことになる。リスクやコストを数値にして、様々な角度から評価することになるが、技術者としての倫理観をその数値にどのように、どの程度当てはめていくのかが大事になってくる。 マスクの買い占め 皆が必要な量のマスクを買えばいいのに、自分が損しないように買い占めてしまうひとがいることで、周りも買い占めてしまう負のスパイラルになった。倫理観が人間全員にあれば起こらない問題ではある。 チーム名 もけい 囚人のジレンマ コロナ渦のマスクについて。AもBも必要な分だけ買えばどちらも損をせず、どの店舗でも好きな時間に買うことができる。どちらかが買い占めるともう片方が買えなくなったり、店舗をいくつも回る必要がある。どちらも買い占めようとすると互いに早起きしてマスクを買いに行く必要がある。
A.(1)プラスチック(plastic)は日本語で可塑性といい形が自由に変わるこという。対義語として、弾性(elastic)が挙げられる。弾性の例として挙げられるのがフックの法則であり、伸びは応力に比例するというもので、この時の傾きが弾性にあたる。ゴムが引っ張られて戻るのは分子構造が乱雑しているほうが安定しているためである。一方で、ゴムがゴムとして機能するにはガラス転移点以上の温度であることが必要である。 このガラス転移点を巡って起きたのがチャレンジャー号の爆発事故である。チャレンジャー号打ち上げ直前の当時の気温が、燃料を密閉するためのOリングのガラス転移点を下回ると予報されたため、担当のエンジニアは打ち上げの延期を申請していたが、却下された。また、そのエンジニアが担当を外されたため、チャレンジャー号は1月28日に打ち上げられ空中分解した。 当時、宇宙産業は国際的な競争が発生していた。そのため、この事故は他国の宇宙産業よりも発展させたいというエゴによって引き起こされた事故だったのではないだろうか。 (2)ワークショップでは、ゲーム理論の「囚人のジレンマ」について考えた。真面目に働く社員とサボる同僚を対応させた。囚人のジレンマは、2人プレイヤーの1回ゲームである。 真面目に働く社員を社員A、誰かに手伝ってもらうまでサボる同僚を社員Bとし、この二人の「利得」を「楽に仕事が進捗すること」とする。 すると、社員Bは「働かない」、社員Aは「働く」という戦略が最も合理的であるということが分かった。 一方で、社員A、Bともに「働かない」という選択すると会社全体として仕事が進まなくなるため、ともに利得なしということが分かった。そうすると、社員Aが不利益を被ることが多くなる。この時、社員Bが「働いても働かなくても給料や評価が変わらないから働かない」という考えである可能性があるため、働く姿勢によって評価や給料を変動させる制度を導入すると有効であることが考えられる。 (3)復習としてゲーム理論の用語について調べた。すると、平常演習の内容は「ナッシュ均衡」と「囚人のジレンマ」とよばれるものであった。ナッシュ均衡とは、どのプレイヤーもほかのプレイヤーがナッシュ均衡の戦略を選んでいる時は、その戦略が一番利得が高くなるというもの。 一方で、「囚人のジレンマ」とは、プレイヤーにとって最も魅力的な選択を選んだ時、協力したときよりも悪い結果になるというもの。
A.講義内容の再話 ゲーム理論は、個人の利益を最大限にしようとするとうまくかないケースが出てくるということを学んだ。そのために社会規範、ルール、法律を作って、それらを守っていく必要があるということです。 囚人のジレンマの解決方法として、プレイヤー同士が話し合いをしてルールを決める方法と、政府がルールと罰則を定めて利得表その物を変えてしまうという方法があった。政府が定める方法としては生成物責任法、略してPL法というものがあります。また、プレイヤー同士が定めるルールとして国際基準化機構、ISOというものがあります。 コンプライアンスは大切なことであるが、ルールを定める本来の目的を見失わないことが大切です。法律を責任逃れや悪者探しの道具に使っては本来の目的から外れてしまいます。そのようなことから、政府が定めた放冷が物議を醸すことがあったのも事実であり、法にも限界があります。 発表要旨 チーム名「天然水」 高根沢颯太、山崎優月、松永凛、皆川文音、佐々木渉太 役職:発表者 他のメンバーがネットなどで今回の自分たちが取り上げる内容について調べていました。 復習の内容 日本ではかつて日本電信電話公社という特殊法人が国内の電気通信を一手に担っていた。公衆電気通信法により電電公社以外の企業が電話のビジネスに参入する方が規制された。その後、1985年に公衆電気通信法が電気通信事業法に化成されて、民営化された。
A.(1)温度が高いとゴム、低いとガラスになる。この境目をガラス転移点という。このこと技術者倫理が関わる例としてチャレンジャー事故が挙げられる。スペースシャトルに使われているゴムがガラス転移点を下回り、ガラスになったことで事故が起きた。この事故は起こる可能性が技術者によって指摘されていたにも関わらずそれを無視して打ち上げを強行したことによる事故である。経営者が利益を優先し倫理を無視したことが発端である。 囚人のジレンマとは二人の人が自分の利益を最大化しようとすると結果的に両方損することである。これの解決策としてペナルティの追加やインセンティブなどが挙げられる。 (2)演題: ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:店・店 共著者名:高橋俊亮 どの行動をとれば最も利益が出るかを合理的に計算するゲーム理論について考え、該当する例を身近なところで考えて一つ選び解説した。私たちのグループでは同じ商品を同じ値段で扱っている二つの店について考え、値下げを行うか否かによる利益の変化を考え図に示した。また両者が納得するにはどうすればよいかを考えた。 (3)ワークショップでの内容を以下のようにまとめた。 同じ商品を、同じ価格で取り扱っている店Aと店Bがある。 Aだけが値下げすれば、Aに客が集中することでAの利益は上がり、Bは下がる。 Bだけが値下げした場合は、Aの利益が下がり、Bの利益が上がる。 AとBが互いに値下げすれば、客数は変わらずお互いに利益が減ってしまう。 解決策としてはAとB同士で互いに協定を結び値段を設定することが挙げられる。
A. チャレンジャー号の事故は、損得勘定の観点から見ると、短期的な利益や政治的な要求が技術的な安全性やリスク管理を上回った結果として起こりました。当時、NASAはスペースシャトルの打ち上げを継続することで、政治的な目標を達成しようとしていました。打ち上げの頻度を増やし、プログラムの進行を加速することが望まれていましたが、この目標は技術的なリスクと相反するものでした。事故前、技術者たちは冷気によってOリングが失敗する可能性を警告していました。しかし、NASAの上層部はこの懸念を軽視し、打ち上げを続行することを決定しました。彼らは、打ち上げの延期が政治的な信頼や予算への影響を与える可能性があると判断しました。この判断は、打ち上げの成功に対する短期的な利益を重視することによって、長期的な安全性やリスク管理を犠牲にしたものでした。結果として、打ち上げからわずか73秒後に爆発が発生し、乗組員全員が犠牲になりました。この事故によって、NASAは大きな損失を被りました。技術的、組織的、そして人的な損失が発生し、組織の信頼性や評判も大きな打撃を受けました。この事例から、短期的な利益や政治的な要求が安全性やリスク管理を犠牲にしてはならないことが明確に示されました。損得勘定は重要ですが、安全性やリスク管理を犠牲にすることで将来的な損失が招かれる可能性があることを認識する必要があります。長期的な視野とリスク管理の重要性を理解し、必要な場合は一時的な損失を受け入れる覚悟が求められます。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 囚人のジレンマを選んだ。 2つの国が環境破壊を伴う技術の発展を行うことを想定する。 A国もB国も技術の発展をせずに環境破壊を行わない場合、両国とも現状の維持 どちらかの国が環境破壊を伴う技術の発展を選んだ場合、片方の国だけ技術は発展するが環境破壊の不利益を考えるとトータルで見てマイナス 両国とも環境破壊を伴う技術の発展を選んだ場合、環境破壊によるダメージが加速し、多大なダメージを受ける 短期の利益や政治的な要求に流されず、常に長期的な視野で行動することが重要である。安全性やリスク管理を優先し、必要に応じて一時的な損失を受け入れる覚悟が必要である。 この講義から、短期の利益や政治的な要求に流されず、常に長期的な視野で行動することが重要である。安全性やリスク管理を優先し、必要に応じて一時的な損失を受け入れる覚悟が必要であると学びました。
A.(1)講義内容の再話 マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類出来ます。交換価値とは、「何と交換できるか」という観点で見た時の価値を指し、使用価値とは、「何に使えるか」という観点で見た時の価値です。技術は富やお金、価値そういったものと切り離すことはできません。技術を行使して、工業製品を社会に送り出す時は、享受できるメリットだけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスを考える必要があります。日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条ではプロフェッショナルエンジニアは、自分の持つ専門知識と技術を、人類の福祉の発展とその向上のために捧げることを目的として誓っています。以上のことから、講義では損得と善悪における動機付けと誘因と効果について考えました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループに属した人:皆川文音 山崎優月 世界各国が温室効果ガス排出量を協力して削減すれば地球温暖化を抑制することが可能だが、一部の国が自国の経済発展を優先して協力しなければ地球温暖化の進行を抑えきれなず、排出削減を行う国は取り組みに見合った利益が得られない。協力しない国が増加すれば、地球温暖化が加速して全ての国が不利益を被る。 温室効果ガス排出量の増加は経済成長率の高い新興国を中心に行われているが、同じ政策を取る方が関連産業において生産や部品の調達が容易になり、国際競争力が向上する。 (3)復習の内容 目先の利益と莫大リスクかどちらを優先するかを考えた時、結果を知っていれば莫大リスクを阻止するでしょう。しかし、仕事を失うこととなっても、事故を阻止する勇気があるか?、仕事を失うことになっても、感染拡大のリスクを黙認するか?と問われた時に躊躇うことなく答えることは出来ないと思います。しかし、他人の人権を侵害することは道徳観念に反することであるため、万一、今後遭遇した時はこのことを教訓にしたいと思いました。
A.(1)チャレンジャー号爆発事故を講義中に視聴した。チャレンジャー号の打ち上げの際に大気中の温度や環境などの影響により打ち上げが失敗することは技術者はわかっており、それを責任者に伝えたもののその人が利益や名誉のためにチャレンジャー号の打ち上げを強行し、乗務員が亡くなってしまった。乗務員の中には、先生をしていた人もいて世界で初めて宇宙での授業は実現することはなかった。 ゴムの性質により事故が起きることは技術者なら容易に理解できて、それを伝えたにも関わらず事故が起きたのは、目先の利益にとらわれて安全な判断ができなかった経営陣にあるのだと考えた。しかし、実際に仕事の現場で自分が商品の技術のミスを見つけ、他の経営陣にそれを伝えた際に、今までにかかったコストはどうなるか、発売を見送ることによる損害はどうなるのかを問われた際に果たして自分は良い判断の方を無理やりにでもとれるのかと考えると行動に実際にうつすことができるのか不安だとも感じた。首を切られたらどうしようなどと思ってしまうのではないかと。 しかし、技術、知識を持つということは人の安全を第一に考えることにつながるのだと考えると技術者としての責任は安全な判断をすることにあるのだと言えるだろうと講義のなかで考えた。 (2)囚人のジレンマの例として、雨の際の通勤手段として、車か公共交通機関を使うかの例を班で考えた。「雨が降っていたから車で通勤したが、みんなが同じ考えだったため、道が渋滞し結局遅刻した。 対策として、公共交通機関をできるだけ利用し、近い距離なら傘をさして歩いていく。」 (3)囚人のジレンマは様々なパターンがあり、講義の発表のなかでも他の班でたくさんの意見が出てきた。こういうゲームを会社や研究室などでディスカッションすることは、判断のしづらい状況に置かれた際の思考力のトレーニングとして重要だと考えた。
A.1,チャレンジャー号事件とは、1986年に発生したスペースシャトルの打ち上げ失敗によって7名の乗務員が全員死亡した事故である。事故の原因としては、打ち上げ前に発生した未曾有の寒波によって溝の密閉に使用されていたゴム製のOリングのガラス転移点を下回り、Oリングが変形しなかったことである。 2,私は、囚人のジレンマを選びました。対応させる身近な事例としてアパートの前の雪かきを考えました。雪かきに費やした時間と道を通りやすくなることによる便利さを合計して利得とした。 AさんとBさんが除雪により得をする分の点数を30点、1人で除雪した際にかかる時間を80分としー80点、2人で協力して除雪した際にかかる時間を40分とし-40点として考えると、Aさんが除雪する場合、Bさんが協力してくれると30-40=-10点、Bさんが協力してくれないと30-80=-50点となる。一方でAさんが除雪をBさんに任せる場合、Bさんが除雪に協力すると30ー0=30点、BさんもAさんに除雪を任せると0-0=0点となる。よって、Aさんにとっての支配戦略はBさんに雪かきを任せることとなった。しかし、Bさんも同様にAさんに雪かきを任せており、その後さらに大雪が降りお互いに長時間雪かきをする結果になった。 3,ゲーム理論とは、社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を、数学的なモデルを用いて研究・解決を図る学問である。ナッシュ均衡とは、プレイヤー全てが自分の利益が最大になる戦略をとった場合の状態である。
A.(1)個人の利益か公共の福祉か選ぶなら自分はどちらを選ぶだろうか。当たり前の日々を大切に過ごすため、事故にあわない、防げる事故は防ぐ必要がある。もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気があるか、それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認するか?もし、自分が仕事を失うことになっても、感染拡大を阻止する勇気があるか?それとも、お金をもらって、感染拡大のリスクを黙認するか?自分なら何を選ぶか考えた。プラスチック材料:プラスチック材料は、 非金属材料である。非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料や、セルロース、たんぱく質など天然高分子材料がある。 エンジニアリングプラスチックとして、導電性高分子などもある。この講義の中で印象に残っている言葉がある。それは「そろそろ、技術者の帽子を脱いで、経営者の帽子にかぶりたまえ。」である。自分たちは技術者でありながらも、時には経営者の帽子をかぶり、経営者側に回ってものごとを考えなければならないということだと感じた。 (2)ゲーム理論について、kavi、清野明日美、佐々木鈴華、神山京花、矢作奈々、検索係 利害関係を持つ相手がいる状況で自分と相手の利益を考え、最適な行動を決めるための思考法である。 囚人のジレンマの例:安売り競争→両方との利益が減る。 (3)個人の利益か、公共の福祉か、どちらかを選びたいと聞かれればだいたいの人が個人の利益を選ぶだろう。技術者倫理では、その違いをどう見るかを考えさせられる講義であった。
A.講義内容の再話: クリスタ・マコーリフは世界で初めての宇宙からの授業を達成することが出来なかったです。しかし、これを目にした全米の子供たちはこれを教訓にしました。 プラスチック材料は、非金属材料です。非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料やセルロースやタンパク質など天然高分子材料があります。エンジニアリングとして、導電性高分子などもあります。 権威と権力は違います。権威ある教授はいますが、教授に権力はありません。 発表要旨: チーム名「右後ろ」 ?根澤颯太、斎藤滉平、佐々木渉太、上野智輝、居村風輝 役職は記述係を担当しました。 ゲーム理論で取り上げられる一番簡単な例の「囚人のジレンマ」を詳しく調査しました。 復習の内容: ゲーム理論とは、「利害関係を持つ相手がいる状況で、自分と相手の利益を考え、最適な行動を決める」為の思考法です。 自分だけが得をするような交渉は成立しにくく、相手が得をするような内容もこちらが容認できない場合が多いです。関係者全員にとって利害のある方法を考え出すのが、ゲーム理論です。 「囚人のジレンマ」として私たちのグループは戦争を例に挙げました。 A国とB国があって、どちらも戦争をする場合は戦争が起こりA,B共に死者が出る。A国のみ戦争をする場合はB国に死者が出てAが得をする。逆の場合はBのみが戦争をしAの死者が出てBが得をする。どちらも戦争をしない場合は死者を出さずに領地を半分できる。
A.(1)講義内容の再話 この授業ではアメリカで実際に起きたチャレンジャー号爆発事故を例に挙げて、この事故はNASAという組織で安全性とコストを天秤にかけた結果、コストを少なくすることを優先してしまったため、起きてしまったた。実際に自分たちがその立場に立った場合、どのようにすればいいかを考えた。技術は富やお金、商品といったものと切り離せないが、それらを優先してしまい、安全性などおざなりにしてしまった場合、自分ではない人が損をこうむってしまうかもしれない。ワークショップではそれを考えるためにゲーム理論で考え理得表を描いた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップではチーム名はけんかで甲原さんと上野さんと加藤星さんと話し合った。考える例としては身近な家事である掃除と友達とけんかをしてしまった場合の謝るかどうかを例に挙げて考えた。掃除の場合はだれも掃除をしないと部屋は汚くなってしまい、両方が健康的な被害などをこうむってしまう。喧嘩の場合は片方が謝った場合和解でき、関係性を元に戻すことができるが、どちらも謝らない場合、いつまでも和解ができず、関係性は悪いままになてしまう。 (3)復習の内容 大学を卒業して会社などに努める時には自分が直接的に被害を被らないと感じた場合でも自分の仕事に全力で取り組み責任を果たす必要があると思った。そうでないと結果的には全員が損をこうむってしまうということを学んだ。
A.ワークショップでは、ゲーム理論について考えた。ゲーム理論には、「囚人のジレンマ(共有地の悲劇)」「恋人たちのジレンマ」「旅人のジレンマ」などがある。私たちのグループでは、「囚人のジレンマ」について考えた。囚人のジレンマに対応する具体的な例として、2つの会社の「商品にいける価格設定」を選んだ。会社①と会社②は同じ商品を同じ価格で販売している。その中、会社①だけがその商品を安く販売し始めると、会社①の商品ばかりが売れるようになり、会社②の商品は売れにくくなる。そうすると、会社②は商品を売るために、会社①よりも商品の価格を安くする。そうすると、さらに安い会社②の商品が売れ、会社①の商品は売れなくなる。このように、お互いの会社が対抗し、値下げが続いてしまうと、いずれ両方の会社に利益が少なく、もしくは出なくなってしまう。このようなジレンマを防ぎ、解決するための対策として互いの会社同士の販売価格における何かしらの取り決めをすることを考える。また、商品を安くする日を限定することや値引きされ、ポイントも付く会員カードを配るなどの対策を考えた。 様々なジレンマが社会には存在しているが、このようなジレンマが生じてしまった原因としては、当事者たちが自分ファーストでメリットを追求したことにより、公共の福祉よりも個人的利益を優先してしまったことが考えられる。また、民主主義は道徳により支えられている。責任を持って善悪の判断を自分で行うことが健全な倫理観を持つことに繋がると考えた。
A.(1)経営者や技術者はたくさんのものを作り、私たち消費者に売って利益を得ています。このようにして経済は回っていますが、利益だけを求めることだけは良いことなのでしょうか。世界中に目を向けてみると、お金が中心の国も存在します。しかし、目先のお金だけに目を向けた結果、大きな事故や事件となってしまう可能性も存在するのです。このような状況が分かりやすい例として、チャレンジャー号爆発事故があります。これは人人命も宇宙船も失う大事故が起きる確率として、技術者は1%と見積もったが、幹部では0.001%であると見積もりました。それでも打ち上げは実行され事故につながりました。経営者も消費者が互いに幸せになる方法は簡単ではありません。ただそれを求めて今後も試行錯誤していくことがお互いのメリットなり、本当の幸せにつながっていくのではないかと考える。 (2)例 企業は利益のために物価上昇を行った。消費者は高いものを買わないため、消費が少なくなった。そのため、企業は利益が上がらず、さらに物価上昇を行い、消費者は生活水準が下がった。 解 ポイントの付与やクーポンをたくさん利用する。 週一くらいでバーゲンを行う。 会員制度にして収入を得ながら、会員は安くする。 (3)個人的利益(メリット)を考える際にゲーム理論という考えがあり、このような状況でのゲーム理論では囚人のジレンマと呼ばれるものがあります。この考え方を利用すると、自分にとって損得がとても分かりやすくなると感じました。また、自分がどのように行動し、相手にどのような行動をとってもらうべきか考えることができるのでとても良いと感じました。
A.(1)個人の利益を失うことになっても、社会の利益のために行動することができるか。例えば、仕事を失うことになっても事故を阻止する勇気があるか。個人の利益と公共の福祉はどちらを優先すべきだろうか。過去の事例として、チャレンジャー事故が挙げられる。ファインマンの報告書によれば、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もった。打ち上げは実行され、悲劇は起きた。技術というものを、お金や商品、価値などと引き離すことはできないが、そもそもの幸せとはどのような形で世の中に存在するべきか考える必要がある。 (2)チーム名:ピンク、共著者:神谷明里・加納和乃・佐藤きらり・鹿間桜・松永凛・山崎優月・皆川文音、役割:調査 樹脂はある温度以上に加熱すると、分子が運動しやすい状態になり、軟質のゴム状態になる。そこから冷却していくと分子の状態が制限されて、硬質のガラス状態になる。このガラス状態とゴム状態の境目の温度のことを、ガラス転移点という。ゴムの弾性は内部エネルギーから生じるのではなく、内部系内に起因するエントロピーの変化によって生じる。 (3)チャレンジャー事故について、より詳しくインターネットで調べた。「損して得取れ」という言葉があるように、自身の目先の利益ではなく、社会全体の大きな利益を得ることが、科学技術を学ぶ最大の目的であり、利益であるのではないかと考える。
A.(1)講義内容の再話 講義では、チャレンジャー事故について学んだ。チャレンジャー事故の原因は打ち上げ時に使用される補助エンジンである固体ロケットブースターの1つのOリングシールの故障によって、外部燃料タンクが破壊されたことであった。しかし、事故の原因となったOリングのリスクは既知であったにもかかわらず、打ち上げが決行され、このような悲惨な事故が起きてしまった。リスクがあったのにも関わらず、打ち上げが決行された理由として、多大なる政治的圧力や、延期にかかる費用などがある。技術にはお金や価値などと深く結びついているため、切り離して考えることは出来ない。しかし、安全性などを無視して富をとることは、技術者としてはあるまじき行為である。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップ課題ではゲーム理論について調べ、囚人のジレンマに例えて身近な問題について考えた。ゲーム理論とは、利害関係を持つ相手が存在する状況で、お互いの利益を考えて最適な行動を決定するための思考法のことである。私たちのグループは囚人のジレンマをお客とお店で考え、お店が値上げをする、そのままの価格で営業する、お客が結果的にお店に行く、行かないで考えた。 (3)復習の内容 復習として、今後仕事に就いたとき、富やお金だけで判断してはいけないと考えさせられ、日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条を頭においておくことが大切だと考えた。
A.(1) チャレンジャー事故について ・チャレンジャー号爆発事故は、1986年1月28日、 アメリカ合衆国のスペースシャトル チャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である ・低温によるOリングの弾性喪失や設計ミスで燃料が漏れたことなどが原因とひとつと考えられている ・技術に進歩を優先し安全面をおろそかにした結果引き起こされた プラスチックの種類と用途 ・ポリエチレンやポリプロピレンなどが含まれる熱可塑性樹脂とフェノール樹脂やメラミン樹脂などが含まれる熱硬化性樹脂がある ・用途として熱可塑性樹脂は包装材、熱硬化性樹脂はプリント基板や食卓用品などがある ゴムの種類と用途 ・天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴムなどがある。 ・用途としてLIB負極バインダーやO-リングなどがある 労働者と経営者 ・種類として役員、従業員(給与所得者)、個人事業種がある ・役員の例として経営者(社長)、専務、役員、理事がある ・従業員の例として技術者や教授などがある ・個人事業種として農家などがある (2)例として環境問題を選んだ。 世界各国が温室効果ガスを削減すれば地球温暖化を抑制できるが、一部の国が自国の経済発展を優先すると排出削減を行う国は取り組みにあった利益が得られず、協力しない国が増えるとい全ての国が不利益を被る。解決策として、相手国と商品を含め環境に配慮した競争を行うことが大事である。 (3)誘因(インセンティブと)とは ・外発的な動機のことである
A.(1)個人が仕事を失うリスクを負っても、事故について告発する覚悟はあるか。それとも、お金をもらって事故を黙認するか。このような究極の選択をしなければならない場面の例として、「クリスタ・マコーリフ先生の世界初めての宇宙からの授業」という話がある。この事故によってNASAのメンバーの尊い命は失われてしまったが、挑戦する姿が人々に大きな勇気や感動を与え、宇宙科学産業を発展する手助けにもなった。 (2)利得表 ①友人Aと友人Bでの喧嘩 友人Aのみが謝った場合…Aがもやもやを感じたまま終わる 友人Bのみが謝った場合…Bがもやもやを感じたまま終わる 両方とも謝った場合…和解し、友人関係を継続させられる 両方とも謝らなかった場合…互いに不愉快な気持ちを抱えることになり、疎遠になってしまうこともある。 ②同棲している恋人同士での家事分担 男性のみが家事をする場合…男性が不満を抱える 女性のみが家事をする場合…女性が不満を抱える 両方とも家事をしなかった場合…家が不潔な状態になってしまう 両方とも納得した家事分担で家事をした場合…互いに気持ちよく、きれいな環境で生活が出来る。 (3)人間関係だけでなく、科学技術の利用に関しても利得表を用いて情報を整理することが大事であると理解できた。もしも授業で述べられていたような難しい選択をしなくてはならない場面に遭遇した際は、利得表を思い出して用いるのが有効であると感じた。個人の利益を優先したために周りの人々の安全が脅かされたり、会社としての利益を優先したばかりに、個人に健康被害が出たりする事件が無くなればいいなと感じた。
A.1) チャレンジャー号の事故を例に挙げた.チャレンジャー号の事故は,1986年1月28日に発生したスペースシャトル「チャレンジャー号」の爆発事故である.爆発の原因は固体燃料ブースター・ロケットの接合部から漏出した燃焼ガスが液体燃料に引火したことが原因とされる.ブースターの接合部は内圧上昇によって密着する特異な構造をしており,Oリングが2重に配置されていた.このOリングはゴム製で使用実績から低温下での使用は危険である可能性が見出されていた.チャレンジャー号は財政難にも拘らずアメリカ政府が後押しした計画であり,すでに何度も延期されていたこともあって,打ち上げを実行したいという圧力がかかっていた.打ち上げ前日の会議では,製造元の企業側は,始めは打ち上げ延期を要求した.しかしNASAはそれを認めず,企業側は幹部4人での打ち合わせを行い,意思決定を下すこととした.打ち合わせでは技術担当副社長が反対していた.しかしほかの幹部からの圧力によって最終的に4人の全会一致で打ち合わせは終了した.この後,事故が発生した.最終的に主張を撤回した技術担当副社長は「経営者としての」判断を迫られたという.また,打ち上げ実施を判断する会議に出席した者達は,NASA側,企業側共に技術者である.彼らの技術者倫理の欠如が事故を発生させた一因である. 2) ゲーム理論,損得について学習した.特に囚人のジレンマに関して具体例を交えて議論した.我々の班で挙げた具体的な事例は次のものである.AさんとBさんは共有の部屋の清掃を行わなければならない.2人が協力して清掃を行えば,素早く清掃を終了でき,部屋もきれいになる.しかし一方が清掃をサボり,もう一方が清掃を一人で行った場合,部屋はきれいになり,この点で両者が得をする.しかし清掃した者はより疲れて損をし,サボった者は清掃を免れ得をする.すなわち一方のみが得を得,もう一方は損をしてしまう.また,両者が清掃をサボると部屋は汚いままで両者が損をする. 3) 復習ではゲーム理論について具体事例と照らし合わせながら学習した.両者が清掃を協力して行う選択肢は,パレード最適と呼ばれる一見損に見える選択でも,両者が選択することで,全体の得が最大となる条件である.反対に共に清掃しない選択肢をとるとき,ナッシュ均衡と呼ばれる各人の利益を優先すると全体の得が最小となる条件である.
