大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
A.教科書の内容に一通り目を通した。
A.まず、技術者による実践的工学倫理から「製品の安全と品質保証」について紹介します。 日本では製品の高品質を維持・進歩させるため、1946年から本格的に裁定されたJISをはじめ、デザインレビュー、故障モード影響解析、故障系統図解析などの製品設計にかかわる技術手法の活用や、現場の第一線の人たちを中心とする品質管理活動などの地道な改善活動が行われています。 このトピックを読んで、JISの表記は日常で触れることがあり知っていたが、その他にこれだけの活動が行われているとは知らなかったです。今後、社会人になり、いずれは人を使う側になるかもしれないので、これらの活動を利用し受益者の安全を、作業者にとって実現可能な方法で行える技術者になっていきたいと思いました。 次にイラスト図解から 「5S運動と3S運動」について紹介します。 5Sとは、「整理、整頓、清掃、清潔、躾」です。 このトピックを読んで、整理、整頓、清掃は当たり前だと思うが、躾を含めることで継続的、自発的に行なわれ、清潔さで機能していることを確認できる運動となっていてよくできているなと思いました。 最後に工業技術基礎から「2 人と技術と環境」について紹介します。 人間は豊かな生活お求めて科学技術を発展させてきたが、20世紀の後半になり化石燃料の大量使用によって環境破壊が地球規模でみられるようになってきた。地球環境を保全するためには、新エネルギー開発とともに、製品に付加価値を与える技術だけでなく、リサイクル資源として再利用できる技術が求められている。また、産業社会において、環境保全と経済発展のバランスに配慮しつつ、製品や素材のライフサイクルに基づく3Rが可能な循環型社会を実現する必要がある。これらの社会の実現のためには科学技術を担う技術者は、各々が高い倫理観を持ち、誠実に環境問題に対処し社会貢献できる態度を身につける必要がある。そのため、指示されたことを行うだけでなく、その行動の適否を技術者としての倫理に照らし、自ら判断する責任を追っている。 このトピックを読んで、今後技術者として3RだけでなくSDG'sなど様々な活動を活用しつつ、技術者として責任感を持ち、少しでも環境問題の改善に貢献できる技術者を目指したいと思いました。
A.技術者による実践的工学倫理第4版の「専門職と組織人の倫理」に目を通した。 専門職は大衆がもたない専門的な知識・能力を持ち、大衆の信頼のもとに職務を行っている。技術者のほとんどは組織の一員であり、すべての行為は給与の一部である。という事が書いてあり、私も将来、何らかの組織に属して研究活動を行う上で、大衆から信頼される技術者になりたいと思った。 イラスト図解 工場のしくみの「「安全第一」が意味すること」に目を通した。 安全に対する配慮として、作業環境管理、作業管理、健康管理の3つがある。ということが書いてあり、私は健康管理が一番重要で作業者本人の自覚も必要だと思った。作業場全体としての環境管理をいくら整えたとしても、作業をする作業者の自覚がなく健全に活動できないと生産できず、工場としての機能しないから。 工業技術基礎の「知的財産とアイデアの発想」に目を通した。 より良いアイデアの発想を身に着けるには、実際に体を動かす体験的な知識や問題に対する関心を持つことが大事である。また、睡眠から目覚めたときに素晴らしいアイデアをひらめくことが多い。ということが書いてあり、たしかに経験上、良いアイデアを思いつくタイミングはリラックスしていた時が多かった。私はお風呂の時間やトイレなどもそれにあたると思う。実際に経験する以外にも、バーチャルリアリティーで疑似体験することでもまた違った発想ができるのではないかと思った。
A.【書誌情報】 報告書の題目:予習報告書 著者:飯嶋七星 提出日:2022年10月18日 【要旨】 以下の三冊の教材について授業前に準備し内容を予習しました。 1,(社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人 2,松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版 3,小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版 1,2,3それぞれ「バイオテクノロジーと工学倫理」、「品質管理」、「知的財産とアイデア」というトピックを選びそれについての感想を述べました。それを【合格に値する根拠】としました。 【合格に値する根拠】 1について バイオテクノロジーと工学倫理というトピックを選びました。 バイオテクノロジーは生命を扱うため、倫理的な問題が常につきまとうものです。個々の倫理感についてこの授業でしっかり学べたらと思いまいした。 2について 品質管理を選びました。学んだことは、電気機械器具は、製造業の出荷額の中で一番高いということ、工場ででのモノづくりとは工場でモノに付加価値をつけるということであるということです。また、工場が利益を上げているということは、消費者が付加価値を認めるモノを効率よくつくっているということであると考えました。 3について 知的財産とアイデアの発想を選びました。 知的財産権は、新しい技術の開発者にとってはなくてはならない当たり前の権利だと感じました。その権利がなければ新しい技術を開発しようとする者がなくなってしまうので大切な権利だと思いました。
A.近畿化学協会 工学倫理研究会 編著技術者による実践的工学倫理第4版 トピック:組織人であるということ 雇用される組織(会社)に忠誠を尽くすこと、タテ(主従)の関係、組織が要求する能力を身につけ、会社が要求する成果を出す、信頼で仕事ができる、組織(会社)の目的の下で働く、組織(会社)内での居場所・存在意義を見つけることに敏感、みずからの人材価値についてあまり考えないこれらを意識する必要がある。これらを加味して私は組織人として働くことはできないと考えた。一つの会社に対して尽くすことはできないからだ。つまり私は組織の人間ではなく独立して働くことの方がよいのではないかと考えている。 松林光男/渡部弘 著 イラスト図解 工場の仕組み トピック:品質管理部門の仕事 品質管理は、製造業(メーカー)などの企業に置かれる部門・職種のひとつで、生産する製品の品質をコントロールする役割を担う。 品質管理の主な仕事は、工場における生産体制の問題点発見とその改善、「QC(品質)工程表」というマニュアルの作成、製造スタッフの教育。 メーカーでは、一定の基準や質を満たした製品を、安定的に、大量に生産し続けていかなくてはならない。 そこで品質管理は、安定した品質のものを低コストで効率的に生産できるよう、「PDCAサイクル」という考え方に沿って、製造工程の一つひとつを見直すための業務に従事する。ものづくりを行う企業にとっては、非常に重要な役割を担うポジションである。 これらを踏まえて私は、品質管理部門の仕事とはすばらしい仕事だと思った。この仕事がないと私たちの商品は安定に供給できないからである。 教科書はインターネットで購入したのですが、期限までに到着しなかったため、予習できませんでした。
A.書誌情報 報告書の題目:予習報告書 準備した教材について報告してください 著者:鎌田潤 提出日:2022年10月16日 キーワード:倫理、品質管理、事故防止 要旨 テキストの技術者による実践的工学倫理、イラスト図解 工場の仕組み、工業技術基礎に目を通し、論文捏造のトピックの紹介、品質管理に関するトピックの紹介、事故防止と安全作業の心構えについてのトピックの紹介をした。 論文捏造に関しては、常温核融合、有機高温超電導、ヒトクローンES細胞、STAP細胞の4項目があり、どの事件でも論文内容の再現ができなかったことなどが理由で不正が発覚していた。特に医療関係の研究では政府や国民からの期待も大きいため、影響も大きかった。 品質管理に関しては、食品安全マネージメントシステムのHACCPを取り上げた。この手法の基本となる考えは、原料の生産、製造・加工、保存,出荷、流通、消費のすべての工程で発生する可能性のある微生物や化学物質、異物の調査を行うことである。 事故防止に関しては、決まりを守る、適した服装にする、集中する、実験室の清掃・整理整頓、作業中の安全、他人の安全への配慮、事故が起きたときの対処法の7項目に分けられた規則がある。 合格に値する根拠 授業が開始する前に教科書3冊を購入した。また、予習課題に取り組むため教科書に軽く目を通し、興味のあるトピックを選び、予習課題に取り組んだ。教科書を読む時間、文章を考える時間、文章を打ち込む時間を合計したら8時間は優に超えると考えられる。 また、この予習課題を通して、研究に関する倫理問題の一片を知ることができ、研究に臨む姿勢や態度を身に着けることができた。
A.(1)技術者による実践的工学倫理から実験廃液について紹介する。 実験などで出た廃液は種類別に廃液用の容器に捨てなければならないが、廃液がこぼれ、廃液が排水溝へと流れてしまう事件が起きた。該当者は報告をせず、ごまかそうとしたが、廃液は田んぼに流れ出てしまい、被害には至らなかったものの、新聞や、ニュースで報道された。 この文章を読んで、もし自分がミスをしてしまったときは、ごまかそうとせず、しっかりと報告することが必要であると感じた。 (2)p.142品質管理が目的とすること 品質管理が目的とすることとして、製品を含むあらゆるサービスを顧客の望むよりよいものをより安く、必要な時に安全に使えるように、PDCAサイクルを回し、製品と仕事のやり方を総合的に維持・改善することを目的としている。 これを読んで、品質管理部門は消費者と会社をつなぐ、重要な役割を担っていると理解しました。 (3)知的財産とアイデアの発想 産業や社会の発展・発達のために知的財産権がつくられた。知的財産権がないと、作り出したひとの利益が守られず、創造意欲がわかなくなってしまうためである。 この章を読んで、知的財産権のしくみをよく理解することができた。その人の利益を守るためであることが分かり、これからは二度とコピペをしないよう気を付けたい。また、特許を取得できるようなアイデアを発想したいと思うようになった。
A.自分は技術者倫理の教科書を先輩から譲ってもらい予習して読み込んでいました。先輩の教科書で次の授業でやる内容の箇所を一通り読んで、その後に知らない単語や人にうまく説明できないことを調べてました。ノートに書いてメモを取るといったことはしませんでしたが教科書で書かれていて授業でやった内容の単語ならある程度はひとに説明できます。技術者倫理とはどのような学問なのかといったことを毎回授業の回数が増えるごとに、自分の中で変わっていったので、それを踏まえて予習を行なっていました。また、一回の予習では1時間強は掛かっていたのでトータルでみると8時間以上は予習に使っていたと自負しています。また、予習だけでなく復習した内容も言いますと、それこそ課題提出の際に過去の授業内容をウェブクラスの資料や手持ちの教科書を使用して行なっていました。そのようなフィードバックを得て課題を取り組んでいたのでより深く知識を得て定着させることができました。また、公害の話題になった授業で知ることになったYouTuberの動画はとても勉強になる内容が多くあったので今でも暇な時は観る習慣ができています。実際にあった経験をより細かく表現しているので少しメンタル的にも体調が悪くなりますが、その経験を実際にしている人がいるわけであって、このような情報化社会だからこそ知ることができたのだなと情報技術の発展に良い意味でも悪い意味でも感謝する機会となりました。
A.PCB(ポリ塩化ビフェニル)問題について紹介した。この問題は、画期的な材料として開発され、大量消費されてきたポリ塩化ビフェニルが、消費される中で発生する物質によって生物の生活に悪影響を及ぼしたものだ。問題点は使用における法が敷かれていないことである。加えて開発時には様々な状況下での変化や、得られた物質がどのような影響を及ぼしかねないのか、もし有害物質がでる場合にはどう対応するべきかなど考えるべきことが多すぎると感じた。 また、品質管理部門の仕事について紹介した。品質管理部門では、商品や作業工程ごとのデータの集計、問題が起こらないように作業者への指導教育、ISOの取得達成および取得後の現場の維持を行っている。もし自分が従事する場合は自信を持って製品を送り出したいための大変重要な役割でやりがいに溢れていそうだと思った。そのため一つ一つの業務に真摯に取り組む姿勢が必要だと思った。 最後に知的財産権と産業財産権について取り上げた。知的財産権は特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権など様々に分けられ、著作権を除いた4つを産業財産権といい、この権利を取得するためには特許庁に出願し審査を受け、登録される必要がある。知的財産権が予想以上に細かいことを知り驚いた。会社で自分が開発に携わることがあれば、同業他社と自社を守りつつ、全ての人に迷惑をかけない開発をして業界を新しい道に導けるような人になりたいと思った。
A.題目:再生可能エネルギーの普及と展望 著者:梅田真衣 提出日:2022年10月19日 ・再生可能エネルギーは、電気エネルギー源として永続的に利用できると認められるものとして、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどが挙げられる。化石資源の枯渇問題や原子力発電の安全性のリスクを考慮すると、再エネへの転換は重要である。世界の再エネ転換の伸び率は高いが、他の先進国に比べて日本の再エネによる発電の割合は低く、化石燃料に依存していると言える。年々再エネによる発電電力量が増加傾向にあるとはいえ、日本にとって再エネによる発電コストは高かったり、設置できる広大な土地が少なかったり、四季による天候の影響だったり、不利な点が多い。 ・世界での再エネ転換の伸び率は高く、ドイツでは、2035年までに自然エネルギーによる発電を60%に増やすことを目標としている。主力電源を風力や菜種油由来のバイオ燃料、下水汚泥や農畜産系のメタン発酵によるバイオガスを利用している。日本も、2050年までにカーボンニュートラル達成の目標を掲げており、今後ますます再エネへの転換が求められると考える。しかし、依然として火力発電に頼っており、日本の発電量のうち、再生可能エネルギーは約20%である。再エネは季節や天候によって発電量が変動するため、火力発電による電力の安定供給は確保しつつ、再エネによる発電を主力電源化し、火力発電の比率を引き下げる必要があると考える。また、再エネ導入の最大化と同時に災害に起因した被害の発生に対する安全面の不安や環境への影響を最小化する政策がすすめられている。
A.『工業技術基礎』からは「4事故防止と安全作業の心がまえ」を選んだ。 事故を防止するためには、それぞれ規則や正しい服装を守り、安全を心掛ける必要がある。また、万が一事故が発生してしまったときは慌てず落ち着いて対処することが重要である。 研究室に配属されて専門的な実験が多くなっため、今一度安全面について規則面でも精神面でも意識し直したい。 『工場のしくみ』からは「品質管理」の分野の「ISOは世界共通のルール」というトピックを選んだ。 ISOは製造側、消費者側の双方に利のある世界共通の基準である。ISOの認証を取得するには、システムの構築や目的・方向性の明確化が求められている。ISOについては何となく理解していたが、今回教科書を読むことで改めてどんなものなのかを知ることができた。自分で商品を購入するときや将来就職活動をする際にISOについても気にしたい。 『技術者による実践的工学倫理』からは「バイオテクノロジーと工学倫理」というトピックを選んだ。 バイオテクノロジーの代表例として遺伝子組換え技術、クローン技術、万能細胞等があげられており、それぞれについて歴史や関連する倫理問題が述べられており、やはりバイオテクノロジーは生物や食物について扱うため、倫理問題は切っても切れない問題であると改めて感じた。今後遺伝子をいじる可能性のある研究室に配属されたものとして、バイオテクノロジーとどのように関わっていけば良いか考えていくべきだと感じた。
A.教科書1 研究開発現場での安全について選んだ。企業の研究開発現場では、成長し、存続していくために絶えず新しい製品や新しい技術を創出する必要がある。製造現場では定常化された作業が主であるのに対して、研究・開発は非定常作業が中心になる。予期せぬ事態が発生するリスクに備え、十分な準備と異常を見逃さない注意力も要求される。研究・開発の現場では、そのステップによって安全対策も異なる。化学品の開発を例にとると、①ビーカースケールの基礎・探索研究、②小型試験装置を使って行うベンチ試験、そして、③大型の装置を使って行うパイロット試験などがある。①の基礎・探索研究では、新しい物質、材料を扱うことが多いので、物質と材料に関する調査を、綿密に行うことが重要であると思う。さらに、実験で用いる各種の器具・装置の安全な使用法に精通するとともに、それぞれの実験に応じた保護具や安全装置を使用することが大事になる。 教科書2 品質保証とは何かについて選んだ。品質保証とは、顧客に対し、自社の製品・サービスの品質を保証するため、生産が行う体系的な活動であり、品質管理の目的または中心的な活動で、言い換えれば、「メーカーは顧客に対し”満足する品質を保証すること”を約束し、実現するために社内のルールと体制を作り全社的に活動を行う」ということである。顧客が満足する品質を保証するためには、顧客の声に耳を傾けることが重要であり、それを活かし、改善された製品・サービスを再び迅速に提供することが大事であると思うので、品質保証体系の業務ステップであるアフターサービスは、力を入れなければならないポイントになると思った。 教科書3 2 人と技術と環境を選んだ。今日の技術社会は18世紀後半の第一次産業革命に始まり、現代まで、それぞれの時代に特徴的な技術革新を経て発展してきた。その中でも、現在、研究・開発が進められている自動車の自動運転技術は、交通事故の減少が期待でき、ドローンの空撮による3次元計測データの活用は、農林水産業や建設業、鉱業の生産性に飛躍的な向上をもたらす可能性を秘めている。循環型社会と省エネルギー・省資源への取り組みを通して、すべての国々の人々が満足できる社会を実現することが求められているが、技術者としては環境、エネルギー、人口などにかかわる課題を地球規模でとらえるとともに、高い倫理観を持つ必要があると思う。
A.改めて品質管理が目的とすることについて紹介する。 品質とは定義としては品物またはサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための固有の性質・性能の全体とされ言い換えると品物やサービスの良さである。現在は顧客の要求する品質について考えられるようになりさらにそれを生み出す仕事のやり方やしくみの質について高める必要がある。また管理という面ではPDCAサイクルと呼ばれる手法を活用して業務改善につなげ一連の作業を管理することができる。このことから品質管理活動とは品質目標から外れないように維持管理することと顧客に対し品質を保証し満足度を向上させるための改善この2つをうまく組み合わせて改善しては維持、改善しては維持のようにすることで企業は発展進歩していくことがわかる。 私は「技術者による実践的工学倫理」の8章事例から学ぶというトピックから実験廃液というテーマの事例研究を紹介します。 ここでは新しい水性塗料の開発を行う研究所での話である。ある日実験の後始末の際に誤ってビーカーを流しに落としてしまい20mLほど実験廃液が排水溝に流れてしまう。規則では廃液は種別ごと容器に捨てるためAさんは環境管理室へ連絡しヒヤリハットとして処理された。このことがあった翌月に同じ製品の耐候性試験を屋外で実験していた。またここでも後始末の際に試験サンプルの缶をこぼし雨水講に流れ落ちてしまった。この時Bさんは先日のヒヤリハットを思い出したが、報告することをためらいそのままにして帰宅してしまった。その後、夜に軽く雨が降り雨水講の水は研究所内の敷地をそった小川へと流れそれが農業用水として流れ込んでしまい田んぼの水が白濁し大きな影響を与えた。のちにこの時流れたのは先日の廃液に10倍の濃度があることがわかり、実験の後処理は十分に注意し、もし誤って流してしまった場合はすぐに連絡し報告することが重要であることが改めて分かった。 私は「4事故防止と安全作業の心構え」について紹介する。 ここでは実験・実習で作業する際事故やケガが発生することがないようにするための心がまえについてまとめてある。 大きく7つに分かれており1つ目は事故防止や安全作業の基本は決まりを守ることであり保護具の装着などが必要な場合はつけるというもの。 2つ目として正しい服装で行うこと。 3つ目は気持ちを集中させ真剣に取り組むこと。 4つ目は実験室などの環境は整理・点検・整頓に努めること。 5つ目は作業中の安全 6つ目は共同作業では周りに配慮すること。 7つ目は万が一事故が起きた場合の対処 この7つです。それぞれ確認すると当たり前ですが一つでもおろそかにしてしまうと事故が起きたときには手遅れになってしまうため意識してと陸必要があることがわかった。
