大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
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A. はい。私は大学卒業後、高学歴者として、ノブレス・オブリージュを体現し、学んだ知識を社会の形成者として文化や産業の発展のために正しく使います。 本授業をきっかけに教科書「技術者による実践的工学倫理 第4版 先人の知恵と戦いから学ぶ」をいろいろ読んでみたところ、一番興味があったのは、チャレンジャー号爆発事件でした。スペースシャトルの固体燃料部分の製造を携わっているモートン・サイオコール社が固体燃料ブースターロケットを接合する接合部分のフィールド・ジョイントのOリングが、低温下ではシールが不十分で、高熱ガスが漏洩するのではないかと問題を感じていました。そのため技術者たちは何度もNASAに打ち上げの中止を申し出ていたのですが、そもそもチャレンジャー号は延期に延期を重ね、NASA側は早く打ち上げたいと焦燥していました。また、サイオコール社はNASAが予定通り飛行を成功させたがっていることを知っていました。最終的にはゼネラルマネージャーが「もはや経営的判断を下すべきだ」と言い、打ち上げに至ってしまいました。チャレンジャー号爆発事件が起きた後、技術者のロジャー・ボジョリーは議会での証言後、社内情報を勝手に持ち出されたとして周囲から非難されてしまったが、後日協会から技術者としての責務を貫いたとして表彰される形に至りました。ロジャー・ボジョリーの技術者として製造するものを扱う人の安全を守るために責務を全うする姿を、これから社会に出て働く身として心がけたいと思いました。
A.はい
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A.(1)幸福追求権は基本的人権であり、科学技術を用いて他者を不幸にしてはならない。 (2)優秀な人間ほど他人に相談するのが困難になり、明確な答えを持っている宗教などを信じてしまうと考えた。 (3)ワークショップの内容についてもう一度細かいところまで考えた。
A.(1)チャレンジャー事故は利益面を重視した経営陣が安全を軽視した結果、起きてしまった事故である。 (2)ヤマアラシのジレンマを選び、身近な例としてSNSの普及による人間関係の構築の難化を選んだ。SNSの普及で人の本質が見えやすくなり、心理的な距離を測るのが難しくなっている。 (3)チャレンジャー事故の類例について調べた。
A.(1)法は倫理の最低限度ではあるが、倫理の全てを法にすることは出来ず、するべきではない。ルールは遵守しなけれなならない。 (2)電気通信の民営化を選択した。 長距離通信事業に新規企業の参入によって、電話料金が下がるなどのメリットが生じた。 (3)現在日本で定められている様々な権利について調べた。
A.(1)有害な化学物質は川や海などに流出すると魚などで生物濃縮が起こり、健康被害を引き起こす場合がある。 (2)イタイイタイ病のカドミウムを選んだ。 イタイイタイ病はカドミウムを長期間体内に取り込んだために起こった。 このことを予見出来た可能性はあったと思われる。 未然に防ぐためには、カドミウムを研究している大学の教授に知見を得ることで防げたと思われる。 (3)日本で起きた公害についてどのようにして発生したのかを調査した。
A.(1)安全の基本は整理・整頓の徹底、取り扱うものの理解、未熟な状態で作業しないなどが挙げられる。また、マンネリ化を防止する必要がある。 (2)エアコンのリコール事例を選んだ。 選んだ理由として、エアコンは使用する頻度が高く生じる不具合も発火・発煙など生命にかかわる事象であることが挙げられる。 未然に防ぐためには、設計の段階から不備が無いかの見直しや出荷前の点検を繰り返し行うことが考えられる。 (3)マンネリ化を防ぐにはどうすればいいかを考えた。
A.(1)地球温暖化が進んだ場合、気候の変化で貧困が増える可能性がある。 そのためには、どうすればいいのかを伝える質の高い教育をする必要がある。 (2)一日に排出される二酸化炭素排出量が把握しにくい理由として、どのような行為でどれ位の二酸化炭素を排出しているのかが分からないからということが挙げられる。 (3)一日にどの位の二酸化炭素を排出しているのかを概算した。
A.(1)情報技術の発達によって様々なものが複製できるようになったが、それによって、著作権などの問題がより顕著に表れるようになった。 (2)著作権は個人が作ったものにはどのようなものであれ適用され、他人はそれを認める必要がある。 (3)著作権についての詳細な情報を調査した。
A.教科書の内容に一通り目を通した。
A.Winnyは完全にP2P,PureP2Pを実現してみせました。P2Pとはpeer to peerの略語で複数のコンピューター噛んで通信を行う際の構造のひとつで,対等のもの同士で通信をすることを特徴とする通信方式,通信時術の一分野を示します。 このP2Pを開発したのは金子勇氏である。当時,インターネット技術があまり普及していない時代に1ヶ月の間に一人で開発をしたプログラミングの天才である。金子勇はこのWinnyが違法ダウンロードを簡単にできるということを知っていたが,日本のネット技術,プログラミング技術が発展する可能性があるということで,これを無料配布した。しかし,Winnyを使用し,違法ダウンロードをした人が著作権法を犯したとして逮捕された。その後,Winnyを開発した金子勇も犯罪目的で開発をしたとされ,逮捕されました。これに抵抗をし,裁判を起こした。その裁判は7年もの月日をようし,無罪となった。しかしその版権つの2年後に金子勇は心筋梗塞でなくなってしまいました。 Winnyに使用されていたP2Pの技術はその後ブロックチェーンなどの先駆けの技術となっていった。金子勇はよく,国益という言葉を使用してました。これは自分だけが利益を得るのではなく,国自体が大きく発展してほしいという願いからの言葉だったと思います。 このように素晴らしい技術を自分一人のためではなく,みんなで共有をし,更なる発展を願った金子勇は技術者の鏡のような存在であったと感じます。 しかし,その思いとは裏腹に悪用をし,犯罪を犯す人が出てきてしまいます。そうした事件が日本の天才を潰していってしまいます。犯罪を犯すとその罪を裁かれます。しかし,その犯罪で使用された道具を開発した人には何の罪もありません。包丁を開発した人が,包丁を使用した殺人事件が多かったからといって逮捕されるという理不尽な話と何ら変わりありません。確かに殺人のために包丁を開発したのであれば罪を問われるかもしれません。しかし,現在包丁は料理をするのに欠かせない道具の一つになっています。つまり新技術は開発者に倫理があったとしても,使用者の倫理によって大きな凶器になってしまうという危険性も隣り合わせになっているということを考える必要があると感じます。 (2)発表の要旨 共有価値の共有はとても大切です。授業で行ったWinnyがその例になります。開発者の意図とは別の用途で使用されてしまうと,大きな危険性をもたらしてしまうことがあります。つまり,何かを開発する上で開発者と使用者との間でそのものの価値をしっかりと共有する必要が出てきます。これはお互いの倫理観も関係してきますが,開発者の思いがしっかりと表に出ていることで共有価値の創造ができるようになると考えます。 (3)復習の内容 共有価値の創造は大切だと発言することはとても簡単ですが,実行することはなかなか難しいことだと感じました。今まで,私は人にものを伝えること,思いを伝えるということが苦手でした。そのため,もし私が日本や人類にとってとても画期的な開発をしたとしても,うまく開発をした気持ちを伝えることができないかもしれません。これではWinnyのにの前になってしまい,開発したもので犯罪などが多く起きてしまう可能性があります。つまり,開発をしてそれを世に出す際に,人とのコミュニケーションをうまく取れるようになり,自分の思いを世に伝えていく訓練も必要なのです。そのため,開発者にもの目られることとして,天才のような知識,技術だけでなく,人とのコミュニケーション能力,倫理観を怠ってしまってはいけないのだと再確認することができました。
A.(1)講義の再話 人間は衣食住が揃っていると幸せに感じることが多い。食べるものがあり,帰って暖か区して寝る家があるということはとても幸せなことです。 気候の急激な変動や人口の爆発は,食料を減らし,住む場所も奪われ,貧困が増えていきます。貧困が増えると食料の奪い合いが始まり,やがて治安が悪くなっていきます。 これを防ぐために必要なことが,どうすればいいかという教育です。 ただ,教育をすればいいというわけでなく質の良い教育でなければ意味がありません。 ではどのような教育が必要なのでしょうか。 まずは気候変動,人口爆発が怒らないようにする教育,気候変動が避けることができない部分もありますが,人間が原因で気候変動が起きるケースもあります。 次に生きていくために必要な力の教育です。 食料の確保の仕方,お金の稼ぎ方・使い方,住む場所の見つけ方,身を守る方法などです。 食料は自分たちで調達をするなら調達の方法,誰かから買ったり譲ったりしてもらうのであればその方法など,生きていくために必要な力を教育することも大切です。 今の私たちは自分たちだけが良ければいいと考えていてはいけません。老後になった後,食料問題が起きたら,子供が産まれ,自分が死んだ後にその子供に苦労をさせたいか,ということを考えた際に,質の良い教育は必要不可欠です。自分自身の未来のため,次世代の子供達のため,環境問題に積極的に取り組むことや,質の良い教育ができるように日々勉強をしていくことで明るい未来につながることでしょう。 (2)発表の要旨 二酸化炭素の排出量を把握するために必要なこととして、普段の生活で何をすると二酸化炭素が排出されるかを知ることです。 電力・ガス消費量にともなう二酸化炭素の排出。車の使用に伴う二酸化炭素の排出。ゴミの処理をするのに発生する二酸化炭素。水道の利用で発生する二酸化炭素。 日常生活で二酸化炭素を排出する行動は主にこの4つだと考えます。 しかし,昨日私は電気,ガス,水道しか使用していません。車は運転しておらず,ゴミ回収の日でもありませんでした。電気,ガス,水道から二酸化炭素の排出量を計算することができますが,使用量を全く把握していませんが,2020年度の一人当たりの二酸化炭素排出量が約1,840kgCO2/人でした。[全国地球温暖化防止活動推奨センター調べ]その中で電気から47.6%,水道から1.8%,都市ガスから9.6%という結果が出ています。一人当たりの二酸化炭素の排出量を365日で割ると1日あたり,約5.04kgCO2/人になります。そこから私が使用した,ガス,電気,水道分の二酸化炭素排出量を計算する約2.97kgCO2/人になります。 (3)復習の内容 地球温暖化は環境を守る上でとても大切なことだと感じます。普段の日常生活で意識をしていないだけで,人は生活をするだけで多くの二酸化炭素を排出しています。地球の未来やもし自分に子供ができたと考えた時,今のように安心して地球で暮らせるように,我々ができることから取り組むことで次の世代,また次の世代へと思いが繋がれていくのだなと,地球温暖化について改めて問題視する必要があるのだと実感しました。 Winnyは完全にP2P,PureP2Pを実現してみせました。P2Pとはpeer to peerの略語で複数のコンピューター噛んで通信を行う際の構造のひとつで,対等のもの同士で通信をすることを特徴とする通信方式,通信時術の一分野を示します。 このP2Pを開発したのは金子勇氏である。当時,インターネット技術があまり普及していない時代に1ヶ月の間に一人で開発をしたプログラミングの天才である。金子勇はこのWinnyが違法ダウンロードを簡単にできるということを知っていたが,日本のネット技術,プログラミング技術が発展する可能性があるということで,これを無料配布した。しかし,Winnyを使用し,違法ダウンロードをした人が著作権法を犯したとして逮捕された。その後,Winnyを開発した金子勇も犯罪目的で開発をしたとされ,逮捕されました。これに抵抗をし,裁判を起こした。その裁判は7年もの月日をようし,無罪となった。しかしその版権つの2年後に金子勇は心筋梗塞でなくなってしまいました。 Winnyに使用されていたP2Pの技術はその後ブロックチェーンなどの先駆けの技術となっていった。金子勇はよく,国益という言葉を使用してました。これは自分だけが利益を得るのではなく,国自体が大きく発展してほしいという願いからの言葉だったと思います。 このように素晴らしい技術を自分一人のためではなく,みんなで共有をし,更なる発展を願った金子勇は技術者の鏡のような存在であったと感じます。 しかし,その思いとは裏腹に悪用をし,犯罪を犯す人が出てきてしまいます。そうした事件が日本の天才を潰していってしまいます。犯罪を犯すとその罪を裁かれます。しかし,その犯罪で使用された道具を開発した人には何の罪もありません。包丁を開発した人が,包丁を使用した殺人事件が多かったからといって逮捕されるという理不尽な話と何ら変わりありません。確かに殺人のために包丁を開発したのであれば罪を問われるかもしれません。しかし,現在包丁は料理をするのに欠かせない道具の一つになっています。つまり新技術は開発者に倫理があったとしても,使用者の倫理によって大きな凶器になってしまうという危険性も隣り合わせになっているということを考える必要があると感じます。 (2)発表の要旨 共有価値の共有はとても大切です。授業で行ったWinnyがその例になります。開発者の意図とは別の用途で使用されてしまうと,大きな危険性をもたらしてしまうことがあります。つまり,何かを開発する上で開発者と使用者との間でそのものの価値をしっかりと共有する必要が出てきます。これはお互いの倫理観も関係してきますが,開発者の思いがしっかりと表に出ていることで共有価値の創造ができるようになると考えます。
A.(1)講義の再話 安全第一。事故を起こして怪我をした人が最初にいう言葉は「すみません」です。事故を起こすと自分だけでなく周りの人間まで不幸にしてしまいます。事故が起こるということは何かしらの問題点や原因があります。その原因を「知らんかった」で済ませないために日頃からコミュニケーションを大切にする必要があります。 安全の基本は,「整理整頓の徹底」「無知や未知で作業はしない」「一人でやらない」「装置,器具,毒物,危険物,ガスの理解」「慣れは禁物」。特に最後の慣れは事故を起こさないために本当に大切になってきます。 安全衛生活動を阻害する大きな要因が「マンネリ」です。初めは安全や衛生を保護するために行っていた点検作業,これはよくマンネリ化しやすいです。「どうせいつも通り大丈夫であろう」「めんどくさくなってきたから形だけ」というふうに毎日毎日行っているとつい気が緩み重大なミスに気がつかなくなってしまいます。この「マンネリ」を防ぐためには初心に戻ること,ミスをした時の重大さを再確認することなど方法はいくらでもあります。 自分が行っていることに対しての責任を今一度確認し,「めんどくさい」という理由で雑に行動をしてしまった先に起こることを想像することでマンネリは防ぐことができるようになるのです。なので,「初心に戻る」という気持ちは常に持ち続けることが大切です。 (2)発表要旨 リコールを未然に防ぐためには製品を開発している段階でどれだけ「もしものこと」を考える力が大切です。また,どれだ誠実に製品のテストを行えるかも重要です。家電のリコールの例として炊飯器があります。 炊飯器を使用していると製品が熱で焼損し重大製品事故が発生し,同様な事故発生の可能性がある可能性があることからリコールしている製品があります。 このリコールをしなくてはいけなくなった原因として考えられることは,テスト運用不足です。炊飯器は家によりますが,毎日1~3回使う製品です。そのため,熱に対しての耐久度を確かめるため,何百回も,何千回も試運転をし焼損の恐れがないかどうかを確かめなくてはいけません。いくらいい素材を使用しているからといっても「もしものこと」を考え,根気強くテストをし,合格をしたものが安全に使用することができます。 しかし,試運転テストを合格しても絶対ということはありません。リーコールを完全になくすということは安全面から難しいことかもしれませんが,リコールをしない,消費者の安全を第一に考え,「もしものこと」を防ぐため,技術者,開発者は知識・技術を活かしていく義務があります。 (3)復習の内容 リコール製品の多くは安全性が何処かけてしまっているから起こるものです。リコール製品を調べていく段階で多くのリコール製品を見ました。多くはリチウム電池などですがストーブ類も多くリコールされています。これらの共通点として 発火や火事が起こる可能性が多くある製品だということが分かりました。電気を使用する分,火事が起こる確率も高くなります。このような電化製品はやはりどれだけ耐久度があるかというテストを行っていけるかということが重要になってきます。電化製品を開発・製造していくことになれば自分の利益,会社の利益のことだけを考えず,消費者がどれだけ安全で安心して使用できるかという気持ちが欠けてはいけないものだと改めて感じました。
A.(1)講義内容の再話 ヴィクトル・ユーゴーが著した「レ・ミゼラブル」という小説があります。この小説はフランス革命をもでるとした小説で,当時の絶対王政から民主主義への移行を描いたものです。盗みを犯したジャンバルジャンは,法の番人とも言えるジャベール警部に執拗に追いかけ続けます。しかし,そのジャベール警部が革命軍に捕えられ,承継されそうになったところをジャンバルジャンが助けます。このことがきっかけでジャベール警部はセーヌ川に身を投げます。ジャベール警部は絶対王政の法を犯した犯罪者,ジャンバルジャンを追っていたにも関わらず,そのジャンバルジャンに命を救われました。ジャベール警部が川に身を投げた理由として考えられることは,今まで信じていた正義に反した犯罪者が自分の命を救ってくれたことをきっかけに自分が信じた正義がわからなくなり,結果的に絶対王政に対しての忠誠心と,今までのジャンバルジャンにしてきた行動を悔やんでとった行動だと考えられます。 決められたルールの遵守 ゲーム理論は,個人の利益を最大限にしようとするとうまくかないケースが出てくるというジレンマを学ぶことができます。そのため,社会的にルールや法律を作成し,守ることが必要になります。5Sの躾がそれにそうとします。 5Sとは整理,整頓,清潔,清掃,躾の五つを組織などで取り入れて徹底的に綺麗な状態を保つものです。5Sの躾は,決められたルールを遵守し,そのルールを守ための訓練をし,自信の習慣にするというものです。この「ルールを守るための習慣化」がとても大切です。人間は環境の生き物と言われるほど,環境に左右されやすいです。ルールを作ってもそのルールを遵守するほどの意思が3日で終わってしまう人がほとんどです。しかし,ルールを守ということを訓練し,習慣にすることで人は無意識下で行動することができるのでルールを守という環境ができあがります。ルールを遵守するという言葉だけでなく,ルールを守訓練をしっかりと行い,習慣化を目指すことで5Sが上手に成り立っていきます。 (2)発表の要旨 囚人のジレンマについて,これはゲーム理論の代表的な例です。ゲーム理論とは「利害関係を持つ相手がいる状況で,自分と相手の利益を考え,最適な行動」を決める考え方です。 囚人のジレンマの例として,二人の犯罪者がいるとします。 二人には「自白する」と「自白しない」という選択肢があります。 自白の状況によって刑罰の重さが変わってきます。 ・一人が自白し,もう一人が自白しない場合は懲役10年,自白した人は無罪。 ・二人が自白した場合は二人とも懲役5年。 ・二人とも自白をしない場合は二人とも懲役1年。 このように刑罰があると考えると,二人とも意見を合わせることで同じ刑罰を受けることができます。しかし,意見が分かれる,どちらかが裏切りをした場合,片一方が損をし,片方が得をします。このように利害関係を一致させて一番最適な行動を決めるということができるものがこの囚人のジレンマというものです。 (3)復讐の内容について 5Sの一つである,躾の項目がとても大切だと感じていました。決められたルールを遵守し,訓練し,習慣化させることが目的になります。訓練がうまくいき,習慣化することができればルールを遵守することは簡単になってくると感じますが,訓練から習慣化するまでが難しいです。そこで大切になってくるものがゲーム理論になります。自分自身の利益を最大限にするためにという目的をはっきりとさせることで訓練の意味がわかり行動に移すことができます。人は自分に利益があると感じると行動を起こしやすいものです。ですのでこの心理を利用した考え方をするだけで訓練から習慣化を測ることができるようになります。
A.(1)講義の再話 我々が住んでいる地球。なくてはならなく,大切にしていかなくてはいけない存在であるが,地球という存在が当たり前のように感じている,または意識をしていない人たちがほとんどだと思います。しかし,そのような考え方ではいつか地球を滅亡させてしまいます。 人が生きていくために,地球を少し汚してしまうという事実は拭いきれませんが,快適に生活をするために取り入れた最新技術などでも地球を汚していることがあります。 その例として挙げられるのが四大公害病の水俣病です。 水俣病はアセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造する過程で生じた有機水銀が原因でした。この有機水銀はもともと触媒として使用していた金属水銀が変化して生じたもので,技術者も触媒が反応してしまうと思わなかったでしょう。 この有機水銀が混ざった排水を無処理で川に放水してしまったため,食物連鎖の水銀が濃縮され大きな被害をもたらしました。 日本では排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められています。また,分析方法も法律で定められています。 人間が生活を豊かにするために,有害な物質を知らない間に流し地球の汚染を防ぐために方法です。 世界的にも環境を守るための動きがあります。殺虫剤として発明されたDDTという物質の代謝生成物であるDDE,DDAなどは,体内に蓄積され,生物濃縮を起こします。環境への懸念から先進国を中心に2000年までに40カ国以上でDDTの使用が禁止,制限されるようになりました。 環境や資源の所有権は誰にあり,地球が誰のものなのか。このことを考えると一人一人が環境や資源を大切にするという意識を持ち,開発をしたり,技術・知識を活かしていくことがとても大切になってきます。 (2)発表要旨 新しい技術を運用するにあたって,大切なことは人の健康や環境に重大な被害を与えてしまう可能性があるかどうかだと考えます。 授業でも述べられていたように環境や資源は有限であり,みんなのものです。それを害してしまうことは倫理に反した行動になります。 そのために,専門的な知識,専門的な技術が必要になってくと思います。無知の状態で新しい技術を運用することは罪になり得る行動です。そのため,しっかりとした知識,もし被害が出てしまった場合にどのような影響があるのか,しっかりと調べた上で新しい技術を初めて運用することができると考えます。 (3)復習の内容 環境保全という資源の問題は日本だけでなく世界でも問題視されています。例えばSDGsが当てはまります。SDGsとは「持続可能な開発目標」という意味で,私たちが暮らす一つしかない地球を長くずっといい状態をたもつために活動をしていくことです。 この考え方には飢餓をゼロにすることや,全ての人に健康と福祉を。質の高い教育を。といった目標もあります。地球を守るために,地球を汚してしまう我々人間が正しい知識をつけ,健康で快適に生活する必要があります。そのため,持続可能な世界を目指すことができるのだと考えます。
A.(1)講義の再話 よく権威と権力を混合してしまう人がいます。学校でも同じで権威のある教授がいても権力のある教授はいません。権力や権利の行使には責任や義務がついてきます。ファインマンの報告書によれば,人の命も宇宙船も失う大事故になる確率を技術者が1%と見積ったのに対し,NASAの幹部は0.001%と見積もりを出しました。技術者が幹部よりも1000倍も危険があると方向をしたのにも関わらず,打ち上げは行われ,悲劇が起きてしまいました。 この悲劇に関して,技術者には決定する権力がないことが分かります。幹部たちにも知識や技術があるかもしれませんが,実際に宇宙船を設計し,製造したのは技術者たちです。幹部たちは宇宙にいくことに対しての利益の大きさが欲しいのに対し,技術者たちは安全性を第一に考えて出した見積もりだと思います。幹部たちはいわゆる経営者にあたり,技術者たちは労働者にあたります。経営者は会社の利益を出さなくては会社が潰れてしまいますが,公共の福祉や,人の命のことを考えると労働者の意見を尊重し,打ち上げを中止する選択もできたと思います。自分たちの利益を追い求めた結果,大きな事故に繋がってしまった例です。個人の,1企業・組織の利益しか追っていれば足元がすくわれ大きな損害,被害を出す結果になってしまいます。そのため,自分たちが取る行動がどのような利益があるかどうか追い求めると同時に,周りの人たちへの利益も考える必要があると感じました。 (2)発表の要旨 ゲーム理論とは社会や自然界のおける意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて最適な行動をとれるようにする考え方のことです。 ゲーム理論の代表例として囚人のジレンマというものがあります。 利害関係にある人同士がどうすれば自分の利益が大きくなり,かつ相手が納得してくれるかという最適な行動を導き出す考え方です。 囚人のジレンマの例として囚人二人がお互いに意思疎通のできない場所で拷問を受けています。彼らに「自白する」「自白しない」という二つの選択肢がありますこの選択の状況によって罪の重さが変わってきます。 ・片方が自白し,もう片方が自白しなかった場合,自白した方は無罪でしなかった方は懲役十年 ・両方とも自白しない場合は懲役2年 ・二人とも自白した場合は懲役5年 このような状況下で,どの選択肢が最適かどうか考えたところ,自分にとって最も魅力的に感じる回答が自白しないことです。ですが,相手が同じことを考えていては懲役5年という2番目に重い罪が決定します。このようにお互いが個人の利益を求めていては逆に不利益になってしまう状況が囚人のジレンマです。今回のケースでは自白することが最も合理的な選択肢だと言えます。理由として,お互いに自白しないというケースを作ることができるとは限りません。なので,一番最悪の懲役10年を避けられます。また,もう一人が自白をしても懲役5年。もし相手が自白をしなければ無罪として釈放されます。なので今回のケースでは自白するということは最適解になります。 (3)復習の内容 ゲーム理論を使用して,自分だけが利益を追い求めるということはとてもナンセンスだということがわかりました。 利害関係にある相手が不利になりずらい選択をすることで,お互いが納得する結果を得られることができます。今後,私が社会に出た後でも取引先や,上司との交渉をする際は実際にこのゲーム理論を使いお互いに納得する行動をとっていきたいと感じました。
A.(1)講義の再話 自由に幸せに生きるということはとても素敵な言葉です。日本国憲法十三条に保護された幸福追求権は,日本国民全員の権利です。自分一人が自由で幸せになるために,他人を不幸に陥れてはいけませんということです。 例えば,信仰の自由も同じです。オウム真理教サリン事件でオウム信者が宗教の正義のためにとった行動が殺人でした。これは自分たちの自由で宗教に貢献するため,幸せを手に入れるための行動だったのかもしれません。しかし,この事件で多くの人がなくなり,不幸になりました。これでは他人を陥れた幸せになってしまいます。 また,オウム真理教の信者は化学の知識が豊富で,殺人に向いている毒物,サリンを製造することができる人たちでした。憲法で信教の自由が保障されています。ですが信教の自由は基本的人権の尊重に基づいているものになります。ですが行き過ぎた信仰の葉時に倫理観を犯してしまいます。自分の正義を全うするために殺人を犯してしまう,そんな人たちが出てきてしまいます。自分たちに家族がいるのと同じように,敵にももちろん家族はいます。どれだけ敵が醜くあろうと同じ人間なのです。この倫理観こそが法よりも深い基本的人権になるのです。 (2)発表の要旨 優秀というものは分野によって変わってくると私は感じています。例えば学者で優秀な人は誰も発見できなかったことを発見できるような発想と頭の良さを持っています。スポーツで優秀な人は優秀な運動神経と誰にも負けないくらいの努力できる力を持っています。また,倫理観で優秀な人は自分を犠牲にしてまで他人の幸せを望み,他人が幸せであれば自分も幸せというような感情を持っています。 このように分野によって優秀な人は様々です。しかし,どの分野でも共通することがあります。それはどこか欠けているところがあるという点です。スポーツで優秀な人は自分が努力するために,周りとの時間を削ります。学者で優秀な人周りとの関係が薄くなりがちで人の感情,気持ちを考えるの苦手な人がいます。倫理観で優秀な人は自分自身を疎かにします。このよう優秀と呼ばれる人たちは自身の正義を信じ,全うすることができる人たちだと考えます。その正義が倫理に反してしまったり,行き過ぎた正義になってしまい事件を引き起こしてしまうのだと思います。つまり,優秀とは自分の信じた正義を曲げずにまっすぐに生き抜くことができる人だと結論づけます。 (3)復習の内容 倫理観に関してどのような気持ちで科学者たちが危険なものを開発をしたのか,事件を起こす人たちが何を考えて行動をしたのか,ということについて考察をしていきました。 (2)で記したように何か事件を起こしてしまう人たちと科学者の発明には共通点がありました。その共通点が,自身の正義でした。開発をしていく上で人の役に立つかもしれない,事件を起こす理由も,世間を変えたい,信じたものを正当化したい,などという理由から起きた行動です。多少やり方が強引であったり,他人を不幸にしてしまうやり方になっていますがどれも自身の正義が行動を引き起こしているのだと考えました。ただ,やはり自分が幸せになるために,自身の正義を全うするためだという理由でも他人を不幸にしてしまっては倫理に反してしまいます。ですので自身の正義を全うする前に一度立ち止まり,他人を不幸にしないか,陥れるような行動ではないかと立ち止まり考えることがとても大切なことになるのだと感じました。
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A.はい。 半年間授業をしていただきありがとうございました。 技術者倫理を受講して,技術者,開発者がただ便利で快適な生活を送ることができる製品を作っているわけではないと知ることができました。 知識,技術は人を幸せにする反面,人を不幸にしてしまう武器になってしまいます。そのようなことが起きないようにするため,倫理観をしっかりと身につけることが大切だと感じます。 日本の発展被害として起きた四大公害病や,プログラミングの天才の金子勇さんが実現可能にしたP2Pの技術など,これまで多くの人が失敗と成功を繰り返して,今の快適な日本があるのだと改めて感じます。 そして今後,日本をよりよくしてくために,開発者と消費者とのコミュニケーションが鍵になってくると感じます。 これは製品を使用するのが消費者であることと,共通価値の創造と,の二つの理由があります。消費者が製品を使用する際に安全で,十分に安心して使用できなければ快適な生活,幸せな生活から遠ざかってしまいます。そのため,製品の開発者が消費者のニーズに答えることと,どれくらい安心してお使いいただけるかという情報をしっかりと発信していくことが大切です。このようなコミュニケーションが取れることができれば共通価値の創造ができるようになり,製品の間違った使い方がなくなってくると考えます。 私が技術者,開発者になるのであれば,自分の利益,会社の利益のことだけでなく,消費者のため,人々が快適に幸せに生活を送れるよう,コミュニケーションを取ることを怠らず,真摯に向き合って行きたいと思います。 半年間ありがとうございました。これから技術者倫理で学んだことは忘れず,日々精進していきたいと思います。
A.はい。 今回の技術者倫理前半の内容から得られたことは倫理の本質だと思います。言葉の意味よりもなぜこんなことが言われているのか、などの背景や目的を詳しく教わった気がします。その中で私が覚えていることは、三つあります。 まずは、知識がないことは技術者として倫理違反であるということ。これは自分自身社会人になって違反しないのは難しいなと思っています。ただ、ダメな状態でい続けるつもりはないので勉強し続けて少しでも遅れを取り戻したいなと思います。 次に、上司に言われたことをただやるだけなら大卒じゃなくていい。言われたことをただやるでなく倫理観と照らし合わせて考えること自分の中で消化できるように疑問は周りに相談しながら進めていけるようになれれば最終的には勉強し続けることにもつながると思いました。 最後は、倫理は個人の尊重に根差しているということです。これはWinny事件を例に挙げて話しているときにでてきましたが、わからないことに対して不寛容になったり攻撃的にならないようにしたいです。分からなくても知る努力をすることでそれも勉強し続けることにつながればいいなとおもいます。 これらが大学卒業後、技術者としてや将来的に管理職側に立った時に、作業者や部下に安全でそれぞれが能力を発揮できる良好な職場環境を整えられるようになるために必要なことだと思いました。だから私はこのような技術者になることを目標に努めていきたいと思います。
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A.(1)技術者倫理における善悪、損得、個人の利益と公共の福祉、に関する事例としてチャレンジャー号爆発事故というものがあります。この事例ではアメリカのスペースシャトルチャレンジャー号が打ち上げ後分解・爆発し乗組員7名が死亡したもので、原因は補助ロケットのOリングが打ち上げ時に破損し燃料が漏れて爆発したことです。この背景には悪天候などの度重なる延期により上層部が焦り、現場技術者の打ち上げ延期を聞き入れず「解雇されるか、今すぐ打ち上げるか選べ」と脅し、打ち上げを強行させたことがある。このような状況であなたは上層部の反対を押し切って打ち上げを中止できますか。 (2)囚人のジレンマー冷戦ー、グループ名、共著者名不明、役割(調査、 レビューおよび編集校正) 私達の班は囚人の例として、冷戦を考えた。 ソ連とアメリカにはともに、軍拡を続ける、軍拡をやめる、の2つの選択肢があった。この選択肢は短期的に見れば、軍事費の負担が増えるが戦争による自国のリスクを減らせる軍拡を続ける方が得になる。 しかし、長期間続く場合では、泥沼の軍拡競争になり国の財政が破綻する、つまりお互いに経済的な自国のリスクを高める選択となってしまう。そのため経済力の弱いソ連は滅亡した。私達の班はこれは囚人のジレンマの例に適していると考ええた。 (3)今回の授業で出てきたチャレンジャー号爆発事故の事例を聞いて自分が就職先を選ぶうえで風通しの良い社風のところがいいと思うようになりました。そこでしらべるなかで労働組合の存在や役割について理解を深めることができました。労働組合とは、労働組合法などで定められた労働者が主体となって自主的に労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を目的として組織する団体である。ここが機能している、労働者を守ってくれる会社で働きたいと思いました。
A.(1)あなたは働くうえで法律さえ違反しなければ何をしてもいいと思いますか。法律について倫理の視点から話をすると、法は倫理の最低限度でありすべての倫理的違反や問題を法律で規制するべきではないと言われています。これはすべてを明文化することはできないからです。次に最近テレビではよくコンプラ違反という言葉を耳にします。これはコンプライアンス違反の略で、コンプライアンスとは法令、組織内ルール、社会的ルールを守ることを指します。ここで「法律だけでコンプライアンスを守ればいい」と思うかもしれませんが、それは正しいとは言えません。法やその他のルールを含めてもすべてではありません。大切なのは倫理観であくまでルールはその一部を文章などの形にしたものにすぎないからです。 (2)規制緩和ー焼酎等の製造免許の緩和ー、グループ名、共著者名不明、役割(調査、 レビューおよび編集校正) 私達の班では規制緩和の例として焼酎等の製造免許の緩和があがった。この利点は地域の特産品としての焼酎等の製造のハードルが下がることによる新たな観光資源の獲得と地方の活性化が期待できる点が考えられる。問題点は粗悪な製品の乱立による元々あった同地域の製造者が風評被害を受ける点が考えられる。ただ調べた限りではそういった記事は見当たらなかったため、現時点ではプラスの影響の多い良い規制緩和であると考えられる。 (3)今回の授業で法律などのルールが本来の目的に反して、悪者探しに用いられている例を見て自分自身してしまっている気がしました。例えば当たり前ですが、問題が起きた時に原因を究明するのは、今後は同じ事が起こらないようにするためであるとわかりました。私はうまくいかないと「恥ずかしい、バレたくない」と感じますが、これは自分が悪者になった(される)ような気分になっていると気が付きました。今後は失敗自体を恥ずかしいこととは思わず、共有して次につなげられると思います。
A.(1)環境問題の事例として水俣病があります。原因物質はアセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを生成する際に出る有機水銀化合物(メチル水銀)です。水銀は触媒として使用されていて、触媒は反応速度を上げ、触媒自体は変化しないものですが、実際は有機水銀化合物が生成し工場排水に混ざって海に流れ出て、生物濃縮され、甚大な被害を出しました。ただし当時の分析技術では工場排水に混ざった有機水銀化合物を検出ことができず、当時の社長が工業排水を飲んで安全性をアピールするほど企業側も気を付けていました。あなたがこの先、技術者として働くうえで予見できない問題に出くわさないといいですが、その対策として一般的な方法は最新技術ではなく使い古された技術を使うことです。 (2)予見可能性と結果回避義務の議論、グループ名、共著者名不明、役割(調査、 レビューおよび編集校正) 私達の班では予見可能性と結果回避義務の事例として水俣病を考えた。まず予見可能性についてですが、当時は有機水銀化合物を正確に物質中の含有量を測定する分析技術がなかったこと、有機水銀に関する毒性知識がなかったことから予見可能性はかなり低いと考えられる。そのため企業、技術者に対して結果回避義務も当てはまらないと考えられる。 (3)今回の講義を通して安全について調べました。まず、安全というものは断言も証明もできない、技術者ができるのは引き起こすであろう状況の範囲を想定して、リスク評価を行い、その範囲内での危険性を減らすことと、常に危険性への注意が必要なこと。そのために技術者は専門知識を有していないといけないと改めて感じました。また、水俣病の事例から技術は常に進歩い続けるので、就職してからも知識を深めていく必要を改めて感じました。
A.(1)安全な状態とは基本的に次の5つが守れれている状態と言えます。一つ目は整理・整頓の徹底していることです。散らかった環境では危険を気が付くことができません。二つ目は無知・未熟な状態で作業しないことです。専門知識や十分な経験がない状態は倫理違反です。三つ目は一人でやらない。人はミスを犯す生き物です。安全に限らずほとんどの場合で複数人で行うことはミスを減らし、新たなことに気が付けるのでそうしたほうがいいです。四つ目は装置、器具、毒物、危険物、ガスへの理解です。これらに対する知識を持っていれば、予見できない状況にも素早く気が付き対応できる可能性があります。最後は慣れは禁物ということです。慣れは危険に対する感度を鈍らせ、集中力を低下させる危険な状態です。そのため以上の5つを心にとどめておいてください。 (2)リコールを未然に防ごう、グループ名、共著者名不明、役割(調査、 レビューおよび編集校正) 私達の班は消費者庁のリコール情報からテスラ Model 3を選びました。本製品を選んだ理由は、自動車事故は重大事故、事故の誘発のリスクが高いためです。リコール理由は、座席ベルト、座席ベルト取付装置の固定が不適切なものがあったためです。そのため、衝突時に座席ベルトが設計通りに機能しないおそれがあるからです。防止する方法は繰り返し確認する、チェックリストを見直すことを考えました。また今回の箇所は車体全体の設計見直しは必要ないと考えられます。 (3)今回の授業の中で安全衛生活動を阻害する大きな要因として「マンネリ」があるという話がありました。とくに危険予知訓練は、マンネリ化に陥りやすく、形だけの実施になりやすいと聞きました。危険予知訓練の本来の目的は険を危険と気づく感受性を鋭くし、見つかった問題点を解決していくトレーニングをすることであり、マンネリ化は目的から外れてしまうとてもよくない状態だと感じました。対策としては情報共有の時間を短くしたり、時間帯を変更するなど思いつきました。
A.(1)環境問題の解決にはひとりひとりの理解が必要です。どうすればいいかは質の高い教育の下で身に着けていかなければいけません。ここで質問です。あなたは、高校で地学を受けましたか?地学は資源、環境、大気、海などの事柄を取り扱う学問で、エネルギー資源や環境保全を考えるうえで必要な知識です。私もそうですが、多くの日本の高校教育では、地学を学ぶ機会すら与えられません。こんな状況でどうやって環境問題に対する姿勢を育むことができるでしょうか?次の世代が不幸にならないために何を残して伝えていくべきか私たちは考えなければいけません。 (2)きのう排出した二酸化炭素量、グループ名、共著者名不明、役割(調査、 レビューおよび編集校正) 私達の班では、Aさんはサイトで計算した結果、電力消費だけで13kWだったため二酸化炭素排出量は9.5kgになった。私は昨日は休日のため1ヶ月家にいた8月の電力消費量や、水道、ガスの使用量から、 環境家計簿というサイトを用いて計算したところ、1日当たりの平均二酸化炭素排出量は7.9kgになった。分からなかった人の中で多かった意見は明細書を確認する習慣がないためそれぞれの使用量を把握していないという意見が多かった。公共料金は引き落としで払うため、自分がどれだけ使っているか気にする機会がないと思うので、スマホアプリなどで毎月認可しないと引き落とせないなど、あえてひと手間あるほうがいいのではないかと考えた。 (3)今回の授業の中で教育を受ける機会の話がありました。今回話に出た地学だけでなく友人と話していると地理を教えられる先生がいなかったり、生物を専門で学んできた先生がいない高校もあるそうです。またこれからの時代は下の世代ではプログラミングを全員学んでくるようになります。なるべく自分自身もこの授業をきっかけに見識を広げ、可能な限り学び続け次の世代に伝えていける社会人になれるよう努めたいなと思いました。
A.まず、技術者による実践的工学倫理から「製品の安全と品質保証」について紹介します。 日本では製品の高品質を維持・進歩させるため、1946年から本格的に裁定されたJISをはじめ、デザインレビュー、故障モード影響解析、故障系統図解析などの製品設計にかかわる技術手法の活用や、現場の第一線の人たちを中心とする品質管理活動などの地道な改善活動が行われています。 このトピックを読んで、JISの表記は日常で触れることがあり知っていたが、その他にこれだけの活動が行われているとは知らなかったです。今後、社会人になり、いずれは人を使う側になるかもしれないので、これらの活動を利用し受益者の安全を、作業者にとって実現可能な方法で行える技術者になっていきたいと思いました。 次にイラスト図解から 「5S運動と3S運動」について紹介します。 5Sとは、「整理、整頓、清掃、清潔、躾」です。 このトピックを読んで、整理、整頓、清掃は当たり前だと思うが、躾を含めることで継続的、自発的に行なわれ、清潔さで機能していることを確認できる運動となっていてよくできているなと思いました。 最後に工業技術基礎から「2 人と技術と環境」について紹介します。 人間は豊かな生活お求めて科学技術を発展させてきたが、20世紀の後半になり化石燃料の大量使用によって環境破壊が地球規模でみられるようになってきた。地球環境を保全するためには、新エネルギー開発とともに、製品に付加価値を与える技術だけでなく、リサイクル資源として再利用できる技術が求められている。また、産業社会において、環境保全と経済発展のバランスに配慮しつつ、製品や素材のライフサイクルに基づく3Rが可能な循環型社会を実現する必要がある。これらの社会の実現のためには科学技術を担う技術者は、各々が高い倫理観を持ち、誠実に環境問題に対処し社会貢献できる態度を身につける必要がある。そのため、指示されたことを行うだけでなく、その行動の適否を技術者としての倫理に照らし、自ら判断する責任を追っている。 このトピックを読んで、今後技術者として3RだけでなくSDG'sなど様々な活動を活用しつつ、技術者として責任感を持ち、少しでも環境問題の改善に貢献できる技術者を目指したいと思いました。
A.(1)数年前からIT分野について日本が世界に遅れているという話はあちらこちらで耳にすると思います。ですがこの分野において日本につぶされた天才がいたことおご存じでしょうか?その人物はWinnyというソフトを開発した金子勇さんです。金子さんのWinnyは、PureP2Pを実現しそれをネット上で公開しました。しかし、ソフトの利用者が悪用し著作権法違反で逮捕者が続出したため、開発者の金子さんまで逮捕・起訴されました。結果的に無罪を勝ち取るまで約8年もの時間を費やしました。この時間をソフト開発や技術発展にあてられていれば、今の日本のIT分野を取り巻く状況は違っていたかもしれません。 (2)共有価値の創造、グループ名未決定、合力健矢、役割(調査、 執筆、レビューおよび編集校正) 私は合力さんのポスターを選びました。インドボパールの事故を例に挙げ、組織、企業のために人命を危険にさらしてはいけないという話でした。この事例から技術者としてどう行動すべきかという話を聞いたときにとても深く考察しているなと驚きました。また私が聞き流していた、忘れていた周辺の住民や医師に対策の共有や訓練を怠っていたことなどの部分を聞き勉強し直すことができました。 (3)何かを学ぶうえで未成年のころに比べて成人してからはどんどん難しくなるので、おそらく下の世代は当たり前のようにプログラミングの知識があり自分にできないことができる後輩が増えると思います。そんな中でじぶんのしらないことに対して寛容でいられればいい先輩になれるのかなと思いました。そのうえで自分自身も学び続けこれだけは負けない、教えられるといったことを身に付けられれば、自信になり他者を受け入れることのできる人間になっていけるのかなと思いました。
A.(1) 金子勇はWinnyというソフトウェアを開発した。 これはP2P方式という、従来の接続方式とは異なる方式を利用したソフトで、その違いは端末間の通信にサーバーを経由する必要が無いという点である。 この方式は当時として画期的であり、金子勇は技術発展を願ってこれをネット上に無料公開した。 その結果、WinnyのP2P方式を悪用した様々な違法行為が頻発するようになった。 サーバーを経由しないということはサーバーにログが残らないということであり、暗号化も伴いこの通信方式は例えばその場で物を手渡しするような高い匿名性を持っていた。 その為、著作物や違法なファイルのやり取りに利用されたり、果てはコンピュータウイルスが仕込まれ、機密情報が漏洩されるなど被害は個人間に及ばなかった。 これにより金子勇は著作権侵害ほう助の疑いで逮捕され、無罪放免されるまで7年かかり、その後42歳で死去した。 金子勇はあくまで良心でWinnyを開発公開したが、その良心が反故にされた上に自分に返ってきてしまった。 これは倫理観の個人差により技術が悪用された一例である。 (2) 演題:「共有価値の創造」 グループ名:個人間での話し合いなのでなし 意見を交換した人:杉山晴哉、伊藤凜太郎、小林嵩弥、杉山大治朗、田島宏倫 役割:概念化、執筆-原稿作成 ポスター制作・試案にひどく苦戦させられ、話し合いの時間を十分に確保できなかった。 その話し合いの内容もおよそ自分が作成したポスターの説明であり、そのポスターに対する価値の議論まで至ることはできなかった。 (3) WebClassの公開レポートを読み、どのようなポスターが一般的に価値を認められやすいか、そして自分と一般の評価基準の違いについて考察を行った。 公開レポートでのポスター評価基準は3つに大別され、「わかりやすいデザイン」「倫理的に正しいメッセージ性」「自分の意見との同調」が一般的な評価基準ではないかと考えた。 私は、平常演習において田島宏倫さんのポスターについて以下のような評価をした。 「このポスターは、倫理について最も連想されやすいオブジェクトの1つである「秤」を用いていることで、まず一目で全体像を把握・理解しやすく、かつ高い訴求性を持たせている。 また、現実において絶えず身に降りかかり続ける「問題」を、頭上から降ってくるそれぞれ異なる形をしたブロックとして表現することで、時間の流動性と問題のランダム性を描き出している。 全体が抽象的にならず、かつ現実性を端的に表現しており、倫理という題材のポスターとして無駄のないデザインだと感じた。」 ここから自分の評価基準は第一に「わかりやすいデザイン」、次点に「倫理的に正しいメッセージ性」だと読み取れ、概ね一般論に即していると考えられる。 しかしこれは、集団心理の危険性を考えると必ずしも良いこととは限らない。 自分の頭に入っている倫理が決して正しいとは言えないが、ただ集団に同調するだけではなく自分の意志を持っておく必要がある。 ただ流されるだけでは、そのまま倫理違反を起こし事の重大さとその責任に気づけないと考えているからだ。
A.(1) 四大公害の一つである水俣病は、当時としての最新技術に用いられた水銀の変質と混入が原因だった。 この水銀は触媒、つまり変質しないものだと考えられていたが、実際は有機水銀に変質し、その脂溶性によって生物へ蓄積し、最終的に公害が発生してしまっている。 このように最新技術の利用はその技術への未熟な理解により、想定外の被害を齎すこともある。 その一方で、その技術は人類発展に貢献していたことも事実である。 技術に問題が見いだされたからといってバッサリ切り捨ててしまうのではなく、その問題を分析することで救われる命と新たな技術の糧になるのである。 (2) 演題:「新しい技術を運用するにあたって」 グループ名:11 がつ グループに属していた人:杉山晴哉、伊藤凜太郎、小林嵩弥、杉山大治朗、田島宏倫 役割:調査、概念化、 予見可能性と結果回避義務を考えるための事件として、カネミ油症事件を挙げた。 この事件は米ぬか油の製造工程において、熱媒体として利用していたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が混入し、油を摂取した人々に吹き出物やつめの変形、手足関節の腫れや肝機能障害がみられ、問題となった事件である。 この米ぬか油が問題となる前、動物飼料用に用いていたダーク油と呼ばれる油にダイオキシン類が混入し、混入していた試料を与えられた鳥が40万羽死ぬという前触れともいえる事件が起きていた。 これを受けて保健所から停止命令が出ていたが、企業はダイオキシンが油に含まれていると知った後も汚染油を再精製して販売を続けていた。 これにより、被害が二次的に広がっていった。 この事件を調査して、前触れともいえる事件が起きていたこと、それにもかかわらず販売を続けたことから、この油を人間が摂取した時に何か起こるかもしれないと考え、販売を停止するという「結果回避義務」を怠った過失があると考えた。 しかし当時の科学技術からして、安定といわれていた熱媒体であるPCBが人間に有毒なダ イオキシンに変化して作用するという「予見可能性」に関しては、当時の技術者も判断に迷う部分があったのではないかと結論付けた。 (3) 平常演習として、上記議論で取り挙げたカネミ油症事件について追加調査を行った。 PBCは初合成が1881年、その後日本での製造開始が1945年であり、事件発生の1972年まで100年も経っていない、新しい技術(化学物質)であると言える。 また、PBCは当時電気部品に用いられることも多かったがPBC流出が問題視され始めたのが2000年からといわれている。 つまり、PBCの危険性についての情報は当時不足していたと考えられる。 また、事件発生後カネミ倉庫は一時営業停止したものの1969年5月31日に北九州市がカネミ倉庫の営業を再開させていた。 しかし同年11月にカネミ倉庫が北九州市小倉保健所に廃棄を命じられたカネミ油を販売したことを報告している。 以上より、事件発生以前のPBCの予見可能性は議論の通り困難であると予測されるが、ダーク油事件のような何かしら油の問題が疑問視され始めた段階で結果回避義務を怠る理由にはならないともいえる。
A.(1) 法と倫理は異なるものであり「法は倫理の最低限度」という位置づけである。 また、法はあくまで人間が作るもので、それは不完全であることを認識しなければならない。 その為、法だけでは倫理を遵守することはできない。 法の本体は文章である為、明文化できない倫理をカバーするに至れないのだ。 ルール遵守することをコンプライアンスというが、この遵守対象には法のみならずJISやISOのような企業が定めた規格も含まれる。 明文化された法やルールをただ守るだけでは、倫理的に不十分である。 ルールが裁定されたからにはその背景や目的が必ず存在する。 ルールを形骸化させない為にも、それらを理解し本質を見失わないことが重要である。 (2) 演題:「技術と法律の関係」 グループ名:記入漏れ グループに属していた人:杉山晴哉、伊藤凜太郎、小林嵩弥、杉山大治朗、田島宏倫 役割:調査、概念化 規制緩和によって幸せにつながった技術の例として、ハイドロキノンを挙げた。 ハイドロキノンは医師の管理 下のみ使用可能という規制がかかっており使用に制限があったが、2001 年に行われた規制緩和により医師の管理下外でもメーカー責任での化粧品への使用が認可された。 ハイドロキノンには美白作用があり、現在ではドラックストアの化粧品にも配合されているものである。 この技術の規制緩和により、ハイドロキノン配合の化 粧品が市場に流通することで消費者の化粧品の選択の幅が広がったといえる。 技術と法律の関係について話し合った。 法律は、人類の叡智の結晶である技術が最低限活かされ、守られるように存在しなくてはならない。 それに対して技術は絶えず新しく生み出され続けることで、法律を時代に応じて人々の幸福が最大限となるように変化するための材料として存在しなくてはならないと考えた。 (3) 平常演習の題目として、イラスト生成AIについて考察した。 2022年はAIによるイラスト生成サービスが始動し、ネット上で見かけるイラストがAI生成によるものだったという事態も珍しくなくなった。 このイラストAI技術は、デジタルイラスト技術の発展の一端として非常に有力なものであるが、AI故にその学習元と出力したイラストの権利帰属先が問題視され議論されている。 イラストAIはイラストレーターにとっても、AI技術の進歩としても良い物であるが、問題が発生するのは悪用する者がいてこそである。 イラストのみならずAI全般に言えることではあるが、その問題を防ぐ為にAIそのものを規制して発展を妨げるようなことがないよう、今後の動向には注視するべきだろう。
A.(1) 人が関わる以上、事故が起きる可能性は常に存在する。 事故が起きたときの対処、また事故の可能性を可能な限り減らす努力は技術者たるもの怠ることは許されない。 しかし労働者として企業に勤める場合、ただ安全に徹するだけでは企業として立ち行かなくなる。 チャレンジャー号事件は、想定外の気温から予測される部品不良に起因する大事故の危険性と、ロケット発射延期に伴う損害賠償請求による会社への大打撃による板挟みで正常な判断が下せなかった一例である。 今となっては人命と金を天秤にかけるまでもないことだが、それに限らず各個人の利益を最優先に動いていては何も成立しない。 意思決定において、お互いの損得勘定した上での最適解を導き出す理論の一つにゲーム理論が挙げられる。 囚人のジレンマはゲーム理論で有名なモデルの一つである。 端的に言えばお互いに利益優先に動けば互いに損をするが、互いに動かなければ大損は避けられるといったものである。 現実はもっと複雑で○×ゲームのように綺麗に損得が分かれるとは限らないが、この理論は多人数の意思決定において非常に有用である。 (2) 演題:「ゲーム理論から見た損得と善悪」 グループ名:めがね グループに属していた人:杉山晴哉、伊藤凜太郎、小林嵩弥、杉山大治朗、田島宏倫 役割:調査、概念化 数あるゲーム理論の中から囚人のジレンマを選択し、その例として最初に「企業のコロナ禍におけるマスク販売と消費者の行動」を考えた。 マスクの需要が高まったとして企業がマスクの値段を上げすぎれば、消費者も手が伸ばしにくくなり企業は儲からず、消費者も自己防衛のためのマスクが手に入らないという共倒れが起こる。 値段を消費者の手が届くぎりぎりに調整すれば企業も儲かり、消費者もマスクが手に入って感染症の流行を防げるという双方にメリットのある状態に持ち込めると考えた。 他のパターンとして、囚人のジレンマの典型的な例である2人の犯罪者の例を調査し、例として挙げた。 お互いに自白すれば両者ともに懲役5年、お互いに黙秘すれば懲役2年となるが、どちらかが自白しどちらかが黙秘した場合、自白した側は無罪、黙秘した側は懲役10年になるというものである。 (3) 平常演習としてグループ発表での内容、即ち「企業の値上げと消費者の行動」について考察を行った。 企業が値上げした場合、単純に商品1個当たりの利益が増える為、企業にとって得する行動である。 では一方で、消費者が得をする行動とは何か。 厳密には完全に得をする行動は無く、損を軽減する行動を取ると考えられる。 損とは出費であり、それを抑えることは消費行動を控えることである。 即ち、消費者は企業が提示した価格に応じて消費量を調整、または別の企業の商品を購入するといった行動を取ると考えられる。 ここでお互いが得をする行動を取る、即ち企業が値上げをし、消費者はその企業からの購入を控えた場合どのような結果を招くかを考える。 最悪の場合では、商品の生産停止に行き着くと考えられる。 企業側は値上げをしたものの、消費量が減ることで利益は増えない。 利益が増えなければ更なる値上げに踏み切る可能性もあり、その度に客足は遠のくと言える。 一方消費者側は消費量を調整すればよいので損をしていないように見える。 しかし、これ以上の利益向上が見込めないと企業が考えた場合、商品の生産を停止させる可能性が考えられる。 これはその商品の利用者が最も損をすることであり、他消費者から見ても選択肢の一つが無くなり損をしたと言える。 利用者がその商品を使い続けるには、企業に一定以上の利益を上げさせる、即ち買い支えなければならない場面も時としてあり得るだろう。
A.(1) 倫理と法は似て非なるものである。 倫理も法も善悪の判断として使用されるが、倫理は個人個人の思想の下に異なるそれを持つが、法は組織に布かれた普遍の規則である。 よって、技術者倫理は法のように技術者全員が同じ思想を持つものではなく、技術者個々人が「技術者として」技術を人類発展の為だけに利用する上での思想であり、それが倫理と呼ばれる所以である。 技術は使いようによって容易に凶器となり、その凶器によって世界平和を実現できると思い込む技術者も現実に存在した。 地下鉄サリン事件のオウム真理教徒は宗教の教えに基づき世の救済を、ダイナマイトのノーベルや毒ガス開発のハーバーは戦争の抑止力や早期終結を願いそれぞれ技術を凶器へと変えた。 技術者倫理は彼らのような轍を踏まないようにするセーフティネットの一つであるが、それも絶対ではない。 常に過去に学び、真の正しさを自分の中で構築し続ける心が現代の技術者に求められる倫理観である。 (2) 演題:「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」 グループ名:未記録により不明 グループに属していた人:未記録により不明 役割:概念化 原稿内容は未記録により不明。 (3) グループディスカッションにおいて、私は「塞翁が馬」という諺を選び、それを表す経験談として「自分の兄が仕事の失敗で不幸の状態にあるが、後に大成すればこの不幸は幸に転じる為の前段階として捉えられ、一般的な不幸とは言い難くなる」として発表した。 復習としてこの発表について再考察を行った。 まず演題は倫理観と能力の相関であり、幸不幸の話ではない。 よって選択した諺は演題の要求を満たしていないといえる。 また、経験談においても兄の幸不幸についての話であり、諺との関連性はあるが演題としては不適切である。 その上でこれを訂正するならば、諺は「水火を辞せず」だろうか。 意味は「水に溺れ、火に焼かれるような目に遭っても、それをものともしないこと。苦難や危険をかえりみず物事に取り組むこと」である。 経験談もこれに合わせて推敲するならば「私の兄は素行不良な性格故に仕事も失敗が多く安定しない生活が続いているが、諦めない限り機会は巡り続け、いつしか大成することも叶うかもしれない。そうなったとき、素行不良者も大成できる能力を持つ証明となり、倫理観と能力は相関しない一例となるだろう。」が適切ではないだろうか。
A.はい あくまで第三者からの評価であるが、私は生真面目だという。 それは多少の認識の差があるとは思うが、私が私を客観的に評価しても恐らくそうなるだろうと考える。 その生真面目さはいわば機械やロボットのようで、指示された仕事を指示されただけこなすのが私であった。 扱いやすい労働力になることを目指す私にとって、指示以外の行動は不確定要素であり、何か問題を起こしたときに責任が取れないと考えていたからである。 しかしこの講義を通して、このスタンスは修正する必要があると感じた。 仕事の範疇のみしか動けないというのは、組織発展に貢献できていないと考えた。 バイトとしての仕事しか与えられていない私はあくまでバイトの範疇でしか行動できず、許可を受けない限りそれ以外に干渉ができないのである。 これはつまり、異を唱えることができないことを意味する。 目の前で倫理違反が起きても異を唱えられないのならば、これも一つの倫理違反である。 そしてその倫理違反も一つの責任問題に発展する。 バイト、という軽々しい肩書・立場ではあるが、一つの労働力である以上倫理的な責任があると考えた。 しかしながら、バイトはバイトであり一般従業員と異なり知識において異を唱えるのはただただ邪魔になるだけである。 故に、素人が素人なりにできる一つの唱え方として、疑問を呈するのがよいのではないかと考えた。 何故という問いかけをして本質を見つめなおさせることで、何か間違いに気付けるかもしれない。
A.はい 専門知識を持った技術者となるために,専門知識を持たない人にも説明できるように勉強し,責任ある行動をとれるようになりたいとおもいました.
