大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
A.(1)チャレンジャー事故は利益面を重視した経営陣が安全を軽視した結果、起きてしまった事故である。 (2)ヤマアラシのジレンマを選び、身近な例としてSNSの普及による人間関係の構築の難化を選んだ。SNSの普及で人の本質が見えやすくなり、心理的な距離を測るのが難しくなっている。 (3)チャレンジャー事故の類例について調べた。
A.(1)講義の再話 よく権威と権力を混合してしまう人がいます。学校でも同じで権威のある教授がいても権力のある教授はいません。権力や権利の行使には責任や義務がついてきます。ファインマンの報告書によれば,人の命も宇宙船も失う大事故になる確率を技術者が1%と見積ったのに対し,NASAの幹部は0.001%と見積もりを出しました。技術者が幹部よりも1000倍も危険があると方向をしたのにも関わらず,打ち上げは行われ,悲劇が起きてしまいました。 この悲劇に関して,技術者には決定する権力がないことが分かります。幹部たちにも知識や技術があるかもしれませんが,実際に宇宙船を設計し,製造したのは技術者たちです。幹部たちは宇宙にいくことに対しての利益の大きさが欲しいのに対し,技術者たちは安全性を第一に考えて出した見積もりだと思います。幹部たちはいわゆる経営者にあたり,技術者たちは労働者にあたります。経営者は会社の利益を出さなくては会社が潰れてしまいますが,公共の福祉や,人の命のことを考えると労働者の意見を尊重し,打ち上げを中止する選択もできたと思います。自分たちの利益を追い求めた結果,大きな事故に繋がってしまった例です。個人の,1企業・組織の利益しか追っていれば足元がすくわれ大きな損害,被害を出す結果になってしまいます。そのため,自分たちが取る行動がどのような利益があるかどうか追い求めると同時に,周りの人たちへの利益も考える必要があると感じました。 (2)発表の要旨 ゲーム理論とは社会や自然界のおける意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて最適な行動をとれるようにする考え方のことです。 ゲーム理論の代表例として囚人のジレンマというものがあります。 利害関係にある人同士がどうすれば自分の利益が大きくなり,かつ相手が納得してくれるかという最適な行動を導き出す考え方です。 囚人のジレンマの例として囚人二人がお互いに意思疎通のできない場所で拷問を受けています。彼らに「自白する」「自白しない」という二つの選択肢がありますこの選択の状況によって罪の重さが変わってきます。 ・片方が自白し,もう片方が自白しなかった場合,自白した方は無罪でしなかった方は懲役十年 ・両方とも自白しない場合は懲役2年 ・二人とも自白した場合は懲役5年 このような状況下で,どの選択肢が最適かどうか考えたところ,自分にとって最も魅力的に感じる回答が自白しないことです。ですが,相手が同じことを考えていては懲役5年という2番目に重い罪が決定します。このようにお互いが個人の利益を求めていては逆に不利益になってしまう状況が囚人のジレンマです。今回のケースでは自白することが最も合理的な選択肢だと言えます。理由として,お互いに自白しないというケースを作ることができるとは限りません。なので,一番最悪の懲役10年を避けられます。また,もう一人が自白をしても懲役5年。もし相手が自白をしなければ無罪として釈放されます。なので今回のケースでは自白するということは最適解になります。 (3)復習の内容 ゲーム理論を使用して,自分だけが利益を追い求めるということはとてもナンセンスだということがわかりました。 利害関係にある相手が不利になりずらい選択をすることで,お互いが納得する結果を得られることができます。今後,私が社会に出た後でも取引先や,上司との交渉をする際は実際にこのゲーム理論を使いお互いに納得する行動をとっていきたいと感じました。
A.(1)技術者倫理における善悪、損得、個人の利益と公共の福祉、に関する事例としてチャレンジャー号爆発事故というものがあります。この事例ではアメリカのスペースシャトルチャレンジャー号が打ち上げ後分解・爆発し乗組員7名が死亡したもので、原因は補助ロケットのOリングが打ち上げ時に破損し燃料が漏れて爆発したことです。この背景には悪天候などの度重なる延期により上層部が焦り、現場技術者の打ち上げ延期を聞き入れず「解雇されるか、今すぐ打ち上げるか選べ」と脅し、打ち上げを強行させたことがある。このような状況であなたは上層部の反対を押し切って打ち上げを中止できますか。 (2)囚人のジレンマー冷戦ー、グループ名、共著者名不明、役割(調査、 レビューおよび編集校正) 私達の班は囚人の例として、冷戦を考えた。 ソ連とアメリカにはともに、軍拡を続ける、軍拡をやめる、の2つの選択肢があった。この選択肢は短期的に見れば、軍事費の負担が増えるが戦争による自国のリスクを減らせる軍拡を続ける方が得になる。 しかし、長期間続く場合では、泥沼の軍拡競争になり国の財政が破綻する、つまりお互いに経済的な自国のリスクを高める選択となってしまう。そのため経済力の弱いソ連は滅亡した。私達の班はこれは囚人のジレンマの例に適していると考ええた。 (3)今回の授業で出てきたチャレンジャー号爆発事故の事例を聞いて自分が就職先を選ぶうえで風通しの良い社風のところがいいと思うようになりました。そこでしらべるなかで労働組合の存在や役割について理解を深めることができました。労働組合とは、労働組合法などで定められた労働者が主体となって自主的に労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を目的として組織する団体である。ここが機能している、労働者を守ってくれる会社で働きたいと思いました。
A.(1) 人が関わる以上、事故が起きる可能性は常に存在する。 事故が起きたときの対処、また事故の可能性を可能な限り減らす努力は技術者たるもの怠ることは許されない。 しかし労働者として企業に勤める場合、ただ安全に徹するだけでは企業として立ち行かなくなる。 チャレンジャー号事件は、想定外の気温から予測される部品不良に起因する大事故の危険性と、ロケット発射延期に伴う損害賠償請求による会社への大打撃による板挟みで正常な判断が下せなかった一例である。 今となっては人命と金を天秤にかけるまでもないことだが、それに限らず各個人の利益を最優先に動いていては何も成立しない。 意思決定において、お互いの損得勘定した上での最適解を導き出す理論の一つにゲーム理論が挙げられる。 囚人のジレンマはゲーム理論で有名なモデルの一つである。 端的に言えばお互いに利益優先に動けば互いに損をするが、互いに動かなければ大損は避けられるといったものである。 現実はもっと複雑で○×ゲームのように綺麗に損得が分かれるとは限らないが、この理論は多人数の意思決定において非常に有用である。 (2) 演題:「ゲーム理論から見た損得と善悪」 グループ名:めがね グループに属していた人:杉山晴哉、伊藤凜太郎、小林嵩弥、杉山大治朗、田島宏倫 役割:調査、概念化 数あるゲーム理論の中から囚人のジレンマを選択し、その例として最初に「企業のコロナ禍におけるマスク販売と消費者の行動」を考えた。 マスクの需要が高まったとして企業がマスクの値段を上げすぎれば、消費者も手が伸ばしにくくなり企業は儲からず、消費者も自己防衛のためのマスクが手に入らないという共倒れが起こる。 値段を消費者の手が届くぎりぎりに調整すれば企業も儲かり、消費者もマスクが手に入って感染症の流行を防げるという双方にメリットのある状態に持ち込めると考えた。 他のパターンとして、囚人のジレンマの典型的な例である2人の犯罪者の例を調査し、例として挙げた。 お互いに自白すれば両者ともに懲役5年、お互いに黙秘すれば懲役2年となるが、どちらかが自白しどちらかが黙秘した場合、自白した側は無罪、黙秘した側は懲役10年になるというものである。 (3) 平常演習としてグループ発表での内容、即ち「企業の値上げと消費者の行動」について考察を行った。 企業が値上げした場合、単純に商品1個当たりの利益が増える為、企業にとって得する行動である。 では一方で、消費者が得をする行動とは何か。 厳密には完全に得をする行動は無く、損を軽減する行動を取ると考えられる。 損とは出費であり、それを抑えることは消費行動を控えることである。 即ち、消費者は企業が提示した価格に応じて消費量を調整、または別の企業の商品を購入するといった行動を取ると考えられる。 ここでお互いが得をする行動を取る、即ち企業が値上げをし、消費者はその企業からの購入を控えた場合どのような結果を招くかを考える。 最悪の場合では、商品の生産停止に行き着くと考えられる。 企業側は値上げをしたものの、消費量が減ることで利益は増えない。 利益が増えなければ更なる値上げに踏み切る可能性もあり、その度に客足は遠のくと言える。 一方消費者側は消費量を調整すればよいので損をしていないように見える。 しかし、これ以上の利益向上が見込めないと企業が考えた場合、商品の生産を停止させる可能性が考えられる。 これはその商品の利用者が最も損をすることであり、他消費者から見ても選択肢の一つが無くなり損をしたと言える。 利用者がその商品を使い続けるには、企業に一定以上の利益を上げさせる、即ち買い支えなければならない場面も時としてあり得るだろう。
A.ハインリッヒの法則というのがあります. これは1件の大事故の裏には,29件の事故,300件の小事故,その裏にはさらに数千件もの不安全状態があるというものです. この法則を覚えて,実験などで出たごみなどを捨てる時にも軍手をつけるなど小さな危険から回避していくことで大事故の防止になることを意識しましょう. チャレンジャー号の事故ではOリングという部品が気温の問題で正常に働かないことを知っていながらも,政治的な問題もあり強行した結果何人もの乗組員が犠牲になりました. 技術者にはこの不安全性を説明し,強行を止める義務があります. ワークショップ課題:グループ名,共同著者はその時近くにいた人とやったためわかりません.役割は調査・概念化です. ヤマアラシのジレンマを採用しました. 距離の近い男女が恋人関係になるために,告白をするかどうかについて考えます. 告白を両方ともする状態だと,関係が恋人へ進み,いい結果となりますが,片方でもそういった気持ちがないと現在の関係も崩壊してしまうことになります. このことを考慮するとどちらも告白しないで現状維持が最善の選択になってしまい,かんけいが
A.【講義内容の再話】 工業製品を社会に送り出すときはメリットだけでなく、リスク評価やコストとのバランスもとる必要がある。個人的な利益とは何か?価値とは何か?損得について理解を深めることにする。 使用価値と交換価値 技術者としてそれをするかしないかという戦略を選ぶとき、個人の損得が全体の利益につながるか考えると環境問題は個人的利益を最優先する資本主義の自由競争では解決できないこのような状況をゲーム理論では 囚人のジレンマと呼ぶ。 AとBの2人が居て、ごみを遠くのゴミ捨て場に持っていくか隣の部屋の相手の部屋においていくかどうするか二つの選択がある。相手の選択を考えると、相手がどのような選択をしても他方はゴミを隣に持っていた方が得である。どちらもその選択をすると、お互いゴミの山に埋もれるという非常に悲しいことになる。 【発表の要旨】 [演題]ヤマアラシのジレンマの一例、[グループ名]仁科、[グループメンバー]高橋瞭平、佐藤匠悟、新崎琢海、高橋達矢、橋本絆、高橋賢一、小林歩夢、[役割]分析、可視化 ゲーム理論を調べ、身近な実際の例を対応させてみた。 【ヤマアラシのジレンマ】 ヤマアラシのジレンマとは、体に針のあるヤマアラシがお互いに身を寄せ合って体を温めようとすると、お互いを傷つけあってしまう。何度も近づいたり離れたりを繰り返し、傷つけあわず、温かい適切な距離感を見つけるという題材のゲームである。 一例として、近づきたいけど近づきすぎると恥ずかしくなってしまう恋人の例がある。 【復習の内容】 【ヤマアラシのジレンマ】を実例に当てはめてみた。 身近な実際の例:友達以上恋人未満の状態 A君とB君は、友達以上・恋人未満の関係である。本当は、お互いに惹かれ合ってるが、今の関係を壊すかもしれないという恐れから自分の本心を打ち明けることができないパターンを取り上げる。 A君がB君にまたはB君がA君に告白したとき、「男の子同士なのにありえない!」となりかねないが、互いに惹かれあっているので円満な結果に落ち着くこととなる。リスクを恐れてA君もB君も告白しなかった場合、現状維持となる。 この場合、告白した方が合理的であることがわかる。
A. 講義内容の再話 今回はチャレンジャー事故について授業で学んだ。チャレンジャー事故はNASAによるスペースシャトルが打ち上げ中に爆発し乗組員が全員死亡するというものだ。 この事故は特殊な気象条件の起こったため事故ではあるが、決して予見できないのものではないため、技術者倫理が問われることとなった。 なぜ、対策が講じられなかったかというその一点において重大な倫理的問題があったためだ。それは経営陣の利益と技術者が守るべき乗組員ないしスペースシャトルの安全性が天秤にかけられ結果としてリスクを無視し経営陣の利益または不利益をとったことが分かったためである。 これは当事者として技術者が経営陣を止める必要があった事例ではあるがそれは現実的には非常に難しい。なぜならば技術者は雇用されているため権力はどちらかといえば経営陣によっている。 今後の生活を考えると倫理的な判断がその場では難しいことがわかる。行ってしまえば他人が死ぬかもしれないことと今すぐ自分の家族が困窮することを天秤にかけなければならなくなる。そのような究極的な選択が求められることになるのだ。 これを解消する方法のひとつが知識をもとに証明することである。 ここでいったん主観から離れて数学的手法において不正のおきづらい条件を求めてみよう。そこでゲーム理論を利用した。 ワークショップ課題の発表要旨 今回の発表ではある問題を想定しそれがゲーム理論におけるどのジレンマに相当するのか考えた。
A.(1)技術者が組織に所属する以上組織の利益のために勤めを果たすのは当然であるが、それ以上に侵してはならない倫理というものがある。チャレンジャー号爆発事故の件から学べることは、たとえ判断によって組織に金銭的損害を負わせるものであったとしても、人の命に勝るものは無く、ましてや技術的に問題があることが分かっているのならば知識を持つ者として諫めるべきであるということだ。 秤にかけられているものがもっと軽いものであっても、技術者には選択すべき時がくる。人が人との関わりで社会を構成する以上自分の利益だけを追求していては全体的にみて損失となる場合も発生する。そういった場面での自分と全体の利益の矛盾をゲーム理論では囚人のジレンマと呼ぶ。この時の自身と相手の選択による損得の関係を利得表に表すことでより良い選択を選びやすくなる。しかしこの表も想定される最悪の状況の発生率次第でいかようにも書き換わってしまう。その際にリスクを正しく見積もり、提示するのが技術者の仕事である。 (2)課題ではゲーム理論の利得表の作成の仕方について我々学生にも身近な内容、キャンパスの異なる学生同士での付き合い方について考えた。ここで生じる損害は主に交通費等の金銭的なものと、移動そのものの労力である。直接会って交流を深める場合、お互い相手側に近い場所で付き合うと金銭的・肉体的損失となる。しかしここで互いにその労力を惜しんで交渉が決裂すると直接会わない分疎遠になり、それは互いにとっての損失だ。そのため、双方から一定距離離れた場所に行くか、複数回なら交互に相手側の家の近くに行くことで双方の損失を平均化し、交流を深められる。
A.[講義内容の再話] チャレンジャー事故とはアメリカで1986年に起こった事故でスぺースシャトルチャレンジャーが打ち上げ後に空中分解し、爆発しました。この事故で乗組員7人が犠牲になりました。原因はその日の気温が低かったためにOリングが硬化して弾性が失われたことでシール効果が発揮されず燃料が漏れからです。打ち上げ前に事故の危険性が危惧されていましたが、その確認、改善作業を起こったため大事故につながりました。開発費をこれ以上増やすのを抑えることを第一優先にしたことで防げたはずの事故が起こってしまいました。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題は「ゲーム理論からみた損得と善悪」です。グループ名、グループに属した人はランダムでグループをつくり会話を楽しんだので覚えていません。私たちの班では、「囚人のジレンマ」をジレンマから選び、身近な実際の例として企業間の価格競争について調べました。私は価格競争とは具体的にどんなものか、実際の事例はるのか、どんなものか調べました。また、囚人のジレンマとはどんなものなのかは班で発表し合い、その結論を[復習の内容]に記しました。 [復習の内容] 囚人のジレンマを選んだ。 身近な例として企業間の価格競争について考えた。 二つの会社について両者が同じくらいの価格設定をした場合、同じ利益が得られる。しかし一方が価格を下げると、利益が一方に流れ込み、逆の会社に利益が来なくなってしまう。 お互いに価格を下げ合うとどちらの会社も利益が低くなってしまう。 囚人のジレンマとはお互いに協力すれば最大の利益が得られるが、片方だけが利益を得ようとすると両方得られないというのとだと思う。
A.スペースシャトル・チャレンジャー号には燃料用のシール材としてガラス転移点が0度のゴムパッキンが使われていた。 しかしながら打ち上げ予定日の気温はマイナス8度であった。 この気温ではゴムの弾性は失われ燃料が漏れ引火・爆発の危険性を指摘し打ち上げの延期を求めた。 しかしNASAの経営陣は、事故が起こる確証はない、もし延期にするなら 多額の損害賠償を請求するとして打ち上げを強行した その結果は知っての通りスペースシャトルは爆発し、搭乗者は全員亡くなった。 グループ名 不明 参加者 酒谷さん(?)他 自分の役割 概念化(テーマを決めた) 我々のグループは囚人のジレンマについて選んだ。 その例として、冷戦時代のソ連とアメリカの軍事力の拡大競争について選んだ。 話し合いなどで、ソ連、アメリカどちらも軍事力を縮小させれば、問題も起こらずに平和に解決する。しかし、ソ連が軍事力を維持し、アメリカのみ軍縮すればソ連有利になってしまう。 アメリカが軍事力を維持し、ソ連が軍縮すればアメリカのみ有利になってしまう。 自分たちが不利になることを避けるためにお互いが軍拡を行えば、最後には戦争が勃発しどちらも大きな被害を受ける結末となる。 この授業の後シャープの冷蔵庫リコール事件について調べた。 シャープ製の電気冷蔵庫から発火し、焼損する事故が発生。過去にも10数件、同様の事故が起きていたことも発覚した、リコール騒動が起こった
A.権威と権力は全く違うものである。権威のある教授や医者などはたくさんいますが、教授や医者に権力はありません。権利や権力を行使するものには責任と義務が伴います。また、交換価値と使用価値についても学びました。技術を富や、お金や、価値や、商品などと切り離すことはできない。お金があると幸せなのか、お金がないと不幸なのか、それらの相関性についても理解する必要がある。僕はチョコ棒が好きでスーパーで30本入りの袋を見つけるとつい買ってしまいます。値段は300円ちょっとですが、30本入っていることもありすぐにはなくならず基本的に食べたいときにはあり、そして常においしい。僕からするとこのチョコ棒は300円よりはるかに価値があると思います。値段以上に人を幸せにするものが本当の意味で価値のあるものではないかと考えた。 囚人のジレンマでは、一人が自白し、もう一人が自白しない場合は自白した方は無罪で、自白しなかった方には懲役10年。また、二人とも自白しない場合は両方懲役2年。二人とも自白した場合は両方懲役5年。 このような場合はお互いの利益のため協力してどちらも自白しない方がどちらも懲役が短くなります。しかしながら、お互いが自己の利益のためだけに自白する選択をとってしまった場合懲役5年となり、お互いがともに自白しない場合よりも長い懲役刑になってしまう。 今回自己の利益と公共の福祉とそれに伴う善悪の様々な行動や考え方を学び、個人的にはゲーム理論に関する関心がさらに高まった。
A.? 講義の再話 権威と権力は違います。 権威ある教授はいますが、教授に権力はありません。 権力や権利の行使には、責任や義務がつきものです。ファインマンの報告書によれば、 人命も宇宙船も失う大事故が起こる リスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もりました。技術者が幹部より1000倍もヤバイと言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇が起きました。原爆の開発に携わったことを生涯悔いていた、ファインマンは自らの報告を、事故調査報告書に付録として無理やり添付させました。 ? ワークショップ課題の発表趣旨 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 共同著者:澤田楓恋、八角若葉、鳥居香耶、加賀谷春奈、佐藤彩香 囚人のジレンマ 1人が自白し、もう一方が自白しない場合、自白した方は無罪・自白しない方は懲役10年 ・2人共自白しない場合は懲役2年 ・2人共自白した場合は懲役5年 この場合A、B2人がお互いの利益を考えて協力したら「自白しない」選択肢をとり、懲役が最も軽くなります。しかし、お互いが自分自身の利益だけを追求して「自白する」ことを選択したら、「自白しない」を選択したよりも長い「懲役5年」の刑が科せられます。 ?復習の内容 囚人のジレンマについて復習した。囚人のジレンマは二人が協力すれば一番良いとされている答えにたどり着くが、人間というのはいつも自分の事しか考えることが出来ないため、結局は1人が利益を得て、もう一人は不利益を被る形になってしまうということ。
A.授業の再話 ハインリッヒの法則は一件の重大事故の陰には29件の軽微な事故、300件のヒヤリハットがあり、その背景には数千件の不安全な行動があるというものである。また、軽微な事故やヒヤリハットには切り傷が多く、研究室の産廃などでは軍手をつけるなどするのがよい。 ゲーム理論とは、プレイヤーに戦略と選択があり、どれを選ぶとメリットがあるかを計算で求めるものである。これの一例には囚人のジレンマがあり、自分では最善の行動を選んだつもりが、自分も相手も得をしないような結果になってしまうものである。 発表の要旨 題目は「ヤマアラシのジレンマ」であったと思われる。グループ名は600mL、グループに属した人は鎌田潤、掛札涼介、伊藤一真、小室奏斗、役割は調査である。 ヤマアラシのジレンマはヤマアラシはとげを持っているため、暖めあおうとするととげが刺さってしまい、とげが刺さらないようにすると寒くなってしまうことから、人間も仲良くなろうと近づきすぎると互いに傷つけあってしまうため、一定の間隔が必要というものである。 復習の内容 私は復習として平常演習のゲーム理論からみた損得と善悪に取り組んだ。 選んだのは囚人のジレンマで、例は同業のお店の価格設定である。シチュエーションは価格の据え置きと値下げが選べて、どちらも価格を据え置くと損得はなくなり、片方だけが値下げをするとその方が売れるため、値下げした方は得をし、据え置きの方は損をする。最後にどちらも値下げをしてしまうと売り上げがその分下がり、どちらも損をしてしまうというものである。
A.(1)チャレンジャー事故では、技術者が打ち上げ前に打ち上げの失敗する確率を1%と見積もり、NASAの経営陣が0.001%と見積もって打ち上げが実行されたが、悲劇が起きた。この事件は1%のリスクだったとしても、会社や個人の利益を優先させるのではなく、人命を最優先に考えるような選択ををする必要があることが学べる。また技術に対する費用対効果を見誤ってはいけない。必ずメリットとリスクについて議論する必要がある。 (2)ゲーム理論の中で「囚人のジレンマ」を選んだ。囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考える。ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう大きな例であると考える。 (3)チャレンジャー号爆発事件の原因について詳しく調べた。右側の固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングが発進時に破損していたことが原因で機体の破損が始まり、0リングの破損によってSRB接続部材から個体ロケットエンジンが発生する高温・高圧燃料ガスの漏れが生まれ、燃料タンクの構造に異変が起き、爆発した。
A.(1)今回の内容はいわゆる善悪感情と損得勘定の均衡点についてだと思う。大量殺りく兵器を開発することで一生涯遊んで暮らせる金額のお金がもらえるときが説明しやすいと思う。お金があればそれこそ自分の幸せにつなげることができる。しかし、エネルギー保存の法則のように、誰かが幸せならその分不幸な人も資本主義社会ならもちろん生まれるわけであって、その幸せの対価がいわゆる大量殺戮兵器の開発によって、多くの人々の不幸や死である。自分は間接的にかかわっているのだから直接的に関係なく、兵器は使う人次第といった自分にとって都合の良い考えになってしまうのが人間なのだと思う。しかし、そのような、天秤に自分がかけられたときは、そのような兵器を作らないといった選択ができるような人間になりたい。 (2)囚人のジレンマを選んだ。 囚人のジレンマとは、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。 ロシアとウクライナの戦争を例に挙げる。 他国がウクライナに軍事協力すれば、ロシアも諦め戦争が終わる可能性がある。しかし、他国は自分への国への被害が起きる可能性もあるため、軍事的に大きく干渉しない。また、他国のロシアとの貿易による経済的利益があることで、国民に対してはロシアに批判的な声明を出しても交易を絶つことができないでいる。 よってまさしく囚人のジレンマである。 (3)授業試料の再確認をした。その時に。、ゴムの結晶点について学習した。
A.(1)事故を防ぐための処置には時間がかかる。しかし、企業で働く上では期限というものが存在する。企業に勤める中で何かを開発、製造するときには必ずお客様がいる。技術者はお客様からの期待に応えるために一定期間でなるべく事故、事件を起こさない安全なものを開発する必要がある。この問題に悩まされたのがチャレンジャー号事件である。ロケットを飛ばす予定日の天気予報を確認すると、気温が-8℃であった。ロケットに使われている部品の中にはその気温に耐えきれないものがあった。この問題に対し技術者たちは延期を要請した。しかし、経営陣には待っているお客様がいる。さらにロケットを飛ばすためには様々な会社が関わっているため延期をすることで莫大な金額がかかってしまう。経営者たちは天気予報という不確定な要素から、必ず事故が起きるわけではないと判断し、ロケット発射を結構した。この決定が7人の宇宙飛行士の命を奪うこととなった。知識を持つものがきちんと警告しても適切な対処を行わないと事故を起こしてしまう。 (2)二酸化炭素における環境問題を例に恋人のジレンマについて述べた。火力発電することで二酸化炭素を出す代わりに大量のエネルギーを得ながら地球を汚染するか、再生可能エネルギーで環境に配慮しながらつつましやかに暮らし、技術の発展を遅らせるか。この二つが共存する道は本当に存在しないのだろうか。 (3)チャレンジャー号事件について調べた。意思決定過程の他にも脱出装置が装備されていないことなど他にも問題があったと知り、苦しい気持ちになった。しかし苦しい事件から目を背けず、自分がこの状況に置かれたときに何ができるかを考えるべきである。
A.・ゲーム理論とは、プレーヤーと戦略があって、どの選択を選べば、プレーヤーにとってメリットがあるかを計算する数学である。ゲームには有限回ゲーム、無限回ゲーム、二人ゲーム、n人ゲームなどいくつかの分類がある。また、戦略にも協調戦略、裏切り戦略、しっぺ返し戦略など典型的な戦略がある。技術者としてそれをするしかないという戦略を選ぶとき、個人の損得が全体の利益につながるかどうかを計算する必要がある。環境問題は個人的利益を最優先する資本主義の自由競争では解決できない。このような状況をゲーム理論では囚人のジレンマと呼ぶ。囚人のジレンマのn人プレーヤーバージョンは、共有地の悲劇(コモンズの悲劇)として知られている。 ・グループ名:フォー? 班員:鎌田美貴、木村萌乃、清水瑛理香、小松芙羽、宮内音緒、小柳日菜子、梅田真衣 囚人のジレンマ(例:LINEで暇な相手を遊びに誘う) 1. 自分がやりたいことを主張し、相手が断った場合…自分はやりたことができたため50点。相手は予定が埋まらなかったため0点。 2. 自分が断り、相手がやりたいことを主張した場合…自分は暇になり0点。相手はやりたいことができたので50点。 3. 自分も相手も断った場合(誘わなかった場合)…何も起きず、気まずくもならなかったので0点。 4. 自分も相手もやりたいことを主張した場合…とても気まずくなったので-100点。 ゲーム理論は、お互いの利益を考慮して最適な高度を決定するためのものであると考えた。 ・囚人のジレンマを選んだ。対応させる、身近な実際の例として、チーム内のサボる同僚の例を選んだ。 普段の仕事ではほかのメンバーに頼りっぱなしで、誰かに手伝ってもらわないと仕事をしない社員Aとまじめな社員Bとする。ここで、利得とは、楽に仕事が進捗することとした。 1.AもBも働くAはBに手伝ってもらい、多少楽に仕事が進むため利得6。Bは自分の仕事とAの仕事を手伝わなければならないため利得4。 2.AもBも働かない仕事が進まないため2人とも利得0。 3.Aは働くが、Bは働かないAは手伝ってもらえないからとても苦労するため利得-10。Bは楽できて仕事も進捗するため利得3。 4.Aは働かないが、Bは働くAは楽できるため利得8、BはAの分の仕事もしなくてはならないため仕事は進んでも大変だから利得2。
A.グループ名:不明 グループに属した?:五?嵐敬到、佐藤温知、青柳和希 グループ内の役割 調査、議事録 (1) 講義内容の再話 企業の利益を優先するために個人の不利益をないがしろにした例と、それにより起きた事件に関して学習した。 (2)発表要旨 価値を数値化してどの?動が最も得なのかを合理的に計算するゲーム理論を、その中でも特に囚?のジレンマを選択して議論した。?近な例として、回転寿司の価格競争に関して議論し、結局はお互いが不利益を被ってしまう例などを挙げた。他にも、「恋?たちのジレンマ」や「旅?のジレンマ」などのゲーム理論があり、これらを取り扱ったグループから他の視点や他の理論を学ぶことができた。 (3)復習 ゲーム理論から選択したジレンマとして「囚人のジレンマ」を、身近な例として価格競争を選択した。 囚人のジレンマを価格競争に当てはめる。 寿司屋Aと寿司屋Bがどちらも同じ値段で寿司を売っていたとする。 一方が価格を下げた場合、下げた方は一皿当たりの利益が下がる分、顧客は価格が安い方に流れることから総合的な売り上げは上がり、価格を変えなかった方は顧客が減るため売り上げが下がることになる。 これをお互いに繰り返すことが価格競争になるのだが、これが止まらずにつづくと最終的には値段変更前に比べてどちらの店も売り上げが下がった状態になる。 その結果、労働者の給与が減少することにつながり、物価が上昇する世の中で平均給与にほとんど変化がないという苦しい状況が労働者に強いられるのだと私は考える。 やはり、商品にはそれ相応の値段を払うべきなのだと私は感じた。