A.予告報告書では、教科書のトピックの中から3つ選びそれらについて調べるとともに、考察した。 一つ目は、『専門技術者と技術倫理』を選んだ。技術者に求められる素養には、専門とする技術についての知識・能力、その技術が社会に及ぼす影響とその影響を制御する技術についての専門的な知識、関連する法規についての知識、社会の議論についての理解などが挙げられる。これらすべてを備えた人を専門技術者という。私達工学部生の中には技術者を目指している人が多くいると思う。自分もその一人である。工学倫理に反した技術者にならないためには、学生のうちからより多くの知識習得に努めることが非常に重要であると考える。 二つ目は、『人と技術と環境‐人と技術の歩み』を選んだ。18世紀イギリスにおける産業革命以降、それぞれの時代に特徴的な技術革新を経て社会は著しく発展した。教科書には今後は第4次産業革命が到来し、現在より100倍高速で安定した第5世代通信システム(5G)が普及することが期待されると記載されていた。教科書の予想通り、実際に2020年には商用サービスが開始されて以来、5Gの普及率は増大している。5Gをはじめ、人口知能やIoTの推進により私達の生活はかつてよりも明らか利便性が向上していると思う。今後も時代と共に技術は進歩していくであろうが、技術の進歩と共に環境が退化してしまうことは避けなくてはいけないことだと思う。環境への配慮を最大限に行った上で産業が発展していくことを期待する。 三つ目は、『環境と安全への品質基準』を選んだ。環境にやさしい工場、消費者に安心を与える工場にするためにはISO、HACCEPといった基準を重視する必要がある。ISO9000及びHACCEPは買い手が安心できる生産の仕組みであり、ISO14000は環境に優しい生産の仕組みである。2021年6月からは食品を扱う全事業者に対してHACCEPによる衛生管理の義務化が開始した。また、ISO規格の認証にも注目が集まっている。ISOやHACCEPといった基準を重視する企業が増えることで、顧客からの信頼を確保することができ、この信頼によって企業側の生産活動も活発になると思う。また、地球温暖化が進んだ現代社会において、環境に配慮した仕組みを構築させることは、将来の生活を守ることに繋がるため非常に大切なことであると思う。
A.(社)近畿化学協会 工学倫理研究会編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 化学同人 キーワード:事故と安全性 提出日:2022年10月4日 私は事例ファイル08新幹線事故と安全性について取り上げた。理由は、私は交通が好きであること、東日本大震災をはじめ、2022年3月にも地震が発生し、東北新幹線が運転見合わせになったが、早急に運転再開したという事例があったためである。この事例は新潟県中越地震により上越新幹線が脱線したが死傷者が出なかったが、営業運転中の脱線事故は新幹線で初であることで安全神話に疑問が出てきたこと、各新幹線で脱線しても線路から大きく逸脱させない対策が採用されたことである。この事例を読んで、新幹線など現代で幅広く利用されているモノは、先代の教訓より日々協議、改善されていること、モノをつくる技術者も人であり、何らかのミスをしたり、時には自然災害等の不可抗力によりトラブルが起きてしまうことがあることを学んだ。モノをただ作るだけではなく、その後作ってからどのようにするかが大切になり、日々の努力や注意が生活を豊かにするのではないかと感じた。 合格する根拠として、私はこの著書を読むのに約8時間を要した。また、事例研究を行った際に、協和香料化学時間について取り上げたが、それもこの著書より情報を得るために繰り返し読んだためである。この予習報告書に取り組むために早急に教科書を入手し、積極的に読み込むことで、自分の興味があることについて取り上げ、そのことについて深く掘り下げることが出来たと感じた。
A.【予習報告書】00-01 教科書は準備しましたか? 「品質管理」 品質の考え方が時代とともに変わってきており、製品の品質が規格に合っているかから顧客の要求に合っているかに置き換わっていることに驚きでした。製品の品質がいかに良くとも顧客に合っていなければ何も意味がない、そう捉えられました。その上コストや納期、経済性、生産性などの多角的者の見方や考え方、リスクを想定するなど多くの要因について考えていかなければならないことを知りました。商品やサービスを提供するにあたり、一定の品質を備えていることを検査・検証し、保証することや加えて品質の高い製品やサービスを、どれだけ効率的にコストをかけず製造・構築するかといった視点も必要であり、あらゆる製造現場で実施される工程で特に、品質に問題があると私たちの生活に大きな影響が出てしまうことを知りました。 「2人と技術と環境」の中でも工業技術による国際貢献を読んで近年日本から発展途上国への支援が活発化している理由を知ることができました。ヒトの幸福や環境に準じた政策に関係する技術が蓄積しているのならその基準に満たしていない発展途上国に還元することが大切なのだと知りました。 「工学倫理とは」 近代技術とは火などの危険なものを安全に使いこなす知恵であり、そういった倫理的な問題に適切な判断を下す必要があります。工学倫理を意識していても絶えず火災や環境を損なわせる事件が起きているのは工学倫理の確立が未だ不十分であると考えられます。
A. エキスポランド・ジェットコースター事故を選んだ。ジェットコースターの車軸が破断し、車体と点検用通路に挟まれた女性が死亡した事故である。探傷検査の延期によって起こった事故だと考えられている。管理がきちんとされておらず、この事故後にも事故が起きている。また、事故前に乗った人も異変を感じるくらい劣化が進んでいた。JISなどの規定を守り検査をきちんと行うことで人の安全を守っていると思った。事故を防ぐためにも点検や修理を徹底する必要があったと考えた。 Factory10-5の「ISOは世界共通のルール」を選んだ。ISOは国際的に製品やサービスの標準化を進めている民間主導型の非政府組織であり、国と国の取引を円滑にし、国民の生活を便利にするために基準を定めている。ISOによって管理が行き届いていることを証明している。また、外部からの信頼を得ることができる。非常口のマークも世界共通であると知り、身近にISOで決められたものがあると感じた。 「4,事故防止と安全作業の心がまえ」を選んだ。実験や工場では安全第一に作業しており、事故を防止するためにすべきことが挙げられている。気持ちを集中させるために睡眠不足を避けることも大切なことであると知った。私はよく睡眠不足のときや睡眠不足でないときに眠くなってしまうので、できるだけ改善すべき点であり、気をつけなくてはならないと思った。これからも実験をする機会が多くあるため、安全に作業することを心がけたいと思った。
A.予習報告書の提出を忘れてしまったが、履修するために技術者による実践的工学倫理の教科書を購入し、第1章の工学倫理を始めるにあたってを読んだ。工学倫理とは通常の道徳や倫理感に加えて危険のものを安全に使いこなす仕事をしているという明確な自覚を持つことであると学んだ。 半導体やコンピューターも例外ではなく、20年ほど前にみずほ合併グループの合併に際してシステムトラブルが続きその影響は広範囲に及んだ。その後も様々なシステムトラブルが報道されているということも学んだ。 また、1986年1月28日宇宙へと飛び立ったスペースシャトルチャレンジャー号の事件についても事前に目を通していた。この事件の概要は以下のとおりである。7人の宇宙飛行士の命が失われた。特に初の民間宇宙飛行士クリスタ・マリーコフは先生であり目標としていたうちゅからの授業はかなわなかった。製造を請け負ったモートン・サイオコール社の工場で4つの部品を組み立て固体燃料を積んで宇宙センターでその部品をつなぎ合わせた。その接合部分をジョイントという。固体燃料に着火すると円筒内部に燃焼ガスの大きな圧力が発生する。そのジョイントには1次2次の二重のゴム製oリングがありガスが外部に漏れるのを防ぐ仕組みだった。高温のガスからoリングを守るため耐熱性のパテが使われていた。その日は寒い日で点検の際ゴムが低温で弾力性を失ったことが原因でガスが漏れ出そうになっていることが発覚した。技術者は上層部やNASAに言ったが反発され圧力をかけられた。結果投票の際にも経営陣から圧力をかけられ、これからの発注が来なくなることを恐れ、技術者も承認し発射され事故が起こった。
A.私は、神戸大学遺伝子組み換え生物の不適切使用のトピックを選び、感想を述べる。 2008年4月、神戸大学大学院医学研究科分子薬理・薬理ゲノム学研究室で,遺伝子組換え大腸菌や酵母を、加熱殺菌処理せずに実験室の流しに捨てたり、廊下でそれらの実験を行ったりしていたことが、内部告発によって判明した神戸大学では、ほぼ1ヵ月間遺伝子組換え実験を全面停止にするとともに、排水関連の調査を行い、遺伝子組換え生物の外部への拡散はなかったことを確認した。さらに,学内調査委員会を編成して調査を行った。その結果、それらの不適切使用は6年ほど前から行われていたことが明らかになった。 同年6月,文部科学省は,神戸大学に対し、カルタヘナ法に違反したとして厳重注意し、再発防止策の徹底を指示した。また,大臣確認が必要な遺伝子組換え実験を、確認を受けずに実施していた「不適切な事例」に関しても、重ねて厳重注意を受けた。同省は同時に,東北大学,日本大学,近畿大学にも同様の注意と指示を行った、2009年3月、神戸大学は、上記研究室担当の久野高義教授を停職6ヵ月の懲戒処分にした。 2012年6月6日,神戸大学はまたしても、医学研究科において HINT インフルエンザウイルスの遺伝子組換え実験に関する不適切な取り扱い(大臣確認を受けず)が行われていたことが確認されたと文部科学省に報告し、6月8日に「厳重注意」を受けた。 2011年12月の電子メール告発により発覚したが、不適切実験は2009年4月から8月にかけて行われていたという、先の違反事件後の対応が不十分であったといわざるをえない。 このトピックを読み、私は、この事件に関与している技術者、研究者達の行動、選択はみな倫理に反しており、上記のような制裁が下ることは当然のことであると考える。
A.p.38-41の4章「専門職と組織人の倫理」を選んだ。 技術者には専門的能力に加え高い倫理が要求される。しかし技術者は、国家試験などをクリアした公認専門職ではないため、実務で能力を磨くことで専門技術者として認められてきた。大衆にはできない専門的業務を信頼のもと行っているということに対する責任感を持って行動しなければいけない。 このトピックを読み、資格の有無に関わらず、専門的な知識を持って大衆ができないことを、大衆の信頼のもとに行っているという事実を認識し、それに見合った行動をしなければいけないということを学んだ。 p.76,77の「品質管理部門の仕事」を選んだ。 品質管理の仕事は、お客様に満足してもらえる製品・サービスの品質を確保することを目的としている。 品質管理部門の仕事の範囲は、外注部門の品質管理、設計工程管理・変更管理、クレーム・トラブル管理、製造工程および作業管理、製品出荷検査、生産移行および初期流動管理、品質管理監査、ISO9001などに分類される。 このトピックを読み、製品が私たちの手元に届くまでに多くの人がより良い製品を作ることに尽力しているということがわかった。 p.16-24の「3知的財産とアイデアの発想」を選んだ。 人が創造する様々な知的財産は知的財産制度にによって法律で守られている。知的財産権には、特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権などがある。 特許権を取得するためには、特許出願から特許登録まで数多くの段階を経る。 また、だれでも簡単に利用しやすく人にやさしいデザインのことをユニバーサルデザイン、工業製品のデザインをIDという。 このトピックを読んで、アイデアの発想訓練があるということに驚いた。発想能力は個々が生まれ持ったものだと思い込んでいたため、様々な発想技法を通して発想力を磨くという行為が興味深かった。
A. フェロシロト不正処理事件について調べた。フェロシロトとは、石原産業(株)が開発した土壌埋め戻し剤や、工場からでる大量の廃硫酸を含む鉱石残渣を変性し製品化した赤土のような固形物であり、2003年9月には、三重県がフェロシロトをリサイクル製品に認定した。2001年からは近畿周辺でやく72万トンが使用された。 しかしその結果として、2003年には愛知県瀬戸市の下流の蛇ケ洞川の流水が、大雨のたびに赤茶色に変色し、放射線が析出され、2005年6月岐阜県では土壌から環境基準を超える有害な六価クロムが検出された。 調査の結果、申請外の工場廃液を混入して廃液処理費用を浮かせていたことや、県に提出するサンプルを別の試作品とすり替えていたことなどが明らかになり、2005年11月に県の問題検討委員会はフェロシロトが排液以外の混入の有無に拘わらず六価クロムを生成することが分かった。これは技術者なら分かったはずの問題点であったと指摘した。 排液物処理法違反で立憲され工場幹部や関係者が逮捕された。会社はフェロシロトを1t150円で売るあたり、業者に3000~4000円程度の運送費を支払っていた。このフェロシロトは産業廃棄物と判断された。 石原産業は489億円という巨額の撤去回収費を計上し、産業廃棄物処理法違反の罪で会社と工場幹部側が両罰の判決を受けた。技術者の元副工場長は2年の実刑判決を受けた。一方、株主代表訴訟により元工場長、元副工場長、および元社長を含めた関係者に総額485億円の賠償支払いを大阪地裁が命じ、その後大阪高裁で内容は非公開であるが減刑し和解が成立した。2015年3月までにすべてのフェロシロトの撤去は完了している。 私はこの事件の概要を知り、人体に有害である物質を生成することが分かっているにも拘わらず、廃液処理費用を浮かせるためなどの理由でその物質を使い続けることは、技術者としての倫理観が欠如していると感じた。また、社長のみならず様々な関係者が賠償金や実刑を受けるような結末を迎える前に、誰か止める人はいなかったのだろうかと疑問を感じた。このような事件を引き起こさないよう、技術者としての責任や倫理観を持った人を責任者にするべきだと感じた。
A.『書籍情報』 題目:技術者倫理を受講するにあたっての予習報告 著者:伊藤七瀬 提出日:2022年10月6日、19日 『要旨』 製造物責任と技術者を選んだ。中でもPL法について紹介する。 PL法とは製造物責任法のことであり、製品の欠陥による人への被害があった場合に被害者が製造者に損害賠償を求められる消費者保護のための法律である。 カネミ油事件やこんにゃくゼリー事件などとも関りの深いこの法は製造者の立場になりうる私たちも理解を深めなければいけないとともに、責任を伴うことが社会にでることであると感じました。 品質管理を選んだ。 品質管理とは製品、サービスの良さを保つために業務のレベルを維持、改善することである。そのために密接に関係するのはPDCAサイクルであり、Plan,Do,Check,Actionを回すことが品質管理を向上させると考えられている。 就職活動の際に品質管理部門があることは知っていたが、その細かい業務内容や部門として大きく置かれるほどの重要性について学びました。 工業技術基礎から3知的財産とアイデアの発送を選んだ。 生み出された発明やデザイン、著作物などは後世に継承していく価値があるとともに、その創造は他者から守られなければならない。この権利は知的財産権と呼ばれ、法律で守られている。 私たちが研究する上で読ませていただいている論文が著作物であったり、新たなる創造物や技術もまた、知的財産権によって守られる対象であったりと研究をする者として、またこれから社会にでて創造に携わるものとして知的財産は常についてくるものであり、理解を深める必要があると感じました。 『合格に値する根拠』 教科書を事前に用意し、予習を行った。 技術者倫理を学ぶ意義を様々な法律や方法などから見出すことが講義前にできた。
A.エキスポランド ジェットコースター事件 この事件ではジェットコースターの破損によってコースターの一部が脱線し乗っていた女性一人が欄干とコースターに挟まれ死亡したものです。設置のジェットコースター「風神雷神II」の「風神」の車体から車輪と関連する部品が外れて脱輪、乗客1名が死亡、複数名が負傷した。 この事故にて元取締役のAと元施設営業部長のBは業務上過失致死傷罪などに問われ、大阪地裁によって禁錮2年、執行猶予4年、罰金40万円(求刑禁錮2年、罰金50万円)の有罪判決を受けた。また、建築基準法違反に問われた法人としての同社には罰金40万円(求刑罰金50万円)、元技術課長のCには罰金20万円(求刑罰金30万円)が課せられた。裁判にて検察側は「定期検査で車軸を外して検査していれば事故は防げた。設置以来一度も交換していない車軸に傷があることを予想するのは可能だった」と指摘した。 この事件のページを読んで私は、このような管理可能なハザードの防止と日常に潜む危険性につい改めて考えさせられました。品質管理 品質管理は現代の工業を成り立たせるうえで欠かせないものである。 品質管理を怠ることにより単に消費者が損失を被るだけでなく不良品率、廃棄率が増大し企業側も利益を大きく減じる原因となる知的財産とアイデアの発想 知的財産制度は創作者が一定期間利益を独占できる権利を認め、保護する仕組みである。知的財産権には特許権、実用新案権、意匠権、といったものがあり特許庁の許可によりその著作権を得る。 知的財産とアイデアの発送は単に芸術分野や音楽分野といったわかりやすい著作権にとどまらず、科学者の発見や発想をも保護する分野の内容なので、我々が学んでおくことで将来の大きな利益になると考えられる。 キョウカショ等を購入して読んだ。
A.・教科書は準備しましたか? 【書誌情報】 報告書の題目:技術者倫理の予習報告 著者:田島宏倫 提出日:2022年10月14日 キーワード:技術者倫理,利益,義務,天秤, 【要旨】 人類は技術を行使することで繁栄し,高度な文明を築き上げてきた。人類の歴史は技術の歴史といっても過言ではないだろう。そんな長い歴史の中には,技術によって引き起こされた数多の失敗や事故が刻まれている。日本で起きた事件として,三菱自動車リコール隠し事件がある。これは自動車の部品の破損によるリコールを隠蔽し続けた結果引き起こされた凄惨な事件だ。技術者倫理が問われる事件は自動車など精密な機械に関するものだけでなく,赤福の消費期限偽装を代表とする食に関するものまで,幅広い分野で発生している。技術者は労働により対価を得る以上,個の利益,公の利益どちらを取るのかという苦悩にさらされることになる。また,自分が作り出した技術が思わぬ使い方をされる可能性もある。技術者となるにあたり,過去から学び,行動に責任を持ち,自分が作り上げた倫理の天秤に従って技術者として正しい選択をすることが重要となるだろう。 【合格に値する根拠】 本報告書は,技術者倫理の概要の把握,テキストの通覧,技術者倫理を問う種々の事件の把握,3つの設問への回答,テキスト以外の文献の追加調査時間を含め8時間を担保する内容である。この課題を通して,技術者倫理が問われるような事件の概要を知り,問題点を理解することで倫理的な判断を下す能力を養った。また,技術者倫理を取り巻く問題について考え,将来的に技術がこれからどうなるのか,またどう扱うべきかを考えた。これより,本学のディプロマ・ポリシーにおける「1.豊かな人間性と社会性」の(1),「2.幅広い教養と汎用的技能」の(2)に相当する学習を行ったといえる。よって,本報告書を成績評価報告書に提出する条件を満たしていると判断した。 https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/files/6516/2398/3624/2021_eng02.pdf
A.技術者による実践的工学倫理から、3章技術者と倫理の、日本の技術を選んだ。20世紀の日本は、アメリカで発明された技術を成熟した商業技術として普及させることで大きな貢献をしていた。これは、日本では研究資金が商品が売れた利益で多く賄われていることが影響しているという。何故ならば、アメリカでは研究費用が税金などから当てられているためである。 アメリカでは研究費が税金から惜しみなく出ているという点から、日本がこのような立ち位置に立つのは必然的なことだと感じた。むしろ、日本は研究資金というハンディキャップを逆手に取ることができていたのだと感じた。 工場のしくみから、「安全第一」が意味することというトピックを選んだ。 工場という危険が多い職場において、私たちが思っているより事故などのトラブルは少ない。これは、事故を起こさないようにするために、様々な工夫が凝らされている。この工夫は大きく分けて3つある。一つ目は、作業環境管理といい、危険な事を排除し、適正な作業環境を維持することである。2つ目は作業管理といい、作業者の安全を確保することである。3つ目は健康管理で、作業者の健康管理を適切に行うことである。この3つを徹底することで、工場で安全に仕事をすることができる。 以上のことから、工場という危険な場所を安全にするためには、徹底的な安全管理に対する努力があるのだということを改めて知ることができた。 工業技術基礎から、知的財産とアイデアの発想について紹介する。 まず、知的財産権とは、人々の創作意欲とその利益を守るための法律である。知的財産は大きく4つに分けられる。それは、特許権、実用新案権、意匠権、商標権である。この4つを産業財産権といい、特許庁に出願して審査を通れば得ることができる権利である。例えば、特許権であれば、出願した日から20年間保護される。 アイデアの発想は、私たちにもできることである。私たち自身の創作物を守るため、知的財産権については知っておくことが重要であると思う。
A.トピック 日本とアメリカにおける技術者の位置づけ アメリカは主にPEと博士が、日本は理学修士・工学修士が技術開発を行ってきた。PEはアメリカの専門技術者協会に所属しているが、日本には理工学会があるだけで、技術者協会はない。また、日本では規則や技術書に重きを置かないが、アメリカでは逆に膨大なマニュアルに基づいて行われる。大学院についての考え方も、日本とは違い、アメリカの大学院で修士卒はかなり特殊な例になる。このように大きく仕組みは違うが、環境や風土の差によっておこる違いなため、どちらが優れている・劣っているという考え方は間違っている。 感想 私はニュースなどで日本の博士課程進学が少ない!アメリカは博士まで出ている!というニュースをよく聞くため、日本の博士課程進学者の少なさは日本の課題だと考えていた。しかし、この教科書を通して、その考えは間違っており、環境・風土が違うのであれば大学院進学を取り巻く環境も違うのは当たり前であると感じた。 ニューストピックで納得せず、その原因を深掘りすることが大切であると感じた。 トピック 安全に対する配慮 製造業では、300人以上の事業所において「安全衛生管理体制」によって、労働管理体制の整備が義務づけられている。具体的には、有害要因を取り除き、適正な作業環境を確保する「作業環境管理」。作業に伴う有害要因の発生を防止し、作業者の安全を確保する「作業管理」。作業者の肉体的かつ精神的な健康状態を常に健全な状態に維持する「健康管理」などを行っている。また、細菌では非喫煙者への配慮、障害を有する方への配慮なども規定されるようになりました。グローバル化が進む中でも世界水準の安全管理が求められる。 感想 インターンシップで工場見学を行った際に、工場で働く人とは別に、作業をするわけでもなく、従業員を監視している人がいた。もしかするとその人が工場管理の責任者だったのかもしれない。次に工場見学などを行う際は、そういったところも注視して見てみたい。 トピック 3知的財産とアイデアの発送 人は様々なものを創造し、それを積み重ねてデザイン・著作物・アイデアなどを作り出してきた。しかし、それらを第三者に勝手に使用されると、最初に作り出した人の利益を守れない。そこで、創作者が一定期間その利益を独占できる権利を認め保護する仕組みを作った。それが知的財産を守る「知的財産権」である。 感想 知的財産権と聞くとどうしても難しいそうであるというイメージが先行してしまうが、これから新たなものを研究室で見つけ出す・作ろうとする者としては避けて通れないため、根気強く学んでいかなければいけないと感じた。