A.5S活動としての衣服棚の整理 高橋瞭平 2023/2/8 5S活動 5S活動として衣服棚の整理を行った. まず初めに,サイズの合わなくなった衣服を捨てることから始めた. ひととり捨て終わったところで次にサイズの小さい棚に下着・靴下を入れることにした. 次に大きい棚に,シャツと上着をまとめ,最後に,別の大きい棚にパンツを入れた. 1か月後,洗濯後1日以内に取り込むことを徹底していたため,整然とされたままの衣服棚だった. 片付けに3時間ほどかけ,その後の毎日の継続,整然とされた衣服棚によるコーディネートの組むまでの短時間化,整頓することでの作業の効率化からほかの整理されていない箇所も時間があるときに整理してみようと思えたことから学習保証時間を達成していると考える
A.ハインリッヒの法則というのがあります. これは1件の大事故の裏には,29件の事故,300件の小事故,その裏にはさらに数千件もの不安全状態があるというものです. この法則を覚えて,実験などで出たごみなどを捨てる時にも軍手をつけるなど小さな危険から回避していくことで大事故の防止になることを意識しましょう. チャレンジャー号の事故ではOリングという部品が気温の問題で正常に働かないことを知っていながらも,政治的な問題もあり強行した結果何人もの乗組員が犠牲になりました. 技術者にはこの不安全性を説明し,強行を止める義務があります. ワークショップ課題:グループ名,共同著者はその時近くにいた人とやったためわかりません.役割は調査・概念化です. ヤマアラシのジレンマを採用しました. 距離の近い男女が恋人関係になるために,告白をするかどうかについて考えます. 告白を両方ともする状態だと,関係が恋人へ進み,いい結果となりますが,片方でもそういった気持ちがないと現在の関係も崩壊してしまうことになります. このことを考慮するとどちらも告白しないで現状維持が最善の選択になってしまい,かんけいが
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A.地下鉄サリン事件を技術者倫理の例として取り上げます. 技術者倫理とはさまざまな専門知識や専門の能力をもった技術者がその力をどのように使うかの倫理を考えることを言います. 地下鉄サリン事件では化学の知識をもった人がその知識を社会の発展のためではなく,人を殺すために使いました.このように専門知識を間違った使い方をしないためにも技術者倫理を学び,倫理違反を犯さないように気を付けることが大切です. ワークショップ課題:グループ名,共同著者はその時近くにいた人とやったためわかりません.役割は調査です. ことわざの「馬鹿と天才は紙一重」ということわざを採用しました. 技術者になるために専門知識,能力を身に着けたものは天才といえるでしょう. しかし,その知識や能力を社会に攻撃する手段としてつかってしまっては馬鹿といえると考えます. したがって,「馬鹿と天才は紙一重」ということわざが技術者倫理の一例として使えると考えました. 復習としてはウェブクラスに課題を提出する際に授業内でみたYouTubeの地下鉄サリン事件の動画を再度見て,提出物が技術者倫理に当てはまっているかを再度考えました.
A.何が正しいかは立場や,状況によって変わります. 正しい判断ができるようになるにはさまざまな過去や創作のなかでの立場や状況をみて何が正しかったことなのかを考えていく必要があると思います. PL法という法律があります. これは専門知識のない消費者を守るために製造物の欠陥からの損害は製造者の責任になるという法律です. ワークショップ課題:グループ名,共同著者はその時近くにいた人とやったためわかりません.役割は調査・概念化です. 電気通信事業法の規制緩和を選びました. この法律によってNTTが民放化したため,独占状態であった電気通信事業が新規参入が増えました. この結果,価格,品質の競争化が起こり,消費者には選択の幅が広がったため,より高品質,低価格なものを選べるようになりました. 復習としては,レ・ミゼラブルのウィキペディアを読みストーリーと登場人物にたいしてのより深い概要を知りました. ジャベール警部が最後に自殺したのは,法の中には書かれない人の温かさなどを知って最も信頼していた法に裏切られたことによる今までの自分の人生を否定されたような無力感によるものだと考えました.
A.四大公害とよばれるものの一つに水俣病があります. アセチレンを原料にアセトアルデヒドを合成するさいに,触媒として水銀を用いていました. 水銀は人体にとって有害なものですが触媒として使用しているため,反応にはかかわらず害はないはずでした. しかし,実際は水銀も反応しており垂れ流しの工業廃水とともに海に流れ環境を汚染していました. その結果,生体濃縮を繰り返し,人間にも水俣病として被害を出しました. この際,工場の日本チッ素は工場の排水に原因を疑われましたが特に調べはせずに,当時の一般的な科学的な根拠のみで否定をしました. ワークショップ課題:グループ名,共同著者はその時近くにいた人とやったためわかりません.役割は調査・概念化です. 水俣病を選びました. 当時の技術では排水から測れる水銀の量は最低値で1ppmでした. しかし,水俣病へとつながった生物濃縮の人間が口にする最終段階で1ppmであったとされるため,当時の予見可能性はなかったといえます. 結果回避義務としては,病気が出たときに少しでも排水の可能性があった時点で取り返しのつかなくなる前に止めることや,自然環境の生物の似たような症状での死骸から原因を調べてみることなどが挙げられます. 復習としては,講義資料にのっている動画の再視聴と講義資料を再読しました.
A.学んだ専門知識を生かすには,だれでも語れる一般論やネットにある情報から根拠を得るだけではなく,専門知識を持った人でないとわからない意見を専門知識を持たない人にもわかるように説明できるようになることが必要です. いつもやっていることや何度もやって慣れていることはマンネリ化が発生しやすい状況です. マンネリ化が滞在化すると常に安全を脅かされている状態になります. マンネリ化にならないようにするには余裕のある時に新しいことをやってみたり,まだ慣れていない新人を投与して,再度初心に帰り1から丁寧に確認したり,実力が及第点ぎりぎりのような人を投与して安全に心がけるようにしたりすることなどで防げます. ワークショップ課題:グループ名,共同著者はその時近くにいた人とやったためわかりません.役割は調査・概念化です. リコールの例としてテスラ Model3のサービス修理時の座席,ベルト,座席ベルト取り付け装置の固定が不適切だったことを取り上げました. この作業は固定だけであるため単純作業だがきつくなりすぎない適切な固定が必要な作業だったと考えられます. こういった単純作業の不備の見落としをなくすためには作業終了後の動作のチェックなど複数項目あげたチェックリストの作成が良いと思います. 復習としては,講義資料にのっている動画の再視聴と講義資料を再読しました.
A.Winnyというソフトがある. これはP2Pという技術を用いて使用者が望むデータを他の使用者からダウンロードできるシステムである. このシステムは普通に使えば便利なシステムとなるが不当にコピーしたデータを悪意を持って配布,ダウンロードしようと思えばできてしまう違法な側面もあった. こうした違法な利用者が増えたことでWinnyというソフト自体の違法性が問われ作成者が逮捕されてしまった. テクノロジーの進歩に対して不当な権利を持つことができるようになってしまう場合は,技術の利用者の倫理によってそのテクノロジーの未来も担保されるものだと認識するべきである. ワークショップ課題:伴龍人さんのポスターを見ました. 「多様性を認めない」を認める多様性社会というテーマでポスターを描きました. 多様性というものを認めない人もいてこそ多様性が生まれると考えます. 伴さんのポスターは出席確認のピ逃げについてというテーマでした. 興味のない授業でピ逃げした時間を自分のために有効に使えるというのは私にはない発想でしたが出席したことにして得た単位は講義を受けた意味をなさないという部分は共感しました. 復習としては,講義資料にのっている動画の再視聴と講義資料を再読しました. またWinnyについて少しネットを見たところいまだに作成者のことを犯罪者と言っている人がいて利用者の倫理のなさが招いたこととあまり知られていないことが悲しくなりました.
A.【講義内容の再話】 断熱材の性能を比較してみよう。真空断熱材は絶対に穴を開けてはいけない。真空断熱材は少しでも穴が開けば真空ではな くなり、断熱性能も一気に下がってしまう。実際の大工さんは割と無造作に釘打ちをしていた。真空断熱材の未溶着部を熱溶着し、10 cm角の多分割気密構造にした「Chip-Vacua]は、たとえ1ヶ所に穴が開いたとしても、他の部分の真空状態を保つことができ、形状によっ ては、折り曲げたり丸めたりといったフレキシブルな形状が可能である。 国が作成しているSDGsの動画はピコ太郎が出演しているが、結局何を伝えたいのかよくわからないものになっている。このようなものに税金を使うなら大学の研究費にその費用を回してほしい。 【発表の要旨】 演題]昨日排出した二酸化炭素量、[グループ名]仁科、[グループメンバー]高橋瞭平、佐藤匠悟、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、岡村陸矢、酒谷学、[役割]分析、可視化 昨日排出した二酸化炭素が何キログラムだったか確認してみましょう。 【昨日排出した二酸化炭素量】 1日あたりでは計算が複雑になるため、10月使用分の1か月(31日間)のデータを1日当たりに直して算出した。 電気:64 kWh/31 day=2.06 kWh/day プロパンガス:4.4 m^3/31 day=0.142 m^3/day 水道:5 m^3/31 day=0.161 m^3/day 上記以外は使用していない。 環境家計簿(中国電力)で計算すると、二酸化炭素を2.008 kg/day排出していた。 【復習の内容】 二酸化炭素排出量を把握しやすいよう工夫された工業製品をひとつ選び、その課題と二酸化炭素排出を抑制するために、どんな製品を設計開発するか考えた。 【二酸化炭素排出量を把握しやすい工業製品】 消費電力がスマートフォンで確認できるエアコン このエアコンはWi-Fi接続に対応し、スマートフォンのアプリで温度・湿度・電力量(1時間ごと)が確認できるというものである。この消費電力から二酸化炭素排出量が求められる。 課題としては、電力量から二酸化炭素排出量の計算方法がわからない人にはまったく意味をなさないということである。 二酸化炭素量も同時に画面に表示させると同時に他の身近な行動だとどれぐらいになるのかを表示すると意識しやすくなると考えた。 例)人間の正味の呼吸何回分、ゲーム何時間分など
A.【講義内容の再話】 Winnyは、元東京大学大学院情報理工学系研究科助手の金子勇により開発された。Winny登場以前にもP2P型ファイル共有ソフト「WinMX」が流行しており、著作権法の送信可能化権の侵害にあたる違法行為がなされていた。WinnyはWinMXに比べて匿名性を高くすることに重点が置かれ、ゲームなどの著作物を目的に急激に利用者が増加した。深刻な著作権侵害が問題視され、わいせつ画像や児童ポルノの流通など、犯罪の温床として、警察の捜査の対象となった。2004年には開発者の金子勇が事件の著作権侵害行為を幇助した容疑を問われ、京都府警察に逮捕されたが後に無罪釈放された。これは天才を失った事例として有名である。この者がさらなるソフトの開発などをしていればネットの世界は変わっていたに違いない。 【発表の要旨】 演題]水俣病の予見可能性、[グループ名]仁科、[グループメンバー]高橋瞭平、佐藤匠悟、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、岡村陸矢、酒谷学、[役割]分析、可視化 他の人の価値について議論し、創造された共有価値について記述してください。あなたの使用価値で、あなたの思想と感情を入れて、あなた自身の言葉で記述する。 【共有価値】 「多様性を認めない」を認めるという、そもそも多様性とは何かを考える題目で非常に面白い。多様性を認めることの強制をしてはそれはもう多様性を認めていない。しかし、「多様性を認めない」を認めるというのは難しいと思う。3人以上の人間がいれば多様性は生まれるわけで、これが実現すると同じ人が世界に70億人いることになり、発展も何もなくなってしまう。 【復習の内容】 しかし、「多様性を認めない」を認めるというのは難しいと思う。3人以上の人間がいれば多様性は生まれるわけで、これが実現すると同じ人が世界に70億人いることになり、発展も何もなくなってしまう。 多様性社会というのは「認める認めない」というよりも、「受け入れる受け入れない」という観点で見た方が良いと思う。「認める」だけで見てしまうと、多様な考えを仮定して議論したうえで認めるという行為になる。「受け入れる」という観点で見ると、新しい考えが出た時点で受け入れることができればそれで良いのだから。
A.【講義内容の再話】 水俣病は熊本県水俣市で起きた公害である。チッソ(株)はアセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していた。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使っていたのです。アセチレンの付加反応に使用する触媒は水銀が優秀であることがわかったので、触媒に水銀を選んだ。本来、触媒は反応しないはずである。それが水銀触媒の一部が原料と反応し、それが無処理の工場排水として海に放流され、生物濃縮されて被害を出出してしまった。他にも四台公害をはじめとする似たような事象が多くある。 【発表の要旨】 [演題]水俣病の予見可能性、[グループ名]仁科、[グループメンバー]高橋瞭平、佐藤匠悟、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、岡村陸矢、[役割]分析、可視化 【水俣病の予見可能性】 水俣病は熊本県水俣市で起きた集団水銀中毒である。原因は工業廃水に大量に含まれていたメチル水銀化合物であり、水俣湾に垂れ流されたメチル水銀化合物が食物連鎖によって人体に蓄積され、中毒を引き起こした。 気化した水銀を吸い込むと水銀中毒になるという危険性があるとことが念頭にあれば、水銀が含まれているものを垂れ流しにしなかったのではないか。原因として少しでも工業廃水が疑われた時点で工場のラインを停止して、原因究明をするべきだったのではないか。ラインを止めると大きな損益となるが、原因が工場のラインに少しでもある以上、賠償が発生したときの損害を考えて行動すべきだったのではないか。 【復習の内容】 【水俣病の予見可能性と結果回避義務】 水俣病は熊本県水俣市で起きた集団水銀中毒である。原因は工業廃水に大量に含まれていたメチル水銀化合物であり、水俣湾に垂れ流されたメチル水銀化合物が食物連鎖によって人体に蓄積され、中毒を引き起こした。 新しい技術を運用する際は、使用する物質の性質と環境への影響を試験することと、少しでも問題が発生した場合は作業を中止し、原因究明に務める必要がある。
A.【講義内容の再話】 インド・ボパール殺虫剤事故は映画にもなっている。 インドの工場で、殺虫剤の原料である、 毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。会社の予算削減のため、何か月も修理されていなかった。バルブやパイプからの漏洩の報告は毎晩のことだった。「いつもの事だから大丈夫だろう」という気持ちがあり、従業員はこのことに気づいていたも工場がストップして自分が一時解雇されるのは避けたかった。しかも人員削減により、経験のない者も多くいた。あるとき、水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、水と一緒に漏れていることに気づいた者が、冷却装置を稼働させようとしたが、予算削減のため冷媒が抜かれていた冷却装置は動かず、プラントのスクラバーを稼働せず、フレアタワーも動かなかった。自分が死にたくなければ、もう遠くまで逃げるしかなかった。逃げるときに通ったバラックに住む人のうち、2500人が目覚める前に死亡した。 安全衛生活動を阻害する大きな要因である「マンネリ」。とくに危険予知訓練は、マンネリ化に陥りやすい。形だけ実施しているだけになりがちだが、決してなってはいけない。 【発表の要旨】 [演題]水俣病の予見可能性、[グループ名]仁科、[グループメンバー]高橋瞭平、佐藤匠悟、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、岡村陸矢、酒谷学、[役割]分析、可視化 【陳腐化・マンネリ化しないための方策】 定期的な学習を継続することで、新たな知識を得たり、復習によって知識の再確認ができたりする。自分の専門分野だけでなく、他分野の知識も取り入れることで、異なる視点から自分の専門分野の知識・スキルを見直すきっかけになると思う。 【復習の内容】 消費者庁のリコール情報を調べ、「これはまずい」と思った事案を選び、技術者になったつもりで未然に防止するための工夫を考えた。 【これはまずいと思った事案】 「乗用車 テスラ Model3」の修理の際、シートベルト取付装置が固定できない不適切な取付であったこと。 【選んだ理由】乗用車は多くの人が使うものであり、交通事故の誘発や重大化に繋がると考えたから。 【未然に防止するための工夫】 チェックリストを作成し、チェックリストを用いて複数人で二重三重の確認をすれば、不具合を見逃す可能性は低くなると考えられる。 また、シートベルトの取付に関しては、目視の確認だけでなく、実際に使用して確認することで防げたと思う。
A.【講義内容の再話】 「法は倫理の最低限度法」は倫理の関係に関する基本原則である。社会におけるルールをすべて法で定めることはない。少なくとも法は倫理と相反するものではなく、すべての倫理を法的なものにすることはできなく、すべきでない。 文章ですべてを表現することはできません。それがすべての倫理を法にすべきではないというひとつの理由であり、法律やルールは文章にする必要がある。たとえば、痛みを伴う障害の場合、ひとそれぞれの痛みを客観的に測定する方法なく、「駐停車禁止除外指定」の認定に必要な身体の障害の基準は明文化できません。どんなに痛くて歩けなくても、「駐停車禁止除外指定」の認定は受けられない。 【発表の要旨】 [演題]規制緩和とは、[グループ名]仁科、[グループメンバー]高橋瞭平、佐藤匠悟、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、岡村陸矢、合力健矢、酒谷学、[役割]分析、可視化 規制緩和とは、産業や事業に対する政府の規制を縮小することを指し、一例を以下に示す。 ・日本電信電話公社民営化 ・国鉄分割民営化 ・タクシー台数の制限撤廃 ・電力自由化 ・都市ガスの自由化 それぞれの詳細は時間がなかったので調べられなかった。 【復習の内容】 タクシーの規制緩和について、具体的には、道路運送法におけるタクシーの台数制限を無くし、事業開始を認可制から届け出制にし、運賃を一律化を撤廃した。 タクシー事業を始めやすくなり、サービスが多様になることで利用促進が見込んでいたが、無制限な台数増加や運賃競争による賃金の低下、儲けの出ない過疎地域でのタクシー消滅を引き起こしている。 都市部での客待ちタクシーの増加や過疎地域でタクシーを必要としている高齢者が利用できないなどの問題がある。 タクシーの利用を促進するには、安全で利用しやすい環境を整えることが大切であり、規制を緩和するのではなく、時に合わせて規制を維持・強化したほうが運転手・利用者ともに利益があると思う。
A.【講義内容の再話】 工業製品を社会に送り出すときはメリットだけでなく、リスク評価やコストとのバランスもとる必要がある。個人的な利益とは何か?価値とは何か?損得について理解を深めることにする。 使用価値と交換価値 技術者としてそれをするかしないかという戦略を選ぶとき、個人の損得が全体の利益につながるか考えると環境問題は個人的利益を最優先する資本主義の自由競争では解決できないこのような状況をゲーム理論では 囚人のジレンマと呼ぶ。 AとBの2人が居て、ごみを遠くのゴミ捨て場に持っていくか隣の部屋の相手の部屋においていくかどうするか二つの選択がある。相手の選択を考えると、相手がどのような選択をしても他方はゴミを隣に持っていた方が得である。どちらもその選択をすると、お互いゴミの山に埋もれるという非常に悲しいことになる。 【発表の要旨】 [演題]ヤマアラシのジレンマの一例、[グループ名]仁科、[グループメンバー]高橋瞭平、佐藤匠悟、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、高橋賢一、小林歩夢、[役割]分析、可視化 ゲーム理論を調べ、身近な実際の例を対応させてみた。 【ヤマアラシのジレンマ】 ヤマアラシのジレンマとは、体に針のあるヤマアラシがお互いに身を寄せ合って体を温めようとすると、お互いを傷つけあってしまう。何度も近づいたり離れたりを繰り返し、傷つけあわず、温かい適切な距離感を見つけるという題材のゲームである。 一例として、近づきたいけど近づきすぎると恥ずかしくなってしまう恋人の例がある。 【復習の内容】 【ヤマアラシのジレンマ】を実例に当てはめてみた。 身近な実際の例:友達以上恋人未満の状態 A君とB君は、友達以上・恋人未満の関係である。本当は、お互いに惹かれ合ってるが、今の関係を壊すかもしれないという恐れから自分の本心を打ち明けることができないパターンを取り上げる。 A君がB君にまたはB君がA君に告白したとき、「男の子同士なのにありえない!」となりかねないが、互いに惹かれあっているので円満な結果に落ち着くこととなる。リスクを恐れてA君もB君も告白しなかった場合、現状維持となる。 この場合、告白した方が合理的であることがわかる。
A.19512019_伴龍人_技術者倫理_ポスター.pdf
A.【講義内容の再話】 技術者ならサリンの化学構造式をみて、作れそうだと思う知識があるはずである。サリンの化学構造式をみて、ヤバそうだと思うでしょうか? 地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者のうち、サリンを合成した者たちは皆、優秀な頭脳の持ち主でしたが、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じていた。殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのです。他にもアンモニアの化学合成に成功したハーバーは天才化学者であったが、祖国ナチスドイツを信じ、毒ガスを作ってしまった。 技術者の無知は倫理違反となる。医者が医学の知識なしに手術を行ったら、どうなるか?弁護士が法律の知識なしに裁判に立ち会ったら、どうなるか?どちらも倫理違反となるだろう。同じように技術者が工学の知識なしに技術を行使したら、倫理違反に問われることになる。 【発表の要旨】 [演題]「朱に交われば赤くなる」の実例、[グループ名]仁科、[グループメンバー]岡村陸矢、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、高橋賢一、小林歩夢、[役割]分析、可視化 故事ことわざを調べ、身近な例を考えた。 「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。 意味は「人は付き合う人によって良くも悪くもなる」である。 高校時代はとてもまじめだったのに、大学入学後にできた知り合いに競馬に誘われてからろくに大学に行かず、競馬場に通うようになった人がいる。逆に、高校時代は英語が苦手だったが、大学では英語圏の人に囲まれて英語を話す機会が増え、今では英語ペラペラになった人もいる。 【復習の内容】 「朱に交われば赤くなる」ということわざは「人は付き合う人によって良くも悪くもなる」という意味である。発表とは別の事例を考えた。 私は講義で出された課題は基本的にその日に終わらせており、大学一年の時に一緒に講義を受けていた人は私と一緒に課題をやっていたので、その日に終わらせていたが、私が休学した関係で、課題をギリギリで提出する癖のある人と一緒に講義を受けるようになると、課題も期限ギリギリで提出するようになった。
A.技術者による実践的工学倫理第4版の「専門職と組織人の倫理」に目を通した。 専門職は大衆がもたない専門的な知識・能力を持ち、大衆の信頼のもとに職務を行っている。技術者のほとんどは組織の一員であり、すべての行為は給与の一部である。という事が書いてあり、私も将来、何らかの組織に属して研究活動を行う上で、大衆から信頼される技術者になりたいと思った。 イラスト図解 工場のしくみの「「安全第一」が意味すること」に目を通した。 安全に対する配慮として、作業環境管理、作業管理、健康管理の3つがある。ということが書いてあり、私は健康管理が一番重要で作業者本人の自覚も必要だと思った。作業場全体としての環境管理をいくら整えたとしても、作業をする作業者の自覚がなく健全に活動できないと生産できず、工場としての機能しないから。 工業技術基礎の「知的財産とアイデアの発想」に目を通した。 より良いアイデアの発想を身に着けるには、実際に体を動かす体験的な知識や問題に対する関心を持つことが大事である。また、睡眠から目覚めたときに素晴らしいアイデアをひらめくことが多い。ということが書いてあり、たしかに経験上、良いアイデアを思いつくタイミングはリラックスしていた時が多かった。私はお風呂の時間やトイレなどもそれにあたると思う。実際に経験する以外にも、バーチャルリアリティーで疑似体験することでもまた違った発想ができるのではないかと思った。
A.【書誌情報】 [題目]赤札作戦の実施、[著者]伴龍人;筆頭著者、[提出日]2023年2月7日 【要旨】 2022年12月17日に勉強机の引き出しにおいて赤札作戦を実施し、必要なものをあるべき場所に移動した。2023年2月6日までの約1か月半の間、整理された状態を維持できた。整理したことで使いたいときに使いたいものがすぐに使えるようになり、作業効率が上がった。 【合格に値する根拠】 【要した時間】 引き出しの中身に印を付けた:40分+印をつけたものをあるべき場所にしまうこととそれに伴う別の場所の片付け:2時間+引き出しの中を整理した:40分+日々の状態維持:5分×50日=4時間10分+最後のまとめ:30分 【効果】 普段使用している勉強机の引き出しを整理した。整理するまで使うと思って引き出しに入れていたものも、全然使っていないものもあり、無駄に引き出しを重くしていただけで、使うもののみにしてみるとかなりのスペースができ、使いたいものがすぐに見つかるようになったので、作業効率が上がったので、作業(勉強含む)環境の整理整頓が、その効率を上げることに繋がると体感できた。 結果として、1か月半たった後も整理された状態を維持できたが、12月17日→2月6日では、帰省していたり研究室にいることが多かったりと、以前と比較して家にいることが少なかったのでリバウンドしなかっただけかもしれない。今後も定期的に赤札作戦を実施したいと思った。
A.【書誌情報】 [題目]町内の自主防災組織について、[著者]伴龍人;筆頭著者、[提出日]2023年2月7日 【要旨】 町内の自主防災組織規定では、防災訓練を年に1回以上行うことや救助等に必要な資材を点検するとあったが、実際は訓練が行われていなかった。 町内の消火栓・防火水槽および指定避難場所の状態を確認したところ、消火栓や防火水槽は除雪されていない箇所が多く、すぐに使えない状態だった。指定避難場所は、すぐに使用可能である程度に除雪や管理がされていた。 【合格に値する根拠】 【要した時間】 資料で防災規定等を調べた:3時間+電話でアパートの大家さんに確認した:30分+指定避難場所(山形大学工学部米沢キャンパスの体育館など)を調べ確認に出掛けた:2時間+Googleマップで場所を確認し2か所の消火栓と2か所の防火水槽の確認に出掛けた:2時間+最後のまとめ:30分 【効果】 現状、同じアパートや近隣の住民の顔と名前が一致しておらず、周りの学生も把握している人は少ない。同じアパートの居住者の人数、顔と名前を把握し、集合場所および避難場所にて互いに確認できるようにする必要があると考えた。 指定避難場所になっている体育館の前の状態は、災害が起きても数人ですぐに十分除雪等の対策できる状態であると感じたので特に問題はないと判断した。普段から非常時に使用する物の点検・維持を怠っていると非常に使用できない可能性があり、自分でもできることをする意識を身に着けることができた。
A.はい。 私は、大学を卒業後、 高学歴者として、 ノブレス・オブリージュを体現し、 学んだ知識を 社会の形成者として文化や産業の発展ために正しく使います。 技術者倫理の講義を通して、次の事に取り組んでいきたいと思った。 技術者の倫理は一般の倫理とは異なる。技術者は技術を使う専門家でなければならないので、そもそも技術が使用できないことが起こらないように知識を身に着けていきたい。例えば、化学構造式を見て、それがどのような性質を持つのか予想できる。化学プラントの設計図や図式を見て、問題点を洗い出すことができる。など さらに、技術者の倫理に関する過去の事件や事故を調べ、それがどのような原因で起こり、何がいけなかったのかなどを考えて、今後の自分や周りの研究者の研究活動において、その反省を生かしたい。例えば、水俣病・イタイイタイ病などの四大公害、自動車会社のリコール事件、食品工場・食品会社の食中毒などの事故・事件 また、実際に赤札作戦の実施や消火栓・指定避難場所に赴き、地域住民として、技術者として必要なことを体感することができ、行動を意識づけることができた。 技術者が倫理を考えずに行動すると、社会全体に影響が及ぶこともあるとわかったので、今後の研究活動において行動する前に立ち止まって倫理に違反していないかどうか判断しようと思った。 最後に、私は、履修の取り組みに一切の偽りや不正のないことを誓います。
A.はい。 私はまだ高学歴者として、 ノブレス・オブリージュを体現できる人間ではありません。しかし、必要とあらば私の持ちうる知識や力をひとに与え問題解決に努めたいと思います。 倫理的な問題を考えることは工学部においても重要ではあるもののほかの授業と共に学ぶ環境が十分ではないと実感しました。よって私はプラトンの国家など古典哲学を学び基礎的な倫理基盤を身に着け 最終的には科学哲学を学びたいと考えます。 その入門書として飲茶著「史上最強の哲学入門」を購入し読み進めています。 当然ではありますが科学検証や批判思考を繰り返し自身が知らず知らずのうちにうっかりと人を傷つけないよう心がけます。しかし、努力し続けることも難しいためやらないことをきめ重要性の高い問題に着手したい。具体的には社会情勢のチェックは仕方ないが必要以上にSNSをりようしないことがあげられる。本質的な理解に必要な事例がたくさん得られるかもしれないがゆっくり腰を据えて考える時間が奪われてしまう。よってSNSの過度な利用をさけ、ほかの作業と共に思考の自由を確保しようと考えている。 私は就職する際にも倫理基盤の重要性を考慮し社会的に真に価値を提供する会社に勤め力をつけ業務をする中で社会に貢献していきます。最終的には人類が食べ物に困ることのない未来のために努力したい。人はおなかが満たされなければ攻撃的になることは歴史が証明してきたため。
A. 講義内容の再話 今回はチャレンジャー事故について授業で学んだ。チャレンジャー事故はNASAによるスペースシャトルが打ち上げ中に爆発し乗組員が全員死亡するというものだ。 この事故は特殊な気象条件の起こったため事故ではあるが、決して予見できないのものではないため、技術者倫理が問われることとなった。 なぜ、対策が講じられなかったかというその一点において重大な倫理的問題があったためだ。それは経営陣の利益と技術者が守るべき乗組員ないしスペースシャトルの安全性が天秤にかけられ結果としてリスクを無視し経営陣の利益または不利益をとったことが分かったためである。 これは当事者として技術者が経営陣を止める必要があった事例ではあるがそれは現実的には非常に難しい。なぜならば技術者は雇用されているため権力はどちらかといえば経営陣によっている。 今後の生活を考えると倫理的な判断がその場では難しいことがわかる。行ってしまえば他人が死ぬかもしれないことと今すぐ自分の家族が困窮することを天秤にかけなければならなくなる。そのような究極的な選択が求められることになるのだ。 これを解消する方法のひとつが知識をもとに証明することである。 ここでいったん主観から離れて数学的手法において不正のおきづらい条件を求めてみよう。そこでゲーム理論を利用した。 ワークショップ課題の発表要旨 今回の発表ではある問題を想定しそれがゲーム理論におけるどのジレンマに相当するのか考えた。
A.講義内容の再話 倫理と技術者倫理の違いについての講義であった。現代文明は科学技術の上に成り立っている。技術者とはモノづくりにおける発明に携わる職業であり、その影響は発明が普及する、または使われるとき社会に強力に作用するいうならば倫理の中でも知識を有する人間にのみ試される機会が存在する特殊倫理が技術者倫理である。 しかし、その倫理観は知識や学歴、地頭との相関がない。例えば、地下鉄サリン事件ではオウム真理教によりサリンが製造された。その製造に携わった中には旧帝大出身者もおり、頭の良さと倫理観が必ずしも一致しないことを示した。 今回はこの技術者倫理の元となる倫理とは何により決まるのかというのがより深淵な課題であることを理解した。例えば、日本においては自らの信仰について何人たりとも侵害できない。これは日本国憲法によって守れている。しかし、これは誰がどんな宗教を信仰するかを規定できないということは中世のように倫理基盤が定まらないということを意味する。よって、倫理が求められる場面でそれを実行できるかの再現性が乏しくなる。 ワークショップの発表要旨 課題として能力と倫理観は相関性がないということわざを探し発表した。 我々のチームは私たちのグループでは 朱に交われば赤くなるを選んだ。 個人の能力がどうであれ環境次第で変化することを表している。起業家Jim Rohnは あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる という言葉を残しているがこれも同じような意味を表している。 復習の内容 現状の理念や行動などが大いに外部要因によって変わりうる。 実際に私は大学1年生の時に知的交流を目的とするサークルに入っていたことがあるが、あの頃のほうが文理問わない多様な刺激により確実に成長を実感できた。
A.講義内容の再話 第一回目の講義ではそこまで深く議論しなかったが、倫理とはどこまでをいうのだろう? これを考えるうえで有用な資料としてレ・ミゼラブルがある。犯罪を犯さなければならかったジャンバルジャンは脱獄の後ミリエル神父の愛ある言動に触れることで現在の倫理に則するような正義感のある気高い行動をとるようになった。それと同時に当時の法律をかたくなに守るジャベール警部の言動を見比べることで、正義および倫理がどのように定まるのかをかんがえるてがかりとなる。 さらにここで現在の法律への見解を示すと法は倫理の最低限度であるとされている。これは、ジャンバルジャンのような人物が法という権力を伴う文章により不当な苦しみを与えないよう権力の範囲を制限することを意味する。 ここで、倫理とは権力が伴わず文章化されないという性質が存在する点に注目した。悪いことやよいこととして明文化されない善悪の判断を倫理が担うということである。 ワークショップ課題の発表要旨 今回の発表ではある問題を想定しそれがゲーム理論におけるどのジレンマに相当するのか考えた。
A.講義内容の再話 技術を扱うがゆえに起こる問題に新規技術の安全性評価がある。 今回の授業では水俣病の事例について学び 新規技術を利用したために起こった問題とその後の 倫理的技術的問題について考えた。 ワークショップ課題の発表要旨 私たちは水俣病についてもう一度 予見可能性と結果回避義務についての議論をした。 ここで重要な問題と遭遇した。それは 科学において現時点の技術で検出されない物質や確かめられていない反応については保留され、ほとんどないと考えることだ。この考え方は複雑な科学現象を理解するうえで人類に絶大な恩恵をもたらしてきた。しかし、それは決して未来を予測できるものではなく予想に過ぎない。 この予想の上に仕事は生み出され利益がでる。 そうなってくると人間の感情としては間違いかもしれないと気付いたとしてもその思考自体を保留し結果回避義務を怠ることになるだろう。 復習の内容 再び予見可能性と結果回避義務について考えてみると 予見可能性も結果回避義務も企業の意思決定の段階で 軽視されうると感じる。 ここから水俣病での場合を考えていきたい。問題となったメチル水銀の検出はその当時の検査技術では 検出できないことは確認できた。 この点から操業前のプロセス設計においてこの問題を予見できたとは考えにくい。 次に結果回避義務であるが、 予見可能性の高くはない問題に対して事前に結果回避義務を科学的な立場から果たしていくことは現実的ではない。その点でも一部考慮に入れることは必要である。しかし、水俣湾の当時の写真をみると明らかに何らかの汚染があり、問題は起こっていた。魚の奇形という問題も見られた。このような物的証拠があったがそれへの対応は十分ではなかった。
A.(1)技術者が組織に所属する以上組織の利益のために勤めを果たすのは当然であるが、それ以上に侵してはならない倫理というものがある。チャレンジャー号爆発事故の件から学べることは、たとえ判断によって組織に金銭的損害を負わせるものであったとしても、人の命に勝るものは無く、ましてや技術的に問題があることが分かっているのならば知識を持つ者として諫めるべきであるということだ。 秤にかけられているものがもっと軽いものであっても、技術者には選択すべき時がくる。人が人との関わりで社会を構成する以上自分の利益だけを追求していては全体的にみて損失となる場合も発生する。そういった場面での自分と全体の利益の矛盾をゲーム理論では囚人のジレンマと呼ぶ。この時の自身と相手の選択による損得の関係を利得表に表すことでより良い選択を選びやすくなる。しかしこの表も想定される最悪の状況の発生率次第でいかようにも書き換わってしまう。その際にリスクを正しく見積もり、提示するのが技術者の仕事である。 (2)課題ではゲーム理論の利得表の作成の仕方について我々学生にも身近な内容、キャンパスの異なる学生同士での付き合い方について考えた。ここで生じる損害は主に交通費等の金銭的なものと、移動そのものの労力である。直接会って交流を深める場合、お互い相手側に近い場所で付き合うと金銭的・肉体的損失となる。しかしここで互いにその労力を惜しんで交渉が決裂すると直接会わない分疎遠になり、それは互いにとっての損失だ。そのため、双方から一定距離離れた場所に行くか、複数回なら交互に相手側の家の近くに行くことで双方の損失を平均化し、交流を深められる。
A.(1)安全第一は工場における基本である。現場においては生産効率より優先される。 事故というのは起きるときに複数の要因が積み重なって起きる。器具の故障等の機械的要因、作業員の無知、未熟、あるいは慣れによる油断等の人為的要因。また緊急時の対応も予めしっかりと確認しておかないと、適切な行動が取れず事故がより拡大してしまう。特に人はたとえ異常な状態でも慣れてしまうため気をつけなければいけない。 安全管理の活動の一つが5Sである。これは整理、整頓、清掃、清潔、躾の五つであり、これらによって予め事故につながりうるリスクを日常的に少しずつ取り除くことで安全を保つ。 工場における技術者の果たす役割に品質管理と品質保証がある。品質管理は不良品を作らないよう管理することで、設計された製品と実際の製品での誤差が許容範囲か測定する。一方品質保証は、そもそも製品としての役割を果たせる設計なのかを、製造ライン等も含めて管理することだ。品質保証や品質管理が適切でないと製品は不良品となり、リコールの対象となる。最悪の場合製品による事故も起こるので、とても重要な役割である。 (3)リコールにもいくつか種類があり、例えば自動車のリコールは道路運送車両法で定められている。他の製品は、死亡事故を起こすほどの重大な欠陥の場合は消費者生活用製品安全法に基づき経済産業大臣からリコールが命じられる。他の事例は製品によって変わるが、特に製造物責任法に基づいて企業側が行なうものは「自主回収」と呼ばれ、命じられるリコールと区別されない場合が多い。
A.(1)科学技術は人間の生活をより便利に、より豊かにしてきた。しかし扱い方を間違えれば人に多大な危害を与えることになる。代表的な物が公害だ。産業廃棄物の中でも有害な物は廃棄する際に細心の注意をしなくてはならない。工場では実験室とは比較にならない量の化学物質を日夜取り扱っているため、最初から未処理で廃棄物を投棄していた場合の被害はとても大きくなる。そのため、産業廃棄物の廃棄方法は国の法律によって厳正に定められている。尤も過去の事故事例から人への有害性が分かった結果法整備が進んだものもあるが。そのように過去の犠牲によって今日の安全があるのも事実だが、そういったものを事前に予見するのも知識を持つ者としての役割である。 (2)技術者が学ぶべきの過去の失敗事例としてアスベストによる中皮腫の事例が最初に思い至った為取り扱った。アスベストは古来から断熱性の高い素材として珍重されていた。その後20世紀に入って建物の断熱材として吹き付ける形で大量に使われるようになり、作業員が粉塵を吸い込んで健康被害を起こすようになった。ここから、既存の技術であっても疑うことの必要性を知ることができる。ちなみに、後で調べたところアスベストの粉塵に発癌性があることは統計から分かっているのだが、化学的にどういう作用で発癌性を発揮しているのかは未だに分かっていないので、化学知識の活かしようがなく事例として取り上げるには不適だったようにも思える。
A.[講義内容の再話] 日本の四大公害の一つである水俣病の原因は有機水銀です。有機水銀はグリニャール反応と同じように骨髄動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能阻害を行います。工場で排出された無処理の水銀は海に流れ出て魚等が体内に吸収し、食物連鎖で濃縮された生物を人が食べることによって水俣病が発生しました。その後、工場排水の水銀濃度は水質汚濁法などによって定められました。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題は「新しい技術を運用するに当たって」です。グループ名、グループに属した人(共著者名)はランダムでグループをつくり会話を楽しんだので覚えていません。私たちの班では、イタイイタイ病について詳しく調べました。イタイイタイ病はなによって引き起こされたのか、原因物質について調べるという役割を果たしました。イタイイタイ病の原因も工場の排水でした。工場の排水に含まれるカドミウムの摂取によって引き起こされる公害です。 [復習の内容] イタイイタイ病について調べました。 カドミウムによって引き起こされました。 当時はカドミウムの危険性がまだよくわかっておらず、のちに長期間の摂取によってイタイイタイ病を発症することが発覚しました。 危険性が未知である物質については柔軟に議論するべきと考えることが事前予防としてとても大切であると授業を通して思いました。
A.[講義内容の再話] インドのボパール殺虫剤事件は映画にもなった大事故です。この事故は人為的に引き起こされたと言っても過言ではなく、防げたはずの事故でした。事故の原因物質は殺虫剤の原料となる毒性のイソシアン酸メチルでこれが工場内で漏れ出し、水と混ざり拡散することで多くの犠牲にしました。この物質がパイプから漏れ出していたのは明白でしたが、そのことをいうと工場を首にされる圧力のもと何も改善されることなく工場が稼働させ続けたことが大きな原因です。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題は「リコールを未然に防ごう」です。グループ名、グループに属した人はランダムでグループをつくり会話を楽しんだので覚えていません。私たちの班では、過去のリコール製品としてシャープのエアコン「Airest(エアレスト)」を選び、調べました。私は、班のみんなが調べたリコール製品をまとめ、提出用紙に書くという役割を果たしました。リコールとは、設計製造上の問題により欠陥が判明した場合にメーカーの自主判断による回収、修理などによってそれに伴う事故を未然に防ぐことをいいます。 [復習の内容] イタイイタイ病の原因であるカドミウムについて調べました。イタイイタイ病の発症当時、カドミウムの危険性は未知であり、早くに対応できず被害が大きくなり公害となりました。企業側は国や市の基準を鵜呑みにせず、被害が出た時点でカドミウムの排出を止める柔軟な判断が必要だと考えました。 シャープのエアコン「Airest(エアレスト)」を選んだ。 使用中に室内機の制御基板が発煙・発火する恐れがあるのが原因ということでした。 これを防ぐために長期間の試用運転の実施をするべきだと考えました。
A.[講義内容の再話] ウィニーは、インターネットで結ばれた個人のパソコン間で、管理されたサーバを経ずに、大きなデータ・ファイルを自由に交換できるようにするソフトウェアのことです。このソフトはネットを大きく発達させましたがこの開発者はウィニーが悪用され犯罪が増えたことの責任を背負わされるかたちで逮捕されました。開発された当時、インターネットに関する法律が整備されておらず、罪のない開発者を逮捕するという間違った方法をとりました。犯罪を犯したのは開発者ではなく、ソフトを悪用した者たちであったのに、新しい技術について正しい認知がされないことでこのような事態になってしまいました。このソフトによってネットで世界中の人と繋がれるので偉大な開発であったことは間違いありません。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題は「共有価値の創造」です。グループ名、グループに属した人はランダムでグループをつくり会話を楽しんだので覚えていません。私のかいたポスターは海を題材として書きました。人間が安全に快適に生きるためには海がきれいなことが大前提であると考えました。技術者倫理の前半の授業を通して環境が汚染されるような技術や開発は公害を引き起こしたり、人体に多大な損害を与えると学びました。持続可能な社会を実現するためにも海をふくめきれいな環境が必要不可欠だと考えます。 [復習の内容] 固定観念に囚われない考え方が素晴らしいと思いました。
A.【書誌情報】 報告書の題目:予習報告書 著者:飯嶋七星 提出日:2022年10月18日 【要旨】 以下の三冊の教材について授業前に準備し内容を予習しました。 1,(社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人 2,松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版 3,小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版 1,2,3それぞれ「バイオテクノロジーと工学倫理」、「品質管理」、「知的財産とアイデア」というトピックを選びそれについての感想を述べました。それを【合格に値する根拠】としました。 【合格に値する根拠】 1について バイオテクノロジーと工学倫理というトピックを選びました。 バイオテクノロジーは生命を扱うため、倫理的な問題が常につきまとうものです。個々の倫理感についてこの授業でしっかり学べたらと思いまいした。 2について 品質管理を選びました。学んだことは、電気機械器具は、製造業の出荷額の中で一番高いということ、工場ででのモノづくりとは工場でモノに付加価値をつけるということであるということです。また、工場が利益を上げているということは、消費者が付加価値を認めるモノを効率よくつくっているということであると考えました。 3について 知的財産とアイデアの発想を選びました。 知的財産権は、新しい技術の開発者にとってはなくてはならない当たり前の権利だと感じました。その権利がなければ新しい技術を開発しようとする者がなくなってしまうので大切な権利だと思いました。
