大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
A. 技術は人を幸せにすることができるが、人を不幸に陥れることもできる。人を殺めることができる武器は簡単に作ることができる。ましてや興味本位で作るもんじゃない。そんなことがないように倫理観が求められる。 道徳観念や倫理観などと、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、必ずしも相関があるとは限らない。そのようなことを表現したことわざを調べた。「悪い奴ほどよく眠る」。成人式の飲み会で久しぶりに会った友達がマルチ勧誘していた。そいつと知り合ったのは高校の時で、ぴちぴちのシャツにぱつぱつのダメージジーンズをはいているようなDQNでオラオラしているような奴だった。そいつとは高校3年間だけの中だったが、知り合いをマルチに陥れる肝っ玉に引いた。 オウム真理教サリン事件について、人は危険な行為をするときは躊躇するものだ。この事件を踏まえて危険であると思ったのは、宗教団体である。私はたいていの人間には倫理観が備わっていると思う。しかし宗教に洗脳されることでタガが外れ、テロの正当化を信じてしまう。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。その優秀な頭脳の持ち主は麻原彰晃の教義を信じてしまった。殺人が正義だと信じてしまった。 不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があり、 サリンを作ることができた。 殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。このような無差別殺人事件が二度と起こらないためにも、こうして授業でこの事件を取り扱うことが重要である。
A.オウム真理教が引き起こした地下鉄サリン事件に東京大学や大阪大学出身の高学歴な人物も関与し、自らサリン製造へ積極的に協力したという事実がある。このことから学力と人道的な判断を行う倫理観は関係ないことがわかる。知識や経験を有することで、実現可能な出来事が多くなり、社会に与える影響も大きくなる。しかし、実現可能であることを実現していいのかについてはその個人の価値観(倫理観)に依存するところが大きい。このため、特殊な知識や技能を有する医師や技術者などには一般的な倫理のほかに特殊倫理が必要である。 グループ名 「腐っても鯛」 僕たちのグループはまず各々が道徳観や倫理観と反することわざをさがし、共有した。腐っても鯛、出る杭は打たれる、覆水盆に返らず、敗軍の将は兵を語らず、正直者が馬鹿を見る以上のことわざが集まった。 僕はグループで収集したことわざの中から「正直者が馬鹿を見る」を選び、どうしてこのことわざが残っているのか考えた。学校教育では正直であることはいいことで嘘をつくことは悪いことと教えられ育つ。道徳でも正直に言って許してもらった子供の話が出てきた気がする。しかし、いじめやそれに至らない問題が起こったとき証拠の不足から正直に言うよりも言わないほうが自分の都合がいいときがあることを学ぶ者もいる。正直に言う事による信頼と嘘をつくことによる短期的な利益そのバランスが短い時間軸では逆転するため道徳観や倫理観に反することわざに感じられるのではないか。
A. 技術者倫理と技術倫理は意味が異なる。技術者倫理は技術者が判断する倫理であり、知識を持つ人間が対象となる。技術者倫理においては技術の開発そのものは倫理違反にあたらない。むしろ完成した技術の使用用途についての倫理観が問われる。一方、技術倫理は技術そのものへの倫理の問題であり、技術に対する専門的知識を持たない人も含む。 倫理において重要なのが、正義と倫理は全く異なるということである。正義は個々人が属する集団における思想や宗教によって変動するが、倫理はもっと広い人間社会全体で共有される価値観である。なおここでいう宗教には民族的文化や伝統も含む。 道徳観念と能力の相関がないことの例となる故事、ことわざについて。グループ名、チームWly。共著者、藁科孝太、駒林有哉、武井勇樹、田澤駿輔、合力健矢。役割、調査Investigation。 毒を食らわば皿までということわざについて調べた。一度悪いことをしたらとことんまでやった方が良いというたとえだが、このことわざは我々が従ってはいけないことわざである。またこのことわざは主題である能力と倫理観に相関関係がないことの例としても不適である。しかしこれ以外のより適したことわざを制限時間内に見つけることができなかった。その点で私は役割を果たしきれていない。 個人課題で、悪人には友多しということわざについて調べた。悪人は言葉巧みに人を集めるので仲間を集めやすいという意味である。つまり多数派が悪人に煽動されれば善が駆逐されてしまう恐れがある。
A. 1995年3月20日の地下鉄サリン事件に関わったオウム真理教の幹部たちの中には、東京大学や旧帝国大学、早稲田大学や慶應義塾大学などの出身者で、さらには大学院まで修めた非常に高学歴で頭脳明晰な人物が多くいた。なぜそんな彼らがオウム真理教の教義を信じてあのような凶行を犯してしまったのか、なぜ殺人が正義だと信じてしまったのだろうか。現在の日本国では、日本国憲法第20条 にて信教の自由が保障されているが、これはあくまでも基本的人権の尊重に基づいている。そのためどんな教義や考えを信じたり、思ったりしても自由だが、それをもとに人を傷つけることは許されていないのである。 今回のワークショップ課題 メンバー 合力健矢 河合敦 駒林棚也 武井勇樹 田沢俊輔 自分が担った役割 方法論 Methodology 自分たちのグループは「毒を食らわば皿まで。」ということわざについて調べた。この言葉の意味は、1度悪いことをしたらとことん最後まで悪いことを貫き通した方が特になるという意味である。具体的な例を挙げると、人の物を盗んだ後、なけなしの良心で自首するよりも、その人に危害を加えてでも逃げた方が結果的には得をすることがある。ということがあげられる。 またほかにも「天衣無縫」や「情けが仇」などがあがった。 技術者倫理を学ぶに当たって重要なのが「技術者」とはなにかということである。じつは一口に技術者と言っても、知識を中核能力とするエンジニアと技能を中核能力とするテクニシャンなどさまざま。 このコマでふれたように多くの知識を持ったエンジニアは社会に多くの恩恵を与えることができる一方、多くの人間の権利を踏みにじることもできると言うことを肝に銘じようと思った。
A.(1)講義内容の再話 技術者に求められるものは、高度な専門知識や技術だけではなく、倫理がある。技術者の倫理不足により引き起こされた事件としてオウム真理教による地下鉄サリン事件というものがある。信者たちの中には、一流の大学を卒業し、大学院まで修了した高学歴者もおり、幹部になっていた者もいる。彼らは教祖の殺人指示を正義だと信じ、地下鉄にアセチルコリン分解酵素阻害剤で猛毒のサリンをばらまき、事件を起こした。知識を持つものや技術者はその能力を正しいことに使うために、技術者倫理を学び、必要な倫理を身につけなければいけない。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題 : 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名 : ミスターCB 共著者 : 高村海斗、村岡崇弘、森谷僚介 役割 : Investigation 「正直者が馬鹿を見る」という言葉を選んだ。学校の試験を受けた後、先生の採点ミスにより間違えたところが正解扱いになっていた時にそれを自己申告し、テストの点数が下がってしまった。正直に採点ミスを指摘しなければ良い点数のままだっただろう。これはまさに「正直者が馬鹿を見る」をあらわしている状況である。 (3)復習の内容 オウム真理教の元幹部であった人の話がインターネット上にあった、どのような心理で犯行に及んでしまったのか学ぶために読んでみた。彼らの中には完全に洗脳されてしまい、殺人を正義だと盲信している人がいたが、これらの行為が悪であると認識しながら犯行を行った人もいたらしい。後者は技術者が持つべき倫理を正しく学び、正しく守ることができていれば事件を未然に防げたりしたのかもしれない。私は周りに流されないように、正しく、真摯に学び、将来技術職についた時に過ちを起こさない人間になりたいと思った。
A.(1) サリンの化学構造式から実際に自分がそれを作れるのか、技術者としての技量があるのかを確認した上で、地下鉄サリン事件の映像を実際に閲覧して、事件の悲惨さについて学びました。またそれに伴い、サリンの製造コストの低さや半数致死量からいかに簡単に日本を壊滅に追い込めるほどの威力があるのかを学びました。技術を担うものはエンジニア、テクニシャン、テクノロジストの3つの職務に分けられることを学びました。またScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)のそれぞれの単語の頭文字をとった STEAM教育といった、広い範囲で学ぶことによる実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習の推進について知りました。動機とそれに対応する評価について学びました。具体的には内発的な動機なのか外発的動機なのかによって期待できる効果やそれぞれの支配状況に基づく本人のやらされている感について理解しました。 (2) 発表では故事ことわざを調べ、感性と能力についての相関を考えました。私たちのグループでは命あっての物種について発表しました。 (3) 命あっての物種 「命があった上ではじめて何かが生まれる」という意味の諺です。 技術系のメーカーでは安全性の確保がしっかりできておらず、事故により人が亡くなってるニュースをよく観るので命あっての物種だなと思い選びました
A.(1)どんな化学技術も二面性を持っている。優れた農薬は化学兵器になりえる。 例えば、オーム真理教の信者たちが地下鉄駅にばらまいたサリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。 アセチルコリンは加水分解が早いので、有髄神経で唯一機能するアミンであるためサリンはまさに猛毒なのです。 サリンの半数致死量は1立方メートル中100mg。これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒です。 サリン7トンを東京上空にまき散らせば、山手線の内側は4分間で壊滅状態となり、その威力は水爆に匹敵すると言われている。 しかもその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまう。 戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じて疑わないので、正義の御旗はは殺人すら正当化してしまう。 (2)倫理観と能力は必ず相関するとは限らない 悪いやつほどよく眠る 僕の周りには大嫌いな人がいる。 試験の時にバレずにカンニングをしたり、レポートの際に他人の意見やレポートをコピペして丸パクり。 一方、僕は、カンニングもコピペもしていないのに先生に疑われてしまう。本当に悪い人は怒られず、自分は真面目に努力するのが馬鹿馬鹿しくなる。悔しいが悪いやつほどよく眠るはこのことだ。 (3)”くに”(国家)というものは、どんな悪いことでも平気で強行してくるし、しかもそれを巧妙な世論操作を使ってやり通すものだということを痛感させられている。だまされないようにしよう。とあったので国や組織の法律や犯罪を調べて悪いことなのに強行していないかを確認してみた。結果、個人的には、韓国の兵役義務は少々強引に強行しているのではないかと感じた。
A. この講義では、技術者としての道徳心について学びます。簡単な構造の有機物であっても、サリンの様に猛毒になる物質があります。サリンが使われた例として、地下鉄サリン事件では多くの人が殺害されました。しかし、この事件の犯人らは優秀な頭脳をもつ技術者達でした。優秀な頭脳を持つ技術者でも偏った思想、道徳心の欠如によって殺人を正義としたり、興味のために行ってしまいます。こういった事件を防止するために、知識としての倫理を学んで行きましょう。 ワークショップ課題では、グループの人のエピソードを聞いていくうちに、自分も似たような経験をしたことがあることに気づき、意見を出すことが出来ました。また、討論が円滑に進めるためにグループの方に意見を求めることもできました。 この単元の復習として、私は地下鉄サリン事件についてもう一度調べ直しました。事件経緯や犯人像を調べていくうちに、比較的高学歴な人物が起こした事件について興味を持ちました。更に、その他の犯罪について調べてみました。共通しているのは犯行動機が理不尽かつ理解できなかった点です。犯人達の多くは、私達と同じ様に社会のコミュニティに属し、日常生活を送っていました。しかし危険な思想に染まり、事件を起こしてしまった事例が多いことが判明しました。このような犯人らも知識としての倫理があれば思い留まれたかもしれないと思いました。また技術者を志す者として、倫理の大切さを感じました。
A. 地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。 彼らは、麻原彰晃の教義を信じており、殺人が正義だと信じていた。また、彼らは化学の知識があり、サリンを作ることができた。 殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。この事件からは例え極めて専門的な知識を持っていたとしても、正しく活用できなければ全く評価されないという教訓が得られる。一人一人が正しい倫理観を有することが求められる。 「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。「朱」とは黄色みのある赤色のことであり、人が支配されやすいことをいう。中国の古いことわざの「近墨必シ、近朱必赤」(墨に近づけば必ず黒く、朱に近づけば赤くなる)に由来する。現代では良い友人を選ぶことは大切であるという教訓が含まれる。実際に私は中高の部活動で周りの環境に流されることが多かったことを思い出した。周りに流されないような意志の強さも必要であるが、周囲の環境が良い方が自分自身も努力がしやすいことは間違いない。 「鶏口牛後」ということわざを選んだ。 寧ろ鶏口となるも牛後となるなかれという言葉から由来し、現代では大きな集団や組織の末端にいるより、小さくとも長となって重んじられる方が良いということを意味している。身近な例としては、グループワークでの司会役などの小さいことからならば始めやすいと感じた。
A.1) 化学を含む化学は,人類の進歩に大きく関与し,人々に多くの利益を与えてきた.しかしながら,これらの発見や発明は人々に大きな利益を与えるだけでなく使い方によっては,人々を恐怖に陥れる兵器や毒物となる可能性も併せ持っている. 実際に日本でも,秀でた化学技術を持った人間が己の思想により,自身の技術を用いて製造した毒物で多くの人々に意図して被害を加えたり,または全くの好奇心により人を害する実験を行うといった痛ましい事件が何件も起きている.技術者倫理とは,技術を有する人々が,その技術を好奇心や自身の利益のみに使うことなく,社会や他者への影響を鑑みた上で活用していくことだと考える. 2) ワークショップでの発表内容の要旨は次の通りである.故事として「水清ければ魚棲まず」と言うものを選んだ.選んだ理由としては,バイト先で,とても真面目だが真面目すぎてマニュアルを遵守することを重んじるばかりに臨機応変に動くことができず,ほかのバイトや社員との不和のみならず,お客さんからもクレームが入ってしまう人がいた.ルール(マニュアル)を守るのはもちろん大事だが,少し破ってしまったことを強く非難したり,逆に書いてないからやらなかったり,お客さんからの要望を断固として受け入れないのは少し違うのではないかと思い,この故事に当てはまると感じた. 3) 化学者の倫理観が揺らぐ状況として,授業でも触れられていたとおり戦争があると思い戦争に関連する技術者倫理に関して詳しく調べた.現代でも用いられるハーバー・ボッシュ法によってノーベル賞を受賞したフリッツ・ハーバーは,化学兵器の父としても知られている.ハーバーは『戦争を早く終わらせることで多くの人命を救うことができる』と考えていたとあり,これに対して自分ならなんと返すことができただろうと考えた.明確な返答を考えつかなかったが今後も考えることを忘れてはならないと感じた.
A.1)世の中には道徳観念や倫理観、共感性などを欠如した個性を持つ人間がいる。こうした個性を持つ人間はむしろ学校で優秀な成績を取りがちな傾向がみられる。こういった個性を持つ人間が事件を起こす原因として、自身のしたことに反省が見られなかったり、殺人自体を正義だと、誤った考え方をしてしまったサイコパスによるものが多い。その例として、地下鉄サリン事件がある。高学歴な学生が犯罪に手を付けてしまっていた現状からこういった点に目をつけるべきである。 したがって、自身に人を殺せるような危険性を持つような物質やモノを作れても、世のため、人のためを考えて、人類がよりよく生活できるようにその知識や技術を使うべきである。 2)道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力は必ずしも相関があるとは限らない、こういったことを表現した、故事やことわざについて調べ、そして、実際の事例などを挙げ、説明せよ。 3「悪い奴ほどよく眠る」ということわざを選んだ。 僕の周りには大嫌いな奴がいる。 試験の時、ばれずにカンニングしたり、レポートの際に他人の意見やレポートなどを丸パクリ。 一方僕は、カンニングもコピペもしないのに、先生にカンニングを疑われてしまう。本当に悪い奴は怒られず、自分は真面目に努力するのがばかばかしくなってくる。 悔しいが悪い奴ほどよく眠るとはこのことだ。
A.(1) 技術者倫理の位置づけにおいて、哲学と思想は根本的な役割を果たしています。哲学は倫理的な価値観や原則を提供し、思想は技術が社会に及ぼす影響を探求します。これらの枠組みは技術者が倫理的な決断を下し、技術の進歩が社会全体に与える影響を予測する際に重要です。技術者は哲学的な視点から自らの責任や行動を考え、思想的な洞察を通じて技術の発展が社会に及ぼす深い影響を理解することが求められます。授業で扱ったオウム真理教は地下鉄にサリンをまくという極悪非道な行いをし、たくさんの一般人を殺害しました。自分たちの思想を通すために科学を利用し無関係な人に危害を加えることはあってはならないことです。 (2) ワークショップでは井の中の蛙大海を知らずを選びました。私は陸上部で地元の中学校では早く走れるほうだったのですが、県大会に出たときに全く競い合うことができなくまだまだ世間知らずだなと思いました。 (3) 倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らないかという問いについて考えました。 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らないと考えました。倫理観は個々の価値観や道徳観に基づくものであり、人の行動や判断に影響を与えるが、力は、特定のスキルや知識を持っているかどうかを示します。これらは異なる概念であり、相関する場合もあるが、必ずしも関連しない場合もあると考えました。ただし、倫理観と能力が相互に影響し合うこともあると思います。例えば、倫理観が高い人がその倫理観に基づいて努力し、訓練を重ねることで能力を向上させることがあると考えられます。
A.講義内容の再話 日本国憲法十三条に保障された幸福追求権は、国民みんなの基本的人権である。自分が幸せになるのに、他人を不幸に陥れるのはなしにしようということである。せっかくの身に着けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないようにするべきである。この授業では、地下鉄サリン事件について学んだ。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。アセチルコリンは加水分解が早いので、有髄神経で唯一機能するアミンである。サリンはまさに猛毒である。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgである。これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒である。 サリン7トンを東京上空にまき散らせば、山手線の内側は4分間で壊滅状態となり、その威力は水爆に匹敵すると言われている。しかもその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまう。オーム真理教の信者たちは、そのサリンを実際に製造し、地下鉄駅にばらまいたのだ。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じてしまった。不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があり、サリンを作ることができた。殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいいと信じた人は、殺人が正義だと信じて疑わない。正義の御旗は殺人すら正当化してしまう。技術を持つということはとても危険なことである。 ワークショップ課題の発表要旨 倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない?というテーマで議論を行った。チーム名は不明、グループのメンバーは、滝口裕也、?橋俊亮、吉田天音、島川真於である。私たちは、「虎の威を借る狐」ということわざを選んだ。小学生の頃いじめっ子がおり、その取り巻きはいじめっ子に便乗していじめを行ったが、当のいじめっ子がいないと何も出来なかったことをいう。 復習の内容 授業内で調べた「虎の威を借る狐」ということわざが気になり、調べた。強い者の権威を頼りにして威張ることであり、自分はそうならぬよう気をつけようと感じた。
A.(1)技術者倫理とはどのようなものか、技術を持った私たちが社会に出ていくうえで技術者の倫理とは何かということを考えました。 多くの犠牲者を出した地下鉄サリン事件は、技術者倫理を学ぶ上で避けては通れない事件です。サリンを作った化学者は優秀でしたが、その頭脳を人類の発展ではなく、人を殺めることに使用してしまいました。 また、サリンの元となった有機化合物も、もともとは肥料として作られ、人類の発展に大きく寄与しました。しかし、その技術は本来の農薬としての役割ではなく、化学兵器として使用されてしまいました。 私たちは、技術者として社会に出ます。一般の倫理ではなく、技術を持ったうえで、その技術をどう活かすかという点で、倫理に反していないか、慎重に考える必要があると考えます。 (2)倫理と能力は相関するとは限らないという考えの素、似たような事例の故事成語を調べ、その意味をグループで話し合いました。 私たちは、「水清ければ魚棲まず」という故事成語を選びました。この故事成語を実際の生活と照らし合わせて考え、倫理観と能力は必ずしも相関するわけではないということを考えました。 (3)私たちのグループは、水清ければ魚棲まずという故事成語を選びました。この故事成語は、あまりきれいな水には魚が住めないし、潔白すぎて、他人をとがめだてするような人は、仲間がなくなるという意味です、 実際に、どんなに優秀で正しくても、その場に合わなく、気の利かない発言をしてしまうと、悪く思われてしまうことがあると思いました。
A.地下鉄サリン事件に代表されるように、技術は大きな影響力を持っている。当然、使い方次第でいい使い方も悪い使い方もできてしまう。だからこそ、技術者は技術の使い方に対する倫理観を持つ責任がある。優秀な技術者であるほど、できることの幅が広がり、影響力もおおきくなってしまう。しかし、技術者の倫理観と技術力は必ずしも伴うわけではない。だからこそ、地下鉄サリン事件のように、宗教によって、善悪の価値観が狂ってしまうこともある。日本では宗教の自由が保証されているが、具体的に宗教とはなにか、基本的人権とはなにか、などは定義されていない。これは倫理観は法で定義されている訳ではなく、個々人の判断に任せられていることを表している。これこそが倫理観というものなんかもしれない。よって、宗教などに関わらず、技術者本人が倫理観を持って行動しなくてはならない。また、いわゆるサイコパスのように、倫理観が初めから無いような人もいる。だが、そのような人に倫理観はどう対処していくのかの答えは無いため、これからも向き合って行かなければいけない倫理観の問題のひとつである。 技術の使い方を間違えてしまえば、オウム真理教のように死刑になってしまう。死んでしまってはどうにもならないので、倫理観を持って生きた方がいい。 チーム名 命 渋柿の長持ち なんの取り柄のないものが長生きすること 最近、ドラッグストアで態度の悪い老人がいたため。
A.(1)技術者倫理は職業倫理とも言われており、優秀な人ほど技術に特化した倫理が求められる。そのきっかけとなったのがオウム真理教による地下鉄サリン事件である。 優秀な人々は彼らが持つ技術を、彼らが思う「正義」のために用いる。そのため「倫理」と「正義」は全くの別物である。「倫理」とは言葉で表すことが難しい、あるいはできないものである。 「法律」は最低限のことを文字に示したものであるため、その点においては「倫理」と「法律」は互いに補完できる存在にある。 「宗教」は「神を信じるか否か」だけでなく、どのような価値観を持つかということも含まれるため、それらは憲法で信条の自由として保証されているが、法律で強制することはできない。 (2)ワークショップでは、倫理と関係性があることわざや故事成語について調べた。そこで、「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。自分は周りの環境や人々に影響されやすく、仮にそれらが犯罪や倫理に背くようなことをしていた場合、その流れに諮らずとも乗ってしまうのではないかと考えたらゾッとする。そうならないように「朱に交われば赤くなる」ということわざを教訓として、自分の意思を明確にしながら日々の生活を送りたい。 (3)復習として、倫理と関係性がある故事成語について追加で調べてみた。その中で「水清ければ魚棲まず」と言おう故事成語は、清廉潔白であることは良いことである一方で、度が過ぎると他人のあらを見つけて咎め始めるため、しまいには友人を失い、孤立してしまう恐れがあるという意味である。このことから、清廉潔白であったとしても他人のあら探しではなくその人の良いところをきちんと見つけていこうと感じた。