A.(社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人に目を通して、技術者による実践的工学理論を読んで、「工学理論」について明るいにした。 原発、食品、鉄道など巨大技術による災害は不特定多数に被害を及ぼす恐れがあるが、一般住民には技術の内容やリスクの程度が解らない。そこで公衆は技術を知る技術者に社会的責任の行使を求めた。技術者はこの公衆の声に従い、リスク回避や不正是正を実践し、公衆の健康・福利・安全確保を実現して公衆の納得を得る必要がある。技術者の倫理については、哲学的要素も含めた種々の解釈があるが、本書では技術者のこのような行動を「工学倫理」と呼ぶ。 松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版に目を通して、「イラスト図解 工場のしくみ」に通す、「品質管理」に関することを明るいに理解できた。品質管理は、工程管理、品質検査、品質改善の3つの取り組みを通じた管理ある。 3つの管理によって、工程の中で、品質がつくり込まれ、品質が確かなものであることを検査で検証し保証することである。 品質改善では、すべては事実に基づいて改善を行っている。 事実を裏付けるデータを収集し、分析して、評価するために、QC7つ道具などの統計的手法を使われる。 小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版に目を通して、「4事故防止と安全作業の心がまえ」についてお話したい。安全作業とは、安全衛生管理体制を確立し、職場における労働者の安全と健康を確保し快適な職場環境を形成し、安心して働くことのできる環境づくりと施策を展開する取り組みである。安全衛生の目的は、健康を保ち、危険がない中で、安心して働くことができるようにすることである。具体的には、災害防止と、健康維持である。災害防止は、仕事に関わる要因から、負傷などしないようにして安心して働くことができるようにすることで、それを目的として、その取り組みを労働安全と言う。 健康維持は、仕事に関わる要因から、病気などにかからないようにして健康を保ち、働くことができるようにすることで、それを目的として、その取り組みを労働衛生と言う。
A.小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版 作業を安全に行い事故を防止するためには、事前の準備が重要である。まずはきまりを事前に把握し、それに準じた服装を用意する。また、作業時に慌てることがないようにあらかじめ手順を記憶したり、作業をするにあたって気持ちを集中させるために、十分な睡眠をとり体調を整えておく。さらに、作業する部屋に事前に訪れ、消火器具や非常口の位置や使用する工具、材料、薬品の置く場所を把握しておく。 万一、事故が発生したときは、まず初めに大きな声で周囲に状況を知らせると同時に機械の運転を停止させる。負傷者が発生したら応急処置を行い、先生に指示を乞う。火災が発生したときは通報した後、消火にあたる。このように事故が発生したときは1人で解決しようとせず、ほかの人に知らせることが必要である。 実験作業の危険性を十分に理解し、事前の準備を行うことがいかに重要であるのか改めて認識することができた。また、どんなに準備をしても事故が起きる可能性があることを気に留めておき、いざというときに冷静に正確な対処ができるようにしようと思った。 近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人 技術者は資格の有無、独立しているか否かに関わらず、大衆の信頼を受けて専門的な職務を行っている。そのため、技術者は常に大衆に対して、専門職としての責任を負っている。 技術者が原因で公衆の安全、健康、福利に害が及ぶ事態が起きると、たちまち技術者の信頼は失われる。この信頼を回復することは大変難しく、ときには回復が不可能になる。これは技術が高度化し、大衆に理解されにくくなっていることが起因している。 このような理不尽とも言えるような環境においても、技術者は腐らず、自らの責任を自覚して行動しなければならい。そうすることで社会から技術者が尊敬されるようになり、この状況の打破につながるのだと感じた。 松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版 品質管理の品質には製品を含むあらゆるサービスがいかに顧客の要求にあっているかが求められている。 この「顧客の要求」とは、良いものを、より安く、必要な量を必要な時に納品し、安全に使うことができつことである。 これを満たすためにサービスの質に目を向けると同時に、仕事のやり方と仕組みにも注意を払う必要がある。 続いて管理とは、まず改善目標を設定し、次にその目標を実現するための計画を5W1Hにそって立てる。 計画を実行し、問題点があれば原因を突き止め対策をとり、最終的に目標を達成する。この一連の流れを管理という。 品質管理とは、ただ品質を管理するための作業としか認識していなかったが、2つの単語に分けてそれぞれの意味を深く知ることで、どのような作業の繰り返しにより、どこを目指しているのかを理解することができた。 また理解したことで品質管理の重要性を改めて認識することができた。
A.予習報告書にまとめた受講の準備状況に関しては、主に三つの観点のまとめのような感じでまとめた。 一つ目は、近畿化学協会、工学倫理研究会編著の技術者による実践的工学倫理第四版、化学同人を通し、トピックを一つ選択し、紹介しようと感じの内容であった。 そこで私は、第5章の倫理問題への対応から、国際的な舞台での取り組みというトピックスを選択した。その中でもインドネシア味の素事件と呼ばれる事件を紹介した。日本ではよく旨味調味料として使われる味の素だが、その支社が起こしてしまった事件だった。イスラム教の禁忌と言われる、豚由来の成分が混入してしまい、インドネシア全体、イスラム教信者のほとんどから怒りをかってしまう事件となった。 二つ目は、イラスト図解 工場の仕組みに目を通し、「品質管理」「安全」「環境」などに関するトピックを一つ紹介し、感想を述べる課題であった。 私は10-1の品質管理が目指すものと言うトピックスを選択した。このトピックスは品質管理を品質と管理の二つに分けることによって、品質管理についてより深く知ることができる。特に、品質という項目は顧客全体の評価によって決まるということを見て、自分たちがいくらいいものを作った、製造したとしても、その商品の評価を決めるのは消費者であるということがわかった。 三つ目は、工業技術基礎の2,3,4のトピックスの中から一つ紹介し、感想を述べるものであった。 私は、その中から、3.「知的財産とアイデアの発送」を選択した。この中から日本人が発明したカッターナイフというコーナーを見た。その発明者がカッターナイフの刃の作りを板チョコから生み出しているということを知り、そのような身近なところのヒントを拾い、商品に落とし込むということも重要であると思った。
A.今回は「海外での原子力発電所の大事故」を選んだ。 このトピックでは海外で起こった原子力発電所の事故の例が2つ取り上げられている。一つ目はアメリカで起こった事例で、人為ミスが重なって冷却水の量が低下し、原子炉内が空焚き状態となって炉心が溶解するという事故であった。この事故では原子炉本体は崩壊しなかったが、付近の建物などが汚染された。また、死者、負傷者はともになしとされているが詳細は不明となっている。二つ目はウクライナで起こった事例で、原子炉の出力が急上昇して暴走し水蒸気爆発を起こし、原子炉の建屋を吹き飛ばしたというものであった。この事故では、原発の北方300kmにわたる地域が大量の放射能に汚染され、現在も半径30kmの区域は居住禁止となっている。 今現在、日本でもエネルギー問題に直面しており、原子力発電所を再稼働させるかどうかで議論されている。原子力発電は化石燃料を使わない発電方法であり発電能力も再生可能エネルギーを用いた発電よりもはるかによいため今現在もっとも有力な発電方法となっているが、東日本大震災による事故により安全面における信用が失われてしまったため反対という声が多いこともまた事実である。しかし、自分の考えは、今現在の日本のエネルギー問題を解決するためにも、安全面に十分考慮したうえで再稼働させるべきであると考える。そのためにも、原子力発電所の安全面でのさらなる強化が重要になってくると思われる。
A.予習として各教科書を読み、その中で最も印象深かったトピックを紹介し、自分の考えをまとめた。 まず、「4. 事故防止と安全作業の心がまえ」を読んだ。ここには、安全装置を取り付けたり、作業着を着たりすること、点検を行うこと、事故が発生した時の対処など、実験や現場の作業中における事故防止に繋がるルールが書かれていた。 これを読んで、事故は自分で未然に防ぐことができるのだと分かった。不注意から来る事故が多く、それを事前に想定したうえで怒らないように努力することが大切だと考えた。また、これは実験中にも大切な心構えであるため、これを心に留めて実験を行おうと考えた。 次に、「品質管理が目的とすること」というトピックを読んだ。品質管理の目的は、「あらゆるサービスをよりよく、より安く、必要な時に安全に使えるように維持・改善する」ということである。また、品質には顧客の要求が必要不可欠であり、顧客の要求によって品質が変わる。 品質管理はあらかじめ決められた商品の基準を満たすものであると考えていたが、それだけでは不十分であるということが分かった。品質を向上させつつそれを実現するために必要な行動予定までが品質管理であり、何一つとして欠けてはいけないのだということが分かった。 最後に、「安全と安心は別物」というトピックを読んだ。これは、安心と安全は別物だという認識を持つ必要があるという内容だった。現在、安心・安全という言葉が出てきているが、技術者が安全だとしたり、世間が安心であるとしたりするだけでは不十分である。 今まで私は、安全と安心が違うということを知らず、安全とされていたら安心であると考えていた。これからは、安全や安心という言葉をうのみにせず、危険性を考えたうえで行動しようと考えた。
A.「技術者による実践的工学倫理第4版 先人の知恵と戦いから学ぶ」を購入し、1日1時間30分の読み込みを1週間、合計約10時間ほどの予習を行った。特に要所要所に記されている「事例ファイル」はとても興味深く、」また面白かったため発展的にインターネットで興味をひかれた事例について調べ、詳細な情報を読み込んだ。もともとそういった作業は苦ではない性格であるから適度に楽しむことができ、また息抜きにもなった。 一般的な倫理観ではなく、技術者として必要な倫理観を学ぶことができた。 現在専門的に履修している化学分野にかかわる工学倫理を学ぶとともに、専門外である環境問題・資源枯渇問題にかかわる工学倫理、知的財産権などの権利にかかわる工学倫理、バイオテクノロジーにかかわる工学倫理、情報技術にかかわる工学倫理などの軽く学ぶことができた。また、技術者と安全についての関わりやそれにかかわる法律を知ることができた。大学在学中である今は研究開発現場での安全について学んだことを生かし、技術者として就職してからは製造現場での安全(5M,MAN人的要因,Machine機械的要因,Material素材的要因,Method作業方法的要因,Management管理方法的要因)を考慮しながら一人前の技術者を目指したい。 また、東日本大震災を沿岸部で経験したものとしてリスク評価と工学倫理についての項目にあった「事例研究Ⅱ・2・3東日本大震災と原子力発電所p122」は事例研究の中でも特に興味深かった。東日本大震災での被害は免れたものの故郷の近くにも原子力発電所があるため安全管理や対応をしっかりとしてもらいたい。
A.「製造物責任と技術者」というトピックを選んだ。ここでは主にPL法について述べられている。PL法とは製造物責任法のことであり、製品の欠陥による人への被害があった場合に被害者が製造者に損害賠償を求められる消費者保護を目的とした法律である。しかし、消費量の保護を目的としてるとはいえ、全て技術者の責任だと言っているわけではなく、謂わば消費者と技術者の責任範囲を規定した法律である。 PL法では消費者が、欠陥が原因で損害を被ったことさえ立証できれば製造側に損害賠償を請求できる。欠陥があれば故意・過失がなくても責任を負うという意味で「無過失責任」ともいわれるが、欠陥がなければ責任を問うことはできない。また、損害賠償請求であるため、損害、製品の欠陥、損害と欠陥の因果関係の立証責任は原告、つまり消費者側にある。 PL法に関して重要なのは、製造者と消費者双方が製品の安全に対する意識が向上したという点である。PL法制定後取扱説明書の警告表示が増えて行き過ぎとも捉えられるが、警告表示を含む消費者教育が、消費者にも「危険なものを安全に使いこなす」という意識を広めるのに貢献したことは確かである。 私がこのトピックを読んで興味を持ったのは、製造物責任の話で引き合いに出されるという逸話である。かわいがっていた猫が雨に濡れて帰ってきたから、風邪をひかないように乾かそうと電子レンジでチンしたら死んでしまったため、メーカーの警告表示不足であると訴訟を起こしたという話である。PL法を説明するための作り話らしいが、PL法を理解する上でとても分かりやすい例えだと思った。傍から見れば、製造者側の責任ではないと思うようなことでも損害賠償を請求できるという事実が製造者側の安全意識を向上させ、普段よく使うものでも使い方によっては危険にさらされることがあるという事実が消費者側の安全意識を向上させていると感じた。
A.「書誌情報」予習報告書 著者:安孫子恵多朗 提出日:1月31日 キーワード:予習 「要旨」実験廃液について紹介する。 廃液を種類別に廃液用の容器に捨てなければならない。しかし、廃液をこぼしてしまい、廃液が排水溝へと流れてしまった。一人は主任へと報告し、もう一人のベテランは自分の事情により報告を怠った。 これにより、報告を怠った方は田んぼに流れ込んでしまった。大事にはならなかったものの、新聞やテレビニュースで報道されることとなった。 このトピックを読んで、しっかりと報告することが必要であることを感じた。自分勝手に大丈夫と思っているとよくない方向に行くのでしっかりと報告することが大切だと思った。 品質管理について紹介する。 品質管理の仕事は、お客様に満足してもらえる製品、サービスの品質を確保することである。 品質管理部門の仕事の範囲としては、様々ある。 外注部品の品質管理、設計工程管理、変更管理、クレーム、トラブル管理、製造工程および作業管理、製品出荷検査、生産移行および初期流動管理、品質管理監査、ISO9001などがある。 これらを知って、品質管理一つに関しても様々あろことを知り、驚きを持った。 人と技術の歩みについて紹介する。18世紀後半にイギリスで起きた産業革命以降、それぞれ時代に特徴的な技術革新を経て、社会が発展してきた。今後は第4次産業革命が到来するといわれている。これまでの高度経済成長や工業技術の進歩が、国民生活に豊かさをもたらした一方で、大量の生産物やエネルギーを消費することになり、世界規模でみると地球環境の破壊や資源の減少という問題も生じている。今後の経済発展においては、環境尾にも配慮し、持続可能な社会を構築していく必要がある。 このことから、利益だけを求めてはいけないのではないかと考えた。環境について将来のことを考えなければ世界規模で問題が発生してしまうということが分かった。 「合格に値する根拠」 教科書を読み込む時間で3.5時間、実際に記入する時間で3.5時間、確認で1時間を要した。
A.教科書p66事例研究について紹介を行う。扱う事例では技術者が起こした問題などにおいて、どのような人物が、どのように考え、どのように行動したかが詳細に描かれている。その描写をもとに、その事例は何が原因となって起きてしまったのか、自分が当事者の立場になった時どうすれば良かったのかを考えることで、技術者としての倫理を学ぶことができる。 実際に起きた事例の研究としてチャレンジャー事故の詳細が掲載されている。チャレンジャー号は7人の宇宙飛行士と、初の民間人宇宙飛行士を乗せて宇宙へと飛び立ったが、発射から約1分後爆発し、計8人の命と莫大な開発費がかけられたロケットが失われた。この大事故の直接的な原因はのちに、ガラス転移温度以下でゴム製のOリングが弾性を失ったことによる燃焼ガスの漏出であることが分かっている。 ロケットの打ち上げ前に製造担当の技術者も発射日の天気予報からこのような事故の可能性を上司に報告していたのだという。しかし、NASA経営陣は当時の財政難や幾度もの延期から、技術者の意見を押しのけてロケット打ち上げを強く迫った。製造会社側は最終的な意向を幹部だけの投票で決定したが、この際にゼネラルマネージャーが経営的判断を下す必要があると他の幹部に詰め寄り、全員一致でロケットの打ち上げが決定した。 私がこの事例において末端の技術者であったとしてどうすれば事故を防げたかを考えると、ガラス転移温度近辺で起こるOリングに使われたゴムの物性の変化とその変化による影響を示した資料を技術者以外にも理解できるように示す必要があると考えた。
A. 報告書の題目は、一つ目が(社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人。二つ目が松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版。三つ目が小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版である。提出日は2022年の10月14日である。気ワードは「安全」である。 (社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人からはチャレンジャー事故についてのトピックを取り上げて紹介した。昔の事故の背景から、安全を理解したうえでなぜ事故が起きてしまうのかを理解できた。松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ、日本実業出版からは「安全」について紹介した。工場などで行われている安全整備、労働においての法整備など、安全に向けて行われている対策を理解できた。小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版からは「4 事故防止と安全作業の心がまえ」についてのトピックを選び、紹介した。事故防止や安全に作業を行う上で大事なことを理解できた。 教科書の購入に1時間、教科書を読むのに5時間、課題への取り組みで2時間の合計8時間になった。予習課題から得たものは、チャレンジャー事故からは安全とは口で言うほど簡単ではなく、事故の背景にはその企業などの状況も関係してくると思った。「安全」について調べると、まだまだ工場や企業などで安全の整備は完全ではなく、今後も「安全」はキーワードになってくると感じた。事故防止と安全作業のためにはひとりひとりの意識が大事になってくると感じた。
A.授業を学ぶ前になぜ技術者倫理を学ぶのかを考え、技術者として安全に行動するためには何が必要になってくるのかを教科書を通して考えた。社会では技術や技術者を規制する各種の法規があり、専門分野に応じて必要なものを別途学習する必要がある。また技術者はその法規基づいて忠実に職務を果たす必要があり、独りよがりで突っ走ることは大きな事故や災害につながる。技術者に求められる素養としては、専門とする技術についての知識・能力、技術が社会におよぼす影響とその制御、関連する法規についての知識、社会の議論についての理解必要である。また専門技術者は常に最新の知識・情報をもつように努力しなければならない。 品質管理については、まず品質とはJISの定義では「品質またはサービスが使用目的を満たしているかどうか決定するための固有の性質・性能の全体」であり、品質やサービスの良さを示すものである。現在では規格に合っているだけでなく顧客の要求に合っているかも重要になっており、良いものを安く必要な量を必要な時に納品し安全に使うことができる必要がある。 工業製品は同じものを大量生産することが多いので、どの製品も同じになるようにするにはしっかりとした計画とその実行と改善が重要であると思った。 また事故防止と安全作業の心がまえを読んで、工業学習では初めて経験することが多いため、事故や怪我が発生する可能性があるので事故防止に努めながら慎重に作業することが最も大切である。また工場現場においても安全第一を標語としてかかげており、生産能率よりも安全性を優先させ、労働災害の防止に努めながら労働時間を厳守して生産活動にあたる必要がある。事故の原因として安全を無視して利益や生産効率を優先させてしまう事例があるが、事故を起こすことによりかえって大きな損失につながる可能性もある。事故防止のために服装や作業などでの決まりを守り、実験・実習室では整理、整頓、清掃、点検を忘れずに行う必要がある。また、怪我や事故が起こってしまった場合も被害を最小にいおさえるために速やかに指示に従って行動する必要がある。