A.[講義の再話] チャレンジャー号の爆発事件について取り扱った。本事件は、アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャー号が打ち上げ後に分解し、7名の乗組員が全員死亡したというじけんである。この事件の倫理的問題点は、技術者が打ち上げ日に異常寒波より懸念を抱いていたにも関わらず打ち上げ決行されたことである。技術者たちの主張を取り合わなかったサイオコール社の幹部、打ち上げスケジュールのために安全規定を無視して強行したNASA幹部双方の責任であり、防ぐことができた事故であった。 [ワークショップ課題の発表要旨] 演題:ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名: ジャスミンティー 共著者:蓮沼希、中野結楓、菅井里緒奈、鈴木聖菜 役割:調査 旅人のジレンマを選んだ。対応させる身近な実際の例として、教科書を古本屋に売るという事例を選んだ。 AとBは同じ1000円の教科書をもっており、不要になったので売るために古本屋にもっていった。古本屋の方はそれぞれ2人と話し、提示する販売希望価格が2人とも同じならその価格での買い取り、もし価格が異なれば、低い価格Xを申し出た側からは価格X+Yの値段で買い取り、高い価格を申し出た側からはX-Yで買い取ると言った。 この時ゲーム的理論で考えるのであれば、安ければ安いほど、+Y円もらえるか2人とも同じでもらえないかの2択となり、-Yされず損はしない計算となる。 よって0円を提示することが最も良いとなるが、0円であるともし2人とも0円を選んだ場合利益は一切入らなくなるため、一概には言えないのではないかと考えた。 [復習の内容] チャレンジャー号の事件を改めて調べたところ、本事件で亡くなられた7人の乗組員のうち、1人は教師であり世界初の宇宙から授業をしようとしていたことを知った。世界初の試みに挑戦しようとする勇気が素晴らしいと思うと同時に、防ぐことができたはずの事故によって実現できなかったことが残念でならない。こういった事例を今後起こさないためにも、技術者としての倫理はしっかり身につけておきたい。
A.当たり前の日々を大切に過ごしたい。事故にあわなきゃそれでいい。防げる事故は防ぎたい。もし、仕事を失っても、事故を阻止する勇気はあるか?それともお金をもらって事故のリスクを容認するか?クリスタ・マコーリフ先生の世界初めての宇宙からの授業は、実現しなかった。しかし、それを見ていた子供たちが彼女の勇気を教訓にした。チャレンジャー号の事故が発生したとき、ファインマンの報告書によると、技術者は、人命が失われるかもしれない事故の発生確率を1%と見積もり、NASAの幹部は、0.001%とした。そのため、発射は強行され、大事故が起きてしまった。ゲーム理論は、プレイヤーと戦略があって、どの選択をすれば、プレイヤーにメリットがあるか計算する数学である。環境問題は、個人的利益を資本主義の競争社会では、解決できない、これをゲーム理論では、囚人たちのジレンマという。 平常演習 ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名 東京特許許可局局長今日急遽休暇拒否 グループメンバー 奈良貴一 野澤こうき 戸田優哉 軽部千楓 澤たくと 鈴木こうが はしもとかずま 自分たちのグループは、恋人たちのジレンマを選んだ。互いにしたいこと、行きたいところが別々のときどちらの利益も追及すると別れるしかないこと。自分のグループの中での役割としては、概念に当てはまる。 授業の復習 今回の授業で学んだ、ゲーム理論は、とても興味深かった。自分の利益だけでなく、他者のことも考えながら、行きたいとおもった。
A.(1)講義内容の再話 技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、リスクの評価や、コスト(費用)とのバランスもとる必要がある。 個人的な利益とは何か。価値とは何か。金銭とは何かについて少し理解を深める。損得、メリットとデメリット(メリデメ)などの言い方もする。 物理学が自然がどうなっているか調べるために、序列をつけたり数値にしたりする学問だとすれば、 経済学は人間の価値に序列をつけたり数値にしたりする学問とも言える。値段をつけるてお金にするということは価値を数値にするということとも言えるのである。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 我々は囚人のジレンマを選んだ。 囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。 我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考える。 ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう大きな例であると考える。 メンバー 坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 (3)復習の内容 マルクスの資本論というものを学んだ。金銭とは交換価値の物差しという言葉にすごく納得した。恋人とのデートは自分はいくらお金を積まれてもキャンセルしたくはないため、自分にとってデートは使用価値であることがわかった。
A.(1)チャレンジャー号は発射後、右側SRB側方から炎を吹き出し始め、炎が徐々に大きくなり、爆発した。迷走するSRBの先端コーンが外れ、回収パラシュートが開き、SRBは爆破処理された。 (2)ゲーム理論からみた損得と善悪 及川皇鋭、佐藤世寅、清水碩人 発表の要旨としては、囚人のジレンマを選んだ。 新型コロナウイルスの感染症が蔓延した時に、マスクがなくなる状況が起こった。供給不安が起こっても、マスクの消費量が劇的に増えることはないはずなので、みんなが冷静になって必要な分を必要な時だけ買えば、皆にマスクが行き渡るようになる。 しかし、そうはならなかった。なぜなら、皆が少しずつ買う方が良いと分かっていても、自分のことだけを考えると、買い占めてストックしておいた方が良いからである。 行動によって得られる利益の度合いを数字で表した。AさんとBさんがともにマスクを買い占めた場合、それぞれの利得は80となり、ともに買い占めなかった場合、それぞれの利得は100となることが分かった。 一方、Aさんが買い占めて、Bさんが買い占めなかった場合、Aさんの利得は200でBさんの利得は0、Bさんが買い占めて、Aさんが買い占めなかった場合、Aさんの利得は0でBさんの利得は200となることが分かった。 以上より、自視点で見れば買い占めた方が得ではあるが、公共の福祉の観点を取り入れたときに、マスクが公平に分配されることが最優先であるため、買い占めることなく、必要な時に必要な分だけ買うことが需要と供給のバランスを保つにあたり重要な点となることが分かった。 (3)復習としては、チャレンジャー号が爆破された背景が知りたかったので少しだけ調べた。その結果、技術的な原因は、補助ロケットの接合部分を密閉する部品の欠陥とされていて、部品が破損し、燃料が外部に漏れ出して爆発が起こったということだった。また、製造業者の技術者が危険性を指摘したにもかかわらず責任者の圧力に押されて打ち上げを決定せざるを得なかったというのは授業で習った通りだった。しかし、事故後の調査の過程で、実は、密閉部分の部品は安全基準を逸脱した状態で使われていたことが判明した。さらに、過去の打ち上げでも逸脱が繰り返されていたものの、事故には至っていなかったため、NASAの責任者は「過去の例から見て、このくらいのことなら事故にはならないだろう」と考えたとうことだった。確かに過去の状況を例にとれば、責任者の意思決定も妥当だということが出来るかもしれない。
A.(1)「技術者倫理」の中心課題としては、安全や環境などの問題にあるが、安全や環境を守ることはもともと技術者の本業に属している。すなわち、「危険なものを安全に使いこなす知恵」に属し、「それゆえに要求される高い倫理性」の問題ではない。技術者は当然自分が専門とする技術が社会や環境にどのような影響を及ぼすかについて専門的な理解と知識を持たねばならない。そのうえで、その影響をいかにして制御するかについて専門的な理解と知識を持たなければならない。 (2)メンバー 宮下尚大 水橋卓都 山崎健笑 松澤翔太 佐藤侑吹 私は囚人のジレンマについて取り上げる。 ここでは犯罪を犯した2人の人間A,Bがそれぞれ別々の部屋で取り調べを受ける場合について考える。 このとき2人には自白をするのかしないのかの2つの選択肢があり答え方次第で罰が変わります。 ・A,Bどちらか一方だけが自白した場合は自白した方が無罪、しない方は懲役が20年 ・両方自白しない場合どちらも懲役1年 ・2人とも自白した場合どちらも懲役3年 このときこの2人にとって理想的なのは両方自白しないという選択ですが相手がもし自白した場合自分が懲役20年になってしまうというリスクがある。また無罪を得るためにお互い自白してしまうと自白しなかった場合よりも重い刑罰になる。 (3)グループワークで扱った囚人のジレンマ以外にも存在することわざについてアプローチし調査してまとめた。
A. 第2回目の講義ではチャレンジャー号爆発事故について学んだ。チャレンジャー号爆発事故については事故の名前は知っている程度の知識しかなかったため、この事故について知るきっかけになった。この事故は1986年にアメリカ合衆国のスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員全員が死亡したという事故である。授業で取り上げられた「そろそろ、技術者の帽子を脱いで、経営者の帽子にかぶりかえたまえ」という言葉がすごく印象的だった。 ワークショップでは恋人たちのジレンマを選んび、これについて考えた。対応させる、身近な例として、カップルのデートで彼氏と彼女で行きたい場所が異なるという例を選んだ。彼氏が行きたい場所に行ける利得を10、彼女が行きたい場所に行ける利得を10とする。ここで、カップルで一緒に行動することで利得は+5され、別行動になることで利得は-5されると仮定する。この条件で考えられる行動パターンは3通り存在する。一つ目は、別々で行動して、お互いに行きたい場所に行くパターンである。二つ目は、一緒に行動して、彼女は妥協して彼氏が行きたい場所に行くというパターンである。三つめは、一緒に行動して、彼氏は妥協して彼女が行きたい場所に行くというパターンである。はじめに設定した利得をもとに計算すると、自分の意見を主張して別々に行動するより、どちらかが妥協して一緒に行動する方が幸せであるという結論に至る。 復習では、「チャレンジャー号爆発事故はなぜ起こったか?」という記事を読んだ。基準を逸脱することが当たり前になってしまうことの恐ろしさを痛感した。
A.私たちの生活は時に事故によって失われる。 それらの事故のリスクをどのようにして提案するのであろうか。 リスクを提案することでその事故自体をふせぐこともできるだろうが、もし莫大な利益や費用が掛かっているときにリスク自体を提案することは困難になってくるだろう。 技術者とはそのリスクを十分に否定できなければ危険であると事故を起こさないように心がけることが大切である。 しかし、技術とはお金などのものらから切り離すことが出来ないという点が存在している。 【平常演習】108. ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:東京特許許可局局長今日急遽休暇許可拒否 恋人たちのジレンマを選んだ。互いにやりたいこと(行きたいところ)が別々の時、恋人であるため一緒に行動することで幸せにはなるが、片方は満足できない。このとき、片一方が妥協することで厚生が最大化するということが恋人たちのジレンマである。電力不足が著しい現代だが、解決しようとすると二酸化炭素の排出量が増える。二酸化炭素の排出量を減らそうとすると電力不足になる。このとき、電力不足を受け入れるか二酸化炭素の排出量を増やすかの二択、または中間択になるが、妥協をすることが解決策になると考える。 チャレンジャー事故 この事故は技術者としての倫理が大きくかかわってくる。 乗組員が全員死亡した痛ましい事件である。もし、この事件を防ぐにはどのような倫理が必要だったのだろう。Oリングが破損した。 気温によるゴムの変化が原因であるが、これらはすでに分かっていたことである。 この事故から学ぶことは多く、私たちがこの技術者だった場合どのように防ぐことが出来るだろうか。
A.講義内容 イプシロンの爆破では燃料用のシール材として耐寒性が0℃のリングが使われていた。その日の最低気温は-8℃の天気予報であった。そのためガラス転移点を下回ってしまった。ガラス転移点を下回るとゴム弾性が失われ、燃料が漏洩してしまう。それでこの事故が起きてしまった。ファイマンの報告書では人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて報告されている。技術において富、お金、価値、商品とは切り離せない。マルクスの資本論において、価値は使用価値と交換価値に分類される。プロフェッショナルエンジニアとして生活の糧を得るとは工業製品に交換価値を持たせて報酬を得ることである。すなわち工場は黒字でなければならない。 ある行動をすることはゲーム理論と囚人のジレンマが付きまとう。ゲーム理論とはプレーヤーと戦略の選択肢があって、どれを選べばプレーヤーにとってメリットがあるかを計算する数学である。しかし環境問題は個人的利益を最優先する資本主義の自由競争で解決できない。これを囚人のジレンマという。ゲーム理論ではルールを作り、破ったものを処罰する減点方式、ペナルティではなくインセンティブを与える加点方式に分けられる。危険がどの程度が見積もることをリスクマネジメントといい、チャレンジャー事故ではこれができていなかった。 グループ名 不明 グループに属した人 五十嵐敬到 佐藤温知 成?舜太 青柳和希 グループ内の役割 調査 発表要旨 2 回目の授業では、価値を数値で見積もり、どの行動が、最も得なのかを合理的に計算する 数学であるゲーム理論について考えた。そこで、私たちはゲーム理論の中から囚人のジレン マ(共有地の悲劇)を選択して議論した。身近な例として、回転寿司と回らない寿司について 議論した。他にも、「恋人たちのジレンマ」や「旅人のジレンマ」などのゲーム理論があり、 これらのゲーム理論を発表したグループから、それぞれがどのような考えを持っているの かを学ぶことができた。 復習内容 復習として、囚人のジレンマを選んだ。対応させる例として、漁獲量が低下しているサンマについて、サンマの値上がりと消費者との関係を考える。サンマの価格が高騰することで消費者が購入しないようになると、サンマが売れ残るようになり、漁業に携わる生産者の収入が減ってしまう。そうすることで、サンマを収穫する人が減ってしまい、市場にサンマが出回らくなってくる。しかし、値上げをしないと、収穫量が減っているので、最終的にお店や生産者の収入が減ってしまうことになる。漁獲量が減っているという事実を受け入れ、値上がりしても購入するというのが、生産者や販売店、消費者にとって得となるのではないかと考えた。
A.(1)事故に遭わなきゃそれでいい。防げる事故は防ぎたい。もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気がありますか?それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認しますか?クリスタ・マコーリフ先生の 世界初めての宇宙からの授業は実現しなかった。しかしそれを見ていた全米の子どもたちが、それを教訓にした。宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、彼女がそれを受け入れる勇気をもっていたことを。 技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そいうったものと切り離すことはできません。一方、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要があります。技術を行使して、 工業製品 を社会に送り出すときは、 享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、リスクの評価や、コスト(費用)とのバランスもとる必要があります。 (2)ゲーム理論から見た損得と善悪というワークショップでヤマアラシのジレンマを調べまとめた。ヤマアラシのジレンマとは、体に針のあるヤマアラシがお互いに身を寄せ合って体を温めようとすると、お互いを傷つけあってしまう。何度も近づいたり離れたりを繰り返し、傷つけあわず、温かい適切な距離感を見つけるという題材のゲームである。 例として友達以上・恋人未満の関係が挙げられる。本当は、お互いに惹かれ合ってるが、今の関係を壊すかもしれないという恐れから自分の本心を打ち明けられない。 (3)授業内の発表であったものなどほかのゲーム理論を調べそこから損得と善悪について考えた。
A.【講義の再話】(200文字程度以上) 権威と権力は違いについて。権威ある教授はいますが、教授に権力はありません。権力や権利の行使には、責任や義務がつきものです。ファインマンの報告書によれば、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もりました。技術者が幹部より1000倍も難しい打ち上げは実行され、悲劇が起きました。原爆の開発に携わったことを生涯悔いていた、ファインマンは自らの報告を事故調査報告書に付録として無理やり添付させました。 【発表の要旨】(200文字程度以上) ・演題:【平常演習】108. ゲーム理論からみた損得と善悪 ・グループ名:スーパーアルティメットモジャたいせい ・共著者名:島田伸吾、小杉泰世、滝沢一輝、遠藤竜也、峯田愛杜 ・役割:会計 私たちのグループでは「恋人のジレンマ」を選びました。 AさんとBさん。 Aさんは北海道にいきたい。Bさんは沖縄にいきたい。 ぎゃくに、北海道にいくと効用が下がるBさん。ぎゃくに原宿にいくと効用が下がるAさん。 だけども、全体の効用が下がるのはAさんは北海道へいき、Bさんは沖縄にいくこと。 恋人なので一緒に行動するのが最高だが、そうならない場合も多い。二人ともが行きたい場所に一致するとは限らない。一方は行く場所に満足して、他は行く場所に満足できない。 ふたりで行動することで厚生が4増加すると仮定する。 場所(A,B)とすると、北海道(3,0) or 沖縄(0,3) となる。 一緒に行動すると、北海道(7) or 沖縄(7) 別々に行動すると、北海道(3) 沖縄(3)=6という厚生になる。 ふたりで行動するより厚生が1小さいということになる。 さらに二人が行きたくない場所へ別々に行く場合、つまり北海道(B)=0、沖縄(A)=0で両方とも望ましくない状況になる。 片方が妥協することで社会厚生が最大化するのが「恋人たちのジレンマ」である。 【復習の内容】(200文字程度以上) 恋人のジレンマ以外に囚人のジレンマについて調べました。 囚人のジレンマはミクロ経済学におけるゲーム理論の一つで、2人の容疑者が共犯として逮捕され、別々の取り調べ室に連れて行かれるという状況から始まります。 警察は2人に「それぞれ黙秘するか自白するか選べ。もし君が自白して、共犯者が黙秘すれば、君の懲役を共犯者にかぶせ、君は釈放される。2人とも黙秘すれば本来の懲役より短くする。もし2人とも自白すれば、本来の懲役そのままになる」と提案するのです。 2人の容疑者にとって、互いに自白して互いに本来の懲役を受けるよりは、互いに黙秘して懲役を短くしてもらったが得でしょう。 しかし2人の容疑者がそれぞれ自分の利益のみを追求する限り「お互いに黙秘」という選択ではなく「お互いに自白」という選択肢を取ってしまいます。これが囚人のジレンマです。
A. チャレンジャー事故は1986年に起きたスペースシャトルの爆発事故である。スペースシャトル・チャレンジャー号は発射から1分後に爆発し、7人の宇宙飛行士が死亡した。燃焼用のシール材として耐寒性が0℃のOリングが使われていた。打ち上げ当日は-8℃の予報であったが、打ち上げは行われた。技術者による会議が行われたにも関わらず、安全より損害賠償などを優先したことで事故は起きてしまった。技術者は幹部よりも危険なことだと主張していたが、幹部は打ち上げを実行した。人命とコスト、損害のどちらを優先させるかは難しい問題であるが、このときはコストや損害を優先した。もし事故が起こらなかったら損害賠償を請求されてしまう。企業としてはとても大きな問題である。 囚人のジレンマを選んだ。トイレットペーパーの買い占めについて考えた。AさんとBさんが必要な分だけ買った場合、沢山の人が買うことができる。Aさんが買い占めた場合、Aさんは十分なくらい手に入れることができてBさんは足りなくなるかもしれない。Bさんが買い占めた場合、Bさんは十分に手に入れることができるが、Aさんは買うことができなくなるかもしれない。AさんとBさんが買い占めた場合、AさんとBさんは十分なくらい手に入れることができるが、買うことができない人が出てくる。そうすると買い占めをしないように言われていても、沢山の人が買い占めるため、きちんと守って買う人や、必要な人が買うことができないという状況になる。
A.1.講義の再話 当たり前の日々を大切に過ごしたい。事故に遭わなきゃそれでいい。防げる事故は防ぎたい。みなさんはもし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気がありますか。それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認しますか。これはコロナウイルスに当てはまることでもあります。もし、仕事を失うことになっても、感染拡大を阻止する勇気がありますか。それとも、お金をもらって、感染拡大のリスクを黙認しますか。権力や権利の行使には責任や義務がつきまとうのです。 2.発表の主旨 私の班はヤマアラシのジレンマを選んだ。 身近な実際の例を以下に記した。 友達以上恋人未満の関係において本当はお互いに惹かれあっているが、現在の関係を壊すことが怖くて微妙な距離感ができ、不安や怖さを感じてしまう。 このようにヤマアラシがお互いの持つ刺で相手を傷つけてしまうことが怖くなり、距離感ができてしまうことだと思った。 3.復習の内容 ファインマンの報告書によると、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もったそうだ。技術者が幹部より1000倍も危険である、と言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇が起きたそうだ。その後、ファインアンマン原爆の原爆の開発に携わったことを生涯悔いていたそうだ。この事実を知り、だれが悪いなどを決めることは困難なことであると思った。 事故のリスクと延期による賠償金とを天秤にかけられたとき、正直自分であれば賠償金を払える能力がないために、リスクを見逃してしまうかもしれない。金銭とは、命とは、について考えさせられた。
A.(1)1986年1月28日宇宙へと飛び立ったスペースシャトルチャレンジャー号は発射1分後に爆発を起こし7人の宇宙飛行士の命が失われた。特に初の民間宇宙飛行士クリスタ・マリーコフは先生であり目標としていたうちゅからの授業はかなわなかった。製造を請け負ったモートン・サイオコール社の工場で4つの部品を組み立て固体燃料を積んで宇宙センターでその部品をつなぎ合わせた。その接合部分をジョイントという。固体燃料に着火すると円筒内部に燃焼ガスの大きな圧力が発生する。そのジョイントには1次2次の二重のゴム製oリングがありガスが外部に漏れるのを防ぐ仕組みだった。高温のガスからoリングを守るため耐熱性のパテが使われていた。その日は寒い日で点検の際ゴムが低温で弾力性を失ったことが原因でガスが漏れ出そうになっていることが発覚した。技術者は上層部やNASAに言ったが反発され圧力をかけられた。結果投票の際にも経営陣から圧力をかけられ、これからの発注が来なくなることを恐れ、技術者も承認し発射され事故が起こった。自分がその立場になったときに権力に負けずに技術者として危険なことに歯止めをかけられるかという倫理の課題がある。 (2)オイルショックのときのトイレットペーパーの買い占め みんなが少しずつ買うことが良いと分かっていても、自分だけのことを考えて買い占めてしまう。 (3)事件の概要をもう一度見直し、自分が同じ立場になったとき技術者として止めるにはどうすればよいか考えた。
A.(1)今回はチャレンジャー事故の事例より善悪と損得について学んだ。チャレンジャー事故では、燃料用シール材として耐寒性が0℃のOリングが使用されていた。最低気温が-8℃の天気予報が出ていた。ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われ燃料が漏洩する。NASAの経営陣が技術者に詰め寄り、損害賠償を請求されればNASAは倒産する。よって、天気予報も外れることがあるだろうから耐寒性を根拠に延期を要求する技術者は席を外してほしいと言われた。この際の印象的なセリフは「そろそろ、技術者の帽子を脱いで、経営者の帽子をかぶりたまえ」である。この事例から、損得、つまり会社の利益と善悪、つまりロケットの乗員の命が天秤にかけられたことが分かる。 (2) 囚人のジレンマを選んだ。対応させる、身近な実際の例として、オイルショックのときなどのトイレットペーパーの買い占めを選んだ。みんなが少しずつ買うことがよいと分かっていても自分だけのことを考えて買い占めてしまう。 (3)私は、もしこのような状況に陥ったら報告書とともに世間に公開し、発射を延期する措置を取りたいと考える。どんなに技術者にとって研究資金や企業的な背景が大事だとしても私の倫理観は乗員への安全性に向いていると感じた。乗員は命がけでロケットに乗車しているのだから技術者も覚悟をもって経営陣と戦うべきであるし、安全なロケット発射を行いと考える。しかし、経営難であることも視野に入れて技術者は研究開発を行うべきであるとも考えた。
A.(1) 技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスもとる必要があります。 マルクスの資本論によれば、価値は使用価値と交換価値に分類できます。金銭とは交換価値のモノサシとも言えます。例えば、大好きな恋人からデートに誘われて浮かれているとき、いくらお金をもらったらそのデートを断ることができるでしょうか?それがそのデートの交換価値です。いくら貰っても断れないと言うなら、その価値に交換価値はなく、使用価値のみであることが分かります。 使用価値の影響が交換価値に現れることもあります。プレミアがその代表例です。相手によって交換価値が変わることもあります。 (2) 共著者:菅原愛、吉田凜、千葉帆夏、渡辺愛花、佐藤陽誉吏、猪子佳那 オイルショック等の場合におけるトイレットペーパーの買い占めを選んだ。 これは、オイルショック等でトイレットペーパーの供給が極めて少なくなった状況において、全ての消費者が譲り合い、少しずつ必要な分だけ買えば多くの人がトイレットペーパーを入手できるが、どうしても自分のことだけを考え、買い占めを行なってしまうと言うことである。 ただ、この当時、日本の紙生産は安定しており、実際には生産量自体は同流言飛語が全国的に広まるまで、ほとんど変わっておらず、パニックが発生した後は、むしろ生産量の増加も行っていた。マスメディアの報道や流言飛語によって、不安に駆られ、高値で沢山のトイレットペーパーを買った消費者は、山積み保管していた。 品不足への恐怖を掻きたてられた民衆にとっての紙の需要が安定、或いは増加した紙生産の供給を上回ったのは面白いと思った。 (3) モラルハザードという言葉について調べた。 モラルハザード(moral hazard)とは、もともと保険の世界で使われていた言葉で、保険に加入することで、事故や病気といったリスクへの注意が、おろそかになってしまう状態を意味している。モラル(moral)には倫理や道徳、ハザード(hazard)には障害物などの意味がある。文字通りに理解しようとするなら、倫理的な考え方の邪魔になっているもの、というようになるだろう。危機における損害を救済するための制度が、人の心理に影響し、危機を起こしやすくするのである。
A.(1)善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-では、チャレンジャー事故や交換価値と使用価値について学んだ。 チャレンジャー事故とは、燃料用のシール材として耐寒性0℃のゴムが使われたことによって、最低気温-8℃の日のロケット打ち上げによって燃料漏れが起き、宇宙飛行士の命が奪われてしまったという事件である。これは、技術者がゴムの性質を理解し気温と照らし合わせれば防ぐことのできた事件であった。これは労働者と経営者の権威と権力によって起こった事故であり、技術者が止めていたにも関わらずNASAの幹部が打ち上げを決行してしまったため宇宙飛行士の命が奪われてしまった。 また、交換価値と使用価値について、交換価値はお金で買うことのできるものであるが、使用価値はいくらお金を貰っても譲ることのできないもの、すなわちお金では買うことのできないものである。これから、富と幸せの関係について考察することが必要である。 (2)ゲーム理論からみた損得と善悪/はな/伊澤千華、佐々木優花、三浦由華 旅人たちのジレンマを選んだ。2人の旅人が商品を買い取ってもらおうとしている。 2人のうち、商品の価格を高く提示した方からはその価格マイナスR円で買い取り、低い価格を提示した方からはプラスR円で買い取るというものである。 相手より低い価格を提示すればプラスR円で買い取ってもらえるため、0円を提示すればR円で買い取ってもらえ、損をすることはない。 (3)復習では、ワークショップ課題で選んだ旅人たちのジレンマ以外のゲーム理論の考え方を調べ、それを通して様々な考え方を学んだ。
A.(1)チャレンジャー事故から、技術者と幹部などの安全性の認識の違いや、権力が誤った方向に使われ、人命が奪われる例などについて学んだ。チャレンジャー事故の場合、技術者は大事故が起きる可能性は1%もあるといったにも拘わらず、幹部は0.01%と見積もったため、打ち上げは実行され、小学校の教員など尊い命が失われる悲惨な事故が起きた。技術を使用するときは、メリット、リスク、アドバンテージのバランスを取る必要がある。 (2)ゲーム理論から見る善悪と損徳について調べた。今回は、恋人たちのジレンマを選んだ。 恋人と食事に行く時、自分の食べたいものと相手の食べたいものが違う時、価格や好みやレストランの距離で葛藤することが恋人たちのジレンマに似ていると感じた。この場合では、価格や口コミ、アレルギーらその日の気分などで、どちらかの食べたいものを優先し、厚生が最大限になるという例えだが、私は恋人たちであるならお互いが満足のいく妥協をするべきだと思った。 (3)ハリネズミのジレンマについて調べた。ハリネズミのジレンマとは、人間関係において相手との距離感において、自分や相手が傷つくのを恐れ、悩むことである。これは、どの年代においてもよくみられる現象だと私は考えた。相手にもっと自分を理解したい、深い関係になりたいが、相手に嫌われるのが怖いという悩みは、老若男女誰しもがすくならず持っている葛藤であると私は考えた。
A.(1)講義内容の再話 1986年1月28日にアメリカでスペースシャトルのチャレンジャー号が打ち上げ後に爆発、乗組員が全員死亡した事故が起きた。脱出装置が装備されていなかった件は危険予知が欠けているとしか言えないが、打ち上げの前段階から技術的な不備や問題点が多数上がっていたのにも関わらず、現場と管理者との間での意思疎通が不十分であったことに加え、NASAは安全よりもお金をとり、打ち上げることを強行突破したという。つまり、人の命よりも金を優先したのである。みな仕事としてその役割を全うしているのかと思うが、仕事をする理由は確かに金であるがそれは自分、家族のため、そして命のためでもある。何時も優先順位は間違えてはいけない。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論から考える損得と善悪 グループ名:トッポギ グループメンバー:亀尾友佳、益子凛、伊藤七瀬、瀧田理那 恋人たちのジレンマを選んだ。 身近な事例として、デートの行き先を例に選んだ。 彼氏と彼女でデートに行きたい場所が違うとき、お互い意見を曲げずに別々に行動するよりも、行動を共にし時間を共有することが結果として幸せになることがあると考えた。 (3)復習の内容 組織につく技術者である以上、組織の決まりに従うべきであるが、人の命を前にしてまでその決まりごとに縛られなければならないのか、優先順位を考え行動することが大切であると学びました。