A.講義内容の再話 オウム真理教が起こした日本で最も有名な「地下鉄サリン事件」の話がされた。この地下鉄サリン事件で使用された独であるサリンはアセチルコリンを分解してしまう酵素である。これを人間が吸ってしまうと、体内のアセチルコリンが分解されてしまい、有髄神経で唯一機能するアミンがなくなってしまい、ほんの数分で死に至る猛毒がまき散らされる事件だった。今回紹介されたサリンの構造式や機能については科学者なら理解してほしいと思う。今回の授業で初めて知ったなら絶対に覚えて帰ってほしいです。 このように得られた技術が他人を不幸に陥れてしまうことがあるので責任感を持ってほしい。 発表の要旨 チーム名:ウシガエル 高根沢颯太、北村京悟、鈴木朝陽、長岡泰助、斎藤滉平、居村風輝、上野智輝、佐藤智哉 役職:発表者 他のメンバーがネットなどで今回自分たちの班が取り上げることについて調べていました。 復習の内容 選んだことわざ「井の中の蛙大海を知らず」 意味:自分がいかに教養がない世間知らずであったか、思い上がった井の中の蛙であったかということを思い知らされるという意味です。 自分たちの班での使用例は「高校のときは上位で争っていたが、大学という広い場所に行くと中盤くらいの実力であり、のぼせ上っていた」です。勉強やスポーツに置き換えるとわかりやすく、大学という広いコミュニティに出るだけで自分が小さく見えて周りが大きく見えることをイメージしました。
A.(1)技術は使う人によって人の役に立つことも人を陥れる道具になることもある。場合によっては人を殺す道具になることもある。有機リン系農薬は元々はジャガイモの害虫駆除剤として開発されたが、毒性の強さにより科学へ一機として利用されサリン等が合成された。オウム真理教の信者たちは、このサリンを実際に合成し地下駅にばらまいた。優秀な頭脳をもっていて、化学の知識がある彼らは殺人を正義と信じてサリンをばらまいた。正義≠倫理であり技術者たちが皆それぞれ技術者倫理を考慮することが必要である。 (2)演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? 共著者名:高橋俊亮、?田天音、島川真於 道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、必ずしも相関があるとは限らないということを表現した故事ことわざを調べた。その中から、ひとつ選択し実際の事例と合わせて解説した。私たちのグループでは他のひとの力を後ろ盾にしていばることを表す「虎の威を借る狐」を選択した。小学校にいじめっ子がいた。いじめっ子には取り巻きがいて、その取り巻きも便乗していじめを行っていた。しかしその取り巻きはいじめっ子がいないと何もすることができなかった。 「虎の威を借る狐」とは、まさにこのことと思う。 (3)授業時間外では授業中に紹介があったサリンがどのようにしてアセチルコリンを阻害するのか調べた。また他の関連する故事ことわざについても調べてみた。
A. 近年、家庭でよく使われる殺虫剤の毒性が再評価され、使用基準が厳しくなっています。有機リン系農薬は1930年代にバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、その後ナチスドイツで化学兵器としての利用も研究されました。その後、同様の化学構造を持つEPNやパラチオンが農業に大きな貢献をしましたが、その反面、二面性を持つ化学技術の典型です。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤であり、非常に強力な神経毒です。わずかな量でも致命的な影響をもたらすため、その半数致死量は極めて低いです。サリンの製造は比較的安価で容易であり、7トンのサリンを使用すれば大都市の壊滅が可能とされています。オーム真理教の信者たちは、サリンを実際に製造し、地下鉄にばらまきました。彼らは麻原彰晃の教義を信じ、殺人を正当化しました。これは、優れた頭脳を持つ者が化学の知識を悪用し、悲劇を引き起こす例です。彼らの信念は殺人を正当化し、正義の名の下に悪を犯すことを容易にしました。 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 私たちは、医者の不養生を選びました。人に養生を勧める医者が、自分は健康に注意しないこと。 正しいとわかっていながら自分では実行しないことのたとえです。 高学歴の人が悪に染まりやすいと言っていましたが、私はそのようには感じませんでした。頭のいい人は、間違ったことを話しても話に説得力が生まれてしまうことが原因だともいます。まさに、これが声の大きい少数派なのでは無いかと感じました。
A.(1)講義内容の再話 「技術者倫理」はもともと道徳観念や倫理観、あるいは共感性の弱い人に、知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少し減らせることを目的としています。化学は二面性を持ち、社会貢献となる反面化学兵器にもなり得ます。講義では、オウム真理教サリン事件が挙げられました。信仰者の幹部には優秀な頭脳を持ち、化学の知識があった者もいます。殺人を正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのです。技術者は自分自身の正義や興味本位のために、他人の基本的人権を犯してはならないのです。しかし、経営者や医者、弁護士などの職業には道徳観念や倫理観、あるいは共感性の欠けた感情の薄っぺらい、そのような個性を持つ人が多いとされます。職業倫理として、医者ではトリアージという考え方があります。医療体制が十分に整ってない場合、患者に優先順位を決めて助けることをいいます。この時も、やはり後ろめたさを感じず、素早い判断を行うために道徳観念や倫理観、あるいは共感性が邪魔になるのでしょう。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループに属した人:皆川文音 山崎優月 私たちは「水清ければ魚棲まず」ということわざを選んだ。 このことわざの意味は、自らの身を正しくして清廉潔白なのは、良いことには違いないが、あまり度が過ぎると、他人のあらを見つけては咎めるようになり、しまいに友人を失い、孤立してしまうことになるという意味です。 このことわざから私は、自分の当たり前を人に押し付けず、許される範囲での寛大さを持って生活することが大切だと感じました。 (3)復習の内容 職業倫理という言葉調べるにあたって医者の職業倫理を詳しく知りました。日本医師会の定めた倫理綱領によると以下のような内容になっていました。 ・生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに、その進歩や発展に尽くす。 ・この職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける。 ・医療を受ける人々の人格を尊重し、優しい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。 ・互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。 ・医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範の尊守および法秩序の形成に努める。 ・医業にあたって営利を目的としない。 以上のことから、医者は利益を求めて過剰な治療や投薬を行ったり、患者の意思を無視して治療を行うことは、職業倫理に反する行動であること言えます。 医者という職業だけでなく様々な職業に対する倫理を学んでいこうと思いました。
A.(1)地下鉄サリン事件の動画を講義中に視聴して、人間の生活や文化、産業の発展に必要な科学技術が間違えた使い方をすることで人の命を奪うものになりかねないものなのだと、視聴中に考えていた。さらに、動画の視聴の後に先生にサリンの化学構造を見せられて、これを作れそうと感じた人と言われた際に自分は作れそうと気付いた時小さいときにサリン事件の映像を見たときよりも危機感のようなものを感じました。大学で化学について知識を深めてきましたが、サリン事件のように化学を危険な方向に扱える人間は自分も例外ではないのだと感じたためです。また倫理を知る以前にで技術や知識を知らなければそもそも倫理を 知るに至らないということも講義のなかで大事な部分だと考えました。 (2)癖ある馬に能ありということわざを選んだ。 癖のあるものには必ず取柄があるという意味をもつことわざである。 エジソンは小学校の頃に算数の問に対してなぜどうしてと自分の主張を曲げずにいたりして、先生を困らせていた。さらには小学校を3ヶ月で退学するなどのエピソードもあった。しかし、落ちこぼれと言われた子供でも発明王と呼ばれるほどにまでなった。 (3)私たちの班では倫理に関係することわざとして、癖のある馬に能ありということわざを選んだが、癖がありなかなか他人に認められない人がいてもそれはその人に何かの能力があるからということもあるのだと考えた。 技術者としての倫理をこれからこの講義で学んでいくが、大学で学んでいることは人の役に立つことにつながるがひとつ間違うことで、人を危険にさらしてしまうのだと改めて知り、これからの一回ごとの講義これを考えながら受けていきたい。
A.1,技術そのものをどう使用するか考えることを技術倫理と言い、技術をどこまで使用するか考えることを技術者倫理と言う。技術倫理の例として、原子力を発電に使うべきかどうかを考えることが挙げられる。また、技術者倫理の例として、津波の防波堤を作る際に、何メートルの津波まで対応できるようにするか考えることが挙げられる。 2,私は、「正直者は馬鹿を見る」を選んだ。 意味は悪賢い者がずるく立ち回って得をするのに反し、正直な者はかえってひどい目にあうという意味である。 実際の事例として、高校生の定期テストの返却の際に英語のスペルにミスを発見したため先生に報告し、テストの点数が下がりました。 次に、「宝の持ち腐れ」とは役に立つ物を持っていながら使用せずに放っておくという意味である。 事例として、せっかく高いジョギングシューズを購入したが三日坊主でジョギングを辞めてしまい下駄箱にしまい続けている。 3,工学倫理の基本は、「危険な物を安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚をもつことにある。技術者に求められる素養として、1つ目に専門とする技術についての知識・能力があること。2つ目に自分が持つ技術が社会に及ぼす影響と、その影響を制御する技術についての専門的な知識を持っていること。3つ目に、技術に関連する法規についての知識を持っていること。最後に、技術に関連する社会の議論についての理解があることである。私は、研究室で動物実験など様々な実験の練習をしているので、新しい実験を行なう前に法律や社会に与える影響を考え、また実験に慣れた後も最新の知識や情報を得る努力をしたいと考えました。
A.(1)日本国憲法13条にあるようにみんな幸福追求権を持つ。自分が幸せになるために他人を貶めることはしないようにする。オウム真理教のサリン事件の話を聞いた。オウム真理教の信者たちは殺人が正義と信じていた。なぜサリン事件が起きたのか。オウム真理教の信者たちはみな優秀な頭脳の持ち主で中には化学の心得がある者もいた。優秀な頭脳を持つもの達が殺人が正義であると信じ、麻原彰晃を信仰したため、サリンというアセチルコリン分解酵素の阻害剤である毒物を自分たちでも製造し、地下鉄内にばら撒くというテロ行為を行った。サリンの製造コストは極めて安く、大量製造が可能である。戦争を早く終わらせるために、強力な武器があればいいと信じた人は、殺人であっても正義であると信じて疑わない。こういった危険なものも製造出来る知識のあるもの達には、しっかりと善し悪しを考えられる環境を整え、自分で考えられるようになる必要があると感じる。 (2)猿も木から落ちる、kavi、清野明日美、佐々木鈴華、神山京花、矢作奈々、検索係 ワークショップでは、故事ことわざを調べ、私のグループでは「猿も木から落ちる」を選んだ。東京オリンピック、隆上競技4継種目で、プロの選手たちによって行われたものであったが、バトンパスをミスしてしまい、思ったような結果が出なかった。このことから、プロの選手であっても、猿も木から落ちることがあるということがわかった。 (3)今まで、知識を学ぶことに特に何も感じていなかったが、今回の授業を受けることで、学んだ知識を正しい方向に向けて使っていかなければならないと認識できた。
A.再話:オウム真理教が起こした日本で最も有名な「地下鉄サリン事件」の話をしていました。この地下鉄サリン事件で使用された猛毒のサリンはアセチルコリンを分解してしまう酵素であります。これを人間がすってしまうと体内のアセチルコリンが分解されてしまい、有髄神経で唯一機能するアミンがなくなってしまいます。ほんの数分で死に至る猛毒をまき散らされた事件でした。今回紹介したサリンの構造式と機能は科学者なら理解できていて欲しいです。今回の授業で初めて目にして、知ったのなら憶えて帰って欲しいです。このように技術力が殺戮にも使用されてしまう事があるので責任感を持ちましょう。 発表の要旨: チーム名「ウシガエル」 ?根澤颯太、北村京悟、鈴木朝陽、長岡泰助、斎藤滉平、居村風輝、上野智輝、佐藤智哉 役職は記述係を行いました。 発表者は斎藤滉平 他のメンバーはネットなどで今回自分たちの班が取り上げることの調査を行っていました。 復習の内容: 「井の中の蛙大海を知らず」 自分がいかに教養のない世間知らずであったか、思い上がった井の中の蛙であったかということを思い知らされるという意味です。 自分たちの班での使用例は「高校の時は上位で争っていたが、大学という広い場所にいくと中盤くらいでありのぼせ上がっていた」です。勉強やスポーツで置き換えるとわかりやすく、大学という広いコミュニティに出るだけで自分が小さく見えて周りが大きく見える現象をイメージしました。
A.(1)講義内容の再話 私たちは大学でこれまで3年間化学や生物について学んできていて、その知識を利用すれば社会をよりよくするために使うこともできるが、作ろうと思えば半数致死量が1立方メートル中100mgで一滴手についただけで人が死んでしまうような強い毒性をもつサリンのような危険な化学物質を作ることができる。これを実際に作成し1995年3月20日に地下鉄の駅にばらまいたのがオウム真理教の信者たちで、彼らは優秀な頭脳を持っていたにもかかわらず殺人を正義だと信じ行動に移してしまいました。これは自分たちにも他人ごとではなく、このようなことを防ぐには国家や宗教などの大きな力の影響下の中でも自分の中の倫理観をしっかりと持ち、考え続ける必要がある。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 記録を取り忘れてしまったため正確ではないが自分たちの班では水清ければ魚棲まずという故事ことわざを選んだ。これはあまりにも綺麗な 水には魚が棲めないことから、あまりに清廉すぎる人はかえって人に親しまれず孤 立してしまうことを例えたことわざである。 (3)復習の内容 これから社会で生きていくうえで大学で身に着けた知識に見合った倫理観を持って生きていく必要があると思った。
A.(1)講義では、地下鉄サリン事件に関することを先生のお話や講義内のムービーを通して詳しく理解し、技術者としての倫理観の大切さ・必要さを学んだ。理解した地下鉄サリン事件は、1995年3月20日の朝の通勤・通学の時間帯に新興宗教団体のオウム真理教のメンバー5人が東京都心の地下鉄の3路線で猛毒のサリンをばらまき、乗客・駅員の合計14人が亡くなり、およそ6300人が負傷した事件である。この事件の危険さや恐ろしさを再確認することができた。 (2)ワークショップでは、様々なことわざがある中、「猿も木から落ちる」ということわざを選んだ。「猿も木から落ちる」ということわざの意味は、時には失敗をすることがあるという意味である。このことわざを使って、具体的な物語をグループのみんなで考えた。オリンピックでテニスを観戦した。世界でも活躍し有名なテニスプレーヤーの試合を観た。多くの人がそのテニスプレーヤーが勝つと思っていたが、サーブのミスが多く逆転負けをした。猿も木から落ちるとはまさにこの出来事であると感じた。 (3)今回の授業を通して、新しく便利なモノを生み出す場合、良い面も悪い面もどちらも考えられる広い視野と倫理観が不可欠であるということを再確認することができた。この学びは、先生がピックアップして取り上げてくださった、実際に過去に起こった地下鉄サリン事件の危険性を学ぶことができたことにより得られたものであると考えられる。
A.(1)技術者や科学者の多くは他の人と比較すると優秀な頭脳を持ち合わせた個性的な人が多い印象です。簡単に言うと彼らは天才であると言えるでしょう。そんな彼らはたくさんの発明をし、現在の私たちの生活の土台となるものたくさんあります。しかし、優秀な頭脳を持つ人たちが犯罪に手を染めてしまうこともたくさんあります。例えば、ハーバーボッシュ法を開発したフリッツ・ハーバーは戦争を早く終わらせようと毒ガスを開発したくさんの人を死へと導きました。近年ではオウム真理教による地下鉄サリン事件も優秀な頭脳を持ち合わせた人物による犯行でした。ただ、彼らはこのような行為に関して犯罪だとは思っておらず、自分が正義だと思っているようでした。これは宗教や自身の思想が大きく関与していました。このような人たちは他の人たちに比べ道徳観念や倫理観が欠如していると言えるでしょう。しかし、道徳観念や倫理観が欠如していることは悪いことではありません。このような人たちが活躍できる職業がこの世にはたくさんあります。その例が医者です。災害などで医療体制が十分ではない時トリアージというものを使用します。これを使用することで、患者の優先順位を判別します。この場面で素早く患者を判断できる医者は優秀であると言えるでしょう。これらを踏まえて道徳観念や倫理観は人それぞれ異なり難しい存在であることが分かります。ただ、犯罪に手を染めてしまったり、たくさんの人に迷惑をかけてしまうことはよくないでしょう。そこで倫理を学ぶことは大切であると言えるでしょう。 (2)癖ある馬に能あり 癖のある者には必ず取り柄があること トーマス・エジソンは幼いころ、たくさんやんちゃして迷惑をかけ たが、とても頭が良かった。 (3)自分の考えが正しいとは限らないが、常識的な面からみると、犯罪を犯してしまった人達の考えが分からないことは多々ある。しかし、人それぞれ考えがあるため、いろいろな人たちがいるのだと感じることが多い。ただ、たくさんの人に迷惑をかけることはよくないと思うため、しっかり倫理や道徳を学ぶ必要がある。
A.(1)科学技術の知識を化学兵器として使ってはならない。自分自身はもちろん、他人も含め全員が幸せになることが最も重要である。何が正義であるのか、自身で考えて行動することが、技術者に求められている。実際に過去に起こった、科学技術を化学兵器として使ってしまった事例として、地下鉄サリン事件が挙げられる。サリンは一滴手に付いたら死んでしまうぐらいの強い毒であり、その製造コストは極めて安く、簡単に大量生産することが可能である。オーム真理教の信者たちは、このサリンを実際に製造し、地下鉄駅にばらまいた。信者たちは、殺人が正義だと信じ、優秀な頭脳を兵器として使ってしまったのである。 (2)チーム名:がおー、共著者:佐藤きらり・加納和乃・神谷明里、役割:執筆 「猿も木から落ちる」は、木登りの上手なはずの猿も、時には失敗して落ちるという意味で、その道に長けた者も時には失敗することがあるというたとえである。例文として、「まさかクラスで成績一位の君が不合格なんて、猿も木から落ちるだったね。」を考えた。 (3)地下鉄サリン事件について、インターネットで詳しく調べた。生活を豊かにすることが出来る科学技術が、このような痛ましい事件につながってしまったことは、化学を学んでいる身として、非常に心苦しく感じた。科学技術を学ぶと同時に、個人の倫理観や正しい正義についてにも視点を当て、考え行動することの重要性を改めて実感した。
A.(1)講義内容の再話 講義では、まず技術者倫理を学ぶことの重要性について学んだ。技術者倫理では技術者の公衆に対する責任を重要視し、公衆の安全、健康、福利を優先することを技術者に求められる。オウム真理教サリン事件では、優秀な技術者が殺人を正義だと信じ、サリンが製造されてしまった。このように、優秀な頭脳を持っていても、その人の倫理観によって良くないことに使われてしまうことがある。そのため、技術者には正しい倫理観を持ち合わせていることが重要である。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ワークショップ課題では、道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力は、必ずしも相関しないという故事やことわざを探して、実例と共に述べた。私たちのグループは、雑草は早くのびるを選んだ。 無用なものや悪いものばかりが盛んにはびこることの例えである。実例としては、部活の部員みんなに嫌われているやつほど部活の顧問に気に入られていて、その人だけ怒られていないことがあった。 (3)復習の内容 復習として、私は今大学で化学について学んでいて、将来もそれを活かした仕事につければと考えている。もし商品を開発したりする部門についた場合、私の大学で得た知識を倫理から外れたことには使ってはいけないと考えた。たとえ、上司などから命令されたとしても、1人の技術者として、そこで道を踏み外さないことが重要だと考える。
A.(1) オウム真理教サリン事件について ・1995年3月20日霞ヶ関駅で起きた事件 ・サリンの構造を見て危険に感じるかどうか 技術者と科学者 ・技術を担うものは知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニア、技能を中核能力とするテクニシャン、両者の中間的性格をもつテクノロジストの3つの職務に分類される。エンジニアは工学系の学士課程、テクノロジストは工業高等専門学校、テクニシャンは技能訓練学校の修了者である。 動機と評価 ・動機は内発的な動機と外発的な動機に分けられる。内発的な動機は好奇心、達成感、充実感などが原動力となっており、外発的な動機は評価報酬、賞罰、メリット、デメリットなどが原動力となっている。 宗教と化学 ・日本では信教の自由は憲法で保障されており、何を信じるかはその人に委ねられる。 平和と公正をすべての人に ・SDGs16項目の内容。 (2) 学者の不身持ち 意味→(学問)の研究者は立派な倫理観を解くが、意外に自分の日常の行動がだらしないこと。 例→見た目や授業態度が一見悪いように見える人が意外にも成績が良いことがあった。また、その逆もあった。 (3) アンダーマイニング効果 アンダーマイニング効果とは、法律や制度が適切に機能せず、逆に本来の目的を損なう現象を指す。具体的に、過剰な規制が逆に不正行為を誘発するなど、本来の意図が逆転してしまう現象を指し、結果として制度の信頼性が低下する。
A.(1)化学物質や科学技術は全て二面性を持っているため、利害について利用者が正しく理解をし、倫理を学ぶ必要がある。オウム真理教地下鉄サリン事件においては、極めて優秀な人々によって科学技術が悪用されてしまったことであのような悲劇が起きた。科学技術を職業で利用している人たちが、無知のままその技術を利用してしてしまうと、倫理違反として罪に問われる場合もある。あらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵だと言い換えてもよい。 (2)チーム名:ことわざ ・裸の王様…周りの意見を全く聞かない地位の高い人。周囲の人が恐れて忠告しないため、自分を見失って傍若無人なふるまいなどをする人。 例:プーチン ・理屈張るほど理に合わぬ…理屈を押し通そうとすればするほど、道理から遠のくということ。 (3)自分たちは毎日のように科学技術を利用しているけれど、便利な面だけでなく、その危険性についても理解しておくべきだということが分かった。地下鉄サリン事件は、優秀な人材がオウム真理教によって洗脳されて起きた悲しい事件であることも理解できた。今後このような事件が起きないように、私たちのような科学技術を使う人たちが正しい知識と倫理感を身につけることが大切であると理解できた。どんなに優秀で人望がある人でも、環境や思想の変化によって科学技術を悪用してしまう恐れがあるのだなと感じた。技術を利用する際は、周りの人の意見も聞き、ワークショップで挙げたようなことわざのような人間にはならないように気を付けたい。
A.1) 技術者倫理とは技術を有する人特有の倫理であり,一般倫理と区別される.オウム真理教によって引き起こされた地下鉄サリン事件は,混雑する通勤時間の地下鉄構内にサリンが散布された事件である.サリンはアセチルコリン受容体阻害剤で,自殺基質と呼ばれる類の阻害剤である.オウム真理教内でサリンの生産に関与した人物たちは,みな優秀で大学で自らが学んだ知識を無差別テロのために利用した.技術者倫理とは不適切な技術の活用を回避するために各人が自身の内にもつべき規範とも言える.サリンの生産に関与した者達が技術者倫理を有し,適切に判断を下せたならば事件は起きなかったかもしれない. 2) 私たちの班は倫理観と能力の関係を表すことわざとして,「正直者が馬鹿を見る」を挙げた.このことわざの意味は,悪知恵の働く人はうまく立ち回るが,正直でまじめな人は正直であるがゆえに損をすることである.具体例はテストの解答例の誤りを指摘したところ点数が下がったといった事案である.この場合,解答例の誤りを正すことが倫理的と思って指摘したと想像できるが,点数が下がってしまうという結果を得た.ほかの事例は,先生や親に叱られるとき,正直に報告して怒られるか,あるいは黙っておいてお説教を回避するかなどの場面が提案された.このような事案において,短期的な損得勘定では正直者であるという倫理的な選択をすることは難しいかもしれない. 3) 復習では「正直者が馬鹿を見る」の意味を再評価した.それのよりこの慣用句はある場面を短期的な視点または限定的な観点で捉えて表現していると考える.例えば先に挙げたテストの事案では,確かにテストの点数は下がったが,その学生が倫理的な選択をとる場面を先生や周りの学生が何度も目撃すれば,信頼を獲得することに繋がり,より良い人間関係を築くことができるかもしれない.また,叱られる場面はもっと直接的に自身の為人が伝わる場面である.これらの例示から正直者は短期的には損をするが,長期的には得をする可能性があると言える.よって「正直者は馬鹿を見る」は,短期的な損得について言及し,長期的な損得について言及しない表現であると考える.