A.【講義内容の再話】 技術者の知識不足と倫理不足によるチャレンジャー事故 【ワークショップ課題の発表要旨】 演題「ゲーム理論からみた損得と善悪」、グループ名「ジレン」、共著者名「富樫聖斗、新井駆、滋野玲音」、自身の役割「概念化」 グループワークで環境汚染をテーマに囚人のジレンマの図を作成した。ごみの不法投棄と分別ルールを守る・守らないで2人の得と損を考えた。また、2人の損得以外に環境という全体の影響についても考えることができた。 【復習の内容】 囚人のジレンマを選んだ。対応させる、環境問題の例として、不法投棄の例を選んだ。 囚人のジレンマは、二人プレイヤーの1回ゲームである。二人プレイヤーは太郎さんと花子さんとした。不法投棄した場合に、ごみ袋代が浮くため、そこを利得とした。また、不法投棄は環境汚染につながることから、その点についてはペナルティーとした。すると、太郎さんが不法投棄をした場合、利得を獲得できるが、ペナルティーが生じる。一方で、花子さんはごみ袋を買う必要があり、損が生じる。反対のケースも同様である。このように、いずれの場合でも、不法投棄をした方がお得ではあるが、環境が汚染されてしまうため、どちらもペナルティーを受けることとなった。環境汚染は目先の利益を狙って生じ、一定時間経過後、人間に悪影響をもたらすものであるから、太郎さん、花子さんどちらであっても、ごみ袋を買うという少額の損を受け入れ、分別・リサイクルをしてクリーンな地球を作るべきであると考えた
A.(1)講義内容の再話 第2回目の講義では、チャレンジャー事故を通じて、リスクと安全について学びました。チャレンジャー事故とは、燃料用のシール材としてガラス転移点が0℃のOリングが使われていたが、 その日は最低気温が-8℃の天気予報がされており、化学者は打ち上げに否定的でした。しかし、経営側が費用がかさみ成功させるために打ち上げを強行しました。案の定、発射する当日は気温が氷点下になり、 ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われ、燃料が漏洩しました。その結果、打ち上げられたイプシロンは、発射後空中で爆発し乗組員が死亡する事故になりました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップでは、ゲーム理論について調べました。 グループ名:価格競争 メンバー:鈴木郁磨 小川駿汰 丹野覚佑 佐々木啓太 関馨太 小河洵平 役割:価格の設定 「囚人のジレンマ」に該当する例を、資源問題、環境問題、社会問題などを身近な例から一つ選びました。そして、どのようにすれば解決できるか話し合いました。私たちのグループでは、買い物を例にしました。定価150円のものをA店B店が同じ金額だけ値下げした場合、お互いが同じ値段だけ値下げをするため両方とも損をしてしまう。しかし、片方が60円値下げした場合、50円値下げしたほうに比べて客足が増え、得をする。 解決するためには、売り上げを基準にし、値下げすることを初めから両社が取り決めをし、また値下げの最高額なども決めておくことで解決することができると考えました。 (3)復習の内容 この講義を復習するにあたって、社会に出ると利益とリスクを天秤にかけなければいけなればならないことが分かりました。現在の私たちであれば、多くの人は、利益よりもリスクをカバーしようしますが、社会では利益を追求しなければならないため、リスクを無視し、より多くの被害を被ってしまう可能性を生み出してしまいます。私は、社会に出た場合利益を追求するのは大事だと考えますが人命や安全を天秤にかける場合には、確実に人命と安全を優先できるようになりたいと考えました。
A.【講義の再話】 第2回の講義では,善悪と損得,個人の利益と公共の福祉について学習しました.チャレンジャー事故を取り上げ,事故の防止と倫理観との関係について学びました.また,ゴムのガラス転移点とゴム弾性についてグループで説明し合いました.技術者と経営者では立場が違うため,倫理を持って向き合い,自分の役割に責任を持つことが必要だと学びました. 【発表の要旨】 演題:囚人のジレンマの例 グループ名:太陽トイレ中です 共著者名:神田燦汰,高泉快斗,平野一真 役割:調査 囚人のジレンマの例として,携帯電話会社を選びました. A,B,Cの3社の携帯会社があり,月額料金が3社とも8000円でしたが,A社が7000円に引き下げました.すると,B,C社の利用者がA社に乗り換えてしまい,A社に市場を独占されないようにB,C社とも7000円に引き下げました.その結果,各社とも利益が減少してしまいました.このジレンマを解消するには,月額料金ではなく,そのほかのサービスで他社に差をつける必要があると話し合いました. 【復習の内容】 資源問題,環境問題,社会問題,身近なことの中から,囚人のジレンマの例として,携帯電話会社を選びました. A,B,Cの3社の携帯会社があり,月額料金が3社とも8000円でしたが,A社が7000円に引き下げました.すると,B,C社の利用者がA社に乗り換えてしまい,A社に市場を独占されないようにB,C社とも7000円に引き下げました.その結果,各社とも利益が減少してしまいました.
A.【講義内容の再話】 チャレンジャー事故は1986年1月28日にフロリダ州にて打ち上げ決行されたチャレンジャー号が発射直後に爆発を起こし7人の宇宙飛行士が死亡した事故である。ロケットの内部から漏れた超高温の燃料ガスが外部燃料タンクを貫いたことで液体燃料に引火し、大爆発を起こした。ゴム製のOリングがガス漏れを防ぐ用途として使われていたが発射日の気温がフロリダでは珍しく非常に寒い日であり、ゴムが低温によって弾性力を失ったことが原因である。製造を担った会社は発射の延期を求めていたが、NASAとの経営的な判断によって発射したことが原因でもあると考えられる。 【ワークショップ課題の発表要旨】 (発表演題) ゲーム理論からみた損得と善悪 (グループ名) 価格競争 (グループに属した人) 小川駿太 小河詢平 佐々木啓太 鈴木郁磨 丹野覚佑 関馨太 ゲーム理論について調べた。プレイヤーがお互いに得になる選択を取るとお互いに損になるというジレンマについてゲーム理論を用いて身近なこととして、スーパーマーケットのA店、B店を用いて値下げ競争を例に挙げて解決策を話し合った。 【復習の内容】 囚人のジレンマを選択した。私達の班ではA店とB店が150円の同じ商品を販売しており、売り上げを伸ばすための値下げ価格を考えるという題目で考えた。 ①A店B店ともに50円の値下げを行う。 ②A店は50円の値下げを行い、B店は60円の値下げを行う。 ③B店は50円の値下げを行い、A店は60円の値下げを行う。 ④A店B店ともに60円の値下げを行う。この4通りを考えた。 ①ともに50円の損失。 ②A店の客足が減りA店が50円の損失。 ③B点の客足が減りB店が50円の損失。 ④ともに60円の損失。 したがって④が最も損失を出す結果となった。
A.今回の授業では,チャレンジャー事件について詳しく勉強した.チャレンジャー事件とはアメリカの宇宙船チャレンジャー号(Space Shuttle Challenger)が1986年1月28日に発生した空中分解事故を指します。チャレンジャーはNASAのスペースシャトル・プログラムの一環として打ち上げられ、そのミッションは教育用の通信衛星を展開することでした。発射の瞬間、低温の気象条件とその他の技術的な問題が合わさり、ロケットの一部であるSRB(固体燃料補助ロケットブースター)のOリングと呼ばれる部品に問題が生じました。Oリングは低温のために硬化しており、発射時の高い気圧で十分なシールが確保されませんでした。これが原因でSRBにガス漏れが発生し、最終的にはチャレンジャー号が空中で爆発する悲劇的な事故につながりました。この事故は、NASAの宇宙開発における技術的な問題や意思決定の誤りを浮き彫りにし、宇宙飛行における安全性の向上に大きな影響を与えました。 今回のグループワークでは,「囚人のジレンマ(共有地の悲劇)」に該当する例を、 資源問題、環境問題、社会問題、あるいは身近なことからひとつ選びました.そして、どうやったらジレンマが解決できるか話し合いました.私たちのグループでは,身近な実際の例として服のフリマでの出品者とお客の関係を選んだ.出品者が高く売り,お客が買うと出品者が得をし,お客が損をする.一方,出品者が安くうり,お客が買うと出品者が損をし,お客が得をすると考えられる.日常には,様々な囚人のジレンマが考えられることがわかった.
A.1. チャレンジャー号の事故は、1986年1月28日にスペースシャトルが打ち上げから73秒後に空中分解し、7人の乗組員が死亡した悲劇です。この事故の原因は、固体ロケットブースターのOリングの故障でした。Oリングは低温に弱く、打ち上げ当日の寒さで密閉性が失われ、高温ガスが漏れて外部燃料タンクを破壊しました。 このOリングの問題は、打ち上げ前に製造業者の技術者たちが指摘していました。彼らは気温が低いとOリングが正常に機能しないとして、打ち上げの延期を提言しました。しかし、NASAの幹部たちは、彼らの警告を無視しました。なぜなら、打ち上げはすでに何度も延期されており、政治的な圧力や財政的な圧力がかかっていたからです。また、NASAの組織文化は、技術的な卓越性や信頼性に自信を持っており、リスクを過小評価していました。 このように、チャレンジャー号の事故は、個人の安全よりも公共の成功が優先された結果と言えます。NASAの幹部たちは、技術者たちの懸念を真剣に受け止めず、打ち上げを強行しました。その結果、7人の命と多くの人々の夢を奪うことになりました。この事故から、安全性とリスク管理の重要性、オープンなコミュニケーションと批判的思考の必要性、外部の圧力に屈しない組織文化の育成など、多くの教訓が得られました。 2. 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 - 2国AとBは、環境破壊を伴う兵器を開発するかしないかを決めることができる。 - 両国ともに、兵器を開発すると、自国の安全保障が強化されるが、環境に悪影響を与えると考えている。 - 両国ともに、相手国が兵器を開発すると、自国の安全保障が脅かされると考えている。 - 両国ともに、兵器を開発しないと、自国の安全保障が弱まるが、環境に良い影響を与えると考えている。 - 両国ともに、相手国が兵器を開発しないと、自国の安全保障が安定すると考えている。 - 両国ともに、自国の安全保障を環境よりも優先すると仮定する。 として、ゲーム理論をもとに損得勘定を考えた。 3.自己の利益のみを優先すれば、自分に利益をもたらすことも、却って悪い結果となることもある一方、双方が互いに尊重すれば全体としての利益が最大になることから、理想としては双方が互いに立場を尊重することが大事である。しかし、現実的にみれば、自国の安全を蔑ろにすることはあまりに危険であるため、それはなかなか厳しいと考えられる。
A.チャレンジャー号爆発事故とは、1986年にアメリカで起こったスペースシャトルの事故で、乗組員7人全員が亡くなるという事故でした。原因はOリングが破損していたというもので、打ち上げ当日の低温でゴムのゴム弾性が失われたことが原因でした。もし製造に関与した技術者が氷点下にも対応できるOリングを取り付けていたらこのような事故は起こらなかったと考えられます。ワークショップでは、囚人のジレンマとしてA店とB店の価格競争を図にしました。両方の店舗が価格競争をして値下げすればするほど損失が大きくなってしまいますが価格が安い店の方が商品が多く売れるので、価格と、利益と売り上げの一番良いバランスを決めるのは大変だと思いました。復習の内容に、囚人のジレンマとして社長と社員の例を選びました。給料の量と社員のやる気から社長と社員の利益を計算しました。社長が給料を上げた場合、社員がやる気を出すと、会社にとっては人件費が嵩みますが、社員のやる気が高いので収益が上がります。一方で社員は仕事が大変な分給料が高いため、この時の両者の利益を70としました。逆に社員がだらけると社長は人件費が上がるが収益は下がってしまい利益は30と下がってしまいます。一方で社員は楽に給料が貰えるため利益は100となります。社長が給料を下げた場合、社員がやる気を出すと、人件費が安く済み、社員のやる気が高いので収益が上がり、社長の利益は100となりますが、社員は頑張ったのにお金が貰えないので利益は30となります。逆に社員がだらけると社長は人件費は安いものの収益は下がるため利益は50とでとどまり、社員も楽に働いているが給料が安いためこちらも利益が50となります。両者が同じぐらい得するには社長が給料を上げて社員はやる気を出すのが一番だが、最大限に利益を得ようとするとどちらかが譲歩しない限り両者とも微妙な利益となってしまいます。
A.(1) もし仕事を失うことになった場合、事故を阻止する勇気があるか?もしくは、お金をもらって、事故のリスクを黙認するか?これは、技術者倫理に大きく関わる議題です。権威と権力は異なるものです。権力や権利を行使するには、責任や義務がついています。また、交換価値と使用価値というものがあります。技術というものを、富や金、価値、商品など、そのようなものと切り離すことはできません。しかし、富や金などのものが幸せとどのような因果関係をもつのかについて、考える必要があります。金を獲得することよりも奉仕の精神を優先させ、もしくは個人的な利益よりも専門家としての誉や立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させるという信条が、日本プロフェッショナルエンジニアリング協会にあります。 (2) チーム名は「けんか」で、演題は「けんか」、共著者は、甲原すみれさんと上野ほのかさん、和泉佳助さんでした。発表の創作に果たした自分の役割は、リソースとデータ整理でした。私たちの班では、友人AとBが喧嘩をしたという場合の囚人のジレンマについてまとめました。どちらも謝らない場合は、お互い疎遠になるというお互いにマイナスになる。どちらか一方だけがプライドを捨てて謝ると、謝らない側への不満が高まるため一方だけがマイナスになる。どちらも謝った場合和解するという、お互いプラスになる。 (3)チャレンジャー事故について考えました。ガラス転移点とゴム弾性の関係の理解が経営者にあったら、もしくは理解できるよう事前に説明する機会があればこのような事故にはならなかったのかなと感じました。目先の利益だけをみると思わぬことになりかねないということを学びました。
A.ゲーム理論とは、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問です。囚人のジレンマとは、ゲーム理論におけるゲームの1つで、お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマです。囚人のジレンマを選びました。「普段通り買う」という戦略を選択した時に、生活必需品が0個という結果になってしまうため、皆が買い占めに走ります。Aさんにとっては、Bさんがどのような戦略を選択した場合でも、「買い占めをする」方が有利となりその逆も同様です。 情報も、自分で勝手に増えともに淘汰され、利己的なものが生き残ります。上司から高圧的に指示されたことに逆らえない状況を考えました。その時に間違った事であれば、周りの仲間に相談しみんなでその上司と話し合いに行けば良いと考えました。プラスチック材料は、非金属材料で、非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料、セルロースやたんぱく質など天然高分子材料があることがわかりました。エンジニアリングプラスチックとして、導電性高分子などもあるとわかりました。技術というものを、富、お金、価値、商品などそういったものと切り離すことはできない一方、富、お金というものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要があるとわかりました。
A. (1)1986年チャレンジャー号爆発事件が起こった。原因はブースターロケットの燃料を密封するはずのOリング(ゴム)が低温で硬化して機能を果たさなくなり、燃料ガスが漏れたことである。低温下ではゴムがガラス状になり機能を果たさなくなることをチャレンジャー号の開発に携わった技術者たちは知っていたはずである。しかしながら、どうして発射させたのか。それは開発した企業が安全性よりも経営を優先させたからである。技術者の意見が、経営陣に伝わらなかった結果である。このように、権力が経営に集中してしまうことにより危険が生じる。 (2)ゲーム理論から見た損得と善悪、チーム後ろ、川前勇斗、齋藤里奈、小泉まい、菊地玲乃、Investigation, Writing-Review & Editing ガラス転移点とは、液状やゴム状の物質が非結晶の硬い物質であるガラス状態になる温度である。囚人のジレンマの身近な例は、グループワークで協力する方が濃い意見が出せるのに、個人で取り組んだ方が早く終わると思って行動すると、他のグループよりも薄い内容の意見で終わる。改善策としては、個人で進めることの手間を強調し、グループワークのメリットを勧めることや、クロージングという手法を用いて、個人で取り組まないようにあらかじめ指示をすることが挙げられる。 (3)ゲーム理論はゲームにおける戦力的な学問かと考えていたが、実際には生活や経済の中で生じるあらゆる事象に対して適応することができることが分かった。
A.グループワークでは、例として環境問題を選びました。 世界各国が温室効果ガスを削減することを意識することで地球温暖化を抑制できると考えられますが、一部の国が自国の経済発展を優先してしまうと、温室効果ガスの排出削減を行っている国は取り組みに見合った利益が得ることができず、協力しない国が増えてしまうと全ての国が不利益を被ることになります。 相手国と商品を含めて環境に配慮した競争を行うことが大事であり、解決策のひとつとなるのではないかと考えます。 復習として、他のゲーム理論についても考えました。例として、携帯会社の料金体系を挙げます。 大手携帯会社のA社とB社が存在し、両者とも携帯電話ノ利用料金が月額5,000円だと仮定します。そこでA社のみ1,000円安くして月額4,000円にした場合、利用者はできるだけ安いサービスを利用するために、B社からA社へと乗り換えをする人が増えると考えられます。すると、利用者を取り戻すためにB社も月額仕様料金を5,000円とするだろうと考えられます。その結果、利益アップのためにシェアを広げようとしたA社は結果的に利益が少なくなり、また、両者とも値下げを実施したことにより業界全体の利益までも少なくなってしまいます。このような事態を防ぐためにも、携帯会社の料金設定は横並びになっています。 ゲーム理論を用いて他の行動と予想される事態を考えることによって、自己の利益や全体の利益を守ることができることを知ることが出来ました。
A.(1)講義内容の再話 1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した。チャレンジャー事故を予防するにはどうすればよかったのか。この事故がおきた原因は燃料用のシール材が寒さに耐えられなかったためであると考えられる。Oリング(ゴム製)のガラス転移点である0℃を下回る気温が天気予報で知らされていた。にもかかわらず、費用の問題から延期はされず、爆発することになった。 (2)ワークショップ課題の発表要旨: チーム名:もけい メンバー:藁科孝太=方法論、例を出して完成物の目標を共有 共著=駒林郁哉、田澤駿輔、武井勇樹、高橋大喜、出沢一馬 囚人のジレンマを選んだ。身近な実際の例として、プロジェクトの話し合いを例として選んだ。得点=プロジェクトのクオリティー責任。また、今の意見を否定する場合、責任を負わされる。 お互いそのまま何もしないと、クオリティが下がる。プロジェクトのクオリティを上げる手段や自信がない場合、誰も意見をださず、クオリティが上がらない。 (3)復習の内容 この問題を一般化すると、個人の利益と公共の福祉という2つの価値観のぶつかり合いとも見ることができる。経営者目線ではこのロケットが大爆発するリスクと計画を延期させるコストどちらが大きいか。現場より経営側に体重を預けている経営者にとってのはリスクを過小評価するのは自然なことではないだろうか。一方で技術者にとっては、リスクの大きさを理解しているものの、コストに対する責任がすくない。これが説得力のなさに繋がったのではないかと考えた。
A.(1)チャレンジャー号事件、ゲーム理論について学んだ。 ゲーム理論として囚人のジレンマが取り扱われた。 (2)ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:ジレン 発表者:滋野玲音、富樫聖斗、篠原凛久、新井駆 囚人のジレンマとして2社の商品の価格設定を取り上げる。 A社とB社は同じ商品を販売しており、どちらも同価格である。 しかし、片方の会社が商品を半額にすると、その会社の商品だけが売れ、もう一方の会社の商品は売れづらくなる。 かと言って、どちらの商品も半額にしてしまうとどちらの会社も定価で販売するより儲けが少なくなる。 この事態を防ぐには、両者が抜け駆けをしないことを約束することが大切であると考えられた。 (3)チャレンジャー号事件について詳しく調べた。 チャレンジャー号事件は、固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングの破損により空中で期待が爆発し、乗っていた7人全員が死亡した事件である。その中には宇宙授業計画の最初の教師も含まれていたため、大勢の人が生中継で打ち上げを見ていたため、この事件は大々的に広まった。 打ち上げ朝の異常な低温による打ち上げの危険性について言及されていたが、NASAは今まで数回延期を行ってきたというのもあってこの警告を無視し、強行に移ったのが原因と考えられている。 確かに数々の延期や作業の遅れによる責任問題も発生するが、今回のような人命がかかった大掛かりなプロジェクトを行う際は、当日のコンディションや機器の安全整備がしっかりと確認されたもとで行われるべきであると考えた。
A.【講義の再話】 プラスチックとゴムの違い、ゴムは可塑性に対しゴムは弾性、伸びが応力に比例することをフックの法則と呼び傾きは弾性を意味する、流力が応力に比例する(ニュートン流体)その傾きは粘性を意味する、二つ合わせると粘弾性 ガラス転位点とゴム弾性(エントロピー):樹脂はある温度以上に加熱すると分子が運動しやすい状態になり、軟質のゴム状態になる。そこから冷却していくと分子の運動が制限されて硬質のガラス状態になる。このガラス状態とゴム状態の境目の温度のことをガラス転移点と呼ぶ。 チャレンジャー号爆発事故、固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングが発進時に破損したことにより、それが密閉していたSRB接続部から漏洩が生じ、固体ロケットエンジンが発生する高温・高圧の燃焼ガスが噴き出して隣接するSRB接続部材と外部燃料タンクに悪影響を与えた。この結果、右側SRBの尾部接続部分が分離すると共に外部燃料タンクの構造破壊が生じた。この日の気温はガラス転移点を下回っており、危ないと警告されながらも打ち上げを行っていた。 NASAの経営陣が安全性の理由で詰め寄り、自社の経営陣が予算の理由で詰め寄ったとき、自分はどのような判断をすればいいのだろうか。 倫理的問題。人の道徳観は神の存在を疑おうが疑うまいか、究極的にはほとんど無傷で生き残る。信条を固く信じることが可能。 最大限の努力を払う。誠実な仕事にのみ参画。人間が守るべき普遍的原則、および専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得る。金銭を得る事よりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させる。(日本プロフェッショナルエンジニアリング協会) 【発表の要旨】 囚人のジレンマ―バイトのAさんBさん ごみ捨てを協力して行えば早く終わるが、片方に押し付けると時間はかかるがもう片方はやらずに済む 【復習の内容】 技術者としての知識があれば防げる事故があるにもかかわらず、最終的には権力にかなわないこともある。