A.クリスタ・マコーリフ先生の世界初めての宇宙からの授業は実現しなかった。しかしそれを見ていた全米の子どもたちが、それを教訓にし、 宇宙への挑戦をした。もし、ゴムの ガラス転移点とゴム弾性について説明できないなら、 技術者倫理の前に化学を学び直すか、さもなくば技術者以外の職業選択をすべきでしょう。宇宙船イプシロンの爆発事故は、ゴムの使用可能温度域についての安全意識が甘かったことが原因であった。宇宙船イプシロンではある程度の低温度(摂氏0度くらい)には耐久可能であったが、発射当日の気温は氷点下であった。発射前にその問題は気づかれていたが、発射が行われてしまった。燃料用のシール材として耐寒性(ガラス転移点)が0℃のOリングが使われていて、 最低気温が-8℃の天気予報が出てた。 ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われ、燃料が漏洩した。プロフェッショナルエンジニアとして生活の糧を得るということは、 工業製品に交換価値を持たせて報酬を得るということにほかなりません。 このことは顧客の手にわたった工業製品が顧客に利益をもたらすということです。 もし、そうでなかったら顧客に損をさせたことになります。 (2) ヤマアラシのジレンマを選んだ 友人異常恋人未満の時 周りから付き合ってる付き合ってない 今の関係を崩したくない 気持ちを打ち明けられない 3 工業製品には使用価値を付加しなければならない。 スペースシャトルの話を聞いて、おそらく打ち上げ当日の技術者には漠然とした当事者意識の欠如があったように思える。
A.第2回> 【講義の再話】 事故は起こさないのが一番!…であると同時に,それが当たり前である。褒めにも値しない。しかし,なんだかんだ事故は起こってしまうものだ。機械も,それを扱う人間も完全ではないのである。事故は“起こるもの”であると仮定し,それにどう対処するか,極力減らすにはどうするべきかを考慮することが大切である。事故の背景には“ハインリッヒの法則”なるものが成立するという。これは大事故1件の背景に小事故が29件存在し,さらにその背景には300ものヒヤリハットがあるという法則だ。ほんのちょっとのひと手間が安全第一の第一歩であるから,小さな出来事,ヒヤリハットから事故を防ぐ工夫をすることが重要である。 チャレンジャー事故は,技術者倫理を代表する事件である。これはチャレンジャー号というスペースシャトルが,アメリカのケネディ宇宙センターで発射された直後に炎上し,空中分解して7名の宇宙飛行士が死亡したものである。この事故は想定外の寒さから,ロケットの燃料を密封するOリングがその機能を失ったことによる燃焼ガスの漏れに起因する。 その背景には,技術者と経営者の対立があり,技術者による事故の想定はできていた。「誰が言ったかではなく,何が正しいか」とはいうが,言うは易く,行うは難しである。 個人の利益を最大にしようとすると,物事がうまくいかなくなることがある。これはゲーム理論というもので説明がつく。社会をうまく回していくためにルールがあるが,ルールにはペナルティやインセンティブがつきものだ。ペナルティがあると,その恐怖により人間がルールを守りやすくなるが,ルールを課す側が権力者と化し,ゴマすりが横行する。インセンティブを与えると,モラルハザードが起こる。与えられるインセンティブに限りがあるからだ。ゲーム理論に基づき,ちょうどいい塩梅を探さなくてはならない。 【発表の要旨】 演題:「ゲーム理論から見た損得と善悪」 グループ名:めがね グループに属していた人:杉山晴哉,伊藤凜太郎,小林嵩弥,杉山大治朗 役割:概念化,執筆-原稿作成 <原稿の内容> 数あるゲーム理論の中から囚人のジレンマを選択し,その例として最初に「企業のコロナ禍におけるマスク販売と消費者の行動」を考えた。マスクの需要が高まったとして,企業がマスクの値段を上げすぎれば,消費者も手が伸ばしにくくなり,企業は儲からず,消費者も自己防衛のためのマスクが手に入らないという共倒れが起こる。値段を消費者の手が届くぎりぎりに調整すれば,企業も儲かり,消費者もマスクが手に入って感染症の流行を防げるという双方にメリットのある状態に持ち込める,と考えた。他のパターンとして,囚人のジレンマの典型的な例である2人の犯罪者の例を調査し,例として挙げた。お互いに自白すれば両者ともに懲役5年,お互いに黙秘すれば懲役2年となるが,どちらかが自白し,どちらかが黙秘した場合,自白した側は無罪,黙秘した側は懲役10年になるというものである。 【復習の内容】 平常演習にて,ゲーム理論の中から囚人のジレンマを選択した。囚人のジレンマとは,人間二人が利己的あるいは利他的な行動をとるかによって違う結果となる状況にいることを指す。これを踏まえ,2人の学生が共同で完成させなくてはならない課題がある状況を考えた。二人がお互いに楽をしようとして課題をやらない選択肢をとると,お互いに単位がもらえない。しかし,お互いが課題に取り組めば,一人が課題に取り組む時間の半分で課題を終わらせることができる。囚人のジレンマは現実でも頻繁に遭遇する現象であり,特にZoom上のグループ共通課題にてよく見る現象であると思った。誰かがやればいいだろうという考え方は,グループ人数が増えるほど増すように感じる。 講義内でイプシロン6号の打ち上げ失敗に伴う爆破処理の話題が出てきたので,調べてみた。打ち上げに失敗した理由は,機体の姿勢を制御するガスジェット装置が機能しなかったことに起因すると報道されている。イプシロン6号には3段のエンジンが搭載されているが,姿勢制御装置はエンジンの二段目にあり,ガスの噴射で姿勢を制御するはずであったが,エンジンの2段目と3段目を切り離す前に片方が作動しなかったことにより,目標姿勢からずれ込んだことが原因であることが判明した。打ち上げから6分半後に破壊指令による爆破処理がおこなわれ,フィリピン東沖に落下したという。 このプロジェクトに民間企業や国からどれほどのコストがかかっているのか疑問に思った。 https://373news.com/_news/storyid/164627
A.【講義の再話】 チャレンジャー号爆発事故を元に、技術者倫理を考える。チャレンジャー号爆発事故とは、アメリカでスペースシャトルを打ち上げた時、発射直後にロケットが空中分解し、乗員7名が全員死亡した事故のとこである。この事故の原因は、低温環境下におけるOリングの固着であった。この不備のこと技術者は知っており、かつ、当日の気温がまれに見る低音であり、ロケットの部品がそれに耐えられないことがわかっていた。それをNASA上層部に伝えていたものの、打ち上げは強行された。技術者は、科学的知識を正しく持っており、事故が起きないために最善の行動をした。しかし、NASA上層部が、正しい倫理観を持ち得ていなかった。 【発表の要旨】 演題:旅人のジレンマ グループ名:ジャスミンティー メンバー:蓮沼希、中野結楓、菅井里緒奈、鈴木聖菜、藤井瑞葉 旅人のジレンマを選んだ。 例として、教科書を売りたい二人の話を取り上げる。 A,Bの二人は、定価1000円で買った教科書を、古本屋で売ろうとしている。 古本屋が提示した金額は100円での買取であり、売れればいいと思っていたAさんは100円で売って得をし、意外と安いと思ったBさんは売らずにAさんよりも少し損をした。 【復習の内容】 旅人のジレンマとゲーム理論について考えた。旅人のジレンマにおいて、高すぎる金額を提示してもものが売れないため、ゲーム理論的には0円で売るのが一番いいことになる。これは、実際には金銭的に得をしないため、0円で得たものを0円で手放すのは抵抗があると考えられる。
A.ワークショップ課題には社会的ジレンマを感じやすい場面として、いじめの場面が挙げられます。 たとえば、あなたは友人がクラスメイトにいじめられている場面を見てしまったとします。現場を見てしまったあなたの行動は幾つか考えられますが、ここでは2つの例を挙げてみたいと思います。 まず、1つ目は、あなたが友人の前に立ちはだかり、いじめをやめるよう訴えることです。直接訴えることは勇気が要りますが、いじめが如何に理不尽なことなのか、くだらないことなのかなど、いじめているクラスメイトに直接伝えることができます。 クラス全体にいじめに対する否定的な認識が広がれば、あなたのクラスで2度といじめが起きないようにすることができるでしょう。しかし、あなたがいじめているクラスメイトに目をつけられてしまい、明日からいじめられるかもという可能性も否定しきれません。 2つ目の行動は、いじめを見て見ぬふりをすることです。 見て見ぬふりをすれば、いじめられている友人は苦しい思いをするかもしれませんが、あなたに被害が及ぶことはないでしょう。しかし、この場合にはいじめられている友人があなたのことを恨んでしまうことが危惧されます。非常にシンプル場面ですが、このいじめのシーンからは、「いじめられたくない」という個人の利益の追求と、「いじめを止めさせて、集団の平和を守る」という社会全体の利益が対立して社会的ジレンマが生み出されていることがわかると思います。
A.みずからへのリスクを顧みず、人類へ利益がもたらされる方を選べる人はいる。その一人がクリスタ・マコーリフである。彼女は世界初めての宇宙からの授業を実現することはできなったが、これを見た全米の子供たちはそれを教訓にした。 技術者が危険性を提示したとき、経営陣はその危険性と金銭問題をはかりにかける。権威と権力は異なる。 技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリットだけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスもとる必要がある。マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類でき、金銭とは交換価値のモノサシで金銭では交換できないのならその価値は使用価値のみである。 囚人のジレンマ 伊藤、大友 コロナウイルスの感染拡大でマスクの買い占めが起きた場合、自分がマスクを買い占めれば他人は買えなくなり不利益になり、逆に自分が買い占めないと他人が買い占めるので、他人の利益になる。この場合、自分も他人も買い占めるとマスクは品薄になり、必要な時買えなくなるかもしれないが、自分も他人も買い占めをしなければ、いつでも入手できるようになる。 ヤマアラシのジレンマについて調べた。ヤマアラシは互いに寄り添いあおうとすると、自分の針毛で相手を傷つけてしまうため近づけない。これを人間関係に置き換えて、相手に近づきたいけど、傷つけてしまう、傷つけられる可能性があるから近づけないという悩みが生じたり、相手を傷つけない適度な距離感が大切であることなどをたとえた表現が、ヤマアラシのジレンマである。具体例として、相手を大切に思い傷つけたくないと思うことで、本当の気持ちを話せなくなり、逆にお互いが不安を感じてしまう状況が考えられる。
A.第2回目の授業では、チャレンジャー号事件を通して、危険があるとの情報を得ながら、無視して技術を行使し、危害を及ぼしている場合の考えをゲーム理論を通して考えた。NASAの経営陣とエンジニアの打ち上げ承諾に関するゲーム理論を考えた。結果として、エンジニアの考えるリスクを無視したNASAの経営陣が事故を起こしてしまったという形になった。 NASAの経営陣がリスクマネジメントをしっかり行っていれば、世紀にわたって伝えられる事故とならなかったと考えると、その経営陣を説得できるような技術者に必要なことを学びたいと思った。 演習題目「善悪と損得―個人の利益と公共の福祉―」 グループ名 不明 グループに属した人 五十嵐敬到 佐藤温知 成?舜太 グループ内の役割 調査 発表要旨 2回目の授業では、価値を数値で見積もり、どの行動が、最も得なのかを合理的に計算する数学であるゲーム理論について考えた。そこで、私たちはゲーム理論の中から囚人のジレンマ(共有地の悲劇)を選択して議論した。身近な例として、回転寿司と回らない寿司について議論した。他にも、「恋人たちのジレンマ」や「旅人のジレンマ」などのゲーム理論があり、これらのゲーム理論を発表したグループから、それぞれがどのような考えを持っているのかを学ぶことができた。 第2回目の授業では、チャレンジャー事故について学習しました。チャレンジャー事故についての概要を、Wikipediaを使用して詳細に勉強した。事故の原因となった、Oバンドの特性、特徴を学んだ。それとモートン・サイオコール社は現在どのようになってしまったのか、従業員数は増えたのか等を調べた結果、現在は買収され、多くの従業員数を抱えるアメリカでも大きな会社の一つになっているということがわかった。ロケットシェアを多く占めていることがわかった。
A.(1)今回の授業では「チャレンジャー事故」という事例を挙げ、技術者倫理について考えた。この事故では技術者があらかじめ事故が起こる可能性を示唆していたのにもかかわらず、経営者側が強行してしまったため起こった事故である。この時、技術者は事故が起こる可能性を経営者側に伝えていたにも関わらず、経営者側はそれを無視した結果、事故が起こってしまった。また技術者自身もそれ以上指摘することはなかったという。ここで挙げられる問題点はほとんどが経営者側の判断であったということが言えるが、技術者側があきらめてしまったことにも問題があったということが言える。 (2)「囚人のジレンマ」を選んだ。 囚人のジレンマはある二人の囚人に片方の囚人を売れば刑期を免れるが、売られた囚人は20年の刑期が課せられ、どちらも売らなかった場合、お互いに10年の刑期が課せられるというものである。 実際の例からはアメリカとソ連の冷戦についてを取り上げた。冷戦時、アメリカもソ連もお互いに核兵器を持っていることを示唆して、冷戦状態を保っていた。ここで、どちらか一方の国が核を増やせば、その国は有利な状況に立つことができるが、どちらも増やせば戦争になっていたというものである。また、どちらの国も核を減らせば、平和に解決していたかもしれないが、これらのジレンマから分かるように、核を減らすということはこの状況においてはとても難しいことであるということが言える。 (3)授業の演習として「囚人のジレンマ」について調べ、またその一例としてアメリカとソ連の冷戦を取り上げた。今回は政治の事例として冷戦を取り上げたが、「囚人のジレンマ」という言葉もまた、日常生活で起こりうることに対しても非常に当てはまることがたくさんあるなということを感じた。
A.【講義の再話】 講義では、チャレンジャー事故を扱った。チャレンジャー事故とは、アメリカのチャレンジャー郷というロケットが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。この時乗員の中に世界初の宇宙授業計画を企てていたクリスタ・マコーリフが含まれていたが、世界初めての宇宙からの授業は実現しなかった。クリスタ・マコーリフは安全性のリスクがありながらもそれを受け入れ授業を行おうという勇気を持った人である。 【発表の要旨】 演題: ゲーム理論からみた損得と善悪 蓮沼希さん、藤井瑞葉さん、鈴木聖菜さん、中野結楓さん グループワークでは、旅人のジレンマを選んで議論した。話し合いながら調べていった結果、旅人のジレンマというのは、以下のとおりであるという結論に至った。 A,Bの二人は1000円の教科書を持っている。この二人は両者とも教科書が不要になったため売るために古本屋に持って行った。そして古本屋が提示した金額は100円だった。Aさんは100円でもいいと考え、教科書を売ったが、Bさんは安すぎるとして売らないと決めた。そのためBさんは教科書を売ったAさんに比べて損をした。 【復習の内容】 授業時間外の活動として囚人のジレンマを調べた。囚人のジレンマとは、協力するかわからない状況下で互いに協力すれば、より良い結果が生まれるかもしれないが、より悪い結果を考えて行動するかどうかわからないというジレンマである。例えば、ある商品の値上げを考えたときに、一つの会社だけが値上げを行うとその会社は売り上げを得られないが、みんなで値上げを行えばみんな得をする。しかしみんなが行動してくれるかどうかは分からず、値上げに踏み込めない、という例がある。
A.(1)チャレンジャー事故について紹介しよう。アメリカのスペースシャトル「チャレンジャー号」が打ち上げから73秒後に分解、爆散し、7名の乗組員全員が死亡した事故である。この原因は固体燃料ロケットを密閉するゴム製のOリングが温度低下に耐え切れず破損したことによった。「このゴム製のOリングの温度が12℃以下になった場合、気密性を正常に保つだけの柔軟性を有するかを判断するのに十分なデータを持っていない」とスペースシャトルの打ち上げ以前に担当技術者によって指摘されていたが、成果を急ぐ上層部(経営者)によってもみ消されてしまった。その際、経営者は技術者に「そろそろ、技術者の帽子を脱いで、経営者の帽子にかぶりかえたまえ」と言ったとも伝わっている。 また、ファインマンの報告によると人命も宇宙船も失う重大事故が起こる可能性を技術者は1%と見積もったのに対し、NASAの幹部は0.001%と見積もり、経営者と技術者の間に1000倍もの齟齬が生まれていた。 (2)ゲーム理論について調べた。ゲーム理論で取り扱うジレンマからひとつ選び、身近な実際の例をひとつ選び対応させた。私たちのグループは「囚人のジレンマ」を選んだ。囚人のジレンマとは、各プレーヤーが常に利得の大きい選択肢を選ぶ場合、協力した場合よりも悪い結果を招いてしまうゲームのことである。 身近な例としてバイトと授業の量の駆け引きを選んだ。バイトのシフトを入れすぎるとお金は稼げるが授業には出席できずに進級ができない。逆に興味のある授業を受けすぎると収入源がなくなり生活ができなくなってしまう。両立させた時が最もうまくいく点でこれは囚人のジレンマといえる。 (3)チャレンジャー事故について詳しく調べ、また経営者と労働者の違いやそれらの対立について調査した。
A.(1) 技術を行使して工業製品を社会に送り出すときは、 享受できるメリットだけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスもとる必要があります。プロフェッショナルエンジニアとして生活の糧を得るということは、工業製品に交換価値を持たせて報酬を得るということです。つまり、顧客の手にわたった工業製品が顧客に利益をもたらすということです。もし、そうでなければ、その工業製品が対価に見合った交換価値をもっていなかった、すなわち顧客に損をさせたことになります。こう考えると工場が黒字でなければならないのは当然のことです。 また金銭とは交換価値のモノサシともいえます。たとえば大好きな恋人からデートに誘われて浮かれているとき、いくらお金をもらったらそのデートを断ることが出来るか、それがそのデートの交換価値です。いくらもらっても断れないというなら、その価値に交換価値はなく、使用価値のみが存在するということになります。 (2) トイレットペーパーの買い占め 共著者:吉田凜、千葉帆夏、渡辺愛花、佐藤陽誉吏、猪子佳那、菅原愛 囚人のジレンマを選んだ。 オイルショックなどの時に起こるトイレットペーパーの買い占めについて考える。その時ほしい人全員が丁度均等に買える個数からの多い少ないで値を利得とした。買う人Aと買う人Bがいるとし、トイレットペーパーの在庫が100だと仮定する。AはBと同数買うと利得が0、先にトイレットペーパーを全て買い占めると利得が50である。Aの立場で考えると買い占めた方がお得である。しかしBの立場では利得-50であり、どちらかが買い占めると内1人は得するものの全体的に見ると、損をする人が生まれ、同数買った時よりも状況は悪化してると言える。 (3)私はゲーム理論に興味を持ち、ゲーム理論について調べた。囚人のジレンマと対比されるものとして「チキンゲーム」があった。日本ではチキンレースと呼ばれることもある。囚人のジレンマでは相手の行動に関係なく最適となる行動がありますが、チキンゲームでの最適行動は相手の行動に依存する。一般的なチキンゲームでは、別々の車に乗った2人のプレイヤーが、互いの車に向かって一直線に走行し、衝突を避けて先にハンドルを切ったプレイヤーがチキンすなわち臆病者と称され屈辱を味わい、負けとなる。 ゲーム理論におけるチキンゲームは、交渉の重要な基本原理として捉えられている。譲歩する猶予が与えられた各プレイヤーがそれぞれの戦略をとる点、そしてプレイヤーの少なくとも一方が譲歩しない限り、悲劇的な結末は避けられない点が特徴です。衝突を回避するという屈辱は、衝突と比べれば小さなことであるため、衝突を事前に回避する行動が合理的な行動だといえるが、相手が回避する戦略しかとらないプレイヤーの場合は必ずしも回避する必要はなくなります。
A.(1)権威と権力は違います。権威ある教授はいますが、教授に権力はありません。権力や権利の行使には、責任や義務がつきものです。技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そいうったものと切り離すことはできません。一方、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要があります。技術を行使して、工業製品 を社会に送り出すときは、享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、リスクの評価や、コスト(費用)とのバランスもとる必要があります。個人的な利益とは何か?価値とは何か?それは物理学が自然がどうなっているか調べるために、序列をつけたり数値にしたりする学問だとすれば、経済学は人間の価値に序列をつけたり数値にしたりする学問とも言えます。値段をつけるてお金にするということは価値を数値にするということとも言えます。 (2)グループ名はステラおばさん、メンバーは尾島、加藤、柏倉、林、秋葉、安孫子の6人である。囚人のジレンマについてである。企業が環境を対策するとき、消費者が節約する場合環境の保護ができる、消費者が浪費した場合企業の努力が無駄になる。一方、企業が環境対策をしない時、消費者が節約した場合消費者の努力は無駄になり、消費者が浪費した場合環境は悪化する。 (3)復習の内容として、囚人のジレンマについて詳しく調べた。囚人のジレンマとはゲーム理論におけるゲームの1つである。お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである。
A.(1)技術者としての倫理を問うときに、チャレンジャー号で起きた爆発事故が有名な倫理違反の例として挙げられる。 チャレンジャー号は7人の宇宙飛行士と、初の民間人宇宙飛行士を乗せて宇宙へと飛び立ちましたが、発射から約1分後爆発し計8人の命と莫大な開発費がかけられたロケットが失われました。 この事故の直接的な原因は燃焼ガスをせき止めるOリングが低温でガラス転移点に達し、ゴムの弾性が無くなることで燃焼ガスが漏れ出たことである。 最新鋭のロケットの製造においてなぜこのような事故が起きてしまったかというと、製造元の技術者の警告を経営側の人間が握りつぶしたことで起きてしまったという。技術者である以上、技術に問題があるのならば警鐘を鳴らし続けることが技術者としての倫理です。 (2)グループ:山崎、佐藤、宮下、水橋 囚人のジレンマを選んだ。 私たちの班は冷戦時代のソ連とアメリカの関係を題材として考えた。 敵対国を滅ぼせる核兵器をつくると主導権を握ることができるが、自国のインフラ整備に充てる資金が無くなる。もし両国が核兵器を作るのならば両国のインフラが崩壊して互いに衰退する。 また、主導権を握ろうとしないのであれば、戦争が長引くことで両国が衰退する。 (3) 世界でおきた技術者の倫理に関する事例として、シティー・コープビルを調べた。1997年に完成したシティー・コープビルは頂上に風の揺れを吸収する重量ダンパーを備えたビルであり、奇抜なデザインをしていた。嵐をものともしないビルとして設計されたが、構造上の理由からビルが破断されてしまう恐れが大いにあることが発覚し、設計した技術者は事故による犠牲を考え、直ちに各所に報告をした。迅速な報告と補強工事により、ビルは倒壊せず犠牲者も出なかった。設計ミスを報告することによる慰謝料よりも、最悪の事態の回避を速やかに優先したこの技術者は、見習うべき技術者としての倫理を確かに持っていた。
A.(1)技術者にとって、損得(富やお金)と倫理との関係は密接であり、切り離して考えることはできない。チャレンジャー事故で経営陣はそのバランスにおいてお金を優先し、大事故が起きるリスクを低く見積もった一方、技術者はお金の優先度を低く考え、倫理的にリスクを正確に見積もった。技術者も企業も金銭を優先するよりも専門家としての規範を理解し、公共の福祉を優先させなければならない。もし大事故によって取り返しのつかないことが起こってしまうのなら利益を優先させる余地はない。 (2)囚人のジレンマを選んだ。例として感染症が流行したときのマスクの買い占めについて取り上げる。AとBがいるとして、AとB両方が買い占めた場合在庫がなくなってしまう。 Aが買い占めた場合Bはマスクを買うことができない。Bが買い占めたときはAが買うことができない。 ABが通常の量買った場合ABともにマスクを手に入れることができ在庫も余る。 (3)経営者が企業の利益を優先し、起こる確率が低く見積もられるリスクを軽視することは理解できる。私たちは大学で理系の専門知識を学び、それを技術者として会社に生かしていく仕事をするはずだがそのような価値観の違いが出てきたとき、リスクによって引き起こされる大事故が取り返しのつかないものであるときは経営者に反抗しなければならないのだと思う。技術者はその知識を生かして仕事をするとき必ず公共の福祉を優先させなければならない責任があるからである。
A.(1) 権威と権力は違う。権威ある教授はいるが、教授に権力はありません。 権力や権利の行使には、責任や義務がつきものです。ファインマンの報告書によれば、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もりました。技術者が幹部より1000倍もヤバイと言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇が起きました。原爆の開発に携わったことを生涯悔いていた、ファインマンは自らの報告を、事故調査報告書に付録として無理やり添付させました。技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そいうったものと切り離すことはできません。一方、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要があります。 (2) 私たちのグループは自分と秋葉大和、柏倉修治、林優大朗、尾島僚、安孫子恵多朗、6人班で課題に取り組んだ。グループ名はステラおばさんだった。私たちのグループは囚人のジレンマを選んだ。 対応させる実際の例として環境対策をする企業と消費者との関係を選んだ。企業が環境対策するということを①とする。次に企業が環境対策をしないということを②とする。また、消費者が節約することをAとし、消費者が浪費することをBとする。①とAを対応させると環境の保護ができる。一方で①とBを対応させると企業の努力が無駄になるということが分かる。また、②とAを対応させると消費者の努力が無駄になり、②とBを対応させると環境が悪化してしまうことが分かる。 (3)この囚人のジレンマのついて考えて、なにかを改善しようとすると、何かがおろそかになるし、逆におろそかになった方の改善をしようとすると元々改善していた方がおろそかになったりする。そこら辺のちょうどいい塩梅や調整が難しいと感じた。企業側は全ての問題に対してベストの対策や選択をすることが重要だと思った。
A.1 技術者は技術者として何かを開発する時には、受け取ることのできるメリットだけではなく、開発することで生まれるリスクや費用についても考えなくてはならない。しかしながら、技術者であるならば個人や組織の利益だけではなく、人類の福祉の発展とその向上に取り組まなくてはならない。また、技術者であるならばお金よりもお金で買えない良心や信頼を優先すべきなのである。仮に、個人的利益ばかりを追求したならば悲惨な事故につながると考える。 2 グループ名:東京特許許可局局長今日急遽休暇許可拒否 私たちの班は、恋人達のジレンマについて調べた。 恋人達のジレンマとは、恋人同士互いにやりたいこと(行きたいところ)が別々のとき、どちらの利益を追求しようとすると、どちらも損をしてしまうことである。 例としては地球環境問題を取り上げた。 昨今の電力不足を解消するには、火力発電や原子力発電による発電が求められる。しかし、二酸化炭素の排出や事故への懸念から再生可能エネルギーの投資を進めた結果、電力不足に陥ってしまった。このようになってしまうため、どちらかを少し抑えることも大切であると考える。 3 損得を日常で起こるもので考えてみた。まず、『雪の日に学校に行く』ではどうだろうか。損としては、靴が濡れるや歩くのがめんどくさいなどが考えられる。得としては、勉強することで知識が増えるや友達と会って話すことができるなどがある。『アルバイトをする』ではどうだろうか。損としては時間が取られるや疲れるがある。得としては、お金がもらえるや、やりがいができるなどがある。人は得が欲しくて何かをするが必ず損がつきまとう。これからは損をいかに減らしていくかを考えるべきだと思う。技術者として工場なとで働く時も出来るだけリスク、デメリットを減らしてメリットを得ることが大切だと思う。
A.授業ではチャレンジャー号爆発事故の映像を見た。空にロケットが打ち上げられてからわずか数秒で本体と付属部品が外れ、あっという間に爆発する様は衝撃的であった。 以下はワークショップ課題に対する話し合いの結果である。 「恋人たちのジレンマ」 例えば彼氏と彼女でデートに行きたい場所が違うとする。この場合、 1) 彼氏か彼女どちらかが行きたい場所に行って、どちらかは妥協する 2) 彼氏と彼女別々で行動して、お互いの行きたい場所に行く の2つの場合が考えられる。 しかしお互いの意見を主張して別々に行動するより、妥協して一緒に行動したほうが幸せではないかという考えになった。 復習として、チャレンジャー号爆発事故について詳しく調べてみた。爆発の直接的な原因は、ロケットの構造上の欠陥であったようだ。しかしながらこの日の発射に関して技術者は延期するように求めていたようだが、NASA職員がスケジュールの遅れなどのプレッシャーから打ち上げを決行したようだ。この事故を未然に防ぐことができた可能性が十分にあることが判明すると、技術を安全に利用するためには何が必要かわかる。
A.【講義の再話】 チャレンジャー事故はロケットの設計の不備による物で起こった。燃焼ガスが外部に漏れるのを防ぐためのoリングは低温によって弾性が失われ十分な役割を発揮できなくなってしまう。発射前の点検でもそのことが既に分かっており異常が見られたのにもかかわらず、明確な根拠がないとのことからNASAは発射を承認した。発射前日はフロリダには大寒波が襲う予報があり気温は-8℃まで下がるという予報があり、モ社側は発射を反対したにも関わらず、NASAは決行を命じた。当時モ社では商売の半分を NASAに依存していたことも事故を止められなかった原因であると考えられる。 ゴムのsp値(溶解度パラメーター)で耐油性に強いかを判断することができる。弾性はエラスチック⇔塑性はプラスチックであり、両方合わせて粘弾性という。粘弾性の測定にはレオメータが使われることがある。 【発表の要旨】 演題:ゲーム理論理論からみた損得と善悪 グループ名:おいしい水 共著者名:加藤ひなの、高橋ひより、海老原実和 発表要旨 囚人のジレンマについて調べた。犯罪を犯した容疑者Aと容疑者Bがいたとする。1人が自白しもう1人が自白しない場合、自白した方が無罪、自白しない方が懲役10年となる。また2人が共に自白しない場合は懲役2年となり、2人が共自白した場合は懲役5年となる。この場合、ABお互いの利益を考えて自白しないを選択すると懲役が最も軽くなる。しかし、お互いが自身の利益のみ考えて自白した場合懲役5年となってしまう。各人が自分にとって一番魅力的な選択肢を選ぶと、協力した時より悪い結果を招いてしまう。 役割:概念化 【復習の内容】 囚人のジレンマの例を考え、その回避方法を調べた。例としてオイオルショックのトイレットペーパーの買い占めがある。A,B両方が買い占めなかった場合は100個手に入る、片方が買い占めてもう片方が買い占めない場合は買い占めた方が200個買い占めなかった方が0個になる。両方が買い占めた場合はそれぞれ80個となる。この場合トイレットペーパーが供給できなくなるとわかっていても、誰かが抜け駆けして買うリスクがあるので帰るとき買えるだけ買うという行動をとってしまう。 回避方法として、規制を設けることで競争が行き過ぎないようにする。コロナでのマスク不やアルコール不足でも囚人のジレンマが発生しないよう1人2個までの表示があった。また、裏切りに対しての制裁を課すことや日常的に協力関係を作ることも囚人のジレンマを回避する方法である。