A.【講義内容の再話】 一般的な倫理と技術者が持つべき倫理 【ワークショップ課題の発表要旨】 演題「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」、グループ名「ことわざ」、共著者名「新井駆、富樫聖斗、滋野玲音、平原澄怜、上野帆乃夏」、自身の役割「調査」 理屈張るほど理に合わぬ。意味は、理屈を押し通すほど、逆に、理から遠のくということ これを体現している人として、グループワークでは、ロシアのプーチン大統領を挙げた。 自分の領土を広げるために敵を制圧するという理屈を無理やり押し通したことにより、この平和な時代においては、他国から承認されることはなく、ロシアは孤立してしまった。 【復習の内容】 「はだかの王様」ということわざを選んだ。「はだかの王様」ということわざの意味は、高い地位にあって周囲からの批判や反対を受け入れないために、真実が見えなくなっている人のたとえである。このことわざを体現していると考えられる具体的なエピソードとしては、前回のテストの前日に徹夜して臨んだ友達の結果が、他の誰よりも高くて自慢していた。しかし、「きちんと寝て挑んだほうが良い」や「たまたま上手くいっただけから、次回は十分に睡眠をとったほうが良い」という忠告を周りのみんなから受けたが、「私は、徹夜するという方法によって、点数が高くなったのだからこのメゾットで問題はない」と言い放ち、今回テストも充分な睡眠をとらず、徹夜で受けたところ、今回は失敗してしまっていた。彼は、はだかの王様だった。
A.(1)講義内容の再話 第一回目の講義では、基本的人権の幸福の追求について聞き、その後、オウム真理教地下鉄サリン事件についての動画を見ました。動画の内容は、1980年3月20日に出勤ラッシュ時にオウム真理教の教団員が国の中枢である警察庁などが多く立て並ぶ近くの地下鉄でサリンをまきました。犠牲になった方は、鉄道でサリンを動かしたところちゅどくでなくなってしまいました。このとき、犯人の教団員は大学で化学の知識を学んだ優秀な人物であったことが分かり、なぜこのような優秀な方が多くの命を危険にさらすサリンをまき散らしてしまうのかと考えました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 故事ことわざを調べる内容でした。 グループ名:チームproverb メンバー:鈴木郁磨 小川駿汰 丹野覚佑 佐々木啓太 関馨太 役割:発表 道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位などの能力が、必ず相関があるとは限らいない。このようなことわざを一つ選び、実例をもとに解説した。私たちのグループでは、「名馬に癖あり」ということわざを選びました。意味は、優れた才能を持つ者には、変わった癖を持つものが多いということのたとえでした。実例として、野球でエースで4番の選手がいたが、人の話は聞かず、他人のプレーに対してばかり文句を言う 人がいました。 (3)復習の内容 この講義を復習するにあたって、技術者の倫理観によって、危険な知識になってしまうということが分かりました。サリン事件などでは、知識を持った技術者がたまたま宗教の教えに従い、このような悲惨な事件につながりましたが、これがより被害の大きいことを支持されたときに同じく被害を起こしてしまうのではないかと考え、知識はちゃんとした倫理観の元制御しなければいけ寧と考えました。
A.【講義の再話】 第1回の講義では,哲学と思想,技術者倫理の位置付けについて学習しました.オウム真理教サリン事件を例とし,優秀な頭脳や優れた化学技術を悪用すると,多くの人を不幸にしてしまうという二面性を学習しました.また,名古屋大学女子学生殺人事件などに触れ,道徳観念や倫理観の大切さを学びました.しかし,経営者は感情が薄っぺらい人の方がお金が貯まる,外科医は患者に優先順位をつけるトリアージという考え方がある,といった場合でも,職業倫理は求められることがわかりました. 【発表の要旨】 演題:故事ことわざ グループ名:サンタマリア 共著者名:神田燦汰,佐々木秀人,平野一真 役割:調査 道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、 必ずしも相関があるとは限らないことを表現した故事やことわざとして,「悪いやつほどよく眠る」ということわざを選びました.真の悪人や大物の黒幕ほど罰を受けずにのうのうと過ごしているという意味です. 【復習の内容】 道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、 必ずしも相関があるとは限らないことを表現した故事やことわざを調査しました。 「悪いやつほどよく眠る」ということわざを選びました. 詐欺グループなどの犯罪集団では,受け子などの下っ端が逮捕され,親玉がなかなか捕まらず犯罪が繰り返されます.まさに,「悪いやつほどよく眠る」とはこのことだと思います.
A.【講義内容の再話】 オウム真理教地下鉄サリン事件は1995年の3月20日、午前8時過ぎに発生しました。東京メトロの千代田線、霞ヶ関駅にて車両先頭に仕掛けられていた有機リン化合物の一種で神経毒であるサリンを車両外に運び出した駅員2名が死亡し、乗客内から死者は出なかった。 サリンはオウム真理教の信者達が実際に製造を行っていた。サリンの製造が可能だったのは、オウム真理教内の信者に東大、京大、阪大、東工大、早稲田大、慶応大、筑波大等の非常に高学歴で優秀な頭脳を、化学知識を持っていた人がいたためである。 いくら高学歴で優秀な頭脳を持ち合わせていたとしても、このような人材が必ずしも正しい倫理観を持っているとは限らないことが分かる。正しい知識と共に正しい倫理観を身につけることが重要である。 【ワークショップ課題の発表要旨】 (発表演題) 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? (グループ名) proverb (グループに属した人) 鈴木郁磨 小川駿太 丹野覚佑 佐々木啓太 関馨太 倫理感、共感性などの感性と所得、社会的地位、頭脳の優秀さなどの能力には必ずしも相関があるとは限らないため、このことを表現した故事やことわざを選び、実際の事例を元に考えた。 【復習の内容】 「名馬に癖あり」ということわざを選んだ。 このことわざの意味は優れた才能を持つ者には、変わった癖を持つ者が多いというたとえ。 実際の事例としては、エースで4番の選手がいても他人の話は聞かずに人のプレーに文句ばかりを付ける人がいたというものがある。
A.今回の授業では,オウム真理教の地下鉄サリン事件についてのお話がありました.地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者はとても優秀な頭脳の持ち主でした.その人達は,麻原彰晃の教義を信じており,殺人が正義だと考えていた.そのため,作成したサリンを地下鉄でばらまき,多くの犠牲者を出す悲惨な事件となった.私はこのお話を聞いてとても恐怖心を感じました.優秀な方でも何かしらの理由でこのような酷い教義を信じ,とてもひどい事件を起こしてしまうことがとても怖いことだと思いました.改めて,今のうちに多くの技術を学び,その技術を世の中に役立てることができるように役立てていきたいと考えました. 今回のグループワークでは,道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、 必ずしも相関があるとは限らないようなことを表現した、故事やことわざをひとつ選びました。 私たちのグループでは「身から出た錆」を選びました.由来は,錆は鉄自身から出たのにも関わらず,やがて鉄自身をボロボロにしてしまう.自分自身の行いや災いを受けて苦しむことでありました.具体例は,「それだけ毎日遊んでいれば、大学受験に失敗するのは予測できただろう。まさに身から出た錆だ」.このように使用することができる. 復讐していて改めてこの実験の悲惨さが感じられた.今後このような事件がないといいなと考えています.とても興味深い内容であった.
A.1. 地下鉄サリン事件は、1995年3月20日にオウム真理教が東京の地下鉄にサリンを散布し、13人が死亡、6000人以上が負傷した無差別大量殺人事件です。この事件に関与した教団幹部や実行犯の多くは、東大、京大、阪大、東工大、早大、慶應大、筑波大などの一流大学や大学院を卒業した理系の高学歴者でした。 一つの要因として、当時の日本社会の変化が挙げられます。バブル経済の崩壊や冷戦の終結、国際化や情報化の進展などにより、日本の価値観や社会秩序が揺らぎ、不安や不満が高まっていました。特に理系の高学歴者は、自分の専門性や知性が社会に評価されないと感じたり、自分の研究や仕事に意義や目的を見出せなかったりすることで、空虚感や孤独感に苛まれていました。 そんな彼らにとって、オウム真理教は魅力的な存在でした。オウム真理教は、仏教やヨーガ、キリスト教、ユダヤ教、神道などの宗教や思想を独自に解釈し、世界の終末や救済、超能力や神秘体験などを説いていました。また、麻原彰晃は自らを仏陀やキリストの生まれ変わりと称し、空中浮揚や霊視などの超能力を披露していました。これらの教えやパフォーマンスは、理系の高学歴者の知的好奇心や冒険心を刺激し、彼らを惹きつけました。 さらに、オウム真理教は、教団内での階級や役割を決める「イニシエーション」という儀式を行っていました。この儀式では、信者の脳波や血液などを測定し、麻原のDNAとの親和性や信者の能力や素質を数値化していました。この数値が高いほど、信者は教団内での地位や権限が高くなりました。理系の高学歴者は、このような客観的な評価や競争に慣れており、自分の優秀さを認められることで、教団にのめり込んでいきました。 2. 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 医者の不養生を選びました。医者の不養生とは、人に養生を勧める医者が、自分は健康に注意しないことのたとえです。正しいとわかっていながら自分では実行しないことを指すこともあります。 3. 授業後、高学歴者が悪に染まりやすいのではなく、低学歴者が悪に染まっても一般に害をなすほどの力を持てないだけであると考えました。一方、高学歴者は本人が優秀であるが故に低学歴ではできないことが可能であり、同じ悪でもより凶悪になり得るということだと考えた。
A.今から29年前の1995年に東京の営団地下鉄(現在の東京メトロ)でオウム真理教による地下鉄サリン事件が起きました。オウム真理教によってばら撒かれたサリンはオウム真理教を信仰していた技術者によって製造されました。製造に使われた装置は信者の手作りで作られていました。技術者の人は東大や京大といった優秀な大学を卒業しており、化学についての豊富な知識を持ち合わせていましたが、最終的にはそれを殺人に使ってしまうという結果となってしまいました。もし彼らが技術者としての倫理を持っていたらこのような事件は起こらないかったのであろうと思いました。ワークショップでは、その人の能力の優秀さと倫理観や道徳観念が必ずしも相関関係にはないということを表現した故事ことわざとして、「名馬に癖あり」ということわざを選びました。意味としては、「すぐれた才能を持つ者には、変わった癖を持つ者が多いということのたとえ」になります。今までの学校生活の中においてもスポーツや勉強の面でどんなに優秀な人でも、片づけが全然出来ていなかったりやたらと先生に反抗する人がいたりと、良くも悪くも色々な癖がある人を見かけることがあったので、良くある話だなと思いました。復習では他にことわざとして「天は二物を与えず」ということわざを選びました。意味は 天は人にいくつもの長所や才能を与えてくれないことを意味しており、どんなに能力が優秀でも性格に難がある人もいます。
A.(1) 幸福追求権は国民の基本的人権で、自分が幸せな一方、他人を不幸に陥れるのは良くないということです。身に着けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にしてはいけないということです。個性を持つ人を選ぶことが多い職業では、その人の個性にかかわらず道徳観念や倫理観が求められます。 このように職業に求められる倫理を職業倫理と言います。 もともと道徳観念や倫理観、あるいは共感性が弱い人に、知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少し減らせるかもしれません。そのような目的で「技術者倫理」が開講されています。 (2)チーム名は「後ろ」で、演題は「身から出た錆」、共著者は、用紙を撮影することができなかったため、全員の名前を記入できないですが、鈴木朝陽さんと他2名と行いました。発表の創作に果たした自分の役割は、リソースとデータ整理でした。私たちの班では、「身から出た錆」ということわざを選びました。これは、自分自身の行いや過ちが原因で、あとで災いを受けて苦しむ、という意味です。エピソード例としては、2年生のうちに履修するべきだった講義をとらなかったことにより、3年生になって選択必修科目をたくさんとらないといけないことになり、大学生生活が大変になる、です。 (3)技術者倫理に関わる事例2つについて考えました。地下鉄サリン事件では、どんな化学技術も二面性を持っていて、優れた農薬は化学兵器になりえることがわかりました。名古屋大学女子学生殺人事件については、成績優秀な人でも倫理観が欠如している人もいるということがわかりました。
A.有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初です。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成されました。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与しました。このことからどんな化学技術も二面性を持っていて、優れた農薬は化学兵器になりえるとわかります。 学者の不身持ちということわざを選びました。学者というものは高遠な理想を説いても、実生活ではだらしないことが多く、口ではりっぱなことを言っても実行が伴わないことをいいます。 例えば、最近ニュースで見かけたのですが、高校の先生が犯罪を犯して逮捕されたということがあります。これは、学生に正しいことを教えているのにも関わらず私生活では一般人が呆れるようなことをしているので、このことわざが当てはまると思いました。 無神論者であるはずの科学者が、社会では割と道徳的な生きかたをしているとわかりました。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤で、アセチルコリンは加水分解が早いので、有髄神経で唯一機能するアミンであることがわかりました。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgであり、それは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒であることがわかりました。製造コストは極めて安く、小さい化学工場で簡単に大量生産できてしまうところが怖いと感じました。
A. (1)世の中にある規則や法律は文字に示されたものを言う。しかし、一度文字に示されてしまえば、必ずその規則を守らなければならなくなる。それは時に権力の集中を招く。技術をもっている人に対する倫理を技術者倫理といい、技術そのものがよいか悪いかを示したものを技術倫理という。また、倫理と正義は異なる。倫理は万人共通でなければならないが、宗教では宗派によって正義が異なってしまう。地下鉄サリン事件や戦争から分かるように技術が悪事に用いられたことがある。宗教が関与した際には、技術者が技術を使って良い場面なのかどうかを倫理に従って判断しなければならない。 (2)倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?、チーム後ろ、川前勇斗、齋藤里奈、小泉まい、菊地玲乃、Investigation,Writing-Review&Editing 「負うた子に教えられる」自分より年下の者や未熟な者から教えられることがあるということ。学びと年齢とは関係が無いといえる。「三人寄れば文殊の知恵」平凡な人でも三人集まって考えればよい知恵が浮かぶということ。能力は個人の能力と関係が無いといえる。 (3)グループワークでは他に「怠け者の節句働き」(普段は怠けている者に限って、人が休んでいるときに働き出し、働き者のように周囲に見せること。)が挙げられたが、これは倫理観と能力の相関について述べられていないため、演習の答えとしては不適であると考えた。
A.授業内で取り上げられた地下鉄サリン事件について、サリンの構造式を初めて見たので、化学を学ぶ者としてはまだまだ知識が不十分であるなと感じました。殺虫剤として使用されていたことがある有機リン化合物は神経毒となる可能性があり、非常に恐ろしいなと感じました。ヒトに対して害が及ばないように使用するにはいい事のように思えるが、見方を変えれば非常に危険な使い方も考えられることが分かりました。 地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者の中には、東大、京大、阪大、東工大などの出身者も含まれていた事は初めて耳にしたので、とても驚きました。現在、私たちは大学で専門的な知識を身につけようと日々勉学に励んだり、研究に取り組んでいたりしますが、今後この知識を間違った方向に活用しないためにも技術者倫理を学ぶことは重要であることを改めて理解しました。 ワークショップ課題では、「学者の不身持ち」ということわざを選びました。 このことわざは、学問の研究者は立派な倫理観を解くが、意外に自分の日常の行動がだらしないことを意味していて、口先だけは立派であるが実行が伴わないことのたとえです。 実例として、見た目や授業態度が一見悪いように見える人が意外にも成績がいいことが挙げられました。また、その逆の場合もあるのではないかと考えられました。 他のことわざとして、「医者の不養生」も挙げられるのではないかと考えました。人に養生を勧める医者が、自分は健康に注意しないことという意味を持ちます。
A.(1)講義内容の再話:技術者倫理とは技術者にとって守るべき倫理である。例えばプログラミングやマルウェアの知識を持つ人が、その技術を用いて企業の大切な情報を盗み取ったとき、技術者倫理が守られていないという。 けれども、例えばSNSで誰かを傷つけたとき、倫理は守られていないが、SNSを使うという技術は一般的なので、技術者倫理が守られていないとは言わない。つまり、技術者倫理はある一部の特別な技術をもつ人だけが理解でき、厳守する必要のある不文律である。 (2)ワークショップ課題の発表要旨: チーム名:記録なし メンバー:藁科孝太=概念化、アイデア出しと、議論の方向性を探った 共著=駒林郁哉、田澤駿輔、武井勇樹、河合敦、合力健矢 藁科:天衣無縫とかはどう?ありのままの無我な自分みたいな ?:毒を食らわば皿までとかは? なんで ?:一度悪いことをしたら、とことんやれみたいな そういう意味だっけ? でも罪が変わらないならとことんぶんどれみたいな考え方はある。 その他:武士の情け、情けが仇・・・ (3)復習の内容 地下鉄サリン事件について調べた。サリンの生成のために、長谷川ケミカルというダミー会社を作り、原料を仕入れた。また、ロシア軍の化学兵器の合成法を手に入れ、それをもとに作成したと考えられる。倫理と何が正しいかという正義は少し異なる。倫理は個人から生まれるものだが、正義は大衆の感情を統制する機構でもある。宗教は正義に勝る。架空の上位存在によって正義の文脈を書き換えられるからである。
A.(1)地下鉄サリン事件を通して、技術の使い道について考えた。 (2)倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:ことわざ 発表者:滋野玲音、富樫聖斗、篠原凛久、新井駆 「理屈張るほど理に合わぬ」ということわざを選んだ。 理屈を押し通すほど道理から遠くなるという意味であり、 理論的に正しいことは必ずしも、道徳的にも正しいとは限らない。 (3)地下鉄サリン事件について詳しく調べた。 地下鉄サリン事件は、1995年の3月20日の東京都内の帝都高速度交通営団、丸ノ内線、日比谷線の各2編成、千代田線で1編成で発生し、通勤ラッシュの月曜の早朝であった。 オウム真理教のメンバーがサリンの入った袋を電車内に持ち込み、 傘で穴を空け、下車することで中のサリンが空気中に流れ、駅員 含む約14人が死亡、6000人近くが負傷を負った。 事件判明後、教団の幹部や教祖の麻原彰晃含む40名近くが逮捕され、 その多くに死刑、無期懲役判決が下されることになった。 この事件が起こった後、多くの鉄道や駅からはゴミ箱が撤去されるようになり、不審物や不審者に対する警戒心や警告ポスターの数が多くみられるようになった。 オウム真理教の幹部は東大や阪大等、高学歴な人物であるにも関わらず、持っていた技術をこのような形で使ってしまったのか理解することができなかった。また、このような犯行を及ぼすように唆したオウム真理教のような大規模な宗教の力は恐ろしいとも感じた。
A.【講義の再話】 倫理規定と技術者倫理は異なる。倫理規定=法律 自力で強力なウイルスを作ることができる?地下鉄サリン事件、サリンは元々化学兵器として開発された。以下に少量で大量の人を殺すことができるか、という趣旨で開発。構造式は殺虫剤によくあるもの。POOの部分が毒性の強いところ。サリンは即効性で、1滴でも付着すると危険。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤、アセチルコリンは加水分解が早いため有髄神経で唯一機能するアミンであるためサリンはまさに猛毒。その半数致死量は1cm?中100mgと威力は水爆に匹敵するが、製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で容易に大量生産することが可能。オウム真理教の信者たちはサリンを実際に製造し地下鉄にばらまいた。その信者たちは優秀な頭脳の持ち主ばかりで、殺人が正義だと信じていた、不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には化学の知識があった。戦争を早く終わらせるのに強力な武器があればいい、そう信じた人は殺人が正義だと信じて疑わない。正義の御旗は殺人すら正当化してしまう。 正義と倫理は別物。自由と平等も同等にあるものではない。 例えば核エネルギーについて、危ないから原子力発電のエネルギーとして使用するのはやめようと考えるのが技術倫理、核エネルギーを使用するけど危ないからしっかり囲んで津波対策もしようと考えるのが技術者倫理。 【発表の要旨】 「情けは人の為ならず」を選んだ。 友人に勉強を教えたら、自分の理解も深まったうえ、試験にもその範囲が出て答えることができた。 【復習の内容】 どんな化学技術も2面性を持っている。 「国家」というものは、どんなに悪い事でも平気で強行してくるし、しかもそれを巧妙な世論操作を使ってやり通すものだ。何を信じるか、気を付ける。 信教の自由は憲法で保障されていて、何を信じるかはその人に委ねられるが、信じべからざるものもある。
A.授業の再話は以下の通りである。今から約30年前の1995年に地下鉄サリン事件が起き、地下鉄内に猛毒のサリンがばらまかれて多くの死傷者を生む結果となった。サリンも一瞬の化学物質であるが、化学を専門とする技術者が手に入れた知識を応用して研究・開発したものを世のためではなく、オウム真理教という団体のためだけに悪用された、技術者倫理に反する行為であった。似たような構造を持つ化合物の中には農薬や殺虫剤に用いられているものも存在するが、それらも有効的に活用すれば農作物の生産性の向上に寄与されるが、時には人すら殺す兵器にもなりかねない。物質の特性を理解し、技術者は自らの良心に従って世のためになる研究や開発をするべきであり、その為に全ての技術者は技術者倫理を身につけておかねばならないのである。 また、グループワークとして以下の内容で討論を行い、グループの結論を導いた。 このグループワークにおいて、私は執筆-原稿作成に取り組んだ。 演題: グループ名:pKa 共著者名:平尾朱理、宍戸智哉 私たちは、正直者が馬鹿を見るということわざを選んだ。 例として、カンニング禁止のオンライン試験で頭の良い友達の回答を丸写ししたり、インターネットや教科書で該当箇所の答え、解法を調べて回答するような人の方が、カンニングをせずに真面目にテストに望んだ人よりも点数が高く、良い成績を得ることがあるといったことが挙げられた。このようにバレない可能性が非常に大きい場面で、ずる賢い行動によって真面目な人よりも高い評価を得るような事例が実際に多く存在する。まさに、正直者が馬鹿を見ている。 授業外での活動として、技術者の倫理観が大きく関係する事例としてハーバーの研究について調べた。ハーバーは愛する祖国ドイツのため、そしてその祖国から賞賛をうけるために研究に没頭し、その結果、化学肥料となる硝酸アンモニウムの合成法としてハーバー・ボッシュ法の開発に成功した。現在でも利用されている合成法であり、人類の発展に大きく貢献したものであると言える。一方で硝酸アンモニウムは爆薬の原料にもなるため、第一次世界大戦や第二次世界大戦において使用される爆弾の爆薬として利用されることとなってしまった。後に、ハーバーはドイツ政府から新たなる化学兵器の開発を依頼され、愛する祖国のためという一心で塩素ガスやマスタードガスといったガス兵器の開発を行なった。化学者が化学の知識を人々の殺戮のための手段として用いられてしまったのである。この事例にも技術者としての倫理の問題がみてとれた。
A.(1)化学技術は、人々の役立つものとなることもあれば、危害を加えるものとなる場合がある。例として挙げるのがオウム真理教の地下鉄サリン事件である。オウム真理教を信仰していた優秀な頭脳の持ち主たちは、身に着けていた化学知識を利用してサリンを作り出し、地下鉄サリン事件を引き起こした。戦争を終わらせるために強力な武器さえあればいいと信じ込んでしまった人は、化学技術を用いた殺人を正義だと信じて疑わないことがある。化学技術を学び、技術を担うものとして、道徳観念や倫理観、共感性も学んでいく必要がある。そのために「技術者倫理」という講義が開講される必要がある。 (2)グループワークを行い、三人寄れば文殊の知恵ということわざについて取り上げた。このことわざの意味は、凡人でも三人で意見を出し合えば、知恵を司る文殊菩薩にも劣らない知恵が出せるという意味である。実際の事例として、テスト勉強を行う際に三人集まって勉強することでわからない知識を補い合い、助け合って学習することが可能である。 (3)化学技術の知識をどれだけ有していても、正しい倫理観を有していなければ技術者としての権利は無い。また、技術者が工学や化学の知識無しに技術を行使すれば、倫理違反となる。技術者の正しい在り方として、正確な化学技術の知識、道徳観念や倫理観を身に着けている必要がある。このどれかが欠けていると、多くの人々へ危害を加える可能性が大きくなる。
A.皆さんはサリンという物質をご存じでしょうか。サリンという物質により負傷者は6300人以上発生し、死者も出ています。このサリンという物質は有機リン化合物で神経ガスの一種であり、これは自然環境中には存在しません。化学兵器としてのサリンは1938年にナチス・ドイツで開発され、神経伝達を麻痺させる作用を持ちます。殺傷能力が非常に高く、吸収量によっては数分で症状が現れるほどです。また、呼吸器系だけでなく皮膚からも吸収されるため、ガスマスクだけでなく防護服まで着用しないと防ぐことができません。低濃度曝露の場合には嘔吐、腹痛、下痢、倦怠感、頭痛、めまい、呼吸困難などの症状が、高濃度曝露の場合は失禁、意識混濁、心肺停止、全身痙攣、死亡などの症状が出てしまいます。 このサリンに関する有名な事件として、地下鉄サリン事件があります。オウム真理教の幹部たちは政府の改革が必要と考え、官公庁の通勤ラッシュを狙い丸ノ内線、日比谷線、千代田線の地下鉄内でサリンを散布しました。当時大学生であった者もサリン開発に関与しており、改革のために殺人を正当化していました。高等教育を受けた優秀な人たちが、その優秀な頭脳を殺人に使ってしまったのはなぜでしょうか。 演題:淀む水には塵溜まる、グループ名:忘れました 共著者名:大間知美海、滝口愛華、村井美明、もう2名の男子学生 役割:概念化 ワークショップ課題の倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない?について、私たちは「淀む水には塵溜まる」という言葉を選びました。この言葉は優秀な人の集まりでも定期的に人を入れ替えないと悪い慣習が残るという意味を持っています。実際に政界では優秀な人達が多く集まっているにも関わらず、若手などの新しい人材が来ないと異議を唱える者がいないという現状があります。 行った復習の内容としては、インターネット等を用いてオウム真理教の信者たちがどのように洗脳されていったのかを調べました。特に東大、京大、東工大などを出た優秀な人たちは自身の絶対的な知識に信頼があり、こうであるという思い込みが強い傾向があります。オウム真理教の教祖である麻原彰晃は、政府の改革のためには一旦現政府を消し新たに立て直す必要があると説き、そのためには研究者たちの知識が必要不可欠だと訴えました。研究者たちも、自分たちの知識を使えばそれが可能である、それを実行することで日本がもっと良くなると思い込み殺人を正当化したものと考えられました。