A.[講義内容の再話] 近年の経済活動の活発化と人口増大によって二酸化炭素排出量が急激に増え地球温暖化が進んでいます。二酸化炭素排出量の抑制は世界共通の課題となっています。この課題に対する対処法としてSDGsが話題になっています。SDGsは、国連に加盟するすべての国が、2016年から2030年までの15年間にわたって、達成に向け取り組むべき共通目標です。持続可能な世界を実現するため、17の目標と169のターゲット(具体的な目標)が設定されています。すでにグローバル企業を中心に、環境負荷の低さを取引先の選定や購入の基準とする「グリーン調達」や、CSRの実施状況を選定基準とする「CSR調達」も広がりを見せています。つまり今後、SDGsに取り組んでいない企業は、取引先の選定から外されてしまう可能性もあります。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題は「あなたが、きのう排出した二酸化炭素は何キログラムでしたか?」です。グループ名、グループに属した人はランダムでグループをつくり会話を楽しんだので覚えていません。私たちの班では、それぞれ計算し、二酸化炭素量を班で発表し合いました。私が計算したものは復習の内容に記します。それぞれの計算した値を提出用紙にメモする役割を果たしました。一日で排出した二酸化炭素排出量を計算するのは難しく、また自分が何に二酸化炭素をはいしゅつしているかを見直すきっかけになりました。 [復習の内容] エアコンを11時間稼働したところ、1730lの二酸化炭素を排出したという計算になりました。
A.[講義内容の再話] チャレンジャー事故とはアメリカで1986年に起こった事故でスぺースシャトルチャレンジャーが打ち上げ後に空中分解し、爆発しました。この事故で乗組員7人が犠牲になりました。原因はその日の気温が低かったためにOリングが硬化して弾性が失われたことでシール効果が発揮されず燃料が漏れからです。打ち上げ前に事故の危険性が危惧されていましたが、その確認、改善作業を起こったため大事故につながりました。開発費をこれ以上増やすのを抑えることを第一優先にしたことで防げたはずの事故が起こってしまいました。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題は「ゲーム理論からみた損得と善悪」です。グループ名、グループに属した人はランダムでグループをつくり会話を楽しんだので覚えていません。私たちの班では、「囚人のジレンマ」をジレンマから選び、身近な実際の例として企業間の価格競争について調べました。私は価格競争とは具体的にどんなものか、実際の事例はるのか、どんなものか調べました。また、囚人のジレンマとはどんなものなのかは班で発表し合い、その結論を[復習の内容]に記しました。 [復習の内容] 囚人のジレンマを選んだ。 身近な例として企業間の価格競争について考えた。 二つの会社について両者が同じくらいの価格設定をした場合、同じ利益が得られる。しかし一方が価格を下げると、利益が一方に流れ込み、逆の会社に利益が来なくなってしまう。 お互いに価格を下げ合うとどちらの会社も利益が低くなってしまう。 囚人のジレンマとはお互いに協力すれば最大の利益が得られるが、片方だけが利益を得ようとすると両方得られないというのとだと思う。
A.[講義内容の再話] レミゼラブルとは19世紀の小説を原作とした物語でたった一本のパンを盗んだために19年間も牢獄で生活することになってしまったジャン・バルジャンの話です。フランス革命時のお話で情勢がとても不安定な時期なので法律がしっかり整備されておらず、何が悪で善なのかそのときを生きる人々に任せられていた時代です。執拗にジャンバルジャンを追いかけていたジャベール警部はジャンバルジャンに命を救われ、捕まえられる機会を捨て見逃します。その後、自殺してしまいます。理由は明確にされておらず読者に委ねられる形になっています。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題は「技術と法律の関係」です。グループ名、グループに属した人はランダムでグループをつくり会話を楽しんだので覚えていません。私たちの班では、医薬品販売の規制緩和について調べました。私たちの班では医薬品販売の規制緩和について発表し合い、それについて提出用紙にまとめて、提出しました。私は医薬品販売の規制緩和の時代的流れについて調べまとめました。 [復習の内容] 医薬品販売の規制緩和について調べました。薬剤師不足、セルフメディケーションの推進、インターネットの普及。これらを背景に、医薬品販売に関する規制緩和が進んでいます。2009年には登録販売者が誕生、2014年にはネット販売が解禁、2017年には薬剤師不在でも薬局で一般用医薬品販売が可能になりました。
A.[講義内容の再話] オウム真理教の地下鉄サリン事件は20年前の1995年3月20日に起こりました。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤です。神経の伝達物質であるアセチルコリンを分解してしまうサリンは猛毒です。この真理教の信者たちは非常に頭のいい人物たちでした。だからこそサリンをつくれ、地下鉄にばらまけました。それを殺人という道具に使ったのが間違いでした。どんなに技術者として優れたものでも考え方、使い方次第でヒトを不幸にします。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題は「故事ことわざをしらべてみよう。」です。グループ名、グループに属した人はランダムでグループをつくり会話を楽しんだので覚えていません。私たちの班では、霜を履んで堅氷至るということわざを選びました。私は、事故ことわざを調べるという役割を果たしました。ワークショップ課題で発表したもの以外で二つ候補を出しました。一つは羮に懲りて膾を吹くです。意味はたった一度の失敗に懲りて必要以上に注意深くなることです。 [復習の内容] 霜を履んで堅氷至るということわざを選びました。 霜が降る時期を過ぎれば、やがて氷が硬く張る季節が来る、災難の小さな兆候を見逃がしていると、やがて必ず大きな災難に見舞われることのたとえです。 何かの小さな違和感を見逃すと大きく実態を悪化させることがあるので、よくない違和感を感じたら無視しないようにしたいと思いました。
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A.はい。 どんなにすごい技術があっても使い方を間違えれば大事故につながるということを学びました。特に印象的な授業として第一回目のオウム真理教地下鉄サリン事件をあげます。これこそ、多くの知識と高い技術を使い、たくさんの人をあやめた決して忘れてはならない事件だと思います。当時地元の駅でもサリンがまかれ、危うく巻き込まれるところだったと母から聞いたことがあります。もし巻き込まれていたら私は生まれていなかったかもしれないと思うと恐ろしく感じます。専門的な技術というのは基本的には人の役に立つことが大前提ですが、違う使い方をすると凶器にもなります。技術を学ぶにはそれに伴って正しい倫理観を身につけなければならないし、身につけた人のみがその技術を使わなければいけないと改めて思いました。また、公害の授業では正しい倫理観だけでなく、未知の物質にも専門的な技術を有する技術者として、新しい技術、考え方を常に更新し続けることもとても重要だと学びました。危険かもしれない、そんな曖昧な状況でも見過ごさない、身につけた知識を使い検討する。これをしっかり行わなければ事故が起こってしまうと思います。公害では危ないかもしれないと思いながらもそれに目をつむり、事故が起こったあとも対処をせず対応が遅れてしまうことがありました。一つ一つの行動・対応でその後の事態が大きく変わります。技術者になる者としてそこを意識してこれからも専門的な技術を学んでいこうと思いました。
A.はい 私は、大学を卒業後、高学歴者として、ノブレス・オブリージュを体現し、 学んだ知識を 社会の形成者として文化や産業の発展ために正しく使います。 この授業を受けて、この大学で学んだ知識を犯罪に使ったり悪用したりしないための倫理観と、技術者として社会に貢献できるようになるように専門の知識を学ぶことは大切なことなんだと実感した。 最初は卒業に必要な単位だからと渋々授業を履修したが、技術者として社会に出て行く前に技術者として絶対に心がけなければいけないこと、絶対にやってはいけないこと、仮に技術者倫理に反するとどのようなことになるのかと言うことを学ぶことができた(だから必修なのだろうが)ので受ける機会があってよかったと思う 後半のレポートでサリドマイド薬害事件について調べることがあったのだが、そのときに実感した事なのだが、消費者は基本的に無知な物で、薬剤の安全性やどこでどのように作用するのかなどほとんど知らない。 そのために、専門の知識をもった技術者がその薬剤の安全性やどのような危険性があるのか、きちんと理解し、その上で本当に社会に出して流通させていい物なのかどうか技術者倫理に沿った判断をするしか事件を防ぐ方法がないのだと思う。 大学を卒業し、社会に出るまでに自分の知識や技術に責任が持てるような立派な技術者になれるようになろうと思った 最後に、私は、履修の取り組みにに一切の偽りや不正のないことを誓います。
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A.地下鉄サリン事件の実行犯には東大、京大、阪大、東工大、早大、慶應大、筑波大などを卒業した非常に優秀な多くいた。このような人間がオウム真理教に入信し麻原彰晃の教義を信じを実行した。 名古屋大学女子学生殺人事件では成績も優秀で友人も多かった女子学生が毒物で殺人を犯した この二つの事件の共通点は高度な化学的な知識を持った人間がその知識を使って人を傷つけ殺した事である。 この授業では高度な知識と技術を持った人ほど同じように技術者倫理も身につけていなければいけないということを学んだ。 ワークショップ課題では朝三暮四と言うことわざを選んだ。 このことわざは、言葉巧みに人を欺くことと言う意味である。 なぜこのことわざを選んだかというと、地下鉄サリン事件において高度な知識を持った人間が麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと心の底から信じて事件に関わった事からである また、この授業が終わった後、職業倫理に関わる内容として医療現場で行われるトリアージについて調べた。 トリアージとは、医療体制が十分でないとき、出来るだけ多くの人を助けるために絶対に助けられない重症者やすでに心肺停止してしまった患者に長時間関わることはあきらめ、けがの種類や程度を素早く見極めて出来るだけ効率よく適切な医療機関に送り込むことをさす。 患者の救命をを諦めるかどうかの線引きは医者に委ねられる為、これも医者の職業倫理が問われる場面だと考える
A.かつてフランスでは絶対王政からの自由を求め戦い多くの血が流れた。 君主がすべての権利を持ち、法を取り締まる国家権力を持つ絶対王政とは違い、民主主義では国民が主権を持ち、ほとんどは国民の倫理に委ねられ、最低限度のルールだけ、国民から信託を受けた政府が法を定める。 しかしながら文章だけですべてを表現するのは無理なのですべての倫理を法にすべきではない。 たとえば、痛みを伴う障害の場合、ひとそれぞれの痛みを客観的に測定する方法はない。 そのためどれだけ痛みを訴えても正式な診断書でも無い限りは駐停車禁止除外指定の認定は受けられない 酒類の規制緩和を選んだ。 焼酎などの蒸留酒は、商品付加価値の向上を図るために長期の熟成を行う場合がある。 樫樽等の木製の容器に貯蔵する場合には、容器の成分が貯蔵されている蒸留酒類に浸出し、その香味・色沢が変化する。 蒸留酒類に係る着色度規制に関する関係規定が改正されたことで、 また、蒸留酒に加えられるフレーバーが増えたためクラフトジンなどの他の商品との差別化ができるようになり幅広い様々なお酒を楽しめるようになった 文章で倫理を表す事が難しい例としてハラスメントについて考えた。 近年パワハラやセクハラなど問題となっているハラスメントだが、言動や行為が同じでも相手の年齢・容姿・関係性によって不快に感じるかどうかが大きく変わってくるため何を持って、どこからがハラスメント七日の線引きが難しいと考える
A.スペースシャトル・チャレンジャー号には燃料用のシール材としてガラス転移点が0度のゴムパッキンが使われていた。 しかしながら打ち上げ予定日の気温はマイナス8度であった。 この気温ではゴムの弾性は失われ燃料が漏れ引火・爆発の危険性を指摘し打ち上げの延期を求めた。 しかしNASAの経営陣は、事故が起こる確証はない、もし延期にするなら 多額の損害賠償を請求するとして打ち上げを強行した その結果は知っての通りスペースシャトルは爆発し、搭乗者は全員亡くなった。 グループ名 不明 参加者 酒谷さん(?)他 自分の役割 概念化(テーマを決めた) 我々のグループは囚人のジレンマについて選んだ。 その例として、冷戦時代のソ連とアメリカの軍事力の拡大競争について選んだ。 話し合いなどで、ソ連、アメリカどちらも軍事力を縮小させれば、問題も起こらずに平和に解決する。しかし、ソ連が軍事力を維持し、アメリカのみ軍縮すればソ連有利になってしまう。 アメリカが軍事力を維持し、ソ連が軍縮すればアメリカのみ有利になってしまう。 自分たちが不利になることを避けるためにお互いが軍拡を行えば、最後には戦争が勃発しどちらも大きな被害を受ける結末となる。 この授業の後シャープの冷蔵庫リコール事件について調べた。 シャープ製の電気冷蔵庫から発火し、焼損する事故が発生。過去にも10数件、同様の事故が起きていたことも発覚した、リコール騒動が起こった
A.科学の発展は私たちの生活を豊かにしてきた。例えばエアコンがあれば暑い夏の日も部屋を涼しくできるし寒い冬の日でも部屋を暖かくできる。 車があれば疲れることなく早く遠くへ行ける。 科学のおかげで私たちは幸せな生活を送れている。 しかし、その反面多くの二酸化炭素を排出してきた。その影響が今、地球温暖化・気候の急激な変動として現れている。これは食べものを減らし、住むところを奪う。すると貧困も増える。そうして人を幸せにするための科学がかえって人を不幸にする事につながる。 そうならないように今すぐに対策をとるべきだ。 私たちのグループでは、使っている家電一つあたり月にどれだけ二酸化炭素を排出しているか調べた。 電気料金の神など持ってきていなかったため最初は二酸化炭素排出量が解らなかったが、自分のパソコンのモニターにスマートプラグを接続していたこと、スマートフォンから使った電気の量を見ることを思いだし、議論にこぎ着けた。 結果としてはスマートプラグの消費電力表示よりPCディスプレイのCO2排出量は14kg/月 であった。 この授業の後オゾン層について調べた。 大気中のオゾンは成層圏に約90%存在しており、このオゾンの多い層を一般的に オゾン層という。成層圏オゾンは、太陽からの有害な紫外線を吸収し、地上の生態系を保護している オゾンは不安定な分子だが、オゾンが常に分解や生成を繰り返すことで、オゾン層は一定のバランスが保たれている。
A.WinnyとはP2P(ピアツーピア)と呼ばれるサーバーを介さずに、ロックチェーン技術という情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録を暗号技術を用いて分散的に処理・記録できる技術を利用した画期的なソフトウェアだったのだが、一方で映画の違法なアップロードや違法視聴、児童ポルノなどが横行し問題視され、実際に逮捕者もでた。 そんな中で、Winnyの開発者である金子勇氏が逮捕されてしまう。 これは豊田章男社長や佐藤恒治次期社長が、しばらく前に話題にもなったいわゆる「プリウスミサイル」の責任をとらされる形で逮捕されるような物でまずあり得ないのだが、当時の文科省や世間の無理解のせいで進められてしまった。 ワークショップ課題ではインド・ホバール殺虫剤事件について取り上げた。 この事件を選んだ理由は、アメリカの財政難という事情があったにせよ、技術者が工場の安全を確保しなければいけないという技術者倫理に違反したことで多くの人命が失われた例として語り継いでいかなければいけないと思ったからである。 利益をひたすら追い求めるのも資本主義社会を生きる私たちには必要だが、人間としてもっと大事にしなければいけない物もあるということも忘れてはいけないと思う。 この授業が終わったあと、金子勇氏のような人物が今後出てきたと起動するべきなのか考えた。 今後もものすごいスピードで技術は進歩し新しい技術もどんどん生まれてくるだろう。その技術の中には、一般人や年長者には理解しずらい物もあるだろう。そんなときでも否定せず受け入れてあげることも大事だと考える
A.インド・ボパール殺虫剤事故 このインドで起きた人類史上最悪の事故を知っているだろうか? 当時のアメリカはベトナム戦争での膨らむ戦費による財政難に苦しんでいた。 そのため世界各地のアメリカの企業は、とてつもなく厳しい経費節減が求めれれた。 スマンデイのいるユニオンカーバイト社も例外ではなかった スマン・デイは、会社の予算削減のため、コントロールルームやバルブやパイプの修理を全くと言っていいほどしなかった。そのためバルブやパイプからの漏洩は日常茶飯事であった。 そのことを指摘した社員もいたがそれは聞き入れられず、その社員はクビになった 水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、 水といっしょに漏れていることに気づいたスマン・デイは、タンクへ向かった。何ヶ月もメンテナンス作業していない安全弁が機能しているはずがなかった スマン・デイは、コントロールルームに戻って、冷却装置を稼働させようとしたが予算削減のため冷媒が抜かれていたため動かなかった イソシアン酸メチルの漏洩をとめるのは不可能と判断したスマンデイは逃げ生存したが2500人が目覚める前に死亡した。 リコールされた商品でまずいと思った物としてストーブを選んだ。 これを選んだ理由は二つある 一つ目は事故の多さである。 リコールされた商品について調べると同じような火災事故が4けんあった。 二つ目は事故の重大さである。 ひとたび火災が起これば多くの財産や最悪の場合命が奪われることもある 上記でも記したこのサリドマイド薬害事件についてどうすればこの事件を防止できたのか考えた。 薬害事例を無くすためには、 ・薬剤の安全性を十分に確認する実験を行うための環境 ・新しい薬剤の承認する際の基準を決める法整備 ・薬剤を監査するための薬理学者で構成された機関 が必要だと考える。
A.技術が日々発展して、それにより新しいが次々と生まれている。 その最新の技術は我々を豊かな生活へと導いてくれる一方で、予想外の事態を引き起こす危険性を持っている。 もし、その技術のせいで取り返しのつかない事故が起きた場合はどうするべきなのか、また、事故を防ぐにはどうすればいいのか。 我々は、日々生まれる最新技術とどう向き合っていけばよいのだろうか。それを考えなければならない。 技術の有害性の予測可能性を有機水銀による水俣病を例にあげて議論した。 結論として水俣病に関しては予測できたのではないかと言う結論に至った。 理由として、当時から有機水銀の有害性は知られており、排水をそのまま垂れ流せばどうなるか容易に想像できたはずである。 最新の技術によって人々が不幸になった事例としてサリドマイド薬害事件について調べた。 サリドマイド薬害事件とは、サリドマイドを服用した妊婦の胎児に奇形が多く見られるようになった薬害事件である。 サリドマイドが開発された西ドイツでサリドマイドによる催奇形性が確認されたにもかかわらず日本国内でサリドマイドを販売していた大日本製薬は対策を取らず日本国内でサリドマイドによる被害を出してしまった。 一方で米国では、FDAが「安全性を示す動物実験が不十分」として承認を保留し続けた これにより米国のサリドマイド被害者数は、治験によるものなどを含めて10数名にとどまっている。
A.四大公害である水俣病について学んだ。水俣病の原因は有機水銀であり、脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害します。これにより四肢末端の感覚障がい、小脳性運動失調、中枢性聴力障がいなどの症状が現れる。また妊娠中の妊婦にメチル水銀が流入してしまい、脳性小児マヒを持った胎児性の水俣病もある。これは工場排水によるもので、無処理の工場排水に有機水銀化合物が混ざり海に流出し、食物連鎖を経て濃縮され、大きな被害をもたらしてしまった。排水中の水銀濃度は水質汚濁法などで定められており、今後さらなる高精度分析方法が見つかるなどすれば、今後このような被害がでることないだろう。 四日市ぜんそくは三重県の四日市の石油化学コンビナートの本格始動に伴い大気汚染物質の排出により、近隣住民にせき、喘息等の症状を訴える人が多発した。事前にどのような物質が外に排出されるのか、それをしっかりと処理できるのか、害や被害がどれだけもたらされるのかを事前にしっかりと研究、対策する必要がある。 授業で扱った公害の他に工業廃水、工業廃棄物による健康被害や環境汚染等について調べた。産業技術だけでなくそれによる公害を防ぐ技術も高度になっている今、現状に慢心せずSDGsの「海の豊かさを守ろう」や「陸の豊かさを守ろう」実現のため、さらなる技術向上や環境等への配慮を慎重に行っていく必要がある。
A.インド・ボパール殺虫剤事故はユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏れだしたことが原因で起こった。ベトナム戦争により戦費で財政難に陥っていたアメリカはドルの金交換に応じられなくなった。このことにより世界進出したアメリカの企業は厳しい経費削減を強いられた。会社の予算削減のため、修理等が出来ず、バルブやパイプからの漏洩の報告は日常茶飯事だった。イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは、作業員の胸やけからだった。修理が出来ず故障したセンサーは機能せず、作業員の感覚にすべて頼っていたためにこのようなことが起こってしまった。 リチウムイオン電池はこのインド・ボパールの事故がなかったら開発されなかったかもしれない。このように事故が起きてしまうことは残念であり技術者として起こしてはいけないものであるが、このような事故をはじめとする失敗やそれによる経験をもとにより良いものを作りさらなる安全管理をすることが求められている。この学びを次に活かすことは非常に基本的だが技術者として真に大切であると考える。 工学部生として化学を学ぶ身としてもう一度毒物、劇物のマークとその物質の例を勉強した。飲み込むと生命に危険を及ぼす毒性の物質でフェロシアン化カリウムがあり、自分自身よく理解しておらず詳しく調べると、多くの場合三水和物として存在しており、三水和物は常温常圧で黄色の単斜晶系であると知ることが出来た。
A.サイバー犯罪やサイバー攻撃はもはや現実のものとなっている。授業資料で挙げられている例として、フォルクスワーゲン自動車のECUに、車が検査中であることを察知するソフトウェアを仕込み、検査をかいくぐる不正が行われたというものがある。現在機械で簡単に複製を作れるようになったため、著作者の権利を守る法律が作られた。また、デジタル情報は、コンピューターによりコピーできる。しかしこのデジタル情報に依存しているインターネットはなりすましが簡単に行われてしまうため、本人確認のため、知識認証や所有物認証、生体認証などの様々な認証の工夫がなされている。 友人の作成したポスターの感想を述べた。その絵は一見お金に執着しているように感じ取れる。しかしこれは非常に重要なことである。なぜなら今この世の中で生きていくためにお金がなくてはならないからだ。お金がすべてとは言わないが、何をするにもお金がかかります。もちろん、食など生きるためにも必要です。その絵は改めてお金が非常に重要で大切なものだということをわからせてくれる価値のあるポスターだと思う。 授業で気になった生体認証についてさらに詳しく調べた。これは指紋や脈、声や目など身体の一部やそれに準ずる要素を使い本人を特定するシステムであり、バイオメトリックス認証ともいう。身近な例ではスマートフォンの指紋認証や顔認証です。僕自身顔認証システムを使っていますが、コロナ過においてマスクをつける場面が多くパスコードを打ち直したりと最近は少しスムーズに認証されないケースが多くあると感じています。
A.優れた断熱材であってもすぐに建築現場で活用できるわけではない。また真空断熱材は少しでも穴が開けば真空でなくなり性能も下がってしまう。しかし大工さんが無作為に釘打ちをしているため現場を知ることが真空断熱材の開発にとって必要不可欠である。 地球温暖化を少しでも抑制するためにも、二酸化炭素の排出量を減らしていく必要がある。政府は2050年までに温室効果ガスの排出を限りなくゼロにするカーボンニュートラルを目指すと発表しており、国もSDGsと合わせて地球温暖化をはじめとする環境問題の対策をしている。脱炭素社会には再生可能エネルギーの活用が必須であり、そのために電気エネルギーをためておく電池が必要不可欠になる。 1日に自分が排出した二酸化炭素の量を計算すると、二酸化炭素1立方メートル当たりの重さはおよそ1.8キログラムであり、二酸化炭素濃度の平均値は3%であるため、1日で僕たちが排出した二酸化炭素は一人あたりおよそ1.0キログラムであると言える。 復習として環境破壊が未来に及ぼす影響について調べた。地球温暖化により気温が上昇するとそれに伴い海水の温度も上昇する。そうすれば、ほとんどのサンゴ礁が絶滅してしまう。サンゴ礁には海洋生物種の3割以上が生息しているため、必然的に多くの人々の食に甚大な影響を及ぼしてしまうことになる。また温暖化により資源などをめぐり戦争が起こりやすくなる可能性がある。このように温暖化は様々な場所や人に大きな悪影響を及ぼすため、今を生きる我々が温暖化を止めるために一人一人意識して対策しなければならないと考える。
A.権威と権力は全く違うものである。権威のある教授や医者などはたくさんいますが、教授や医者に権力はありません。権利や権力を行使するものには責任と義務が伴います。また、交換価値と使用価値についても学びました。技術を富や、お金や、価値や、商品などと切り離すことはできない。お金があると幸せなのか、お金がないと不幸なのか、それらの相関性についても理解する必要がある。僕はチョコ棒が好きでスーパーで30本入りの袋を見つけるとつい買ってしまいます。値段は300円ちょっとですが、30本入っていることもありすぐにはなくならず基本的に食べたいときにはあり、そして常においしい。僕からするとこのチョコ棒は300円よりはるかに価値があると思います。値段以上に人を幸せにするものが本当の意味で価値のあるものではないかと考えた。 囚人のジレンマでは、一人が自白し、もう一人が自白しない場合は自白した方は無罪で、自白しなかった方には懲役10年。また、二人とも自白しない場合は両方懲役2年。二人とも自白した場合は両方懲役5年。 このような場合はお互いの利益のため協力してどちらも自白しない方がどちらも懲役が短くなります。しかしながら、お互いが自己の利益のためだけに自白する選択をとってしまった場合懲役5年となり、お互いがともに自白しない場合よりも長い懲役刑になってしまう。 今回自己の利益と公共の福祉とそれに伴う善悪の様々な行動や考え方を学び、個人的にはゲーム理論に関する関心がさらに高まった。
A.絶対王政から民主主義に移行するきっかけについて学んだ。絶対王政では、君主が全ての権利、権限を持っており、法を取り締まる国家権力として警察権が発動されるが、それに対し民主主義では、国民が主権をもっており、最低限度の規範のみを国民から選ばれた国政が法を制定する。また、知的財産権については、発明者と利用者に関する囚人のジレンマと同じような社会構造を見て、自己の立場の利益、不利益のみで行動することは望まれないということを学んだ。また今まであまり詳しくわからなかった実用新案権、意匠権、営業秘密について調べこれまでに学んだことのある特許権や著作権と合わせて理解を深めた。 医薬品の規制緩和を選択し、調べた。規制緩和前は一般用医薬品であったが、販売できない薬がいくつかあった。しかし規制緩和後、医薬部外品としての区分となったため、薬局以外のスーパーなどでも販売できるようになった。現在でも少しずつ、副作用などの危険性や健康への危険性が少なく、安全性が確保できると判断されたものに関しては、スーパーなどでも販売できるように規制緩和が進んできている。 まずコンプライアンスは企業が法令や規則をしっかりと守ることであり、コンプライアンスをはじめとするルールやその形式化はこれからの社会においてますます重要になると考え、法律厳守は勿論ですがルールをしっかり守りそれを当たり前にしていくことがこれから社会に出て社会人あるいは技術者になる我々にとって基本的だが非常に大切なことだと思う。
A.まず、殺虫剤の化学構造式を見て自分は構造は理解できるが作る事はできなそうだと思った。これを作れるのであれば道徳観をとどめておくのに確かにこの授業は受けるべきだ。しかしこの物質を作る事のできない僕でも様々な技術と事故、そしてその中にあった倫理違反を学び自分が技術者になったときに役立てれるようにしようと思った。例えばオウム真理教の地下鉄サリン事件、この化学兵器を発明したのは東大や京大をはじめとする一流大学出身者がほとんどで大学院まで修めた人もいた。なぜ高等教育を受け、さらにはレベルの高い科学を学んだ人達が麻原彰晃の信仰を信じこのような物質を製造してしまったのか。 なぜこのような事件が起き、またこの事件が起きるまでに技術者は何を考え何を思い人を傷つけてしまったのかを意見交換した。僕は単に洗脳されておりこの物質を作りばらまくことが正しいと教えこんだと思っていた。しかし班員の中にはばらまくことは知らされず、ただ作る事だけを依頼され作っただけ、それがたまたま事件に使われたのではないかという人もいたが、レベルの高い教育を受けてきてなぜその物質を作らされるのか、疑問に思わなかったのかとこちら側が疑問に思う。 危険なものを製造するときは作って終わりではなく、それが何に使われ、悪用されないか、安全であるかまでをしっかりと精査するまでが技術者の責任であり、倫理を学んでいない技術者はもう少し慎重になる必要があると考えた。
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A.はい 私は技術者倫理のすべての授業に意欲的に参加した。哲学と思想、善悪と損得、ルールの表現と形式化、リサイクル、安全と品質管理、地球温暖化と人口爆発、バイオテクノロジーと情報技術など様々な観点から技術者倫理について授業やグループワーク、その後の復習で学ぶことが出来た。 この授業をきっかけに多くの倫理違反があった事件や事故について知り、それがなぜ起こってしまったのか、現在は改善されているのかなど一つ一つの事例について自分の中でしっかり理解できた。僕は授業で扱ったような事故などを単に技術不足や不注意で済ませることはできないと考える。予算がないから、人が足りないから、他の企業や海外に負けていられないから、など事故の背景には様々な要因があったと思う。事故が起きてしまったこと、被害者が出てしまったことは非常に悲しいことであるが、このような悲惨な過去があるから対策され、安全管理され、今を生きる我々が比較的安心して健康に生きていると思う。これは決して過去の事故の事を肯定しているわけではない。初めから何も危険なことがなければ過去も現在も未来も悲しむ人はいないのだから。 応用的な化学を学ぶ僕がこれからその知識を使うときその知識は正しいのか誰も傷つけないのか吟味しようと思う。この技術者倫理の授業から様々な事故とその原因、さらにそこにあった倫理違反を学んだ。これから社会人または技術者になるうえでその知識を忘れずしっかり活かしていきたいと思う。
A.はい。 私は履修の取り組みについて不正がない事を誓います。 今回の授業では、私は地下鉄サリン事件が一番印象に残っています。なぜなら親戚がこの事件で亡くなったからです。なので注目はしていました。 宗教に入りマインドコントロールされることによって殺人でさえも正義と考えられることに恐怖を感じました。また、そういうことはあまり勉強の得意でない方たちがはまりやいと考えていたのですが、そうではなく頭のよい人たちもマインドコントロールにかかってしまうことに驚きました。 一番最初でも述べたように化学は人間にとってメリットもデメリットもあります。人を救う手段でもあり、人を殺す手段にもなるのです。その二面性を持ちながらも社会に貢献できるようにするにはひとえに私たち技術者の倫理にかかっているのではないかと考えます。この倫理がなければ発展はしていきますが、全員が幸せになれる社会にはなれなく、必ず悲しい思いをしてしまう人たちがいる事でしょう。そのような人たちを1人でも出さないように、私たち技術者は常に何が危険であり、そのようなことが予測されて、何が人体に対して有害なのかを予測すること、また何か事件が起きたときに迅速に対処すること、そしてその責任を速やかに認めることが大切であると考えます。 将来技術者として働くことを考えている身として、私は上記で述べたことを心にきざみながら日々研究に励むと共に、仕事をしていきたいと思います。
A.近畿化学協会 工学倫理研究会 編著技術者による実践的工学倫理第4版 トピック:組織人であるということ 雇用される組織(会社)に忠誠を尽くすこと、タテ(主従)の関係、組織が要求する能力を身につけ、会社が要求する成果を出す、信頼で仕事ができる、組織(会社)の目的の下で働く、組織(会社)内での居場所・存在意義を見つけることに敏感、みずからの人材価値についてあまり考えないこれらを意識する必要がある。これらを加味して私は組織人として働くことはできないと考えた。一つの会社に対して尽くすことはできないからだ。つまり私は組織の人間ではなく独立して働くことの方がよいのではないかと考えている。 松林光男/渡部弘 著 イラスト図解 工場の仕組み トピック:品質管理部門の仕事 品質管理は、製造業(メーカー)などの企業に置かれる部門・職種のひとつで、生産する製品の品質をコントロールする役割を担う。 品質管理の主な仕事は、工場における生産体制の問題点発見とその改善、「QC(品質)工程表」というマニュアルの作成、製造スタッフの教育。 メーカーでは、一定の基準や質を満たした製品を、安定的に、大量に生産し続けていかなくてはならない。 そこで品質管理は、安定した品質のものを低コストで効率的に生産できるよう、「PDCAサイクル」という考え方に沿って、製造工程の一つひとつを見直すための業務に従事する。ものづくりを行う企業にとっては、非常に重要な役割を担うポジションである。 これらを踏まえて私は、品質管理部門の仕事とはすばらしい仕事だと思った。この仕事がないと私たちの商品は安定に供給できないからである。 教科書はインターネットで購入したのですが、期限までに到着しなかったため、予習できませんでした。
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A.?講義の再話 どんな科学技術も必ず二面性を持っています。優れた農薬と広く知られていても時には、人を殺す化学兵器となる場合もあるのです。 日本において化学テロと言えば地下鉄サリン事件を考えるでしょう。この事件は1995年3月20日に東京の地下鉄内でサリンをばらまき死傷者を多く出した事件です。 この事件の犯人たちはオーム真理教の信者たちで優秀な頭脳の持ち主でした。そしてこのひと達は殺人が正義であると信じてサリンを地下鉄にばらまいたのでした。 ? ワークショップ課題の発表趣旨 課題:ことわざ 共同著者:澤田楓恋、八角若葉、鳥居香耶、加賀谷春奈、佐藤彩香 ことわざ:葦の髄から天井を除く 意味:細い葦の茎の菅を通して天井をみて、それで天井全体を見たと思うこと。 テスト勉強を自分の納得行くところまで勉強したが、いざテストを受けてみると自分の勉強はとても不十分で抜けも多く、なんとなくで勉強していたんだと感じた時。 ? 復習の内容 今回の授業では地下鉄サリン事件をもとに技術者の倫理観について学んだ。地下鉄サリン事件の犯人たちは頭が良いにもかかわらず宗教にはまり、殺人を正義と考えたことでこのような犯行に至った。つまり人間の頭脳と倫理観は比例しないということだ。私たちは科学者の卵として化学を学ぶ人間として社会や人々の発展のために化学を使用しなくてはいけないということを肝に命じようと考ました。
A.?講義内容の再話 絶対王政では、君主がすべての権利を持ち(専制政治)、法を取り締まる国家権力として、強い警察権が発動されます。 民主主義では、国民が主権を持ち、ほとんどは国民の倫理に委ねられ、「最低限度の規範」だけが、国民から信託を受けた国政が法として定めます。そのような背景にあって、ジャベール警部がなぜ自殺したのか、その心情を想像し、主権在民における法と倫理の関係について議論してみましょう。 ?ワークショップ課題の発表趣旨 演習:技術と法律の関係 共同著者:澤田楓恋、八角若葉、鳥居香耶、加賀谷春奈、佐藤彩香 「電力の小売り自由化」 2016年4月に行われた「電力の小売全面自由化」を指します。独占されていた「電力の小売り業」への企業の参入が自由化され、電力を受け取る「消費者」が自分で電力会社を選べるようになった制度です。もともと、電力の小売りは各地方の電力会社のみに許された権利でした。一般企業は参入できず、適切な価格競争も起こりえない構造になっていました。しかし、電気料金の抑制や電気供給の安定を果たすためには、「小売りの自由化が必要だ」という議論は常々交わされていました。そして2000年3月に、ついに「特別高圧」に限って小売りの自由化が始まります。電力には、特別高圧:デパートや大型の工場、ビル、高圧:中小規模の工場やビル、低圧:一般家庭や商店と3つの種類があるのですが、最初はもっとも一般家庭から遠い「特別高圧」が自由化された形です。 ?復習の内容 電力の小売り自由化について復習した。元来は電気会社による電気の発売が主流であった。しかし最近になっては電力は民間の会社も販売できることになった。これは消費者にとって選択の幅が広がるとてもいい選択だと考える。販売の独占は市場の衰退につながるためこの自由化には大きな意味があると考える。
A.? 講義の再話 権威と権力は違います。 権威ある教授はいますが、教授に権力はありません。 権力や権利の行使には、責任や義務がつきものです。ファインマンの報告書によれば、 人命も宇宙船も失う大事故が起こる リスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もりました。技術者が幹部より1000倍もヤバイと言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇が起きました。原爆の開発に携わったことを生涯悔いていた、ファインマンは自らの報告を、事故調査報告書に付録として無理やり添付させました。 ? ワークショップ課題の発表趣旨 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 共同著者:澤田楓恋、八角若葉、鳥居香耶、加賀谷春奈、佐藤彩香 囚人のジレンマ 1人が自白し、もう一方が自白しない場合、自白した方は無罪・自白しない方は懲役10年 ・2人共自白しない場合は懲役2年 ・2人共自白した場合は懲役5年 この場合A、B2人がお互いの利益を考えて協力したら「自白しない」選択肢をとり、懲役が最も軽くなります。しかし、お互いが自分自身の利益だけを追求して「自白する」ことを選択したら、「自白しない」を選択したよりも長い「懲役5年」の刑が科せられます。 ?復習の内容 囚人のジレンマについて復習した。囚人のジレンマは二人が協力すれば一番良いとされている答えにたどり着くが、人間というのはいつも自分の事しか考えることが出来ないため、結局は1人が利益を得て、もう一人は不利益を被る形になってしまうということ。
A.?講義の再話 気候の急激な変動や人口の爆発は、食べものを減らし、住むところを奪う。すると貧困も増える。貧困から、食べものの奪いあいが起これば、警察権が強まり、民主政治は崩壊し、専制政治に逆戻りする。必要なのは、どうすればいいかを伝える教育だ。教育にも二面性がある。劣悪な教育は不幸な結果を招く。とびきり質の高い教育が必要だ。次に、その教育を施すのは、あなただ。あなたとあなたの子どもたちに、残してやれる何かを大切にするために。 ?ワークショップ課題の発表課題 演題:あなたが昨日排出した二酸化炭素は何グラムか 共同著者:澤田楓恋、八角若葉、鳥居香耶、加賀谷春奈、佐藤彩香 電気の使用量から排出した二酸化炭素を計算すると1.5キログラム。 ガスからの排出量から計算すると0.5キログラム。ガソリンから計算すると1.2キログラムであった。 ?復習の内容 地球温暖化によりさまざまな問題が生じている。これは日本だけが名乗りを上げることで解決できる問題ではなく、世界中の人々が自主的な意思を持って問題解決に取り組む必要があることである。 そのためには、日ごろからの電気量の節約やフードロスを減らそうとする努力、ごみの分別など、一人一人が自分のできるところから解決していくべきであると考える。そうすることで、世界的な動きにつながり地球温暖化以外の問題も温暖化も解決へとつながると考える。 私も日々この問題を意識して過ごしていこうと思う。
A.?講義の再話 サイバー犯罪やサイバー攻撃はもはや現実のものとなっている。たとえばフォルクスワーゲン自動車のECUに、 クルマが検査中であることを察知するソフトウエアを仕込み、検査をかいくぐる不正を行った。s25. 事例ファイル25:フォルクスワーゲン”排ガス不正事件”, p.146 近畿化学協会・工学倫理研究会. 技術者による実践的工学倫理第4版 . 化学同人,2006-4-20 ( 参照 2021-11-24 ) .音楽や映画をディジタル化することで完全な複製ができるようになりました。 また機械で簡単に複製できるようになりました。 自由に音楽や映画を複製されたのではたまったものではありません。 そこで著作者の権利を守るため法律が発達しました。 ?ワークショップ課題の発表趣旨 演習:共有価値の創造 共同著者:澤田楓恋、八角若葉、鳥居香耶、加賀谷春奈、佐藤彩香 発表としてこれまで学んできた事の総括をぽすたーにした。今回の授業を通して技術者にも倫理が必要な事。科学というのは人類にとってメリットでもあるしデメリットもある。それと上手に付き合っていくためには倫理が必要である。 ?復習の内容 共同著者に澤田楓恋さんのポスターを選びました。 澤田さんは華々しい化学の発展の裏では多くの悲しい事件があるということ学び、それを起こした人たちを擁護することはできないが、その環境に目を向けることも大切であると述べていました。
A.?講義の再話 メリカはベトナム戦争の膨らむ戦費で財政難に陥っていた。ドルの金交換に応じられなくなったアメリカは、米ドル紙幣と金の兌換を停止した。ニクソンショックだ。ドルは変動相場となり、世界に進出していたアメリカの企業は、とてつもなく厳しい経費節減が求めれれた。スマン・デイは、会社の予算削減のため、何か月も修理されないコントロールルームにいた。 バルブやパイプからの漏洩の報告は毎晩のことだった。 それでも自分が一時解雇されるよりましだった。 人員削減は保守作業員に向けられ、会社のバッテリー部門からきたまったく経験のないやつが担当していた。イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは、作業員の胸の焼けるかんじからだった。 ずっと故障したままのセンサーは機能せず、作業員の感覚だけが頼りだった。水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、 水といっしょに漏れていることに気づいたスマン・デイは、イソシアン酸メチルのタンクへ急いだ。 安全弁はすでに吹っ飛んでいた。足場のコンクリートには亀裂が入っていた。 バルブは全部壊れ、バルブというバルプからイソシアン酸メチルが噴出していた。スマン・デイは、コントロールルームに戻って、冷却装置を稼働させようとした。 予算削減のため、何週間も前に冷媒が抜かれていた冷却装置は動かなかった。 プラントのスクラバーを稼働させようとした。 流量計は0を示したまま動かなかった。 フレアタワーで焼却しようとしても、フレアタワーも動かなかった。スマン・デイは、最後の手段であるウォーターカーテンを稼働した。 そのウォーターカーテンは、タンク上部から漏れ出ているイソシアン酸メチルには全く無力だった。 自分が死にたくなければ、もう遠くまで逃げるしかなかった。スマン・デイは、助かった。 しかし、スマン・デイが逃げるときに通ったバラックに住む人のうち、 2500人が目覚める前に死亡した。 ?ワークショップ課題の発表趣旨 演習:学んだ知識を生かすには 共同著者:澤田楓恋、八角若葉、鳥居香耶、加賀谷春奈、佐藤彩香 健康エコナを選んだ。エコナ関連商品に関して、発がんリスクのあるグリシードルに変換する可能性があるグルシドール脂肪酸エステルがエコナの中に他の食用油よりも多く含まれていることが判明 ?復習の内容 化学に対して私たちは知識があるが、ない人たちはどのように考えるのか不思議に思った。
A.?講義内容の再話 アセチレンを原料にしてアセトアルデヒドを製造していました。そのアセチレンに水を付加する反応の触媒に金属水銀や昇汞を使っていたのです。 アセチレンの付加反応を忘れた人は、技術者倫理の前に化学を学び直しましょう。 アセチレンの付加反応をより収率で進めたいときにどんな触媒を使うのがいいか。 反応の収率上げるため、いろいろ調べて、触媒に金属水銀を選びました。触媒は、反応速度を上げるが、自分自身は変化しない、はずでした。 まさか、触媒が反応していたなんて。無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出しました。排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められています。 また、その分析方法も法律で定められていて、JISで業界規格も定められています。 もし、さらに高精度の分析方法が見つかり、政府に対する働きかけがあれば、法改正されることでしょう。 ?ワークショップ課題の発表趣旨 演習:新しい技術を運用するにあたって 共同著者:澤田楓恋、八角若葉、鳥居香耶、加賀谷春奈、佐藤彩香 アスベストを選んだ。アスベストは繊維状のケイ酸塩鉱物であり、呼吸器官に入ると肺線維症、悪性中皮腫の原因となる。 多くの企業がせい品を回収しており、たとえばニトロホールディングスは12月18に自主回収としている。 ?復習の内容 アスベストについて復習した。 企業はこれが人体にとって毒だとわかった時点で回収している点ではとても評価できると考える。
