大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
A.(1)幸福追求権は基本的人権であり、科学技術を用いて他者を不幸にしてはならない。 (2)優秀な人間ほど他人に相談するのが困難になり、明確な答えを持っている宗教などを信じてしまうと考えた。 (3)ワークショップの内容についてもう一度細かいところまで考えた。
A.(1)講義の再話 自由に幸せに生きるということはとても素敵な言葉です。日本国憲法十三条に保護された幸福追求権は,日本国民全員の権利です。自分一人が自由で幸せになるために,他人を不幸に陥れてはいけませんということです。 例えば,信仰の自由も同じです。オウム真理教サリン事件でオウム信者が宗教の正義のためにとった行動が殺人でした。これは自分たちの自由で宗教に貢献するため,幸せを手に入れるための行動だったのかもしれません。しかし,この事件で多くの人がなくなり,不幸になりました。これでは他人を陥れた幸せになってしまいます。 また,オウム真理教の信者は化学の知識が豊富で,殺人に向いている毒物,サリンを製造することができる人たちでした。憲法で信教の自由が保障されています。ですが信教の自由は基本的人権の尊重に基づいているものになります。ですが行き過ぎた信仰の葉時に倫理観を犯してしまいます。自分の正義を全うするために殺人を犯してしまう,そんな人たちが出てきてしまいます。自分たちに家族がいるのと同じように,敵にももちろん家族はいます。どれだけ敵が醜くあろうと同じ人間なのです。この倫理観こそが法よりも深い基本的人権になるのです。 (2)発表の要旨 優秀というものは分野によって変わってくると私は感じています。例えば学者で優秀な人は誰も発見できなかったことを発見できるような発想と頭の良さを持っています。スポーツで優秀な人は優秀な運動神経と誰にも負けないくらいの努力できる力を持っています。また,倫理観で優秀な人は自分を犠牲にしてまで他人の幸せを望み,他人が幸せであれば自分も幸せというような感情を持っています。 このように分野によって優秀な人は様々です。しかし,どの分野でも共通することがあります。それはどこか欠けているところがあるという点です。スポーツで優秀な人は自分が努力するために,周りとの時間を削ります。学者で優秀な人周りとの関係が薄くなりがちで人の感情,気持ちを考えるの苦手な人がいます。倫理観で優秀な人は自分自身を疎かにします。このよう優秀と呼ばれる人たちは自身の正義を信じ,全うすることができる人たちだと考えます。その正義が倫理に反してしまったり,行き過ぎた正義になってしまい事件を引き起こしてしまうのだと思います。つまり,優秀とは自分の信じた正義を曲げずにまっすぐに生き抜くことができる人だと結論づけます。 (3)復習の内容 倫理観に関してどのような気持ちで科学者たちが危険なものを開発をしたのか,事件を起こす人たちが何を考えて行動をしたのか,ということについて考察をしていきました。 (2)で記したように何か事件を起こしてしまう人たちと科学者の発明には共通点がありました。その共通点が,自身の正義でした。開発をしていく上で人の役に立つかもしれない,事件を起こす理由も,世間を変えたい,信じたものを正当化したい,などという理由から起きた行動です。多少やり方が強引であったり,他人を不幸にしてしまうやり方になっていますがどれも自身の正義が行動を引き起こしているのだと考えました。ただ,やはり自分が幸せになるために,自身の正義を全うするためだという理由でも他人を不幸にしてしまっては倫理に反してしまいます。ですので自身の正義を全うする前に一度立ち止まり,他人を不幸にしないか,陥れるような行動ではないかと立ち止まり考えることがとても大切なことになるのだと感じました。
A.(1) 倫理と法は似て非なるものである。 倫理も法も善悪の判断として使用されるが、倫理は個人個人の思想の下に異なるそれを持つが、法は組織に布かれた普遍の規則である。 よって、技術者倫理は法のように技術者全員が同じ思想を持つものではなく、技術者個々人が「技術者として」技術を人類発展の為だけに利用する上での思想であり、それが倫理と呼ばれる所以である。 技術は使いようによって容易に凶器となり、その凶器によって世界平和を実現できると思い込む技術者も現実に存在した。 地下鉄サリン事件のオウム真理教徒は宗教の教えに基づき世の救済を、ダイナマイトのノーベルや毒ガス開発のハーバーは戦争の抑止力や早期終結を願いそれぞれ技術を凶器へと変えた。 技術者倫理は彼らのような轍を踏まないようにするセーフティネットの一つであるが、それも絶対ではない。 常に過去に学び、真の正しさを自分の中で構築し続ける心が現代の技術者に求められる倫理観である。 (2) 演題:「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」 グループ名:未記録により不明 グループに属していた人:未記録により不明 役割:概念化 原稿内容は未記録により不明。 (3) グループディスカッションにおいて、私は「塞翁が馬」という諺を選び、それを表す経験談として「自分の兄が仕事の失敗で不幸の状態にあるが、後に大成すればこの不幸は幸に転じる為の前段階として捉えられ、一般的な不幸とは言い難くなる」として発表した。 復習としてこの発表について再考察を行った。 まず演題は倫理観と能力の相関であり、幸不幸の話ではない。 よって選択した諺は演題の要求を満たしていないといえる。 また、経験談においても兄の幸不幸についての話であり、諺との関連性はあるが演題としては不適切である。 その上でこれを訂正するならば、諺は「水火を辞せず」だろうか。 意味は「水に溺れ、火に焼かれるような目に遭っても、それをものともしないこと。苦難や危険をかえりみず物事に取り組むこと」である。 経験談もこれに合わせて推敲するならば「私の兄は素行不良な性格故に仕事も失敗が多く安定しない生活が続いているが、諦めない限り機会は巡り続け、いつしか大成することも叶うかもしれない。そうなったとき、素行不良者も大成できる能力を持つ証明となり、倫理観と能力は相関しない一例となるだろう。」が適切ではないだろうか。
A.地下鉄サリン事件を技術者倫理の例として取り上げます. 技術者倫理とはさまざまな専門知識や専門の能力をもった技術者がその力をどのように使うかの倫理を考えることを言います. 地下鉄サリン事件では化学の知識をもった人がその知識を社会の発展のためではなく,人を殺すために使いました.このように専門知識を間違った使い方をしないためにも技術者倫理を学び,倫理違反を犯さないように気を付けることが大切です. ワークショップ課題:グループ名,共同著者はその時近くにいた人とやったためわかりません.役割は調査です. ことわざの「馬鹿と天才は紙一重」ということわざを採用しました. 技術者になるために専門知識,能力を身に着けたものは天才といえるでしょう. しかし,その知識や能力を社会に攻撃する手段としてつかってしまっては馬鹿といえると考えます. したがって,「馬鹿と天才は紙一重」ということわざが技術者倫理の一例として使えると考えました. 復習としてはウェブクラスに課題を提出する際に授業内でみたYouTubeの地下鉄サリン事件の動画を再度見て,提出物が技術者倫理に当てはまっているかを再度考えました.
A.【講義内容の再話】 技術者ならサリンの化学構造式をみて、作れそうだと思う知識があるはずである。サリンの化学構造式をみて、ヤバそうだと思うでしょうか? 地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者のうち、サリンを合成した者たちは皆、優秀な頭脳の持ち主でしたが、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じていた。殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのです。他にもアンモニアの化学合成に成功したハーバーは天才化学者であったが、祖国ナチスドイツを信じ、毒ガスを作ってしまった。 技術者の無知は倫理違反となる。医者が医学の知識なしに手術を行ったら、どうなるか?弁護士が法律の知識なしに裁判に立ち会ったら、どうなるか?どちらも倫理違反となるだろう。同じように技術者が工学の知識なしに技術を行使したら、倫理違反に問われることになる。 【発表の要旨】 [演題]「朱に交われば赤くなる」の実例、[グループ名]仁科、[グループメンバー]岡村陸矢、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、高橋賢一、小林歩夢、[役割]分析、可視化 故事ことわざを調べ、身近な例を考えた。 「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。 意味は「人は付き合う人によって良くも悪くもなる」である。 高校時代はとてもまじめだったのに、大学入学後にできた知り合いに競馬に誘われてからろくに大学に行かず、競馬場に通うようになった人がいる。逆に、高校時代は英語が苦手だったが、大学では英語圏の人に囲まれて英語を話す機会が増え、今では英語ペラペラになった人もいる。 【復習の内容】 「朱に交われば赤くなる」ということわざは「人は付き合う人によって良くも悪くもなる」という意味である。発表とは別の事例を考えた。 私は講義で出された課題は基本的にその日に終わらせており、大学一年の時に一緒に講義を受けていた人は私と一緒に課題をやっていたので、その日に終わらせていたが、私が休学した関係で、課題をギリギリで提出する癖のある人と一緒に講義を受けるようになると、課題も期限ギリギリで提出するようになった。
A.講義内容の再話 倫理と技術者倫理の違いについての講義であった。現代文明は科学技術の上に成り立っている。技術者とはモノづくりにおける発明に携わる職業であり、その影響は発明が普及する、または使われるとき社会に強力に作用するいうならば倫理の中でも知識を有する人間にのみ試される機会が存在する特殊倫理が技術者倫理である。 しかし、その倫理観は知識や学歴、地頭との相関がない。例えば、地下鉄サリン事件ではオウム真理教によりサリンが製造された。その製造に携わった中には旧帝大出身者もおり、頭の良さと倫理観が必ずしも一致しないことを示した。 今回はこの技術者倫理の元となる倫理とは何により決まるのかというのがより深淵な課題であることを理解した。例えば、日本においては自らの信仰について何人たりとも侵害できない。これは日本国憲法によって守れている。しかし、これは誰がどんな宗教を信仰するかを規定できないということは中世のように倫理基盤が定まらないということを意味する。よって、倫理が求められる場面でそれを実行できるかの再現性が乏しくなる。 ワークショップの発表要旨 課題として能力と倫理観は相関性がないということわざを探し発表した。 我々のチームは私たちのグループでは 朱に交われば赤くなるを選んだ。 個人の能力がどうであれ環境次第で変化することを表している。起業家Jim Rohnは あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる という言葉を残しているがこれも同じような意味を表している。 復習の内容 現状の理念や行動などが大いに外部要因によって変わりうる。 実際に私は大学1年生の時に知的交流を目的とするサークルに入っていたことがあるが、あの頃のほうが文理問わない多様な刺激により確実に成長を実感できた。
A.[講義内容の再話] オウム真理教の地下鉄サリン事件は20年前の1995年3月20日に起こりました。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤です。神経の伝達物質であるアセチルコリンを分解してしまうサリンは猛毒です。この真理教の信者たちは非常に頭のいい人物たちでした。だからこそサリンをつくれ、地下鉄にばらまけました。それを殺人という道具に使ったのが間違いでした。どんなに技術者として優れたものでも考え方、使い方次第でヒトを不幸にします。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題は「故事ことわざをしらべてみよう。」です。グループ名、グループに属した人はランダムでグループをつくり会話を楽しんだので覚えていません。私たちの班では、霜を履んで堅氷至るということわざを選びました。私は、事故ことわざを調べるという役割を果たしました。ワークショップ課題で発表したもの以外で二つ候補を出しました。一つは羮に懲りて膾を吹くです。意味はたった一度の失敗に懲りて必要以上に注意深くなることです。 [復習の内容] 霜を履んで堅氷至るということわざを選びました。 霜が降る時期を過ぎれば、やがて氷が硬く張る季節が来る、災難の小さな兆候を見逃がしていると、やがて必ず大きな災難に見舞われることのたとえです。 何かの小さな違和感を見逃すと大きく実態を悪化させることがあるので、よくない違和感を感じたら無視しないようにしたいと思いました。
A.地下鉄サリン事件の実行犯には東大、京大、阪大、東工大、早大、慶應大、筑波大などを卒業した非常に優秀な多くいた。このような人間がオウム真理教に入信し麻原彰晃の教義を信じを実行した。 名古屋大学女子学生殺人事件では成績も優秀で友人も多かった女子学生が毒物で殺人を犯した この二つの事件の共通点は高度な化学的な知識を持った人間がその知識を使って人を傷つけ殺した事である。 この授業では高度な知識と技術を持った人ほど同じように技術者倫理も身につけていなければいけないということを学んだ。 ワークショップ課題では朝三暮四と言うことわざを選んだ。 このことわざは、言葉巧みに人を欺くことと言う意味である。 なぜこのことわざを選んだかというと、地下鉄サリン事件において高度な知識を持った人間が麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと心の底から信じて事件に関わった事からである また、この授業が終わった後、職業倫理に関わる内容として医療現場で行われるトリアージについて調べた。 トリアージとは、医療体制が十分でないとき、出来るだけ多くの人を助けるために絶対に助けられない重症者やすでに心肺停止してしまった患者に長時間関わることはあきらめ、けがの種類や程度を素早く見極めて出来るだけ効率よく適切な医療機関に送り込むことをさす。 患者の救命をを諦めるかどうかの線引きは医者に委ねられる為、これも医者の職業倫理が問われる場面だと考える
A.まず、殺虫剤の化学構造式を見て自分は構造は理解できるが作る事はできなそうだと思った。これを作れるのであれば道徳観をとどめておくのに確かにこの授業は受けるべきだ。しかしこの物質を作る事のできない僕でも様々な技術と事故、そしてその中にあった倫理違反を学び自分が技術者になったときに役立てれるようにしようと思った。例えばオウム真理教の地下鉄サリン事件、この化学兵器を発明したのは東大や京大をはじめとする一流大学出身者がほとんどで大学院まで修めた人もいた。なぜ高等教育を受け、さらにはレベルの高い科学を学んだ人達が麻原彰晃の信仰を信じこのような物質を製造してしまったのか。 なぜこのような事件が起き、またこの事件が起きるまでに技術者は何を考え何を思い人を傷つけてしまったのかを意見交換した。僕は単に洗脳されておりこの物質を作りばらまくことが正しいと教えこんだと思っていた。しかし班員の中にはばらまくことは知らされず、ただ作る事だけを依頼され作っただけ、それがたまたま事件に使われたのではないかという人もいたが、レベルの高い教育を受けてきてなぜその物質を作らされるのか、疑問に思わなかったのかとこちら側が疑問に思う。 危険なものを製造するときは作って終わりではなく、それが何に使われ、悪用されないか、安全であるかまでをしっかりと精査するまでが技術者の責任であり、倫理を学んでいない技術者はもう少し慎重になる必要があると考えた。
A.?講義の再話 どんな科学技術も必ず二面性を持っています。優れた農薬と広く知られていても時には、人を殺す化学兵器となる場合もあるのです。 日本において化学テロと言えば地下鉄サリン事件を考えるでしょう。この事件は1995年3月20日に東京の地下鉄内でサリンをばらまき死傷者を多く出した事件です。 この事件の犯人たちはオーム真理教の信者たちで優秀な頭脳の持ち主でした。そしてこのひと達は殺人が正義であると信じてサリンを地下鉄にばらまいたのでした。 ? ワークショップ課題の発表趣旨 課題:ことわざ 共同著者:澤田楓恋、八角若葉、鳥居香耶、加賀谷春奈、佐藤彩香 ことわざ:葦の髄から天井を除く 意味:細い葦の茎の菅を通して天井をみて、それで天井全体を見たと思うこと。 テスト勉強を自分の納得行くところまで勉強したが、いざテストを受けてみると自分の勉強はとても不十分で抜けも多く、なんとなくで勉強していたんだと感じた時。 ? 復習の内容 今回の授業では地下鉄サリン事件をもとに技術者の倫理観について学んだ。地下鉄サリン事件の犯人たちは頭が良いにもかかわらず宗教にはまり、殺人を正義と考えたことでこのような犯行に至った。つまり人間の頭脳と倫理観は比例しないということだ。私たちは科学者の卵として化学を学ぶ人間として社会や人々の発展のために化学を使用しなくてはいけないということを肝に命じようと考ました。
A.授業の再話 技術者倫理は技術を持っている人のためのものであり、技術者にとって知らないやわからないは倫理違反である。 オウム真理教サリン事件はサリンという神経系に作用する化学物質によるものであり、これには理系の高学歴者が関係し、倫理に関する事件である。 技術者や科学者は人類の発展のため発明を行うが、それが人を傷つけるために用いられてしまうこともある。例として、アルフレッドノーベルのダイナマイトや、フリッツハーバーのアンモニア、毒ガス、などがあり、原子爆弾などもその例である。 発表の要旨 題目は「正直者が馬鹿を見る」で、グループ名は伊藤園、グループに属した人は鎌田潤、掛札涼介、伊藤一真、小室奏斗、大滝飛鳥、役割は執筆である。 内容としては、調べた故事成語やことわざは、正直者が馬鹿を見るである。オンラインテストで教科書を見ないでまじめに解いた人より、教科書を見て解いた人の方が成績が良くなったりするということであり、道徳観や倫理観とは成績が相関がなく感じた。 復習の内容 私は復習として平常演習の倫理観と能力は、必ずしも創刊するとは限らない?に取り組んだ。 調べた故事成語やことわざは正直者が馬鹿を見るで、意味はずるがしこい人がずるい立ち回りをして得をするのに対し、正直な人はかえってひどい目に合うことである。 例は、課題をせず人のものを写したりして、何もせずにいい成績を取り、まじめにやっている人は馬鹿らしくなることである。
A.(1)技術を担うものは、知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニアengineer、技能を中核能力とするテクニシャン technician、両者の中間的性格をもつテクノロジストtechnologistの3つに分類される。 技術者の無知は倫理違反であり、あらゆる場所で適切な人間が専門的な知識を身につけずに仕事をこなしたら、倫理違反に問われることになる。 地下鉄サリン事件を起こしたオーム心理教の信者は麻原彰晃の教義を信じており、殺人が正義だと信じ、 優秀な頭脳を使ってサリンを作り、 サリンを地下鉄にばら撒き、事件を起こした。 (2)頭隠して尻隠さずという言葉を選んだ。意味は欠点の一部を隠しただけで、全部を隠した気になっている愚かさを示している。 僕の友達には馬鹿な人がいる。僕が買ったケーキがなくなっており、その友達に知らないか聞いてみたところ、彼は自信満々に食べていないと答えていたが、口にはクリームがついていた。このことから頭隠して尻隠さずとはこのことだと感じた。 彼は頭脳が優秀で片付けもしっかりして、痕跡が残らないようにしていたが、口にクリームが付いていたことによって愚かさを示しており、今回のテーマにピッタリであった。 (3)地下鉄サリン事件について詳しく調べた。優秀な頭脳者がどうしてサリンをばらまいたのかについて調べた。オウムには生きる意味や、悩み、生きがいなどを探して迷っているうちにたどり着いた人がたくさんいて、麻原教祖が支えになっていて、殺人を働いたのだなと感じました。
A.(1)この講義では技術者倫理の位置づけを学ぶために、オウム真理教のサリン事件や空中窒素固定法を発明したフリッツ・ハーバーを題材に学びました。サリンは自然界には存在しない物質であり、中毒は主にテロやそれに準じる事態で起こることが多いです。 症状としては頭痛、震え、けいれん、脱力、発汗、涙が止まらない、嘔吐、失禁、瞳孔が小さくなる、息苦しい、などが見られることがあります。 診断は病歴と身体診察、採血検査から行います。このような物質を使用したオウム真理教徒たちは、とても優秀な頭脳の持ち主たちで自分たちでこのサリンという物質を作り出し、用いました。また、フリッツ・ハーバーはノーベル賞でハーバーボッシュ法で有名になりました。しかし、世界大戦のときに毒ガスを開発し、最愛の妻に自殺されました。 (2)私は故事成語で技術者倫理のあり方を説明しようとしました。そこで、例に挙げたのが、「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」です。実が入ると稲の穂は重くなって垂れ下がる、学徳が深まれば他の人に対してかえって謙虚になることのたとえということになっています。学徳の意味は学問と徳行ということで、徳行の意味は徳の高い行いということです。つまり、その意味としては学問を修めて、立派な徳の高い行いをする人になるほど、謙虚にかえってなるということです。これを技術者倫理と結びつけると、専門的な知識や技術を必要な時に使い、他人を陥れたり不幸にさせるために用いるべきでなく、謙虚な姿勢でいるべきだと思います。 (3)オウム真理教やハーバーについての記事を読み漁りました。
A.(1)知識を持った技術者がその知識を応用し、実践適用する場合には倫理観が重要となる。例えば、地下鉄サリン事件では大量殺人を起こすための猛毒を高等教育を受けた技術者たちが製造した。治療のために使われる毒や摂取量を守ったうえでの化学物質の使用など、倫理や安全性を守った技術の応用ではなく、確実に人を殺せるというのはわかっていたはずである。しかし、倫理観を失い、己の探求心や信じるもののためにその知識を使うようになってしまった技術者は、誰かから圧力を受けなくても自らの意志で罪を犯してきた。知識を学ぶこと、それを使うことは新しい発見に役立ち、世界に良い影響を与えることもあるが、同時に主観的に知識欲を追い求めるだけではなく、常に客観的な姿勢を持ち与える影響や倫理という観点から進もうとしている方向が本当に正しいかどうか見極める力が必要となる。 (2)「葦の髄から天井を覗く」を選んだ。実体験として、『前日に予習をしっかり行ったので、テスト当日に自信を持って答えた問題が、実際は曖昧な知識で確実な正解ではなかった。』というものが挙げられる。これは技術者として働く際にもあることだと感じる。自らのもつ知識が本当に正しいか、詳細かを常に確認し、周りに相談してから業務に取り組まなければ、それがどのような結果を生もうと確実な一歩を歩むことはできない。 (3)他の倫理観に関わる技術者が起こした事件について調べた。どの事件についてもその技術者に共感することはできなかった。しかし、定期的に見返して常に自分の倫理観を計る指標になるのではないかと感じた。
A.・道徳観や倫理観、あるいは共感性が欠如した個性をもつ人たちがいる。犯罪者ばかりではなく、優秀で、社会的地位の高い人たちの中にも多い。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、優秀な頭脳をもち、化学の知識があったのにもかかわらず、殺人が正義と信じて、サリンを地下鉄駅にばらまいた。信教の自由は憲法で保障されており、何を信じるかはその人に委ねられている。これにより、戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じ、殺人すら正当化される。信仰の自由は、基本的人権の尊重に基づいている。信仰の自由といっても、他人の人権を侵すことを信じてはならない。倫理とは法よりもさらに深い基本的人権の尊重である。経営者や医者、弁護士、技術士などの職業では、その人の個性にかかわらず道徳観念や倫理観-職業倫理(職業に求められる倫理)が求められる。倫理は、もともと道徳観念や倫理観、共感性が弱い人に知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少しでも減らすためにある。 ・グループ名:ガニガニ 班員:小柳日菜子、梅田真衣、清水瑛理香、小松芙羽、木村萌乃 「学者の不身持ち」…口先だけで実行が伴われないこと 例:高校の部活の顧問が、部員には時間を守るように厳しく指導していたのに、顧問はたいてい遅刻してくること。 ・「学者の不身持ち」ということわざを選んだ。口では立派なことを言っても実行が伴わないという意味である。社会のルールを力説する政治家や教師が罪を犯したというニュースをよく目にする。
A.演習題?「哲学と思想―技術者倫理の位置付けー」 グループ名:不明 グループに属した?:五?嵐敬到、佐藤温知、青柳和希 グループ内の役割 調査、議事録 (1)講義内容の再話 技術者倫理はなぜ学ばなければならないのか、我々が技術者になったとして最低限持っておかなければならない倫理観・道徳観はどういったものかに関してを学んだ。 (2)発表要旨 倫理観・道徳観や感性と、人間の能力を視覚化できる所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった要素の間には相関があるとは限らない。 これを例えることわざとして「聞いて極楽みて地獄」ということわざを選択した。 ?から聞いて極楽のように感じることも、実際にやってみると地のように感じてしまう、という意味である。 そこで就活と大学院進学の勉強を?較して、どちらがより?変かを議論した。 (3)復習 復習として「先生と言われるほどの馬鹿でなし」ということわざを選択し、自分なりに教師をひとつの技術者の形としてとらえて考えてみた。 私が小学校にいた頃の話だが、「先生」という肩書きを濫用して生徒に対して理不尽な怒りを持ったり、「私がルールだ」と言わんばかりの横暴を働かせていたりした方がいた。 この時幼いながらに「全ての大人が見本となるような人というわけではないのだ」と理解し、自身は少なくともそういった人間にはならないような生き方をしたい、そう見られない先生になりたいと考えている。
A.[講義の再話] オウム真理教による地下鉄サリン事件は、多くの人々を死の危機に陥れた非常に恐ろしい化学テロである。実行犯やオウム真理教信者の人達は、アセチルコリン分解酵素の阻害剤である猛毒のサリンを地下鉄にばらまくという殺人指示を、正義だと正当化してしまっていた。東大や京大などの高学歴者も入信しており、幹部となったり実行犯や兵器開発に携わった人もいる。ただ知識や技術を身につけたり学歴だけにこだわったりするのではなく、技術者として必要な倫理を身に着けておくことが重要である。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題: 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名: 麦茶 共著者: 中野結楓、蓮沼希、鎌田美貴 役割: 調査 「正直者が馬鹿を見る」という言葉を選びました。 授業の予習を忘れて授業に出た際に、正直に「予習をやっていません」と告げたところ、自分だけ怒られて課題を課されていました。 しかし、予習をやっていないことを黙っていた人達が複数名おり、その人達は怒られるのを免れていて、何も言われませんでした。 正直に話した方がかえって損をしてしまいました。 「正直者が馬鹿を見る」とはこのことだと思いました。 [復習の内容] 地下鉄サリン事件やオウム真理教の信者について改めて調べた。真理教の幹部や事件の実行犯の人は、皆麻原彰晃について洗脳・盲信しており、殺人や事件は正義や善であると思っていた、というように捉えていた。しかし中には、初めはこれらの行為を悪だと思ってためらっていた人や、悪だと思いつつ指示を受けて実行した人もいる、ということを知った。完全に正義だと思い込んで実行していた人は倫理観が欠如していたと思うが、罪悪感や倫理的配慮に苛まれながら、もしくは悪だとわかっていながら実行に及んだ人は、技術者として本来実行を止めるべき人物ではなかったのだろうか。裁判で裁きを受けたが、果たしてそれだけでよかったのか、今後に生かしていくべきだと思う。