A.授業の再話は以下の通りである。過去には物質や材料の特性の理解が十分でなかったことによって、開発された製品が重大な事故の原因になったケースが多く存在した。その例としてチャレンジャー号爆発事故がある。固体燃料ロケットの接合部にはめられたOリングが、高温によって弾性を失い、粘着性を失ってそこからガスが漏れだしたことに起因したのである。これには、ロケット発射前に発表、提出されたOリングの技術データが決定的でなく、安全に飛行できる温度条件についての正確なデータが判明していなかったことが原因としてあり、開発に関わった技術者たちの専門職としての責任と倫理観の欠如が表面化された事案であった。経営者に対する納品責任の達成と、技術者としての安全作業の確保が相反した結果ともいえる。 また、グループワークとして以下の内容で討論を行い、グループの結論を導いた。 このグループワークにおいて、私は執筆-原稿作成に取り組んだ。 演題:ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名:ウイルス 共著者名:平尾朱理、宍戸智哉、佐藤智哉、吉田天音、島川真於 身近な囚人のジレンマの例として、私たちはコロナ禍におけるマスクの買い占めについての例を挙げた。マスクの購入数(箱)を消費者における利得とした。このとき、消費者A,Bについて、①Aがマスクを3箱買い占めその結果Bがマスクを購入出来なかったとき②AとBが共にマスクを2箱ずつ買い占めたとき③AもBもマスクを買い占めなかったとき(ともに購入数0)④Bがマスクを3箱買い占めた結果、Aがマスクを購入できなかったときが考えられるが、①と④の場合は一方が得をし、もう一方が全く得を得られない状況となる。②の場合、消費者はマスクを十分に購入できるが、供給者(店舗)としては在庫不足に陥る損が生じる。③の場合、供給者としては在庫を確保でき、他の消費者に販売して利益を得られるが、消費者はマスクを購入しないため全く得を得られない。 このジレンマの改善案として、マスクの購入数を消費者1人あたり1箱限定など、購入数を制限する規則を設けることなどがあげられた。 授業外の活動として、技術者倫理が問われる事件のほかの例として、雪印乳業の集団食中毒事件について調べた。これは、近畿地方の小中学生が集団食中毒になった事件である。これには生産元の雪印乳業のずさんな生産・衛生管理が原因としてあった。その以前にも同様の事件があったにも関わらず、当時の教訓も風化し、技術者としての倫理観の欠如や責任者としての意識が問題視された事件であった。
A.(1)技術というものを、富やお金、価値とか商品、そういったものと切り離すことはできない。一方で富やお金と幸せがどんな関係にあるか、そこについて考えることが必要である。ここで、ゲーム理論が紹介される。ゲーム理論とはプレーヤーと戦略の選択があり、どの選択を選べばプレーヤーにとってメリットがあるかを計算する数学である。技術者としてそれをするかしないかという戦略を選ぶとき、個人の損得が全体の利益につながるかどうかを計算する必要がある。環境問題において、個人的利益ばかりを最優先しても解決にはつながらない。このような状況をゲーム理論では囚人のジレンマと呼ぶ。 (2)あるコンビ芸人を考える。2人で活動すれば、収入を500万円ずつわけあうことになるとする。ただ、そのうち1人がピンでも活動すれば、コンビとしての収入は200万円になるが、ピンでの活動で400万円収入が増え、計600万円の収入になるとする。他方、その相方の方はコンビの仕事しかなく、収入は200万に減る。この結果、もう1人の方もピン活動を始めるが、コンビでの活動ができなくなり、それぞれの収入が400万円ずつとなる。 (3)私たちには「基本的人権」が保障されている。したがって、人々は自由であるということである。しかし、個人個人が自由に行動し放題となると誰かが縮こまって生活しなければならない。化学技術も同様である。化学技術を好き放題利用することは、誰かにとっては利益となるかもしれないが、全体を考えたとき利益となっているかどうかそれを考える必要がある。
A.専門知識を持った研究者でも、研究のことのみを考えられる環境は多くありません。就職すれば会社の利益や期日などに対してシビアに検討する必要があり、個人の事情であったり会社的に不都合になり得る事項はまかり通らないことがあります。チャレンジャー爆発事件というのはその最たる例として挙げられます。この事件においてのキーパーソンはとある技術者とNASAの経営陣です。ロケットの打ち上げが予定されていましたが、技術者は打ち上げ予定日の気温が条件を満たさないようなので延期しようと提案しました。それに対しNASAの経営陣は、日程をずらすと多額のお金が発生するため当初予定していた日に打ち上げを実行するよう言いつけました。実際、無理に打ち上げたロケットは爆発事故を起こしました。燃料用のシール材として使われるOリングは、ガラス転移点が0℃であり、ロケット打ち上げ当日の気温が-8℃と予報されていました。このガラス転移点以下ではゴム弾性が失われてしまいます。技術者が懸念した通りに事故は起きてしまいました。技術者側からしたら、少しでも危険な事故が起きるリスクをとるわけにはいかないと考え、経営者側からしたら、事故が起きる可能性は高くないのにそのリスク回避のために多額の損害賠償を払うわけにはいかないと考えるのは当然ですが、、この事故を見て皆さんはどう考えるでしょうか。 演題:値下げ競争、 グループ名:忘れました 共著者名:大間知美海、滝口愛華、村井美明、男子学生2名 役割:データ整理 私たちのグループは牛丼チェーン店の値下げ競争を例として選びました。客は安い牛丼屋に集まるため、1社が値下げすると他者もそろえて値下げします。しかし安くしすぎると企業のl業績悪化を招いてしまいます。ジレンマを解決するために、生卵などのオプションを充実させたり、味噌汁などとセットにして値上げするという方法が挙げられました。 復習の内容として、グループワークにおいて実際はどうなのかという点でもう少し調べが必要であると考えたため、有名牛丼チェーン店の経営戦略、値段、コストパフォーマンスを比較しました。すき家は、なか卯やココスなどを傘下におさめるゼンショーホールディングスが主体の、国内に1940店舗を構える全国チェーン店です。牛丼業界の売り上げシェアの半数はこのすき家に相当します。吉野家は1899年創立の老舗牛丼チェーン店で、全国に1186店舗を展開する大手です。松屋は全国に955店舗を展開する全国チェーンで、牛丼ではなく牛めしという名称が用いられています。 ノーマルの牛丼(並盛)について、すき家は全体385g、うち肉は85gで350円でした。吉野家は全体322g、うち肉は58gで352円でした。松屋は全体344g、うち肉は60gで380円でした。 コストパフォーマンスはすき家が圧倒的でした。口コミやブログより、素材の良さを感じるのは吉野家が優勢でした。松屋は普通の牛丼でも「プレミアム牛めし」という名前であることからブランド重視であると推測されました。3社比較してみると、同じように見える牛丼チェーンでも、それぞれのお店ごとで戦略が異なることが分かりました。
A.1. スペースシャトルの爆発事故について映像を見ました。この事故は、技術者が気温と天気においてゴムがゴムとして機能せず、ガラスのように固くなってしまうガラス転移点に達するという想定をしていましたが、経済や損得理論で、今日発車させなければいけないという結論になり、事故が起こると予想されながらも発射させ、案の定事故が起こってしまったという内容でした。 2.ゴムのガラス転移点について講義中に調べました。ゴムのガラス転移点とはある温度以下になるとゴムが弾性を失いガラス状になる温度のことでした。ゴムとして働くはずのものが温度によって働かなくなり、成すべき機能が得られないことを考え、最悪の場合事故が起きて人がなくなってしまうことにも繋がることを考えて、損得に縛られては行けないと思いました。 3.復習内容は、囚人のジレンマというゲームにおいて、損得を考えるということをしました。 囚人のジレンマとは、お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマということがわかりました。2人の人について損得の両方の場合を考え、1人の得感情に従った場合、もう1人の得に従った場合、2人とも得だった場合、2人ともそんだった場合の4パターンを想像して書出しました。研究の場面においても損得に縛られるのではなく、科学的に正しい知見で物事を判断すべきだと思いました。
A.(1)今回の講義ではゲーム理論について学んだ。ゲーム理論とは自分が善と思ったことでも誰かにとっては悪になってしまうという言い換えるならばジレンマともいえる事象のことである。本講義では、チャレンジャー号爆発事故を題材としてどのようにしてこの悲惨な事故が起きてしまったのか、またどのようにすればこの事故は防げたのかについて掘り下げていった。チャレンジャー号爆発事故を簡単に言えば宇宙に向かってロケットを発射したが、73秒後に空中分解を起こしてしまい7人の尊い命が失われてしまったというものである。しかし、この完全な事故原因は解明されており、天候、装備、あらゆるものが不十分だったにもかかわらず、一人の飛びたいという強い意志がこの重大事故を引き起こしたのである。いろんな人の声を無視して自分だけ突っ走ってしまった人の末路が他人の命をも奪ってしまい、このような悲惨な事故を防ぐためにも状況を冷静に判断できる技術者にならなければならない。 (2)同じような内容の話として囚人のジレンマについて発表した。囚人のジレンマとは囚人Aと囚人Bに事情聴取を行い、その両方が自分の利益のために無罪を主張した場合、結果的に自供した時よりも罪が軽くなってしまうという話である。 (3)同じような事象としてポイ捨て問題について考察してみた。ある一人が街でポイ捨てをしたらそれがいいのだという誤った認識が広がってしまう。よって環境悪化を招くため正しい倫理観をもつことは大切なことである。
A.(1)現代は多くのものなどがあふれているまた、大変のことが多く、やるべきことも多い中では、自分の生活を優先することがどうしても多くなってしまうと思う、そんな中で、自分の生活を優先するのではなく、自分の生活を犠牲にしてでもいけないことはいけないといえる人になるべきであると考える。いうことで大くん人の命を助けることに繋がることも大いに考えられる。また、クリスタ・マコーリフ先生にフォーカスを当てたチャレンジャー事故は、とてもつらい物であると考えるが、それを見ていた学校の生徒達は、宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、 彼女がそれを受け入れる勇気をもっていたと強く感じると考えた。つらい事故ではあるが今回の授業などでは良い例であり、良い教訓だと考える。 (2)渋滞している道を選んだ。 A君、B君は、車でいくと10分、歩きで行くと30分かかり、2人ともガソリン代などを考え、どちらかの車に乗せてもらうことを考えていた。 乗せてもらう場合には自分は、ガソリン代がかからないが、運転する場合250円損をする。2人とも乗せてもらう考えだと時間に間に合わない。 (3)渋滞している道を選んだ理由としてはA君、B君は、車でいくと10分、歩きで行くと30分かかり、2人ともガソリン代などを考え、どちらかの車に乗せてもらうことを考えていた。乗せてもらう場合自分は、ガソリン代がかからないが、運転する場合250円損をする。2人とも乗せてもらう考えだと時間に間に合わない。
A.善悪と損得は別のものである。技術者としての正義感と経営者としての損得を天秤にかけて大事故が起きてしまって例を学んだ。チャレンジャー号の事故では、技術者でもある会社役員が技術者ではない周囲の圧力に屈してロケットの打ち上げにゴーサインを出してしまった。結果として、Oリングの素材のガラス転移点を下回る気温下での打ち上げにより、事故が起こってしまった。 グループ名は「Mr.CB]、グループ人員は森谷僚介、村松希海、村岡祟弘、高村海斗、北辻永久だった。調査・データ整理を主に行った。課題で選んだゲーム理論の例として、テストにおける先生と生徒の関係について考えた。先生はテストを簡単にすれば、丸付が楽である反面、生徒間での差がつかず評価がしにくい。テストを難しくすると、評価がつけやすくなるが、丸付で手間がかかってしまう。生徒の側は、テストが簡単になれば、勉強が楽になるのでテストで点が取れるが、わからないところが分からないままになってしまう恐れがある。テストが難しくなると、自分の理解できているところとそうでないところが明確になるが、テスト勉強が大変になってしまう。基本的にはテストを難しくした方が生徒は自分の実力を客観的に知ることができ、先生は正確な評価を出せるが、楽をしようとしてしまうとそうはならず、中途半端な結果になってしまうので、これが囚人のジレンマのような状態に当たるのではないかと考えた。 技術者として、特に人命にかかわる場合には、会社の損得よりも、倫理を優先しなければならないのではないかと考えた。また、例えば経営に携わるようになった時、損得と倫理の間で揺れることがあっても、倫理をとって人命や財産を守れるような人材になるべきだと考えた。
A.(1) チャレンジャー号の爆発事故を例に技術者が経営陣と関わる上で注意すべきことを学んだ。技術者は少しでも事故の可能性があるならば、経営陣に詰め寄られても事故を防ぐ選択をしなければならない。圧力や権力、財力に屈して事故のリスクを黙認することはあってはならない。 (2) 【チーム名】 けんか 【共著者名】 21512040 和泉佳助 21512069 加藤星 21512054 甲原澄怜 21512101 上野帆乃夏 【発表内容】 パターン1:友人同士(AB)の喧嘩 ①ABどちらも謝らない 疎遠 ②Bのみ謝る Bがもやもや ③Aのみ謝る Aがもやもや ④ABどちらも謝る 和解 パターン2:家事分担(男女) ①男女どちらもやらない 汚い ②女がやる 女が不満 ③男がやる 男が不満 ④男女どちらもやる 楽になる (3) 囚人のジレンマ 各プレーヤーが常に利得の大きい選択肢(絶対優位の戦略)を選ぶ場合、協力した場合よりも悪い結果を招いてしまうゲームのこと。 例) コロナウイルスの世界的流行によるマスク不足 ①自分の利益を最優先に考えてマスクを購入 他の人たちは買えなくて不利益をこうむる ②他の人の利益を考えて自分は購入しない 自分は益を得損なう ③自分も他の人も購入 店舗在庫はますます少なくなり不足状況に拍車がかかる ④双方ともに購入しない 店頭在庫は確保される 有効な解決策 懲罰や制限を課す 例)行政が卸業者からマスクを買い取り行政の管理下の区、高額での転売に対して懲罰を課す
A.(1) 個人の損得が全体の利益に直結するものではなく、むしろ個人の得が全体の損になってしまう場合について考えてみる。例えば、ゲーム理論の囚人のジレンマと呼ばれるものがある。この理論はある一つの囚人達の物語によって説明される。二人の囚人は共犯の疑いをかけられ収監され、自白をした場合としなかった場合でそれぞれ執行される刑の重さが変動するとする。二人の囚人がともに自白すれば二人の懲役はともに二年となる。また、片方だけが自白した場合は自白した方の懲役は0年、自白していない方は懲役十年となる。そしてともに自白した場合互いに5年の懲役となる。このとき互いの利益を追求した場合、互いに黙認をして二年の懲役を受けるのが最適なのだが、個の利益の追求を目指す心がある場合またはそれが相手にあるかもしれないと考えた場合懲役10年にならないために自白を選ばざるを得ないのである。しかしこれが社会では裏切りは社会的危機に陥るため裏切ることができないので強調することが互いの利益となるのである。 (2) 概念化 駒林郁哉 藁科孝太 武井勇樹 田澤駿輔 高橋大喜 出澤一馬 今回は会議中の意見の出し合いの場面について損得表を考えて議論をした。会議の場合、お互いに意見をためらいなく出し合い続ければ様々角度から見た意見がでることで話し合いのクオリティーは少なからず向上していく。しかし、意見を出すのは面倒くさい、意見の責任を負いたくないと言った個人の利益の追求を全員が行うと、意見の視野が狭まることでクオリティーが低下してしまうのである。 (3) 善悪と個人の損得が必ずしも一致しないことが今回の授業で気づいたことだった。個人の損得と全体の利益。かなうならばどちらも満たせるならば良いが現実として可能な交差点を見つけることもまた人間が考えなければならない倫理なのだと感じた。
A.1. ゴムにはゴム弾性やガラス転移点(耐寒性)というものがあり、ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われる。使用される例として燃料用のシール材としてOリングが使われる。これに関連した事件が存在する。この事件は、天気予報で最低気温が-8℃となっているにも関わらず、ガラス転移点が0℃であるOリングを使用したロケットが打ち上げられてしまい、空中で爆発してしまったというものである。ファインマンの報告書によると、人命も宇宙船も失う大事故が起こる リスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もった。技術者がよりリスクがあるといっていたのに打ち上げは実行され、事故が起きてしまった。これは技術者を信じず、自分たちの利益に走ってしまった経営陣の愚行である。 2. 囚人のジレンマの例として2つの国が環境破壊を伴う、技術の発展を行うことを想定する。地球へのダメージとしての観点で考える。①発展せずに環境をまもる。②環境を守らずに発展させる。国Aと国Bの2つの国で考えたとき、両者とも環境を守り、発展を遅らせれば、ダメージは-2となる。両者とも発展を望み、環境を破壊していけばダメージは-6となり急速な環境破壊になる。また片方のみ環境を守り、発展せず、もう片方は発展し環境を破壊する場合、環境へのダメージは-4となる。両者とも発展を望み、環境を破壊して行く場合、さらに追加の損失として人類へのダメージが生じるのではないかという懸念も考えられる。 3.低温環境において、Oリングがシール機能を失ってしまう現象は、Oリング材質がガラス状態に変化することで弾性を無くしてしまうことで生じる。ゴム材質は分子内部の原子間運動と分子鎖構造によって弾性を発現しいる。ゴム材質の弾性は鎖構造が自由回転運動によって付与されている部分が大きく、温度が低下してこの運動が鈍くなることで極端に低下する。自由回転運動のしやすさは、原料ゴムの分子鎖構造と、その構造に作用する配合剤の影響によって変動し、Oリングの耐寒性を決定付ける要因となる。
A.(1)お金を優先し、事故のリスクを黙認したことで事故を起こした事例がある。それはチャレンジャー号爆発事故である。この事故はロケットに使用されていたゴムが気温によりゴム弾性を失うガラス転移点まで温度が下がっていたため、破裂し燃料漏れが起こって爆発した。打ち上げ当日も気温がガラス転移点以下になっていたために科学者たちは打ち上げの延期を提案したが、これまでにも幾度の延期を繰り返していたため、それ以上の延期は膨大なお金がかかると圧力をかけられ、打ち上げを承諾したことで事故が起きてしまった。 (2) ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:さかな グループメンバー:滝口愛華、大間知美海、村井美明、その他二名 囚人のジレンマの具体例として「マスクの買い占め」を選んだ。 得られたマスクの個数を利得とした。 Bがマスクを普段通り買った場合、Aは普段通り買うと利得が1、買い占めると利得が4となり、買い占めた方がお得だとわかった。 また、Bが買い占めた場合でも、Aは普段通り買うと利得が0、買い占めると利得が2となり、買い占めた方がお得だとわかった。 このようにいずれの場合でも、Aはマスクの買い占めをした方がお得なので、Aにとっての支配戦略は、マスクの買い占めをすることとなった。 買い占めをしようとAは店に行ったが、Bも同じことを考えており、もめ事を起こして店を出入り禁止にされ、結局二人とも買うことができなかった。 (3)私は、本講義でチャレンジャー号爆発事故を知った。科学的な事実に基づいて考えれば事故が起こってしまうことは容易に想像できた。しかし、事故の背景にはお金が絡んでおり、初めは正しい判断をした科学者が利益のことしか考えていなかった経営陣たちの圧力によっておこった事故により責任を押し付けられ非難されたのは大変遺憾である。しかし、確かに断り切れなかった科学者にも非はあるが、断ることは自分の人生をかけなくてはならず、大変難しい事例だと考える。
A.(1)プラスチック材料は、 非金属材料です。 非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料、やセルロースやたんぱく質など天然高分子材料があります。 エンジニアリングプラスチックとして、導電性高分子などもあります。 技術を行使して、 工業製品 を社会に送り出すときは、 享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、 リスク の評価や、 コスト (費用)とのバランスもとる必要があります。マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類できます。 金銭とは交換価値のモノサシともいえます。たとえば大好きな恋人からデートに誘われて浮かれているとき、いくらお金をもらったらそのデートを断ることができますか?それがそのデートの交換価値です。いくらもらっても断れないというなら、その価値に交換価値はなく、使用価値のみです。 (2)ワークショップ課題は以下の通りです。 囚人のジレンマを選んだ。 対応させる例として環境問題を選んだ。 世界各国が温室効果ガスを削減すれば、地球温暖化を抑制できるが、一部の国が自国の経済発展を優先すると、排出削減を行う国は取り組みにならった利益を得られず、協力しない国が増えると不利益を被る。 (3)復習は、授業中にゴムのガラス転移点やゴムの弾性について、説明できるかと聞かれたときに、できそうになかったので、ゴムやその他のガラス転移点やゴムの弾性について学び直した。また、囚人のジレンマについて理解を深めようとした。
A.(1) 授業でチャレンジャー事故を見た。フィアマンの報告書によれば、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もりました。技術者が幹部よりも1000倍もヤバいと言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇が起きました。技術を駆使して、工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリットだけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスもとる必要があることが分かった。 (2) 倫理観や価値観は、個人による違いがある。マルクスの資本論によれば、お金で買える価値を交換価値という。交換価値で考えれば、個人の損得と公益について、ある程度理論的に考えることができる。囚人のジレンマに該当する例を、資源問題、環境問題、社会問題、あるいは身近なことから選んだ。囚人のジレンマを選んだ。身近な例として着なくなった服のフリーマーケットを選んだ。得られる服の値段と売れた服の値段を利益とした。元値より高く打った場合と元値より低く打った場合の提供者ともらい手の関係を設定した。とりあげた例の理論の利得表を下の設問2に示す。提供者が元値より高く売るともらい手がいなくなり、元値より低く売ると利益が少なくなることになる。書い手と売り手の損得の一致する必要があることが分かった。 (3) 技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そういったものと切り離すことはできない。一方、富とかお金というものが幸せとどんな関係にあるのかについて調べ、考えた。