A. 1.倫理観が、技術が伴うとは限らないというような話をしていました。 2.猿も木から落ちるということわざについて調べました。意味はいつも上手くいっていても、躓くこともあるということです。 まさか成績1位の人が単位を落とすなんて猿も木から落ちるだね、と言った例がありました。 実験においても、いつも上手くいっている人が失敗をすることもあり、これも例のうちの一つだと言えます。 3.漁夫の利ということわざを調べました。これの意味は第三者が利を得るという意味です。 例文として挙げられるのは、成績を争っている2人が、実は必修を取り忘れていて結果的に3位だった人が1位を取ることができたというような例文です。これは研究の世界においてもいうことができ、競っているふたつの研究室が同じ事をやっていて論文を発表しようとして、真似をするな、というような議論をしている途中でほかの研究室で成果が出て先に論文が発表されてしまったということもあるかもしれません。 このようなことわざはどんな業界でもいうことができ、持っている能力に合わない場合でも利を得る可能性もあります。人脈が大事であったり、財力によって持っている機材によったり、能力以外のほかの要因に大きく影響される結果になってしまうことがあるため、自分にも機会があるかもしれないと思うこともできます。しかし、その上では正しい知識がないと世の中から認められることも出来ないので、正しい知識をみにつけていきたいです。
A.(1)頭がいいからといってその能力を人の命を奪うことやモノなどに危害を加えることは絶対にあってはならないことです。この講義では地下鉄サリン事件をピックアップし技術者はどうあるべきかというのを学びました。地下鉄サリン事件で実際に使われた毒物はサリンと呼ばれ合成化学化合物でした。これを作ったのはみなさんご存じ日本の脳とも呼ばれる東京大学出身の学生でした。誰にでもあるわけではない素晴らしい思考力をもった人でしたが、それは世のため、人のために使われるわけではなく、多くの人の命や自由、安心安全な社会までをぶっ壊したのです。実行者は長の言うことだけを素直に聞き正しく、そして冷静な倫理観を失っていたのです。 (2)この能力がある人が正しい場所に使えないことを意味したことわざとして私たちのグループでは宝の持ち腐れということわざを選んだ。宝の持ち腐れという言葉は、何か価値のあるものを持っているけれども、それを活用しないで無駄にしている状態を指しています。例えとして、手に入れた宝石をただしまっておいて使わないことや、才能を活かさないことなどが該当します。何か大切なものを手に入れた場合に、それを有効に活用することができない様子を表し、まさにこの事象だと感じた。 (3)過去日本に起きた地下鉄サリン事件に似ているものとして女子学生殺人事件について調べた。この事件は当時医学部だった女子学生が友人を毒物で殺害した事件でした。
A.(1)社会に役立っている化学技術、具体的な例を挙げると今では人工知能や機械化が進んでいるため、機械技術などが挙げられる。ニトロ爆弾として現在では化学兵器になっている物は最初は兵器としてではなく、採掘用などのために使われたとされているそのため、先ほど例に挙げた機械などに使っている技術なども兵器に利用しようと考えれば簡単にできてしまうと考えられるし、人工知能も使い方を間違えれば化学兵器に近いような物として悪用できるかも知れない。上記のことから将来は分からないが、直接的または、間接的にでもこのような技術に関わるかも知れない私たちは注意することはもちろん後世にもこの危険性を伝えていく役割があると考える。 (2)雨垂れ石を穿つ ということわざを選んだ。 自分達の友達に毎日地道に勉強を続け、難しい試験に合格した友達がいる。その友達は自分から勉強をしたいと言うよりは、自分の将来したいことのためにという感じが感じられた。それを外から見て思ったことは、毎日続けることは、大変だが将来のビジョンを持っていたため、それを続けることができ、だからこそ合格することができたのだと思う。自分も彼を見習って勉強をしたいと思う。 (3)雨垂れ石を穿つ を選んだ理由としては、毎日地道に勉強を続けることで、難しい試験に合格することができたため、毎日続けることは、大変だがそれを続けることができたからこそ合格することができたのだと思うからである。
A.倫理とは正義ではない。学会や企業などには倫理規定というものがある。これらは明文化しているという点で法と同義である。この倫理規定を含む法律というのは倫理の最低限度であり、法律を守っていれば何をしてもよいというわけではなく、法律に載っていなくてもしてはいけないことがある。技術とその使い道は別であるように、技術者倫理と技術倫理は別物であり、ここでは技術者倫理を扱っていく。 グループ名は「Mr.CB]、グループ人員は森谷僚介、村松希海、村岡祟弘、高村海斗、北辻永久だった。調査・データ整理を主に行った。世の中にある決まり文句の中で、「正直者は馬鹿を見る」ということわざについて調べた。このことわざの意味は、コトバンクのデジタル大辞泉によると、「悪賢いものがずる賢く立ち回って得をするのに反し、正直者はかえってひどい目に合う」こと、「世の中が乱れて、正しいことがなかなか通らないことを言う。」という意味がある。また、「正直者が損をする」とも言う。このことわざの身近な例として、テストの返却時に採点ミスを正直に申告した人はテストの成績が下がってしまうが、申告しない人はばれていないので、テストの成績は下がらずにそのままであるということを考えた。 法律は倫理の最低限度であるので、法律になっていなくてもやってはいけないことがある。これらは明文化されていないので、何が倫理に反しているかは技術しゃそれぞれの倫理観に任されている部分が大きいのではないかと考えた。倫理委員会などのような組織があるとはいえ、一度誰かが倫理を侵して成果を上げてしまうと他の技術者もそれに追随してしまうのではないかと考える。そうならないために、このような倫理に関する教育は必須であると考えた。
A.(1) 地下鉄サリン事件を例に優れた科学技術の持ち主がその知識を殺戮の道具に使うことの恐ろしさを学んだ。 科学技術は人々の生活を豊かにする一方で、恐ろしい凶器にもなりかねない。技術者は倫理観を持って判断し科学技術を活用することが必要不可欠である。 また序列の高い人や大多数の意見が必ずしも正しいとは限らないことも学んだ。科学技術を使う上で、技術者は序列の高い人からの指示や大多数の意見に流されて危機管理を怠ってはいけない。その技術を最もよく知るものとして、重大な事故を起こさないために自分の知識や意見を伝えなければならない。 (2) 【チーム名】 ことわざ 【共著者名】 21512119 冨樫聖斗 21512078 滋野玲音 21512115 新田駆 21512058 篠原凛久 21512054 甲原澄怜 21512101 上野帆乃夏 【発表内容】 ・理屈張るほど理に合わぬ 意:理屈を押し通すほど道理から遠のくということ (3) 【ことわざ】 渋柿の長持ち 【意味】 渋柿はそのまま食べられないので人にもとられず、また熟してもくずれにくく、長く枝に残る。 なんの取り柄もない人が長生きすることのたとえ。 欠点が必ずしも不幸とは限らないのたとえ。 また、悪人がかえって長く身を守るにもたとえる。 【具体例】 長く会社に勤めていて重役についているが、社長と仲が良いだけで仕事はできない。
A.(1) 技術者倫理は技術を持った人間にしか発生しない。何故なら技術を生み出しそれを使用するかしないか、何のために使うのか、そもそもその技術は存在しても良いものなのか。それらを決めるのが技術者倫理だからだ。また、どんな科学技術もそれ自体に善悪はなくそれを人が使うときに発生するのである。したがって私たちは目の前にある科学技術を見つめ、吟味し、その技術をどう使うのか、何のために使うのかその技術を使うことが誰かに対する不利益を被らないかを十分に理解して技術を扱う必要がある。それを考えることが技術者倫理である。 (2) 役職.概念化 メンバー駒林郁哉 武井勇樹 田澤駿輔 河合敦 合力健矢 藁科孝太 毒を食らわば皿までという言葉は、一度悪いことをしたのならそれをとことんやった方がむしろ良いという意味である。このことわざは悪いことを良いことのように言っているため倫理と善が相関していない事例だと考えた。他にも、義人が滅び悪人は長生きするや、情けが仇、武士の情け、天衣無縫などがこの善悪が逆転している言葉に当てはまると考えた。 (3) 技術者倫理は答えが曖昧な問題なだけに自らが隅々まで思考を巡らせて自分なりの意見を持つことが大切だと考えた。正義と倫理が等号で結ばれることがなく、それらを形作るものは時代や土地などの環境によって変化することも考えると。世界に居るすべての人間に対して配慮を行うと言うことは大変難しいことだと感じるが。結果的にできなかったとしてもそれが実現するためにできる限りやる必要が私たちにはあるのだと感じた。
A.1.社会的な倫理のほかにも専門家にも別で倫理を保つ必要があり、技術者倫理と言います。技術者倫理が守られなかった例として、地下鉄サリン事件があげられます。その首謀者であるオウム真理教の教団内には、東大や京大といった非常に高学歴な信者が在籍し幹部になっており、その知識が技術者倫理に則って使用されなかったため、テロへと繋がってしまいました。技術者倫理を身につけないで、知識のみ持ってしまったら、優秀な人間も他の人にとっては毒ガス兵器と捉えられてしまうでしょう。 2.渋柿の長持ち 渋柿は味が悪いとされ収穫されないことから、他人から憎まれるような人のほうが長く自分のみを守れる。と解釈された。 3.サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤であり、神経伝達に異常をきたす猛毒である。しかしアセチルコリン分解酵素の阻害剤は認知症治療薬にも使われ、薬と毒は表裏一体である。毒という面では、第一次世界大戦ではハーバーボッシュ法で有名なハーバーが毒ガスを開発し、大量殺戮に繋がってしまった。かつてハーバーボッシュ法で食料危機から何万にも救った科学者が、自国のために何万にもの死者を出してしまった。これはたしかに技術者としてはやってはいけないことをしたと自分は考えたのだが、戦時中の自分の国を守りたいという愛国心であったと考えると同情してしまう部分がある。倫理というものは絶対的なものでなく常に揺らいでいると考えられる。
A.(1)地下鉄サリン事件とは、戦争を早く終わらせるのに強力な武器があればいい、と信じたオーム真理教の信者たちによるサリンを用いた殺人事件である。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤で、半数致死量は1立方メートル中100mgであり、これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒だった。これを優秀な頭脳の持ち主だった信者が実際に製造し、地下鉄駅にばらまいた。殺人が正義だと信じ、技術の使い方を誤ってしまった事例である。 (2) 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:さかな グループメンバー:滝口愛華、大間知美海、村井美明、その他二名 私は「労して功なし」ということわざを選んだ。 意味は苦労ばかり多くて、少しも成果があがらないという意味だ。 その人は勉強しているそぶりを見せないにもかかわらず、学年トップの成績だった。また、素行もそんなに良くないにも関わらず、頭が良かった。対して、私は学校に残り塾に通っても居たのに彼の成績よりも上になることはなかった。これはまさに、労して功なしだと思った。 (3)地下鉄サリン事件のことは知っていたが、どんな背景でどんな人が事件を起こしたのかということまでは知らなかった。本講義で、優秀な頭脳を持つ人が自分の考えは正しいと思い込まされ、技術を誤った方向で用いた悲惨な事件と学び、自分も科学を学ぶものとして今自分の信じていることに疑いをかけて、正しい判断というものができるのか、とても考えさせられた講義だった。
A.(1)どんな化学技術も二面性を持っています。優れた農薬は化学兵器になりえます。有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初である。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成された。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与した。 技術を担うものは、知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニア、技能を中核能力とするテクニシャン両者の中間的性格をもつテクノロジストの三つの職務に分類されます。STEAM教育とは科学、技術、工学、芸術、数学のそれぞれの単語の頭文字をとったものです。 (2)ワークショップ課題は以下の通りです。 選んだ故事成語は「井の中の蛙大海を知らず」である。 高校生の頃は成績が上位だったが、大学に入ってからの成績が上位でなくなったので、自分は井の中の蛙大海を知らずであると感じた。 (3)復習は、授業中に見せられた化学構造式をみて、「わからない」と思っていたので、化学構造式からどのような物質か分かるようになるために、化学を学び直した。また、オウム真理教サリン事件のことから、いろいろと考えることがあったので、倫理について考え直した。
A.(1) 有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの外流駆除として開発した薬剤である。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。アセチルコリンは加水分解が早いので、有髄神経で唯一機能するアミンである。まさに猛毒であるオー真理教の信者たちはそのサリンを実際に製造し、地下鉄にばらまいた。戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じて疑わない。正義の御旗は殺人すら正当化する。このようにどんな化学技術も二面性を持っている。優れた農薬は化学兵器になる。 (2) 道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、しゃとく、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、必ずしも相関性があるとは限らない。そしてそのようなことを表現し故事やことわざをひとつ選んだ。「身からでた錆」ということわざを選んだ。意味としては自分でした言動が原因で、自ら受ける苦しみや災いのことを身から出た錆という。そして、実際の事例をもとに解説すると自分が落とした講義の単位は自分のいままでの怠惰が原因であると言える。 (3) 化学技術には二面性を持つ中で、実際に殺人兵器として使われた事例について調べた。内容としては友人に毒物の硫酸ナトリウムを飲ませて、中毒症状を観察しようとした。事件後も犯人は反省ということが理解できなかったという。授業で習ったオウム真理教の信者たちも優秀な頭脳の持ち主だったが殺人が正義だと信じてしまったようだ。
A.(1)STEAM教育というものがあり、Science(科学)、 Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)のそれぞれの単語の頭文字をとったものである。 各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習を推進している。 (2)「悪い奴ほどよく眠る」ということわざを選んで意味を調べた。本当の悪人ほど、罪を免れて罰を受けずに過ごしがちだという意味であった。政治家などの社旗の偉い人の中には悪事を隠蔽するなどして罪を免れて上り詰めた人もいる。外ずらでは良く見えているのは様々な裏工作の上成り立っていることもあると感じた。 (3)復習としてSTEAM教育について詳しく調べた。STEAM教育の主な特徴や目的は、大きく以下の五つにある。学際的なアプローチ: 科学、技術、工学、芸術、数学の要素を統合し、学際的な問題解決に取り組む。創造性とイノベーションの促進: 学生が創造的な思考を養い、イノベーションを促進する環境を提供する。実践的な学び: 実践的なプロジェクトや実験を通じて、理論的な知識だけでなく、実践的なスキルを身につける。問題解決能力の育成: 複雑な問題に対処し、解決策を見つけるための能力を養う。コラボレーションとチームワーク: チームでのプロジェクトやグループワークを通じて、コラボレーション能力やチームワークを発展させる。
A.講義内容の再話 今回の講義では、化学における物質が優れた農薬になる一方で化学兵器になり得るという二面性を持ち合わせていることについて学び、オウム真理教の地下鉄サリン事件といった、実際に毒ガスとして用いられてしまった具体例について勉強した。また、オウム真理教地下鉄サリン事件を実際に起こしたオウム真理教の信者たちが、高等教育を受け、優秀な頭脳を持ち合わせていたにもかかわらず、オウム真理教の教義である、「殺人が正義」であることを信じ、サリンを開発し、地下鉄にばらまいたといったオウム真理教地下鉄サリン事件の概要について学んだ。 ワークショップ課題の発表要旨 発表演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:ことわざ 共著者名:篠原凛久、富樫聖斗、滋野玲音、甲原澄怜、上野帆乃夏 役割:調査 私たちのグループでは、「理屈張るほど理に合わぬ」ということわざを選んだ。選んだことわざの意味は、「理屈を押し通すほど、道理から遠のくということ」である。 復習の内容 講義でオウム真理教地下鉄サリン事件の概要を聞いて、大学で専門知識を学ぶだけでなく、得た知識を正しく使う力を身につける重要性について考えた。似たような事例として、フリッツ・ハーバーについて調査した。彼も水素と窒素からアンモニアを合成するハーバー・ボッシュ法を開発し、近代における食糧危機を救った一面がある中で、第1次世界大戦では、祖国ドイツでの毒ガスの開発に尽力したという二つの顔を持ち合わせていることから、技術を正しく扱う倫理観の重要性を再認識することができた。
A.講義の再話 倫理規定は法律により可視化されており、技術者倫理は技術を持つものが対象である。技術者倫理と技術倫理は異なり、技術者倫理は技術を用いて設計する際の倫理、技術倫理は核からエネルギーを取るなど、技術に対する倫理である。技術者倫理を問われる事件として、過去にオウム真理教事件がある。これは、1995年、霞が関駅の地下鉄でサリンを撒いたテロ事件である。オウム真理教徒の者が、列車内にサリンを撒き、地下鉄職員の高橋一正助役と菱沼恒夫助役が車両の外にサリンを運び出し、亡くなった。千代田線での乗客の死者はなかった。実行犯は、東京大学や早稲田大学など高学歴のものが多く、技術者の技術が悪用され、技術者の倫理の必要が広まった。 発表の要旨 グループ名:ことわざ 共著者名:新井駆、篠原凛久、滋野玲音 裸の王様 意味は、高い地位にあって周囲からちやほやされ、批判や反対をする人がいないため、本当の自分がわからなくなっている人のたとえ。 理屈を張るほど理に合わぬ 意味は、理屈を押し通そうとすればするほど、道理から遠のく、ということ。 正直者が馬鹿を見る 意味は、ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが、正直な者は秩序や規則を守るために、かえって損をすること。 復習の内容 正直者が馬鹿を見る ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが、正直な者は秩序や規則を守るために、かえって損をすること。 真面目に問題を解いても、中途半端な解答をした人と同じ点数をもらったこと。
A. 第一回の講義では技術者倫理とは、という講義から入ります。国民全員、基本的人権があります。全員で幸せになりましょう。せっかく身につけた化学の知識や技術を他人を不幸に陥れるために用いてはいけません。具体的な例でいうと、地下鉄サリン事件です。これは多くの人々が不幸に陥る事件でした。しかも、事を起こしたオウム真理教の人は高学歴であり、優秀な人たち。なぜこういうことが起きてしまったのでしょうか。倫理とは、どういうことでしょうか。少なくとも、技術をもつ者として、だれかを不幸にする技術の使い方はあってはなりません。そのことを胸に、工学を学んだ人間として生きてください。 グループワーク発表では、グループ名「サンタマリア」、メンバー「佐々木秀人、伊藤蓮、神田燦汰、平野一真」で行いました。私達のグループでは「悪いやつほどよく眠る」を選びました。 意味は、本当の悪人ほど罪を免れ過ごすということでした。課題やレポートを人のものを盗用したり、授業の出席カードを登録しただけで授業にはでなかったりと、悪いことをしながら楽をして過ごす人が毎年いるとのことなので、そのようなことがないようにしたいです。 一回目の授業として学んだことは、倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らないということです。もし相関するならば、地下鉄サリン事件など起きてはいないでしょう。そして、倫理とは、現在でも議論される深い内容であります。他人を不幸にしないための技術開発の途中で、なにかが犠牲になるかもしれないことも考えられます。それらを少しでも減らすために、私達工学に携わったものが技術や能力を上手に使うよう技術者としての倫理を学ぶのだと思います。
A.(1)講義内容の再話 技術倫理と技術者倫理には違いがあります。極端な例として、核に関する技術に対して、危険であるため封印を行う判断が技術倫理であり危険であるからこそ性質を理解し対策した上で安全に近づけて使用する判断が技術者倫理であります。 (2)ワークショップの課題の発表趣旨 演題:道徳観念や倫理観あるいは共感性といった感性と所得成績社会的地位頭脳の優秀さといった能力とは必ずしも相関があるとは限らに事を表現した故事やことわざの提示 グループ名:チームWしな 共同著者:藁科、駒林、田澤、河合、合力、武井 自信の役割:Investigation ワークショップの課題及び発表趣旨:ワークショップの課題の発表趣旨としては、以下のことわざが演題に適しているのではないかと議論の上で選出されました。 ・義人は滅び悪人が長生きする・毒を食らわば皿まで・情けが仇・武士の情け 上記の故事、ことわざのうち毒を食らわば皿まで、武士の情けに関して適していないのではと議論があり前者に関しては倫理観のみに関する内容ではないか、後者に関しては相手との倫理感ではなく思いの違いに関する差ではないかなどの議論も挙がりました。 発表の趣旨としては、上記の故事、ことわざが挙がった理由を明確に説明しなぜこの故事、ことわざが選出されたかを理解していただくことを目的として準備を行いました。 (3)内容の復習 講義内容の復習として班内で挙がったもの以外に故事やことわざでより適しているものがあるのではないかと考えたことから調査を行った。 結果として“金があれば馬鹿も旦那”ということわざを発見し、道徳と所得に関して演題により適していると私は判断しました。
A.(1)1995年3月20日に起きた、オウム真理教地下鉄サリン事件のように、身に着けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることの無いように、技術者倫理を学ぶ必要があります。地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者たちは、優秀な頭脳と化学の知識を持ち、サリンを作ることが出来ました。麻原彰晃の教義を信じ、その優秀な頭脳と知識により多くの人を犠牲にする事件を起こしてしまいました。人間の心には、倫理観、道徳観というものがありますが、人の道徳観は神の存在や、信条に左右されると考えられる。信条の自由は日本国憲法で保障されていますが、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならないのです。倫理とは、法よりさらに深い基本的人権の尊重なのです。 (2)道徳観念や、倫理観を表現した故事やことわざとして、「三人寄れば文殊の知恵」を選びました。このことわざの意味は、凡人でも三人集まって相談すれば、すばらしい知恵が出るものだという意味です。例えば、オンラインのテストや、課題は1人で行うよりも、友達と集まって行った方がスピードも早く、点数もよくなることが挙げられます。まさに、これは三人寄れば文殊の知恵であると思います。 (3)三人寄れば文殊の知恵 凡人でも三人で意見を出し合えば、知恵を司る文殊菩薩にも劣らない知恵が出せるということわざ。難しいオンラインテストでも、友達と協力してやれば、良い結果が得られたことがある。
A.(1)地下鉄サリン事件のような化学の悪用例や、それに対する教育方針、また宗教や哲学、思想などの違いによる倫理観の多様性などについて学んだ。 (2)「悪いやつほどよく眠る」ということわざを選んだ。意味は、本当の悪人ほど罪を免れるというものである。 詐欺グループや過激な宗教グループは、だいたい下っ端の人間が先に捕まり、リーダーはなかなか捕まらない。悪の根本がなくならない原因である。 (3)地下鉄サリン事件について詳しく調べ直した。まかれた毒ガスはサリンで、青酸カリの500倍も毒性が高く戦争でも使われるような化学兵器であった。なぜそこまでして人を殺めたかったのか。自分は強い宗教依存だと思った。地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教は、この事件の前にも、オウム真理教を否定する者を殺害するという事件を起こしている。このことから、彼らは宗教理念が日常生活の支えであったこと、自分の価値観からすれば、お腹がすいたらご飯を食べたいくらいのあたりまえだったと考えた。確かに食欲を他人に否定されたらイラッとするとし、一生飯を食べるなと言われたらその人を殺めてしまうかもしれない。宗教に己を売り、人生の全てを宗教に捧げてしまったことが彼らの真の過ちであると思った。しかし、こう語れるのは自分自身の思想であり倫理観であり、オウム真理教の人からしたらそれが本望であるのかもしれない。そう考えると、人が考えるという能力を持っている以上、地下鉄サリン事件のような事件は防ぐことができないのかもしれない。
A.(1)地下鉄サリン事件を技術者倫理の例として取り上げる。技術者倫理とはさまざまな専門知識や専門の能力をもった技術者がその力をどのように使うかの倫理を考えることである。地下鉄サリン事件では化学の知識をもった人がその知識を社会の発展のためではなく、人を殺すために使用した。オウム真理教の信者は化学の知識が豊富で、殺人に向いている毒物、サリンを製造することができる人だった。このように専門知識を間違った使い方をしないためにも技術者倫理を学び、倫理違反を犯さないように気を付けることが大切である。 (2)演題:虎の威を借る狐の実例 グループメンバー:吉田天音、島川真於、滝口裕也、?橋俊亮 役割:故事ことわざを調べ、身近な例を考えた 「虎の威を借る狐」ということわざを選んだ。エピソードとして「小学生の頃、いじめっ子がいた。その取り巻きもいたが、取り巻きは便乗していじめるが、近くに当のいじめっ子がいないと何もできなかった」というものを考えた。 (3)地下鉄サリン事件について詳しく調べてみた。地下鉄サリン事件の犯人たちは頭が良いにもかかわらず宗教にはまり、殺人を正義と考えたことでこのような犯行に至った。どうして優秀な頭脳者がサリンをばら撒いたのか疑問に思った。人間の頭脳と倫理観は比例しないということである。オウム真理教には生きる意味や、悩み、生きがいなどを探して迷っているうちにたどり着いた人がたくさんいて、麻原教祖が支えになっていて、殺人を働いたのだなと感じた。
A.(1)今回の講義では、地下鉄サリン事件を例に技術者倫理について学んだ。オウム真理教の信者たちは優秀な頭脳の持ち主であり、化学の知識を持っていたため、サリンを製造することができた。また、オウム真理教の信者は、殺人が正義だと信じていたため、地下鉄にサリンをばら撒いた。オウム真理教の信者たちが持っていた優秀な頭脳を違うことに活かせていたら社会がより良い方向に変えられる発明ができたのではないかと思う。オウム真理教の信者らは倫理が欠如していたため、地下鉄サリン事件という残酷な事件が起こってしまったのだろう。 (2)テーマ:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない 今回のグループワークは、故事ことわざについて調べ、議論した。私たちの班では「情けは人の為ならず」ということわざを選んだ。このことわざは、情けを人にかけておけば、巡り巡って自分に良い報いがくるという意味がある。グループワーク内で、道で困っているおばあちゃんに出会った時に助けたらお礼にお菓子をもらった経験があったという例が出た。 (3)グループワークで調べた以外の故事ことわざについて調べた。「弘法にも筆の誤り」ということわざを調べた。このことわざは、どんな名人でも、ときには失敗することがあるという意味がある。また、「正直者が馬鹿を見る」ということわざも調べた。このことわざは、悪賢い者がずるく立ち回って得をするのに対し、正直者はかえってひどい目にあうという意味がある。
A.