A.日本国憲法第十三条に幸福追求権は、国民みんなの基本的人権である。せっかく身につけた、化学技術で、他人の幸福を脅かすことがないようにしよう。有機リン酸系農薬は、1930年代に、ドイツで、ジャガイモの害虫駆除剤として、開発された。ナチスドイツが、強力な化学兵器として、ひそかに研究し、有名なサリン等が開発された。オウム真理教は、このサリンを、大勢に人が毎日利用する、地下鉄内で、大量にばらまいた。犯人たちは、優秀な頭脳の持ち主たちで、あった。それが、教義をしんじてしまい、サリンをばらまいて大量殺人を犯してしまった。なぜであろうか?宗教を信じるのは、個人の自由として認められいるが、それが殺人を肯定する理由にはならない。我々は何を信じればよいのだろうか。 平常演習 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループメンバー 奈良貴一 野澤こうき 戸田優哉 軽部千楓 澤たくと 鈴木こうが はしもとかずま 自分たちのグループは、材大なれば用をたしがたしということわざを選んだ。意味は、大きすぎる材木は、加工しずらく、扱いにくいことから、あまりにも立派な人は、世の中に受け入れられないという意味。自分のグループの中での役割でいうと概念が当てはまる。 授業の復習 今回の授業をうけて、オウム真理教の地下鉄サリン事件以外にも、高学歴の人が、犯してしまった、大きな事件が、何件もあることがしれて、とても興味深かった。
A.(1)講義内容の再話 信教の自由は憲法で保障されている。何を信じるかはその人に委ねられている。しかし信じべからざるものもある。信教の自由は、基本的人権の尊重に基づいている。だから信教の自由と言っても、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならない。憲法では、宗教を定義していない。基本的人権についても定義していない。すべてを法的なものにすることはできないし、あるいはすべきではない。倫理とは法よりさらに深い基本的人権の尊重なのである。 正義を信じた戦争で、敵を殺してもいいのか。自分が相手にしている人にも家族がいることを忘れてはいけない。 国及び地方公共団体が設置する学校では、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならないことになっているから、宗教リテラシーは私立の学校か地域や家庭に委ねることになる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 「頭隠して尻隠さず」 友人にケーキを食べたか確認したところ食べていないと言っていたが口の周りにクリームがついていた。嘘がバレバレだった。 頭隠して尻隠さずとはこのことだ。 メンバー 坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 (3)復習の内容 信教の自由は憲法で保障されていることを学んだ。そのため何を信じようと自分の決めたことは他人に何か言われる筋合いはない。しかし、自由に信教できるからこそ気を付けなければならないこともあると思う。確かに信教することで人生が豊かになったり悩みが解消する人もいるとことはわかっている。だが、何かれ構わず信じすぎることは気づかぬうちに自分の身を滅ぼしたり、自分の人生のどこかに悪影響が生じるかもしれない。このことをしっかりと頭に入れておくことで安全に信教できると思う。
A.(1)霞が関の5番線のホームに入ってきた電車に猛毒のサリンがあり、その危険性に誰も気づきはしなかった。一方で、高橋助役と菱沼助役が車両の外にサリンを運び出すという勇敢な行為をしたことで乗客からの死者はでなかった。東京メトロ千代線の駅事務室前に祭壇が櫃らえられ、毎年サリン事件の日になると追悼に来られる方がいる。地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者たちは、みな優秀な頭脳の持ち主であったにもかかわらず、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと考えていた。なぜ高学歴な人間が教団に入信するのか、倫理と能力は必ずしも相関するとはいえない。 (2)倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 発表要旨としては、骨折り損のくたびれ儲けということわざを選んだ。 主な例としては、試験勉強をしたが最終評価がCだった。 数量限定の商品を買うために長時間並んだが、売り知れてしまって買えなかった。などのような状況があげられる。 (3)復習としてなぜ高学歴の人間がオウム真理教のような教団に入信するのか不思議に思ったので、調べてみた。その結果、理系出身者らは、ある種の無常観を想起したとき、言い換えると、なす術なく死にゆく患者、自分が生きる意味、到達しない真理といった大きな問題に対し、科学が無力であると痛感したときに、オウム真理教の関連本に目が留まるのだというように述べている文を見つけた。能力と倫理を違反する境目は紙一重なのだと思った。
A.(1)技術者が社会にでて活動する上で倫理観を見つけることは重要であり、知識をもった者が正しく知識を使用するために学習する。技術者は専門とする技術についての知識・能力に加えその技術が社会にもたらす影響についての科学的な理解と、その影響を制御する技術についての専門的な知識を持たなければならない。さらに関連する法規についても十分な知識を持たなければならない。専門の内容によっては社会で進行中の議論についても理解を持たなければならない。このような専門技術者に必要な能力・理解・知識を持たない技術者が専門的職務を行うことは工学倫理に反している。そのため技術者に必要な素養を習得することに努力を怠ってはならない。また、この講義は技術者として倫理的に判断する場合格別に高いレベルで行わなければならないことを認識し、そのために必要な知識をみにつけてもらうことにある。技術者という職業は特別な責任を負った専門職であるという意識を持つことが重要。 (2)グループ名:シャーペン メンバー:田島宏倫、杉山晴哉、水橋卓都、宮下尚大、伊藤凛太朗、小林嵩弥 私は「正直者は馬鹿を見る」ということわざを選んだ。 ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが正直なものはルールを守るためかえって損をする。 選挙で金ばらまいた人が当選し、正直に選挙に望んだ人は落選した。 (3)今回学習した倫理観について確認する。これから研究や就職後に技術者として活動する上で正確に倫理的な判断を行えるようにする。
A. 第1回目の講義では地下鉄サリン事件について学んだ。地下鉄サリン事件が起きたのは1995年のことで、自分が生まれる前のことである。この事件は非常に有名な事件なため、すでに時間の内容は知っていたが、今回の講義を通して改めて理解し直すことができた。地下鉄サリン事件で使用された「サリン」の半数致死量は1立方メートル中100mgであり、これは一滴手についたら死んでしまうほどの強い毒である。サリンの製造コストは極めて安く、簡単に大量生産することが可能である。オウム真理教の信者は実際にサリンを製造し、地下鉄駅にばらまいた。 この事件を起こしたオウム真理教の信者は、優秀な頭脳の持ち主であり、化学の知識によってサリンを作り出し、殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのである。 ワークショップでは故事を選んでそれについて調べた。私たちのグループでは「一挙両得」という故事を選んだ。一挙両得とは、一つの行動で二つの利益を得ること、また、少ない労力で多くの利益を得ることである。大学で先輩と仲良くなるなどし人脈を増やすという行動をとることで、大学生活における楽しさが増すと共に、テストや就職活動などに関する有益な情報を得ることができる。これはまさに一挙両得である。 復習では、地下鉄サリン事件についてインターネットで検索し、地下鉄サリン事件について取り上げられている記事を読み、さらに詳しく調べた。知識というものは適切な使われ方をすることで人の暮らしを快適で豊かなものにしてくれるが、それが誤った使われ方をされてしまうと、凶器になりうるということを痛感した。
A.たちの国には日本国憲法十三条に保障されているのは基本的人権である 私たちの生活を維持するのには他人を不幸にすることはなしであるということである。 私たち技術者は身に付けた科学技術の知識を不幸に陥れる道具にしてしまわないように今一度考えてみることが大切である。 どんな化学技術は二面性を持っている。 優れた農薬でも使い方を変えれば優れた化学兵器になっていくのである。 自信が事件を起こさないための常識を学ぶことは大切である。 【平常演習】106.倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? 私たちの班は「材大なれば用を為し難し」を選んだ。 大きすぎる材木はしづらく、かえって使いにくいことからあまりにも立派すぎる人は世の中に受け入れられにくいということ。 工業用にダイナマイトを作ったアルフレッド・ベルンハルド・ノーベルも市の商人と呼ばれ民衆から受け入れられなかった。 このように私たちの身の回りの人でも独特な人は存在しているがあまりいい目をされているような印象はない。このことから、人間は同調することは本能的な部分であると私は考えた。 地下鉄サリン事件 1995年に東京都で発生した同時多発テロである 宗教団体のオウム真理教によって引き起こされたこの事件は、営業運転中の車両内で起こった無差別テロ事件である。 サリンという化学兵器が使用されたということは世界的にもまれであった。 これらを作った者は専門知識を持っており、製造をするのにいたったのである。
A.講義内容 有機リン農薬は1930年代、ドイツのバイエル社でじゃがいもの害虫駆除剤が開発されたことが始まりである。また、地下鉄サリン事件において使用されたサリンはアセチルコリン分解酵素阻害剤であり、加水分解がはやいため、有髄神経で唯一機能するアミンである。これらはコストが安く、簡単に大量生産が可能である。技術者はエンジニアといい、モノづくりのための応用力と構想力が求められる。技能者はテクノロジストといい、職人技など経験や技術を培う必要がある。研究者はリサーチャーといい、根本や原理発見のための知識や姿勢を必要とする。科学者はサイエンティストといい、根本や原理の他に観察や実験による実証論的手法が必要とされる。これらを培うのにSTEM教育がある。 信教の自由は憲法で保証されている。これは基本的人権の尊重に基づく。すなわち、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならない。国や地方公共団体が設置した学校は特定宗教のための宗教教育、その他の宗教活動をしてはならない。信教と自由は日本国憲法20条で規定されている。 あらゆる近代技術は危険なものを安全に使いこなす知恵が必要となる。scienceは誰が言ったかではなく、何が正しいかに基づく。すなわち技術者の無知は倫理違反となる。 グループ名 不明 グループに属した人 五十嵐敬到 佐藤温知 成?舜太 青柳和希 グループ内の役割 調査 1 回目の発表では、道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会 的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、相関があるとは限らない。このようなことを表現 した故事やことわざを発表した。そこで私たちは、「聞いて極楽みて地獄」ということわざ を選んだ。意味としては、人から聞いて極楽のように感じることも、実際にやってみると地 獄のように感じてしまうということである。そこで、就活と受験勉強を比較してどちらが大変かを議論した。 復習内容 ことわざとして「あとは野となれ山となれ」を選んだ。このことわざの意味は、目先のことさえ何とかなれば、後のことはどうでもよいということである。小学生の夏休みの最終日は宿題がたまっており、答えを見ながらでもただ書いて提出する人が多いと思う。これは提出のことだけ考えており、出来や評価は気にしていないことが多い。これは今でもいうことができ、例えば実験などで早く終わして、早く帰るということばかり考え、収率や成功率など考えない人もいる。これはまさにこのことわざを意味しており、技術者として社会に出たとき、データや成果に誤差があっても、気にしないと思う。学生のうちから成功率やデータを気にし、社会に出てから納期を意識しつつ、時間よりも中身を重視できるようになれればと思った。
A.(1)技術を担うもの(engineering practitioner)は、知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニアengineer、技能を中核能力とするテクニシャン technician、両者の中間的性格をもつテクノロジストtechnologistの三つの職務に分類されます。職業倫理は医師、弁護士、弁理士、公認会計士、技術士、建築士。などに求められる倫理を言う。技術者の無知は倫理違反である。 もし医者が医学の知識なしに手術を行ったら、倫理違反に問われるだろう。技術者倫理と技術倫理が問われる一例として故意に危害を加えようとして技術を行使した場合がある代表事例としてオウム真理教サリン事件がある。戦争では空中窒素固定法を発明したフリッツ・ハーバーは、まさに天才科学者。でもその天才は毒ガスの父とも呼ばれました。ダイナマイトを発明したノーベルは、まさに天才科学者。でもその天才は死の商人とも呼ばれました。彼らは一体何を信じていたのでしょうか? (2)倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?というワークショップで私たちは朱に交われば赤くなるという言葉を調べた。人は付き合う人によってよくも悪くもなる。能力があっても周りの人が道徳観念や倫理観、あるいは共感性という感性が異常だったらその人の倫理観もねじれていくだろう。 (3)授業後の復習として、授業で扱っていたオウム真理教サリン事件について調べ、問題点を考えた。またワークショップで調べた言葉以外の、能力と倫理観についての言葉を調べてさらに理解を深めた。
A.【講義の再話】(200文字程度以上) 倫理的な問題を講じる上でオウム真理教による地下鉄サリン事件が有名です。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主でした。その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じていました。殺人が正義だと信じており、不幸なことに彼らは化学の知識がありました。サリンを作ることがで、殺人が正義だと信じ、サリンを地下鉄にばらまいたのです。 【発表の要旨】(200文字程度以上) ・演題:【平常演習】106.倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? ・グループ名:モジャタイセイVer2 ・共著者名:島田伸吾、小杉泰世、遠藤竜也、峯田愛杜、滝沢一輝、高橋燎平 ・役割:会計 私たちのグループは「馬鹿と天才は紙一重」を選びました。 馬鹿と天才では常識にとらわれない点である意味では同じ意味を持つといわれています。天才は常人では想像もつかない着眼点から優れた研究や作品を生み出しますが、その着眼点があまりにも常識とかけ離れているために、常識を知らない馬鹿と見分けがつかないと言われています。 天才は総じて馬鹿から生まれるものですが、馬鹿が全て天才ではないという事実が世の理不尽を表していたりもします。 【復習の内容】(200文字程度以上) 地下鉄サリン事件の後遺症について調べました。 広島大学によると、研究グループは地下鉄サリン事件の被害者のうち、約12%に当たる747人(男性412人、女性335人)が事件5年後の2000年から2009年までに受けた検診時アンケートの結果を解析しました。その結果、身体的後遺症では、倦怠感や目のかすみを6割以上、遠くや近くが見えにくい症状を6割前後、頭痛やめまいを4割以上が訴え、年月が経過しても減少することはなかった。精神的後遺症では、5割以上が忘れっぽい、3割以上が落ち着かない、3割前後が怖い夢を見ると答えていた。
A. オウムサリン事件は1995年3月20日に起きた。オウム真理教の信者たちにより、地下鉄駅にサリンがばらまかれたことで、犠牲者が出た。サリンは強い毒であり、一滴手についただけで死んでしまう。オウム真理教には東大、京大などの高学歴な人が入信していて、化学の知識が豊富にあった。そのため化学兵器を開発することができた。信者たちは殺人を正義だと信じていたため、その知識が殺人のために使われてしまった。高学歴の人が事件を起こした例は他にもある。道徳観念や倫理観等が欠如した人の中には高学歴者も多く、犯罪に繋がることもある。 水は方円の器に随うということわざを選んだ。人は環境や友人によって良くも悪くも変わるということのたとえである。韓非子に「人君なる者は猶盂のごときなり。民は猶水のごときなり。盂方なれば水方に、盂圜なれば水圜なり」という言葉がある。他人との関わりが自分に影響を与えるように自分の行動が他人に影響を与えることもあるため、他人との関わりで行いや考え方などが変わることや変えてしまうことがあるということができる。犯罪を起こしてしまった人は、始めからそういう考え方の人もいれば、他人からの影響を受けて犯罪を起こす人もいるのではないかと思う。人との関わりで自分に自信が持てるようになったり、相手が自分から良い影響を受けられたりしたら良いと思う。また、自分の良くない面が関わった人に影響を与えないようにしたいと思う。
A.1.講義内容の再話 みなさんはオウム真理教サリン事件をご存知でしょうか。どんな科学技術も二面性を持ち合わせています。優れた農薬も化学兵器になりうるのです。例として、1930年、有機リン系農薬はドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発されました。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が協力であり、農薬よりも化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成されました。どんなに優れた技術を持ち合わせていても、それを殺人等に使用することは倫理観に反します。この道徳観をとどめておくのにこの講義は役立つでしょう。 2.発表の主旨 私の私の班は正直者は馬鹿を見るということわざを選んだ。 中学生の時に自習を行うのを忘れてしまい、先生に正直に自習を忘れたと自分から言いに行ってしまった。後になって自習を行なっていなかった人が沢山いてその日はなぜか自習をしたかの確認が行われなかった。 このことから、正直者は馬鹿を見るとはこの事なんだと思った。 3.復習の内容 今回私は、サリンの合成方法について調べた。 順序は次のようであった。 1. 液体のメタノールに水分が混ざらないように注意しながら、固体の三塩化リンを適量解かす。 2. 圧力に耐える密閉容器に入れて、密閉する。 3. 適当な熱を加えながら、適切に攪拌を続ける。 4. 適当な時間が経過した後、ボンベの蓋を開ける。 5. この時、高圧気体の塩化水素を適切に排気する必要がある。 6. この第一段階の反応の目的物質3亜リン酸トリメチルは液体である。合成が完了した時点でMeOHに解けた状態である。 7. P(OMe)3の沸点は111℃。MeOHの沸点は65℃この沸点の差を利用して、分留する。 8. 分留が完了したら、これを次の反応の材料として用いることが出来る。
A.(1)サリンというアセチルコリン分解酵素の阻害剤があり、この半数致死量は1立方メートル100mgという強い毒である。1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件ではオウム真理教の信者がこのサリンを地下鉄にばらまいた事件である。この信者たちは知識を持つ優秀な人物だったためにサリンを作ることができましたが、それを自分が信じた誤った教義のために使い関係のない人々を殺した。 信教の自由は憲法で保障されているが、それは他人の基本的人権を侵していいものではない。法律では宗教や基本的人権について詳しく定義されていないし全てを定義付けすることはできない。そのため道徳や倫理を身につけ技術や知識を正しく使うことが必要である。 名古屋大学女子大学生殺人事件では、化学に興味を持ち友人に毒物である硫酸タリウムを飲ませ中毒症状を観察しようとした。これは純粋な興味であり悪気はなかった。事件後反省しなければならないが反省の意味がぴんと来ないというような発言をしている。このような犯罪を起こす人以外にも道徳観念や倫理観、共感性が欠如した人がいる。それは個性でありそのような人はむしろ優秀で社会的地位の高い人も多い。そのような個性も持つ人たちが選ぶことの多いといわれる職業には経営者や医師などがあるが、そのような職業ではその人の個性に関わらず道徳観や倫理が求められる。このような職業に求められる倫理を職業倫理と言い、知識としてこのことを教えるために開講されるのが技術者倫理である。 (2)学者の不身持ち 口先だけで行動が伴わないこと。 ダイエットや勉強をやると宣言したのに行動にうつさないなど。 (3)倫理観や共感性が欠如した人がいること、またそれは個性であり倫理を学べば誤った道を歩まずに済むかの知れないということを復習した。
A.(1) 哲学と思想について、技術者倫理の位置づけを学んだ。倫理の1つとして地下鉄サリン事件について取り上げた。化学技術は二面性を持っていて、優れた農薬は化学兵器になる。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。アセチルコリンは加水分解が早いので有髄神経で唯一機能するアミンである。よって、サリンは猛毒であることが分かる。また、サリンの製造コストは極めて安く、化学工場で簡単に大量生産できてしまう。オーム真理教の信者たちはそのサリンを実際に製造し、地下鉄にばらまいた。信者たちは賢く、化学の知識があったのでサリンをつくることができ、殺人を正義だと信じていた。これは、倫理的な問題であることが分かる。宗教の自由は憲法で保障されているので何を信じるかはその人に委ねられている。信教の自由は基本的人権の尊重に基づいている。 (2) 倫理観と能力は相関するとは限らないと考える。能力がある人ほど倫理観に欠けていることが多いと感じる。実際に地下鉄サリン事件では、能力のある賢い人がサリンという化学物質を作ることができ、倫理観に欠けた行動をとってしまったからである。能力があるがゆえに間違った倫理観を保有してしまったのでは無いかと考える。 (3)地下鉄サリン事件のような事件を起こさないためには、他人に侵されない倫理観をしっかりと保有しておく必要があると感じた。技術者の倫理について具体的に勉強していきたい。
A.(1) 職業に求められる倫理を、 職業倫理と言います。 技術者の無知は倫理違反と言えます。 もし、医者が医学の知識なしに手術を行ったら、倫理違反に問われるでしょう。 もし弁護士が法律の知識なしに裁判に立ち会ったら、倫理違反に問われるでしょう。 もし技術者が工学の知識なしに技術を行使したら、倫理違反に問われるでしょう。 もともと道徳観念や倫理観、あるいは共感性が弱い人に、知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少し減らせるかも知れません。 (2)学者の不身持ち 共著者:菅原愛、吉田凜、千葉帆夏、渡辺愛花、佐藤陽誉吏、猪子佳那 学者の不身持ちということわざを選んだ。 これは、口先だけで、実行が伴わないことの例えで、学問を研究している人は立派な倫理観などを説くが、意外に自分の日常の行動がだらしないということが基になっている。「不身持ち」には、酒色におぼれて日常の行いが悪い、という意味がある。 立派な研究をし、立派な論文を発表する学者でも、生活がだらしなかったり、学内でハラスメントを行ってしまったりしている者もいる。 このことわざを戒める四字熟語に、「知行合一」がある。知ることと行うことは、別のものではなく、知るということは実践が伴わなければならないということである。 (3) 倫理違反によって発生した事件について調べた。 2002年10月19日、山口県内の山陽自動車道で冷蔵車が暴走し、衝突事故を起こして運転手が死亡した。この事件は、冷蔵車のクラッチ部品の欠陥、即ち、エンジンとトランスミッションの結合部で、その剛性不足から破損してプロペラシャフトが落ちたのだ。同時に、周辺のブレーキ配管が破損したことが原因で、ブレーキ動作が不能に陥ったとされている。なお、この事件は三菱自動車がクラッチ部品の欠陥を認め、謝罪と損害賠償金を支払った。 この三つの事件を通して、 ・本来ならリコールしなければならない不具合を、ブランドイメージの低下を恐れて隠れて修理する“ヤミ改修”を行ったことで、恣意的に“リコール隠し”をしたことになった。 ・ハブの強度不足などの構造の欠陥を、約2年前から事故調査班のメンバーが認識していたにも拘らず、リコールを回避するため国土交通省に「整備不良による摩耗が亀裂や破断の原因」と虚偽の報告を行うことになった。 ・その後、三菱自動車の役員や技術者の幹部は業務上過失致死傷罪、道路運送車両法違反、損害賠償請求の刑事と民事の法的責任が問われたことなどが発覚し、責任追及がなされた。 技術者にとっての正義、倫理が完全に欠落しており、その結果このような悲しい結末を迎えたことは当然であると思うし、私は技術者としての正義を貫こうと思った。
A.(1)技術者、研究者はそれぞれ要求される能力が異なる。技術者はものづくりのための応用力・構想力や技能・職人技、研究者は根本原理の発見のための知識や姿勢、観察と実験による実証論的手技が求められる。 技術者、研究者は二面性を持つ科学技術を危険な方向へではなく人類の役に立つように用いなければならない。 危険な例として、猛毒であるサリンが地下鉄で撒かれたオウム真理教サリン事件、毒物である硫酸タリウムを友人に飲ませ症状を観察しようとした名古屋大学女子学生殺人事件などが挙げられる。 これより、道徳観念、倫理観、共感性の欠如が重大事件に発展するということがわかる。 (2)倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?/花」/伊澤千華、佐々木優花、三浦由華 「塞翁が馬」ということわざを選んだ。 グループワークでメンバーが話していた内容は、兄は傍から見れば稼ぎが悪く、可哀想に見えてしまうほどであるが、実際本人に聞いてみるととても充実しており幸せだということがわかったそうだ。 この話から、これこそ人の禍福はその人によって変化し続け定まらないということだと思った。 (3)復習では、グループワークで調べた「塞翁が馬」の他にも様々なことわざを調べ、それぞれについてどのようなエピソードがあったか、色々な捉え方を考えた。また、サリン事件、名古屋大学女子学生殺害事件など倫理観、道徳観念、共感性の欠如がどうして起こってしまったのか、またそれを防ぐためにはどうしたらよいか、また他に同じような事件にはどのようなものがあるのか調べた。
A.(1)オウム真理教の地下鉄サリン事件などを例にして、技術を持つ者(技術者)がどのように技術を扱うべきか、技術者に必要な倫理観の説明を受けた。地下鉄サリン事件の主犯たちはみな優秀な技術、頭脳の持ち主であったが、その知識の応用の方法が非人道的なことに使われてしまった。その恐ろしさについて私たちはきちんと学ぶべきだということを知った。 (2)河童の川流れという諺を選んだ。これは、どんなに上手な人でも時には失敗するという意味である。 例として、バイトのキッチンの会長がある。会長はとても料理がうまいが、忙しいときにはたまに焦がして失敗してしまう時がある。 このように、どんなに料理がうまく、慣れている人でも、時には失敗してしまうことがあると思い、この諺を選んだ。 (3)倫理観と能力が比例しないという点で、ダイナマイトを発明してしまったノーベルなどはどうかと考えた。ノーベルは本来土木作業に用いらられることを望んでいたといわれているが、実際は戦争の抑止力になることを望んでいた。しかし、実際はダイナマイトのせいで戦争が激化してしまった。それにより、ダイナマイトを発明したノーベルは「死の商人」と呼ばれることになったが、それによって得た彼の莫大な遺産は、人類に貢献する開発を行ったものへと送られるノーベル平和賞の設立などに繋がった。このように、本来は人を守りたいという思いが、人を傷つける技術として用いられる例もあると考えた。
A.(1)講義内容の再話 1995年3月20日オウム真理教による地下鉄サリン事件が発生しました。朝の丸の内、日比谷線の列車が霞が関駅を通るころに起きたこの事件は乗客、駅員の14人の犠牲を招き、日本で起きた大きなテロ事件として今もなお、話題に上がることが多い。 この事件で使われたアセチルコリン分解酵素の阻害剤であるサリンは猛毒であり、その昔ナチスドイツにより化学兵器として利用する研究がなされていた。事件を起こした信者は優秀で頭脳明晰な者たちばかりで、そんなものたちが猛毒のサリンを製造しばらまき、殺人という行為を起こした。殺人を正当化した信者たちがその化学の知識を用いて実際に人を殺めたということだ。個人の信仰は自由であり、尊重されるべきであるが、技術を持つからこそその意義と使い道は自分の頭で考えて行動をすること、何をもたらすのか理解することが大切であると考える。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:倫理観と能力について グループ名:トッポギ グループメンバー:亀尾友佳、益子凛、伊藤七瀬、瀧田理那 「一挙両得」という故事を選んだ。 1つの行動で2つの利益を得ること、また少ない労力で多くの利益を得るという意味であり、正当法で勉強するのではなく、過去問を得ることで少ない労力で高い成績を得ている経験はまさに一挙両得といえると思う。 (3)復習の内容 知識を得え、技術を学ぶものとして、故意に命を傷つけるような行いはしないとしても、少しの気のゆるみや甘えが結果的に傷つけてしまう可能性は十分にある。技術者としての倫理を考えることは責任を考えるに等しいと考えました。