A.(1)技術を用いて工業製品を社会に送り出す際には、メリットだけでなくリスクやコストとのバランスを考慮する必要がある。個人的な利益や価値、金銭について理解を深めると、経済学は人間の価値を序列化し数値化する学問であり、価値は使用価値と交換価値に分類される。金銭は交換価値の尺度であり、大切なデートに対する交換価値を考えることでその価値を理解することができる。 (2)「囚人のジレンマ」に該当する例として携帯電話会社の例を挙げた。A,B,Cの3社の携帯会社の月額料金が3社とも8000だったがA社が7000円に引き下げた。するとB,C社の利用者がA社に乗り換えてしまうため、A社に市場を独占されないようにB,C社とも7000円に引き下げた。その結果各社とも利益が減ってしまう。この状況の利得表を描いて話し合った。 (3)復習としてワークショップ課題でやったジレンマの解決方法について調べた。解決方法としてまず、コミュニケーションと協力が必要である。他の当事者とのコミュニケーションを通じて、お互いの意図や利益を理解し、協力関係を構築することが重要。また、長期的視野と信頼構築も重要である。単なる短期的な利益だけでなく、長期的な視野での利益を考え、信頼関係を構築することが重要。ルールや制度の設定: 公正なルールや制度を設定し、そのルールに基づいて行動することで、個々の利益だけでなく共同体全体の利益を考慮するよう促す。これらの方法を組み合わせることによって囚人のジレンマのような状況を回避し、協力や共同利益を最大化することが可能である。
A.講義内容の再話 航空宇宙産業の大きな事故のひとつに、チャレンジャー号爆発事故という出来事がある。この事故の原因はロケットの燃料用のシール材として用いられていたOリングである。当時使用されていたOリングのガラス転移点は0℃であり、発射当日の最低気温は-8℃であった。よってOリングのゴム弾性が失われ、燃料が漏れ出たことで事故が発生した。しかし、この事故は未然に防げた可能性がある。それはOリングの技術的な改善ではなく、発射を取りやめるという方法である。当時技術者たちは発射の延期を提言していた。しかし、起こるかわからない事故の可能性と延期に対する損害賠償請求等を考慮し、強引に予定通りの発射が行われた。ここで重要なのはたかだか数パーセントの可能性に対して、利益をとるのか安全性をとるのかといった倫理観を実際の行動に起こせるかということである。 ワークショップ課題の発表要旨 発表演題:ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名:ジレン 共著者名:篠原凛久、富樫聖斗、滋野玲音 役割:文書作成 囚人のジレンマで、環境問題について議論した。ゴミの不法投棄をする側と分別ルールを守ってごみを捨てる側の2つにわかれ、2者がそれぞれどの選択肢を選ぶかによってどのような環境負荷が起こるかについて議論することができた。最も環境負荷が少ないのは、やはり2者ともに分別ルールを守ってごみを捨てることである。しやがって、他の利益のための些細なルールをたくさんの人が守ることが重要だと考える。 復習の内容 今回の講義であったチャレンジャー号爆発事件や、ワークショップ課題で扱った囚人のジレンマのように、2つの立場の人たちがそれぞれどのように行動すれば2者ともに利益を享受することができるのかを考えることの重要性を学んだ。
A.講義の再話 プラスチックは、熱と圧力を加えことで成形できる性質を持つ。これを可塑性という。プラスチックには、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどの熱可塑性樹脂とフェノール樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂がある。これに対しゴムは弾性を持つ。ゴムにはガラス転位があり、気温が低いことで、ゴム状からガラス状に相変化し、弾性を失い、Oリングの破損によりスペースシャトルが爆発した、チャレンジャー号爆発事故があった。これは、経営者が利益を追求により、技術者の勧告を無視したことで起こった。 発表の要旨 グループ名:ジレン 共著者名:新井駆、篠原凛久、滋野玲音 囚人のジレンマを選んだ。太郎さんと花子さんの二人が、それぞれごみを分別して捨てる、または不法投棄する、4つの事項にした。片方が分別したら、もう片方は得をするが、両方不法投棄したら環境が悪化し、両者とも損することになった。 復習の内容 囚人のジレンマを選んだ。対応させる、身近な例として、ごみの不法投棄を選んだ。 不法投棄した際、ごみ袋代と環境への被害額がかからないことを利得とした。 2人のうち1人が、ごみ袋を買った場合、お金がかかるので、ごみ袋を買った方が損をする。 太郎さんと花子さんは、ごみ袋を買わないほうがお得であると考えたため、ごみを不法投棄して環境が悪化し、被害額がかかる結果となった。 解決策として、ごみを不法投棄した際に罰金を科すべきであると考えた。
A. 第二回の講義では善悪と損得について考えます。良いことをして損をする、悪いことをして得をする、これらは日々の生活だけでなく、技術者としても考えさせられるものです。これをやらなきゃ安全性に危険がある。しかし莫大な資金がかかる。とはいえ事故は起こるともかぎらない。こういった場合、あなたはどうしますか。経営を優先してお金をセーブしますか。万が一の可能性を考えて技術者として安全性を確保しますか。倫理とは、こういう問題がつきものです。確かに事故や危険はないにこしたことはないですが、可能性はあります。このようなとき、どうするべきかをよく考えてみましょう。 グループワーク発表では、グループ名「がらし」、メンバー「佐々木秀人、山崎光大、長田卓士、平島駿」で行いました。ガラス転移点、ゴム弾性について調べました。ガラス転移点はガラス状態とゴム状態の境目の温度(天然ゴム:―70℃)のことで、ゴム弾性は外部から与えられた力によって変形した固体物質が、高い内部応力によって瞬時に原型に復元される性質のことでした。 もう1つのゲーム理論のグループワークでは、不要になった服を元の買った価格よりも高く売る、買う、を例として考えました。どうしても欲しい人は高くても購入するため販売者の利得は大きくなり、いらない人からすると販売者の利得は小さくなります(マイナスになる)。 二回目の授業で学んだことは、善悪と損得を良く考えることが必要だということです。得をするために悪いことをしても、もしかしたら上手くいくかもしれません。目の前の利益を得ることができるのかも。しかし、不利益を生じたとしても、良い行い、良い結果がついてくることのほうが目先の利益以上に大切であると考えます。技術者として、どこに価値があると考えるのか。そのことを考えさせられる講義でした。
A.(1)講義内容の再話 理系として覚えておきたい基礎事項問題です。 可塑性の逆は何でしょうか。正解は弾性です。弾性における応力と変形は比例関係を示しています。皆さんも知っての通りのフックの法則です。では粘性のあるニュートン流体ではある二つの項目に関して比例関係が示されています。皆さんわかりますか。そうです流速と応力の関係に関してです。つまりこのことから粘弾性、エントロピー弾性に話を拡張が可能です。そしてゴムにおける弾性を語る上では外せない点があります。それはガラス転移点に関してであり物質に関して弾性を評価する上ではその物体の状態が大切になります。では皆さんにとって価値あるものは何でしょうか?例えばお金でしょうか。こちらはこの価値あるものの状態の一つでありこの状態が変化すれば食品であったりモノであったり様々な形をとるでしょう。つまり価値による変化でありこちらは物性と異なり時に可逆時に非可逆な関係を形成します。ではこのお金の価値を作りだし維持する人、モノがあるでしょう。では何か。それは支配者でしょう。今回のテーマは支配する側からの理論に関して触れていきます。有名なものでは囚人のジレンマ、共有地の悲劇などがあり、その根底の一部にはにはゲーム理論が関与しているといえるでしょう。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論を調べ「囚人のジレンマ( 共有地の悲劇)」に該当する例を、 資源問題、環境問題、社会問題、あるいは身近なことからひとつ選択しそして、どのようにしたらジレンマが解決できるか議論を行う。 グループ名:チームもけい 共同著者:藁科、駒林、田澤、高橋、武井 自信の役割:Investigation、Visualization ワークショップの課題及び発表趣旨:ゲーム理論とは一定の規制やルールに基づき複数の行動主体が相互に影響し合う状況を「ゲーム」と捉え、プレイヤー間の利得の対立と協力の関係を解き明かす数学や経済学における理論のことであるとグループ内で概念の確認及び統一化を行った。そのうえで私たちの班では、囚人のジレンマに該当する身近な問題として、プロジェクトなどにおける意見、仕事に伴う責任とクオリティの関係を例として選択し表を作成し発表準備を行った。発表の趣旨としては、私たちがこの仕事に伴う責任とクオリティの関係を選択した理由及びこのように評価及び表を作成した理由を理解していただくことを目的とし準備を行いました。 (3)復習の内容 講義内容の復習として私たちの作製した表に対して、自分の経験が当てはまるかを考えた結果、クオリティに関しては表に示したもの通りになるとは限らないという結論に至りました。そして表を満たすための前提条件としてA及びBの力(知識、能力など)が均一条件下ないしそれに限りなく近い状態でないと成立しないと考えられるため改善の余地があると考え改善版の表を作成しました。
A.(1)個人の利益と公共の福祉について学びました。防げる事故を防ぎたいが、それでもし、自分の仕事を失うことになってしまうとしたら、阻止する勇気がありますか?権力や、権利の行使には、責任や義務がつきものです。擬似は、お金や価値や商品などというものと切り離すことはできません。日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条をみてみると、個人的利益よりも、専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させます。とある。技術を行使して、工業製品を社会に送りだすときは、リスクの評価やコストとのバランスも取る必要があります。 (2)ゲーム理論について調べてみました。ゲーム理論の1つとして、囚人のジレンマがあります。囚人のジレンマとは、各プレーヤーが常に利得の大きい選択肢(絶対優位の戦略)を選ぶ場合、協力した場合よりも悪い結果を招いてしまうゲーム。 (3)あるコンビ芸人を考える。2人で活動すれば、収入は500万円ずつ分け合うことになるとする。 ただ、そのうち1人がピンでも活動すれば、コンビとしての収入は200万円になるが、ピンでの活動で400万円収入が増え、計600万円の収入になるする。他方、その相方のほうはコンビの仕事しかなく、収入は200万円に減る。 この結果、もう1人のほうもピン活動をはじめるが、コンビでの活動はできなくなり、それぞれ収入が400万円ずつになる。
A.(1)チャレンジャー事故をはじめとするゴムに関する様々、労働者と経営者のような交換価値と使用価値の関係を学んだ。 (2)自分達のグループは社会問題のジレンマについて考えた。例として携帯電話会社の価格競争があがった。それぞれの携帯電話会社は、他社の携帯電話会社に顧客を奪われまいと電話利用料を下げようとする。すると価格競争が起き最終的に各社とも利益が減ってしまうというものである。これを解決するには、国が利用料金の最低値を決める必要がある。 (3)チャレンジャー事故について詳しく調べ直した。チャレンジャー事故はアメリカのスペースシャトルが打ち上げ後73秒で爆発し、7人が死亡した事故である。爆発の原因はOリングと呼ばれる部品の破損から始まり、終いには外部燃料タンクが破損し爆発したとされている。しかしこれには裏話があったそうだ。それは製造業者とNASAの間の意見のすれ違い、いわばヒューマンファクターだ。製造業者の言い分では、打ち上げ当日は気温がマイナスになるため、部品の密閉性を考えて気温が12℃まで上がる時期を待った方がいいという主張だった。それに対してNASAは、スケジュールが遅れていているため一刻も早く打ち上げを行いたいと反論し、結局気温がマイナスの状態でチャレンジャー号を打ち上げた。結論としてNASAの独断とそう判断させた焦りがこの事件を起こした本当の原因だった。公共の福祉と個人の利益を優先し、搭乗者である人の安全は守れなかった。そう考えると個人の利益と公共の福祉の陰にはいろいろな危険が潜んでいるなと思った。
A.(1)スペースシャトル・チャレンジャー号には燃料用のシール材としてガラス転移点が0度のゴムパッキンが使われていた。 しかしながら打ち上げ予定日の気温はマイナス8度であった。 ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われ、燃料が漏洩する。引火・爆発の危険性を指摘し打ち上げの延期を求めた。 しかしNASAの経営陣は、事故が起こる確証はない、もし延期にするなら多額の損害賠償を請求するとして打ち上げを強行した。その結果、スペースシャトルは爆発し、搭乗者は全員亡くなった。 (2)演題:囚人のジレンマの例 グループメンバー:吉田天音、島川真於、大堀颯斗、平尾朱里 役割:身近な実例を考えた 新型コロナウィルスの世界的流行によって、マスク不足が取りざたされた。この時の状況は「囚人のジレンマ」が当てはまる。自分の利益を最優先に考えて、マスクを買えば他の人たちは買えなくて不利益をこうむる。他の人の利益を考えて自分は買わないことにすると自分は益を得損なう。自分も他の人も購入すれば店舗在庫はますます少なくなり不足状況に拍車がかかる。双方ともに買わなければ店頭在庫は確保される。この場合、どのような選択肢をとっても実際にマスクが枯渇する可能性は低いものの、人は自分にって合理的な行動を選択しがちである。たとえそれが全体としては非合理的であることが分かっていてもです。それで、買い占めといった問題が起こってしまう。 (3)ゴム弾性とガラス転移点について調べた。液状やゴム状の物質が、ガラスになる温度のことをガラス転移点という。ゴム弾性は、分子鎖どうしの絡み合いが解れた後、分子鎖どうし架橋しており、ネットを形成した網目構造が弾性の役割をしている。
A.(1)今回の講義では、スペースシャトルチャレンジャー号事故を例にゲーム理論について学んだ。スペースシャトルチャレンジャー号事故は、機体に使用されていた密閉用Oリングがガラス転移点以下であったのに発射したため、ゴムの形状が崩れ、爆発してしまった。NASAの幹部は密閉用Oリングに致命的な欠如があることを知っていたが適切な対応を行わなかった。また、打ち上げ当日は、打ち上げに危険を及ぼすくらいの異常な低温であったが、無視をして打ち上げを行ってしまった。NASAの幹部が利益を得たいがために起こった事故である。 (2)テーマ:ゲーム理論からみた損得と善悪 今回のグループは、ゲーム理論について調べ、議論した。私たちの班では囚人のジレンマについて調べ、コロナ禍でのマスクの買い占めについて考えた。自分の利益を最優先に考えてマスクを買うと他の人たちは買えなくなって不利益を被る。他の人の利益を考えて買わないと自分は益を得損なう。自分も他の人も購入すると店舗在庫がますます少なくなり、不足状況に拍車がかかる。 (3)囚人のジレンマのコロナ禍におけるマスクの買い占めの利得表を書いた。また、私はチキンゲームについて調べ、自転車の乗った2人が壁に向かって走るという事例について考えた。1人が壁に衝突するのを避けるため先にハンドルを切ると負ける。ギリギリまでハンドルを切らなかったもう一人が勝つ。また、2人ともハンドルを切らないと2人とも壁に衝突する。2人とも同時にハンドルを切るとどちらも衝突を回避できる。チキンゲームは、最適な選択が相手の行動に依存する形になるゲーム理論である。
A.1 チャレンジャー事件において人命も宇宙船も失うリスクがNASAの想定している千倍ものリスクがあることを技術者が警告していたのにもかかわらず、目先の利益などにとらわれ、結果7人が命を失い宇宙船も失うという結果になった。このような事件を二度と起こさないためには私たち技術者が考え方を改めたり、信念を持たないといけない。 2 携帯電話の例を選んだ。 A.B.C3社の携帯電話の会社の月額料金が3社とも8000円だったが、A社が7000円に引き下げた。するとB.C社の利用者がA社に乗り映ってしまうため、A社に市場を独占されないようにするためB.C社とも7000円に引き下げた。 その結果各社とも利益が減ってしまった。 ガラス転移点 熱可塑性樹脂、結晶性樹脂を冷やすと粘度が上がり最後に固化する。ゴム状態から固化状態になる点がガラス転移点である。 ポリ酢酸ビニルポリマー300度 ゴム弾性(エントロピー弾性) 外から加えられた力によって規則正しく並んだ分子が、乱雑な状態に戻ろうとする性質 ex)輪ゴムの戻ろうとする性質。 3 チャレンジャー号の事故の原因は、打ち上げ時に使用される補助エンジンである固体ロケットブースターの一つであるOリングシールの故障で、外部燃料タンクが破壊されたためであることが分かった。 もし自分が技術者であるとしたら、自分が正しいと思った選択をする事を心がけようと思った。
A. 大きな事故につながる可能性が見つかったとき、どの様な行動をとるのが正しいのだろうか。そのようなことを考えさせられる事故が1986年に起こった。チャレンジャー号爆発事故である。スペースシャトルであるチャレンジャー号は小学校教師であるクリスタ・マコーリフ含む7名を乗せ、宇宙へと旅立つ予定であった。しかし、その機体は打ち上げから73秒後に爆発・空中分解した。この悲惨な事故は事前に防げなかったのか。否、経営者ではなく技術者の帽子をかぶる者が多ければ防ぐことができたであろう。 この事故の主な原因は燃料の密閉に使用されていたOリングの破損である。使用されていたゴム製のOリングは、気温が氷点下になるとゴムのガラス転移点を下回りゴム弾性が失われ、密閉性が失われる。事故当時の最低気温は-8℃であり、ゆうにゴムのガラス転移点を下回っていた。当日の気温を知った打ち上げに関わった技術者は危険性を提示し、打ち上げを延期するよう声を上げた。しかし、NASAや会社の経営陣は延期することによる損害や、機体の予算と起こるかも分からない打ち上げに伴う危険性を天秤にかけ前者をとってしまった。 新しい技術を運用するにあたって、潜在的な危険に気づくことは技術者の限りある知識だけでは対応しきれない。そこで、実例をもとに予見可能性と結果回避義務について議論を行った。 グループ名「ミイラ」、共著者名:田中ひかり 一戸 友花 Hani Umairah 役割:Visualization ゲーム理論:経済学や経営学、社会学等多くの分野に影響を及ぼした数学理論。 囚人のジレンマ具体例 ゴミ袋の有料化 有料化しても、お金を払ってでも使いたい人が多ければ有料化の意味がない。 魚の養殖 漁師A, Bがいたとする。目先の利益をとって今まで通り魚を獲り続けるか、両者とも穫る量を減らして今後の利益をとるか。解決方法として、ペナルティをつける。ペナルティの例として、獲る量の上限を決める。獲った量に応じて養殖、稚魚の放出。 囚人のジレンマを通して損得について考えたが、ジレンマを生み出すのに対し、ジレンマから抜け出すのはとても難しいと感じた。グループで考えた漁師A, Bによる囚人のジレンマでは、解決策として獲る量の上限を決めたり、獲った量に応じて稚魚の放出したりが挙げられたが、上限を守る守らないは互いの倫理に委ねることになり、稚魚の放出では稚魚の孵化する量によって放出ができたりできなかったりする。そのため、ジレンマの完全な解決にはならないと考えた。上限をつけるペナルティであれば、上限をつけたうえでお互いがお互いの獲った量を毎回確認するくらいやらなければならないと考えた。
A.・技術を行使して、 工業製品 を社会に送り出すときは、 享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、 リスク の評価や、 コスト (費用)とのバランスもとる必要がある。個人的な利益とは何か?価値とは何か? 損得、メリットとデメリット(メリデメ)などの言い方もする。物理学が自然がどうなっているか調べるために、序列をつけたり数値にしたりする学問だとすれば、 経済学は人間の価値に序列をつけたり数値にしたりする学問とも言える。 値段をつけるてお金にするということは価値を数値にするということとも言える。マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類できる。 金銭とは交換価値のモノサシともいえる。たとえば大好きな恋人からデートに誘われて浮かれているとき、いくらお金をもらったらそのデートを断ることができるか。それがそのデートの交換価値である。いくらもらっても断れないというなら、その価値に交換価値はなく、使用価値のみである。 ・コンビ芸人二人組で考える。コンビ活動のみで活動する際は収入は500万円ずつ分け合うことにする。ただどちらか一人がピン芸人としても活動するとコンビとしての収入は200万円になるが、ピンの活動をした方は400万円がプラスで入り、合計600万円の収入になる。他方は200万円のみ。両者がピン芸人の活動をした場合両者にピン芸人分の400万円が入るが、コンビとしての収入は0。 ・ゲーム理論はプレーヤーと戦略の選択があって、どの選択を選べば、プレーヤーにとってメリットがあるかを計算する数学である。ゲームには有限回ゲーム、無限回ゲーム、二人ゲーム、n人ゲームなどいくつかの分類がある。 また戦略にも協調戦略、裏切り戦略、しっぺ返し戦略など典型的な戦略がある。
A.【授業の再話】 今回の講義ではガラス転移点とゴム弾性について初めに学んだ。 その後、チャレンジャー号の爆発事故について取り上げ、そこから技術者倫理について考えた。今回の事例では気温がとても低くガラス転移点よりも低いことからOリングが機能しないと技術者が反論していたが上の人などが予算面などを考えて議論して技術の知識がない者たちが決めたせいで今回の事件が起こった。そして上の人にはむかったことからその技術者は飛ばされてしまった。今回の技術者は適した対応をしたが止めることができず、世論から攻められる羽目にもなってしまった。 【発表の要旨】 資料作成係 チーム名 あっ 飯塚 横濱 小池 囚人のジレンマの身近な例としてガソリンのことについて考えた。 1)ガソリンスタンドに行く 2)ガソリンスタンドに行かない A)値上げ B)値上げをしない 条件で考えた。今回の件では生活に必要であるものではあるがそれを考えてしまうと条件の損得がわかりづらくなってしまうため、単純な推測で損得を決めた。ガソリンの高騰が続き、ガソリンスタンドの運営が大変かもしれないが解決策としてはこのまま値上げを続けてしまうとお客も店も失ってしまうので値上げを行わないこと。 また、政府が補助金を出すことによって価格を下げること。この2つのことで解決できる。それにより、輸送費も安くなり、最近の急激な物価の高騰に終止符を打つことができると考える。 【復習の内容】 今回の復習としてゲーム理論のほかのものについて調べた。 ゲーム理論のモデルとして囚人のジレンマを始めとしてチキンゲーム、コンディネーションゲーム、ゼロサムゲーム、プラスサムゲームなどがある。囚人のジレンマは講義でも説明があった通り、相手がどう出るにせよ、ある一方の選択をしたほうが利益が大きい状況でよく用いられる理論的な考えである。 チキンゲームは先に折れたほうが利益が0になり、我慢比べに勝ったほうが利益を得るという考えである。しかし、どちらか一方がおれなかった場合には両者利益が0になるとものです。そのため、相手が折れなければ自身が折れることが最適であるというものです。 コンディネーションゲームは2つの意見が別々なものであり、別々で方向性で行くと両者共に利益が0になるというもので両者二人同じ事をすることで利益が最大になるというモデルである。 ゼロサムゲームはビジネスの場で使われ、一方が得をすればその分他方が損をするという考えである。 プラスサムゲームもビジネスの場で使われ、両者共に利益を得るという考え方である。 ビジネス面ではゼロサムゲームではなくプラスサムゲームにいかに持ち込むかが重要とされている。