A.授業においてはチャレンジャー事故を取り上げ、善悪と損得、個人の利益と公共の福祉について学習した。チャレンジャー事故において問題となった科学技術はゴムのガラス転移点とゴム弾性である。この事件はNASAによって起きたもので、燃料用のシール材として耐寒性(ガラス転移点)が0℃のOリングが使われており、 事件当時は最低気温が-8℃の天気予報が出ていた。 ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われ、燃料が漏洩しまうため、技術者は延期を提案した。しかし、NASAの経営陣は、「本当に事故は起きるのか?もし起きなかったら、延期に伴う莫大な金額を損害賠償請求するが、それでもいいか?」と詰め寄り、打ち上げは結局実行され、悲劇が起こった。技術は富とかお金とか価値とか商品とか、そいうったものと切り離すことはできないが、自分の持つ専門知識と技術を、 人類の福祉の発展とその向上のために捧げることを目的として、使用していくことが求められている。 倫理観や価値観は、個人による違いがあり、交換価値(マルクスの資本論によれば、お金で買える価値)で考えれば、個人の損得と公益について、ある程度理論的に考えることができることから、ゲーム理論からみた損得と善悪について思考した。私たちのグループでは、囚人のジレンマを選んだ。対応させる、身近な実際の例として、2020年よりたびたび起こったマスクの買い占めの例を選んだ。コロナの感染症蔓延の時にマスクの買い占めが起き、店頭からマスク商品がなくなる状況が起こった。供給不安が起こっても、マスクの消費量が劇的に増えることはないはずなので、皆が冷静になって必要なときに必要な分だけ買えば、皆にマスクが行き渡り、たとえ多少供給が追い付かなくなろうが、洗って2,3回使用するなど対策ができる。しかし、そうはならなかった。なぜなら、皆が少しずつ買うことがよいとわかっていても、自分のことだけを考えたら、買い占めてストックしておいた方が良いからである。得られる実際の商品量とそれに裂く労力などを考えたときに得られる利益をもとに囚人のジレンマの表を用いるといかに示す説明のようになる。 【B】買い占める 【B】買い占めない 【A】買い占める A:80 B:80 A:200 B:0 【A】買い占めない A:0 B:200 A:100 B:100
A.講義の再話 1986年1月28日、フロリダ州ケネディ宇宙センターを飛び立ったスペースシャトル・チャレンジャー号は発射1分後に爆発を起こし、7人の宇宙飛行士の命が失われた。超高温の燃焼ガスが外部燃料タンクを貫き液体燃料に引火したらしい。発射が行われた日は非常に寒い日だったため、低温によりゴム製のOリングが弾性を失ったことがガス漏れの原因だった。発射前夜、モ社とNASAの電話会議では、発射の承認はできないとするモ社に対し、NASAは発射の承認を迫った。商品の半分以上をNASAに依存していたモ社はこの要求に反対し続けることが出来ず、最終的に悲劇を招いた。 発表の要旨 チーム名:おいしい水 メンバー:大内、海老原、加藤、今井、高橋(ひより) 「囚人のジレンマ」を選んだ。ある二人の人物が高級時計店から時計を万引きした。二人は容疑者として浮上し、警察に逮捕された。ある日別々の部屋で同時に尋問を受けることになった。二人とも自白しなった場合は懲役2年、二人とも自白した場合は懲役5年、どちらか一方が自白した場合は自白しなかった方のみ懲役10年の刑罰がかせられるとする。どちらも自白しないという選択肢が最も軽い刑罰で済むが、自分は自白せず、相手が自白することで自分に10年の懲役が下るかもしれないというリスクが生じる。一方で最初からどちらも正直に自白した場合、リスクを負うことなく、互いに5年の懲役が下るだけである。平等な損得を考えると最良な選択は両方が自白することだと考える。 復習の内容 「ゲーム理論」とは経済学や経営学、社会学など、多くの分野に影響する数学理論である。ゲーム理論を用いると「ゲームを行う際、相手の手の打ち方を読み、案るべく自分の得点を高くして失点を少なくするにはどうするべきか」といった方策を求めることが出来る。これまでの経済学では完全競争や独占のみを分析していたが、ゲーム理論の登場以降は寡占経済の本格的な分析が可能になった。
A.(1) チャレンジャー号爆発事故の発生要因と、そこから学べる事に関して講義を行った。チャレンジャー号爆発事件はロケットに異常があるにも関わらず、NASAがロケットを打ち上げたことで生じた。乗組員等の技術者はロケットの以上に気づいており、ロケットの打ち上げの延期を上層部に交渉したが、上はそれを認めず発生した事故である。実際の事故原因となったのは、ロケットの燃料タンクのリングと呼ばれるゴム製のつなぎ目パッキンの欠陥によりロケットの胴体から高温の燃焼ガスが外部燃料タンクを貫いたことにより、大量の液体燃料に引火したことである。 この事故は雇われている技術者側は上に逆らうことができず、起きてしまったものであり、このような事故の原因究明は事故が発生してからで遅い。工業製品が持つリスクは100万分の1程度まで下げ、ロケットなどの事故発生により、甚大な被害を及ぼすものに関してはもう一桁下げるべきである。 (2) 「Pay Pay」川上ひかり、須藤萌友、板橋紗江、山口眞歩、岡崎由佳、林楓 私たちのグループでは囚人のジレンマを選び、具体的な例としては企業の価格競争に関して考えた。 A社とB社があるものとして、2社は価格帯が同じの同じような製品を販売していて、消費者の需要のニッチも同じであると仮定する。 すると、2社が協力して、価格体を変えずにそのまま販売し続けた場合、どちらの、企業にも同じぐらいの収益が得られる。しかし、どちら絵化の企業が価格を下げた場合、その企業のみが利益を上げ、もう一方の企業は利益を上げることができない。そして、どちらの企業も値下げを行ったとすると、両方の企業が消費者から得られる利益は同じぐらいになるが、客単価が低くなるため、あまり利益は見込めないと考えられる。したがって、企業同士の価格競争は囚人のジレンマであり、企業同士の協力も必要となってくる。 (3) 今回の授業の内容とグループワークで囚人のジレンマに関してグループ内で話し合い、今回の課題では囚人のジレンマにおける損得に関して企業側目線から考えたが、その目先の利益のことばかり考えると、製品に関するリスクマネジメントがおろそかになり、不正が生じる状況が発生するのではないかと考えました。 企業側は会社存続のために利益のことばかり考えるのではなく、製品や社員の安全の確保等を徹底して、損得と善悪の違いを把握し、両方を考慮した先に利益が生まれるのだという考えに至った。
A.(1) チャレンジャー事故 燃料用のシール材として耐寒性(ガラス転移点)が0℃のOリングが使われていて、 最低気温が-8℃の天気予報が出ています。 ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われ、燃料が漏洩してしまうため、延期を提案したところ、NASAの経営陣に、「本当に事故は起きるのか?もし起きなかったら、延期に伴う莫大な金額を損害賠償請求するが、それでもいいか?」とおどされ、会社の経営陣もそれに賛同してしまっている。 こんなとき、自分はどうすればいいのか。 (2) ジレンマ:恋人たちのジレンマ 互いにやりたいことが別々の時、どちらの利益も追求すると、どちらも損してしまうということ。 例:京都議定書 電力不足、しかし、解決しようとするとco2排出量が増える。 グループ名:東京特許許可局許可局長 名前:高瀬、奈良、野澤、軽部、澤、鈴木、橋本 (3) (2)について囚人たちのジレンマについても調べた。 2人組で銀行強盗をした。しかし、銀行から出た後、二人とも逮捕されてしまいました。2人一緒に取調べしたら口裏合わせされてしまうかもしれないため、別々の部屋で取り調べをした。かなり昔の話なので防犯カメラとかDNA鑑定とかできないという前提であり証拠がない。 そこで警察は1人1人に対して「白状しろ!白状したら、無罪にしてやろう」といった。すると、逮捕された人はそれぞれ「しゃべった方がいいかな。でも銀行強盗の証拠がないからしゃべらない方がいいかな」とジレンマの状態に陥ってしまう。
A.・講義の再話 チャレンジャーの事故と呼ばれる事故が1986年に起きました。スペースシャトルチャレンジャーが、打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した、という事故です。設計不良によって部品に不具合があったことが原因です。NASAとサイオコール社が危険性に対して対処しなかったことが問題になりました。モラルハザードとは、起こりうる最悪な事態から逃れるための対応策を備えたことで、かえって注意する意識が低くなり、結果危険な事態を招くことで、倫理観が欠如している状態のことです。 ・発表の要旨 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:paypay グループに属した人:林楓、川上ひかり、岡崎由佳、板橋紗江、山口眞歩、須藤萌友、遠藤七海 発表の創作に果たした役割:調査・データ整理・執筆-原稿作成 囚人のジレンマを選びました。対応させる、身近な例として、企業の価格競争を選びました。 A社とB社があるとすると、両者が協力すればお互いに同じ程度の収益となりますが、A社が裏切って価格を低くすると、お客さんがA社に集中してしまい、B社は被害をこうむります。そして両者がどんどん価格を下げていくと、結果的にどちらも収益が低くなります。このように、両者が自社の利益だけを考えて行動すると、協力しあうよりも悪い結果となることが、囚人のジレンマであると考えました。 ・復習の内容 囚人のジレンマについて調べました。各プレーヤーが個々に一番有利な選択肢を選んだ場合、協力した場合より悪い結果が生じるというゲーム理論におけるモデルの1つです。2人の囚人が別々の部屋で尋問され次のような条件を与えられます。自分が自白し、相手が黙秘した場合は無罪、相手は懲役10年。相手が自白し、自分が黙秘した場合は懲役10年、相手は無罪、双方とも自白した場合は懲役5年、双方とも黙秘した場合は懲役1年というものです。双方が協力し合って黙秘すると刑は軽くなるが、個々が自分の刑を軽くしようとして自白を選ぶことで逆に刑が重くなってしまう矛盾が生じることから囚人のジレンマといわれます。
A.演習題目「善悪と損得―個人の利益と公共の福祉―」 グループ名 不明 グループに属した人 青柳和希 佐藤温知 成?舜太 グループ内の役割 調査 再話 今回の講義の内容は、防げる可能性のあった事故について学ぶことであった。今回の講義では事故の具体例としてチャレンジャー事故が取り上げられた。この事故は宇宙飛行士数名が乗っていたスペースシャトル、「チャレンジャー号」が発射直後に爆発して、乗っていた宇宙飛行士が全員亡くなってしまった事故である。この事故が起きた原因はチャレンジャー号に使われていた部品が当日の環境で安全に発射できない可能性があるにもかかわらず、延期しなかったためである。これは使われている部品の物性を熟知し、適切な対応をしていればこの事故は起こらずに済んだ可能性があったという事を示す。安全に科学技術を使うには事前に確認することが求められることを学ぶ。 発表要旨 2回目の授業では、価値を数値で見積もり、どの行動が、最も得なのかを合理的に計算する数学であるゲーム理論について考えた。そこで、私たちはゲーム理論の中から囚人のジレンマ(共有地の悲劇)を選択して議論した。身近な例として、回転寿司と回らない寿司について議論した。他にも、「恋人たちのジレンマ」や「旅人のジレンマ」などのゲーム理論があり、これらのゲーム理論を発表したグループから、それぞれがどのような考えを持っているのかを学ぶことができた。 復習 今回の授業の復習として、科学技術が関わる事故について調査した。調査の結果リコールなど身近な製品にも事故の危険性が隠れていることを学んだ。
A.講義内容の再話 チャレンジャー号爆発事故という事件が過去にはあった。これは、技術者の主張を企業や周りの団体が権力で押さえつけ、無理やり実行した結果多数の人の命が失われたという事件である。チャレンジャー号の爆破映像は多くの人が見ており、人々の中に大きな悲しみを残した。技術者も当然ある程度の利益はほしいが、自分の作ったものを使う人のことを第一に考えたうえでそのことを考えるべきである。支配戦略がよい例であるが、損得勘定だけでなく、技術者としての立場で自分が何をすべきかを考えることが大切である。 ワークショップ課題の発表要旨 演題:ヤマアラシのジレンマ グループ名:600ml 共著者名:掛札涼介・鎌田潤・小室奏大 ヤマアラシのジレンマについて議論した。ヤマアラシはお互いを温めあうために身を寄せ合って暖を取るが、身を寄せ合うことでお互いを傷つけあってしまう。お互いに利益を得ようとしてお互いに木津ついてしまうという結果が生まれる。これをヤマアラシのジレンマと呼ぶ。 復習の内容 私は囚人のジレンマを選んだ。対応させる二つの例として、追加演習の取り組みについてを選んだ。 2人の生徒が同じ授業を取っており、それにやってもやらなくてもいい追加演習が出たとする。取り組んだ場合は評価が上がるが、事前に行ったテストや出席状況も踏まえて最終的な評価が行われるため、全員が追加課題を取り組むと全体平均が上がるため、総じて自分の点があまり上がらない状況が生まれる。 片方の人間が追加演習に取り組むと、片方の人間の評価が上がり、もう片方は評価が下がる。 どちらも取り組まなかった場合は平均点は変わらず、それまでお互いに頑張った内容に応じての評価がつけられる。 両方取り組んだ場合は、お互いの条件が同じになるためそれまでに頑張った内容に応じての評価がつけられる。
A.【講義の再話】 物理学は自然がどうなっているか調べるために、序列をつけたり数値にしたりする学問です。一方、経済学は人間の価値に序列をつけたり数値にしたりする学問と言えます。マルクスの資本論によれば、価値は使用価値と交換価値に分類できます。いくらお金をもらっても譲れない、そんな価値が使用価値です。使用価値の影響が交換価値に現れる場合もあり、それはプレミアである。人によってはただで渡せる人もいればいくらお金を積まれても譲りたくない人もいる、そういったものもプレミアと言えるでしょう。 【発表の要旨】 演題は、ゲーム理論から見た損得と善悪です。グループ名は、午後の紅茶です。グループに属した人は、斎藤日和、渡邉明日香、福田萌、横橋日菜子、杉井夢可、小泉花夏です。ゲーム理論とそれについての例文を示します。私たちが選んだのは「恋人たちのジレンマ」です。例文を以下に示します。恋人と出かけたとき、何を食べるか意見が合わず、予算や距離の問題で葛藤することが「恋人たちのジレンマ」でたとえられると考えました。自分の食べたいものを選んで恋人と別行動をとることはしたくないし、自分の好きなものをあきらめて相手に合わせて好きではないものを食べるのも嫌だということで、どちらを取るか難しいと感じました。妥協点をうまく探すことが大切です。 【復習の内容】 恋人たちのジレンマについて、表にまとめました。恋人とデートをしていて、お昼ご飯に食べたいものがラーメンと寿司で対立している状況を仮定します。縦が「二人でラーメン」「二人で寿司」「各々食べたいもの」です。横が「ラーメン」「寿司」です。「二人でラーメン」にした場合、ラーメンを食べたい方に5ポイント、二人で食べることにより全体幸福度が10ポイントプラスされ、合計は15ポイントです。「二人で寿司」にした場合、寿司を食べたい方に5ポイント、二人で食べることにより全体幸福度が10ポイントプラスされ、こちらも合計は15ポイントです。「各々食べたいもの」にした場合、ラーメンを食べたい方にも寿司を食べたい方にも5ポイントプラスされますが、別々にご飯を食べているため全体幸福度は0で、合計は10ポイントです。よって、どちらかが妥協することが最善だと言えます。今回はラーメンにしたから次回は寿司にしよう、といいあえるような関係が一番平和だと思いました。
A.(1) 技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そいうったものと切り離す ことはできません。 一方、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、 そこも考えておく必要があります。技術を行使して、 工業製品を社会に送り出すときは、 享受できるメリット(アドバ ンテージ、利点)だけでなく、 リスクの評価や、 コスト (費用)とのバランスもとる必要があります。 (2) 恋人たちのジレンマをえらんだ。 例として、出かけた時何を食べたいか意見が合わず、葛藤することを考えた。 ふたりで同じものを食べることでポイントが5増えるとする。Aさんはパスタを食べたい。Bさんはカツ丼を食べたい。パスタを食べるととポイントが下がるBさん。カツ丼を食べるとポイントが下がるAさん。 全体のポイントが下がるのはAさんはカツ丼を食べ、Bさんはパスタを食べること。 食べ物(A,B)とすると、パスタ(2,0) or カツ丼(0,2) となります 一緒に行動すると、 パスタ(7) or カツ丼(7) 別々に行動すると、 パスタ(2) カツ丼(2)=4という厚生になります。 ふたりで行動するよりポイントが3小さいということになります。 さらに二人が食べたくないものを別々に食べに行くと、つまりパスタ(B)=0、カツ丼(A)=0で両方ともポイントがゼロになる。 ということで、片一方が妥協することで利点が最大化するのが「恋人たちのジレンマ」である。 (3) 恋人たちのジレンマ以外のゲーム理論を思い出せなかったので再度調べてみることにした。囚人のジレンマや、チキンレース、コーディネーションゲームなどがあった。
A.(1)私たちは仕事や生活をしていくうえで、事故にあわなきゃ良いや事故を起こさなければよいという考えがあるかもしれない。技術者としてリスクを背負って事故を阻止するか、それとも金銭を受け取り事故の危険性を黙認するだろうか。これは技術者の知識や技量にも関わっている。その技術を世の中に送り出すとき享受できるメリットやリスクの評価とのバランスをとる必要がある。それとの間に発生するのが金銭などであり、その交換価値として製品等を受け取ることができる。 (2)ゲーム理論から見た損得と善悪。 グループ名:東京特許許可局長今日急遽休暇許可 選んだテーマ「恋人たちのジレンマ」 これは互いにやりたいこと(行きたいところ)が別々の場合、どちらの利益を追求するとどちらもそれぞれ損してしまっているということ。双方が妥協することができずにいた場合、損することしかなく、片方が譲り妥協することにより効率が良く幸せになれる。 (3)復習 新しくグループで考えたゲーム理論以外のものを調べた。 「囚人のジレンマ」 これはお互いが協力する方が協力をしない方よりも良い結果になると分かっているにも関わらず、協力をしない側に利益が発生すると分かった状況ではお互いに協力をしなくなるというもの。数学者のアルバート・タッカーが考案し、ランド研究所のメリル・フラッドとメルビン・ドレシャーの行った実験をもとからタッカーがゲームの状況を囚人の黙秘や自白にたとえたためこの囚人のジレンマという名がついたということが分かった。
A.ワークショップ課題には社会的ジレンマを感じやすい場面として、いじめの場面が挙げられます。 たとえば、あなたは友人がクラスメイトにいじめられている場面を見てしまったとします。現場を見てしまったあなたの行動は幾つか考えられますが、ここでは2つの例を挙げてみたいと思います。 まず、1つ目は、あなたが友人の前に立ちはだかり、いじめをやめるよう訴えることです。直接訴えることは勇気が要りますが、いじめが如何に理不尽なことなのか、くだらないことなのかなど、いじめているクラスメイトに直接伝えることができます。 クラス全体にいじめに対する否定的な認識が広がれば、あなたのクラスで2度といじめが起きないようにすることができるでしょう。しかし、あなたがいじめているクラスメイトに目をつけられてしまい、明日からいじめられるかもという可能性も否定しきれません。 2つ目の行動は、いじめを見て見ぬふりをすることです。 見て見ぬふりをすれば、いじめられている友人は苦しい思いをするかもしれませんが、あなたに被害が及ぶことはないでしょう。しかし、この場合にはいじめられている友人があなたのことを恨んでしまうことが危惧されます。非常にシンプル場面ですが、このいじめのシーンからは、「いじめられたくない」という個人の利益の追求と、「いじめを止めさせて、集団の平和を守る」という社会全体の利益が対立して社会的ジレンマが生み出されていることがわかると思います。
A.(1) チャレンジャー号爆発事件について。この事件は、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。原因としては、欠陥があったのを知りながら適切な処置ができていなかったこと、当日の朝の低温が発射に影響が及ぶ可能性があるという技術者の警告を聞き入れなかったこと等様々である。特に後者については、ゴムの定点が0℃であるのに対して―8℃で強行発射した。この結果から知識を持つ人の意見を聞き入れなかったことが良くなかった点である。危険を指摘できるのは知識を持つ人であるため耳を傾けなかった人が間違っている行動だったと言わざるをえない。 (2) ゲーム理論からみる損得と善悪とは、という問いに対して、オイルショックなどの際のトイレットペーパーの買い占めという内容を挙げた。オイルショックの際はトイレットペーパーが枯渇する。この状況下で、みんなが少しずつ買うことが良いとわかっていても、自分の分がないと困るため自分のことだけを考えて買い占めてしまう。以上は損得に関することであるが、善悪を考えるのであればみんなで平等に買い少しずつでもいきわたった方がよいだろう。そこの兼ね合いが難しいと思った。 (3) 今回の授業を聞いて、知識を持つ人の意見を聞くことの重要さを知った。警告を無視することが無ければ、今回の事故は起きなかったからだ。また、知識を多くの人の間で共有することも大事だと思った。簡単でかつ重要な知識だけは、パイロットにも理解してもらうことで自らの命を守ることにもつながるからだ。知識があることの重要さを知った授業だった。
A.講義の再話 個人の利益のために公共の福祉を侵害することは紛れもなく倫理違反です。その一例としてチャレンジャー号事件が挙げられます。チャレンジャー号事件はロケットの打ち上げに必要なOリングが寒さに弱く、打ち上げ当日の気温が異様に低くなる可能性があることがわかっていたにもかかわらず、打ち上げ延期の損失を回避するために打ち上げを強行した結果、ロケットが空中で爆発し、搭乗者が亡くなったという事件です。組織の利益を優先したためにリスクをないがしろにすることはこのような悲しい事件を生み出します。このような事件を繰り返さないために私たちは正しく技術者倫理を身につけなければいけません。 発表の要旨 囚人のジレンマを選んだ。 囚人のジレンマとは、協力した方が互いに利益になることがわかっていても協力しない者が利益を得られる場合では互いに協力しなくなるというジレンマである。 実際の例として、A社とB社の開発競争を選んだ。 A社とB社は某事業で競い合っているライバル関係にある。一方を出し抜き競争に勝つには環境破壊につながりかねない方法しかない。A社とB社が互いに環境保全に取り組めば利益を得られることはないが環境問題は解決する。どちらも一方を出し抜こうと開発を進めると環境破壊が止まらない。 復習の内容 チャレンジャー号事件のほかに個人の利益のために公共の福祉を侵害した事件を調べた。フォード・ピント事件は追突に弱いという欠陥があることがわかっていながらこれを対策するより事故の損害賠償を払ったほうが安く済むと判断して欠陥を無視し、事故で人が亡くなった事件である。
A.(1)最初に事故についての事例に触れられ、労働者と経営者について、 権威と権力は違う。権威ある教授はいるが、教授に権力はない。 権力や権利の行使には、責任や義務がつきものである。ファインマンの報告書によれば、 人命も宇宙船も失う大事故が起こる。リスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もる。技術者が幹部より1000倍もヤバイと言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇が起きた。原爆の開発に携わったことを生涯悔いていた、ファインマンは自らの報告を、事故調査報告書に付録として無理やり添付させた。その結果、彼は当然ながら、懐疑の矛先を倫理的問題に向けることになる。 それというのも、この若い学生が学んできた宗教によれば、道徳の規範は神の言葉にもとづいているはずだったからで 、しかし、ひょっとして神がいないのだとしたら、いったい神の言葉はどうなるのか、ところが実に不思議なことに、人の道徳観は神の存在を疑おうか疑うまいが、究極的にはほとんど無傷で生き残るものなのである。 くだんの学生もはじめのうちこそ、いままでの道徳観に多少まちがっている点を見つける。 しかしたいていはあとで思い直し、結局、基本的には以前とさしたるちがいのない道徳観が残ることが多い。 (2)ナッシュ均衡を選択した、、 ゲーム参加者が互いに最適な選択をして戦略を立てていて、どの参加者も自身の戦略を変更する理由がない安定した状態のことである。ノーベル経済学賞を受賞した数学者ジョン・ナッシュ氏が提唱した理論であり、この理論は経済学だけでなく社会学や生物学など幅広い分野で応用さている。 例をいかに示す。 例)残業問題について 従業員は残業せずに帰宅できるのが理想である。 しかし、仕事が残っていて周りの従業員が残業している環境では、自分だけ帰宅してしまっては、自分1人だけ進捗が遅れるか、残業する他のメンバにさらに負荷がかかってしまう可能性があり、また、たくさん残業している他のメンバより人事上の評価が下がるという可能性も生じてしまう。 その結果、誰かが残業しだすとみんなが残業するという均衡状態に陥ってしまう状態のこと。 (3)日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条について再度みてみた、「私は、一人のプロフェッショナルエンジニアとして、自分の持つ専門知識と技術を、 人類の福祉の発展とその向上のために捧げることを目的として、以下を誓います。 最大限の努力を払います。 誠実な仕事にのみ参画します。 人間が守るべき普遍的原則、及び専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得ます。 金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させます。」
A.(1)講義内容の再話 ゴミ捨てするときは軍手をして、足の指先を潰さないように注意しなければならない。これは事件は起こるものであると仮定した際に、被害を最も小さくするための手段である。ハインリッヒの法則というものがある。これは1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300のヒヤリ・ハットが存在するというものである。チャレンジャー号爆発事故を例に挙げよう。この事故は、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。原因はOリングの性能が十分発揮できない気温での打ち上げによるものであるとされる。Oリングの硝子転移点0℃、現地の気温は氷点下であったのにもかかわらず打ち上げを行ってしまった。技術者は打ち上げが危険であると主張したが、この主張は受け入れられなかった。NASAは目の前の利益を優先したがためにとうとう命を失ったのだ。我々はこのような事件を起こさないように彼らの考えを理解する必要がある。このような状況を理解するためにゲーム理論を用いることは効果的だ。ゲーム理論に基づき両者が納得するような状況を作る必要があるのだ。 ゲーム理論 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:108. ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:めがね メンバー:田島宏倫、杉山晴哉、伊藤凜太郎、小林嵩弥、杉山大治朗 内容: 囚人のジレンマを選択した。対応させる、身近な実際の例として、企業側と消費者を囚人に当てはめて考えた。 企業が値上げする、しない。消費者が買う、買わない。これらについて比較した。 企業が値上げし、消費者が買う場合、企業が得をし、消費者は損する。 企業が値上げし、消費者が買わない場合、企業は損し、消費者は得する。 企業が値下げし、消費者が買う場合、企業が損をし、消費者は得する。 企業が値下げし、消費者が買う場合、企業が損をし、消費者は損する。 と考えたが見方によるとそれぞれの損得が異なり、さらにジレンマになっているか不明の中時間が経過してしまい、議論の時間が終わった。 役割:検証・確証(Validation) (3)復習の内容 囚人のジレンマを選択した。対応させる、身近な実際の例として、複数購入により値下げがされる商品を購入する際の例を選んだ。 条件としては 店では商品が1個100円なのに対し、2個180円。 AとBは1つの商品が欲しいとする。 両者は異なる場所におり、相手の解答を聞くことはできない。 1分以内に払う人を決定しなければならない。 時間内に二人が「払う」といった場合、二人で2個分の金額を払う。 時間内に一方のみが「払う」といった場合、その一方が一人で2個分の金額を払う。 時間内に二人が「払う」といわなかった場合、お互いに1個分の金額を払う。 もともと1個の商品を購入する場合の金額は100円であるため、ここから以下の条件におけるA、Bの損得は、 二人が1個ずつ商品を購入する場合、AとBはともに0円。 2個の商品を合わせて購入し、割り勘する場合、AとBはともに+10円。 Aが店で二人が2個の商品を購入する場合、Aは-80円、Bは+100円。 Bが店で二人が2個の商品を購入する場合、Aは+100円、Bは-80円。 お互いが「払う」といった場合は両者利益が出るのに対し、片方のみいった場合は一方が得をし、他方が損をする。両者言わなかった場合は両者損も得もしないという結果であった。
A.チャレンジャー事故がある。これはゴム転移が起こることは理論的に分かっていたのに、事故は起きないだろうとメカニズムなしの推測をし、事故が起きたものだった。専門の知識を持つ下の立場の技術者と専門の知識を持たない上の立場の経営者の考えがぶつかり合い、結果として打ち上げを決行した。日本プロフェッショナルエンジニアリング協会の信条として、金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させると記述してある。 【発表の要旨】 演題:「ゲーム理論から見た損得と善悪」 グループ名:めがね グループに属していた人:杉山晴哉,伊藤凜太郎,小林嵩弥,杉山大治朗 <原稿の内容> 数あるゲーム理論の中から囚人のジレンマを選択し,その例として最初に「企業のコロナ禍におけるマスク販売 と消費者の行動」を考えた。マスクの需要が高まったとして,企業がマスクの値段を上げすぎれば,消費者も手 が伸ばしにくくなり,企業は儲からず,消費者も自己防衛のためのマスクが手に入らないという共倒れが起こる。 値段を消費者の手が届くぎりぎりに調整すれば,企業も儲かり,消費者もマスクが手に入って感染症の流行を防 げるという双方にメリットのある状態に持ち込める,と考えた。他のパターンとして,囚人のジレンマの典型的 な例である 2 人の犯罪者の例を調査し,例として挙げた。お互いに自白すれば両者ともに懲役 5 年,お互いに黙 秘すれば懲役 2 年となるが,どちらかが自白し,どちらかが黙秘した場合,自白した側は無罪,黙秘した側は懲 役 10 年になるというものである。 チャレンジャー事件を通じて、他の失敗も調べた。そこでクボタのアスベスト事件をみた。これはアスベストが工場にあり、周辺地域の方や社員が異常に亡くなったというものだった。経営者はすぐに対策を行い、今も続いている。