A.再話 イントロ「みんなで自由に幸せに生きていきましょう。 日本国憲法十三条に保障された幸福追求権は、国民みんなの基本的人権です。 自分が幸せになるのに、他人を不幸に陥れるのはなしにしましょう。 せっかくの身に着けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないように。」 サリンの構造式を見て製造方法がわからない人は技術者としての技量が不足しています。技術者倫理の授業を活かすには技術者としての力を身に着けてください。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤。アセチルコリンは神経伝達物質で各種情報伝達に機能を果たしている。地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者たちは、優秀な頭脳の持ち主だった。 しかし彼らは麻原正晃の教義を信じ殺人を引き起こした。(技術者としての倫理違反) ハーバーボッシュ法のハーバーはアンモニアの工業的製造方法を生み出し人類の進歩に貢献したが、同時に毒ガスを用いた兵器も発明しており数多の人間を間接的ではあるが殺害した。また、妻は自殺している。 原子爆弾やダイナマイトといったものももとは人の役に立つ発明であったが。殺人の方法として使用されてしまっている。 朱に交われば赤くなる 周囲の友人や個人に人間は感化されるというもののたとえ 周囲が悪人であれば悪行に、善人であれば善行をするようになるという傾向から。 みかんも腐ったものと入れておくと周囲も腐り始めて緑色になりますが、この場合はカビに交われば青く成るですね。
A.<第1回> 【講義の再話】 倫理とは何か。倫理とは法の外で善悪の判断の基準となるものである。倫理は人それぞれ違うものであるから、倫理を書き起こして組織の普遍的なものにしようとした場合、それはもはや倫理ではない。倫理を組織の共通規範とすると、それは法と呼ばれるものに変わる。 技術者がついても、倫理の基本的な本質は変わらない。技術者倫理とは、技術を行使するものが持ち合わせるべき善悪の判断の規範である。技術はその使われ方によって人々に危害を及ぼす可能性を秘めているため、その危険性を技術者は十分に把握しておく必要がある。技術者倫理は、技術者自らが「技術が危険なものである」ことを自覚し、人類にとって技術が有益となるように技術を行使するための基本的な心構えであるといえよう。 現代まで、人間は様々な技術を生み出して生活を豊かにしてきた。しかし、その背景には技術者倫理の考え方に反する使われ方をした技術が多数存在した。それすなわち,人々を傷つける目的で技術を生み出した科学者が多数存在したということになる。 地下鉄サリン事件という大事件の名前を聞いたことがある人は多いだろう。私たちが願っても手に入れることができない才能を持った人々が、日本の中枢ともいえる霞が関の地下鉄で猛毒のサリンを散布し、多数の死傷者を出した。トンネル工事で欠かせないダイナマイトを開発したノーベル,「死の商人」とも呼ばれた彼の発明は、兵器に利用された結果として多数の犠牲者を出した。他にもナパームの炎を生み出したルイス・フィーザーや,水爆を生み出したエドワード・テラーなど,歴史を遡れば幾人も出てくる。 理系の道を進むなら,過去から学び,「誰が言ったか」ではなく,「何が正しいか」で動いていく必要がある。人間を正しい,あるいは誤った方向へ導く“科学”scienceは,学問の一部に過ぎず,絶対ではないことを胸にとどめておくべきである。 ・ 【発表の要旨】 演題:「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」 グループ名:シャーペン グループに属していた人:杉山晴哉,水橋卓都,宮下尚大,伊藤凜太郎,小林嵩弥 役割:概念化,執筆-原稿作成 <原稿の内容> 道徳観念や倫理観,共感性といった感性と所得や成績,社会的地位や頭脳の優秀さといった能力に必ずしも相関があるとは限らないことを表現した故事やことわざの例として,「正直者が馬鹿を見る」を選択した。このことわざの意味は,ずる賢いものはうまく立ち回って得をするが,正直なものはルールを守るため,かえって損をするというものである。選んだ理由は,道徳観念や倫理観のあるものが正直に物事に取り組んでも,その周りの者が虚偽の申告や言動をすることにより,前者のみが損をするといったことが日常にあふれていると考えたからである。例として,選挙があったとき,不正をしたものが当選し,ルールを守って正直に闘ったものが落選するといった事象を上げた。筆者らの班は発表しなかったが,他班の「葦の髄から天井を見る」という諺が今も印象に残っている。 【復習の内容】 平常演習にて,諺の一例に「正直者が馬鹿を見る」を選んだ。この諺はずる賢いものが得をし,正直なものはかえってひどい目に合う,正しいことがなかなか世間で通らないことを意味する。諺通りの実体験として,掃除をさぼっていたことを自分だけが先生に白状した際,同様にさぼっていたクラスメイトはそのすきにそそくさと帰ってしまい,筆者だけが罰を受けたことがある。世渡り上手になるのは難しいとしみじみ思う。 本講義を受けた後,原爆の話が出てきたことを思い出し,現時点で世界にどれだけの核兵器が存在するのか調べてみた。2021年1月時点では,アメリカには5800,ロシアには6350もの核兵器が存在しているという。世界の総核兵器数の90%をアメリカとロシアが保有しており,これでも保有数は減少しているというのだから驚きである。ウクライナとロシアで戦争が起きているが,ロシアの核兵器が万が一使用されるとなると,いったいどれほどの被害が出てしまうのか,想像もつかない。核兵器の保有を批判するのは簡単であるが,日本はアメリカの核の傘に守られていることを忘れてはならないと思う。 https://hiroshimaforpeace.com/nuclearweapon2021/
A.【講義の再話】 技術者倫理とは、科学の知識をもつ者が守るべきマナーや道徳である。もし、自分がサリンなどの猛毒を作ることができたとする。この毒をばらまいてはいけないということは、わかりきっている。しかし、毒をばらまいてはいけないという一般的な常識が欠如している人もいる。このように、知識があるものの、正しく使うことができないなどということが起こらないようにするため、私たちは技術者倫理を学ぶ必要がある。 【発表の要旨】 演題:正直者が馬鹿を見る グループ名:忘れました メンバー:蓮沼希、中野結楓、菅井里緒奈、鈴木聖菜、藤井瑞葉 正直者が馬鹿を見るという言葉を選んで発表した。 予習をやったかどうか先生に聞かれ、まじめな人(正直者)は予習をやっていないと正直に言って先生に怒られた。しかし、予習をやったと嘘をついた人は起こられなかったというエピソードがある。いつも正直だからと言って、いつも得をするわけではないことがわかる。 【復習の内容】 技術者が必ずしも正しい倫理観を持っているわけではないと考え、サリン事件は特に技術者倫理に関して考えさせられる一件だと思ったため、親に話を聞いた。親は地下鉄サリン事件が起きた日、その電車を利用しようとしており、もう30分早く乗車していたら、巻き込まれていたという。技術者の倫理がしっかりしていないと、自分の身近な人が巻き込まれてしまう可能性があると考えると、科学的な知識を身に付けるだけでは足りないのだと痛感した。
A.(1)講義内容の再話 みんなで自由に幸せに生きよう。 なぜなら、日本国憲法十三条に保障された幸福追求権は、国民みんなの基本的人権だから。 自分が幸せになるのに、他人を不幸に陥れるのはいけません。 せっかく身に着けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにしてはいけません。 信教の自由は憲法で保障されているよ。だから、何を信じるかはその人に委ねられている。 しかし信じてはいけないものもある。信教の自由は、基本的人権の尊重に基づいている。 だから信教の自由と言っても、他人の基本的人権を侵すことを信じてはいけないよ。憲法では、宗教を定義していないし基本的人権についても定義していないよ。すべてを法的なものにすることはできないし、あるいはすべきではない。 倫理とは法よりさらに深い基本的人権の尊重なのだから。 正義を信じた戦争で、敵を殺してもいいの? そんなことはないでしょ?何故なら敵だって家族がいるのだから。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 [演題]「朱に交われば赤くなる」の実例、[グループ名]仁科、[グループメンバー]岡村陸矢、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、高橋賢一、小林歩夢、[役割]可視化 故事ことわざを調べ、身近な例を考えた。 そして「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。 意味は「人は付き合う人によって良くも悪くもなる」。 具体例としては、高校時代はとてもまじめだったのに、大学入学後にできた知り合いと遊びだしてからろくに大学に行かなくなった人がいる。逆に、高校時代は英語が苦手だったが、大学では英語圏の人に囲まれて英語を話す機会が増え、今では英語ペラペラになった人もいる。 (3)復習の内容 「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。 地下鉄サリン事件の犯人は成績・頭脳優秀な人達であった。 彼らはオウム真理教に関わってしまったためにあの悲劇が起きてしまった。 人は周囲の人によって良くも悪くもなる。 「朱に交われば赤くなる」とは、まさにこのことだと思う。
A.今回の授業は倫理学と技術者倫理につきまして説明いたしました。 技術者の無知は倫理違反である。 もし医者が医学の知識なしに手術を行ったら、倫理違反に問われる。 もし弁護士が法律の知識なしに裁判に立ち会ったら、倫理違反に問われる。 もし技術者が工学の知識なしに技術を行使したら、倫理違反に問われる。いろいろなことから考えて、完璧な技術者になるのは決して容易なことではないである。優秀な人ほど、信じべからざる者を信じてしまうと社会に悪い影響をもたらすばかりです。 ところで、賢い人ほど倫理がなければ、社会に大きな害を及ぼすと思っております。たとえば、地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主でした。ノーベル賞の天才物理学者のファインマンは、原子爆弾の研究をしたことを悔いていました。同じくノーベル賞でハーバーボッシュ法で有名なハーバーは毒ガスを開発し、妻に自殺されました。ノーベル賞を設立したノーベル自身、爆薬のダイナマイトを発明し、死の商人と呼ばれていました。 ワークショップ課題について、「正直者は馬鹿を見る」ということわざを選んだ。 このことわざは「狡賢い人の方が世渡り上手で、むしろ正直に生きている人の方が損をすることが多い」という意味でを持ってる。 事例としては、まじめに働いて税金を納める国民と自分にお金だと思って勝手に税金を使う政治家。
A.どんな化学技術も二面性を持っている。有機リン系農薬は1930年代にドイツでジャガイモの害虫駆除剤として開発し、リン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初である。この有機リン化合物は毒性がとても強く、一時は兵器として研究がすすめられサリン等が合成された。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは優秀な科学の知識を持っていたと同時に、殺人が正義だと信じていた。 道徳観念や倫理観、共感性が欠如した個性を持つ人たちが存在し、そうした個性を持つ人は、 むしろ優秀で、魅力的で、社会的地位の高い人も多い。このような人に、知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少し減らせるかもしれない。 「技術者倫理」は、そのような目的で開講される。 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? 伊藤、大友 悪貨は良貨を駆逐する グレシャムの法則が由来となっている。そのときに必要とされることで、不健全な事柄が健全な事柄を圧倒してしまうという意味や、悪い人間が良い人間を堕落させるという意味を持つ。ネットショッピングなどで欲しい商品を探すとき、検索をかけると見ためを取り繕ったような聞いたこともない商品ばかりがでてきて、本当に欲しいすぐれた商品はなかなか出てこない。 グループワークで取り扱ったことわざ以外で、倫理観などの感性と能力が必ずしも相関があるとは限らないということを示したことわざについて調べた。「朱に交われば赤くなる」は、人は交際する人間しだいで善くも悪くもなるという意味で、優秀な人材が宗教の影響で道を踏み外してしまった地下鉄サリン事件はこのことであると言える。また、小学生のころから真面目だった生徒が、中学でいつも悪さをする生徒と一緒になって周りに迷惑をかけていた様子を見たことがあったので、このことわざはとても人間の性質を言い当てているなと感じた。そして、優秀な人がサリン事件を起こしてしまったのは、頭はいいために周囲の良いことだけでなく悪いことも吸収してし理解してまったためだと考えた。
A.第1回目の授業では、地下鉄サリン事件を通して、技術者にとっての倫理はどのようなものであるかについて考えるものだった。地下鉄サリン事件を引き起こした、オウム真理教のメンバーらは、東大、京大、阪大などの優秀な技術者が多かった。それなのに、人体に有毒なサリンを撒いてはならないといった簡単な考えすらわからなくなってしまった。この事件から技術者にとって重要な考えを学べるものだ。また、技術者でも、engineerとtechnicianの違いについても学んだ。 演習題目「哲学と思想―技術者倫理の位置付けー」 グループ名 不明 グループに属した人 五十嵐敬到 佐藤温知 成?舜太 グループ内の役割 調査 発表要旨 1回目の発表では、道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、相関があるとは限らない。このようなことを表現した故事やことわざを発表した。そこで私たちは、「聞いて極楽みて地獄」ということわざを選んだ。意味としては、人から聞いて極楽のように感じることも、実際にやってみると地獄のように感じてしまうということである。そこで、就活と受験勉強を比較してどちらが大変かを議論した。 第1回目の授業では授業内で有機化合物の構造を見て、作れなさそうと思うなら有機化学を学び直した方がいいと言われたので、マクマリー有機化学の復習をおこなった。また、サリンはアセチルコリンエステラーゼの阻害剤であるということを知ったので、医薬品化学で習ったアセチルコリンエステラーゼ阻害の薬剤は何かないか調べた。そして、オウム真理教はなぜ、このような優秀な学生を騙す、洗脳することができたのかについて、Youtubeに掲載されているVideoを見て勉強した。
A.(1)今回の授業では地下鉄サリン事件などを例にとり倫理的問題について考えた。日本では信教の自由は憲法で保障されているが、それを理由に何をしても良いというわけではない。他の人の人権を侵害するような行為は絶対にしてはいけないのだという当たり前のことが今回の授業のテーマであった。地下鉄サリン事件はこれらの倫理観が欠如していたから起こってしまった事件なのだということが分かった。また、地下鉄サリン事件では毒ガスが使用されていたことから、技術者に対しても倫理的問題があったのではないかと考えられる。 (2)「正直者は馬鹿を見る」ということわざを選んだ。 大学の試験では普通に勉強してテストに臨むにも一つの手だが、先輩などから過去問をもらってそれを使って勉強するのが主流になっている。そして、当然だが後者の方が良い成績が取れる。もちろん、過去問を使って勉強することが悪いことではないが、過去問を手にすることができない人もいると考えると、平等であるとも言い難い。 これが、身近に感じた「正直者は馬鹿を見る」の実際の事例である。 (3)授業の演習として「正直者は馬鹿を見る」という言葉について調べ、考えた。このことわざは今現在を生きていてよくその事例を目にするような言葉であると思う。今回は大学のテストについて例を挙げたが、日常生活ではもっと多くの例が挙げられると思う。また、他の人の意見を聞いても多くの例が挙げられたことからも、みんなが普段から感じていることなのだろうと思った。
A.【講義の再話】 技術者倫理の例として、オウム真理教サリン事件(通称: 地下鉄サリン事件)がある。これは、丸ノ内線や日比谷線などの地下鉄で猛毒であるサリンが散布され、多くの死傷者が出た事件である。この事件で散布されたサリンは猛毒であるのに関わらず製造コストが安く、大量に合成することができる。一般の、倫理観のある化学者であれば、サリンの構造式を見て「合成できそう」と考えることはあるかもしれないが、その危険性から実際に作ろうとは考えないはずである。しかしこのような悲しい事件が起こってしまったことは事実であり、このようなことが二度と起こらないよう、道徳観念や倫理観、あるいは共感性が欠如した個性を持つ人たちでも何がだめで何が危険なのかという適正な判断を下すようになることが技術者倫理の目的である。 【発表の要旨】 演題: 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? 蓮沼希さん、藤井瑞葉さん、鈴木聖菜さん、中野結楓さん グループワークでは、「正直者が馬鹿を見る」という言葉を選んだ。これを選んだ理由は、正直に生きて損をしたという経験がみんなの体験談から多く出てきたためだ。正直者が馬鹿を見るという言葉は、正直者が損をし、嘘をついた人が得をする、という意味である。経験談としては、一番みんなが経験していた、実験で予習をしていないと正直に言った人が怒られ、やっていないのに言わなかった人が怒られなかったというエピソードがある。 【復習の内容】 授業外では、正直者が馬鹿を見るという言葉のエピソードが他にないか考えた。すると、私の周りの人で、就活の際に嘘のエピソードを話した人が内定をもらい、正直に話した人が落ちるということがあった。また、地下鉄サリン事件について、授業で聞いた際にとても怖い事件であるなと感じたためもう少し深く調べてみた。すると、地下鉄サリン事件は大量の死者が出たということはもちろんだが、サリンの処理を行った駅員さんが亡くなったと知って、正義感のある人がなくなるのは本当に許せないなと感じた。
A.(1)日常的に、そして身近に使われている殺虫剤の有効成分の構造式を見てみると「げ、やっべー」と思うとともに案外作れそうなことが分かる。殺虫剤は開発初期農薬として合成されたが、毒性が強すぎたために農薬としては用いられず、ナチスドイツによって化学兵器としての研究開発がすすめられた。このように、どのような技術も二面性を持っており、化学兵器になりうる。その中でもサリンはオウム真理教がテロに用いたことで非常に有名である。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤で、人間にとって猛毒である。オウム真理教はこれを自身で合成し地下鉄にばらまいた。非常に頭の良い信者たちは道を誤り、殺人を正義と信じて行動した。いくら能力が高くとも、倫理観が欠如していては意味がない。 また、技術者と科学者には違いがある。技術者(エンジニア)はモノづくりのための応用力と構想力が求められ、特許や実用新案を生み出すことが求められる。一方で科学者(サイエンティスト)には根本原理発見のための知識や姿勢と観察と実験による実証論的手技が求められる。 (2)ワークショップでは「倫理観と能力に相関はない」ことを表す故事ことわざを複数人で調べた。「初心忘るべからず」や「河童の川流れ」などがあげられたが、最終的に「悪貨は良貨を駆逐する」ということわざを選んだ。「悪いものほど世の中に流通し、良いものはなくなってしまう」という意味だが、出席カードをタッチして帰宅する通称「ピ逃げ」が横行するこの大学だが、周りの者がこれをしたとしても自分は誘惑に負けずしっかりと授業に出席する戒めとしたい。 (3)地下鉄サリン事件など科学技術が悪用された事例を調査し、知見を深めた。
A.(1)技術者の無知は倫理違反です。地下鉄サリン事件などの化学物質を用いた事件は優秀な頭脳を持つ人間の倫理違反によって引き起こされたと言えます。もし医者が医学の知識なしに手術を行ったり、弁護士が法律の知識なしに裁判に立ち会ったら、倫理違反に問われるはずです。それと同様に、技術者が工学の知識なしに技術を行使したら、倫理違反に問われます。せっかく身に着けた科学技術の知識を他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないように気を付けなければいけないのです。 (2) 学者の不身持ち 共著者:吉田凜、千葉帆夏、渡辺愛花、佐藤陽誉吏、猪子佳那、菅原愛 学者の不身持ちとは、学問を研究している人は立派な倫理観などを説くけれども、 意外に自分自身の日常の行動がだらしないという意味のことわざである。 私が所属しているサークルには部長を務めるくらいのリーダーシップを持っていて、学科首席で大学に入学するくらい頭もいいのに、自分の好きなことばかり熱を注いで学業を少し疎かにして留年するかもしれなかった人がいる。賢くて人望も厚いのに、留年の危機があったことで周りから優秀な人という評価は受けていないように思う。 専門的な知識はあるのに他がだらしないと優秀な人とは呼べなくなってしまうなら、最低限自分の優れた部分を台無しにしない行動をすべきだと思った。 (3)授業内容を受けて、技術を持つ者の倫理違反によって引き起こされたと考えられる事件について調べた。 安倍晋三殺害の時に用いられた銃が犯人の手製のもので、火薬も犯人自身が調合したものであり、授業で扱っていたサリン事件などと似ていると感じた。犯人が作製した銃、および火薬はインターネットを参考にして作ったらしい。この銃と火薬を作ったという事実は、たとえ優秀な頭脳を持っていてもいなくてもインターネットの情報だけで人を殺害できる凶器を作り出せることの裏付けとなる。 誰しもが簡単に情報を得られる世の中だから、余計に技術者の倫理が重要になるのだと思った。
A.(1)日本国憲法十三条に保障された幸福追求権は、国民みんなの基本的人権です。有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初である。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成された。その後、化学構造の似たE技術者の無知は倫理違反である。 もし医者が医学の知識なしに手術を行ったら、倫理違反に問われるだろう。 もし弁護士が法律の知識なしに裁判に立ち会ったら、倫理違反に問われるだろう。もし技術者が工学の知識なしに技術を行使したら、倫理違反に問われるだろう。PNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与した。 (2)グループ名はステラおばさん、メンバーは尾島、加藤、柏倉、林、秋葉、安孫子の6人である。私は「井の中の蛙大海を知らず」ということわざを選んだ。私は田舎の学校の出身であり、中学生のころはとても成績が良かった。しかし、高校に進学したとき、私の周りには天才なのではないかという同級生がたくさんいた。その時に自分の見ている世界はとても小さいものだと感じた。「井の中の蛙大海を知らず」とはこのようなことだと思う。 (3)復習の内容として、ことわざを調べてみた。大は小を兼ねるを選んだ。大きいものは小さいものの代用として使える。小さいものより大きいもののほうが使い道が広く役に立つということである。何事にも大きいものを備えとけば失敗することは少ない自分の経験からこのことわざを選んだ。
A.(1) 有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社が最初にジャガイモの害虫駆除剤として開発し、世に出回りました。しかし、後にその強い毒性から化学兵器として利用されましたが、似た化学構造を持つEPNやパラチオンが開発され農業に大きく貢献しました。このように優れた技術は、その使用者によって毒にも薬にもなりえます。 地下鉄サリン事件では有名大学で技術を学んだ信者が、その高度な技術をテロ用の化学兵器、生物兵器に利用し、その結果無差別殺人事件が起きました。このように優秀な頭脳を持つ人間であっても、道徳観念や倫理観にかけていることがあり、技術を学ぶ大学教育において倫理について学ぶことは重要である。 一般的な技術者においても倫理違反は存在し、利用している技術に対する知識を正確に持たないことは立派な倫理違反となる。 (2)グループ:山崎、佐藤、宮下、水橋 道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、 必ずしも相関があるとは限らないということを示したことわざとして【百聞は一見に如かず】ということわざを選んだ。 このことわざは、ものごとの実際は、耳で聞くよりも、 目 で見る方がはるかによくわかるという意味である。 実際に体験した出来事としては、化学実験の際に実験内容を予習してきた学部生よりも、何度も実践を繰り返してきたTAの方が素早く安全な判断をしていたことがあった。 (3) 実際に起きた倫理違反はほかにも存在する。四大公害病の一つである水俣病は、メチル水銀化合物が海や河川に排出されたことで起こり、メチル水銀の有害性が判明した後、すぐに対応を行わなかったことにより被害が拡大した。これは技術者の立派な倫理違反である。
A.(1) 有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初である。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成された。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与した。 (2) 私たちのグループは自分と秋葉大和、柏倉修治、林優大朗、尾島僚、安孫子恵多朗、6人班で課題に取り組んだ。グループ名はステラおばさんだった。 私たちのグループでは初心忘れるべからずということわざを選んだ。 どんなことでも最初は熱心に真面目に取り組むが、だんだんと慣れてくるとおろそかになったり適当にこなしたりする。 そうすると最初よりも結果はついてこない。 常に初心を忘れることなく、続けて行くべきだと考える。 これこそ初心忘れるべからずであると思う。 (3)自分たちのグループは初心忘れるべからずを選んだが、授業外で他のことわざについても調べた。それは馬鹿と天才は紙一重ということわざっである。地下鉄サリン事件のように天才的な頭脳を持つ人が、化学的にみると天才なのに倫理的には間違った行いをしている馬鹿である。このように才能の使い方によって天才と評されることもあるし、一歩間違えるとばかにもなると思った。
A.(1) 技術者として専門的な職業に携わる時には必ず倫理が求められる。例えば、弁護士は法律を基に事件や事故を判断していくが、その上で道徳観念や倫理観が必要になる。この倫理観を備えるからこそ、どちらの立場にも立つことができて話し合いができるのである。逆にこの技術者がもつ倫理観を無くしてみたらどうなるだろうか。それは、目の前の利益だけを追求してしまい、他人に危害を加えていくだろう。技術を持つものは時に多数の人を傷つけてしまうことがあるため、技術者倫理は必要不可欠であることがわかる。 (2) グループ名を忘れてしまいました。 私たちの班は材大なれば用を為し難しを選んだ。その意味としては、大きすぎる材木は加工しにくいことから、あまりに立派な人は世の中に受け入れられないというものである。 ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルは誰かのためになればと発明を続けていたが、ダイナマイトは時に人を傷つけるものとなってしまった。そのことで彼は「死の商人」とも呼ばれた。このことわざから、頭脳の高さがあっても、倫理観を欠いてしまうと自分以外の人に迷惑をかけてしまうかもしれない。必ず倫理観を備えるべきだと感じた。 (3)復習 水俣病から必要な技術者倫理を考えてみる。水俣病の概要としては、1931年熊本県水俣市で発生した公害である。そこではメタル水銀と呼ばれる物質が工業廃水としてとして海に排出されて生物濃縮にやって中毒症状が出たものである。水俣病の公式発見されたのは1956年でそれ以前にも患者は多数した。それにもかかわらず企業側は工場を停止せずに廃水を流し続けていた。と言うのも、当時は高度経済成長の中で企業も国も歯止めをかけられなかった事実がある。そこで必要になってくることが技術者が持つ倫理観である。結果回避義務を備え、被害を拡大させない対策をとることが第一なのではないだろうか。これから研究室や企業で研究していく中で、まず初めに安全を考えていきたい。