A.(1)講義の再話 クリスタ・マコーリフ先生が乗っていたチャレンジャー号というロケットは、先生の生徒たちが見守る中で打ち上げが失敗した。その原因は、技術者が1%としたリスクを経営陣が0.001%としたことにある。現実のほとんどのことは無事に成功するものであると油断し、得だけを求めて現場の声を無視すると、余計に重大な事故や事件が起こる可能性が増えるのである。 (2)発表の要旨 演題:囚人のジレンマの身近な例、グループ名:後ろ、共著者名:川前勇斗・小泉まい・菊地玲乃、自分の役割:概念化・調査・可視化・執筆。 内容:例・・グループワーク→グループワークで協力する方が濃い意見が出せるのに、個人で取り組んだ方が早く終わるというメリットに基づいて個人で取り組むと、他のグループより薄い内容の意見で終わる。 改善案→グループワーク前に個人で取り組む時間を設ける。そもそもの取り組み方の変更。先生が回答例を出すことで、生徒に内容の濃さを把握させ、グループワークの方がいいと分からせる。 (3)復習の内容 囚人のジレンマに対応させる身近な実際の例に、グループワークの例を選んだ。グループワークをする方が濃い内容の意見が出せるが、個人で取り組む方が早く意見が出せるということに基づいて行動すると、内容が薄くなる。改善策として、個人でやる手間を挙げることでグループワークを勧めることや、クロージングという方法を使って個人作業を制限する方法があった。
A.(1)チャレンジャー号爆発事件の真相を学ぶことを通じて、善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-について考えた。 (2)「囚人のジレンマ( 共有地の悲劇)」に該当する例を、 資源問題、環境問題、社会問題、あるいは身近なことからひとつ選びましょう。 そして、どうやったらジレンマが解決できるか話し合った。囚人のジレンマを選び、対応させる身近な実際の例としてプラスチックのごみ問題(環境問題)の例を選んだ。使い捨てのプラスチックは便利で使いやすいが、マイクロプラスチックなどの環境問題を解決するためにはプラスチックの利用をなくす、または環境に配慮したプラスチックの利用が求められる。しかし、このようなプラスチックの生産や脱プラスチックを行うためにはコストがかかる。企業側は値上げにより売り上げが減少することを恐れ、消費者側は少しでも価格の安いものを求める。結果、企業と消費者の両者が行動しなければプラスチック利用の現状は変わらず、かえって莫大な環境保護へのコストがかかり社会全体でコストを負担することとなると考えた。グループメンバーは松永凜、山崎優月、皆川文音、佐藤きらり、神谷明里、加納和乃、役割はデータ収集を行った。 (3)環境問題について日常的にその被害状況を意識的に考える機会が少ない。そのため、環境破壊の被害状況・被害予想、自分たちの生活にどのような影響が及ぼされるのかについて明確なデータや数値を提示し、自分たちの日頃の行いが今後の地球環境に大きく影響するということを強く認識してもらうことで、目先の利益に囚われず先を見据えた行動をとる意識が社会全体で高まると考えた。
A.(1)仕事を続けるため、お金を稼ぐために事故や感染症拡大のリスクを黙認するか、それとも仕事を失ってでも事故や感染症拡大の防止に努めるか。 1986年、アメリカのスペースシャトルとして打ち上げられたチャレンジャー号は、打ち上げから約73秒後に分解し、7名の乗組員全員が死亡した。 チャレンジャーの事故原因は右側固体燃料補助ロケット接合部を密閉するOリングの不具合であり、同所から漏出した高温ガスと最終的には炎がOリングおよび隣接する外部燃料タンクに対して「ブロー・バイ(blow-by)」を起こし、構造的な破壊を生じたと結論づけた。Oリングの不具合は設計不良によるもので、事故当日の朝のような低温などによって容易に機能不全に陥り得た。 技術というものはお金と切り離すことが出来ないものではあるが、目先の金に目がくらんで事故が起こるようなことはあってはならない。 (2)エアコンをA社とB社が売ろうとするときを考える。それぞれは10万円か9万円のどちらで売るか悩んでいるとする。 A社とB社合計で年間20万台売り上げ、エアコンの性能には差がないとすると、A社が9万円、B社が10万円で売ると客はA社から買うためA社の利益が180億円、A社もB社も9万円で売るとA社とB社の売り上げはどちらも90億円、A社もB社も10万円で売るとA社とB社の売り上げはどちらも100億円となる。 A社が9万円で売るなら、B社が10万円で維持していてもすべての顧客を奪われてしまう。この場合でも、B社は9万円にする強い動機が生じる。A社が10万円を取ろうが9万円を取ろうが、B社にとっては常に9万円の選択肢が妥当となる。 話は両者を入れ替えてもまったく同じで、両者が利己的に行動するなら、両者ともに9万円を選ぶことになる。結果として、両者の利益は合計で90億円となり、お互いに利益を手渡し合うことになる。 (3)携帯料金を例にした A社とB社が携帯料金を下げようとした時、A社だけが下げるとA社に客が集まり、B社が下げるとB社に客が集まってしまうが、どちらも下げてしまうと客は移動せずどちらの会社も利益が下がってしまうというジレンマ
A.(1)ゴムはその性質により用途が分けられる。天然ゴム、イソプレンゴム、などさまざまな種類があるが、その中でもアクリロニトリルブタジエンゴムはOリングに用いられる。 このOリングが原因の事故に、チャレンジャー事故がある。気温が低い日にスペースシャトルを打ち上げたため、低温によりゴムの弾性が下がり、燃焼ガスを止められなかったことが原因でレンジャー号は爆発した。 これに関わった専門技術者は、事前に危険性について気付いて発射延期を求めていたが、経営陣との話し合いで発射に至ってしまった。このような事故を繰り返さないために、技術者の倫理は重要である。 (2) 演題:善悪と損得ー個人の利益と公共の福祉ー グループ名:ミイラ 共著者名:佐藤百恵、石川ほのか、田中ひかり、一戸友花、ヌル シャフィカ アミラ リー 発表で果たした役割:調査 私達は、ゲーム理論の具体例として、ゴミ袋の有料化、魚の養殖の例を挙げた。 ゴミ袋の有料化については、有料化してもゴミ袋を使用したい人が多ければ削減には繋がらないと考えた。 魚の捕獲、養殖については、目先の利益だけを考えて魚をとり続けるか、一度にとる量を減らすことで魚が絶滅しないようにして、今後の利益をとるかについて考えた。 乱獲を防ぐための手段として、捕獲量の上限を決めてそれを破った人にはペナルティを科す、捕獲量に応じて稚魚を放流する、などの対策を考えた。 (3)囚人のジレンマについて調べて、発表内容とは別の例を考えた。 例として、コロナ禍初期のマスクの買い占めを考えた。AとBの人がいた場合、2人とも必要以上にマスクを買えば状況が好転した時に余ってしまい、片方のみが買い占めたとするともう片方はマスクが手に入らなくなってしまう。両名が必要分だけマスクを購入すれば、店頭から在庫が無くなることもなく、自宅で持て余すこともなくなる。
A.(1) 1986年にチャレンジャー号爆発事故が起こった。ファインマンの報告書によると、人命も宇宙船も失う大事故が起こる リスクについて、技術者は1%と見積もっていたが、NASAの幹部は0.001%と見積もった。技術者が幹部より特段に危険ではないかと言っていたにも関わらず、打ち上げは実行され、悲劇が起きてしまった。私たちは自分の地位や仕事などを失ってでも悲劇が起きないように止めることができるのだろうか、それともお金を貰って黙認するのか、こういう場面に遭遇した時にどう考えればいいのだろうか。 (2) コンビ2人組で考える。 収入は500万円ずつ分け合うことになるとする。 ただ、1人がピンでも活動すれば、コンビとしての収入は200万円になるが、ピンの活動で400万円の収入が増え、計600万円の収入になるとする。他方、その相方のほうはコンビの仕事しかなく、収入は200万円に減る。その結果、もう1人もピン活動を始めるが、コンビ活動はできなくなり、それぞれ収入が400万円ずつになってしまう。 (3)チャレンジャー号爆発事件を受けて、もし同じような場面に遭遇した時に倫理に基づいた行動を適切に取らなければならないと感じた。そのためには化学を学び直したり、思想哲学を学び直したりするなどして、悲劇が起きないようにしなくてはならないと強く感じた。また、自分意見をしっかり言うことは大切なことであると感じた。
A.(1) この回の講義ではチャレンジャー事故を例に善悪と損得、個人の利益と苦境の福祉について学んだ。チャレンジャー事故は外国の先生が宇宙から子供たちに授業をするという世界初の目論見から起こった悲劇である。発射したロケットが空中で崩壊、爆発したのだ。これは乗っていたロケットの外側の素材と構造に問題があったから起こったといわれている。発射時に破損した部分がロケットの発生する高温高圧に耐えられなくなり最終的にはロケットが大破した。この事故はロケットを作る際にロケットの熱に耐えられる素材であるのか、発射の反動に耐えられる構造であるのかなど確認をすれば防げたかもしれない。また、ゲーム倫理という価値の見積もり、行動が解くかどうかを計算する数学を用いて倫理観や価値観について学んだ。 (2) グループワークではゲーム倫理について囚人のジレンマの例を挙げてジレンマの解決方法を話し合った。私たちは例として2つのスーパーA店とB店が同じ商品を売るために値下げ価格を操作するという関係を考えた。 ある商品の定価が150円であった時、これをA店が50円値下げする時と、B店も50円を値下げすることを予測して60円値下げする案もある。 また、B店に関しても50円か60円値下げする選択肢がある。 この時両方が50円の値下げをすると両方の店で50円の損失となる。また、60円の値下げを行うと、両店60円の損失となる。 片方の店が50円、もう片方が60円値下げすると、60円値下げした店の客が多くなると予測され50円値下げした店だけが損失を出す。 解決方法を考えるまでには至らなかった。 (3) 囚人のジレンマの考え方は商業においてよく使う方法だと感じた。経営戦略を立てる上で必要な考え方で、どうすれば損害を小さく抑え利益を生み出せるかそれを考えるのは興味深く感じた。
A.(1)みなさんはチャレンジャー号爆発事故というものをご存じですか?この事故は防ぐことができた事故でした。ただ、個人の利益と損得を考える状況に追い込まれた結果、このような悲惨な事故を引き起こしました。簡単にいうとo-リングをガラス転移点以下の温度で使用したがために、発展した事故です。これは、チャレンジャー号の打ち上げを延期にすれば、防げました。ここで出てきたのが上からの圧力と周りの期待です。今なら延期すれば良いと言って終わりのことですが、そうはならなかったのが現実です。自分の損得で考えた結果がこの結果を招きました。 ゲーム理論という者があります。自分の利益を良いものにしようとした結果、相手の利益が悪くなる。その結果、自分の利益も悪くなるという考え方です。上の2つは支配的戦略と囚人のジレンマと言われています。 みなさんがチャレンジャー号の打ち上げを計画していたとして、そこで正しい判断を取れるかがこの技術者倫理の意味になります。ぜひ、みなさんは囚人のジレンマに陥ることのないような生き方をしなくてはいけません。 (2) 「ゲーム理論について」 グループ名:つけ忘れた可能性がある メンバー:高橋大喜(本人)、駒林郁哉、藁科孝太、田澤駿輔、出澤一馬 役割;司会→藁科、 意見出し合う→全員 話した内容→プロジェクトの話し合いについてメインに議論しました。意見を出すor意見を出さない。みんなが意見を出すことで話しあいはより活発になりいい意見が生まれる。1人が意見を出すことで必然的にその人の意見に賛同し話し合いが簡潔に終わる。だが考えが1人のものになり考えが偏ったり、いい意見が出づらいなどの意見がありました。 (3) [平常演習]108.ゲーム理論からみた損得と善悪 ・囚人のジレンマの考えた例を取り上げる。 1つ目はコロナ環境下のマスクの買い占め問題についてである。 1人がマスクを必要以上に買い占めることでその個人は在庫があまり使いきれない。その影響で買えなかった人はマスクをすることができずに病気にかかる確率が上がる。病気にかかった人が増えることでマスクをしている人の感染確率が上がる。これの繰り返しが囚人のジレンマと言えるのではないかと思った。 ・ガラス転移点についての復習 →樹脂はある温度以上に加熱すると、分子が運動しやすい状態になって、軟質のゴム状態になり、冷却していくと分子の運動が制限されて硬質のガラス状態になるという者であった。これによって宇宙に行き温度の違いによりo-リングの役割が失われた。
A.(1)STS-51Lスペースシャトルチャレンジャー爆発はもともと危険視されていた状態で国家の威信のため逆らえずに宇宙飛行士が犠牲になった事件です。燃料タンクのつなぎ目にあるoリングという部品の欠陥が原因であり、設計者は打ち上げ日の気温では爆発してしまうことを知っていたのにも関わらず、国家の圧力に逆らえず打ち上げを行いました。ゴムとプラスチックのちがいは、ゴムは形が元に戻る弾性変形の特徴を持つことです。プラスチックは形が元に戻らないので塑性変形の特徴を持ちます。エラスティックリミットは弾性限界といい、弾性変形から塑性変形へ移行する点をいいます。弾性力は伸びにほぼ比例し、フックの法則が成り立ちます。ゴムの弾性を変えることで弾まなくなります。分子の種類を変えることで弾性を変化することができます。 (2)囚人のジレンマを選んだ。対応させる実際の例として、環境保護と経済成長の例を選んだ。環境が保護される場合を100点、経済成長する場合を100点として以下にビニール袋と企業の利得表を示した。 環境保護/経済成長 [A]企業が儲かる [B]企業が儲からない [1]エコバックを使用 環境50:経済50 環境100:経済0 [2]ビニール袋を使用 環境0:経済100 環境0:経済0 (3)弾性力の違いは分子によって変化できることを学びました。また、理論としてはフックの法則が成り立ちますが、実際には伸びと力は比例の関係ではありません。それを解析するのがX線CTスキャン装置やFEMNによってシュミレーション解析を行うことが分かりました。
A.【講義の再話】 プラスチックは英語でplastic、日本語で塑性と表される。一方でエラスティックという言葉もある。これはelastic、すなわち弾性と表される。plasticはelasticの対義語である。弾性をもつゴムのような樹脂はエラストマーと呼ばれる。 プラスチックとゴムの違いは、樹脂が持つ塑性や弾性にある。 【発表の要旨】 囚人のジレンマとして、家事の分担を選んだ。 AとBの2人が同じ家で暮らし、家事を行うまたは行わないものとする。得られる家の整頓と費やす時間の合計を利得とした。 なお、1人ですべての家事を行う場合の利得はマイナス、すべての家事を行わない場合は利得がプラスになることとした。加えて、家事が行われていない場合は両者とも利得がマイナスであるとした。 なお、2人どちらも家事を行う場合は、両者にとって利得0として考えた。 この結果、A、B両者にとって、相手ににすべての家事を任せるときのみ利得がプラスになるとわかった。 そして、両者も家事を行わず、家の整頓ができず両者とも損をする結果となってしまった。 【復習の内容】 ガラス転移点について復習することにした。これは樹脂の性質を表す用語である。ガラス転移点とは、樹脂の物性が大きく変わる境界の温度のことである。樹脂は、ある一定温度以上に加熱すると軟質のゴム状態を示す。反対に、一定温度以下になると硬質のガラス状態を示す特徴がある。このように、異なる物性を示す温度の境界をガラス転移点という。
A.(1)講義内容の再話 倫理観や価値観は個人によって違いがあります。例えば個人の経験や人生の出来事は、その人の倫理観や価値観に影響を与えます。同じ出来事があった時でも、異なる人がそれをどのように感じ、行動するかには個人差があります。 囚人のジレンマについて知ってますか。 ある犯罪者AとBが逮捕され、別々の部屋で尋問を受けている。AとBが選べる選択肢は二つに分けると自白するかと自白しないかである。両者ともに自白すると二人の刑期は1年、片方が自白すると一人は釈放、もう一人は10年だとする。両者共に黙秘すると両方の懲役は5年となる。この時にAとBが自分の利益を優先した結果、お互いに損してしまうことにもなる可能性があるのです。 2)ワークショップ課題の発表要旨 倉持光成 小野寺諒太 熊谷颯太 岩崎麟太 私たちは以下のように考えた。 企業は利益のために物価上昇を行った。 消費者は高いものを買わないため、消費が少なくなった。 そのため、企業は利益が上がらず、さらに物価上昇を行い、消費者は生活水準が下がった。 解 ポイントの付与やクーポンをたくさん利用する。 週一でバーゲンを行う。 会員制度にして収入を得ながら、会員は安くする。 (3)復習の内容 今回の授業を受けて、どうやったらジレンマが解決できるか話し合うきっかけとすることができた。自分の利益と相手の利益のどちらも考えられる人間でありたい。
A.(1)チャレンジャー号爆発事故についての動画を見た。この事故では技術者が見積もったリスクは1%であったのに対してNASAの幹部の見積ったリスクは0.001%であり、打ち上げが実際にされ悲劇が起きた。この事故では公共の福祉と個人の利益どちらを優先するか、が大きく関わっていた。 交換価値と使用価値についてでは富やお金が幸せとどのような関係があるのかを考えた。マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類できる。金銭は交換価値のモノサシであり、使用価値は金銭では買えないものを意味する。使用価値の影響は交換価値に現れることもあり、相手によって交換価値が変わることを指す。使用価値の例としてお金で買えない評価や命、個性などが挙げられる。交換価値の例として信用やお金で買える評価お金にできる評価などが挙げられる。 ゲーム理論とはプレイヤーと戦略の選択がありどの選択でプレイヤーにメリットがあるのかを計算する数学である。環境問題は個人的利益を最優先する資本主義の自由競争では解決できない。このような状況をゲーム理論では囚人のジレンマと呼ぶ。 (2)ワークショップではゲーム理論について取り組んだ。 水素自動車を選んだ。 ガソリンの代わりに水素を燃料に走行し、水素自動車を使うことで走行時の有毒ガスの排出を抑えることが出来る。しかし水素を製造する際に白金を触媒とするので製造コストがかかる。 (3)授業が終わり、自宅で復習を行った。復習ではゲーム理論について理解を深めるために再度ワークショップを行った。その際に選んだのは囚人のジレンマであった。囚人のジレンマを選び、円安に伴う携帯の基本料金の値上げと売上の関係を選んだ。また、その際に利得表も書いた。
A.(1)チャレンジャー号の映像のようにどんなに注意していても事故に遭っててしまうことがある。このチャレンジャー号に乗っていたクリスタ・マコー利府先生は世界初、宇宙からの授業を行う予定であったがそれは実現しなかった。宇宙への挑戦は、他の宇宙飛行士と同じ訓練を全てしっかりと受けていた。また、事故が起きてしまう可能性と隣り合わせであったが、彼女は夢を実現させるために宇宙へと旅立っていった。しかし、生徒が見守る中宇宙に到達することはできなかった。 (2)樹脂はある温度以上に加熱すると、分子が運動しやすい状態になり、軟質のゴム状になる。そこから冷却していくと分子の運動が制限されて、硬質のガラス状態になる。このガラス状態とゴム状態の境目の温度のことをガラス転移点という。ゴムの弾性は、内部エネルギーから生じるのではないかという仮設が本当ならば、内部形態に起因するエントロピーの変化によって生じると考えられる。 例として、ゴミを分別せずに捨てることをあげた。ゴミを出す人は楽であるが、全体のゴミの量は増える。 (3)日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニア信条をもう1度調べた。”最大限の努力を払う、誠実のな仕事のみ参画する、人間が守るべき普遍的原則、および専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得る、金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させる。”ここに書かれていることは、すべて同意できるし、将来守るべきことであると改めて感じた。
A.(1) チャレンジャー号爆発事故 チャレンジャー号爆発事故は、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故で、これによってクリスタ・マコーリフ先生の 世界初めての宇宙からの授業は実現しなかった。 しかしそれを見ていた全米の子どもたちは、 宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、 彼女がそれを受け入れる勇気をもっていたということを教訓とした。 労働者と経営者 権威と権力は違います。 権威ある教授はいますが、教授に権力はありません。 権力や権利の行使には、責任や義務がつきものである。ファインマンの報告書によれば、 人命も宇宙船も失う大事故が起こる リスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もった。技術者が幹部より1000倍もヤバイと言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇が起きた。その結果、彼は当然ながら、懐疑の矛先を倫理的問題に向けることになる。不思議なことに、人の道徳観は神の存在を疑おうか疑うまいが、究極的にはほとんど無傷で生き残るものなのである。 (2)コンビ芸人2人で考える 収入は500万ずつで分け合うことにする。 ただ1人がピンで活動すればコンビとしての収入は200万円になるが、ピンの活動で収入が400万ふえ、合計600万円の収入になるとする。 相方の収入はコンビの仕事しかなく、収入は200万に減る。 その結果もう1人もピン活動を始めるが、コンビ活動ができなくなり、それぞれの収入が400万ずつになる (3)いろいろな観点からいろんなものや考え方の価値を見直すことができた。
A.(2.講義の再話) チャレンジャー事故などから,善悪と損得について学んだ。また,ゴムの種類と用途や,プラスチックの種類や用途について学びました. (発表要旨) チーム名 ウイルス 発表者 佐藤智哉 メンバー 吉田天音 島川真於 宍戸智哉 大堀颯斗 平尾朱里 コロナ禍のマスクの買い占めについて表などを用いて,損得について議論しました. (復習の内容) ゲーム理論での損得と善悪について,コロナ禍でおこったマスクの買い占めの観点で考えました.まず、善としては、個人や家族の安全を確保しようとする意図があります。特に感染症が流行する中で、自身や家族の健康を守るために必要な手段としてマスクを備えることは理解できる行動です。一部の人々が大量にマスクを購入し、自己防衛のために在庫を確保することは、自己保存本能の一形態と見なすことができます。しかしながら、その反面では、他者への配慮や公共の利益を無視する行為として、マスクの買い占めは道徳的に疑問があります。特に高齢者や健康に弱い人々、医療従事者などが必要とするマスクを、個人の利益のために奪うことは社会的責任の欠如と言えます。この行動は、公共の安全や共同体の健康を脅かし、不公平な状況を生み出す可能性があります。 このように、マスクの買い占めは善悪両面の要素を含んでいます。個人や家族の安全を守る一方で、他者や社会全体の利益を犠牲にすることで、不公平や経済的な損失を引き起こす可能性があります。そのため、個々の行動が社会全体に与える影響を考慮し、公共の利益を最優先に考えることが重要だと考えました.