A.思想を強く持っている人が技術を持っていると、大きな事件につながることがある。地下鉄サリン事件が例としてあげられる。地下鉄サリン事件とは麻原彰晃を教祖とするオウム真理教が東京の地下鉄内にサリンを撒き多くの死者、負傷者を出した事件である。幹部は東大、京大、阪大等の出身者であり、高学歴な者が多かった。しかし、教団の思想にのまれた彼らの優秀な頭脳と技術は、人を傷つけるために利用された。 頭脳の優秀さと能力は相関があるとは限らない。そこで、そのようなことを表現した、故事やことわざを調べた。 グループ名「ミイラ」、共著者名:一戸 友花 Hani Umairah 役割:Visualization 調べたことわざ「ミイラ取りがミイラになる」 例文 友人がレポートを人のレポートからばれないようパクっていた。それを止めようと注意をしたが、逆にパクることの楽さ、便利さを説かれてしまい、ばれないならと自分もやってしまった。まさに、「ミイラ取りがミイラになる」である。 他にも何か故事、ことわざがあるのではないかと調べてみた。調べた結果、「正直者が馬鹿を見る」ということわざがあてはまると考えた。これは、ずる賢い者が得をし、正直者が損をするという意味である。例文として、次のようなものが挙げられる。 自分の友人はテストのときにはカンニングをして良い点を取り、レポートのときには先輩のレポートを上手くコピペして提出していた。そのためテストの成績も優秀、レポートも優秀な友人は、優等生として先生からもてはやされていた。一方、テストもレポートも真面目に時間をかけて取り組んでいた自分は、友人よりも成績が乏しかった。努力している自分より、他人の力に頼り楽をしている友人が優等生としてもてはやされているのはとても悔しい。「正直者が馬鹿を見る」とはこのことだと思う。
A.・トリアージ という考え方がある。 医療体制が十分でないとき、見限るべき患者を見限り、助かるべき患者を助けるために、優先順位を決めることである。 このような修羅場で、後ろめたさを感じることなく、すばやく見限るべき患者を見限るには、 やはり道徳観念や倫理観、あるいは共感性といったものが邪魔になるかもしれない。 優秀な外科医にも、そのような個性を持つ人多いと言われるのもうなずける。そのような個性を持つ人選ぶことが多いと言われている職業には、経営者や医師のほかに、 弁護士、弁理士、公認会計士、技術士、建築士などがある。 そのような職業では、その人の個性にかかわらず道徳観念や倫理観が求められる。 このように職業に求められる倫理を、 職業倫理と言う。 もともと道徳観念や倫理観、あるいは共感性が弱い人に、知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少し減らせるかもしれない。 「技術者倫理」は、そのような目的で開講される。 ・三人寄れば文殊の知恵ということわざを調べた。凡人でも三人で意見を出し合えば素晴らしい知恵が出るという意味。テスト勉強をするときに三人集まって勉強すれば理解できる。 ・技術者の無知は倫理違反である。 もし医者が医学の知識なしに手術を行ったら、倫理違反に問われるだろう。 もし弁護士が法律の知識なしに裁判に立ち会ったら、倫理違反に問われるだろう。 もし技術者が工学の知識なしに技術を行使したら、倫理違反に問われるだろう。
A.【授業の再話】 技術者倫理とは科学者としての知識を持ち合わせた人に必要な倫理のことであり、これについて学ぶ。今回の講義では、地下鉄サリン事件を例に技術者倫理について考えていく。この事件はオーム真理教の優秀な科学者がサリンを作り、ばらまいたことで起きた事件である。ここで技術者倫理が必要となる。科学者として研究して新しいものを作ることは問題ないが扱う上では倫理観が大事であり、科学兵器は大勢の人を殺めてしまう危険性を持っているからである。 【発表の要旨】 登壇者チーム名 石 メンバー 飯塚 小池 横濱 チームであがったなかで【海老で鯛を釣る】ことわざを選んだ。 このことわざの意味は小さい労力で大きな利益を得ること。 テストで山を張って勉強することで全範囲をまんべんなく勉強した人よりもいい点を取ったり、同じ点を取って同様の成績になることがよくある。本来は全範囲をまんべんなく勉強した者のほうが優秀であるが成績の評価では山を張った者のほうが優秀とされてしまうことがある。そのため、成績と優秀さは相関がないとは限らない。 【復讐の内容】 グループで上がったこと以外にも故事ことわざについて調べた。今回の 道徳観念などに適しているものは【正直者は馬鹿を見る】を復習として学んだ。グループワークの海老で鯛を釣ることと似たものであるがずる賢くうまく立ち回ることで正直にしている者よりも良い結果を残すことがある。そのため、やはり優秀さや地位は相関にならないと思う。
A.(1)講義の再話 オウム真理教の地下鉄サリン事件や、ハーバーボッシュ法を開発したフリッツ・ハーバーなど、殺人を正当化してしまった優秀な科学者は多くいた。科学者はみな、強力な武器があれば戦争が早く終わるため、殺人こそが正義だと信じていた。どんなに優秀でも倫理を学ばなければ、その優秀さを真の正義には発揮できないであろう。 (2)発表の要旨 演題:倫理観と能力は必ずも一致しないことを表すことわざを探す、グループ名:後ろ、共著者名:川前勇斗・小泉まい・菊地玲乃、自分の役割:概念化・調査・可視化・執筆。 内容:自分は「学者の不身持ち」ということわざについて調べた。 (3)復習の内容 私は「学者の不身持ち」ということわざを選んだ。このことわざの意味は、「口で立派なことを言うだけで、実行が伴わないこと。」である。私の高校の生活指導の先生は、生徒の身だしなみや行動をよく注意していたが、先生自身は身だしなみが崩れていたり、授業に遅刻したりしていた。「学者の不身持ち」とはまさにこのことだと考える。 また、「医者の不養生」ということわざについて調べた。意味は、「口では立派なことを言っているが、自分では実行しないこと。」である。確かに、医者や看護師は患者の健康をよく考えてはくれるが、自分自身は忙しくて食生活や睡眠時間が乱れているイメージがある。知識はあっても、人のためだけに知識を使うのは、私が患者の立場だとしたらなんだか申し訳無く感じると思った。知識がある人は、自分にも知識を使うことでより尊敬される人物になれるのではないかと考える。
A.(1)オウム真理教地下鉄サリン事件は、以前まで殺虫剤として使用されていたサリンにより引き起こされた。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤であり有髄神経で機能する毒性の非常に高い物質である一方、製造コストは極めて低く工場での大量生産が容易である。化学技術には二面性があるため、どのような性質を持った物質であるのか使用する上での有効性と危険性の両方を調べた上で用いることが技術者として重要であることを学んだ。 日本人は宗教への信仰が比較的低いといわれている。人々がどのような信仰や考え方を支持するのかは個人の自由とされているが、宗教はときに人を盲目にさせる。化学物質や宗教に限らず、物事には様々な側面がある。何を信じ何を疑うのかは個人の判断に任されており、その小さな判断によって生まれる可能性のある危険がすぐそこにあるということを忘れてはいけないと感じた。 (2)平常演習「106.倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」において、故事ことわざを調べた。「水清ければ魚棲まず」という故事成語を選んだ。自らの身を正しくして清廉潔白なのはよいことには違いないが、あまり度が過ぎると他人のあらを見つけてはとがめだてするようになり、しまいには友人を失い孤立してしまうようになる恐れがあるという意味を表す。グループメンバーは松永凜、山崎優月、皆川文音、佐藤きらり、神谷明里、加納和乃、役割はデータ収集を行った。 (3)講義中に取り上げられていたオウム真理教地下鉄サリン事件について詳しく調べると、医師や科学者、難関大学の卒業生など様々な分野において知識や才能に長けている信者が多くいた。どれほど優秀な知識や技術であったとしても、その用途次第では我々の身に危険が生じたり社会全体に多大な悪影響を与え得ることを理解する必要性がある。また、誰もが加害者になる可能性があるということを忘れずに行動する責任があると思った。
A.1)有機リン系農薬は1930年にドイツで開発され、これにより農業の効率は格段に上がったが、この農薬は神経毒としての毒性がとても強く、ドイツ軍で毒薬としての研究がすすめられ、サリンなどの危険な毒が多く開発されてしまった。1995年には日本でもオウム真理教による地下鉄サリン事件という痛ましい事件もおこってしまった。 どんな科学技術も二面性を持っており、人間に利益と害を与える。 この利益と害をどう扱うかが技術者として必要な倫理観である。 (2)覆水盆に返らずということわざを選んだ。 意味は1度起こってしまったことは元に戻ることはないということで、素晴らしい技術でも、間違った方向に使われてしまうと取り返しのつかないことになることがあると考えた。 (3)水清ければ魚棲まずということわざを選んだ。 このことわざは自らの身を正しくして清廉潔白なのは、よいことには違いないが、あまり度がすぎると、他人のあらを見つけてはとがめだてするようになり、しまいには友人を失い、孤立してしまうようになる恐れがあるということである。 バイト先でも常にまじめだが他人にも常にまじめに働くように強要して嫌われている人がいる。まじめであることは素晴らしいが、過剰なまじめさを他人にまで強要するのはあまりよくないと思う。
A.設問3 (1) 専門技術者は、他人を陥れるために知識を使わないという倫理観を持っている必要がある。 化学技術が悪用された事件の例として、オウム真理教地下鉄サリン事件がある。サリンは有髄神経で唯一機能するアミンであり、1滴手についたら死に至るほどの猛毒である。この事件を起こした信者達は頭脳が優秀であったため、サリンを作ることが出来た。このように、どんなに優秀な人であっても倫理観が無ければたくさんの人を不幸にしてしまう。 (2) 演題:哲学と思想 -技術者倫理の位置づけ- グループ名:チーム故事 共著者名:安達友希乃、石川ほのか、佐藤友香、樋口水紀、ヌル シャフィカ アミラ リー 発表で果たした役割:調査 私たちのグループでは、故事成語の一つとして「曲学阿世」を選んだ。故事の意味は、道理に背いた学問により、世間の人々に気に入られるような行動をすることである。これは道徳観念などの感性と優秀さといった能力に相関がないことをよく表していると感じたため選んだ。いくら優れていて世間の人々に気に入られようと、道理に反することをしているのは良くないことだと私たちは考えた。道理に背いたことをしていないか、今自分が行っていることは本当に正しいことなのか、それを常に自分自身に問い今後の生活を送りたい。 (3)名古屋大学女子学生殺人事件について調べ、復習した。 事件の概要は、ある女子学生が化学で毒物を知り、その中毒症状を観察するために高校の友人に毒である硫酸タリウムを飲ませたというものである。彼女にはおそらく悪意は無く、純粋な興味で事件を起こした。
A.(1)1995年にオウム真理教が地下鉄サリン事件を起こした。それに用いられたのはサリンであり非常に猛毒である。オウム真理教の信者は不幸にも有名大学出身者ばかりで、私達が欲しくても手に入らないような頭脳を持っていた。それに加えて化学の知識があったため、サリンを簡単に作ることが出来てしまった。そのサリンを山手線内の電車の中でばら撒いたことによって、多くの被害者をだしてしまった。また、戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいいなどとと信じた人は、殺人が正義だと信じて疑わずにこのような悲惨で悲痛な事件が起きてしまい、日本中を震撼させた。 (2) 「三人寄れば文殊の知恵」ということわざを選び、意味を調べて事例を解説する。1人だといいアイデアが思い浮かばなくても、3人もいれば良いアイデアがどんどん不思議なくらいに浮かんでくる。 まさにこのことが「三人寄れば文殊の知恵」だと考える。 (3)地下鉄サリン事件の概要を学び、哲学思想をもう一度学び直し、倫理に基づいた行動を行わなければならないと強く感じた。戦争を早く終わらせるための殺人という正義を信じた結果、このような悲惨な事件をもたらしたことは絶対に良くないと感じたが、それと同時にどうして信じてしまったのか、という問題に向き合わなければならないと強く感じた。また、正義を信じだからと言って、化学を悪用するのはしてはいけないことだと感じる。正義とはなにか倫理とはなにかをもう一度学び直す必要がある。
A.(1) この回の講義ではオウム真理教サリン事件を例に科学者としての知識の使い方、道徳心やその在り方について学んだ。どんなにすばらしい知識を持っていて、それが誰しも持ちえないものであるのにその「知識」を正しいことに使うことができなければ大量殺人鬼や悪役にしかなりえないのだ、ということに技術者としての在り方を考えさせられた。しかし、その「正しい知識の使い方」というのも考え方次第であると思う。例の地下鉄サリン事件の実行犯は麻原彰晃の教義を信じるがゆえに犯してしまった過ちである。その人の中ではそれが正しいと信じてしまったというのが悲しく思うが、こういった事例をただの悲劇で済ませないためにも今後の科学者や技術者はその知識のありようを考えなければいけないと思う。 (2) グループワークでは故事ことわざについて調べた。私たちのグループでは「名馬に癖あり」ということわざを選んだ。中学生時代バレーボール部に所属していた。チームメイトのセッターは確かに上手く、トス以外のプレーもこなせる人だった。しかし、少しチームの雰囲気が悪いとキレてほかの味方のプレーを批判したり口が悪くなってしまうことが多く、どうしようもない人だった。チームスポーツをしているとこんな人に会うこともしばしばあり、名馬に癖ありだと感じていた。 (3) これまで技術者倫理以外の講義で学んだ移動現象や化学工学、有機化学、無機化学などの知識は今後将来で役に立ちえるものである。しかし同時に毒を作ったり故意に事故を起こすこともできるようになるということもできる。学んだ知識をどうしたら正しく使うことができるのかこの回の講義で考えた。
A.初めに、これより下記の記述はwordに全て書き出してから、こちらにコピペを行いました。 (1)みなさんはサリンという物質を知っていますか?おそらく日本で知らない人は少ないと思いますが、オウム真理教サリン事件です。時間と共にこのような事件が記憶から薄れていくかと思います。これはサリンという毒物を高度な化学技術を持った人間が愚かな考えを振り翳した結果、このような事件が起きました。農薬から化学兵器ができるように、科学技術を持った人間は可能にしてしまう。だからこそ技術者には倫理が必要です。これはあくまで技術者倫理であって技術倫理ではないということです。みなさんはまず技術を持っているからこそ、この講義である技術者倫理を受け、正しい倫理観とはということを考えていかなければなりません。 (2)「道徳観念、倫理観などの故事ことわざについて」 グループ名: 命 メンバー:高橋大喜(本人)、出澤一馬(21512018)、藤田さん?(20512207)、鈴木太陽(20512250) 役割;アイスブレイクがうまくできなかった、それぞれが調べて意見を出し合い、一つの意見に絞った。 話した内容→私たちのグループでは「命あっての物種」と言うことわざを選びました。この意味は何事も命があってできることで死んでしまっては何にもならないと言う意味です。これについて、この授業でも出てきたオウム真理教のように死刑になるようなことをするのではなく、倫理観を持っていきた方がよっぽどプラスな人生になると言う考えが出ました。 (3) ・[平常演習]倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? →私が選んだことわざは「蛇の道は蛇」ということわざです。同類のすることは、その方面のものには直ぐに分かるというものです。私は地下鉄サリン事件などでもこれにつながると思う。この事件だけでも40人近くが逮捕されている。同じような考えを持った人間が集まったのが原因で、宗教的な問題もあったが同類のすることは、その方面の人間には直ぐにわかって、仲間が増えていったからだと思った。 ・サリンについて調べた内容について。 →サリンはドイツのバイエル社がじゃがいもの害虫駆除剤として開発されたのが始めで、TEPP、HEPPのような有機リン酸化合物を世に出された。その後、ナチスドイツにより化学兵器として合成され始めた経緯があった。
A.(1)地下鉄サリン事件とはオウム真理教によって猛毒サリンが地下鉄内にばらまき多くの人が犠牲となった事件です。有機リン系農薬は殺虫剤として開発されましたが、その毒性のリスクが見直されています。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤であるため猛毒です。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgです。これは一滴手に付いたら死んでしまうほど猛毒です。しかもその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できます。オーム真理教の信者たちは優秀な頭脳の持ち主であり、殺人が正義であることを信じていました。化学兵器が戦争を早く終わらせる武器であると信じ、正義の殺人を正当化していました。 (2)「悪い奴ほどよく眠る」ということわざを選んだ。僕の周りには嫌いな奴がいる。試験の時はばれずにカンニング行為やコピペをして丸パクリする。一方自分は、カンニングやコピペもしないのに先生に疑われてしまう。本当に悪い奴は怒られず、自分は真面目に努力するのがばかばかしくなってくる。悔しいが悪い奴ほどよく眠るとはこのことだ。 (3)サリンと同様に神経毒であるvxガスがあります。人類史上最強の毒性をもった化学物質であり、琥珀色の液体で揮発性が低く、無味無臭です。使用する際にエアロゾル状にして使用するためVXガスと呼ばれます。呼吸だけではなく、皮膚からも吸収され、毒性を発揮するためガスマスクのみでは防護できない。長時間毒性を維持したまま留まるため汚染されたものも危険であり、二次被害の恐れを持つ。哲学と思想を良く学び化学を悪用せず、倫理に基づいた行動を示していかなければならないと強く感じた。
A.【講義の再話】 宗教と化学が関与した地下鉄サリン事件からもわかるように、科学・技術を用いた事件は、科学技術に関する知識を持ちながらも倫理観を持ち合わせていない者による犯行であることが多い。我々科学を学ぶ者は、正しい倫理観を学ぶことで、他人に危害を加えることなく人々の発展を支えていく義務がある。 また、倫理観は社会によっても、科学技術の発展によっても変化していくものである。これを踏まえ、自身の倫理観を日々アップデートすることが必要である。 【発表の要旨】 道徳、倫理観に関することわざとして「情けは人の為ならず」を選んだ。 以前、地元の使い慣れた駅で道に迷う方がいた。近くのお店でお菓子を買いたいとのことであった。その方の買い物を見届けると、買ったお菓子の一部をくださった。人を助けると、巡り巡って自分にもいいことがあるものだ。 【復習の内容】 サリンの物性、危険性について生体での反応とともに調べた。有機リン化合物であるサリンは、神経伝達物質のアセチルコリンと構造が類似している。神経伝達物質は一般に、受容体と結合し情報伝達を終えると酵素により速やかに分解される。しかし体内にサリンが存在するとき、アセチルコリン分解酵素であるコリンエステラーゼはサリンと結合することがある。これによって、アセチルコリンの分解が阻害され、シナプス間隙にアセチルコリンが残像し続け、神経伝達に異常をきたすのである。
A.(1)講義内容の再話 日本国憲法十三条にあるように、幸福を求める権利は国民みんなが、基本として持っている基本的な人権です。地下鉄サリン事件について知っていますか。化学構造式で表すと「C4H10FO2P」になるサリンという猛毒が、多くの人の記憶にも残っている1995年3月20日に、日本の地下鉄で撒かれました。彼らは、教祖である麻原彰晃の教義を信じ、真殺人が正義だと信じていました。これは一種の洗脳であるとも言えます。そして、猛毒が作られ、撒かれてしまった。この事件の巻き込まれて人的被害を受けた人たちは今でも苦しんでいます。この事件のように何の罪もない国民が幸福を求める権利が踏み躙られてしまった。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 「故事ことわざを調べてみましょう。」 私たちは癖ある馬に能ありということわざを選んだ。 このことわざの意味は癖のあるものには必ず取り柄があることということである。このことわざを聞いて最初に思いついた人物はエジソンである。エジソンは好奇心が旺盛であったが、問題を起こし、わずか3ヶ月で小学校を中退した。しかし、その後に性格が良い影響を及ぼし、偉大な発明家となり、今日では世界中で知らない人はいなくなった。 (3)復習の内容 今回の授業を受けて、技術者には倫理を持つ必要があるということを深く考えるきっかけとなった。このような事件は二度と日本で起きてはいけないし、起こして行けないと感じた。
A.