A.オウム真理教の地下鉄サリン事件を例に、大学で学んだ化学の知識を正しく利用しなければこのような事件を引き起こす可能性があり、技術者の倫理が不足しているということを学んだ。またこの事件には東大や京大などいわゆる高学歴の方も多く関与してたということも学んだ。そしてどんな化学技術も二面性を持っているように、学んだ知識も使い方を誤ればこのような事件を引き起こしかねないとうことが分かった。 以下はワークショップ課題に対する話し合いの結果である。 「一挙両得」1つの行動で2つの利益を得ること。また少ない労力で多くの利益を得ること。 大学生におけるテストの勉強の仕方は、先輩から過去問をもらってそれを解くことが中心である。先輩から過去問をもらうという行動は、過去問が手に入るだけでなく、先輩と話すきっかけにもなり人脈も広がる。つまり2つの利益を得たと言える。 また過去問があると圧倒的に少ない労力でテストの点数を取ることができる。 確かに有機化学の授業中には先生が度々「これは猛毒です。」という言葉を言いながら化学反応の説明をしていたことを思い出した。そこで講義の復習として猛毒である物質を、教科書(マクマリーの有機化化学)から探してみることにした。例えば1.2-エポキシシクロヘキサンは自動車の不凍液に利用されている物質であるが、誤って飲み込むと大変危険である。このように便利と危険は隣り合わせであることをあらためて実感した。
A.【講義の再話】 原子爆弾の種類にはフットマンとリトルボーイがある。仕組みは核分裂臨界量に達することで爆発が起こる。 地下鉄サリン事件で使用された有機リン系農薬は害虫殺虫剤として使われる化学物質であるが、神経毒として毒性が強すぎて化学兵器として利用される研究もあった。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤であり、加水分解が早く起こるので有髄神経で唯一機能するアミンである。サリンは高学歴のオウム真理教信者によって作られ、地下鉄にばらまかれ、駅員を含む14名が死亡し、約6300人が負傷をおった。 【発表の要旨】 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:おいしい水 共著者名:大内里菜、加藤ひなの、高橋ひより、海老原実和 発表要旨 朱に交われば赤くなる。をことわざで選んだ。 人は関わる相手や環境によって良くも悪くもなる。地下鉄サリン事件のように関わる相手によって悪い考え方が正しいと思い優れた能力の悪用につながった。 役割:概念化 【復習の内容】 その他ほかにどのような故事ことわざがあるか公開レポートを参考に調べた。ばかと天才は紙一重というのが能力と倫理観や能力、社会的地位などに相関していないことわざに当てはまると思った。地下鉄サリンは化学の能力のあるひとであるにも関わらず、倫理観においてはバカであったと思った。またライト兄弟も新しい技術の開発(人工飛行)においては能力があったにも関わらず、当時は奇抜な発想で変人扱いを受けたのもその例だと思った。
A.技術者倫理をこれからの授業において学んでいくが、ここにおける倫理を学んでいく前に、化学バイオ工学科に所属している我々が化学の基礎知識、技術者と呼べるような知識を身に着けることができているのかが重要である。そして、その知識を何に役立てていくのか、どのように使っていくのか、ここに対する考え方が技術者倫理において重要になってくる。この技術者倫理的な問題の例としてオウム真理教による地下鉄のサリン事件や名古屋大学女子学生殺人事件などが挙げられる。 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?という考えに基づき、これについて表現した、故事やことわざをひとつ選び、実際の事例などもとにを解説した。私たちのグループでは、「河童の川流れ」ということわざを選んだ。中学の時の部活のことである(卓球部)。練習の時は、ある人だけには一回も負けなかった上手いやつがいた。練習の時に試合をするときもいつも点差をつけて勝利していた。しかし、大会に出るメンバー・順番を決めるための部内対抗試合の時に初めて負けてしまった。ある人のサーブの対応や、レシーブへの対応が甘くなり点数を決められてしまっていた。連続した試合で疲れもあっただろうが、これこそまさに「河童の川流れ」だと思った。 復習として授業において学んだ内容を振り返り、自身でさらに思考を巡らせてみたりした。その中で感じたのは、まず私は約3年間大学の授業で学び、特に2年生から専門科目として化学に関することを学んできた。しかしながら、その過程で私は、技術者と呼べるほどの知識を身に着けることができていなかったのではないだろうかと感じた。これから研究室において、実際に研究活動に取り組んでいくか、改めて自身で技術者としての知識を身に着けていく必要があるように思う。
A.講義の再話 工学倫理の基本は「危険なものを安全に使いこなす仕事をしているという明確な自覚を持つこと」にある。高学歴者であってもこの自覚のないものはその知識の使い方を間違える。例として1995年に起きた地下鉄サリン事件がある。事件を起こしたオーム真理教の人たちは殺人が正義だと信じていた。そして彼らは優秀だったが故にサリンを作ることが出来た。原子爆弾投下もサリン事件と同様に専門知識の間違った使い方により起きてしまった悲劇である。 発表の要旨 チーム名:おいしい水 メンバー:大内、海老原、加藤、今井、高橋(ひより) 「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。このことわざは人は関わる相手や環境によって良くも悪くもなるという意味である。いくら優秀でも育った環境や出会う人、どんな団体に所属するかなど、周囲の環境により善悪の判断が出来なくなる人もいるということを講義を通して学んだ。この例として、地下鉄サリン事件があげられる。 復習の内容 技術者に求められるものについて調べました。技術者は専門とする技術についての知識・能力に加え、その技術が社会にもたらす影響についての科学的な理解とその影響を制御する技術についての専門的な知識を持たなければならない。さらに関連する法規についても十分な知識を持たなければならない。このような能力・理解・知識を持たない技術者が専門的職務を行うのは初めから「工業倫理」に反していることになる。
A.(1) 地下鉄サリン事件を例に挙げ、工業技術基礎や工学倫理を学ぶ理由と大切なこと等を見ていく。地下鉄サリン事件は神経伝達に障害をもたらすサリンという神経毒を地下鉄の車内にばらまかれた事件である。この犯人はオウム真理教の信仰者であった理系高学歴者で、優秀な人間であった。どんなに優秀な人間であっても倫理違反を犯す。工学倫理を学ぶにあたって危険なものを安全に使いこなすという自覚を持ち、知恵を身に着け、知識として倫理観を身に着けることが大切である。 地下鉄サリン事件の犯人のように「危険なもので人を傷つけてはいけない」という自覚がない人がいる。カルト宗教の洗脳や脅しや強制を強いられていたとしてもサイエンスの基本は誰が言ったかではなく何が正しいかが大切である。 (2) 「PayPay」川上ひかり、山口眞歩、林楓、岡崎由佳、須藤萌友、板橋紗江 「正直者が馬鹿を見る」ということわざを選んだ。意味は、悪人が得をすることに対して、善人は苦労することを表している。実際の事例では、オンライン試験で自分はまじめに取り組んだが、周りの受験者の中には答えを見て、自分よりも良い成績をとっていたというエピソードがある。 また、今回の授業の内容に当てはめて考えたときに、世の中には様々な考えを持ち、能力やそれぞれの個性を持ち合わせた人がともに生活している。技術者もその中で生きている。製品を製造できる知識と技術を兼ね備えた人はその能力の使い道を間違えると、人に危害を及ぼし人間社会での悪へと変わってしまう。世の中には、人を傷つけてはいけないということをわからない人がいる。このような人たちは自身の欲求に正直であるために、人を傷つけることになってしまうことがある。正直であるがために間違いを犯してしまう。これもある意味「正直者が馬鹿を見る」という一例であると感じた。 (3) もともと人を傷つけることに自分の能力を使うべきでないとわかっていたとしても、環境に洗脳され「地下鉄サリン事件」などの凄惨な事件を生んでしまいかねない。以上のように、自分に正直であるがゆえに、技術を悪用し、人を傷つけ、社会的制裁を受けそこで自身の悪行に気づくことになる。 正しい倫理観を知識として身に着けていれば犠牲者を出し、加害者を生むこともなかっただろう。よって、「正直者が馬鹿を見る」ということわざはこの点においても当てはまると考えた。
A.(1) オウム真理教サリン事件 サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤であり、猛毒である。どんな化学技術も二面性を持っている。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主であり、 その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じていたため、殺人が正義だと信じてしまっていた。この二つの要因が 不幸なことにその 殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばら巻いてしまった。 (2) ことわざ:泣く子と地頭には勝てぬ 意味:道理の通じない者や権力者には、どうやっても勝てないから、無理を言われても従うしかない。 由来:聞き分けのない子(泣く子)や横暴な権力者(地頭)とは、いくら道理で争っても通じず、どうにもならないことから。「地頭」とは、平安・鎌倉時代に荘園を管理し、税金を取り立てていた役人のこと。権力を振りかざして横暴を働いていた。 グループ名:東京特許許可局許可局長 名前:高瀬、奈良、野澤、軽部、澤、鈴木、橋本 (3) ことわざについてもう一つ調べた ことわざ:牛に対して琴を弾ず 意味:愚かな者には、いくら立派な話をしても何の役にも立たないことのたとえ。 由来:牛の前でどんな名曲を琴で弾いても、牛には何も響かないことから。魯の公明儀が牛の前で名曲を琴で弾いたが、牛はただ草を食べるだけで何の興味も示さなかった。しかし蚊や虻の音、子牛の鳴き声のような音を琴で弾いて聞かせると、耳をそばだてて尾を振り歩き出したという、『祖庭事苑』にある故事に由来する。
A.・講義の再話 地下鉄サリン事件では、乗客の死者はいなかったが、助役の二人が死亡しました。犯人は理系の高学歴者でした。その他にも、名古屋大学女子学生殺人事件などの悲惨な事故がありましたが、工業製品を、人を傷つけるために使ってはいけないと思います。 ・発表の要旨 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:paypay グループに属した人:林楓、川上ひかり、岡崎由佳、板橋紗江、山口眞歩、須藤萌友、遠藤七海 発表の創作に果たした役割:調査・データ整理・執筆-原稿作成 「正直者は馬鹿を見る」ということわざを選びました。意味は、悪人が得をすることに対して、前任は苦労することです。オンラインテストで、実力で取り組んだのに、答えを見て回答した友達は自分より良い成績をとっていました。「正直者は馬鹿を見る」とはこのことだと思ました。 ・復習の内容 選んだことわざについて、調べたりないところを中心に調べました。「正直者は馬鹿を見る」とは、悪賢い者が上手に立ち回って利益を得るのに対して、正直な者はまじめに生きているばかりに損をする。また、正直に申し立てた者が罰せられ、口をぬぐった者はとがめられない、という意味です。また、正しいことがなかなか通らない世の中を批判する言葉であることが分かりました。類義語も調べてみて、正直者が損をする、正直貧乏横着栄耀、正直は阿呆の異名、正直は馬鹿の本正直も馬鹿の内、などがありました。
A.演習題目「哲学と思想―技術者倫理の位置付けー」 グループ名 不明 グループに属した人 青柳和希 佐藤温知 成?舜太 グループ内の役割 調査 再話 今回の講義の内容は過去に起きた科学技術を間違った方法で使った事件について学ぶことであった。事件の具体例としてオウム真理教サリン事件が取り上げられた。オウム真理教サリン事件は1995年3月20日に起きた。優秀な化学の知識をもったオウム真理教の信者達は殺人が正義という教えを信じ、サリンを地下鉄にばらまき多くの死傷者を出した事件である。科学技術の知識を持つ者としてどのように正しく技術を使っていくかを考える必要があった。 発表要旨 1回目の発表では、道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、相関があるとは限らない。このようなことを表現した故事やことわざを発表した。そこで私たちは、「聞いて極楽みて地獄」ということわざを選んだ。意味としては、人から聞いて極楽のように感じることも、実際にやってみると地獄のように感じてしまうということである。そこで、就活と受験勉強を比較してどちらが大変かを議論した。 復習 今回の授業の復習として過去の科学技術を悪用した事件について調査した。調査した結果、化学物質が使われた事件は少なくないことが分かった。科学技術は私達の生活を豊かにする素晴らしいものであるが、誤った使い方をすると人を簡単に傷つけてしまうことを認識した。
A.講義内容の再話 地下鉄サリン事件や名古屋大学女子学生殺人事件にかかわった人物は皆優秀で、科学者や技術者としての知識も豊富にあった。彼らはやってはいけないことの基準を分かっていなかったり、分かっていたが信じる者のために実行してしまった者たちである。技術者として大切なことは、自分が信じるものを大切にし、そして信じるものを間違えないことである。 ワークショップ課題の発表要旨 演題:正直者は馬鹿を見る グループ名:伊藤園 共著者名:掛札涼介・鎌田潤・小室奏大・大滝飛鳥 私達のグループは、正直者は馬鹿を見るということわざを選んだ。正直者は馬鹿を見るとは、悪賢いものがずるく立ち回って得をするのに対し、正直なものはかえってひどい目に合うことを表したことわざである。技術者として、悪賢くした方が得ではあるが、多少損をしても使用者のことを考え、倫理に即した行為を行うことが本来正しい行動である。 復習の内容 私は、長い物には巻かれろということわざを選んだ。 授業で取り扱った地下鉄サリン事件は、オウム真理教によって引き起こされたものである。この集団は、各分野における優秀な人物が多く参加しており、その人数も日に日に多くなっていった。リーダーである麻原正晃は、メディアやマスコミを用いつつその思想を広めて優秀な人を集めていった。当時の状況から、友人に誘われてオウム真理教に入ったりする人も多くいたため、権力者や勢力のある人間には従っていた方が得であるという意味の長い物には巻かれろということわざが当てはまる。
A.【講義の再話】 オウム真理教サリン事件についてお話します。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgで、これは1滴手についたら死んでしまうほどの強い毒です。サリンを大量に用意し空中にまき散らせば、その威力は水爆に匹敵するほどです。そのうえその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で大量に生産できてしまいます。オーム真理教の信者たちは、そのサリンを実際に製造し、地下鉄にばらまきました。信者たちはとても優秀でしたが、正しい倫理観がなかったために殺人が正義だと信じてしまったのです。 【発表の要旨】 演題は、倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?です。グループ名は、午後の紅茶です。グループに属した人は、斎藤日和、渡邉明日香、福田萌、横橋日菜子、杉井夢可、小泉花夏です。倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らないという内容の発表を行いました。私たちのグループでは例として河童の川流れということわざを選びました。これは、どんなに上手な人でも時には失敗するというたとえです。 バイト先の会長はとても料理がうまい。しかし、忙しい時などにたまに焦がして失敗してしまうことがある。これが河童の川流れだなあと感じた。 【復習の内容】 ことわざで河童の川流れを選びました。これは、どんなに上手な人でも時には失敗するというたとえです。例文を以下に示します。バイトリーダーの先輩はいつもてきぱきと行動しているが、忙しい時などにオーダーを取り間違えたりする。これが河童の川流れだなあと感じた。これに近いようなことわざは犬も歩けば棒に当たる、猿も木から落ちるなどです。私自身もアルバイトや勉強において得意としていることこそ大きな失敗をしてしまうという経験があったのですが、能力を過信せず取り組もうと思いました。
A.(1) オウム真理教地下鉄サリン事件について。 どんな化学技術も二面性を持っています。優れた農薬は化学兵器になりえます。 サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgです。これは一滴手についたら死んで しまうぐらいの強い毒です。 サリン7トンを東京上空にまき散らせば、山手線の内側は 4分間で壊滅状態となり、その威力は水爆に匹敵すると言われます。 しかもその製造コ ストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまう。 (2) 「河童の川流れ」ということわざを選んだ。 これは、どんなに上手い人でも時には失敗するというたとえである。 バイトの会長は、料理が上手い。 しかさ、忙しい時にはたまに焦がして失敗することもある。 まさに河童の川流れである。 (3) 授業中にでてきた優秀という言葉について気になったので調べてみると、優秀と優良のふたつの言葉の意味が気になったので調べてみることにした。「優良」とは、他のものよりもすぐれていてよいこと、またそのさまです。「優秀」とは、非常にすぐれていること、またそのさまです。どちらの言葉にも、優れているという意味が含まれていますが、まったく同じ意味の言葉なのではない。他に比べるものがあり、それらと比べて優れていてよいことに「優良」を使用します。性質、品質、成績などについていいます。非常に優れていることには、「優秀」を使用します。知力や能力について使われることが多いです。
A.(1)国民には基本的人権が与えられている。技術者としても自分が幸せになるために他人を不幸にしてはいけない。科学者が起こした事件の一つとしてサリン事件がある。せっかく得ることができた化学の知識を殺人に使ってしまったのである。他にも興味から行動に移してしまい事件を起こしてしまう事例もある。せっかく得た知識、技能を道徳観や倫理観が欠如しているせいで大きな事件へ発展してしまうかもしれないしそれはあってはならない。つまり技術、知識を得るうえで倫理観を学ぶ必要がある。 (2)故事ことわざを調べよう。 材大なれば用を為し難し。 大きすぎる材木は加工しずらく扱いにくいことから、あまりに立派な人は世に受け入れられにくいということを表している。これは杜甫の「古柏行」に書かれていたものとされている。 (3)復習 新たに故事ことわざを調べてみた。 人間は考える葦である。 人間は自然の中では弱い一本の葦のような存在だが、頭を使って考えることができ、考える事こそ人間に与えられた偉大な力であるということを示している。これは17世紀の哲学者パスカルの著書である「パンセ」にある言葉として「人間は一本の葦であり、自然のうちでもっとも弱いものにすぎない。しかし、それは考える葦である」に書かれている。葦は水辺に育つ弱く細い草のような植物であり、人間も自然界では葦のように弱い存在であるが、考えるための頭を持っている。考えることこそ人間に与えられた偉大な力であるということ。
A.今回の授業は倫理学と技術者倫理につきまして説明いたしました。 技術者の無知は倫理違反である。 もし医者が医学の知識なしに手術を行ったら、倫理違反に問われる。 もし弁護士が法律の知識なしに裁判に立ち会ったら、倫理違反に問われる。 もし技術者が工学の知識なしに技術を行使したら、倫理違反に問われる。いろいろなことから考えて、完璧な技術者になるのは決して容易なことではないである。優秀な人ほど、信じべからざる者を信じてしまうと社会に悪い影響をもたらすばかりです。 ところで、賢い人ほど倫理がなければ、社会に大きな害を及ぼすと思っております。たとえば、地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主でした。ノーベル賞の天才物理学者のファインマンは、原子爆弾の研究をしたことを悔いていました。同じくノーベル賞でハーバーボッシュ法で有名なハーバーは毒ガスを開発し、妻に自殺されました。ノーベル賞を設立したノーベル自身、爆薬のダイナマイトを発明し、死の商人と呼ばれていました。 ワークショップ課題について、「正直者は馬鹿を見る」ということわざを選んだ。 このことわざは「狡賢い人の方が世渡り上手で、むしろ正直に生きている人の方が損をすることが多い」という意味でを持ってる。 事例としては、まじめに働いて税金を納める国民と自分にお金だと思って勝手に税金を使う政治家。
A.(1) 地下鉄サリン事件について。1995年3月20日、地下鉄サリン事件をオウム真理教は起こした。サリンはアセチルコリン阻害剤であり猛毒である。また、半数致死量は1立方メートル中100mgでるため、一滴でも手についたら死んでしまうぐらいの強い毒ある。これをオウム真理教は作成、通勤時間帯にばらまいた。これにより、死人や後遺症の残った人が出た。オウム真理教の人々は賢い頭を持つ人が多かったが、なぜこのような事件を起こしたのか。なぜ間違った教義を信じ殺人を犯してしまったのか。これは正しい倫理観を正しい技術に使えなかったからだと考える。 (2) 倫理観と能力は必ず相関するとは限らない?という問いに対して、「初心忘るるべからず」ということわざを調べた。最初1年生の時は課題をすぐ出したり、授業をまじめに受けていたが、2.3年生になると課題の出し忘れや遅刻や授業をさぼるようになった。これによって成績が下がってしまった。初心を忘れずにまじめに授業を受けることが成績の良しあしに関わるといえる。 (3) この授業を通して、いくら知識があったとしても正しい倫理観を持ち合わせていないと大変なことになってしまうと思った。オウム真理教の人たちも正しい倫理観を持っていれば、その頭の良さを世の中が良くなる方向へ使うことができたと思う。私もこれから知識を得て技術者となるが、正しい倫理観も学ぶことで正しい方向に知識を使える人になりたい。
A.講義の再話 私たちは皆、幸せに生きる権利を持っています。自身の幸せのためにほかの人の幸せを侵害してはいけません。私たちはこれまで技術者としての知識を身に着けてきました。この知識を正しく使うために、私たちには技術者としての倫理を持つ必要があります。オウム真理教サリン事件や名古屋大学女子学生殺人事件に代表されるような、科学的知識を悪用した事件は技術者倫理に反するものです。また、技術者でありながら専門知識を身に着けていないことも倫理違反です。 発表の要旨 倫理に関することわざとして、正直者が馬鹿を見るを選んだ。 このことわざはずる賢い人の方が世渡り上手で、むしろ正直に生きている人の方が損をすることが多いという意味を持ちます。 実際の事例として、真面目に働き納税したお金が私欲のために使われ国民に還元されないことなどがあります。 復習の内容 ほかにも倫理に関することわざを調べた。馬鹿と天才は紙一重ということわざは、文字通り、常軌を逸した発想をするという点において馬鹿も天才も同じであるという意味があります。これを技術者倫理に当てはめて考えると、オウム真理教サリン事件や名古屋大学女子学生殺人事件のように専門的な知識(=常軌を逸した発想)を持っていても、他者に危害を加えるなどの悪事に使うのであれば馬鹿であり、その知識を正しく他者の幸せのために使う人こそ天才であると考えることができると思います。
A.(1)講義の最初に地下鉄にサリン事件について触れられた。この化学構造式をみて、「あ、作れそう」と思わないなら、 技術者倫理の前に化学を学び直すか、さもなくば技術者以外の職業選択をすべきであり、もし、この化学構造式をみて、「あ、やばそう」と思ったなら、 あなたのその道徳観をとどめおくのに、この講義が役に立つそうである。このやばそうな化学物質は、家庭でもよく使われる殺虫剤ですが、近年になって、その毒性のリスクが見直され、いっそう使用基準が厳しくなった。 有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初であり、この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成された。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に役立った。しかし、その反面、サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgで、これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒である。オウム真理教はこの毒を地下鉄にばらまいた。 その後の倫理について言及された。 (2)犬も歩けば棒に当たるを選択した。 このことわざは二つの解釈が存在する。 一つは、「何か物事をしようとする者は、それだけに何かと災難に会うことも多いものだ」という意味である。この場合は「棒に当たる」は「棒に打たれる」という意味となる。また二つ目の意味は、「出歩けば思わぬ幸運に当たる」という意味である。最も古い「幸運」を意味する。また「棒に当たる」は「何かに偶然遭遇する」という意味で解釈されていたことがその由来だとされている。 (3)「 憎まれっ子世にはばかる 」 ということわざについて調べた。 普段気を遣えていないが、たくさんの人に話しかける。そうすると、幅広い知り合いができ、情報で得をしている。 しっかりと気を使って接しているのがばかばかしくなる。 悔しいが、 「 憎まれっ子世にはばかる 」 とは、まさにこのことだと思う。
A.(1)講義内容の再話 倫理観の欠如によって起こる事件は様々ある。例を挙げると、地下鉄サリン事件や原爆などが挙げられる。これらは危険なものを安全に使う知恵である技術を信仰する対象の言葉で使い方を間違えてしまった例である。宗教もしくは国のように信仰するものと倫理は本来独立していなければならないが、これらが独立していなかったことにより上記のような事件が起こったのである。これらは「誰が言ったか」ではなく、「何が正しいか」を個人が考えて行動する必要があるのだ。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:106.倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:シャーペン メンバー:田島宏倫、杉山晴哉、水橋卓都、宮下尚大、伊藤凜太郎、小林嵩弥 我々のグループでは、 ことわざとして「正直者が馬鹿を見る」ということわざを選んだ。 これは、 ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが、正直なものはルールを守るため、かえって損をする。 という意味である。 例を挙げると実行してしまうと法律に抵触してしまうが、可能性は低いが地位の持った人同士である例として、選挙で金をばらまいた人が当選し、正直に選挙に臨んだ人は落選したという状況が考えられる。この場合はずる賢いカネを配ったものが得をする例である。 役割:リソース提供(Resources) (3)復習の内容 ことわざとして「弘法にも筆の誤り」ということわざを選んだ。 このことわざはどんな達人や名人であっても時には失敗するということのたとえである。 コロナウイルスが蔓延している現代ではワクチンの接種が推奨されているが、本来その道のプロフェッショナルである医者でも短い期間に間違って2度ワクチンを打ってしまったという事例もある。同様に有機化学の学がある頭の良い学生も倫理感の欠落により起こった間違いが原因で地下鉄サリン事件が起こったこともこのことわざの例であろう。