A. (1)第2回目の授業は善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-というテーマで、スペースシャトル・チャレンジャー号事故について触れた。NASAのスペースシャトル・チャレンジャー号が発射1分後に爆発を起こして7人の宇宙飛行士がなくなったという事故である。この事故では、ブースター・ロケットをつなぐフィールド・ジョイントという部分がありガス漏れ防止用のゴム製のOリングがそこに使われていた。事故の日は気温がマイナス8℃と低く、これによりゴムが弾性力を失ったことが原因でガスが漏れて大爆発を起こしたと考えられている。発射以前にも、その危険の兆候があり、製造を請け負っていたモートン・サイオコール社の技術者からも、対策の必要性が訴え続けられていたのにもかかわらず、無視されていた。打ち上げの延期をモートン・サイオコール社の技術者は求めていたが、社内の経営陣にも無視されNASAとの今後の契約のことを考えた結果、最終的には打ち上げることになってしまった。この事故は、内部で技術者から反対の声が上がっていたのに無視したことや、反対意見を挙げることで、社内での立場が悪くなってしまうというの、会社の体質にも問題があったと考えられる。 (2)ワークショップ課題ではゲーム理論について調べた。中でも囚人のジレンマを選んだ。囚人のジレンマは、お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマのことである。 (3)復習では、囚人のジレンマの身近な例について考えた。その例として携帯会社A社とB社の価格維持と、値下げの関係について取り上げ、プラスかマイナスか変化なしかで利得表にまとめた。 A社が値下げをすると、顧客が、B社からA社に流れ、利益がアップする。値下げをしなければ、利益は変わらない。B社も同様である。よって両社とも値下げによる顧客の獲得で利益を上げようとする戦略を取ろうとするが、どちらも値下げすると、顧客の移動が起きないまま値下げすることになり、両社とも利益が下がってしまう結果になる。
A.今回の講義では、各状況での選択のよって個人の利益と公共の福祉がどのように働くかをゲーム理論や囚人のジレンマ等を用いてその選択が今後どのような結果をもたらすかを学んだ。 例えば飛行船の細かい部品のコストを下げるために規格よりも低い品質で採用した。 その結果飛行船のフライト時に不具合が生じ、乗組員全員がなくなった。このような場合に目先の利益をとるか、または今後に起きうる事故を考慮し、本来の設計で作成する。この場合の善悪と損得は明らかであるが社会に出た時このような選択が多く存在する。 自分自身が就職したときにこのような状況下に置かれたとき、適切な取捨選択ができるのか、適切な判断ができるかどうかが大切である。 あるところに世界で初めて宇宙からの授業を行おうとした人物がいたが実現することはできなかった。しかしそれを見ていた子供たちは宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、 彼女がそれを受け入れる勇気をもっていたことを教訓にした。 今回の授業では自分の目先の利益のために本来の基準から逸脱することの傲慢さを学びました。 A国とB国で領地の取り合いになっている。 この時各国で攻めて領地を獲得するか、話し合いで領地を決めるかを想定した時囚人のジレンマのような関係が成り立つと考えられる 日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条には 1、最大限の努力を払います。 2、誠実な仕事にのみ参画します。 3、人間が守るべき普遍的原則、及び専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得ます。 4、金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させます。 との記載があった。これらは技術者における倫理を明確にしたものだと感じました
A.(1) 授業の再話 今回の授業では、スペースシャトルのチャレンジャー号爆発事故の映像を観賞し、これを例として倫理的問題について考えた。当時、チャレンジャー号には小学校の教師が乗り込んでおり、宇宙からリモート授業を行うという予定があった。小学校の生徒たちはチャレンジャー号の打ち上げを見守っていたが、それは先生の最期を見守ることとなってしまった。この事故は、ロケットの開発者が、「多少の危険があっても、このロケットを打ち上げてお金をもらおう」または「多少の危険があっても、このロケットを打ち上げて名誉をもらおう」といった考えがあったのではないだろうか。 私は技術者として、安全が最も重要視するべきものであり、お金や権力といった何らかの条件が加わったとしても倫理観を正しく持たなければならないと考えている。 (2) 発言の趣旨 雨が降っているから車で通勤したら、みんな同じ考えで道は渋滞していた。同時に、環境への負荷も大きくなる。 解決策としては、公共交通機関を利用するか、短い距離なら傘をさして歩くことが挙げられる。 (3) 復習の内容 雨が降っているから車で通勤したら、みんな同じ考えで道は渋滞していた。そうなると、車の台数も多く、エンジンが動いている時間も長くなるため、環境への負荷も大きくなる。 考えられる解決策としては、公共交通機関を利用するか、短い距離なら傘をさして歩くことが挙げられる。
A.
A.物質の可塑性をプラスチック、弾性をエラスティックという。伸ばすと伸びるがそのままだと動かないものをチクソトロピーと呼び対義語にダイラタンシーが存在する。金の価値というものは損得、交換、使用によるものである。支配戦略の中にゲーム理論と呼ばれる考え方が存在し、囚人のジレンマ、共有地の悲劇、恋人のジレンマがある。 チーム名 Mr.CB メンバー 高村海斗 村岡崇弘 森谷僚介 村松希海 北辻永久 役割 発表 意見の提出 ゲーム理論を考えました。その際に先生と生徒のテストの難易度について考えてみました。テストを簡単にする場合を考えると、先生側のメリットとしては採点が楽で生徒側のメリットとしては単位がとりやすいというものがあげられました。難しくする場合を考えると先生側のメリットは評価をしやすくなるという点があげられ、生徒側のメリットとしては他の生徒との差がはっきり実力が分かりやすいというものがあげられました。 囚人のジレンマを選んだ。対応させる身近な例として、調理を選んだ。 調理に費やす時間と空腹の状態となることを利得とした。空腹の状態を-30点とした。 自分ともう一人が一緒に行えば調理に費やす時間が短くなり空腹状態になることもないため50点の利益が得られると考えられる。しかし私だけが調理を行った場合はもう一人は何もせずにいられるため時間の利益は100点となるが空腹の状態となるため-30点の損が出る。しかし100-30ではまだ利益のほうが多いためもう一人のほうは調理をしないことを選んだ。私ともう一人が逆でも同じことがいえるため調理をする役割を押し付けあうこととなりどちらも損をする結果となってしまった。
A.(1)今回の講義ではチャレンジャー事故について学びました。この事故はNASAのスペースシャトルの爆発事故を表します。これはスペースシャトル本体に使用されていた素材の耐熱性が足りなくて大気圏内で爆発をしてしまった事故になります。原因としては、耐熱性能のテストが足りていなかったこと、開発しなければならないというプレッシャーなどによって個人の利益を優先してしまったことが挙げられます。この事故のことを学び私達は、個人の利益と公共の福祉について考えました。 (2)今回の演題は「ゲーム理論」であった。私達のグループ名は「ミイラ」、著作者名は田中ひかり、一戸友花、HANI UMAIRAH、佐藤百恵、Nur Syafigah Amira Lee、石川ほのかの6人だ。私の役割は概念化だ。ゲーム理論とは、経済学や経営学、社会学など多くの分野に影響を及ぼした数学理論のことをいう。私達のグループが挙げた例は、さなかの漁業を考えた。具体的には、養殖も天然も取り続けると将来の魚がいなくなってしまうが、片方にしてもどちらかがいなくなる不利益を被る。そのときに、どちらもルールやペナルティをつけて決めることで均衡を保つことができる。ルールの例としては、取った量に応じた魚の稚魚を放出することや、量に応じて金額を支払うことが挙げられる。 (3)チャレンジャー事故は、スペースシャトルであるチャレンジャー号における本体素材の耐熱性が不足していたため起こった事故である。本来するべき耐熱性試験がされていなかったためこのような事故が起きた。本事故は本体に使用されたゴムの耐熱性が本来必要なランクを満たしていなかった。また、ゲーム理論とは経済学、経営学、社会学の分野に影響を及ぼした数学理論のことである。例としては、魚の漁業を考えた。養殖でも天然でも採取しすぎると不利益を被る。ルールやペナルティをつけることによって均衡を保つことができると考えた。
A.(1) 宇宙ロケットの発射事故映像を通して、個人の利益と公共の福祉を学んだ。気温の低下によるゴムの ガラス転移点とゴム弾性、それによる危険性を技術者は危惧してきたが、最後は折れ打ち上げを行ってしまった。 (2) ゲーム理論からみた損得と善悪 小泉まい 菊池玲乃 齋藤里奈 役割:概念化、調査、可視化 同じ商品を販売するA、B店において ・共に同じ値段だった場合の利益は10:10 ・どちらか一方の店が値下げをした場合、値段がが安い方が儲かり、値段の高い方が売上が下がる。この比率を20:5とする。 もし両店舗とも値下げしてしまった場合、客の数は変わらず、値下げしたことによってどちらも利益が下がる。 このとき、利益は8:8になっているとする。 たがいに対抗して値下げを繰り返した場合、最終的には利益がとれず、共倒れとなってしまう。 これらを解決するための最前案としては、互いに話し合い、同じ値段で販売していくことであると考える。 (3) 今回授業で扱った出来事は、個人の都合やプレッシャーが、時に公共の福祉と安全を脇に追いやることを示していると感じた。技術者は常に倫理的な責任を持ち、進化する技術を公共の利益と安全に繋げるべく努力するべきである。事業を進める上で、損得はとても大切な物差しである。しかし、安全性こそが一丁目一番地出なくてはならない。安全性の大切さと、それを判断できる知識・技術力を身につける事の大切さを学んだ。
A.(1)講義内容の再話 ファインマンの報告書によれば、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もりました。技術者が幹部よりも1000倍ほどリスクがあると言っていたのにも関わらず、打ち上げは実行され、悲劇が起こりました。 技術というものを、富、お金、価値、商品など、そういったものとは切り離すことができません。日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条は、最大限の努力を払います。誠実な仕事にのみ参画します。人間が守るべき普遍的原則、及び専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得ます。金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させます。である。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名:あっ 共著者名:横濱和司、小池哲太、飯塚琢朗 囚人のジレンマを選んだ。対応させる身近な例としてガソリンスタンドに行くか行かないか、ガソリンを値上げするかしないかを上げた。そのガソリンスタンドに行った際、ガソリンが値上げしていると客は利得が50、店側も20、値上げしないと客の利得は50で店の利得は50。ガソリンスタンドに行かないで値上げしている場合、客の利得は100、店の利得は0。値上げしていない場合は客の利益が100で店が0になる。 (3)復習の内容 囚人のジレンマについてワークショップで取り組んだ例と別の例を考えました。 政治的な例では、国家が自国の利益を最大化しようとすると、全体の国際社会の利益が損なわれる可能性がある。日常で様々な囚人のジレンマがあると気づいたのでその都度、問題点とその解決策を模索したいと考えました。
A.(1)講義内容の再話 プラスチックは日本語でいうと可塑性という。対義語は弾性で、英語ではエラスチックという。弾性の場合、変形の度合いと応力を調べる。弾性と応力の比例の関係をフックの法則という。1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトルであるチャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故があった。チャレンジャー号爆発事故は固体燃料ロケットモーターの現地組立部材の継ぎ目部分に挿入されていた機密用Oリングが低温のため不具合が生じ、燃料ガスが漏れ、外部タンクの燃料に引火したのが直接原因と推定されている。打ち上げ当日、気温が低く、機密用Oリングが正常に作用していないことが分かっており、打ち上げ前に設計者からその危険性の指摘があったにも関わらず、数回の打ち上げ延期により不利益が生じていたため、強行突破した結果、このような凄惨な事故が発生してしまった。 (2)ワークショップ課題の発表趣旨 囚人のジレンマについて取り組んだ。バイトのAさんとBさんはごみ捨てを協力してやれば早く終わるが片方がやればもう片方はやらなくて済む。 (3)復習の内容 チクソトロピーについて調べた。チクソトロピーとは、ゲルの塑性固体とゾルのような非ニュートン流体の中間的な物質が示す性質で、粘度が時間経過とともに変化するものである。せん断応力を受け続けると粘度が下がり、液状になる。また静止すると粘度が次第に上昇し、最終的に固体状になる。
A.(1)チャレンジャー事故についての動画を視聴した。チャレンジャー事故とは1986年1月28日にアメリカで行われたスペースシャトルの打ち上げにおいて爆発を起こし、乗っていた7人もの乗員が死亡してしまったという悲惨な事故である。 事故の原因は密閉用Oリングの破損であるとされており、ゴムで出来ているOリングが、打ち上げ時の気温が低かったためゴムの性能を発揮できずに破損してしまった。打ち上げに携わる技術者は打ち上げに反対したが、スペースシャトルの打ち上げには高額な費用がかかり、何度も打ち上げが延期されていたため、上からの指示でやむを得ず打ち上げを行ってしまったという背景が存在する。 囚人のジレンマを学習した。囚人のジレンマとはそれぞれが自分にとって合理的な行動を取った結果相手に対して好ましくない影響を及ぼし、両者の行動の結果として両者ともに好ましくない結果に陥ってしまうことである。 (2)演習取り組み 役割:書記 協力者 丹野さとゆう 小川はやた 鈴木いくま 関けいた A店、B店が150円の商品を50円値下げするか、60円値下げするかで囚人のジレンマを考えた。 (3)チャレンジャー事故の動画は、機体に火が付いて爆発するまでの様子がはっきりと写っており、かなりショッキングな映像であった。技術者は爆発する可能性があることを分かっていたのにもかかわらず、経営者の自己的な考えで打ち上げが行われてしまった事が残念でならない。自分の利益よりもまずは人命の安全を第一に考えて行動すればこのような自己は起きなかったのではないかと考えた。
A.(1)授業の再話 現代社会で技術を扱うとなると人命と金が絡んでくるのはもはや前提条件である。ではそんな中で技術者倫理に真摯に向き合い続けることが出来るだろうか。世界が今一度この問題に向き合うきかっけの一つとなった事件がチャレンジャー事故である。技術者であればゴムはガラス転移点を下回ればエントロピー弾性を失いゴムとして機能しなくなることは当然知っている事であるが、金と権力をもったものが知識まで持っているとは限らない。当時チャレンジャー号に技術者として関わっていたファインマンは無知であるが権力だけはある経営者たちに勝てなかった。私達は過去の出来事に対してはいくらでも神になって正論を振りかざすことが出来るがこれはそんなことでは解決しきれない、これからを生きる技術者たち全員が対峙していかなければならない戦いなのであろう。 (2)ワークショップ課題の発表の要旨 私達の班では囚人のジレンマの身近な例として商品の買い占めをしようとする二人の関係性を選んだ。多くの人が商品の買い占めをしようとすることでその誰もが満足に商品を得られなくなる、もしくは早く買い占めた者のみが得をしてしまう。 (3)授業の復習 囚人のジレンマの身近な例として商品の買い占めをしようとする二人の関係性を選んだ。多くの人が商品の買い占めに走ると本来足りるはずであった商品の枯渇や店による購入制限が起こってしまい、多くの人が満足に商品を得られなくなってしまう。
A.(1)1986年1月、米フロリダ秋のケネディ宇宙センターから打ち上げてから73秒後に爆発し、日経米国人のエリソン・オニヅカ氏ら7人の乗組員が全員死亡した事故であるチャレンジャー号の爆破。機体は分解して大西洋に落下した。打ち上げ時に使用される補助エンジンである固体ロケットブースターの一つのOリングシールの故障によって、外部燃料タンクが破壊されたことが事故の技術的な原因であった。 交換価値と使用価値について、技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そういったものと切り離すことはできない。一方、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要がある。 (2)ゲーム理論から見た損得と善悪についてグループワークで話し合いを行った。私たちのグループでは、コンビ芸人二人組において損得と善悪について話し合いを行った。収入は500万円ずつ分け合うことになるとする。ただし、一人がピンでも活動すれば、コンビとしての収入は200万円になるが、ピンの活動で400万円収入が増え、計600万円の収入になるとする。一方、その相方はコンビの仕事しかなく、収入は200万円に減る。その結果、もう一人もピンの活動を始めるが、コンビ活動はできなくなり、それぞれ収入が400万円ずつになる。 (3)技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリットだけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスも取る必要がある。そこで交換かちと使用価値についてしっかりと理解しておく必要がある。
A.チャレンジャー号の事故の例を挙げ、oリングの設計都合上ガラス転移点以下ではゴム弾性が失われ、事故につながることを知っていた技術者が、経営側の延期をしてしまっては損害が出てしまうという圧に負け、ロケットの発射延期を選択できなかったという例について話した。技術者として事故の可能性を見積もっている以上は発射の延期を進言するべきである一方、経営陣の考えに背く発言を行うことは解雇の可能性があり、最後には自身の現在の地位を失わないために発射を止めることができなかった。また、損得やリスクリターンについても触れ、マルクスの資本論的には使用価値と交換価値が存在し、金銭が交換価値の指標であること、自身にとってどれだけ重要であるか、対外的な価値の有無では計れないものが利用価値であるという説明を受けた。 【平常演習】108. ゲーム理論からみた損得と善悪 共有地の悲劇の例について考える。 環境問題の場合、自分が廃棄物の量を減らしても他が廃棄物を大量に出せば全体としての廃棄物が増加し環境が悪化するため、廃棄物を減らす努力は無駄になる。よって、ペナルティとインセンティブを考えない場合には廃棄物を減らす努力をせずに放出したほうが得であると考えられる。これにペナルティやインセンティブを付けることにより地球環境の保護を求める場合、廃棄物量の削減によるインセンティブ、既定の廃棄物量を超えた場合のペナルティが考えられる。
A.(1)1986年にチャレンジャー号爆発事故は起こった。この事故はブースターロケットのある部品のゴム製品が、低温環境で弾性を失い、高熱ガスが漏洩してしまい、貯蔵タンク内の燃料に引火爆発したものであった。担当の技術者は、事故が起こるリスクについて不確実でありながらも1%ほどと予測していた。NASAとの契約を強く望んでいた経営陣は、正確なデータを出せない技術陣に、「技術者の帽子をぬいで、経営者の帽子をかぶりたまえ」と言ったのであった。その結果、チャレンジャー号は爆発し、大きな事故となった。 技術というものは、富やお金、価値、商品、そいうったものと切り離すことはできないものである。 そして技術を社会に送り出すときは、 得ることができるメリットだけでなく、 リスク の評価やコスト とのバランスもとる必要がある。また、個人的利益よりも専門家としての立場を優先させ、公共の福祉を優先させるべきである。このことを踏まえてチェレンジャー号爆発事故について考えると、技術者は技術者倫理を貫き通せなかったことが良くなかったとわかる。 (2)今回の講義のワークショップとして、「囚人のジレンマ」に該当する例を、 資源問題、環境問題、社会問題、あるいは身近なことから選び、 し合った。私たち班は、コンビ芸人2人について考えた。 コンビとしての収入400万を2人で分けることとする。 ただ1人がピンで活動すれば、コンビとしての収入は200万となるが、ピン活動の収入で400万の収入が増え、600万となる。 しかし、もう1人のほうはピンの仕事がないため、収入は200万のままである。 それを受け、2人ともピンの仕事をするようになり、コンビとしての活動が減り、コンビとしての収入が200万に減る。そして、それぞれの収入が結果400万となる。 (3)本講義の復習として、チャレンジャー号爆発について調べた。この事件については名前も知らなかった。この講義内容の再話を記する際も、調べた内容と講義内容を整理しながら行った。技術者倫理を語る上で代表的に取り扱われる話であることを初めて知った。
A.(1)講義の再話 弾性の異なるゴムの球4つが地面に落とされ、同じゴムでもそれぞれが異なる弾み方をし、弾むときの音も違うことを確認し、ゴム弾性について実際に目で見て学んだ。また、技術者は、事故のリスクに気付いても防ぐには様々な壁が生じる場合があり、対応が非常に難しい。 (2)発表の要旨 演題「ゲーム理論からみた損得と善悪」、グループ名:「あっ」、共著者:横濱和司・飯塚琢朗、役割:可視化 囚人のジレンマを選んだ。対応させる身近な実際の例として、円安やロシアの軍事侵攻などに伴うガソリンスタンドの値上げとお客の関係を選んだ。 A)値上げをする B)値上げしない 1)そのガソリンスタンドに行く 2)そのガソリンスタンドに行かない このような事象で囚人のジレンマの利得表を作成した。それぞれの点数は、A-1)お客:50、お店:20、B-1)お客:80、お店:50、A-2)お客:100、お店:0、B-2)お客:100、お店:0 今回は、このように様々な世界情勢の影響により値上げを行いたいが、お客さんのことを考えると簡単には実行できないというガソリンスタンドのジレンマについて考え、このジレンマを解決するための策として、国が補助金を出すこと、他社の店舗も価格を一律に揃えるなどの方法をとればよいと考えた。 (3)復習の内容 今回の復習として、ガソリンスタンドの事象についての囚人のジレンマについてもう一度考えなおしてみた。その結果、「2)そのガソリンスタンドに行かない」のお客さんの点数を、発表時は値上げをする場合と値上げをしない場合の両方とも100点にしていたが、改めてお客さんの立場で考えたところ、行かなくなったら新たに別のガソリンスタンドを探さなければいけなくなるという損失が生じること、また、それまでそのガソリンスタンドに行っていた理由が「近いから」などの理由だった場合、さらにお客さん側にとって不都合となるため、それらを加味して、A-2)お客:80、お店:0、B-2)お客:70、お店:0という点数に変更するべきだと考えた。
A.(1) 何かを犠牲にすることで、他の何かが得られるとしたらあなたはどうしますか? 例えば、仕事を失うことになっても、事故を阻止しますか? それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認しますか? トロッコ問題というものを聞いたことはあるだろうか? 線路を走っていたトロッコが制御不可能になった。このままでは、線路の先にいる詐欺要員五人がひき殺されてしまう。この時たまたま分岐器のすぐそばにいたあなたが、トロッコの進路を切り替えれば、五人は確実に助かる。しかし、その別の線路にも一人の作業員がおり、五人の代わりにひき殺されてしまう。あなたは、分岐器を操作するべきか? すなわち、五人を助けるためにほかの一人を殺してもよいかという問題であり、身近なものでは自動車の自動運転化において、衝突が避けられない状況でのAIの判断基準をどのように設計するかという話にもつながっている。 このように、化学的な知識や技術を擁するエンジニアとしては、自らの選択により、世間にどのような影響が与えられるか考慮する必要がある。 (2) 「渋柿の長持ち」ということわざを選んだ。 渋柿は味が悪く、収穫されないことから、他人から避けられるような人ほど、かえって長く自分の身を守れると解釈された。 (3) 「渋柿の長持ち」ということわざを選んだ。 渋柿は味が悪く、収穫されないことから、他人から避けられるような人ほど、かえって長く自分の身を守れると解釈された。
A.(1)科学者が止めたにもかかわらず、上に立つものが目先の利益と自分の立場を守るためにロケットの打ち上げを強行した結果起きたのが、チャレンジャー事故である。知識の無い人間が上に立ち、自分の利益のために有識者の意見を無視するなど、言語道断である。そのような組織では必ず失敗してしまう。チャレンジャー事故では、打ち上げが失敗することはわかりきっているのに強行してロケットに乗っていた人が死んでいる。これは事故ではなく事件であるといえる。判断を下す者は知識を持ち、冷静に物事を見極められる人間でなくてはならないと考えた。 (2)囚人のジレンマを選んだ。 生産活動を行なうことを100の得とし、生産活動によって生じたゴミを処理することを50の損とした。A国とB国の2国があると想定する。両国が自分の国で生じたゴミを処理すれば、両国とも50の得である。どちらかの国がもう片方にゴミの処理を押しつけた場合、片方は100の得、もう片方は0で損も得もしない。お互いにゴミの処理を押しつけた場合、ゴミを処理出来ず、生産活動が出来なくなり、両国とも0になる。 (3)ゲーム理論では、両国がお互いに自分の利益を最大化しようとして、相手に損を押しつけようとすると、結局両国とも損をするということがわかった。両国が利益を保つためにはお互いが協議して、妥協し合うことが大事だと考えた。世界の問題も全ての国が協力して解決に注力すれば解決は難しいことではないのかもしない。
A.(1)トピックとしては、チャレンジャー事故について、交換価値と使用価値について、リスクマネジメントについて、モラルハザードについてを学んだ。 権威と権力は全く別物であり、権力や権利の行使には責任や義務がついてくるものであるということを初めて知った。大事故が起こるリスクを技術者がいくら唱えても幹部によって実行されてしまい起こった事故がたくさんあるのだということが分かったし、このような事はよくあるものであるということを知った。 技術を行使して製品を社会に送り出す時には享受できるメリットだけでなく、リスクの評価やコストとのバランスを取ることが必要であるため、動機づけ、誘因と効果についても考えてみた。囚人のジレンマについて内容は詳しく知らなかったが、この講義をきっかけに課題にもなっていたためよく考えることが出来た。 (2) ゲーム理論から見た損得と善悪についての課題であった。サウナに関するエピソードから考え、表も作成し添付した。 サウナでAさんとBさんがどちらが長く中に入っていられるかをビールを賭けてほぼ同じタイミングで入った。 縦軸がAさんの選択、横軸がBさんの選択として利得表に示した。 表の数字はそれぞれのパターンで得られる両者の利得を数値に置き換えたものである。 もし、両者がこのゲームを止めればビールは誰も得られないが、どちらも傷つかない。それに対し、協調せずに勝負を続けて片方が我慢し片方が降りてしまえば勝負はつく。しかしその勝負で得られる(失う)利得はたかが知れている。 最悪のケースは両者が我慢しすぎて倒れてしまうことである。 (3)損得を考えたり技術者としての主張を続けたりするというのはとても難しいと思ったが、このような事も考えながら行動しないと思わぬ事故や事件になりかねないということが理解できた。
A.(1) ゴムは、ガラス転移点を超えゴム状態のときにのみゴム弾性を示す。よって、ガラス転移点以下の温度ではゴム弾性が失われる。チャレンジャー事件は、ゴム製のOリングのゴム弾性が失われ燃料が漏洩する危険性とロケットの打ち上げを延期したときの損害を天秤に掛け、危険性を無視して打ち上げを行った結果起こった事件である。技術者は事故が起こる可能性があることを説明したが、これ以上は打ち上げを延期できないとして意見が聞き入れられることはなかった。事故の危険性は金銭と比べたり無視したりしてよいものではなく、利益を優先して事故を起こすようなことがないようにしなければならない。 (2) ゲーム理論として囚人のジレンマを選び、例としてトイレットペーパーの買い占めを挙げた。AとBの二人のうち、二人ともが通常通りに買い物をした場合は問題はないが、どちらか片方もしくは両方が買い占めをすると、もう片方が普段通りに買い物ができなかったり在庫がなくなったりするという問題が生じる。解決法としては、消耗品は普段から余裕を持って買っておくことを呼びかけること、買い占めの対策として購入できる個数に制限を設けることなどが挙げられた。 (3)ゴムは、高分子が架橋によって三次元的な網目構造を形成したものである。ゴム状態は、固体がゴム弾性を示す状態のことである。ゴム弾性は固体の弾性と異なる原因によって起こり、フックの法則は成立しない。ゴム弾性は、高分子がエントロピー弾性と架橋構造を持つことによって現れる。低温ではエントロピー弾性を示さず、ゴム弾性を示さない。
A. 技術を行使して、工業製品を送り出すためにはメリット、デメリットの他に、リスクやコストとのバランスを考え、序列をつけたり数値化したりして考える必要がある。授業ではゲーム理論からみた損得と善悪について取り上げ、何が最善の策なのかをそれぞれの事象を数値化することで考えた。クリスタ・マコーリフ先生の宇宙から初めての授業の試みは、チャレンジャー号のリスクを背負ってでもこの授業を行う価値の方が大きかったことが分かる。 囚人のジレンマを選び、実際の例として容疑者の自白と黙秘の関係について考えた。今回は容疑者AとBがどちらも自白した場合2人とも懲役5年、一方のみが自白した場合自白した側のみが懲役10年、両方黙秘した場合2人とも懲役2年とする。この場合どちらも裏切らず黙秘を貫いた場合、全体の損害は一番小さくなるが、どちらかが得をするために相手を裏切る行動をとるともう一方は重い罰を受けることになり、一番損害が大きくなることが分かる。 チャレンジャー号の事故から得られた教訓を調べた。①自組織のミッションや目的に忠実たれ。②自身の観念に基づき意思決定せよ。欲求ではなく信念に基づけ。③組織のカルチャーはその組織の構造に勝る。④組織上の仕組みを作るために自分の貢献度合いを分析せよ。⑤恐怖や臆病さからではなく、道徳的勇気に則り行動せよ。⑥組織的危機は、一夜で訪れるのではなく、積み重ねによるものだと理解せよ。⑦利害関係者を巻き込め。⑧すべての情報・知識は不完全だと思え。⑨悪い知らせに耳を傾けよ。特に悪い知らせにはなおさらだ。⑩専門家を信用せよ。
A.(1)チャレンジャー事故 NASAで起きたチャレンジャー号の事故について学んだ。企業では常にコスト面の問題がついて回るが、技術者はコスト面を重視した判断ではなく、いかに安全面を考慮するかが重要である。実際チャレンジャー号の事故ででは、コスト面を重視し発射に舵を切った上層部と、安全性の問題があるため発射を否定した技術者と意見が二分した。結局NASAは事故が起きる可能性が低いと判断し、ロケットを発射させた。その結果やはり事故は起きてしまい、何人ものパイロットが亡くなった。同じような状況に立たされた際、技術者はどうするべきなのか。経営陣との兼ね合いをみてバランスの良い決断をすることが求められる。また、技術者は正しい倫理観を常に持ち、技術者以外の人にもそれを共有することが求められる。 (2)ゲーム理論から見た損得と善悪 囚人のジレンマの例 石油化学業界において第二次オイルショック後、過当競争体質から大不況に見舞われた。そこで、通産省の旗振りのもと、特定産業構造改善臨時処置法に基づき、過剰設備の休廃止などを中心とした構造改革で合意した。各社が協力して減産することで、個々の企業にとっては減産しないことが、常に利益が大きかったので、設備の休廃止を行う企業はほとんどなかった。 (3)囚人のジレンマの得点表を調べ、(2)で考えた例を得点化して、得点表を製作した。様々な得点表の例を見て、最適な表に事例を当てはめた。
A.