A.授業の再話 四代公害病の一つである水俣病はメチル水銀に汚染された魚介類の摂取による中毒性の神経系疾患である。メチル水銀は強い毒性を持ち、血液脳関門や胎盤を通過し、著しい障害を与えてしまう。症状は手足のしびれ、歩行、運動、言語障害などから始まり、神経障害や四肢麻痺がおこる。 原因は熊本県水俣市の肥料会社チッソがアセトアルデヒドを製造する際の排水に含まれているメチル水銀であった。アセチレンに水を付加する際の触媒に金属水銀を用いており、ここで発生した有機水銀が食物連鎖を経て濃縮されたしまった。 発表の要旨 題目は「足尾銅山鉱毒事件」であったと思われる。グループ名は化バイ、グループに属した人は鎌田潤、伊藤一真、小室奏斗、鈴木太陽、大滝飛鳥、役割は執筆である。 足尾銅山の鉱毒事件は、銅山の開発により、排煙、鉱毒ガス、鉱毒水などの有害物質が周辺の環境を悪化させ多事件である。 はじめは森林伐採や排ガスによって森林が減少していき、地盤の悪化で大雨の時は土砂崩れなどが起き、金属の含まれた地下水が流れ出してしまった。 復習の内容 私は復習として平常演習に取り組んだ。 題材は森永ヒ素ミルク事件を選んだ。 この事件は粉ミルクの製造過程でヒ素が混入し、粉ミルクを飲用した乳児らがヒ素中毒となり、死者も出た事件である。原因は製造時の安定剤として用いられた第二リン酸ソーダにヒ素が含まれていたことにあり、この試薬は品質検査を行わないで使用していた。
A.授業の再話 緊急事態に陥ってしまう原因は大きく分けると、無知、未熟、慣れなどがある。無知はそもそも知識がなく、強塩基を保護目がなしで扱うなどである。未熟は強塩基を扱うときに保護メガネを装着することはわかるが、つけ方を間違えるなどである。慣れは、マンネリ化しており、いつもと同じ作業であるが、失敗してしまうことである。 発表の要旨 題目は「水のリコール」であったと思われる。グループ名は化バイ、グループに属した人は鎌田潤、掛札涼介、伊藤一真、小室奏斗、役割は執筆である。 トップバリュの天然水に一部異臭の申し出があり、調査したところ複数の商品から細菌を検出し、回収や返金を行ったものである。幸い、健康被害は出ていない。 まずいと思った理由としては、水は毎日摂取しているものだから被害が出た場合、その範囲は広くなりそうだからである。 復習の内容 私は復習として平常演習に取り組んだ。 これはまずいと思う事案として炊飯器を選んだ。 選んだ理由は炊飯器は誰もが日常的に使うものなので、危険であると思ったからである。 このリコールでは製品が焼損する重大事故が発生したためである。この製品がリコールされることが予見できな買った理由としては、製品の動作テストを十分に行わなかったためであると考える。この事件を防ぐためには製品のテストを行う必要がある。その段階で、焦げた匂いや異変を察知することができれば販売前に防止することが出来たと考える。
A.書誌情報 報告書の題目:予習報告書 準備した教材について報告してください 著者:鎌田潤 提出日:2022年10月16日 キーワード:倫理、品質管理、事故防止 要旨 テキストの技術者による実践的工学倫理、イラスト図解 工場の仕組み、工業技術基礎に目を通し、論文捏造のトピックの紹介、品質管理に関するトピックの紹介、事故防止と安全作業の心構えについてのトピックの紹介をした。 論文捏造に関しては、常温核融合、有機高温超電導、ヒトクローンES細胞、STAP細胞の4項目があり、どの事件でも論文内容の再現ができなかったことなどが理由で不正が発覚していた。特に医療関係の研究では政府や国民からの期待も大きいため、影響も大きかった。 品質管理に関しては、食品安全マネージメントシステムのHACCPを取り上げた。この手法の基本となる考えは、原料の生産、製造・加工、保存,出荷、流通、消費のすべての工程で発生する可能性のある微生物や化学物質、異物の調査を行うことである。 事故防止に関しては、決まりを守る、適した服装にする、集中する、実験室の清掃・整理整頓、作業中の安全、他人の安全への配慮、事故が起きたときの対処法の7項目に分けられた規則がある。 合格に値する根拠 授業が開始する前に教科書3冊を購入した。また、予習課題に取り組むため教科書に軽く目を通し、興味のあるトピックを選び、予習課題に取り組んだ。教科書を読む時間、文章を考える時間、文章を打ち込む時間を合計したら8時間は優に超えると考えられる。 また、この予習課題を通して、研究に関する倫理問題の一片を知ることができ、研究に臨む姿勢や態度を身に着けることができた。
A.授業の再話 地球の大気は0?10kmが対流圏、10?50kmが成層圏、50?がちゅかん圏であり、オゾン層は成層圏である10?50kmにある。オゾン層ではオゾンが太陽からのUVCのエネルギーを受け取り酸素に変換されることで、UVCをカットしている。授業当時の二酸化炭素濃度は推定440ppmであり、100年前と比較すると約1.4倍ほどになっている。 発表の要旨 題目は「二酸化炭素の放出量」であったと思われる。グループ名は化バイ、グループに属した人は鎌田潤、伊藤一真、小室奏斗、大滝飛鳥、鈴木太陽、役割は執筆、発表である。 先月の電気、水道、プロパンガスなどの使用量から、環境家計簿を用いて二酸化炭素の放出量を計算したところ、1日当たり2.3kgの二酸化炭素を放出していると考えられた。 復習の内容 私は復習として平常演習に取り組んだ。 先月の電気、水道、プロパンガスのおおまかな使用量から、環境家計簿を用いて計算したところ、1日当たり2.3kgの二酸化炭素を放出していると考えられた。 二酸化炭素排出量を把握できるように工夫された製品として、HEMSが挙げられる。HEMSは家庭内で使用している電子機器の使用量、稼働状況をモニターで随時確認できるシステムである。この製品の課題としては、現時点で、HEMSに対応している電子機器があまり多くなく、人々に認知がされていないという点、導入する際の工事費を高く使用してもメリットが大きくない点です。
A.授業の再話 Winnyはインターネット上でファイルの共有を行えるソフトで、動画、写真、音楽、ソフトウェアなどの多くのファイルを共有することができる。しかし、これが著作権侵害のファイル交換に多用されてしまい、深刻な被害をもたらした。また、個人情報や機密情報の漏洩にもつながった。 開発者はネットの今後を見据えて開発したが、悪用されてしまったため、逮捕起訴されてしまった。 新しい技術には課題もあるが、チャレンジしてみないと何も始まらないため、研究が悪いのではなく、その後の使い方次第である。 発表の要旨 題目は「ポスター作り」であった。ポスター作りは個人の作業であったため、グループはなかった。役割は執筆である。 技術者はもともと生活を豊かにするための新技術を研究開発しているが、その過程で生み出された技術は時には被害を及ぼすようなこともある。そのため、その技術を悪用する人は間違いなく倫理違反であるとともに、悪用されにくかったり、検査が何度も必要だと考えた。また、利用する側も、確実な安全がないことを頭に入れながら使用することが必要だと考えた。 復習の内容 私は復習として平常演習に取り組んだ。 技術者は責任を持って安全な製品を提供しなければならない。また、技術者はそれを仕事として日々の生活を営んでいるため、その職を失う訳には行かないという人もいる。そのため、些細な異常を指摘することで職を失ってしまうような経営は技術者やユーザーにとっても不利益になり、あってはならないということを改めて考えた。 また、自分が不利益を被りそうな時に、正しい判断ができるかどうかということも考えさせられた。そのため、技術者にはそのような覚悟や責任が必要だと考えた。
A.授業の再話 ハインリッヒの法則は一件の重大事故の陰には29件の軽微な事故、300件のヒヤリハットがあり、その背景には数千件の不安全な行動があるというものである。また、軽微な事故やヒヤリハットには切り傷が多く、研究室の産廃などでは軍手をつけるなどするのがよい。 ゲーム理論とは、プレイヤーに戦略と選択があり、どれを選ぶとメリットがあるかを計算で求めるものである。これの一例には囚人のジレンマがあり、自分では最善の行動を選んだつもりが、自分も相手も得をしないような結果になってしまうものである。 発表の要旨 題目は「ヤマアラシのジレンマ」であったと思われる。グループ名は600mL、グループに属した人は鎌田潤、掛札涼介、伊藤一真、小室奏斗、役割は調査である。 ヤマアラシのジレンマはヤマアラシはとげを持っているため、暖めあおうとするととげが刺さってしまい、とげが刺さらないようにすると寒くなってしまうことから、人間も仲良くなろうと近づきすぎると互いに傷つけあってしまうため、一定の間隔が必要というものである。 復習の内容 私は復習として平常演習のゲーム理論からみた損得と善悪に取り組んだ。 選んだのは囚人のジレンマで、例は同業のお店の価格設定である。シチュエーションは価格の据え置きと値下げが選べて、どちらも価格を据え置くと損得はなくなり、片方だけが値下げをするとその方が売れるため、値下げした方は得をし、据え置きの方は損をする。最後にどちらも値下げをしてしまうと売り上げがその分下がり、どちらも損をしてしまうというものである。
A.授業の再話 専制政治は支配者層が大多数の被支配者層の政治的関与を認めず恣意的に統治を行う政治体制であり、国民がルールなどを決められない場合に有効であり、トップの能力が見合わない場合は失敗する。レ・ミゼラブルはフランス革命のときの話である。 製造物責任法(PL法)製造物の欠陥により損害が生じた場合の製造業者等の損害賠償責任について定めた法である。製造業者と使用者間のものであり、消費者と技術者の責任範囲を規定した法律でもある。 発表の要旨 題目は「タクシーの規制緩和」であったと思われる。グループ名は化バイ、グループに属した人は鎌田潤、掛札涼介、伊藤一真、小室奏斗、役割は執筆である。 タクシーの規制緩和は2002年の道路運送法によって施行された。規制緩和前は需要と供給のバランスを考慮した免許制、認可制でであったが、規制緩和後は車庫の確保などの一定の条件さえ満たせれば自由に新規参入でき、無制限なタクシーの増加を招いた。 復習の内容 私は復習として平常演習の技術と法律の関係に取り組んだ。 規制緩和の例として医薬品の規制緩和を調べた。医薬品は医療用医薬品と一般用医薬品に分けられる。医療用医薬品は使用には注意が必要であり、一般医薬品は医療用に比べると効果が緩やかでリスクが少ない。 規制緩和以前はどちらも薬剤師による説明がないと販売できなかったが、規制緩和後は一般用医薬品は薬剤師でなくても販売資格を持つ登録販売者によって販売できるようになった。
A.授業の再話 技術者倫理は技術を持っている人のためのものであり、技術者にとって知らないやわからないは倫理違反である。 オウム真理教サリン事件はサリンという神経系に作用する化学物質によるものであり、これには理系の高学歴者が関係し、倫理に関する事件である。 技術者や科学者は人類の発展のため発明を行うが、それが人を傷つけるために用いられてしまうこともある。例として、アルフレッドノーベルのダイナマイトや、フリッツハーバーのアンモニア、毒ガス、などがあり、原子爆弾などもその例である。 発表の要旨 題目は「正直者が馬鹿を見る」で、グループ名は伊藤園、グループに属した人は鎌田潤、掛札涼介、伊藤一真、小室奏斗、大滝飛鳥、役割は執筆である。 内容としては、調べた故事成語やことわざは、正直者が馬鹿を見るである。オンラインテストで教科書を見ないでまじめに解いた人より、教科書を見て解いた人の方が成績が良くなったりするということであり、道徳観や倫理観とは成績が相関がなく感じた。 復習の内容 私は復習として平常演習の倫理観と能力は、必ずしも創刊するとは限らない?に取り組んだ。 調べた故事成語やことわざは正直者が馬鹿を見るで、意味はずるがしこい人がずるい立ち回りをして得をするのに対し、正直な人はかえってひどい目に合うことである。 例は、課題をせず人のものを写したりして、何もせずにいい成績を取り、まじめにやっている人は馬鹿らしくなることである。
A.技術者倫理ポスター 20512013.pdf
A.はい この授業を受けたことで、今までは何かの事故が起きても何が起きたのかを時系列でみることしかしてこなかったが、もっと専門的な視点で、原因はどんな物質によるものなのか、なぜそのような事故が起きてしまったのかなどを考える視点が身につきました。また、倫理的にも、どの行動が間違っていたのか、どんな行動が足りなかったのかなどを考えるきっかけにもなった。 他には、技術者倫理は技術や知識を持っている人のための倫理であり、知識を持っていないこと自体が倫理違反と何度も何度もおっしゃっていたので、それが印象に残り、知識をつけていきたいと思った。 今後は、研究室に配属されて本格的な研究活動が始まるので、研究室内の決まりや作業方法を理解していきたいです。また、実験中に白衣を着たり、産廃のときに軍手をつけるなど服装も適したものにしたいです。実験に関してはあらかじめ内容を確認してから集中して行いたいです。実験室の机などに関しては、清掃、整理整頓を徹底したいです。また、異常や不自然な点を見つけたら報告や相談などを心掛けたいです。また、自分の安全だけでなく、周囲の安全にも配慮して、声掛けなどをしていきたいです。最後に、万が一、事故などが起きてしまったも、慌てないようにして、適切に対処して位と思いました。 まだ知識も浅く、経験もないので慣れないことが多いかもしれませんが、この授業で学んだことや身に着けたことを生かしてこれからの研究に取り組んでいきたいです。
A.はい
A.書誌情報:ヒヤリハット報告書を作成しよう 要旨:ヒヤリハット報告書(事故報告書)を作成し、事故予防するにはどうしたらよいかを考えた。 事故報告書 2023年2月8日 化学バイオ工学科 狩野広樹 発生日時 2022年8月10日 午後15時30分頃 当該者 狩野広樹 発生場所 工学部体育館 負傷した部位 後頭部 負傷した程度 出血と脳震盪 発生状況 バレーの練習試合中にボールをレシーブに向かって滑り込んだところ、ポールに後頭部から突っ込んでしまい、そのまま意識を失った。 原因 ネットを貼るためのポールにカバーを着けていなかったこと。 再発防止策 ポールにカバーつける、または危ないと思ったら無理に危険なプレーに挑戦しないこと。 教訓 万が一に備えて行う安全装置は万が一が起こったときのために大事であると再確認させられました。 学習保証時間:報告書作成:6時間 考察:2時間
A.書誌情報:倫理に関わる説話・寓話・逸話について再話してみよう。 要旨:倫理に関わる自分の過去の話を記述した。 これは自分が中学生の時の話なのですが、5歳からピアノをやっていたので、中学校2年生の時に卒業生に送る在校生の合唱の伴奏者をやりたいと思い立候補した、しかし、自分以外に2人立候補者がいて、在校生全員、教師大勢の前でオーディションを行い、伴奏者を決めることになった。練習のために4日ほど部活を休み猛練習に励んだが、その時部活の指導者にはすぐ許可をもらうことができた。本番での演奏は自分でもわかるほど演奏が上手な人が一人いて、すぐに負けたと確信した、結果は在校生の多数決で決まるのですが、僕に集まった票は1/5ほどだった。その後自分がピアノを弾けることはあまり知られていなかったので、いろんな人から驚かれた称賛を受け他のだが、一人だけものすごく批判された人がいた。それは部活の顧問である、顧問の言い分としては部活を休んでまで取り組んだのに、酷い演奏だったと言われた。あの程度で立候補するなんて恥だと思えと言われてしまい、部活も停部になってしまった。当時の部活はルールも厳しく、部員全員真面目に取り組んでいたのは自分でも理解していたが、私は中途半端な気持ちで立候補したわけではなく、本気で取り組み、普段の練習も真面目にやっていたし、近日中に試合も中ったので、認めてもらえたと勘違いしていたが、顧問との間に考えの違いが生まれていた、当時レギュラーであった自分が伴奏者をやりたいからとの理由で部活を休むことは顧問にとっては、理解できないことだったのだのである、私は教師が生徒のやりたいことに応援できないのはどうかと思ったし、はじめに許可をもらいにいった時にある程度そう言った話を受けていれば心の準備ができていたり、はじめから立候補を取りやめていたかもしれなかったので、どうして言われてもいないのにそのような対応をされたのか全く理解できず、そのような先生のもとで部活を続けていきたいとも思わなかったので、しばらく頭冷やしたら謝罪にこいといわれたが、自分から行く気は全くなかった。2週間ほどして顧問から声をかけられたが、戻る気はないと伝え、一時退部扱いとなった。 それから1週間ほどでこの話を聞き味方をしてくれた友人数名が部活を休み続け、集団でボイコットする形になった。結果自分含め部員全員でもう一度ミーティングを開き、今回の件を部員全員に話すこととなったが、先生から出る話は全て自分の都合の良いように話しており、自分は全く譲らないという形だったので、自分も譲る気はなかったので、改めて退部する意思を伝えたが、受け入れてもらえず、一度謝れば全て許してやると言われたが、自分は謝らなかった。また1週間ほどして授業中に先生から呼び出しを受け、また二人で話した時に、先生から仲直りしようと言われ、部員たちから戻ってきて欲しいと言われていたので、先生も少し謝罪するような形だったので、それで戻れるならと思い、自分からも謝罪し、部活に戻ったが全員の前で、急に自分が悪かったというように促される形になった。またいざこざになるのが面倒だったので、謝罪し部活に戻ったが、この先生の行動はあまりに倫理に欠けていると感じました。 学習保証時間:報告書作成:7時間 考察:2時間
A.技術者倫理 ポスター 20512015 狩野広樹.pdf
A.(1)技術を担うものは、知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニアengineer、技能を中核能力とするテクニシャン technician、両者の中間的性格をもつテクノロジストtechnologistの3つに分類される。 技術者の無知は倫理違反であり、あらゆる場所で適切な人間が専門的な知識を身につけずに仕事をこなしたら、倫理違反に問われることになる。 地下鉄サリン事件を起こしたオーム心理教の信者は麻原彰晃の教義を信じており、殺人が正義だと信じ、 優秀な頭脳を使ってサリンを作り、 サリンを地下鉄にばら撒き、事件を起こした。 (2)頭隠して尻隠さずという言葉を選んだ。意味は欠点の一部を隠しただけで、全部を隠した気になっている愚かさを示している。 僕の友達には馬鹿な人がいる。僕が買ったケーキがなくなっており、その友達に知らないか聞いてみたところ、彼は自信満々に食べていないと答えていたが、口にはクリームがついていた。このことから頭隠して尻隠さずとはこのことだと感じた。 彼は頭脳が優秀で片付けもしっかりして、痕跡が残らないようにしていたが、口にクリームが付いていたことによって愚かさを示しており、今回のテーマにピッタリであった。 (3)地下鉄サリン事件について詳しく調べた。優秀な頭脳者がどうしてサリンをばらまいたのかについて調べた。オウムには生きる意味や、悩み、生きがいなどを探して迷っているうちにたどり着いた人がたくさんいて、麻原教祖が支えになっていて、殺人を働いたのだなと感じました。
A.(1)レ・ミゼラブルという物語では、パンを盗んだジャンバルジャンという男が投獄され、次に教会から銀の燭台を盗み出す。しかし教会の神父は警察であるジャベールに差し上げたものだと言いジャンバルジャンを救う。ジャベールはその後革命軍に捕えられて処刑されそうになるが、ジャンバルジャンが救う。その後ジャベールは懊悩の末にセーヌ川に身を投げてしまった。 (2)医薬品の規制緩和を選んだ。薬剤師の不足やセルフメディケーションの推進、そしてインターネットが普及したことにより、医薬品の規制が緩和された。2004年には整腸剤などは医薬部外品となり、スーパーやコンビニエンスストアで販売ができるようになった。また、2009年には登録販売者の誕生、2014年にはネット販売が解禁、そして2017年には薬剤師不在でも薬局で一般用医薬品が販売されるようになった。 (3)復讐として、ジャベールが自殺した理由を考えた。警官として法を信じ、それが正義であるとして、ジャンバルジャンを追い続けてきた。しかしジャンバルジャンに助けられてしまった結果、心でジャンバルジャンを捕まえなければならないのに、踏み切れずにいた、法こそが正義と考えている警部は自分の心に迷いが生じていることに気づき、ジャンバルジャンを捕えてしまうことによる感情と警官として法律の下に生きる自分が罪人を放免する罪が必ずどちらか成立することが確定してしまい、それを選ぶことができない、あるいは、どちらの罪も背負って生きていけないとわかってしまった結果であると私は考えました。
A.(1)チャレンジャー事故では、技術者が打ち上げ前に打ち上げの失敗する確率を1%と見積もり、NASAの経営陣が0.001%と見積もって打ち上げが実行されたが、悲劇が起きた。この事件は1%のリスクだったとしても、会社や個人の利益を優先させるのではなく、人命を最優先に考えるような選択ををする必要があることが学べる。また技術に対する費用対効果を見誤ってはいけない。必ずメリットとリスクについて議論する必要がある。 (2)ゲーム理論の中で「囚人のジレンマ」を選んだ。囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考える。ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう大きな例であると考える。 (3)チャレンジャー号爆発事件の原因について詳しく調べた。右側の固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングが発進時に破損していたことが原因で機体の破損が始まり、0リングの破損によってSRB接続部材から個体ロケットエンジンが発生する高温・高圧燃料ガスの漏れが生まれ、燃料タンクの構造に異変が起き、爆発した。
A.(1)授業中の動画でも見たウィニーはインターネットで結ばれた個人のパソコン間で管理されたサーバを経ずに大きなデータ・ファイルを自由に交換できるようにするソフトウェアである。著作権法違反を問われ、利用者だけでなく、開発者も逮捕・起訴された事件がウィニー事件である。問題点として、情報漏洩した場合、Winnyネットワークがなくならない限り、被害が続く、開発者だけでなく、利用者も使い方をしっかり考える必要がある。 (2)友人のポスターから、他人が作成した著作物は絶対に濫用しては行けないということが再確認できました。
A.(1)技術者による実践的工学倫理から実験廃液について紹介する。 実験などで出た廃液は種類別に廃液用の容器に捨てなければならないが、廃液がこぼれ、廃液が排水溝へと流れてしまう事件が起きた。該当者は報告をせず、ごまかそうとしたが、廃液は田んぼに流れ出てしまい、被害には至らなかったものの、新聞や、ニュースで報道された。 この文章を読んで、もし自分がミスをしてしまったときは、ごまかそうとせず、しっかりと報告することが必要であると感じた。 (2)p.142品質管理が目的とすること 品質管理が目的とすることとして、製品を含むあらゆるサービスを顧客の望むよりよいものをより安く、必要な時に安全に使えるように、PDCAサイクルを回し、製品と仕事のやり方を総合的に維持・改善することを目的としている。 これを読んで、品質管理部門は消費者と会社をつなぐ、重要な役割を担っていると理解しました。 (3)知的財産とアイデアの発想 産業や社会の発展・発達のために知的財産権がつくられた。知的財産権がないと、作り出したひとの利益が守られず、創造意欲がわかなくなってしまうためである。 この章を読んで、知的財産権のしくみをよく理解することができた。その人の利益を守るためであることが分かり、これからは二度とコピペをしないよう気を付けたい。また、特許を取得できるようなアイデアを発想したいと思うようになった。
A.(1)SDGsとは持続可能な開発目標で、2015年に国連総会で採択された、持続可能な開発のための17の国際目標であり、外務省も推進しており、ピコ太郎を起用してYouTubeにアップしている。また、ブダペスト会議でのブダペスト宣言では21世紀の科学の責務として、20世紀の「知識のための科学」に加えて、「平和のための科学」、「開発のための科学」という新しい責務が加えられた。 (2)二酸化炭素排出量を把握しやすいように工夫された工業製品としてエコワットを挙げる。エコワットはコンセントを差し込み、電化製品につなぐだけで簡単に二酸化炭素排出量を計測できるものである。電気料金や使用電力も測ることもできる。課題としては、1200W以上の機器には使用できないことである。この解決策として透磁率の高い鉄の使用や高温に耐えることができる絶縁素材を使うことで解消できると考えた。 (3)二酸化炭素排出の抑制について考えた。二酸化炭素排出を抑制するには、現代では使用していないときに自動でセンサーなどで使用を止める、または使用電力量を抑えるものを設計開発するべきであり、それが可能であると私は考える。例えば、自分はエアコンやこたつを使用した後、消し忘れることがよくある。個人が気をつけて行けば改善されるとは感じるが、それよりも、製品自体の性能をあげる方が個人の負担も減り、もっとより良い環境になっていくと私は思いました。
A.(1)水俣病の原因物質である有機水銀はグリニャール反応と同様に、脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用し、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。アセトアルデヒドを製造する際に触媒に金属水銀が使用されていた。だが、その触媒が反応しており、有機水銀化合物が海に流れ、食物連鎖を経て人体に取り込まれ、水俣病を引き起こした。 (2)水俣病の水銀を選んだ。水俣病は中毒性の神経系疾患であり、メチル水銀化合物に汚染されたプランクトンを魚介類が食べ、その魚介類を長期間食べることによって体内に蓄積されて引き起きこされるのが水俣病である。水銀は600-800℃で気化させる焙焼処理が一般的であるが、今回はそのまま海に流したことが原因で起こってしまった。技術者は取り扱う物質の性質をしっかり理解することで結果回避や予見をすることができると感じた。また、それが技術者の責任であると思った。 (3)水俣病以外の公害としてイタイイタイ病について調べた。イタイイタイ病は神通川上流の高原川に三井金属鉱業神岡鉱山亜鉛精錬所から鉱廃水に含まれ、排出されたカドミウム (Cd) が原因で引き起こされた公害で、カドミウム汚染地域に長年住んでいてこの地域で生産された米や野菜を摂取したり、カドミウムに汚染された水を飲用したりすることで人体に取り込まれ、カドミウムによる多発性近位尿細管機能異常症と骨軟化症を主な特徴とし、長期の経過をたどる慢性疾患を発症する。
A.(1)1984年、アメリカでインド・ポパール事件が起きた。この事件は財政難に陥っていたアメリカの、ユニオンカーバイト社で「セビン」と呼ばれる殺虫剤の原料である毒性の イソシアン酸メチルが漏出していた。水と混ぜると皮膚粘膜障害を起こし、死に至らせる。だが、水と一緒に漏出していることが作業者の違和感によってわかり、処置を行おうと様々な方法で焼却をしたが、予算削減を行っていた結果、たくさんの装置が欠陥、停止しており、この影響で2500人が命を落とした。事故を起こしてしまった場合は、二度と同じことを起こさない努力が大事である。 (2)まずいと思う事案として、ハイアールジャパンセールスの「電気炊飯器」を選んだ。選んだ理由は、製品が焼損するという、あってはならない製品事故が起こってしまっているからである。これは、もし気づかなかった場合、住宅火災が起こる可能性があり。非常に危険であると考える。これは技術者が安全性を第一に考えなかった結果だと考える。製品が焼損したということは、この炊飯器に流れる電流が大きくなり、許容できる範囲を超えたため、エネルギーが大きくなり、焼損したと考える。設計段階で安全性に重きを置いて考えることができればこのようなことは起きなかったと考える。利益も大事だが、安全性を重点に置いていきたい。 (3)安全と品質管理の事故としてユッケ集団食中毒事件について調べた。2011年4月21日以降に、「焼肉酒屋えびす」の富山、福井、神奈川の店でユッケを食べた客181人が腸管出血性大腸菌O-111による食中毒で5人が死亡し、24人が重症となった事件である。店舗側が肉の衛生管理を疎かにしていたことや、消費期限が切れた商品を提供してこと、本来は生食用ではない牛肉を生食用として使用していたことが原因で発生し、肉に付着していた腸管出血性大腸菌O-111から集団食中毒が起きてしまった。この事件から2011年10月1日に生食用牛肉の処理に関する基準が改定され、どの施設において適正な生食用の加工を行っているかを店内等に掲示することが義務付けられた。
A.(1)今回の授業ではリサイクルという題材から環境保全という内容になり、水俣病について学んだ。戦後の日本はとてもボロボロであったこともあり早く復興と発展が必要であった。そのために、工業が発展するために一部の地域の人々の暮らしが侵されることに目をつむっていた点が否めないと思った。今でこそ、環境と人権についっての法が整備されたがそれは日本がある程度発展してから対処されたものであり、当時の被害にあった人々には堪ったものではないと思う。また、時間がたってもしばらくは危険な化学物質が生物濃縮を経てしばらく残ってしまっているためである。自分は、福島原発事故の影響で海で遊ぶことも、地元の魚を食べることに抵抗を持つようになってしまった。 (2)水俣病を選んだ。 水俣病はメチル水銀化合物が河川に流れ出したことにより起きてしまった問題である。メチル水銀化合物がどのような害を引き起こすかはその時点では分からなかったかもしれないが、水銀は害をもたらすと言うことは既に知られていたことだと考える。その時点でメチル水銀化合物がどのようなものかは予測できたはずだ。そのため適切な処理をしていればこのような問題を引き起こすことは無かったのではないかと考える。 また、このような問題を起こさないためにも、効率を求めることは重要なことであるが工業としては実験的には使用し無いことが大切であると考える。 (3)資料の中にあった、グリニャール反応について復習する機会ができた。
A.(1)今回の授業では安全と品質管理について学んだ。殺虫剤に含まれる成分が虫のみならず人間にも害があったために被害を受けた人について知ることができた。現代では用途よりも周りに配慮している製品かということが大事になってきている気がする。 (2)まずいと思う事案として「車」を選んだ。 選んだ理由は、車のリコールがそもそも多いことはもちろんであるが、他の食品や家財道具と違って使用者のみならず、他者へも影響が出る可能性があるからである。事実として軽く調べたてみたところ、車のリコール隠しが原因となり死者が出た例があり、電気自動車のバッテリー火災などの事故例が存在した。他にも自動運転のシステムソフトウェアのリコール内容が左折する際にまれに急ブレーキがかかってしまう事例などもありました。車のリコールはエアコンの故障などあまり大きな影響を及ぼさないものもあれば、上記の事例など凶器になりうるような事例まであります。 車両に関してはリコールの詳細を見てみると、外的な要因からリコール対象となるものが多いと感じた。(車両が長時間高温に晒されている状況が続いた時にエアバックが開かなくなる、自動運転システムに障害が生じるなど)よって車両を製造するメーカーはこの変わりゆく外的な要因(気温、降水量)を自社で規定している点検項目や耐久テストの数値をさらに拡大し長期場合分けして点検を行う必要があると感じた。 (3)日々の点検や確認が大事なことだと思った。小さな異変が塵も積もって大事故となるからである。
A.自分は技術者倫理の教科書を先輩から譲ってもらい予習して読み込んでいました。先輩の教科書で次の授業でやる内容の箇所を一通り読んで、その後に知らない単語や人にうまく説明できないことを調べてました。ノートに書いてメモを取るといったことはしませんでしたが教科書で書かれていて授業でやった内容の単語ならある程度はひとに説明できます。技術者倫理とはどのような学問なのかといったことを毎回授業の回数が増えるごとに、自分の中で変わっていったので、それを踏まえて予習を行なっていました。また、一回の予習では1時間強は掛かっていたのでトータルでみると8時間以上は予習に使っていたと自負しています。また、予習だけでなく復習した内容も言いますと、それこそ課題提出の際に過去の授業内容をウェブクラスの資料や手持ちの教科書を使用して行なっていました。そのようなフィードバックを得て課題を取り組んでいたのでより深く知識を得て定着させることができました。また、公害の話題になった授業で知ることになったYouTuberの動画はとても勉強になる内容が多くあったので今でも暇な時は観る習慣ができています。実際にあった経験をより細かく表現しているので少しメンタル的にも体調が悪くなりますが、その経験を実際にしている人がいるわけであって、このような情報化社会だからこそ知ることができたのだなと情報技術の発展に良い意味でも悪い意味でも感謝する機会となりました。
A.?今回の授業では新しい技術者倫理についてや今までの授業についてのまとめといった内容だった。新しい技術者倫理としては情報技術が発展したことでのサイバーテロやハッキングといった専門的な知識を持った人による犯罪が起こるようになった。また、遺伝子組み換え技術によっての倫理観も問われるようになった。動植物を人間にとって都合の良いものに遺伝子から作り変えることは生物への冒涜ではないのかといったことである。また、遺伝子組み換えによって作られた動植物を人間自身が食べることは本当に人体に害がないのかといった問題もあった。他にはクローン技術を用いて動物を作ることも同様であり、人間を作ることは人間の侵害になるのでは無いかといったことである。 また、AIの開発発展のために従来の法律が規制緩和されることに対しての疑問視もあるといったことを今回の授業で学んだ。 ?自分が書いたポスターは少し過激なものであったなと感じる。しかし、伝えたいこととしてどんなに心優しく優秀な学者や技術者でも自分の意図とは別にその技術を悪用されてしまうことはよくあり、そのような悪用を未然に防ぐために今発展途上である技術者倫理についてもっと多くの人と国の人が考えて作り上げていかないといけないと思う。経験によっての教訓を得るのも大事だが、それを未然に防げるくらいには経験値はあると思うのでそれを活用して倫理観を啓蒙していきたいと思う。 ?人工知能について興味が湧いたので、色々な記事を読んでいた。
A.(1)人間は発展していくうえで二酸化炭素とは切っても切れない関係であることを学んだ。二酸化炭素の排出の削減を試みようと法整備をしても地球温暖化は止められないほどに二酸化炭素が多くなっていっている。 (2)人間の1年間の排出二酸化炭素量が360Kgであることから約1Kgであることがわかった。 昨日は車の運転を約6時間行い、車種は軽自動車であったことまた暖房を使用していたことから大まかな値を算出した。1kmで100gの排出量が平均であったことと、経路においてのの制限速度がおよそ60km/hであったことから約360×100で36000gよって36Kgであった。 風呂に30分入ってたことから、ボイラーの平均二酸化炭素排出量から算出しようとしたがボイラーの明確なメーカーが不明であったため計算不可とする。(ガスコンロやその他家電も同様) よって昨日の二酸化炭素排出量は37kg以上であったことが予想される。また討論の時間が短かったため班の1人の二酸化炭素排出量を全員で計算した。二酸化炭素排出量を把握しやすいように工夫された工業製品としてエコワットを挙げる。エコワットはコンセントを差し込み、電化製品につなぐだけで簡単に二酸化炭素排出量を計測することができるものである。電気料金や使用電力も測ることができる。課題としては1200W以上の機器には使用できないことである。この解決策としては、透磁率の高い鉄の使用や、高温に耐えることができる絶縁素材を使うことで解消できると考えた。二酸化炭素排出を抑制するには、使用していないときに自動で稼働をストップする、または、使用電力量を抑えるものを設計開発するべきである。例えば、自分はこたつを消し忘れたり、電気毛布を消し忘れたりすることが多々ある。24時間つけっぱなしだと中々消費電力は多い。よって人が入っているかいないかで感知して自動で稼働をとめるものを設計開発するといいと感じた。 (3)地球寒冷化も同時に進行していると感じる。どこかの国では家が凍ってしまって出れず窒息死や凍死したというニュースを見た。
A.(1)今回の内容はいわゆる善悪感情と損得勘定の均衡点についてだと思う。大量殺りく兵器を開発することで一生涯遊んで暮らせる金額のお金がもらえるときが説明しやすいと思う。お金があればそれこそ自分の幸せにつなげることができる。しかし、エネルギー保存の法則のように、誰かが幸せならその分不幸な人も資本主義社会ならもちろん生まれるわけであって、その幸せの対価がいわゆる大量殺戮兵器の開発によって、多くの人々の不幸や死である。自分は間接的にかかわっているのだから直接的に関係なく、兵器は使う人次第といった自分にとって都合の良い考えになってしまうのが人間なのだと思う。しかし、そのような、天秤に自分がかけられたときは、そのような兵器を作らないといった選択ができるような人間になりたい。 (2)囚人のジレンマを選んだ。 囚人のジレンマとは、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。 ロシアとウクライナの戦争を例に挙げる。 他国がウクライナに軍事協力すれば、ロシアも諦め戦争が終わる可能性がある。しかし、他国は自分への国への被害が起きる可能性もあるため、軍事的に大きく干渉しない。また、他国のロシアとの貿易による経済的利益があることで、国民に対してはロシアに批判的な声明を出しても交易を絶つことができないでいる。 よってまさしく囚人のジレンマである。 (3)授業試料の再確認をした。その時に。、ゴムの結晶点について学習した。
A.(1)技術者倫理についてもやはり性善説ではどうにかなるものではないので法にすることで人々に今の一般的な常識からの立場で見たときの正しいことを強制する方がよいと思う。そんなことを今回の授業では学んだと感じた。また、人権というものは過去の人が多くの血を流して手に入れた権利であるからそれを自覚して尊重し有効活用していきたいと思う。 (2)国鉄の民営化を例に挙げる。 これは第3次中曽根内閣が実施した政策でありJRをはじめとする6つの企業が1987年(昭和62年)4月1日に発足。 結果として国鉄の民営化は日本に対して巨額債務の解消と政治介入の排除をもたらし、各企業に対して経営や運営の自由をもたらした。 理由は、それまで貨物輸送や人員輸送を行うためには運賃や予算など重要な決定事項については、国会の承認が必要だったが、その必要がなくなった。 責任や鉄道の設営の範囲を分割して、より主体性を持ち、使用量に応じた運賃を設定することで赤字を解消した。今まで国の管轄で運営していたために全ての赤字を国債として発行していたが、運営や経営が企業責任になったため国債として処理しなくて良くなった。 昭和61年 国鉄改革関連8法案 (3)今回の授業試料の冒頭にあるレ・ミゼラブルに興味がわいたので調べることにした。正直、私は警察官が不憫でならない気持ちになった。自分の職務を全うして泥棒を逮捕しようとしたら、被害者の方から庇われてしまい納得できない気持ちはよくわかるからである。正義だとか善意はふりまきすぎると不幸者が生まれるという面白い内容であった。
A.(1)この講義では技術者倫理の位置づけを学ぶために、オウム真理教のサリン事件や空中窒素固定法を発明したフリッツ・ハーバーを題材に学びました。サリンは自然界には存在しない物質であり、中毒は主にテロやそれに準じる事態で起こることが多いです。 症状としては頭痛、震え、けいれん、脱力、発汗、涙が止まらない、嘔吐、失禁、瞳孔が小さくなる、息苦しい、などが見られることがあります。 診断は病歴と身体診察、採血検査から行います。このような物質を使用したオウム真理教徒たちは、とても優秀な頭脳の持ち主たちで自分たちでこのサリンという物質を作り出し、用いました。また、フリッツ・ハーバーはノーベル賞でハーバーボッシュ法で有名になりました。しかし、世界大戦のときに毒ガスを開発し、最愛の妻に自殺されました。 (2)私は故事成語で技術者倫理のあり方を説明しようとしました。そこで、例に挙げたのが、「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」です。実が入ると稲の穂は重くなって垂れ下がる、学徳が深まれば他の人に対してかえって謙虚になることのたとえということになっています。学徳の意味は学問と徳行ということで、徳行の意味は徳の高い行いということです。つまり、その意味としては学問を修めて、立派な徳の高い行いをする人になるほど、謙虚にかえってなるということです。これを技術者倫理と結びつけると、専門的な知識や技術を必要な時に使い、他人を陥れたり不幸にさせるために用いるべきでなく、謙虚な姿勢でいるべきだと思います。 (3)オウム真理教やハーバーについての記事を読み漁りました。
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A.はい。 今回の授業で感じたことはどんなに心優しく優秀な学者や技術者でも自分の意図とは別にその技術を悪用されてしまうことはよくあり、そのような悪用を未然に防ぐために今発展途上である技術者倫理についてもっと多くの人と国の人が考えて作り上げていかないといけないと思う。経験によっての教訓を得るのも大事だが、それを未然に防げるくらいには経験値はあると思うのでそれを活用して倫理観を啓蒙していきたいと思う。 また、技術者倫理についてもやはり性善説ではどうにかなるものではないので法にすることで人々に今の一般的な常識からの立場で見たときの正しいことを強制する方がよいと思う。そんなことを今回の授業では学んだと感じた。また、人権というものは過去の人が多くの血を流して手に入れた権利であるからそれを自覚して尊重し有効活用していきたいと思う。 今後は就職して、技術者として生きていく上でその知識の有効活用と周りの人々や使用する人々の人権を尊重していけたらなと思う。他には、情報技術が発展している現代では開発した技術者だけではなくそれを使用する人にも倫理観が問われてると思う。最近の事例を挙げると一つの動画の投稿により某寿司チェーン店の営業に大打撃を与えたことなどである。その動画一本を投稿することで自分の人生も企業で働く人達に多大な迷惑を被るのである。もはやこれはテロと同じであると私は思う。技術を学び倫理的に使用することは使用者も考えねばなるまい。
A.はい 自分なりにITや外国トレンドなど自分の専門以外の分野にも手を出すようにはしていましたが、技術者としての倫理観について学ぶことはありませんでした。これまで何かを生み出せる技術者、開発者は楽しそうだけど生み出すのは大変だなくらいしか考えていなかったのですが、この授業を受けて、会社の顔を作る責任感にあふれた仕事であると感じました。万が一の事故、悪用を防ぐためには開発者としての知識の他に経営者や広報としての知識、人体工学についても学んだり協力したりする必要があると感じました。そこで、就活に絡めて広告会社、メーカー、IT、技術者など幅広い業界の話を聞き情報収集とそれぞれの視点の持ち方を学ぶことにしました。実際に働いている人からの話はネットで見るよりも気持ちや実体験が混じっており理解し易く興味も惹かれやすいことがわかりました。 また、この授業で一番衝撃的だったのはチャレンジャー号事件です。事件の存在は知っていましたが、事件の問題点が経営陣の意思決定とは知りませんでした。さらに、薬害について調べると、海外で規制されていることが日本では規制されていないことが原因で起こったものが多くあるというのもわかりました。日本は先進国であることに加え、世界でも有数の技術力と製品の品質の良さがウリなのに、それを助け、支えるべき経営陣や政府の人々が邪魔をしているということを知り、今後はその理由や文化をさらに調べ理解するべきだと感じました。
A.PCB(ポリ塩化ビフェニル)問題について紹介した。この問題は、画期的な材料として開発され、大量消費されてきたポリ塩化ビフェニルが、消費される中で発生する物質によって生物の生活に悪影響を及ぼしたものだ。問題点は使用における法が敷かれていないことである。加えて開発時には様々な状況下での変化や、得られた物質がどのような影響を及ぼしかねないのか、もし有害物質がでる場合にはどう対応するべきかなど考えるべきことが多すぎると感じた。 また、品質管理部門の仕事について紹介した。品質管理部門では、商品や作業工程ごとのデータの集計、問題が起こらないように作業者への指導教育、ISOの取得達成および取得後の現場の維持を行っている。もし自分が従事する場合は自信を持って製品を送り出したいための大変重要な役割でやりがいに溢れていそうだと思った。そのため一つ一つの業務に真摯に取り組む姿勢が必要だと思った。 最後に知的財産権と産業財産権について取り上げた。知的財産権は特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権など様々に分けられ、著作権を除いた4つを産業財産権といい、この権利を取得するためには特許庁に出願し審査を受け、登録される必要がある。知的財産権が予想以上に細かいことを知り驚いた。会社で自分が開発に携わることがあれば、同業他社と自社を守りつつ、全ての人に迷惑をかけない開発をして業界を新しい道に導けるような人になりたいと思った。
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A.(1)知識を持った技術者がその知識を応用し、実践適用する場合には倫理観が重要となる。例えば、地下鉄サリン事件では大量殺人を起こすための猛毒を高等教育を受けた技術者たちが製造した。治療のために使われる毒や摂取量を守ったうえでの化学物質の使用など、倫理や安全性を守った技術の応用ではなく、確実に人を殺せるというのはわかっていたはずである。しかし、倫理観を失い、己の探求心や信じるもののためにその知識を使うようになってしまった技術者は、誰かから圧力を受けなくても自らの意志で罪を犯してきた。知識を学ぶこと、それを使うことは新しい発見に役立ち、世界に良い影響を与えることもあるが、同時に主観的に知識欲を追い求めるだけではなく、常に客観的な姿勢を持ち与える影響や倫理という観点から進もうとしている方向が本当に正しいかどうか見極める力が必要となる。 (2)「葦の髄から天井を覗く」を選んだ。実体験として、『前日に予習をしっかり行ったので、テスト当日に自信を持って答えた問題が、実際は曖昧な知識で確実な正解ではなかった。』というものが挙げられる。これは技術者として働く際にもあることだと感じる。自らのもつ知識が本当に正しいか、詳細かを常に確認し、周りに相談してから業務に取り組まなければ、それがどのような結果を生もうと確実な一歩を歩むことはできない。 (3)他の倫理観に関わる技術者が起こした事件について調べた。どの事件についてもその技術者に共感することはできなかった。しかし、定期的に見返して常に自分の倫理観を計る指標になるのではないかと感じた。