A.1995年3月20日に地下鉄サリン事件が起きた。これは、サリンを地下鉄をばら撒いたものだった。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgである。その上、製造コストは極めて安く大きくない化学工場でも大量生産は容易である。また、名古屋大学女子学生殺人事件も起きた。これは、高校時代の友人に毒物の硫酸タリウムを飲ませて、中毒症状を観察しようとした。これは、単なる知的好奇心によるものであった。知的好奇心だけで動かないようにするのが倫理観や道徳心である。 演題:「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」 グループ名:シャーペン グループに属していた人:杉山晴哉,水橋卓都,宮下尚大,伊藤凜太郎,小林嵩弥 <原稿の内容> 道徳観念や倫理観,共感性といった感性と所得や成績,社会的地位や頭脳の優秀さといった能力に必ずしも相関 があるとは限らないことを表現した故事やことわざの例として,「正直者が馬鹿を見る」を選択した。このことわ ざの意味は,ずる賢いものはうまく立ち回って得をするが,正直なものはルールを守るため,かえって損をする というものである。選んだ理由は,道徳観念や倫理観のあるものが正直に物事に取り組んでも,その周りの者が 虚偽の申告や言動をすることにより,前者のみが損をするといったことが日常にあふれていると考えたからであ る。例として,選挙があったとき,不正をしたものが当選し,ルールを守って正直に闘ったものが落選するとい った事象を上げた。筆者らの班は発表しなかったが,他班の「葦の髄から天井を見る」という諺が今も印象に残 っている。 サリン事件について、調べた。理系的立場だけでは語らず思想的なものもはらんでいた。これは研究の為にという考えを持ちすぎるのも良くない考えた。
A.日本国憲法第13条に保障された幸福追求権は国民みんなの基本的人権である。信教の自由は憲法で保障されており、基本的人権の尊重に基づいている。そのため、信教の自由といっても、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならない。地下鉄サリン事件を例に挙げる。オウム真理教の信者たちは致死性のあるサリンを製造し、地下鉄駅にばらまいた。オウム真理教の信者たちはみな優秀な頭脳の持ち主だった。その優秀な頭脳の持ち主たちは麻原彰晃の教義を信じており、殺人が正義だと信じていた。そのため、化学の知識を用いてサリンを作り出し、事件につながってしまった。 技術者と技能者、研究者、科学者の違いについて要求される能力と学問分野、目的、アウトプットの項目で比べた。技術者はモノづくりのための応用力と構想力が要求され、学問分野は工学である。目的は発明と技術で、特許、実用新案、工業製品としてアウトプットされる。技能者は技能と職人技が要求され、学問分野は工学と芸術である。目的は技術で工芸品としてアウトプットされる。研究者は根本原理の発見のための知識や姿勢が要求され、取り扱う学問分野は全般である。目的は発見で、論文としてアウトプットされる。科学者は根本原理の発見のための知識や姿勢、観察と実験による実証論的手技が要求され、自然科学を取り扱う。発見を目的とし、論文によってアウトプットする。ワークショップでは、学者の不身持ちについて話し合った。学者の不身持ちとは、口先だけで実行がともなわないことである。実生活に置き換えると、高校の部活の顧問が部員には時間に厳しくと指導していたが、顧問本人は遅刻していたことである。
A.講義内容の再話 オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件について学習した。どんなに優秀な頭脳を持っていても、その頭脳を使い間違えてしまうと、このような悲惨な事件を起こさないためにも倫理観を養うことはとても重要である。名古屋大学女子学生事件についても学習した。これは、化学で毒物を学び、友人に毒物の硫酸タリウムを飲ませて中毒症状を観察しようとして殺害してしまった事件である。彼女は、化学物質への純粋な興味を示し、このような事件が起きてしまった。技術者として倫理観と化学物質への興味のバランスを見誤ると大変な事件が起きてしまうと考えられる。 ワークショップの発表要旨 演題→倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名→生茶 グループメンバー→小泉花夏、斎藤日和、杉井夢可、福田萌、横橋日菜子、渡邉明日香 私たちのグループでは、「河童の川流れ」ということわざを選んだ。河童の川流れとは、どんなに上手な人でも時には失敗するというたとえのことである。実際の事例として、アルバイト先の会長は とても料理が上手い。しかしながら、忙しいときなどにたまに焦がして失敗をする。これが河童の川流れの実際の事例であると考えられる。 復習の内容 グループワークを通して、河童の川流れ以外のことわざについて調べた。河童の川流れの類義語として、「弘法も筆の誤り」や「猿も木から落ちる」などのことわざが挙げられる。また、他のことわざについても調べた。例えば、「石橋をたたいて渡る」よいうことわざは、堅固な石橋をたたいて、堅固さを確かめてから渡るという意味であり、用心の上にも用心深く物事を行うことのたとえである。
A.(1)オウム真理教の地下鉄サリン事件を例に、技術者がどのように技術を扱っていくべきかの技術者に必要な倫理観の説明を受けた。地下鉄サリン事件の主犯は優秀な技術・頭脳の持ち主であった。しかし、その知識の応用の方法が非人道的なことに使われてしまった。私たちは自らが学んだ知識や技術が使い方を誤れば、人を殺めたりするものに変わってしまうということをきちんと学ぶべきだと感じた。 (2)河童の川流れという諺を選んだ。これは、どんなに上手な人でも時には失敗するという意味である。例として、バイトのキッチンのリーダーがある。リーダーはとても料理がうまいが、忙しいときにはたまに焦がして失敗してしまう時がある。このように、どんなに料理がうまく、慣れている人でも、時には失敗してしまうことがあると思い、この諺を選んだ。 (3)「倫理観」と「能力」が比例しないという点において、ダイナマイトを発明してしまったノーベルについて考えた。ノーベルは本来、土木作業にダイナマイトが用いられることを望んでいたと言われているが、ノーベルは実際は戦争の抑止力になることを望んでいた。しかし、実際は、ダイナマイトによって戦争が激化してしまったのである。これにより、ダイナマイトを発明したノーベルは「死の商人」と呼ばれることになってしまった。しかし、彼の功績は、人類に貢献する開発を行ったものへと送られるノーベル平和賞の設立などに繋がった。このように、本来は人を守りたいという思いからなる技術が、人を殺める技術として用いられる例もあると考えた。
A.(1)講義内容の再話 ・オウム真理教サリン事件 ・あなたは何を信じますか ・名古屋大学女子学生殺人事件 ・技術者倫理と技術倫理 技術者倫理・技術倫理が問われる場合の事例について学んだ。そ こにはオウム真理教サリン事件なども含まれる。 そのなかで私が印象に残ったのはオウム真理教サリン事件についてでサリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤で、加水分解が早いため、有髄神経で唯一機能するアミンのためサリンは猛毒で、一滴でも手についたら死んでしまうぐらいの強い毒である。そのうえ、製造コストは極めて安く、化学工場で大量生産できてしまう。そんなサリンをオウム真理教の信者たちが地下鉄でばら撒いて多くの犠牲者を出したのがオウム真理教サリン事件。事件を起こした者は優秀な頭脳の持ち主で、化学の知識があったため、サリンを生産可能だった。サリンを使用して殺人することが正義だと信じてばら撒いたという。このことから、身に着けた知識を悪用することは技術者の倫理に背いていて、倫理観の大事さを感じた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 課題 倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らないか 選んだ言葉;学者の不身持ち 意味;口先だけで実行が伴われないこと。 実体験;高校の部活の顧問が私たち部員には時間をしっかり守らな いといけないときつく言う割にはかなり遅刻して部活にきていたこ とがあった (3)復習の内容 ワークショップの課題で選択肢なかった言葉についてもう一度調べ て考えてみた。
A.1.地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主であったが、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じていた。 不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があり、サリンを作ることができた。 そして殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのです。 2.馬鹿と天才は紙一重ということわざがある。 天才は常人では想像もつかない着眼点から優れた研究や作品を生み出すが、その着眼点があまりにも常識とかけ離れているために、常識を知らない馬鹿と見分けがつかない。ということである。天才は総じて馬鹿から生まれるものだが、馬鹿が全て天才ではないという事実が世の理不尽を表していたりもする。 これをオウム真理教に当てはめて考えるとオウム真理教に組した者等は全て等しく馬鹿ということになる。たとえいくら優秀な頭脳を持っていたとしてもそこに倫理観が備わっていなければただ徒に民衆を傷つけるだけで人の役に立てているとは言えないからである。優秀な頭脳に正しい倫理観が備わって初めて人はそれを天才と呼ぶのである。 3.オウム真理教以外にも馬鹿な発明をしてそれを商売とした人を調べた。 アルフレッド・ノーベル ダイナマイト フリッツ・ハーバー 毒ガス アンモニアの合成に成功した ジュリアス・ロバート・オッペンハイマー 原子爆弾 アーサー・ガルストン 枯葉剤(オレンジ剤) ミハイル・カラシニコフ AK-47 カムラン・ロフマン 兵器レベルの唐辛子スプレー オーヴィル・ライト 飛行機 ルイス・フィーザー ナパーム弾 エドワード・テラー 水爆
A.地下鉄サリン事件で用いられたサリンは構造式から見て分かるように非常に危険な化学物質である。有機リン系の農薬は二面性があり、農薬として効果を発揮するだけでなく、神経毒としての毒性が強く、化学兵器として利用された背景がある。サリンはアセチルコリン分解酵素で、1滴手に付着したら死に至ってしまう。なぜこのような猛毒の化学物質をオウム真理教が手にしているのか?それは、信者らが優秀な頭脳を持っており、実際に製造していたからだ。このようなことが起きないように技術者倫理を学ぶ必要がある。 頭隠して尻隠さずという言葉を選んだ。意味は欠点の一部を隠しただけで、全部を隠した気になっている愚かさを示している。 僕の友達には馬鹿な人がいる。僕が買ったケーキがなくなっており、その友達に知らないか聞いてみたところ、彼は自信満々に食べていないと答えていたが、口にはクリームがついていた。このことから頭隠して尻隠さずとはこのことだと感じた。 彼は頭脳が優秀で片付けもしっかりして、痕跡が残らないようにしていたが、口にクリームが付いていたことによって愚かさを示しており、今回のテーマにピッタリであった。 地下鉄サリン事件について詳しく調べた。まずは、優秀な頭脳者がなぜオウム真理教に入ったのか、また、サリンをばらまいた目的はなんだったのかについて調べた。オウムには生きる意味や悩み、生きがいや本当にやりたいことを探しあぐねて引き寄せられた人や、人間関係に悩み、居場所を求めているうちにオウムにたどり着いた人もいた。答えを出してくれる麻原教祖は魅力的だったようだ。また、足を踏み入れたらなかなか抜け出せないことも引き金の一つであっただろう。目的としては、首都を混乱させて、間近に迫った警察の強制捜査を防ぐことが目的であった。
A.今回の講義では技術者倫理を学ぶ理由を今まで起きた歴史的な事件を例に学んだ。 共感性が弱い人や倫理観が無い人に倫理を教えることで少しでも事前に防ぐことを目的として技術者倫理の授業が行われていることがわかった。その他にも当たり前のことではあるが、「技術者が無知であることは倫理違反である」ということも再認識することができた。 ガイダンスの中であった様々なキーワードの中から自分は公害が気になり事前に調べ学習を行った。四大公害は中でも有名であり水俣病、イタイイタイ病、カネミ油症、四日市ぜんそくなどがあり、中でもイタイイタイ病について詳しく調べた。これイタイイタイ病は、腰や肩、ひざなどの痛みから始まります。 症状が重くなると骨折をくり返すようになるのが特徴で、全身を襲う痛みがある。 この病気の痛みは骨が脆くなってしまうことにより、咳などで骨が折れてしまうための骨折の痛みである。肝障害によって栄養素が流出してしまうことが大きな原因となっている 今回の授業で紹介された歴史的事件の倫理違反をもっと知るために今までの倫理違反が関係している事件を自分で調べ事件が起きた原因を考察した。私はサリドマイド薬害事件について調べた。この事件は戦後の経済成長期の1960年頃にサリドマイドという医薬品の副作用によって、世界中の約1万人の胎児が健康的被害を受けたという薬害事件である。妊娠初期に服用することで胎児の成長を阻害する副作用が見られた。この事件の原因として安全性の軽視・無視、利益の為に情報を偽ったことが原因として考察できた。
A.(1)講義内容の再話 日本国憲法十三条に保障された幸福追求権は、国民みんなの基本的人権であり、自分が幸せになるのに、他人を不幸に陥れてはいけない。ましてや、学んで得た科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にしてはならない。それを実際にやってしまったのがオウム真理教による地下鉄サリン事件である。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤、猛毒であり、半数致死量は1立方メートル中100mgである。人の手に一滴でも付けば死に至る。オーム真理教の信者たちは、そんなサリンを実際に製造し、地下鉄駅にばらまいた。サリンは農薬としても用いられており、どんな化学技術も二面性を持っていることがわかる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 グループ名:NHKから国民を守る党 メンバー:柏倉修治、秋葉大和、安孫子恵多朗、加藤輝海、尾島僚 選んだことわざ:四面楚歌 以前ある話し合いをしていた際に、バイオ化学工学コース4人の意見に対し応化コースの1人がちょっとした観点の違いから対立した、という経験があった。 (3)復習の内容 ワークショップ課題のことわざについて、一期一会についても考えた。 以前、オンラインでのインターンシップに参加した際、グループワークでメンバーに恵まれ、有意義で中身のある話し合いをすることができた。そのときのメンバーとは二度と会うことがないかもしれない。そのためとても貴重な出会いだと感じた。
A. 技術者の発明は、これまで人々の暮らしを豊かにしてきました。しかし、この技術は間違った使い方をしてしまうと、他人を不幸に陥れる道具に変わってしまいます。例えば、有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発しました。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成されました。そのため、技術者は、技術者としての倫理を学ぶ必要があります。 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:無し 共著者名:澤和希、竹内隆晴 自分の役割:調査 私たちのグループでは、「悪貨は良貨を駆逐する」ということわざについて調べた。悪事を行っている人が一人でもいると、他の人も悪い方向に影響されてしまうというように、「不健全な行いによって、健全な行いが押さえつけられる」という意味で使われることわざである。今回の講義で挙げられた地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちにもこのことわざは当てはまるのではないかと考えた。 授業中に調べた「悪貨は良貨を駆逐する」ということわざ以外に「初心忘れるべからず」ということわざを調べた。どんなことでも最初は熱心に真面目に取り組むが、だんだんと慣れてくると適当にこなしてしまうという意味のことわざである。また、「朱に交われば赤くなる」ということわざについても調べた。人は付き合う人の良し悪しによって善悪どちらにも感化されるものだ、という意味で使われることわざである。今回調べたことわざから人は、何かの要因1つで良くも悪くも変化してしまうのだなと考えた。
A.有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発された。しかし有機リン化合物は神経毒としての毒性が強く化学兵器としてナチスドイツが開発を進め使用した。このようにどんなに優れた化学技術でも二面性を持っている。オウム真理教の信者たちは、そのサリンを実際に製造し、地下鉄駅にばらまいた。サリンを作れるほどの頭脳を持ちながら殺人が正義と信じ込んでいた。常識的にそのようなことはあるはずがないのにどうしてこのようなことになっていったのか不思議である。 グループ名 モジャタイセイver2 班員 高橋瞭平 和田弥仁 島田伸吾 小杉泰世 遠藤竜也 峯田愛杜 滝沢一輝 馬鹿と天才は紙一重ということわざを選んだ。第一回目の授業で視聴したオウム真理教の地下鉄サリン事件のビデオでサリンを作れるほど天才だが常識的に考えて電車でばらまくという馬鹿みたいな行動を起こしているためこれぞ馬鹿と天才は紙一重だと思いこのことわざを選んだ。 授業時間外では馬鹿と天才は紙一重についてさらに調べてみた。英語ではThere is a fine line between genius and idiotといい訳に合っている。もしかしたらどこの国でも同じようなことが言われているかもしれない。またオウム真理教についても調べてみたが幹部などは俗にいう高学歴に分類されて馬鹿と天才は紙一重ということわざがぴったりだと感じた。将来は変な信仰宗教やねずみ講などのマルチ商法などにはまらないようにしていき健全に生きていこうと感じた。
A.(1)講義内容の再話 技術者倫理とは技術者を対象とした倫理である。地下鉄サリン事件を例にとる。地下鉄サリン事件の犯人は理系の高学歴者である。有害物質をつくることのできる技術者が、使い方を間違ったために起きた事件である。これは、知識を持った技術者が正しい使い方をしていれば、被害が出なかった。サイエンスではだれが行ったかよりも何が正しいかを重視するべきである。ほかにもノーベルのダイナマイトやウランを用いた原子爆弾も同じように技術者の倫理にかかわる事例である。 (2)発表の要旨 四面楚歌という四字熟語を選んだ。 様々な議論の場では、少数派は多数派に囲まれてしまう。このとき、少数派は敵に囲まれて身動きをとれないような心情になる。しかし、少数派の方がよりよい意見であることも少なくない。多数決で物事を決めがちだが、少数派の意見も尊重するべきである。 (3)復習の内容 技術者倫理とは、私たちにも関係のあるものであるとわかった。実際に社会に出たとき、上司の圧力と技術者としての倫理、この二つを天秤にかけなければならない場合が必ず出てくる。その時、技術者としての行動を貫かなければならない。しかし、実際にそこに直面すると迷いが生じるかもしれない。技術者が持っている専門知識を無駄にしないように技術者としての責任を忘れないようにしたい。そして地下鉄サリン事件のように、専門知識を悪用して社会に悪影響を及ぼすことのないようにしなければならない。
A. オウム真理教サリン事件にはサリンという物質が使われた。サリンの構造式を見て「あ、やばそう」と思ったなら、その道徳観をとどめておくのに 、この講義が役に立つ。有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がじゃがいもの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初である。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成された。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与した。 どんな科学技術も二面性を持っている。優れた農薬は化学兵器になりえる。 サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgです。これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒です。サリン7トンを東京上空にまき散らせば、山手線の内側が4分間で壊滅状態となり、その威力は水爆に匹敵すると言われます。しかもその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまいます。 「鶏口となるも午後となかれ」ということわざを選んだ。これは大きな組織の下っ端にいるより、小さな組織でも長となって重んじられるほうがよいという意味である。例として、身の丈に合わない会社に入って下っ端で終わるよりも、身の丈に合ったところで出世して重宝された方がいい。
A.「哲学と思想-技術者倫理の位置づけ-」の授業では、日本国憲法13条にて保障されている幸福追求権は、国民みんなの基本的人権である。我々が身につけた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないようにすることを学んだ。具体的に授業ではオウム真理教サリン事件をあげた。また技術者と科学者の違いを説明し、倫理的問題について何を信じるかについて考えた。 私たちのグループでは「「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」という内容で「骨折り損のくたびれ儲け」を選んだ。意味は「努力したがそれに利益が伴わなかった」である。この言葉から課題を一度も欠かさず提出し、テスト勉強を頑張ったが最終評価はCであった。また数量限定の商品を買うために長蛇の列に並んだが結局買えなかったという経験がある。またもう一つ「正直者が馬鹿を見る」ということわざを選んだ。意味は「ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが、正直な者は秩序や規則を守るために、かえって損をする。」である。仕事を真面目にコツコツと取り組んでいるが成果はあまり良いとは言えないため出世できない人がいる。しかしそれほど真面目に取り組んでないのに成果が良いためすぐに出世できる人もいるこの世の中のことであると考える。 私たちは工学部にいる者として技術者になる資格がある。しかしながら技術者にはそれ相応の責任があることを忘れてはいけないこと肝に銘じておく必要があると考える。
A.・講義の再話 技術者というのは、3つの職務に分かれています。知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニア、技能を中核能力とするテクニシャン、両者の中間的性格をもつテクノロジストです。 道徳観念や倫理観、共感性などを欠如しているような尖った個性を持つ人は、経営者や医師、弁護士、弁理士、公認会計士、技術士、建築士などを職業に選びやすいです。これらの職業では、その人の個性にかかわらず道徳観念や倫理観が求められます。このように職業に求められる倫理を、職業倫理と言います。もともと道徳観念や倫理観、共感性が弱い人たちに、知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少しでも減らそうとする。これが技術者倫理という授業を学ぶということなのです。 ・発表の要旨 グループ名は毎回変えていたので、覚えていません。 共著者名 安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 「頭隠して尻隠さず」 友人にケーキを食べたか確認したところ食べていないと言っていたが口の周りにクリームがついていた。友人の嘘がバレバレだった。 頭隠して尻隠さず、とはまさにこのことだと思った。 自分は頭隠して尻隠さずの定義、例文を調べました。 ・復習の内容 自分は今回の授業で興味があった発明者と発明品について調べ、まとめました。自分はミリタリー系が好きなので、ak-47のような明確な発明者がいて名前にもなっているような銃を特に詳しく調べました。自分が昔本やゲームで見たような銃に人の名前がついているのもあり、驚きました。
A. 技術者倫理は技術者が対象であるため、科学的な知識がない人、技術者ではない人は倫理よりも職業選択をし直すべきである。技術者の無知は倫理違反である。オウム真理教地下鉄サリン事件は、地下鉄にサリンがばらまかれ、それを素手で触ってしまった車掌たちが犠牲になった事件である。サリンは殺虫剤の成分であるが、毒性のリスクがある。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤であり、神経系に作用する。その反応は早いので、一滴手についただけでも死んでしまう強い毒性を持つ。実行した犯人は優秀な頭脳の持ち主であった。麻原彰晃の教えを信じていた人達は、その頭脳を活かしてサリンをつくり、地下鉄にばらまいてしまった。他にも高学歴者が事件を起こす例があり、危険なものを人を傷つけるために使用してはいけない。ノーベルやハーバー、オッペンハイマーなどの発明者はダイナマイト、毒ガス、原子爆弾などを発明し、戦争などで使われてしまった。これらの人々は科学技術の発展にたいへん貢献したが、使い方を間違えると多くの人を傷つけるということを考えていなければならない。 「正直者が馬鹿を見る」ということわざを選んだ。悪賢い者が上手に立ち回って利益を得るのに対して、正直な者はまじめに生きているばかりに損をするという意味である。正直で結果が伴わない人もいるが、ずるをして良い結果を出す人もいる。例えば、間違った問題を書き直して丸にしていい点数を取ったことにする人がいる。
A.(1) 講義内容の再話 オウム真理教サリン事件の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じていた。不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があり、サリンを作ることができた。殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。道徳観念や倫理観、あるいは共感性が欠如した個性を持つ人たちがいる。もっとも犯罪者ばかりではない。そうした個性を持つ人は、優秀・魅力的・社会的地位の高い人も多い。そのような個性を持つ人が選ぶことの多いと言われている職業には、経営者や医師のほかに、弁護士・弁理士・公認会計士・技術士・建築士などがある。そのような職業では、その人の個性にかかわらず道徳観念や倫理観が求められる。技術者は、危険なものを安全に使いこなす知恵、すなわち倫理が必要である。 (2) ワークショップ課題の発表趣旨 医者の不養生 意味は、人に養生を勧める医者が、自分は健康に注意しないことから、正しいとわかっていながら自分では実行しないこと、理屈は分かっていながらも自分では実行しないこと、口では立派なことを説いているが実行が伴わないことなどのたとえ。体験談としては、友人には早寝早起きや課題をすぐやった方が良いと勧めるが、自分は夜更かしをしたり、課題が面倒くさいので後回しにしている。 (3) 復習の内容 サリンの精製工程を調べ、どのようにして事件が起きたのかを概要とともに復習した。サリンは、アセチルコリン分解酵素の阻害剤であり、アセチルコリンは加水分解が早いので、有髄神経で唯一機能するアミンであることが分かった。
A.(1)工学倫理とは危険なものを安全に使用するためにある。「危険なものを、人を傷つけるために使わない」というのが工学倫理の基本である。オウム真理教サリン事件では、猛毒であるサリンが地下鉄駅にばらまかれ、14人が死亡、6300人が負傷した。事件を起こしたオウム真理教の信者たちは、優秀な頭脳の持ち主であり、化学の知識があった。彼らはオウム真理教の教祖、麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じてサリンを地下鉄にばらまいた。信教の自由は憲法で保障されているが、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならない。倫理とは法よりさらに深い基本的人権の尊重である。 (2)演題:倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない? グループ名:paypay 共著者名:役割:山口眞歩、林楓、川上ひかり、須藤萌友、板橋紗江 役割:調査 「正直者が馬鹿を見る」ということわざを選んだ。ずる賢いものはうまく立ち回って得をするが、正直なものはルールを守るため、かえって損をしてしまうという意味である。実際の事例として、オンラインのテストでルールを守って実力でテストを受けた人の成績より、ルールを守らずカンニングをした人の成績が良くなってしまうということがあった。 (3)ワークショップ課題の例にあった「憎まれっ子世にはばかる」ということわざの類義語を調べた。「悪貨は良貨を駆逐する」ということわざがあった。ひとつの社会で名目上の価値が等しく、実質上の価値が異なる貨幣が同時に流通すると、良貨はしまい込まれて市場から姿を消し、悪貨だけが流通するという「グレシャムの法則」のことで、転じて「悪がはびこると善が滅びる」「悪いものほど世の中に流通し、良いものはなくなってしまう」という意味で使われる。また、「雑草ははびこりやすい」ということわざもあった。雑草はいくらふみつけられてもどんどん広がって成長していくという意味で、悪い種は広がりやすいということをいう。