A.居村風輝、上野啓輝、高根澤颯太、斎藤?平、佐々木渉太 ゲーム理論を学んだ 一つの例えとしてA国とB国があり領土問題を抱えており、A国が一方的に戦争を仕掛けた際B国は自衛できずA国が領土を得てB国は領土を失い、逆もまた同じようになる。 しかし、A国に対しB国が反抗した際戦争状態となり、物資や人間といった国家運営の上で重要な資源を消費することになりA国もB国も戦争を仕掛けない外交で領土問題を解決しようとする平和状態こそゲーム理論の最適と言える ・ガラス転移点 ガラス転移が起こる温度。 液体をある有限の速さで冷却していくと、結晶化せずに過冷却液体になる。さらに冷却を続けると結晶化することもあるが多くの場合は準安定なアモルファスな固体、すなわちガラスとなる。このことをガラス転移点という。 ・ゴム弾性 何倍にも伸びてまたもとに戻るような特性のことを言い。セグメントという高分子適菜構造でひも状の分子、エントロピー弾性によりこの性質を示す。 Conceptualization ガラスやゴムはアモルファスであり、結晶のような規則正しい配置を持たない。電気や熱の伝わりやすさ、光や磁力の通りやすさ、物体の強度で結晶と異なる性質を持っており結晶に戻ることもある。ロール法、液体急冷法、気相凍結法(真空蒸着、スパッタリング)化学気相成長法、電着法、結晶質にイオンや中性子を照射するなどの方法で作成される。
A.(1)講義内容の再話 善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-の講義では、チャレンジャー号爆発事故について学んだ。1986年1月28日にアメリカで打ち上げられたスペースシャトルが発射直後、空中分解してしまった。原因は、燃料タンクを密閉するシール材として用いられていたOリングが不具合を起こしたことだった。当時の気温がOリングのガラス転移点を下回っており、ゴム弾性は失われて燃料が漏洩し、爆発してしまった。私はこのことから1つ疑問が生じた。設計者含む技術者たちはOリングが当時の気温では機能しなくなることに気付かなかったのだろうか。実際、技術者たちはこのことに気付いていた。そして、NASAの経営陣に説明して打ち上げ延期を提案した。しかし、NASAの経営陣は打ち上げを強行した。打ち上げ延期には多額の費用が必要なこと、既に複数回の延期をしていること、民衆の関心が高く政治的圧力があったことが背景にあるようだ。人命をないがしろにして利益や評価を優先し、全てを失う結果となったのだ。私はこのことから、技術者だけでは倫理を守ることができないと感じた。人命はなによりも優先すべきことだという倫理観を経営陣など権力者にも持ってもらう必要があると考えた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ゲーム理論とは、ビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論である。 囚人のジレンマの例として、私は携帯料金を提案した。A社が携帯料金を下げB社が下げなければA社の客は増え利益が上がるが、B社も料金を下げた場合は両社ともに利益が下がる。こうならないために携帯料金はどの会社でも似たような金額になるのである。 (3)復習 チャレンジャー号爆発事故の原因であるOリングに関して、そもそも設計段階で対処すればよかったのではないかと考え調べた。設計者と経営陣の意思疎通が不十分であったことが原因になったようだ。その結果、ガラス転移温度に関する問題は許容範囲内とされ、危険性の発覚が遅れ、打ち上げ強行に至ってしまった。このことから、現場陣と経営陣の意思疎通が倫理を守ることに繋がるのだと考えた。
A.ゲーム理論について学習しよう ゴム弾性 プラスチックの種類と用途 プラスチック材料は、 非金属材料です。 非金属材料には、ガラスなどの無機高分子材料、やセルロースやたんぱく質など天然高分子材料があります。 エンジニアリングプラスチックとして、導電性高分子などもあります。 労働者と経営者 権威と権力は違います。 権威ある教授はいますが、教授に権力はありません。 権力や権利の行使には、責任や義務がつきものです。 日本プロフェッショナルエンジニアリング協会の信条 私は、一人のプロフェッショナルエンジニアとして、自分の持つ専門知識と技術を、 人類の福祉の発展とその向上のために捧げることを目的として、以下を誓います。 最大限の努力を払います。 誠実な仕事にのみ参画します。 人間が守るべき普遍的原則、及び専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得ます。 金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させます。 ゲーム理論について調べてみましょう「囚人のジレンマ( 共有地の悲劇)」に該当する例を、 資源問題、環境問題、社会問題、あるいは身近なことからひとつ選びましょう。 そして、どうやったらジレンマが解決できるか話し合いましょう。コロナ渦でマスクを買い占めれば他の人が損をして自分が買い占めなければ自分が買えない可能性があるため買い占めた方が量がある。 game理論に対する理解を深めるためにゲーム理論に対する情報を集めた。
A.(1)講義内容の再話 ハインリッヒの法則とは、1件の大事故の裏には29件の小事故、そして29件の小事故の裏には、300件のヒヤリハットがあるという法則である。その代表例がチャレンジャー号爆発事故である。Oリングの不具合によって7人の乗組員が命を落としてしまった。その不具合の裏にはチャレンジャー号発射にかかわる幹部層が技術者の意見を受け入れなかったという事実がある。事故を起こしたかったのではなく、損益を考えた結果の行動である。損益を考えるうえで囚人のジレンマが大切となる。個人の利益を追求した結果、誰かが不利益を被ることになる。自分だけにとって最善の行動をとるのではなく、全体の損益を考えることが必要となる。 (2)発表要旨 アルバイトを例にとった。バイトの作業の一環で、ゴミ捨てがある。しかしこれは義務ではない。AさんBさんがいて、どちらがゴミ出しをするのかとなった時、2人で行えばどちらも得、どちらもやらなければどちらも損、どちらかのみがやればやった方の評価があがり、どちらかが損をする。このようなジレンマについて話し合った。結局答えは見つからなかった。このような場面では、円滑なコミュニケーションのための言葉選び等が難しいと感じた。 (3)復習の内容 リスクマネジメントについて調べた。 リスクマネジメントとは、想定されるリスクを起こる前に管理し、リスクの発生が原因で起こる損失を避けたり、ダメージを最小限に抑えたりするための手法のことである。リスクマネジメントには二種類あり、不確実性と危険性がある。 不確実性とは、どのようにしても予測不可能な事象についてのリスク管理であり、危険性とは、予測可能な事象についてのリスク管理である。すべてのリスクに対して対策するのは現実的でないため、どこまでを許容できるかを考慮して対策を打つことが大切である。
A.(1)講義内容の再話 技術者として正しい知識を持っていたのに止めることが出来なかった、経営者としてスケジュール通りに物事を運ばせたいため正しい知識はないが強行してしまった。この結果起きたのが、チャレンジャー号爆発事故という凄惨な事故である。しかし、現在の私たちが行うべきは同じことを起こさないようにする努力であり、過去の起きてしまった事故に対して明確な悪人を作ることではない。チャレンジャー号爆発事故の原因は、燃料用のシール材として使われていたOリングである。Oリングはガラス転移点が0℃の物質で、本来はガラス転移点以下の気温の日にはゴム弾性が失われて燃料漏れが起きてしまう。しかし、発表を急いだ経営陣は最低気温-8度の日に発射をすることを強行してしまったのである。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名:ミイラ グループメンバー:一戸友花、田中ひかり、HANI UMAIRAH BINTI MOHAMEED SOID、佐藤百恵、石川ほのか 役割:Conceptualization(概念化) 我々はゲーム理論の中から囚人のジレンマを魚の養殖と漁の関係性に当てはめて考えた。魚の全体量の減少を問題として挙げ、それぞれの選択を今まで通りの量の魚を取る、取る量を減らすの2つとした。それぞれの選択を選んだ結果、お互いにどう影響を及ぼすのかをグループ内で確認した。 (3)復習の内容 ワークショップで話し合った内容をより具体的にし、利得表として分かりやすく表におこした。また、演習では詰めきれなかった解決するための方法としてペナルティを考えた。
A.(1)今回の授業は、善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-というタイトルで行われた。今回の授業では技術者倫理でどのようなことを学ぶのかをチャレンジャー号の事件が起こってしまった理由などと共に学んだ。この授業によって今後の自分の身に振り方を意識し、まだ自分には議論できるほどの知識が少ないことを実感した。 (2)【平常演習】108. ゲーム理論からみた損得と善悪についてグループワークを行った。グループ名は「太陽トイレ中でした」、メンバーは小林太陽、伊藤蓮、平野一真、高泉快斗、神田燦汰であった。議論する課題はゲーム理論についてであり、価値を数値で見積もり、どの行動が、もっとも得かを 合理的に計算する数学を、ゲーム理論と言う。「囚人のジレンマ( 共有地の悲劇)」に該当する例を、 資源問題、環境問題、社会問題、あるいは身近なことからひとつ選び、どのようにしたら解決できるかを話し合った。グループワークでは、携帯電話会社の例を考えた。A,B,Cの3社の携帯会社の月額料金が3社とも8000円だったが、A社が7000円に引き下げた。するとB,C社の利用者がA社に乗り換えてしまうため、B,C社とも7000円に引き下げたが結局3社全体の利益が減ってしまう。 (3)復習として【平常演習】108. ゲーム理論からみた損得と善悪でグループワークを行った内容について再度検討を行い、より伝わりやすい理得票を考え提出した。
A.(1)善悪の観点とビジネス的な損益の概念は時に相反するものである。1986年に起こったチャレンジャー号事故はその具体例である。チャレンジャー号事故は、燃料タンクに使われていたゴムの耐寒性の問題から目を背けてスペースシャトルの打ち上げを決行した結果として発射直後に爆発が起こり7名の宇宙飛行士の命が失われた事故である。技術は金銭やビジネス、価値といった概念と切り離せないものではあるが、それらが公共の福祉や人々の幸福とどう結びついているかを考える必要がある。 (2)演題:善悪と損得-個人の利益と公共の福祉- グループ名:チーム 共著者名:安達友希乃、佐藤友香、樋口水紀 役割:調査 私たちのグループでは、囚人のジレンマで日用品の買い占めについて議論した。その中でも、話し合いであがったのがトイレットペーパーの買い占めである。調べてみると、コロナ禍だけでなくオイルショックでも同様のことが起こっていたそうだ。自分が買い占めれば他人の不利益に他人が買い占めれば、自分の不利益に、どちらも買い占めれば、品薄になる。お互いに絶対優位になるのは買い占めるという結論になる。解決策までは時間内に話し合えなかった。 (3)囚人のジレンマの例として、競合店舗aとbの価格調整に関して具体的な数字を設定し、利得表を書いて考えた。利得表と価格設定を具体的に作成したことで、どちらの店舗も価格を変えず価格競争をしない場合が一番利益が大きくなるが、両店舗が競合店舗に客が流れることを防ごうとするとどちらも利益が小さくなることが分かった。これにより、どのような仕組みで囚人のジレンマが発生するのかをより深く理解することが出来た。
A.(1)講義内容の再話 1986年1月28日にアメリカ合衆国のスペースシャトルーが打ち上げ後に空中分解して7名の乗組員が全員死亡したチャレンジャー号爆発事故が起こりました。この事故は絶対に打ち上げを成功させたいという企業側の事情と倫理観に基づいて行動した勇気ある技術者の間で起こりました。打ち上げがまじかに迫ったころにある技術者がスペースシャトルーの部品に用いられるゴム部品の問題に気付き上層部に報告しました。しかし経営陣はこの事業が延期になった場合に発生する賠償の大きさに恐れ本当に事故が起こりうるのか技術者に詰め寄り絶対に事故が起こると考えられるまで中止はしないと決めました。そのままスペースシャトルーが打ち上げを強行した結果このような事故が起こりました。仮に経営陣が正しい倫理観を持っていたら止められた事故かもしれません。利益だけを追い求めていると、このように問題が生じてしまう可能性があります。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 今回のワークショップ課題はゲーム理論に基づいて自分で例を作ってみようというものでした。私たちの班ではA店とB店の値上げと値下げの事例をあげました。150円の商品をA店とB店のどちらも50円値下げをした場合、どちらも50円の損失でいつも通り商品は売れますが、どちらか一方が値下げをしなかった場合片方だけが売れ片方が大損することになり、両方根座ゲしなかった場合商品が売れなくなります。 (3)復習の内容 授業で学んだことを振り返りました。技術だけでなく倫理観も身につけなくてはならないことを学びました。
A.(1)講義内容の再話 チャレンジャー号事故の動画から、技術者である人間が確認作業を怠らなければ未然に防ぐことができた事故だった場合の技術者の責任について学んだ。チャレンジャー号の事故では、燃料用のシール材として使用されているOリングの耐寒性つまりガラス転移点以下の気温で使用すると、ゴム弾性が失われて燃料が漏洩してしまう。このことを分かっていながら、ロケットの発射直前で取りやめることは利益が得られず会社として損失を生むことになるために今更できないからという理由で発射させたことは技術者の倫理に反している。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 グループメンバー:杉山萌香 外崎彩乃 永野遥 長谷川なつ ゲーム理論を用いて損得と善悪について考えた。ゲーム理論とは、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問のことである。 私たちのグループでは、価格が高騰している生活必需品の買い占めについて考えた。 AさんとBさん両方が普段通り買った場合、2人ともに必要分が行き渡り、お店に在庫も残る。Aさんは普段通り買い、Bさんが買い占めをした場合、Aさんにが0個、Bさんが4個手に入れることになる。また、Aさんが買い占めをした場合は、Aさんが4個、Bさんが0個手に入れる。さらに、2人ともが買い占めをした場合には、Aさんが2個、Bさんが2個手に入れ、在庫が欠品状態となる。 (3)復習の内容 会社としての利益も必要であり必須であっても、それ以上の事故を起こさない、安全な状態の作業を行うことが重要であるということを念頭に置かなければならないということを感じた。
A.(1)講義内容の再話 善悪と損得は全くの別物です。今までの歴史の中で、損得を優先するあまり善悪の判断がつかなくなってしまった事例は多く存在します。技術者としての倫理を持ち合わせていれば、正しい善悪の判断ができ事故を未然に防ぐことが可能となります。損得だけの考えにならないためにも技術者倫理は必要不可欠となります。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 善悪と損得-個人の利益と公共の福祉- グループ名:チーム 共著者名:安達友希乃、佐藤友香、樋口水紀 私たちのグループでは、囚人のジレンマで日用品の買い占めについて議論した。その中でも、話し合いであがったのがトイレットペーパーの買い占めである。調べてみると、コロナ禍だけでなくオイルショックでも同様のことが起こっていたそうだ。自分が買い占めれば他人の不利益に他人が買い占めれば、自分の不利益に、どちらも買い占めれば、品薄になる。お互いに絶対優位になるのは買い占めるという結論になる。解決策までは時間内に話し合えなかった。 (3)復習の内容 私は、囚人のジレンマの例として「コロナ禍におけるマスクの買占め問題」を選びました。AとBがいると仮定します。両者がマスクを買わないとすると在庫が確保され、マスクが無くなることはありません。しかし、どちらかが自分の利得を考えて大量に買ったとすると、どちらかが損をしてしまいます。さらに、お互いが自分の利得だけを考えて大量に買ってしまうと在庫が無くなり不足状況に拍車がかかり、お互いが損になってしまいます。このようなジレンマを解決するために、マスクを購入する際に個数制限をつけることが効果的だと考えました。
A.(1)講義内容の再話 世の中には多くの企業が存在し、経営者と労働者が契約を結んで働いています。ここでは、企業における技術者(開発者)たちと経営者との関係について述べていきます。 一例ですが、過去にアメリカで起きた事件の背景について説明します。1986年にアメリカでスペースシャトルチャレンジャー号の打ち上げが行われました。この時、燃料用のシール材として耐寒性(ガラス転移点)が0℃のOリングが使われていて、 最低気温が-8℃の天気予報が出ていました。 ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われてしまい、燃料が漏洩する可能性が高かったです。このことを踏まえて技術者たちは発射をすべきではないと伝えましたが、経営陣たちはその言葉に耳を貸さず、チャレンジャー号の発射を強行しました。 結果は打ち上げに失敗し、7人の乗組員たちが亡くなってしまいました。この「チャレンジャー号事件」から言えることは、もしものこと(失敗する可能性)を考えて行動した技術者を称賛し、打ち上げを強行した経営陣側を愚かなことをしたと軽蔑すべきということです。 人はこの先に起こりうるだろう可能性を想定して行動することが大事であることを教訓にしなければなりません。 (2) ワークショップ課題の発表要旨 グループ名:がらし 服のフリマでの囚人のジレンマについて考えた。立場として①服の提供者②服の受け取り側の二つを挙げた。①の人は服を高く売りたい立場と高く売らない立場があり、②の人は服をもらえる立場と貰えない立場がある。 (3) 復習の内容 本授業を通して、開発側のように最悪の事態を想定して行動することが大事であることがわかった。この先、企業で商品の開発を行う際には、人体にどのような影響を与えるのかを調べたりした上で行動したいと考えます。
A. チャレンジャー号事故とは、1986年1月28日にアメリカのスペースシャトル・チャレンジャー号が打ち上げから73秒後に空中分解し、乗組員7人が死亡した事故。事故の原因は、打ち上げ時の低温によって固体ロケットブースターの接合部を密閉するOリングが破損し、高温のガスが漏れ出して外部の燃料タンクに引火したことであった。この事故は、NASAの打ち上げ強行や管理体制の問題、Oリングの欠陥の隠蔽、乱気流の影響など、様々な要因が重なって起こった悲劇と言える。ゴムのガラス相転移点とは、ゴムが柔らかいゴム状態から硬いガラス状態に変化する温度のこと。ゴムは温度が高いと分子が運動しやすくなり、伸縮性や弾力性が高まる。しかし、温度が低くなると分子の運動が制限されて、硬くなる。このガラス状態とゴム状態の境目の温度をガラス転移点と呼ぶ。ゴムのガラス相転移点は、ゴムの種類や組成によって異なるが、一般的には-50℃から-100℃の範囲にある。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 「ゲーム理論」ゲーム理論とは、人間の意思決定や行動を数学的に理解する考え方で、経済学の中で最も活躍する分野。ゲーム理論では、複数の主体が互いに影響しあう状況をゲームとしてモデル化し、それぞれの主体が自分の利益を最大化するように戦略を選ぶと仮定する。ゲーム理論の代表例として、囚人のジレンマがある。これは、2人の容疑者が自白するか黙秘するかの選択によって受ける刑が異なる状況を考えるもので、個人の合理的な選択が全体の非効率につながることを示している。ゲーム理論は、古典派経済学の合理的経済人の仮定を修正し、現実の社会や自然界での意思決定や行動を分析するための有効なツールとなっている。 自己の利益のみを追求してはならない。
A.(1)講義内容の再話 この講義では、チャレンジャー号爆発事故についての話があった。この事故は、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトルレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事件である。シャトルを打ち上げるためにシャトル本体についている2基のブースターロケットは、打ち上げ現場で組み立てる部分がり、この部分にOリングが使われている。事件の起きた日の打ち上げの気温は、-1?-2と、それまでの打ち上げの気温に比べて13?14℃ほど低かった。そのためOリングが硬化して、弾性が失われ、ガス漏れを検査するための穴から燃料が漏れ、これに補脳がロケット下部から燃え移り爆発したと推定される。 このようになった原因として、技術者たちはこうなることを予測できていたが、ロケットの打ち上げを延期するとなると、莫大な費用が掛かってしまう。そのことから、経営陣が、天気予報も外れることおあるから、そんな理由を根拠に延期を主張する技術者の席を外した。その結果、尾のような技術が起こってしまった。金銭を得ることよりも、安全面を優先させなければならないと感じた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 囚人のジレンマの例として、携帯料金の関する事例を選んだ。A店とB店があるとする。A,Bどちらも50円の値下げを行うと、AB両方50円の損失がある。Aが50円の値下げを行い、Bは60円の値下げを行うと、Aの客足が減り、Aが50円損する。 (3)復習の内容 ほかの方の発表では、携帯料金ではなく、テストにおける事例などもあった。