A.(1)レ・ミゼラブルという小説がある。盗みを犯したジャンバルジャンは絶対王政のもと強い法権力をもつジャベール警部に追われていた。しかし、フランスは絶対王政から民主主義に移行するフランス革命の最中だった。革命軍に処刑されそうになったジャベール警部はジャンバルジャンに救われる。法を犯したもの、悪者としてしか見ていなかったジャンバルジャンに救われたジャベール警部は苦悩の末、自殺するという物語だ。「法は倫理の最低限度」という言葉がある。つまり、全ての倫理を法的なものに当てはめることができないということだ。全てのルールを守ることが本当に正しいことなのだろうか。ルールを守っているからその人は完全に正しいのか。という問題である。これまでも法を守り優等生とされてきた人々が倫理観に欠ける事件を起こした例を取り扱ってきたが、正しいは定義できるのだろうか。 (2)医薬品の規制緩和のおかげで、病院が開いていないときでも、必要とされる薬の入手が可能になり、応急処置ができるようになった。薬の選択・扱いを消費者に任せることによる事故の可能性は捨てきれないが救われた人は多いと思う。 (3)コンプライアンスについて調べた。これまで、何となく知ったような気でいましたが、再確認することにしました。コンプライアンスとは法令遵守とされ、粉飾決算、脱税、談合、パワハラ、セクハラ、インサイダー取引などその種類は多岐にわたる。今回の件で自分や会社を守るまたは改善するための評価を手に入れた。
A.(1)事故を防ぐための処置には時間がかかる。しかし、企業で働く上では期限というものが存在する。企業に勤める中で何かを開発、製造するときには必ずお客様がいる。技術者はお客様からの期待に応えるために一定期間でなるべく事故、事件を起こさない安全なものを開発する必要がある。この問題に悩まされたのがチャレンジャー号事件である。ロケットを飛ばす予定日の天気予報を確認すると、気温が-8℃であった。ロケットに使われている部品の中にはその気温に耐えきれないものがあった。この問題に対し技術者たちは延期を要請した。しかし、経営陣には待っているお客様がいる。さらにロケットを飛ばすためには様々な会社が関わっているため延期をすることで莫大な金額がかかってしまう。経営者たちは天気予報という不確定な要素から、必ず事故が起きるわけではないと判断し、ロケット発射を結構した。この決定が7人の宇宙飛行士の命を奪うこととなった。知識を持つものがきちんと警告しても適切な対処を行わないと事故を起こしてしまう。 (2)二酸化炭素における環境問題を例に恋人のジレンマについて述べた。火力発電することで二酸化炭素を出す代わりに大量のエネルギーを得ながら地球を汚染するか、再生可能エネルギーで環境に配慮しながらつつましやかに暮らし、技術の発展を遅らせるか。この二つが共存する道は本当に存在しないのだろうか。 (3)チャレンジャー号事件について調べた。意思決定過程の他にも脱出装置が装備されていないことなど他にも問題があったと知り、苦しい気持ちになった。しかし苦しい事件から目を背けず、自分がこの状況に置かれたときに何ができるかを考えるべきである。
A.(1)これまでたくさんの倫理観にまつわる事件を取り上げてきたが、この倫理観、環境に対する考え方についてはどこで育つのだろうか。また、既に受動的に教育を受けることができなくなった大人がさらに環境について考えるためには。政府はSDGsという目標を立て、様々な大学や企業、団体にこれを意識させている。SDGsとは持続可能な開発目標を指し、地球環境を保ちつつ開発を続けていこうというものである。たとえ技術者にならないとしてもSDGsの知識を身につけておくことは経営、意思決定の観点からもこれからの私たちの生活、地球を守ることにおいて必要である。地球温暖化を防ぐには二酸化炭素排出を抑制するのが、化石燃料の枯渇を防ぐには再生エネルギーの安定供給が必要である。これらの観点や実現のための開発を行うには質の高い教育が必要とされ、それは全ての人に平等に与えられるべき権利である。 (2)自分が排出している二酸化炭素量について班員はみな把握出来ていなかった。ガス代に対する興味の低下、月や地域、寒さなど環境によって使用量に差が出るという外的要因から、人の呼吸が感情の起伏によって異なるという内的要因までが挙げられた。従って虚偽報告をしないために、提示出来ないという結論に至った。 (3)「環境カオリスタ検定」について調べた。これは自宅で受験できる検定で、合格すると「環境カオリスタ」として認定されて、植物園の入場料割引などを受けることができる。どれだけ環境が大事だと言おうと結局おまけにつられるのだと思った。
A.(1)素晴らしい開発をした技術者が必ず称賛されるわけではない。P2Pを利用して自由にファイルを送ることができるシステム「Winny」を開発した金子勇は著作権法違反の疑いで逮捕・起訴された。もともとインターネットをさらに使いやすくするための技術だったにもかかわらず、一部の悪意のある使用者のせいで無料で映画やゲームソフトをダウンロードする目的で使われた。このことが著作権法違反にあたるとされ、使用者が逮捕された。この事件はさらにWinnyを開発した金子勇も違法行為を助けたとして逮捕されるまでに至った。後に無罪を勝ち取ったが、無罪のためにかかった資金、時間をかけることで金子勇は更なる開発をし、インターネットを進化させることができたであろう。 (2)技術を開発する際はその技術がもたらす良い影響の他にも、悪影響や悪用の恐れなどあり得ないほどに考える必要がある。またその技術について知らない、仕組みを理解しきれていない人にも安全安心に使ってもらうために、ガイドラインなどを設ける必要がある。この必要以上の対策が有事の際に自分や会社を守るための材料になる。 (3)Winny事件についての議論を調べた。「悪用されないようなシステムをつけていなかった」「事件からP2Pを用いた技術開発が懸念されている」という意見があった。人の真意は理解できない中で、行動から勝手に決められるのであればもし開発する立場になった際には注意しようと思った。
A.(1)仕事と引き換えに安全をとるか、事故のリスクと引き換えにお金をとるか。ときに労働者は判断を迫られる。自分が現在働いている環境で不正が行われていると発覚したとき、しかもそれた労働者、最悪の場合は工場周囲一帯に住む人々に被害が及ぶと知ったとき、正直に上に報告できるだろうか。また、それを知った上の役職のものが適切な対応をしてくれるだろうか。労働者はただ上からの指示に従っているとこのような問題に気づくことができない。常に自分の知識を更新しながら、業務に問題はないか考えられる人こそ気づくことができる。己が末端の作業者であるからと言って確認を怠ってはいけない。しかし対応するか否か、ここに倫理観が試される。会社目線では社会的立場、消費者への責任、労働者目線では安全性での問題が挙げられる。技術者が倫理観を持つ他にも経営者も倫理観を持ち、被害を最小限に抑える対応をしなければならない。 (2)ブレーキやシステムの一部に不具合が起きることで多くの人の命や建造物を傷つける可能性から自動車を選択した。加えて、自動車はリコールが多く、有名な企業たちもかなりの数のリコールをしていることからも今一度便利な点以上に安全な点に目を配り、車の本来の危険性などについて考え直すべきだ。 (3)実際に自分が労働者で不正を見つけたときのことを考えた。おそらく始めは上のものや同僚に相談するが、もし対応されなかった場合は外部に漏らして自らはさっさと転職してしまうと思う。
A.(1)技術進歩のために環境を汚してもいいのだろうか。何度も何度も繰り返し検討した上で反応しないとされた触媒が業務中に反応してしまったのが水俣病である。この事件はただ反応しただけではなく、生成物が工場排水に混ざって海に流れ出てしまったことに問題がある。生成物である有機水銀化合物は生体内で変化することなく、食物連鎖の中で濃縮され毒としての側面を強くしていく。完璧に見えた最新技術に欠陥が生じていた場合、企業はすぐに被害者への対応と被害の縮小を行うべきだろう。しかし、この事件では企業側が非を認めない、被害者への対応を怠るなど倫理感に欠けるという対応をした。知らなかったもの、予想の範疇を超えたものに対して責任を負わなくていいのか。どこまで責任を負うべきなのか。そして技術者は新技術開発の際にどこまで検討を行えばいいのか、どの範疇まで可能性を考えればいいのか、その判断は非常に難しいものである。 (2)健康エコナという変換することで発がん性のあるグリシドールとなる可能性のあるグリシドール脂肪酸エステルを選んだ。消費者から批判の声に対し、厚生労働省は健康エコナに関連する健康被害は報告されていないと発言したが、花王は、被害が出る前にこの商品を販売中止にした。アスベストは繊維状ケイ酸塩鉱物であり、これが呼吸器官に入ることで、肺線維症、悪性中皮腫となることもある。安価で耐火、断熱などに優れているが、この危険性から多くの企業が自主回収をしている。主に住宅や珪藻土バスマットなどに含まれている。 (3)薬害について調べた。サリドマイド事件や筋短縮症、薬害ヤコブなど1961年から1996年の約35年の間に18件もの薬害が起きたことが分かった。多くの事件では米国や世界では規制が行われているにもかかわらず、日本では規制されていないことが多いとわかった。
A.・有機水銀は、脊髄動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。アセチレンからアセトアルデヒドを製造する際に触媒として使用していた金属水銀は、無処理の工場排水に混ざり、有機水銀化合物として海に流れ出たことで、食物連鎖を経て濃縮され、甚大な被害を出した。 ・グループ名:忘れました。 班員:小松芙羽、小柳日菜子、木村萌乃、梅田真衣、清水瑛理香 ロドデノール カネボウ化粧品で発売された美白化粧品に含まれていた。しかし、肌に白いまだらができてしまう白斑の症状が見られる場合があることが分かった。カネボウは自主回収を行ったが、報告があったのにもかかわらず、安全責任者への報告が遅く、注意を促すことが遅くなったため、被害が拡大した。(化粧品によって白斑になったと認めなかった。) →医薬部外品検査の問題、試験不足による情報の不確かさ ・予見可能性と結果回避義務の議論の例として「アスベスト」を選んだ。アスベストは天然に産する繊維状ケイ酸塩鉱物である。アスベストの繊維は、肺線維症、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があると健康被害をもたらすことから、1970年代半より規制が始まった。ニトリやカインズなどの店舗で取り扱っていた珪藻土バスマットにアスベストが混入していることが分かり、自主回収をしている。このアスベスト混入騒動は、重大な健康被害まで発展するリスクはほとんどないとされている。輸入先の国の規制と日本の規制が同じ条件であるとは限らないということを考慮すべきだった。また、日本の輸入業者がチェックしていなかったことは明らかである。
A.・ユニオンカーバイト社の「セビン」と呼ばれる殺虫剤の原料である毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。アメリカはベトナム戦争により財政難だったことから、会社が予算削減のために、機械は何か月も修理されていなかったり、足場のコンクリートには亀裂が入っていたりする状態だった。冷却装置やプラントのスクラバーを稼働させようとしたが設備管理が行き届いておらず稼働しなかった。これにより、大勢の死者が出てしまった。 現在の工場は、安全第一の標語を掲げ、生産能率より安全を優先させ、労働災害の防止に努めながら生産活動にあたっている。「マンネリ」は、安全衛生活動を阻害する大きな要因である。 ・グループ名:右下がり 班員 小柳日菜子、梅田真衣、宮内音緒、木村萌乃、小松芙羽、清水瑛理香 マックスバリュ西日本「玉かぶら」 腸炎ビブリオが検出。感染すると激しい腹痛や下痢、発熱、嘔吐、吐き気などの症状が見られる。過去には腸炎ビブリオによって、死に至った例もある。衛生管理が至っていなかったことが原因。 ・水俣病。触媒を使うことによってできる副反応生成物を分析する方法を用いればよかった。 まずいと思う事案として「マックスバリュ西日本「玉かぶら」」を選んだ。選んだ理由は、腸炎ビブリオが検出されたからである。感染すると、激しい腹痛や下痢、発熱、嘔吐、吐き気などの症状が見られる。過去には腸炎ビブリオによって死に至ったという例もある。衛生管理が至らなかったことが原因であると考えられる。
A.・バイオテクノロジーと情報技術の共通点は、自己複製である。生物は自分で勝手に増える化学物質の集合体である。情報も、自分で勝手に増える。そして、ともに淘汰され、エネルギーがある限り利己的なものが生き残る。サイバー犯罪やサイバー攻撃は現実のものとなっている。デジタル化が進んだことにより、電子化された文字を大量に、一言一句違わずに、一瞬で複製できるようになった。また、音楽や映画、機械を簡単に複製できるようになった。これにより、著作者の権利を守るための法律が発達した。すべての情報を文字にすることはできないし、すべきではない。このことは、禅の言葉で「不正文字」といわれ、文字が普及して以来ずっと問題とされている。デジタルに頼るインターネットでは、なりすましが簡単である。そのため、本人確認のための認証が工夫されている。 ・グループ名:忘れました。 班員:小松芙羽、清水瑛理香、小柳日菜子、木村萌乃、梅田真衣 一人一人が違った考えを持っていて、どれも尊重されるべきということを表現している。 ・結局、「技術者倫理」とは何かあまりよくわかっていないが、技術職として人々の生活に関与するには、社会の人々が安心して生活を送れるように安全を最優先して考えなければならないということなのかなと考えた。原理や危険性を分かりやすく説明したり、廃棄物が環境への悪影響を及ぼすか考慮したり、消費者に対して責任をもつことが求められているのだと考える。
A.題目:再生可能エネルギーの普及と展望 著者:梅田真衣 提出日:2022年10月19日 ・再生可能エネルギーは、電気エネルギー源として永続的に利用できると認められるものとして、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどが挙げられる。化石資源の枯渇問題や原子力発電の安全性のリスクを考慮すると、再エネへの転換は重要である。世界の再エネ転換の伸び率は高いが、他の先進国に比べて日本の再エネによる発電の割合は低く、化石燃料に依存していると言える。年々再エネによる発電電力量が増加傾向にあるとはいえ、日本にとって再エネによる発電コストは高かったり、設置できる広大な土地が少なかったり、四季による天候の影響だったり、不利な点が多い。 ・世界での再エネ転換の伸び率は高く、ドイツでは、2035年までに自然エネルギーによる発電を60%に増やすことを目標としている。主力電源を風力や菜種油由来のバイオ燃料、下水汚泥や農畜産系のメタン発酵によるバイオガスを利用している。日本も、2050年までにカーボンニュートラル達成の目標を掲げており、今後ますます再エネへの転換が求められると考える。しかし、依然として火力発電に頼っており、日本の発電量のうち、再生可能エネルギーは約20%である。再エネは季節や天候によって発電量が変動するため、火力発電による電力の安定供給は確保しつつ、再エネによる発電を主力電源化し、火力発電の比率を引き下げる必要があると考える。また、再エネ導入の最大化と同時に災害に起因した被害の発生に対する安全面の不安や環境への影響を最小化する政策がすすめられている。
A.・一条工務店、三井ホーム、住友林業の3社の断熱材の断熱性能を比較するという動画を見た。 地球温暖化を少しでも抑制するには、二酸化炭素排出量を抑制する必要がある。二酸化炭素の生成熱は、C+O2=CO2+394 kJ と表せる。CAF?規制では、二酸化炭素排出量が95 g/kmを超えたら、メーカーにペナルティを課している。二酸化炭素排出量の算出もTtWではなく、WtWへパラダイムシフトしている。たとえ車両がEVだとしても、その電気が化石、石炭、天然ガスで発電するときに二酸化炭素を排出していると考えられる。地球温暖化による森林減少は、生態系を崩す原因にもなりうる。石油を使うようになってから、地球大気中の二酸化炭素濃度は、急増した。脱炭素社会には再生可能エネルギーの活用が必須である。 ・グループ名:忘れました。 班員:小柳日菜子、小松芙羽、木村萌乃、清水瑛理香、梅田真衣、宮内音緒 一か月の電力消費量や、水道、ガス、灯油、ガソリンなどの使用量を把握しておらず、二酸化炭素排出量を報告できなかった。書類が郵送されたら確認する。 ・一か月の電力消費量や、水道、ガス、灯油、ガソリンなどの使用量を把握しておらず、二酸化炭素排出量を報告できなかった。書類が郵送されたら確認する。機械に一か月の消費量を表示するシステムを普及させる。二酸化炭素排出量を把握しやすいように作られた工業製品にエネルックリモコンがある。設置費用が掛かるから普及しない。二酸化炭素排出量を抑制するために工場や車の排気ガス量が見える化するようになる必要がある。
A.・ゲーム理論とは、プレーヤーと戦略があって、どの選択を選べば、プレーヤーにとってメリットがあるかを計算する数学である。ゲームには有限回ゲーム、無限回ゲーム、二人ゲーム、n人ゲームなどいくつかの分類がある。また、戦略にも協調戦略、裏切り戦略、しっぺ返し戦略など典型的な戦略がある。技術者としてそれをするしかないという戦略を選ぶとき、個人の損得が全体の利益につながるかどうかを計算する必要がある。環境問題は個人的利益を最優先する資本主義の自由競争では解決できない。このような状況をゲーム理論では囚人のジレンマと呼ぶ。囚人のジレンマのn人プレーヤーバージョンは、共有地の悲劇(コモンズの悲劇)として知られている。 ・グループ名:フォー? 班員:鎌田美貴、木村萌乃、清水瑛理香、小松芙羽、宮内音緒、小柳日菜子、梅田真衣 囚人のジレンマ(例:LINEで暇な相手を遊びに誘う) 1. 自分がやりたいことを主張し、相手が断った場合…自分はやりたことができたため50点。相手は予定が埋まらなかったため0点。 2. 自分が断り、相手がやりたいことを主張した場合…自分は暇になり0点。相手はやりたいことができたので50点。 3. 自分も相手も断った場合(誘わなかった場合)…何も起きず、気まずくもならなかったので0点。 4. 自分も相手もやりたいことを主張した場合…とても気まずくなったので-100点。 ゲーム理論は、お互いの利益を考慮して最適な高度を決定するためのものであると考えた。 ・囚人のジレンマを選んだ。対応させる、身近な実際の例として、チーム内のサボる同僚の例を選んだ。 普段の仕事ではほかのメンバーに頼りっぱなしで、誰かに手伝ってもらわないと仕事をしない社員Aとまじめな社員Bとする。ここで、利得とは、楽に仕事が進捗することとした。 1.AもBも働くAはBに手伝ってもらい、多少楽に仕事が進むため利得6。Bは自分の仕事とAの仕事を手伝わなければならないため利得4。 2.AもBも働かない仕事が進まないため2人とも利得0。 3.Aは働くが、Bは働かないAは手伝ってもらえないからとても苦労するため利得-10。Bは楽できて仕事も進捗するため利得3。 4.Aは働かないが、Bは働くAは楽できるため利得8、BはAの分の仕事もしなくてはならないため仕事は進んでも大変だから利得2。
A.・文章をすべて表現することはできないのは、すべての倫理を法にすべきではないことの理由になると考えられる。法律やルールは文章にする必要がある。しかし、人によって文章の意味の解釈に違いが生まれる。コンプライアンスは大切なことだが、ルールを見定める本来の目的を見失わないことも大切である。法律を責任逃れや悪者探しの道具に使っては、本来の目的から外れてしまう。人は過ちを犯すし、法を定めるのが人であり、文字による表現である以上、法にも限界がある。ISOなどの業界団体による自主ルールだけでは足らず、つくったものが損害を与えた場合、賠償責任をとるように行政が法整備を始めた。PL法(製造物責任法)、PRTR法である。知的財産権とは、知的創造物についての権利と営業標識についての権利の2種類がある。特許法とは、特許を勝手に使って、損害を与えた場合、損害賠償の責任があるということを定めた法律である。 ・グループ名:忘れました。 班員:木村萌乃、梅田真衣、清水瑛理香、小松芙羽、小柳日菜子、宮内音緒 タクシー規制緩和 今まで…需要と供給のバランスを考慮した免許制、認可制 現在…一定の条件さえ満たされれば自由に新しい車を増やすことが可能 ・道路運送法の「タクシー規制緩和」を選んだ。今までは、需要と供給のバランスを考慮した免許制、認可制によって抑制していたが、規制緩和後は、車庫の確保など一定の条件さえ満たされれば自由に新しい車を増やすことができるようになった。しかし、タクシーの供給過剰により、タクシー運転手の低賃金化、過労運転による交通事故の増加が問題となっている。
A.・道徳観や倫理観、あるいは共感性が欠如した個性をもつ人たちがいる。犯罪者ばかりではなく、優秀で、社会的地位の高い人たちの中にも多い。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、優秀な頭脳をもち、化学の知識があったのにもかかわらず、殺人が正義と信じて、サリンを地下鉄駅にばらまいた。信教の自由は憲法で保障されており、何を信じるかはその人に委ねられている。これにより、戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じ、殺人すら正当化される。信仰の自由は、基本的人権の尊重に基づいている。信仰の自由といっても、他人の人権を侵すことを信じてはならない。倫理とは法よりもさらに深い基本的人権の尊重である。経営者や医者、弁護士、技術士などの職業では、その人の個性にかかわらず道徳観念や倫理観-職業倫理(職業に求められる倫理)が求められる。倫理は、もともと道徳観念や倫理観、共感性が弱い人に知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少しでも減らすためにある。 ・グループ名:ガニガニ 班員:小柳日菜子、梅田真衣、清水瑛理香、小松芙羽、木村萌乃 「学者の不身持ち」…口先だけで実行が伴われないこと 例:高校の部活の顧問が、部員には時間を守るように厳しく指導していたのに、顧問はたいてい遅刻してくること。 ・「学者の不身持ち」ということわざを選んだ。口では立派なことを言っても実行が伴わないという意味である。社会のルールを力説する政治家や教師が罪を犯したというニュースをよく目にする。
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A.題目:5Sと見えるかの活動と改善効果の報告 著者:梅田真衣 提出日:2023年2月8日 ・5S活動には、それなりの時間をかける必要がある。8時間を目安に5S活動に取り組んだ。冷蔵庫の扉のポケットをテーマとして5S活動を行った。報告書に、赤札作戦の実施日時、場所、一か月に得られた改善効果(生産性がどう向上したか、コストが下がったか)を記載した。また、実施前の写真、実施後の写真、一か月後の写真、を添付した。ここで、赤札作戦とは、「整理」で用いられる手法で、不要だと思うものに赤い札を貼って、不要なものを捨てることである。 ・12月26日から2月8日の冷蔵庫のポケットで赤札作戦を実行した。冷蔵庫の中にあった、賞味期限が切れていたものや中身がほとんどないものなどに赤札を貼って必要なもの不必要なものを分別した。12月26日の赤札作戦実施前と実施後の様子を撮影しておいた。また、赤札作戦とは別に、「整頓」の一環として、食品の形状や種類などで分類し、収納する場所を決めるというルールをつくることにした。一か月以上経った2月8日の冷蔵庫の扉のポケットの様子を撮影した。一か月後の様子は、年末に不溶なものを取り除いてできたスペースに新しく食品が置かれ、赤札作戦実行前と同じくらい散らかっていた。あまり、赤札作戦の改善が見られなかった。一か月以上あき、赤札作戦の意識が薄れてしまっていた。整理できていないと、食品を探すのに時間がかかり、その分長く扉を開けておくことで、電気代も無駄にかかってしまう。再び5S活動を行い、来月に改善効果が実感できるように意識して生活していきたい。
A.題目:地域の安全衛生と防災活動について調べよう 著者:梅田真衣 提出日:2023年2月8日 ・企業では、日ごろから地域との良好な関係を築いておくことで、万一の場合、被害を最小限に食い止めようとする。住民が寝ている間に事故が起きて、目覚める前に亡くなってしまった、窓ということは絶対に避けなければならない。 現在、住んでいるところの自治体の規約、細則規定などを確かめ、自主防災組織規程がどうなっているか調べた。緊急連絡網や、防災マップ、危険個所点検、防災計画などがどうなっているかを調べた。実際に消火栓のある場所に赴き、自治体にある消火栓の管理、特に冬場の除雪などがどうなっているかを調べた。また、実際に指定避難場所まで赴き、自治体指定の避難場所がどこかを確認し、問題点を洗い出した。 ・実際に消火栓のある場所に赴き、自治体にある消火栓の管理について調査したところ、消火栓の周りに障害物はなく、点検も定期的に行われているようだった。一人でも操作できるという表示がされていた。また、実際に指定避難場所まで赴き、自治体指定の避難場所がどこかを確認したところ、指定避難場所は山形大学工学部であった。正門付近には、指定避難所の看板が設置されており、地震、洪水、土砂災害の際に避難対象になると表示されていた。ここで、問題点について検討した結果、大人数の人が逃げ込んできたときに、安全が保障されるようなひらけた場所が少ないことが考えられた。米沢市の自主防災組織規程については調べることができたが、自分の住んでいる自治体の自主防災組織規程は見つけられなかった。
A.はい。 この授業をきっかけにして、労働環境の安全衛生活動の重要性を学んだ。技術者は、製品の製造過程に対して責任を持つだけでなく、労働環境の整備も十分に注意しないと、過失によって大事故につながりうることが分かった。第5回の授業でイソシアン酸メチル漏出による死亡事故の話があったが、これも必要な安全対策をとり、工場の設備管理が行き届いていれば起こらなかったことかもしれない。現在の工場は、「安全第一」の標語を掲げ、生産能率より安全を優先させ、労働災害の防止に努めながら生産活動にあたっている。「マンネリ」は、安全衛生活動を阻害する大きな要因である。5S運動:整理、整頓、清掃、清潔、躾や3S運動:単純化、標準化、専門化。この2つは、どの工場にもみられる標語であり、いわば料理でいう「さ、し、す、せ、そ」である。共通認識の指標を掲げることで、業務における無駄を省くことができ、時間や従業員の労力が非効率に使われなくなり、業務効率向上が目指せると考える。また、この運動は従業員全体が主体的に参加してこそ効果が高まる取り組みだから、組織力が向上すると思う。5S運動は日常生活においても汎用されることだと思う。まずは、自分の机や部屋をきれいにすることを心掛けたい。 技術者倫理について学び、技術職として人々の生活に関与するには、社会の人々が安心して生活を送れるように安全を最優先することが技術者としての責任であると考えた。
A.はい、私は大学を卒業した後、知識を持つもの・技術者の責務として得た知識を公俗良序のために正しく用います。 今回の講義は倫理や過去の人間の過ちについて取り扱っていることが多かったことから、正直な話をすると非常に重い空気で授業を受けることが多いと感じていた。 しかし、そのおかげもあり今までどんな過ちがされてきたのか、そこから得られた学びとは何か、この先同様のリスクを防ぐためにはどういった下準備と規制を行えばいいのかについて真剣に向き合うことができ、印象深く学ぶことができたと考える。 技術者の持つべき倫理とその果たすべき責務に関して概論といった形で学ぶことから自分自身が一人の社会人としてどう立ち振る舞うべきかに関しても見直す機会が与えられたと考えている。 具体的に言うと、社会に出た後の自分に関しては給料や休日の数、その他社会的ステータスから見た将来像しか想像していなかったが、今回の講義のおかげで自分自身が生きていくその瞬間瞬間に発生する責任、それに巻き込まれる人たちのことを考える機会が与えられたことから、少しでも徳の高い人間、徳の高い技術者として自分の人生を設計・施行できたら満足な人生を歩めるのではないかと感じた。 大学卒業まで後一年しかないが、この残りの時間と学生という特権を使って知識を貪欲にかき集め、それを十全に使えるようになるまで学習してノブレス・オブリージュを体現するための準備を整えていきたい。
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A.演習題?「哲学と思想―技術者倫理の位置付けー」 グループ名:不明 グループに属した?:五?嵐敬到、佐藤温知、青柳和希 グループ内の役割 調査、議事録 (1)講義内容の再話 技術者倫理はなぜ学ばなければならないのか、我々が技術者になったとして最低限持っておかなければならない倫理観・道徳観はどういったものかに関してを学んだ。 (2)発表要旨 倫理観・道徳観や感性と、人間の能力を視覚化できる所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった要素の間には相関があるとは限らない。 これを例えることわざとして「聞いて極楽みて地獄」ということわざを選択した。 ?から聞いて極楽のように感じることも、実際にやってみると地のように感じてしまう、という意味である。 そこで就活と大学院進学の勉強を?較して、どちらがより?変かを議論した。 (3)復習 復習として「先生と言われるほどの馬鹿でなし」ということわざを選択し、自分なりに教師をひとつの技術者の形としてとらえて考えてみた。 私が小学校にいた頃の話だが、「先生」という肩書きを濫用して生徒に対して理不尽な怒りを持ったり、「私がルールだ」と言わんばかりの横暴を働かせていたりした方がいた。 この時幼いながらに「全ての大人が見本となるような人というわけではないのだ」と理解し、自身は少なくともそういった人間にはならないような生き方をしたい、そう見られない先生になりたいと考えている。
A.グループ名:不明 グループに属した?:五?嵐敬到、佐藤温知、青柳和希 グループ内の役割 調査、議事録 (1) 講義内容の再話 企業の利益を優先するために個人の不利益をないがしろにした例と、それにより起きた事件に関して学習した。 (2)発表要旨 価値を数値化してどの?動が最も得なのかを合理的に計算するゲーム理論を、その中でも特に囚?のジレンマを選択して議論した。?近な例として、回転寿司の価格競争に関して議論し、結局はお互いが不利益を被ってしまう例などを挙げた。他にも、「恋?たちのジレンマ」や「旅?のジレンマ」などのゲーム理論があり、これらを取り扱ったグループから他の視点や他の理論を学ぶことができた。 (3)復習 ゲーム理論から選択したジレンマとして「囚人のジレンマ」を、身近な例として価格競争を選択した。 囚人のジレンマを価格競争に当てはめる。 寿司屋Aと寿司屋Bがどちらも同じ値段で寿司を売っていたとする。 一方が価格を下げた場合、下げた方は一皿当たりの利益が下がる分、顧客は価格が安い方に流れることから総合的な売り上げは上がり、価格を変えなかった方は顧客が減るため売り上げが下がることになる。 これをお互いに繰り返すことが価格競争になるのだが、これが止まらずにつづくと最終的には値段変更前に比べてどちらの店も売り上げが下がった状態になる。 その結果、労働者の給与が減少することにつながり、物価が上昇する世の中で平均給与にほとんど変化がないという苦しい状況が労働者に強いられるのだと私は考える。 やはり、商品にはそれ相応の値段を払うべきなのだと私は感じた。
A.グループ名:不明 グループに属した?:五?嵐敬到、佐藤温知、青柳和希 グループ内の役割 調査、議事録 (1)講義内容の再話 この回では自分たちが学習した内容をしっかりと自分のものにできているのか、それについての自分なりの意見や視点を持つことができているのかを「技術者が持つべき倫理観」と照らし合わせながら復習する時間となった。 (2)発表要旨 下記にもあるようにイタイイタイ病に関する調査を行い、自分たちが学んできた有機・無機化学の知識を照らし合わせながら何が有害なのか、どんなメカニズムで体に害を及ぼすのかについて学び、理解を深めた。 (3)復習 イタイイタイ病に関しての再調査を行った。 イタイイタイ病はカドミウム中毒を原因とした全身の痛み、骨の劣化などの症状を伴う公害病である。 どのようにしてカドミウムが骨を劣化させるか、に関しての調査を行った。 その結果、一番の原因はカドミウムによるパラチロイドホルモン阻害から来るビタミンD産生障害であることがわかった。 このパラチロイドホルモンは副甲状腺ホルモンのことで、体内のリンやカルシウムの量を調節し骨への吸収を促すホルモンなのだが、これが阻害されることで骨へのカルシウム供給が少なくなり、結果として骨が非常にもろくなる骨軟化症が発症するといった流れとなる。 日本の環境省のウェブサイトなどでは細やかな説明が省かれており調査が難航したが、海外の文献を参照することで詳細なメカニズムを知ることができ、自身の知見を深めることができた。
A.グループ名:不明 グループに属した?:五?嵐敬到、佐藤温知、青柳和希 グループ内の役割 調査、議事録 (1)講義内容の再話 品質管理に関する規定や国際標準・国債基準などについて触れながら、使用者の安全を守るための工夫に関して学習した (2)発表要旨 自分たちの班では炊飯器のリコールに関する調査を行い、それがどういった経緯でリコールになったのか、リコール後の対応はどういった者かについて調査を行った。具体的には、九電ケーブルの炊飯器側の末端がショートを起こしやすい構造であり、それに伴う発火事件が複数起き、そのため回収・返金を行ったということが分かった。そのほかにも、民法なども調べながら賠償請求などに関しても調査を行った。 (3)復習 安全と品質管理内容としてとして「食品への異物混入」を選択した。 (味の素冷凍食品「ザ★シュウマイ」) 選択した理由は、一回でも事故が起きてしまうと食品の評判は一気に下がってしまうためである。 時折こういった異物混入の事件を聞くが、その度に自分では「この商品はしばらく買いたくない」と思い、また周囲の人々も購入を控えている話を聞く。 実際に10年ほど前の話だが、中国から輸入していた冷凍食品は農薬が使用されているためにリコール・販売停止されることがあったが、これは全国ニュースでも取り上げられるほどの事件となった。 こういった事例を少なくするためには、製造器具のこまめな点検と使用している材料の品質管理の徹底を行わなければならないと考える。
A.グループ名:不明 グループに属した?:五?嵐敬到、佐藤温知、青柳和希 グループ内の役割 調査、議事録 (1)講義内容の再話 新しい技術を運?するにあたって、予?可能性と結果回避義務を果たすために技術者としてどのような姿勢で学べば良いのかについて学んだ。 (2)発表要旨 ピロポンと呼ばれる疲労回復剤として用いられた薬剤について調査した。このピロポンの主成分はメタンフェタミンであり、所謂覚醒剤であることがわかる。使用されていた当時はメタンフェタミンの副作?については理解されている部分が非常に少なかった(もしくは公にされなかっただけか)が、ナチス・ドイツでの研究によりその依存性と副作?が発見され規制されるようになった。 (3)復習 予見可能性と結果回避義務の議論の例として「メタンフェタミン」を選択した。 メタンフェタミンは過去に除倦薬の「ヒロポン」として日本に流通していた、今は覚醒剤に指定されている薬物である。 長井長義氏が1888年に合成に成功した後しばらくは除倦薬として使用されていたが、その後ナチス・ドイツに薬品が渡ると多数の精神病が報告されメタンフェタミンは問題視された。 今でこそ覚醒剤や麻薬等は「やってはいけないもの」と一般的な知識として世に広まっているが、合成当時は薬物の効力の分析は不十分でこの中毒性は予見できなかったと考えられる。 また、結果回避義務も同様に難しかったが、厳重な動物実験を通して少しでも早期に危険性に気づくことはできたとも考えられる。
A.[講義の再話] 4大公害病について、特に水俣病を中心に学んだ。水俣病は、1930年代にチッソが熊本県水俣市で始めたアセトアルデヒド製造工程の排水が原因である。排水の中には強い毒性を持つメチル水銀が含まれており、メチル水銀に汚染された魚介類を摂取すると、手足のしびれ、歩行、運動、言語障害に始まり、神経障害や四肢麻痺が起こる。水俣病の原因究明は様々な説の発生より混迷を極め、政府が水俣病と工場排水のメチル水銀化合物による因果関係を認めるまでに12年を要した。最新技術に飛びつきすぐ量産するのではなく、そこに隠れているかもしれない危険を予見する必要がある。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題:新しい技術を運用するにあたって グループ名: 天然水 共著者:蓮沼希、菅井里緒奈、鈴木聖菜 役割:調査 予見可能性と結果回避義務の議論の例として「アスベスト(石綿)」を選んだ。 アスベストは保温や断熱性に優れ、さらに耐火性もあることから、建物や工作物(駐車場)、に利用されていた。しかし、アスベストの繊維が肺線維症や悪性中皮腫の原因になることが明らかとなり、2006年9月から使用禁止された。 予見は発症までに長い時間(平均35年)がかかることからできなかった。労災保険が下りることから、被害が出てからの対応は良いと思われる。 [復習の内容] 改めてアスベストについて詳しく調べた。 アスベストは保温や断熱性に優れ、さらに耐火性もあることから、ビルの建築工事での吹き付けや工作物(駐車場)、スレート材や防音材等に利用されていた。 しかし、アスベストの繊維が肺線維症や悪性中皮腫の原因になり、肺がんを起こす可能性があることが明らかとなった。そのため昭和50年に吹き付けアスベストの原則禁止、2006年頃からアスベストの製造や使用が禁止された。 アスベストを導入した技術者がこの騒動を予見できたかといえば、難しいと考える。肺がんや悪性中皮腫の潜伏期間は非常に長く、数十年単位となる。その上、発病後後ある程度進行するまでは無症状であるため、その危険性を知るまでには時間がかかると考えられる。加えて、少量のアスベストであれば痰とともに体外に出すため問題ないが、多量のアスベストを長年吸ってしまった場合に引き起こされる可能性が高くなるとされている。そのため、予見は難しいだろう。 現在、アスベストを吸い込んだことによる疾患の発症に対しては、労働基準監督署に認定されて業務上疾病とされると、労災保険による治療が可能である。
A.[講義の再話] 初めに、専門知識を活かすために、知識やスキルの陳腐化やマンネリ化がないよう改めて注意喚起を行った。 インドで起こったユニオンカーバイトボパール化学工場の事故では、とてつもなく厳しい経費・予算の削減が原因で起こった。予算削減によって本来修理されるべき場所が修理されず、その結果有毒なイソシアン酸メチルが漏れ出すという異常事態に気づいても緊急装置が全て壊れており、対処不可能であった。このような事故を今後起こさないよう、日頃の安全管理やコミュニケーションを徹底すべきである。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題:学んだ専門知識を活かすには?、リコールを未然に防ごう グループ名: あやたか 共著者:蓮沼希、菅井里緒奈、鈴木聖菜、中野結楓 役割:執筆、調査 前回調べたアスベストとアスベストによる健康被害についてより詳しく調べた。 石綿は蛇紋石や角閃石が繊維状に変形した天然の鉱石であり、無機繊維状鉱物の総称を指す。ヒトの髪の毛の直径よりも非常に細く、飛散すると空気中に浮遊しやすい。 石綿繊維は吸入されるとヒトの肺胞に沈着しやすく、さらに丈夫で変化しにくい性質を持つことから、吸い込むと長く体内に滞留してしまう。これにより長期間に渡って肺組織が傷つけられ続けることで肺の繊維化が生じたり、肺がんや悪性中皮腫等が引き起こされたりすることがある。よってアスベストは製造・利用に制限がかかった。 また、肺内に滞留した石綿繊維は白血球の一種であるマクロファージによって排除されるが、長い石綿繊維は排除されにくいため体内に長く滞留する。そのため、細くて長い石綿繊維ほど有害性が高くなると言われている。 また、もう一つのテーマはしょうゆを選んだ。調査対象の?油は、アレルゲンや賞味期限、保存方法の表示が欠落していた。アレルゲンが体内に入ってしまうと、免疫細胞がこれを排除しようと抗体を生成し、食物アレルギーを引き起こす。よって欠けると非常に危険な表示が抜けており、まずい事案であると言える。 [復習の内容] 発表で取り扱った二つ目のテーマについて、もう一度詳しく調べた。 調査対象としたしょうゆは2022年10月14日から対応が始まり、食品表示法違反によってリコールの対象となった。 理由としては日本語の表示がないこと、名称・アレルゲン(エビや小麦、卵など)・賞味期限・保存方法が欠落していたことが挙げられた。 アレルギーは体内に入ったアレルゲンを害のあるものと勘違いし、排除しようと免疫細胞によってIgE抗体が生成されてしまうことによって起こる。症状は多岐にわたり、皮膚や粘膜の症状や、重いものだと複数臓器に症状が出るアナフィラキシーがある。このような症状を起こさないためには原因となる食物を摂取しないことが重要であるため、アレルゲンの表記がないことは非常に問題である。 おそらくこの商品は海外で生産されたものである。そのためこのような事態を防ぐには、日本への輸出前に日本の食品表示法を確認すること、商品を輸入し流通させる企業が表示についてしっかり確認してから流通させることが重要であると考えられる。
A.[講義の再話] 各ハウスメーカーの断熱性能を比べる企画を行った動画を閲覧した。一条工務店と三井ホームと住友林業を比べると、一条工務店が最も断熱性能が良かった。この断熱性能の高さは、環境問題にも関わってくる。断熱性能が高いとその分エアコンをあまり使わずに済むようになり、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量を減らすことにも繋がる。SDGsや地球温暖化などが話題となる今日、環境問題について一人一人意識していくことが重要であり、本講義はその足掛かりとなるものであった。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題:あなたが、きのう排出した二酸化炭素は何キログラムでしたか? グループ名: ジャスミン茶 共著者:蓮沼希、鈴木聖菜、中野結楓 役割:調査 蓮沼さんは、車の燃費から昨日排出した二酸化炭素は1.16kgと報告した。鈴木さんは、1ヶ月の電気代や水道代はわかるが算出する時間がなかったため報告できなかった。自分も鈴木さん同様に1ヶ月の電気代や水道代はわかっていたが算出する時間がなかったため、授業時間内は報告できなかった。中野さんは、電気代から1.25kg、ガス代から0.48kg、ガソリン代から1.16kgの計2.89kgと算出した。 [復習の内容] まず、講義時間に計算できなかった二酸化炭素の排出量を調べたところ、およそ4.3kgであると算出した。 次に、SDGsについて山形大学が意識していることを調べた。山形大学の使命としては、「地域創生」「次世代形成」「多文化共生」の三つが挙げられていた。人類社会の諸問題を解決するために教育や研究を推進し、社会の持続可能な発展に貢献し、学内や地域の学生活動や研究プロジェクトをSDGs視点で活性化を進めていく、とのことであった。自分も研究室に割り振られて研究をしていくことになるので、このようなことを意識しつつ取り組みたい。
A.[講義の再話] 時代の最先端を走るのには、必ずハイリスクが伴う。Winnyは、インターネットで結ばれた個人のパソコン間で、管理されたサーバーを経ずに大きなデータファイルを自由に交換できるようにするソフトウェアである。これを開発した金子勇さんは天才であったが、Winnyが悪用されたことで犯罪目的で開発したと思われ、逮捕されてしまう。最終判決は無罪であったが、本来であれば画期的なものをたくさん作れただろうにその才能を潰されてしまった。日本がより成長していくためには、新しいものに拒絶反応を示すのではなく積極的に受け入れて取り入れていくことが大切である。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題:共有価値の創造 良いと思ったポスターとして、菅井里緒奈さんのものを選びました。 このポスターは、イラストを用いて商品開発の流れについてわかりやすく説明されていると感じました。また、技術者倫理についての考え方がとても良いと感じました。私が技術者になったときはこのようなことを意識して商品と関わりたいと思います。 [復習の内容] Winnyの件について、情報拡散の面で再度調べたところ、本件ではメディアによって金子さんが悪者のように扱われたことで、国民は深く考えることなく彼を誤って悪人と認識してしまったということがわかった。技術面だけに限らず、様々な情報が拡散されるこの社会では正しい情報も誤った情報も、意図的に偽った情報もたくさん流れている。誤った悪を何も考えずに叩くことはないように今一度気を付けていくべきである。
A.『工業技術基礎』からは「4事故防止と安全作業の心がまえ」を選んだ。 事故を防止するためには、それぞれ規則や正しい服装を守り、安全を心掛ける必要がある。また、万が一事故が発生してしまったときは慌てず落ち着いて対処することが重要である。 研究室に配属されて専門的な実験が多くなっため、今一度安全面について規則面でも精神面でも意識し直したい。 『工場のしくみ』からは「品質管理」の分野の「ISOは世界共通のルール」というトピックを選んだ。 ISOは製造側、消費者側の双方に利のある世界共通の基準である。ISOの認証を取得するには、システムの構築や目的・方向性の明確化が求められている。ISOについては何となく理解していたが、今回教科書を読むことで改めてどんなものなのかを知ることができた。自分で商品を購入するときや将来就職活動をする際にISOについても気にしたい。 『技術者による実践的工学倫理』からは「バイオテクノロジーと工学倫理」というトピックを選んだ。 バイオテクノロジーの代表例として遺伝子組換え技術、クローン技術、万能細胞等があげられており、それぞれについて歴史や関連する倫理問題が述べられており、やはりバイオテクノロジーは生物や食物について扱うため、倫理問題は切っても切れない問題であると改めて感じた。今後遺伝子をいじる可能性のある研究室に配属されたものとして、バイオテクノロジーとどのように関わっていけば良いか考えていくべきだと感じた。