A.(1) 身につけた科学技術や知識を、他人を不幸に陥れる道具にする例としてオウム真理教サリン事件がある。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤で、半数致死量が1立法メートル中100mgであり、製造コストが極めて安いため、簡単に大量生産が可能な物質である。オウム真理教の信徒はこれを地下鉄にばら撒いたと言う事件である。信徒たちは科学の知識があったが、殺人が正義だと信じていたため、このような事件が起こったと考えられる。また、宗教的な理由もあると考えられる。宗教の自由は憲法によって保障されているが、他人の人権を侵すようなことはせず、尊重すべきである。 (2) 演習の倫理観と能力が必ずしも相関するとは限らないということの例として「正直者は馬鹿を見る」がある。意味としては、悪賢いものが上手に立ち回って利益を得るのに対して、正直者は真面目に生きているばかりに損をすることである。具体的な例としてオンラインのテストで自分は実力で取り組んだのに、友達は答えを見て自分より良い成績を取っていたこと。 (3) 倫理観と能力が必ずしも相関するとは限らないものの他の例として、「損者三友」も挙げられる。意味としては、付き合うと損をする3種類の友人のことで、上部だけの正直ではない人、誠実さがなく媚びへつらう人、口先だけ達者のな人を友人にすることは害であると言うこと。また、「偽りの頭に宿る神有り」と言う言葉もあり、神様は公平であり、時には不正直なものにも幸運をもたらしたりすると言う意味である。
A.倫理とはどのようなものであるか少なからず高校生の頃は興味すら持たなかった人の方が多いだろう。しかし今化学をこの山形大学工学部で学んでいる人間は将来技術者になるものも多いだろう、しかし技術者にとって知識を知らない無知は倫理違反となる。また他にも故意に危害を与えようとして技術を行使した場合なども十分倫理違反となる。このような技術者としての倫理違反を私たちは考えていく必要があるのだ。 グループ内発表としては倫理感と能力は必ずしも相関するとは限らないことについて調べた。グループ名はえんたつである。またメンバーについては完全には把握できていないが高橋瞭平、島田信吾、遠藤竜也、小杉泰世、和田弥人や滝沢和輝である。また私自身と島田信吾、滝沢和輝は創作の役割についてはインターネットを用いた調査データ整理などを行った。内容は馬鹿と天才は紙一重この意味は馬鹿と天才の間は僅かな差しかないという意味である。実際例ではライト兄弟などが挙げられライト兄弟は人類で人工飛行を成功した人ではあるが当初その奇抜な発想から周りから変人扱いを受けていたがその奇抜な発想から人工飛行を成功することができ周りから天才だと思われた。馬鹿と天才は紙一重だということはこのことだと思う。復習としては本授業ではオウム真理教地下鉄サリン事件などの思想と哲学について学んだ。あの頃私はまだ記憶がなくある程度時が経ってこの事件を知ることになったがとても衝撃の大きいものであった。しかし倫理の大切さを知る事件にもなった。倫理については私も将来技術者を目指していくうえで無知とはこの上なく倫理違反なのだと感じた。講義を経て世界をより良くしていくための知識が危険に使われていくのがどれだけ恐ろしくおかしいことか歴史を振り返ることで更なる理解が深まった。
A.[再話] みんなで自由に幸せに生きていく。日本国憲法十三条に保障された幸福追求権は、国民みんなの基本的人権です。しかし、みんなが幸せになれるように進化してきた技術で誰かが不幸になることはあってはいけません。過去に、殺虫剤として使われていた成分の一つの「サリン」を悪用して多くの人を不幸にした事件がありました。便利な技術でも人を簡単に傷つけられるということです。そのようなことをしない、させないために私たちは技術者倫理というものを学ばなければならないのです。 [発表] 私たちの班は「材大なれば用を為し難し」ということわざについての発表を行ったが、当時の班のグループ名や同じグループの氏名は記録しておらず、知人でもない寄せ集めのメンバーだったため、確認することもできなかったので省略させていただきました。このことわざは、大きすぎる材木は加工しづらく扱いにくいことから、あまりに立派な人は世の中には受け入れられないという意味のことわざです。 [復習] 日本では、1997年3月20日に、東京都で同時多発的に起きた事件があります。「地下鉄構内毒物使用多数殺人事件」、通称「地下鉄サリン事件」です。この事件の背景には「オウム真理教」というカルト集団がありました。このオウム真理教の信者の幹部に、化学に精通した人がいました。遠藤誠一、土屋正実、中川智正の三人です。この三人は優秀な技術者でしたが、倫理観の欠如が見られました。猛毒で人を苦しめてはいけない、という倫理観です。このように、どんなに技術があっても、倫理観が欠如している人に技術者になる資格はないのです。
A.1)オウム真理教によって行われた地下鉄サリン事件では、2人の勇気ある駅員の犠牲によって一般の利用客は1人も死ななかった。また、この時間で使われたサリンはオウム真理教の信者によって作られたものであった。真っ当な生活をしていれば社会で輝くことのできた優秀な頭脳をもっていたのにも関わらず、多くの無関係な人間を殺す毒を作成してしまった。化学の知識はあっても、その毒をばら撒いたらどうなるかという倫理的な考えをする能力は持ち合わせていなかった。 2)「葦の髄から天井を覗く」を選んだ。 自分の狭い見識に基づいて、勝手に判断することのたとえである。 エピソードとしては、実験の際に吸引濾過の操作をおこなった時に、よく洗浄した方がいいだろうと思って溶液を満遍なくかけていたら、結晶が溶解してしまい収率が下がってしまったことである。 3)地下鉄サリン事件の話を聞いて、技術者である私たちが倫理観を持ち合わせていない場合どのようなことが起こり得るかの最悪の事態が地下鉄サリン事件であったと感じました。また、体を張ってサリンを利用客から遠ざけた2人の駅員さんも、触れるだけ近づくだけでで死に至る毒があるという知識がもしあったならば、死なずに済んだのではないかと思うと、技術者だけでなく化学に対する知識をもつことは大事であると感じました。また、私たち技術者は社会を豊かにするだけでなく、その技術が多くの人を死に至らしめるかもしれないということを念頭に置いて、常に倫理的な考えを持つことが大事だと思いました。
A.①基本的人権とオウム真理教サリン事件を関連づけた内容でした。 地下鉄サリン事件とは、1995年3月20日に東京で起きた化学兵器として使用される神経ガスであるサリンを地下鉄満員電車に散布して、罪なき数多くの一般市民の命を奪った凶悪な事件です。この事件が起きてから23年後に主犯格であるオウム真理教信者の13人の死刑囚の死刑執行がなされました。 ② 『一挙両得』という諺を選んだ。 これは、一つの事をすることによって二つの利益を収めることを言う。 例えばテスト勉強の時、ひたすらに勉強するよりも、人脈を使って先輩から過去問を貰えば、先輩との仲も深まるうえ、テストでも少ない努力でいい点数を取れる。 これはまさに、『一挙両得』だと思う。 ③オウム真理教がサリン事件を起こした理由について調べました。 地下鉄サリン事件では、乗客と駅員が合わせて14人死亡し、約6300人が負傷しました。この事件を起こした動機は、オウム真理教の教団は当時各地において事件を起こしており、それによる警察の強制捜査を防ぐためにであった。この事件を起こすことで、首都を混乱させ警察の注目をそちらに向けようとした。私はこの事件は今後一切あってはならない事件だと思いました。警察からの強制捜査をかいくぐるために罪なき人の命を無下にするのは、許されないことだと思います。私は、このような人たちがいなくなるように、この事件を忘れず語り継いでいく必要があると思います。
A. オウム真理教地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者たちは、優秀な頭脳の持ち主だった。優秀な頭脳と科学の知識をつかってサリンをつくった。そして地下鉄にばらまいた。優秀な頭脳と知識は使い方を間違えてはいけない。できることでも、やってみたいと思ってもやってはいけないことはやってはいけない。 倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない。 グループ名:おいしい水 大内里菜 加藤ひなの 今井梨里花 高橋ひより 海老原実和 「朱に交われば赤くなる」 人は関わる相手や環境によって、良くも悪くもなるたとえ。 地下鉄サリン事件のように、優秀で周りの環境によっては、悪いことをする人もいる。 技術者倫理とは、例えばサリンの化学構造式をみて、作れそうだと思う知識がある人が、サリンを作ろうと思わないための倫理である。サリンは、一滴手についただけでも死んでしまうほどの強い毒だが、製造コストが非常に低く簡単な化学工場で簡単に大量に作ることができる。オウム真理教の信者たちは、サリンを実際に製造し、地下鉄にばらまいた。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、優秀な頭脳の持ち主だったが、麻原彰晃の教義を信じ殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。遺伝子工学や有機合成の経験者がテロのための化学兵器、生物兵器の開発を行っていた。
A.(1)第1回の講義では技術者倫理について地下鉄サリン事件を例に哲学や思想の観点から学んだ。この事件はオウム真理教の優秀な頭脳を持つ信者が達がサリンを製造し、これを通勤時間帯の駅にばらまき多くの死傷者を出した。サリンを製造した信者たちはオウム真理教の教義を信じ、殺人を正当化していたためこのような事件が起こってしまった。憲法により宗教の自由が保障されているが、憲法には宗教を定義していない。これは基本的人権の尊重に基づいたものである。そのため何を信じるかはその人次第であり、倫理とは法より深い基本的人権の尊重である。 (2)講義内の課題ではことわざを基に技術者倫理について実際の例を挙げながら話し合った。選んだことわざは「朱に交われば赤くなる」で、この言葉の意味は人は関わる相手や環境によって良くも悪くもなるという意味である。実際の事例として、今回の授業で扱った地下鉄サリン事件では優秀な学歴を持つ人がオウム真理教に関わり加害者になってしまったことが挙げられる。 (3)第1回の講義を通して倫理を持つことの重要性と難しさを学んだ。名古屋大学女子学生殺害事件では成績が良く人望もあり明るい性格の人が純粋な興味により友人に毒物を飲ませた。頭がよく優秀な人ほど倫理よりも興味が勝ってしまうこともある。このように倫理観や道徳観が欠如した個性を持つ人たちは経営者や医者、技術者に多く、このような個性を持つ人たちがその能力を正しく使うためには「倫理」を学ぶ必要があると考えた。
A.(1) 技術を担うものは、知識の応用と構想力を中核能力とするエンジニア、技能を中核能力とするテクニシャン、両者の中間的性格を持つテクノロジストの三つの職務に分類される。 信教の自由は憲法で保障されている。信教の自由といっても、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならない。倫理とは法よりさらに深い基本的人権の尊重である。経営者、医師、弁護士、公認会計士、技術士、建築士などの職業では、その人の個性に関わらず道徳観念や倫理観が求められる。このように職業に求められる倫理を職業倫理という。技術者の場合、無知は倫理違反である。 (2) グループ名:東京特許許可局長今日急遽休暇許可拒否 ワークショップ発表要旨 材大なれば用を為し難し 意味 大きすぎる材木は加工しづらく扱いにくいことから、あまりに立派な人は世の中に受け入れられないということ。 エピソード 最近の日本の雇用状況では博士課程卒の学生の受け皿が少ないことから、個人的に企業側が優秀すぎる人間を上手く扱えないのではないかと考えた。 (3) 日本技術士会、技術士倫理要綱について調べた。 技術士倫理要綱によると、技術士に求められる倫理感として以下のようなものが挙げられている。 1. 公衆の利益の優先 技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。 2. 持続可能性の確保 技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。 3. 有能性の重視 技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。 4. 真実性の確保 技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。 5. 公正かつ誠実な履行 技術士は、公正な分析と判断に基づき、託された業務を誠実に履行する。 6. 秘密の保持 技術士は、業務上知りえた秘密を、正当な理由がなく他に漏らしたり、転用したりしない。 7. 信用の保持 技術士は、品位を保持し、欺瞞的な行為、不当な報酬の授受等、信用を失うような行為をしない。 8. 相互の協力 技術士は、相互に信頼し、相手の立場を尊重して協力するように努める。 9. 法規の遵守等 技術士は、業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。 10. 継続研鑽 技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。 このような規範から、私は技術者に求められる倫理として、関連法規の遵守はもちろん、自らの技術の向上に努めること、秘密保持、公益の優先、業務の公正・誠実な遂行といったことを確実に実行することでその品位を保つことにあると考えた。
A.(1)講義内容では、オウム真理教によって起こされた、地下鉄サリン事件をメインに取り上げ、技術者倫理がどのようにして生かされているかについて学んだ。技術を担うものは、エンジニアengineer、テクニシャン technician、テクノロジストtechnologistの3つの大別され、それぞれが専門とする職務に就いている。技術というものは日知人の暮らしを飛躍的に進化させていく一方で、危険性もはらんでいるため、技術を身に付けている人々は自らが持つ技術の危険性を理解し、安全に使用しなければならないとした。 (2)課題の発表では、「葦の髄から天井を見る」ということわざを選び、発表した。 このことわざは細い葦の茎の管を通して天井を見て、それで天井の全体を見たと思い込むことであり、 自分の狭い見識に基づいて、かってに判断することのたとえである。実際の例として、ある種の知識に対して概要を読んだとしても、それはすべてではないということがあるという事例を挙げた。グループ名は回らない寿司であり、共著者は鳥井香耶、高橋碧、八角若葉、澤田花蓮、加賀谷春菜である。 (3)復習として、授業で取り扱った地下鉄サリン事件について再度調べ直した。事件で逮捕されたものの多くは博士号を持たず、修士終了レベルの知識と経験を駆使することでサリンを製造し、無差別殺人を行った。このように、専門的な知識を持った人間がテロや事件に参加することで甚大な被害を及ぼすことを防ぐには、研究者や学生への倫理教育を徹底させていくことが重要であると考えた。
A.「講義内容の再話」 日本国憲法第十三条により保障されている幸福追求権は、国民全員に等しく与えられた基本的人権です。 サリンについて説明します。この化学物質は、家庭でもよく使われる殺虫剤ですが、近年になってその毒性のリスクが見直され、使用基準が厳しくなりました。歴史を振り返ってみると、有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初です。この有機リン化合物は、神経毒としての毒性が強すぎて農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツによりひそかに進められ、有名なサリン等が合成されました。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され、農業の生産性向上に大きく寄与しています。 どんな化学技術も二面性を持っていることが上記の内容から分かります。上記の例だと、優れた農薬は化学兵器になりえます。 サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤です。アセチルコリンは加水分解が速いので、有髄神経で唯一機能するアミンです。だから、サリンは猛毒なのです。 「ワークショップ課題の発表要旨」 「百聞は一見に如かず」ということわざを選びました。理由は、実験の予習で分からないことがあっても、TAさんにやり方を教えてもらったらよく理解できた経験があるからです。 「復習の内容」 サリンは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒で、それを用いた事件が地下鉄サリン事件です。このような事件が二度と起きないでほしいと思いました。
A.【講義の再話】 みなさんはオウム真理教サリン事件をご存知でしょうか。どんな科学技術も二面性を持ち合わせています。優れた農薬も化学兵器になりうるのです。例として、1930年、有機リン系農薬はドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発されました。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が協力であり、農薬よりも化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成されました。いくら優れた技術を持ち合わせていても、それを殺人等に使用することは倫理観に反します。この道徳観をとどめておくのにこの講義は役立つでしょう。 【発表の要旨】 グループ名、メンバーはなにであったか、また誰がいたかについては忘れました。私たちの班は、「正直者が馬鹿を見る」ということわざを選んだ。悪賢い者がずるく立ち回って得をするのに反し、正直なものはかえってひどい目に合う。また、世の中が乱れて、正しいことがなかなか通らないことという意味合いが込められている。事例として、レポートを書くときに人のレポートを丸パクリした人がいい点数をとり、まじめに一から書いた人の評価が低くなってしまうというものが挙げられる。 【復習の内容】 授業時間外にグループワークでまとめた発表内容とは別に、「雨降って地固まる」ということわざを選びました。このことわざは、悪いことや嫌なことがあったあとに、かえって前よりも状態がよくなることを表しています。もめごとがあると、議論をして互いの本音を理解し合えるようになることから、かえって落ち着いてうまくいくという意味あいで使用されます。事例として、カップルが口喧嘩をした際に、お互いの思っている不満などを言い合います。その後、互いの不満を聞けたことでより円満な仲をもてるというものが挙げられます。
A.(1)講義内容の再話 オーム真理教サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みなとても優秀な頭脳の持ち主であった。そのため化学の知識があり、サリンを作ることができた。そして殺人が正義だと信じていたため、サリンを地下鉄にばらまいてしまった。信教の自由は憲法で保障されているが、これは基本的人権の尊重に基づいているものであり、他人の基本的人権を侵害することは信じてはいけない。道徳観念や倫理観が欠如した個性を持つ人には、優秀で社会的地位の高い人が多い。そのような個性を持つ人選ぶことが多いと言われている職業には、経営者や医師、技術士、建築士などがある。そのような職業では、その人の個性にかかわらず道徳観念や倫理観が求められる。このように職業に求められる倫理を職業倫理と言う。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない グループ名:paypay 共著者名:板橋紗江、山口真歩、遠藤七海、林楓、岡崎由佳、川上ひかり 「正直者は馬鹿を見る」ということわざを選んだ。 意味:悪人が得をすることに対して、善人は苦労すること。 例:オンラインのテストで自分だけ実力で取り組んだのに、友達は答えや教科書を見て自分よりいい成績をとっていた。 (3)復習の内容 アルフレッド・ノーベルについて調べた。アルフレッドはダイナマイトを発明した科学者である。アルフレッドはニトログリセリンを使った爆発物の研究をしていたが、爆発事故で弟や助手を亡くしている。そして現地での研究開発が禁止されたが、他の場所に工場を移してまで研究を続けた。彼は、一瞬のうちにお互いが絶滅するような兵器をつくることができれば、恐怖のあまり戦争を起こそうという考えはなくなると信じていた。弟を亡くしてもなお研究を続けたのは、そのような倫理観の欠如からだと考えた。
A. この講義では、技術者として必要な道徳心について学びます。簡単な構造の有機物であっても大変な猛毒になる物質があります。サリンがその代表的な例です。地下鉄サリン事件では多くの人が殺害されてしまいました。しかし、この事件を起こしたのは優秀な頭脳をもつ技術者達でした。どんなに優秀な頭脳を持っていても偏った思想を持っていたり、道徳心が欠けていたりすると、殺人を正義や興味のために行ってしまうのです。こうした知識としての倫理を学び、事件を防いでいきましょう。 ワークショップ課題では、さまざまな課題の中からひとつを取り上げて、その意味について詳しく調べ、具体的なエピソードについて討論しました。最初は具体的なエピソードが浮かびませんでしたが、グループの人のエピソードを聞いていくうちに、自分も似たような経験をしたことがあることに気づいきました。 この単元の復習として私は地下鉄サリン事件についてもう一度調べ直しました。そこで、高学歴であるのに事件を起こした人について興味を持ちその他の高学歴の人が起こした犯罪について調べてみました。共通しているのは、事件を起こす原因となった動機が理解できなかった点です。普段は普通に社会のコミュニティに属し、生活を行なっていたのに、危険な思想に染まることで、事件を起こしてしまったことがわかりました。このような人達もきっと知識としての倫理があれば思いとどまれたかもしれないと思い、倫理の大切さを感じました。
A. 第1回は哲学と理想-技術者倫理の位置づけ-というテーマの授業だった。有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初である。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成された。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与した。どんな化学技術も二面性をもっており、優れた農薬は化学兵器になりえてしまう。サリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgで、一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒であり、その製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまう。地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主で殺人が正義だと信じていた。不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があり、サリンを作ることができた。殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまき、オウム真理教地下鉄サリン事件は起こった。せっかくの身につけた科学技術の知識を他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないように正しく使わなければならない。 故事ことわざについて調べた。道徳観念や倫理観、共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは相関があるとは限らないということを表現した故事やことわざをひとつ選び、実際の事例とともに発表した。「葦の髄から天井を覗く」ということわざを選んだ。これは、葦の茎の管を通して天井を見て、天井全体を見たと思いこむということで、自分の狭い見識だけで広大なことについて勝手な判断をすることのたとえである。 復習として、授業時間内にできなかった選んだことわざとつながる実際の事例について考えた。私の経験として、テストで問題に自信をもって答えたが間違っており、覚えたつもりになっていただけで知識がきちんと身についていなかったということがあった。
A.(1)第一回の、哲学と思想-技術者倫理の位置づけでは、技術者の倫理について、過去の事件などを参考にしながら学んだ。まず一つの例として、オウム真理教地下鉄サリン事件について学んだ。この事件では、優秀な頭脳をもつ信者の倫理感が問われる内容だった。例え化学兵器が作れる知識があっても、それを作り、使用するということに倫理感が問われていた。二つ目の例としては名古屋女子学生殺人事件についてだった。この事件は、化学的好奇心の前に倫理感を持つことが重要と考えさせられる内容だった。 (2)授業内のグループワークは、「故事ことわざを調べてみましょう。」といった内容だった。調べたことわざは、「頭隠して尻隠さず」ということわざで、実際の事例を交えて解説した。事例には最近のニュースで取り上げられていた、宗教組織と政治関連の問題を選んだ。解説では、この事例の、「悪事を隠していたつもりが、一部を隠蔽していただけであって、隠し通せていない」という部分について、まさに「頭隠して尻隠さず」だと考えた。 (3)復讐の内容については、平常演習にあった、「なぜ優秀な人ほど、信じべからざる者を信じてしまうのか」について調べて、優秀とはどういうことなのかについて考察した。なぜ信じてしまうのかについては、調べた結果、優秀な人・知識が豊富な人ほど、逆に得られない物や知識についての「欲」が大きく、科学の力の領域の外にある「幸せ」を得るために、宗教などを信じてしまうのだと考察した。
A.((1)講義内容の再話、 地下鉄サリン事件について1995年3月20日に麻原彰晃を筆頭としたオウム真理教の信者たちによって引き起こされたテロ事件について講義において勉強した。 当時大都市を狙った化学兵器での無差別テロは、世界的にも類を見ないケースだったため世界中を恐怖に陥れた。 中央省庁が集まる「霞が関」を通る地下鉄の路線内で猛毒の神経ガス「サリン」を撒いたことで、ラッシュアワーだった地下鉄内はパニックに陥った。 25年前 外務省 財務省など国の中枢の下でお混われた 又サリンの危険性についても勉強しました。触ったら一瞬で死ぬということ宗教と倫理は別である。何が正しいかを理解する事が大事であるという事。 (2)ワークショップ課題の発表要旨について グループ名 もじゃタイセイバージョン2 メンバー高橋遼平 和田弥仁 小杉泰世 島田伸吾 遠藤達也 峯田愛杜 滝沢一輝 バカと天才は紙一重を選んだ内容としてはバカと天才は実に近いということである。常識にとらわれず常識には理解しづらい奇抜な発想を行うという点で同じだからであると考えた。私の解釈はこれらに加えて天才とバカははたから見ると変わった人であり、天才はある意味バカであり、バカはアル意味天才だからである。 (3)復習の内容 「地下鉄サリン事件」とは1995年3月20日にオウム真理教によって引き起こされたテロ事件です。 東京の地下鉄を利用する一般人を無差別に狙った犯行により、多くの死者と負傷者がでました。 地下鉄サリン事件は世界中でも注目され、英語では「Tokyo Sarin Attack」と呼ばれています。