A.技術者による実践的工学倫理第4版 、イラスト図解 工場のしくみ、工業技術基礎の3つの教科書を購入し、予習報告書の内容をもとに予習を行った。工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚をもつことにある。そのうえで、今世紀まで日本ではこういった内容を扱う大学はほとんどなく、それによって引き起こされたと考えられる様々な事故について簡単に記されていた。私はこの部分を読みながら、スマートフォン一つにしても悪用するば大きな被害を産むことができる時代であるからこそ、これまで学んできたこと、これから研究室で身に着けていくであろう経験や知識、こういった一つ一つをどのように扱っていくのかに気を付けていきたいと思った。品質管理における品質とは顧客主体で生まれるものであり、これを管理していくにあたってPDCAサイクルの手法で行われている。品質管理は「製品を含むあらゆるサービスを、顧客の望む“良いものを、より安く、必要な時に、安全に使えるように”PDCAサイクルを回し、製品と仕事のやり方を総合的に維持し・改善する活動」を目指している。私はこの部分を読みながら、大学生活を終えれば社会に出たときに、直接かかわるような業種でなかったとしても、この知識・意識があるのかは重要であるなと感じました。人類は生活の豊かさを求め、石炭や石油、天然ガスなど様々なものをエネルギーとして大量に利用してきた。半世紀、1世紀と時間が経つにつれ、オゾン層破壊、地球温暖化、酸性雨など地球規模の環境問題として現れてくるようになった。人類の共有財産である地球環境を保全していくために、新エネルギーの開発や省エネルギー・資源サイクル型へのシフトが必要であり、そのための技術を模索していくことが重要である。私はこの部分を読みながら、自分個人としてできること、ごみの削減や3Rの実践、省エネルギーなどを意識して行うことはもちろんながら、工学に興味を持つものとして、これから社会に出ていくにあたって環境に対して何かできないかということを強く思いました。
A.書誌情報 報告書の題目:予習報告書 著者:大内 里菜 提出日:2023/02/02 キーワード:遺伝子組換 要旨 「遺伝子組換え技術」をトピックとして選んだ。遺伝子組換え(GM:Genetic Modification)という革新的な技術は1970年代に登場した。初めは菌、植物、下等動物などを対象に研究が行われていたが、やがて高等動物も対象とされるようになった。遺伝子組換えに係る研究、商品化、流通などは厳重な規制と管理のもとに行われており、カルタヘナ法により規制されている。2005年時点で計28か国がGM作物を栽培していた。しかし日本はGM作物の輸入はしているものの、栽培に対しては慎重な姿勢を保っている。最近はゲノム編集を利用した作物の改良研究が盛んになっている。ゲノム編集は遺伝子に直接作用する遺伝子組換えとは異なり、環境を変えて変異を誘発するだけであるため、消費者の抵抗感が少ないのではないかと期待されている。 根拠 テキスト「技術者による実践的工学倫理」の194ページを参照し、報告書を作成した。天然物ではないGM作物を食べて、もし体に何かしらの害が生じたら怖いと思っていたので、こういった作物に対しては抵抗感が強くあった。しかし今回GM作物について調べたところ、日本では食品又は飼料としての安全性、生物多様性への影響について問題がないと判断されたGM農作物のみが流通しているということが分かったので、今後はスーパーなどで見つけたら食べてみようと思った。
A. 私は受講前にすべての教科書等を準備し、予習課題を行った。 まず、「(社) 近畿化学協会 工学倫理研究会編者,技術者による実践的工学倫理第4版,化学同人」の予習ではテキストⅢ部1章のバイオテクノロジーと工学倫理のトピックを選び、紹介した。このトピックでは遺伝子組み換え技術・クローン技術・万能細胞の3点に関する内容の記載があった。まず、遺伝子組み換えは食糧問題を解決に近づけた一方で、デザイナーズベイビー等の遺伝子組み換え技術を人に活用することは倫理問題から基本的には許可されていない。次にクローン技術は成功率やコスト面に問題があるため、商業的にあまり広がっておらず、日本ではクローン技術が人に使用されることは倫理的な面から法律によって規制されている。最後に、万能細胞はES細胞やiPS細胞のことを示しており、人のES細胞を使用する場合、倫理的な問題が発生していて、iPS細胞の技術が開発されてから、倫理的問題は小さくなったものの、コストの問題が生じている。 以上より、バイオテクノロジーは便利な技術であるが、その一方で禁忌に触れやすい技術であると感じた。 次に「松林光男 渡部弘,イラスト図解 工場のしくみ,日本実業出版社」からp126?127の「5S運動 と3S運動」を紹介した。まず、5S運動とは工場にとって必要不可欠である「整理、整頓、清掃、清潔、躾」の5つの活動の標語である。また、3S運動とは合理化推進運動のことであり、「単純化、標準化、専門家」のそれぞれの英語の頭文字をとってつけられた運動の名前である。これらの運動を行うことで、製造現場は安全かつ効率的な作業を見込め、QODに貢献することができる。 最後に「小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版」に目を通し、「4.事故防止と安全作業の心がまえ」を選んで説明した。工場での作業は常に危険と隣り合わせであり、安全第一の標語を掲げ、作業をしている。作業する上で大切なことは「きまりを守ること」「作業するに適した正しい服装をすること」「作業には集中して真剣に取り組むこと」「実験・実習室は常に清潔に保ち、整理整頓・点検を行うこと」「作業中における安全」「ほかの作業者の安全に配慮すること」「万が一事故が発生した場合、適した対処を素早く行うこと」の7つである。 以上より、技術者はもちろんのこと実際に現場で作業する技能者に関しても正しい判断能力と知識を身に着けておくことが大切であると感じた。
A. ""「安全第一」が意味すること""というトピックを選びました。このトピックでは、事故が多いイメージのある工場で、長い間事故を起こさずにいられる理由について紹介していました。その理由は、労働安全衛生法の第3章「安全衛生管理体制」に基づいて、安全で働きやすい職場づくりのため、作業環境管理、作業管理、健康管理を行っているからということでした。重大な事故が起こりえる現場で、事故を未然に防ぐための対策がなされることはとても重要なことだと思います。これからも、時代に合わせて最善の対策ができるように考え続けることが大切だと思いました。 「4事故防止と安全作業の心がまえ」というトピックを選びました。 安全に作業を行うためには、「きまり」を守ること、正しい服装をすること、気持ちを集中させること、整理・整頓・点検に努めることが大事であるという内容でした。また、共同作業ではほかの作業者の安全にも配慮すること、また、万一事故が発生した時は、状況を冷静に判断し、適切な処置をすることが大切であるということも述べられていました。実験室には、使い方を誤ると大けがをしてしまう機器や、使い方に気を付けなければならない薬品などがたくさんあります。研究室に配属され、実験をする機会も増えてきたので、今まで以上に安全に気を付けて作業をしていかなければならないと改めて感じました。 「環境・資源問題」というトピックを選びました。人減活動が拡大し、工学が発展していくにつれて、環境がどんどん破壊され、資源の有効活用や再利用、新エネルギー開発などの課題が生まれているという内容でした。地球にある限りある資源をどう有効活用していくか、環境破壊をできるだけ小さくするにはどうすればよいのか考えることを、私たち人間はしていかなければならないと感じました。
A.・技術と環境について考えられること 2人と技術と環境 私は、人間社会の?栄というものは人と技術と環境、その3つすべてが絶妙なバランスを取ることで得られるものなのだと考える。 人は害獣などの天敵や自然災害から身を守るために技術を生み出し発展させ、それと同時に自分たちの日ごろの糧や住処を得るために環境を利用してきました。そうして形成された社会の中でさらなる発展を遂げるために、つまりさらなる技術の進歩と環境の保護をするために今度は人を教育・育成しなければならないのだと考える。 そのため、昨今話題になっているSDGsは今以上に真摯に受け止め、様々なゴールに到達するための努力を惜しまない義務のようなものが私達にはあるのではないかと考えた。 ・防ぐことのできた事故の具体例の調査 私はp10のエキスポランド・ジェットコースター事故を選んだ。 この事故は2007年5月5日、大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」でジェットコースターが脱線して、1人が死亡、19人が重軽傷を負った事故である。 この事故は探傷検査がまだ行われていない状態で稼働し、ナットが緩んでいた可能性に気づけなかったことが原因と考えられる。 エキスポランドは規定に基づいた回数の検査を行っていたため、この事故は不運だったと考えることもできるが、安全性は可能な限り早く証明することが大切だと考えられるのでできるだけ早めの行動を心掛けることが求められると感じた。 ・安全第一の意味について 私はp124の「安全第一」が意味することを取り上げる。 私は安全とは事前に事故等を防ぐために対策を施すことのみを指していると考えていたが、実際は事故が起きた際に被害の拡大を防ぐことも安全を考慮した取り組みであることを知った。 具体例として薬品をかぶってしまった際に使われる緊急用シャワーや、けが人を運ぶ際に使われるたんかなどが挙げられる。 事前に事故を防ぐ作業服などの対策を準備した上で事故が起きてからの対策を徹底することが安全第一の考え方であると感じた。
A.予習報告:「技術者による実践的工学倫理」の予習 著者:伊藤一真 提出日:10月19日 キーワード:利益と信用 要旨:私は、フォードピント事件について紹介し、感想を述べる。 フォードピント事件は、公衆の安全・健康・福利よりも自社の利益を優先したために起きてしまった事件である。フォード社はピントという低価格計量乗用車を開発したが、外部からの圧力によりかなりの短期間で開発したため、その設計に大きな問題を抱えたまま完成した。ある技術を施すとその問題を改善することができるのだが、それにかかる費用よりも事故車への補償金を払っていった方が後に利益が生まれるとし、欠陥を持った状態のピントをそのまま販売してしまった。結果、ピントの事故が相次ぐとともに開発における一連の流れが明るみになり、フォード社は多額の懲罰的賠償を求められることとなった。 私はこの記事を読んで、目先の利益に飛びついてしまうと今の情報社会ではそれが大きく問題になると取り返しがつかなくなると感じた。技術者が開発するのは当然利益を生むためでもあるが、それには人命や人々の信用があってこそ成り立つものであると理解し、それを例外なく尊重しなければならないと改めて感じた。 合格に値する根拠:今回用意した参考書を読み、私はフォードピント事件をはじめとした様々な事件を知った。また、その事件の引き金となるものの多さを感じた。目先の利益に飛びついたり、周りの信頼を取ろうとしたり、自らの保身に走ったりなど、理由はさまざまであるがこの参考書に載っているほとんどの事件が取り返しのできない犠牲を生んでしまっている。私は技術者として、常にその責任と役割を確認しながら仕事をしていこうと思った。
A.【書誌情報】 報告書の題目:予習報告書 著者:小泉花夏 提出日:2022年10月6日 キーワード:予習報告 【要旨】 授業開始以前に指定された教科書3冊を購入し、読み、内容を理解しました。また、3冊の教科書の内容についてそれぞれ興味がある個所を取り上げ、300字以上でまとめ、Webclassで提出しました。 【合格に値する根拠】 教科書を3冊手に入れ、内容を理解した点については履修意欲を評価していただきたいです。また、3冊それぞれについて興味のある内容を取り上げ、まとめました。1冊目は、フォード・ピント事件を取りあげました。フォード・ピント事件は車の欠陥をわかっていながら車を販売、その結果多くの事故が起きた事件です。2冊目は、循環型社会と省エネルギー型社会の実現について取り上げました。内容は資源や3Rについてです。3冊目は、安全第一が意味することについて取り上げました。よく耳にする「安全第一」という言葉ですが、しっかりと定められた管理体制についてまとめました。内容理解に1冊2.5時間、内容のまとめで1.5時間でトータル9時間の予習を行いました。すべてを1日で行ったわけではありませんが、予習時間としては十分だと考えます。またそれぞれについて300字以上の内容のまとめを記載しました。教科書を理解してから授業に臨んだため先生の話にもいつも以上に興味がわき、意欲的に授業に取り組むことができました。
A.全ての教科書を用意した。以下に内容をまとめる。 安全第一が意味することというトピックを選んだ。 ここで、健康管理も安全第一に繋がるということを学んだ。作業者の健全な状態を維持することで、健康障害を未然に防止するということにとても納得した。不注意から事故に繋がることもあるし、気をつけていきたいと思った。 食の安全と偽装問題というトピックを選んだ。 ここでは、近年怒っている食の安全を脅かす事件が載っていた。 ニュースでも食中毒や異物混入の事件などもよく目にすることがある。 確認作業を丁寧に行うこと、一人一人が責任をもって作業することがとても大切だと感じた。 「4事故防止と安全作業の心がまえ」から、安全作業には、必ず作業に適した正しい服装をするのトピックを選んだ。 実験を行っていても、白衣と防護メガネを着用するが、薬品がこぼれたり飛んだりすることがあり、肌が出ていたり、燃えやすい服を着ていると、危ないなと感じることがあった。正しい服装をすることは、とても大切だと感じた。 これらの教科書を読むことで、自身の安全に対する知識や、考え方を改めることが出来た。今まで考えてこなかった安全についても、しっかり細かいところまで意識して危険を犯すことの無い立派な技術者になっていきたいと感じた。技術者になるにあたって安全は1番と言っていいほど大切であり、誰もが理解し考え作業をしなくてはならないものであると知った。
A.: (社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人に目を通して、技術者による実践的工学理論を読んで、「工学理論」について明るいにした。 原発、食品、鉄道など巨大技術による災害は不特定多数に被害を及ぼす恐れがあるが、一般住民には技術の内容やリスクの程度が解らない。そこで公衆は技術を知る技術者に社会的責任の行使を求めた。技術者はこの公衆の声に従い、リスク回避や不正是正を実践し、公衆の健康・福利・安全確保を実現して公衆の納得を得る必要がある。技術者の倫理については、哲学的要素も含めた種々の解釈があるが、本書では技術者のこのような : 松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版に目を通して、「イラスト図解 工場のしくみ」に通す、「品質管理」に関することを明るいに理解できた。品質管理は、工程管理、品質検査、品質改善の3つの取り組みを通じた管理ある。 3つの管理によって、工程の中で、品質がつくり込まれ、品質が確かなものであることを検査で検証し保証することである。 品質改善では、すべては事実に基づいて改善を行っている。 事実を裏付けるデータを収集し、分析して、評価するために、QC7つ道具などの統計的手法を使われる。 : 小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版に目を通して、「4事故防止と安全作業の心がまえ」についてお話したい。安全作業とは、安全衛生管理体制を確立し、職場における労働者の安全と健康を確保し快適な職場環境を形成し、安心して働くことのできる環境づくりと施策を展開する取り組みである。安全衛生の目的は、健康を保ち、危険がない中で、安心して働くことができるようにすることである。具体的には、災害防止と、健康維持である。災害防止は、仕事に関わる要因から、負傷などしないようにして安心して働くことができるようにすることで、それを目的として、その取り組みを労働安全と言う。 健康維持は、仕事に関わる要因から、病気などにかからないようにして健康を保ち、働くことができるようにすることで、それを目的として、その取り組みを労働衛生と言う。
A.予習報告について 三冊の教科書について以下のように予習を行った。 1冊目は、授業でも行った、オウム真理教関係について予習をしていた。 オウム真理教のように故意に危害を加えるために技術を行使した場合は技術者個人の判断が問われると学んだ。あるものを作成できるだけの技術を持ちながら間違った方向に利用しているはとても残念なことだと思う。そのために技術者倫理を学んで正しい方向にその知識を向けられたらいいと思った。 2冊目は、品質管理について予習していた。 品質管理について、顧客の要求する品質を提供するという目的があることを学んだ。この品質とは良いものを安く、必要な時に納品し安全に使うことができるということである。これを達成するためにも技術が必要であり、またDoのところでは教育・訓練する、という項目もあった。つまり、技術者倫理をもって教育と訓練をすることが大切といえると考えた。 3冊目は、「2.人と技術と環境について」というテーマについて予習していた。 私たちが社会生活を満足に送るために様々な産業が存在することを知った。特に当たり前に使っている電気やガスなども電気・ガス業が存在し発電所や供給所で働いている人がいて整備をしてくれている人がいるというのを再認識した。 またPL法というのは消費者のため法律であり、生産物によって命を脅かされないことの保証のための法律である。 このように様々な産業の生産者と消費者は法律をもってバランスをとりながら生活しているということを再認識した。
A.・予習報告書、林優大朗、個人の取り組みにつき以下略。 ・要旨 以下に要旨を示す。 安全について、p124~の安全第一が意味することというトピックでは、安全に対する配慮として、作業環境管理、作業管理、そして、健康管理という三つの項目ごとに記述されていた。なかでも安全のための装備、いざという時の備えや、ロックアウトとダグアウトについてはイラスト付きで記述されており、それぞれの重要性が伝わってきた。リスク評価についてリスクの大きさは式かされており、被害規模と発生確率から導き出される。また海外での原子力発電所の大事故の事例からもよくわかるようにリスク管理等の重要性を強く感じた。 4事故防止と安全作業の心がまえを選択した。 事故防止と安全作業について、安全第一標語を掲げ、それぞれの事故防止等の心構えとされており。決まりを守ること、適した服装や清掃、整理、整頓、点検につとめることや、共同作業では、他の作業者の安全にも配慮することが重要であることが述べられていた。また、万が一の時の対処も記述されており、事故防止や安全作業ということのなかにも3S活動やハインリッヒの法則などといった法則などが存在することに驚かされた。 ・合格に値する根拠 教科書を購入し、実際にそれぞれの教科書に目を通し、題材を選択した。その後それについて言及し、考えを以上のように示した。 そのため、予習報告書、基、予習の活動を行ったと私は確信している。
A.【書誌情報】 報告書の題目:予習報告書 著者:杉山晴哉 提出日:2023年2月8日 キーワード: 倫理違反、品質管理、環境 【要旨】 (社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人、松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版、小林一也, 工業技術基礎,実教出版 の3冊を授業以前に入手し、これを読み、予習を行った。嘘は泥棒の始まりというトピックでは理化学研究所のSTAP細胞の件を例に倫理違反について考えた。今後研究室での実験において自分でも起こしてしまう可能性がある点で、捏造や改ざんを行わず、正確な結果を記録し発表しなければならないと改めて感じた。品質管理に関するトピックではISOについての紹介がされていた。世界共通のルールを設けることで企業が一丸となって共通の目標を達成するための行動が明確化され、業務が円滑に行われるという点でこの企画について必要なものであると考えた。人と技術と環境というトピックでは人間が進歩していったことにより発生した環境問題を解決するための法が記載されている。技術者は環境、エネルギー問題について考えるとともに高い倫理観を持つことが必要とされる。ここではAIの時代となっても倫理観を持った判断を下すことは代替されようがないことなのではないかと考え、このような判断に付加価値が生まれるのではないかと考えた。 【合格に値する根拠】 上記の3冊を事前に入手し、これらすべてを読み、理解、考察した点で合格に値すると考える。これを通して、技術者倫理の重要性について理解した。我々が直面している問題と向き合うためにも今後、事故を起こさないためにも、明確な法律があることを理解し、法律で補えない部分は正しい倫理観をもって行動、実験を行う必要があることを理解した。また、これらから、倫理的に正しい行動を行えるようになったのではないかと考える。以上の点で合格に値すると考える。