A.[講義の再話] チャレンジャー号の爆発事件について取り扱った。本事件は、アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャー号が打ち上げ後に分解し、7名の乗組員が全員死亡したというじけんである。この事件の倫理的問題点は、技術者が打ち上げ日に異常寒波より懸念を抱いていたにも関わらず打ち上げ決行されたことである。技術者たちの主張を取り合わなかったサイオコール社の幹部、打ち上げスケジュールのために安全規定を無視して強行したNASA幹部双方の責任であり、防ぐことができた事故であった。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題:ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名: ジャスミンティー 共著者:蓮沼希、中野結楓、菅井里緒奈、鈴木聖菜 役割:調査 旅人のジレンマを選んだ。対応させる身近な実際の例として、教科書を古本屋に売るという事例を選んだ。 AとBは同じ1000円の教科書をもっており、不要になったので売るために古本屋にもっていった。古本屋の方はそれぞれ2人と話し、提示する販売希望価格が2人とも同じならその価格での買い取り、もし価格が異なれば、低い価格Xを申し出た側からは価格X+Yの値段で買い取り、高い価格を申し出た側からはX-Yで買い取ると言った。 この時ゲーム的理論で考えるのであれば、安ければ安いほど、+Y円もらえるか2人とも同じでもらえないかの2択となり、-Yされず損はしない計算となる。 よって0円を提示することが最も良いとなるが、0円であるともし2人とも0円を選んだ場合利益は一切入らなくなるため、一概には言えないのではないかと考えた。 [復習の内容] チャレンジャー号の事件を改めて調べたところ、本事件で亡くなられた7人の乗組員のうち、1人は教師であり世界初の宇宙から授業をしようとしていたことを知った。世界初の試みに挑戦しようとする勇気が素晴らしいと思うと同時に、防ぐことができたはずの事故によって実現できなかったことが残念でならない。こういった事例を今後起こさないためにも、技術者としての倫理はしっかり身につけておきたい。
A.[講義の再話] フランス革命によって、フランスでは絶対王政から民主主義へ移行した。絶対王政では君主がすべての権利を持つ専制政治が行われ、法を取り締まる国家権力として警察が強い権利を持つ。民主主義では国民が主権を持ち、ほとんど国民の倫理に委ねられ、最低限度の規範を守り、国政のみが法として定められる。日本の法律としては日本国憲法が挙げられ、技術としての法律(規格)はISO(国際標準化機構)、JIS(日本工業規格)、HACCP(食品)がある。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題: 技術と法律の関係 グループ名: 爽健美茶 共著者:蓮沼希、菅井里緒奈、鈴木聖菜 役割:調査 電気事業法の「電力の小売自由化」を選んだ。 特定規模電気事業制度が創設されたことによって、産業用、業務用として電力を使用する大規模な需要家に対し、電力小売が可能になった。 2003年には電力小売自由化範囲の拡大によりすべての消費者が電力会社やメニューを自由に選択できるようになった。 これにより、電気の小売事業への参入者が増えるため競争が活性化し、様々な料金メニューやサービスの登場、再生可能エネルギーを中心に電気を供給する事業など、事業者はもちろん消費者にも利益が得られることが期待できる。 [復習の内容] 復習として、電力の小売自由化が進んだ背景について調べた。 これまで、家庭や商店向けの電気は各地域の電力会社だけが販売しており、家庭や商店では、電気をどの会社から買うか選ぶことはできなかった。一般企業を参入させず、適切な価格競争も起こりえない構造にして徹底的に事業を行ってきた。 そこで市場参入規制を緩和し、市場競争を導入することが必要になり、2000年の電気事業法改正によって特定規模電気事業制度の創設に繋がった。
A.[講義の再話] オウム真理教による地下鉄サリン事件は、多くの人々を死の危機に陥れた非常に恐ろしい化学テロである。実行犯やオウム真理教信者の人達は、アセチルコリン分解酵素の阻害剤である猛毒のサリンを地下鉄にばらまくという殺人指示を、正義だと正当化してしまっていた。東大や京大などの高学歴者も入信しており、幹部となったり実行犯や兵器開発に携わった人もいる。ただ知識や技術を身につけたり学歴だけにこだわったりするのではなく、技術者として必要な倫理を身に着けておくことが重要である。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題: 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名: 麦茶 共著者: 中野結楓、蓮沼希、鎌田美貴 役割: 調査 「正直者が馬鹿を見る」という言葉を選びました。 授業の予習を忘れて授業に出た際に、正直に「予習をやっていません」と告げたところ、自分だけ怒られて課題を課されていました。 しかし、予習をやっていないことを黙っていた人達が複数名おり、その人達は怒られるのを免れていて、何も言われませんでした。 正直に話した方がかえって損をしてしまいました。 「正直者が馬鹿を見る」とはこのことだと思いました。 [復習の内容] 地下鉄サリン事件やオウム真理教の信者について改めて調べた。真理教の幹部や事件の実行犯の人は、皆麻原彰晃について洗脳・盲信しており、殺人や事件は正義や善であると思っていた、というように捉えていた。しかし中には、初めはこれらの行為を悪だと思ってためらっていた人や、悪だと思いつつ指示を受けて実行した人もいる、ということを知った。完全に正義だと思い込んで実行していた人は倫理観が欠如していたと思うが、罪悪感や倫理的配慮に苛まれながら、もしくは悪だとわかっていながら実行に及んだ人は、技術者として本来実行を止めるべき人物ではなかったのだろうか。裁判で裁きを受けたが、果たしてそれだけでよかったのか、今後に生かしていくべきだと思う。
A.前半ポスター 20512031藤井瑞葉.jpg
A.はい 本講義をきっかけに技術者として自身の専門分野についての知識をきちんと学ぶということを意識するようになりました。チャレンジャー号事件では、ロケットの開発社の技術者は打ち上げの危険性をわかって伝えていたにも関わらず、開発社の幹部やNASAは打ち上げを強行しました。その結果あの悲惨な事故を起こしており、危機管理のなさや不正確な知識が浮き彫りになりました。このような事故を自分の手では絶対に起こさないために、この先自分が関わっていく分野の知識については、正しいものを確実に見つけておくべきだと実感しました。今は学んでいる最中のため、卒業までには得た知識を基に倫理的に物事の判断ができるようにしたいです。 これからの将来の抱負は、最新技術を最初から画期的な素晴らしいものとして鵜?みにせず、しかし異物として排除するのでもなく、まずどういったものなのか正しい情報から検討する、ということです。アスベストの問題や水俣病については、最新技術に飛びつきすぐ量産化し、危険性を予見せずに積極的に取り入れたことによって起こっています。また、Winnyと金子勇さんの件は、悪用したことを問題にするのではなくWinnyと開発動機を完全悪として捉え、国全体が排除しようとしたことが原因で天才を失うことになっています。以上の事例から、新しいことはまず受け入れ、その上で活用する前にどのような危険性を予見できるかよく検討することが必要であると感じたため、このような抱負とさせていただきました。 今後はこの講義で得たことを自分の糧としつつ、より一層勉学や研究に専念していきたいと思います。
A.はい。 この、技術者倫理の授業を受けて、今まで知らなかったことを、さまざま学ぶことが、できた。特に印象に残っているのが、winnyと、オウム真理教の地下鉄サリン事件のように、高い学力を持っている人が、大きな事件を引き起こすことが、多々あるということである。winnyの件には、まさに「出る杭は打たれる」ということわざを、体現しているように感じた。ガリレオが地動説を唱えたときに、受け入れられなかったように、革新的なものに、社会が追いつくのには、時間がかかるのだなと思った。また、今回の授業をうけて、まだまだ、自分は、知識が足りないと感じた。加えて、持っている知識に偏りがあるように感じた。自分の興味のある分野や、物事の知識は、ある程度持っているように感じるが、興味のない分野や、生活していて、関わらないことなどに関する、知識が浅いように感じた。これからは、自分の興味の範囲外のことにも意識を向けて生活したい。そのためにまず、いつもなら、読まないような、分野、著者の本を読んでいくことにしたい。特に、工学部にいると、あまり触れることがない、文系の本を読んでいきたい。将来、まだどんな企業に就職するか、どんな職種に就くか、まだまだ分からないが、今回の技術者倫理で学んだ、倫理観を常に意識しながら、生活していきたい。また、この授業で、学んだことを、自分たちの子供など、次の世代に引き継いでいきたいと考える。
A.倫理感を呼び覚まさせるための説話や、寓話、逸話を調査して、再話しよう。著者 奈良貴一 提出日 2023年2月8日 キーワード 芥川龍之介 羅生門 老婆 下人 勇気 自分は、テーマにそった、文献として、芥川龍之介によって書かれた、羅生門を選んだ。理由をしては、以前読んだときに、下人が、老婆の着物をはぎ取ってしまうシーンが、とても印象に残っており、倫理観を呼び覚ます、良いシーンだと思ったからである。この物語は、一人の下人と老婆が登場人物である。この下人は、職を失ってしまい、羅生門で雨の中途方に暮れており、もう明日を生き残るには、盗人になるしかない状況であったが、勇気がなかった、そんななか、一晩やり過ごそうと、羅生門に上ってみると、死体の髪を抜いている老婆とであう。下人は、老婆と話すうちに、持ち合わせていなかった勇気を抱くようになってくる。そして、生きるために盗人になる決心をした下人は、老婆に着物を勢いよく剥ぎ取り、暗い夜に消えてしまった。この最初は、盗む気がなかった下人の心情が変わっていく様が、非常に興味深く、倫理観を呼び覚ますように感じた。 今回の課外報告書を書くにあたって、選んだ本、羅生門を読むのに、6時間、実際に報告書を書くのに、3時間かかり、学習保障時間を満たすのに、十分な時間であったと考える。また、この報告書は、テーマの、「倫理観を呼び覚ます、逸話、寓話、説話を再話しよう」を十分に満たした報告書であると考える。
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A.日本国憲法第十三条に幸福追求権は、国民みんなの基本的人権である。せっかく身につけた、化学技術で、他人の幸福を脅かすことがないようにしよう。有機リン酸系農薬は、1930年代に、ドイツで、ジャガイモの害虫駆除剤として、開発された。ナチスドイツが、強力な化学兵器として、ひそかに研究し、有名なサリン等が開発された。オウム真理教は、このサリンを、大勢に人が毎日利用する、地下鉄内で、大量にばらまいた。犯人たちは、優秀な頭脳の持ち主たちで、あった。それが、教義をしんじてしまい、サリンをばらまいて大量殺人を犯してしまった。なぜであろうか?宗教を信じるのは、個人の自由として認められいるが、それが殺人を肯定する理由にはならない。我々は何を信じればよいのだろうか。 平常演習 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループメンバー 奈良貴一 野澤こうき 戸田優哉 軽部千楓 澤たくと 鈴木こうが はしもとかずま 自分たちのグループは、材大なれば用をたしがたしということわざを選んだ。意味は、大きすぎる材木は、加工しずらく、扱いにくいことから、あまりにも立派な人は、世の中に受け入れられないという意味。自分のグループの中での役割でいうと概念が当てはまる。 授業の復習 今回の授業をうけて、オウム真理教の地下鉄サリン事件以外にも、高学歴の人が、犯してしまった、大きな事件が、何件もあることがしれて、とても興味深かった。
A.みんな好きなように行きたいが、みんながみんな好きなように生きると問題だらけになってしまう。そのため、法律で自由を規制する必要がある。民主主義では、国民が主権をもち、ほとんどは、国民の倫理にゆだねられ、最低限度の模範だけが、国民の信頼を受けた、国政が法として定める。文章ですべてを表現することはできない。それが倫理を法にすべきではない理由である。コンプライアンスは、もちろん大事なことではあるが、ルールを定める本来の目的を見失わないことが大切である。法律を責任逃れや悪者探しの道具に使ってはならない。そのことから政府がさだめた法令が物議をかもすことも事実である。人はどうやったって過ちを犯す。しかし、法を定めるのも人である。文字による表現である以上、法律にも限界がある。倫理観は最後の砦である。 平常演習 技術と法律の関係 グループ名 東京特許許可局局長今日急遽休暇拒否 グループメンバー 奈良貴一 野澤こうき 戸田優哉 軽部千楓 澤たくと 鈴木こうが はしもとかずま 自分たちのグループは、セルフ方式のガソリンスタンドを選んだ。セルフ方式のガソリンスタンドは、消防法に基づく規制を緩和したことによって、自身でガソリンを扱えるようになったことで、一人でも可能になった。 授業の復習 今回の授業で、倫理の大切さを学ぶことができた。今までの人生で、法律は、絶対的に正しいものだと思い込んできたが、法律を作っているモノのも人であり、法律にも限界がることを学んだ。そして、そういうときに大事なのが倫理である。
A.当たり前の日々を大切に過ごしたい。事故にあわなきゃそれでいい。防げる事故は防ぎたい。もし、仕事を失っても、事故を阻止する勇気はあるか?それともお金をもらって事故のリスクを容認するか?クリスタ・マコーリフ先生の世界初めての宇宙からの授業は、実現しなかった。しかし、それを見ていた子供たちが彼女の勇気を教訓にした。チャレンジャー号の事故が発生したとき、ファインマンの報告書によると、技術者は、人命が失われるかもしれない事故の発生確率を1%と見積もり、NASAの幹部は、0.001%とした。そのため、発射は強行され、大事故が起きてしまった。ゲーム理論は、プレイヤーと戦略があって、どの選択をすれば、プレイヤーにメリットがあるか計算する数学である。環境問題は、個人的利益を資本主義の競争社会では、解決できない、これをゲーム理論では、囚人たちのジレンマという。 平常演習 ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名 東京特許許可局局長今日急遽休暇拒否 グループメンバー 奈良貴一 野澤こうき 戸田優哉 軽部千楓 澤たくと 鈴木こうが はしもとかずま 自分たちのグループは、恋人たちのジレンマを選んだ。互いにしたいこと、行きたいところが別々のときどちらの利益も追及すると別れるしかないこと。自分のグループの中での役割としては、概念に当てはまる。 授業の復習 今回の授業で学んだ、ゲーム理論は、とても興味深かった。自分の利益だけでなく、他者のことも考えながら、行きたいとおもった。
A.winnyの前にNapstarがP2Pを使用した。Napstarも学生が開発したものであった。Winnyは、完全なP2P、PureP2Pを実現させて見せた。Lineでは。P2Pが採用されたが、Zoomでは、見送られた。バイオテクノロジーと情報技術の共通点は、自己複製である。生物は、自分で勝手に増えていく、化学物質の集合体である。情報もそうである。自分で勝手に増えていく、そして、ともに淘汰されていく。最後に残るのは、利己的なものだけである。エネルギーがある限り。ただし判断を下すための自身はどこから来るのだろうか、それは、徹底的な訓練で身につけた技術に他ならない。プロフェッショナルにとって、日々の訓練で身につけた、確たる技術こそ、唯一の武器である。 平常演習 共有価値の創造 グループ名 東京特許許可局局長今日急遽休暇許可拒否 グループメンバー 奈良貴一 野澤こうき 戸田優哉 軽部千楓 澤たくと 鈴木こうが はしもとかずま 今回の演習では、技術者倫理を表すポスターを描いた。共有価値の創造については、それぞれの書いた絵または、文字には、それぞれの思想と感情が含まれており、自分が書いた、ポスターには、自分たちは、地球の上で生きていること、科学技術は、一歩間違った使い方をすれば、人類の生存を脅かすことがあることを示している。 授業の復習 今回の授業で、winnyの存在を初めて知った。とても興味深い内容であった。まだまだ、自分が知らないことは、世界にあふれているので、これからも、知識を仕入れることを意識しながら、生活していきたい。
A.食べるものがあって、帰る家がある。とても幸せなことである。気候の急激な変動や、人口の爆発的な増加は、食べ物を減らし、住むところを奪い、貧困を招く。貧困から、食べ物のも奪い合いが起これば、警察権が強大化し、民主政治は、崩壊し、専制政治に逆戻りする。必要なのは、どうすればよいのかを伝える教育である。教育も二面性がある。教育の質が悪ければ、逆効果である。質の高い教育が人間が生きていくためには、必要である。地球温暖化を少しでも、抑制するには、二酸化炭素排出を抑制するのが急務である。では、なぜそうしなければならないのか、どうすればよいのか、それに必要なのが、質に高い教育が必要である。人類は様々な材料を使い、道具を作り、文明を発展させてきた。産業革命以降は、さらに急激に発展してきた。 平常演習 あなたが、昨日排出した、二酸化炭素は、何キログラムであるか、 グループ名 東京特許許可局局長今日急遽休暇拒否 グループメンバー 奈良貴一 野澤こうき 戸田優哉 軽部千楓 澤たくと 鈴木こうが はしもとかずま 自分は、昨日、風邪をひいてしまい、一日中、寝込んでいたので、呼吸した分だけ、二酸化炭素を排出した。調べると、平均して、人が一日に排出する二酸化炭素は、約986gであることが分かった。 授業の復習 今回の授業で、日本では、人口減少、少子高齢化が大きな問題として、取り上げられているが、世界規模で見れば、人口増加が問題になっていることが改めて分かった。この世界と日本で矛盾しているさまが興味深かった。
A.本来地球を破壊したくてしている人は、ほとんどいないだろう。しかし、人間が生きていくためには、少しずつ地球を汚さなければならない。有機水銀は、ぐりにゃーる反応と同じように脊椎動物中枢神経系の神経伝達分室である、グルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。アセチレンの付加反応をより良い収率で、進めるために、触媒に金属水銀が選ばれた。無処理の工場排水に含まれて、海に流された有機水銀化合物は、食物連鎖を経て、濃縮され、大変な被害を引き起こした。地球規模の環境問題や資源問題については、国境が存在しない。政府による警察権を行使しようとすると、国際紛争になりかねない。このような状況で、いかに囚人のジレンマと向き合うか、そこに、技術者としての倫理が問われている。 平常演習 新しい技術を運用するにあたって グループ名 東京特許許可局局長今日急遽休暇拒否 グループメンバー 奈良貴一 野澤こうき 戸田優哉 軽部千楓 澤たくと 鈴木こうが はしもとかずま 自分たちのグループでは、水俣病について考えた。有害性が確認されたら、経済の利益をとるのではなく、市民の安全性を優先する必要がある。 グループでの役割としては、概念が当てはまる。 授業の復習 今回の授業で、今自分たちが豊かに生活できてる裏には、様々な地球の限りある資源によって成り立っていることを、再確認することができた。できるだけ資源を浪費しないように生きて生きた。
A.(1)講義内容の再話 DDTは学生の卒業研究で発見された。殺虫剤として発明したのは、P.H.ミュラー博士(スイス)で、1948年にノーベル医学・生理学賞を受賞している。 DDTの代謝生成物であるDDE、DDAなどは、体内に蓄積され、生物濃縮を起こす。わが国では、1968年(昭和43年)に 農薬(製造販売)会社が自主的に生産を中止し、1971年(昭和46年)には販売が禁止された。世界的にも、環境への懸念から先進国を中心に、2000年までには、40カ国以上でDDTの使用が禁止・制限されている。しかし、その一方で、マラリアが猛威を振るう亜熱帯や熱帯地域の多くの国々では依然としてDDTを必要としている。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 議論の例として水俣病の水銀を選んだ。 水俣病はメチル水銀化合物に汚染された魚介類を長期間たくさん食べることによって起きる中毒性の神経系疾患である。 水銀は600~800で気化させる焙焼処理が一般的である。 技術者は取り扱う物質の性質をしっかり理解することで結果回避や予見をすることができると思った。 メンバー 坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 (3)復習の内容 生物濃縮の恐ろしさを改めて学ぶことができた。殺虫剤を使うことによって代謝生成物が体内に蓄積するという恐ろしいことがわかっているにも関わらず、この物質を使うことを必要とされている国があることはしっかりと対処していかなければならないことだと思った。
A.(1)講義内容の再話 高温で溶かす、劇薬で化学反応を起こす、そんな工場のイメージはとても事故が多そうな感じがするが、実はそうでもない 。 研究開発現場、製造現場、輸送時、製品、廃棄物、と安全は多岐にわたることはよく知られている。 各工場では、安全第一の標語をかかげ、生産能率より安全を優先させ、労働災害の防止につとめながら生産活動にあたたっている。 安全の基本とは、生理・整頓の徹底、無知・未熟な状態で作業しない、一人でやらない、装置・器具・毒物・危険物・ガスの理解、慣れは禁物、緊急時の対応である。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 例として水俣病の水銀を選んだ。 元々水俣病はメチル水銀化合物に汚染された魚介類を長期間にわたり多量に摂取することで発症することで知られる中毒性の神経系疾患である。 水銀は600~800で気化させる焙焼処理が一般的であると知られている。 水俣病の原因物質であるメチル水銀化合物は、アセチレン水付加反応によるアセトアルデヒド製造工程において、アセトアルデヒド生成の副反応で生ずるほか、生成されたアセトアルデヒドと無機水銀イオンの反応によっても生ずる。暫定的耐容週間摂取量(PTWI)を3.3μg/kg 体重から1.6μg/kg体重に引き下げることを勧告したことから、本来この程度の値が人体にとって害であるとわかる。 技術者は取り扱う物質の性質(物性)や過去の事例などをしっかり理解することで結果回避や予見をすることができると我々は考えた。 メンバー 坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 まずいと思う事案として「車」を選んだ。 選んだ理由は、車のリコールがそもそも多いことはもちろんであるが、他の食品や家財道具と違って使用者のみならず、他者へも影響が出る可能性があるからである。 事実として軽く調べたてみたところ、車のリコール隠しが原因となり死者が出た例があり、電気自動車のバッテリー火災などの事故例が存在した。他にも自動運転のシステムソフトウェアのリコール内容が左折する際にまれに急ブレーキがかかってしまう事例などもありました。 車のリコールはエアコンの故障などあまり大きな影響を及ぼさないものもあれば、上記の事例など凶器になりうるような事例まであります。 車両に関してはリコールの詳細を見てみると、外的な要因からリコール対象となるものが多いと感じた。(車両が長時間高温に晒されている状況が続いた時にエアバックが開かなくなる、自動運転システムに障害が生じるなど)よって車両を製造するメーカーはこの変わりゆく外的な要因(気温、降水量)を自社で規定している点検項目や耐久テストの数値をさらに拡大し長期場合分けして点検を行う必要があると感じた。 (3)復習の内容 安全というものがいかに大事なものであるかを学んだ。冒頭の説明で、自分の身が危機にさらされた際に安全装置を作動させようとしたが作動せず、何人もの命が犠牲になったという話を聞いて、安全というものは日々のメンテナンスや訓練などの積み重ねが重要であるということがわかった。
A.(1)講義内容の再話 気候の急激な変動や人口の爆発は、食べものを減らし、住むところを奪う。すると貧困も増える。貧困から、食べものの奪いあいが起これば、警察権が強まり、民主政治は崩壊し、専制政治に逆戻りする。ここで必要になるのは、どうすればいいかを伝える教育である。 教育にも二面性がある。劣悪な教育は不幸な結果を招く。とびきり質の高い教育が必要だ。 次に、その教育を施すのは、私たち自身である。子どもたちに、残してやれる何かを大切にするためにはより質のいい教育があってこそである。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 人間の1年間の排出二酸化炭素量が360Kgであることから1日当たり約1Kgであることがわかった。 昨日は車の運転を約6時間行い、車種は軽自動車であったことまた暖房を使用していたことから大まかな値を算出した。1kmで100gの排出量が平均であったことと、経路においてのの制限速度がおよそ60km/hであったことから約360×100で36000gよって36Kgであった。 風呂に30分入ってたことから、ボイラーの平均二酸化炭素排出量から算出しようとしたがボイラーの明確なメーカーが不明であったため計算不可とする。(ガスコンロやその他家電も同様) よって昨日の二酸化炭素排出量は37kg以上であったことが予想される。 また討論の時間が短かったため班の1人の二酸化炭素排出量を全員で計算した。 二酸化炭素排出量を把握しやすいように工夫された工業製品としてエコワットを挙げる。エコワットはコンセントを差し込み、電化製品につなぐだけで簡単に二酸化炭素排出量を計測することができるものである。電気料金や使用電力も測ることができる。課題としては1200W以上の機器には使用できないことである。この解決策としては、透磁率の高い鉄の使用や、高温に耐えることができる絶縁素材を使うことで解消できると考えた。 二酸化炭素排出を抑制するには、使用していないときに自動で稼働をストップする、または、使用電力量を抑えるものを設計開発するべきである。例えば、自分はこたつを消し忘れたり、電気毛布を消し忘れたりすることが多々ある。24時間つけっぱなしだと中々消費電力は多い。よって人が入っているかいないかで感知して自動で稼働をとめるものを設計開発するといいと感じた。 メンバー 坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 (3)復習の内容 教育というものはいかに子供の成長にとって大事なものであるかを学んだ。自分がこれまで成長してきてこれたのは、自分の両親などのしっかりとした教育があったからこそだと思う。この授業で学んだ教育の重要性をしっかりと頭に入れて、自分の両親のように将来の子供につないでいこうと思う。
A.(1)講義内容の再話 ディジタル化は文字化と言ってかまわない。 印刷技術が宗教改革を起こしたようにディジタル技術が新しい社会へと誘っている。印刷技術は、紙の上の文字を大量に複製できる。インターネットは電子化された文字を大量に一瞬で複製できる。 その結果、見たり聞いたりできるものは、センサーとAD変換でディジタル情報となり、加工され、アクチュエーターとDA変換で、見たり聞いたりできるようになった。 しかし、すべての情報を文字にすることはできないし、あるいはすべきでもない。このことは、たとえば禅の言葉では不立文字と言われ、あるいは法曹界では解釈の問題と言われ、文字が普及して以来ずっと言われてきたことである。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 自分で考えた意見を他人に悪用されないために、自分の情報は自分で守らなければいけないということを教えてくれるポスターでした。このポスターを見たおかげで、他人の作品を盗んだり逆に自分の作品を他人に使わせたりすることを絶対にしないようにしたいと思いました。 メンバー 坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 (3)復習の内容 サイバー犯罪などは自分たちの身近に存在しているということを教えてくれる授業だった。音楽や芸術など、様々な人たちが努力してできた結果のものを簡単に複製できないようにするために著作権というものが存在していると改めて知ることができた。今後はより意識を高めて、著作物などを複製したりなどの犯罪行為をしないだけでなく、周りの人にもいけないことであるということを教えていきたい。
A.(1)講義内容の再話 技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、リスクの評価や、コスト(費用)とのバランスもとる必要がある。 個人的な利益とは何か。価値とは何か。金銭とは何かについて少し理解を深める。損得、メリットとデメリット(メリデメ)などの言い方もする。 物理学が自然がどうなっているか調べるために、序列をつけたり数値にしたりする学問だとすれば、 経済学は人間の価値に序列をつけたり数値にしたりする学問とも言える。値段をつけるてお金にするということは価値を数値にするということとも言えるのである。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 我々は囚人のジレンマを選んだ。 囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。 我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考える。 ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう大きな例であると考える。 メンバー 坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 (3)復習の内容 マルクスの資本論というものを学んだ。金銭とは交換価値の物差しという言葉にすごく納得した。恋人とのデートは自分はいくらお金を積まれてもキャンセルしたくはないため、自分にとってデートは使用価値であることがわかった。
A.(1)講義内容の再話 研究と特許の関係ですが、新しい知見が見出した人は発見者である。 発見が発明になるには、用途に結びつかなければならない。その結びつけを見つけた人、言い換えれば特許性を見出した人が発明者である。 実験をしただけの人は、発見者でも発明者でもなくただの作業者です。 ただの作業者が特許明細書に発明者として名を連ねたりした場合、公文書偽造で特許が無効になりかねない。 特許権の所有者は出願人である。出願や権利の維持費用を負担する人で個人でも法人でもかまわず、発明者と別人でもかまわない。共同名義にする場合は、費用負担割合に応じて権利の持ち分が折半される。発明者が会社員で発明を職務とする場合は、職務発明と言う。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 少しニュアンスは違うのかもしれないが、国鉄の民営化を例に挙げる。 これは第3次中曽根内閣が実施した政策でありJRをはじめとする6つの企業が1987年(昭和62年)4月1日に発足。 結果として国鉄の民営化は日本に対して巨額債務の解消と政治介入の排除をもたらし、各企業に対して経営や運営の自由をもたらした。 理由は、それまで貨物輸送や人員輸送を行うためには運賃や予算など重要な決定事項については、国会の承認が必要だったが、その必要がなくなった。 責任や鉄道の設営の範囲を分割して、より主体性を持ち、使用量に応じた運賃を設定することで赤字を解消した。今まで国の管轄で運営していたために全ての赤字を国債として発行していたが、運営や経営が企業責任になったため国債として処理しなくて良くなった。 メンバー 坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 (3)復習の内容 ルールを定める本来の目的を見失わないことを学んだ。法律を悪者を見つけるためなど私欲のために使っては本来の目的からは遠ざかる。ルールの目的は倫理観であると思った。人の倫理観を正すために倫理観は存在すると思う。
A.(1)講義内容の再話 信教の自由は憲法で保障されている。何を信じるかはその人に委ねられている。しかし信じべからざるものもある。信教の自由は、基本的人権の尊重に基づいている。だから信教の自由と言っても、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならない。憲法では、宗教を定義していない。基本的人権についても定義していない。すべてを法的なものにすることはできないし、あるいはすべきではない。倫理とは法よりさらに深い基本的人権の尊重なのである。 正義を信じた戦争で、敵を殺してもいいのか。自分が相手にしている人にも家族がいることを忘れてはいけない。 国及び地方公共団体が設置する学校では、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならないことになっているから、宗教リテラシーは私立の学校か地域や家庭に委ねることになる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 「頭隠して尻隠さず」 友人にケーキを食べたか確認したところ食べていないと言っていたが口の周りにクリームがついていた。嘘がバレバレだった。 頭隠して尻隠さずとはこのことだ。 メンバー 坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 (3)復習の内容 信教の自由は憲法で保障されていることを学んだ。そのため何を信じようと自分の決めたことは他人に何か言われる筋合いはない。しかし、自由に信教できるからこそ気を付けなければならないこともあると思う。確かに信教することで人生が豊かになったり悩みが解消する人もいるとことはわかっている。だが、何かれ構わず信じすぎることは気づかぬうちに自分の身を滅ぼしたり、自分の人生のどこかに悪影響が生じるかもしれない。このことをしっかりと頭に入れておくことで安全に信教できると思う。
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A.はい 私は本授業をきっかけに将来自分に子供ができたら質のいい教育をしたいと思った。本授業で心に残った中の1つとして、教育にも二面性があることがある。劣悪な教育は不幸な結果を招くというのは考えればすぐに思いつくが、今まで考えたことはあるかと言われたら自信をもって首を縦に振ることはできない。そのため、自分が親の立場になった時に必要になるのは、とびきり質の高い教育をしてあげるためにはどのようなことからしなければいけないのかを考え始めることが大事であるこということは明白である。今まで私は教育を受ける立場だったため、教育を受ける立場の人は何をされたら身について、どのようなことが身につかないのかは今までの人生で身をもって体験している。 今までの生活では、自分の両親などが私を教育し、育ててくれた。私はそんな両親たちに感謝してもしきれない。自分が教育する際は、自分も子供にこんな風に感謝されるくらい大切に教育し、育てたいと思う。 また、学校の先生たちも自分が学生でいる間、ほめるときはほめてくれて、叱る時は叱ってくれる、そんな教育をしてくれた。時には「どうしてこんなことを言われなければいけないのだろう」や「自分はこうおもっているのに」などと思う時もあったが、その気持ちを口に出せたのはほんの少ししかなかった。なので自分が教育する立場になったら、教えられる人の立場になって声を聴いて、この授業で学んだ教育の重要性をしっかりと理解し、自分の両親や先生のように将来の子供につないでいこうと思う。 最後に、先生方、半年間の講義ありがとうございました。
A.はい。 大学を卒業後、技術者として歩むであろう自分にとって倫理に関する知識は非常にためになった。特に、企業の研究開発現場では、成長し、存続していくために絶えず新しい製品や新しい技術を創出する必要があるため、製造現場では定常化された作業が主であるのに対して、研究・開発は非定常作業が中心になる。予期せぬ事態が発生するリスクに備え、十分な準備と異常を見逃さない注意力も要求されることになる。そのような時に、自分の倫理観を見失わないようにしたい。大学を卒業してから学んだ知識を文化や産業の発展のために使うことは重々承知ではあるが、それ以前にそもそも社会にでてから使える専門知識を今の段階で兼ね備えているのかというところに関しては自分自身に対して甚だ疑問である。現段階では、専門知識を学んで吸収することを第一に、卒業後に備えていきたい。その初歩として、研究室における研究活動や論文を読む機会などを軽視せず、学問に深く根差して取り組んでいく。大学以外に関しては、アルバイトや友人関係の人との関わりの中で技術者倫理とは言わずも人としての倫理観を試されるときは必ず来ると思う。そのような時に、高い倫理観を持って行動するようにしたい。特に接客業においては様々な客と会話をし動作を交わすことになると思う。お互いの倫理観が確立している上で客と従業員の気持ちの良いやりとりが成り立っていると思うため、より一層普段の生活においても意識していかなければならない。
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A.(1)霞が関の5番線のホームに入ってきた電車に猛毒のサリンがあり、その危険性に誰も気づきはしなかった。一方で、高橋助役と菱沼助役が車両の外にサリンを運び出すという勇敢な行為をしたことで乗客からの死者はでなかった。東京メトロ千代線の駅事務室前に祭壇が櫃らえられ、毎年サリン事件の日になると追悼に来られる方がいる。地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者たちは、みな優秀な頭脳の持ち主であったにもかかわらず、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと考えていた。なぜ高学歴な人間が教団に入信するのか、倫理と能力は必ずしも相関するとはいえない。 (2)倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 発表要旨としては、骨折り損のくたびれ儲けということわざを選んだ。 主な例としては、試験勉強をしたが最終評価がCだった。 数量限定の商品を買うために長時間並んだが、売り知れてしまって買えなかった。などのような状況があげられる。 (3)復習としてなぜ高学歴の人間がオウム真理教のような教団に入信するのか不思議に思ったので、調べてみた。その結果、理系出身者らは、ある種の無常観を想起したとき、言い換えると、なす術なく死にゆく患者、自分が生きる意味、到達しない真理といった大きな問題に対し、科学が無力であると痛感したときに、オウム真理教の関連本に目が留まるのだというように述べている文を見つけた。能力と倫理を違反する境目は紙一重なのだと思った。
A.(1)フランス革命では、絶対王政から民主主義へ移行するのに多くの血が流れた。絶対王政では、君主がすべての権利を持ち(専制政治)、法を取り締まる国家権力として、強い警察権が発動される一方、 民主主義では、国民が主権を持ち、ほとんどは国民の倫理に委ねられ、「最低限度の規範」だけが、国民から信託を受けた国政が法として定められる。囚人のジレンマ の解決方法としてプレーヤー同士が話し合いをしてルールを定める方法と 政府がルールと罰則規定を定めて利得表そのものを変えてしまう方法がある。 政府が定める方法としては製造物責任法、略してPL法というのがあり、プレーヤー同士が定めるルールとしては国際標準化機構、頭文字をとってISOがある。 (2)技術と法律の関係 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 発表の要旨としては、航空法施行規則の「ドローン等の飛行規則の一部緩和」を選んだ。農業の過疎化が深刻になる中で、除草剤散布といった形で使用されるなど、日本においても注目を集めていたドローンであったが、海外に比べて規制が厳しく、許可、承認の手間などから応用して活用することに難しさがあった。 様々な条件を考慮したうえで規制が緩和されることを通して、個人においての活用も容易になり、ドローンを使用した特殊な撮影といった形でYouTuberなどのクリエイターのすべてにとって利益が期待できるようになった。 (3)復習としては、フランス革命時の絶対王政では、君主がすべての権力を持っているということだったので、フランス革命の身分制度について勉強した。身分制度は アンシャン・レジームで国民は3つの身分に大別されていたようだった。第一身分は、聖職者、第二身分は貴族、第三身分は市民や農民である。このうち第一身分と第二身分はいわゆる特権身分であり、免税特権を持っていた。
A.(1)チャレンジャー号は発射後、右側SRB側方から炎を吹き出し始め、炎が徐々に大きくなり、爆発した。迷走するSRBの先端コーンが外れ、回収パラシュートが開き、SRBは爆破処理された。 (2)ゲーム理論からみた損得と善悪 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 発表の要旨としては、囚人のジレンマを選んだ。 新型コロナウイルスの感染症が蔓延した時に、マスクがなくなる状況が起こった。供給不安が起こっても、マスクの消費量が劇的に増えることはないはずなので、みんなが冷静になって必要な分を必要な時だけ買えば、皆にマスクが行き渡るようになる。 しかし、そうはならなかった。なぜなら、皆が少しずつ買う方が良いと分かっていても、自分のことだけを考えると、買い占めてストックしておいた方が良いからである。 行動によって得られる利益の度合いを数字で表した。AさんとBさんがともにマスクを買い占めた場合、それぞれの利得は80となり、ともに買い占めなかった場合、それぞれの利得は100となることが分かった。 一方、Aさんが買い占めて、Bさんが買い占めなかった場合、Aさんの利得は200でBさんの利得は0、Bさんが買い占めて、Aさんが買い占めなかった場合、Aさんの利得は0でBさんの利得は200となることが分かった。 以上より、自視点で見れば買い占めた方が得ではあるが、公共の福祉の観点を取り入れたときに、マスクが公平に分配されることが最優先であるため、買い占めることなく、必要な時に必要な分だけ買うことが需要と供給のバランスを保つにあたり重要な点となることが分かった。 (3)復習としては、チャレンジャー号が爆破された背景が知りたかったので少しだけ調べた。その結果、技術的な原因は、補助ロケットの接合部分を密閉する部品の欠陥とされていて、部品が破損し、燃料が外部に漏れ出して爆発が起こったということだった。また、製造業者の技術者が危険性を指摘したにもかかわらず責任者の圧力に押されて打ち上げを決定せざるを得なかったというのは授業で習った通りだった。しかし、事故後の調査の過程で、実は、密閉部分の部品は安全基準を逸脱した状態で使われていたことが判明した。さらに、過去の打ち上げでも逸脱が繰り返されていたものの、事故には至っていなかったため、NASAの責任者は「過去の例から見て、このくらいのことなら事故にはならないだろう」と考えたとうことだった。確かに過去の状況を例にとれば、責任者の意思決定も妥当だということが出来るかもしれない。
A.教科書1 研究開発現場での安全について選んだ。企業の研究開発現場では、成長し、存続していくために絶えず新しい製品や新しい技術を創出する必要がある。製造現場では定常化された作業が主であるのに対して、研究・開発は非定常作業が中心になる。予期せぬ事態が発生するリスクに備え、十分な準備と異常を見逃さない注意力も要求される。研究・開発の現場では、そのステップによって安全対策も異なる。化学品の開発を例にとると、①ビーカースケールの基礎・探索研究、②小型試験装置を使って行うベンチ試験、そして、③大型の装置を使って行うパイロット試験などがある。①の基礎・探索研究では、新しい物質、材料を扱うことが多いので、物質と材料に関する調査を、綿密に行うことが重要であると思う。さらに、実験で用いる各種の器具・装置の安全な使用法に精通するとともに、それぞれの実験に応じた保護具や安全装置を使用することが大事になる。 教科書2 品質保証とは何かについて選んだ。品質保証とは、顧客に対し、自社の製品・サービスの品質を保証するため、生産が行う体系的な活動であり、品質管理の目的または中心的な活動で、言い換えれば、「メーカーは顧客に対し”満足する品質を保証すること”を約束し、実現するために社内のルールと体制を作り全社的に活動を行う」ということである。顧客が満足する品質を保証するためには、顧客の声に耳を傾けることが重要であり、それを活かし、改善された製品・サービスを再び迅速に提供することが大事であると思うので、品質保証体系の業務ステップであるアフターサービスは、力を入れなければならないポイントになると思った。 教科書3 2 人と技術と環境を選んだ。今日の技術社会は18世紀後半の第一次産業革命に始まり、現代まで、それぞれの時代に特徴的な技術革新を経て発展してきた。その中でも、現在、研究・開発が進められている自動車の自動運転技術は、交通事故の減少が期待でき、ドローンの空撮による3次元計測データの活用は、農林水産業や建設業、鉱業の生産性に飛躍的な向上をもたらす可能性を秘めている。循環型社会と省エネルギー・省資源への取り組みを通して、すべての国々の人々が満足できる社会を実現することが求められているが、技術者としては環境、エネルギー、人口などにかかわる課題を地球規模でとらえるとともに、高い倫理観を持つ必要があると思う。
A.(1)Winnyは、元東京大学大学院情報理工学系研究科助手の金子勇によって、2002年に開発が始まった。Winny登場以前に、P2P型ファイル共有ソフト「WinMX」が流行しており、音楽やビジネスソフト、マンガの単行本、最新映画のDVD、アイドルのミュージック・ビデオ、PS2のゲームソフトといった市販コンテンツのデジタルデータをインターネット上で入手する行為が行われていた。これらの行為は著作権法の送信可能化権の侵害にあたる違法行為であり、2001年11月には初の摘発事例として学生2人が逮捕され、その後も逮捕者が相次いでいた。Winnyは開発当初から匿名性の高さで注目を集め、Winnyネットワーク上で流通する映画や音楽、ゲームなどの著作物を目的に急激に利用者が増加した。同時に数千億円にも及ぶ被害があったと言われたほどの深刻な著作権侵害が問題視され、わいせつ画像や児童ポルノの流通や、コンピュータウイルスの媒介等、様々な犯罪の温床として、警察の捜査の対象となった。 (2)共有価値の創造 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 発表の要旨としては、技術者にとっての主軸は製品を作ることだが、それを使う際の責任を果たすこともまた重要な役割であるという考えに価値を感じた。例えば、プラスチックを削減したり、ごみを分別したり、あるいは必要外の電気をこまめに消したりすることが挙げられる。 (3)復習としてはP2P型ファイル共有ソフト「WinMX」について調べた。WinMXはNapster互換のプロトコルを利用した中央サーバ型のファイル交換機能と、独自プロトコルを利用したサーバに頼らないピュアP2P型ネットワーク機能の両方を併せ持つ。世界各地にNapster互換サーバが立てられており、誰でも自由にログインできるサーバーから、テーマが決まっている会員制のサーバまで様々なものがある。