A. 講義の内容としては、オウム真理教サリン事件がとても印象に残っている。具体的には、オウム真理教サリン事件で使用された化学構造式から作れそうと思わない場合、技術者倫理の前に化学を学び直すまたは技術者以外の職業選択をすべきである。一方で化学構造式からやばそうと思う場合、自分の道徳観をとどめおくのに、この講義が役に立つということが印象深い。そして、このときこれから技術者倫理をどう学んでいくべきなのか考えさせられました。 ワークショップ課題の発表では、私たちのグループは、 「学者の不身持ち」ということわざを選んだ。「学者の不身持ち」ということわざの意味としては、口先だけで、実行が伴わないことである。学問に通じている人は、口先はとても立派なことを話すが自分のこととなるとだらしなく何もしなくなってしまうということである。具体例としては、毎朝英単語を15個覚えてから学校へ行くと決めたが、実行していないということがグループのみんなで話し合った結果あげられた。 授業時間外に、取り組んだ内容としては、故事やことわざをひとつ調べ、選らんだ。実際の事例などもとにを解説した。ワークショップの課題の発表で調べたことわざ以外にも調べた。「利して利する勿れ」ということわざを調べ、選んだ。この意味としては、政治をおこなう者はまず人民の利益をはかるべきで、自分の利益を考えてはいけないということである。具体例としては、ある政治家は国民のための政策を考え実行したということがあげられる。
A.(1)日本国憲法に記された基本的人権を守るために科学技術を使用しなければならない。この知識を人を不幸に陥れるために使ってはならないのだ。有機リン系農薬を例に考えてみる。1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発した有機リン化合物であるTEPP、HEPPなどが最初に世に出回ったことから始まる。これらの有機リン化合物は神経毒としての毒性がかなり強いため、農薬としてではなく化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められてしまっま。その結果、かの有名なサリン等が合成されてしまったのだ。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与した。このように、科学技術は常に危険と利用価値の二面性を持っていると言えるだろう。 地下鉄サリン事件を例に取る。優秀な頭脳の持ち主達によって引き起こされた地下鉄サリン事件は、殺人が正義だと信じてしまったが故に起きた。 サリンを作ることができる優秀な人間達が殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいたのだ。 (2)イタイイタイ病について詳しく調べてみた。イタイイタイ病とは、腰や肩、ひざなどの痛みから始まる公害である。症状が重くなると骨折をくり返すようになるのが特徴で、全身を襲う痛みがある。この病気の痛みは骨が脆くなってしまうことにより、咳といった行為でも骨が折れてしまう。肝障害によって栄養素が流出してしまうことが大きな原因となっている。 (3)他の四大公害についても調べた。また、サリドマイド薬剤事件といった倫理的な違反が見られた事件について調べた。
A.(1) 技術者倫理とは職業倫理のことで、技術者倫理を学ぶ必要がある人はサリンや原子爆弾が作れてしまうような技術を持つ人である。原子爆弾の生みの親はオッペンハイマー。日本に落とされた原子爆弾は2種類であり、リトルボーイが広島に、ファットマンが長崎に落とされた。内容物は濃縮ウランで、臨界量集めると核分裂を起こして爆発する仕組みである。内部に起爆装置があり、それを起動させると離れて設置してあったウランが合体し、臨界量に達するのがリトルボーイの仕組みである。 (2) 演題:倫理観と能力は、必ずしもすると相関するとは限らない? グループ名:ガニガニ グループ人:小松、清水、小?、梅田、木村 「学者の不身持ち」ということわざを選んだ。意味は口先だけで実行が伴わなっていないことのたとえをいう。 高校時代の部活の顧問が、部員のメンバーに対して時間に厳しく指導していた。しかし、その指導をしている本人は平気で開始時間に遅刻をしてくる。それでも先生という立場であるから生徒は誰も文句は言えない。だからこそ、自分がその指導に従うのがばかばかしくなってくる。「学者の不身持ち」とは、まさにこのことだと思う。 (3) グループで調べたことわざのエピソードを自分のエピソードに書き換えて課題として提出した。以下はその内容である。 「学問の不身持ち」ということわざを選んだ。口先だけで、実行が伴わないことのたとえである。学校の先生は時間を守れとか言うくせに、自分は授業開始時間に遅れてくるし、休憩時間までに授業を終わらせない。そのくせ学生に「5分前行動」を強要してくる。まさに学校の先生は「学問の不身持ち」だと思うし、あんな大人にはなりたくない。
A.(1)講義内容の再話 オウム真理教サリン事件について学びました。サリンは有機リン系の薬品で、猛毒の神経ガスです。また、有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP(テトラエチルピロリン酸)、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初であることを学びました。名古屋大学女子学生殺人事件についても学びました。トップクラスの成績、変わっているが、友人も多く、明るい子だったが、化学で毒物を知り、興味を持ちました。 高校の友人に毒物の硫酸タリウムを飲ませて、中毒症状を観察しようとしたことに大変驚きました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 グループ名:モジャタイセイver2 グループメンバー:高橋りょうへい、和田弥仁、島田伸吾、遠藤竜也、滝沢一輝、峯田愛杜 発表の演題:倫理や技術に関する故事ことわざ 発表の内容:「バカと天才は紙一重」 バカと天才は実は近しいという例え。常識に囚われず常人には理解しづらい奇抜な発想をするバカと天才の両者はある意味では同じ。 (3)復習の内容について 復習として「バカと天才は紙一重」とは別の故事ことわざを調べました。私は「出る杭は打たれる」という故事ことわざを調べました。才能や手腕があって頭角をあらわす者や、さし出たことをする者は、とかく他から憎まれたり、人から非難されたりするという意味でした。いくつかのことわざを学ぶことが出来て良かったです。
A.技術者倫理を学ぶ上でオウム真理教が引き起こした、地下鉄サリン事件の事例について扱った。この事件は、オウム真理教の信者たちが事件の犯人である。その中で、事件を実行するために欠かせなかったのは日本の中でトップレベルの知識を持つ高学歴な者たちだった。 技術者倫理と倫理学では、あらゆる近代技術は危険なものを使いこなす知恵だと学んだ。また、技術者の無知は倫理違反であり「知らなかった。」、「わかりません。」はこの違反に該当している。一方、地下鉄サリン事件の犯人は全く無知ではなく、自らの手でサリンを製造するほど勉学において優秀で高学歴な者たちだった。しかし、彼らは高学歴だったがその豊富な知識を多くの人を傷つけるために使ってしまった。彼らがサリンの危険性についてどの程度認識してしまったか知らないが、「地下鉄サリン事件のようなことは行ってはいけない。」という倫理観を誰にも教わらず、犯人たちの技術者倫理をもってしてはそのようなことが正しくないことだと認識できなかった。 このような事を起こさないために、技術者倫理を学び適切な倫理観を技術者が持たなければいけないことを学んだ。 ディスカッションで選んだ故事やことわざと実際の事例について解説した。 選んだことわざ 「百聞は一見に如かず」 体験として化学実験の時間に予習しても操作手順が分からないことがたくさんあった。その部分をTAに教えてもらったり、やり方を見せてもらえれば理解しやすい。よって、座学だけを学ぶだけではなく、実践することも大事だと感じた。
A.【講義の再話】技術者の無知は倫理違反になります。そのために工学部の学生は技術者倫理を学ばなければなりません。倫理不足が原因で起きた事件の例として地下鉄サリン事件があり、事件を起こした宗教の信者たちは殺人が正義だと信じていました。このようなことが二度と起こらないようにするためにも技術者倫理を学ぶことは大切です。 【発表の要旨】グループ:はな 伊澤 佐々木 好きこそものの上手なれ」ということわざを選びました。 大学に入学してすぐは専門科目が嫌いで勉強する気がおきませんでした。しかし1年のときにフランス語を学ぶようになり、自分から進んでもっと学びたいと初めて思うようになりました。フランス語を好きになったから勉強するということが苦ではなくなりました。嫌だという気持ちのまま勉強していても成長しづらいが、好きという気持ちをもって取り組むからこそうまくいくのだと実感しました。 【復習の内容】発表時の話し合いの内容を授業後に復習した。好きこそものの上手なれ」ということわざを選んだ。 大学に入学してすぐは専門科目が嫌いで勉強する気がおきなかった。しかし1年のときにフランス語を学ぶようになり、自分から進んでもっと学びたいと初めて思うようになった。フランス語を好きになったから勉強するということが苦ではなくなった。嫌だという気持ちのまま勉強していても成長しづらいが、好きという気持ちをもって取り組むからこそうまくいくのだと実感した。
A.1 地下鉄サリン事件が起こった。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgであり、一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒である。 サリン7トンを東京上空にまき散らせば、山手線の内側は4分間で壊滅状態となり、その威力は水爆に匹敵すると言われている。 しかもその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できてしまう。こういったものが優秀な頭脳を持つ、オウム真理教の信者たちによって作られ、地下鉄にサリンをばらまき事件が起こった。一つの宗教によって、殺人や犯罪が正当化され、悲劇が起こった。どんなに賢くても、使い方次第で人々を不幸にしてしまう。 2 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:わからない メンバー:わからない グループワークでは、悪貨は良貨を駆逐するということわざを選んだ。 悪事を行っている人が一人でもいると、他の人も悪い方向に影響されてしまうという意味で使われることわざである。 運転をしていて、前の車がスピードを上げると、後続車もスピードが上がり、危なくなる。 3 地下鉄サリン事件について、ネットで調べたり、親に聞いてみたりしたりして、事件背景についてや、社会の反応について調べた。 地下鉄サリン事件は自分が生まれる前に起こった事件であり、事件当時両親がその周辺で仕事していて、電車も利用していたので、巻き込まれていた可能性もあったとしり、驚いたと同時に安心した。 知識を持っていてもその使い方次第で生活が豊かにも不幸にもなることが確認できた。
A. 技術者に求められる能力は、ものづくりのための応用力・構想力である。目的は発明や技術進歩である。技能者に求められる能力は、技能・職人技である。目的は技術進歩である。研究者に求められる能力は、根本原理の発見のための知識や姿勢である。目的は発見である。科学者に求められる能力は、根本原理の発見のための知識や姿勢と、観察と実験による実証的手技である。目的は発見である。このように技術を担うものは分類される。技術者たちは地下鉄サリン事件や名古屋大学女子学生殺人事件、過去の偉人たちから技術者に必要な倫理を学び、自分たちの持つ技術を安全に使いこなす必要がある。 故事ことわざの中から「頭隠して尻隠さず」を選んだ。友人にケーキを食べたか確認したところ食べていないと言っていたが口の周りにクリームがついていた。嘘がバレバレだった。頭隠して尻隠さずとはこのことだ。 地下鉄サリン事件を引き起こしたオウム真理教の化学兵器・生物兵器について詳しく調べた。この事件の他に松本サリン事件というサリンを使用した事件も引き起こしていてとても驚いた。サリンだけでなくボツリヌス菌の開発であったり、VXガスの合成など人体に甚大な影響を及ぼす毒物・劇薬をたくさん作っていてしかもそれを事件に使っていて、とても恐怖を感じた。これらを調べていく中で、知識を持つ技術者が、その知識に対する倫理の必要性・学ぶことの重要性を理解することができた。
A.(1)講義内容の再話 科学技術は人々に幸福を与えるものであり、私たちにはそれを求める権利がある。しかし、時に科学技術は人を傷つけ、不幸にする道具として扱われる。そのような事例としてオウム真理教サリン事件がある。この事件では、「サリン」というアセチルコリン分解酵素阻害剤が悪用された。平成7年の3月20日、日比谷線・丸ノ内線・千代田線にまかれたサリンにより、計5500人を超える被害者を生んだとされる。サリンの毒性は半数致死量が100 mg/L^3と著しく、一滴手につくだけでも死んでしまう。オウム真理教に傾倒していた理系の高学歴者は麻原彰晃の教義を疑わず、歪な正義を抱え、フリーデルクラフツ反応やジアゾニウムカップリングなどの科学技術を用いて殺人に手を染めた。 他に、技術者の卵が起こした有名な事件として、名古屋大学女子学生殺人事件や山形大学生女医殺害事件がある。これらの事件では一見、明るく、周囲に溶け込む学生が人を殺めた。調査から、彼、彼女らは純粋な学術的興味から犯行に及んだとされている。また、反省という行為を理解できていない可能性もあるとされる。 また、アルフレッド・ノーベルはダイナマイトの製造途中で弟が死亡したにも関わらず、製造・商売を続けた。エドワード・テラーはビキニ環礁で水爆実験を行い、第五福竜丸に死の灰を浴びせた。 このように、科学技術は毒に薬にもなる諸刃の剣であるが、それを用いる技術者などの専門職を志す人間は、ある種の個性が強い人間が多い傾向にある。技術者倫理に関する教育は、そのような人間に倫理的教育を施し、道徳観念、倫理観、共感性を醸成させる目的で行われる。技術者であれば誰が言ったかではなく、科学の本質である「何が正しいか」を常に問うことができなければならないのだ。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない? グループ名:シャーペン グループメンバー:伊藤凜太郎、田島宏倫、杉山晴哉、水橋卓都、宮下尚大、小林嵩弥 自分が果たした役割:概念化、調査 <発表内容> 道徳観念や倫理観,共感性といった感性と所得や成績,社会的地位や頭脳の優秀さといった能力に必ずしも相関 があるとは限らないことを表現した故事やことわざの例として、私たちは「正直者が馬鹿を見る」を選んだ。これは、ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが、正直者はルールを守る意識が高いため、かえって損をするという意味を持つ。実際のエピソードとして、選挙で金をバラまいた人、つまりはずる賢い者が当選し、正直に選挙に臨んだ人、つまりは正直者が落選したというものがある。まさに「正直者が馬鹿を見る」を表している事例であり、このことわざが「倫理観などの感性」と「社会的地位などの実績・能力」に相関がないことを表現していると捉えられる。 (3)復習の内容 ワークショップにおいて、私が所属したグループが選んだ「正直者が馬鹿を見る」ということわざについて、授業後、実際にこのようなことが自身の周辺であったかどうか深く振り返った。その結果、「オンラインでの期末試験に際し、複数人あるいは集団で問題に取りくみ、分担して解答を作成して提出するなど、このようなずる賢い対策を行う人が、教科書・資料等で地道に対策を行う人よりも良い結果を得た」というエピソードがあったことを思い出した。まさに「正直者が馬鹿を見る」を表している事例だと思われ、このことわざが倫理観等の感性と成績等の優秀さに相関がないことを表現していると感じる。昨今はオンラインでの試験が多いが、成績表の数値が良かったとしても、それは倫理観の欠如が可能としていることかもしれない。 授業で触れたビキニ環礁について調査した。ビキニ環礁は、太平洋中西部のミクロネシアに位置するマーシャル諸島に属する環礁であり、36の小島の楕円形のような集まりが礁湖を取り巻いているような外観を呈する。アメリカが1946年から核爆発実験場としての利用を始めたため、住民(167人)は北方のロンゲリング島やキリー島を転々とした。そんな中、1954年に行っていた水爆実験中に、近辺で漁業をしていた日本の漁船「第五福竜丸」に死の灰を浴びせた。それにより、乗船していた久保山愛吉氏が被爆死したことを受け、実験は1958年に終了し、1968年以降に住民の帰島運動が起きた。私は科学技術の発展という、大勢の正義のために、少数の郷土愛が無礙にされたことに心が痛くなった。
A.1)地下鉄サリン事件について取り上げる。この事件は1995年3月20日にオウム真理教によって引き起こされ、地下鉄駅にサリンをばらまき利用する一般人を無差別に狙ったテロ事件である。この事件で用いられた「サリン」はアセチルコリン分解酵素の阻害剤である。このアセチルコリンは加水分解が速いため有髄神経で唯一機能するアミンであるため、猛毒であり一滴付いたら死に至る。この事件では教義を広めることを目的としていた宗教団体が問題なのではなく、人を殺したことが問題である。また、宗教について、信教の自由はあるが強制的に信者にすることは禁止されており、道徳の葉には神の言葉に基づいている。 2)故事のことわざを調べてみましょう グループ名:ガニガニ メンバー:木村、清水、梅田、小柳、小松 役割:調査 「学問の不身持ち」ということわざを選んだ。口先だけで、実行の伴わない人のことを指す。 高校で部活動に加入している。部活動で顧問から時間に厳しく指導されている。しかし、顧問は時間に遅れてくる。 口ばかりで実行が伴っていない。 3)復習の内容として、地下鉄サリン事件についてさらに調べた。この事件の主犯である麻原彰晃は健康保険薬剤不正請求やニセ薬を売って薬事法違反で逮捕されるなどの倫理観の欠如があった。また、1990年に衆議院選挙に出馬したが落選し、日本政府と国民に不信感を抱かせ、教団を暴走に走らせる原因となった。
A.オウム真理教では、高度な科学的知識と技術を持った科学者達がそれを間違った方向に使ってしまったことで多くの犠牲者を出した。教祖に洗脳されてしまい、正しい道が分からなくなってしまったのかもしれない。洗脳とはこわいものだと思った。倫理観でさえ変えてしまうとなると、とても恐ろしい。知識や技術は、正しい方向に使えば、とてもためになり、人を助けることができる。人の生活の利便性を図ったり、人の命すら救ったりすることができる。しかし、今回の事件は、その逆をいき、その技術で人の命を奪った。このような事件は、名古屋大学女子学生殺害事件など他にもある。また、経営者には、共感性が欠如している人の方が向いているなどともいわれており、優秀な人たちの中にはこのような人たちが多いのも事実である。このように共感性が低い人には職業倫理を学んでもらうと良いかもしれない。 はな 佐々木優花 データ整理 三浦由華 伊澤千華 「塞翁が馬」 平常演習では、「塞翁が馬」ということわざを選んだ。これは、幸せの定義や基準は人によって違うという意味だ。他人から見たら幸せそうには見えないそこまで恵まれていない環境だったとしても、本人からしたら幸せで、十分豊かな生活であることがよくある。自分の幸せは自分で決めるのが良いのである。 復習してみて、技術者として、技術を人を傷つけることに使ってはいけないのだと再認識した。科学技術が人間や環境に与える影響は思った以上に大きいので、そのことをしっかり認識して意識して技術を利用していくべきである。知らないうちに技術を間違った方向に利用してしまう可能性もあるので、正しい倫理観を身に着けようと思う。
A.オウム真理教が引き起こした地下鉄サリン事件は、有名大学などに進学した優秀な信者たちが学んだ知識を誤った使い方をしたために引き起こされた悲惨な事件である。その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じていた。殺人が正義だと信じていた。不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があり、 教団の施設内でサリンを作ることができた。そして、殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまくという行動に至った。もし教団の行動を信じていた技術者と言える知識を持つ人が正しい倫理観を持っていたら、このような悲劇は起こらなかったのかもしれない。 授業時間内にワークショップを行った。伴龍人、橋本絆など複数人からなるグループを作って行った。内容はことわざについて考えた。さまざまなことわざについて話し合い、その中で自分が今まで知らなかったようなことわざを提案してくれる人もいた。その中で四字熟語はことわざかどうかの議論が発生した。 授業時間外にことわざについて考えた。「親の光は七光り」ということわざを選んだ。 この言葉は親の威光によって子が恩恵を受けるという意味であり、子供が能力のない人間であっても親が優秀だと評価され得をするということである。このことわざの身近な例について考え、政治家とその息子があてはあるのではないかと考えた。日本の内閣総理大臣である岸田総理も自身の息子を総理秘書官として採用している。このニュースを見て、まさに「親の七光り」ではないかと考えた。
A.(1)まず、オウム真理教サリン事件について話す。これは、オウム真理教に所属した技術者によって作られたサリンが地下鉄の霞が関駅でばらまかれ、多くの人が被害にあった事件である。技術者たち優秀な頭脳を持っていてサリンを作ることができたが、殺人が正義だと信じ切っていたため、サリンを使ってはいけない方法で使ってしまった。また、他の事件として、名古屋大学女子学生殺人事件がある。名古屋大学に通う女子大生が化学で毒物を知り、興味をもった。そして、高校の友人に毒物である硫酸タリウムを飲ませて、その中毒症状を確認するという事件が起きた。これらのように、世の中には、道徳観念や倫理観、あるいは共感性が欠如した個性を持つ人がいる。技術者は、技術や専門知識だけではなく、やってはいけないことなどをしっかり理解する考えや倫理観も持ち合わせなければいけない。 (2)グループ名:覚えていません。 グループメンバー:尾島僚、柏倉修治、林優大朗、加藤輝海、安孫子恵多朗、秋葉大和 発表内容:道徳観念や倫理観、あるいは共感性といった感性と、所得、成績、社会的地位、頭脳の優秀さといった能力とは、必ずしも相関があるとは限らない。そのようなことを表現した、故事やことわざをひとつ選んだ。そして、実際の事例などもとに解説してみた。 牛は牛連れ、馬は馬連れということわざを選んだ。自分の周りには、似たような考えをもった人や、共感してくれる人が多い。自分は、この人達といると、気をつかわずに、のびのびと過ごすことができる。これこそ、牛は牛連れ、馬は馬連れという、同類は自然と集まりやすく、似た者同士が集まり、調和が取れてうまくいくだと思う。 (3)復習として、公益社団法人 日本技術者士会に掲載されている技術者倫理綱領を読んだ。これを読む中で、技術者倫理とは、物事を誠実に判断し、善悪を判断し、実行することであるということが学べた。
A.(1)技術者倫理が問われる事例として、オウム真理教地下鉄サリン事件があります。地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の信者達は皆優秀な頭脳を持った技術者でしたが、教祖の教えを信じ、殺人が正義だと信じてしまったことで、技術を間違った方向に使ってしまいました。サリンを作れる技術があり、それを地下鉄にばら撒いてしまいました。こういった技術を扱う技術者は、技術を危害を及ぼすために使うのではなく、自分の持つ技術を安全に正しく使用する義務があります。 (2) 演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?、グループ名:回らない寿司、共著者名:澤田楓恋、高橋碧、鳥井香耶、佐藤彩香、加賀谷春菜、役割:調査 グループで、ことわざとして「葦の髄から天井を覗く」を選びました。これは細い葦の管を通して天井の全体を見たと思い込むこと、という意味で、自分の狭い見識に基づいて勝手に判断することの例えに用いられます。実際、テレビで報道されているニュースなどで、自分の専門外の分野で非難されている人に対して、何も考えず同じように非難する人はたくさん見かけることがあると思いました。 (3) 復習として自分では、「縁の下の力持ち」ということわざを選びました。 このことわざは今では人に知られず陰で努力をすること、という意味で使われていますが、昔は他人のために苦労、努力をしても認められないこと、というネガティブな意味で使われていたそうで、他人のために努力をする、ということは一見美徳のように教えられ、良い行いに思えますが、その他人から必ず見返りをもらえるとは限らないので、縁の下の力持ちということわざがネガティブな意味を持っていたことも頷けるなと思いました。
A.有機リン系農薬は1930年代にドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、TEPP、HEPPのようなリン酸エステル系の有機リン化合物を世に出したことが最初である。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、有名なサリン等が合成された。その後、化学構造の似たEPNやパラチオン等が開発され農業の生産性向上に大いに寄与した。どんな科学技術も二面性を持っていて、優れた科学技術は化学兵器にもなる。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgです。これは一滴手についたら死んでしまうぐらいの強い毒。 サリン7トンを東京上空にまき散らせば、山手線の内側は4分間で壊滅状態となり、その威力は水爆に匹敵すると言われている。しかもその製造コストは極めて安く、ちょっとした化学工場で簡単に大量生産できる。オーム真理教の信者たちは、そのサリンを実際に製造し、地下鉄駅にばらまいた。地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。 その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じていた。殺人が正義だと信じていた。不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があった。サリンを作ることができた。 殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じて疑わない。 正義の御旗は殺人すら正当化してしまう。 生茶 倫理観と能力は必ずしも相関するとは限らない。 杉井夢可、斎藤日和、横橋日菜子、渡邊明日香、福田萌、小泉花夏 役割情報調べ 河童の川流れということわざを選んだ。 これはどんなに上手な人でも時には失敗するという例えである。 例としてバイト先の店長は料理が上手である。しかし、忙しいと器などたまに焦がして失敗する。これが河童の川流れだと感じた。
A.【講義の再話】 1995年に起こった地下鉄サリン事件は、有毒な化学物質によって引き起こされた。原因物質は、アセチルコリン分解を阻害する作用を示すため、体内において神経毒となる。元は殺虫剤として開発され、農薬として用いられていた。これをオウム真理教の信者である技術者が殺人に用いた。彼らは科学者として非常に優秀であったが、殺人を正義と信じたことでその能力が他人の不幸を生み出すことになった。人がより便利に生活するために開発された化学物質が、使用方法を誤ると命をも危険にするという二面性がある。この価値観に対する理解力の不足が事件を招いたとされる。技術者は、闇雲に合成を行うのでなく、合成した物質がどのような目的で用いられるのか、有害性の理解を深める必要がある。 【発表の要旨】 正直者が馬鹿を見るということわざを選んだ。悪人が得をして善人が損をするという意味がある。実例として、大学のオンラインテストにおいて、実力でやっている人に対して、解答を調べながらやっている人の方が成績が良いということが挙げられる。 【復習の内容】 授業にてオウム真理教が紹介され、実行犯が高学歴の信徒によるものと知った。彼らが如何にして入信し、事件を起こすに至ったのかを調査した。地下鉄サリン事件が起きたのはバブル崩壊後であり、価値観が大きく変化した時代であった。その結果、当時の学生は社会への不満、疎外感を感じたことで居場所を求めるようになり、信仰に行き着いたとされる。社会情勢、教育の機会の欠如によって社会への不満や疎外感が募るのではないかと考える。 2016年のアメリカで起きたナイトクラブ襲撃事件はISISに影響した男の単独犯罪であった。これは、SNS上でISISに感化されて、一人で計画・実行したものである。直接顔を合わせることなくとも、SNSを通じて思想を共有できるようになった。言語の壁を越えて価値観が共有できるようになった今、私はこの事件について調査をしたことで自分の在り方について再考するきっかけとなった。