A.労働者と経営者を収入を例に比べた。役員は雇用保険加入資格がなく、事業所得から役員報酬を株主総会で決定する。収入は定額である。経営者や社長、専務、理事が例に挙げられる。従業員は残業手当などの手当てがあり、収入に上限がある。技術者や教授が例に挙げられる。個人事業主は事業取得が収入であり、農家などが例に挙げられる。ワークショップでは囚人のジレンマについて話し合った。対応させる身近な実際の例として、Bさんが友達(Aさん)からメールで「今ひま?」と聞かれたときの例を選んだ。囚人のジレンマは、二人プレーヤーの1回ゲームである。得られる活動と感情の期待値を利得とした。まず、Bさんが「ひまだよ。」と返信して、AさんからBさんのしたい活動が提案された場合を考えた。Aさんは活動できるので利得が50、Bさんもしたい活動ができるので利得が50となり、お互いに得をするということが分かった。また、Bさんが「ひまだよ。」と返信して、AさんからBさんのしたくない活動が提案された場合を考えた。Aさんは活動できるので利得が50だが、Bさんはしたくない活動をしなくてはならないので利得は‐50となり、Bさんは返信をしないほうが得であることが分かった。さらに、Bさんが「今は忙しい。」と返信した場合を考えた。Aさんは活動ができないので‐50の利得、Bさんは活動をしないので利得は0となり、Bさんのほうが得であることが分かった。
A.講義内容の再話 チャレンジャー号爆発事故の動画を視聴して、事故について学んだ。ファインマンの報告書によれば、 人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は、0.001%と見積もりました。技術者が幹部より1000倍も危険であると言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇が起きました。一番偉い人の言うことが絶対に正しいという風潮があるが、時には実際に働いている部下たちが正しいこともあるので、一番偉い人の言いなりにはならないようにした方が良いということを学んだ。 ワークショップ課題の発表要旨 演題→ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名→あいうえお グループメンバー→小泉花夏、斎藤日和、杉井夢可、福田萌、横橋日菜子、渡邉明日香 私たちのグループでは、恋人たちのジレンマについて調べた。具体的な例として、恋人と出かけたとき何を食べるか意見が合わず、予算や距離の問題で葛藤することが恋人たちのジレンマであると考えた。恋人とは別行動をしたくはないし、自分の好きなものを諦めて好きではないものを食べるのも嫌だということでどちらを選ぶのか難しいと感じた。 復習の内容 ゲーム理論とは、ビジネスや人間社会における人物をプレイヤーとみなし、互いに与える影響を考慮しながら意思決定を行う理論のことである。 グループワークでゲーム理論について調べ、恋人たちのジレンマを選んだが、それを実際に図で表して考えてみた。また、恋人たちのジレンマ以外にもゲーム理論はあるのか調べた。その結果、囚人のジレンマ、狩人のジレンマがあることが分かった。
A.(1)水俣病などの四大公害を例に、工業技術による環境への被害を学んだ。水俣病は、有機水銀という非常に有害な化学物質が海に流出したことで、プランクトン、小魚、それを食べる魚、人間のように生物濃縮が起こり、大規模な公害事件を引き起こした。このような悲劇が今後2度と起きぬよう、工業技術を用いる場合は、環境に及ぼす影響や人体に及ぼす影響も考慮するべきであると感じた。さらに、技術者は、これらの情報を自らの利益のみを考えて内密にするのではなく、公開する義務があると感じた。 (2)サリドマイド薬害事件について調べた。サリドマイドは1950?2000年代初めに世界の40か国で販売された鎮痛・催眠薬である。この薬を妊娠初期の妊婦が服用するこで、胎児の手、足、耳、内臓などに奇形を起こしてしまうことが判明した。日本では約1000人の胎児が被害にあったとされている。この事件から、品質のみだけでなく、有効性や安全性に関する医薬品承認の厳格化が必要とな理、医薬品の製造承認等の基本方針の判決が対策として制定された。 (3)この後、イタイイタイ病について調べた。イタイイタイ病の原因は、神通川の上流にあたる岐阜県の高原川に、三井金属鉱業神岡鉱山の亜鉛精錬所から流れ出たカドミウムという物質による水質汚染であった。神通川上流の流域では、江戸時代から銀や銅、鉛などを生産しており、その川の水を使い農業や飲料水に使われていた。その当時、被害は出ていたが、日露戦争をきっかけに、非鉄金属(鋼以外の金属)の生産が注目され、生産量が大きく増加し、戦後の高度経済成長期を迎え、カドミウムを含んだ大量の廃物が川に流れ込んでしまったのが原因であったと考えた。
A.(1)講義内容の再話 ・チャレンジャー号爆発事件 ・労働者と経営者 ・交換価値と使用価値 ・行動の選択しと損得 ・ゲーム理論と囚人のジレンマ ・リスクマネジメント の項目について学んだ。 その中で私は交換価値と使用価値の部門が印象に残った。 前提として、技術というものは富とかお金とか価値とか商品とか、そいうったものと切り離すことはできないが、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのかを考える必要がある。人の幸せの定義はバラバラであるが、幸せにはお金で買えるものと変えないものがあるが、それが、交換価値(お金でかえる)と使用価値(お金で買えない)でもある。マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類できる。使用価値の例は信頼、精神、思想、人格権、文化、授業を受けた経験などがある。交換価値の例は、信用、労働力、表現、財産権、文明、技術者倫理の教科書などがある。私が求める幸せはこの使用価値と交換価値のどちらかだけが多かったり少なかったりするものではなく、二つのバランスがシッカリとれたものであると考えた。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 課題:ゲーム理論からみた損得と善悪 発表内容;二点以上で服が安くなるから友達と一緒に購入したが、二点のうち安いほうが半額になるシステムだったため自分が購入したほうは安くならなかった。 (3)復習の内容 ワークショップで使用しなかったゲーム理論について考えた。
A.1.日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条 私は、一人のプロフェッショナルエンジニアとして、自分の持つ専門知識と技術を、 人類の福祉の発展とその向上のために捧げることを目的として、以下を誓います。 ・最大限の努力を払います。 ・誠実な仕事にのみ参画します。 ・人間が守るべき普遍的原則、及び専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得ます。 ・金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させます。 技術と金銭的価値は切っても切り離せないものだが、ここではそこで得られる個人的な富よりもそこから得られる公共的福祉に重きをおくということが明記されている。 2. 囚人のジレンマを選んだ。 囚人のジレンマは,各々が自分にとって一番魅力的な選択肢を選んだ結果実際に悪い結果を招いてしまうことである。 対応させる身近な例として、LINEで暇な相手を遊びに誘う例を選んだ。 自分のやりたいことをした場合と断った場合をそれぞれについて考え得点化する。 ケース1:私がやりたいことを主張し,相手が断った場合 私は断られたがやりたいことができたので50点、相手は予定が埋まらないので0点 50+0=50点 ケース2:私が断り、相手がやりたいことを主張した場合 私は断って暇になり0点が,相手はやりたいことができたので50点 0+50=50点 ケース3:相手も自分も断った場合(誘わなかった場合) 何も起きず、気まずくもならなかったので0点 ケース4:相手も自分もやりたいことを主張した場合 とても気まずくなったので-100点 このように,各々が自分にとって魅力的なことを主張し合うと一番最悪の事態を招いてしまう。このようにお互いが自分の利益だけを考えていると最終的に人間関係に亀裂が入ってしまう可能性も考えられる. ゲーム理論は「利害関係を持つ相手がいる状況で、自分と相手の利益を考え、最適な行動を決める」ための思考法で、自分だけが得をしても相手だけが得をしても成り立たないように出来てある。 3.囚人のジレンマ以外にどういうゲーム理論があるのか調べた。 恋人のジレンマ、旅人のジレンマ、チキンゲーム、コーディネーションゲーム、ハリネズミのジレンマなどがある。
A.地下鉄サリン事件で用いられたサリンは構造式から見て分かるように非常に危険な化学物質である。有機リン系の農薬は二面性があり、農薬として効果を発揮するだけでなく、神経毒としての毒性が強く、化学兵器として利用された背景がある。サリンはアセチルコリン分解酵素で、1滴手に付着したら死に至ってしまう。なぜこのような猛毒の化学物質をオウム真理教が手にしているのか?それは、信者らが優秀な頭脳を持っており、実際に製造していたからだ。このようなことが起きないように技術者倫理を学ぶ必要がある。 頭隠して尻隠さずという言葉を選んだ。意味は欠点の一部を隠しただけで、全部を隠した気になっている愚かさを示している。 僕の友達には馬鹿な人がいる。僕が買ったケーキがなくなっており、その友達に知らないか聞いてみたところ、彼は自信満々に食べていないと答えていたが、口にはクリームがついていた。このことから頭隠して尻隠さずとはこのことだと感じた。 彼は頭脳が優秀で片付けもしっかりして、痕跡が残らないようにしていたが、口にクリームが付いていたことによって愚かさを示しており、今回のテーマにピッタリであった。 地下鉄サリン事件について詳しく調べた。まずは、優秀な頭脳者がなぜオウム真理教に入ったのか、また、サリンをばらまいた目的はなんだったのかについて調べた。オウムには生きる意味や悩み、生きがいや本当にやりたいことを探しあぐねて引き寄せられた人や、人間関係に悩み、居場所を求めているうちにオウムにたどり着いた人もいた。答えを出してくれる麻原教祖は魅力的だったようだ。また、足を踏み入れたらなかなか抜け出せないことも引き金の一つであっただろう。目的としては、首都を混乱させて、間近に迫った警察の強制捜査を防ぐことが目的であった。
A.Webclass上での出席のボタンを押すのを忘れてしまいました。 今回の授業ではリスク、利益、価値などをテーマに学んだ。チャレンジャー号事故は宇宙への希望がかかっており莫大な金額がかかっていた。当時天気予報では最低気温が-8°Cと予報が出ており、ガラス転移点以下ではゴムの弾性が失われ打ち上げるには危険な状況であった。しかし、NASAの経営陣が打ち上げをしない場合、遅延するための莫大な賠償金を請求するとなり、打ち上げた結果起きてしまった事故である。 私の班はヤマアラシのジレンマについて調べた。身近な例を以下に記した。 これは友達以上恋人未満の関係において、本当はお互いに惹かれあっているが、現在の関係を壊してしまうことが怖くて微妙な距離感ができ不安や恐怖を感じてしまう。ヤマアラシが持っている刺で傷つけてしまうことが怖くなり距離感ができてしまうことを意味している。 今回の授業の復習として、チャレンジャー号事件の直前の状況について詳しく調べた。 チャレンジャー号は本来、1月22日に発射される予定であった。しかし、副大統領が発射を目視する予定やハッチの不具合などで様々な原因により打ち上げが延期された。 結果打ち上げは1月28日になった。この日は実施可能である最低限の温度まで下がる予報があり、何人かの技術者はSRBの接合部を密封するゴム製Oリングの弾力性が異常低温によって受ける影響について不安を表明していた。打ち上げ直前の気温は-13°Cまで下がっておりOリングの設計使用を大幅に下回っていため技術者たちは打ち上げを支持できないと表明したが、幹部たちは懸念をしっかりと伝えずに発射してしまった。
A.(1)講義内容の再話 技術者としての責任について学んだ。事を失うことになっても、事故を阻止する勇気、お金をもらって、事故のリスクの黙認、そういった技術者の内面的な感情をチャレンジャー事故より見た。技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そいうったものと切り離すことはできない。 一方、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要がある。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 グループ名:ステラおばさん メンバー:柏倉修治、秋葉大和、安孫子恵多朗、加藤輝海、尾島僚 囚人のジレンマを選んだ。企業が環境対策をし、消費者が節約すると環境保護できる。企業が環境保護対策をせず、消費者が節約すると消費者の努力が無駄になる。企業が環境対策をし、消費者が浪費すると企業の努力が無駄になる。企業が環境保護対策をせず、消費者が浪費すると環境悪化する。 (3)復習の内容 チャレンジャー事故について詳しく調べてみた。1986年1月28日、フロリダ州、ケネディ宇宙センターから飛び立ったスペースシャトル・チャレンジャー号が、発射より1分後に爆発を起こし空中分解した、というものである。この事故により、初の民間宇宙飛行士のクリスタ・マコーリフをはじめとした7人の宇宙飛行士が命を落とした。モートン・サイオコール社の技術者は、気温12度で燃焼ガスがフィールド・ジョイントの長い円周の一部で一時リングを通り越し二次リングでかろうじて食い止められていたことを発見した。チャレンジャー号の発射日の気温は―8度の予想であったことからロジャーらは発射の延期を求めたが、NASA側は発射の承認を迫ったことにより、結局発射され事故は起こった。両者についてみると、自社の利益が正常の思考の妨げになっていると感じた。
A. 技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そういったものと切り離すことはできません。「もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気がありますか?それとも、お金をもらって事故のリスクを黙認しますか?」あなたは、このように聞かれたとき答えることができますか?このような場面になったときのために考えておく必要があります。今回の講義では、恋人のジレンマ、囚人のジレンマ、ヤマアラシのジレンマの中から1つ選び、実際の例を挙げて個人の利益と公共の福祉について考えてみましょう。 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:無し 共著者名:澤和希、竹内隆晴 自分の役割:調査 私たちのグループは、囚人のジレンマを選んだ。身近な実際の例として、サラリーマンのサービス残業を挙げる。残業する方がより働いていると評価される会社を想定し、AとBの二人のサラリーマンが働いているとすると、二人とも定刻で帰宅すれば評価はそのままだが、Aが自分の評価を挙げようと考えて残業し、Bが帰宅した場合、残業したAのほうがBより評価が上がる。一方、どちらも同じように考えて残業するとどちらの評価も変わらない。このようにしてサービス残業が増える事例は、囚人のジレンマであるといえる。 授業時間外では、恋人たちのジレンマの場合について考えた。身近な実際の例として、デートの行き先を挙げる。お互いが行きたいデート先が異なってしまった場合、お互いが行きたい場所へ別々に行くのか、または、どちらかが妥協し片方が行きたい場所へ一緒に行くのか、どちらの方が幸福度が高いのかという事例は、恋人たちのジレンマであるといえる。私は、どちらかが妥協して片方が行きたい場所へ一緒に行く方が全体の幸福度は高いのではないかと考えた。
A.ロケット事故といえば忘れてはいけないチャレンジャー事故がある。1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。事故の原因としては機体全体の分解は、右側固体燃料補助ロケット(Solid Rocket Booster, SRB)の密閉用Oリングが発進時に破損したことである。その日最低気温は-8℃であり燃料用シール材として0℃のOリングが使用されていた。技術者たちは事故が起きる可能性があるとして進言したが経営陣は「本当に事故は起きるのか?もし起きなかったら、延期に伴う莫大な金額を損害賠償請求するが、それでもいいか?」と詰め寄りその進言を認めなかった。その結果悲惨な事故が起きてしまった。もしあなたならどのようにするか。 グループ名 スーパーアルティメットスペシャルたいせい 班員 島田伸吾 滝沢一輝 遠藤竜也 小杉泰世 和田弥仁 峯田愛杜 私たちのグループは「恋人たちのジレンマ」を選んだ。班員の和田君と小杉君が付き合っており和田君が北海道、小杉君は沖縄に行きたいとする。行きたい場所に行ければ幸福度3点獲得でき、もしいけなかった場合は幸福度0点とする。2人で行動し北海道もしくは沖縄に行った場合幸福度4点獲得できるとする。そうすれば片方が幸福度7点獲得できもう片方も1人で行きたい場合よりも点数が獲得できる。片方が妥協することで結果的に点数が獲得できることが分かった。 授業時間外ではゲーム理論について調べてみた。今まではゲーム理論という言葉でしか聞いたことがなかったためいい機会だと感じた。ゲーム理論とは社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問であり、経済学で扱う状況の中でもほとんどこれに該当することが分かった。
A.(1)講義内容の再話 ハインリッヒの法則とは、1件の大事故の裏には29件の小事故、そして29件の小事故の裏には、300件のヒヤリハットがあるという法則である。その代表例がチャレンジャー号爆発事故である。Oリングの不具合によって7人の乗組員が命を落としてしまった。その不具合の裏にはチャレンジャー号発射にかかわる幹部層が技術者の意見を受け入れなかったという事実がある。事故を起こしたかったのではなく、損益を考えた結果の行動である。損益を考えるうえで囚人のジレンマが大切となる。個人の利益を追求した結果、誰かが不利益を被ることになる。自分だけにとって最善の行動をとるのではなく、全体の損益を考えることが必要となる。 (2)発表要旨 環境資源について企業と消費者の視点から囚人のジレンマを考えた。消費者が節約または浪費した場合、企業が環境対策をしたあるいはしなかった場合を考えた。消費者および企業どちらにせよ環境対策をしないのは、楽ではあるが全体のためには決してならないことがわかった。自分の利益を考えることも必要なことではあるが、もっとほかの視点に立って、将来のためになるように行動すべきであると感じた。 (3)復習の内容 リスクマネジメントについて調べた。 リスクマネジメントとは、想定されるリスクを起こる前に管理し、リスクの発生が原因で起こる損失を避けたり、ダメージを最小限に抑えたりするための手法のことである。リスクマネジメントには二種類あり、不確実性と危険性である。 不確実性とは、どのようにしても予測不可能な事象についてのリスク管理であり、危険性とは、予測可能な事象についてのリスク管理である。すべてのリスクに対して対策するのは現実的でないため、どこまでを許容できるかを考慮して対策を打つことが大切である。
A. 燃料用のシール材として耐寒性(ガラス転移点)が0℃のOリングが使われていて、 最低気温が-8℃の天気予報が出ています。 ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われ、燃料が漏洩します。NASAの経営陣が、あなたに詰め寄ります。「本当に事故は起きるのか?もし起きなかったら、延期に伴う莫大な金額を損害賠償請求するが、それでもいいか?」。あなたの会社の経営陣が、あなたに詰め寄ります。「そんな損害賠償請求されたら、わが社は倒産する。天気予報も外れることもあるだろう?そんなものを根拠に延期を主張する技術者を、わが社の社員にしておくわけにはいかない。席を外してくれないか?」。こんなとき、あなたはどうすればいいのしょう? チャレンジャー号爆発事件という事件があった。Oリングは最低気温が-8℃ではガラス転移点以下になり、ゴム弾性が失われ、燃料が漏洩する。技術者の一人がNASAにそのことを伝えたが、NASAは聞く耳を持たずに、後日チャレンジャー号の打ち上げが行われた。その結果、チャレンジャー号爆発事件が起こった。 恋人たちのジレンマを選んだ。身近な例として外出の例を選んだ。Aさんは博物館に行きたい。Bさんは動物園に行きたい。しかし、Aさんは動物園に、Bさんは博物館に行きたくない。そこで取れる選択肢は、片方が妥協して片方の行きたい場所に行くか、それぞれ別行動していきたい場所に行くかの2つ。二人で行動すると厚生が増加するので、結果的に片方が妥協したほうが良い。 チャレンジャー号事件のような状況に自分がなったときに、正しい判断をしたいと思った。
A.「善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-」の授業では例え仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気はあるかどうか、それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認するかを問われた。その具体例としてチャレンジャー事故であったイプシロン号の爆破がある。また労働者と経営者について学んだ。権威と権力は違う。 権威ある教授はいるが、教授に権力はない。 権力や権利の行使には、責任や義務がつきものである。そして最後にゲーム理論と囚人のジレンマについて紹介した。 私たちのグループでは「ゲーム理論からみた損得と善悪」という内容でコロナについて考えた。コロナ感染症蔓延の時に、マスクがなくなる状況が起こった。供給不安が起こっても、マスクの消費量が劇的に増えることはないはずなので、みんなが冷静になって必要な分を必要な時だけ、買えばみんなにマスクが行き渡るようになる。しかしそうはならなかった。なぜならみんなが少しずつ買うことがないと分かっていても、自分のことだけ考えたら、買い占めてストックしておいた方が良いからである。 私はこの授業を受けて、私ならイプシロン号の開発者になり状況の危険性を分かっている立場であるならば、どうするか自分自身分からない。だからもっと前にフライトを決行する1週間前から気をつけて行動すればよかったと思う。しかしながらそう考えても実際にそれを行うのは難しいことなのかもしれない。ゲーム理論について初めて学ぶことができた。
A.・講義の再話 技術者は、種別でいうと従業員(給与所得者)であり、収入は増減し、残業手当などの手当てもあります。一方農家などの個人事業主は事業取得が収入となり、社長や専務などの役員の収入は定額となり、事業取得から役員報酬を株主総会で決定します。 技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、アドバンテージだけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスもとる必要があります。 また、工業製品に交換価値を持たせて報酬を得るのも必要となります。 ・発表の要旨 グループ名は毎回変えていたので、覚えていません。 共著者名 安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 我々のグループは囚人のジレンマを選んだ。 囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。 我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考える。 ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが、他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。 これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう囚人のジレンマの大きな例であると考える。 自分は囚人のジレンマ ・復習の内容 授業内で特に自分気になった使用価値と交換価値について調べてみました。どれだけ交換価値を有しても、相手の使用価値が高ければ購入、譲渡はできないというのも、人間の面白い部分だなと思いました。確かに、自分の大切にしている、長年使っているものをお金を積まれて交換できるかと言われれば、できないと思いました。
A.(1)講義内容の再話 技術を行使して、工業製品を社会に出すときは享受できるメリット及びリスクの評価、コストとバランスをとる必要があります。 そこで、個人的な利益や価値とは何かについて少し考えてみましょう。 まず価値には使用価値と交換価値があります。使用価値とは信頼や命などお金で買えないものであり、交換価値とは知識や娯楽などお金で買えるものをさします。 技術を行使して工場製品を社会に出すときは、この交換価値を工業製品に持たせて報酬を得る必要があります。 この場合の交換価値とは、「便利」とか工業製品に対する「信用」となります。 このように、様々な工業製品に対して個人的な利益及び価値について考えてみましょう。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪、グループ名:ジャスミンティー 共著者名:蓮沼希、中野結楓、菅井里緒奈、藤井瑞葉 ゲーム理論として旅人のジレンマを選択し、身近な実際の例として、古本屋に教科書を売る時を挙げました。A,Bの二人が1000円で購入した教科書を売るために古本屋に行った結果、店主が提示したのは100円でした。この値段でもいいと思って売ったAと売らなかったBとで比べると、BはAに比べて少し損をしたといえます。 この演題での私の役割は「調査」です。 (3)復習の内容 授業後、改めて旅人のジレンマについて調べ、もう一度同じ内容で考えました。 A,Bの二人が同じ店主と一対一で面談し、提示した値段が二人とも同じ場合その値段で買い取る、異なった場合低い価格を申し出た側から提示価格+店主の提示価格で買い取り、高いか価格を申し出た側からは提示価格-店主の提示価格で買い取るといったものです。 これにより、0円を提示することが支配戦略だという結果になりましたが、現実的ではなく論理的でしかないという結論になりました。
A. 事故は起こしてはいけない、起こさないのが当たり前であって、できていても褒められることはない。大事故を未然に防ぐことが当たり前であり、事故から身を守るために軍手などの保護具を身につけておかなければいけない。チャレンジャー事故では、燃料用のシール剤として使われていたOリングのガラス転移点が0℃で、当日の最低気温が-8度であった。事故が発生する可能性があったにも関わらず、利益を優先して実行してしまい、事故が起こってしまった。事故が発生してから改善策を立てるのでは遅く、事故を防ぐことが最も重要なことである。ゴムは弾性(エラスティック)を持ち、温度が低いとかたくなる。弾性の反対は塑性(プラスチック)である。粘性ともいう。 ゲーム理論に囚人のジレンマというものがある。自分の利益だけを考えて行動する支配戦略で、全員がそうしてしまうと最終的には利益を得られなくなる。チャレンジャー事故ではNASAの幹部は会社の利益だけを考えて打ち上げを実行した。技術者は大事故の起こるリスクを1%と見積もっていたが、権力を持たないため、打ち上げを中止することができなかった。 囚人のジレンマを選んだ。対応させる身近な例として、商品の値下げを選んだ。AとBの2つの店があり、Aだけが値下げをした場合、みんな安い商品を買いたいのでAだけが利益を得る。Bだけが値下げをした場合も同様にBだけが利益を得る。両方の店が値下げをしてしまうと、どちらも値下げしない場合に比べて利益が減少してしまう。
A.(1) 講義内容の再話 チャレンジャー号爆発事故では、燃料用のシール材として耐寒性(ガラス転移点)が0℃のoリングが使われていて、最低気温が-8℃の天気予報が出ていた。ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われ、燃料が漏洩する。しかし、NASAの経営陣が、ロケットの発射を強硬的に進め、事故が起きてしまった。権威と権力は違う。権威ある教授はいるが、教授に権力はない。権力や権利の行使には、責任や義務がつきものである。 マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類できる。使用価値は、信頼・お金で買えない評価・思想ややりがいなどである。交換価値とは、お金で買えるもの(労働力・特許・知識など)である。 (2) ワークショップ課題の発表趣旨 囚人のジレンマ 囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が、利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。 我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考える。 ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが 他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。 これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう大きな例であると考える。 (3) 復習の内容 資本論について復習した。資本論は、カール・マルクスによる経済学書で、唯物論哲学、政治経済批判、政治学の基礎となる理論的な評論である。ドイツ古典哲学の集大成とされるヘーゲルの弁証法を批判的に継承したうえで、それまでの経済学の批判的再構成を通じて、資本主義的生産様式、剰余価値の生成過程、資本の運動諸法則を明らかにした。