A.(社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人に目を通し、トピックをひとつ選んで紹介し、感想を述べる。 トピック 国際的な舞台での取り組み (p.48-51) 国や地域で価値観や倫理観が異なることが起因となる問題はしばしば起こる。先進国の基準が発展途上国では認可されず、また逆のケースも問題となっている。自国における倫理基準で対応することが原則とされるが、相手国のあらゆる事情を十分に把握する必要がある。しかし、相手国の事情や、グローバルスタンダードだけで片付けられる話ではない。そもそもグローバルスタンダードは存在しないが、日本の技術者の間でもアメリカの技術者資格を取得する動きが増えてきた。 一国民として他国から輸入してきたものについては入念に、どこか閉鎖的に見てしまう節がある。逆に、他国へ輸出するものが受け入れられないと納得できないという考えもまた混在している。他国の基準にすべて準拠してしまえば、自国のクオリティが損なわれる可能性がある。これは輸出される側もする側にも内在する問題であるため、受け入れる側も柔軟に譲歩できる点は譲歩するといった姿勢を持つことも重要であると感じた。 松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版に目を通し、「品質管理」、「安全」、「環境」などに関連するトピックをひとつ選んで紹介し、感想を述べる。 トピック ISOは世界共通のルール(p.150-p.151) ISOとは規格に関する国際的な標準であり、世界共通であるため、企業がそれぞれ規格で争う必要がなくなるため、製造側・消費者側それぞれにメリットがある。製造業にとっては品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001、および組織体の環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001が重要である。製造業がISO9001の認証を取得するためには、次の2点に注意する必要がある。現場の流れとISOの要求事項との整合性を図ること。自社における教育・訓練の目的を明確にし、教育訓練計画及び内容を検討すること。 企業のホームページなどを見ているとISO-取得といった文言が多々見られるが、どのような利点があるか、どのような過程で取られるかは十分に説明できなかった。また、企業が取得することに利益があっても消費者に利益があるとは考えたことがなかった。しかし、前述のグローバルスタンダードとの関連性はいまいちわからなかった。世界共通のルールといっても実際にどこまでの市場で効力があるか、個人的には「世界共通」という点ではあまり信用できないと感じた。
A.技術者倫理の教科書である「技術者による実践的工学倫理」というものを準備した。 教科書の内容を読み課題に取り組んだ。以下に課題について行ったことを示す。 教科書P.14-15の安全と安心は別物というトピックを選んだ。安全と安心はセットで使われているイメージを持っていたが、言葉の意味の違いをあまり理解していなかった。しかし、このトピックを読み、安全と安心の違いについて理解することができた。また、技術者が安全だと考えていても、必ずしも世間からの評価が安心であるとは限らないと知ることができた。 4.事故防止と安全作業の心がまえというトピックを選んだ。事故を防止するためには、いつもと同じ作業だから大丈夫などと過信しないことが大切であると学ぶことができた。また、事故の防止や安全に作業を行うためには、きまりを守ること、作業に適した服装を着用するなど当たり前のことをしっかり行うことが非常に重要であると学ぶことができた。 教科書P.76-77の品質管理部門の仕事についてのトピックを選んだ。品質管理の仕事は、製品の品質を維持するために検査を行う仕事であることを理解することができました。また、製品に異常が生じた際には、各部門と連携を取って、速やかに原因を特定していることも知り、仕事を行う上でコミュニケーションは非常に大切であると学ぶことができました。 以上の3点を取り上げ、調べて学んだことを記載しました。
A.教科書 「(社)近畿科学協会 工学倫理研究会 編著,技術者による実践的工学倫理第4版,化学同人」 選択したトピック 「工学倫理をはじめるにあたって」の「工学倫理とは」 内容 工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚をもつことにある。私は将来技術者になるため知識を付けなければならない。知識がないのに技術者を名乗ると倫理違反になるためである。 教科書 「小林一也,工業技術者倫理、実教出版」 選択したトピック 「2人と技術と環境」「3知的財産とアイデアの発送」「4事故防止と安全作業の心構え」から、2 人と技術と環境」の「社会生活と産業」から「産業構造と就業構造」 内容 日本の労働力人口は約6617万人であり、総人口に占める割合は約51.9%である。そして第三次産業が一番多くを占めている。私は産業の根幹にある第一次産業が一番少ない割合なことに驚いた。第一次産業がなくなれば、その他の産業もなくなってしまうと思った。 教科書 「松林光男/渡部弘 著,イラスト図解 工場の仕組み,日本実業出版」 選択したトピック 「品質管理」、「安全」、「環境」から、「品質管理が目的とすること」の「品質は顧客全体で生まれるもの」 内容 まず品質とはJISの定義によると「品質またはサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための固有の性質、性能全体」となっているが時代とともに変化してきている。これからは製品だけでなくそれらを含むあらゆるサービスが顧客の要求に合っているかが大切なのである。確かにこの情報化社会にはありとあらゆるサービスがあると思う。この時代になって顧客のニッチなサービスにも適用できるようになった反面、顧客の要望に応えるようより新しいサービスを考えなければいけない大変さがあるのではないかと考えた。
A. 私は技術者倫理の履修確定前に山形大学工学部の生協にてしていされたテキストである「技術者による実践的高額倫理」の教科書を購入し予習を行いました。 そこでテキストを購入するだけで済まさずにテキスト全体にしっかりと目を通すことで技術者倫理の授業においてどのような内容の講義が行われ、そして学んでいくのかを理解することに勉めあげました。 まず初めに技術者と研究者の違いについて理解を深めました。 そこで技術者がモノづくりに携わる人々のことということを知った後は、エンジニアとしてのモラルについての知識を仕入れました。 ここでは日本プロフェッショナルエンジニアリング協会のエンジニアの信条として以下の条文があることを知りました。 ・最大限の努力を払います。 ・誠実な仕事にのみ参画します。 ・人間が守るべき普遍的原則、及び専門家としての最高の規範に従う生き方をし、糧を得ます。 ・金銭を得ることよりも奉仕の精神を優先させ、または個人的利益よりも専門家としての名誉と立場を優先させ、さらに公共の福祉を全てに優先させます。 このあとはここで学んだことの実際に起こった出来事と対応して考えるために、今よくニュースで騒がれているSDGsや地球温暖化についてインターネットで調べて見たりもしました。 そしてもし自分が今現在技術者としての立場にいるのならばそれらの問題に対してどのように行動すべきなのかなどを検討してみました。
A.知的財産とアイデアの発想 産業や社会の発展・発達のために知的財産権がつくられた。知的財産権がないと、作り出したひとの利益が守られず、創造意欲がわかなくなってしまうのである。 この章を読んで、知的財産権のしくみや意味をよく理解することができた。どうしてレポートでコピペがダメなのかよくわかっていなかったが、その人の利益を守るためであることが分かり、これからは二度とコピペをしないよう気を付けたい。また、特許を取得できるようなアイデアを発想したいと思うようになった。 p.142品質管理が目的とすること 品質管理が目的とすることとして、製品を含むあらゆるサービスを顧客の望むよりよいものをより安く、必要な時に安全に使えるように、PDCAサイクルを回し、製品と仕事のやり方を総合的に維持・改善することを目的としている。 これを読み、品質管理部門がないとどの会社もうまくいかないと思った。また、消費者と会社をつなぐ、重要な役割を担っていると感じ、関心をもつきっかけになった。 技術者による実践的工学倫理から実験廃液について紹介する。 実験などで出た廃液は種類別に廃液用の容器に捨てなければならないが、廃液をこぼし、廃液が排水溝へと流れてしまう事件が起きた。主任へと報告した人がいる一方、もう一人は自分の事情により報告を怠った。 よって、報告を怠った方の廃液は田んぼに流れ出てしまった。大きな害にならなかったものの、新聞やテレビ、ニュースで報道された。 この文章を読んで、もしミスをしてしまったら、包み隠さずしっかりと報告することが必要であると感じた。自分たった一人で起こしたミスが、後々多数の人に被害が加わる危険性があるからである。また、ミスが起きないように身の回りの安全確認を徹底してからこれから研究室では実験を行っていきたい。
A. 私は、私が選んだトピックは、「安全と安心は別物」というトピックだ。読んだ感想は、技術者が安全だと思うだけでは不十分であり、大衆が安心しているだけでも不十分であるという点が印象に残った。アスベスト問題や四大公害病などは、その最たる例であり、より安全を保障できるようになってから商品の販売や、工場の稼働を行うべきではないかと考えた。また、技術が高度化するとともに、技術者にも、自分自身が開発した技術を評価することすら容易でない場合が増えているため、分野によっては技術評価の専門家がおり、可能な限り客観的に技術評価がなされるようにしているということを学んだ。 私が選んだトピックは、「品質管理の仕組み」というトピックだ。読んだ感想は、品質管理とは、「品物やサービスの良さを示すものと言う考え方」が広がり、現在ではそれに加えて、顧客の要求にあっているのか、また、PDCAサイクルを回して製品と仕事のやり方を総合的に維持、改善する活動のことを指すということが印象に残った。品質管理と似た言葉で品質保証があるが、両者の明確な違いは、品質保証ができあがった製品を対象とした「買い手視点」の活動であるのに対して、品質管理はこれから製造する製品を対象とした「作り手視点」の活動である。また、品質保証は、多くの部門を対象とした全体的な取り組みである。購買・設計・製造・出荷・販売・カスタマーサービスなどの各業務が、要求される品質に見合っていなくては、保証が成り立たないためである。一方、品質管理は、製造過程に対する取り組みであり、品質保証の枠組みの一部である。
A.私は各教科書でなぜいま工学倫理なのか、品質管理が目的とすること、事故防止と安全作業の心がまえを選んだ。なぜいま工学倫理なのかについては工学倫理なんて常識の範囲内のことだろうと思っていたが様々な思惑が絡んで原子力発電所トラブル隠しや自動車会社の無資格者による出荷検査問題、建築士によるマンションやホテルの耐震強度偽装など社会問題や経済問題に発展しており技術者に対する目が厳しくなっている。今後このようなことを起こさないために今のうちに工学倫理を学習しておく必要があると感じた。品質管理が目的とすることについては品質管理におけるPDCAサイクルはPlan(計画)-Do(実施)-Check(確認)-Action(処置)であり、これを回すことで現状の課題を見つけ出し、改善し進捗を行わなければならない。これができないと問題点を見つけ出すことができずずさんな管理や経営ができないと感じた。事故防止と安全作業の心がまえについては私は有機化学系の研究室に仮配属することになりよく保護メガネを着用して実験するようにといわれているためこのトピックと関連深いと感じたからである。事故防止や安全作業の基本はきまりを守り安全作業に適した服装をすることだと学んだ。これ以外にも興味深いトピックもあった。例えばエネルギー貯蔵についてである。そに例であるリチウムイオン電池は幅広い分野で活躍しておりメリットとしては何度も繰り返し使用できるがデメリットは長時間充電を満タンにしていると劣化してしまうことだ。
A.「(社)近畿科学協会 工学倫理研究会 編著,技術者による実践的工学倫理第4版,化学同人」に目を通した選んだトピックは「工学倫理をはじめるにあたって」の「工学倫理とは」を選んだ。工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚をもつことにある。私は将来技術者になるため知識を付けなければならない。知識がないのに技術者を名乗ると倫理違反になるためである。 次に「松林光男/渡部弘 著,イラスト図解 工場の仕組み,日本実業出版」の「品質管理」、「安全」、「環境」から選んだトピックは「品質管理が目的とすること」の「品質は顧客全体で生まれるもの」のトピックを選んだ。まず品質とはJISの定義によると「品質またはサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための固有の性質、性能全体」となっているが時代とともに変化してきている。これからは製品だけでなくそれらを含むあらゆるサービスが顧客の要求に合っているかが大切なのである。確かにこの情報化社会にはありとあらゆるサービスがあると思う。この時代になって顧客のニッチなサービスにも適用できるようになった反面、顧客の要望に応えるようより新しいサービスを考えなければいけない大変さがあるのではないかと考える。 最後に「小林一也,工業技術者倫理、実教出版」の「2人と技術と環境」「3知的財産とアイデアの発送」「4事故防止と安全作業の心構え」から選んだトピックは、「2 人と技術と環境」の「社会生活と産業」から「産業構造と就業構造」を選んだ。日本の労働力人口は約6617万人であり、総人口に占める割合は約51.9%である。そして第三次産業が一番多くを占めている。私は産業の根幹にある第一次産業が一番少ない割合なことに驚いた。第一次産業がなくなれば、その他の産業もなくなってしまうと思う。
A.・雑誌情報 予習報告書 著者 坂下慶希 提出日 2022年10月19日 参考した教科書 技術者による実践的工学倫理 イラスト図解 工場のしくみ 工業技術基礎 ・要旨 自分は、将来技術者になった時に必要になる知識や見識をより深く学ぶ為、授業が始まる前段階から教科書3冊を熟読しました。予習報告書には、自分が1番参考になった、または知らなかった分野を特に調べ、まとめました。「技術者による実践的工学倫理」では、製造物責任法について、「イラスト図解 工場のしくみ」では、工場での品質管理について、「工業技術基礎」では知的財産権について報告しました。 ・合格に関する根拠 将来自分は開発職に就きたい、化学系の分野の技術者になりたいと思い、自分も技術者目線で何が一番大事であるかを考えた時、顧客、いわゆる消費者のことを第一に考えたいと思い、教科書を読みました。 「技術者による実践的工学倫理」では、昔消費者が製造物によって被害を被った際の法律が民法基準であったことには驚かされました。当時の日本は、海外の事例や日本の事件が起こってからやっとPL法が施行され、今現在のような日本がある、ということを知ることが出来ました。 「イラスト図解 工場のしくみ」では、私生活ではしれない工場での大量生産を行うために必要な3つの品質管理について知ることが出来ました。以前バイトとしてピザ工場で働いてたので、全国に最高品質のピザが満遍なく運ばれるまでの過程で品質を保つために何をしていたかを考えながらまとめました。 「工業技術基礎」では、知的財産権のことについて調べ、特に生活している中で耳にする著作権について理解しました。1900年代後半にできたイメージでしたが歴史は古く、最古の説として江戸時代にはあったと知り、驚かされました。また、死後70年間は保護されるが、有名な名画やバロック音楽がゲームなどに使われるのは昔は著作権という概念がなくあったとしても範囲外である、ということも知りました。
A.1. 【書誌情報】 イラスト図解 工場のしくみ、松林光男+渡部弘 編著 【準備状況】 「3章 さまざまな生産のしくみ・タイプ、工場をタイプ別にとらえる①」を取り上げる。これは生産の方法や形態などによって工場のタイプを2分法で呼ぶことであり、大きく分けて4つに分けられている。そのうちの1つとして「少品種多量生産と多品種少量生産」を特に挙げる。工場を運営する立場から言えば少品種多量生産の方が効率がいいが、買い手の二ーズが多様化した現在では少品種多量生産ができる製品が少なくなった。 私はこの企業とニーズが一致していないことで、「生産したいけどできない」という状況において、企業がどのように行動しているのかがとても気になった。 2. 【書誌情報】 工業技術基礎、実教出版 【準備状況】 「4事故防止と安全作業の心がまえ」を取り上げた。 事故防止と安全作業の基本は「決まり」であり、例えば作業をするときの服装、作業中の私語について、機械や工具類の整理整頓及び点検、万一事故が発生した時の対処法など、こういった初歩的な部分を守ることが一番の事故防止につながっていることが分かる。 このトピックを読んで、見てみるとほとんどが当たり前のような内容が多くあるが、当たり前のことが一番大切なのだと改めて気づかされた。また、基本的に自分で注意して行えるもの(服装や作業中の私語など)が多かったため、自分の命は自分で守ることが大事なのだと思った。 3. 【書誌情報】 技術者による実践的工学倫理 第四版先人の知恵と戦いから学ぶ、一般社団法人 近畿化学教会 工学倫理研究会 著書 【準備状況】 フォード・ピント事件について取り上げる。 設計に無理が生じ、さらに安全性試験の段階で予想される事故が分かっていたのにもかかわらず、賠償金を払った方が得だと結論づけてそのまま生産を続けた結果、たしかに人気を呼んだが事故が増え、最終的に巨額な賠償が求められたという事件である。 この事件を読んで、確かにこの製品は人気を呼び、技術者側の思い通りにはなったのかもしれないが、実際に事故が起き「賠償金を払った方が作り直すよりも得だ」という思考はあまりに危険だと感じた。
A. 「技術者による実践的工学倫理」ではフォード・ピント事件について学習した。フォード社がピントという乗用車を開発したが、開発期間の短縮により安全性に欠陥があった。しかし、安全対策にかかる費用の方が事故発生時に支払う保証金よりも多いと判断し、安全性が保証されていない乗用車を発売してしまった。嘘の商品情報が書いていた場合、消費者は嘘を見抜くことができず、問題が発生してからその事実を知ることになる。利益よりも人々の安全が一番大切なことであり、技術者は安全な製品を届けることを心がけるべきであると考えた。 「工場のしくみ」ではHACCPについて学習した。HACCPは食品の安全性を保証する手法である。原材料の生産から製造、流通、消費までの全行程において微生物や化学物質を調査し、食中毒を防ぐために対策をする。工場では一度にたくさんの食品が作られ、スーパーマーケットなどで売られてから異常に気づくのでは、多くの人に被害を負わせることになるため、全行程をリアルタイムで監視し、不良品を出荷しないようにすることは大切であると考えた。 「工業技術基礎」では知的財産権について学習した。知的財産権には特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権などがあり、創作者の利益を保護する。特許庁に出願して審査を受け、利益を独占する権利を得る。知的財産権について知識を身につけると、自分のつくり出したものの利益を独占できるので技術者が研究を進める意欲にもなるし、知らないうちに他人の権利を侵害することを防ぐことができるため、技術者として知的財産権について学習することは必要であると考えた。
A.技術者による実践的工学倫理を読み、環境・資源問題と工学倫理から資源とエネルギーというトピックを選んだ。天然資源は有限であり、石油などの化石資源だけでなくレアメタルなどの金属資源や食料資源、水資源の枯渇が問題になっている。これらは世界の人口増加と経済成長に伴う急激なエネルギー消費量の増大がもたらしたものである。化石資源の枯渇や原子力エネルギーの安全リスクを考えると、再生可能エネルギーへの転換が重要な選択肢となる。自然エネルギーの利用で日本は世界に後れを取っており、ドイツは日本の原発事故を受けて再度脱原発を決めた。主力は風力だが、菜種油由来のバイオ燃料「バイオディーゼル」も世界で普及している。また、バイオマスを利用した「バイオ燃料」の開発も進んでいる。アメリカは2005年、ガソリン消費量3.8億kLに対し1500万kLのバイオエタノール燃料を供給し、2006年には自国のトウモロコシ生産量の20%を燃料に転換した。その一方で、その後の石油価格の高騰が食料資源の燃料化を加速させ、国際的な食料価格の高騰を招き、途上国の食糧難を深刻にしてしまうという問題が発生した。再生可能エネルギーへの転換は自然エネルギーを利用するための技術面だけではなく、市場経済など倫理的な課題への影響にも対応する必要があるのだと分かった。自分が想像していた以上に環境問題は複雑なものなのだと思った。 イラスト図解 工場のしくみを読み、食品の安全品質を守るHACCPについて紹介する。HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Points:危害分析重要管理点)は食品の安全性を高度に保証する衛生管理や品質管理の手法として開発されたものである。基本的な考え方は原材料の生産から製造・加工、保存、出荷、流通、消費の全工程で発生するおそれのある微生物や化学物質、異物にどのようなものがあるかを調査・分析し、その結果に基づき安全性を確保するためにどの段階でどのような対策を取るべきかを決めるというものだ。最終製品の抜き取り検査により安全性を確認するという従来の衛生管理手法では、すべての製品が安全であるという保証が得られないのに対し、HACCPでは全工程をリアルタイムで監視・記録するため、異常に対して速やかに対策を取れるため不良製品の出荷を未然に防止し、すべての製品の安全性を確保することができる。自分のアルバイト先のスーパーでHACCPが導入されていて、製造業ではないため疑問に思っていたが、HACCPが製品の全工程を監視するものだと知り納得した。また、自分の身近なところでも新しい品質管理の手法が取り入れられているのだと実感した。 工業技術基礎を読み、4事故防止と安全作業の心がまえについて紹介する。事故防止や安全作業の基本は「きまり」を守ることである。工場現場においても各工場で「安全第一」の標語を掲げ、生産能率よりも安全を優先させて労働災害の防止に努めながら生産活動にあたっている。作業に適した正しい服装で、集中して真剣に作業に取り組むこと、実験・実習室は整理・整頓・点検に努めること、共同作業中は他の作業者の安全にも配慮することなどが安全作業の基本である。 インターンシップなどで工場見学をする機会が何度かあったが、すべての工場で安全第一が掲げられ、見やすい位置にきまり事や注意事項が書かれていたり、安全のために様々な説明を受けたりした。実際の現場でこのトピックにあるような安全への取り組みがしっかりとなされていることからも、事故防止・安全作業への取り組みは重要なものであるのだと思った。