A.(1)講義内容の再話 みんなで自由に幸せにいきていきましょう。 せっかくの身に付けた科学技術の知識を、他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにすることのないようにしましょう。 例として、オウム真理教サリン事件を挙げましょう。 この事件を起こしたオウム真理教の信者たちは優秀な頭脳の持ち主でした。しかし、麻原彰晃の教義を信じて殺人が正義だと信じていました。そして、サリンを作る知識も持っていたため、サリンを地下鉄にばらまいたのです。 ここで、優秀とはどういうことなのか考察しましょう。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 共著者名:蓮沼希、鈴木聖菜、菅井里緒奈、藤井瑞葉 「正直者は馬鹿を見る」ということわざを選んだ。 授業のときに、予習をきちんとやっていなかったとき、自分は予習をやっていないことを正直に先生に言った。しかし、他の人は予習をやっていないにも関わらず、予習をきちんとやったと嘘をついた。 その結果、先生はわたしだけを叱り、他の人は褒められた。 自分が、正直に生きていることがばかばかしくなる。 「正直者が馬鹿を見る」とは、まさにこのことだと思う。 (3)復習の内容 地下鉄サリン事件のことについて考えた。 地下鉄サリン事件を起こした人々は化学の知識があり、みながうらやむほどの頭脳の持ち主であった。そこで、優秀とは、単に勉強ができるということではないと考える。優秀とは、勉強ができてかつ、どのように活用したら世の中が豊かになるのか、人々が幸せになるのかを考え、それを実行できる人であると考えた。
A.どんな化学技術も二面性を持っていて、優れた農薬は化学兵器になりえる。有機リン系農薬は1ドイツのバイエル社がジャガイモの害虫駆除剤として開発し、リン酸エステル系の有機リン化合物を世に出した。この有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎ、農薬というよりは化学兵器として利用する研究がナチスドイツにより秘かに進められ、サリン等が合成された。 戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じて疑わない。正義を間違えると殺人すら正当化してしまう。 道徳観念や倫理観、あるいは共感性が欠如した個性を持つ人たちがいる。犯罪者ばかりではなく、そのような個性を持つ人は優秀で、魅力的で、社会的地位の高い人も多い。逆に不倫で悩む人は、道徳観念や倫理観がある人たちである。道徳観念のない個性を持つ人は、そんなことで悩んだりしない。名古屋大学の女子大が例に挙げられる。彼女は、化学で毒物を知り、興味を持ちました。 高校の友人に毒物の硫酸タリウムを飲ませて、中毒症状を観察しようとした。 おそらく彼女に他意はない。純粋な中毒症状への興味があっただけであった。 事件後、 彼女は、反省しなければいけないが心がついていかない。と話していた。彼女には、反省ということが理解できなかったのである。 私は復習で技術の使い方について学んだ。技術をよく知らずに使い事故を起こしてしまうことがある。しかし、誤った使い方をしてしまう人がいる。それは倫理感について誤っているからである。私はそのようなことのないように技術と共に倫理も学び続けたい。
A.(1)まず第一回目の授業では、実際に起きた事例から技術者倫理とはなんたるかを考えましょう。今回は事例として地下鉄サリン事件について取り扱います。サリンは一見簡単に作れそうな構造をしていますが、人体にとって必要不可欠なアセチルコリンの阻害剤となってしまいます。過去にはこれが殺虫剤として用いられていたりと今では信じられません。化学を学んだ私たちが技術者としての正しく公正な倫理観を持たなければいけない理由がわかるでしょう。また自分が製作したものの特徴や副作用を理解していないのも倫理違反と同じ意味を持ちます。 (2)すみませんグループ名は記憶していません。 メンバー:坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 私は『撒かぬ種は生えぬ』ということわざを選んだ。私たちは学生なのでたくさんアルバイトをしている。ガソリンスタンドや飲食店、家庭教師や事務作業など始める前は仕事のイロハすらわからなかったのにその職業への適性や、専門用語を覚えて仕事をする。そこにチャレンジしなければわからないことや学べないこともたくさんある。我々学生が社会に溶け込み仕事を覚えるこの過程こそ、撒かぬ種は生えぬと言えるのだと思った。 (3)復習は各事例について調べた、私がやはり納得できなかったのは使っている物質の危険性を認識しているのに対策を打たなかったりそのまま放置したりして事件が起きてしまったパターンである。会社単位で見ても、個人単位で見ても絶対大変なことはわかっているのに(後で損害賠償が発生する、死者が出るなど)その行動を続けるという点が理解できなかった。この問題の根底には会社の末端への責任荷重と幹部やトップ、上の人間の現場把握能力のなさがあると考える。
A.・講義の再話 どんな科学技術も二面性を持っています。科学技術は人々の生活を豊かにし、幸せにすることができますが、使い方を誤ると一転して他人を不幸に陥れる道具になります。かつての地下鉄サリン事件では、優秀な頭脳と化学の知識を持っていた信者が、その知識を殺人に使ってしまったため、悲惨な事件となってしまいました。 科学技術は正しい心を持っていて、初めて便利な道具になります。 ・発表の要旨 演題:悪貨は良貨を駆逐する グループ名:覚えていません 共著者名:近くの席の人で集まったため、覚えていません 役割:調査 倫理観と能力が相関しない例を表すことわざについて調べ、「悪貨は良貨を駆逐する」ということわざを選んだ。「悪いものほど世に流通して、良いものは無くなってしまう」という意味がある。 中身のない、大きな声の意見ばかりが通って、控えめな正論が消えてしまうような事例が例として考えられる。 ・復習の内容 授業中に分からなかった「悪貨は良貨を駆逐する」の成り立ちについて調べた。元々は、価値は異なるが名前は同じ貨幣がある場合、質の良い貨幣は貯蓄されてしまい市場に出回らず、質の悪い貨幣ばかりが流通してしまうということを表す言葉だった。しまし、近年では「悪いものほど世の中に流通し、良いものはなくなってしまう」というような意味で使われるようになった。 グレジャムの法則としても知られていることがわかった。
A.【再話】 優秀な人ほど信じてはいけないものを信じてしまい、豊富な知識を殺人などの犯してはならないものに利用してしまうことの例として地下鉄サリン事件について学んだ。何を信じるかはその人次第である。しかし、その中に信じてはいけないものがある。信教の自由は、基本的人権の尊重に基づいている。そのため信教の自由と言っても、他人の基本的人権を侵すことを信じてはならない。憲法では、宗教を定義しておらず、基本的人権も定義していない。すべてのものを法的なものにすることはできない。倫理とは法よりさらに深い基本的人権の尊重である。 【発表の要旨】 私の班では正直者は馬鹿を見るということわざを選んだ。 中学時代に自習を行うのを忘れていた日があった。。先生に正直に自習を忘れたことを自分から言いにいった。後になって自習を行っていなかった人がたくさんいてその日はなぜか自習の確認が行われなかった。正直者が馬鹿を見るとはこのことだ。 【復習の内容】 私は正直者は馬鹿を見るについて自分のエピソードを振り返ってみた。高校時代、やり方について細かく出された課題に対して私はそのやり方通りに丁寧に課題を行った。翌日周りの友達を見ると、まじめにやらずに答えを写している人がたくさんいた。しかし、先生は丁寧に解いた人にも不真面目に解いた人にも同じ評価を付けた。正直に解いたのにこの結果は馬鹿を見たと感じた。正直者が馬鹿を見ない世界になってほしい。
A.同グループ 掛札涼介 鎌田潤 伊藤一真 小室奏太 講義の再話 日本国憲法十三条に保障された幸福追求権は、国民みんなの基本的人権である。みんなでである。 自分が幸せになるのに、他人を不幸に陥れるのはなしにしましょう、と言っている。他人を不幸に陥れる道具にして、台無しにしてはいけない。 地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな望んでも手に入らないような優秀な頭脳の持ち主だった。 その優秀な頭脳の持ち主は、麻原彰晃の教義を信じていた。殺人が正義だと信じていた。 不幸なことにその優秀な頭脳の持ち主には、化学の知識があった。 サリンを作ることができた。 殺人が正義だと信じて、サリンを地下鉄にばらまいた。戦争を早く終わらせるのに、強力な武器があればいい、と信じた人は、殺人が正義だと信じて疑いません。 正義の御旗はは殺人すら正当化してしまった。 ワークショップ課題の発表要旨 正直者が馬鹿を見る 正直に生きている人が損をして、ずる賢い人の方が世渡りが上手で得があるということ オンラインテストで教科書を見ていない人より、ズルをして教科書を見ながら回答した方が成績が良くなってしまうということ。 オンラインテストでは、対面での試験ではないため、参考書、スマホ、授業資料などが見放題である。これでは、バカ真面目にテストを受けたものがバカになってしまう。 復習の内容 技術者倫理の大まかな内容がよく分かった。 知識を持っていても倫理的なことがわかっていなくてはならない。これが一番大事だと感じた。知識を持っているものが犯罪を起こすのは論外だろう。
A. 地下鉄サリン事件を起こしたオーム真理教の信者たちは、みな優秀な頭脳の持ち主だった。化学の知識もあった彼らはサリンを作ることができ、殺人が正義だと信じてサリンを地下鉄にばらまいた。名古屋大学女子学生殺人事件では、犯人の女性は化学で毒物を知って興味を持ったことをきっかけに、高校の友人に毒物の硫酸タリウムを飲ませ中毒症状を観察しようとした。彼女には反省ということが理解できなかった。このように、道徳観念や倫理観、あるいは共感性が欠如した個性をもつ人は、優秀で社会的地位の高い人も多い。「技術者倫理」は、もともと道徳観念や倫理観、あるいは共感性が弱い人に知識として倫理を教えることで、世の中のいさかいを少し減らすために開講される。 「好きこそ物の上手なれ」ということわざを選んだ。このことわざは、誰でも好きでやっていることは一生懸命になるものであり、それに関して勉強したり工夫したりするため、自然に上達するものであるという意味をもつ。幼い頃からゲームをすることが大好きで暇さえあればゲームばかりしていた友人がよく「こんな武器があったらいいのに」、「こんなコーナーもあったらもっと面白くなりそう」などと言っていた。ゲームをやりこんでいるために既存のゲームでは満足できないようになった、そんな様子が伺えた。その友人は今ではゲーム制作に携わる仕事をしている。「好きこそ物の上手なれ」とは、まさにこのことだと思う。 成績評価申請書を書くにあたって、「哲学と思想-技術者倫理の位置づけ-」を読み返し復習した。
A.害虫駆除を目的とした有機リン酸系の農薬が開発されたものの、有機リン化合物は神経毒としての毒性が強過ぎたことにより農薬ではなく化学兵器として利用する研究が進んでしまった。また、地下鉄サリン事件で使用されたサリンはアセチルコリン分解酵素の阻害剤であり、一滴手についたら死んでしまうぐらい強い毒である。そんなサリンは製造コストは極めて安いため化学工場で大量生産することが可能であり、知識さえあれば簡単に入手出来てしまう物質である。サリンに対する知識があっても倫理がなければこのような事件が起こってしまう。 正直者が馬鹿を見る 伊藤園 掛札涼介、鎌田潤、小室奏大、伊藤一真、大滝飛鳥 忘れました 正直者が馬鹿を見るは正直者は嘘をつけず損をしてしまうがずるがしこい人は世渡りが上手く得をするという意味である。 普段の学校生活で例えると、オンラインのテストを教科書やスマホを使わずに自分の知識だけで解答してる人より、教科書等を見て回答している人の方が良い成績になってしまうということがあげられる。 自分は弘法も筆の誤りを選択してまとめた。 弘法も筆の誤りはその分野に精通している人でどんなに得意なことであっても成功し続けることはできず、たまに失敗をしてしまうことがあるという意味である。 普段の学校生活で例えると、先生であっても常に正しいことを教え続けることはなく、時には間違った知識について受講生に講義をしてしまい、後に訂正として再度講義することがある。
A. 日本国憲法第十三条で幸福追求権が基本的人権として保障されている。科学技術の知識をすべての人間が幸福になるように使う必要がある。オウム真理教の地下鉄サリン事件では優秀な頭脳の持ち主がサリンを製造し地下鉄に害を及ぼしたが、殺人が正義だと考えて実行した。この事件から、技術者には倫理が必要である。専門職である技術者は職業倫理を求められ、共感性が低い人に知識としての倫理を教えるため技術者倫理は行われる。 「材大なれば用を為し難し」を選んだ。 大きすぎる材木は加工しづらく、かえって扱いにくいことから、あまりに立派すぎる人は世の中に受け入れられないということ。工業用にダイナマイトを作ったアルフレッド・ベルンハルド・ノーベルも、死の商人と呼ばれ民衆から受け入れられなかった。感性と能力は相関がないが、能力がある人に感性や倫理を求めるように、能力がある優秀な人を見る能力がない民衆にも感性の良さが求められると考える。 復習として、山形大学女医殺害事件について調べた。東根市内マンションで50歳女性を殺害したわけだが、その直前スマホで「施錠されていない家」や「ピッキング作業」などと検索していた。スマホから知識を手に入れ、犯罪に及んだということである。現代人として検索がより身近になり知識の貯蔵庫が脳からインターネットへと拡張される中、昔よりも倫理や道徳が必要となると考える。技術者としての倫理と人間としての倫理の両方がより必要な時代になっている。
A.1)今回の講義の内容の再話をする。今回の講義は技術者倫理を学ぶ理由を今まで起きた歴史的な事件を例に学ぶという講義であった。 その中で共感性が弱い人や倫理観が無い人に倫理を教えることで少しでも事前に防ぐことを目的として今後も技術者倫理の授業が行われていることがわかった。また今回の講義で印象に残ったものは、技術者が無知であることは倫理違反であるという言葉であった。自分たち自身も今後技術者になっていくと思うのでしっかりと肝に銘じてやっていきたいと思う。 2)今回「正直者は馬鹿を見る」ということわざを選んだ。中学の頃に自習をするのを忘れてしまい、先生に正直にやるのを忘れたと自分から言いに行ってしまった。後々になってみると、自分の他にも自習を行っていなかった人が多くいてその日はなぜか自習の確認が行われなかった。このことわざの様になってしまった。 3)今回の授業の復習としては今回の授業の中心となっていた歴史的な事件の倫理違反を知るために他の倫理違反が関係している事件を調べた。そこでサリドマイド薬害事件について調べた。この事件は戦後の経済成長期の1960年頃にサリドマイドという医薬品の副作用によって、世界中の約1万人の胎児が健康的被害を受けたという薬害事件である。妊娠初期に服用することで胎児の成長を阻害する副作用が見られた。この事件の原因として安全性の軽視・無視、利益の為に情報を偽ったことが原因とされている。このように知らないところで倫理違反が関係している事件が数多くあった。
A.(1)私たちは山形大学の化学・バイオ工学科として日々授業を受け、勉強をしています。有機化学の合成や、無機材料、化学工学におけるプロセスなど幅広く取り扱っています。さて、私たちは何のために毎日勉強をしているのでしょうか?時には勉強に追われる日々から逃げ出したくもなりながらもなぜ、勉強をしなければならないのでしょうか。技術者倫理では、その学んだ知識を安全に正しく活用するためにあります。ただ知識を身につけるだけではダメで、過去に知識を悪用した人が事件を起こしてきました。例えばオウム真理教サリン事件です。これは毒性の強いサリンを自分たちで実際に製造し、地下鉄内でばら撒きました。他にも名古屋大学女子学生殺人事件があります。このように知識があり頭脳が良くても被害を被る人々がいて、技術の扱い方を今一度見直す必要があります。 (2)演題:倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない、グループ名とグループに属した人は覚えていない。 私は「悪貨は良貨を駆逐する」ということわざを選んだ。このことわざは実質的な価値は違うが名前が同じ貨幣があり、同時に流通すると良貨は貯蔵され、悪貨だけが市場に流通することを指す。近年で言い換えると悪いものほど流通し良いものが失われるという意味である。以前、ある食肉加工業者の社長が豚肉を牛肉と偽って使用し、賞味期限の改竄などの偽装する事件があった。社長が不正を行ったことで従業員も声を上げられず、ただ働くしかない状況はまさに悪貨は良貨を駆逐すると言える。 (3)今までに世界を変えるようなものを発明してきた人には、ノーベルやハーバー、他にはテスラがいた。テスラは交流電流を生み出した人物で、交流電流は扱いによっては容易に人を殺すことのできる危険なものであった。実際に安全性を求めてエジソンと論争を行うほどであった。しかしテスラはその安全性を確立し、世の中に普及させた。「安全」は工学において最も重要なことであり、これから最も注視して考えなければならないと思った。
A.(1)講義内容の再話 第一回の技術者倫理の講義では地下鉄サリン事件について学びました。サリンはアセチルコリン阻害剤で一滴でも死に至る場合がある強い毒です。オーム真理教の信者は優秀な人材も多く、化学の知識があったためサリンを作ることができました。殺人は正義だと優秀な信者は信じ込まされ、サリンを作りそれを地下鉄にばらまきました。このような極悪な犯罪に手を染めてしまう前に倫理観が欠如していないか考えるべきだったと思いました。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題は「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」、グループ名はモジャタイセイver2、リーダーは和田弥仁、グループに属した人(共著者名)は高橋瞭平、和田弥仁、島田伸吾、小杉泰世、峯田愛杜、遠藤竜也、滝沢一輝です。 要旨:「バカと天才は紙一重」を選びました。バカと天才は実は近しく、常識に囚われず常人には理解しづらい奇抜な発想をする点で両者はある意味では同じであるという意味です。 役割:私はCRediT分類法14タイプのうち「調査」を行いました。つまりバカと天才は紙一重ということわざを調べました。 (3)復習 今回の講義で学んだ地下鉄サリン事件のように優秀な人材が殺人に加担してしまうケースとしてフリッツ・ハーバーを挙げる。彼はドイツ出身の物理化学者かつ電気化学者で、窒素からアンモニアを合成するハーバーボッシュ法を見つけました。その功績の墓にも毒ガスの開発も行いました。この時代は第一次世界大戦真っ只中であり、毒ガスを使って戦争を早く終わらせることで多くの命を救うと考えていました。もちろん研究熱心で毒ガスを作ることに好奇心を憶えていたため、毒ガスの開発を行ったとも考えられます。
A.講義の再話 オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件は優秀な頭脳を持った科学者たちが起こした国内最大のテロ事件と言っても過言ではない。この科学者たちはオウム真理教の教祖である麻原彰晃の言葉を信じて持っている科学力を殺人のために使ってしまった。この事件に使われたサリンは毒性が強く化学兵器として注目されていたものであった。このようなことが起こったのは、科学者たちが高い技術力を学ぶことしかせずに、技術者としての倫理を学ばなかったという重大な欠点があったことである。 発表の要旨 「正直者が馬鹿を見る」ということわざを選んだ。このことわざの意味は悪賢い者はうまく立ち回って得をするが、正直な者は秩序や規則を守るために、返って損をすることが多いことという意味である。このことわざを実際に実感した出来事がある。高校の時に課題をやっていない人たちがおり、一人は正直に課題をすることを忘れたと先生に申し出て怒られたが、他の人は課題をすることを忘れたと報告せずなんとかやり過ごして怒られることはなかったというエピソードがあった。まさに「正直者が馬鹿を見る」とはこのことだと思った。 復習の内容 他のことわざについても調べてみたところ「朱に交わればあかくなる」ということわざの意味を調べてみた。このことわざの意味は人は関わる相手や環境によって、良くも悪くもなるという意味である。この授業で持ち出された地下鉄サリン事件はまさにこのことであると思った。もし高い頭脳を持った科学者達がオウム真理教を信じず、社会貢献を行う団体や慈善団体などにその知識を使っていれば、地下鉄サリン事件などのオウム真理教が起こしたテロ事件の数々は起こっておらず、もっと良い世の中になっていたのではないのかと考えた。
A.1.1995年3月20日にオウム真理教の教祖と信者によって地下鉄にサリンがばらまかれました。サリンの半数致死量は1m^3あたり100mgという、手に一滴でもついてしまったら死んでしまうくらい毒性が強い化合物です。このサリンはオウム真理教信者に属していた旧帝大の人たちによって作られたものであり、多くの人に被害が出ました。また信者たちは生物兵器や化学兵器に関するものも作成していました。日本の未来を背負えるような知識を持った人たちがオウム真理教という宗教に取りつかれてしまい、倫理観を失ってしまった結果に起きてしまった恐ろしい事件です。 2.グループ名:毎回変えていたので覚えていません。申し訳ございません。 グループメンバー:坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槙口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乗竜也、星優希、長谷川諒人 [頭隠して尻隠さず」 友人にケーキを食べたか確認したところ食べていないと言っていたが口の周りにクリームがついていた。嘘がバレバレだった。頭隠して尻隠さずとはこのことだ。 3.私は個人的にことわざを選びました。そのことわざは「蟻の思いも天に届く」ということわざです。人間誰もが同じ力をもっているわけでもなく、平均よりも低い人たちはたくさんいます。しかしその人たちの中でも成功した人はこの世の中にたくさんいます。それは自分の力がどんなに微力でも絶えず努力をし続ければ、いずれ大きな力となっていったためだからです。このような人たちにこのことわざは当てはまると思い選びました。
A.1)オウム真理教による地下鉄サリン事件で使用されたサリンは、アセチルコリン分解酵素の阻害剤である。アセチルコリンは加水分解が速いため、有髄神経で唯一機能するアミンである。そのため、サリンは猛毒。サリンの半数致死量は1立方メートル中100mgで、これは一駅ついたら死に至るほどの猛毒である。オウム真理教信者はこのサリンを実際に製造し、地下鉄にばらまいたのだ。オウム真理教信者たちは非常に優秀な頭脳を持つ人間が多く、彼らは麻原彰晃の教義を信じ、殺人が正義だと信じていた。 信教の自由は憲法で保障されているため、何を信じるかは本人に委ねられている。しかし、信じてはいけないものもある。信教の自由は基本的人権の尊重に基づいている。そのため、信教の自由といっても他人の基本的人権を侵すことを信じてはならない。憲法では宗教を定義化していないし、基本的人権についても定義していない。すべてを法的なものにすることは不可能であるし、するべきではない。倫理とは法よりさらに深い基本的人権の尊重である。 2)私は「学者の不身持ち」ということわざを選んだ。これの意味は、口先だけで実行が伴われないことである。 例えば、高校時代の部活動の顧問が私たち部員には時間をしっかり守るよう口うるさく指導していた。しかし、顧問自身は遅刻して部活動に参加していたことがよくあった。この顧問のような人を「学者の不身持ち」であるというと思う。 私は「学者の不身持ち」と言われるような人間にはならないように生きていきたいと思う。 3)信教の自由はあっても、他人の基本的人権を侵すようなことは信じてはいけない。倫理とは法より深い基本的人権の尊重である。
A. 初めに授業の再話をする。大まかに話すとどれだけ知識があり、優秀でも道徳観念や倫理観あるいは共感性が悪い方向に欠如していると犯罪者になってしまうことがあるということを学んだ。例として、オウム真理教による地下鉄サリン事件や名古屋大学女子学生殺人事件などがある。どちらの事件も優秀な頭脳を持ちながら、その知識を殺人に使ってしまった例である。また技術者倫理において、無知は倫理違反である。知識なしに実験を行ったり、技術を使ったりするのは倫理違反である。 次に授業内で発表した内容について記述する。演題は「倫理観と能力は、必ずしも相関するとは限らない?」で、グループ名は「おいしい水」、メンバーは大内里菜、加藤ひなの、海老原実和、高橋ひより、今井梨里花である。役割としては、ことわざや故事を調べる役割を果たした。私たちは「朱に交われば赤くなる」ということわざを選んだ。これは関わる相手や環境によって良くも悪くもなるという意味である。前述した地下鉄サリン事件はまさにこのことわざ通りの状況で起きた事件であったと思う。どれだけ優秀な人でも自分の行いの善悪の判断がつかなくなるのはもったいないと感じた。 最後にこの授業の感想を記述する。この授業は世の中を騒がせた事件から倫理について触れたものであった。また世紀の発明が戦争に利用されてしまうことには、悲しさを覚えた。せっかくの技術や発明によって人を傷つけることがない様、倫理や技術者倫理を早いうちから学ぶことは非常に大事だと感じた。
A.【講義の再話】 サリンはフリーデルクラフツ反応とジアゾニウムカップリングを組み合わせたら作れそうである.このように技術者は化学構造式を見て物質を作るプロセスをイメージできなければいけない.それと同時に「この物質は危険だ」と思えなければならない.地下鉄サリン事件で用いられたサリンは1滴つかんだら死ぬとされていた.それにもかかわらずこのサリンを地下鉄内にばらまいたオウム真理教の信者は,化学の知識を殺人に用いた.また,この事件の被害拡大を防いだのも化学の知識を持つものであった.ばらまかれた物質がサリンだということに気づき,素手でひとのいない方向へ運び込んだのである.このように,技術者としての知識を悪い方向に用いて台無しにすることの内容に倫理観,道徳観を持つ必要がある(普通の人は持っている).原子爆弾や名古屋大学女子学生殺人事件もまた,この例として挙げられていた. 【発表の要旨】 「正直者が馬鹿をみるの実際の事例」 グループ名:麦茶 メンバー:中野結楓,蓮沼希,藤井瑞葉 役割:調査・可視化 「正直者が馬鹿を見る」ということわざを選んだ. 実際の事例は,予習が必要な授業があった. 先生が「予習をやってきた人??」とみんなにきいたので,予習をまじめにやっていなかった私は正直に手を挙げずにいたが,他のみんなは嘘をついて手を挙げた. 嘘をついた人は「えらい」と褒められ,正直にいた私はこっぴどく怒られた. これが「正直者が馬鹿を見る」ということなのだろう. 【復習の内容】 サリンについて詳しく調べてみた.サリンはナチス・ドイツで開発された.その後戦争や化学兵器などに用いられてきた.オウム真理教の信者が合成に成功した他,山梨県で教団施設にてサリン70トンの生産を目指してサリンプラントを建設していたなどの事件もあった.人体への機序としては,サリンは神経伝達物質のアセチルコリンと似た構造を持つ.サリンはアセチルコリンを加水分解し,アセチルコリンエステラーゼの活性部位に不可逆的に結合することで,失活させる.それによりアセチルコリンの分解を阻害し,神経伝達を麻痺させる作用が働く. このように実際に起きた事件を把握しておくことによってこのような事件を二度と起こさないようにするのも科学者の仕事であると考える.
A.(1)職業倫理とは、ある技術を持つ者、ある地位にいる者、ある知識を持つ者が社会に良い影響をもたらし、悪い影響をもたらさず、排除するために身につける必要があるものである。技術や知識は使い方によって良い作用も悪い作用ももたらすため、それを使う人間が倫理をもって社会へ良い影響を与える必要がある。また、技術や知識を行使する、される過程でそれが倫理に沿った行動かどうか監督し、場合によっては社会へ警告する役割も持つ。職業倫理を実行する上で、実行する対象を理解、把握しなければ評価のしようがない。そのため、職業倫理には技術、知識の熟知も含まれる。 (2)おぼえていないため、未回答 (3)演題:「渋柿の長持ち」 渋柿の長持ちとは、そのまま食べられない渋柿は人に取られることなく長くきに残っていることから、悪人が長生きすることのたとえである。最近ではちょっとしたことやなんでもないことでもインターネット上で問題になり謝罪に追い込まれる例が多発しているが、犯罪を犯した人や道徳上問題のあることをした人が軽い罰のみで現役復帰していることからこのことわざを挙げた。また、これに関連して現在の法治主義では、司法刑罰を国家の権利として、国民の私刑を禁止している。これは現在の寿司チェーン店での迷惑行為をした人への一般人による誹謗中傷・迷惑行為による過剰な害から大切さが理解できる。社会への法治主義の理解の普及は非常に大切だと思われる。
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。