A.(1)インドのボパールで殺虫剤事故が起きた。ユニオンカーバイト社のセビンと呼ばれる殺虫剤の原料である、毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。イソシアン酸メチルが漏れていると気づいたのは、作業員の胸の焼ける感じからだった。 ずっと故障したままのセンサーは機能せず、作業員の感覚だけが頼りだった。水と絶対混ぜてはいけないイソシアン酸メチルが、 水といっしょに漏れていることに気づいたスマン・デイは最後の手段であるウォーターカーテンを稼働したが、そのウォーターカーテンは、タンク上部から漏れ出ているイソシアン酸メチルには全く無力で、2500人が死亡した。 (2)リコールを未然に防ごう 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 発表要旨では、まずいと思う事案として、乗用車(テスラ)を選んだ。 選んだ理由として、リコール案件が多いわけではないが、座席ベルトの不具合は、使用者を危険にさらす可能性があることがあげられ、人の命に関わるような技術は、不具合が起こらないよう、様々な視点から検証することが重要であると考えられる。 学んだ専門知識を活かすには 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 石炭利用に伴う公害処理 石炭は、燃焼の際、空気を多量に使うために排ガス量も増加し、NOxも多くなるので、燃焼法に格段の配慮が必要となる。 石炭の燃焼方式として、今日最も期待されるものに流動燃焼方式がある。この方式は微粉炭燃焼に比べて炭種の制限が少なく、粗粉炭でも使用可能で、さらに、燃焼温度が750?900℃であるので、NOxの発生量は比較的少なくなる。 (3)復習としては、実際に映画「祈りの雨」をみた。どうしようもできないスマン・デイのやるせなさにはとても共感できたし、なにより、工場の化学物質の事故が非常に危険なものであるということを再認識できた。
A.(1)断熱材の性能をパラメータ化し、各ハウスメーカーの断熱材を比べた。約15時間外気温と内部の気温を比較した結果、上から一条工務店、三井ホーム、住友林業となり、一条工務店の断熱材が性能として優れていることが分かった。 (2)昨日排出した二酸化炭素量 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 発表の要旨としては、10月の電気料金と東北電力の1kWhあたりの電気料金から一か月あたりの電力量を求め、一日単位に換算したところ17.7kWhであったため、環境家計簿を使って1日当たりの平均二酸化炭素排出量を計算したところ、9.2kgとなった。 (3)復習として、二酸化炭素排出量を減らす取り組みについて調べた。主な取り組みとして何個かあげることができる。1つ目は、冷房の設定温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定することである。カーテンを利用して太陽光の入射を調整したり、クールビズやウォームビズを取り入れたりすることで、冷暖房機に頼らないでも過ごすことができる。2つ目は週2日の往復8キロメートルの車の運転を控えることである。通勤や買い物の際にバスや鉄道、自転車を利用することで、年間で約184キログラムのCO?を削減することが出来る。3つ目は、待機電力を50%削減することである。主電源を切り、長時間使わないときはコンセントを抜くことで、年間で約60キログラムのCO?を削減することが出来る。4つ目はジャーの保温を止めることである。ポットやジャーの保温は利用時間が長いため、多くの電気を消費する。これらを意識するだけでも年間のCO?排出量を削減できるし、節約にもつながると思う。
A.(1)有機水銀はグリニャール反応と同じように、脊椎動物中枢神経系の神経伝達物質であるグルタミン酸に作用して、神経細胞のグルタミン酸受容体の機能を阻害する。これが水俣病の原因物質である。手足の痺れやふらつき、頭痛などが起き町全体が混乱した。症状が悪化し死亡者数も増えたことで、国が研究分析した結果、工場排水が有機水銀を含んでいると明らかにした。 (2)新しい技術を運用するにあたって 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 発表の要旨としては、予見可能性と結果回避義務の議論の例として「アスベスト(石綿)」を選んだ。 アスベストは、耐熱性や防音性、絶縁性など様々な特質を有していることから、非常に有用な鉱物として利用されていた。この特徴から、アスベストの利用態様は様々であったが、特に船舶関係や建材製品に多く利用されていた。アスベストの輸入は、明治20年代から始まり、第二次世界大戦中は一旦輸入が途絶えたものの、戦後また輸入が再開された。日本におけるアスベスト輸入量は、昭和40年代後半(1970?1975年頃)にピークを迎え、年間30万トンを超える量の石綿が輸入されていた。 アスベストを取り扱う工場で働いていた社員や退職者、請負会社の従業員、地域住民の間で、中皮腫など石綿関連疾患の患者が多数発生し、アスベストが肺がんなどを引き起こし、死に至らしめるものであることが露見した。 実際にアスベストを取り扱っていた労働者だけでなく、周辺住民にも被害が及ぶことが明らかになり、アスベスト禁止の風潮がより強まることにより、国は規制に踏み切り、石綿の使用が禁止され、それに伴って石綿の輸入量は減少していき、最終的には、平成18年(2006年)にアスベストの輸入が途絶えた。 この問題にしても技術者がこの騒動を予見することは難しかったであろう。やはり、技術者にできることは、治験などを繰り返し、実験を重ねながら最善を尽くすことだと思う。 (3)復習としては、グリニャール反応を忘れていたので、有機化学の教科書で関係する範囲を15ページ程読み直した。
A.(1)安全と品質管理において事故や不良品の発生は避けなければならない。これらの事態は社会に影響を与えるだけではなく消費者への信頼を失うため製造する上での安全性の確保と製造環境や方法についてしっかりと検討することが必要である。不良品の発生を100%なくすことはかなり難しいことで一定数発生してしまうが、それらが消費者の手に渡る前に廃棄ないし修理するなどといった対応で、出荷する製品に不良品が出ないようにすることが重要である。 (2)メンバー 宮下尚大 水橋卓都 山崎健笑 松澤翔太 佐藤侑吹 私は「4事故防止と安全作業の心構え」について紹介する。 ここでは実験・実習で作業する際事故やケガが発生することがないようにするための心がまえについてまとめてある。 大きく7つに分かれており1つ目は事故防止や安全作業の基本は決まりを守ることであり保護具の装着などが必要な場合はつけるというもの。 2つ目として正しい服装で行うこと。 3つ目は気持ちを集中させ真剣に取り組むこと。 4つ目は実験室などの環境は整理・点検・整頓に努めること。 5つ目は作業中の安全 6つ目は共同作業では周りに配慮すること。 7つ目は万が一事故が起きた場合の対処 この7つです。それぞれ確認すると当たり前ですが一つでもおろそかにしてしまうと事故が起きたときには手遅れになってしまうため意識してと陸必要があることがわかった。 (3)過去の不良品における事案について調査した。
A.(1)かつて日本は環境問題で公害に直面した水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくなど全国各地で発生し公害後もその後遺症などは今もなお続いている。これら公害は工場などの排出液やガスが原因であるため技術者として絶対に繰り返してはならない。 (2)メンバー 宮下尚大 水橋卓都 山崎健笑 松澤翔太 佐藤侑吹 規制緩和の例としてはオンライン診療の規制緩和があげられる。オンライン診療は昨今のコロナウイルス感染症の拡大により電話やICT機器を用いた医師と患者の診察であり、2018年から診療報酬の対象となり導入されたが実施しているのは全体の1%であること、オンライン診療を受けるには事前の対面診断の必要があること、報酬の対象となる疾患が限られていることなど多くの制限が課せられていた。 しかし、時限的規制緩和により対象疾患の縛りなし・初診から診療可・医療機関から調剤薬局への処方箋をFAX患者宅へ配送することなどコロナ感染者の対応だけでなくコロナ以外の疾患においても早期発見など役立っている。 例として「四日市ぜんそく」を選択した。 四日市ぜんそくは、工場の生産活動で大量の亜硫酸ガスが大気中に排出されそれらのガス(二酸化窒素や二酸化炭素)の増加が原因によりぜんそくが多発した。これらを防ぐにはあらかじめ生産活動においてどのような化学物質が排出されるのかを事前に予測検討しそれらが人体にどのような影響を与えるのか、環境にどれほどの影響を与えるのかを評価し認識する必要があると考えられる。 (3)環境問題は地球温暖化などの機構問題だけでなく人口爆発や土地の減少などの社会的な問題と融合した問題であることを認識し、SDGsなどの世界的な活動について調査した。
A.(1)バイオテクノロジーはゲノム医療や遺伝子組み換えなど国の政策や社会の役に立つ重要なこととして注目されているが、一方個人の遺伝情報をどう保護すべきか、生命の人為的な操作はどこまで許されるかなどの倫理的な問題があり、新たな制度や取り組みが必要である。 (2)チーム名 硫黄 メンバー 宮下尚大 水橋卓都 山崎健笑 松澤翔太 佐藤侑吹 前回取り上げたテーマは「四日市ぜんそく」である。 これは工場での生産活動による大量の亜硫酸ガス(硫酸ミスト)によるものでありこれは石炭や石油に含まれる硫黄が燃焼されることによって酸化され二酸化硫黄となる。これら物質を体内に吸収することで気管支炎や気管支ぜんそく、咽喉頭炎などの呼吸器系の病気の原因となる。 このような有害物質を排出しない対策としては水素化脱硫が有効なのではないかと考えた。水素を利用し各種の石油留分を精製することで高温高圧下で水素と共に触媒上に通ずることで硫黄、窒素、酸素、金属などの不純物を含む化合物を分解除去または炭化水素を改質することができる。 例としてはエチルメルカブタンを例にとると C?H?SH + H? → C?H? + H?Sの反応より硫化水素として石油留分を除去することができることがわかる。 リコール対象の事案として「電気ストーブ」を選択した。 リコールの原因としてはストーブ系に関するトラブルは頻繁に発生しているため。 電源コネクタ接続の不具合などによる発煙・発火を引き起こし、火災事故なども発生している。 そのため、開発段階で発火の恐れがないのか長時間使用による耐久性や細かい部品の接続、排熱処理などを十分に検討する必要がある。 先月の把握可能な範囲でプロパンガスと水道からの二酸化炭素排出量を計算するとプロパンガスは1か月9.0m?であるので54㎏、水道は13.0m?であるため4.68㎏である。すなわち1か月で58.68㎏であるので58.68/30=1.956㎏であることがわかった。電気代は把握することができなかったためこの数値は正確ではないがおおよその排出量がわかった。 (3)バイオテクノロジーとしてはES細胞やIPS細胞がありこれらは生化学などで学んだ内容と類似しておりこれらについて調査した。
A.改めて品質管理が目的とすることについて紹介する。 品質とは定義としては品物またはサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための固有の性質・性能の全体とされ言い換えると品物やサービスの良さである。現在は顧客の要求する品質について考えられるようになりさらにそれを生み出す仕事のやり方やしくみの質について高める必要がある。また管理という面ではPDCAサイクルと呼ばれる手法を活用して業務改善につなげ一連の作業を管理することができる。このことから品質管理活動とは品質目標から外れないように維持管理することと顧客に対し品質を保証し満足度を向上させるための改善この2つをうまく組み合わせて改善しては維持、改善しては維持のようにすることで企業は発展進歩していくことがわかる。 私は「技術者による実践的工学倫理」の8章事例から学ぶというトピックから実験廃液というテーマの事例研究を紹介します。 ここでは新しい水性塗料の開発を行う研究所での話である。ある日実験の後始末の際に誤ってビーカーを流しに落としてしまい20mLほど実験廃液が排水溝に流れてしまう。規則では廃液は種別ごと容器に捨てるためAさんは環境管理室へ連絡しヒヤリハットとして処理された。このことがあった翌月に同じ製品の耐候性試験を屋外で実験していた。またここでも後始末の際に試験サンプルの缶をこぼし雨水講に流れ落ちてしまった。この時Bさんは先日のヒヤリハットを思い出したが、報告することをためらいそのままにして帰宅してしまった。その後、夜に軽く雨が降り雨水講の水は研究所内の敷地をそった小川へと流れそれが農業用水として流れ込んでしまい田んぼの水が白濁し大きな影響を与えた。のちにこの時流れたのは先日の廃液に10倍の濃度があることがわかり、実験の後処理は十分に注意し、もし誤って流してしまった場合はすぐに連絡し報告することが重要であることが改めて分かった。 私は「4事故防止と安全作業の心構え」について紹介する。 ここでは実験・実習で作業する際事故やケガが発生することがないようにするための心がまえについてまとめてある。 大きく7つに分かれており1つ目は事故防止や安全作業の基本は決まりを守ることであり保護具の装着などが必要な場合はつけるというもの。 2つ目として正しい服装で行うこと。 3つ目は気持ちを集中させ真剣に取り組むこと。 4つ目は実験室などの環境は整理・点検・整頓に努めること。 5つ目は作業中の安全 6つ目は共同作業では周りに配慮すること。 7つ目は万が一事故が起きた場合の対処 この7つです。それぞれ確認すると当たり前ですが一つでもおろそかにしてしまうと事故が起きたときには手遅れになってしまうため意識してと陸必要があることがわかった。
A.(1)ルールの形式化およびその表現について コンプライアンスと知的財産権についてこれは倫理的な面においては欠かせないテーマである。コンプライアンスは、「法令順守」という意味です。しかし近年は、企業に対する社会的責任(CSR)の重要性の高まりの中、単に法令だけでなく、社会的規範や企業倫理など、企業が活動していく上で求められるさまざまな「規範」「倫理」を含めた内容となっています。また知的財産権は知的活動から生まれた創造物であるため多くの時間や費用をかけて創出されたものです。他人に勝手に使われたり模倣されれば、創造物を軸にした活動の展開を阻害されたり、本来得られるはずだった利益を失うことになるため所有者の財産として権利が保護される必要がある。 (2)メンバー 宮下尚大 水橋卓都 山崎健笑 松澤翔太 佐藤侑吹 改めて品質管理が目的とすることについて紹介する。 品質とは定義としては品物またはサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための固有の性質・性能の全体とされ言い換えると品物やサービスの良さである。現在は顧客の要求する品質について考えられるようになりさらにそれを生み出す仕事のやり方やしくみの質について高める必要がある。また管理という面ではPDCAサイクルと呼ばれる手法を活用して業務改善につなげ一連の作業を管理することができる。このことから品質管理活動とは品質目標から外れないように維持管理することと顧客に対し品質を保証し満足度を向上させるための改善この2つをうまく組み合わせて改善しては維持、改善しては維持のようにすることで企業は発展進歩していくことがわかる。 (3)
A.(1)環境保全や資源問題は地球の未来という視点から技術者だからこそ貢献できることについて考える。経済活動の影響で、環境保全上の支障となる原因になりそうな環境負荷を低減させる取り組みは現在も進む地球温暖化などの気候変動を少しでも遅らせることにつながります。そのため企業などは節電や省エネの導入、ごみなどの廃棄物の減量など身近な活動を行うことが重要である。 (2)メンバー 宮下尚大 水橋卓都 山崎健笑 松澤翔太 佐藤侑吹 私は「技術者による実践的工学倫理」の8章事例から学ぶというトピックから実験廃液というテーマの事例研究を紹介します。 ここでは新しい水性塗料の開発を行う研究所での話である。ある日実験の後始末の際に誤ってビーカーを流しに落としてしまい20mLほど実験廃液が排水溝に流れてしまう。規則では廃液は種別ごと容器に捨てるためAさんは環境管理室へ連絡しヒヤリハットとして処理された。このことがあった翌月に同じ製品の耐候性試験を屋外で実験していた。またここでも後始末の際に試験サンプルの缶をこぼし雨水講に流れ落ちてしまった。この時Bさんは先日のヒヤリハットを思い出したが、報告することをためらいそのままにして帰宅してしまった。その後、夜に軽く雨が降り雨水講の水は研究所内の敷地をそった小川へと流れそれが農業用水として流れ込んでしまい田んぼの水が白濁し大きな影響を与えた。のちにこの時流れたのは先日の廃液に10倍の濃度があることがわかり、実験の後処理は十分に注意し、もし誤って流してしまった場合はすぐに連絡し報告することが重要であることが改めて分かった。 (3)環境保全活動は国内だけでなく世界規模で行われている。日本以外の国の特徴を生かした活動を調査した。
A.(1)技術者が社会にでて活動する上で倫理観を見つけることは重要であり、知識をもった者が正しく知識を使用するために学習する。技術者は専門とする技術についての知識・能力に加えその技術が社会にもたらす影響についての科学的な理解と、その影響を制御する技術についての専門的な知識を持たなければならない。さらに関連する法規についても十分な知識を持たなければならない。専門の内容によっては社会で進行中の議論についても理解を持たなければならない。このような専門技術者に必要な能力・理解・知識を持たない技術者が専門的職務を行うことは工学倫理に反している。そのため技術者に必要な素養を習得することに努力を怠ってはならない。また、この講義は技術者として倫理的に判断する場合格別に高いレベルで行わなければならないことを認識し、そのために必要な知識をみにつけてもらうことにある。技術者という職業は特別な責任を負った専門職であるという意識を持つことが重要。 (2)グループ名:シャーペン メンバー:田島宏倫、杉山晴哉、水橋卓都、宮下尚大、伊藤凛太朗、小林嵩弥 私は「正直者は馬鹿を見る」ということわざを選んだ。 ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが正直なものはルールを守るためかえって損をする。 選挙で金ばらまいた人が当選し、正直に選挙に望んだ人は落選した。 (3)今回学習した倫理観について確認する。これから研究や就職後に技術者として活動する上で正確に倫理的な判断を行えるようにする。
A.(1)「技術者倫理」の中心課題としては、安全や環境などの問題にあるが、安全や環境を守ることはもともと技術者の本業に属している。すなわち、「危険なものを安全に使いこなす知恵」に属し、「それゆえに要求される高い倫理性」の問題ではない。技術者は当然自分が専門とする技術が社会や環境にどのような影響を及ぼすかについて専門的な理解と知識を持たねばならない。そのうえで、その影響をいかにして制御するかについて専門的な理解と知識を持たなければならない。 (2)メンバー 宮下尚大 水橋卓都 山崎健笑 松澤翔太 佐藤侑吹 私は囚人のジレンマについて取り上げる。 ここでは犯罪を犯した2人の人間A,Bがそれぞれ別々の部屋で取り調べを受ける場合について考える。 このとき2人には自白をするのかしないのかの2つの選択肢があり答え方次第で罰が変わります。 ・A,Bどちらか一方だけが自白した場合は自白した方が無罪、しない方は懲役が20年 ・両方自白しない場合どちらも懲役1年 ・2人とも自白した場合どちらも懲役3年 このときこの2人にとって理想的なのは両方自白しないという選択ですが相手がもし自白した場合自分が懲役20年になってしまうというリスクがある。また無罪を得るためにお互い自白してしまうと自白しなかった場合よりも重い刑罰になる。 (3)グループワークで扱った囚人のジレンマ以外にも存在することわざについてアプローチし調査してまとめた。
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A.はい 本授業である「技術者倫理」の講義を受講することで大学卒業後に社会に出て学んだ知識を活かして活動していくために倫理的な見方を養うことが重要であることわかる。技術者によって高機能な物が世に出され、人々がその恩恵を受けています。同時に、過去に経験したことのない科学・技術に関連する事件・事故および企業の不祥事が続発する時代である。技術者は専門領域の知識だけでなく、歴史観と社会性に基づき何はしてよいか、何はしてはならないかを判断し、行動できることが求められています。技術者に関しても様々な法律や政策がありそれを理解した上で社会に持っている技術を使っていくことが重要であると考える。この講義で学んだ倫理は多くの場面で向き合わなければならないことであり社会人としての責任を果たすことの他、法律、規則など決まりごとや世間の慣習に従うものをモラルとすれば、人間としてのモラル、社会人としてのモラル、組織人としてのモラル、技術者としてのモラルが技術者倫理に問われる場面です。 技術者や研究者は、自分たちが開発した技術や製品で社会の高度化に寄与しています。そして寄与の結果に対しても、技術者・研究者は必然的に責任を負っているといえます。この責任は、製品の研究段階から、製品を世に出した後まで、各過程でそれぞれ異なってくるためこれからも意識していきたいと考えている。 私はこの講義をきっかけに「危険物取扱者甲種」の資格について興味が出てきました。この資格は化学系において必須な資格でありエンジニアや材料メーカーなどどこへ就職しても役立つため精進していきたいと考えています。
A.課外報告書について充実したテーマについては「5S活動に取り組む」である。5S活動は掃除や片付けによる職場環境をきれいにする美化活動ではありません。整理・整頓・清掃・清潔・躾を通じて、職場の抱える課題を解決するための改善活動です。5Sによって仕事の質を高め、チーム力を高めることができます。5S活動を確実に成功させるためには5つのことを意識しなければならない。 「5S活動を社員へのしつけとして取り組んでいる」 「5S活動をすることが目的化している」 「5Sの目的・効果を納得できる説明ができる人がいない」 「片付けと整然と並べる整理整頓に終始している」 私は今回のテーマでは自分の「デスク回り」を取り上げる。 書誌情報は「イラスト図解 工場の仕組み」を参考資料として取り組んだ。 要旨については私自身かたずけ、整頓、元の場所に戻すのが非常に苦手であるため今回は5Sと見える化の活動を通して無理のない範囲で行うことを心掛けたい。赤札の開始日時を以下に記す。 今回の活動の実施開始日12月10日 赤札終了日時を以下に記す。 終了日時1月10日 実施直後は改善されるが1週間過ぎるとまた戻り始める。ただ年越しなどがあり再度清掃などを行う機会が作れれたためきれいな気持ちの良い状態を維持できたと思う。 学習時間というよりかはこの課外課題は1か月の期間を有し、継続して行うため時間は確保されたと考える。1か月かけて行った。
A.課外報告書について最も充実したテーマは5S活動の実施です。実施期間は2022年12月14日から2023年2月8日までの期間です。赤札作成実施場所の決定に0.5時間、いらないコスメの分別に1時間、コスメが使用可能な状態か否かの確認に1時間、コスメ収納台及びコスメの清掃に1時間、コスメの収納に0.5時間、レポートの作成に1時間、定期的な(1ヶ月間ほとんど毎日実施)コスメ台・コスメの清掃(ほこりや汚れ)に合計3時間です。実施場所はコスメ台です。緒言は、私の家のコスメ台には使ってない化粧品類がたくさんあり、収納スペースがなくなり困っていたため赤札作成を実行しました。方法は、1)不要なコスメの処分、2)コスメ台の清掃、3)コスメの分類分け、4)分類ごとに分けて収納、5)使用後は必ず元の位置に戻すです。結果は、年末の大掃除の際に赤札作成を実行し、1ヶ月以上経過した2月8日現在でもリバウンドすることなく綺麗な状態を保てています。使いたいコスメが見つからず、探し出すのに時間がかかってしまうということが無くなったため、生産性は向上したと考えます。また、購入から長く時間が経ってしまっているコスメを処分することができたため、衛生面も改善されたと思います。感想は、コスメはほとんど毎日使用するものなので、使用後は定位置に戻すことを意識しなければすぐにリバウンドしてしまうと思い、どんなに忙しくても放置せずに定位置に戻しました。2週間が経過した頃から、意識せずとも定位置に戻すということが癖付いてきたと感じるようになりました。課外報告書での報告は2月8日までの結果となってしまいますが、今後も赤札作成が成功した成果を保ち続けることができるように頑張りたいです。今回赤札作成を実行し、コスメ台が整った状態でメイクをすることができているため、朝から清々しい気持ちを感じることが増えたと感じます。整理整頓を行うことは、気分良く活動することのきっかけになると思います。
A.はい。 本講義では、数々の事故や事件、問題を通して「技術者とは何か」「どのような技術者であるべきか」などについて学んだ。地下鉄サリン事件からは、知識というものは適切な使われ方をすることで人の暮らしを快適で豊かなものにしてくれるが、それが誤った使われ方をされてしまうと、凶器になりうるということを痛感し、チャレンジャー号爆発事故からは、基準を逸脱することが当たり前になってしまうことの恐ろしさを痛感した。また、水俣病やイタイイタイ病などのような公害を防ぐために技術者は、常に疑いの心をもち、疑いが晴れるまで徹底して調査することが必要であることを学んだ。このことは不良品についても言えることであり、リコールの発生を防ぐために耐久性の実験やあらゆる条件下での実験を重ねることでリコールを未然に防ぐことができると考えた。 技術者には、製品化や問題解決のために必要な知識を十分に保有することは勿論、その知識を応用する力、適応力、説明力、問題を解決するために課題を見出す力、理論的に考えそれを実行する力、疑いの心を持つことなど、多くの力が求められると学んだ。逆に言えば、これらの力を十分に保有していない場合は、事件や事故、問題を発生させてしまう可能性が高まるため、技術者であってはいけないと思う。将来、自分が技術者として働く際には、技術者としてあるべき姿である技術者になりたい。そのために、常に努力を惜しまず行動していこうと思う。
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A. 第1回目の講義では地下鉄サリン事件について学んだ。地下鉄サリン事件が起きたのは1995年のことで、自分が生まれる前のことである。この事件は非常に有名な事件なため、すでに時間の内容は知っていたが、今回の講義を通して改めて理解し直すことができた。地下鉄サリン事件で使用された「サリン」の半数致死量は1立方メートル中100mgであり、これは一滴手についたら死んでしまうほどの強い毒である。サリンの製造コストは極めて安く、簡単に大量生産することが可能である。オウム真理教の信者は実際にサリンを製造し、地下鉄駅にばらまいた。 この事件を起こしたオウム真理教の信者は、優秀な頭脳の持ち主であり、化学の知識によってサリンを作り出し、殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのである。 ワークショップでは故事を選んでそれについて調べた。私たちのグループでは「一挙両得」という故事を選んだ。一挙両得とは、一つの行動で二つの利益を得ること、また、少ない労力で多くの利益を得ることである。大学で先輩と仲良くなるなどし人脈を増やすという行動をとることで、大学生活における楽しさが増すと共に、テストや就職活動などに関する有益な情報を得ることができる。これはまさに一挙両得である。 復習では、地下鉄サリン事件についてインターネットで検索し、地下鉄サリン事件について取り上げられている記事を読み、さらに詳しく調べた。知識というものは適切な使われ方をすることで人の暮らしを快適で豊かなものにしてくれるが、それが誤った使われ方をされてしまうと、凶器になりうるということを痛感した。
A. 第3回目の講義では、法とは何か、価値とは何かについて考えた。「法は倫理の最低限度」。これは法と倫理の関係に関する基本原則である。社会におけるルールをすべて法で定めることはないということだ。これだけは国家権力による強制力によって守らせなければならないという「最低限度の規範」だけが法として定められるということである。すべての倫理を法的なものにすることはできない、あるいはすべきでないということを表している。 ワークショップでは、技術と法律の関係について議論した。私たちのグループは栄養ドリンクに関する規制緩和を選んだ。栄養ドリンクの効能は画一的な表現に限定されていた。金額の幅や種類も豊富であるため消費者にとって選びにくい。規制が緩和されることで医学的に認められている範囲で具体的な効果を表示できるようになり、成分の配合など特徴に応じた多様な表示が可能になる。その結果、メーカーにとっては自社の商品をアピールすることにつながり、消費者にとっては今の自分にあった商品を選びやすくなる。 復習では、レ・ミゼラブルのあらすじを読んだ。この物語は数年前に映画で閲覧したことがあるが、当時はストーリーが難しく感じ、あまり理解できなかったということを覚えている。少し大人になった今、改めてこの物語に触れてみたところ、本当に多くのことを考えさせられた。当時の社会情勢や人々の暮らしなどが非常に細かく描写された素晴らしい映画だと実感しました。
A. 第2回目の講義ではチャレンジャー号爆発事故について学んだ。チャレンジャー号爆発事故については事故の名前は知っている程度の知識しかなかったため、この事故について知るきっかけになった。この事故は1986年にアメリカ合衆国のスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員全員が死亡したという事故である。授業で取り上げられた「そろそろ、技術者の帽子を脱いで、経営者の帽子にかぶりかえたまえ」という言葉がすごく印象的だった。 ワークショップでは恋人たちのジレンマを選んび、これについて考えた。対応させる、身近な例として、カップルのデートで彼氏と彼女で行きたい場所が異なるという例を選んだ。彼氏が行きたい場所に行ける利得を10、彼女が行きたい場所に行ける利得を10とする。ここで、カップルで一緒に行動することで利得は+5され、別行動になることで利得は-5されると仮定する。この条件で考えられる行動パターンは3通り存在する。一つ目は、別々で行動して、お互いに行きたい場所に行くパターンである。二つ目は、一緒に行動して、彼女は妥協して彼氏が行きたい場所に行くというパターンである。三つめは、一緒に行動して、彼氏は妥協して彼女が行きたい場所に行くというパターンである。はじめに設定した利得をもとに計算すると、自分の意見を主張して別々に行動するより、どちらかが妥協して一緒に行動する方が幸せであるという結論に至る。 復習では、「チャレンジャー号爆発事故はなぜ起こったか?」という記事を読んだ。基準を逸脱することが当たり前になってしまうことの恐ろしさを痛感した。
A.予告報告書では、教科書のトピックの中から3つ選びそれらについて調べるとともに、考察した。 一つ目は、『専門技術者と技術倫理』を選んだ。技術者に求められる素養には、専門とする技術についての知識・能力、その技術が社会に及ぼす影響とその影響を制御する技術についての専門的な知識、関連する法規についての知識、社会の議論についての理解などが挙げられる。これらすべてを備えた人を専門技術者という。私達工学部生の中には技術者を目指している人が多くいると思う。自分もその一人である。工学倫理に反した技術者にならないためには、学生のうちからより多くの知識習得に努めることが非常に重要であると考える。 二つ目は、『人と技術と環境‐人と技術の歩み』を選んだ。18世紀イギリスにおける産業革命以降、それぞれの時代に特徴的な技術革新を経て社会は著しく発展した。教科書には今後は第4次産業革命が到来し、現在より100倍高速で安定した第5世代通信システム(5G)が普及することが期待されると記載されていた。教科書の予想通り、実際に2020年には商用サービスが開始されて以来、5Gの普及率は増大している。5Gをはじめ、人口知能やIoTの推進により私達の生活はかつてよりも明らか利便性が向上していると思う。今後も時代と共に技術は進歩していくであろうが、技術の進歩と共に環境が退化してしまうことは避けなくてはいけないことだと思う。環境への配慮を最大限に行った上で産業が発展していくことを期待する。 三つ目は、『環境と安全への品質基準』を選んだ。環境にやさしい工場、消費者に安心を与える工場にするためにはISO、HACCEPといった基準を重視する必要がある。ISO9000及びHACCEPは買い手が安心できる生産の仕組みであり、ISO14000は環境に優しい生産の仕組みである。2021年6月からは食品を扱う全事業者に対してHACCEPによる衛生管理の義務化が開始した。また、ISO規格の認証にも注目が集まっている。ISOやHACCEPといった基準を重視する企業が増えることで、顧客からの信頼を確保することができ、この信頼によって企業側の生産活動も活発になると思う。また、地球温暖化が進んだ現代社会において、環境に配慮した仕組みを構築させることは、将来の生活を守ることに繋がるため非常に大切なことであると思う。
A. 第7回目の講義では、バイトテクノロジーと情報技術について学んだ。バイオテクノロジーと情報技術の共通点は自己複製であり、生物は自身で勝手に増える化学物質の集合体である。情報も自身で勝手に増えるものである。そして、エネルギーがある限り、ともに淘汰され利己的なものが生き残る。デジタル化は文字化と言える。印刷技術が宗教改革を起こしたようにディジタル技術が新しい社会へと誘っているのである。印刷技術は、紙の上の文字を大量に複製でき、インターネットは電子化された文字を大量に一瞬で複製できる。しかしながら、すべての情報を文字にすることはできないし、すべきではないのである。 ワークショップでは、友人の書いたポスターを拝見した。私は技術をテーマとしてロボットや飛行機、テレビ、スマホなどの絵をポスターに盛り込んだ。友人の益子さんのポスターには木や地球、エコという言葉などが書かれており、地球を守ることを大切にしているという価値観が伝わってきた。 復習では、デジタル化の歴史についてインターネットを参照し、学んだ。1995年にインターネットが一般的に普及開始し、2001年ごろから ICTインフラの整備がされ、2003年ごろから ICT利活用が推進され、2010年半ばからデジタルデータの利活用がされた。そして、2018年から現在にかけてデジタル社会が構築されている。デジタル化はメリットが多くあるが、その反面デメリットも存在する。そのことを理解した上でデジタル技術を活用していく必要があると考える。
A. 第6回目の講義では未来へ向けてという題目のもと、冷蔵庫の真空断熱材を住宅へ応用した例について学んだ。優れた断熱材であっても、すぐに建築現場で活用できるとは限らず、真空断熱材には絶対に穴を開けてはいけないという大前提がある。真空断熱材は少しでも穴が開けば真空ではなくなるため、断熱性能が一気に下がってしまう。実際に建材として使ってみると、工務店の大工は予想以上に無造作に釘打ちをしていることが判明した。真空断熱材の開発にとって建築施工の現場を知ることが、急務になった。そこで、NEDO プロジェクトによって真空断熱材の未溶着部を熱溶着し10cm 角の多分 割気密構造にした「Chip-Vacua」が生まれた。Chip-Vacuaは真空状態を保つことができるとともに、フレキシブルな形状が可能になった。これにより、住宅用部材・建材としての使いやすさが一気に高まった。 ワークショップでは、ガソリン車で220㎞走行した時の二酸化炭素の排出量を調べた。車種はダイハツのタントで、この車は軽自動車である。ダイハツのサイトによると、WLTCモードでのCO?排出量は110.6g/kmである。よって、220km×110.6g/km=24332gである。よって、調査日の前日は車の走行により約24㎏の二酸化炭素を排出したことが分かった。 復習では、日本ユニセフ協会がSDGsについて書いたサイトを閲覧した。SDGsの取り組みの詳細について知ることができたと共に、SDGsができるまでの過程についても知ることができた。
A. 第5回目の講義では自己と不良品の原因について学んだ。事故の例として1984年に起きたユニオンカーバイドボパール化学工場事故が取り上げられた。これはユニオンカーバイト社の『セビン』と呼ばれる殺虫剤の原料である、 毒性のイソシアン酸メチルが漏出したという事故である。イソシアン酸メチルが漏れていると気がついたのは作業員の胸の焼ける感じからであり、センサーは故障していたため反応しなかった。この話を受け、色々な問題があったと思うが、センサーが故障したままにしてあったという点にも問題があると感じた。 ワークショップでは、ハイアールの炊飯器JJ-M55Dを選んだ。これを選んだ理由は、自分の家でこの炊飯器を使用しており、リコールを受け回収されたばかりだったからである。対象の炊飯器は制御基板の部品の不具合によって、発煙・発火の恐れがある。炊飯器はどの家庭にもある家電であり、毎日使用する人が多いと思うので、炊飯しただけで火事になる恐れがあるというのは非常に危険である。耐久性の実験やあらゆる条件下での実験を重ねることでリコールを未然に防ぐことができると考える。 復習では、化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)について調べた。GHSは化学品の危険有害性ごとに分類基準及びラベルや安全データシートの内容を調和させ、世界的に統一されたルールとして提供するものである。9種類の絵表示があり、爆発性や引火性、急性毒性、 発がん性 水生環境有害性などが挙げられる。
A. 第4回目の講義では、環境保全と資源問題について学んだ。その中で四大公害「水俣病」の恐怖についてが取り上げられた。水俣病は有機水銀中毒による慢性の神経疾患である。アセチレンを原料にしてアセトアルデヒトを製造する過程において、触媒として金属水銀が使われたことが原因である。無処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大きな被害をもたらした。 ワークショップでは、議論の例としてイタイイタイ病を選んだ。この病気は大正時代ごろから発生し、神岡鉱山から排出されたカドミウムが神通川の水や流域を汚染し、汚染された農産物を通して体内に入ることで引き起こされた。 この病気の原因の成分であるカドミウムの毒性については長い間分かっていなかった。毒性の有無が分からない場合は、毒性があることを疑い、調査を徹底する必要がある。このような公害を防ぐために技術者にできることは疑いの心をもち、疑いが晴れるまで徹底して調査することである。 講義内で水俣病が取り上げられ、ワークショップではイタイイタイ病を取り上げて議論したので復習では四大公害のうち、取り上げられていない「新潟水俣病」と「四日市ぜんそく」について調べた。新潟水俣病の原因はメチル水銀汚染であり、第二の水俣病と呼ばれている。四日市ぜんそくの原因は硫黄酸化物による大気汚染である。今後公害を発生させないためにも環境保全活動を最優先に進めるべきであると感じた。
A.リサイクル-環境保全と資源問題 私たちの生活は地球を汚すことから始まっていく。最新の技術は私たちの生活をはるかに豊かにするが、地球は汚れるのだ。 水俣病は有機水銀によって引き起こされる。脊椎動物の中枢神経の神経伝達物質であるグルタミンに作用して機能を阻害するのだ。 生物濃縮によって濃縮された水銀は大きな被害を出したのであった。 現在では排水中の水銀濃度は水質汚濁法により決まっており規格も確立されているのだ。 授業の課題 グループ名:東京特許許可局局長今日急遽休暇許可拒否 私たちの班は水俣病を選んだ。 水俣病は熊本県水俣市でおきた四大公害の一つである。原因は、工場の排水によるメイル水銀が生物濃縮され人の体内に取り込まれたことで発生した郊外である。 水俣病から学ぶ技術者にできることは、有害性が確認された場合、経済の利益をとるのではなく市民の安全を優先することである。 また、全ての可能性を化学的な視点からのみでなく、生物学的や社会的な視点で予見し人類にとって利益を求めることが必要だと考える 四台公害の一つの水俣病について 熊本県水俣湾周辺の化学工場などから川や海に排出されたメチル水銀化合物を摂取した汚染された海産物を長期的に食べた住民に水銀中毒が起こった。 第二次大戦後の高度経済成長期の四大公害として知られ公害の原点である。 また、中毒症状が発生したのは量的問題で起こったとされ、自然界における摂取と排出のバランスの崩壊により発生したのだ。 四大公害はほかにも新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくがある。
A.5.安全と品質管理―事故と不良品の原因― 専門領域は個人にかかる負担が大きいため、慣れるとマンネリ化の原因になりやすい。 安全第一であったとしてもマンネリ化してしまうことで意味をなさなくなるのである。 万が一事故が起こってしまったときにうまく対処できない原因に成り得てくるのである。 マンネリ化を防ぐには、新人が企業に入ることで新鮮さを取り戻すことが出来るのだ。 事故は無知、未熟そして慣れで起こるのだ。つまりいつ起こるかはわからないほど身近にあること認識すべきである。 12.56kg のCO?排出量であった。 Apple「ノートパソコン:15 インチ MacBook Pro バッテリー」 リコール原因:旧型の15インチ型ノートパソコンのうち、一部のバッテリーが過熱し、出火するおそれがあるため。これはまずいと思う理由としては、広く普及しており出火は危ないからである。リコールに至ることを予見できなかった原因として、長期間使用するときの試験運用の不十分が挙げられる。未然に防止するための工夫として、車の車検のように定期メンテナンスのシステムを作成することを提案する。ウイルスなどパソコンを取り巻く環境が悪化しているため、定期メンテナンスの必要性はあると考える。 インド・ボパール殺虫事故 1984年にインドのマディヤ・プラデーシュ州ボパールで発生した化学工場からのガス漏れ事故である。これは世界最悪の産業災害である。 500,000人以上がイソメシアン酸メチルを体内に取り込み死亡した事件である。 この災害の原因とは、産業による排出物の管理を怠ったことによるものである。ではなぜこのような事故が起こってしまったのだろうか。 それは、コストカットによる不安定化に加え技術者たちのマンネリ化が原因である。
A.我々の生活の豊かさはどのようにして実現しているのだろうか。私たちの生活の必需品でもある車はガソリンを用いため、ガソリンを燃焼させることによって発生する二酸化炭素は例にももれず温室効果ガスである。 地球温暖化を引き起こすこのガスに対して我々はどのようにして向き合っていくべきだろうか、またある案にも二面性があることを前提において考えなければならいのだ。もう一度振り返って、未来に向けて考えていくべきである。 授業の課題 私たちのグループでは今起きている地球環境から政治的な問題、原子力についてなど、様々な価値観が見出された。 私の考えでは、今の日本の政治は悪態も程々にして欲しいという意見がメインであった。それに対し周りの意見は、それぞれ関心のある分野が違うこともあり反対、賛成で分けるのは難しいと感じた。 しかし、日本を担うであろう我々は今後どのようにして社会も関わっていくのかが大事であるという意見にまとまり私自身も納得し、これが共有された価値観であると私は考える。 EV化 ではEVを用いていると環境に良いのだろうか、製造や走行以外での使用時から振り返ってみると、製造時にも二酸化炭素が多く発生するのだ。走行時に用いる電力は火力発電を持って製造されているため実際には二酸化炭素が発生しているのだ。また、廃棄時の電池は環境汚染を深刻化している。さらには、リサイクル率の低さも問題視されているのだ。 環境問題の視点から見てガソリンは廃止されつつあるため無理強いをされながらのEV移行である。 もちろん環境面以外のメリットも存在するが、環境問題が懸念されていることによって移行されたEV化は果たして本当に意味があるのだろうか。
A.化学技術には私たちの生活を魅力的なものにする力がある。 それは現代の私たちが過去から学んできたことである。 過去に悲痛な運命になってしまったものなど、現代の日本に足りていないものが過去に潰されてることも事実である。 コピーレフトという言葉がある。これは再分布者が改変しても権利が生じない、フリーソフトウェアを使っていこうということである。 これに習うように、過去に悲しい事件があった。 Winnyの作成者はある学生が作成したものであった。当時それらは時代に先んじたものであり、これが正しく評価されれば今の日本は素晴らしいのも担っていた可能性があった。 作成者はインターネットで結ばれた個人のパソコン間で管理されたサーバーを経ずに、大きなデータ・ファイルを自由に交換することが出来るようになるソフトウェアを開発したが、彼が作成したのもで悪用しる人が現れ、あらぬことか開発者に責任が問われたのである。 包丁を作成した人はその包丁を使って他人が人を殺した時に責任問われるのだろうか、考えなくても明快である。 このようにして、天才は日本によって潰されたのである。 現代はYoutubeのような動画サイトがあったりしているので、Winnyがどのようなものであったかを再話してくれているだろう。 それを見て、現代の人はどう考えるのか、今一度問われるべきであろう。 ポスター作製 私は現代の地球がどのようになっているのかをポスターで示しました。 再エネでは、現代推進されているものであるが、実態はどうなってるのか私たちは知らない。 電気自動車はなぜ、そのように促進されているのか。 それに対して日本の技術の減退を狙っているのだなどの陰謀論なのか本物なのかわからない話や、リチウムイオン電池を作成してもゴミとしてどのように処理されているのか、まだまだこれから浮上してきそうな問題が存在していることが考えられる。このように様々な問題にとらわれている世界を中心にした日本について書いた。 リチウムイオン電池の処理について ここでの問題はたくさんある 現代に普及しているリチウムイオン電池の数は計り知れない ごみ処理施設の火災の原因になることもある。 また、これらを大量に処分しなくてはならない中国では深刻な問題位に成り得る可能性がある 人口に沿う形で増えるリチウムイオン電池を使用している電気製品の数々。それらを着実に適切な形で処分できているだろうか。 二酸化炭素の排出量が最も多い中国では、なぜ多いのだろうかと考えた時に貧富の差による技術の差があるのではないかと思う。 先進国らは十分に活動しているが、大きな国が大きな壁となってきているだろう。 スマホなどはより普及し、誰でも持てる時代である。今後、廃棄物問題が露呈してくるのか見ものである。 そして、日本も例外ではない。再エネによって技術力がことごとく低下し、日本の技術者は海外へ飛び立っていく。電気料金の値上げ、増税による実質年収の低下。日本が後に後進国として名を忘れられるのもそう近くはないのかもしれない