A.「4 事故防止と安全作業の心がまえ」を選んだ。実習・実験を行う際に心がけることとして以下のことが挙げられる。 1、 事故防止や安全作業の基本は「きまり」を正しく理解し守ること。 2、 安全作業には、必ず作業に適した腕や足が露出しないといった正しい服装をすること。 3、 作業をするにあたり、気持ちを集中させ、手順を把握し、体調が万全の状態で真剣に取り組むこと。 4、 実験・実習室は、常に清掃に心がけ、使用した試薬は元の場所に戻すなど整理・整頓・点検に努めること。 5、 変調や異常に気がついたら報告し、作業中の安全に努めること。 6、 共同作業では、合図を出すなど他の作業者の安全にも配慮すること。 7、 万一、事故が発生した時の対処を理解しておくこと。 感想としては、事故防止のためには実験手順の予習や対処法の理解など個人として気をつけるだけではなく、実習室や共同作業者の事故防止にも配慮することが必要なことがわかった。 教科書46ページのハインリッヒの法則を選んだ。ハインリッヒの法則とは1929年にアメリカの損害保険会社の技師であるハインリッヒが発表した法則で、重傷な事故の背景には、事故にはいたらないような軽傷事故や不安全な行動や状況の繰り返しがあるというものである。重傷な事故を減らすためには、そのような不安定な行動や状況をなくすことが重要であり、安全意識の徹底・不安全行動の撲滅・危険予知活動が不可欠である。 このトピックを読んで大きな事故に至るには、注意な行動や周囲の状況があって起こるものであり、また、個人だけで安全意識の徹底や危険予知活動を行うのではなく、組織全体で意識していく必要があることがわかった。 日本では火力発電が主流であるため、省エネ・温室効果ガス対策が重要視されている。エネルギーを一定異常使う事業者には、省エネと温室効果ガスの削減を目的とするため、エネルギーの使用状況の把握・報告が省エネ法によって要求されている。また、工場では対策の推進責任者を置き、省エネに取り組む必要がある。
A.予習報告書の内容としては私は品質管理を選び、品質管理は企業において非常に重要な部門であって企業においては品質管理の最高責任者は企業の社長でありつまり企業において会社の命運を左右するとても重要なものであり、また品質管理は安全性を評価するものであることから、品質管理は会社の利益に関わる大事な部門でありこの品質管理があるからこそ商品の安全性は保障されている訳でありしっかりであること、知的財産は創作者の利益を保存するのに非常に重要であり大変大切なものであり、またアイデアの発想としてはアイデアは体験や睡眠または外界との遮断などで生み出されることがあり非常に重要である。またアイデアを発想したとしてもそこから先行調査が必要であることを予習した。この予習から私はこのことから知的財産については前々から知っていたが先行調査については知らない部分が多く存在していたこと予習で学習した。また他の予習の内容としては知的財産とアイデアの発想についても予習した。知的財産は創作者の利益を保存するのに非常に重要であり大変大切なものであり、アイデアの発想としてはアイデアは体験や睡眠または外界との遮断などで生み出されることがあり非常に重要であることを予習した。また予習してアイデアの発想についてはアイデアを発想したとしてもそこからそれがしっかりしたものなのかなどの様々な観点から考えることが必要であり先行調査が必要であることを予習から学んだ。
A.[予習報告書] 日本で高度経済成長期に労働災害が多発したのは、もはや言うまでもない。その失敗から日本は、国を挙げて労働災害の減少に取り組んだ。その結果、2017年の労働災害による死者数はピーク時の7分の1まで減少した。その間労働人口は1.8倍にまで増加していることから、労働災害の発生率が大きく減少したことがわかる。これは現場の技術者や作業員たちの地道な努力の賜物である。 しかし設備の安全面に関しては、ほかの先進国と比べると大きく劣っている面がある。これからの日本には、設備の安全面の強化に努め、より労働災害のない労働環境作るという課題がある。 このトピックを読んで、労働災害少なくなっていることに関しては分かった。しかし実際減っているのは労働災害による死者数であり、労働災害による被害者自体はまだまだいるということも分かった。もちろんピーク時に比べれば減っているだろうが、それでも少ないといえる数ではないと思う。だからこそ、労働者の安全意識はもちろん、設備の安全面の確保が必要であるのだなと思った。 人類の技術は大昔から飛躍的に向上していっている。特に18世紀後半の第一次産業革命からは、人類の技術力は革新的に上がっている。それに続き19世紀後半の第二次産業革命、20世紀後半の第三次産業革命と、技術革新は次々起こっている。そして現代は第四次産業革命と言われている。第四次産業革命で研究・開発が行われている自動車の自動運転技術は、交通事故の減少が期待でき、ドローンの空撮による3次元計測データの活用は、農林水産業や建設業、鉱業の生産性に飛躍的な工場をもたらす可能性を秘めている。 私が小学生の頃は、スマホはあまり聞いたことがなく、ガラケーが中心だったイメージがある。しかし今ではスマホが当たり前で、小学生も持っているのが防犯上の理由などからあたりまえになっている。このようなところからも技術革新はみられるなと思った。 製造業では安全に対する大切な配慮がある。一つは作業環境管理の点である。有害要因を取り除き、適正な作業環境を確保することである。もう一つが作業管理である。作業に伴う有害要因の発生を防ぎ、作業者の安全を確保することである。最後に、健康管理である。作業者の肉体的かつ精神的な健康状態を常に健全な状態に維持するように管理することである。 このトピックスを読んで、私は昔アルバイトとして働いていた場所を思い出した。そこでは有害物質の発生がなかったことはもちろん、こまめな休憩が認められ、先輩方も親切だった。また、休憩室では塩分補給ができるようなタブレットを配布していたりと、安全や健康に対する配慮が十分になされていた。こういった取り組みが、作業員のモチベーションにつながり、効率アップにもつながるのだなと思った。
A.近畿化学協会工学倫理研究会編著,技術者による実践的工学倫理第4版では、バイオテクノロジーと工学倫理というトピックを選んだ。 遺伝子組み換え技術を用いた実験を行う人間として、遺伝子操作された生物が環境に与えうる影響を常に理解しておく必要があると改めて感じた。 また、実験に使用しているモノが動物であれ植物であれ、命ある生物を研究に使っているという倫理観を大切に研究に携わりたいと感じた。 松林光男/渡部弘著,イラスト図解 工場のしくみでは、品質管理と安全性の関係についてをトピックに選んだ。 製造業とは常に変革の流れの中にあり、その中で製造を続けていくためには、企業が高い倫理性を保ち、ルールを遵守して正しく運用することが何よりも大切であると感じた。コストパフォーマンスの向上を求めるがために、他の安全性などの品質管理を怠るような技術者にはなってはならないと改めて思った。 小林一地,工業技術基礎、実教出版では、「2.人と技術と環境」を選んだ。 我々人類は技術を発達させることで発展した文化を築いてきたが、豊かさや快適性を追求するあまりに、大量の生産物やエネルギーを消費し地球の環境破壊や資源の減少といった問題も引き起こしている。モノづくりに携わろうとしている人間として、循環型社会と省エネルギー 型社会を念頭に置き、人はもちろんのこと環境に対して も快適で豊かな製品開発を行える技術者になりたいと感じた。
A.予習報告書に記入した通り、しっかりと教科書を手に入れ、一通り目を通しました。その中でも1番心に残ったのは以下に示すような内容です。 私は、知的財産管理技能検定3級を所持しています。ですので、「3知的財産とアイデアの発想」が1番心に残りました。 私は、技術者たるものその技術を取りまとめる規則を知っていて当たり前と考えています。素晴らしい技術を発明したとしても、規則を知らずに他の者にその技術を取られてしまったら、自分が発明した意味がないからです。ですので、知的財産に関連する知識を有しているということは、必要なことだと思います。 また、アイデアの発想にブレストを用いることはとてもよいことだと思います。どう思われるかということを気にせず、思いついたことを口にすることができるからです。インターンシップでブレストをしたことがありますが、効率よく沢山の多様な案を出すことができました。 このように、予習をするということはとても大事なことです。授業でやるときにはもう一度目を通した内容に触れるということになるため、圧倒的に定着率が変わってくると思います。定着するということは自分の身になっているいうことと同義であるため、将来の自分にとって必ず良い影響をもたらしてくれると思います。どんどん自分の知識という率いだしのレパートリーを増やすことで、さらに深みのある人間になることができ、より充実した人生を送るためのキーになると思います。
A.ハインリッヒの法則を選んだ。ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)は、アメリカの損害保険会社の安全技師であったハインリッヒが5000件以上の労働災害を調査した際の内容をもとに発表した法則である。ハインリッヒの法則は、同じ人間が起こした330件の災害のうち、1件は重い災害があったとすると、29回の軽傷、傷害のない事故を300回起こしている。というもので、300回の無傷害事故の背後には数千の不安全行動や不安全状態があることも指摘している。事故の背景には危険有害要因が数多くあるということである。 ハインリッヒの法則は発表されて以来世界中で災害防止のため、多くの企業で自己への注意喚起のために活用されている。現在でも製造や建設、運輸などの産業界をはじめ医療や行政など様々な業界にも広く活用されている。 ハインリッヒの法則が発表された40年後には約175万件を超えるデータから導き出されたバードの法則というものが発表された。この法則では、ニアミス:物損事故:軽傷事故:重大事故=600:30:10:1という比率が示されている。 ドミノ理論とはハインリッヒが提唱した労働災害を防ぐためのハインリッヒの法則の段階のことである。災害をなくすためには事故を防ぐべきで、事故を防ぐには不安全行動や不安全状態をなくせばよい、という理論である。「ヒヤリ」や「ハット」思う回数を減らすことで重大な事故が起きる確率を少なくすることができる。
A. 予習報告書として指定された3つの教材を読み、印象に残ったトピックを抜き出して自身の考えと共にまとめ、予習報告書とした。 1冊目は「(社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著、技術者による実践的工学倫理第4版、化学同人」で、これに記載されている内容のうち、トピックとしてバイオテクノロジーと工学倫理(p194?p201)を選んだ。ここでは実験で使用または作成した遺伝子組み換え生物や植物の取り扱いについて書かれていた。2冊目は「小林一也、工業技術基礎、実教出版」で、この中から4事故防止と安全作業の心がまえを選んだ。このトピックでは事故の発生を防ぐための心がまえが7つの項目に分けて書かれていた。3冊目は「松林光男/渡部弘 著、イラスト図解 工場のしくみ、日本実業出版」で、この中の環境と安全への品質基準(p182?p183)からトピックとしてHACCPと呼ばれる食品の衛生管理手法を選んだ。HACCPとは製造プロセス全体で正しく作られたかをリアルタイムで監視し、不良製品の出荷を防ぐものである。食品には残留農薬や不祥事などの問題があり、消費者が安心して食品を選ぶための判断材料としてHACCPが存在している。 技術者倫理を受講するにあたって、これらの教材は授業の理解を深めるために必要であると感じたため購入し、一通り目を通した。特に1冊目の技術者による実践的工学倫理第4版には法律や倫理に関するキーワードが過去の事例と共に書かれており、予習としていくつか目を通した。
A.予習報告書を作成するにあたって、教科書を購入し、読み進めた。まず、バイオテクノロジーと工学倫理について読み、遺伝子組換え技術をはじめとしたバイオテクノロジーについて知った。バイオテクノロジーの一つである遺伝子組み換えなどで作られた動物および植物は生態系を破壊してしまう恐れがあるため、厳重に管理する必要があると学んだ。 次に、知的財産権について学んだ。知的財産を守るための制度は数多く存在しているが、その中でも「特許権」に着目した。特許権は、条件を満たした発明に関して認められる権利であり、最近ではその手続きを簡素化する制度が構築されている。これに関し、私は手続きを簡素化するのは誰でも特許を申請しやすくなり、知的財産を守ることにつながると考えられるため、非常に良いことであると考えた。しかし、その一方で特許を巡る情報のやり取りなどが激化してしまうため、取得するべき人が正当に特許を取得することが出来ているのかどうか疑問を持った。 最後に、p.124の「安全第一」が意味することを読んで、工場で行われている安全に対する配慮について知った。製造業では、条件を満たした事業場において「安全衛生管理体制」によって労働衛生管理体制が定められており、整備が義務付けられている。このように、労働環境においての安全性を高めるために管理が徹底されていることを学び、事故を防止することに対しての意識が高めるということはヒヤリハットを防止することに直結すると考えているため、非常に重要なことであると考えた。 このように、予習報告書を作成するにあたって教科書を読み進めることで、授業を受講する際の理解度向上に努めた。
A.「書誌情報」 報告書の題目:教科書は準備しましたか? 著者:山崎健笑 提出日:2022/10/6 キーワード:予習 「要旨」 「安全と安心は別物」というトピックについて、技術者が安全だと思うだけでは不十分だし、大衆が安心しているだけでも不十分です。最近になって安全・安心という言葉が頻繁に使われるようになりましたが、技術者は、安全と安心は別物だということを意識しなくてはなりません。技術者には安全であることを判断できる知識や経験だけではなく、大衆が安心できるように説明する能力も必要です。 「品質管理」のトピックについて、品質とはJISの定義によると「品質またはサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための固有の性質・性能の全体」です。言い換えると、「品物やサービスのよさを示すもの」となります。管理について、ある業務のレベルを維持・改善することで考えると、米国のデミング博士によってつくられたPDCAサイクルと呼ばれる手法が非常に有用であり、会社のあらゆる業務に活用されています。これらをもとにすると、品質管理とは、「製品を含むあらゆるサービスを、顧客の望む良いものを、より安く、必要な時に、安全に使えるようにPDCAサイクルを回し、製品と仕事のやり方を総合的に維持・改善する活動」ということになります。 「人と技術と環境」のトピックについて、私たちの生活を豊かにするためには科学技術の発展は必要不可欠ですが、地球環境を守っていくためにもSDGsの達成を目指していく必要があります。 「合格に値する根拠」 教科書3冊の読み込み:7時間 報告書へのまとめ:1時間
A.【書誌情報】 報告書の題目著者:川上凜太朗 提出日:2022年10月19日 キーワード:予習 【要旨】 「バイオテクノロジーと工学倫理」 私は上記のトピックについて選んだ。ここでは遺伝子組換え技術、クローン技術、万能細胞などが取り上げられていた。 遺伝子組換えやゲノム編集技術によって作られる動植物は厳重な管理を行う必要があり、それが自然界を保護するのに繋がるのだと学んだ。特に遺伝子組換え技術は食品などで私たちの身近に存在する。ここから、これらのテクノロジーは我々に密接であると感じた。また、クローン技術には倫理問題が強く結びついてくる。バイオテクノロジーは身近に存在するものであるため、今後どのように関わっていくかが大切だと感じた。 「安全な食品を守るHACCP」 もともとはアメリカの宇宙食製造に当たり、食品の安全性を高度に保証する衛生管理手法として考えられ、米国航空宇宙局(NASA)により開発されたものである。HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法のことである。 HACCPは安全を示す一つの指標であるため、消費者は安全な食品を判断することができるようになる。また、企業側も食品の品質管理や衛生面で徹底できなかった点が見えてきて、より良い製品の製造に繋がるのではないかと感じた。 「4事故防止と安全作業の心がまえ」 私は上記のトピックを選んだ。 実験、実習や工場現場での事故防止、安全作業のための心構えが描かれていた。大きく分けて7つあり、きまりを守る。正しい服装をする。集中して真剣に取り組む。実験・実習室はつねに清掃を心がけ、整理・整頓・点検につとめる。ほかの作業者の安全にも配慮する。作業中における安全。万一、事故が発生したときの対処。などが書かれていた。 私は研究室に配属されたばかりである。研究室では危険な薬品、高価な実験機器等が多く存在する。事故を未然に防ぐためにも、ここでの心構えをもち、研究に臨みたいと感じた。 【合格に値する根拠】 教科書を購入するまでの時間や、トピックを選び書く時間を考慮すると学習保障時間を確保できたといえるだろう。
A.倫理問題への対応, 日本企業のとりくみの「企業・組織の姿勢」について 日本で工学倫理の話になると、技術者に内部告発を勧めるかどうかについての批判や反発がよく出てくる。全米専門技術者協会や原子力学会では内部告発を義務づけているが、「実践的工学倫理」のめざすところは内部告発を勧めるところではなく、むしろ内部告発などしなくて済むようにすることにある。 また、問われるべきは技術者の倫理ではなく、企業の倫理ではないのかといった議論もされている。これに対しても答えは同じである。 製品やプロセスの新規導入や改良などに際し、各部署の技術者が安全や環境問題について検討する。その際、倫理的な問題がないかも検討すれば組織内で企業の倫理についての議論が行える。 最近では、コンプライアンス活動に倫理問題も含めて教育訓練を行ったり、従業員からの相談や通報を受け付けている企業が多くなってきている。普段から倫理問題を話し合ったり相談したりできる部署があれば、内部告発も少なくなるだろう。 事故防止と安全作業の心構えについて 事故防止や安全作業の基本は「きまり」を正しく理解し守ることである。作業するときは安全な服装で集中して真剣に取り組む必要がある。実験室は常にきれいな状態にし、危険の伴う作業ではどんな危険が伴うかを理解しておくことが必要である。 安全第一が意味すること 工場では事故を起こさないために「安全衛生管理体制」によって労働衛生管理体制の整備が義務付けられている。最近では、非喫煙者や高齢者、障がい等を有する作業者などに対する配慮も細かく規定されるようになった。
A.書誌情報 【予習報告書】教科書は準備しましたか? 加賀谷春菜 提出日:2月7日 品質管理、安心、安全、環境 要旨 技術者による実践的工学論理第4版、イラスト図解 工場のしくみ、工業技術基礎という3つのテキストを用意し、それぞれのテキストの中からトピックを選んで感想を述べた。技術者による実践的工学論理からは、「安心と安全は別物」というトピックを選んだ。「安心・安全」という言葉が頻繁に使われるが、「安心と安全は別物」であるということを意識する必要がある。工場のしくみからは、『「安全第一」が意味すること』というトピックを選んだ。製造業では労働衛生管理体制の整備が義務づけられており、安全で働きやすい職場づくりのため、作業環境管理、作業管理、健康管理の3つの管理を行っている。工業技術基礎からは、「4事故防止と安全作業の心がまえ」というトピックを選んだ。事故防止や安全に作業を行うためには、「きまり」を守ること、作業に適した正しい服装をすること、作業中は集中して真剣に取り組むこと、使用場所の整理・整頓・点検につとめること、作業中の自分自身の安全に注意すること、共同作業ではほかの作業者の安全にも配慮すること、事故が起こったときには冷静に状況を判断し適切な措置をとることが大切である。 合格に値する根拠 授業の開始前にテキストを用意し、目を通してどんなことを学ぶのか予習した。「安全と安心は別物」を読んで、安全だといわれているから安心と考えるのではなく、何をもって安全だとされているのかなどそのものについて詳しく知ろうとする姿勢が大事であると思った。『「安全第一」が意味すること』を読んで、事故を防ぐためだけでなく、事故が起きた場合に被害を最小限に抑えるための対策もしているというのが、安全な環境を保つためにはあらゆることを想定し、備えておく必要があると感じた。「4事故防止と安全作業の心がまえ」を読んで、慣れてきたときこそ、油断せず安全に気をつけて作業するということを改めて意識した。
A.教科書を使って予習復習に取り組んだ。復習としては、授業資料にあった、今まで購入して幸せだと感じた商品について、価格、手に入れた後のメリットなどを踏まえて、富と幸せの関係について考察した。まず、今まで購入して幸せだと感じた商品はゲーム機類であった。その理由としては、暇な時間を楽しい時間に変えたりできたからであった。富と幸せの関係については富が一定の域を超えると幸せの値が上がらない、または下がると考えた。復習としては、レミゼラブルの「ジャベール警部がなぜ自殺したのか、その心情を想像し、主権在民における法と倫理の関係について議論してみましょう。」に取り組んだ。ジャベール警部は法を守り、厳格に対処する人生を送ってきたが、ジャンバルジャンに出会うことで、倫理と法の間で葛藤し絶望することで自殺してしまったと考えた。復習としては、四日市のような事件後の偏見と差別をなくすための技術者の復旧の取り組みを調べ、偏見と差別をなくすために技術者がどのようにしていくべきなのか考えてみた。まず偏見や差別をなくすためにはそれこそ科学的に安全だと正しく示した根拠を、国が周知させていくことが必要だと考えた。技術者はそれをサポートすることが必要である。四大公害に限らず、日本で起きた東北大震災での原発事故による放射能の影響も、例として考えられた。10年以上の年月が経過しながらもまだ偏見が残っているのが現状だと感じる。国と技術者が責任をもって、安全だということを発信していく必要があると考える。これらの取り組みを授業時間外で行った。