A.(1) 技術をもって工業製品を社会に出すときは、享受できるメリットだけでなく、リスクやコストとのバランスを取る必要がある。例えば、アメリカの物理学者であったファンマンは、人名も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もった。技術者が幹部より大きなリスクの可能性を予見していたにもかかわらず、打ち上げは実行され、悲劇が起きた。 (2) ワークショップ課題は、「ゲーム理論からみた損得と善悪」で、藤田、今野、私の3人で議論を行った。ゲーム理論を代表するものに「囚人のジレンマ」がある。この例として、藤田が携帯会社の月額の比較を提案した。どちらかが料金を引き下げると、利用者は引き下げた方に移行するため、結果的に引き下げた会社が市場で有利になると仮定した。今野と私は主に項目の調整を行った。A社もB社も価格を維持するとき、両者の利益はプラマイゼロだが、A社のみが値下げするとA社は客が増えた結果利益がプラスになり、一方B社は客をAにとられたため利益はマイナスになる。B社のみが値下げすると、A社の客はB社にながれるため、利益はマイナスになり、B社は客が増えて利益はプラスになる。両者が値下げすると、各々の客の割合は変わらないが、値下げしているので利益はさがる。 (3) 復習として、ガラス転移点とはゴム状態から物質がガラス状態になる温度のことである。ここで、ガラス状態とは非晶性の固体状態を表す。
A.(1)もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気があるか。それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認するか。この文脈は、そのままコロナウイルスとの戦いでもいうことができる。もし、仕事を失うことになっても、感染拡大を阻止する勇気があるのか。それとも、お金をもらって、感染拡大のリスクを黙認するか。授業冒頭のこと話がとても響いた。このこのを例とした事件がチャレンジャー号爆発事件である。この事件の概要は、アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。この事件をきっかけにして、安全工学や職場倫理の事例研究として多くの場で取り上げられることになった。 (2)ワークショップ課題内容:ゲーム倫理からみた損得と善悪 グループ名:ピンク メンバー:佐藤きらり、神谷明里、加納和乃、鹿間桜、松永凛、山崎優月、皆川文音、 内容:私たちのグループでは、樹脂を選んだ。樹脂はある温度以上に加熱するを分子が運動しやすい状態になり、軟質の御ウム状態になる。そこから冷却していくと分子の運動が制御せれて、軟質のがガラス状態とゴム状態の境目の温度のことをガラス転移店という。ゴムの弾性は内部エネルギーから生じるのではなく、内部形態になるエントロピーの変化によって生じる。 (3)復習内容としてチャレンジャー号爆発事件について詳しくしらべた。この事件は機体全体が分解してしまった。分解した理由は、右側固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングが発進時に破損したことから始まった。Oリングの破損によってそれが密閉していたSRB接続部から漏洩が生じ、固体ロケットエンジンが発生する高温・高圧の燃焼ガスが噴き出して隣接するSRB接続部材と外部燃料タンクに悪影響を与えた。この結果、右側SRBの尾部接続部分が分離すると共に外部燃料タンクの構造破壊が生じた。空気力学的な負荷により軌道船は一瞬の内に破壊された。乗員区画やその他多数の機体の破片は、長期にわたる捜索・回収作業によって海底から回収された。乗員が正確にいつ死亡したのかは不明だが、何人かは最初の機体分解直後にも生存していたことが判っている。しかしながらシャトルには脱出装置が装備されておらず、乗員区画が海面に激突した際の衝撃から生き延びた飛行士はいなかった。この事件の問題としては、脱出装置が整備されていなかったというところにある。技術を利用する際には、安全は第一に考えなければならないと改めて感じた。
A.(1) 講義の内容 02、善悪と損得-個人の利益と公共の福祉- 当たり前の日々を大切にしたい。仕事を失うことになっても事故を阻止する勇気があるか?仕事を失うことになっても感染拡大を阻止する勇気があるか。技術を富、お金といった価値や商品と切り離して考えることはできない。その一方でお金や富が幸せとどのような関係にあるか考える必要がある。日本のプロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条には私は一人のプロフェッショナルエンジニアとして自分の持つ専門知識と技術を人類の福祉の発展と、その向上のために捧げることを目的とし、以下を誓う。とありその中には金銭を得ることよりも、奉仕の精神を優先させまた、個人の利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉をすべてに優先させる。とある。技術を駆使し、工業製品を社会に送り出すときは享受できるメリットだけでなくリスクやコストとのバランスをとる必要がある。 (2) ワークショップ課題の発表要旨 ゲーム理論から見た損得と善悪 コンビ芸人2人組で考える。 収入は500万円ずつ分け合うことになるとする。 ただ1人がぴんでも活動すればコンビとしての収入は200万になるが、ピンでの活動で400万円増え計600万円になるとする。他方、その相方はコンビの仕事しかなく、収入は200万円に減ります。 その結果もう一人もピンでの活動を始めるがコンビ活動はできなくなりそれぞれの収入が400万円ずつになる。 (3) 復習 技術者として損得ではなく善悪で技術を駆使できる人d¥元になることが大切だと学んだ。工業製品を世に送る際、リスクやメリット、コスト等考えるべきバランスが多くあることを学んだ。
A.(1) プラスチックとゴムの違いは、まず、弾むものをゴムと呼ぶ。プラスチックは日本語で可塑性(形が自由に変わる)という意味であり、その対義語は弾性である。伸びは応力に比例する最も簡単な形をフックの法則と呼び、その傾きを弾性と呼ぶ。力と流速が比例する流体をニュートン流体と呼び、その傾きを粘性と呼ぶ。これらの傾きを2つ合わせて粘弾性と呼ぶ。ニュートン流体では粘性が直線的に変化するが、値が大きくなるほど変化量が大きくなる流体をチクソトロピー(マーガリン)、変化量が小さくなる流体をダイラタンシー(餅)と呼ぶ。 ゴムが引っ張られても元に戻る理由は、分子構造が乱雑な方が安定している(エントロピー弾性)ためであり、熱の出入りが関係している。ゴムがゴムとして機能するのはガラス転移点以上の温度であることに留意しなければならない。 スペースシャトルチャレンジャー号爆発事故の前日では、フロリダでは珍しく寒い日で気温は12℃を記録していた。予報では-8℃を指しており、ボーリング(Oリング)のガラス転移点を下回る可能性が高かった。そのため、担当エンジニアは打ち上げの延期を申請していたが、直前で担当の席を外されたため、予定通り当日に打ち上げられ、爆発してしまった。 (2) 囚人のジレンマに該当する身近な例として、大学での試験の過去問の共有について考えた。得られる点数と、過去問を回したことによる平均点の上昇を合計して利得とした。 すると私だけが過去問を友人と共有した場合、私は利得が50となり友人は100となった。これは私と友人が逆になった場合も同様である。 また、友人と私がどちらとも手持ちの過去問を共有した場合、双方の利得は75となり、どちらも過去問を差し出さなかった場合は双方の利得は50となった。 (3) 講義の途中で「ニュートン流体」というものが出てきたが、逆にニュートン流体ではない流体を調べたところ、「非ニュートン流体」なるものが存在するとわかった。非ニュートン流体とは、流れの剪断応力と流れの速度勾配の関係が線形ではない粘性の性質を持つ流体のことである。身近な例として、過剰の片栗粉を水と撹拌し「ダイラタンシースライム」としたものがあるが、それが非ニュートン流体に該当するらしい。
A.技術を行使して、 工業製品 を社会に送り出すときは、 享受できるメリットだけでなく、リスク の評価や、コストとのバランスもとる必要があります。物理学が自然がどうなっているか調べるために、序列をつけたり数値にしたりする学問だとすれば、経済学は人間の価値に序列をつけたり数値にしたりする学問とも言えます。値段をつけるてお金にするということは価値を数値にするということとも言えます。マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類できます。金銭とは交換価値のモノサシともいえます。使用価値の影響が交換価値に現れることもあります。プレミアです。 相手によって交換価値が変わることもあります。お前ならタダでやる、お前にはいくら金を積まれてもやらないという具合になります。これもプレミアと言えます。 コンビ芸人二人組で考えてみると、 収入は500万円ずつわけあうことになるとします。ただ、一人がピンで活動すればコンビとしての収入は200万円になるがピンの活動で400万円収入が増え計600万円の収入になるとします。他方、その相方の方はコンビの仕事しかなく、収入は200万円に減ります。その結果もう一人の方もピン活動を始めるが、コンビ活動はできなくなり、それぞれ収入が400万ずつになります。 工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリットだけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスもとる必要の大切さを感じました。
A.この講義では自分の利益と公共の福祉の損得について考えました。私は自分を大切に思っています。自分自身が損して他人が得するような選択をとることはしません。しかし皆がみな、この選択をとると社会が成り立たないと考えられます。だから国の法や政策が倫理と補完関係にある。また、技術は富や価値や商品といったものと切り離すことはできないし、幸福が富や価値観とどんな関係にあるか考えることも大切だと思いました。 ワークショップでは、ゲーム理論からみた損得と善悪について例を挙げて話し合いました。チームメンバーは芳賀海翔、成澤琉希、山口雄暉、北林京悟、長岡泰助です。話し合った内容は以下のとおりです。囚人のジレンマを選んだ。対応させる例として環境問題を選んだ。 世界各国が温室効果ガスを削減すれば地球温暖化を抑制できるが、一部の国が自国の経済発展を優先すると排出削減を行う国は取り組みに見合った利益を得られず、協力しない国が増えると全ての国が不利益を被る。 貿易相手国などと商品を合わせて環境配慮した競争を行うことが大事である。 個人から国に話を広げてもこの話は通用します。実際ワークショップで挙げた通り、自国の利益ばかりを優先して、他国との協力をしない国があるし、だからといって協力しない国に同調すれば世界が悪くなります。これが最悪の場合、醜い争いに発展する可能性も出てきます。難しい話ではあると思いますが世界が平和であることを一番に思っています。
A.(1)ある勇気で立場、仕事を失っても、それで事故を回避するのか、それとも、立場や仕事を奪われたくないからお金をもらって事故のリスクを黙っているのか。これは、チャレンジャー号爆発事故という、痛ましい事故から得られたものである。ゲーム理論というものにも触れたい。ゲーム理論とは、どの選択をすればメリットがあるかを計算できるもの。個人的利益を最優先するか、相手、社会全体を考えるか、この判断によって変わってくる。 (2)善悪と損得-個人の利益と公共の福祉- グループ名:チーム 共著者名:安達友希乃、佐藤友香、樋口水紀 役割:概念化 私たちのグループでは、囚人のジレンマで日用品の買い占めについて議論した。その中でも、話し合いであがったのがトイレットペーパーの買い占めである。調べてみると、コロナ禍だけでなくオイルショックでも同様のことが起こっていたそうだ。自分が買い占めれば他人の不利益に他人が買い占めれば、自分の不利益に、どちらも買い占めれば、品薄になる。お互いに絶対優位になるのは買い占めるという結論になる。解決策までは時間内に話し合えなかった。 (3)囚人のジレンマとして、日用品の買い占めについて考えた。具体例として、トイレットペーパーをあげた。一時期トイレットペーパーが市場から消えたことがあったそうだ。供給の不安があったとしても、消費量は増えることがない、よって必要な分を必要な時に買えばいい話だが、そうはいかない。買い占めストックという選択をする人がいる。デマだとわかっても、自分のことだけを考えて買い占めするリスクがあるため、みんな買えるだけ買っておこうという思考に陥る。解決策までは話し合いができなかったが、個人的には、規制を設けたり、現在ではポイントカードなどを使っている店舗が多いため、購入履歴等を参考にできるシステムなどを使って管理するのが良いのではないかと考えた。
A.(1) チャレンジャー事故では、安全を優先してロケット発射期限を延期するよう指示した研究者と、費用周りのこともあってすぐに打ち上げたい経営者がぶつかり、研究者が折れて打ち上げを決行した結果、悲惨の一言では済まされない事故が起こってしまったというものである。 日本においてはエンジニアは本来、金銭ではなく奉仕の精神を優先とし、個人的利益より公共の福祉を優先するものであるとしている。 同調圧力ほど怖いものは無く、実際に危ないと分かっていても全体の危なくないという意見が一致してしまってる以上、疎外感や圧力を感じて合わせてしまうのだから。 工業製品は、メリット、リスク、コストを考えたうえで社会に送り出さなければならず、価値にも使用価値と交換価値の2つがある。 これらを考えるうえで分かりやすいのがゲーム理論(囚人のジレンマ)であり、お互いの損得を考えるうえでの1つの基準となり得る。 (2) ゲーム理論 チーム 店・店 ?橋俊亮 滝口裕也 発表 A、Bが同じ商品を同じ値段で売っている。 Aが値下げするとAに客が集中、利益を上げる。Bは客が減少して利益を見込めなくなる。 Bが値下げした場合はAが利益を見込めなくなる。 どちらも値下げした場合、どちらも客の数は変わらず、値下げしたぶん利益が減少する。 (3) 同じ商品を取り扱う店、A・Bで考えた。 ここではどちらも同じ値段だった場合の利益は10:10であるとする。 AとBはともに同じ値段で同じ商品を売っていた。 Aが値下げするとAに客が集中して利益が上がり、Bは客が減って利益が下がる。この場合の比率は、20:5であるとする。 逆の場合も同様で、この時は5:20であるとする。 もし両店舗とも値下げしてしまった場合、客の数は変動せず、ただ値下げしたことによって利率が下がり、どちらも利益が減少してしまう。 このとき、利益は8:8になっているとする。 たがいに対抗して値下げしていては、いずれ利益が出なくなってしまい、最終的に共倒れとなってしまう。
A. チャレンジャー号の事故から隠蔽や善悪について学びました。黙認することの責任や、そこから生まれる益について考え、技術者としてのあり方を学びました。また、会社としての損益や、労働者と経営をファイマンの報告書を例に私たちに求められる倫理について理解を深めた。 チーム名は、ウイルスです。司会進行をしました。メンバーは、平尾朱理、大堀颯斗、宍戸智哉、吉田天音、島川真於です。話し合った内容は、ゲーム理論を使った損得の計算についてです。ゲーム理論とは、社会や自然界における複数主体が関わる意志決定の問題や行動の相互依存状況を、数学的なモデルを用いて研究・解決を図る学問である。 私たちの班ではコロナ渦でマスクを買い占めれば他の人が損をし、自分が買い占めなければ損をするため、買い占めた方が益があると考えました。AさんとBさんの二人がいると仮定し、Aさんだけマスクを買い、Bさんはマスクを変えないという状況を3点、消費者全体に必要な分のマスクが供給されるという状況を1点、Bさんだけマスクを買い、Aさんはマスクを買えないという状況を3点、全員にマスクが供給されるが店の在庫が切れて売れなくなるという状況を3点としました。この点数を設定すると、Aさんは買い占めた方が益があるという結論に至りました。また、今回の点数設定ではAさんが買い占めを行わなければ損をする計算になったため余計に買い占めがお得に見えるという状況になっていた。
A.(1)今回の講義では、アメリカのスペースシャトルの打ち上げの際に起こったチャレンジャー事故について主に取り上げました。 この事故は技術的要因によって生じた事故であり、具体的には、打ち上げ時に使用される補助エンジンである固体ロケットブースターの1つのOリングシールの故障によって、外部燃料タンクが破壊されたことが原因とされています。これは、打ち上げ期日に間に合わせようとした上層部と技術者との間のジレンマによって生じ、多大なる人為的損失と費用の損失を受けました。 このように、技術者は社会的な要因によって、生じてしまう事故があることを念頭に置きつつ、技術的観点における自らの考えを相手に伝える能力も重要になってくると感じました。 (2)囚人のジレンマについての議論を行った結果私たちの班は、ガソリンスタンドの値段を上げると下げるのに対して、そのガソリンスタンドに行くか行かないかというのを囚人のジレンマに関して考えてみることにしました。 その結果、値上げをしたときに、そのガソリンスタンドに行くノハお客さんとしては50の得、店も50の得 値上げをしないときに、そのガソリンスタンドに行くお客さんとしては80の得、店も50の得 値上げをしたときに、そのガソリンスタンドに行かないお客さんとしては100の得、店も0の得 値上げをしないときに、そのガソリンスタンドに行くお客さんとしては100の得、店も0の得になると考えました。 (3)私はこの内容に関してガラス転移点とゴム弾性について知らなかったため、自発的に学習を行いこれらの項目に関して理解を深めることができました。
A.(1)チャレンジャー事故について話します。チャレンジャー事故はチャレンジャー号という宇宙船の爆発事故のことです。1986年,アメリカのフロリダ州から発射したロケットが約70秒後,爆発し,7人の宇宙飛行士の命を奪われてしまいました。この事故は事故の直接的な原因は数日中に疑われ,数週間で完全に判明しました。厳しい寒さによって,右側の固体ロケットブースターの2つの下部セグメントの接合部をシールしていた2つのゴム製Oリングの弾力性が低下しました。通常であれば,シャトルの3基のメインエンジンが点火すると機体全体が前方に押し出され,機体が中央に戻るときにブースターが点火されます。事故当日の朝,「ジョイント・ローテーション」と呼ばれる現象が発生し,リングの再密閉が妨げられ,ブースター内部から高温の排気ガスが逃げ出す経路ができました。ほとんどのカメラでは見えない場所で,ブースターの反対側に黒煙が発生しました。これは技術者の不注意が原因だとみなされました。このような小さな不注意で,あのような大きな事故が起こるとはだれが思うのですか。 (2)グループ名:ミイラ(田中ひかり,一戸友花,佐藤百恵)役割:調査 演題:ゲーム理論,囚人のジレンマ ゲーム理論:経済学や経営学,社会学等,多くの分野に影響を及ぼした数学理論 具体的冷: 1. ゴミ袋の有料化:有料化にしてもお金支払っても使いたい人が多ければ意味ない 2. 魚の養殖:目先の利益をとって,今まで通り魚の量を取り続けるか,両方とも量を減らして今後をとるか;とる量の上限を決めることやとる量に応じた養殖の稚魚の量を放出することというペナルティをつける (3)囚人のジレンマを選んだ。 身近な実際の例として、あるゲームをプレイする2人という場面を選んだ。せいので指を何本かを出すゲームをやる。その指の数は奇数か偶数かによって点を得る。ゲーム中にはおしゃべり禁止となる。2人とも奇数を出したら,1人ずつ1ポイントを得る。だが,どちらかは奇数でもう1人は偶数を出したら,偶数を出したプレーヤーに5ポイントで,奇数を出したプレーヤーに0ポイントが与えられる。そして,2人とも偶数を出した場合は,ゲームが終わる。終わったら,最も高い点を得るプレーヤーが勝つ。これで,終わる前に,どうポイントを稼ぐか考えないといけない。ずっと奇数を出すわけにもいかないし,偶数を出したら,相手が偶数を出さないとは限らないという悩みがある。相手と相談することも出来ないので,アイコンタクトなどでコミュニケーションを取らざるを得ない。
A.(1)チャレンジャー事故はアメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「チャレンジャー」号が1986年1月28日に発生した悲劇的な事故である。この事故は、スペースシャトルが打ち上げられた直後に爆発し、7人の乗組員が犠牲になった。低温の気象条件下での打ち上げが影響していたことが判明し、事故の原因だと考えられる。事故当日、気温が非常に低く、シャトルの右翼のゴム製部品であるOリングが硬直し、最終的には燃料タンクからの液体酸素が漏れ、大破を引き起こした。 (2)演習108、ミイラ、佐藤百恵、石川ほのか、田中ひかり、一戸友花、ヌル シャフィカ アミラ リー 【石川ほのか】私達は、ゲーム理論の具体例として、ゴミ袋の有料化、魚の養殖の例を挙げた。 ゴミ袋の有料化については、有料化してもゴミ袋を使用したい人が多ければ削減には繋がらないと考えた。 魚の捕獲、養殖については、目先の利益だけを考えて魚をとり続けるか、一度にとる量を減らすことで魚が絶滅しないようにして、今後の利益をとるかについて考えた。 乱獲を防ぐための手段として、捕獲量の上限を決めてそれを破った人にはペナルティを科す、捕獲量に応じて稚魚を放流する、などの対策を考えた。 (3)ゲーム理論とは「利害関係を持つ相手がいる状況で、自分と相手の利益を考え、最適な行動を決める」ための思考法である。このモデルの例として囚人のジレンマがある。基本的に、囚人のジレンマとは、複数の人が数ある選択肢の中から自分にとって良いと思ったものを選択したら、みんなで協力したときよりも結果が悪くなるということである。身近な事例として、2人のグループワーク課題の先延ばしを選んだ。先にのんびりして課題を後回しすることがお得だとし、もし2人とも先にのんびりして課題を後回しすると、気付いたら提出期限に間に合わないことが起こり得る。逆に、もし2人とも協力して早く課題に取り組もうとすると、ゆっくりと課題を期限内に終わらすことができる。この場合、課題に取り組むスケジュールの作成がジレンマの解決方法として挙げられる。
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第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。