A.(1)1986年アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した。機体全体の分解は固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングが発進時に破損したことから始まった。Oリングの耐寒性(ガラス転移点)は0℃であるが、当時の最低気温は―8℃であった。ガラス転移点以下では、ゴム弾性が失われ、燃料が漏洩してしまう。NASAの幹部はすでにOリングに致命的な欠陥があることを知っていたが、適切に対処できていなかった。それに加え、当日朝の異常な低温が打ち上げに及ぼす危険に関する技術者たちからの警告を無視し、これらの技術的な懸念を上層部に報告もしなかった。技術というものを富やお金といったものと切り離すことはできないが、金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉をすべてに優先させることが重要である。 (2)演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:paypay 共著者名:役割:山口眞歩、林楓、川上ひかり、須藤萌友、板橋紗江 役割:調査 ゲーム理論で扱うジレンマから囚人のジレンマを選んだ。対応させる実際の例として、企業の価格競争を考えた。企業同士が協力すると同じ利益となるが、どちらも値下げをすると両方の利益が低くなる。さらに値下げを繰り返すことで収益がどんどん低くなっていく。各社が自分の利益を考えて行動することで、協力し合うよりも悪い結果になってしまうことがある。これが囚人のジレンマである。 (3)旅人のジレンマについて調べた。旅人のジレンマは以下のような状況を指す。2人の旅人が旅行中に珍しい骨董品をそれぞれ一つずつ手に入れた。それぞれの骨董品は外見上全く同じで、2人はこれを売ろうと骨董品店に行った。骨董品店の店主は2人とそれぞれ個別に話し、提示する販売希望価格が2人とも同じならその価格で買い取り、もし価格が異なれば、低い価格を申し出た相手からはその価格+αで買い取り、高い価格を申しでた側からは低い価格-αで買い取ると言った。この骨董品が旅人にとっては何の価値もなく、αが1より大きいとき、旅人は骨董品の販売価格をいくらにすると良いか、というものである。ここでゲーム理論を適用させた場合の最適解は0円を提示するという場合である。
A.1) チャレンジャー号爆発事故とは1986年1月28日にアメリカでスペースシャトル チャレンジャーが打ち上げ直後に分解し、乗組員であった7名が死亡した事故である。原因としてはブースターの一部であるゴム製でできたOリングが、低温で弾性を失い、高温ガスが漏洩して茶増タンク内の燃料に引火したためである。Oリングが正しく機能しないことは技術者の間で予測されていたが、これは経営側に無視され、予定通り打ち上げられたことで事故は起こった。技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、メリットだけではなく、リスクやコストなどのバランスも考える必要がある。また、この事故が起こった際に、技術責任者は副社長に「」技術者の帽子を脱いで、経営者の帽子を被りたまえ」と言われた。この発言は技術者の勧告やリスクの危険性が技術者側と経営側で共有されていないと考えられる。 (2)囚人のジレンマについて選んだ。具体的な例として企業の価格競争がある。協力すると同じ収益になるが、どちらも値下げするとどちらも収益が低くなり、どちらも不利益になる。各自が自分の利益のみを考えて行動すると協力し合うよりもより悪い結果になるという結果になる。 (3) チャレンジャー号爆発事故から学べることは、技術者側と経営側や会社側と消費者側のような関係の時、しっかりと知った上での同意が必要であると言うことが考えられる。専門家でない人たちは専門家の行動に委ねるのではなく、自らがよく知り、その上で自らの決断が必要であると考えられる。
A.世の中には善悪と損得がある。また世の中にはその中でルールを学んで生きていかなければならない。そしてその中で悪は罰を課している。そして身近なことで考えれば私たちが何か事業を始めなければなければならないとき私たちはその中でその事業で得られる利益と失われる損失の大きさを考えなければならない。そしてその利益、損失を考えるとその判断として加点方式や減点方式を利用したりリスクマネジメントなどを起こしていく必要がある。そしてワークショップ課題としてはグループ名はスーパーアルティメットタイセイである。メンバーは島田信吾、遠藤竜也、小杉泰世、和田弥人や滝沢和輝である。私はインターネットを用いて調査を行った。私は恋人のジレンマを選んだ。恋人のジレンマとは例としては二人のカップルが旅行に行く際、二人それぞれ行きたい場所が異なる時二人それぞれにとってどちらか片方の行きたい場所に合わせるとどちらかは幸福度が下がりどちらかが上がるが、だからといって二人別々に行きたい場所に旅行に行くより二人で同じ場所に行った方が幸福度が高いため、どちらかが我慢して二人で同じ場所に旅行に行く方が幸福度が高い。そして復習としては世の中でルールを作りルールを破ってしまった者を処罰(ペナルティ)するために、ルールを作ったり(立法)有罪無罪を判定したり(司法)、有罪者に処罰する(行政)などが必要でありこれをガバメントということを学んだ。またリスクマネジメントとは何か挑戦するときどのくらいその挑戦にリスクがあるのか見積もることであり、それは様々なパターンを挑戦する前に考え、その挑戦が成功したときの利益と失敗したときの損失の大きさを見積もらなければならない。あまりにもリスクが大きい場合はその挑戦を見直す必要がある。
A.[再話] 当たり前の日々を大切に過ごしたい。これは誰しもが思うことです。それを実現するにはどうしたらいいか?事故にあわなきゃそれでいい?防げる事故は防ぎたいですよね。では、もし仕事を失うことになっても、事故を防止する勇気がありますか?それともお金をもらって事故のリスクを黙認しますか?これらのことには必ず責任が伴います。似たような責任を負っている人がいます。経営者です。経営者は会社を動かす、部下を動かす、とにかくいろいろなところで責任が伴います。あなたはその責任をきちんと理解して指示を出せるでしょうか? [発表] 私たちの班は「恋人たちのジレンマ」についての発表を行ったが、当時の班のグループ名や同じグループの氏名は記録しておらず、知人でもない寄せ集めのメンバーだったため、確認することもできなかったので省略させていただきました。恋人たちのジレンマとは、互いにやりたいこと(行きたいところ)が別々の時、どちらの利益も追及すると、どちらも損をしてしまう、ということです。例としては、京都議定書が挙げられました。電力不足が深刻ですが、解決してしまうとCO2の排出量が増えてしまう、ということです。 [復習] 上に立つものとしての責任の話が少し出ましたが、私はこういう時あることを考えます。上に立つもの、わかりやすく言うと社長や代表取締役でしょうか。このような人をイメージすると、だいたいの場合、50代や60代くらいの男性をイメージする人も多いと思います。しかし最近は若い女性が会社を立ち上げ、成功させている、なんて話も珍しくなくなってきました。女性でなくてもいいのですが、若いのに社長どころか会社を立ち上げてしまうなんて私には想像できません。どれほど大きな責任をその経験の浅い手で持っているのでしょうか。その責任感、行動力、倫理観、どれをとっても頭が上がらないといつも思います。
A.1)チャレンジャー号事件の悲劇は起こるべくして起こったものであった。世界初めての宇宙からの授業を行おうと、クリスタ・マコーリフ先生は宇宙船チャレンジャー号に乗り込んだ。しかし彼女の乗り込んだ宇宙船は、教え子たちが見守る中、爆発してしまった。この宇宙への挑戦は、ファインマンの報告書によると、人命も宇宙船も失う大事故が起こる リスクについて、技術者は1%と見積もっていたのに対しNASAの幹部は0.001%と見積もった。そして、そのまま打ち上げを行った結果このような悲劇が起こった。 2)恋人たちのジレンマを選んだ。 身近な実際の例として、脱炭素社会の例を挙げる。 石油や石炭を使わず再利用可能エネルギーのみで発電しようとすると、地球環境は守られるが人間の生活は不便を強いられる。一方、人間の生活を無理なく行うために 電気を使用すると地球環境は悪化していく。 3)技術者が危険性を提示しても、上から改ざんされる可能性があることを、この事件を通して知ることができた。普段の生活であれば1%の可能性など恐らく気にも留めないが、多くの命を預かっている側の立場であるという自覚があれば、その1%を無視することはしてはいけないし、ましてや勝手にパーセンテージを減らすことなど許されないと思った。 その一方で、「技術というものを、富とかお金とか価値とか商品とか、そいうったものと切り離すことはできません。」という言葉にとても共感しました。チャレンジャー号の事件に関しても、大事故が起こる可能性が1%になるまでに、恐らく多くの改良が行われ多くのお金がかけられてきたことは想像に難くありません。世間からの期待や打ち上げを行う日、予算など多くのことを考慮した結果、1%の可能性が無視されてしまったのではないかと思うと、迂闊に「事故の起こるリスクを0%にしよう」とは言えないと思いました。
A.①公衆にとって悪であることに正当に立ち向かうことは必ずしもその個人にとって得することではないということ。 例えば、会社が悪さをしていたため従業員がそれを摘発すると首にされてしっまったり、はたまた摘発をしたことで有名になってしまい次の就職口が見つからなくなってしまったりすることがあります。 私はこのような事例が存在することを知ってから、世の中は生きにくいなと思いました。誠実に生きるのではなく、時には目をつむることも重要なのかもしれないと思いました。 ② あるカップルの彼女はディズニーにいきたいが、彼氏は富士Qにいきたい。 恋人と一緒に好きなところに行きたいけど、行きたいところが一致するとは限らない。 行きたいところに行けた時の利得を80、 2人一緒にいれたときの利得を100とする。 一緒に行くと、ディズニー(180)または富士Q(180)となり、 別々に好きなところに行くと、ディズニー(80)+富士Q(80)=160 別々に好きなところにいくより、どちらかが我慢して一緒にいるほうが20も利得が上がるため、片一方が妥協しても一緒にいる方が幸せというのが「恋人たちのジレンマ」なのですね。 ③チャレンジャー事件について調べました。チャレンジャー事件とは、1986年1月28日に起きたスペースシャトルの事故です。スペースシャトルのチャレンジャーが打ち上げられてから73秒後、爆発が起き、乗組員7人が全員死亡した事件です。原因は、設計ミスによる燃料漏れだったそうです。
A. チャレンジャー事故とは、1986年1月にスペースシャトル「チャレンジャー号」が打ち上げられたが、73秒後に空中分解する事故が起こった事故である。高度な技術を持つNASAが起こした大事故であることから、世界に衝撃を与えた。 ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:おいしい水 大内里菜 加藤ひなの 今井梨里花 高橋ひより 海老原実和 囚人のジレンマを選んだ。ある犯罪の容疑で捕まった容疑者二人が、意思疎通のできない別々の部屋で尋問を受けたとき、二人がとる選択肢は「自白する」「自白しない」のどちらかで、自白の状況により受ける刑罰の重さが異なるとする。 一人が自白、もう一人が自白しない場合、自白したほうは無罪、自白しないほうは懲役10年。二人とも自白しない場合は懲役2年。二人とも自白した場合は懲役5年である場合、相手が自白せずに自分が自白するという選択肢が一番魅力的であるが、相手も自白した場合無罪にならないというリスクもある。二人がお互いの利益を考え協力したら自白しないの選択をとり懲役が最も短くなるが、お互いが自分自身の利益だけを追求して自白するを選択すると自白しないを選択したときよりも長い懲役5年の刑が科せられる。 このように各人が自分にとって一番魅力的な選択肢を選んだ場合協力したときよりも悪い結果を招いてしまうことを囚人のジレンマという。 チャレンジャー事故は、ファインマンの報告書によると、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクを、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もった。しかし技術者は幹部より1000倍もヤバイと言っていたのにもかかわらず、打ち上げは実行された。そして空中分解するという悲劇が起きた。
A.(1)第2回目の講義では善悪と損得についてチャレンジャー号爆発事故を例に、個人の利益と公共の福祉の面から学んだ。この事故はロケット開発に関わる技術者が燃料用のシール材であるOリングのガラス転移点が0℃であり、当時の最低気温(-8℃)ではゴム弾性が失われることを危惧してロケット発射中止を進言したにもかかわらず経営陣はこれを却下したために起こった事故である。ロケットに乗る飛行士の命と発射中止による損害賠償が天秤にかけられ、飛行士の命が失われてしまった。技術者や経営者は天秤にかけられているものの価値を正しく認識する必要がある。 (2)グループワークではゲーム理論についていくつかのジレンマからひとつ選び身近な例と共に話し合った。グループワークでは囚人のジレンマを選び、具体例として日用品の買い占めが上がった。コロナウイルスが流行したときもトイレットペーパーの買い占めが起こった。これはコロナウイルスにより工場の生産がストップするというデマによるもので、たとえ供給不安が起こっても必要な分だけを購入すれば商品棚が空になることはなく、全員が十分な量を購入することが出来る。しかしこのような情報が流れた時、自分のことだけを考えれば買い占めてストックしておいた方が安心だという集団心理によって買い占めが起こり、市場が品薄状態になって買い占めが起こる前より購入できる量が減ってしまった。 (3)第2回の講義を通して、技術と価値は切り離すことが出来ない元であると改めて感じた。工業製品はメリット、リスク、コストの3つのバランスが重要であり、金銭に関してはお金で買うことが出来る交換価値とお金で買うことが出来ない使用価値が関わってくる。これらの価値を踏まえて個人の利益と公共の福祉の観点から製品を評価することは難しいが大切なことだと考えた。
A.(1) 技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリットだけでなく、リスク評価や、コストとのバランもとる必要がある。プロフェッショナルエンジニアとして生活の糧を得るということは、工業製品に交換価値を持たせて報酬を得るということ。このことは顧客の手に渡った工業製品が顧客に利益をもたらすということ。マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類できる。交換価値とは、いくらのお金をもらったらその価値を相手に渡すことができるかということ。使用価値とは思い出の品などいくらお金をもらっても譲れない価値のこと。 (2) グループ名:東京特許許可局長今日急遽休暇許可拒否 発表要旨:個人の利益と公共の福祉 例1. 恋人たちのジレンマ 互いにやりたいこと(行きたいところ)が別々のとき、どちらの利益も追及するとどちらも損してしまうということ。 例2. パリ協定・京都議定書 電力不足だが、それを解決しようとすると二酸化炭素排出量が増えるというジレンマ。 (3) 講義の復習として「恋人たちのジレンマ」について調べた。 恋人たちのジレンマとは、互いにやりたいこと(行きたい場所)が別々のとき、どちらの利益も追及しようとすると、どちらも損をしてしまうということである。 例として、地球温暖化問題について取り上げる。 昨今の電力不足は、無理にカーボンニュートラルを進めようとして従来のベース電源であった火力発電や原子力発電への投資を怠り、非現実的な再生可能エネルギー普及にばかりかまけていたという原因がある。このことは地球温暖化問題を解決することと電力需給のバランスをとることの両立を図った結果、どちらも中途半端な結果に終わった政府のエネルギー政策の失敗を表している。私は、火力発電や原子力発電への投資と再生可能エネルギーへの投資を同じレベルでバランスをとるべきであったと考えている。くれぐれもエネルギー戦略の失敗による負担を国民に負わせるような愚かな政府でないことを祈るばかりである。
A.(1)講義内容では、社内の不正告発を例に、個人の利益と公共の福祉について考えた。例えばある工業製品を挙げ、その製品の部品に使用されている耐熱温度が150℃であるとする。この製品は使用すると180℃まで温度が上昇するが、そうするとこの工業製品は温度に耐えることが出来ず、壊れてしまう。このように、製品設計の段階でミスが起きており、このミスに気付いた従業員がホイッスルブローニングを行うかどうかに当たると考えた。この時従業員は会社のミスを隠して個人の利益を優先するか、会社の損失を覚悟して外部に告発するのかという議論になったが、技術者として製品に欠損が生じている状態で消費者に提供することは絶対に許してはいけない行為だと感じた。 (2)課題の発表では、ゲーム理論より、恋人のジレンマを選んで発表した。身近な例として、恋人の片方が池袋に行きたいのに対してもう片方が渋谷に行きたいという場合で、池袋に行くと片方が得をし、もう片方が損をする。このように、一緒に行動するのが最良であるけれども、行きたい場所が一致するとは限らず、一方は行く場所に満足して、他は行く場所に満足できないような例である。グループ名は回らない寿司であり、共著者は鳥井香耶、高橋碧、八角若葉、澤田花蓮、加賀谷春菜である。 (3)復習として、ゲーム理論について調べた。囚人のジレンマの考え方として、パレート最適というものがあると知った。これは、お互いの不利益な状況を避け、全体の利益が最大化されている状態のことを言う。 言い換えると、これ以上にない利益を出すためには、誰かの犠牲も惜しまない状況とも言える考え方である。
A.「講義内容の再話」 もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気がありますか?それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認しますか? 卒業してこのような場面に遭遇しないことを祈ります。万一、遭遇したときは、本講義で学んだことが役に立つかもしれません。チャレンジャー号爆発事故により、クリスタ・マコーリフ先生の世界初めての宇宙からの授業は実現しませんでした。しかし、それを見ていた全米の子どもたちが、それを教訓にしました。宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、彼女がそれを受け入れる勇気を持っていたことを忘れてはなりません。 「ワークショップ課題の発表要旨」 囚人のジレンマを選びました。例として、冷戦時代のアメリカとソ連の状況について説明します。 アメリカ、ソ連が軍縮した場合と軍拡した場合について考えます。どちらも軍縮した場合には、軍事費を自国の社会保障等に回せるので、国民の生活が楽になると考えられます。どちらか一方が軍拡した場合には、軍拡した方の国が世界の覇権を握っていたと考えられます。どちらも軍拡した場合には、第三次世界大戦が発生していたと考えられます。 「復習の内容」 技術というものは、富、お金、価値、商品等と切り離すことはできません。一方で、富やお金等が幸せとどんな関係にあるのか、その部分についても考えておく必要があることが分かりました。
A.【講義の再話】 当たり前の日々を大切に過ごしたい。事故に遭わなきゃそれでいい。防げる事故は防ぎたい。みなさんはもし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気がありますか。それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認しますか。これはコロナウイルスに当てはまることでもあります。もし、仕事を失うことになっても、感染拡大を阻止する勇気がありますか。それとも、お金をもらって、感染拡大のリスクを黙認しますか。チャレンジャー号爆発事故というものがあります。報告書によれば、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もりました。しかし、打ち上げは実行され、悲劇が起き、NASAが責任を取りました。このように権力や権利の行使には責任や義務がつきまとうのです。 【発表の要旨】 グループ名、メンバーはなにであったか、また誰がいたかについては忘れました。私たちの班は、ヤマアラシのジレンマを選んだ。例として、幼なじみの例が挙げられる。2人は幼なじみで昔から友達として接してきた。しかし、双方共に恋愛感情を持つようになってしまった。2人の感情としては、恋人同士にはなりたいが、今までの関係性が崩れてしまうのが嫌だと思っている。友達以上恋人未満の今までの関係を続けたいがために、一歩踏み出す勇気がでないのがヤマアラシのジレンマであると考えた。 【復習の内容】 チャレンジャー号爆発事故について気になることがいくつかあったため、さらに深堀して調べた。この事故は、1986年1月28日午前11時39分、アメリカのスペースシャトル・チャレンジャー号が打ち上げからたった73秒後に空中分解、乗組員7人が死亡した事故のことを指します。爆発の原因として、Oリングというロケットブースター燃料の密閉に使用されるものが破損したことで、高温のガスが個体ロケットブースターから噴出することで外部の燃料タンクが破裂、そしてそこから中の液体窒素と液体酸素の推進剤が漏れ出し混ざったことで発火し爆発を起こしました。ここで重要になってくるのがOリングは無差に弱いことが事前に指摘されていたという点です。当日、リング付近の温度は-13度と低く、12℃以下になった場合の気密性を正常に保てるかどうかの十分なデータがないとスペースシャトルの主契約企業の技術者たちは、当日のチャレンジャー号の打ち上げに懸念を表明しました。しかし、NASAはその意見を却下し、氷を必死に除去して打ち上げの強行を決定しました。以上の理由から悲惨な事故は起こってしまったのです。
A.(1)講義内容の再話 技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、リスクの評価や、コスト(費用)とのバランスもとる必要がある。そして交換価値を持たせる必要がある。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名:paypay 共著者名:板橋紗江、山口真歩、遠藤七海、林楓、岡崎由佳、川上ひかり 囚人のジレンマを選んだ。具体的な例として、企業の価格競争を選んだ。協力してどちらも値下げをしなければ同じ収益となるが、どちらも値下げをするとどちらも収益が低くなる。さらに値下げを繰り返すことで収益がどんどん低くなっていく。各自が自分の利益を考えて行動すると、協力し合うよりも悪い結果になってしまう。 (3)復習の内容 ゲーム理論の他の例を調べた。恋人たちのジレンマを選んだ。例として、恋人同士で行きたいデートスポットが異なる場合を挙げる。例えば男性側が遊園地に行きたいが、女性は水族館に行きたいとき、行きたい所に行けた人のポイントを3とする。しかし、恋人同士であるので一緒に行動する事ができれば2人の満足度が上がるのでその場合は2人ともプラス2ポイントとする。すると一緒に行動して遊園地に行けば男性は5ポイント、女性は2ポイントで2人の合計は7ポイントである。一緒に水族館に行けば男性は2ポイント、女性は5ポイントでこちらも2人の合計は7ポイントである。しかし、一緒に行動せずにそれぞれが行きたい所に行くとお互い3ポイントずつである。このように、どちらかが妥協をしてどちらかの意見に合わせて一緒に行動してあげることが満足度を高めるための方法である。これが恋人たちのジレンマである。
A. この講義では、自分の損得と公共の福祉や善悪について学びます。技術者として技術を身につける以上、技術と個人の利益と環境や社会に与えるリスクについてよく考える必要があります。例えば、チャレンジャー号の事件では、前日にロケットに問題がある事が知らされていたにも関わらず、リスクを顧みず、利益だけを求めて打ち上げてしまったたがために、犠牲者が出てしまいました。このようにリスクと損得と周りへの影響は考えなくてはいけない問題となります。 ワークショップ課題では囚人のジレンマについて考えました。囚人のジレンマを考えて思ったことは、どちらにとっても良い選択があるのにより自分にとって魅力的な選択肢があるとついつい全体の利益を考えずに選んでしまうということです。これが地球で起きてしまうと地球は持続不可能になってしまうこともグループ内では討論されました。 この講義の復習として私は、囚人のジレンマのようなゲーム理論についてより深く調べてみました。いろいろなゲーム理論について共通して言えるのは、理論的に正解とされる答えでも倫理的には間違っている点です。この講義で学んだことを活かして、自分の損得だけではなく全体の幸福度が上がるような選択を多くの人が選べれば良いなと考えました。特に、地球温暖化に関しては国によって二酸化炭素の排出量が全然違うので、自分の国の利益だけを求める国が出てこないように地球全体として協力する必要があると考えました。
A. 第2回は善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-というテーマの授業だった。技術というものを富、お金、価値、商品といったものと切り離すことはできない。技術を行使して、 工業製品を社会に送り出すときは、享受できるメリットだけでなく、リスクの評価やコスト (費用)とのバランスもとる必要がある。マルクスの資本論によれば、価値はお金で買えない使用価値とお金で買える交換価値に分類できる。金銭は交換価値のモノサシともいうことができ、使用価値の影響が交換価値に現れることもある。プロフェッショナルエンジニアとして生活の糧を得るということは、工業製品に交換価値を持たせて報酬を得るということで、顧客の手にわたった工業製品が顧客に利益をもたらすということである。もし、そうでなかったら顧客に損をさせたことになり、その工業製品が対価に見合った交換価値をもっていなかったということになる。 ゲーム理論について調べた。囚人のジレンマ、恋人たちのジレンマ、旅人のジレンマなどゲーム理論で取り扱うジレンマからひとつ選び、社会問題、環境問題、資源問題、身近な実際の例と対応させ、発表した。恋人たちのジレンマを選んだ。例としては、環境問題を挙げた。火力発電や原子力発電に頼ると、多くのエネルギーが得られ便利な生活を送ることができるが、二酸化炭素の排出量が多くなり環境が悪化してしまう。反対に、二酸化炭素の排出量を抑えるために再生可能エネルギーによる発電だけに頼ると、環境を守ることはできるが、十分なエネルギーを得られず生活に不便を強いられることになってしまう。 復習として、選ばなかったジレンマについて調べた。囚人のジレンマは相手と協力する方が協力しないよりもいい結果になることが頭では分かっていても、協力しない者のほうが利益を得るような状況ではお互いに協力しなくなるというものである。また、とりあげた例のゲーム理論の利得表を書いた。
A.(1)第2回の、善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-では、技術者の倫理について、労働者と経営者の視点から学んだ。過去の事例として「チャレンジャー号事故」について扱った。この事故では、技術者が指摘していた事故が起こる可能性について、経営者が延期の追加費用などの関係上、無理やり打ち上げを決行したことによって事故が起きてしまった。経営者と技術者のそれぞれのメリット・デメリットのバランスは、工業製品を作るうえで重要なことだと考えさせられた。 (2)授業内のグループワークは、「ゲーム理論を調べてみましょう。」という内容だった。グループの発表では、囚人のジレンマを選んだ。囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が、利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考えた。 ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが 他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。 これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう大きな例であると考えた。 (3)復習としては、授業資料にあった、今まで購入して幸せだと感じた商品について、価格、手に入れた後のメリットなどを踏まえて、富と幸せの関係について考察した。まず、今まで購入して幸せだと感じた商品はゲーム機類であった。その理由としては、暇な時間を楽しい時間に変えたりできたからであった。富と幸せの関係については富が一定の域を超えると幸せの値が上がらない、または下がると考えた。
A.(1)講義内容の再話、イプシロンのロケットの事故の異常により事故が起こりロケットの一部を解離して破壊することになり、そこに乗っていた乗り組み員の一人死亡した。プロフェッショナルエンジニアとして生活の糧を得るということは、 工業製品に交換価値を持たせて報酬を得る事であり、このことは顧客の手にわたった工業製品が顧客に利益をもたらすということである。 もし、そうでなかったら顧客に損をさせたことになる。 それではその工業製品が対価に見合った交換価値をもっていなかったということになる。 こう考えれば工場が黒字でなければならないのは当然のことである。 (2)ワークショップ課題の発表要旨、スーパーアルティメットもじゃたいせい メンバー 和田弥仁 小杉泰世 島田伸吾 遠藤達也 峯田愛杜 滝沢一輝 恋人のジレンマの例として Aさん が北海道に行きたい人、もう一方のBさんが沖縄に行きたい人 Aさんが行きたいところに行くと効用が下がるBさん Bさんの行きたいところに行くと効用が下がるAさん 恋人なので一緒に行動することで厚生が4増加する。恋人なので一緒に行動するのが最高だがなかなか合わない 場所(A,B)とすると北海道(3,0)または沖縄(0,3)となる。 (3)復習の内容 「イプシロン」6号機は、12日午前9時50分ごろ、鹿児島県肝付町にある内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられましたが、JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、ロケットに異常が発生したため、打ち上げのおよそ6分半後に機体を破壊する信号を送ったということです。
A. 講義の内容としては、交換価値と使用価値について学んだことがとても印象に残っている。技術というものを、富やお金、価値や商品などのそいうったものと切り離すことはできない。一方で、富やお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要があることを学び、とても考えさせられた。また、技術を行使し、工業製品を社会に送り出す際に享受できるメリットだけでなく、リスクの評価、コスト のバランスもとる必要があることを学んだ。 ワークショップ課題の発表では、私たちのグループは、ゲーム理論を調べた。倫理観や価値観は、個人による違いもある。マルクスの資本論より、交換価値とはお金で買える価値といい、交換価値で考えれば、個人の損得と公益について、ある程度理論的に考えることができることを前提に話し合った。その内容としては、オイルショックのときなどのトイレットペーパーの買い占めをあげる。みんなが少しずつ均等に買うということが良いと分かっていても自分だけのことを考えて買い占めてしまうということがあげられた。 授業時間外に、取り組んだ内容としては、上記にも示したようにゲーム理論について考えたことがあげられる。また、その例に示したゲーム理論の利得表も考えた。ゲーム理論とは、価値を数値で見積もり、どの行動が、もっとも得かを合理的に計算する数学であり、それらを復習するとともに他にも様々な具体例を考えることができてよかった。身近にあることを具体例としてだすことによってより深く考えることができてよかった。