A.私たちの生活は時に事故によって失われる。 それらの事故のリスクをどのようにして提案するのであろうか。 リスクを提案することでその事故自体をふせぐこともできるだろうが、もし莫大な利益や費用が掛かっているときにリスク自体を提案することは困難になってくるだろう。 技術者とはそのリスクを十分に否定できなければ危険であると事故を起こさないように心がけることが大切である。 しかし、技術とはお金などのものらから切り離すことが出来ないという点が存在している。 【平常演習】108. ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:東京特許許可局局長今日急遽休暇許可拒否 恋人たちのジレンマを選んだ。互いにやりたいこと(行きたいところ)が別々の時、恋人であるため一緒に行動することで幸せにはなるが、片方は満足できない。このとき、片一方が妥協することで厚生が最大化するということが恋人たちのジレンマである。電力不足が著しい現代だが、解決しようとすると二酸化炭素の排出量が増える。二酸化炭素の排出量を減らそうとすると電力不足になる。このとき、電力不足を受け入れるか二酸化炭素の排出量を増やすかの二択、または中間択になるが、妥協をすることが解決策になると考える。 チャレンジャー事故 この事故は技術者としての倫理が大きくかかわってくる。 乗組員が全員死亡した痛ましい事件である。もし、この事件を防ぐにはどのような倫理が必要だったのだろう。Oリングが破損した。 気温によるゴムの変化が原因であるが、これらはすでに分かっていたことである。 この事故から学ぶことは多く、私たちがこの技術者だった場合どのように防ぐことが出来るだろうか。
A.私たちの生活は法律によって自由が守られているのである。 前回の第二回で学んだゲーム理論では個人の利益を最大限にしようとするとうまくいかないということを学んだ。これは法律でも同じである。個人が自由を優先したときに周りの人に危害を加えることがあるだろう。 それを防ぐための社会模範、ルール、法律を作り守っていく必要があるのである。 特許法や著作権法が必要になるのは個人が特許を勝手に使って損害を与えた時に損害賠償をしなければならないなどの状況に応じるためである。 グループ名:東京特許許可局局長今日急遽休暇許可却下 私たちの班はセルフ方式のガソリンスタンドを選んだ。 これまでのガソリンスタンドでは消防法により、危険物としての取り扱いとして資格保有者がガソリンを扱えることになっていたが、この消防法の規制緩和によって、私たちが資格を持っていなくてもガソリンが扱えるようになった。 その結果として、セルフガソリンスタンドが生まれ私たちが好きなタイミングでガソリンが随時扱えることで利便性が向上した ゲーム理論とは 社会や自然界における複数主体がかかわる思考決定の問題や相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問であでり、数学者のジョン・フォン・ノイマンらが生み出したものである。 戦術的状況である対象は経済学、政治学などに応用されている。 現代では経済学の中心的役割を担っているが、元来は主流派経済学への批判を目的とした理論であった。
A.たちの国には日本国憲法十三条に保障されているのは基本的人権である 私たちの生活を維持するのには他人を不幸にすることはなしであるということである。 私たち技術者は身に付けた科学技術の知識を不幸に陥れる道具にしてしまわないように今一度考えてみることが大切である。 どんな化学技術は二面性を持っている。 優れた農薬でも使い方を変えれば優れた化学兵器になっていくのである。 自信が事件を起こさないための常識を学ぶことは大切である。 【平常演習】106.倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? 私たちの班は「材大なれば用を為し難し」を選んだ。 大きすぎる材木はしづらく、かえって使いにくいことからあまりにも立派すぎる人は世の中に受け入れられにくいということ。 工業用にダイナマイトを作ったアルフレッド・ベルンハルド・ノーベルも市の商人と呼ばれ民衆から受け入れられなかった。 このように私たちの身の回りの人でも独特な人は存在しているがあまりいい目をされているような印象はない。このことから、人間は同調することは本能的な部分であると私は考えた。 地下鉄サリン事件 1995年に東京都で発生した同時多発テロである 宗教団体のオウム真理教によって引き起こされたこの事件は、営業運転中の車両内で起こった無差別テロ事件である。 サリンという化学兵器が使用されたということは世界的にもまれであった。 これらを作った者は専門知識を持っており、製造をするのにいたったのである。
A.8B2BDE55-F16A-4622-8B0D-EC85DA712F79.jpeg
A.課外報告書で最も充実したと思ったテーマは倫理関連の本を読んで再話したことです。 読んだものは金谷治著「孟子」です。 この本の要旨は、孟子がどのようにして世界に受け入れられていったのか、そして彼はどのようなことを行っていたのかということです。 彼は母による厳粛な教育によって勉学へと励んだのです。 母の教育に対する姿勢はすさまじく、かれを正しく導けるのは環境であると考え、引っ越しも何度も行っていたといわれています。 これは教育上における環境問題として後に語られます。 そんな母に育てられた彼は、遊学を行いました。 旅先で出会った人物とも臆せず堂々を自分の意見を押し付けていったのです。王や賢者、身分など関係なくその意見を述べていきました。 しかし、彼の意見とは戦国時代であった当時にはあまりそぐわない考えでありました。 彼のように意見を用いても相手にしてくてるのはあまりいませんでした。 そんな彼の意見とは、利益を持って戦争するのではない。道徳を持ってさえいればわかるであろう、国を守るために戦争を行ってしまえば自国がなくなってしまうだろうということである。 また、戦争を止めに行くという賢者に対してどのようにするのであろうかと行けば、双方の不利益を述べるのであると答えたのです。片方が聞き入れなければもう一方に行けばよいのですという意見を聞いた彼はそれでは意味がないといったのです。 利益を目的としたときにどのようにして目的へと近づくのかを彼は重視しており、手段をもっと考えるべきだと意見したのです。 彼の意見はすぐには受け入れられなかったのだが、後に国の一つの考えになる孟子として読まれているのです。
A.はい。 私は今回の講義で、様々なことを学びました。 技術者として問われる責任、製造物責任法などが存在し、もし私が製造者として、設計者として活躍した時のことをよく考える機会になりました。 そして、今後の社会に出た時、ここで学べたこもをふんだんに使用して行けるように頑張りたいと思います また、この授業を通して著作権法についてとても興味を持ちました。 最近では、著作権がどのようにどの範囲で適用されるのか。などといった事を調べたり知識として活用する機会も増えてきています。???????のような動画サイトではどのように存在しているのかや、その他のアプリでも関係するのか。薬や音楽にももちろん著作権が存在していることなど、知らないことを知り学ぶことが出来たいい機会になりました。 将来への抱負として 将来恐らくエンジニアとして工場などに勤務することとなると思います。 工場で起きるヒヤリハットなどの事故に繋がることや、権利違反などの内部組織の一員として責任を問われる時があるかもしれません。 その時は、自分の立場がどのようにあろうとも後を考えられる人になりたいです。 また、これから変わっていく権利や考え方をしっかり学び時代に遅れた人間としてではなく、時代に即した人間になっていきたいと思いました。 昔はあーだからなどという言葉で苦労をかけて来こようとする人は少なからずいるかもしれませんが、自分自身を構えて、強気で立ち向かっていきたいと思います。
A.はい。 私はこの技術者倫理の講義を通して、なぜ私たちは大学の講義でさまざまなことを学んでいるのか、学んだことをどう生かして行けばいいのか考えることが出来た。いくらたくさんの知識を得ることができてもこれが仕事、モノづくりに生かすことができなければ講義内容を習った意味が無い、逆に大学に進学したのに知識が無くてはそもそも大学に通った意味がないということが身に染みてわかった。 私はこの技術者倫理の他にもたくさんの講義を積極的に履修することで、偏った専門知識だけではなく、幅広い分野・知識から物事を考えられればと思っている。専門知識をつけ、その分野に特化している人間になることも大切であると思う。そうすることで、効率よく物事を進めることができる。しかし現代は各学問の境界は曖昧になってきており、世の中が求める人物になるためには1つの知識だけではなく、幅広い知識をもち、臨機応変に対応することが大切であると考える。私はそんな人物になり、世の中から必要とされる人になりたい。そのため、この講義でもあった無知にはならないように心がけている。また、学んだことを繰り返し復習することで、この事例にはこれが使える、この事故はこれが原因なのではないかなど自分なりの予測を立てることができるようにしていきたい。何度も出てきた、この反応が分からなければ技術者以外に進むかもう一度化学を学び直した方がいい、という言葉にあるように、その場で使えなければ意味がないと思うため、1度学んだことはそれで終わりでなく、何度も学び直し、もし忘れてしまっても教科書や書籍を読む癖をつけ、自分の知識量をどんどん増やしていきたい。
A.(社)近畿化学協会 工学倫理研究会編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 化学同人 キーワード:事故と安全性 提出日:2022年10月4日 私は事例ファイル08新幹線事故と安全性について取り上げた。理由は、私は交通が好きであること、東日本大震災をはじめ、2022年3月にも地震が発生し、東北新幹線が運転見合わせになったが、早急に運転再開したという事例があったためである。この事例は新潟県中越地震により上越新幹線が脱線したが死傷者が出なかったが、営業運転中の脱線事故は新幹線で初であることで安全神話に疑問が出てきたこと、各新幹線で脱線しても線路から大きく逸脱させない対策が採用されたことである。この事例を読んで、新幹線など現代で幅広く利用されているモノは、先代の教訓より日々協議、改善されていること、モノをつくる技術者も人であり、何らかのミスをしたり、時には自然災害等の不可抗力によりトラブルが起きてしまうことがあることを学んだ。モノをただ作るだけではなく、その後作ってからどのようにするかが大切になり、日々の努力や注意が生活を豊かにするのではないかと感じた。 合格する根拠として、私はこの著書を読むのに約8時間を要した。また、事例研究を行った際に、協和香料化学時間について取り上げたが、それもこの著書より情報を得るために繰り返し読んだためである。この予習報告書に取り組むために早急に教科書を入手し、積極的に読み込むことで、自分の興味があることについて取り上げ、そのことについて深く掘り下げることが出来たと感じた。
A.技術者倫理.pdf
A.講義内容 有機リン農薬は1930年代、ドイツのバイエル社でじゃがいもの害虫駆除剤が開発されたことが始まりである。また、地下鉄サリン事件において使用されたサリンはアセチルコリン分解酵素阻害剤であり、加水分解がはやいため、有髄神経で唯一機能するアミンである。これらはコストが安く、簡単に大量生産が可能である。技術者はエンジニアといい、モノづくりのための応用力と構想力が求められる。技能者はテクノロジストといい、職人技など経験や技術を培う必要がある。研究者はリサーチャーといい、根本や原理発見のための知識や姿勢を必要とする。科学者はサイエンティストといい、根本や原理の他に観察や実験による実証論的手法が必要とされる。これらを培うのにSTEM教育がある。 信教の自由は憲法で保証されている。これは基本的人権の尊重に基づく。すなわち、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならない。国や地方公共団体が設置した学校は特定宗教のための宗教教育、その他の宗教活動をしてはならない。信教と自由は日本国憲法20条で規定されている。 あらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵が必要となる。scienceは誰が言ったかではなく、何が正しいかに基づく。すなわち技術者の無知は倫理違反となる。 グループ名 不明 グループに属した人 五十嵐敬到 佐藤温知 成?舜太 青柳和希 グループ内の役割 調査 1 回目の発表では、道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会 的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、相関があるとは限らない。このようなことを表現 した故事やことわざを発表した。そこで私たちは、「聞いて極楽みて地獄」ということわざ を選んだ。意味としては、人から聞いて極楽のように感じることも、実際にやってみると地 獄のように感じてしまうということである。そこで、就活と受験勉強を比較してどちらが大変かを議論した。 復習内容 ことわざとして「あとは野となれ山となれ」を選んだ。このことわざの意味は、目先のことさえ何とかなれば、後のことはどうでもよいということである。小学生の夏休みの最終日は宿題がたまっており、答えを見ながらでもただ書いて提出する人が多いと思う。これは提出のことだけ考えており、出来や評価は気にしていないことが多い。これは今でもいうことができ、例えば実験などで早く終わして、早く帰るということばかり考え、収率や成功率など考えない人もいる。これはまさにこのことわざを意味しており、技術者として社会に出たとき、データや成果に誤差があっても、気にしないと思う。学生のうちから成功率やデータを気にし、社会に出てから納期を意識しつつ、時間よりも中身を重視できるようになれればと思った。
A.講義内容 フランス革命は絶対王政から民主主義に変わった。絶対王政とは君主が全ての権利を持つ専制政治を行い、法を取り締まる国家権力として強い警察権が発動される政治が行われる。民主主義は国民が権利を持ち、ほとんどは国民の倫理観に委ねられ、最低限度の規範だけが国民から信託をうけた国政が法として定める。ここで、法とは倫理の最低限度である。すなわち全ての倫理は法的にすることは出来ないとされている。よって法やルールは文章にする必要がある。政府がルールを決める方法として製造物責任法があり、プレーヤー同士がルールを決める方法として国際標準化機構のISOや日本工業規格のJISがある。ISOやJIS、食品におけるHACCPはメーカーと消費者が囚人のジレンマに陥らないようにするために定められている。特許権の所有者は出願人であり、権利を譲渡するには権利譲渡書が必要になり、これにより会社から出願することが出来る。 グループ名 不明 グループに属した人 五十嵐敬到 佐藤温知 成?舜太 青柳和希 グループ内の役割 調査 発表要旨 3 回目の授業では、規制緩和について調査した。そこで、道路交通法の中の電動キックボー ド(16 歳以上)の規制について調べた。原付バイクと同じ扱いである電動キックボードも、じきに電動キックボードは免許不要となるようで、最高速度も場所によって変化するとい った規制緩和によって起こりうるリスクも考えられていることがわかった。また、この電動 キックボードは都会に行けば行くにつれて流行っているようで山形県でも導入され始めて いるということも調査によってわかった。 復習内容 復習として、グループディスカッションでも取上げた道路交通法の電動キックボードに関する規制緩和について選んだ。この改正は2024年の4月頃から適用されると思われる。電動キックボードは現在原動機付自転車と同じ扱いのため、免許やヘルメットが必要になり、車道を走行する必要がある。すなわち、18歳以上しか乗ることができない。米沢のような車社会ならともかく、都会のように車をあまり必要としない地域では、電動キックボードのような手軽に移動することが出来る乗り物がないと、特に若い世代が大変になる。また、車道を電動キックボードのような遅いものが走っていたら渋滞のもとや事故のもとにもなりかねない。この改正では16歳以上が乗ることができるようになり、免許も必要なくなる。ヘルメットも必須ではなくなる。また、車道だけでなく、自転車レーン、路側帯を走行可能になる。こうなることで、手軽に乗ることができるようになったり、車道を走行するキックボードが少なくなることで、渋滞や事故が減るのではないかと予想する。したがって、車の運転手や電動キックボードの所有者どちらにもメリットがあると思った。
A.講義内容 イプシロンの爆破では燃料用のシール材として耐寒性が0℃のリングが使われていた。その日の最低気温は-8℃の天気予報であった。そのためガラス転移点を下回ってしまった。ガラス転移点を下回るとゴム弾性が失われ、燃料が漏洩してしまう。それでこの事故が起きてしまった。ファイマンの報告書では人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて報告されている。技術において富、お金、価値、商品とは切り離せない。マルクスの資本論において、価値は使用価値と交換価値に分類される。プロフェッショナルエンジニアとして生活の糧を得るとは工業製品に交換価値を持たせて報酬を得ることである。すなわち工場は黒字でなければならない。 ある行動をすることはゲーム理論と囚人のジレンマが付きまとう。ゲーム理論とはプレーヤーと戦略の選択肢があって、どれを選べばプレーヤーにとってメリットがあるかを計算する数学である。しかし環境問題は個人的利益を最優先する資本主義の自由競争で解決できない。これを囚人のジレンマという。ゲーム理論ではルールを作り、破ったものを処罰する減点方式、ペナルティではなくインセンティブを与える加点方式に分けられる。危険がどの程度が見積もることをリスクマネジメントといい、チャレンジャー事故ではこれができていなかった。 グループ名 不明 グループに属した人 五十嵐敬到 佐藤温知 成?舜太 青柳和希 グループ内の役割 調査 発表要旨 2 回目の授業では、価値を数値で見積もり、どの行動が、最も得なのかを合理的に計算する 数学であるゲーム理論について考えた。そこで、私たちはゲーム理論の中から囚人のジレン マ(共有地の悲劇)を選択して議論した。身近な例として、回転寿司と回らない寿司について 議論した。他にも、「恋人たちのジレンマ」や「旅人のジレンマ」などのゲーム理論があり、 これらのゲーム理論を発表したグループから、それぞれがどのような考えを持っているの かを学ぶことができた。 復習内容 復習として、囚人のジレンマを選んだ。対応させる例として、漁獲量が低下しているサンマについて、サンマの値上がりと消費者との関係を考える。サンマの価格が高騰することで消費者が購入しないようになると、サンマが売れ残るようになり、漁業に携わる生産者の収入が減ってしまう。そうすることで、サンマを収穫する人が減ってしまい、市場にサンマが出回らくなってくる。しかし、値上げをしないと、収穫量が減っているので、最終的にお店や生産者の収入が減ってしまうことになる。漁獲量が減っているという事実を受け入れ、値上がりしても購入するというのが、生産者や販売店、消費者にとって得となるのではないかと考えた。
A.講義内容 バイオテクノロジーと情報技術の共通点として挙げられるのは自己複製である。生物は自分で勝手に増えていき、情報もそうである。ともに淘汰され、利己的なものが増える。これらはエネルギーがある限り続いていく。サイバー攻撃やサイバー犯罪は現実で起こっている。インターネットにおけるファイル交換ソフトとしてウィニーがある。これはインターネットで結ばれた個人のパソコン間で管理されたサーバーを経ずに大きなデータ、ファイルを自由に交換できるようにするソフトウェアである。情報を可視化するにはAD変換とDA変換との相互の変換がある。しかし全ての情報を文字にできないし、すべきではない。2003年にヒトゲノムが完全解読された。卵子、精子は法律上命とは見なされず、取引もされる。これは倫理違反にならないのか問題である。教育にはSTEM教育があるが、STEAM教育というものも出てきている。Artが付け加えられた。データの改ざんには捏造、改ざん、盗用、剽窃、二重投稿、不適切オーサシップ、証拠隠滅などがある。職場でのホウレンソウではなく、会社はザッソウで強くなっていく。 グループに属した人青柳和希 五十嵐敬到 成瀬舜太 佐藤温知 発表内容 技術者倫理のポスター作成 自作しポスターを著作物として扱い、グループ内で共有することで、意見交換、その人の思想について考えた。 復習として、作成したポスターについて考えた。倫理について自分も友達も真っ先に思いついたのが、公害問題であった。社会や産業の発展に技術の発展や科学の発展はなくてはならない。しかし、それだけに焦点を絞ってしまうと、多くのエネルギーをただ使い、廃棄するものは出すだけ出し、人の手で汚していくことになりかねない。そこで、ある程度のルールや規則の中で発展させていくことでこういった問題を無くすことが出来るのではないかと考えたのでは無いかと考える。公害の問題はどういったもので、どこから来たのかというのがイラストを見ればイメージできるようなポスターであった。
A.講義内容 気候変動は人口爆発と関連しており、貧困の原因となる。高校で地学を履修していたひとはほんのひと握りしかいない現在であった。1週間の激しい議論のうち、まとめられたのがブダペスト宣言である。21世紀の科学の責務として、20世紀型の知識のための、平和のための、社会における社会のための、開発のための科学という新しい責務が加えられた。冷蔵庫などの熱サイクルには冷媒が必要である。CO2排出量の規制としてCAFE規制がある。環境や資源の問題は囚人のジレンマに陥るという問題がある。 グループに属した人 五十嵐敬到 成瀬舜太 佐藤温知 発表内容 ディスカッションして提出したが、個人が把握していなかった。 復習内容 自分はその当日自動車にて大学から自宅まで往復40㎞を通学したり、自宅から往復36㎞を往復したりした。自分の所有している車は燃費が20.3㎞/Lであるため、ガソリンを約3.74L消費したことになる。それにより8.68kgの二酸化炭素を排出した。そのほかの二酸化炭素排出量を把握することはできなかった。その理由として、自分は実家で暮らしており、家族7人がいるため、一人ひとりの電気や水道などの消費量を把握することが難しく、計算することができなかったためである。二酸化炭素排出量を把握しやすいよう工夫された工業製品として、直接測定するものは調べられなかったため、間接的に把握することができるものとして電子レンジを取り上げる。最近の電子レンジでは消費電力のほかに使用した時間に伴い、電気料金や電力量などが表示されるものもある。しかし、最新電子レンジが普及しても、二酸化炭素排出量が減らないのは、表示されている内容を事細かに見ないということが挙げられる。また、見てもこんなものかとその場でしか考えないこともある。こういったことを少しでも減らすために、電子レンジを使用した時に音声で知らせてくれたり、二酸化炭素の排出量が一定基準より多くなったときに注意喚起を知らせることができれば、少しでも意識することができるのではないかと考えた。
A.講義内容 ボパール殺虫剤事故はユニオンカーバイト社のセビンと言う殺虫剤の原料のイソシアン酸メチルが漏出したことにより起きた。スマン・デイでは会社の予算が削減されたことで何ヶ月も修理されないまま、漏洩の報告は毎晩であった。そこに水がかかってしまい、被害が拡大してしまった。モノづくりには安全が第一である。それには安全の基本を理解する必要がある。安全衛生活動を阻害する要因はマンネリである。ハインリヒの法則により事故を起こして幸せになる人はいないことがわかる。それにはヒヤリハットを活用する。いいモノづくりを行うには品質が大切だが、品質を良くするには品質管理と品質保証がある。 グループに属した人 佐藤温知 五十嵐敬到 成瀬舜太 発表内容 ディスカッション、提出はしたが、個人が把握できていなかった 復習内容 まずいと思う事案についてハイアールジャパンセールスの「電気炊飯器」を選んだ。選んだ理由は製品が焼損する重大製品事故が発生し、同様の事故発生の可能性があるためと記載されており、使用していると火災につながる可能性があるからである。また、炊飯器を使用しているときはほかの料理をしていることが多く、炊飯器のほうに意識を向けないため、気づかぬうちに大事故が起こりうる可能性もある。こういったことを防止するために、例えば炊飯器側には温度センサなどを取り付けて置き、通常なら起こりえないある一定の温度になったら自動的に停止する安全装置を取り付けたり、技術者が電気的な知識だけではなく、機械、ソフトウェア、制御システムなどの幅広い知識を身に着けるか、製品の開発現場に少なくともこういった専門知識を持つ人が各分野必ず1人以上いる状態にすることで、あらゆる視点から物事を考えられるようにし、製品全体の仕様を把握したうえで背系開発をすべきであると考える。
A.講義内容 有機水銀化合物はグリニャール試薬に構造が似ており、グリニャール反応と同じように中枢神経系の神経伝達物質のグルタミン酸に作用して神経細胞のグルタミン酸受容体の機能阻害をする。この物質が原因とされているのが四大公害病の水俣病である。無処理の工場排水に混ざって流れ出た有機水銀化合物が食物連鎖で濃縮され、人体に影響が出てしまった。排水中の水銀濃度は水質汚濁防止法によりJISで決まっている。 科学技術が発展した現代において、電波資源やエネルギー資源が枯渇してきている問題が出てきている。そこでバイオマス発電などの再生可能エネルギーが普及してきており、エネルギーとネットが繋がってきている。電池は物質とエネルギーを橋渡しし、ネットは情報とエネルギーを橋渡しする。 資源から廃棄物までの流れをサプライチェーンといい、廃棄物を輸出できないとするバーゼル条約がある。特定保健用食品は消費者庁が認可しており、トクホが健康被害になるのではないかといったこともあった。 法には国内法の他に国際法、外国法がある。 グループ名 不明 グループに属した人 五十嵐敬到 佐藤温知 成?舜太 青柳和希 グループ内の役割 調査 発表要旨 4 回目の授業では、新しい技術を運用するにあたって、予見可能性と結果回避義務を果たす ために技術者としてどのような姿勢で学べば良いのかについてピロポンと呼ばれる戦後の 労働で疲れている人たちのために開発された商品について調査した。このピロポンの主成 分はメタンフェタミンであり、覚醒剤の主成分でもある。しかし、メタンフェタミンの副作 用については理解されている部分があらず、ナチスドイツがその副作用に気づき商品は流 通しなくなった。しかし、完全に回収することは不可能で、日本で一番流通している依存性 の物質がメタンフェタミンへとなってしまったということがわかった。 復習内容 復習として、グループディスカッションでも取り上げたメタンフェタミンについて調べた。メタンフェタミンはC10H15Nという化学式で表される。メタンフェタミンは過去に薬として販売、使用されており、「ヒロポン」という商品として流通していた。このヒロポンは現在、覚せい剤に指定されており、「限定的な医療・研究用途での使用」のみに厳しく制限されている。構造は(S)-N-メチル-1-フェニルプロパン-2-アミンとなっている。日本の薬学者の「長野長義」が1888年に麻黄研究物質第33号として合成して、1893年(明治26年)に薬学雑誌に発表した。1919年(大正8年)に緒方章が結晶化に成功した。当時は覚醒作用や依存性などは見られなかったが、ナチスドイツが使用すると精神病か報告され、規制されることとなった。 日本では過去に「ヒロポン」として売られていた過去があり、戦時の勤労状態や工場の能率向上などの目的で使用されていた。現在の薬物使用を占める割合が最も多いことで知られている。このことより、戦時中などの過去は、こういった覚せい剤が一般的に買うことができており、それが商品化されていたことに驚いた。人々は上の偉い人から言われた情報は鵜呑みにする事が多々あり、良い面ばかり目に付いて、これが物質として危険なことだとも知らずにこういったものに手を出してしまうことに繋がっていたと感じた。
A.(1)あなたはその最新技術がもたらす危険を予見できますか? 四大公害「水俣病」で処理の工場排水に混ざって海に流れ出た有機水銀化合物は、食物連鎖を経て濃縮され、大変な被害を出しました。 排水中の水銀濃度は水質汚濁法などの法律で定められています。 また、その分析方法も法律で定められていて、JISで業界規格も定められています。 もし、さらに高精度の分析方法が見つかり、政府に対する働きかけがあれば、法改正されることでしょう。 (2)イタイイタイ病について イタイイタイ病の原因とされる重金属の「カドミウム」が農作物や飲料水に蓄積し、それを長期間摂取することで発症する病気である。 神岡鉱山で掘り出された亜鉛から不純物を取り除く時にでは水にカドミウムが含まれており、その水を神通川に流すことで下流の街に流れた。流域の住民はその水を田んぼや畑で使用し、農作物や飲料水に蓄積することになる。それを長期間摂取することでカドミウム中毒に陥り、骨軟化症や骨粗鬆症になり、簡単に骨折をする症状が出る。 神岡鉱山での不純物を取り除く段階で、カドミウムが出てくることを予測することができたと思う。亜鉛やカドミウムを研究する研究者や有識者に意見を求めることや、危険性がないかの確認を取ることでこの公害病を回避することができたと思う。 化学物質や専門的なものを扱う際に自分の思い込みや、勝手な行動が最悪の事態を引き起こす原因になることがあるため、安易に行動に移すのではなく、徹底的に調べることがとても大切なことなのだと感じた。(3)ワークショップで調べたイタイイタイ病以外の郊外について調べ問題点を考えることで理解を深めた。
A.(1)インド・ボパール殺虫剤事故 ユニオンカーバイト社の『セビン』と呼ばれる殺虫剤(カーバメート系農薬、カルバリル)の原料である、 毒性のイソシアン酸メチルが漏出した。スマン・デイは、会社の予算削減のため、何か月も修理されないコントロールルームにいた。 バルブやパイプからの漏洩の報告は毎晩のことだった。 それでも自分が一時解雇されるよりましだった。 人員削減は保守作業員に向けられ、会社のバッテリー部門からきたまったく経験のないやつが担当していた。スマン・デイは、最後の手段であるウォーターカーテンを稼働した。 そのウォーターカーテンは、タンク上部から漏れ出ているイソシアン酸メチルには全く無力だった。 自分が死にたくなければ、もう遠くまで逃げるしかなかった。 スマン・デイは、助かった。 しかし、スマン・デイが逃げるときに通ったラックに住む人のうち、 2500人が目覚める前に死亡した。バとにかく安全第一。事故を起こしてケガをした人が最初に言う言葉。「すみません」事故はみんなが不幸になります。事故の原因の「知らなかった」をなくすためにも日ごろのコミニュケーションを大切にしよう。 安全衛生活動を阻害する大きな要因である「マンネリ」。とくに危険予知訓練(KYT)は、マンネリ化に陥りやすい。つい「形だけ」「実施しているだけ」になりやすく、通り一遍となる (2)前回選んだテーマであるイタイイタイ病では専門知識を活用できていなかった。専門知識や専門スキルが陳腐化やマンネリ化しないようにするためには定期的に知識の勉強や知識やスキルを題材にした会話を行うことで防げると考えた。 (3)リコール情報を調べるワークショップを授業内で十分に行えなかったため、復習としてこのワークショップを行った。
A.(1) いくら優れた断熱材であっても、すぐに建築現場で活用できるとは限りません。真空断熱材には「絶対に穴を開けてはいけない」という大前提があります。真空断熱材は少しでも穴が開けば真空ではな くなり、断熱性能も一気に下がってしまうからです。ところが、工務店の大工さんたちが予想以上に無造作に釘打ちをしていることが判明しました。そこで、建築施工の現場を知ることが、真空断熱材の開発にとって急務となりました。そこで NEDO プロジェクトでは、ハウスメーカーの協力の下、住宅部材・建材に適した形状を検証し てきました。そうした工夫から生まれたのが、真空断熱材の未溶着部を熱溶着して、10cm 角の多分 割気密構造にした「Chip-Vacua」です。 これならば、たとえ1ヶ所に穴が開いたとしても、他の部分の真空状態を保つことができ、形状によっ ては、折り曲げたり丸めたりといったフレキシブルな形状が可能になります。住宅用部材・建材とし ての使いやすさも一気に高まりました。 あなたは、高校で地学を履修しましたか?もし履修しなかったとすれば、それはなぜですか? 資源、環境、大気、海と言った事柄を取り扱う学問分野は、地学と呼ばれます。持続可能な社会へ向けて世界的な取り組みが進む中、日本の高校教育では、地学を履修する生徒は1.2%でさらに減少しています。地学の教員採用もなく、地学を開講しない高校が増えています。学校があっても地学の先生がおらず、地学の授業を受けられないのです。このような状況にあって、エネルギー資源や環境保全に対する姿勢を育むにはどうしたらよいでしょうか?地球温暖化を少しでも抑制するには、二酸化炭素排出を抑制するのが急務だ。 では、なぜそうしなくてはならないのか。具体的にどうすればいいのか。 それに必要なのは、質の高い教育だ。 (2)昨日排出した二酸化炭素が何キログラムかを調べた。家にあるエアコンなどの代表的な家電の平均二酸化炭素排出量を調べた。集計は時間がなかったため行えなかった。 (3)授業中のワークショップでできなかった二酸化炭素の排出量の集計を行った。
A.(1) 情報技術と工学倫理 サイバー犯罪やサイバー攻撃はもはや現実のものとなっている。 たとえばフォルクスワーゲン自動車のECUに、クルマが検査中であることを察知するソフトウエアを仕込み、検査をかいくぐる不正を行った。 音楽や映画をディジタル化することで完全な複製ができるようになりました。 また機械で簡単に複製できるようになりました。自由に音楽や映画を複製されたのではたまったものではありません。そこで著作者の権利を守るため法律が発達しました。 バイオテクノロジーと工学倫理 2003年、ヒトのゲノム はすべて解読されました。つまり約750メガバイトに、4種類の文字で書かれた20,000行からなるプログラムが記述されているというのがヒトという生き物。 ゲノム解読とは、ヒトのDNAという化学物質に含まれる遺伝情報から、A,T,G,Cの4文字からなる配列、つまりディジタル情報への変換作業と言ってかまいません。ここにはコンピュータと情報技術の発展が大いに貢献しています。 さて、20,000行からなるプログラム、すなわち遺伝情報を解読すれば、そのヒトが生物学的にどんな人生を歩むのかを推定できちゃいます。 たとえば、あなたは、50代で脳卒中で亡くなりますよ、とか。あなたの友人は20代で乳がんになりますよ、とか。 もちろん、あなたのDNAはあなたのものだから、あなたはあなたのDNAについて知る権利があります。多分、あると思います。でもそれを知ることは、ほんとうにみんなを幸せにしますか?ひとりひとりのの尊厳と人権が尊重されますか? 就活で遺伝情報を提出してください、と言われて、提出したら、あなたは20代で乳がんになるので、不採用です、とやってもいいんですか?ということです。 (2)倫理に関するポスターを描き自分なりに倫理というものを表現した。 (3)友達のポスターを選び込められた思いや表現されているものを考え共有価値の創造を行った。
A.(1)事故に遭わなきゃそれでいい。防げる事故は防ぎたい。もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気がありますか?それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認しますか?クリスタ・マコーリフ先生の 世界初めての宇宙からの授業は実現しなかった。しかしそれを見ていた全米の子どもたちが、それを教訓にした。宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、彼女がそれを受け入れる勇気をもっていたことを。 技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そいうったものと切り離すことはできません。一方、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要があります。技術を行使して、 工業製品 を社会に送り出すときは、 享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、リスクの評価や、コスト(費用)とのバランスもとる必要があります。 (2)ゲーム理論から見た損得と善悪というワークショップでヤマアラシのジレンマを調べまとめた。ヤマアラシのジレンマとは、体に針のあるヤマアラシがお互いに身を寄せ合って体を温めようとすると、お互いを傷つけあってしまう。何度も近づいたり離れたりを繰り返し、傷つけあわず、温かい適切な距離感を見つけるという題材のゲームである。 例として友達以上・恋人未満の関係が挙げられる。本当は、お互いに惹かれ合ってるが、今の関係を壊すかもしれないという恐れから自分の本心を打ち明けられない。 (3)授業内の発表であったものなどほかのゲーム理論を調べそこから損得と善悪について考えた。
A.(1)法とは何か。価値とは何か。考えてみる。「法は倫理の最低限度」。これは法学入門で習う、法と倫理の関係に関する基本原則である。要するに、社会におけるルールをすべて法で定めることはない。これだけは国家権力による強制力によって是非とも守らせなければならない「最低限度の規範」だけが、法として定められるという意味である。文章ですべてを表現することはできません。それがすべての倫理を法にすべきではないというひとつの理由でしょう。法律やルールは文章にする必要があります。作文の名手がどんなにがんばったとしても文章の意味の解釈に違い出てきます。 ゲーム理論は、個人の利益を最大限にしようとするとうまくゆかないケースが出てくることを学びました。そのために社会規範、ルール、法律を作ってそれらを守ってゆく必要があるということです。5Sの躾が、それに相当します。 囚人のジレンマの解決方法としてプレーヤー同士が話し合いをしてルールを定める方法と 政府がルールと罰則規定を定めて利得表そのものを変えてしまう方法がありました。 政府が定める方法としては製造物責任法、略してPL法というのがあります。 アナーキーな状態(無政府、無秩序)で知的権利者と利用者の利得表を作ってみましょう。そしてなぜ特許法や著作権法が必要なのか、考察してみましょう。利得表を書き換えるには政府が法律を作って罰するか(ペナルティ)、褒めるか(インセンティブ)しなければなりません。 特許を勝手に使って、損害を与えた場合、損害賠償しなければなりません。そういうことを定めたのが特許法です。 (2)医薬品の規制緩和を選んだ。 以前はドラッグストア、薬局では薬剤師でないと医薬品を販売できなかったため薬剤師不足が問題となっていたが、薬事法の改正により一般用医薬品は薬剤師でなくても登録販売者であれば販売可能になった (3)ワークショップで行った技術に関連した法律をさらに調べることで理解を深めた。
A.(1)技術を担うもの(engineering practitioner)は、知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニアengineer、技能を中核能力とするテクニシャン technician、両者の中間的性格をもつテクノロジストtechnologistの三つの職務に分類されます。職業倫理は医師、弁護士、弁理士、公認会計士、技術士、建築士。などに求められる倫理を言う。技術者の無知は倫理違反である。 もし医者が医学の知識なしに手術を行ったら、倫理違反に問われるだろう。技術者倫理と技術倫理が問われる一例として故意に危害を加えようとして技術を行使した場合がある代表事例としてオウム真理教サリン事件がある。戦争では空中窒素固定法を発明したフリッツ・ハーバーは、まさに天才科学者。でもその天才は毒ガスの父とも呼ばれました。ダイナマイトを発明したノーベルは、まさに天才科学者。でもその天才は死の商人とも呼ばれました。彼らは一体何を信じていたのでしょうか? (2)倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?というワークショップで私たちは朱に交われば赤くなるという言葉を調べた。人は付き合う人によってよくも悪くもなる。能力があっても周りの人が道徳観念や倫理観、あるいは共感性という感性が異常だったらその人の倫理観もねじれていくだろう。 (3)授業後の復習として、授業で扱っていたオウム真理教サリン事件について調べ、問題点を考えた。またワークショップで調べた言葉以外の、能力と倫理観についての言葉を調べてさらに理解を深めた。
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A.はい 技術者倫理の授業を受けたことで技術者とは何なのか、倫理とは何なのかを過去の事例や法律を例に学び、考えることができた。特に印象に残ったことはオウム真理教サリン事件だ。映像を見たり、何がいけなかったのかを学び考えることができた。また、この事件のことは知っていたが、いま化学の専門知識を学んでみて新たに見えた問題点や気付きがあり印象に残っている。また無知は倫理違反という言葉が非常に印象的だった。そのためまず今は知識を学ぶことに専念することが大切だと思った。そこからがやっとスタートラインに立てるのだと感じた。 授業で衝撃だったものでインド・ボパール殺虫剤事故である。この事件の映画の予告編を授業中に見たが。そのなかであった「仕事が欲しけりゃ、黙ってろ」というセリフがすごく複雑な心境にさせられた。おかしいと気づきながらも、職をなくしたくない思いのジレンマが垣間見えた。またインドボパールの事故がなかったら、日本でリチウムイオン二次電池は生まれなかったかもしれないということもしった。これらのことで私は今までで一番倫理観というものについて考えることができた。この授業を受けての将来の抱負として今の時代は技術の発展とともに情報技術やバイオテクノロジーなど新しいテクノロジーが登場する中、倫理が問われているときだと思う。そんなこれからを担う一人の人間、技術者として常に考え、判断し、行動ができようになりたいと思った。
A.はい 半年間授業お疲れ様でした。とても有意義のある授業を受けることができ、とても感謝しています。近代技術とは火などの危険なものを安全に使いこなす知恵であり、そういった倫理的な問題に適切な判断を下す必要があること。工学倫理を意識していても絶えず火災や環境を損なわせる事件が起きているのは工学倫理の確立が未だ不十分であると考えらること。本授業で学んだ「工学倫理」ではそのようなことを学びました。また「品質管理」では品質の考え方が時代とともに変わってきており、製品の品質が規格に合っているかから顧客の要求に合っているかに置き換わっていることに驚きでした。製品の品質がいかに良くとも顧客に合っていなければ何も意味がない、そう捉えられました。その上コストや納期、経済性、生産性などの多角的者の見方や考え方、リスクを想定するなど多くの要因について考えていかなければならないことを知りました。工業技術による国際貢献を読んで近年日本から発展途上国への支援が活発化している理由を知ることができました。ヒトの幸福や環境に準じた政策に関係する技術が蓄積しているのならその基準に満たしていない発展途上国に還元することが大切なのだと知りました。これらのことを研究において役立てたいと思っています。それ以外にも授業演習で調べて分かったジレンマや規制緩和、事件の予見可能性、様々な人との共有価値について新しいことを深く学べました。ありがとうございました。
A.【書誌情報】 ・報告書の題目:5S活動 ・著者:和田弥仁 ・提出日:12月13日 ・キーワード(5語以内):5S活動、赤札作戦 【要旨】 2023年1月4日の私のアパートのリビングテーブル上にある不要なものに対して赤札作戦を実施した。 実施前(赤札を貼る前)の姿では大学の課題に取り組むための紙や鼻をかむようのティッシュなど置いていた。その他にはテレビのリモコンなどを収容したボックスと箱ティッシュ、台拭きもあった。 赤札作戦実施後、鼻をかむようのティッシュ、テレビのリモコンなどを収容したボックスと箱ティッシュ、台拭きそれらに赤札をつけ、取り除とある程度片付いた。1ヶ月後は冬休みに入り、大学の課題などなくなり、あまりリビングテーブルで作業する必要がなくなったためか、かなり綺麗に片付いた。 赤札作戦実施後、もう赤札は見たくない、部屋をものであふれさせたくない、部屋をきれいに片付けると心もすがすがしい気持ちになるということが分かった。今後も定期的に部屋をきれいに片付けるように意識していきたい。 【学習保証時間】 赤札作戦実施前、どこを重点的に片づけたいかを探すのに30分の時間を要した。赤札をつける作業に30分ほど。赤札をつけてから、それらを取り除くために約1時間はかかった。その後1ヶ月間は週に1,2回掃除など し、一回当たりの1.5時間、合計6.75時間は掃除をした。そして赤札作戦実施後1ヶ月が経った。
A.【書誌情報】 ・報告書の題目:倫理にかかわる説話・寓話・逸話を再話してみよう ・著者:和田弥仁 ・提出日:12月13日 ・キーワード(5語以内):孟子 【要旨】 孟子とは古代中国の戦国時代に活躍した思想家の一人で、儒家に分類されます。孟子は仁による統治を重視し武力による統治に反対する一方で、易姓革命の概念を成立させるなど、過激さも持ち合わせていました。 本報告書では孟子が恵王に進言した国の利益、国政のことや詩経、書経のことを現代語で訳した。 ・国の利益について 「王様はどうして利益の話ばかりなさるのです。大事なのは仁義です。 王様が『何か我が国に利益を』と言い出せば、大臣は『何か我が家に利益を』と言い出し、士族や庶民も『何か私に利益を』と言い出すのが当然です。となれば上から下まで、三つ巴になって利益を争い、国が危うくなるでしょう。 詩経、書経について 孟子は言った。 「賢者であるからこそ、このような景色を楽しめます。そうでない者は、いくら美々しい庭園をこしらえても、楽しむことは出来ません。『詩経』にこうあります。”めでたき台を築こうと、地を区切り、土を区切れば、大勢の民がまかり越し、その日のうちに出来上がる。 『書経』湯誓にこうあります。”こんな世の中滅んでしまえ。王が滅んでくれるなら、巻き添え食らって死んでもいい”と。民にここまで恨まれたら、どうして庭園に鳥獣が放し飼いにされていても、楽しみを独り占めできましょうか。」 【学習保証時間】 参考文書として原著に近い新波信書の「孟子」を読み込むだけで10時間はかかった。その後報告書に孟子の内容を自分の言葉(難しい言葉などは自分の言葉では表せなかったが)で打ち込むことで3,4時間ほどかかった。これまで書いてきた報告書の中で一番時間がかかった。
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<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/WebClass/WebClassEssayQuestionAnswer.asp?id=134'>
<q><cite>
総まとめ(技術者倫理2022R04)
</q></cite>
</a>.
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Syllabus.asp?nSyllabusID=11211'>
技術者倫理
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<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID=0'>
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。