A.工学倫理とは 品質管理 人と技術と環境の3つについて述べた。 工学倫理とは危険なものを安全に使いこなす仕事である。 近代技術は危険なものが常に隣り合わせである。火や有毒物質や大きな機械などである。火は人類の文化に大きく貢献してきたものであり、人々が使い方をわかっているはずであるが、人々が死傷する事故や事件がやむことはない。これらを引き起こさせないために危険を安全に使いこなす知恵と倫理的な判断をする能力を身に付けることが必要である。 感想として、人々は気づいてない事が多いと思う。夢中になり周りが見えなくなることは多々あることだと思うが、その時々で一旦冷静になって考えて見れば、倫理に反する行動は起こせないはずだと考えた。 品質管理をトピックにして行う。まず、品質の定義として品物またはサービスが使用目的を果たしているかどうかを決定するための固有の性質・性能の全体となっている。品物やサービスの良さを示すものとなる。製品やサービスそのものの質に目を向け、仕事のやり方と仕組みの質に注意を払うことで 良いものをより安く必要な量を必要な時に納品し、安全に使うことができる。品質の安全が保たれていることが第一条件であるが、安くそれに伴い、供給することが維持できることが大事であると感じた。 ヒトと技術と環境について調べる。 人間はいろいろな現象を発見したり、道具を発明したりして、物作りに生かし、技術を発達させて生活を便利にしてきた。それが近代工業技術につながり、蒸気機関や内燃機関の開発が行われた。高度経済成長と工業技術の進歩が国民生活に豊かさをもたらした。しかし反面、地球の環境破壊や資源の減少という問題も生じる。 環境の豊かさと人の技術による生活の豊かさを両立させることが大事だと感じた。
A. (社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著, 技術者による実践的工学倫理第4版 , 化学同人に目を通し、トピックをひとつ選んだ。私がトピックとしてあげるのは資源とエネルギー問題である。その中でも再生可能エネルギーの普及と展望に注目した。再生可能エネルギーの転換が極めて重要であり、ドイツでは、主力電源を風力やバイオ燃料としている。 私は実際にドイツで数年前にバイオガス発電を見学してきた。その頃日本ではバイオガス発電という名前が少し知り渡ったくらいであまり有名な再生可能エネルギーの方法ではなかったことを覚えている。再生可能エネルギーの転換をしなければ世界はエネルギー不足に陥るため、節電など私自身にできることを行なっていきたいと考えた。さらには就職先として再生可能エネルギーに関わる仕事に就き、社会に貢献したい。 次に、松林光男/渡部弘 著, イラスト図解 工場のしくみ , 日本実業出版に目を通し、「品質管理」、「安全」、「環境」などに関連するトピックをひとつ選んだ。私がトピックとしてあげるのは品質管理が目的とすることである。その中でも品質管理が目指すものに注目した。品質管理とは、「製品を含むあらゆるサービスを、顧客の望む""よいよのを、より安く、必要なときに、安全に使えるように""PDCAサイクルを回し、製品と仕事のやり方を総合的に維持・改善する活動」である。品質管理の活動とは顧客の満足度を上げるためにあることが分かった。品質管理を維持し、向上している方々がいるということを忘れずに生活していきたい。 最後に、小林一也, 工業技術基礎 、 実教出版に目を通し、「2人と技術と環境」「3知的財産とアイデアの発送」「4事故防止と安全作業の心がまえ」からトピックをひとつ選んだ。私がトピックとしてあげるのは「2人と技術と環境」である。その中でも循環型社会と省エネルギー型社会の実現に注目した。循環型社会を形成するにはリデュース、リユース、リサイクルを可能にする必要がある。循環型社会を形成するために私たちができることは限られているが少しでも貢献したい。
A.技術者による実践的工学倫理については「技術者と安全」というトピックを選んで紹介した。 現在の日本の技術は高い品質レベルで評価されているが、これまでの歴史の中で技術不足による事故はたくさん起こっている。JR福知山線脱線事故はその事故の一例である。運転歴11か月の若い運転手が制限速度を超えた速度でカーブに突入して事故を起こした。この直接的な原因は運転手の大幅な速度超過にあったが、自動的に減速させる装置が設置されておれば、事故を防ぐのは可能だったと推定された。前者が一般倫理的目線から議論される内容であり、後者が技術者倫理的目線での議論内容であった。 工場のしくみについては「なぜ機械化・自働化をするのか?」というトピックを選んで紹介した。 自働化には、コスト削減、スピード向上、品質安定、危険作業の代行、そして人手ではできないものをつくるという狙いがある。自働化をすると、規格ハズレの部材はロボットがはじくため、不良が顕在化する。また、人間と違って加工条件が一定なため、できた製品の品質も安定する。それに加え、自動機から加工記録がとれるため、不良原因の分析もしやすくなり、より品質が良くなる。危険作業の代行の例はシンナーの臭う環境で人に代わって作業するため、人体に影響が出ず安全になる。機械化によって人間の仕事が奪われると言われているが、機械化されることによって他の代替できない仕事に手が回せるようになるため、どんどん機械化してもらいたいというのが私の意見である。
A.「技術者による実践的工学倫理第4版」 リスクの評価と工学倫理:危険なものを安全に使いこなすことは、技術者にとって重要なことであると感じた。安全に使いこなすことが出来なければ、けがをしてしまう。リスクを無くすことは不可能だが、リスクを減らすことは可能である。では、どのようにすればリスクを減らすことが出来るのかを考えた。私は、5S活動を忠実に行うのが一番効果あるのではないかと感じた。将来、研究職に就きたいと考えているため、リスクについて学生の時から常に考える必要があると感じた。 「イラスト図解 工場のしくみ」 品質管理:品質をつくり込むために、工程を適切な状態に管理する、企業にとって大切な業務を果たしていると感じました。また、2年生の後期には品質管理という授業も受け、JISやISOについて学んだことを思い出しました。品質管理について調べると、工程管理、品質検証、品質改善の3つがあるとことが分かりました。また、化学バイオ工学科の先輩方は、品質管理の仕事に就く方も少ないということも分かりました。 「工業技術基礎」 人と技術と環境:人類の祖先は石をそのまま道具として扱うところから、今日ではスマホを片手に膨大な情報を得ている。また、車は産業革命により蒸気機関車が生まれ、今日では電気や水素からエネルギーを得て、道路を走り、自動運転の機能もある。人間は様々な現象を発見したり、道具を発明したりして、モノづくりに生かし、技術を発達させて生活を便利で豊かにしてきた。
A.【書誌情報】 (社)近畿化学協会 工学倫理研究会編著,技術者にょる実践的工学倫理第4版,化学同人 松林光男/渡部弘著,イラスト図解工場のしくみ,日本実業出版 小林一也,工業技術基礎、実教出版 【要旨】【合格に値する根拠】 小林一也,工業技術基礎、実教出版より「4事故防止と安全作業の心がまえ」を選び予習した。学生実験を行う際にも細かく注意されていたことだが、将来研究職に就く場合などは今まで以上に安全作業への心がまえが必要になってくると感じた。 松林光男/渡部弘著,イラスト図解工場のしくみ,日本実業出版より「安全」に関するトピックとして『「安全第一」が意味すること』を選び予習した。工場での作業環境に関してだけでなく作業員の健康管理にも配慮することにより、工場での安全を確保していることがわかった。 (社)近畿化学協会 工学倫理研究会編著,技術者にょる実践的工学倫理第4版,化学同人より2章リスクの評価と工学倫理の「リスクとは」を選び予習した。技術者は「絶対安全」は原理的には不可能なことを知っておかなければならないこと、リスクの大きさを考える際「リスクの大きさ=被害規模×発生確率」は単なる乗算ではないことなどを学んだ。 以上3つの教科書等教材を準備することで、技術者倫理を勉強するにあたり最低限知っておくべきことを吸収することができました。そのうえで講義を受けることで理解を深められたと思います。
A. 受講の準備に際し、指定されていた書籍は以下の3冊である。それぞれについてトピックを選び、紹介文・感想を予習報告書にまとめた。 1) (社)近畿化学協会/工学倫理研究会編著, “技術者による実践的工学倫理 第4版”, 化学同人. 2) 松林光男/渡部弘著, “イラスト図解 工場のしくみ”, 日本実業出版. 3) 小林一也, “工業技術基礎”, 実教出版. 1)については、「PCB(ポリ塩化ビフェニル)問題」というトピックを選んだ。物理的・化学的安定性から熱媒体等に用いられていたPCBであるが、日本におけるカネミ油症事件を機に、負の側面が注目されるようになり製造中止されたが、その安定性故に現在も回収品等の処理が続いてる等の問題がある。私は自分が技術によって他社を傷つけてしまった場合を想像し胸を痛めた。最終的に、技術を扱う以上、その発展に常に追いついていなければならないが、私たちと技術の差がかけ離れてしまった時、悲惨な問題が起きてしまうのかもしれないと結論付けた。 2)については、トピックとして「HACCP(ハセップ:危害分析重要管理点)」を選んだ。これは食品の安全性を高度に保証する衛生管理基準で、おおまかには「危害分析→重要管理点の制定→重要管理点の連続的な監視→個別的な食品安全性の確保」という流れをとる。従来の衛生管理手法と比して、全製品の安全性が確保しやすいという長所がある。私は、食事は私たちに最も身近な行為の一つであることから、食品に対してこのように厳格な管理を敷くことは大変重要なことだと感じた。杜撰な管理のもと作られ、安全性の低い食品が世に出回れば、その分悲劇が起こるリスクは当然に高まるのだ。 3)については、「人と技術と環境」から「人と環境」というトピックを選んだ。科学技術の発展に伴う人間活動の拡大により、大気汚染、酸性雨、地球温暖化、オゾン層破壊、海面上昇、生態系への悪影響などの問題が生じる。近年目立つものとして、マイクロプラスチック問題があり、海洋生物の死や生物濃縮等の原因となる。また、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所での放射性物質の漏洩は環境へ甚大被害をもたらした。私は自身の経験を振り返り、2011年の3月11日に何があったかを知らない世代が存在するなど、日本において環境問題への意識が低いことに思い至り、科学技術の功罪を個々人が見つめ直すことが必要ではないかと感想を抱いた。そして、被害が起きている地域に実際に赴き、現地の人の生の声を聞くなど、日本人が環境破壊の立役者とならないよう、身近に存在する技術に意識を向けさせることが重要だと考えた。
A.【書誌情報】 題目:教科書は準備しましたか? 著者:木村萌乃 提出日:2022年10月19日 キーワード:工学倫理 【要旨】 技術者による実践的工学倫理、工場のしくみ、工業技術基礎の教科書を準備し、それぞれトピックを選んで紹介し、感想を述べた。 技術者による実践的工学倫理では「カネボウ化粧品による白斑発症事件」について紹介した。この事故では安全管理部門への報告が遅れたことによる被害の各拡大があったことから、「ホウレンソウ」は大切であると感じた。 工場のしくみでは「品質管理が目的とすること」について紹介した。顧客が求めるものを質だけでなく、納期にも注意を払わなければならないため、仕事のやり方にも注意を払う必要があると感じた。 工業技術基礎では「事故防止と安全作業の心構え」について紹介した。事故防止のために5Sなどを日頃から習慣化することが重要であると感じた。 【合格に値する根拠】 予習課題を通して安全に行うために、正しい判断をするための知識が身に付いた。工業技術基礎を読んで、社会の発展のために事故を起こさないことを一番の目標とし、日頃からの安全に対する意識を持って社会や産業の発展に貢献する。また、他者と協力することで、危険を予防することができると考え、コミュニケーションを図りながら取り組むことが大切であると感じた。さらに、コミュニケーションを取ることで生まれる豊かな発想力を課題解決に活かす。
A.授業開始前に教科書を準備し、それぞれの教科書からトピックを一つずつ選び、まとめた。まず、「2人と技術と環境」から、ものづくりのスペシャリストとして働くためには資格が必要であることを学べた。資格は、技術者の権利や、その技術者のつくった製品を保証するものである。また、資格のある人がかかわったものというのは、消費者の安心感にも繋がる。また、初めのころは技術の進化ばかり優先していたが、落ち着くと、環境への配慮の観点も重要視されるようになってきた。ある程度便利な世の中がつくれたら、そこからは、そのシステムや状況をいかに安定させて持続させるかを考えることにシフトされていく。このようにいつでも現状に満足せずに更なる高みを目指していくことが仕事をする上で、社会を構築していく上で大切である。 「品質管理」から、品質とは顧客全体で生まれるものであることが分かった。品質を保証するには、世界的標準などの基準が必要である。この標準があることで、全国共通の基準で品質を管理することができる。世界共通のルールが設定されることで国同士の争いは起きず、また、消費者も品質に対して安心できる。 2章の技術倫理と技術者倫理から、技術者には知識や技術のみならず、倫理観もとても重要だということが分かった。技術を間違った方向に使用すると、周りの人を巻き込む大惨事を起こしかねない。そのため、技術を身に着けるとともに正しい倫理観も身に着ける必要がある。逆に技術があっても正しい倫理観を身に着けていない人は社会に出て技術者として働くべきではないと思う。
A.用意した教科書について興味があるトピックを抽出しまとめてみた。 バイオテクノロジーと工学倫理というトピックを選んだ。 遺伝子組換えやゲノム編集技術によって作られる動植物は厳重な管理を行う必要があり、それが自然界を保護するのに有用であると学びを得ることができた。 クローン技術は倫理的な問題を多く抱えているため、特に人のクローン作製は国連で「クローン人間禁止宣言」が採択されるまで規制の動きが広がっている。この倫理的問題は今後一生付き合っていかなければならない問題ではないかと感じた。 「「安全第一」が意味すること」を選んだ。 多くの工場に掲げられている安全第一がなぜ重要なのか、なぜそこまでアピールをしているのかを考えるトピックだった。 一言に安全といってもそれを実現するために多くの地味な努力や管理体制が敷かれているという事がわかり、改めて安全第一の重要性と、その実現の難しさについて考えることができたと感じた。 「2人と技術と環境」から人と環境を選んだ。 このトピックは人と環境がこれまでどのようにかかわってきたのか、また これからどのようにかかわっていくべきなのかを紹介している。化石燃料を得ることで人の技術は大きく進歩したが、同時に環境へ与える影響も大きくなてしまい、酸性雨やプラスチックなどによる環境破壊がおおきな問題となった。これを防ぐために、日本では環境基本法が公布された。私たちが今後技術の進歩と環境の保護をどのように両立させていかなければならないのかもう一度考えなければならないのではないかと感じた。
A. 技術者倫理の授業ということで、まず、技術者倫理というのは何であるかを知っている必要があると思い、教科書を読んで予習しました。倫理、という言葉から連想されるのは人として正しいことや道徳心を持つこと、のようなイメージだったのですが、この授業で扱うような技術者倫理や工学倫理といった概念は前提は同じでも少し違うように感じました。工学倫理の基本は、「危険なものを安全に使いこなす仕事」をしているという、明確な自覚を持つことで、技術者は扱う技術をどうにでも使ってしまえるため、その技術がどう社会や環境に影響を与えるかを理解し知識として持っておくことに加え、倫理感を持って技術を制御していかなければならない、特別な職業であるのだとわかりました。 技術者倫理という言葉の概念を理解したうえで、技術者倫理を問われることになった今までの事例を教科書で読みました。オウム真理教サリン事件などはもちろん知っている事例であったし、故意に危害を加えようと技術を行使した場合、このような恐ろしい事態を引き起こせてしまう職業であるのだと改めて理解しました。水俣病などの公害も技術者倫理の問われる事例であり、理解の足りない技術を扱ったり、危害を報告されてからの対応も不十分であったことが原因であったことから、技術者は扱う技術に関する知識の理解に加え、その技術が間違って発揮されてしまった時の適切な対応も必要であるとわかりました。また、雪印乳業食中毒事件など、ちょっとした不注意が多くの人の安全や命に危害を及ぼすこともあり、技術者は人の命にも簡単に影響を与える技術を扱っている自覚を持たなければならないと思いました。
A.予習報告書、横橋日菜子、2022年10月6日、技術者倫理 事故防止と安全作業の心がまえを選んだ。自分自身大学生になってから実験する機会が増え、実験するうえで事故防止、安全作業をおこなうためにどのような点に注意するべきかを学んだ。今回の予習では今まで学んだことの深堀になった。事故防止や安全作業の基本はきまりをまもることこれは非常に重要な考えできまりとは作業に適した身なり、実験する環境は整理整頓点検につとめる、作業中における安全の確保、他の作業する人の安全にも配慮すること、万一事故が起きたときの対処法を知っておくことである。これらの点を抑えることが事故防止につながる。 製造物責任と技術者のトピックを選んだ。製造物責任法は現代社会で消費者の安全を守るうえで重要な役割を果たし、また、技術者の責任の範囲を明確にすることができる。製造物責任はもともと民法709条に示されていた1損害2加害者の故意または過失3損害と故意または過失の因果関係からなっていたがPL法に変わってからは1損害2製品の欠品3損害と欠品の因果関係になったことを知った。この変化がどのように良い影響を与えるのかわからなかったが、読み進めていくとPL法ではこれまでは製造物に明らかな欠陥があっても、欠陥がこいまたは過失によるものであることを立証しなければならなかった点を欠陥が原因でそんがいを被ったことさえ立証できれば損害賠償請求できるようにすることを知った。PL法の制定により、製造物に対しての技術者の責任が重くなり、消費者に提供するまでの確認が増えるため、消費者はより安全に利用できるようになった。このように安全性の向上を促すためにこれまでの法律を改めていくことは重要かつ必要不可欠であると考える。 品質管理は「製品を含むあらゆるサービスを顧客の望む”良いものを、より安く、必要な時に、安全に使えるように”PDCAサイクルを回し、製品と仕事のやり方を総合的に維持・改善する活動」のことを示す。この品質管理によって品質の維持に加え、クレームへの対応による品質向上を行うことができることを知り、生活の安全の確保をする上で重要な役割であると感じた。PDCAサイクルは現状課題に対してPlan目的、達成する方法をきめるDo教育・訓練する、実施するCheck実施の結果をチェックする、Action処置をとるのながれで改善、進歩する。これは製品の品質管理だけなく、今現在の私自身にも実践できると考えた。
A.社)近畿化学協会 工学倫理研究会 編著、技術者による実践的工学倫理第4版、化学同人に目を通し、トピックを一つ選んで紹介した。私が選んだトピックは「組織人であるということ」である。このトピックは組織人に大事なことが主に四つ書かれてある。一つ目は、すべての行為は組織の業務の一部であるということ。二つ目は、なんでも報告・連絡・相談すること。三つ目は、業務に責任を負っているのは、所属部門の上級管理職だけであるということ。四つ目は、組織に甘えた気持ちを持つなということ。 このトピックを読んで、私は技術者や研究者でも組織人であるということの理解がより深まった。どんなことでも「ほうれんそう」をすることは大事だと考えた。さらに、自分の行為にしっかり責任を持つことは大事だと考えた。自分の行為は自分で責任をしっかりととるのはもちろん、組織に所属しているため上司にも迷惑をかけるということを忘れないようにしたいと考えた。 また、松林光男/渡部弘 著、イラスト図解 工場のしくみ、日本実業出版に目を通し、「品質管理」、「安全」、「環境」などに関連するトピックを一つ選んで紹介した。私が選んだトピックは「品質管理部門の仕事」である。このトピックはある品質管理担当者の1日や品質管理部門のする仕事の範囲を述べている。品質管理部門の仕事の範囲は主に、外注部品の品質管理、設計行程管理・変更管理、クレーム・トラブル管理、製造工程および作業管理、製品出荷検査、生産移行および初期流動管理、品質管理監査、ISO9001である。 このトピックを読んで私は、品質管理の仕事は、部品から製造工程、初期流動まで幅広く品質を管理していてとても大切な仕事なのだと考えた。品質管理者のおかげで人の命が守られているのだと感じた。さらに、品質管理部門の仕事の範囲にクレーム・トラブル管理も含まれていることに驚いた。 さらに、小林一也、工業技術基礎、実教出版に目を通し、「2人と技術と環境」「3知的財産とアイデアの発送」「4事故防止と安全作業の心がまえ」からトピックを一つ選んで紹介した。私が選んだトピックは「人と技術と環境」である。このトピックは人々の工業技術の発達について述べている。私たちの祖先は医師をナイフとして用いており、18世紀には産業革命により手工業生産から機械工業生産になり、現在では、コンピュータなどの優れた工業製品が大量かつ安価に生産されている。このトピックを読んで私は、人の技術は素晴らしいと感じた。多くの人々の研究と開発によって現代の私たちの生活はとても豊かになった。しかし、豊かさが増えた分、地球に負担をかけている。そのため、現代の私たちがするべきことは、地球の負担を軽減する技術を開発していくことだと考えた。