A.Webclass上での出席ボタンを押し忘れました。 (1)技術者として事故が起こる可能性を示唆した。NASAの経営陣には怒らなければその延期に伴う莫大な金額の損害賠償責任を迫られ、それを知った会社の経営陣にはその損害賠償責任を理由に担当を外される。このようなとき、どうするか。結果としては悔やんでも悔やみきれない結果となってしまった。これがチャレンジャー号事件である。 技術を行使して、工業製品を社会に送り出すとき享受できるメリットやそのリスクやコストとのバランスをとる必要がある。価値を使用価値と交換価値に分ける。例えとして、大好きな恋人からデートに誘われて浮かれているとき、いくらお金をもらったらそのデートを断ることができますか?それがそのデートの交換価値である。いくらもらっても断れないというなら、その価値に交換価値はなく、使用価値のみである。工業製品に交換価値を持たせることで消費者を満足させることが出来る。 (2) 私の班はヤマアラシのジレンマについて調べた。身近な例を以下に記した。 これは友達以上恋人未満の関係において、本当はお互いに惹かれあっているが、現在の関係を壊してしまうことが怖くて微妙な距離感ができ不安や恐怖を感じてしまう。ヤマアラシが持っている刺で傷つけてしまうことが怖くなり距離感ができてしまうことを意味している。 (3)チャレンジャー号事件の告発について調べた。チャレンジャー号は、打ち上げから78秒後に空中分解した。後の分析から、事故の直接的な原因が「スペースシャトルに取り付けられていた固体燃料補助ロケット(SRB)のOリングの破損」であることが判明した。これを予想していた技術者による反対を無視したNASAの隠蔽を告発したマクドナルド氏は証言席ですべてを訴え終わったあと、両手で顔をおおい、号泣した。また、同じくNASAの打ち上げ強行について証言した他の技術者も皆マクドナルド氏と同じように涙を流したそうだ。彼らの技術者としての心持ちは素晴らしいと思うし、このような失敗を二度としてはならないという涙の警鐘であると思った。
A.(1) スペースシャトル「チャレンジャー号」の爆発事故は、起こるべくして起こった。爆発が起きた原因はOリングのゴムにある。ゴムは低温になると硬くなる性質があり、弾性が失われる。フロリダの平均気温はだいたい12℃であるのだが、打ち上げ当日の気温はー8℃と異例の低さであった。チャレンジャー号のOリングは耐寒性(ガラス転移点)が0℃までの材質が用いられてた。結果Оリングの弾性低下から燃料漏れが引き起こされ、引火して爆発に至った。 (2) 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:フォー↑ グループ人:鎌田、梅田、木村、小?、小松、清水、宮内 相手からLINEで「暇?」と来た時になんと返信すべきかについて議論した。自分の選択肢としてはA「楽しい可能性にかけて暇と答える」と、B「返信せず、自分のしたいことをする」というもの。相手の選択肢は1「返信を待つ」と、2「悲しいが一人でする」である。自分側の得になる行動はB、相手側の得になる行動は1である。もし、本当に自分にとって楽しい誘いであった場合、お互いが得になるように行動したらお互いが損となる。 (3) ディスカッションしたものと違う題材について考え、課題として提出した。以下がその内容である。 恋愛のジレンマを選んだ。AさんとBさんは2人で旅行に行く約束をしている。それぞれの第1希望はAさん北海道、Bさん沖縄であり、第2希望はどちらも東京であった。北海道になった場合はBさんが損をし、沖縄の場合はAさんが損となる。東京になった場合はまあ2人とも納得できる。しかし、どちらも譲らなかったため、喧嘩となりどこにも行けずお互いが損となる結果となった。
A.(1) 講義内容の再話 チャレンジャー号爆発事故は、1986年1月28日、アメリカ合衆国のスペースシャトルチャレンジャーが打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故である。打ち上げの日の朝は異常に冷え込み、発射台周辺の気温は打ち上げを実施可能な下限値である-1℃の近くまで下がるとされていた。この異常寒波に対し、SRBの製造とメンテナンスを受け持つサイオコール社の技術者は強い懸念を抱き、NASAの幹部と遠隔会議を開き、気象条件に関する討議を行った。しかし、NASAの幹部たちはもう延期は出来ないと強行的に発射させ、爆発してしまった事故である。 (2) ワークショップ課題の発表要旨 グループ名:スーパーアルティメットモジャタイセイ グループメンバー:和田弥仁、島田伸吾、遠藤竜也、滝沢一輝、峯田愛杜 発表の演題:ゲーム理論を調べてみましょう。 発表の内容:「恋人のジレンマ」AさんとBさんは付き合っており、Aさんは北海道に行きたいと思っている人、もう片方のBさんは沖縄に行きたいと思っている人であると仮定する。Aさんの行きたいところに行くと、Aさんは幸福が上がるが、Bさんの幸福は上がらない。反対に、Bさんの行きたいところに行くと、Bさんは幸福が上がるが、Aさんの幸福は上がらない。恋人であるから一緒に行動するのがお互いに幸せであるという考え。 (3)復習の内容について 復習の際はそれぞれの行動パターンを点数化し、より幸福度が分かるようにした。一緒に行動することで幸福度が4ポイント増加する。それぞれの行きたいところに行けると幸福度が3ポイント増加する。この時、AさんとBさんがそれぞれ行きたいところに行くと3+3で合計6ポイント。北海道か沖縄に一緒に行くとすると、4+3で7ポイントになり、やはり一緒に行動するのが最も幸せといえると考えた。
A. 技術者倫理と倫理違反を起してでも利益が発生する場合の事例として、「チャレンギャー事故」を取り扱った。スペースシャトルは、推進力となる固体燃料を燃焼させるとシャトルの左右に2基のブースター・ロケットの内部に燃焼ガスの大きな圧力がかかる。フィールド・ジョイントには、二重のゴム製“O”リングあり、これによりガスが外部に漏れるのを防ぐように設計されていた。シャトル発射日は気温が低く、この“O”リングを構成するゴムの弾性が失われたことが事故の直接の原因となった。しかし、事業を手掛けたNASAと製造を請け負った、モートン・サイオール社(モ社)の両者でリスクマネジメントが適切に行われていなかった。NASAは、スペースシャトルを用いた商業飛行を計画していたが、実現のために計画された多くの打ち上げ計画が延期しており、国からの予算の削減の危機にあり成功の実例が欲しかった。モ社も当初打ち上げ延期を訴えていたが、経営陣の意向により発射の判断をした。しかし、モ社内の技術者は最後まで計画の延期を求めていた。倫理違反を起こしたのは専門知識を持つ技術者でなく、全くの無知の人間であった。損得を考える際にゲーム理論と囚人のジレンマがある。チャレンジャー事故でも、利益を優先せず損得を考えるべきだった。 ディスカッションでゲーム理論について実際の事例について調べた。 囚人のジレンマについて選んだ。 例として、冷戦時代のアメリカとソ連の軍事力の拡大競争について選んだ。 話し合いなどで、ソ連とアメリカの軍事力を縮小させれば、問題も起こらずに平和に解決する。しかし、ソ連が軍事力を維持し、アメリカのみ軍縮すればソ連有利になる。アメリカが軍事力を維持し、ソ連が軍縮すればアメリカが有利になる。お互いが不利になることを避けるために軍拡を行えば、最後には戦争が勃発しどちらも大きな被害を受ける。
A.【講義の再話】たとえ事故を予測できたとしても、「その事故が起こらなかった場合の延期に伴う損害賠償」のことなどを考えると会社の上司に事故の予測を報告するのをためらいがちです。仕事を失うことになっても事故を阻止する勇気があるか、それともお金をもらって事故のリスクを黙認するか、工学部を卒業するにあたり技術者としての職に就いた場合、そのようなことを考えさせられる時が来るかもしれません。今回の講義ではチャレンジャー号爆発事故を例に技術者倫理について学びました。 【発表の要旨】グループ:はな 伊澤 佐々木 旅人たちのジレンマを選びました。対応させる、身近な例として2人の旅人が商品を買いとってもらおうとしている状況を選びました。2人のうち、商品の価格を高く提示した方からはその価格-R円で買い取り、低い価格を提示した方からは+R円で買い取るといいます。 相手より低い価格を提示すれば+R円で買い取ってもらえるので、0円を提示すればR円で買い取ってもらえ、損をすることはありません。 【復習の内容】発表時の話し合いの内容を授業後に復習した。旅人たちのジレンマを選んだ。対応させる、身近な例として2人の旅人が商品を買いとってもらおうとしている状況を選んだ。2人のうち、商品の価格を高く提示した方からはその価格-R円で買い取り、低い価格を提示した方からは+R円で買い取るという。 相手より低い価格を提示すれば+R円で買い取ってもらえるので、0円を提示すればR円で買い取ってもらえ、損をすることはない。
A.1 チャレンジャー号事件で、技術陣の勧告したOリングの問題は、正確なものではなかった。すなわち、打上時の低温でOリングがシール不良となる可能性、さらにそれがもとで重大事故が発生するおそれは、予見できたが、あくまでリスクだった。それゆえ、経営陣は、そのリスクと会社利益のトレードオフの中で、リスクを保有する決定を下したと考えた。 会社として考えるなら正しい決断を行ったといえる側面もあるが、社会全体で考えたとき、 自社の社員や家族ましてや経営陣などに限定してはいけない点で、この時の経営陣の判断は倫理的に正しいと言い切れない。 2 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪 グループ名:わからない メンバー:わからない 囚人のジレンマを選んだ サラリーマンが仕事をする場面でも問題になる。残業をする方がより働いていると評価される会社を想定する AとBの2人のサラリーマンが働いていて、定刻で仕事が片付いたとすると、2人とも定刻で帰宅すれば評価はそのままであるが、Aは自分の評価をあげようと考え残業し、Bは帰宅した場合、残業したAの方がBより評価が上がる。 一方、どちらも同じように考えて残業すると評価は変わらず、サービス残業をしたという結果だけが残る。 3 囚人のジレンマに関して、他の事例についても考えた。 レジ袋などを消費者が、いかに節約し、いかに浪費するかの2つに対して、企業が、環境対策を行う場合と、環境対策を行わない場合を考える。 消費者が、レジ袋を節約するのに対して、企業が、環境対策を行う場合、環境保護はできるが、消費者がレジ袋を消費するのに対して、企業が環境対策を行う場合は、企業の努力が無駄になってしまう。また、消費者が、レジ袋を節約するのに対して、企業が環境対策を行わない場合、消費者の努力が無駄になってしまう。そして、消費者がレジ袋を浪費するのに対して、企業も環境対策を行わない場合、環境は悪化してしまう。 色々なところでジレンマが起こりうることがわかった。
A. チャレンジャー号が打ち上げに失敗し爆発したチャレンジャー事故では、打ち上げる前に技術者が打ち上げに失敗する確率が1%と見積もっていたのにも関わらず、NASAの経営陣が0.001%と見積もり打ち上げが実行され悲劇が起きた。この事件から例え1%のリスクだったとしても、会社の利益を優先させるのではなく、人命を最優先に考えるようなリスクマネジメントをする必要がある。また技術に対する交換価値、使用価値を見誤ってはいけない。必ずメリットとリスクについて議論する必要がある。 ゲーム理論の中で「囚人のジレンマ」を選んだ。囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考える。ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう大きな例であると考える。 チャレンジャー号爆発事件の原因について詳しく調べた。機体の分解は右側の固体燃料補助ロケットの密閉用Oリングが発進時に破損していたことから始まった。0リングの破損により密閉していたSRB接続部材から個体ロケットエンジンが発生する高温・高圧燃料ガスの漏洩が生じ、外部燃料タンクとSRB接続部材に悪影響を与えた。これにより外部の燃料タンクの構造が破壊され爆発が起きた。防げた事故であり残念でならない。
A.(1)講義内容の再話 技術者は利益とリスクの双方に迫られ、板挟みになったとしても、技術者倫理に基づき科学的に正しい主張を貫くことが必要である。しかし、その主張が受け入れられないことも往々にしてある。このことを象徴するのがチャレンジャー事故である。 1986年の1月28日、ケネディ宇宙センターを発ったチャレンジャー号が空中爆発し、搭乗員7名が死亡する事故が起きた。そのうち、1名はクリスタ・マコーリフという女性教師であり、世界で初めての宇宙からの授業のために搭乗していたが、叶わぬ夢となってしまった。原因としては、右側固体燃料ロケットブースターの最後部とその前方セグメント結合部品の「Oリング」とされている。しかし、技術者はこの部品の性質・性能を熟知しており、自社(モートン・サイオコール社)の経営陣およびNASAの経営陣に対し、打ち上げ延期を強く訴えていた。当該Oリングはゴム製であり、ガラス転移温度が0 ℃であったが、発射予定日の気温は-8 ℃まで下回ると予報されていたためである。しかし、NASAに対して経営的な依拠があったモートン・サイオコール社は技術者の声を受け入れず、発射を承認してしまった。結果、燃料が漏れてしまい悲劇が起こった。このように、技術者による正しい主張は常に認められるとは限らず、予見可能だった犠牲・損失を生んでしまうことがある。 上記の対立構造は、ゲーム理論における囚人のジレンマを応用すると分かりやすくなる。これに基づく利得表を作成すると、経営陣および技術者それぞれにとってのメリット・デメリットがはっきりし、各々が選ぶ戦略とそれによる全体の損得がはっきりするからだ。この利得表と共に、どのくらいの危険があるかを考え算定することで、リスクマネジメントが可能となる。一般に、許容して良いリスクは10万分の1とされ、工業系において許容して良いリスクは100万分の1とされている。 ゲーム理論に関し、良い社会のためにルールを設けることを考え、それを破ったものにはペナルティを与え、遵守したものにはインセンティブを与えようとすると不都合が起こる場合が多い。ペナルティに関してはルールを作る人に権力が集中してしまうという問題が、インセンティブに関しては100点以上がなく上限が存在するため、モラルハザードが起きる可能性あるという問題が起きるためだ。よって、これらの過度な認可・実施を防ぎ、良いバランスで運営することが重要となる。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム理論から見た損得と善悪 グループ名:めがね グループメンバー:伊藤凜太郎、田島宏倫、杉山晴哉、小林嵩弥、杉山大治朗 自分が果たした役割:概念化、リソース <発表内容> 私たちはゲーム理論の中から囚人のジレンマを選んだ。実際にあった身近な例として、マスク価格の高騰と購買の有無を選んだ。具体的には、コロナ下でのマスク需要の高まりに伴うマスク価格の高騰における売手の値上げ/値下げと消費者の購買の有無の関係である。囚人のジレンマの利得表を作成した結果、消費者側がマスクを購入した場合、企業が値上げをすると消費者は損して企業が得し、企業が値上げをしない場合は消費者が得をして企業が損をすることを導いた。また、消費者側がマスクを購入しない場合、企業が値上げをすると消費者は得をして企業が損をすることを導いた。 また身近ではないが、他に考えられる例として、自分が他のもう一人(共犯者)と共犯関係にあり、拘束された場合を考えた。共犯者が自身の犯行を自白した場合、自分も自白すると二人とも軽い損をし、自分だけが黙秘していて犯行がばれると、共犯者は得するが自分は大損をすることを導いた。また、共犯者が自身の犯行を黙秘した場合、自分が自白して犯行の全貌が明るみになると自分は得して共犯者は大損をし、自分も黙秘し、その後犯行の全貌が明るみになると二人とも損をすることを導いた。 (3)復習の内容 私は授業後、ワークショップにおいて選んだ「マスク価格の高騰と購買の有無」というテーマについて、以下に示すように、より深く考えた。 消費者側について、マスクを購入でき、マスクが手に入ることで50の得があると仮定した(手に入らない時は0)。その時、市場におけるマスク価格の高騰に沿うように、価格が希望小売価格よりも割高に設定されていたものを入手した場合、30の損があるとした。一方、価格が相場よりも安く設定(希望小売価格の前後に設定)されていたものを入手した場合、30の得があるとした。 売手側について、マスクを購入してもらい、お金が手に入ることで50の得があると仮定した(お金が入らない時は0)。その時、市場におけるマスク価格の高騰に沿うように、価格が希望小売価格よりも割高に設定されていたものを購入してもらった場合30の得があるとし、購入してもらえなかった場合30の損がある(悪い噂が流れる可能性を考慮)とした。一方、価格が相場よりも安く設定(希望小売価格の前後に設定)されていたものを購入してもらった場合、30の損があるとした。 以上に基づいて囚人のジレンマの利得表を作成した(「囚人のジレンマ_めがね_20512302.jpg」のファイル名で提出済みである)。消費者がマスクを購入した場合、売手は、相場通りの価格で販売すると80の利得、相場を無視して希望小売価格の前後で販売すると20の利得となるため、売手は相場通りの価格でマスクを販売した方が得であることが分かった。しかし、消費者がマスクを購入しなかった場合、売手は、相場通りの価格で販売すると-30の利得、相場を無視して希望小売価格の前後で販売すると0の利得となることが分かった。 よって売手側の利得は消費者の動きに左右されるため、周囲の競争相手の価格設定を自身の価格設定の参考にしたり、消費者の意見に耳を傾けたりするなど、より慎重な戦略をとる必要があると考えられ、支配戦略は厳しい結果を招くことが想像される。 消費者については売手の価格設定に関わらず、マスクを購入できればより利得があることが分かった。しかし、より安い価格で販売されているマスクを購入した方が60ほど利得が高いことが分かったため、利得を追い求めるならば、消費者は売手の価格設定を比較する等の戦略をとることが必要だと分かった。
A.1)チャレンジャー事故について取り上げる。1986年1月28日、フロリダ州ケネディ宇宙センターで飛び立ったスペースシャトル・チャレンジャー号は、発射1分後爆発を起こし、7人の宇宙飛行士の命が失われた。固体燃料ブースター・ロケットの胴体からもれた、超高温の燃焼ガスが外部燃料タンクを貫き、大量の液体燃料に引火し大爆発を引き起こした。この打ち上げは幾度となる延期され、発射予定日はマイナス8℃まで下がると予報されており、これまで12℃以下での発射実績はなく、承認が下りていなかった。ゴムには弾力性があるがこの事件では外気温が低すぎることによってゴムが弾力性を失い事故が起こった。 2)ゲーム理論を調べてみましょう。 グループ名:フォ? メンバー:木村、清水、小柳、小松、梅田、宮内、鎌田 役割:データ整理 囚人のジレンマを選んだ。身近な例としてSNSで遊びに誘うことを選んだ。 自分のやりたいことをした場合と断った場合についてそれぞれ考え得点化した。 ・ケース1:自分がやりたいことを実行し、相手が断った場合 自分は断られたがやりたいことができたため50点、相手は予定が埋まらないため0点 ・ケース2:自分が断り、相手がやりたいことを実行した場合 自分は断ったため0点、相手はやりたいことができたため50点 ・ケース3:自分も相手も断った場合(誘わなかった場合) 何も起きず、気まずくなったため0点 ・ケース4:自分も相手もやりたいことを主張した場合 とても気まずいため-100点 お互いに主張し合うと一番最悪の事態を招いてしまう。 3)恋人たちのジレンマについて考えた。恋人達のジレンマを選んだ。 外食を例に挙げて考えた。彼氏は焼肉を食べに行きたい。一方彼女は寿司を食べに行きたい。このような状況で考えられる選択肢として、お互いが食べたいものをそれぞれ食べるか、どちらか一方が妥協してどちらかが妥協して相手に合わせることが考えられる。恋人と別行動をしたくはないが、食べたいものは諦めるのも嫌であることからどちらを選ぶか難しいと感じた。
A.自分の利益を優先して、企業内でのトラブルや不備を隠ぺいすることは後に大事故に繋がり、多大な被害を生みかねない。技術者として、自分の利益のためではなく、他者の利益のために行動できるかどうかが重要であると考える。技術は儲けるためではなく、社会に役立てるべきものである。その意識を持つこと、また、自分の技術について責任を持つことが技術者として重要である。少しでもリスクがある場合は、そのリスクに対処するための対策を練ることが重要である。また、その対策ができないのであれば、損をする可能性があるとしても、リスクについて口外するべきである。 はな 佐々木優花 データ整理 三浦由華 伊澤千華 「旅人たちのジレンマ」 平常演習では、旅人たちのジレンマを選んだ。儲けようとするほど、逆に損をしていく様子がうかがえた。自分の利益ばかり追求しようとするとこうゆうことになりかねないことがよく分かった。相手の利益と自分の利益、双方をバランス良く考えたときにこそ、自分も相手も得をし、それ相応の価値を生み出せるのかもしれない。 復習してみて、自己利益を求めてしまうのは人間の習性として仕方のないことだと思った。私自身も、得する方を選んで行動してしまう部分があるので、自分の行動や考え方も見直すべきであると思うとともに、この問題を解決するのはかなり難しいとも思った。しかし、技術者として働くにはこのような意識を持つことは絶対に必要で、社会性を身に着けるうえでも欠いてはいけない。自分の利益を求める行動が、他者にとってどれだけの不利益になるか、他者に迷惑をかけてしまうかもしれないことを意識するべきである。
A.アメリカのNASAでおきた有名な事故の中に「チャレンジャー号爆発事故」というのがある。NASAが発射したスペースシャトルであるチャレンジャー号が発射後に空中で爆発し、搭乗していた宇宙飛行士と一般人が死亡するという内容である。この事故の原因は、Oリングと呼ばれる部分から燃料が漏れたからだと考えられている。燃料用のシール材として耐寒性(ガラス転移点)が0℃のものが使われているが、発射の日に最低気温-8℃の天気予報が出ていた。ガラス転移点以下ではゴム弾性は失われ、燃料が漏洩する。一部の技術者はこのことに気が付き、発射を見送るように要望をしたが、上層部の経営陣の判断により発射は行われ、事故が起きた。この事件は、善悪が経営という損得に負けたことで引き起こされた事件ともいえる。 授業時間内にワークショップを行った。伴龍人、橋本絆など複数人からなるグループを作って行った。一般的にあるさまざまなジレンマについて話し合いを行った。「囚人のジレンマ」などのが話し合われ、携帯電話の通信料やガソリン代などがあるのではないかと考えた。そのほかの代表的なジレンマについても話し合いを行った。 授業時間外に様々なジレンマについて調べ考えた。その中でも自分は「囚人のジレンマ」について考えた。考えていくなかで、身近な例として銀行の金利があげられるのではないかと考えた。2つの銀行があり、金利がどの銀行も同じであれば、各銀行は自社のサービスなど独自の努力でそれぞれ顧客を増やす。しかし、顧客を増やすために一方の銀行だけが金利を下げれば顧客がそちらに集中し、利益を増やすことができる。しかし、どちらも自行の顧客を増やそうと金利を下げれば、顧客は分散し低金利によってどちらの銀行も収益が下がるという事態に陥る。
A.(1)一人の女性教師が宇宙から授業をしようとロケットにのり宇宙へ行こうとした。しかし、その女性はチャレンジャー号爆発事故により命を落とした。事故はおきないことにこしたことはないが、仕事を失うことになってもあなたは事故を防ごうとするか。また、技術というものを、富とかお金とか価値とか商品などと切り離すことはできない。しかし富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのかを考える必要がある。マルクスの資本論によると価値は使用価値と交換価値とに分類できる。例として、大好きな人からデートに誘われて浮かれているときに、いくらのお金を受け取れたらそのデートを断ることができるか。これがデートの交換価値となる。いくら受け取れようとも断れないならば、その価値は交換価値ではなく、使用価値となる。 (2)グループ名:覚えていません。 グループメンバー:尾島僚、柏倉修治、林優大朗、加藤輝海、安孫子恵多朗、秋葉大和 発表内容:「囚人のジレンマ」、「恋人たちのジレンマ」、「旅人のジレンマ」などの、ゲーム理論で取り扱うジレンマから一つ選び、社会問題、環境問題、資源問題、あるいは身近な実際の例を一つ選び、対応させた。 囚人のジレンマを選んだ。対応させる例として、企業と消費者との関係の例を選び、その中で、環境問題についての例を選んだ。 レジ袋などを消費者が、いかに節約し、いかに浪費するかの2つに対して、企業が、環境対策を行う、環境対策を行わないことの2つの場合を考える。 消費者が、レジ袋を節約するのに対して、企業が、環境対策を行う場合、環境保護はできるが、消費者がレジ袋を消費するのに対して、企業が環境対策を行う場合は、企業の努力が無駄になってしまう。また、消費者が、レジ袋を節約するのに対して、企業が環境対策を行わない場合、消費者の努力が無駄になってしまう。そして、消費者がレジ袋をを浪費するのに対して、企業も環境対策を行わない場合、環境は悪化してしまう。 (3)復習として、恋人のジレンマについて考えた。カップルのデート先が異なってしまったときに、お互いが行きたい場所へ別々に行くというよりも、どちらか一方が妥協し彼女か、彼氏が行きたい場所へ一緒に行く方がお互いの満足度は高くなる。
A.(1)チャレンジャー事故にも技術者倫理が問われます。ロケットの燃料用のシール材としてガラス転移点が0℃のリングが使われていて、最低気温が-8℃の天気予報が出ている日の時のことでした。ガラス転移点以下では、ゴム弾性は失われてしまい燃料が漏洩してまいますが、延期に伴う莫大な費用について、上からの圧力をかけられてそのままロケットは発射し、事故が起こってしまいました。技術者として危険なことはわかっていたのに、実際のリスクによって冷静な判断が出来なかったことは、結果として事故を起こすことに繋がってしまいました。 (2) 演題:ゲーム理論からみた損得と善悪、グループ名:回らない寿司、共著者名:澤田楓恋、高橋碧、鳥井香耶、佐藤彩香、加賀谷春菜、役割:調査 ゲーム理論で取り扱う理論として、囚人のジレンマをグループでは選びました。身近な例として環境問題を取り上げて、片方を地球、片方を人類として、地球は資源があり環境が良い状態を得、人類は文明が発展していて暮らしが豊かな状態を得として損得を囚人のジレンマの表で考えられるのではないかと錯誤しましたが、授業時間内には表はまとまりませんでした。 (3)授業時間内にまとまらなかった分を自分で考え、復習としました。囚人のジレンマを選び片方を地球、片方を人類として、地球は資源があり環境が良い状態を得、人類は文明が発展していて暮らしが豊かな状態を得としました。地球は資源をセーブする、人類は環境に配慮しないとどちらも得をするように行動すると、資源はあるが文明が発展せず地球環境は悪いというどちらも得をしない結果になったため、地球と人類どちらにとっても良い結果をもたらす新しい選択肢も新しい技術の発展で出現すれば良いなと思いました。
A.技術というものを富とかお金とか価値とか商品とかそういったものと切り離すことはできない。一方、富とかお金とかいうものが幸せとどんな関係にあるのか、そこも考えておく必要がある。技術を行使して、工業製品 を社会に送り出すときは、享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、リスクの評価やコスト(費用)とのバランスもとる必要がある。個人的な利益とは何か?価値とは何か?金銭とは何かについて少し理解を深める。損得、メリットとデメリット(メリデメ)などの言い方もする。物理学が自然がどうなっているか調べるために、序列をつけたり数値にしたりする学問だとすれば、経済学は人間の価値に序列をつけたり数値にしたりする学問とも言える。値段をつけるてお金にするということは価値を数値にするということとも言える。マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類できる。金銭とは交換価値のモノサシともいえる。たとえば大好きな恋人からデートに誘われて浮かれているとき、いくらお金をもらったらそのデートを断ることができますか?それがそのデートの交換価値だ。いくらもらっても断れないというならその価値に交換価値はなく、使用価値のみだ。 かけがえのないものにはどんなものがあるだろうか。 いくらお金をもらっても譲れない、そんな価値が使用価値だ。使用価値の影響が交換価値に現れることもある。プレミアだ。相手によって交換価値が変わることもある。お前ならタダでやる、お前にはいくら金を積まれてもやらねえ。という具合に。これもプレミアと言える。 ゲーム理論から見た尊徳と善悪 あいうえお 福田萌、杉井夢可、小泉花夏、横橋日菜子、渡邊明日香、斎藤日和 役割情報調べ 22:59 日菜子 河童の川流れを選んだ。 これはどんな上手な人も時には失敗をするという意味である。 エピソードとしてはバイト先の店長がいつも美味しい料理を作るがたまに焦がして失敗する。 これが河童の川流れというエピソードを知った。 恋人たちのジレンマをえらんだ。 恋人と出かけた時に何を食べるかで意見が合わず、予算や距離の問題で葛藤することがこの恋人たちのジレンマに似ていると考えた。 恋人と別行動をしたくないし、自分の好きなものを諦めて好きでないものを食べるのも嫌だということでどちらを取るのか難しいと考えた。
A.【講義の再話】 1986年にスペースシャトルチャレンジャー号が打ち上げられたが、発射後すぐに爆発し、乗組員全員が死亡した事故があった。NASAの分析調査によると、燃料を入れるタンクの継ぎ目の部品(Oリング)の不良によるものという見解であった。Oリングは低温状態では弾性回復力が低く、継ぎ目に隙間が生じる懸念があった。発射時刻は気温が低いため、部品の機能が発揮できない恐れがあるとしてチオコール社の技術者らは警告したが、NASAは「技術者の帽子を脱げ」と言い、議論に応じなかった。従来そういった事故が起こらなかったという組織全体の慢心が今回の事故を引き起こしたとされる。 【発表の要旨】 演題:ゲーム理論で取り扱うジレンマから、ひとつ選んで社会問題、環境問題、資源問題、あるいは身近な実際の実例をひとつ選んで対応させてみましょう。 グループ名:paypay メンバー:板橋紗江、須藤萌友、遠藤七海、林楓、岡崎由佳、川上ひかり、山口眞歩 役割:調査 「囚人のジレンマ」を選びました。これに対応した社会問題として「企業の価格競争」を選びました。 類似した商品を販売する2社の企業があると仮定します。 2社が協力する場合、同じ利益となります。しかし、どちらも値下げすると2社とも利益が低くなります。さらに値下げを繰り返すことで収益がどんどん低くなってしまいます。各自が自分の利益を考えて行動することにより、強力し合うよりも悪い結果になってしまうことが囚人のジレンマです。 【復習の内容】 授業で紹介されたチャレンジャー号事件のような、組織的問題によって生じた事故について調査した。三菱自動車リコール隠し事件について取り上げる。本事件は、ユーザーからのクレーム情報149件を報告せず虚偽の内容を提出した事件、部品の欠陥が原因で起きた死傷事故の隠蔽事件による企業組織の体制によって引き起こされた。これより、企業としては組織体制の改変を検討することと、技術者一人一人としては企業の品質管理基準を順守し、異常を発見したらすぐに報告することを徹底するという認識を持つことが解決への第一歩だと考える。私は本講義より、従業員一人一人の誠実性がリスク管理の基盤になるということを学んだ。 「参考資料:技術者倫理の理解を深めるための事例3|三菱自動車リコール隠し事件 (techno-con.co.jp)」