A.(1)技術者は、エンジニア、テクノロジスト、テクニシャン、リサーチャー、サイエンティストに分類される。それぞれ要求される能力は異なるが、学問分野や目的は異なっている。技術者であるためには、近代技術を安全に使いこなす知恵だと言い換えられる。大衆が知らなくても、技術者がその知識を伝える義務があり、伝えなければ事故が増え便利な技術も悪く思われてしまうことがある。 (2)ワークショップでは、「猿も木から落ちる」について調査した。例文として、”まさかクラスで成績1位の君が不合格なんて猿も木から落ちるだったんだね”をつくった。このことわざの意味は木登りの上手な猿も、時には木から落ちることもあるという意味。その道に長じた者も、時には失敗することがあるという例えである。 (3)復習として、地下鉄サリン事件のことについて調査した。日本を征服するためにオウム真理教が引き起こした事件である。この事件に対して、日本国憲法で信教の自由はあるが化学を悪用することは技術者の一人としてあってはならないことであると考える。化合物を合成する際に、他人への被害を第1に考え、その物質の物性について詳しく調査してから合成する必要があると考えた。また、この事件のように化学を悪用して他人を傷つけるのではなく延命のための製薬や、生活を豊かにする日用品の開発などに着目して人々に化学、技術で良い影響をもたらすべきであると考えた。
A.(1) 身に着けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないようにする。どんな科学技術も二面生を持っていて、優れた農薬は化学兵器にもなってしまう。日本で例を挙げると、1995年に起こった地下鉄サリン事件がある。これはオーム真理教の信者たちがサリンを実際に製造して地下鉄にばら撒いた事件で、多くの人々が被害にあった。戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じて疑いません。 正義の御旗はは殺人すら正当化してしまいう。 技術を担うもの (engineering practitioner)は、知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニアengineer、技能を中核能力とするテクニシャン technician、両者の中間的性格をもつテクノロジストtechnologistの三つの職務に分類される。 信教の自由は憲法で保障されています。何を信じるかはその人に委ねられています。 しかし信じべからざるものもある。 (2) 三人寄れば文殊の知恵 凡人でも3人で意見を出し合えば素晴らしい知恵ができるものだ。 愚かなものでも3人集まって相談すれば、知恵を司る神のような良い知恵ができるものだ。 テスト勉強をするときに3人集まって、勉強すれば、理解できる (3)この講義を聞いて、宗教と化学兵器の恐ろしさを改めて感じました。また、せっかく身につけた技術や知識を、悪用することはいけないなと改めて認識することができた。今回の講義では、出てこなかったけれど、化学兵器の父と言われたフリッツハーバーを思い出して、悲観的な気持ちになった。
A.(1.講義の再話) 地下鉄サリン事件について,使われた化学物質が身近なものであったということを学んだ. (発表要旨) チーム名:pKa 発表者 佐藤智哉 メンバー 平尾朱里 宍戸智哉 大堀颯斗 正直者が馬鹿を見ることについて議論した. (復習の内容) オンラインのテストで1人でやっている人が点数が低く,友達同士で行った人が点数が高く出るときや,実験レポートで先輩のコピペを用いたり,偽りのデータを用いた人のほうが成績が良かったりすること,グループプロジェクトでの協力やチームワークにおいて、一生懸命に仕事をし、正直に取り組む者が、他のメンバーが責任を放棄したり、仕事を怠ったりした場合に、その結果として馬鹿を見ることがあります。また、試験や課題提出の際に、他の学生が不正行為を行い、その結果正直に取り組んだ学生が不当な扱いを受けることも考えられます。さらには、信頼していた友人や仲間が裏切ったり、正直さを利用して自分を利するために悪用することもあります。また、就職活動やインターンシップの選考においても、正直に自己紹介や成績を伝えた学生が、他の応募者よりも不利な状況に置かれることもあるでしょう。これらの状況は、正直者が努力や誠実さを持って取り組んでも、周囲の状況や他者の行動に左右され、不利益を被ることを意味します.以上のようなことが,正直者が馬鹿を見る現象に挙げられました.このように倫理観のない行動をしたもののほうがかえっていい結果を得てしまうことがなるべくないような規則の設定が大事であると考えました.しかし、それでも正直さや誠実さを貫き通すことは、自己の信念や価値観を守るために重要で,自己の信頼性や誠実さを維持することで、長期的には信頼や尊重を勝ち得ることができ、それが成功に繋がる場面も多々あると考えた.
A. (1)第1回目の授業は、哲学と思想-技術者倫理の位置づけ-というテーマでオウム真理教サリン事件について触れた。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤で、半数致死量は1立方メートル中100mgの猛毒である。地下鉄サリン事件は東大出身の官僚などが集まる霞が関で起こり、優秀な人たちが狙われた。また、地下鉄サリン事件を起こした人たちも、非常に高学歴で優秀な人が多かったということで、化学の知識を殺人に使ってしまっていた。化学を殺人に使うというのは間違っていると思うし、優秀な頭脳をそんな風に生かすのはもったいないと思った。科学技術を学ぶ人にはその扱い方の倫理教育が刷り込まれていないといけないと感じた。 (2)ワークショップの課題は、「道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、 必ずしも相関があるとは限りません。 そのようなことを表現した、故事やことわざをひとつ選びましょう。」というものであり、様々なことわざを調べ、私たちは「濡れ手で粟」といことわざを選んだ。 (3)復習として、選んだことわざを表す状況を具体的に考えた。世間ではしばしばコネ入社が行われている。身近な例として、社長のお姉さんが、特に資格や経験があるわけではないにもかかわらず、いきなり社内の組織の長を務めている話を聞いた。 特に努力や苦労を伴わず、立場を使って利益を得ている話は世の中にたくさんあるのではないかと思った。
A.(1)革新的な発明品において使い方によっては人類に飛躍的な発展をもたらすこともあれば、悪用され多くの人々に被害が及んでしまうこともある。 このように革新的な発明にはおもての顔と裏の顔をはらんでいる。 新しい発明や技術を適切に運用するには今回の講義名にもある「倫理」がキーポイントになってくる。 新しい技術を取り入れるときその当時は問題視されていなかったことが後々大きな問題に発展してくるときもある。そのため大きな問題に肥大化する前にその技術について深く考える必要がある。 そのため過去に起こってしまった事件などから学ぶことが大事である。そこで今回のワークショップでは故事ことわざにフォーカスを当て課題を行った。 (2)今回のワークショップで自分は「温故知新」を選んだ温故知新とは、前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見出し自分のものとすることです。今回の講義で一番しっくりする故事成語だと思いました。 同じ過ちを繰り返さないように過去の惨劇から物事を学ぶことでより良い技術活用が可能になってくると思います。簡単に技術を平和的活用できるとは思っていません。ここに様々な権力等の力が働いて100%のパフォーマンスを発揮できない場合があります。この点を条約等で抑制することが最適解であると考えた。 (3)復習として地下鉄サリン事件の内容を学びました。麻原彰晃によって化学に精通している方が多く宗教に入り、その頭脳をサリン散布に用いたことが分かりました。
A.(1) 授業の再話 今回の授業では、初回ということで技術者となる我々がもつべき倫理観について学習した。今回、化学技術者としての倫理観が問われる事件を取り上げた。例として、地下鉄サリン事件がある。この事件は、オウム真理教が毒ガスであるサリンを東京都の地下鉄車内で散布したというものである。我々は化学を学ぶ技術者であるため、作ろうと思えば簡単に人を殺してしまうような毒を作れてしまうだろう。ここで、自分の倫理観としっかりと対話し、何がいけないことなのか、技術を持つものとしてどういった行動を取ればいいのかを日々自分に問いかけなければならない。私もこれから化学の道を進む技術者の1人として、今回の授業で学んだこと思い出して倫理について考えようと思った。 (2) 発表の趣旨 癖ある馬に能ありを選んだ。 意味:癖がある者には必ず取り柄があるということ。 例としてはエジソンが挙げられる。エジソンはろくに学校にも行かなかったり、変な薬を友人に飲ませて病院送りにしたりと、癖のある人物であったが、後世に残る偉大な発明を数多く残している優秀な人物であった。 (3) 復習の内容 癖ある馬に能ありを選んだ。 意味は、癖がある者には必ず取り柄があるということである。 例として、私の友人を挙げる。私の友人は、中学時代の部活動で、練習をサボりがちであったが、自主練習や独自のトレーニング法を用いて大会で良い結果を残した。
A.(1)講義内容の再話 地下鉄サリン事件についての話が例に挙げられた 倫理観のあるものと、優秀なものの相関はあるとは言えない。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 ことわざや慣用句を調べて共有した。 「負うた子に教えられて」:自分より年下の者や未熟なものから教えられることがある。学びと年齢は関係はない。 「トンビが鷹を生む」:平凡な親が優れた子を産むこともある。 「怠け者の節句働き」:普段怠けている人に限って人が休んでいるときに働きだし、働き者のように周囲に思わせる者のこと。 「三人寄れば文殊の知恵」:平凡な人でも3人集まって考えればよい知恵が浮かぶということ。 (3)復習内容 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
A.倫理と正義は同じもののように感じるが実は同じものではない。技術と技術をどのように用いるかの倫理は異なり、技術についての倫理が技術倫理であり、技術をどのように用いるかの倫理を技術者倫理と呼ぶ。よって、技術者倫理というものは技術を扱う人物の倫理観を学ぶものであるといえる。 チーム名 ミスターCB メンバー 高村海斗 村岡崇弘 森谷僚介 我妻龍樹 村松希海 北辻永久 役割 意見の提出 選んだことわざ 正直者は馬鹿を見る 採点のミスを指摘したことでテストの点数が下がるということを例に挙げた。申告しなければ点数が下がることはなかったのに申告したことでテストの点数が下がってしまった。申告しなければよかったのに良心の呵責により正直に申告したことで割りを食う結果となってしまったが自分の良心に従ったほうがよいと考えるため倫理的にはよいと考える。 曲がらねば世が渡られぬを選んだ。 意味は世渡りをするには正義や道徳の一点張りでなく世間の大勢に合わせ従わなければならないこともあるというもので、自分の信条を貫くだけではなく、他者と共感することも必要になるということを表しているため選んだ。自分の信条を貫くのはよいことだと考えるが信条を貫くことで問題を起こすのは避けなければいけないため、世間の大勢に合わせることも必要になると考える。しかし、世間の大勢に合わせることも必要だといってもそれが問題に繋がることであるならばそれに流されずに自分の信条を貫き、しっかり間違いだと指摘できるよう倫理観を育む必要があると考える。
A.
A.(1) 地下鉄サリン事件を通して、化学を専門として扱う者としての倫理を学んだ。この事件を実行した人々は、皆東大などの高学歴者であった。 どんな化学技術も二面性を持っており、優れた農薬は化学兵器になりえる。せっかくの身に着けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないように。そのために、我々は倫理の学習を受けなければならない。 (2) 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? 小泉まい 菊池玲乃 齋藤里奈 役割:概念化、調査、可視化 「目で目は見えぬ」 自分の目で、直接自分の目を見ることは出来ない。同じように、優秀な人でも 自分のことはわからず、欠点は気づきにくいという戒めを含んだことわざである。 (3) 今回の授業を通して、化学を専門とする者としての倫理について深い教訓を得た。この事件で犯罪を犯した者たちが高学歴者であったということは、知識や技術が悪用される可能性を示しているということには驚きを受けた。科学技術は二面性を持っており、農薬のような進歩は同時に化学兵器となり得ることを知った。身に着けた知識を他者に害をもたらす手段に使わないようにするためにも、倫理の学習が不可欠であるということを感じた。卒業後化学を活かして働いていくにあたって、社会に貢献する一方で、その力を悪用することないよう、常に倫理的な視点を持つことが重要であると感じた。科学技術の進歩が社会にプラスの影響をもたらすためには、倫理が不可欠になることを知り、今後の授業への身の引き締まりを感じた。
A.(1)講義内容の再話 有機リン酸農薬は1930年代にドイツのバイエル社がじゃがいもの害虫駆除剤として開発し、TEPP,HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初です。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成されました。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与しました。このようにどんな科学技術も二面性を持っていて、優れた農薬は化学兵器になりえます。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:石 共著者名:横濱和司、小池哲太。佐藤雅季、飯塚琢朗 故事ことわざとして一筋縄ではいかないを選んだ。意味は、普通のやり方では上手くいかない。由来は、一筋縄は一本の縄のことで、複雑に絡まっていないことから転じて普通のやり方を意味する。 (3)復習の内容 今回の内容に似た映像を復習で見ました。Fritz Haberが毒ガスを作り、第1次世界大戦に用いたときの話でした。ハーバーは、どこにでもある空気から液体であるアンモニアを生成するハーバー・ボッシュ法を確立し人口増加による食料不足に世界が悩まされている中、窒素を空気中からアンモニアとして生成し、肥料をとして用いた結果、食料が10倍に増加しましたが、1890年、ドイツでは食塩水を電気分解する工業的な方法で水酸化ナトリウムの製造が盛んであったため、そのときの副生成物として塩素が生成された。ハーバーは、その塩素を用いて毒ガスを作り、第一次世界大戦時は毒ガスを利用してしまい、大量殺戮をしてしまいました。私たち技術者は技術者の倫理観を持たなければいけないと学びました。
A.(1)講義内容の再話 サリンはもともと化学兵器として作られた。いかに少ない量で人を殺せるかを目的に作られた。サリンを作ったのは東京大学や京都大学の人だった。優秀な人と倫理観がある人は別である。正義と倫理は違う。学校は宗教と関わってはいけないため、クリスマス会やハロウィンはできない。お葬式の時のI’m sorry.はごめんなさいではなくご愁傷さまですである。 (2)ワークショップ課題の発表趣旨 「情けは人の為ならず」を選んだ。「情けは人のためならず」とは、人に対して情けをかけておけば、巡り巡って自分に善い行いが返ってくるという意味の言葉である。実例として、友達に勉強を教えたら自分の理解も深まり、テストで解答できたというものがあげられた。 (3)復習の内容 地下鉄サリン事件について調べた。地下鉄サリン事件は、1995年3月20日午前8時頃、月20日午前8時ごろ、東京の地下鉄丸ノ内線、日比谷線、千代田線の5本の地下鉄車内で、神経ガス・サリンがほぼ同時に散布され、乗客・乗員ら13人が死亡し、多数が病院に運ばれた事件である。5月16日、首謀者の教祖の麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚を始め約40人が逮捕され、麻原死刑囚ら13人の死刑が確定した。サリンとは、有機リン化合物で神経ガスの一種である。C4H10FO2Pで表される、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤である。サリン中毒の症状として、めまい、嘔吐、縮瞳などがあげられる。1mg足らずのガスを吸い込むと神経が正常に機能しなくなる。
A.
A.(1)講義内容の再話 技術倫理とは技術そのものが是か非かを考える倫理、技術者倫理とは技術を持つものがそれを扱う際に必要とされる倫理のことである。例えば原子力や遺伝子組み換えのような技術の是非、といった問題に向き合うものが前者であり、後者は使用量によって毒にも薬にもなるような物質をどう扱うか、などといった問題と向き合うものである。技術者倫理を考える例として、オウム真理教による地下鉄サリン事件は、オウム真理教に入信した優秀な技術者たちが現代社会で持つべき技術者倫理に反した行動を取ってしまった故に起きた悲劇である。サリン自体は殺虫剤に含まれた成分などとよく似ており、技術者にとってそこまで難しい物質ではなかったが、これが技術者倫理に反する使われ方をしてしまったがために歴史に残る大事件となってしまった。このようにどれだけ優秀な頭脳をもった人物であってもそれに見合った倫理を備えていなければ優秀な技術者とは言えないだろう。 (2)ワークショップ課題の発表の要旨 私達の班では「腐っても鯛」ということわざを選んだ。私の周りにいる所謂「手を抜くのが上手い人物」は周りの迷惑を掛けることも多いが、作業が早いのは確かであり班活動などでは重宝される場合も多く、腐っても鯛であるのだと実感する。 (3)授業の復習 「腐っても鯛」ということわざを選んだ。 私の知人で要領は良いがサボり癖がある人がいる。その癖のせいで迷惑を被ることは多いがいかんせん仕事は早いためグループを組むときには重宝されている。やはり腐っても鯛なのだなあと実感した。
A.(1)3月20日午前8時ごろ、東京の地下鉄丸の内線、日比谷線、千代田線の5本の地下鉄車内で、神経ガス・サリンがほぼ同時に散布され、乗客・乗員ら13人が死亡し、多数が病院に運ばれた。化学兵器が一般市民に使われた初のテロ事件として世界に衝撃を与えた。サリンとは自然界には存在しない化学物質である。常温では液体だが気化しやすい。ナチスドイツが開発した化学兵器であり、強い神経毒性がある。青酸カリウムの数十倍の殺傷力があり、1mg足らずのガスを吸い込むと、神経が正常に機能しなくなる。 オウム真理教(団体)は、麻原彰晃こと松本智津夫が教祖・創始者として設立した団体である。現在、団体は、主流派(「Aleph(アレフ)」、「山田らの集団」)と上祐派(「ひかりの輪」)を中心として活動している。 (2)今回のグループワークではグループの人それぞれが好きなことわざについて話し合い、その中から一つのことわざについて調べた。私たちのグループでは「三人寄れば文殊の知恵」について調べた。これは、凡人でも三人集まって相談すれば、思いがけない知恵が浮かんでくるという意味である。経験談として、サークルでイベントがあり、クイズ大会が行われた。そこでは、チームの人それぞれ得意な分野で活躍していたことから、私一人では導き出すことができなかった答えを導くことができた。 (3)持続可能な社会を実現させるために、SDG16平和と公正をすべての人にを実現するということを考えていかなければならない。そのためにも、過去に起こってしまった事件を知っていく必要がある。
A.講義では、オウム真理教の起こした地下鉄サリン事件について取り扱い、その中で、宗教観によって人の中の正義が変わってしまいうることについて取り扱った。また、サリンの構造式を示しながら、これを作れそうと思えるかどうかについて質問し、技術者のための倫理教育であるため、これを作れると思う人、能力がある人にとっての教育であり、一般倫理とは違う分野であることの話を示した。これに関して、名古屋大学女子学生殺害事件の例にも触れ、道徳観や倫理観、共感性などの薄い一方、才能や技量のある人に向けて、職業倫理という知識として倫理を教える目的があるという内容についても触れていた。追及されるべきは「みんな」の幸福であり、他人を不幸に陥れるのではなく、自分だけでなく自分以外の人も幸せにできるような技術を追求すべきであると考えるべきことも示された。 【平常演習】106.倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? 「玉磨かざれば光なし」を選んだ 例としては、優秀な成績を収め良い大学への入学、希望していた会社、好条件の会社への入社を決めたとしても、そこで気を緩め向上心を持てなければ、素晴らしいものでも才能、素質を活かせないというものが考えられる。優れた素養を持っていたとしても、堕落的な生活を送ることでその才能が十分に発揮されないだけでなく、磨き方を間違えることで技術を悪用する方向へと傾く可能性が考えられ、正しい光を示すためには、その本人及び周囲の環境による、磨き方が重要だと考えられる。
A.(1) 技術者倫理とは、技術を持つ者あるいは持とうとしている者に対して、知識として倫理を教えることで、世の中の倫理観に反した技術の使い方をする人を減す、という目的で開講された講義である。過去に「オウム真理教サリン事件」という科学技術を用いたテロ事件が起こった。その事件の概要は、オーム真理教の信者たちがサリンを実際に製造し、地下鉄駅にばらまいた、というもの。この事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、 麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じていた。 不幸なことに信者たちは優秀な頭脳の持ち主であり、化学の知識があったため、 サリンを作ることができてしまった。信教の自由は憲法で保障されていることである。 しかし信じべからざるものもある。なぜなら信教の自由は、基本的人権の尊重に基づいているものだからである。 そのため信教の自由と言っても、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならないのである。 (2)今回の講義のワークショップでは、ことわざとその意味について調べた。 私たち班で取り上げたことわざは、「三人寄れば文殊の知恵」である。このことわざの意味は、「凡人でも3人で意見を出し合えば、素晴らしい知恵が出るものだ、愚かなものでも3人集まって相談すれば、文殊菩薩のような良い知恵が出るものだ」というものである。実際の事例を挙げると、勉強は一人では解けない問題もあるが、3人集まれば解くことができる。 (3)復習としてオウム真理教サリン事件について調べた。生まれる前に起きた事件であり、詳しくは知らなかったため、今回の講義をきっかけに知っておく必要があると思って調べた。
A.(1)講義の再話 技術者倫理を学ぶ前に、まず「技術者」としての知識や能力が備わっていることが大前提であり、それらが備わっていない者は、技術者倫理を学ぶ資格がない。つまり、技術者倫理とは、「技術者」としての知識や能力を持ち合わせている者が、研究や開発などに関わる事項の善悪を見分けるためのものである。 (2)発表の要旨 演題「倫理観と能力の相関」、グループ名:「石」、共著者:横濱和司・飯塚琢朗・佐藤雅季、役割:可視化 故事ことわざとして、「一筋縄ではいかない」を選んだ。このことわざは、普通のやり方ではうまくいかないという意味であり、由来は、「一筋縄」が一本の縄のことで、複雑に絡まっていないことから転じて、普通(通常)のやり方を指す。このことわざを使った文章の例を以下に示す。 例)この問題は、複数の変数が存在するため、一筋縄ではいかない。 この文章の「この問題」とは、それまでの問題とは異なり、通常のやり方では解くことができない問題であるため、普通(通常)のやり方では解くことができない(通用しない)。ここから、そのような一筋縄ではいかない問題でも処理することができる能力があったとしても、そのことと倫理観に関しての因果関係は全く見えないため、倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らないと考える。 (3)復習の内容 グループ内で挙がったことわざ以外の故事ことわざについて調べた。 「牛を馬に乗り換える」このことわざの意味は、劣ったものを捨て、優れたものに乗り換えること。また、自分にとって不利なほうから有利なほうに切り替えることのたとえである。このことわざから、能力の面では優れていても、倫理観の面では優れているとは言い難いため、やはり倫理観と能力は必ずしも相関するわけではないと考える。
A.(1) 技術というのは使い方によって、薬にも毒にもなるものである。たとえば、地下鉄サリン事件はせっかくの科学技術の知識を、他人を陥れる道具としてしようした最たる例である。しかしながら、この技術を人の役に立つように使うことで、有機リン系の農薬を合成することができる。この農薬は、ジャガイモの害虫駆除薬として、作成されたが、毒性の強さに着目されたことで、前述した地下鉄サリン事件のような惨事をひこきおこしてしまった。これらのことから、身に着けた知識を良くも悪くも活かすのは当人の倫理観による部分が大きいため、知識を蓄えるだけでなく、技術の使い道という部分を精査していくことが大切になる。 (2) 「渋柿の長持ち」ということわざを選んだ。 渋柿は味が悪く、収穫されないことから、他人から避けられるような人ほど、かえって長く自分の身を守れると解釈された。 (3) 「渋柿の長持ち」ということわざを選んだ。 渋柿は味が悪く、収穫されないことから、他人から避けられるような人ほど、かえって長く自分の身を守れると解釈された。