A.教科書を用いて本講義について予習しました。 そこで予習の必要性についても学習しました。 予習とはその授業がどんな内容のものか整理整頓し、予備知識を仕入れるための作業にあたります。これがあるかないかで、実際の授業における理解度が大きく変わってきます。あくまで大体の流れが掴めればいいというものなので概要を読み勉強しました。予習段階で理解するまで及ばなかったので、授業の大切さにもきづきました。 今まで勉強してきた中でなぜ気づかなかったのだろうかと思いました。理由は二つあると考えました。一つ目はそこまで予習をしてきませんでした。予習してもどーせわからないと思ってしていませんでした。二つ目はやるのがめんどくさいからです。他にしたいことあるという理由から、後回しにしていました。 この二つの理由を踏まえて私は愚かだと気づきました。理由は予習をしていれば、二度手間にならないということです。私はたいてい授業で理解が半分ほどしかできません。だから復習に時間をかけています。 しかし復習の時間と予習をしてから授業受けるのとでは時間のかかりかたがちがいます。圧倒的に予習した方が良いことがわかりました。 そこで勉強の仕方についても調べました。 特定の単元に対して、通常は授業前に取り組む予習が1回、そして授業が1回。授業後にその単元にあてる勉強をすべて復習と捉えれることができる。 勉強の最終目的は、知識を定着させることです。知識を定着させるためにはいかに復習を充実させられるかがポイントとなり、疑問点を解消しないまま勉強が進んでしまうことを防ぐ意味でも、復習に力を入れることもたいせつである。 ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスは「エビングハウスの忘却曲線」というグラフで記憶の保持率を表した。このグラフは、人が一度手に入れた知識を時間の経過とともに手放していることを示している。 この研究結果からは、一度にたくさん学ぶよりも、間隔を空けて少しずつ繰り返し学ぶことで効率よく知識を定着させられることも分かった。つまり、勉強したことが完全に身につくまで、何度でも復習を続けることが知識を定着させる一番の近道である。 今回のタイミングで学べたので、これからは勉強の仕方を意識していきたい。
A.購入した3冊の教科書について、全体的な内容に予習をした。 その中で、「工場の仕組み」は前期でも使用した教科書で、勉強が足りていないと思っていたので、最も予習にかけた時間が多かったと思う。 予習報告書では、HACCPを選んで、まとめた内容を記述した。
A.工場技術基礎において、事故防止に努めながら安全に作業をすることが最も重要であるということがわかった。これは工場現場においても必須の事象であり、各工場では安全第一を掲げて生産能率よりも安全を優先させている。これはあくまでも目標であり、実際問題、ブラック企業の問題が今現在でも相次いでいることから、会社の上の方が倫理を無視しているのではないかと思った。我々学生がこのような授業を学ぶことは必要だと思うが、年老いた会社の上役にもどうようの授業を学ばせるべきではないだろうか。 工場のイメージは、危険がつきもので事故が多そう、、、という感じがする。しかし実際は、長いこと事故が起きていないことを主にアピールしている。 製造業において、300人以上の事業所となると、労働衛生委員会を設置し、働きやすい職場を目指している。 近年では、非喫煙者による配慮、高齢者障害者の配慮なども細かく規定されるようになった。これらの活動や教育、作業者の自覚によって、危険である職場が安全な職場に変わっていったのだとわかった。 日本は、アメリカが発明した新しい技術を成熟させ、実用的な商業技術に育てるのに多大な貢献をした。この商業的な技術は今現在我々の生活に入り込み、これがなくては生きていけないというレベルになるまで重要になっている。どのような大発明、大発見においても、用途が限られている場合には特段重要視されるわけではないが、成熟した、商業技術となることによって初めて人類に多大な影響を与えることとなるということがわかった。
A.ガイダンスの資料を見て予習した。指定されていた教科書等の教材を授業開始前に準備することができたため、予習報告書を提出することができた。準備したテキストを読み、特に印象に残ったところやその部分について自分自身が考えたことなどを、「【予習報告書】00-01 教科書は準備しましたか?」に記入し提出した。予習報告書にまとめた受講の準備状況について以下に記す。 教科書のI部の4章「専門職と組織人の倫理」を選んだ。 あらゆる専門職は、大衆がもたない専門的な知識・能力をもち、大衆の信頼のもとに職務を行っている。そのため、技術が原因で公衆の安全、健康、福利に害がおよぶような事態が起きると、大衆の信頼を失うことになりその職務を遂行することができなくなってしまう。信頼は一度失うと回復するのにたくさんの時間や労力、資金がかかる。 多くの技術者は組織の一員として職務を行い、組織の利益を守る必要がある。業務に責任を負っているのは所属部課の上級管理職だけであり、この上級管理職に正しい判断を下してもらうために、「ほうれんそう」(報告・連絡・相談)を忘れてはならない。 技術者も組織人の1人であるということが理解できた。自分のすべての行為には自分自身でしっかりと責任をとる必要があることを知った。また、自分の行為が自分だけの責任にとどまらない可能性があることも考えながら、「ほうれんそう」を守って行動していきたいと思った。
A.受講の準備状況 小室奏大 2022年10月8日 技術倫理、技術者倫理、品質管理、事故防止、安全作業 技術者倫理と技術倫理の違い、品質管理、事故防止と安全作業の心がまえについて書籍を読んで理解した。 技術者倫理と技術倫理の違いについて 技術者倫理は技術者は自身が持つ技術を扱うときに正しい運用をするよう努め、他人に危害を加えるといった悪用はしないようにするために求められる倫理のことである。一方で、技術倫理は原子力などの特定の技術についての是非を判断したり、社会に及ぼす影響についてきちんと考えるときに求められる倫理のことである。自分は個人に求められる倫理だけではなく社会的に求められる倫理が存在ことを知ることができた。 品質管理について 品質管理とは客が求めるものをより安く安全に使えるように維持や改善をする活動のことである。つまり、コストをかけてより高い品質にしていくことが品質管理ではなく顧客のニーズに合わせたものをどうやって製造するか考えるということを理解できた。 事故防止と安全作業の心がまえ 事故を防止するにはまず、機器の扱い方を理解したり服装をきちんと着用することが必要不可欠である。そして、あらかじめ行う作業手順はきちんと把握し、体調を万全にしておくことが大切である。また、作業中は集中力を保ち、身の回りは整理しておくことが重要である。 よそ見によって誤った行動をしてしまったりすると思わぬ事故につながることが十分理解できたので、たとえどんなに簡単な作業でも緊張感をもって丁寧に行うことを心掛けるべきだと感じた。
A.予習として教科書を読み、以下の二つのテーマをまとめ議論する。 まず、第2章のコラム01福島第一原子力発電所事故をどう捉えるかについて読んだ。東日本大震災の影響で、福島原子力発電所の事故で周辺地域の住民はもちろん、日本国民すべてに計り知れない影響を与えた。この事故は最悪の事態は防げたものの、予想されるリスクを見誤ったことによって対策が十分にできなかった。本来設置されるはずだった防波堤が費用をかけないで建設に至らなかったのである。原子力技術はとても危険な取り扱いがゆえに失敗が許されない特異的な技術であるがそのなかで今回の事故は起こった。私も宮城に住んでいて地元の気象ニュースでも放射線量のコーナーが設けられているのを見たし、そんな中福島県沖の海鮮が売られていたのを目の当たりにもした。高い原子力技術であっても、一回の事故によって国民の信頼は失われ、風評被害さえも出ていたことを体験した。この体験を心に留め、技術者として何を最前線に作り上げていくかをもう一度考えて活動していくべきだと考えた。 二つ目に「2人と技術と環境」のテーマを選んだ。18世紀後半にイギリスで産業革命が起きたことで技術が大幅に革新し、社会が発展してきた。そして現代では5Gシステムや人工知能(AI)の普及、IoTの推進によるビックデータの活用が新たな分野の経済発展につながることが期待されていることがわかった。実際に以前、私はアメリカの完全無人タクシーの導入や3Dプリンターによる家の制作といった新しい技術発展の記事を見た。前者では無人のタクシーが利用者のところまで行き、街中を走るというものだった。車線変更や交差点といった基本的な走りはもちろん、目的地までの経路や金銭のやり取りも全てコンピュータが行い、利用者を送り届けた後また無人の状態でタクシーは出発する、といったものだった。また3Dプリンターの例ではプログラミングされたプリンターが仮設シェルターのようなものを一から全て組み上げることで重量や制作コストを大幅に削減するというものであった。費用は新車1台分くらいしかかからず、画期的な技術として注目されていた。私は一技術者として近年注目されているSDGsや持続可能な社会を目指すために、製造における副産物などのデメリット、目的物の収率を上げる考え方をしていきたいと考えた。
A.授業が始まる前に必要な教科書を全て購入し、3つの文章を記入した。8時間以上の予習も行いその概要を以下に示した。 [書誌情報]: 報告書の題目 人と技術と環境、著者 小林一也、提出日2022.10.19、キーワード 環境への影響 報告書の題目 品質管理が目指すもの、著者 松林光男・渡部弘、提出日2022.10.19、キーワード 品質管理目標 報告書の題目 安全と安心は別物、著者 (社)近畿化学協会 工学倫理研究会、提出日2022.10.19、キーワード 安全・安心 [要旨]: 安全と安心は別物 →原子力発電が安全だったのに事故がおきたことから安全であっても安心してはいけない。危険を内蔵しない新しい技術を開発すべきである。 品質管理が目指すもの →品質管理が目指すものとして主に2つに分けられ、品質の維持と品質を維持して顧客の満足度向上の2つある。 人と技術と環境 →高度経済成長期で工業技術が発展したが、それにより大量の生産物・エネルギーの消費による環境破壊や資源の減少という問題が生じている。 [合格に値する根拠] 合格に値する根拠は3つある。まず一つ目として一つの文章に関して約300文字程度書いており、全部で1000文字程度記入していることである。紹介するにあたって多少の時間を割いて書いていれば表面的なことしか書くことができず、300文字も書くことはできないと考える。二つ目に全て自分の言葉で書いてあることである。どこかを引用して紹介したわけではなく、一つのトピックを全部読んでまとめ、記入した。3つ目にどこの内容が新鮮で紹介すべき内容か選んで記入していることである。以上のことから合格に値すると考える。
A.授業が始まる1週間前に履修登録を組み、その後山形大学生協に教科書を購入しに行きました。そして予習報告書を書く前に教科書に目を通し、以下のように予習報告書に記入しました。 製造物責任法とは、製造物の欠陥により人の生命、身体または財産に係わる被害が生じた場合における製造業者等の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図り、国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とした法律です。このトピックについて、私はこの法律があることで世界中に日本の製造物がたくさん輸出されており、さらにその輸入国から製品に対しての信用を得ていると思いました。 晶パネルとは2つの基盤をつくるそれぞれの製造工程と、2つの基盤の間に液晶を注入し、その外側に偏光板を貼り付けるセル化工程の3つの工程で構成されています。TFT基盤とCF基盤の2つの基盤をそれぞれ別の工程で作成し、それに液晶を注入することで大まかな作成過程は完了する。ここで液晶パネルの環境への配慮について、液晶パネルを分解した際に発生する物質が生態系を破壊する要素をあまり含まないような作りとなっている。さらに生産過程における廃液などは環境汚染を防ぐために、多くの過程を用いて処理をするなど様々な配慮をおこなっている。 「2.人と技術と環境」についてのトピックを取り上げた。18世紀後半から第一次産業革命が起き、蒸気機関の発明や工場制機械工業が幕開けした。その後19世紀後半に第二次産業革命が起き、かの有名なエジソンによる白熱電球の発明、電気・石油を中心に重工業の発展、大量生産・輸送・消費の時代となった。また20世紀後半第三次産業革命が起き、コンピュータなどの電子技術やロボット技術の発達や生産ラインの自動化が起こり、その後発展を繰り返し現代に至っている。私はこのトピックを呼んで、人間社会は18世紀あたりから現代に至り大きな発展が起きているが、その分環境状態についても18世紀あたりから悪くなっており環境基本法が定められるなど、全てがいい方向に進んでいるわけではないのだと感じました。
A.P83,84のカネボウ化粧品による白斑発症事件について読んだ。 これは有効成分であった「ロドデノール」を含む美白化粧品を使用した消費者の皮膚に白斑が生じた事件である。カネボウ化粧品は美白化粧品54製品を自主回収した。最初のクレームの段階では、安全管理部門への報告は不要と判断した。その後日本各地で同様の症状の報告があり、対策プロジェクトを立ち上げ、被害から1年9か月後に自社の商品を回収することになった。 この事件において、最初のクレームの時点で安全責任者への報告を行うべきだった。初期段階で報告をしていればここまで大規模にはならなかったと考えられる。 感想:私自身が美白化粧品を使用することもあり、このような事件は非常に恐ろしいと感じました。しかも赤くなったり黄色くなったりではなく白だったのも怖いです。美白系の化粧品を使っているから部分的に効いてきたのかな?と考える人もいるかもしれないと思いました。かゆみやぶつぶつがでるといった症状でしたら分かりやすいし、皮膚科にかかりつけやすいので発見は早いと思います。 現在では女性に限らず男性もメイクをするような時代に変化しています。これは化粧品を使用する人口割合が多くなっていることを表していると思います。いままでよりもたくさんの人が手に取る商品なので、品質管理は徹底していただきたいと感じました。色んな有効成分が発見されていくでしょうが、どうかしっかりとテストを行ったり検査を行ったりして我々使用者(消費者)が安心して購入、使用できる世の中を維持していきたいと感じました。
A. 私は「(社)近畿化学協会 工業倫理研究会 編著、技術者による実践的工学倫理第4版、化学同人」、「松林光男/渡部弘 著、イラスト図解 工場のしくみ、日本実業出版」、「小林一也、工業技術基礎、実教出版」を準備した。そして、それぞれの教科書に一通り目を通した。そこで、印象に残ったトピックをそれぞれ1つずつ選んで感想を記述する。 まず「技術者による実践的工学倫理第4版」については、第1章の「工学倫理を始めるにあたって」を選んだ。将来、技術職に就きたいと考えているので、工学倫理を学ぶことは非常に重要だと思った。特にこの教科書は過去の事故や事件などを例として出したり、コラムとして掲載されていたりしているので、非常に読みやすいと思った。 次に「工場のしくみ」については、「安全」を選んだ。キャノングループの環境憲章としてQCDにEが加えられた思想があると書かれていた。Eは「環境保証ができなければつくる資格がない」という意味であり、環境に配慮した生産活動形態が様々な意味で安全な製品を作る上で大事だと学ぶことができた。 最後に「工業技術基礎」については、「人と技術と環境」を選んだ。このトピックでは社会と産業の関係、工業技術と生産業、産業と環境問題、技術者倫理などについて書かれていた。工業技術が発展することで人々の生活が豊かになっていったが、課題も生まれてきた。それをどう解決するかをこれからしっかり考えていかないといけないと思った。
A.【書誌情報】 題名:「森永ヒ素ミルク事件 品質管理の重大さとは」 「安全な食品を守るHACCP」 「特許権のグローバル化」 著者:鎌田美貴 提出日:2022年10月17日 キーワード:品質管理,安全性,信頼性,HACCP,グローバル化 【要旨】 【技術者による実践的工学倫理 第4版】 トピック:森永ヒ素ミルク事件〈p.167〉品質管理の重大さとは 1955年森永乳業徳島工場製の粉乳にヒ素が混入し,130人の死者と1万人を超える発病者を出した.多くの被害者は乳幼児であった.第二リン酸ソーダの規格の設定や品質検査を実施せず約2年間使用していた. 事務系工場長は無罪となったが,技術系の製造課長には責任者として禁固3年の実刑が言い渡された. 感想: 品質管理業務は顧客が製品を手にするまでの安全を最終的に保証するいわば最後の砦である.特に食品や医薬品など実際に口に入れる製品は特に細心の注意を払わなければならない.よって受入検査から出荷検査まで何重にもなる検査を行うことが義務付けられている.お客様が何も考えずに購入する製品だからこそ,品質管理を怠うことはあってはならないと思う.特にこの事件は未来を担う乳幼児が多く犠牲になったことがとても社会問題として大きく取り上げられた要因であろう.乳幼児は匂いなどで製品の危険に気づくことができないため,とても悲惨な事件であったと思う.いまや品質保証が会社の信頼性といっても過言ではない.一つの事件が大きく信頼性を失い,お客様に製品を手に取っていただく機会を失うことになるだろう. 私たち技術者は製品を安全にお客様に利用していただくために,製品の危険に関する知識を高めていかなければならない.化学的な分野があまりわかっていない周囲の社員への基本的な安全講習なども行い,全員で危機管理を行えばこのような事件は起きなかったのではないか. 【イラスト図解 工場のしくみ】 「安全な食品を守るHACCP」(p.152-153) 製造プロセス全体で製品が正しくつくられたかを監視するHACCPという食品の衛生管理手法がある.私たちの製品に対する安全性は様々な制度において保証されている.HACCAPはこの食品の安全を高度に保証する衛生管理や品質管理の手法として開発された制度である. HACCP(ハセップ:Hazard Analysis and Critical Control Points〈危害分析重要管理点〉)は,原料の生産から消費の全工程にわたって発生する恐れのある微生物や化学物質,異物にはどのようなものがあるかを調査・分析する.その分析結果に基づき,明らかになった「危害」の中から,食中毒の発生を防ぎ,安全性を確保するためには,製造工程のどの段階でどのような対策をとるべきかをきめる.さらに,定められた重要管理点ごとに,工程が正常に稼働しているか(温度,pH,加熱時間など)いついて連続的に監視し,一つ一つの食品の安全性を確保する.従来の衛生管理は主に最終製品の抜き取り検査(微生物の培養検査)により行われてきたが,HACCPでは全工程においての危害リスクをリアルタイムで連続的・継続的に監視し,記録する.これにより,不良製品の出荷を未然に防止し,すべての製品の安全性の確保につながる. 感想: HACCPを構築していくための手順に「7つの原則と12の手順」というものが盛り込まれている.この原則や手順が盛り込まれていることによって,食品が平等に衛生的に保たれているのだと感じた.HACCP管理のチーム編成からデータの記録・保存方法までをこの制度で管理することによって不正やデータの改ざんというものができなくなったことが衛生管理の強化につながったのだと思う.また,これの導入により製造スタッフがミスを隠そうとすることや,安全性を保つといった意識の向上にもつながることが考えられる.また,リアルタイムで製品を監視することで,製造中何回にもわたってリスクを検査することができる.これによって顧客のもとに不良品が届くことをかなりの確率で防ぐことができるようになったと考えられる. 日本では2020年6月からHACCP導入の義務化が始まった.これにより日本の食品衛生はさらに向上するものであると考えられる.すでにHACCPを導入している製品しか輸入しないということを行っている国も見られるので,義務化によって世界中の人々に日本の安全な製品を食べていただくことにつながると思う. 【工業技術概論】 「特許権のグローバル化」 わが国で取得した特許は,ほかの国では認められない制度となっている.外国で権利を得たい場合には,その国に申請して取得する必要がある.最近では世界各国が条約を結び,この手続きを簡素化する制度「国際出願制度」が構築されつつある. 感想: 私は特許の国際化を迅速に進めるべきであると考える.グローバル化によって海外進出している企業も増加しており,もはや特許制度が難しい法律となってきているのは間違いないと思う.世界の特許出願の総数はパリ条約が締結された1990年代では100万件前後であったが,2018年には約330万件に達しているというデータもある.現在は中国が世界一の出願大国である.このように昔と比べてグローバルな権利を取得したいという人が日本人のみならず世界にもたくさん存在することが分かった. また,コンピュータ技術やバイオテクノロジーなどの新技術への特許に申請なども問題としてあげられ,特許技術は大きく変わる必要があると思う.様々なものに特許を申請するためには,特許の国際化は必要不可欠であると考える. 【合格に値する根拠】 ディプロマ・ポリシーより,倫理に正しい判断をする能力を身に着けるとある.この報告書は,倫理の正しい判断において実際に起きた事例を基として,自分がどのように思ったのか,どうしなければならなかったのかを考えるきっかけになっている.また,食品業界においてのHACCPを起点に様々な規格が存在することを理解することで,倫理に対する基礎的な知識の取得につながった. さらに,国際的な視点から多面的に物事を捉え、課題解決を先導できる能力を身に着けるために,特許権を国際的な視点からとらえ,どのような権利であるべきなのかを考えることで,新産業と新技術を創成する能力の基礎的な知識となった.
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大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。