A.(1)講義内容の再話 技術を行使して、工業製品を社会に送り出すときは、メリットだけでなく、リスクの評価、コストとのバランスをとる必要があります。 そこで、個人的な利益とは何か、価値とは何か、金銭とは何かについて少し理解を深めましょう。 まず、マルクスの資本論によれば価値は使用価値と交換価値に分類できます。金銭とは交換価値のモノサシとも言えます。 プロフェッショナルエンジニアとして生活の糧を得るということは、工業製品に交換価値を持たせて報酬を得る必要があります。 様々な工業製品に対して、個人的な利益や価値について考察してみましょう。 (2)ワークショップ課題の発表要旨 演題:ゲーム倫理から見た損得と善悪 グループ名:ジャスミンティー 共著者名:蓮沼希、鈴木聖菜、菅井里緒奈、藤井瑞葉 「旅人のジレンマ」を選んだ。対応させる身近な実際の例として、不要になった教科書を売る際のことを選んだ。 AさんとBさんの二人は、千円で購入した教科書を持っている。不要になったため古本屋に売りに行った。すると、古本屋が提示した金額は百円だった。Aさんは百円でも良いと思い、教科書を売った。しかし、Bさんは百円なら安いからと売らなかった。 この結果、AさんはBさんより百円得をし、BさんはAさんより百円損をした。 (3)復習の内容 ワークショップ課題で議論した「旅人のジレンマ」について復習した。「旅人のジレンマ」とは倫理的に得られる解が、直感とそぐわないことはよくあるということを理解させてくれた。そして、自分の直感をたまには疑うことも大切だと思った。
A.もし、仕事を失うことになっても、事故を阻止する勇気があるか。それとも、お金をもらって、事故のリスクを黙認するか。 技術というものを、富やお金、価値、商品と切り離すことはできない。一方、富やお金が幸せとどんな関係にあるのか考えておく必要がある。 技術を行使して、 工業製品を社会に送り出すときは、 享受できるメリットだけでなく、 リスク評価や、 コストとのバランスもとる必要がある。 恋人たちのジレンマを選んだ。 例えば、山形大学の工学部と理学部の2人が付き合ったとする。2年生以降は小白川キャンパスと米沢キャンパスで距離が遠くなってしまう。そうなると山形市と米沢市のどちらで遊んだり、食事をしたりするかが問題になる。 どちらか一方の場所で会うため、どちらかは移動するために時間もかかるし、電車やバスなどの交通費がかかってしまい、時間的にも金銭的にも損をすらことになる。お互いの距離から中間地点で待ち合わせをしたり、移動する方の交通費を移動しない方が補填するなど、互いに妥協できるポイントを探さなくてはならない。 互いが妥協できるポイントを見つけることができない場合は、そもそも会うことがに行くことができない可能性もある。 復習については私が技術者になった時、事故を阻止するために、自分を犠牲にできるか考えた。事故を阻止することは技術者として当然のことである。しかし今まで努力してきたのに、正当なことをしたのにも関わらず、自分の人生に不利益を被ってしまうのならば、すぐには決断できないと思う。しかし、倫理を学び、私は事故の阻止を選ぶようにしたいと決めた。
A.(1)善悪と損得と倫理の関係性には大変難しい綺麗事では割り切れない側面があります。会社のミスや不祥事は世の中に出すべきだと思ってもそれと同時にクビになってしまうんじゃないか、自分にとって不利益な状況になってしまうんじゃないかと人間なら考えます。今回の授業はそれを実際の事例から考えてみましょう。物性を理解し、上司や上の人間にそれを伝えるとそれが本当に起きるのか、損害は大きく君をクビにするかもしれない、そんなことから実際に行動に出て失敗した事例は多数存在します。よって実際の現場でもアドバンテージとリスク、そしてコストについて我々はもっと考えなければいけません。 (2)すみません。グループ名は記憶していません。 メンバー:坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槇口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乘竜也、星優希、長谷川諒人 我々は囚人のジレンマを選んだ。囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考える。ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう大きな例であると考える。 (3)今回は平常課題が少し難しく感じた(イメージしにくかった)ため他のグループの意見を聞いた。同じく囚人のジレンマを選んでいる人たちは、私たちとは違ったシーンをチョイスしていてそういう局面は人生には多々あるのだと感じたし、そのような矛盾とは違うが葛藤のようなものとは今後も生きていく中で絶えず戦ったいかなければいけないと感じた。
A.・講義の再話 公共の福祉のために、自分の利益を諦めることができますか。仕事を失うことになってでも、事故を阻止するといったようなことです。 チャレンジャー事故では、このような選択が実際に生じ、最悪の事故が起きてしまいました。会社の利益のために、燃料用シール材のOリングがガラス転移点以下で使われ、燃料が漏洩して事故が発生しました。 自分の利益より、公共の福祉を優先するというのが正しいのでしょうが、実際にそれを行うのは簡単ではないでしょう。 ・発表の要旨 演題:恋人たちのジレンマ グループ名:覚えていません 共著者名:近くの席の人で集まったため、覚えていません ゲーム理論のケースとして、私たちの班は、恋人たちのジレンマを選んだ。 例えば、山形大学のように2年次以降のキャンパスが異なる学生同士が恋愛すると、どちらのキャンパスの近い場所でデートするかが問題になると考えられ、この時にジレンマが発生すると考えられる。 ・復習の内容 授業中に考えた恋人のジレンマについて、より詳しく考察した。 もし、相手の土地に近い場所でデートすると金銭的に損をするが、両方が同じぐらいの交通費を払う場所でデートするなら、お互いがそれなりの交通費を払うがデートができる。双方が妥協点を見つけられない場合、デートに行くことができなくなるため、2人が破局する可能性もあり、恋人ぼジレンマとして、適切だと考えた。
A.WebClassの出席ボタンを押し忘れたが、実態として出席しました。 【再話】 この授業ではリスクや利益、価値について学びを得た。チャレンジャー号事故は、ファインマンの報告書によれば、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もった。技術者が幹部よりも1000倍危険だと言っていたにも関わらず、打ち上げは実行され、悲劇が起きてしまった。技術を行使して工業製品を社会に送り出すときは、アドバンテージだけでなく、リスクの評価や、コストとのバランスをとる必要がある。お金で買えるものを交換価値といい、いくらお金をもらっても譲れないというものを使用価値という。使用価値の影響が交換価値に現れることもある。相手によって交換価値が変わることもある。 【発表の要旨】 私の班はヤマアラシのジレンマについて調べた。身近な例を以下に記した。 これは友達以上恋人未満の関係において、本当はお互いに惹かれあっているが、現在の関係を壊してしまうことが怖くて微妙な距離感ができ不安や恐怖を感じてしまう。ヤマアラシが持っている刺で傷つけてしまうことが怖くなり距離感ができてしまうことを意味している。 【復習の内容】 恋人たちのジレンマを選んだ。対応させる、身近な例として、恋人同士で行きたいデートスポットが異なる場合を選んだ。例えば男性側がスポーツ観戦をしたいが、女性は映画館に行きたいとき、行きたい所に行けた人のポイントを3とする。しかし、恋人同士であるので一緒に行動する事ができれば2人の満足度が上がるのでその場合は2人合わせてプラス4ポイントとする。すると一緒に行動してスポーツ観戦に行けば男性と女性の満足度の合計は7ポイント。一緒に行動して映画館に行った場合も同様の7ポイントである。しかし、一緒に行動せずにそれぞれが行きたい所に行くとお互い3ポイントずつで合計しても6ポイントとなり一緒に行動したときの方が満足度が上がる。このように、どちらかが妥協をしてどちらかの意見に合わせて一緒に行動してあげることが満足度を高めるための方法である。これが恋人たちのジレンマである。
A.同グループ 掛札涼介 鎌田潤 伊藤一真 小室奏太 講義の再話 クリスタ・マコーリフ先生の 世界初めての宇宙からの授業は実現しなかった。 しかしそれを見ていた全米の子どもたちが、それを教訓にした。 宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、 彼女がそれを受け入れる勇気をもっていたことを。これは非常に悲しかった事件である。彼女は勇気を持っていた。それを未来の世代に伝える重要性を理解していた。しかし、現実は非常であった。もし彼女が生きていたら、どれだけの利益がもたらされていただろうか... ワークショップ課題の発表要旨 ヤマアラシのジレンマ 寒空の中にいるヤマアラシはお互いに身を寄せ合って体を温めようとするが、近づきすぎると身にある針がそれぞれ当たってしまい、傷ついてしまう。 そのため、ヤマアラシは何度も近づいたり離れたりを繰り返すことによって適切な距離感を見つける。 復習の内容 今回の課題にもあった、損得と善悪について考えた。 例えば、落ちている硬貨を拾ったとき、懐に入れればそれは得である。しかし、落ちているものを勝手に拾うという悪になる。拾ったものをすぐに交番に届ければ、損ではあるが、善になる。
A. 技術を富、お金、価値、商品といったものと切り離すことはできない。技術を行使して、 工業製品 を社会に送り出すときは、 享受できるメリット(アドバンテージ、利点)だけでなく、リスク の評価や、コスト (費用)とのバランスもとる必要がある。物理学が自然がどうなっているかを調べるために、序列をつけたり数値にしたりする学問だとすれば、 経済学は人間の価値に序列をつけたり数値にしたりする学問とも言える。 値段をつけてお金にするということは価値を数値にするということとも言える。マルクスの資本論によれば、価値は使用価値と交換価値に分類できる。金銭とは交換価値のモノサシともいえる。大好きな恋人からデートに誘われて浮かれているときを例とすると、いくらお金をもらったらそのデートを断ることができるかがそのデートの交換価値となる。いくらもらっても断れなければ、その価値に交換価値はなく使用価値のみである。 囚人のジレンマを選んだ。実際の例として、企業の価格競争を挙げる。 A社とB社があると仮定する。お互いに協力すると同じ収益になる。しかし、どちらも値下げをするとどちらも収益が低くなる。さらに値下げを繰り返すと収益はますます低くなっていく。このように、各社が自分の利益を考えて行動すると、協力し合うよりも悪い結果になってしまう。 成績評価申請書を書くにあたって、「善悪と損得-個人の利益と公共の福祉-」を読み返し復習した。
A.チャレンジャー事故が起こった背景にはロケットの燃料用のシール材の耐寒性が0℃だが、その時の最低気温は-8℃と予想されていた。それにも関わらず延期に伴う莫大な金額を損害賠償請求されたくないと経営陣が判断し、ロケットを飛ばしてしまったというのがある。経営者が技術者の事故が起こるリスクについての意見を無視して、利益を出すことにのみ注目してしまえばこのような事故は多発してしまう。経営者はリスクについてきちんと把握して、何かあれば責任を負う義務を持たなければならない。 ヤマアラシのジレンマ 600mL 掛札涼介、鎌田潤、小室奏大、伊藤一真 忘れました 雪国にいるヤマアラシは互いに身を寄せ合って体を温めようとする。しかし、近づきすぎるとお互いの針で相手を傷つけてしまう。そのため、身を寄せ合って温まりたいが、傷ついてしまうのであまり近づくことができずあまり温まれない。 囚人のジレンマの例の一つとしてゲームの賞金を考えた。 そのゲームの賞金はプレイヤーA,Bが共にスコア1万以上を出したときはどちらも賞金3万円。 プレイヤーA,Bのどちらかがスコア1万以上でもう片方はスコア1万未満のときはスコア1万以上のプレイヤーに賞金10万、スコア1万未満のプレイヤーは罰金10万。 プレイヤーA,Bが共にスコア1万未満のときはどちらも賞金100万円。 賞金を以上のように設定したときプレイヤーA,Bは共にスコア1万未満にするのが一番の利益となる。しかし、相手がスコアを1万以上のとき自分は罰金を払う羽目になってしまう。そのためお互いスコアは1万以上を出すことになり賞金は3万円しか得ることになってしまう。
A. 技術を用いる際には富や価値やお金について考える必要がある。技術によって損害を生むときもあれば技術によって価値を生むときもある。リスクとコストを考慮しつつ最大限のメリットを手に入れることが必要であり、ゲーム理論により数値を用いて選択すべき戦略を選ぶことが出来るが、価値観についても考えなくてはならない。幸せを技術により具体的な商品に変え、報酬で生きていく技術者になる際、幸せの価値について考え続けることが求められる。 グループ名:東京特許許可局局長今日急遽休暇許可拒否 恋人たちのジレンマを選んだ。 互いにやりたいこと(行きたいところ)が別々の時、恋人であるため一緒に行動することで幸せにはなるが、片方は満足できない。このとき、片一方が妥協することで厚生が最大化するということが恋人たちのジレンマである。 電力不足が著しい現代だが、解決しようとすると二酸化炭素の排出量が増える。二酸化炭素の排出量を減らそうとすると電力不足になる。このとき、電力不足を受け入れるか二酸化炭素の排出量を増やすかの二択、または中間択になるが、妥協をすることが解決策になると考える。 復習としてゲーム理論について調べた。ゲーム理論は社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問である。あらゆる戦略的状況を対象とし、拘束力のある合意の有無で協力ゲーム理論と非協力ゲーム理論に分けられる。数学者ジョン・フォン・ノイマンと経済学者オスカーモルゲンシュテルンの共著書「ゲームの理論と経済行動」により誕生した。現代では経済学の中心的役割を担う。 引用:岡田章 ゲーム理論(新)有斐閣、2011年
A.1)今回の授業ではリスク、利益、価値などをテーマに学んだ。その中でチャレンジャー号事故は宇宙への希望がかかっており莫大な金額がかかっ悲惨な事故として学んだ。この事件は当時天気予報では最低気温が-8°Cと予報が出ており、ガラス転移点以下ではゴムの弾性が失われることで打ち上げるには危険な状況であった。しかし、NASAの経営陣が打ち上げをしない場合、遅延するための莫大な賠償金を請求することとなり、打ち上げた結果、起きてしまった倫理違反がとても絡んだ事故である。 2)私の班はヤマアラシのジレンマについて調べた。身近な例を以下に記した。 これは友達以上恋人未満の関係において、本当はお互いに惹かれあっているが、現在の関係を壊してしまうことが怖くて微妙な距離感ができ不安や恐怖を感じてしまう。ヤマアラシが持っている刺で傷つけてしまうことが怖くなり距離感ができてしまうことを意味している。 3)今回の授業の復習としてチャレンジャー号の事件を深堀していった。調べてみると、チャレンジャー号は本来、1月22日に発射される予定であった。しかし、副大統領が発射を目視する予定やハッチの不具合などで様々な原因により打ち上げが延期された。 これによって結果的に打ち上げは1月28日になった。この日は実施可能である最低限の温度以上に下がる予報があり、何人かの技術者はSRBの接合部を密封するゴム製Oリングの弾力性が異常低温によって受ける影響について不安を表明していた。打ち上げ直前の気温は-13°Cまで下がっておりOリングの設計使用を大幅に下回っていため技術者たちは打ち上げを支持できないと表明したが、幹部たちは懸念をしっかりと伝えずに発射してしまった。これにより悲惨な事故が起こってしまった。
A.(1)工場において、事故は起きてはならない。事故が起きると自分自身だけでなく、その家族や友人、会社、地域の人々、場合によっては全国や世界の人々にまで影響を与えます。そのためにも事故を未然に防ぎ、安全を確保しなければなりません。もし個々の利益を優先させ、安全面を怠ると、事故が起きた時に取り返しのつかないことになります。今から40年ほど前、アメリカでチャレンジャー事故というものが起きました。これはガラス転移点に満たない気温の中、ロケットを発射させたことでロケットに使われていたゴムの弾性が失われ、ロケットが空中で大爆破したという事件である。当時、度重なるロケット発射の延期により多額の損害賠償がかかっていたため、NASAは技術者の助言を無視し打ち上げを実行したため悲劇が起きました。 (2)演題:ゲーム理論から見た損得と善悪、グループ名とグループに属した人は覚えていない。 わたしは恋人のジレンマについて考えた。ある夫婦がいるとし、夫が浮気をする場合について考える。夫の浮気がバレてしまうと互いに険悪なムードが流れ最悪のパターンとなる。しかし、夫の浮気がバレない、あるいは浮気をしていないのにもかかわらず、妻に浮気の疑惑を持たれるというパターンもある。こうした片方が腑に落ちないケースは解決とはならず、夫婦間で信頼関係があり、愛し合うのが1番平和で素敵であると考えた。 (3)私は交換価値と使用価値について考察した。技術を行使して工業製品を世に送り出すには、アドバンテージ、コスト、リスクのバランスを考えなければならない。また日本プロフェッショナル信条においては、金銭よりも奉仕の精神を優先させ、さらに公共の福祉を優先するとある。私も同じ考えであり、安全が確保されているからこそ利益の追求が可能であり、幸せな日々を送ることができると考える。どこまでのリスクであれば許容するかは判断が難しいが、チャレンジャー事故のような1%のリスクであれば、たとえ賠償金がかかっても安全を取るべきだと考えた。
A.(1) 講義内容の再話 第二回の技術者倫理の講義ではチャレンジャー号爆発事故について取り上げ、個人の利益と公共の福祉について考えました。この事故は「チャレンジャー号」が打ち上げられて73秒後に空中分解し乗客7人が犠牲になったというものです。この事故はストレスや判断ミスなどの人間的要因(ヒューマン・ファクター)によるものが大きいと考えられています。このチャレンジャー号打ち上げが延期しスケジュールが遅れていたこともあり、安全性が疑われた状態で打ち上げを決行してしまい、事故が起こりました。最大限の安全性を考え、ヒューマン・ファクターを回避することが大事だと考えました。 (2) ワークショップ課題の発表要旨 演題は「ゲーム理論からみた損得と善悪」、グループ名はスーパーアルティメットモジャたいせい、リーダーは和田弥仁、グループに属した人(共著者名)は和田弥仁、島田伸吾、小杉泰世、峯田愛杜、遠藤竜也、滝沢一輝です。 要旨:「恋人のジレンマ」 Aさんは北海道に行きたい人、もう一人のBさんは沖縄に行きたい人とする。 Aさんの行きたいところに行くとBさんは効用が下がり、Bさんの行きたいところに行くとAさんは効用が下がる。恋人なので一緒に行動するのが最高だが一致しない場合が多い 二人で行動することで厚生が4増加する。場所(A,B)とすると北海道(3,0)or沖縄(3,0)となる。一緒に行動すると北海道(7),沖縄(7)、別行動すると北海道(3),沖縄(3)となる。 役割:私はCRediT分類法14タイプのうち「調査」を行いました。 (3)復習 今回の講義で学んだチャレンジャー号爆発事故以外にもイプシロンの爆発事故がある。この事故はイプシロン6号機に空中で爆発するように破壊指令を出したというものである。打ち上げたロケットに異常が生じてどこに飛ぶかわからないかったため、被害がでないように空中で爆破するというものである。これはチャレンジャー号とは違い人為的に爆破して国民の被害つまり公共の利益のために行ったと考えられる。確実に安全とは言い切れない場合、このように個人の利益よりも公共の利益を優先して最大限の安全を確保すべきだと考える。
A.講義の再話 私たちは将来、技術者(エンジニア)として、自分の持つ専門知識と技術を、 人類の福祉の発展とその向上のために捧げることを目的として使わなければならない。技術を行使して工業製品を社会に送り出すときは、メリットだけでなくリスクの評価やコストのバランスが必要である。エンジニアとして生活の糧を得るには工業製品に交換価値を持たせて報酬を得るしかない。しかしその工業製品は顧客にとって利益があるものでなくては顧客に損をさせたということになり見合った商品ではないということである。 発表の要旨 私は恋人のジレンマについて考えた。この言葉は男女の距離感や恋人同士の関係性を表すときにもよく用いられているものだ。例えば友達以上恋人未満の男女がいるとする。この二人はお互い惹かれあっているにもかかわらず、今の関係を壊すかもしれないという恐れから自分の本心を打ち明けられない。このようなことが高校時代にもあった。あきらかに両思いであるのに一向に付き合わない友達がいて、相談に乗っていた。結局この二人は付き合ったので、周りの人間が後押しすることが大切であると考えた。 復習の内容 恋人のジレンマについてもっと深く考えてみることにした。このジレンマに陥りやすい人は負けず嫌いやネガティブな人に起こりうることであると思う。負けず嫌いはプライドが高いので周囲に心を許さないので自分の気持ちを落ち開けられないと考える。ネガティブな人は「ダメに決まっている」「どうせ無理だろ」などと考えるので、人間関係を築いていく上で何事にも消極的になってしまう。このような人たちが恋人のジレンマに陥らないためにも気持ちを言葉で伝える努力や少しずつでもいいから本音を語っていくことが大切である。
A.1.私たちが学んできた技術を駆使して製品として開発し世の中に出すためには、その商品について社会・人にどのようなメリットがあるのか、そしてリスクや評価、費用について考えなければなりません。また様々なものに対しての価値についてはマルクスの資本論によると使用価値と交換価値に分類できます。使用価値はいわゆる「お金で買えないもの」を指し、交換価値は「お金で買えるもの」を指します。これらが顧客と経営者の中でつりあったときに、商品は売買されるのです。 2.グループ名:毎回変えていたので覚えていません。申し訳ございません。 グループメンバー:坂下慶希、安達拓斗、小林輪、槙口智哉、狩野広樹、秋山雄皇、渡部大和、雲乗竜也、星優希、長谷川諒人 我々は囚人のジレンマを選んだ。囚人のジレンマは簡単に説明すると、互いに協力した方が利益があるのに片方の利益が大きいことがわかると協力しなくなる現象のことである。我々はロシアとウクライナの戦争がまさにこの例であると考える。ウクライナに協力して世界としてロシアに対抗するのが全体の大きい利益だと考えるが他国は自分の国への被害がある可能性を考え、軍事的に大きく干渉しない。これはまさに囚人と同じく保身的であり利己的になってしまう大きな例であると考える。 3.私はこの授業のあと私たちが何気なく使っているパソコンやスマートフォン、靴や服などはすべて資本論の上に成り立っているのではないかと考えてみました。私たちはオシャレをしたいから服を買う、運動をしたいから服を買う、動画を見たいからパソコンを買うなどすべて使用価値と買交換価値が成り立っているからこそ私たちは使っていると結論付けました。ここからマルクスの資本論は私たちの生活のほとんどに関わっていると感じました。
A.1)クリスタ・マコーリフ先生の世界初宇宙からのお授業は、チャレンジャー号爆発事故により実現することはなかった。しかし、それをテレビ等で見ていた全米の子供たちが宇宙への挑戦は、テストパイロット並みのリスクと背中合わせであり、 彼女がそれを受け入れる勇気をもっていたことを教訓にした。 労働者と経営者について。権威と権力は違います。権威のある教授はいるが、教授に権力はない。権力や権利の行使には責任や義務がつきものである。 ファイマンの報告書によると、人命も宇宙船も失う大事故が起こるリスクについて、技術者は1%と見積もり、NASAの幹部は0.001%と見積もった。技術者が幹部より1000倍も危ないと言っていたのに、打ち上げは実行され、悲劇は起きた。 原爆の開発に携わったことを生涯悔いていた、ファインマンは自らの報告を、事故調査報告書に付録として無理やり添付させた。 プロフェッショナルエンジニアとして生活の糧を得ることは、 工業製品に交換価値を持たせて報酬を得るということである。 これは顧客の手にわたった工業製品が顧客に利益をもたらすということ。 もしそうでなかったら顧客に損をさせたことになる。 その工業製品が対価に見合った交換価値をもっていなかったということである。 こう考えれば工場が黒字でなければならないのは当然のことだ。 2)私たちは囚人のジレンマについてワークショップを行った。身近な事例として、Bさんが友達のAさんからメールで「いまひま?」と聞かれたときの例を選択した。囚人のジレンマは2人プレーヤーの1回ゲームである。得られる活動と感情の期待値を利得とした。まず、Bさんが「暇だよ。」と返信し、Aさんから提案された活動がBさんもやりたい活動だった場合を考えた。Aさんは活動ができるので利得が50、Bさんも同様に50。お互いに得をするということが分かった。また、返信に対して提案された活動がBさんがやりたくない活動であった場合を考えた。Aさんは変わらず利得は50だが、Bさんはやりたくないので利得は-50。この場合はBさんは返信をしない方が得であった。さらにBさんが「暇じゃない。」と返信した場合を考えた。Aさんは活動ができないので利得は-50。Bさんは活動をしないので利得は0。Bさんの方が得である。 3)技術者として生活の糧を得ることは工業製品に交換価値を持たせて報酬を得るということである。その工業製品が対価に見合った交換価値を持っていないと、顧客に損をさせる。
A. 初めに授業の再話をする。個人の利益を得ることができれば、周り(公共)の安全を保障しなくてもいいのかというとそうではない。講義では利益と安全を天秤にかけて、企業の上部の意見に押されて利益を取って、発生した事故の事例が紹介されていた。その事故はスペースシャトルが発射直後に爆発し、7人の宇宙飛行士が亡くなったというものであった。事故時、ジョイントに使われていた「Oリング」の粘弾性が表れる温度に達していなかったことで機能せず、事故につながったとされている。計画当初から研究開発側は懸念があったが、上部の意見に逆らうことができなかった。 次に授業内で発表した内容について記述する。演題は「ゲーム理論から見た損得と善悪」で、グループ名は「おいしい水」、メンバーは加藤ひなの、大内里菜、高橋ひより、海老原実和、今井梨里花である。私たちは囚人のジレンマを選び、2人が共犯して殺人事件を起こしたとして「2人とも自白しない」、「片方が自白する」、「2人とも自白する」について考えた。最終的に2人とも自白した方が倫理的にも被害者側が損をすることがなく、容疑者側も平等に判決を受けることができるのでよいのではないかと話がまとまった。 最後に感想を記述する。授業ノートにボランティアと生活不活発病について掲載されていた。私自身も特に災害におけるボランティアに対しては疑問を感じる点がいくつかあった。被災者が求めていないことを行動に移すことは単なるおせっかいであるし、現地の人の仕事を奪うのもボランティアではないと思っていた。一緒に仕事を手伝うというのが一番いいと思っている。それが生活不活発病の防止につながるとは思う。
A.【講義の再話】 ごみ捨て(研究室の掃除,廃棄物の処理)には保護具(手→軍手,足先→安全靴)を身に着けることが必須である.最近はしない人が増えているので指導を行うようにし,慣れは禁物であることを忘れてはならない. スペースシャトルチャレンジャー事故ではOリングという輪ゴムよりも少し丈夫なリングで石油に用いるパッキンのようなものが寒さ(気温-8℃)によりゴム弾性が失われたことにより燃料爆発が起こった(Oリングのガラス転移点は0℃だった).材料を作るときには性能やコストだけでなくSP値も考慮する必要がある.ゴムはエントロピー弾性(エラスティック)をもち,形を変えても元に戻り,温度が低いと固くなる.それに対照的なものとしては,塑性(プラスティック)が挙げられ,自由に形が変わる粘性を持つ.この粘性と弾性を両方持つものを粘弾性という(例:プリン).これらの測定にはレオメータを用いる. 【発表の要旨】 「囚人のジレンマと身近な例」 グループ名:フォー? メンバー:清水瑛理香,小松芙羽,宮内音緒,小柳日菜子,梅田真衣,木村萌乃 役割:調査 私たちは囚人のジレンマを選んだ.対応させる身近な例として,LINEで暇な友達を遊びに誘う例を選んだ. 自分のやりたいことをした場合と断った場合をそれぞれについて考え,得点化した. ・ケース1:私がやりたいことを主張し,相手が断った場合 私は断られたがやりたいことはできたので50点,相手は予定が埋まらなかったので0点 50+0=50点 ・ケース2:私が断り,相手がやりたいことを主張した場合 私は断って暇になり0点,相手はやりたいことができたので50点 0+50=50点 ・ケース3:相手も自分も断った場合(誘わなかった場合) 何も起きず,気まずくもならなかったので0点 ・ケース4:相手も自分もやりたいことを主張した場合 とても気まずくなるので-100点 このように,各々が自分にとって魅力的なことを主張し合うと一番最悪の事態を招いてしまった.このようにお互いが自分の利益だけを考えていると最終的に人間関係に亀裂が入ってしまう可能性も考えうる. 【復習の内容】 そもそも囚人のジレンマとは,各々が自分にとって一番魅力的な選択肢を選んだ場合,実際に悪い結果を招いてしまうことである.ゲーム理論は「利害関係を持つ相手がいる状況で,自分と相手の利益を考え,最適な行動を決める」ための思考法である.自分だけが得をしても,相手だけが得をしても成り立たないのである.(このジレンマの理解に時間がかかってしまった.) チャレンジャー事故のように上からの圧に負け,自分の主張をもみ消されて起きる事故は多いと考える.だからこそ,初心に返るということはとても大切であると考える.新入社員の新しい風を取り入れて,初心に返るという風習も大事なのかもしれないと思う.
A.(1)個人の利益と企業・組織の利益、公共の福祉は度々相反することがある。ある製品に欠陥があるとき、これを社会へ公表し回収することは企業にとって少なからず損失が発生するためためらうことがある。しかしそれは消費者ひいては公共へ損失を押し付けることになる。また、ごくわずかでもその欠陥によって重大な事故が起こる可能性があるとき、かつ回収コストが大きい場合、企業は隠蔽することがある。このとき、技術者その他は経営層等の圧力に屈さず、公共の福祉を優先することが職業倫理により求められる。 (2)演題:ヤマアラシのジレンマの一例 グループ名:仁科 グループメンバー:高橋瞭平、伴龍太、新崎琢海、高橋達也、橋本絆、高橋賢一、小林歩夢 役割:調査 ゲーム理論を調べ、身近な実際の例を対応させてみた。 【ヤマアラシのジレンマ】 ヤマアラシのジレンマとは、体に針のあるヤマアラシがお互いに身を寄せ合って体を温めようとすると、お互いを傷つけあってしまう。何度も近づいたり離れたりを繰り返し、傷つけあわず、温かい適切な距離感を見つけるという題材のゲームである。 一例として、近づきたいけど近づきすぎると恥ずかしくなってしまう恋人の例がある。 (3)イノベーションのジレンマでは、巨大優良企業は新興市場への参入が遅れがちであり、新興企業によって既存の事業が破壊されることについて説明している。 巨大優良企業は新興事業や技術を小さく魅力なく見え、また、既存事業の改良ばかりに目が行くことで新興市場へ参入が遅れ、新興企業に大きく後れを取る。 イノベーションのジレンマとしての例は、フィルムカメラ市場で独走していた企業が、自社のフィルムカメラの利益を惜しんだために、新しく登場したデジタルカメラ市場へ乗り遅れ、結果高い技術を保有していたのにもかかわらず没落したという事がある。
<!-- 課題 課題 課題 -->
<li>
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/WebClass/WebClassEssayQuestionAnswer.asp?id=178'>
<q><cite>
</q></cite>
</a>.
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Syllabus.asp?nSyllabusID='>
<a/a>・
<a href='https://edu.yz.yamagata-u.ac.jp/developer/Asp/Youzan/@Lecture.asp?nLectureID='>
</a>
</li>
<!-- 課題 課題 課題 -->
大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。