A.(1)今の社会は人が科学技術が発展させてきた賜物で、日常的に便利な道具があふれている。さらに自動化が進みさらなる便利化が進んでいる。それらを作り出してきた知識と技術は一度人を害するために使われれば、大勢の生活や命を侵す危険のものでもある。だからこそ科学者や技術者など、知識・技術をもつものには倫理教育が重要である。知識や技術を個人の利益のために用いることは、大変危険で決して軽い気持ちで扱ってはいけない。 (2)癖ある馬に能あり ということわざを選んだ。 白熱電球を始め数々の便利な道具を発明し、現代の生活の基盤を築いたエジソンは幼少期は、その強すぎる好奇心から度々周囲の人間を困らせてきた。学校で1+1がなぜ2になるのか、先生に尋ね、先生は粘土を用いて1個の粘土にもう1個の粘土を足したら2個になるだろうと説明したところ、エジソンは粘土は合わさって1個になるのではないかと言い納得せず、先生を困らせていた。しかし、その好奇心の強さが後に数々の発明品を作る原動力となっている。エジソンのように優秀で能力のある人はその分癖も強く周りからは受け入れられないこともあるかもしれない。 (3)技術や知識には多くの責任がついて回ることを授業から学んだ。たとえ作った人間に人を害するつもりがなくても人を傷つける力があるものが出来てしまう。例えるなら車や飛行機がそうだ。発明した人たちは決して人を殺すために作ったわけではないだろう。しかし、飛行機は戦争に利用され、車は毎年事故で多くの命を奪っている。物を作る際には最大限その危険性を考慮し、その危険を回避するようにしなくてはならないと考える。また、道具を使う物も倫理を学び、人のために道具を用いるように心がけなければ、どんな便利な道具でも人を害する兵器となってしまう。 倫理は知識・技術を持つ物だけでなく、道具を使う全ての人が身につけなければならいと考えた。
A.(1)オウム真理教のサリン事件について、名古屋大学の女子学生の殺人事件について、職業倫理としての技術者倫理についてをこの講義の一番最初に学んだ。高い技術を持ち非常に高学歴な人達がなぜ中心となった麻原さんの教義を信じて無差別殺人の命令に従ってしまったのかを考えてみた。新教の自由は憲法によって保障されており、何を信じるかはその人それぞれに委ねられているため、他人の基本的人権を犯すようなこともあってはならない事である。全てが法によって定められているわけではないためとても難しい問題ではあると感じるが、倫理とは法よりももっと深い基本的人権の尊重であるといえる。 個性を持つ人が多いと言われる職業には経営者や医師の他に弁護士、技術士、建築士などがあり、その人の個性に関わらず道徳観念や倫理観が求められる。このように職業に求められる倫理を職業倫理と言うことを学んだ。 (2)猿も木から落ちる オリンピックでの4×100mリレーを見た。去年金メダルだったから今年もメダルを取れるに違いないと期待していた。しかし、バトンパスのミスで残念ながらビリであった。猿も木から落ちるとはまさにこのことである。 (3)自分が何のためにこの技術者倫理を学ぶのかということを理解することができたのでよかった。倫理という言葉についてもよく理解出来ていない部分があったが、法よりももっと深い部分のことで基本的人権の尊重に関わると分かったので、自分なりの倫理観をもてるようにしていきたいと思った。
A.(1) 地下鉄サリン事件は、化学の知識を持っていた人が、その知識を人を害するために利用して起こったテロ事件である。オウム真理教信者は、化学の知識によって実際にサリンを製造して、地下鉄にまいた。この事件では、非常に多くの人が被害に遭った。サリンは神経ガスで猛毒であるが、比較的簡単に製造できる。技術や知識を持つ人は、倫理観を持ってそれを正しい用途で利用することが重要である。 (2) 「学者の不身持ち」ということわざについて調べた。このことわざは、口先だけで実行が伴わないことのたとえである。「学者の不身持ち」を表す例を示す。友達にテスト前で寝不足であると話したところ、早寝早起きを勧められた。しかし、後から詳しく話を聞くとその友達はテスト前は徹夜していたらしく、早寝早起きを勧めていたにも関わらず自分はそれを実行していなかったことになる。「学者の不身持ち」とはまさにこのことである。 (3) サリンは有機リン化合物で、神経中毒剤の一種である。神経伝達物質であるアセチルコリンと似たような構造を持っている。無色・無臭の液体で、揮発性が高い。サリンは、アセチルコリンエラスターゼの活性部位に結合することでアセチルコリンの分解を阻害し、神経伝達を麻痺させる作用がある。サリンは呼吸器系だけでなく皮膚からも吸収される上、少量でも触れると死に至ると言われているような毒性の強い化合物である。揮発したサリンを吸い込むことや、皮膚に触れることで、嘔吐やけいれんなどの症状が発生する。
A. 授業では、技術者倫理とは言葉にできないことをできるだけ具現化することだと学び、技術者倫理と技術倫理の違いについて考えた。技術者倫理が問われる例としてオウム真理教サリン事件について触れた。オウム真理教の信者たちは優れた技術を持っているにもかかわらず麻原彰晃の言葉だけを信じ盲目的な考え方を行ったことで多くの負傷者が出た。何を正義だと信じるかは人によってさまざまであるが、技術者は「世のため、人のため」の研究を行うために自信の心の在り方について考え、常に社会に対する責任と向き合う必要があると感じた。 私は「学者の不身持ち」ということわざについて調べた。 これは学者や専門家などが口先だけで理想を説き、自分の行動が伴っていないことを表していることわざである。 学者や教職者は多くの知識を持ち、それを理想像として周囲に語るが、実際の生活面はだらしなく言動に一貫性がない人が多いことが例として考えらえる。 アンダーマイニング効果について調べた。もともとやりがいを目的とし行動を起こしていた人間が外部から外発的動機付けをされたことで、純粋な思いからくる行動が見返りのための手段へすり替わってしまい、結果モチベーションが低下することである。技術者がアンダーマイニング効果を起こし、大きな事故に発展することを防ぐためには企業内での努力が重要であることを学んだ。具体的には気持ちを込め行動や努力を褒める、自己決定感をもたせ自立を促すなどが考えられる。
A.(1)オウム真理教の地下鉄サリン事件 地下鉄サリン事件で使用されたサリンの被害について学んだ。また、オウム真理教に在籍していた科学者に対する、技術者倫理の観点からの評価を学んだ。技術者として、なにが間違っていてなにが正しいのかを考えて開発、設計を行う必要性がある。技術者は正しい知識を身に着けるだけでなく、正しい倫理観を持ち合わせていなければならない。また、信教の自由は憲法で保障されているが、けっして殺人や人に危害を加えるようなことを正当化してはならない。ましてそれなりの知識を持っている技術者ともなれば、持っている技術を悪用してはならない。 (2)倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない 猿も木から落ちる 意味:その道に長けたものでも、時には失敗をすることがあるというたとえ。 オリンピックの陸上競技を観戦しに来て、有名なチームの4×100mリレーを観戦した。しかしそのチームはバトンパスでミスをして最下位になってしまった。まさに猿も木から落ちるだ。 (3)サリン事件のことを詳しく調べた。詳しく調べると、サリン事件は事件前から入念に計画を立てていたことが分かった。また、地下鉄サリン事件が起こる前にも、複数のサリンを用いた事件を起こしていて、死者を出していることが分かった。家宅捜索が入ったのになぜ地下鉄サリン事件は起こってしまったのか。まだこのころは化学薬品による殺人はまれなものであり、警察の詰めの甘さが原因なのではないかと考える。今後このような事件を起こさないためにもやくぶつの取り締まりはもっと強化すべきだと思った。
A.(Ⅰ)現代の私たちでも知っているオウムサリン事件。この物質を作り出したのは天才の頭脳を持つものばかりであった。この人たちは麻原彰晃の線農家にあり人を殺すことこそが正義であると考えていたという。この者たちに倫理の心があったらこの事件は起こらなかったかもしれない。名古屋大学でも同じような事件があったらしいです。成績優秀で明るい女の子だったそう。いろんな化学反応に興味があった彼女だがある日友人に毒物を含ませその中毒症状を観察しようとしたという。その時彼女に殺意などなかった。おそらく純粋な興味を持っていたためそのような行動に走ったのであろう。これは本当に恐ろしいことである。 (2)井の中の蛙大海を知らず 班の人の体験で、高校の時は成績が上位だったが大学に上がると成績が下位になっていたのをモチーフにしました。 (3)我々はやろうと思えば人を殺すことができると思うし、人を殺せるような物質、何かを生み出すことができると思う。だが私たちはこれをしない、これは私たちが倫理の心を持ち合わせているためであると考える。倫理の心とはいわばストッパーなのではないだろうか。この心がないもの、このことがおかしいと疑わないものこの者たちが問題を起こしているイメージがある。深い好奇心はときには人を殺すこともある。一見いいものに見えても裏を返すとこのように取り返しのつかないものになってしまう。本当に恐ろしいことだなと感じた。
A.・水清ければ魚棲まず 人格などがあまりに潔白過ぎると、かえって他人がなじむ事が難しくなるという事の譬え。 「孔子家語」の一節から生まれたことわざ。 意味は 「清廉潔白はいいけど度がすぎると孤立 相手の事情を考えず行動すると身を滅ぼす」 できることとすることは別に考えていく必要がある。 目標に向かって進むために必要なことはいくつかあるが、例を挙げるとGPA4.0 を目指す場合すべての単位をSでとる必要がある。必要なことは決まっているが、その途中どうやって必要を満たすのかその過程については決まっていない。この過程をどうするのか判断するために倫理というものがある。例えば、1個のテストでSを取った後何も単位を取らなければGPA4.0 は達成される。しかし進級や卒業はできないし授業料を捨てることになるから選ばない。授業料を捨てたりテストでカンニングをしたりすることは目標を達成するための手段の一つだが、多くの人間は行わないし普通に勉強する。 目標を成すために何をどうしてやるか。これを判断するために使用されるのが倫理である。もちろんほかの材料によっても判断するが一番大きいのが倫理であり、これによって不正行為や犯罪などの誰でもできることをほとんどしないことと規制しているといえる。 私たち技術者は以上の倫理をもって、できるからと言ってやらないという何をして何をしないか倫理をもって選択することを心掛ける必要がある。
A.(1)講義内容の再話 哲学と思想-技術者倫理の位置づけ-の講義では、オウム真理教の地下鉄サリン事件を題材として技術者倫理について学んだ。まず初めに、サリンの危険性について学んだ。サリンは1滴でも触れてしまえば致死量に達してしまうほどの猛毒であることがわかった。また、それほどまでに強力な薬品が少ない製造コストで製造できてしまうことから、サリンの危険性について理解することができた。サリンは化学の専門的な知識がなければ製造することはできない。しかし、オウム真理教には東京大学、京都大学、大阪大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、筑波大学の出身者が入信していた。そして、その知識が地下鉄サリン事件という同時多発テロに悪用されてしまった。化学技術は生活を豊かにすることも、兵器となることもできる。勉学の末に身に着けた知識を無駄にしないために、倫理観も共に学んでいく必要があると考えた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 倫理観などの感性や、頭脳の優秀さなどの能力とは、必ずしも相関があるとは限りないことを表現したことわざとして、「渋柿の長持ち」を選んだ。渋柿は味が悪く収穫されないことから、「他人から憎まれるような人の方が長く自分の身を守れる。」と解釈された。 (3)復習 復習として「渋柿の長持ち」についてさらに調べた。甘柿は崩れやいが渋柿は崩れにくいことからも長生きできるという意味になった。また、特に取り柄がない人のほうが長生きできるため、欠点は必ずしも不幸とは限らないという肯定的な意味もあることがわかった。
A.みんなで幸せに生きよう オウム真理教殺人事件 どんな化学技術も二面性を持っています。優れた農薬は化学兵器になりえる。 サリンは強い毒です。その威力は水爆に匹敵すると言われます。 しかもその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまいます。 オウム真理教の信者たちは、そのサリンを製造し、地下鉄駅にばらまいたのです。 地下鉄サリン事件を起こした信者たちは、非常に優秀な頭脳の持ち主でした。 その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じていました。 その優秀な頭脳の持ち主には化学に知識があり、サリンを作ることができました。 殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのです。 戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じて疑いません。 正義は殺人すら正当化してしまいます 国家というものは、どんな悪いことでも強行してくるし、それを巧妙な世論操作を使ってやり通すものだということを痛感させられています。騙されないようにしましょう。 故事成語を調べてみましょう。実際の例をもとに説明しよう グループ名:チームpKa 平尾朱里 大堀颯斗 宍戸智哉 発表者 故事成語⇒正直者が馬鹿を見る オンラインのテストを一人でやっている人が、テストの結果が低く、友達同士でやった人の方が点数が高く、成績に差が出てしまうとき。 実験レポートで先輩のコピーペーストを用いたり、偽りのデータを用いた人のテストの成績が良かったりすることがある。⇒倫理観を欠いた行動をした人々の方が、かえってまじめに取り組んでいる人々より良い結果を得てしまったりする。 これらの授業を受け、サリン事件を例に国家の悪に騙されてしまった者たちの倫理観の欠如は大量殺人にまで発展してしまったことに衝撃を受け、オウム真理教についての参考資料などの映像を見た。
A.(1)講義内容の再話 技術者倫理とは技術者を対象とした倫理である。例えば、地下鉄サリン事件を例。地下鉄サリン事件の犯人は理系の高学歴者である。有害物質をつくることのできる技術者が、使い方を間違ったために起きた事件である。これは、知識を持った技術者が正しい使い方をしていれば、被害が出なかった。サイエンスではだれが行ったかよりも何が正しいかを重視するべきである。ほかにもノーベルのダイナマイトやウランを用いた原子爆弾も同じように技術者の倫理にかかわる事例である。 (2)発表の要旨 「情けは人のためならず」という四字熟語を選んだ。 この四字熟語は、人に優しさを無駄にかけるのはその人にとっても自分にとってもいいことではない、という意味に勘違いされやすいが、意味は真反対で、人のためにやったことは、自分のためにもなる、という意味である。友達のために勉強を教えたら、自分のテスト勉強にもなり、良い成績が取れたという経験から、この熟語を選んだ。 (3)復習の内容 技術者倫理とは、私たちにも関係のあるものであるとわかった。実際に社会に出たとき、上司の圧力と技術者としての倫理、この二つを天秤にかけなければならない場合が必ず出てくる。その時、技術者としての行動を貫かなければならない。しかし、実際にそこに直面すると迷いが生じるかもしれない。技術者が持っている専門知識を無駄にしないように技術者としての責任を忘れないようにしたい。そして地下鉄サリン事件のように、専門知識を悪用して社会に悪影響を及ぼすことのないようにしなければならない。
A.(1)講義内容の再話 技術者は身につけた自身の科学技術の知識を他人を不幸にするような道具として用いてはならない。技術者は身の回りにあるごく普通の成分から恐ろしい物質を作れてしまう。できることをやらないようにするために技術者は高い倫理観を持つ必要がある。例えば、地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者の、特に幹部を務めるメンバーは有名な大学を卒業した優秀な頭脳の持ち主であった。その優秀な頭脳を用いて彼らはサリンを作り、自身が信じる正義のために多くの人々の命を奪おうとしたのである。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 倫理観と能力の相関性について グループ名:ミイラ グループメンバー:一戸友花、田中ひかり、HANI UMAIRAH BINTI MOHAMEED SOID、佐藤百恵 役割:Investigation(データ収集) 選んだことわざは「木乃伊取りが木乃伊になる」である。例として友人がレポートをそのまま写していることを指摘したが、逆に友人からレポートを写して提出することの利点を説明され誘われてしまい、一緒に悪行を行ってしまうというものを考え、高い倫理観があれば起きないであろうとグループ内でまとめた。 (3)復習の内容 ワークショップでメンバーと話し合って選んだ故事ことわざに合う状況を考え、WebClassに提出した。また、より倫理に関することわざで適切なものがないか授業時間外で探した。
A.(1)今回は哲学と思想-技術者倫理の位置づけ-というタイトルで授業が行われた。オウム真理教地下鉄サリン事件が取り上げられた。殺虫剤や農薬を作る技術を悪用すると兵器として利用できることを学び、そのようなことが起こらないようにするために技術者の倫理が必要だと感じた。技術を担うもの (engineering practitioner)は、知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニアengineer、技能を中核能力とするテクニシャン technician、両者の中間的性格をもつテクノロジストtechnologistの三つの職務に分類される。エンジニアは工学系の学士課程、テクノロジストは工業高等専門学校、テクニシャンは技能訓練学校の修了者と考えることもできる。このようなカテゴリーに分類される者に技術者倫理は必要である。 (2)【平常演習】106.倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?というタイトルで故事ことわざを調べ、発表するグループワークを行った。 (3)復習として「平常演習106.倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」を行った。この平常演習では故事ことわざを調べ、実際の事例などをもとにして解説を行った。私が選んだことわざは身から出た錆です。 由来 さびは,鉄自身から出たのにも関わらず,やがて鉄自身をボロボロにしてしまう。自分自身の行いや過ちが原因で,あとで災い(わざわい)を受けて苦しむことである。 私の経験として、昨年落として単位によって予定していたスケジュールを行えないなどのことがあり、このことわざを感じました。
A.(1)技術者は技術を行使するにあたって高い倫理観を持つ必要がある。1995年に起こった地下鉄サリン事件を起こした信者たちはいずれも優秀な頭脳と豊富な科学知識の持ち主であったが、社会的な道徳観念や倫理観を失っていた。技術者は工学倫理と技術倫理の両方を包括した技術者倫理の意識を高く持ち、基本的人権の尊重や公共の福祉のために正しく技術を利用することが求められる。 (2)演題:哲学と思想 -技術者倫理の位置づけ- グループ名:チーム故事 共著者名:安達友希乃、石川ほのか、佐藤友香、樋口水紀、ヌル シャフィカ アミラ リー 役割:調査 私たちのグループでは、故事成語の一つとして「曲学阿世」を選んだ。故事の意味は、道理に背いた学問により、世間の人々に気に入られるような行動をすることである。これは道徳観念などの感性と優秀さといった能力に相関がないことをよく表していると感じたため選んだ。いくら優れていて世間の人々に気に入られようと、道理に反することをしているのは良くないことだと私たちは考えた。道理に背いたことをしていないか、今自分が行っていることは本当に正しいことなのか、それを常に自分自身に問い今後の生活を送りたい。 (3)ワークショップ課題で挙げた「曲学阿世」に関して更に調べ、具体例としてSTAP細胞の作製に関する論文で不正が行われた事件が挙げられると考えた。学問における優秀さと道徳観は必ずしも一致するものではなく、特に道徳観の低さは時に優秀な人間が道を踏み外すきっかけになりうるものであるため、社会において何が正しいのかを常に考えていくべきだと感じた。
A.(1)講義内容の再話 日本で起こった科学技術が用いられた有名な事件の一つに「地下鉄サリン事件」というものがあります。サリンとは化学物質の一つで、これと似た構造のものは農薬や殺虫剤など一般の化学製品に用いられる便利なものです。しかしどんな科学技術も二面性を持つように、このサリンという物質はアセチルコリン分解酵素の阻害剤であり人体に対して有害です。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgであり、これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの猛毒です。オウム真理教はこれを製造して地下鉄駅にばらまいて多数の被害者を出しました。なぜオウム真理教がこのサリンを製造できたのかというと、とても優秀な頭脳と科学知識をもつ信者が多数いたからです。大学で化学を学び、優秀な科学者になれる素質をもった将来有望な人たちでも倫理観を伴わなかったため宗教の教えを妄信してこの日本の歴史に残る大事件を起こしてしまいました。この事件から、頭脳の優秀さと倫理観は決して相関関係ではないため、技術者は扱う技術だけでなく倫理観も身につけなくてはならないことが分かります。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 今回のワークショップ課題は倫理にまつわることわざをみつけてみようというものでした。私たちの班では「名馬に癖あり」ということわざを選んで発表しました。この言葉は優れた才能をもつものは決まって変わった癖を持つということのたとえだそうです。 (3)復習の内容 授業で学んだことを振り返りました。地下鉄サリン事件から技術者は扱う技術だけでなく倫理観も身につけなくてはならないことを学びました。
A.(1)講義内容の再話 オウム真理教の引き起こした地下鉄サリン事件について詳しく学んだ。オウム真理教の教徒たちは、一般の人からは考えられないような知識の量をもつような頭の良い人ばかりで、猛毒であるサリンの危険さに気づいていたはずであるのに、簡単に製造し事件を起こしてしまうという点に、技術者としての知識だけでなく技術者としての倫理観の重要さを考えさせられた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 グループメンバー:杉山萌香 外崎彩乃 永野遥 長谷川なつ 「学者の不身持ち」ということわざを選んだ。 このことわざは、口先だけで実行が伴わないことのたとえで、学問を研究している人は、立派な倫理観などを説くが意外に自分の日常の行動がだらしないということがもとになっている。 例としては、最近ニュースで、学習塾の講師や学校の先生など人の前に立つ職業の人が、子供が真似するとよくないような行動が理由で逮捕されているのをみて、このことわざが当てはまると感じた。 (3)復習の内容 今回の講義を通して、技術者としての知識が十分にあったとしても、技術者としての倫理観を持ち合わせていないとその知識を正しい方法で活用することは出来ないと感じた。地下鉄サリン事件のような場合、十分な知識を持っているということは一般的な倫理観は持っていたか理解はできていたはずだが、宗教のような思想を統一させられてしまう環境に身を置いてしまうと正しい判断ができなくなり、もともと持っていた倫理観も無くしてしまったり冷静な判断ができなくなったりしてしまうのではないかと考えた。知識に加えて、強い意志をもつことも、倫理観を持ち続けるには必要だと感じた。
A.(1)講義内容の再話 身につけた知識や技術を正しく使用することはとても大切なことです。技術者としての倫理がなければ、せっかく身につけた知識を悪用してしまう可能性があります。正しい判断をし、みんなが幸せに生きていくために技術者倫理というものは存在します。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 哲学と思想 -技術者倫理の位置づけ- グループ名:チーム故事 共著者名:安達友希乃、石川ほのか、佐藤友香、樋口水紀、ヌル シャフィカ アミラ リー 私たちのグループでは、故事成語の一つとして「曲学阿世」を選んだ。故事の意味は、道理に背いた学問により、世間の人々に気に入られるような行動をすることである。これは道徳観念などの感性と優秀さといった能力に相関がないことをよく表していると感じたため選んだ。いくら優れていて世間の人々に気に入られようと、道理に反することをしているのは良くないことだと私たちは考えた。道理に背いたことをしていないか、今自分が行っていることは本当に正しいことなのか、それを常に自分自身に問い今後の生活を送りたい。 (3)復習の内容 私は、故事の1つとして「曲学阿世」を選びました。意味は、道理に背いた学問により、世間の人々に気に入られるような言動をすることです。いくら優れていて世間の人々に気に入られようと、道理に反していることをしているのは良くないことだと思います。また、これは道徳観念と能力に相関がないことを表していると感じたため、この故事を選びました。
A.(1)講義内容の再話 日本国民には幸福追求権が保障されており、誰もが幸せになる権利があって、その幸せを脅かされることは絶対にあってはならないことです。少し前にはなりますが、東京の地下鉄でオウム真理教の信仰者がサリンという毒ガスを発生させたという「地下鉄サリン事件」を引き起こしました。このオウム真理教の信仰者は高学歴の方が多くいたと噂されておりますが、これまでに勉強して身につけてきた知識を、他人の幸せを奪うために使用することは絶対してはいけないことです。信教の自由は憲法で保障されています。何を信じるかはその人に委ねられています。信教の自由は、基本的人権の尊重に基づいています。また、憲法では、宗教を定義していません。すべてを法的なものにすることはできないし、あるいはすべきではなく、 倫理とは法よりさらに深い基本的人権の尊重なのです。 (2) ワークショップ課題の発表要旨 グループ名:長田倫理観 ことわざ:身から出た錆 由来:サビは鉄自身から出たのにも関わらず、やがて鉄自身をボロボロにしてしまう。自分自身の行いや過ちが原因で、後で災いを受けて苦しむことである。 (3) 復習の内容 本授業では主に身につけた知識などを他人の幸せを奪うための道具としてはいけないこと、倫理観について再度学ぶことができ、将来企業の研究所で働くことがあれば、そこで得た知識を他人の幸せのために使っていきたいと思う。
A. 地下鉄サリン事件は、1995年3月20日にオウム真理教の信者が東京の地下鉄にサリンという神経ガスを散布したテロ事件。この事件で13人が死亡し、約6000人が負傷した。オウム真理教の教祖である麻原彰晃らは、その後逮捕され、2018年に死刑が執行された。アンダーマイニング効果とは、自発的に行っていた行動に対して、報酬などの外発的動機づけを与えると、内発的動機が失われてやる気が減少する心理現象。例えば、趣味でゲームをしていた人が、お金をもらってゲームをするようになると、ゲームの楽しさが薄れてしまうということ。この効果は、心理学者のデシやレッパーらによって実験で証明された。名古屋大学女子学生殺人事件とは、2014年12月に名古屋大学の女子学生だった大内万里亜が、宗教の勧誘で知り合った女性を斧で殴って殺害した事件。また、大内万里亜は高校時代に同級生にタリウムという劇薬を飲ませたり、火炎瓶を使って放火したりと、一連の凶悪犯罪を起こしていた。大内万里亜は、人を殺してみたかったという動機を供述し、2017年に無期懲役の判決が確定した。このことから「頭のいいひとほど悪に染まる」ということは言えるだろうか? 鈴木朝陽、山口雄暉、芳賀海翔、長岡泰助、小崎優斗、香取倖明 「医者の不養生」人に養生を勧める医者が、自分は健康に注意しないこと。正しいとわかっていながら自分では実行しないことのたとえ。この諺は、医者や専門家が、自分の言うことと反対のことをしてしまうことを表す。例えば、医者がタバコを吸ったり、大酒飲みをしたりすることなど。医者に限らず、自分の仕事や立場にふさわしくないことをする人にも使われる。 地下鉄サリン事件に関して、実行犯が高学歴であるという事実のみで「頭のいい人ほど悪を信仰する」ということを断定することはあまりにも証拠不足であると感じたため調べた結果、当時の信者数は5万人と実行犯に比べて少なかった。やはり頭の良いとは言えない人の方が悪を信仰するではないか。
A.(1)講義内容の再話 1回目の講義内容は、地下鉄サリン事件に関する話があった。地下鉄サリン事件は、東京都で発生した同時多発テロ事件である。地下鉄の車両内において、宗教団体のオウム真理教の信者により神経ガスのサリンが散布され、多くの死者、被害者が出た事件である。化学兵器のサリンを製造した人物は専門知識があった。しかし、犯人たちは殺人が正義と信じていたため、この知識を悪用し、地下鉄にサリンをばらまいた。この化学の専門知識を殺人ではなく、違うことに用いることができていれば、何かが変わっていたのだろうと思う。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 課題の内容は、「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない」であった。オウム真理教の地下鉄サリン事件も、化学についての専門知識はあるが、倫理観が私たちとは違うものであった。 私たちが発表した内容は、渋柿の長持ちについてである。意味は渋柿はそのまま食えないので、人にもとられず、また熟してもくずれにくく、長く枝に残る。なんの取り柄もない人が長生きすることのたとえである。また、欠点が必ずしも不幸とは限らないことのたとえ。また、悪人がかえって長く身を守るにも例える。類語として、憎まれ子世にはばかる、がある。 (3)復習の内容 ほかの方の発表を見てみると、「悪い奴ほどよく眠る」ということわざがあった。周りには大嫌いな奴がいる。試験のときにバレずにカンニングしたり、他人の意見やレポートなどを丸パクリ。一方自分はカンニングもコピペもしないのに先生にカンニングを疑われてしまう。本当に悪い奴は怒られず自分は真面目に努力することがばかばかしくなってくる。悔しいが悪い奴ほどよく眠るとは、このことである。
A.(1) まず、技術者倫理とは、身につけた専門技術の知識を、他人を不幸に陥れる用途としないための倫理観を学ぶ講義である。例えば、1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件は、化学やその他分野の優秀な頭脳をもったオーム真理教の信者たちによって引き起こされた。アセチルコリン分解酵素の阻害剤であるサリンが地下鉄駅にばらまかれたことで多くの死傷者が出た。 (2) ワークショップ課題は、「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」という主題のもと、この主題に沿うことわざを探すというものであった。私と、同グループの今野は「濡れ手で粟」を選んだ。これは、苦労せずに多くの利益を得ることのたとえである。例として、私は子供が遊べる施設で働いているのだが、そこの上司は、施設を運営する社長の姉であるという立場のおかげで施設長を任されている。いわゆるコネ入社である。ことわざは今野に提案してもらい、私は例を提案した。発表者は今野が担当したが、指名されなかった。 (3) 復習では、村上春樹が著わした、地下鉄サリン事件に関する書籍「アンダーグラウンド」を読んだ。事件の凄惨さを再認識し、自信は倫理観をもって技術を活用するよう心にとどめておきたい。また、本講義のように、過去に倫理観の欠如によって引き起こされた事件の事例を知ることで、今後同じようなことを起こさないよう教訓を得ることは、技術と知識を得る者にとって最重要だと感じている。
A.(1)日本国憲法十三条に保障された幸福追求権は、国民みんなの基本的人権である。自分が身に付けた科学技術の知識を他人を不幸に陥れる道具にすることはしてはならない。科学技術を使い事件を起こしたのがオウム真理教地下鉄サリン事件である。この事件は、オウム真理教の信者が実際にサリンを製造し、地下鉄内にばらまいたというものである。戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいいと信じた人は、殺人が正義であると信じ疑わない。正義の御旗は殺人を正当化してしまう。 (2)ワークショップ課題内容:倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない グループ名:がおー メンバー:佐藤きらり、加納和乃、神谷明里、武井茉央 私たちは、サルも木から落ちるを選んだ。意味は、木登りが上手なサルも時には失敗して落ちてしまうということ。その道に長じた者っも時には失敗することがあるということである。例文は、まさかクラスで成績一位の君がテストで不合格になるなんてサルも木から落ちるだったね。 (3)復習では、オウム真理教の地下鉄サリン事件についてもっと詳しく知りたいと思い調べた。オウム真理教の教祖は、信者を洗脳していた。名前をつけた飲み物(覚醒剤)を飲ませ、狭い部屋に閉じ込め教祖には逆らってはいけないということを強く印象付けた。このようにして信者を洗脳させ、高学歴で頭のいい信者にサリンを製造させた。サリンを製造した人の倫理観は、完全に破壊していたといえるだろう。このように、技術を持った人は、しっかりと倫理を保たなければ、間違った方向へ自分の技術を使い道を外してしまう。倫理というものの深さを学んだ。
A.(1) 講義の内容 01、哲学と思想-技術者倫理の位置づけ- 日本国憲法第13条に保障された幸福追求権は国民みんなの基本的人権です。そのため自身の幸せのために、他者を陥れるのは良くないことであり、身につけた知識を他者に不幸をもたらす道具にしてはいけない。 具体的な例の一つとして、オウム真理教地下鉄サリン事件がある。 有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエルン社がジャガイモの害虫駆除薬として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初である。この有機リン化合物は神経毒としての毒が強すぎ農薬よりも化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより進められた。それによりサリンや化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大きく貢献した。オウム真理教の信者たちは皆優秀な頭脳を持っていたが麻原彰晃を信じ、殺人が正義だと思っていた。戦争を早く終わらせるためには強力な武器があればいい。正義の御旗は殺人すら正当化してしまう。 (2) ワークショップの課題 倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない? 三人寄れば文殊の知恵 凡人でも三人で意見を出し合えば素晴らしい知恵がでる物だ愚かな物でも三人集まって相談すれば文殊菩薩のような良い知恵がでる物だ。 例:テスト勉強するときんい三人寄ればわかる? (3) 復習 技術者として得たり、持っている知識をどのような目的に使うか、何を信じ行動するか常に考えなければいけない問題であると学んだ。
A.(1) 近年、倫理規定の設定が必要となり、それにより言い逃れが可能となっている。技術者倫理と技術倫理は異なる概念である。技術倫理は技術そのものが善悪を問うものであり、技術者倫理は技術者が判断しなければならないもので、職業倫理とも言われる。技術を持っていないにも関わらず持っていると詐称する行為も倫理違反となる。 何も知らない人は普通の倫理だけで十分であるが、優秀な人ほどこのような技術に特化した倫理が求められる。このような技術に関わる倫理を教えることが求められるようになったきっかけとなったのがオウム真理教による地下鉄サリン事件である。 チョウセンアサガオが目薬という形で惚れ薬として用いられるのは、点眼すると瞳孔が開くからである。これも普通に考えれば劇薬となる。 優秀な人々は技術を(本人の思う)「正義」のために用いる。であるため、正義と倫理は全くの別物である。 宗教というのは「あなたは神を信じますか」だけではなく、どのような価値観を持つかであるため、地域などによっても異なる。 何を信じるかは憲法の心情の自由によって自由が保証されているが、強制の禁止も法律により保証される。 倫理規定は法律と同義であり、法律は最低限のものを文字にしたものである。一方、倫理は文字にすることが難しい(あるいはできない)ものである。 政府などの国の機関は公的な立場を持つものとして宗教的なことを行ってはならない。 仏壇や仏具などの宗教に関わる物品は相続(税)の対象外となる。これは公的な機関が宗教に触れることになってしまうためである。 成人式の始まりは戦争で生き残った人間に新たな門出をさせるために行われた行事であり、その起源は埼玉県蕨市にある。 (2) ことわざとして「悪いやつほどよく眠る」を選んだ。 私の周りには大嫌いな奴がいる。試験のときにバレずにカンニングしたり他人の意見やレポートなどを丸パクリ。一方私はカンニングもコピペもしないのに先生に疑われてしまう。本当に悪いやつは怒られず自分は真面目に努力することがばかばかしくなってくる。 悔しいが悪いやつほどよく眠るとはこのことだ。 (3) 講義中、成人式についてふれていたが、詳しく調べてみた 成人式の起源は古代の日本にまで遡り、奈良時代には「元服」という行事が存在した。公家や武家の男子が成人に達したことを示すための重要な儀式であり、若者が新たな名前を授かり、大人としての身分に昇格することを公に示すものであった。 しかし、現代の成人式の形態は、第二次世界大戦の敗戦間もない1946年、埼玉県の現蕨市で開催された「青年祭」がルーツとなっている。この「青年祭」が全国に広まり、1949年の1月15日が「成人の日」と制定された。 2022年に民法改正により成年(成人年齢)が20歳から18歳に引き下げられたが、18歳は概ね高校在学中で受験や就職活動があるなどの事情から、当該年度に20歳になった人を招待する等、従来の形式のままで行うところが多い。成人年齢と参加者の年齢の乖離にそなえ名称を変更する動きも出ている。伊賀市は18歳による式に変更する方針であり、2023年には従来の形式では最後となる式を1月に、19歳を迎える学年の式を3月に開催し、2023年5月4日に年度を跨いで全員が18歳を迎えた学年の式を開く方針となっている。成人式の形態は地域や時代により異なるが、その根底には若者が成人として社会に出る準備が整ったことを祝福するという意義がある。
A.有機リン系農薬はドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初であることが分かっています。この有機リン酸化合物は神経毒としての毒性が強すぎて、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成されました。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与しました。どんな化学技術も二面性を持っていることが分かります。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤です。アセチルコリンは加水分解が早いので、有髄神経で唯一機能するアミンですので、サリンはまさに猛毒です。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgです。これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒です。 サリン7トンを東京上空にまき散らせば、山手線の内側は4分間で壊滅状態となり、その威力は水爆に匹敵すると言われます。またその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまいます。オーム真理教の信者たちは、そのサリンを実際に製造し、地下鉄駅にばらまきました。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主でした。 その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じていました。殺人が正義だと信じていました。 不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識がありました。 サリンを作ることができました。 殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのです。これより、化学物質は使い方によってはとても危険であることが分かります。 三人寄れば文殊の知恵は、愚かなものでも3人集まって相談すれば文殊菩薩のような良い知恵がでるものだという意味を持ちます。テスト勉強する時に3人集まって勉強すれば解決出来るという使い方をします。 化学物質はとても便利なものにもなりますが、使い方を間違えればたくさんの人を殺しかねないとても危険な面も持ち扱いには注意が必要なことがよく分かりました。
A.この授業では倫理的問題について考えました。地下鉄サリン事件を題材として技術者としての倫理観がいかに重要であるか、技術者の知識を使って他人を不幸に陥れることの醜さを学びました。近年では殺虫剤に含まれている毒性のリスクが見直されています。技術の進歩が著しく早いため、便利な化学物質がどんどん合成されています。便利な科学物質や技術にも二面性があり、使い方を間違えると人類を傷つける兵器になります。技術者がみんなこのことについては理解していると思います。しかし戦争が起こり、国のために尽力し化学兵器を作る技術者の気持ちもわかるというのが私の正直な本音です。 ワークショップでは、優秀な人ほど信じべからざる者を信じてしまうという過去の偉大な科学者たちの末路を鑑みて、優秀とはどういうことなのかについて考察した。チームメンバーは、芳賀海翔、成澤琉希、山口雄暉、北林京悟、長岡泰助です。話し合った内容は、大学の成績がいい人が優秀であると仮定した場合、行動と成績は比例してはいないのではないかということについて話し合いました。この例に相応しいことわざがありました。話し合った内容は以下の通りです。「学者の不身持ち」という言葉を選んだ。 学問の研究者は立派な倫理観を説くが、意外に自分の日常の行動がだらしないこと。転じて、口先だけで実行が伴わないことのたとえ。 授業態度が一見悪いように見えるが意外にも成績が良い人がいた。またその逆も然り。 技術者は人類が豊かな生活を送るための科学技術を生み出しますが、倫理観が欠けていると人類を破壊する化学兵器も生み出すことができることを改めて知りました。
A.(1)技術者倫理とは、工業技術基礎の教科書によると、「一人の技術者として社会に貢献する姿勢や社会の一員として責任のある行動をとると思ともに、誠実に物事に対処できる態度を身につけていること」と記載がある。なにか世の中のために新しいものを生み出すのは技術者、作り出したものの詳細を知っているのも技術者、危険性を理解しているのも技術者。よって、事故などを未然に防ぐのも技術者となる。 (2)哲学と思想 -技術者倫理の位置づけ- グループ名:チーム故事 共著者名:安達友希乃、石川ほのか、佐藤友香、樋口水紀、ヌル シャフィカ アミラ リー 役割:概念化 私たちのグループでは、故事成語の一つとして「曲学阿世」を選んだ。故事の意味は、道理に背いた学問により、世間の人々に気に入られるような行動をすることである。これは道徳観念などの感性と優秀さといった能力に相関がないことをよく表していると感じたため選んだ。いくら優れていて世間の人々に気に入られようと、道理に反することをしているのは良くないことだと私たちは考えた。道理に背いたことをしていないか、今自分が行っていることは本当に正しいことなのか、それを常に自分自身に問い今後の生活を送りたい。 (3)授業内で扱った「曲学阿世」について述べたいと思う。曲学阿世とは、前問にも記載している通り、学問の真理に背いて時代の好みにおもねり世間に気に入られるような説を唱えるという意味があるそうだ。近年、データの改ざんなどが頻繁に起きている。手柄や名声のためにデータに手を付けるのは良くない。それが危険を及ぼす可能性があることを技術者として一分たりとも忘れてはならないと思う。科学者は「曲学阿世」に成り下がらないことが「良い科学者」といえるのではないか。
A.(1)例えば優れた農薬が強力な化学兵器になったり、工事に使用していたダイナマイトが兵器に転用されるなど、科学技術には二面性がある。 これをどう生かすかは本人次第であるが、日本国憲法にある幸福追求権は国民全員で幸福になることを定められており、本来は他人を不幸にする使い方をしてはいけない。 世論や正義などで上記のことに反することも平気で押し通される場合もあるため、だまされない、または顧みることが大事である。 例えば空中の窒素を取り出すハーバー・ボッシュ法を発明したうちの一人のフリッツ・ハーバーは、「毒ガスの父」とも呼ばれている。 これはハーバーが主導で戦争に利用する毒ガスの開発を行っていたためである。 彼は戦争の早期終結、そして、戦争での国の勝利を信じて毒ガスを作り続けた。 技術者が個人で問われる判断が技術者倫理であり、技術者個人で対応できなければ技術倫理となる。 (2) ことわざ チーム イオカル 滝口裕也 ?橋俊亮 発表者 吉田天音 島川真於 小学生のころ、いじめっ子がいて、その取り巻きも便乗していじめを行っていた。 その取り巻きは当のいじめっ子が近くにいないと何もできない奴だった。 まるで某国民的アニメのいじめっ子二人組のようであるが、それよりは若干マイルドである。 そのため、このことわざがふさわしいと考えた。 (3) 「虎の威を借る狐」ということわざを選んだ。 小学生のころ、いじめっ子とその取り巻きがいた。 取り巻きはいじめっ子に便乗していじめを行っていたが、その取り巻きは近くに当のいじめっ子がいないと何もできないような奴だった。 某国民的アニメのいじめっ子二人組をややマイルドにして、取り巻きがより弱くなったようなものであるため、まさに「虎の威を借る狐」ということわざがピッタリであると考えた。
A.倫理とは何かを、地下鉄サリン事件やコンピューターウイルスを例に理解を深めた。倫理を求められるのは、毒物などを作れる人であり、知識が無ければ倫理は求められない。また、技術者倫理と技術倫理は根本的に違う意味を持つ。知識の有無が倫理観を必要とするのか否かについて議論をし、研究者としての考を学んだ。 チーム名は、pKaです。司会進行をしました。メンバーは、平尾朱理、大堀颯斗、宍戸智哉です。話し合った内容は、倫理に関することわざについてです。 私は、正直者は馬鹿を見るを選びました。 コロナ渦ではオンラインテストが多かったですが、その中では友達同士で相談禁止のテストもありました。しかし、友達同士で相談した人の方が成績が良く、ルールを守り一人で行った人は成績が悪いという結果が出たときに、正直者は馬鹿を見るであると感じました。 私は授業外で、水清ければ魚住まずについて調べました。この意味は、自らの身を正しくして清廉潔白なのは、良いことに違いないが、あまり度が過ぎると、他人のあらを見つけてはとがめだてするようになり、しまいには友人を失い、孤立してしまうようになるという意味です。会社に入り、研究職に就いたときは、この言葉を意識する必要があると感じました。友人は失うが、研究倫理を守る上では仕方の無いことであると考えました。研究職に就く以上は、倫理はもちろん大切であり、それと同じぐらい不正を行わない身の潔白さも大切であると考えました。
A.(1)講義内容では、技術を悪用したことによる日本における大きな事件について主に取り上げ、技術者として今自分たちが有している知識や技術をどのように利用することが社会のためになるかについて学ぶことができました。 (2)講義中で発表した内容については、ことわざについてです。 私たちの班では、このような意見が出ました。 石の上にも三年 ー 我慢強く辛抱すれば必ず成功することのたとえで、具体例としては、学業で躓いていたとしても、辛抱強く努力を継続することが重要であると表すことわざです。 ・一筋縄ではいかない ー 普通のやり方ではうまく行かない このことわざは「一筋縄」は一本の縄のことで複雑に絡まっていないことから、転じて普通のやり方を意味する。 ・海老で鯛を釣る ー ほんの少しの元手や労力で多くの利益を得ること ・財を先にして礼を後にすれば民理す ー 人の上に立つ者が利益を優先して道理を後にすると人民、ないし下につく人も利益を優先すること。 (3) 私は、今回の技術者倫理の講義で学んだことをさらに深く理解するために他にご科学技術が要因となって社会に多大な影響を与えた事件についても調べました。 具体的には、戦争などが挙げられると思います。特に日本の広島、長崎に投下された原子爆弾が該当すると思います。原子爆弾は水素爆発という多くなエネルギーを生成する原理を利用し、スケールを上げたものであるため、あのような甚大な被害を生んだ結果となりました。 このような技術を社会や人のために利用することが、私たち技術者に求められることだと再認識しました。
A.(1)サリン事件について話します。1995年に現在の東京メトロ千代田線という地下鉄にサリンという猛毒液が仕掛けられていました。サリンは車両の中にいる乗客たちを苦しまれました。当時,サリンは猛毒だと知らなかったため,保護なしで素手のままでサリンを外に運ぶ2人の駅員のうち,1人は命を落としました。この悲しい事件から,科学は全部幸せや気軽に生きるためだけには作られていないともう一度思い知らせました。しかし,このような事件や事故があったからこそ科学や化学が今までも発展しているのではないでしょうか。科学者や技術者は自分それぞれの理念を持ち,科学を発展させようとするのが当たり前だと思っています。それは人々の安全安心のために作るのではないかと思ったが,このような人に対して危険な毒はなぜ作られていたでしょうか。 (2)グループ名:ミイラ (一戸友花,佐藤百恵)役割:調査 演題:ことわざ 選んだことわざ:ミイラ取りがミイラになる ことわざの意味:人を連れ戻しに行った者が、その目的を果たさずにとどまって帰ってこなくなる。また、人を説得にようとした者が、逆に相手に説得されてしまうこと 例文:友人がレポートを人のレポートからバレないようにパクリをしていた。それを止めようとして注意したが,逆にレポートをパクって作ることの楽さや便利さを説かれてしまい,自分もバレないならとやってしまった。まさに,「ミイラ取りがミイラになる」である。 (3)「負けるが勝ち」ということわざを選んだ。無駄に争わず、相手に勝ちを譲ったほうが、結果的には勝つことになるという意味である。自分の回りには世の中に自分の意見や思ったことだけが正解だと思うような人間がいた。意見違いになったときは,負けず嫌いの自分と大喧嘩になったこともあった。そして,このことわざを知った。いまになると,喧嘩等を避けて,全部あの人の意見に全部賛成することにしてから,ようやく平和な生活に戻った。まさに,負けるが勝ちである。
A.(1)地下鉄のサリン事故は1995年3月20日に日本の東京都内で発生したテロ事件であった。オウム真理教という新宗教団体によって実行された。この事件では、オウム真理教の信者が地下鉄車両にサリンという神経ガスを散布し、多くの乗客に被害を与えた。事件により13人が死亡し、数百人が重傷を負った。事件の影響を受け、日本国内の治安対策やテロ対策の見直しが行われ、公共の場におけるセキュリティが向上した。 (2)演習106、チーム、21512311アミラ、21512146石川ほのか、21512274佐藤友香、21512287樋口水紀、21512264安達友希乃 【佐藤優香】私たちのグループでは、故事成語の一つとして「曲学阿世」を選んだ。故事の意味は、道理に背いた学問により、世間の人々に気に入られるような行動をすることである。これは道徳観念などの感性と優秀さといった能力に相関がないことをよく表していると感じたため選んだ。いくら優れていて世間の人々に気に入られようと、道理に反することをしているのは良くないことだと私たちは考えた。道理に背いたことをしていないか、今自分が行っていることは本当に正しいことなのか、それを常に自分自身に問い今後の生活を送りたい。 (3)倫理に関係することわざとして「曲学阿世」が挙げられる。意味は道理に背いた学問によって、時勢、権力などに媚びへつらい、世間の人々に気に入られるような言動をすることである。実際の事例として、「ワクチン接種で致死率上昇」という衝撃データを隠蔽するかのような姿勢を取る厚労省が昨年の11月25日に開催された「新コロナワクチン接種と死亡事例因果関係を考える勉強会」で京大名誉教授に提訴された。このことから、厚労省が曲学阿世をしたと言える。
<!-- 課題 課題 課題 -->
<li>
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/WebClass/WebClassEssayQuestionAnswer.asp?id=261'>
<q><cite>
</q></cite>
</a>.
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Syllabus.asp?nSyllabusID='>
<a/a>・
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID='>
</a>
</li>
<!-- 課題 課題 課題 -->
大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。